JP2010533540A - クラップスケート用フレームおよびそのようなフレームを有するスケート - Google Patents

クラップスケート用フレームおよびそのようなフレームを有するスケート Download PDF

Info

Publication number
JP2010533540A
JP2010533540A JP2010516945A JP2010516945A JP2010533540A JP 2010533540 A JP2010533540 A JP 2010533540A JP 2010516945 A JP2010516945 A JP 2010516945A JP 2010516945 A JP2010516945 A JP 2010516945A JP 2010533540 A JP2010533540 A JP 2010533540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
freedom
degree
skate
frame part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010516945A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5286358B2 (ja
Inventor
ヤン−ウィレム・メイェル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Widee BV
Original Assignee
Widee BV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Widee BV filed Critical Widee BV
Publication of JP2010533540A publication Critical patent/JP2010533540A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5286358B2 publication Critical patent/JP5286358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C1/00Skates
    • A63C1/22Skates with special foot-plates of the boot
    • A63C1/28Pivotally-mounted plates
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C17/00Roller skates; Skate-boards
    • A63C17/04Roller skates; Skate-boards with wheels arranged otherwise than in two pairs
    • A63C17/06Roller skates; Skate-boards with wheels arranged otherwise than in two pairs single-track type
    • A63C17/065Roller skates; Skate-boards with wheels arranged otherwise than in two pairs single-track type with movements during use of the foot plate or shoe relative to the chassis, e.g. inline clap skate

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

クラップスケート用フレームは、ブレードまたは車輪を保持する下側フレーム部と、スケート靴の底および踵に接続するための手段を備える上側フレーム部と、2つのフレーム部を互いに揺動可能に連結し、下側フレーム部の前部の上に距離をあけて位置し、ブレードまたは車輪の主平面またはそれから最大約30°変化する平面内での回転の第1の自由度を画定するヒンジ手段と、上側フレーム部を、位置決め手段によって定められ、2つのフレーム部が最も小さい可能な相互距離を有することになる静止位置に向かって、下側フレーム部に対して付勢する復原手段とを含み、ヒンジ手段は、上側フレーム部が下側フレーム部に対して上下だけでなく横方向の旋回動作も行うことができるように、第1の自由度に垂直な回転の±30°の範囲内の第2の自由度を定める。

