JP2010534645A - 組成物 - Google Patents

組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010534645A
JP2010534645A JP2010517490A JP2010517490A JP2010534645A JP 2010534645 A JP2010534645 A JP 2010534645A JP 2010517490 A JP2010517490 A JP 2010517490A JP 2010517490 A JP2010517490 A JP 2010517490A JP 2010534645 A JP2010534645 A JP 2010534645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
salt according
composition
disuccinic acid
ethylenediamine disuccinic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010517490A
Other languages
English (en)
Inventor
マシュー ロバート ジャイルズ
ニコラス ジョン ディクソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Innospec Ltd
Original Assignee
Innospec Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Innospec Ltd filed Critical Innospec Ltd
Publication of JP2010534645A publication Critical patent/JP2010534645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C229/00Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
    • C07C229/02Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton
    • C07C229/04Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
    • C07C229/24Compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton having amino and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having more than one carboxyl group bound to the carbon skeleton, e.g. aspartic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/02Antidotes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents
    • A61P39/04Chelating agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/26Organic compounds containing nitrogen
    • C11D3/33Amino carboxylic acids
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/1026Other features in bleaching processes
    • D21C9/1042Use of chelating agents
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/16Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds
    • D21C9/163Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds with peroxides

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり少なくとも0.7モル当量のマグネシウムを含むエチレンジアミンジコハク酸の塩で、かかる塩は水溶性で、無吸湿性の固形物であることを開示する。さらに、前記塩の調製方法及び使用を記載する。

Description

本発明はエチレンジアミンジコハク酸(ethylenediamine disuccinic acid)(又はEDDS)の塩に関する。また、その塩の調製方法、使用及び前記塩を含む組成物に関する。特に、本発明はEDDSのマグネシウム含有塩に関する。
エチレンジアミンジコハク酸は図1に示される化学構造を有する。

