JP2010533706A5

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Info

Publication number: JP2010533706A5
Application number: JP2010516652A
Authority: JP
Filing date: 2008-07-17
Publication date: 2011-06-23

Claims

植物の少なくとも一部に、エチレン応答を阻害するのに有効な量の、式（１）：

により定義される、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸塩（ＣＰＡＳ）を適用することを含む、植物のエチレン応答を阻害する方法。
前記シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸のナトリウム塩が、固体状で提供される、請求項１に記載の方法。
前記シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸のナトリウム塩が、粉末、エアゾール、懸濁液又はエマルションの形で提供される、請求項１に記載の方法。
前記適用工程が、前記植物を前記シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸のナトリウム塩を含む水溶液に接触させる、前記植物の少なくとも一部を前記溶液に浸漬する、前記溶液を前記植物の少なくとも一部に噴霧する、前記溶液を前記植物の少なくとも一部にかける又は液滴を放出する、及び前記溶液を前記植物の少なくとも一部にはけ塗りする、から成る群から選択される方法により実施される、請求項１に記載の方法。
前記エチレン応答が、果実の成熟、野菜の成熟、花の老化、器官脱離、及び、切花、カットフルーツ、収穫された果実又は収穫された野菜の寿命を延ばすことから成る群から選択される、請求項１に記載の方法。
前記植物の少なくとも一部が、収穫された果実、収穫された野菜、カットフルーツ及び切花から成る群から選択される、請求項１に記載の方法。
前記植物の少なくとも一部に、エチレン応答を阻害するのに有効な量の、式（２）：

（式中、Ｍは、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム及びマグネシウムから成る群から選択されるカチオン；硫酸塩及びリン酸塩から成る群から選択される少なくとも１つの部分を含む正に帯電したイオン；並びにこれらの任意の組み合わせである）
により定義される、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸塩を適用することを含む、植物のエチレン応答を阻害する方法。
表面活性である、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸のナトリウム塩を含有する水溶液が得られるように、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸のナトリウム塩を、有効な量の界面活性剤と混合する工程を更に含む、請求項１に記載の方法。
式（２）：

（式中、Ｍは、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム及びマグネシウムから成る群から選択されるカチオン；硫酸塩及びリン酸塩から成る群から選択される少なくとも１つの部分を含む正に帯電したイオン；並びにこれらの任意の組み合わせである）
による、植物のエチレン応答の阻害剤として有用な、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩。
前記塩のカチオンが、リチウム、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、カルシウム及びマグネシウムから成る群から選択される、請求項９に記載のシクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩。
請求項９又は１０に記載のシクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩を含有する水溶液。
前記シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩が、表面活性であるシクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩として提供される、請求項９に記載のシクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩。
前記シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩が、粉末状で提供される、請求項９に記載のシクロプロピル−１−エニル−プロパン酸の水溶性塩。
前記植物の少なくとも一部に、エチレン応答を阻害するのに有効な量の、式（２）：

（式中、Ｍは、Ｌｉ、Ｋ、及び１／２Ｃａから成る群から選択される）
により定義される、シクロプロピル−１−エニル−プロパン酸（ＣＰＡＳ）の塩を適用することを含む、植物のエチレン応答を阻害する方法。