Description

本発明は、クラップスケート用フレームに関し、そのフレームは、ブレードまたは車輪を保持する下側フレーム部と、スケート靴の底および踵に接続する手段を備える上側フレーム部と、2つのフレーム部を互いに揺動可能に連結するヒンジ手段であって、下側フレーム部の前部の上に離れて配置され、ブレードまたは車輪の主平面またはそれらから最大約30°変化する平面内での回転の第1の自由度を画定するものと、上側フレーム部を位置決め手段によって定められる静止位置に向かって、下側フレーム部に対して付勢する復帰手段とを含み、両フレーム部は、静止位置において、例えば互いにおおよそ平行になり、相互の距離が最小になる。
そのようなフレームは、NL−C−1005080により公知である。この文献によれば、クラップ機構は、踵の下に、戻り動作の衝撃を吸収するために別体の減衰部材を備えるセンタリングシステムが設けられる。靴は、さらに、上側フレーム部に対して長さ方向に調節可能に取り付けられる。この明細書によれば、スケーターが、踵を伸ばすことによって、重要な瞬間にさらなる力を生み出すことを可能にする。このさらなる力をブレードによりよく分配できるようにするために、減衰作用のあるセンタリングシステムが踵の下に配設される。
本発明の課題は、より効果的な押し出しが実現され、それにより、素早いスタートを切れ、靴が氷に接触しないようにより大きな角度でコーナーを通過し、靴が氷または回転面に接触しないように、コーナーでよりよく押し出し、ブレードまたは車輪が移動方向に向いたままであることにより、特にコーナーでよりよく押し出し、真っ直ぐ前に滑っているときにもよりよい押し出しが可能であるような、上述の形式のクラップスケートを具現化することである。
従来のクラップスケートは、スケートストロークはより合理的で効率的になるが、スケートストロークが長くなるので、従来の固定されたスケートに比べて速くはない。これは、力を生じる膝および足首の部分の力がより有効であるという事実の結果である
以下に説明する発明は、従来技術のクラップスケートでは考慮されていなかった膝の回転/脚の回転が、スケートの間の重要なファクターであるという実態に基づく。
クラップスケートが使用された大きな国際大会の結果、結論として、従来技術のクラップスケートは、既に、従来のスケートに対して滑走速度の増加を生み出していた。滑走速度は約3%増加しており、これは、大きさにして10%のオーダーのさらなる力に相当する。ここで、例えば空力の改善による速度の増加と、クラップスケートの使用による速度の増加との間には、明確な区別がなされたことを注記する。
前記課題は、本発明によれば、上側フレーム部が下側フレーム部に対して、上下だけでなく横方向の旋回動作も行うことができるように、ヒンジ手段が第1の自由度に垂直な、回転の±30°の範囲内の第2の自由度を定めるという特徴を有するものと理解されるような、上記問題点において記載した形式のクラップスケート用のフレームにより実現される。
ここで、理論上機械的に認識され得る第3の自由度は、所望の力の伝達のために排除されなければならず、さもなくば、押し出し力の影響下でブレードまたは車輪が横方向の傾斜動作をする危険があることを注記する。
ヒンジ機構は、しばしば「チューブ」と呼ばれる下側フレーム部の特性がいかなるものであっても、どのような影響も与えないことが、非常に大きな実際的重要点である。これは、例えば、ブレードを保持する「チューブ」の鋼と、通常アルミニウムで作られる下側フレーム部との間の剛性の違いが既にスケーターの問題となっていることが見受けられることによる。このため、下側フレーム部およびチューブは、好ましくは、共にアルミニウムまたは鋼で作られる。
NL−C−1013271について注意が喚起される。この明細書によると、靴と傾斜ピンとの間および/または傾斜ピンと回転または滑動機構との間に回転装置を設けることができ、その装置では、回転または滑動機構の長手方向に対して傾斜ピンの位置が調整できる。この古い明細書は、1自由度だけのヒンジ機構を有するものと結論付けられる。競技またはイベントの前に、スケーターによって随意且つ一時的に所望の値にしっかりと設定され、競技またはイベントの間は保持される第2の自由度がある。しかし、本発明について求める利点がいずれも達成されないこの従来技術では、本発明の本質的な自由度である第2の自由度は実現されない。
クラップスケートが従来のスケートよりも遅いことが見受けられたという事実に注意が喚起される。特許明細書NL−C−1017598およびNL−C−1019089は、スタートの間クラップスケートを従来のスケートとして機能させ、多くのストロークの後でのみクラップスケートとしての機能を実現し始めるスタートブロックによってこの問題を解決する構成を記載する。国際スケート連盟(ISU)は、スケートのロックおよびアンロックのために設けた電子装置は、外部補助であるとみなす。このため、そのようなスタートブロックを有するスケートは、規定のトーナメント規則に従う競技では認められない。
