JP2010531552A - 符号化ブロックパターンに関する可変長コーディング技法 - Google Patents

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Abstract

ブロックに基づく映像コーディングにおいて用いられる符号化ブロックパターン(CBP)に関する可変長コーディング(VLC)技法が説明される。CBPのVLCにおいては、発生する可能性がより高い変換係数のパターンは、より短い符号でコーディングされ、発生する可能性がより低い係数のパターンは、より長い符号でコーディングされる。この開示の技法により、幾つかの異なるVLCテーブルがコーディングデバイスに格納される。符号化及び復号プロセス中に、所定の映像ブロックに関してVLCテーブルのうちの1つが選択されてCBPのコーディングを実行するために用いられる。前記テーブルは、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて選択することができる。前記技法は、スケーラブル映像コーディング(SVC)における拡張層の映像ブロックのコーディングにおいて特に有用であることができる。
【選択図】図7

Description

本特許出願は、参照されることによってその全内容がここに組み入れられている、米国仮特許出願番号60/883,591(出願日:2007年1月8日)の利益を主張するものである。
この開示は、デジタル映像コーディングに関するものである。この開示は、より具体的には、映像情報をコーディングするために用いられる符号化ブロックパターン(CBP)の可変長コーディング(VLC)に関するものである。
デジタル映像能力は、デジタルテレビ、デジタル直接放送システム、無線通信デバイス、無線放送システム、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録デバイス、ビデオゲーム装置、ビデオゲームコンソール、携帯電話、衛星無線電話、等を含む広範なデバイス内に組み込むことができる。デジタル映像デバイスは、デジタル映像をより効率的に送信及び受信するための映像圧縮技法、例えばMPEG−2、MPEG−4、又はH.264/MPEG−4、Part10、アドバンストビデオコーディング(AVC)、を実装する。映像圧縮技法は、空間予測及び時間予測を行って映像信号に固有の冗長性を低減させる又は除去する。
映像コーディングにおいては、映像圧縮は、一般的には、空間予測と、動き推定と、動き補償と、を含む。イントラコーディングは、空間予測に依存し、所定の映像フレーム内の映像ブロック間における空間的冗長性を低減させる又は除去する。インターコーディングは、時間予測に依存し、映像シーケンスの連続する映像フレームから成る映像ブロック間における時間的冗長性を低減させる又は除去する。インターコーディングに関しては、映像符号器は、動き推定を行って2つ以上の隣接フレーム間におけるマッチする映像ブロックの移動を追跡する。動き推定は、1つ以上の基準フレーム内の対応する予測映像ブロックに関する映像ブロックの変位を示す動きベクトルを生成する。動き補償は、この動きベクトルを用いて基準フレームから予測映像ブロックを生成する。動き補償後は、原映像ブロックから予測映像ブロックを減じることによって残差(residual)映像ブロックが形成される。
映像符号器は、通常は、変換、量子化及び可変長コーディング(VLC)プロセスを適用して残差ブロックの通信と関連づけられたビットレートをさらに小さくする。VLCは、算術符号又は可変長符号を適用して変換演算及び量子化演算によって生成された残差係数をさらに圧縮することを含む。VLCの一例は、コンテキスト適応型可変長コーディング(CAVLC)である。情報がいったんコーディングされた時点で、他のデバイスに送ることができる。受信デバイスにおいては、映像復号器が各々のブロックに関して動き情報及び残差情報を用いて逆演算を行い、符号化された映像を再構築する。
ある映像コーディングは、スケーラブルな技法を利用する。例えば、スケーラブルビデオコーディング(SVC)は、基本層及び1つ以上のスケーラブル拡張層が用いられる映像コーディングを指す。SVCの場合は、基本層は、典型的には、基本レベルの品質を有する映像データを搬送する。1つ以上の拡張層は、より高い空間、時間及び/又はSNRレベルをサポートするための追加の映像データを搬送する。基本層は、拡張層の送信よりも信頼できる形で送信することができる。例えば、基本層を送信するために変調信号の最も信頼できる部分を用いることができ、拡張層を送信するために変調信号のそれよりも信頼性が低い部分を用いることができる。
一般的には、この開示は、映像ブロックの符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングするための技法について説明する。CBPは、映像ブロック内の係数パターンにマッピングする情報を介してコーディングされる前記映像ブロック内の係数パターンを指す。異なるCBPをコーディングするために、発生する可能性がより高い係数パターンはより短い符号でコーディングされ、発生する可能性がより低い係数パターンはより長い符号でコーディングされる可変長コーディング(VLC)技法を用いることができる。コーディングされた映像ブロックは、CBPが用いられていることを示すためのフラグ又はその他の情報をヘッダ内に含めることができる。
この開示の技法により、幾つかの異なるVLCテーブルがコーディングデバイス内に格納される。符号化プロセス及び復号プロセス中に、所定の映像ブロックに関して、前記VLCテーブルの1つが選択され、CBPのコーディングを行うために用いられる。前記テーブルは、コーディング効率を促進する形で選択することができる。そのために、前記技法は、映像フレーム内での空間的冗長性現象を利用することができる。具体的には、この開示の技法は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて前記現在の映像ブロックのCBP VLCに関するテーブル選択を行うことができる。前記技法は、スケーラブルビデオコーディング(SVC)における拡張層の映像ブロックのコーディングにおいて特に有用であることができる。
一例においては、この開示は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関するVLCテーブルを選択することと、前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上のCBPをコーディングすること、とを備える方法を提供する。
他の例においては、この開示は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関するVLCテーブルを選択し、前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上のCBPをコーディングするように構成されたVLCユニットを備えるデバイスを提供する。
他の例においては、この開示は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関するVLCテーブルを選択するための手段と、前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上のCBPをコーディングするための手段と、を備えるデバイスを提供する。
この開示において説明される技法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそのいずれかの組み合わせにおいて実装することができる。ソフトウェア内に実装される場合は、前記ソフトウェアは、1つ以上のプロセッサ、例えば、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又はデジタル信号プロセッサ(DSP)等、において実行することができる。前記技法を実行するソフトウェアは、最初にコンピュータによって読み取り可能な媒体内に格納し、プロセッサにローディングして実行することができる。
