JP2010524571A - 筋膜を閉じるためのシステムおよび方法 - Google Patents

筋膜を閉じるためのシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

筋膜を介してカニューレを挿入し、カニューレの外部から、またはカニューレの側面を介して、組織アンカーを筋膜に接着させることによって、筋膜における開口部を閉じる。

Description

発明の詳細な説明
〔関連出願の相互参照〕
本願は、以下に挙げた出願(関連出願)に関連し、かつこれらの出願から最先の出願日の利益を主張するものである(例えば、関連出願の特許仮出願以外についての最先の優先日を主張する。すなわち、関連出願の特許仮出願についての、または、関連出願の特許出願、その基礎となる特許出願、さらにその基礎となる特許出願などのいずれかおよび全てについての、米国特許法第119条(e)項の下での利益を主張する。)。
〔関連出願〕
USPTOの特別な法的要件のために、本願は、米国特許出願番号11/788,767(出願日:2007年4月19日 発明の名称:表面を近接させるためのシステムおよび方法 出願人:MAHALAXMI GITA BANGERA, EDWARD S. BOYDEN, RODERICK A. HYDE, MURIEL Y. ISHIKAWA, EDWARD K. Y. JUNG, ERIC C. LEUTHARDT, DENNIS J. RIVET II, MICHAEL A. SMITH, ELIZABETH A. SWEENEY, CLARENCE T. TEGREENE, LOWELL L. WOOD, JR., VICTORIA Y.H. WOOD)の一部継続出願を構成する。米国特許出願番号11/788,767は、現在同時係属中である。すなわち、出願日の利益が付与された同時係属出願である。
米国特許庁(USPTO)は、USPTOのコンピュータプログラム処理のため、特許出願人が出願番号と出願が継続または一部継続であるかを示す必要がある旨の通知を行った。USPTOの公報、Stephen G. Kunin, Benefit of Prior-Filed Application, USPTO Official Gazette March 18, 2003は、URL(http://www.uspto.gov/web/offices/com/sol/og/2003/week11/patbene.htm)にて入手可能である。本出願事業体(以下、出願人)は、法律によって定められた優先権主張出願を具体的に参照している。出願人は、法律がその具体的な参照言語において明瞭であることを認識しており、米国特許出願に対して優先権を主張するために、「継続」または「一部継続」などの出願番号または任意の特徴付けを必要としないことを認識している。上記に関わらず、出願人は、USPTOのコンピュータプログラムが特定のデータ入力要件を有していることを認識しており、出願人は、本願を上述の基礎出願の一部継続出願として指定している。しかし、出願人は、本願がその基礎出願の記載事項に加えて任意の新規事項を含んでいるかどうかについて、そのような指定があらゆるタイプの解釈および/または承認によって説明されるものではないことを明示している。
関連出願の主題、ならびに関連出願の基礎出願、基礎出願の基礎となる出願など関する主題は全て、そのような主題が一致しない程度まで、本明細書中に参考として援用されている。
〔要約〕
上述の要約は、例示のみを目的としており、いかなる場合でも限定する意図はない。上述の例示の形態、実施形態、および特徴、ならびに、下記の形態、実施形態、および特徴は、図面および下記の詳細な説明を参照することによって明らかとなる。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、縫合糸および1組の組織アンカーを用いて閉じられた切開部の概略図である。
図2は、アンカーについての種々の実施形態を示す概略図である。
図3は、固定部材および1対の組織アンカーを用いて閉じられた切開部の概略図である。
図4は、保定部材の上に配置されたアンカーを示す概略図である。
図5は、マルチパート結合器の種々の実施形態を示す概略図である。
図6は、マルチパートアンカーの種々の実施形態を示す概略図である。
図7は、腹腔鏡処置にて筋膜を閉じるために用いられる二部トロカールを示す概略図である。
図8は、縫合糸および1組のアンカーを用いて閉じられる筋膜を示す概略図である。
図9は、腹腔鏡処置にて筋膜を閉じるために用いられる他の二部トロカールの一部を示す概略図である。
図10は、腹腔鏡処置にて用いられる開放可能なポートを備えた単一管トロカールを示す概略図である。
図11は、その外表面に組織アンカーを備えた単一管トロカールを示す概略図である。
図12は、創傷を閉じる方法を示すフローチャートである。
図13は、手術を行う方法を示すフローチャートである。
図14は、手術のために身体を準備する方法を示すフローチャートである。
図15は、組織アンカーの位置を決めるコンピュータ実装システムを示す概略図である。
〔詳細な説明〕
下記の詳細な説明では、詳細な説明の一部を構成する添付図面を参照する。図面において、別に指定されない限りは、代表的に、同じ記号は同じ部材を表す。詳細な説明に記載された例示の実施形態、図面、および請求項は、限定を意図するものではない。本願において示された主題の本質または範囲を逸脱することなく、他の実施形態を用いてもよく、他の変更がなされてもよい。