最後に、NL−C−1007303およびNL−C−1007231について注意が喚起される。クラップスケートは、これらの古い明細書によっても公知である。
特定の実施形態において、フレームは、ヒンジ手段がカルダン式であるという特別な特徴を有する。
他の実施形態の装置は、ヒンジ手段がボールジョイントからなるという特別な特徴を有する。
本発明の重要な局面によれば、フレームは、復原手段が第1の自由度および/または第2の自由度における最大変位角度から、相互静止位置に復原するのに必要とする時間が最大400ms、好ましくは300msであるという特別な特徴を有する。
この技術的に重要な要求を多様な条件下で実現可能にするために、フレームは、復原手段が調節可能であるという特別な特徴を、都合よく有し得る。
この変形は、特に、復原手段が、その長さおよびそれによる弾力付勢を連続的または段階的に調節できるばね手段を含むように実施され得る。
効果的な弾力は、それにより調節でき、復原ばね手段がフレーム部を全開位置から全閉位置まで移動させるのに必要とする時間を変化させられる。
復原手段は、磁石手段によるもの等の他の異なる方法の中からも実施できる。多様な所望のばね特性が設定され得る。
好ましい実施形態のフレームは、復原手段がばね手段からなるという特別な特徴を有する。ばね手段は、例えば、1つ以上の引っ張りばね、圧縮ばね、板ばねまたは捻転ばね、或いは、それらの組み合わせからなることができる。
本発明の次の局面によれば、フレームは、
1つのフレーム部に存在し、概略V型の先細の凹部を有するブロックと、
他のフレーム部に存在し、前記ブロックと協動する突起と、
を含む位置決め手段を有するという特別な特徴を有する。
本発明によれば、2つのそのような対策を、ヒンジから相互に異なる距離に位置するように講じることが可能であるという事実を注記する。比較的ヒンジの近くに配置された位置決め部材は、例えば、大まかな復原の位置決めのために設けられ、比較的遠くに配置された位置決め部材は、細かい復原の位置決めのために設けられ得る。
さらに他の局面によれば、本発明に係るフレームは、復原手段によって下側フレーム部を上側フレーム部に対する静止位置に変位させる間に発生する衝撃を減衰させる減衰手段を含む。
減衰手段それ自体は、従来技術、中でも、NL−C−1007303およびNL−C−1005080により公知であることを注記する。
本発明によれば、前記減衰手段を有するフレームは、減衰手段がショア(A)で90±20のオーダーの大きさの硬さを有するゴムまたはゴム状のブロックを含むように実施できる。
好ましい実施形態において、本発明に係るフレームは、第1の自由度の角度変位を最大25°好ましくは約20°に制限する第1の制限手段を含む。
他の好ましい局面によれば、本発明に係るフレームは、第2の自由度の角度変位を最大±50°好ましくは約40°に制限する第2制限手段を含む。
本発明は、スケート靴と、その底および踵に連結された、上述の本発明の局面に詳述したいずれかのフレームとを含むクラップスケートにも関する。
本発明によるフレームの実際的な設計に関して、以下の技術的要件が規定されることを注記する。
(非常に重要)
1.本発明に係るクラップスケートは、1500Nの力および2000Nの最大負荷に耐えられる必要がある。
2.最大開度からの閉鎖時間が最大0.3sであってもよい。
3.第1の自由度の最大角度変位が約20°であり、第2の自由度の最大角度変位が±40°である。
4。ブレード(チューブ)のキャリアに対する下側フレーム部の曲がりがない。
(重要)
1.高品質仕様の市販のいかなるタイプの靴にもフレームを連結できる必要がある。
2.すべての寸法が、特に高さ方向に、従来のクラップスケートと同じでなければならない。
3.フレームは、少なくとも2年、または、開閉2百万回の耐用寿命がなければならない。
4.フレームの重さが0.45kg未満でなければならない。
(あまり重要でない)
1.可能な限り高価でない。
2.実質的に手入れ不要。
3.スケーターが自分自身で手入れを行うことができる必要がある。
本発明は、ここに、添付図面を参照して明らかにされる。
本発明に係る2自由度を明らかにするクラップスケートフレームの部分の高度に簡略化した斜視図である。 実用的実施形態の側面図である。 図2の実施形態の上面図である。 図2および3のフレームの、上側フレーム部が上方および側方に変位している状態の上面図である。 図4の状態のフレームの側面図である。 図4および5の位置のヒンジ機構の、異なる方向から見た拡大斜視図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 重要な変形例の複数の実質的要素の高度に簡略化した分解図である。 図1のベアリングの軸方向図である。 図12Aの対応する側からの部分透視図である。 図12Aの対応する側からの部分透視図である。 図12A,12B,12Cのベアリングの斜視図である。 組み立てた図11のユニットの側面図である。 図13のXIV−XIV断面図である。 図13のXV−XV断面図である。