従って、この開示は、映像コーディングデバイスにおいて実行された時点で、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関するVLCテーブルを選択すること、及び前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上のCBPをコーディングすることを前記デバイスに行わせる命令を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体も企図する。いくつの場合においては、コンピュータによって読み取り可能な媒体は、製造者に対して販売すること及び/又は映像コーディングデバイスにおいて用いることができるコンピュータプログラム製品の一部を成すことができる。前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータによって読み取り可能な媒体を含むことができ、幾つかの場合においてはパッケージング材料を含むこともできる。
その他の場合においては、この開示は、ここにおいて説明される技法のうちの1つ以上を実行するように構成された回路、例えば集積回路、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、論理、又はその様々な組み合わせ、を対象とすることができる。
開示の1つ以上の側面の詳細が添付図面及び以下の説明において示される。この開示において説明される技法のその他の特徴、目的、及び利点が、以下の説明と図面から、及び請求項から明確になるであろう。
映像符号化及び復号システムを示す典型的ブロック図である。 スケーラブル映像ビットストリームの基本層及び拡張層の映像フレームを示す概念図である。 この開示に一致する映像符号器の例を示すブロック図である。 この開示に一致する映像復号器の例を示すブロック図である。 可変長コーディング(VLC)符号化ユニットの典型的ブロック図である。 VLC復号ユニットの典型的ブロック図である。 この開示に一致する符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングするためのVLC技法を示す流れ図である。
図1は、映像符号化及び復号システム10を示すブロック図である。図1に示されるように、システム10は、通信チャネル15を介して符号化された映像を受信デバイス16に送信するソースデバイス12を含む。ソースデバイス12は、映像ソース20と、映像符号器22と、変調器/送信機24と、を含むことができる。受信デバイス16は、受信機/復調器26と、映像復号器28と、表示デバイス30と、を含むことができる。システム10は、映像情報の符号化ブロックパターン(CBP)の可変長コーディング(VLC)に関する技法を適用するように構成することができる。
CBPは、映像ブロック内の係数パターンにマッピングする情報を介してコーディングされる前記映像ブロック内の係数パターンを指す。幾つかのフォーマットにおいては、CBPは、4ビットの係数の組を備え、各映像ブロックに関して幾つかのCBPがコーディングされる。しかしながら、より長い又はより短いCBPを定義可能である。異なるCBPをコーディングするために、発生する可能性がより高い係数パターンはより短い符号でコーディングされ、発生する可能性がより低い係数パターンはより長い符号でコーディングされるVLC技法を用いることができる。コーディングされた映像ブロックは、コーディング方式においてCBPが用いられていることを示すためのフラグ又はその他の情報をヘッダ内に含めることができる。
この開示の技法により、幾つかの異なるVLCテーブルがコーディングデバイス12、16の各々の映像符号器22及び映像復号器28内に格納される。符号化プロセス及び復号プロセス中に、所定の映像ブロックに関して、VLCテーブルのうちの1つが選択され、CBPの符号化又は復号を実行するために用いられる。符号化及び復号は、ここにおいては一般的にはコーディングと呼ぶことができる。このテーブルは、コーディング効率を促進する形で選択することができる。例えば、映像符号器22及び映像復号器28は、映像フレーム内での空間的冗長性現象を利用することができる。具体的には、映像符号器22及び映像復号器28は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて前記現在の映像ブロックのCBP VLCに関するテーブル選択を行うことができる。これらの技法は、スケーラブルビデオコーディング(SVC)における拡張層の映像ブロックのコーディングにおいて特に有用であることができる。
図1の例においては、通信チャネル15は、無線又は有線の通信媒体、例えば無線周波数(RF)スペクトル又は1つ以上の物理的送信ライン、又は無線媒体と有線媒体の組み合わせ、を備えることができる。通信チャネル15は、パケットに基づくネットワーク、例えばローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、又はグローバルネットワーク、例えばインターネット、の一部を形成することができる。通信チャネル15は、一般的には、ソースデバイス12から受信デバイス16に映像データを送信するための適切な通信媒体、又は異なる通信媒体の集合を表す。
ソースデバイス12は、受信デバイス16に送信するためのコーディングされた映像データを生成する。しかしながら、幾つかの場合においては、デバイス12、16は、実質的に対称的に動作することができる。例えば、デバイス12、16の各々は、映像符号化及び復号構成要素を含むことができる。従って、システム10は、例えば映像ストリーミング、映像放送、又はビデオテレフォニーのための映像デバイス12、16間における1方向又は2方向の映像送信をサポートすることができる。
ソースデバイス12の映像ソース20は、映像キャプチャデバイス、例えばビデオカメラ、以前にキャプチャされた映像を含む映像アーカイブ、又は映像コンテンツプロバイダからの映像フィードを含むことができる。さらなる代替として、映像ソース20は、コンピュータグラフィックに基づくデータをソース映像として生成すること、又はライブ映像とコンピュータによって生成された映像の組み合わせを生成することができる。幾つかの場合においては、映像ソース20がビデオカメラである場合は、ソースデバイス12及び受信デバイス16は、いわゆるカメラフォン又はビデオフォンを形成することができる。各場合において、キャプチャされた、予めキャプチャされた又はコンピュータによって生成された映像は、映像ソースデバイス12から変調器/送信機22、通信チャネル15及び受信機/復調器26を介して映像受信デバイス16の映像復号器28に送信するために映像符号器22によって符号化することができる。映像符号化及び復号プロセスは、ここにおいて説明されるように、これらのプロセスを改良するためにCBPに関するVLC技法を実装することができる。表示デバイス30は、復号された映像データをユーザーに表示し、及び様々な表示デバイス、例えば陰極線管、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、又は他の型の表示デバイス、のうちのいずれかを備えることができる。
映像符号器22及び映像復号器28は、空間、時間及び/又は信号対雑音比(SNR)スケーラビリティに関するスケーラブルビデオコーディング(SVC)をサポートするように構成することができる。幾つかの場合においては、映像符号器22及び映像復号器28は、SVCに関する細粒度SNRスケーラビリティ(FGS)コーディングをサポートするように構成することができる。符号器22及び復号器28は、基本層及び1つ以上のスケーラブル拡張層の符号化、送信及び復号をサポートすることによって様々なスケーラビリティ度をサポートすることができる。スケーラブル映像コーディングに関しては、基本層は、基準レベルの品質を有する映像データを搬送する。1つ以上の拡張層は、より高い空間、時間及び/又はSNRレベルをサポートするための追加データを搬送する。基本層は、拡張層の送信よりも信頼できる形で送信することができる。例えば、基本層を送信するために変調信号の最も信頼できる部分を用いることができ、拡張層を送信するために変調信号の信頼性がより低い部分を用いることができる。
SVCをサポートするために、映像符号器22は、基本層及び1つ以上の拡張層の符号化をそれぞれ行うための基本層符号器32と1つ以上の拡張層符号器34とを含むことができる。この開示の技法は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいてその現在の映像ブロックのCBP VLCに関するテーブル選択を含み、SVCにおける拡張層の映像ブロックのコーディングにおいて特に有用であることができる。