本願に用いるとき、用語「生体適合性」は、過度な免疫反応/拒絶反応、または、過剰繊維化を起こさずに身体が受容する材料のことを指す。いくつかの実施形態では、何らかの免疫反応、および/または、繊維化が必要とされる。他の形態では、脈管化が必要である。さらに他の形態では、脈管化が不要である。生体適合性材料は、限定されるものではないが、ポリグリコリド、光学活性ラセミポリ乳酸、ポリジオキサノン、および、ポリカプロラクトンを含む、臨床上用いられる、非生物分解性、分解性、生体吸収性ポリマー;ポリオルトエステル、ポリ酸無水物、ポリヒドロキシアルカン酸を含む、臨床試験に用いられるポリマー;乳酸−リジン共重合体を含む初期の高分子バイオマテリアル;ならびに、形状記憶高分子(例:本明細書中に参考として援用されている、Lendlein, et al., “Biodegradable, elastic shape-memory polymers for potential biomedical applications,” Science, 296(5573):1673-1676 (2002)に記載されている、オリゴ(ε−カプロラクトン)ジオールおよび結晶化可能オリゴ(p−ジオキサノン)ジオールのブロック共重合体)などの、合成有機材料を含む。
本願に用いるとき、用語「生分解性」材料は、時間の経過とともに少なくとも部分的に身体に再吸収される材料、または、分解される材料を含み、「非生分解性」材料は、体内において、一生涯、実質的な機械的統合性を維持する材料を含む。このような「生分解性」または「非生分解性」材料は、当業者には周知のものである。概して、アンカー、結合器、牽引部材、固定部材、引張部材、および、本願に記載された他の部材は、生分解性、または、非生分解性であってもよく、あるいは、生分解性および非生分解性の部材の両方を備えていてもよい。ある実施形態では、これらの要素は生体適合性であり、他の実施形態では、部分的もしくは完全に非生体適合性材料によって構成されている。
本願に用いるとき、用語「抗菌性」材料は、バクテリアや菌類、ウイルスなどを含む病原体の増殖を阻害する、または破壊する能力を有する材料を含む。このような抗菌性材料は、当業者には周知のものであり、抗菌剤によって被覆もしくは含浸された材料を含む、あるいは、材料自体が抗菌特性を備えていてもよい。
本願に用いるとき、「治療特性」を有する材料とは、所望の生物学的反応を誘発もしくは促進するものである。治療特性を有する材料は、当業者には周知のものであり、成長促進物質や細胞増殖阻害剤、サイトカイン、治癒促進剤、抗生物質、凝固調節因子、抗炎剤、抗瘢痕剤などを含む。
図1は、縫合糸12および1組の組織アンカー14によって閉じられた切開部10を示す。組織アンカー14は、切開部10が生成される前に、または生成された後で、組織内に配置され、縫合糸12を収容するように成形される。図示されたように、切開部10を閉じるために、アンカー14の周りに縫合糸12を巻きつけ、引っ張って引き締め、アンカー14の領域の生体組織に近接させる。ある実施形態では、切開部の縁を他の手段(例:手術による手動)にて繋げ、切開の縁を近接させておくために縫合糸12を用いる。手術に関する当業者であれば、アンカー14の配置、および、縫合糸12の巻きつけに関して多種のパターンを想定することができ、特定の患者および切開に適した形態を選択することができる。例えば、図1に示された交差縫合糸が全ての症例に好適であるわけではなく、別個の縫合糸を対にして、切開部10に渡ってアンカー14を引く形態(図示せず)などの、それ自体が交差しない縫合糸の巻きつけ、または、蛇行パターンに配置された単一の縫合糸を代わりに用いてもよい。他の形態では、全アンカー14を切開部10から等距離に配置する、または、図1に示されたように、アンカー14を等間隔に配置することが望ましい。例えば、イレギュラーパターン、またはアンカー14の局所集中パターンが、差動トポグラフィーを有する位置、組織のタイプ、想定運動範囲、ストレス、あるいは、包帯、サポート、布などの表面との接触に適する可能性がある。アンカー14の数および配置についても、切開のタイプによって異なり、アンカー14が少ない場合は、主に(ただし、常にではない)、小さい切開に適用される。図1は閉じられた切開部10を図示しているが、事故による傷を閉じるため、または、所望の形態に組織を整える(draw)(例えば、フェイスリフト若しくは他の整形処置、若しくは膀胱拡張)ため、または、身体において、移殖装置若しくは他のもの(移殖のための臓器など)を組織に接着させるために、同様の配置が用いられてもよい。図1は直線の切開部10を図示しているが、他の実施形態では、アンカーによって閉じられる開口部が曲線形、円形、分岐形、放射状、および/または、傾斜状(例えば鋸歯状形態)であってもよい。
図2は、図1に図示された切開部を閉じるために縫合糸を用いる様々な形態のアンカーを示す。アンカー20は、生体組織内に配置するためのピアシング構造22、および、縫合糸を収容する溝24を備える。アンカー26は、縫合糸を収容する溝24を備えるが、接着層28によって組織に接着されている。アンカー30は、接着層によって組織に接着されており、フック32を備える。フック32の周りに縫合糸を輪にして引っ掛ける。アンカー34は、アンカー20のピアシング構造と僅かに異なる形状のピアシング構造36を備えており、縫合糸を通すアイレット37も備える。ピアシング構造36は、手動によって、または、通された縫合糸の自然な牽引動作により、アンカーを回転させることができる。アンカー38は、ステープルのような2つのピアシング突起40を備えており、開口部42を形成している。下にある組織44と協働して、縫合糸が開口部42を通過する。ある実施形態において、このアンカーは、例えば切開部が閉じられた後などに縫合糸が動かないように、さらに組織内へ押し込まれる。アンカー46は、ピアシング構造48およびアイレット50を備えており、アイレット50がピアシング構造48から離れて生体組織の表面に沿って配置されている。ある実施形態において、近傍のアンカー46のアイレット50は、組織が閉じるように並べられる。アンカー52は、垂直の柱54と経路56とを備えており、例えば縫合糸がその周りに通された後で、経路56を閉じることができる。ある形態では、この閉鎖を反転してもよく、他の形態では、この閉鎖は反転できない。ある形態では、アンカー52の閉鎖により縫合糸が滑るのを防止するが、他の形態では、閉鎖後に縫合糸がアンカー52を介して滑ることができる。