図1は、本発明に係るクラップスケートフレーム1の一部を高度に簡略化した斜視図である。このフレーム1は、ブレード3を保持する下側フレーム部2と、下側フレーム部2に対する回転の2自由度を有するようにヒンジ機構20によって保持された上側フレーム部4とを含む。
第1の回転自由度は、Xで示され、従来技術のクラップスケートの公知の回転自由度に対応する、上側フレーム部4の下側フレーム部2に対する上下の動作である。
本発明に係る第2の回転自由度は、Yで示され、横方向の旋回動作に相当する。
図2−10は、すべて、実際の典型的実施形態に関する。
クラップスケート用フレーム1は、下側フレーム部2と、上側フレーム部4と、ヒンジ手段20と、復原ばね6,7とを含む。下側フレーム部2は、鋼またはアルミニウムからなるいわゆる「チューブ」21を有し、チューブ21には、鋼またはセラミック材料からなるブレード3が接着剤、溶接または硬ろうにより接続されている。上側フレーム部4は、スケート靴の底および踵に接続するための長手方向に延伸する2つの溝孔5,6を有する。ヒンジ手段20は、以下でより詳しく説明するが、2つのフレーム部2,4を互いにヒンジ留めする。また、ヒンジ手段20は、下側フレーム部2の前部の上に距離を置いて位置し、ブレード3の主平面内または主平面から最大約30°変化する平面内での回転の第1の自由度Xを定める。復原ばね6,7は、上側フレーム部4を下側フレーム部2に対して、以下に説明する位置決め手段8,9,10,11によって定められる所定の静止位置に向かって付勢する。静止位置においてフレーム部2,4は、最も小さい可能な相互距離を有する。
図7,8および9に示すように、ブレード3は、互いに同じでチューブ21と一体に構成された2つのプレート33,34の間に受け入れられる。
本発明によれば、ヒンジ手段20は、第1の自由度Xに垂直な回転の±30°の範囲内の第2の自由度Yも定め、上側フレーム部4が下側フレーム部2に対して、上下(第2の自由度X)だけでなく横方向に旋回動作(第2の自由度Y)も行えるようにする。
第1の自由度に係る上下方向の移動は、上側フレーム部4に接続された精錬鋼からなるピボット軸19を含むヒンジにより提供される。ピボット軸19は、アルミニウム−青銅軸受によるベアリングユニット22(図7参照)の中に軸支されている。
ベアリングユニット22は、第2の自由度Xに略垂直な第2の自由度Yにしたがって自由に回転可能である。このために、ベアリングユニット22は、2つの直立板23,24を支持する円盤25を含み、直立板23,24は、それらの間にピボット軸19を保持する。円盤25は、例えば青銅、PTFE、PTFEコーティングした青銅、またはPermaglide(登録商標)を蒸着した青銅からなり、相補的な形のベアリングソケットの形態のスライドベアリングによってスライド可能に支持されている。円盤25の上側周縁もまた、同じ材質からなる環として具象化されている。このようにスライド回転軸受が第2の自由度Yのために実現されている一方、第1の自由度Xもそれらに対してピボット軸19によって定められる。高級アルミニウムのような強くて軽い材料が使用できる。
復原ばね6,7(特に図2および3参照)は、2つのフレーム部2および4を2つの自由度において引かれ合った相互静止位置に復原させる。引っ張りばね6,7は、片側で下側フレーム部2に係合し(この段落の最後の記載を参照)、反対側で上側フレーム部4に係合する。このために、上側フレーム部4の、この典型的実施形態では28,29,30で示された孔の列が使用される。ピン31が、関連するばね6,7の自由端を接続するために、上側フレーム部の両側にある2つの対応する孔を通して配置され得る。例えば、孔28(図2)からピンを抜き取り、孔29または30に配置することで、大きな復原弾力が実現され得、それにより、復原動作がより短い時間に行われるようになる。本発明の主題は、この復原時間を可能な限り短くすることである。300msより短い時間は、実用的であるとは考えられない。したがって、狙いは、この値を約300msにすることである。静止位置に到達する際の衝撃を吸収するために、下側フレーム部2の後部に配設した、ショア(A)で約80−90の硬さを有するゴムまたはゴム状の材料からなる減衰ブロック12が使用される。復原ばね6,7の他端は、ヒンジ機構20に接続され、それにより下側フレーム部2の一部を形成するピン32の端部に係合する。
簡単な方法で、2つの自由度XおよびYにおいて、静止位置に到達することおよび正確に静止位置を定めることが重要である。このために、大まかな接近のためのものと、正確な接近のためのものとの2つの復原機構が使用される。大まかな接近について、図8が参照される。図は、概略V型の下向きに先細の形状を有し、その中に鋼製センタリングピン9が嵌合する第1のブロック8を示す。ブロック8は、下側フレーム部の一部を形成し、突起9は、上側フレーム部の一部を形成するピンとして具象化されている(図6参照)。ピボット軸19から比較的近い距離に位置するこの機構を使用して、最初の等級の接近での復原が実現される。