映像復号器28は、基本層及び拡張層の両方と関連づけられた映像ブロックを復号し、復号された映像を結合して映像シーケンスのフレームを再構築する結合された基本/拡張復号器を備えることができる。表示デバイス30は、復号された映像シーケンスを受け取り、その映像シーケンスをユーザーに提示する。
映像符号器22及び映像復号器28は、映像圧縮基準、例えばMPEG−2、MPEG−4、ITU−T H.263又はITU−T H.264/MPEG−4,Part10、アドバンストビデオコーディング(AVC)、等に従って動作することができる。図1には示されていないが、幾つかの側面においては、映像符号器22及び映像復号器28は、各々が、音声符号器及び復号器と統合することができ、及び、共通のデータストリーム又は別個のデータストリーム内における音声及び映像の両方の符号化を処理するための適切なMUX−DEMUXユニット、又はその他のハードウェアと、ソフトウェアとを含むことができる。該当する場合は、MUX−DEMUXユニットは、ITU H.223マルチプレクサプロトコル、又はその他のプロトコル、例えばユーザーデータグラムプロトコル(UDP)、に準拠することができる。
H.264/MPEG−4(AVC)基準は、ITUビデオ・コーディング・エキスパーツ・グループ(VCEG)がISO/IECムービング・ピクチャ・エキスパーツ・グループ(MPEG)と共同で、ジョイントビデオチーム(JVT)と呼ばれる共同パートナーシップの産物として策定したものである。幾つか側面においては、この開示において説明される技法は、一般的にはH.264基準に準拠するデバイスに適用することができる。H.264基準については、ITU−研究グループによる2005年3月付ITU−T勧告H.264、一般的オーディオビジュアルサービスに関するアドバンストビデオコーディング、において説明されており、ここでは、H.264基準又はH.264仕様、又はH.264/AVC基準又は仕様と呼ばれることがある。
ジョイントビデオチーム(JVT)では、H.264/MPEG−4 AVCへのスケーラブルビデオコーディング(SVC)拡張作業を継続中である。進展中のSVC拡張の仕様は、ジョイントドラフト(JD)の形になっている。JVTによって構築されたジョイントスケーラブルビデオモデル(JSVM)は、スケーラブル映像において用いるためのツールを実装しており、これらのツールは、システム10内において、この開示において説明される様々なコーディングタスクに関して用いることができる。ジョイントドラフト文書、特に、ジョイントドラフト6(SVC JD6)、トーマス・ウィーガント(Thomas Wiegand)、ゲーリー・サリバン(Gary Sullivan)、ジュリアン・レイシェル(Julien Reichel)、ハイコ・シュワルツ(Heiko Schwarz)、及びマチアス・ウィーン(Mathias Wien)“Joint Draft 6: Scalable Video Coding”(ジョイントドラフト6:スケーラブルビデオコーディング)、JVT-S 201, April 2006, Genevaにおいて、及びジョイントドラフト9(SVC JD9)、トーマス・ウィーガント、ゲーリー・サリバン、ジュリアン・レイシェル、ハイコ・シュワルツ、及びマチアス・ウィーン“Joint Draft 9 of SVC Amendment”(SVC修正ジョイントドラフト9)JVT-V 201, January 2007, Marrakech, Moroccoにおいて、細粒度SNRスケーラビリティ(FGS)コーディングに関する詳細情報を見つけることができる。さらに、ここにおいて説明される技法の1つの実装のさらなる詳細を、モロッコのマラケシュで開催された第22回会議において2007年1月13日〜19日にマルタ・カルツェウィッツ(Marta Karczewicz)、ヒュクジュン・チュン(Hyukjune Chung)及びプーム・サゲトン(Phoom Sagetong)によってISO/IEC MPEG及びITU−T VCEGのJVTに提出された提案文書JVT−V092において見つけることができる。
幾つかの側面においては、映像放送に関して、この開示において説明される技法は、技術基準TIA−1099(“FLO仕様”)として発行予定の順方向リンク専用(FLO)エアインタフェース仕様“Forward Link Only Air Interface Specification for Terrestrial Mobile Multimedia Multicast”(地上移動マルチメディアマルチキャストに関する順方向リンク専用エアインタフェース仕様)を用いて地上移動マルチメディアマルチキャスト(TM3)システムにおいてリアルタイム映像サービスを引き渡すための拡張H.264映像コーディングに対して適用することができる。すなわち、通信チャネル15は、FLO仕様に従って無線映像情報を放送するために用いられる無線情報チャネル、等を備えることができる。FLO仕様は、FLOエアインタフェースに適するビットストリーム構文及び意味論及び復号プロセスを定義する例を含む。代替として、その他の基準、例えばDVB−H(デジタル映像放送−ハンドヘルド)、ISDB−T(総合サービスデジタル放送−地上)、又はDMB(デジタルメディア放送)、等に従って映像を放送することができる。従って、ソースデバイス12は、モバイル無線端末、映像ストリーミングサーバー、又は映像放送サーバーであることができる。しかしながら、この開示において説明される技法は、特定の型の放送、マルチキャスト、又はポイント・ツー・ポイントシステムに限定されない。放送の場合は、ソースデバイス12は、図1の受信デバイス16と同様であることができる複数の受信デバイスに対して幾つかのチャネルの映像データを放送することができる。一例として、受信デバイス16は、無線通信デバイス、例えばセルラーラジオテレフォンと共通して呼ばれるモバイルハンドセット、を備えることができる。
映像符号器22及び映像復号器28は、各々、1つ以上のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディスクリートロジック、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はその組み合わせとして実装することができる。映像符号器22及び映像復号器28の各々は、1つ以上の符号器又は復号器に含めることができ、これらのいずれも、各々のモバイルデバイス、加入者デバイス、放送デバイス、サーバー、等において結合された符号器/復号器(CODEC)の一部として統合することができる。さらに、ソースデバイス12及び受信デバイス16は、各々、符号された映像を適宜送信及び受信するための該当する変調、復調、周波数変換、フィルタリング、及び増幅器構成要素を含むことができ、無線通信をサポートする上で十分な無線周波数(RF)無線構成要素とアンテナとを含む。しかしながら、説明を容易にするため、該構成要素は、ソースデバイス12の変調器/送信機24及び図1の受信デバイス16の受信機/復調器26として要約されている。
映像シーケンスは、一連の映像フレームを含む。映像符号器22は、映像データを符号化するために個々の映像フレーム内の画素ブロックに関して動作する。映像ブロックは、固定された又は可変のサイズを有することができ、規定されたコーディング基準に従ってサイズが異なることができる。各映像フレームは、一連のスライスを含む。各スライスは、一連のマクロブロックを含むことができ、これらのマクロブロックは、サブブロックに分けることができる。一例として、ITU−T H.264基準は、様々なブロックサイズ、例えばルマ成分に関しては16×16、8×8、4×4、及びクロマ成分に関しては8×8、におけるイントラ予測、及び様々なブロックサイズ、例えばルマ成分に関しては16×16、16×8、8×16、8×8、8×4、4×8及び4×4及びクロマ成分に関しては対応するスケーリングされたサイズにおけるインター予測をサポートする。
より小さい映像ブロックは、より良い解像度を提供することができ、より高い細密レベルを含む映像フレームの位置に関して用いることができる。一般的には、マクロブロック(MB)及び様々なサブブロックは、映像ブロックであるとみなすことができる。さらに、スライスは、一連の映像ブロック、例えばMB及び/又はサブブロックであるとみなすことができる。各スライスは、独立して復号可能なユニットであることができる。予測後は、8×8残差ブロック又は4×4残差ブロックにおいて変換を行うことができ、及び、intra_16×16予測モデルが用いられる場合はクロマ成分又はルマ成分に関して4×4ブロックのDC係数に対して追加変換を適用することができる。
