JP2010532732A - 包装材を兼ねる使い捨てコップおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、紙コップ製造用紙のような厚い材質で作られ、その一側または両側に円または楕円形状の押入部が形成され、普段には平べったい形状を維持する包装材の役割を兼ねる外部コップと、防水機能があり、人体に無害なＰＶＣフィルム材質からなり、内部にインスタントコーヒーバッグや紅茶バッグや緑茶バッグ(および/またはストロー)のような内容物が内蔵された円筒形の内部コップからなる包装材を兼ねる使い捨てコップおよびその製造方法に関する。
【選択図】図２

Description

本発明は、紙コップ製造用紙のような厚い材質で作られ、その一側または両側に円または楕円形状の押入部が形成され、普段には平べったい形状を維持する包装材の役割を兼ねる外部コップと、防水機能があり、人体に無害なＰＶＣフィルム材質でなる封筒状の内部コップからなり、内部コップの内部にインスタントコーヒーや紅茶バッグや緑茶バッグ(および/またはストロー)のような内容物が内蔵された包装材を兼ねる使い捨てコップおよびその製造方法に関する。
従って、本発明の使い捨てコップは、普段にはインスタントコーヒーやティーバッグのような内容物を保管する包装材の役割を有し、内容物を飲用しようとする時には、本発明のコップを持って上部の密封部を開放した後、外部コップの一側または両側に形成されている押入部を押すと外部コップが開けながら押入部により開け状態が維持されて、楕円形のコップ形状に変わる。
従って、防水材質からなる内部コップに湯や冷水を注いでインスタントコーヒーをいれるとかティーバッグの内容物を抜いてから内容物を飲むことができる。

現在、緑茶やインスタントコーヒーを含んで色々な飲み物がインスタント化されて、これらのティーバッグ製品が多く販売されている。しかし、これらのインスタント飲み物を飲むためには別にコップや使い捨てコップにこれらのティーバッグを入れて、湯や冷水を入れるべきである。

従って、ティーバッグ製品以外に別の容器や使い捨てコップを準備しなければならないので、野外にいる時や移動中にはインスタント飲み物を飲むことが困難である。
また、インスタント飲み物自動販売機、例えば、コーヒー自動販売機の場合はコーヒー、砂糖、クリームを供給する容器と、水排出容器及び使い捨てコップを供給する容器とが各々設置されなければならないので、構造が複雑で、自動販売機が大きくなってしまうという問題がある。

本発明の外部コップは厚い材質で作られており、コップと包装材両方の役割を兼ねている。すなわち、普段には外部コップは平たく折れて包装材の役割をする。内部コップは、人体に無害な軟質のＰＶＣフィルムの材質として封筒のようになっており、外部コップの内部に付着される。
このように、普通のコップや使い捨てコップに比べて体積が非常に小さくなった使い捨てコップにティーバッグが入っているので、流通と保管及び携帯が簡便である。
一方、飲み物を飲もうとする時には、いつでもかつどこでもコップの上部の密封部を開封し、外部コップの一側または両側に形成されている押入部を押してコップの形態に作った後に内部コップに水を注いで内容物をいれるとコーヒーや緑茶を飲むことができる。
従って、本発明は、板材を四角形に裁断する段階、前記裁断された板材に、上下方向に少なくとも２つ以上の折り線を形成し、また少なくとも一つ以上の折り線上に円形または楕円形の形態を有する切曲線を形成して押入部を形成する段階、前記折り線に沿って板材を折った後、板材の両端を触れ合って接着する段階、軟質の封筒形態でなる内部コップを外部コップの内側に挿入させて、外部コップの内部に内部コップを付着して固定する段階、からなる包装材を兼ねる使い捨てコップの製造方法を提供する。

本発明の包装材を兼ねる使い捨てコップは、通常は平たく折れているので、流通及び保管が簡便であり、また、ユーザにおいてもコップと共にティーバッグを携帯するのができるので、野外にいるときや移動中でも水があれば、いつでも、どこでも、簡単にインスタント飲み物を飲むことができる。
また、一度使用されたコップも内部だけを洗浄すると携帯用コップとして新たに使用することができる。
一方、自動販売機業界でも販売機の内に本発明の包装材を兼ねる使い捨てコップを積載及び供給する容器と、水を排出する容器だけが設けられることによって、自動販売機の構造が単純になり、大きさも小さくすることができるので、原価の低減ができ設置する販売機の数も増すことができるので経済的である。

図１は、本発明の外部コップの展開図である。 図２は、本発明の内部コップと外部コップの斜視図である。 図３は、本発明の使い捨てコップを使用するために押入部を押して外部コップが開けるようにする状態を示す図面である。