より細かく、より正確な調節は、ピボット軸19から比較的遠い距離に位置し、上側フレーム部上に凹部を有する第2のブロック10と、下側フレーム部2上の第2のセンタリングピン11を含む第2の静止位置決め機構によって実現される。図8と同様に、図9は、静止位置における構成を示す。
第1の自由度Xでの角度変位を制限するために、ヒンジ機構20の停止エッジ14と協動する上側フレーム部4の前面13を含む第1の制限手段が使用される。
第2の自由度Yでの角度変位を最大±40°に制限するために、ピボット軸19の第1の端部15は、1つの方向に、ヒンジ機構20の第1の停止肩と協動し得る。もう1つの方向に、ピボット軸19の第2の端部16は、第2の停止肩と協動する。これに関して、特に、図10が参照される。
図11−15は、変形例を示す。この実施形態において、クラップスケートフレームは、これより説明するボールジョイントを含む。前記図についての以下の検討をにらんで、それらが部分的に簡略化して示されていること、要素の間の本質的な関係を明らかにするために、例えば、それらに関係する係留点を有する復原ばね6および7、ねじ山、ブレード3を有する下側フレーム部2、減衰ブロック12等は図示していない。しかしながら、それらの要素は、これより説明するボールジョイントを有する変形例の一部として形成され得る。
図11は、本発明に係る自由度を有するクラップスケート機構の核心をなすユニット35を分解した様子を示す。取り付けブロック36は、リベットによって孔37を介してチューブ21に分離不能に接続され得る。チューブは上述の多くの図に示されている。取り付けブロック36は、本実施形態に係るボールジョイントの一部を形成する球体38を保持する。上側フレーム部4が堅固に接続されるスリーブ39は、矢印141の方向に球体38を通過させるための貫通孔40を含む。このようにスリーブ39の中に球体38を挿入した後、スリーブ39内の2つのベアリングソケット41,42が球体38に向かって移動させられる。そして、これらのベアリングソケット41,42は、関連するカバー43,44を配置してねじ込んで固定することで、スリーブ39の中に封止される。そこで、球体38は、対応する球形の内面により非常に小さいクリアランスを有して、ソケット41,42の中に封止される。簡略化のために、問題となっているねじ山は図示していない。
カバー43,44をねじ込んで、ねじによってカバー43,44を固定するために、これらのカバーには、それ自体公知の、その中にねじ回しの一部を構成する2つのピンを挿入できるグリップ凹部45、例えば盲孔が形成されている。
図11にはっきりと示されているように、球体38は、その上側に、第1のガイドおよび停止機構の役目を果たす突起50が設けられ、その後側には、同様の第2のガイドおよび停止突起51が設けられている。一度カバー43,44がねじ込まれたなら、これらの突起は、ベアリングソケット41,42と協動し、後述するように、その中に球体38を完全な閉鎖状態に収容する。
図12A,12B,12Cおよび12Dは、ベアリングソケット41を示す。これは、半球状の内面53に接する周縁52を含み、以下のエッジ凹部を有する。
−互いにおよびスリーブ39に対して、また、それにより上側フレーム4に対して、ベアリングソケット41,42を固定する役目を果たす第1のエッジ凹部54
−その凹部のエッジが第1の突起50に沿ってスライドすることにより、スケートが傾かないことを確実にする第2の凹部55
−足首の回転を提供する役目を果たし、回動して戻ったときに上側フレーム部が中央の静止位置に再び位置するようになることを確実にする第3の凹部56
−その凹部のエッジが球体58の軸58に沿ってスライドすることにより、スリーブ39が上側フレーム部4と共に傾かないことを確実にする第4の凹部57
凹部57の底面の角度59は、クラップ機構が開いたときの足首の回転の振れ角度を決定し、さらに、チューブ21が中心の静止位置に正しく戻ることを確実にする。
図13は、図11に分解した様子を示したユニット35の組み立てた状態の側面を示す。
図14および15は、対応するXIV−XIVおよびXV−XV断面を示す。
球体38は、好ましくは、例えば、高級アルミニウムのような、強靱で、耐摩耗性の軽い材料で形成される。ベアリングソケット41,42は、同じ材料で形成することができる。青銅もまた好ましいが、材料は比重が軽いことが推奨される。これは、多くのグラム数の重量低減がこれによって実現されるからであり、これは、スケートにとって好ましいものと考えられている。
球体38および/またはベアリングソケット41,42の関連する協動面には、PEFTの層が、例えば蒸着によって、設けられ得る。
本発明に係る動作のすべての自由度はボールジョイント30,41,42によって定められることを注記する。
図14において、参照番号60は、足首の回転角度を示す。
図およびそれらの説明は、例示的実施形態にのみ関係する。多様な変形および改良が本発明の範囲に含まれることは明らかである。