図2に示されたアンカーに係る特定の構造は、本願において説明および請求されたアンカーの形状または設計を制限するものではない。制限されない例では、アンカー20におけるピアシング構造22が、アンカー30について示された接着層28の代わりに用いられてもよい。さらに、アンカー46におけるアイレット50が、アンカー30について示された接着層28、または、アンカー34について示されたピアシング構造36に用いられてもよい。ピアシング構造について図示された様々な組み合わせ、および、図示されていないが当業者には周知であるものを、あらゆる縫合糸保持構造あるいは他のあらゆる固定部材または機構とともに用いることができる。
図3は、他の実施形態を示す。本実施形態では、アンカー80は、固定部材82の挿入によって締結される。固定部材82は、図示された実施形態では適合ロッドである。図示されたアンカー80は、図2のアンカー46と同じであり、ピアシング構造(図3では見えない)とアイレットとを備えており、当該アイレットに整合ロッド82が挿入される。図示のように、ロッド82がアンカー80に部分的に挿入されるので、切開部84が部分的に閉じられる。他の実施形態では、アンカー80または固定部材82が、フック、嵌合面(当該嵌合面に対して接着剤が添付されていてもよい)、および/または機械的留め具(例えば、フックおよび環状留め具、ドローラッチ、ねじなど)などの他の接続構造を含む。限定されない例では、固定部材82が、アンカー80を収容するように構成された一連のフックを備えている;アンカー80が、固定部材82(固定部材82は、アンカー80のための既定の接続点を含んでいてもよい)に接続するように構成されたフックを備えている;固定部材82が、アンカー80の嵌合部が挿入されるスナップ部を備えている;および、アンカー80および固定部材82が、アンカー80および固定部材82を一緒に固定するねじまたは他の固定部材の接続のために構成された、穴または領域を備えている。固定部材82が適合している実施形態において、固定部材82は、切開の形状に合うように成形されるか、または、(例えば整形手術において)固定部材82を成形し直すために組織に機械的力を与えるため、挿入前または挿入後に成形されている。ある実施形態では、固定部材82を挿入する工程を経て、アンカー80が接合され、他の実施形態では、固定部材82が配置される前に、切開部84の縁が並べられる。
図4は、保定部材102の上に配置されたアンカー100を示す。図示された実施形態において、保定部材102は、対象の組織に接着するように設計された可撓テープ基盤を備える。アンカーは、予定切開部位106の反対側にて平行の列104に配置される。ある実施形態において、可撓テープ基盤は、切開部を生成する前に患者の上に置かれる。図示された実施形態は、予定切開部位106に沿った開口部108を有するが、他の形態では開口部を省略してもよい。アンカー100は、保定部材102に接着されており、保定部材102は、接着剤によって対象の組織に接着されるか、または、組織への接続を促進する機械的留め具または他の構造(例えば図2のアンカー20、34、38、46に示されたようなピアシング構造)を含む。ある使用方法では、開口部108が予定切開位置106に配置されるように、保定部材102を身体の上に配置する。切開部が生成され、切開部を介して身体に手術が行われる。手術の最終段階では、縫合糸が蛇行経路110に沿ってアンカー100の周りに通され、アンカー100を一緒に引っ張って締め、それによって切開部を閉じる(ある形態では、他の手段によって切開部を閉じ、縫合糸によって閉じるようにしておく)。他の形態では、開口部108を省略し、保定部材102を介して切開を行ってもよく、または、保定部材102を、切開部が生成された後(例えば手術が完了した後)で配置してもよい。ある実施形態では、保定部材102を傷(例えば事故による傷)に貼付する。図3に示すように、縫合糸よりはむしろ、上述の締め具の使用によって切開部が閉じられるか、または、図5に示すように、下記の連結器を直接接続することによって切開部が閉じられる。保定部材102は、肌の上、あるいは、筋肉または血管組織などの他の組織の上に置かれる。
図5は、引張部材または上述の固定部材を使用することなく接続される連結器に係る複数の実施形態を示す。ある実施形態では、アンカーを繋げるために、特定用途の道具、または、一般用途の道具を用いる。連結器140、142は、連結器を基盤の組織146に固定するピアシング構造144を備える。連結器140は、連結器142における対応する整列溝150と嵌合するように構成された一時整列ピン148を備える。加えて、連結器140は、永久(または、半永久であってもよい)保定ピン152を備えており、保定ピン152は、連結器142におけるヒンジコネクタ156内の経路154と嵌合するように構成されている。ある使用方法では、一時整列構造148、150が接続された状態で、連結器140、142が組織に固定される。そして、一時整列構造148、150は、連結器140、142が配置された後で切開部を開くなど、切開部位へアクセスできるように外される。閉じるとすぐに、一時整列構造148、150と永久保定構造152、154の両方が永久的(または、半永久的でもよい)に接続され、切開部を閉じ、一方で、下にある組織の整列を維持する。
連結器160は、ピアシング構造162と永久磁石164とを備える。使用時には、これらの連結器が、傷または予定切開部位のいずれかの側に配置され、任意に、傷にアクセスしている間に永久磁石164の間隔を空けるために回転されてもよい。閉じるとすぐに、連結器160が(必要に応じて)回転して磁石を並べ、磁石を近づけてそれらを接着させ、下にある組織を固定する。連結器166、168は、自身を組織に固定するためのピアシング構造170、172を備える。連結器166における溝174は、連結器168における舌部176と嵌合し、連結器を連結させる。この接続は、連結器166、168における経路180、182にねじ178を挿入することによって、可逆または不可逆に固定される。連結器184は、ピアシング構造186と嵌合可能面188とを備える。使用時には、これらの連結器が、傷または予定切開部位のいずれかの側に配置され、任意に、回転して作業領域から離れるように嵌合面を配列する。閉じるとすぐに、連結器184が(必要に応じて)回転して嵌合面を一列に並べる。嵌合面は、その後、接着剤190とともに固定される。連結器192、194は、組織(または、図示されていない補強部材、あるいは組織に接着するための他の機構)に接着するための接着剤196を備える。連結器192は、ラッチアーム198を備えており、ラッチアーム198は、連結器194上にて留め金200と係合し、ドローラッチアセンブリを形成する。ラッチアーム198は、手術の間は作業領域から離れるように回転しており、その後、下にある切開部位を閉じるように係合する。