イントラ及びインターに基づく予測コーディングに引き続き、追加のコーディング技法を送信されたビットストリームに適用することができる。これらの追加のコーディング技法は、変換技法(例えば、H.264/AVC又は離散コサイン変換DCTにおいて用いられる4×4又は8×8整数変換)と、可変長コーディングと、を含むことができる。特に、この開示は、映像ブロックのCBPをコーディングするための技法を提供し、符号器22においてデータを符号化するために及び復号器26においてデータを復号するために実行することができる。繰り返すと、CBPは、映像ブロック内における係数パターン、例えば離散コサイン変換された係数又は整数変換係数のパターン、を指す。異なるCBPをコーディングするために、発生する可能性がより高い係数パターンはより短い符号でコーディングされ、発生する可能性がより低い係数パターンはより長い符号でコーディングされるVLC技法を用いることができる。コーディングされた映像ブロックは、コーディング方式においてCBPが用いられていることを示すためのフラグ又はその他の情報をヘッダ内に含めることができる。
この開示の技法により、幾つかの異なるVLCテーブルがソースデバイス12及び受信デバイス16内に格納される。符号化プロセス及び復号プロセス中に、所定の映像ブロックに関して、CBPのコーディングを行うためのVLCテーブルが選択される。このテーブルは、映像フレーム内における空間冗長性現象を利用することによってコーディング効率を促進する形で選択することができる。具体的には、この開示の技法により、映像符号器22及び映像復号器28は、ゼロでない変換係数(例えば、ゼロでないDCT係数)を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックのCBP VLCに関するテーブル選択を行うことができる。隣接ブロックは、以前にコーディングされたブロックを備えることができ、ゼロでない変換係数を含む隣接ブロック数は、現在の映像ブロックとその隣接ブロックとの間における空間的類似性の尤度に起因する優れたテーブル選択評価基準を現在の映像ブロックのCBPコーディングに関して提供することができる。
一例においては、符号器22及び復号器28は、各々が、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算し、テーブルインデックスに基づいて複数のテーブルからVLCテーブルを選択する逆数法(reciprocal method)を実行することができる。映像符号器22は、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを符号化し、映像復号器28は、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを復号する。符号器22及び復号器28は、同じ判定基準に基づいてテーブル選択を行うため、符号化プロセスにおいて所定の映像ブロックに関して選択された同じテーブルが復号プロセスにおいて識別及び選択され、それにより、符号器及び復号器によって適用されるコーディングプロセスが同期化状態にあるようにすべきである。
図2は、スケーラブル映像ビットストリームの基本層17及び拡張層18内の映像フレームを示す概略図である。上述されるように、この開示の技法は、拡張層の映像ブロックのコーディングにおいて特に有用であることができる。基本層17は、第1のレベルの空間、時間、又はSNRスケーラビリティを表す符号化された映像データを含むビットストリームを備えることができる。拡張層18は、第2のレベルの空間−時間−SNRスケーラビリティを表す符号化された映像データを含むビットストリームを備えることができる。幾つかの場合においては、拡張層ビットストリームは、基本層と連携してしか復号することができず、独立して復号することはできない。拡張層18は、基本層17内の復号された映像データへの参照(reference)を含む。該参照は、最終的な復号された映像データを生成するために変換領域又は画素領域において用いてことができる。
基本層17及び拡張層18は、イントラ(I)フレームと、インター(P)フレームと、双方向(B)フレームと、を含むことができる。拡張層18内のPフレームは、基本層17内のPフレームへの参照に依存する。映像復号器は、拡張層18及び基本層17内のフレームを復号することにより、復号された映像の映像品質を向上させることができる。例えば、基本層17は、1秒当たり15フレームの最低フレームレートで符号化された映像を含むことができ、拡張層18は、1秒当たり30フレームのより高いフレームレートで符号化された映像を含むことができる。異なる品質レベルでの符号化をサポートするために、基本層17及び拡張層18は、より高い量子化パラメータ(QP)及びより低いQPによってそれぞれ符号化することができる。さらに、基本層17は、拡張層18の送信よりも信頼できる形で送信することができる。一例として、変調された信号の信頼性が最も高い部分を基本層17を送信するために用いることができ、変調された信号の信頼性がより低い部分を拡張層18を送信するために用いることができる。基本層及び拡張層は数多くの異なる方法で定義することが可能であるため、図2の例は単なる典型例である。
図3は、この開示と一致するデータを符号化するためのVLCユニット46を含む映像符号器50の例を示すブロック図である。図3の映像符号器50は、図1におけるソースデバイス12の拡張層符号器34に対応することができる。すなわち、単純化するため、図3には基本層符号化構成要素は示されていない。従って、映像符号器50は、拡張層符号器であるとみなすことができる。幾つかの場合においては、映像符号器50の例示される構成要素は、例えば基本層及び拡張層のスケーラブル映像コーディングをサポートするピラミッド式符号器設計において基本層符号化モジュール又はユニットと組み合わせて実装することも可能である。
映像符号器50は、映像フレーム内におけるブロックのイントラコーディング及びインターコーディングを行うことができる。イントラコーディングは、空間予測に依存して、所定の映像フレーム内の映像における空間冗長性を低減させる又は除去する。インターコーディングは、時間予測に依存して、映像シーケンスの隣接フレーム内の映像における時間的冗長性を低減させる又は除去する。インターコーディングに関しては、映像符号器50は、動き推定を行い、2つ以上の隣接フレーム間でのマッチする映像ブロックの移動を追跡する。イントラコーディングに関しては、コーディング対象ブロックに非常にマッチするフレーム内のその他のブロックを識別するための空間予測が用いられる。イントラコーディング空間予測構成要素は、図3には示されていない。
図3において示されるように、映像符号器50は、符号化対象となる映像フレーム内の現在の映像ブロック31(例えば、拡張層映像ブロック)を受け取る。図3の例においては、映像符号器50は、動き推定ユニット33と、基準フレーム格納装置35と、動き補償ユニット37と、ブロック変換ユニット39と、量子化ユニット41と、逆量子化ユニット42と、逆変換ユニット44と、VLCユニット46と、を含む。ブロック境界をフィルタリングしてブロックノイズアーティファクトを除去するためのデブロッキングフィルタ(示されていない)を含めることもできる。映像符号器50は、アナログ加算器48とアナログ加算器51とも含む。図3は、映像ブロックのインターコーディングに関する映像符号器50の時間予測構成要素を示す。例示を容易にするために図3には示されていないが、映像符号器50は、幾つかの映像ブロックのイントラコーディングに関する空間予測構成要素を含むこともできる。しかしながら、空間予測構成要素は、通常は、基本層コーディングのみに関して用いられる。
動き推定ユニット33は、映像ブロック31を1つ以上の隣接映像フレーム内のブロックと比較して1つ以上の動きベクトルを生成する。隣接フレーム又はフレーム(複数)は、基準フレーム格納装置35から取り出すことができ、基準フレーム格納装置35は、以前に符号化されたブロックから再構築された映像ブロックを格納するためのあらゆる型のメモリ又はデータ格納デバイスを備えることができる。動き推定は、可変サイズ、例えば16×16、16×8、8×16、8×8又はそれよりも小さいブロックサイズのブロックに関して行うことができる。動き推定ユニット33は、例えばレート歪みモデルに基づいて現在の映像ブロック31に最もマッチする隣接フレーム内のブロックを識別し、ブロック間での変位を決定する。この決定に基づき、動き推定ユニット33は、現在の映像ブロック31と現在の映像ブロック31をコーディングするために用いられる予測ブロックとの間の変位の規模及び軌道を示す動きベクトル(MV)(又は双方向予測の場合は複数のMV)を生成する。
動きベクトルは、1/2又は1/4の画素の精度、さらにはそれよりも高い精度を有することができ、映像符号器50が整数の画素位置よりも高い精度で動きを追跡すること及びより良い予測ブロックを入手することを可能にする。部分画素値を有する動きベクトルが用いられるときには、動き補償ユニット37において補間演算が行われる。動き推定ユニット33は、レート歪みモデルを用いて映像ブロックに関する最良の動きベクトルを識別することができる。その結果得られた動きベクトルを用いて、動き補償ユニット37は、動き補償によって予測映像ブロックを形成する。
映像符号器50は、アナログ加算器48において、動き補償ユニット37によって生成された予測映像ブロックを原映像ブロックである現在の映像ブロック31から減じることによって残差映像ブロックを形成する。ブロック変換ユニット39は、残差ブロックに対して変換、例えば離散コサイン変換(DCT)を適用し、残差変換ブロック係数を生成する。量子化ユニット41は、残差変換ブロック係数を量子化してビットレートをさらに小さくする。アナログ加算器49Aは、例えば基本層符号器(示されていない)から基本層係数情報を受け取り、この基本層係数情報を拡張層コーディングにおいて供給するためにブロック変換ユニット39と量子化ユニット41との間に配置される。特に、アナログ加算器49Aは、基本層係数情報をブロック変換ユニット39の出力から減じる。同様の方法で、アナログ加算器49Bは、逆変換ユニット44と逆量子化ユニット42との間に配置され、基本層符号器(示されていない)から基本層係数情報を受け取る。アナログ加算器49Bは、基本層係数情報を戻して逆量子化ユニット42の出力に加える。
空間予測コーディングは、時間予測コーディングと非常に似た動作をする。しかしながら、時間予測コーディングは、コーディングを行う上で隣接フレーム(又はその他のコーディングされた単位)のブロックに依存し、空間予測は、コーディングを行う上で共通のフレーム(又はその他のコーディングされた単位)内のブロックに依存する。空間予測コーディングはイントラブロックをコーディングし、時間予測コーディングはインターブロックをコーディングする。繰り返すと、単純化のために図3には空間予測構成要素は示されていない。
VLCコーディングユニット46は、量子化された変換係数を可変長コーディング法に従ってコーディングし、送信された情報のビットレートをさらに小さくする。特に、VLCコーディングユニット46は、CBPをコーディングするためにこの開示の技法を適用する。このために、VLCコーディングユニット46は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算し、テーブルインデックスに基づいて複数のテーブルからVLCテーブルを選択する。次に、VLCコーディングユニット46は、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを符号化する。選択されたVLCテーブルは、現在の映像ブロックのCBPに関するコーディング効率を促進することができる。テーブル選択を容易にするために隣接する映像ブロック(特に、ゼロでない変換係数を含む映像ブロック)を用いることは、隣接ブロック間における空間的類似性の確率が高いことに起因する好都合なテーブル選択機構を提供する。隣接する映像ブロックは、例えば、現在の映像ブロックのコーディング前に以前にコーディングされたブロックであることができる。
可変長コーディングに引き続き、符号化された映像を他のデバイスに送信することができる。さらに、逆量子化ユニット42及び逆変換ユニット44は、残差ブロックを再構築するために逆量子化及び逆変換をそれぞれ適用する。アナログ加算器51は、再構築された残差ブロックを動き補償ユニット37によって生成された動き補償予測ブロックに加え、基準フレーム格納装置35に格納するための再構築された映像ブロックを生成する。再構築された映像ブロックは、後続する映像フレーム内のブロックを符号化するために動き推定ユニット33及び動き補償ユニット37によって用いられる。
図4は、図1の映像復号器28、又は他のデバイスの復号器に対応することができる映像復号器60の例を示すブロック図である。映像復号器60は、拡張層映像ブロックに関して図3のVLC符号化ユニット46の逆数関数を実行するVLC復号ユニット52Aを含む。すなわち、VLC符号化ユニット46と同様に、VLC復号ユニット52Aは、ゼロ以外の変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算し、テーブルインデックスに基づいて複数のテーブルからVLCテーブルを選択する。次に、VLC復号ユニット52Aは、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを復号し、この選択されたVLCテーブルは、符号化プロセス中にVLC符号化ユニット46によって選択されたテーブルと同じであるべきである。
映像復号器60は、基本層情報に関する他のVLCユニット52Bを含むこともできる。イントラ予測ユニット55は、選択的に、基本層映像ブロックの空間復号を行うことができ、イントラ予測ユニット55の出力は、加算器53に提供することができる。拡張層経路は、逆量子化ユニット58Aを含むことができ、基本層経路は、逆量子化ユニット56Bを含むことができる。基本層経路及び拡張層経路内の情報は、加算器57によって結合することができる。
映像復号器60は、映像フレーム内におけるブロックのイントラ復号及びインター復号を行うことができる。図4の例においては、映像復号器60は、VLCユニット52A及び52B(上述)と、動き補償ユニット54と、逆量子化ユニット56A及び56Bと、逆変換ユニット58と、基準フレーム格納装置62と、を含む。映像復号器60は、アナログ加算器64も含む。選択的に、映像復号器60は、アナログ加算器64の出力をフィルタリングするデブロッキングフィルタ(示されていない)を含むことができる。繰り返すと、アナログ加算器57は、基本層経路及び拡張層経路内の情報を結合し、イントラ予測ユニット55及び加算器53は、基本層映像ブロックの空間復号を容易にする。
繰り返すと、拡張層映像ブロックに関して、VLC復号ユニット52Aは、符号化された映像ビットストリームを受け取り、この開示において説明されるようにCBPに関してVLC技法を適用する。このことは、量子化された残差係数、マクロブロック及びサブブロックコーディングモード及び動きベクトルとブロックパーティションを含むことができる動き情報を生成することができる。特に、VLC復号ユニット52Aは、ゼロでない変換係数を有する隣接映像ブロック数に基づいた適応型VLCテーブル選択技法を用いる。この方法により、空間冗長性現象を用いてCBPのVLCに関するテーブルを選択することができる。
VLCユニット52Aによって行われた復号に引き続き、動き補償ユニット54は、動きベクトル及び1つ以上の再構築された基準フレームを基準フレーム格納装置62から受け取る。逆量子化ユニット56Aは、量子化されたブロック係数を逆量子化する、すなわち量子化を解除する。加算器57による拡張層及び基本層情報の結合に引き続き、逆変換ユニット58は、逆変換、例えば逆DCTを係数に適用して残差ブロックを生成する。動き補償ユニット54は、アナログ加算器64によって残差ブロックと合計された動き補償ブロックを生成して復号されたブロックを形成する。希望される場合は、ブロックノイズアーティファクトを除去するためにデブロッキングフィルタを適用して復号されたブロックをフィルタリングすることもできる。次に、フィルタリングされたブロックは、基準フレーム格納装置62内に入れられ、基準フレーム格納装置62は、動き補償から基準ブロックを提供し、さらにドライブ表示デバイス(例えば図1のデバイス30)への復号された映像も生成する。
図5は、図3のVLC符号化ユニット46に対応することができる典型的なVLC符号化ユニット70を示すブロック図である。VLC符号化ユニット70は、CBP VLC符号化モジュール72と、テーブルインデックス計算ユニット74と、を含む。CBPテーブル76は、一般的には、いずれかの記憶場所において、例えば別個のメモリ記憶場所においてローカルで又はオフチップで、格納することができるテーブルを指す。CBPテーブル76は、希望に応じて定期的に更新することができる。
CBPは、一方式に従ってコーディングされる映像ブロック内の係数パターンを指す。幾つかのパターンは、映像ブロック内において発生する可能性がその他のパターンよりもはるかに高いことがある。この要因に基づき、VLCを用いて、係数のパターンを認識して該パターンをCBPとしてコーディングすることによってデータを圧縮することができる。ブロックヘッダ内の情報は、CBPがコーディング方式において用いられるという事実を識別することができる。
空間冗長性現象は、一般的には、空間的に非常に近接する映像ブロックは高いレベルの相関関係を有することになると予測する。この開示は、この現象に基づき、CBPの効率的なVLCのためのテーブル選択を容易にするために隣接する映像ブロックを用いることを提案する。このことは、すべてのCBPに関して固定されたマッピングを用いるか又はブロックの型(例えば、イントラブロック対インターブロック)に基づいてテーブルを用いる従来の技法に対するCBPのVLCの効率を向上させることができる。
VLC符号化ユニット70において、複数のCBPテーブル76が格納される。しかしながら、これらのテーブルは、代替として、別個の(例えばオフチップの)場所に格納することが可能である。テーブル計算ユニット74は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算する。次に、CBP VCL符号化モジュール72は、テーブルインデックスに基づいて複数のテーブル76からVLCテーブルを選択する。適切なテーブルを選択した時点で、CBP VLC符号化モジュール72は、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを符号化する。
一例として、現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備えることができ、隣接映像ブロックは、現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックを備える。ここにおいて説明される計算においては、クロマブロック(例えば、16×16のマクロブロックと関連づけられたサブサンプリングされた8×8クロマブロック)を隣接ブロックとして用いることもできる。ただし、テーブル選択に関しては、隣接ルマブロックのみを使用するだけで十分であることがある。この開示の技法は、非常に様々な映像ブロックサイズ及びコーディングフォーマットのうちのいずれかを用いて実装できるため、ここにおいて説明される隣接ブロックのブロックサイズ及び位置は、単なる典型例であるにすぎない。
さらなる例として、テーブルインデックス計算ユニット74は、テーブルインデックスを、
第1の隣接マクロブロック及び第2の隣接マクロブロックの両方に関してゼロでない変換係数の情報が存在するときにはN=(N(1)+N(u))/2+1として、
ゼロでない変換係数の情報が第1の隣接マクロブロックに関して存在するが第2の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(1)+1として、及び
ゼロでない変換係数の情報が第2の隣接マクロブロックに関して存在するが第1の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(u)+1として計算することができる。この例においては、Nは、テーブルインデックスを表し、N(1)は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックの左の隣接ルマブロックの数を表し、N(u)は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックの上方の隣接ルマブロックの数を表す。
複数のCBPテーブルは、以下から形成されたテーブル1(表1−1、1−2)であることができる。
Figure 2010531552
Figure 2010531552
複数のCBPテーブル76の各々は、テーブル1のテーブルインデックス列のうちの1つと結合されたテーブル1の符号番号列を備えることができる。複数のテーブルは、個々に、テーブル1と同様に、又は他の方法で格納することができる。いずれの場合においても、CBP VLC符号化モジュール72は、計算されたテーブルインデックスに対応するテーブル1の列内に記入されたCBP値に関する符号番号を符号番号列から選択することによってCBPを符号化することができる。CBPテーブル76の更新は、必要に応じて又は希望に応じて行うことができ、テーブル内の値は、非常に広範な変動をすることがある。上のテーブル1は、使用可能である複数のテーブルの単なる典型例である。
繰り返すと、この開示の技法は、スケーラブルビデオコーディング(SVC)に関して1つ以上の拡張層をコーディングする上で特に有用であることができる。この場合には、拡張層をコーディングする際にCBPが用いられ、拡張層における該CBPのVLCに関するテーブル選択は、ここにおいて説明される技法に従って行われる。これらのコーディング技法は、符号器及び復号器において実行される。従来は、CBPと符号番号との間の固定されたマッピングが用いられ、このことは、変化するシーンの特徴に適応できずその結果非効率的になる可能性がある。説明される技法は、イントラ及びインターコーディングされたブロックに関して異なるテーブルを用いる技法よりも効率的であることもできる。ほとんどの場合は、3つ以上のテーブルが格納され、テーブル選択は、3つ以上のテーブル間で行われる。テーブル1の例においては、5つの異なるVLCテーブルが、符号番号列及び5つの異なるテーブルインデックス列によって定義される。
図6は、図4のVLC符号化ユニット52に対応することができる典型的なVLC復号ユニット80を示すブロック図である。VLC復号ユニット80は、VLC符号化ユニット70と実質的に同じであるが、VLC符号化ユニット70によって行われる符号化に関する逆数復号関数を実行する。従って、VLC符号化ユニット70は、量子化された残差係数を受け取ってビットストリームを生成する一方で、VLC復号ユニット80は、ビットストリームを受け取って量子化された残差係数を生成する。VLC復号ユニットは、CBP VLC復号モジュール82と、テーブルインデックス計算ユニット84と、を含む。CBPテーブル86は、あらゆる記憶場所において、例えば別個のメモリ記憶場所においてローカル又はオフチップで、格納することができるテーブルを備える。CBPテーブル104は、希望に応じて、定期的に更新することができる。
VLC符号化ユニット70における場合と同様に、VLC復号ユニット80は、複数のCBPテーブル86へのアクセスを有する。繰り返すと、これらのテーブルは、ローカルで格納することができ、又は代替として別個の(例えば及びオフチップの)記憶場所に格納することが可能である。テーブル計算ユニット84は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算する。ブロックに基づく映像コーディングは、典型的には、左から右に及び上から下に順に行われるため、隣接映像ブロックは、現在の映像ブロックの左及び上方に所在するブロックを備えることができる。CBP VCL復号モジュール82は、テーブルインデックスに基づいて複数のテーブル86からVLCテーブルを選択する。適切なテーブルを選択した時点で、CBP VLC復号モジュール82は、選択されたVLCテーブルを用いて現在の映像ブロックのCBPを復号して適切な係数を生成する。
符号化プロセスにおける場合と同様に、復号プロセスにおいて、現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備えることができ、隣接する映像ブロックは、現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックを備える。さらに、クロマブロック(例えば、16×16マクロブロックと関連づけられたサブサンプリングされた8×8クロマブロック)を用いることもできるが、テーブル選択に関しては、隣接ルマブロックのみを使用するだけで十分であることがある。繰り返すと、この開示の技法は、非常に様々な映像ブロックサイズ又はフォーマットのうちのいずれかを用いて実装できるため、ここにおいて記載されるブロックサイズは単なる典型例であるにすぎない。
テーブルインデックス計算ユニット84は、テーブルインデックスを、
第1の隣接マクロブロック及び第2の隣接マクロブロックの両方に関してゼロでない変換係数の情報が存在するときにはN=(N(1)+N(u))/2+1として、
ゼロでない変換係数の情報が第1の隣接マクロブロックに関して存在するが第2の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(1)+1として、及び
ゼロでない変換係数の情報が第2の隣接マクロブロックに関して存在するが第1のノード隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(u)+1として計算することができる。この例においては、Nは、テーブルインデックスを表し、N(1)は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックの左の隣接ルマブロックの数を表し、N(u)は、ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックの上方の隣接ルマブロックの数を表す。
符号化例と同様に、復号に関して用いられる複数のCBPテーブル86の各々は、テーブル1のテーブルインデックス列のうちの1つと結合されたテーブル1の符号番号列を備えることができる。複数のテーブルは、個々に、テーブル1と同様に、又は他の方法で格納することができる。いずれの場合においても、CBP VLC復号モジュール82は、計算されたテーブルインデックスに対応するテーブル1の列内に記入されたCBP値に関する符号番号を符号番号列から選択することによってCBPを復号することができる。CBPテーブル76の更新は、必要に応じて行うことができ、テーブル内の値は、非常に広範な変動をすることがある。当然のことであるが、更新は、符号化デバイス及び復号デバイスの両方に搬送する必要がある。繰り返すと、テーブル1は、使用可能である複数のテーブルの単なる典型例である。
図7は、この開示と一致するCBPをコーディングするためのVLC技法を示した流れ図である。図7に示される技法は、VLC符号化ユニット70又はVLC復号ユニット80によって実行することができる。図7に示されるように、テーブルインデックス計算ユニット74、84は、ゼロでない変換係数を有する現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算する(91)。CBP VLCコーディングモジュール72、84は、計算されたテーブルインデックス値に基づいて複数のVLCテーブル76、86からVLCテーブルを選択する。CBP VLCコーディングモジュール72、84は、選択されたVLCテーブルに基づいて現在の映像ブロックのCBPをコーディングする。モジュール72は、符号化を行い、モジュール82は、逆数復号を行う。
ここにおいて説明される技法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそのいずれかの組み合わせにおいて実装することができる。モジュール又は構成要素として説明されるいずれの特徴も、統合された論理デバイス内においてまとめて又は個別であるが相互運用可能な論理デバイスとして別個に実装することができる。ソフトウェア内に実装された場合は、技法は、少なくとも部分的には、実行されたときに上述される方法のうちの1つ以上を実行する命令を備えるコンピュータによって読み取り可能な媒体によって実現することができる。コンピュータによって読み取り可能なデータ記憶媒体は、パッケージング材料を含むことができるコンピュータプログラム製品の一部を成すことができる。コンピュータによって読み取り可能な媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、例えば同期的ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、非揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ記憶媒体、等を備えることができる。これらの技法は、追加で又は代替として、少なくとも部分的には、命令又はデータ構造の形態で符号を搬送又は通信し、コンピュータによってアクセスすること、読み取ること、及び/又は実行することが可能なコンピュータによって読み取り可能な通信媒体によって実現することができる。
プログラムコードは、1つ以上のプロセッサ、例えば1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、又はその他の同等の集積又は個別論理回路、によって実行することができる。従って、ここにおいて用いられる“プロセッサ”という用語は、上記の構造又はここにおいて説明される技法の実装に適したその他の構造のうちのいずれかを指すことができる。さらに、幾つかの側面においては、ここにおいて説明される機能は、符号化及び復号に関して構成された専用ソフトウェアモジュール又はハードウェアモジュール内において提供すること、又は結合された映像符号器−復号器(CODEC)内に組み入れることができる。
ハードウェア内に実装された場合は、この開示は、ここにおいて説明される技法のうちの1つ以上を実行するように構成された、回路、例えば集積回路、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、論理、又はその様々な組み合わせを対象とすることができる。
発明の様々な実施形態が説明されている。これらの及びその他の実施形態は、以下の請求項の適用範囲内である。

Claims (25)

  1. 方法であって、
    ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関する可変長コーディング(VLC)テーブルを選択することと、
    前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上の符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングすること、とを備える、方法。
  2. 1つ以上のCBPをコーディングすることは、前記CBPを符号化することを備える請求項1に記載の方法。
  3. 1つ以上のCBPをコーディングすることは、前記CBPを復号することを備える請求項1に記載の方法。
  4. ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて前記現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算することと、
    前記テーブルインデックスに基づいて前記VLCテーブルを選択すること、とをさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備え、前記隣接する映像ブロックは、前記現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び前記現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックを備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記テーブルインデックス値は、
    前記第1の隣接マクロブロック及び前記第2の隣接マクロブロックの両方に関してゼロでない変換係数の情報が存在するときにはN=(N(1)+N(u))/2+1として、
    ゼロ以外の変換係数の情報が前記第1の隣接マクロブロックに関して存在するが前記第2の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(1)+1として、及び、
    ゼロでない変換係数の情報が前記第2の隣接マクロブロックに関して存在するが前記第1の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(u)+1として計算され、
    Nは、前記テーブルインデックス値を表し、N(1)は、ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックの左の隣接ルマブロックの数を表し、N(u)は、ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックの上方の隣接ルマブロックの数を表す請求項5に記載の方法。
  7. 前記複数のテーブルは、以下のテーブル1(表1−1、表1−2)から形成されたテーブルを備える。
    Figure 2010531552
    Figure 2010531552
    前記複数のテーブルの各々は、テーブル1のテーブルインデックス列のうちの1つと結合されたテーブル1の符号番号列を備え、前記符号化ブロックパターンをコーディングすることは、前記計算されたテーブルインデックスに対応するテーブル1の列内に記入されたCBP値に関する符号番号を前記符号番号列から選択することを備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備え、前記隣接映像ブロックは、前記現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び前記現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックと1つ以上の8×8クロマブロックとを備える請求項1に記載の方法。
  9. 無線通信デバイス(WCD)において実行される請求項1に記載の方法。
  10. スケーラブルビデオコーディング(SVC)において拡張層の映像ブロックに関して実行される請求項1に記載の方法。
  11. デバイスであって、
    ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関する可変長コーディング(VLC)テーブルを選択し、
    前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上の符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングするように構成された可変長コーディング(VLC)ユニットを備えるデバイス。
  12. 前記VLCユニットは、前記1つ以上のCBPを符号化する請求項11に記載のデバイス。
  13. 前記VLCユニットは、前記1つ以上のCBPを復号する請求項11に記載のデバイス。
  14. 前記VLCユニットは、
    ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて前記現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算し、
    前記テーブルインデックスに基づいて前記VLCテーブルを選択するように構成される請求項11に記載のデバイス。
  15. 前記現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備え、前記隣接する映像ブロックは、前記現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び前記現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックを備える請求項14に記載のデバイス。
  16. 前記VLCユニットは、前記テーブルインデックス値を、
    前記第1の隣接マクロブロック及び前記第2の隣接マクロブロックの両方に関してゼロでない変換係数の情報が存在するときにはN=(N(1)+N(u))/2+1として、
    ゼロでない変換係数の情報が前記第1の隣接マクロブロックに関して存在するが前記第2の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(1)+1として、及び、
    ゼロでない変換係数の情報が前記第2の隣接マクロブロックに関して存在するが前記第1の隣接マクロブロックに関しては存在しないときにはN=N(u)+1として計算され、
    Nは、前記テーブルインデックスを表し、N(1)は、ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックの左の隣接ルマブロックの数を表し、N(u)は、ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックの上方の隣接ルマブロックの数を表す請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記複数のテーブルは、以下のテーブル1(表2−1、表2−2)から形成されたテーブルを備える請求項16に記載のデバイス。
    Figure 2010531552
    Figure 2010531552
    前記複数のテーブルの各々は、テーブル1のテーブルインデックス列のうちの1つと結合されたテーブル1の符号番号列を備え、前記符号化ブロックパターンをコーディングすることは、前記計算されたテーブルインデックスに対応するテーブル1の列内に記入されたCBP値に関する符号番号を前記符号番号列から選択することを備える請求項16に記載のデバイス。
  18. 前記デバイスは、前記複数のテーブルを格納するメモリを備え、前記VLCユニットは、
    前記テーブルインデックス値を計算するテーブルインデックス計算ユニットと、
    前記テーブルインデックスに基づいて前記複数のテーブルから前記VLCテーブルを選択し、前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの前記CBPをコーディングするモジュールと、を備える請求項14に記載のデバイス。
  19. 前記メモリは、前記デバイスの前記VLCユニット内に常駐する請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記現在の映像ブロックは、16×16マクロブロックを備え、前記隣接する映像ブロックは、前記現在の映像ブロックの左の第1の隣接マクロブロック及び前記現在の映像ブロックの上方の第2の隣接マクロブロックと関連づけられた8×8ルマブロックと1つ以上の8×8クロマブロックとを備える請求項11に記載のデバイス。
  21. 前記デバイスは、
    回路、及び
    無線通信デバイスのうちの少なくとも1つを備える請求項11に記載のデバイス。
  22. 前記現在の映像ブロックは、スケーラブルビデオコーディング(SVC)において拡張層の映像ブロック備える請求項11に記載のデバイス。
  23. デバイスであって、
    ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関する可変長コーディング(VLC)テーブルを選択するための手段と、
    前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上の符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングするための手段と、を備える、デバイス。
  24. コンピュータによって読み取り可能な媒体であって、
    映像コーディングデバイスにおいて実行された時点で、
    ゼロでない変換係数を含む現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて複数のテーブルから前記現在の映像ブロックに関する可変長コーディング(VLC)テーブルを選択し、
    前記選択されたVLCテーブルを用いて前記現在の映像ブロックの1つ以上の符号化ブロックパターン(CBP)をコーディングすることを前記デバイスに行わせる命令を備える、コンピュータによって読み取り可能な媒体。
  25. 命令は、
    ゼロでない変換係数を含む前記現在の映像ブロックに隣接する映像ブロックの数に基づいて前記現在の映像ブロックに関するテーブルインデックス値を計算し、
    前記テーブルインデックスに基づいて前記VLCテーブルを選択することを前記デバイスに行わせる請求項24に記載のコンピュータによって読み取り可能な媒体。
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