Claims (13)

  1. クラップスケート用フレーム(1)であって、
    ブレード(3)または車輪を保持する下側フレーム部(2)と、
    スケート靴の底および踵に接続するための手段を備える上側フレーム部(4)と、
    前記2つのフレーム部を互いに揺動可能に連結し、前記下側フレーム部の前部の上に距離をあけて位置し、前記ブレード(3)または車輪の主平面またはそれから最大約30°変化する平面内での回転の第1の自由度(X)を画定するヒンジ手段(20)と、
    前記上側フレーム部(4)を、位置決め手段(8,9;10,11)によって定められ、前記2つのフレーム部(2,4)が最も小さい可能な相互距離を有することになる静止位置に向かって、前記下側フレーム部(2)に対して付勢する復原手段(6,7)とを含み、
    前記ヒンジ手段(20)は、前記上側フレーム部(4)が下側フレーム部(2)に対して上下だけでなく横方向の旋回動作も行うことができるように、前記第1の自由度(X)に垂直な回転の±30°の範囲内の第2の自由度(Y)を定めることを特長とするフレーム(1)。
  2. 前記ヒンジ手段は、カルダン式である、請求項1に記載のフレーム(1)。
  3. 前記ヒンジ手段は、ボールジョイントを含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  4. 前記復原手段は、調節可能である、請求項1に記載のフレーム(1)。
  5. 前記復原手段は、ばね手段(6,7)を含み、前記ばね手段の長さおよびそれによる弾力付勢が連続的または段階的に調節可能である、請求項1に記載のフレーム(1)。
  6. 前記復原手段(6,7)によって前記2つのフレーム部(2,4)を前記第1の自由度および/または前記第2の自由度における最大角度変位から相互の静止位置に復原するために必要な時間が最大400ms、好ましくは300msである、請求項1に記載のフレーム(1)。
  7. 前記復原手段は、ばね手段(6,7)を含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  8. 前記位置決め手段は、前記2つのフレーム部のいずれかに存在する概略V型の先細の凹部(8,10)と、
    前記2つのフレーム部の他方に存在し、前記ブロックと協動する突起(9,11)とを含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  9. 前記復原手段(6,7)によって前記下側フレーム部(2)を前記上側フレーム部(4)に対する前記静止位置に変位させる間に発生する衝撃を減衰させる減衰手段(12)を含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  10. 前記減衰手段は、ショア(A)で90±20のオーダーの大きさの硬さを有するゴムまたはゴム状の材料からなるブロック(12)を含む、請求項9に記載のフレーム(1)。
  11. 前記第1の自由度における角度変位を最大25°、好ましくは約20°に制限する第1の制限手段を含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  12. 前記第2の自由度における角度変位を最大±50°、好ましくは約40°に制限する第2の制限手段(15,17;16,18)を含む、請求項1に記載のフレーム(1)。
  13. スケート靴と、前記スケート靴の底および踵に接続された請求項1から12のいずれかに記載のフレーム(1)とを含むクラップスケート。
JP2010516945A 2007-07-17 2008-07-17 クラップスケート用フレームおよびそのようなフレームを有するスケート Expired - Fee Related JP5286358B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL1034143A NL1034143C2 (nl) 2007-07-17 2007-07-17 Gestel voor een klapschaats, alsmede klapschaats met een dergelijk gestel.
NL1034143 2007-07-17
PCT/NL2008/050493 WO2009011586A1 (en) 2007-07-17 2008-07-17 Frame for a clap skate, and clap skate with such a frame