図5に示された連結器は、対の構成での連結を主に図示しており、他の形態では、連結器は、切開部位または他の傷を閉じるために、より大きいグループと協働してもよい。例えば、連結器は、傷を全長に沿って閉じるために、ファスナーの構成で配置されてもよい。このような配置は、連結器を繋げる、および/または、分離する、特定用途の連結ツールまたは一般用途の連結ツール(例えばファスナーのつまみ)を含む。
図6は、様々なマルチパートアンカーの実施形態を示す図である。各実施形態は、組織に接着された部分、縫合糸に係合された部分、保定部材、他のアンカー、または、他の閉鎖機構を含む。アンカー240は、ピアシング機構244を介して組織に接着されるように構成された組織接着部242、および、開口部248を介して縫合糸と係合するように構成された接続部246を備える。組織接着部242および接続部246は、面ファスナ−250、252(例えばVELCRO(登録商標))を介して接続されるように構成されている。アンカー260は、機械的留め具266、268を介して互いにスナップ留めされるように構成された組織接着部262および接続部264を備える。組織接着部262は、組織に接着するように構成された接着層270を備える。接続部264は、縫合糸(図示せず)を収容するように構成されたアイレット272を備える。ある実施形態において、機械的留め具266、268は、回転可能な接続を形成するように構成されており、この回転可能な接続は、縫合糸の整列を促進する。アンカー240または260のいずれかの実施形態では、接続部246または264が各組織接着部242または262に接続される前に、それらに縫合糸または保定部材を予め通していてもよく、または、各組織接着部242または262に接続された後で、それらに縫合糸または保定部材を通してもよい。
アンカー280は、組織接着部282および接続部284をそれぞれ含む。組織接着部282は、ピアシング構造286を介して組織に接着されるように構成されている。接続部284は、面ファスナ−288、290(例えばVELCRO(登録商標))を介して組織を組織接着部282に接続するように構成されている。さらに、接続部284は、磁石292を介して互いに係合するように構成されている。ある使用方法において、切開部を切る前または後に、組織接着部282が切開部位の向かい合う面上に配置される。閉じるとすぐに、接続部284が組織接着部282に接続され、(組織接着部282の接続の前または後に)各磁石292が係合し、その結果、切開部が閉じる。
アンカー300は、三つの部材からなるアンカーであり、組織接着部302、組織接着部302の中にねじ留めされるように構成された第一接続部304、接続部304にねじ留めされるように構成された第二接続部306を含む。ある使用方法において、複数の組織接着部302が、例えば組織内に切開部が生成される前に、接着層308を介して組織に接着される。開口部を閉じる必要がある場合、第一接続部304が各個別の組織接着部302の中にねじ留めされる。この時点では、縫合糸または他の引張部材(図示せず)が接続部304の周りに巻かれている。他の実施形態では、第二接続部306が、巻きつけ、または、引張部材による牽引の前に、部分的または完全に各第一接続部304にねじ留めされていてもよい。ある実施形態では、引張部材が切開部に十分に近接するように牽引されると、第二接続部306がさらに第一接続部304上にねじ留めされ、それによって、組織接着部302と第二接続部306との間で引張部材が締め付けられ、その結果、引張部材のさらなる変位が抑制される。
アンカー320は、ピアシング構造324によって組織に接着される組織接着部322と、アイレット328を備える接続部326とを備える。組織接着部322および接続部326は、分子間力によって互いに接続するように構成されている。図示された実施形態では、表面329が、接触して配置されたとき、平らな面311に接着するナノチューブを備える(引用することによって本願に組み込まれた、Yurdumakan, et al., “Synthetic gecko foot-hairs from multiwalled carbon nanotubes,” Chem. Commun., 2005:3799-3801などを参照)。本実施形態では、組織接着部322および接続部326が共に接着されているとき、アイレット328が組織接着部322の遠位端に配置される。ある実施形態では、例えば図3に示されるように、直線(または成形された)保定部材(図示せず)が、傷の向かい合う面上に配置された複数のアンカー320におけるアイレット328を通る。
図7は、腹腔鏡処置に用いられる、二つの部材からなるトロカールを示す。トロカールは、硬い壁を有する第一円筒330と、1つ以上の縦溝334を有する第二円筒332とを備える。図示されているように、第二円筒332は、第一円筒330内部に留まり嵌めされる寸法になっている。他の実施形態では、第二円筒332の外径が、第一円筒330の内径よりも小さく、円筒間が隙間嵌めされる。さらなる他の実施形態では、隙間嵌めまたは留まり嵌めになるように、第二円筒332が第一円筒330を覆うように嵌合する寸法になっている。さらなる実施形態では、第一円筒330が除去される。このような実施形態において、下にある体腔に送気する必要がない場合、体腔内の圧力を維持するために、密封溝334の機構を第二円筒332に統合することが望ましい。