図1
この構造は2つの立体中心を含み、可能な立体異性体が3つ存在する。特に好ましい配置は、S,Sエチレンジアミンジコハク酸であるが、これはかかる化合物が容易に生分解するからである。
エチレンジアミンジコハク酸及びそのナトリウム塩を含む組成物は、特にキレート剤として非常に幅広く使用されている。
本明細書では、「EDDS」という略語は図1に示される構造、及びこの構造においてヒドロキシル基の水素原子の数個が置換された構造を表すために使用される。すなわち「EDDS」は、酸性基のうち1、2、3若しくは4個が中和又は部分的に中和されているコハク酸塩に言及するときにも使用される。
市販されている物質の1つにエチレンジアミンジコハク酸トリナトリウムがある。30重量%のEDDS(遊離酸として発現)又は37重量%のEDDSトリナトリウム(対イオンを含む)を含む水溶液として購入することができる。
エチレンジアミンジコハク酸はまた、固形粉末状で市販される。これは酸としての65重量%の固形の[S,S]EDDS、及び結晶化水を含む。
EDDSは、特に重金属及び遷移金属に有効なキレート剤であるため、しばしば洗剤及び自動食器洗浄剤中に含まれる。
エチレンジアミンジコハク酸トリナトリウムは容易に水溶するため、食器洗浄剤又は洗剤に組み入れることができる。しかしながら、多くの消費者はそれら製品が粉末又は圧縮粉末のタブレットの形状であることをより好むため、液体組成物であるエチレンジアミンジコハク酸トリナトリウムの提供は、製剤時の製造者に相当な課題をもたらす。固形のエチレンジアミンジコハク酸トリナトリウムを白色粉末として単離することができるが、非常に吸湿性が高く、大気より水分を急速に吸収する。
遊離テトラ酸の形態は粉末状で入手でき、粒状化することもできる。しかしながら、水に対して0.3g/Kgしか溶解度を有さないため、洗濯及び食器洗浄の用途における使用に関して、当然ながら他の問題を提示する。
EDDSの水溶性固形物の可用性の欠如が、製品考案者にとって制約となるが、他にも制約となる状況が多く存在する。
本発明者は、容易に水溶し、通常の大気条件下で吸湿せず、簡単に粒状化できるEDDSを含む自由流動性固形組成物を見い出した。
本発明の第1の態様において、水溶性で、無吸湿性の固体であり、エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり少なくとも0.7モル当量のマグネシウムを含むエチレンジアミンジコハク酸の塩を提供する。
かかる塩が、自由流動性粒状物質の形状であることが好ましい。粉末又は粒状であってもよい。
かかる塩を粒状組成物に容易に組み込めることが好ましい。
好ましい実施態様において、塩はエチレンジアミンジコハク酸1モルあたりマグネシウムを少なくとも0.8モル含んでおり、好ましくは少なくとも0.9モル、より好ましくは少なくとも1モル、好ましくは少なくとも1.3モル、より好ましくは少なくとも1.5モル、好ましくは少なくとも1.7モル、より好ましくは少なくとも1.8モル、好ましくは少なくとも1.9モル含み、約2モル含むことが最も好ましい。
いくつかの実施態様において、塩はさらに、例えばカルシウム等の、2族のアルカリ土類金属を含んでいてもよい。エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり最大1.3モルのカルシウムを含むことができ、例えば最大1.2モル、最大1.0モル、最大0.7モル、又は最大0.5モル含むことができる。
エチレンジアミンジコハク酸ジマグネシウムを含む塩、すなわち、エチレンジアミンジコハク酸1モルあたりマグネシウムを2モル有する塩が特に好ましい。したがって、図1のヒドロキシル基の水素原子4個全てが2個のマグネシウムイオンによって置換された化合物が好ましい。
また、エチレンジアミンジコハク酸1モルあたりマグネシウムを1〜2モル有する塩が極めて好ましい。例えば、エチレンジアミンジコハク酸カルシウムマグネシウム(CaMgEDDS)のように、エチレンジアミンジコハク酸マグネシウム(MgEDDS)の式を有する化合物が好まれる。エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり1.5モル当量のマグネシウムを有する塩(Mg1.5EDDS)は、有利な特性を有することも見い出されている。
いくつかの実施態様において、塩はエチレンジアミンジコハク酸1モルあたり0.05モル以上の1種又は2種以上のアルカリ金属を含んでいてもよい。したがって、かかる塩は1種又は2種以上のアルカリ土類金属及び1種又は2種以上のアルカリ金属を含む混合塩であってもよい。アルカリ金属を含む場合は、ナトリウム、カリウム及びそれらの混合物から選択されるのが好ましく、最も好ましいのはナトリウムである。いくつかの実施態様において、塩にはエチレンジアミンジコハク酸1モルあたりアルカリ金属を0.5〜2モル、好ましくは1〜2モル、より好ましくは1.5〜2モル含まれる。したがって、本発明の塩は、例えば、EDDSマグネシウムナトリウム、EDDSマグネシウムジナトリウム、EDDSマグネシウムカリウム、EDDSマグネシウムジカリウムの実験式による化合物又はそれらの非化学量論的に当量の化合物を含んでいてもよい。EDDSマグネシウムジナトリウムの実験式の塩が、有利な特性を有することが見い出されている。
しかしながら、特に好ましい実施態様においては、本発明の塩はアルカリ金属を含まない。特に好ましい実施態様においては、塩はアルカリ土類金属及びEDDSのみを含んでいる。
本発明の塩の「EDDS」の部分は、いかなる立体異性体を含んでいてもよい。したがって、[R,R]−EDDS、[R,S]−EDDS、[S,S]−EDDS及びそれらのいずれかの組合せから選択することができる。
かかる塩は[S,S]−EDDSを少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも90%含む。好ましい実施態様において、塩は本質的に[S,S]−EDDSのマグネシウム塩からなる。
本発明の塩は、通常の大気条件下では吸湿性ではない。本発明の塩は、72時間、通常の大気条件に露出された際に吸収する水分がその重量の10%未満であることが好ましく、より好ましくは5%未満、さらに好ましくは2.5%未満、またさらに好ましいのは重量の1.5%未満である。96時間、通常の大気条件に露出された際に吸収する水分がその重量の5%未満であることが好ましく、より好ましくは3%未満、さらに好ましくは1%未満、またさらに好ましくは0.5%未満、さらに0.1%未満であり、0.05%未満であることが最も好ましい。14日間、通常の大気条件に露出された後、水重量の0.1%未満を吸収することが好ましい。
本発明の塩は、室温で水1Kg中少なくとも8gのEDDS濃度を提供する溶解度を有することが好ましく、より好ましくは少なくとも10g/Kg、さらに好ましくは少なくとも50g/Kg、またさらに好ましくは100g/Kg、さらに125g/Kg、最も好ましいのは少なくとも150g/Kgである。実施態様において、塩は200g/Kgまでの溶解度を有してもよく、好ましいのは190g/Kg、より好ましいのは180g/Kg、最も好ましいのは175g/Kgである。
前記溶解度の数値は、当量のエチレンジアミンジコハク酸の重量で示される、水溶液中に存在するサクシネートの重量を表す。
固形物は結晶化水を含んでいてもよい。結晶化水は5〜45%の量で存在していてもよく、例えば15〜20%存在してもよい。
本発明の第2の態様において、第1の態様の塩を含む組成物を提供する。かかる組成物は、実質的に第1の態様の塩からなることができ、1又は2以上のさらなる成分を含むこともできる。かかる組成物は固形組成物又は液体組成物であってもよい。かかる組成物は、エチレンジアミンジコハク酸トリナトリウム又はエチレンジアミンジコハク酸があらかじめ取り込まれた組成物の形態をとってもよい。
前記組成物は、例えば、洗濯組成物又は自動食器洗浄組成物となることができる。組成物は粉末状で、例えば自由流動性粉末でもよい。その他にも、組成物は、圧縮錠の形態でもよく、又は水溶性ポリマー材料製のシェルに液体又は固体形状で内包されていてもよい。
かかる組成物は粒状組成物でもよい。
本発明の固形の洗濯組成物は、第1の態様の塩を好ましくは0.01〜10重量%含み、より好ましくは0.01〜2重量%含み、最も好ましくは0.1〜0.5重量%含む。
本発明の液体洗濯組成物は、第1の態様の塩を好ましくは0.01〜25重量%含み、より好ましくは0.1〜10重量%含み、最も好ましくは1〜5重量%含む。
本発明の自動食器洗浄組成物は、第1の態様の塩を好ましくは0.1〜60重量%含み、より好ましくは1〜30重量%含み、最も好ましくは2〜15重量%含む。
本発明の洗濯組成物及び食器洗浄組成物は、さらに界面活性剤、ビルダー、漂白剤、漂白活性剤、再堆積添加剤、染料転移阻害剤、酵素、着色剤及び香料から選択された成分を含むことが好ましい。
本発明の組成物は、漂白組成物、洗浄組成物、又はパーソナルケア組成物でもよい。本発明の第3の態様において、第1の態様における塩の調製方法を提供する。
第3の態様の方法は、エチレンジアミンジコハク酸にマグネシウム基を添加するステップを含むことが好ましい。かかる方法は、エチレンジアミンジコハク酸の懸濁液、好ましくは水性懸濁液に、マグネシウム基を添加することを含むことが好ましい。この懸濁液は、水1lあたり酸を10〜450g、例えば50〜200g含むことが好ましい。
適当な塩基であれば、どれでも使用することができる。例えば、塩基は炭酸塩、水酸化物、水素化物、アミド、酸化物から選択してもよい。好ましくは、かかる塩基は水酸化マグネシウムである。
かかる塩が混合塩を含む実施態様において、第3の態様の方法は、カルシウム基及び/又はアルカリ金属基をエチレンジアミンジコハク酸に添加するステップをさらに含んでもよい。
本発明は、EDDS含有材料を用いる任意の使用様式における第1の態様の塩の使用をさらに提供する。
これらの組成物は紙及びパルプの漂白に特に有用である。この態様の組成物は洗濯及び食器洗浄用途においても実用性を見い出せる。上記に詳述したように、第1の態様の塩を他の漂白用途に使用してもよい。
したがって、本発明はキレート剤としての、第1の態様の塩の使用を提供している。具体的には、本発明の第1の態様の塩は、例えば、銅、鉄及びマンガンの遷移金属と重金属とを結合させるキレート剤として使用される。
したがって、本発明は、洗濯組成物又は食器洗浄組成物等の洗剤組成物における第1の態様の塩の使用を含む。
本発明は、農業用途における第1の態様の塩の使用を含む。例えば、かかる塩は、ナメクジ駆除用ペレット、除草剤、葉面散布による栄養補給、栄養補給及び水耕法に使用してもよい。
本発明は、パルプ及び紙の漂白における第1の態様の塩の使用を提供する。これは熱機械漂白と同様に機械漂白及び化学漂白を含む。第1の態様の塩は、金属が除去される洗浄及び漂白が行われる過酸化物の段階である、パルプ漂白のQ段階及びP段階において使用されてもよい。これらの用語は当業者によく知られている。
本発明は、パーソナルケア用途における第1の態様の塩の使用を提供する。例えば塩は、ヘアケア組成物、例えば毛髪染料及びシャンプーに組み込まれてもよい。また、例えばサンクリーム等のクリームの抗酸化物質として含まれてもよい。
本発明は、バイオサイド増強剤としての第1の態様の塩の使用を含む。したがって、バイオサイドの効果を高めることができ、広い用途が見い出せる。例えば、パーソナルケア用途に使用してもよい。
本発明は、家庭用、企業用及び産業用の洗浄用途における第1の態様の塩の使用を提供する。硬表面用クリーナー、浴室及び台所用クリーナー、ボトル洗浄用途又は酪農設備の洗浄における使用を含んでもよい。
本発明はさらに、例えばカルシウム塩及びマグネシウム塩の金属イオン封鎖剤の抗スケール剤として、第1の態様の塩の使用を提供する。
本発明の塩は、例えばバリウム塩及びストロンチウム塩を除去する、スケール除去剤として油田の用途において使用してもよい。
本発明は、例えばプリント基板又は化学メッキ用途の金属洗浄用途における第1の態様の塩の使用を提供できる。
本発明は、例えば抗毒物質として医療用途における、第1の態様の塩の使用を提供できる。本発明は、身体部位への金属の送達を補助するために使用してもよい。
本発明は、例えば安定剤又は抗酸化物質として、食品用途において第1の態様の塩の使用を提供できる。
本発明を以下の制限されることのない実施例を使用してさらに説明する。
化合物の合成
表1に詳述されている成分は、次の方法で調製した。各々の場合において、Enviomet C320(エチレンジアミンジコハク酸(65%の活性))の100g[0.2モル]を1Lの脱イオン水でスラリーにし、Mg(OH)及び/又はCa(OH)及び/又はNaOHの記載された量を添加した。混合物を濾過する前に17時間攪拌した。かかる溶液を濃縮し、生成物を晶出した。白色の結晶性生成物を濾過して回収し、一晩40℃にて真空オーブンで乾燥した。EDDSの含有量をHPLCで、金属含有量をICPで測定した。
各物質の外観を72時間定期的に観察した。観察結果を表2に記録する。
表3は、試料の質量が時間とともにどの程度増加したかを示す。
溶解度
各試料の溶解度が以下のように測定された。固形物質の余剰分を5mlの水に添加し、室温にて一晩攪拌した。この溶液を濾過し、濾液のEDDS含有量をHPLCにて分析した。表4の溶解度の数値は、遊離のEDDS又は存在するコハク酸イオンの量を示しており、関連する対イオンの質量は含まない。

Claims (15)

  1. 水溶性、かつ、無吸湿性の固体であり、エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり少なくとも0.7モル当量のマグネシウムを含む、エチレンジアミンジコハク酸の塩。
  2. エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり少なくとも0.9モルのマグネシウムを含む、請求項1に記載の塩。
  3. エチレンジアミンジコハク酸1モルあたり少なくとも1.8モルのアルカリ土類金属を含む、請求項1又は2に記載の塩。
  4. 72時間標準大気条件に露出したときに吸収する水分がその重量の5%未満である、請求項1〜3のいずれかに記載の塩。
  5. 少なくとも10g/KgのEDDS濃度を提供する溶解度を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の塩。
  6. 自由流動性の微粒子物質状である、請求項1〜5のいずれかに記載の塩。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の塩を含む組成物。
  8. 粒状の組成物である、請求項7に記載の組成物。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の塩の調製方法であって、エチレンジアミンジコハク酸にアルカリ土類金属の塩基を添加することを含む方法。
  10. 過酸化水素、他の含過酸素化合物又はそれらの前駆体を含む組成物の安定性を向上させるための、請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
  11. キレート剤、抗スケール物質又はスケール除去剤としての請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
  12. 洗剤組成物における請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
  13. パーソナルケア又は洗浄用途における、又はバイオサイド増強剤としての、請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
  14. 農業、食品又は医療用途における、請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
  15. パルプ又は紙の漂白における、請求項1〜6のいずれかに記載の塩の使用。
JP2010517490A 2007-07-26 2008-07-22 組成物 Pending JP2010534645A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0714575.8A GB0714575D0 (en) 2007-07-26 2007-07-26 Composition
PCT/GB2008/050610 WO2009013539A1 (en) 2007-07-26 2008-07-22 Composition

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010534645A true JP2010534645A (ja) 2010-11-11

Family

ID=38512909

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010517489A Expired - Fee Related JP5600059B2 (ja) 2007-07-26 2008-07-21 組成物
JP2010517490A Pending JP2010534645A (ja) 2007-07-26 2008-07-22 組成物

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010517489A Expired - Fee Related JP5600059B2 (ja) 2007-07-26 2008-07-21 組成物

Country Status (14)

Country Link
US (2) US8759397B2 (ja)
EP (2) EP2170810B1 (ja)
JP (2) JP5600059B2 (ja)
KR (2) KR101555388B1 (ja)
CN (2) CN101801917A (ja)
AR (1) AR070507A1 (ja)
AU (2) AU2008278794B2 (ja)
BR (2) BRPI0812321A2 (ja)
CA (2) CA2689129C (ja)
GB (1) GB0714575D0 (ja)
MX (2) MX2010000941A (ja)
UY (1) UY31246A1 (ja)
WO (2) WO2009013534A1 (ja)
ZA (2) ZA200908273B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515756A (ja) * 2009-01-26 2012-07-12 インノスペック リミテッド 殺軟体動物活性の増強剤としてのedds及びカルシウムイオンの使用

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0714575D0 (en) * 2007-07-26 2007-09-05 Innospec Ltd Composition
GB0901207D0 (en) * 2009-01-26 2009-03-11 Innospec Ltd Chelating agents and methods relating thereto
WO2010136550A1 (en) * 2009-05-29 2010-12-02 Solvay Sa Process for the bleaching of mechanical paper pulp
ATE534721T1 (de) * 2009-09-14 2011-12-15 Procter & Gamble Reinigungsmittelzusammensetzung
PL2334776T3 (pl) 2009-09-15 2013-04-30 Procter & Gamble Kompozycja detergentu zawierająca mieszaninę środków chelatujących
EP2302026A1 (en) 2009-09-15 2011-03-30 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising surfactant boosting polymers
US8629093B2 (en) 2010-09-01 2014-01-14 The Procter & Gamble Company Detergent composition comprising mixture of chelants
CN102432696A (zh) * 2011-10-26 2012-05-02 南京农业大学 一种金属螯合琼脂糖凝胶的制备方法及其应用
EP3746535A1 (en) 2018-01-30 2020-12-09 Eastman Chemical Company Compositions comprising aminocarboxylate chelating agents
CZ309643B6 (cs) * 2021-07-21 2023-06-07 Univerzita Pardubice Hořečnaté sole derivátů asparagové kyseliny a jejich použití jako stabilizátorů peroxidu vodíku

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63199295A (ja) * 1986-11-10 1988-08-17 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー エチレンジアミン−n,n′−ジコハク酸を含有する洗剤組成物
JPH07509523A (ja) * 1992-08-01 1995-10-19 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー エチレンジアミン‐n,n‐ジコハク酸で安定化されたパーオキシ漂白組成物
WO1996014380A1 (en) * 1994-11-05 1996-05-17 The Procter & Gamble Company Detergents containing a peroxide source, a bleach precursor and a hydrogen peroxide scavenger
WO1997030209A1 (en) * 1996-02-19 1997-08-21 Kemira Chemicals Oy Process for bleaching of a high yield pulp
JP2000512267A (ja) * 1996-05-09 2000-09-19 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 抗微生物ペルオキシダーゼ組成物
JP2010534734A (ja) * 2007-07-26 2010-11-11 インノスペック リミテッド 組成物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2283494A (en) 1993-11-03 1995-05-10 Procter & Gamble Machine dishwashing
WO1995025159A1 (en) 1994-03-17 1995-09-21 The Procter & Gamble Company Bleach improvement with manganese ethylenediamine-n,n'-disuccinate
US5780419A (en) * 1994-04-20 1998-07-14 The Procter & Gamble Company Detergent powder compositions comprising metal ion-chelant complex and anionic functional polymer
WO1996006908A1 (en) 1994-08-26 1996-03-07 The Procter & Gamble Company Ethylenediamine disuccinate as detergent builder
GB2294694A (en) 1994-11-05 1996-05-08 Procter & Gamble Solid detergent composition
GB9422369D0 (en) * 1994-11-05 1995-01-04 Procter & Gamble Detergent compositions
GB9513731D0 (en) 1995-07-05 1995-09-06 Procter & Gamble Bactericidal compositions
EP0771864A1 (en) 1995-11-03 1997-05-07 The Procter & Gamble Company Granular suds suppressing component
US6369268B1 (en) 1997-11-06 2002-04-09 Ciba Specialty Chemicals Corporation Diester amine adducts

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63199295A (ja) * 1986-11-10 1988-08-17 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー エチレンジアミン−n,n′−ジコハク酸を含有する洗剤組成物
JPH07509523A (ja) * 1992-08-01 1995-10-19 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー エチレンジアミン‐n,n‐ジコハク酸で安定化されたパーオキシ漂白組成物
WO1996014380A1 (en) * 1994-11-05 1996-05-17 The Procter & Gamble Company Detergents containing a peroxide source, a bleach precursor and a hydrogen peroxide scavenger
WO1997030209A1 (en) * 1996-02-19 1997-08-21 Kemira Chemicals Oy Process for bleaching of a high yield pulp
JP2000512267A (ja) * 1996-05-09 2000-09-19 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 抗微生物ペルオキシダーゼ組成物
JP2010534734A (ja) * 2007-07-26 2010-11-11 インノスペック リミテッド 組成物

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN5010012591; WITSCHEL,M. ET AL.: '"Purification and characterization of a lyase from the EDTA-degrading bacterial strain DSM 9103 that' BIODEGRADATION VOL.8,NO.6, 19980101, PP.419-428 *
JPN5010012592; KOVALEVA,I. B.,ET AL.: '"Magnesium and calcium ethylenediaminedisuccinates"' ZHURNAL NEORGANICHESKOI KHIMII VOL.36,NO.3, 1991, PP.664-669 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515756A (ja) * 2009-01-26 2012-07-12 インノスペック リミテッド 殺軟体動物活性の増強剤としてのedds及びカルシウムイオンの使用

Also Published As

Publication number Publication date
KR101579324B1 (ko) 2015-12-21
WO2009013534A1 (en) 2009-01-29
CA2689129A1 (en) 2009-01-29
MX2010000941A (es) 2010-03-10
CN101808980A (zh) 2010-08-18
AU2008278794B2 (en) 2013-10-10
KR20100039855A (ko) 2010-04-16
EP2170810B1 (en) 2015-09-09
KR101555388B1 (ko) 2015-09-23
AU2008278799A1 (en) 2009-01-29
US20100183533A1 (en) 2010-07-22
GB0714575D0 (en) 2007-09-05
JP2010534734A (ja) 2010-11-11
BRPI0812317A2 (pt) 2014-11-25
EP2170811B1 (en) 2015-10-07
AR070507A1 (es) 2010-04-14
ZA200908271B (en) 2011-02-23
US8759397B2 (en) 2014-06-24
CA2688561A1 (en) 2009-01-29
MX2010000942A (es) 2010-03-10
ZA200908273B (en) 2011-02-23
US20100191012A1 (en) 2010-07-29
AU2008278794A1 (en) 2009-01-29
JP5600059B2 (ja) 2014-10-01
AU2008278799B2 (en) 2013-08-15
US8377478B2 (en) 2013-02-19
CA2689129C (en) 2016-09-20
EP2170810A1 (en) 2010-04-07
EP2170811A1 (en) 2010-04-07
KR20100039856A (ko) 2010-04-16
CN101801917A (zh) 2010-08-11
CA2688561C (en) 2017-04-18
BRPI0812321A2 (pt) 2014-11-25
UY31246A1 (es) 2009-03-02
WO2009013539A1 (en) 2009-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010534645A (ja) 組成物
EP2389353B1 (en) Chelating agents and methods relating thereto
JP5543342B2 (ja) 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸とエチレンジアミンジコハク酸又はその塩との付加物、その調製方法、並びにその使用
US20050239677A1 (en) Use of new bleach activators in dishwashing detergents
JP5150237B2 (ja) 殺菌・除菌用酸化触媒、および該触媒を含有する殺菌・除菌用酸化触媒粒子
EP1397475A2 (en) Compactable powders
KR20160033066A (ko) 입상 세제 조성물 및 그 제조 방법
EP4359501A1 (en) Edds adduct compositions
JP2012224784A (ja) 粉末漂白剤および漂白処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130730

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131017

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150126