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010533540A true JP2010533540A (ja) 2010-10-28
JP5286358B2 JP5286358B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=39110877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010516945A Expired - Fee Related JP5286358B2 (ja) 2007-07-17 2008-07-17 クラップスケート用フレームおよびそのようなフレームを有するスケート

Country Status (9)

Country Link
US (1) US8333391B2 (ja)
EP (1) EP2175946A1 (ja)
JP (1) JP5286358B2 (ja)
KR (1) KR20100057608A (ja)
CN (1) CN101795735B (ja)
CA (1) CA2693050A1 (ja)
NL (2) NL1034143C2 (ja)
RU (1) RU2010105546A (ja)
WO (1) WO2009011586A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8061753B2 (en) * 2009-01-20 2011-11-22 Ford Global Technologies, Llc Universal tailgate hinge
NL2003408C2 (nl) * 2009-08-28 2011-03-01 Gimo Holding B V Binding van het klapskitype voor een ski of schaats.
WO2012014013A2 (en) 2010-07-27 2012-02-02 Freescale Semiconductor, Inc. Latch circuit, flip-flop circuit and frequency divider
RU2444393C1 (ru) * 2011-02-22 2012-03-10 Владимир Иванович Щербенко Коньки для скоростного бега по льду
WO2015160885A1 (en) * 2014-04-16 2015-10-22 Aussprung Brent E Hybrid skate
NL2021395B1 (en) 2018-07-25 2020-01-31 Schaatsenfabriek Viking B V Clap skate

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1147342A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Katsuhiko Fujii スケートシューズ
JPH11505733A (ja) * 1995-05-24 1999-05-25 ヒールフェルト・ベヘール・ベスローテン・フェンノートシャップ スポーツ用具
US20030052463A1 (en) * 1998-06-26 2003-03-20 Tlucko Juraj George Skate with pivoting front carriage
JP2003511171A (ja) * 1999-10-12 2003-03-25 インターラプス、ベスローテン、ベンノットシャップ スポーツ用物品