以下、本発明について図面を参照して、詳細に説明する。
図１は、本発明の外部コップの展開図であり、図２は本発明の内部コップと外部コップの斜視図であり、図３は本発明の使い捨てコップを使用するために押入部を押して外部コップが開けるようにする状態を示す図面である。
まず、図１で示すように、外部コップは紙及び合成樹脂板材を通常の使い捨てコップの大きさを有するように矩形に裁断する。
従来には、紙コップの材質として水にぬれないタブレット(ｔａｂｌｅｔ)紙が用いられるが、本発明の場合には防水資材で作られた内部コップが内蔵されているので、値段が高い防水紙を用いられなくてもコップの形態を維持することができるほどの強度だけあれば、紙と合成樹脂のいずれも可能である。
また、従来の紙コップのように、コップの上部を巻くことが不必要であるので、カーリング(ｃｕｒｌｉｎｇ)作業をしなくてもいいので、従来の紙コップに比べて経済的であり、作業も簡単である。
前記のように、外部コップ用材質を裁断した後、前記外部コップ用材質に２つの折り線１１０、１２０を形成する。前記折り線１１０、１２０は折れることを容易にするためにプレスで加工したり点線加工したりする。
前記折り線１１０、１２０の形成位置は材質の中央Ｃから同一な距離にあり、前記各折り線１１０、１２０から材質の両端１３０、１４０までの距離は、中央Ｃから前記折り線１１０、１２０までの長さと同一、あるいは若干長い。このような長さで形成しなければ、材質の両端１３０、１４０を接合させて外部コップ１００を形成することは不可能である。
また、前記折り線１１０、１２０上に折り線１１０、１２０を中心として左右対称の円形または楕円形で湾曲線１５０、１６０を形成して押入部１７０、１８０を各々構成する。
押入部１７０、１８０は２つの折り線１１０、１２０上に形成することが一般的であるが、必要によって、２つの折り線１１０、１２０のいずれか一方だけに形成することもできる。続いて、折り線１１０、１２０を折ってから外部コップ１００の両端１３０、１４０を触れ合うとか重ねて当てた後、両端１３０、１４０を接着させることによって外部コップ１００を完成する。
前記のように完成された外部コップ１００は図２で示すように平らな形状である。
次に、防水機能がありながら、人体に無害なＰＶＣフィルムで図２のように封筒形態の内部コップ２００を製造する。
内部コップ２００の下部は密封されて水や内容物を下方に漏れないようにする。
次に、前記外部コップ１００の内部に前記内部コップ２００を挿入した後、外部コップ１００の内側と外部コップ２００の外側とを人体に無害な接着製または超音波接着をして外部コップ１００と内部コップ２００とを結合することによって使い捨てコップを完成する。
次に、必要によって、内部コップ２００の内にインスタントコーヒーやティーバッグ(必要に応じてストロー、スティックも一緒に)のような内容物を挿入した後、外部コップ１００の上部を密封する、あるいは内部コップ２００において、外部コップ１００の上部の一定部分を露出させ、露出された部位で密封して内容物が外部に離脱されないようにすることと共に、外部から異物が内部コップ２００の内に入らないようにする。
この時、外部コップ１００または内部コップ２００の密封された部位に切取り線１９０、２１０を形成すると、ユーザが切取り線１９０、２１０に沿って開封することによって容易に本発明のコップを使用することができる。
従って、使い捨てコップのインスタント飲み物を飲む時には、前記切取り線１９０、２１０に沿って切り取りして密封された上部を開封してから押入部１７０、１８０を両方で押すと、前記押し入部１７０、１８０が内に折られて入り込みながら、外部コップ１００の両側面を外側に押されて図３に示すような円形のコップが導出される。
また、コップとして使用する間、内側に湾曲された前記押し入部１７０、１８０がコップの形態を維持するように開け状態を支持する。
これと同時に、外部コップ１００な内側に付着された内部コップ２００も開けて内部コップ２００の内側に空間部が形成されて、この空間部に飲み物を注いで飲むことができる。
内部コップ２００は防水材質であるので、内容物を飲んだ後内部コップ２００をきれいに洗うと、以後に携帯用コップとしての再使用ができる。
従って、本発明は、
板材を四角形に裁断する段階、前記裁断された板材に、上下方向に少なくとも２つ以上の折り線１１０、１２０を形成し、また少なくとも一つ以上の折り線１１０(および/または１２０)上に円形または楕円形の形態を有する湾曲線１５０(および/または１６０)を形成して押入部を形成する段階、前記折り線１１０、１２０に沿って板材を折った後、板材の両端１３０、１４０が触れ合うとか重ねて当てることによって接着される段階、軟質の封筒形態でなる内部コップ２００を外部コップ１００の内側に挿入し、外部コップ１００の内部に内部コップ２００を付着して固定する段階、からなることを特徴とする包装材を兼ねる使い捨てコップの製造方法を提供する。

Claims (6)

1. 板材に少なくとも二つ以上の折り線が形成され、少なくとも一つの折り線上に左右対称である円形または楕円形の折り線でなる押入部が形成されて、折り線に沿って折れて板材の両端部が触れ合うとか重ねて当てることによって接着されるように構成された外部コップと、
   防水機能を有し、下部が密封された封筒状の内部コップ、から構成されて、
   前記内部コップが外部コップの内部に挿入されて相互付着されるように構成されることを特徴とする包装材を兼ねる使い捨てコップ。
2. 前記外部コップまたは内部コップの上部は密封され、その密封された部位の下側には切取り線が形成されることを特徴とする請求項１に記載の包装材を兼ねる使い捨てコップ。
3. 前記内部コップの内部にインスタントコーヒーやティーバッグが内蔵されていることを特徴とする請求項１に記載の包装材を兼ねる使い捨てコップ。
4. 板材を四角形に裁断する段階、
   前記裁断された板材に、上下方向に少なくとも二つ以上の折り線を形成し、また少なくとも一つ以上の折り線上に円形または楕円形を有する切曲線を形成して押入部を形成する段階、
   前記折り線に沿って板材を折った後、板材の両端を触れ合うとか重ねて当てることによって接着する段階、
   防水機能を有する軟質の封筒形態からなる内部コップを外部コップの内側に挿入させて外部コップの内部に内部コップを付着して固定する段階、からなることを特徴とする包装材を兼ねる使い捨てコップの製造方法。
5. 外部コップの上部または内部コップの上部を密封し、切取り線を形成する段階、を含んでなることを特徴とする請求項４に記載の包装材を兼ねる使い捨てコップの製造方法。
6. 前記外部コップまたは内部コップに切取り線を形成する前に内部コップに内容物を挿入した次の段階、をさらに含んでなることを特徴とする請求項５に記載の包装材を兼ねる使い捨てコップの製造方法。

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