ある使用方法では、腔壁を貫通するラウンドカッター(図示せず)を用いて、第一円筒330を体腔(たとえば腹腔)内へ挿入する。第二円筒332は、挿入の間に第一円筒330と一体となるか、または、腹腔鏡処置が施される前または後に、予めまたはその次に、第一円筒330の中(または周り)に挿入される。例えば、第一円筒330が、従来のトロカールとして挿入され、腹腔鏡処置が実施される。処置に続き、閉鎖を行う前に、第二円筒332を第一円筒330に挿入し、第一円筒330を完全または部分的に身体から引き抜く。アンカー338に装着されたアンカー配置装置336を第二円筒332に挿入する。図示されているように、アンカーは分割リングであるが、本願に記載されたいずれのアンカーを用いてもよい。図示された実施形態では、アンカー338は形状記憶合金を含む。アンカー338は溝334に挿入され、筋膜の向かい合う面と接触する。そして、(例えば局部加熱により)形状記憶相変化が誘発され、分割リングが閉じて筋膜を貫通する。筋膜の開口部の円周に沿って異なる位置にアクセスするために、複数の溝334を用いるか、または、第二円筒332を回転させることによって、複数のアンカー338を配置する。アンカー338が配置されると、第二円筒332が、完全に、または部分的に開口部から引き出される。
図8は、円形の腹腔鏡切開部のいずれかの側において筋膜340を貫通した2つの分割リングアンカー338を示す。また、図示されているように、アンカー338は腹膜342および脂肪組織345を少なくとも部分的に貫通する。アンカー338は、縫合糸346によって接続される。円筒330、332を除去する前または後に、縫合糸を通す。円筒330、332を切開部から除去した後などに、縫合糸346を牽引して筋膜を閉じる。図示された実施形態では、縫合糸が、切開部の向かい合う面上の2つのアンカー338を接続させるが、単一の縫合糸、またはアンカーの全てに通された他の接続部によって接続するか、あるいは、対の接続部(または配置された相対的に小さい部分のアンカーにおける他の接続部)によって接続してもよいことを理解されたい。腹膜、筋膜、および/または皮膚などの他の層を閉じるのに組織アンカーを同様に用いる。図7および図8に分割リングアンカー338を図示したが、特定の組織タイプおよび配置には、他のアンカー形態がより望ましい、または望ましくない。例えば、(本明細書中に参考として援用されている)US特許第4,485,816および6,133,611に記載されたような形状記憶の外科用ステープルが、ある手術のための組織の固定に用いられてもよい。ある形態では、縫合糸または他の引張装置が、予め組織アンカーに通されているか、または、アンカーが引張装置を用いずに互いに連結されるように構成されている。
図9は、腹腔鏡処置に使用される他の二つの部材からなるトロカールの遠位端を示す図である。図示されたトロカールは、縦溝344、347を備えた2つの同心円筒部材340、342を有する。外部円筒340は、内部円筒342におけるタブ352と係合するようにそれぞれ構成されている、2つの切り込み348、350を備える。送気の間にタブ352が切り込み350と係合する。この形態では、溝344および347が互いに一列に並んでいないため、送気ガスが溝を介してトロカールから漏出しない。筋膜にアクセスする必要があるとき、図示されたように、内部円筒342を部分的に引くことにより、タブ352を切り込み350から分離する。そして、円筒が相対的に回転して、タブ352が切り込み348と一列に並ぶ。この形態では、溝344および347が互いに一列に並ぶので、トロカールの側面を介して筋膜にアクセスすることができる。ある形態では、少なくとも溝の領域において円筒は透明であり、例えば筋膜の可視化に関して手術の一助となる。
図10は、腹腔鏡処置に用いられる、一つの部材からなるトロカールの分解図を示す。トロカールは、少なくとも1つの縦溝362を有する単一のカニューレ360を備える。溝は、挿入部364によって密封されるように構成されている。図示された実施形態では、挿入部364は、可撓性材料(例えばシリコン)によって構成されており、溝362に嵌合するように配置された突出部366を備える。ある使用法において、このトロカールが患者内へ挿入され、送気に使用される。このとき、突出部366を溝362の中に挿入し、密封状態にする。手術が完了すると、送気はもはや必要ではないので、挿入部364を引き剥がし、執刀医が溝362を介して筋膜にアクセスできるようにする。ある実施形態では、カニューレ360が溝362の少なくとも一部において透明であり、例えば筋膜の可視化に関して手術の一助となる。
図11は、外付けされた組織アンカーを備えた、一つの部材からなるトロカールを示す。トロカールは、カニューレ370を備えており、このカニューレ370は、ある実施形態では完全にまたは部分的に透明である。カニューレは縦方向の凹部372を備えており、それらの各々がアンカー374を収容する。図示された実施形態では、アンカーは、図8に示されたタイプの形状記憶ワイヤである。配置の前には、アンカーは実質的に真っ直ぐであり、凹部372に収容されている。図示された実施形態では、任意のループ状フィラメント376(例えば縫合糸、コード、またはワイヤ)がカニューレ370およびアンカー374を囲んでいる。(明示のため、フィラメント376がカニューレ370の周りに緩く巻きつけられているように図示している。ある形態では、フィラメントは、凹部372にアンカーを固定するために、きつく巻きつけられている。)ある使用法では、腹腔鏡処置のためにトロカールを配置する。手術前、手術中、手術後に、形状記憶ワイヤの組織アンカー374が筋膜の近傍に配置され、加熱などによって活性化される。活性化するとすぐに、アンカーは、図8に示されたように、曲がって組織を貫通する。その後、カニューレ370が患者から引き抜かれ、アンカー374およびフィラメント376が残される。フィラメント376は、カニューレ370が挿入された切開部を閉じるように引き締められる(例えば、フィラメントは摩擦によって誘発される形状記憶縫合糸である)、または、他の縫合糸または近接させるための他の部材が、アンカーを共に固定するのに用いられる。他の実施形態では、形状記憶ワイヤではなく、他のタイプの組織アンカーがカニューレ370の外表面上に設けられる。これらの実施形態のうちのいくつかでは、カニューレが機械的配置機構または他の配置機構を備える。例えば、ある実施形態では、分割リングアンカーが開かれ、凹部372において張力を受けて拘束される。例えば拘束部材を除去することによって張力が解除され、アンカーが組織を貫通して閉じることができる。他の実施形態では、マルチパートアンカー(アンカー240における組織接着部242などの図5および/または図6に示されたアンカー)の一部が、カニューレ370の外表面上に配置されている。
上述のトロカール配置のいずれかにおいて、適切なアンカー配置装置が、筋膜内にアンカーを配置するために用いられる。例えば、本明細書中に参考として援用されているUS特許第5,392,978には、組織内にステープルを固定するためにステープルを挟む、内視鏡使用のための外科用ステープラが記載されている。上述のトロカールの縦溝を介して組織アンカーを運搬するために、類似の配置機構を用いてもよい。他の実施形態では、本明細書中に参考として援用されている、同時係属中で共同出願である、米国特許出願番号11/804,219(2007年5月16日出願、発明の名称「ステアリング可能な外科用ステープラ」)などに記載された外科用ステープラが、トロカールを介して組織にアクセスするために用いられる。加えて、上述のトロカールの開口部が縦溝として構成されているが、筋膜へのアクセスが可能な配列は、当業者にとって明らかであり、添付の特許請求の範囲の範囲内であることを理解されたい。
概して、アンカー、連結器、牽引部材、固定部材、引張部材、保定部材、および、上述の他の部材は、例えば、関節が治り、より柔軟になったときに張力を弱めるために、若しくは、再生外科手術または移殖片の除去の前に皮膚をより柔軟に拡張させるために、調節可能である、または選択的に制御される。特に、これら構成材のうちのいずれかが、下記の文献に記載された調節可能な移殖片と協働するように構成されている、または、当該移殖片の一部を形成する。すなわち、同時係属中で共同出願である、米国特許出願番号11/710,591(2007年2月22日出願、発明の名称「外科用移殖片の符号系列活性化」)および、米国特許出願番号11/710,592(2007年2月22日出願、発明の名称「外科用移殖片の符号系列活性化」)に記載されている。これらの文献は、本明細書中に参考として援用されている。これらの構成材のうちのいずれかが、形状または構造を変えることによって制御可能である。そのため、このような変化により、温度感受性、(紫外線感受性などの)光感受性、接触感受性エラストマ(例えば各アンカーを固定するように構成されるとともに、アンカーに取り付けられた面を近接するように再構成できるエラストマ)、あるいは、遠隔制御可能な機構の使用を介して、選択されたアンカーに取り付けられた面が近接する。
図12は、傷を閉じる方法を示したフローチャートである。方法は、組織アンカー(例:限定されないが、図2、図5、および/または図6に示されたアンカー)を傷の向かい合う面上の組織に接着するステップ(400)と、組織アンカーを連結することによって組織を近接させるステップ(402)とを含む。例えば、縫合糸などの引張素子を介してアンカーを連結する(404)。
図13は、手術方法を示すフローチャートである。方法は、組織連結器(例えば図2、図5、および/または図6に示された連結器など)を予定切開部位の向かい合う面上の組織に接着するステップ(420)と、接着された組織連結器の間の切開部を切るステップ(422)と、切開部を介して体内にアクセスする(例えば、外科処置を行う)ステップ(424)と、組織連結器を連結することによって切開部を閉じるステップ(426)と、を含む。切開部は、例えば直線の切開部、曲線の切開部、または円形の切開部(例えば、トロカールによって施されるラウンドカット)などである。ある実施形態では、連結器が手動にて連結され、他の実施形態では、連結器が自動にて連結される。ある実施形態では、手術は内視鏡によるものである。
図14は、手術のための身体の準備方法を示すフローチャートである。方法は、組織アンカーを予定切開部位の向かい合う面上の組織に接着するステップ(440)を含む。また、方法は、予定切開部位に沿って身体を開くステップ(442)、および/または、組織アンカーによって切開部を閉じるステップ(444)を含んでいてもよい。切開部は、例えば直線の切開部、曲線の切開部、または円形の切開部(例えば、トロカールによって施されるラウンドカット)などである。
図15には、切開部を閉じるために組織アンカー(または他の縫合糸付属部)の配置を決定するためのシステムが図示されている。システムは、入力装置560(例えば、マウス、キーボード、タッチスクリーン、または他の機械入力システム)を備える。入力装置560は、執刀医が手術のタイプ、および/または、切開部位を特定することができるように構成されている。装置は、センサ562をさらに備える。センサ562は、患者564に対して手術が行われると直ちに、患者564に係る1つ以上の生理的パラメータを測定する。例えば、センサ562は、切開部を閉じる際に考慮される可能性がある臓器の位置または他の生理的構造の位置をマップする画像処理装置を備える。あるいは、装置は、執刀医が患者564の身体上に印を施した、予定の切開部位を感知する読み取り装置(光学読み取り装置など)を備える。入力装置560および/またはセンサ562は、患者564の身体についての情報、および/または、予定の手術についての情報をアンカー配置回路566に伝達する。アンカー配置回路566は、様々なサブ回路またはサブルーチンを含んでおり、限定されるものではないが、組織モデリング回路568、応力算出回路570、アンカー配置パターンライブラリ572、および/または、アンカー形状因子選択回路574を含む。
組織モデリング回路568は、患者564の組織についてのコンピュータ基盤モデル(例えば有限要素モデル、および/または、分析モデル)を構築するように構成された回路を備えており、例えばセンサ562についての特定の測定、および/または、入力装置560を用いて特定された生理的パラメータまたは他のパラメータを含む。このコンピュータ基盤モデルは、特定のアンカー形態に対する組織の予測応答の計測によって、および/または、組織の予測応答について保存された発見的規則の適用によって、組織アンカーの提案配置を決定するために用いられる。応力算出回路570は、特定のアンカー形態に関して、アンカーおよび/または組織に対する推定応力を決定するように構成されている、または、特定の設計目標に関して最適なアンカー形態を決定するために設計された最適化回路を備えている。アンカー配置パターンライブラリ372は、操作者によって特定された、予め計算もしくは決定されたアンカーの構成が保存されていてもよい。アンカー配置回路566(例えば組織モデリング回路568および/または応力算出回路570)の他の部分が、アンカー配置パターンライブラリ572を用いて、最適化ルーチンのための開始点を含む計算についての初期配置パターンを生成する。アンカー形状因子選択回路574は、異なるアンカー(限定されるものではないが、図2、図5および/または図6に示されたようなもの)における異なる形状因子についての情報を保存し、異なるアンカーについての可能な大きさ、および、機械的性能についての情報をさらに含む。さらに、アンカー形状因子選択回路574は、患者564のために予定された特定の手術に関して提案されたアンカーまたは一群のアンカーを選択するように構成された回路を備える。
システムは、出力装置576(例えば、モニタ、プリンタ、バーコードプリンタ、および/または、患者マーキング装置578の制御装置)をさらに備えており、出力装置576は、機械読み取り可能な出力、および/または、人間が読み取り可能な出力を生成する。この出力は、計算されたアンカー配置パターン、組織応答、アンカーの応力、アンカー形状因子、または、手術間でのアンカーの配置に関する他のデータを含む。出力は、反復性および/または双方向性のものであるため、入力装置560を介してユーザが入力を特定することで、出力装置576を介して受信した出力に応答して、入力を修正するか、または、付加的入力を特定する。例えば、出力装置576は、アンカー配置パターンライブラリ572からアンカー配置パターンの選択を出力し、ユーザが、入力装置560を用いてこれらのパターンの中から選択する。アンカー配置パターンがアンカー配置回路566によって確立されると、出力装置576がデータを通過させる、および/または、患者マーキング装置578への命令を制御する。患者マーキング装置578は、所望のアンカー配置を、直接患者564に、または、患者564に貼付する相対位置を維持するために構成されたテープまたは他の保定部材に、一時的または永久的に印をつける。他の実施形態では、患者マーキング装置は、患者564に貼付するための保定部材上にアンカーを実際に配置する。
一般的な意味では、当業者は本願に記載された様々な形態を認識し、様々なタイプの「電子回路」からなると考えられる、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、または、それらの組み合わせを個々に、および/または、集合的に用いることによって実施することができる。したがって、本願に用いられる「電子回路」は、限定されるものではないが、少なくとも1つの離散電子回路を有する電子回路;少なくとも1つの集積回路を有する電子回路;少なくとも1つの特定用途向け集積回路を有する電子回路;コンピュータプログラムによって構成される汎用コンピュータデバイスを形成する電子回路(例えば、本願に記載された工程および/または装置を少なくとも部分的に実施するコンピュータプログラムによって構成された汎用コンピュータ、あるいは、本願に記載された工程および/または装置を少なくとも部分的に実施するコンピュータプログラムによって構成されたマイクロプロセッサ);記憶装置を形成する電子回路(例えば、ランダムアクセスメモリの形状);および/または、通信装置を形成する電子回路(例えば、モデム、通信交換システム、または、光学電子機器)を含む。当業者であれば、本願に記載された主題をアナログまたはデジタル方法、またはそれらの組み合わせによって実施できることがわかる。
当業者であれば、回路設計の技術状況が、システムの形態におけるハードウエア実行とソフトウエア実行との間に主に殆ど区別がない程度まで進化していることがわかる。ハードウエアまたはソフトウエアの使用は、概して、費用、効率性、柔軟性、および、他の処理考察の間の妥協点を示す設計事項である。当業者であれば、ロジックおよび/または回路の使用を伴う、工程、システムおよび/または他の技術に影響を与える様々な媒介手段(例えば、ハードウエア、ソフトウエアおよび/またはファームウエア)があることがわかり、そして、好適な媒介手段とは、工程、システムおよび/または他の技術が配置されるコンテキストによって異なることがわかる。例えば、速度が最重要であると実装者が判断すると、実装者は主にハードウエア媒介手段および/またはソフトウエア媒介手段を選択する。したがって、ロジックおよび/または回路の使用を伴う、工程、システムおよび/または他の技術に影響を与える様々な媒介手段が想定され、それらのいずれもが生来的に他のものより優れているわけではない。当業者であれば、実施の光学形態が、光学的に配向されたハードウエア、ソフトウエア、および/またはファームウエアを必要とすることがわかる。
当業者であれば、本願において用いられる用語、特に添付の請求項において用いられる用語は、「オープン」タームである(例えば、用語「含んでいる、備えている」は、「限定されないが、含んでいる(備えている)」という意味で用いられ、用語「有している」は、「少なくとも〜を有している」という意味で用いられ、用語「含む、備える」は、「限定されないが、含む(備える)」という意味で用いられる)ことがわかる。さらに、当業者であれば、請求項の記載に特定の数字を用いることを意図している場合、そのような意図を請求項に明示していることがわかる。例えば、理解を助けることを目的として、下記添付の請求項は、請求項の詳細を説明するのに、「少なくとも1つ」または「1つ以上」などの語句を使用している。しかし、このような語句の使用は、下記を意図するものではない。すなわち、不定冠詞「a」または「an」と記載された請求項の語句は、記載された請求項の語句を含む特定の請求項を、そのような記載のみを含む発明に限定すると解釈してはならない。加えて、導入された請求項の記載における特定の数字が、明確に記載されていても、当業者であれば、そのような記載が、「少なくとも記載された数」であることがわかる(例えば、記載が「2つのアンカー」または「複数のアンカー」であり、他の修飾語句がない場合、「少なくとも2つのアンカー」を意味する)。さらに、「A、BおよびCのうちの少なくとも1つ」、A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」、あるいは、「A、BおよびCからなる群から選択されるもの」などの語句が用いられる場合、概して、そのような構造は、当業者であれば従来のものであることがわかる(例えば、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、および/または、A、BおよびC)。さらに、当業者であれば、明細書、請求項または図面に関わらず、2つ以上の代替的用語を表す実質的な離接語および/または語句が、用語のうちの一つ、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性を検討することがわかる。例えば、用語「AまたはB」は、「AまたはB」あるいは「AおよびB」の可能性を含むことを理解されたい。
種々の形態および実施形態が本明細書中に開示されているが、当業者にとって他の形態および実施形態も明白である。本明細書中に開示された種々の形態および実施形態は、例示を目的とし、限定するものではなく、正確な範囲および精神は、添付の特許請求の範囲によって示される。
縫合糸および1組の組織アンカーを用いて閉じられた切開部の概略図である。 アンカーについての種々の実施形態を示す概略図である。 固定部材および1対の組織アンカーを用いて閉じられた切開部の概略図である。 保定部材の上に配置されたアンカーを示す概略図である。 マルチパート結合器の種々の実施形態を示す概略図である。 マルチパートアンカーの種々の実施形態を示す概略図である。 腹腔鏡処置にて筋膜を閉じるために用いられる二部トロカールを示す概略図である。 縫合糸および1組のアンカーを用いて閉じられる筋膜を示す概略図である。 腹腔鏡処置にて筋膜を閉じるために用いられる他の二部トロカールの一部を示す概略図である。 腹腔鏡処置にて用いられる開放可能なポートを備えた単一管トロカールを示す概略図である。 その外表面に組織アンカーを備えた単一管トロカールを示す概略図である。 創傷を閉じる方法を示すフローチャートである。 手術を行う方法を示すフローチャートである。 手術のために身体を準備する方法を示すフローチャートである。 組織アンカーの位置を決めるコンピュータ実装システムを示す概略図である。

Claims (19)

  1. 手術を行うための器具であって、
    実質的に円筒形の本体によって接続された、遠位端および近位端を有するカニューレを備えており、上記円筒形の本体は、組織を介して体腔内へ挿入されるように構成されており、上記カニューレは、上記円筒形の本体の壁において少なくとも1つの開放可能なポートを備えている、器具。
  2. 上記器具が切込みをさらに備えている、請求項1に記載の器具。
  3. 上記カニューレは少なくとも2つの円筒を備えており、上記開放可能なポートが、上記円筒のうちの少なくとも1つにおける開口部である、請求項1に記載の器具。
  4. 上記開放可能なポートは、上記少なくとも2つの円筒を相対的に回転させることによって開放可能である、請求項3に記載の器具。
  5. 上記開放可能なポートが、上記少なくとも2つの円筒のうちの1つを引き抜くことによって開放されるように構成された、請求項3に記載の器具。
  6. 上記2つの円筒が、上記開放可能なポートを開いた状態でロックするように構成された、請求項3に記載の器具。
  7. 上記2つの円筒が、上記開放可能なポートを閉じた状態でロックするように構成された、請求項3に記載の器具。
  8. 上記開放可能なポートが、開口部からブロックを除去することによって開放されるように構成された、請求項1に記載の器具。
  9. 上記ブロックが、上記開口部において上記ポートを再密封するために交換されるように構成された、請求項8に記載の器具。
  10. 上記カニューレが組織を介して挿入される際に上記開放可能なポートが組織にアクセスできるように構成されている、請求項1に記載の器具。
  11. 上記カニューレの外側でありかつ上記開放可能なポートの近傍にある組織に組織アンカーを配置するように構成されたアンカー配置機構をさらに備えている、請求項1に記載の器具。
  12. 上記アンカー配置機構が、上記カニューレ内へ挿入されるように構成された、請求項11に記載の器具。
  13. [オリジナル]上記アンカー配置機構は、上記組織アンカーを上記カニューレの外側の組織に固定するための機構をさらに備えている、請求項11に記載の器具。
  14. 手術を行うための器具であって、
    実質的に円筒形の本体によって接続された、遠位端および近位端を有するカニューレを備えており、上記円筒形の本体は、組織を介して体腔内へ挿入されるように構成されており、上記カニューレが、組織アンカーを上記実質的に円筒形の本体の外表面上に取り付けるために構成された構造を備えている、器具。
  15. 上記実質的に円筒形の本体の外表面上に設けられた、少なくとも1つの組織アンカーをさらに備えている、請求項14に記載の器具。
  16. 上記カニューレの外側の組織に上記組織アンカーを配置するように構成されたアンカー配置機構をさらに備えている、請求項15に記載の器具。
  17. 上記組織アンカーが、近接させるための機構と係合するように構成された、請求項15に記載の器具。
  18. 上記カニューレの外側の組織に、取り付けられた組織アンカーを配置するように構成されたアンカー配置機構をさらに備えている、請求項14に記載の器具。
  19. 組織アンカーを取り付けるように構成された上記構造が、上記カニューレの外表面上に組織アンカーを収容するように成形された凹部を備えている、請求項14に記載の器具。
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