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2035967U (zh) * 1988-07-27 1989-04-19 王晓鸥 组合式滑冰鞋
RU2029895C1 (ru) 1991-03-15 1995-02-27 Владимир Петрович Недиков Сферический шарнир
CN2117922U (zh) * 1992-04-14 1992-10-07 蒋常华 溜滑冰刀鞋
CN2132538Y (zh) * 1992-09-04 1993-05-12 伍楚同 万向旱冰鞋
NL1005080C2 (nl) * 1997-01-24 1998-07-27 Fijnmechanische Ind Noord Nede Klapschaatsmechanischme is een mechanischme waar de schoen in lengterichting verstelbaar gemonteerd is op een ten opzichte van de schaats scharnierbare drager.
NL1007231C2 (nl) * 1997-10-08 1999-04-09 Viking Schaatsenfabriek B V Klapschaats.
NL1007230C2 (nl) * 1997-10-08 1999-04-09 Viking Schaatsenfabriek B V Klapschaats.
NL1007303C1 (nl) 1997-10-17 1999-04-20 Viking Schaatsenfabriek B V Klapschaats.
US7419187B2 (en) * 1997-10-24 2008-09-02 K-2 Corporation Double klap flex base boot with heel linkage
US6082744A (en) * 1997-10-24 2000-07-04 K-2 Corporation Double hinged skate
US6105975A (en) * 1998-01-30 2000-08-22 Nike, Inc. Skate blade holding system
US6971652B2 (en) * 1999-05-06 2005-12-06 Viking Schaatsenfabriek B.V. Connecting mechanism for pivotally connecting a shoe to a sporting device
US6736412B1 (en) * 2000-10-04 2004-05-18 K2 Corporation Klop skate having pushing and pulling capabilities
NL1017598C2 (nl) 2001-03-14 2002-09-17 Viking Schaatsenfabriek B V Schaatsframe voor een klapschaats met startmechanisme.
NL1019089C2 (nl) 2001-10-02 2003-04-04 Viking Schaatsenfabriek B V Klapschaats.

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505733A (ja) * 1995-05-24 1999-05-25 ヒールフェルト・ベヘール・ベスローテン・フェンノートシャップ スポーツ用具
JPH1147342A (ja) * 1997-07-30 1999-02-23 Katsuhiko Fujii スケートシューズ
US20030052463A1 (en) * 1998-06-26 2003-03-20 Tlucko Juraj George Skate with pivoting front carriage
JP2003511171A (ja) * 1999-10-12 2003-03-25 インターラプス、ベスローテン、ベンノットシャップ スポーツ用物品

Also Published As

Publication number Publication date
EP2175946A1 (en) 2010-04-21
NL1034143C2 (nl) 2009-01-20
US8333391B2 (en) 2012-12-18
KR20100057608A (ko) 2010-05-31
NL2001823C2 (nl) 2009-01-29
NL2001823A1 (nl) 2009-01-20
JP5286358B2 (ja) 2013-09-11
US20100264638A1 (en) 2010-10-21
CN101795735A (zh) 2010-08-04
RU2010105546A (ru) 2011-08-27
WO2009011586A1 (en) 2009-01-22
CA2693050A1 (en) 2009-01-22
CN101795735B (zh) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5286358B2 (ja) クラップスケート用フレームおよびそのようなフレームを有するスケート
US7201449B2 (en) Multiple direction adjustment armrest
CA2732384C (en) Balance training system
CN105556589B (zh) 一种击鼓装置
US8240846B2 (en) Eyeglass earstem with enhanced performance
US20200179791A1 (en) Double-kingpin skateboard truck incorporating a novel keyway slot and an l-shaped keyway bolt
US20100194076A1 (en) Snowboards
US10537778B2 (en) Hockey pucks with enhanced ability to slide on ice and non-ice surfaces
US6736412B1 (en) Klop skate having pushing and pulling capabilities
US20050093253A1 (en) Wheel assembly for skateboard
US9782665B2 (en) Roller skate
US5589895A (en) Hinge structure of a spectacle frame
CA1161868A (en) Heel binding for cross-country skis
KR102054599B1 (ko) 안경테와 안경 다리의 연결구조체
US20080012248A1 (en) Ice skate with elastic suspension
US20190255421A1 (en) Torsional Stabilizer for Skis
KR100737380B1 (ko) 스노보드 바인딩 장치
US20040232633A1 (en) Low profile roller skate
KR200332078Y1 (ko) 보행식 차량장치
JP2009523561A (ja) スキー板のサスペンション装置
JP6141752B2 (ja) スキー練習装置
CN215195257U (zh) 一种言语构件训练组合装置
KR100469159B1 (ko) 캐스터 스케이트
KR100806643B1 (ko) 인라인 스케이트 보드
KR200434360Y1 (ko) 스키 연습용 폴 지그

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130311

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130603

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees