JP2010519849A - セルラーアクセスシステムにおける削減された干渉に対する方法および装置 - Google Patents

セルラーアクセスシステムにおける削減された干渉に対する方法および装置 Download PDF

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Abstract

複数の基地局を有するセルラーアクセスシステム(200)に用いる方法(700)である。システム(200)においては、セル内のユーザと基地局との間の通信が、アップリンク期間とダウンリンク期間とに分けられる。この方法は、制御ノード(210、800)をして、‐基地局が制御信号の送信を開始する第1の時点(T1)と、‐基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、その到着時刻と信号強度とを測定する第2の時点(T2)と、‐基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を止める第3の時点(T3)と、‐基地局がシステム内の受信ノード(210、800)へ測定結果を送信する第4の時点(T4)とに関する命令を、基地局に対して発せしめるものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、セルラーアクセスシステムにおいて使用する方法を開示するものであり、当該セルラーアクセスシステムには、第1の複数の基地局があり、各々、システムにおける少なくとも1つのセルに出入りするトラフィックを制御する。本発明を適用できるシステムにおいて、セル内のユーザと当該セルの基地局との間の通信は、ユーザがその基地局への送信を行い得るアップリンク期間と、基地局がそのセル内のユーザへの送信を行い得るダウンリンク期間とに分けられる。
セルラー無線通信システムにおいては、移動局(MS:Mobile Station)ともいうユーザイクイップメント(UE:User Equipment)からの送信、および無線基地局(RBS:Radio Base Station)からの送信を同時に行わないようにすることが重要であり、特に、周波数を同一または近傍として、同一の地理領域において送信を行うとなれば、なおのことである。
その理由の1つは、RBSがUEよりもずっと高い出力電力で送信を行うためである。また一般的にいえば、RBS間の伝播条件は、RBSとUEとの間の伝播条件とは異なるものである。例えば、2つのRBSアンテナ間には見通しがあり得るけれども、2以上のRBSとUEとの間には、一般的に見通しがないのである。
このように、あるセル内のRBSが、近傍のセル内のUEと同一の周波数で送信を行い、それにより、ずっと弱いUE信号を干渉する場合があるというのが一般的である。そうすると、当該近傍のセル内のRBSは、当該UEにとって送信先とされるものなのだが、UEからの無線通信における情報を復号できなくなってしまう。この現象は「RBS対RBS干渉(RBS to RBS interference)」として知られるものである。いわゆるTDD原理(Time Division Duplex:時分割複信)を活用したシステムにおいては、ある特定の時間であるアップリンクフレームの間、UEからRBSへの送信のみが許され、他の特定の時間であるダウンロードフレームの間は、RBSからUEへの送信のみが許される。
TDDシステムにおいて「RBS対RBS干渉」を回避する方法の1つとしてよく知られているのは、システムまたは少なくともシステムのセルグループにおけるアップリンク送信を、システムまたはセルグループにおけるダウンリンク送信と分けることである。アップリンクフレームとダウンリンクフレームとの間で、システムまたはセルグループを転換することにより、RBS対RBS干渉問題を回避しつつ、UEとRBSとが通信を行うことができる。
加えて、アップリンクフレームおよびダウンリンクフレームは、ガード期間によって互いに分けられ、これが、例えば伝播遅延、先んじた時間調整、および送受信間のハードウェア交換時間となる。UTRA TDDやWiMAXなどの現行のTDDシステムにおいては、ガード期間は一般的に規格によって与えられるものであり、システムにおける全セルに同一のガード期間が用いられる。また一般的にいえば、ガード期間は、基地局と当該基地局のセルの境界にある端末との間の最大ラウンドトリップ伝播遅延に合わせて選択される。
TDDシステムにおいて加えて考慮すべき要因としては、RBSから送信される無線信号の非ゼロ伝播時間がある。この現象により、あるRBSからの送信が、第1のRBSに対してわずかに遅れて他のRBSに到着することになる。このように、あるRBSからのダウンリンク送信が他のRBSにおけるアップリンク期間と同時に行われないように、ガード期間を選択することも、ある程度必要なことである。
TDDシステムについて以上に説明した課題に対する既存の解決手段の欠点は、どちらの方向へデータを送信することもできない時間がガード期間によって決まるということによるものである。したがって、アップリンク期間とダウンリンク期間との間のガード期間が長ければ、システムの容量が小さくなってしまうことになる。RBS‐RBS干渉問題に対する公知の解決手段には、特に、ガード期間が「汎用(global)」である、すなわちシステム全体またはエリア全体で共通であり、エリア内で「最悪(worst)」のRBS対に基づいて設定されるものであるという問題がある。また、この「最悪」のRBS対を識別しなければならないわけで、システムを拡張して、RBSが増えれば増えるほど、最悪の対をその都度識別し直さなければならないのである。
このように、TDDシステムの課題に対する現行の解決手段の欠点について改善をもたらすことができる解決手段が必要である。
本発明は、かかる必要性に取り組むものであり、セルラーアクセスシステムに用いる方法を開示する。セルラーアクセスシステムでは、第1の複数の基地局の各々が、システム内の少なくとも1つに出入りするトラフィックを制御する。
本発明を好適に適用し得るシステムにおいて、セル内のユーザと当該セル内の基地局との間の通信は、ユーザがその基地局へ送信を行い得るアップリンク期間と、基地局のセル内のユーザへ基地局が送信を行い得るダウンリンク期間とに分けられる。
本発明の方法は、第1の複数の基地局のなかの第1の基地局と第2の基地局への命令を、システム内の制御ノードに送信させることを含む。第1の基地局への命令には、第1の基地局が制御信号を送信する第1の時点に少なくとも関する情報が含まれている。
第2の基地局の命令には、いかに関する情報が含まれている。
・少なくとも、第2の基地局が制御信号の聴取を開始し、その到着時刻と信号強度とを測定する第2の時点
・少なくとも、第2の基地局が制御信号の聴取を止める第3の時点
・少なくとも、第2の基地局が制御ノードへ、制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれた測定結果を送信する第4の時点
このように、本発明を用いると、基地局が互いに干渉し合っているか、どの程度干渉し合っているか、システム内の制御ノードがチェックすることができるようになる。このようなあるエリア内のRBS間の干渉に関する情報を用いると、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間のガード期間を従前よりも適当に設定することが可能となり、無線ネットワーク容量が増える。
本発明に用いる制御ノードは、オペレーションおよびメンテナンス(O&M:Operation and Maintenance)ノードのような、システム内の中心的ノードであってもよいし、また制御ノードをシステム内の別のコンポーネントにすることも考えられる。例えば、システム内のある基地局に、制御ノードのようにはたらくための手段を設けるのである。
本発明は、本発明の方法を実行する機能を有した、O&MノードまたはRBSのようなノードも開示する。また、本発明のシステムに用いるRBSも開示する。
以下に、添付図面を参照して、本発明をより詳細に説明することにする。
本発明によって対処しようとする問題を示す。 本発明によるシステムを示す。 本発明によるシステムを示す。 本発明を用いて得られる結果を示す。 本発明を用いて得られる結果を示す。 本発明がどのように適用され得るかを示す。 本発明の方法の概略フローチャートを示す。 本発明のRBSのいくつかのコンポーネントを示す。
図1は、本発明を適用できるシステム100を概略的に示している。システム100はセルラーワイヤレスアクセスシステムであり、そのため多くのセルを有するものであるが、図1ではそのうち2つのセルを、それぞれ参照番号を110、120として示している。
セル110は少なくとも1つの基地局RBSを有しており、図1ではこれを112として示している。RBS112は、とりわけ、セル110内のユーザに出入りするトラフィックを制御するものとしてはたらくものである。セル110は少なくとも1つのユーザ端末に対応可能であり、図1ではこれを参照番号114で示している。同様にして、セル120を、RBS122とUE124とを有するものとして示している。
システム100はセルラー電話システムとして示しており、このようなシステムを参照して本発明を説明することにするが、これは単に例示であり、本発明は種々のセルラーワイヤレスアクセスシステムに適用可能であるといえる。
また、システム100を参照して本発明を説明する際に使用する用語は、単に読者が本発明を容易に理解できるようにするためのものであり、本発明に対して求める保護範囲を制限するためのものではない。例えば、「基地局(base station)」または「無線基地局(radio base station:RBS)」という用語は、システムにおいてRBSとして機能するノードを意味するものと解釈されたい。システムによっては、例えば、RBSの機能に本質的に相当する機能を、ノードBというノードが担うこともある。このようなシステムも本発明に含まれるということは言うまでもない。
ユーザイクイップメント、UEという用語は、単に読者が本発明を容易に理解できるようにするための一例である、ということも同様に理解されたい。例えば、システムによっては、UT(User Terminal:ユーザ端末)やMS(Mobile Station:移動局)という用語が使用されることもある。言うまでもなく、このようなシステムも本発明の範囲に含まれるものである。
加えて、図1ではUE114および124をセルラー電話として示してあるが、これは単に本発明を容易に理解できるようにするためのものであり、UEは、他にも例えばコンピュータのように、移動可能型あるいは固定型の様々な装置とすることができる、ということを理解されたい。
ここで上述のように、UE114および124は、それぞれのRBS、すなわちRBS112および122へトラフィックを送ることが可能であり、同様にそのRBSからのトラフィックを受け取ることも可能である。このことを、各RBSと対応のUEとの間の矢印で示している。図1に示すシステム100やこの種のシステムの問題は、あるRBSからの送信が、このように当該RBSのセル内のUEに対するものであるのに、システム100における他のRBSに受信される恐れもある、ということである。
このようなRBS間干渉は、図1ではRBS122からRBS112への矢印で示しており、例えばシステム100がTDD(時分割複信)システムである場合には、生じる恐れがあるものである。
TDDシステムにおいて、通信はアップリンク期間(up link period:UL期間)とダウンリンク期間(down link period:DL期間)とに分けられる。アップリンク期間ではUEがそのRBSへ送信を行うことが可能であり、ダウンリンク期間ではRBSがそのUEへ送信を行うことが可能である。
このように、RBS巻干渉を取り除くために、システム100は、UL期間とDL期間との間を特定の間隔で転換することとなる。
TDDシステムの時分割原理によって得られる効果をさらに増強するために、ULからDLへの移行時およびDLからULへの移行時に、いわゆるガード期間を挿入する場合もある。ガード期間とは、UE、RBS、いずれも送信を行えない時間である。ガード期間は、様々な効果を考慮するようにされたものなのであるが、かかる効果としては、例えば、送信から送信への切替時間、その逆の切替時間、システムにおける伝播遅延等がある。
ガード期間が短すぎる場合には干渉の問題に直面することとなり、一方、ガード期間が長すぎる場合には、ガード期間に何ら送信を行うことが出来ないためシステムパフォーマンスが落ちることとなる。
簡単にいえば、ガード期間がどれだけ長くあるべきか決定可能とするには、システム、つまり当該システムのオペレータに、無線ネットワークの一連の性質に関する情報が必要である。特に、システム、つまりオペレータは、ある既知の出力電力で第1のRBSから送信された無線信号がシステム内の第2のRBSに受信されるであろう信号強度を知る必要がある。
加えてシステム、つまりオペレータは、無線信号が第1のRBSから第2のRBSへ伝播するのにかかる時間、いわゆる第1のRBSと第2のRBSとの間の伝播時間を知る必要がある。
本発明が解決する問題のある観点では、システム、つまりオペレータは、上述の性質、すなわち受信信号強度と、ネットワーク内のRBSのなし得る全ての対の間の伝播遅延とを知る必要がある。オペレータまたはシステムがかかる情報へのアクセスを有する場合、各RBSが他のRBSそれぞれに対して引き起こす干渉の程度に応じて、システム内、またはシステムがカバーするエリア内のRBSごとに、多かれ少なかれ個別のガード期間を設定することが可能であろう。あるいは、システム内の各RBS、つまり本発明を適用するRBSのグループにおける各RBSが使用する汎用ガード時間を、とり得るどの値よりも低い値に設定することも可能であり、このようにして、システムの全トラフィック容量を増加させることが可能であろう。
ネットワークにおいて、またはネットワークの一部において自測定を用いて、どのRBSが干渉を受けるか、システム内、またはサブシステム内の他のRBSのうちどのRBSがこの干渉を引き起こしているかについての情報を提供する方法が、本発明の基本的な一コンセプトである。RBS対RBS干渉を回避するために、あるいは許容できるレベルに干渉を維持するためには各RBSにおいてガード期間をどれだけ長くする必要があるかについての情報も、本発明の方法によって提供される。
この方法は、RBSにおいて調整された送信および測定に基づくものであり、測定結果は制御ノードへ送信され、処理および分析が行われる。この分析の結果は、システムのO&M(Operation and Maintenance:オペレーションおよびメンテナンス)部によって、自動ガード時間設定、すなわちセルフチューニングシステムのために使用可能である。またはオペレータへ、例えばガード時間や他のアクションに関して手動決定を行うことへの入力として提供も可能である。
ここで、本発明の基本原理を、図2を参照して説明することにする。図2には、セル110、120、130、140を有するTDDシステムを示しており、各セルはそれぞれ1つのRBS112、122、132、142を有する。システム200に示すセルの量が単なる一例であることは言うまでもなく、本発明を適用できるセルの量は、原則、無制限である。
4つのセルとそのRBSとに加え、システム200は制御ノード210を有する。制御ノード210の機能は、システムにおけるO&M機能が担うことができる。または、例えばこの役割のために設けられたRBSなど、他のノードが担うことも可能であり、図2に示すシステム200が有するRBSのうちの1つが好適である。
本発明による制御ノード210は、本発明がカバーするグループにおけるRBSの各々に命令して、ある時点において制御信号の送信を開始させる。本発明のある実施形態では、制御ノードはRBSに命令して、制御信号をランダムシーケンスの形態とすることが可能であり、別の実施形態では、制御ノードはRBSに命令して、制御信号を既知のシーケンスの形態とすることも可能である。第3の実施形態では、RBSは制御ノードによる制御にしたがって、かかる制御信号のどちらかを送信することができる。
あるいは制御信号は、3GPPシステムで使用されるいわゆるセルグローバルアイデンティティ(CGI:Cell Global Identity)を用いて表すことができるRBSアイデンティティのような制御情報を含むことが可能である。ただし、RBSアイデンティティは本発明の範囲内において他の手法でも表せるということは言うまでもない。制御情報は、例えば、制御信号の送信に用いる出力電力、および/またはRBS対RBS干渉関係を識別および分類する問題に関する他の情報を含むことも可能である。
制御ノード210はグループにおけるRBSの各々にさらに命令して、第2の時点において他の基地局からの制御信号の聴取を開始させる。この第2の時点では、当の基地局が測定対象制御信号の到着時刻および信号強度の測定を開始することとなろう。
また、制御ノード210はグループにおける各基地局に命令し、第3の時点では、基地局は他の基地局からの制御信号の聴取を止め、第4の時点では、基地局は制御ノードへ測定結果を送信することとなろう。
制御ノードへ送信される測定結果には、受信制御信号の到着時刻および信号強度が含まれるであろう。
このように、図2に示すシステム200では、本発明を適用すると、制御ノード210に対して、以下のようにRBSに命令させることとなる。
・RBS112は命令により、所定の出力電力で既知の信号パターンを送信する。開始時刻はT112であり、その期間はΔ112である。
・RBS122は命令により、所定の出力電力で既知の信号パターンを送信する。開始時刻はT122>>T112+Δ112であり、その期間はΔ122である。
・RBS132は命令により、所定の出力電力で既知の信号パターンを送信する。開始時刻はT132>>T122+Δ122であり、その期間はΔ132である。
・RBS142は命令により、所定の出力電力で既知の信号パターンを送信する。開始時刻はT142>>T132+Δ132であり、その期間はΔ142である。
・関連の各RBSは命令により、他のRBSからの送信の間、受信した既知の信号パターンの信号強度およびタイミング(すなわち開始時刻、また好適には終了時刻も)を測定する。
命令により送信を開始するRBSの順番は変更可能であり、上述の順番は単なる一例でしかないことは言うまでもない。また、RBSが送信する所定の出力電力は、最大出力電力に対する割合で好適に定められるものであり、たいていは100%であるが、他の割合も考えられる。
この割合は個別に与えることが可能である。すなわち、各RBSに個別の電力レベルを与え、各RBSはその電力レベルで送信することができるのである。とはいえ、測定の性質およびその目的から、ほとんどの実施形態に用いられる電力レベルは最大出力電力レベルとなる。
制御ノード210からRBSへの命令は、上述の情報を全て含んだタイムスキームにしたがって、制御ノード210が好適に送信する。このタイムスキームは制御ノード210がRBSへ配信する。そしてRBSはそのスキームにしたがう。
制御ノード210がどのようにしてスキームを配信し、RBSがそれに従うか、その一例を図3に示す。図3に示すシステム200は、RBS112がその制御信号を送信し、他のRBS、すなわち122、132、142が制御信号を聴取し、その到着時刻および受信電力レベルを記録する時点におけるものである。本発明についていうと、聴取を行うRBSは、制御信号の期間、すなわち制御信号が最初に受信されてから受信信号レベルがあるレベルを下回るまでの時間の記録も行なう。
ある時点において、各RBSはその測定報告を制御ノード210へ送信する。ここで、制御ノード210が配信するスキームに当該時点もまた含まれていることが好適である。ここでは、タイムスキームを配信するノード210とは異なった、システム内の別のノードへ、RBSから測定報告を送信することも可能であるといえる。このような別のノードは、例えば、測定報告を受信する手段が設けられたRBSとすることもできる。
受信ノードが制御ノード210とは異なる場合、受信ノードは、制御ノード210へ測定結果を送信すること、あるいは、測定結果を処理して、その処理の結果に応じてRBSに対する命令を発することができるものとなる。
便宜上、以下では受信ノードおよび制御ノードは同一であるとして説明することとする。
最後の測定の後、または特定の間隔をおいて、RBSはその測定報告を制御ノードへ送信する。図4は、そのような報告の1つを例示したものであり、この例における報告は図3のRBS122からのものである。この例において、報告には、各時間における信号の受信電力と、各受信信号の到着時刻とが記載されている。
各RBSがそのアイデンティティの情報を、および/またはRBS対RBS干渉関係を識別する問題に関する他の情報を送信制御信号に含める実施形態においては、この情報を各報告に含むことができる。このような情報が制御信号に含まれない実施形態においては、他のRBSのうちどれがどの聴取期間に送信を行うか、個々のRBSは認知してはおらず、各受信信号の開始時刻から制御ノード210が推定する。
図4にみられるように、RBS122は、RBS112が実質的に干渉しており、当該RBSからの受信電力レベルは−103dBmである。RBS122は、RBS142からは全く干渉されていない。なぜならRBS142からの受信電力レベルが−110dBmよりも小さいからである。ここで、−110dBmはこの例におけるRBS122の内部ノイズのレベルである。
RBS132から受信する電力レベルが−85dBmであることから、RBS122は実質的にRBS132からも干渉を受けているということがわかる。
制御ノード210は、システム内またはRBSのグループ内のRBSから測定報告を受信し、図5に示すようなテーブルに好適に編集する。この報告は、干渉RBSと、各「干渉(interfering)」RBSに対する各RBSにおける測定値とを示すものである。干渉RBSを図5では「I」と表し、上記測定値を図5の横の列に示す。図5のテーブルに編集された報告には図4の報告が含まれてはおらず、図5のテーブルは異なる時点による報告を含んだものであるといえる。かかる時点の間には、例えばネットワークトポロジーの変化によって、伝播条件が変化したのかもしれない。
図5にみられるように、RBS142については、他のRBSのうち、いずれの測定電力レベルも、RBSの内部ノイズレベルであるー110を下回っているため、他のRBSからの干渉はない。グループの中ではRBS122が最も大きく干渉を及ぼしているようであるということもわかる。
システムにおけるオペレータまたは自動機能が図5の情報を用いて行う判定としては、例えば、DLからULへの移行における「汎用(global)」(すなわち関連するRBSに対する)ガード期間を3μsに設定し、RBS122に関するRBS対RBS干渉を軽減することを選ぶという判定が挙げられる。このようなDLとULとの間のガード期間だと、RBS132とRBS112との間には弱い干渉が残ってしまうかもしれないが、−103dBmの干渉レベルであれば、例えば、インターリービングおよび/またはエラー保護符号化、スケジューリング、電力制御、または他の方法で対処することもできる。
図5に示す情報を用いてDLからULへの移行におけるガード期間をどのように設定し得るか、その一例を図6に与える。図6にみられるように、DLとULとの間のガード期間は、RBS112、122、132のそれぞれに対して同一に設定されており、上述のように、この例では3μsである。しかしながら、RBS142についてはDLとULとの間のガード期間がない。なぜならRBS142は、グループ内の他のRBSのうち、いずれとも干渉を引き起こすことがないからである。
図7は、本発明のいくつかのステップの概略的フローチャート700を示している。実線で示したステップに対して、破線で示したステップは任意的なものである。
ステップ710において、T1、T2、T3、T4についての情報がシステム内の制御ノードによってRBSへ送信される。
T1:第1の時点。命令を受信するRBSは、その制御信号の送信を開始することとなる。
T2:第2の時点。命令を受信するRBSは、他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、その到着時刻と信号強度とを測定することとなる。
T3:第3の時点。RBSは他の基地局からの制御信号の聴取を止めることとなる。
T4:第4の時点。RBSはシステム内の受信ノードへ測定結果を送信することとなる。この測定結果には、T2とT3との間にRBSが受信した制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている。
ステップ720は、本発明の方法によって、1つのノード、または別々の2つのノードを使用可能であるということを示すのに用いられている。すなわち、ノードが1つあって、制御ノードにも受信ノードにもなるということがあれば、2つの別々のノードがあって、それぞれが2つの機能の片方に対応している、すなわち制御ノードが1つ、受信ノードが1つあるということもある。
ステップ730は、時刻T1〜T4に加えて、制御ノードがRBSに対してその制御信号をどの電力レベルで送信するかに関する命令を発する、ということを示している。電力レベルは各RBSに対して同一とすることもできるし、RBSごとに個別なものとすることもできる。
ステップ740および750は、この方法で使用するノードをシステム内のO&Mノードのような中心的ノードとすることもできるし、あるいはかかるノードとしての役目をもつ手段を備えたRBSとすることもできるということを示すのに用いられている。かかるノードとしてRBSを用いるならば、それ自体も測定に関与するものであることが好適であるが、必ずしもそうである必要はない。
本発明は、以上に説明したノードとしての役目をもったノードを開示するものでもある。このようなノード800を、そのいくつかの主要なコンポーネントとともに図8に示す。実線で示したコンポーネントに対して、破線で示したコンポーネントは任意的なものである。
本発明のノード800は、第1の複数の基地局における基地局へ命令を送信する手段810を備える。かかる手段810はノードの送信部であることが好適であり、命令には、図7に関連して言及した時点T1、T2、T3、T4が含まれている。
この4つの時点は、マイクロプロセッサまたは他の処理手段のような計算機能830が計算することが好適であり、計算機能830はそれから送信部810へ命令を送る。
ノード800は、上述のようにRBSから測定結果を受信する手段820を設けて、受信ノードとなることもできる。かかる手段はノードの受信部に備えられていることが好適である。
コンポーネント840が示すように、ノード800は、RBSが送信を行う出力電力レベルについての情報のRBSへの送信も行うための手段をさらに備えることもできる。かかる手段は計算手段830の一部であることが好適であり、この計算手段830が電力レベルについての情報を送信部810へ通信する。
本発明によれば、ノード800は、O&Mノードのようなシステム内の中心的ノードであってもよいし、あるいはシステム内のRBSであってもよい。
結論として、上述の例にみられるように、本発明を用いると、TDDシステムにおいてRBS対RBS干渉を軽減するために必要なエアタイム資源を削減する方法が得られ、それにより、本発明を用いることでTDDシステムはより高い容量を提供することができるのである。
本発明を用いることで得られる効果は、RBS対RBS伝播条件が広く及んだシステムや、見通しが混合した無線環境にRBSの多数があるシステム、見通しがない無線環境にRBSの多数があるシステムにおいて大きくなる。このようなシステムの例としては、混合屋内/屋外システム、アンテナの高さおよび/またはセルサイズが様々であるシステムが挙げられる。本発明を用いたシステムにおける容量の増加は、ネットワークシナリオ、および他のパラメータ、例えばDL RBS送信フレームおよびUL RBS受信フレームの長さなどに依存して、2%〜10%の間になると当発明者は推定する。このように、フレーム期間が短く、遅延が最適化されたシステムに対しては、容量の増加は上記割合よりも相当大きなものとなる場合もある。
本発明の方法を用いて、ガード時間の対処を自動化し、それによりRBS間干渉管理に係る手動作業を大幅に削減することで、セルラーTDDシステムのオペレーションについてオペレータのコストを削減することもできる。特に、TTDシステムに新しいサイトを配置する仕事は、コストがかかる手動での測定または統計分析を行わずとも、新しいサイトからの干渉の影響を容易に測定および調整することが可能であるため、大した作業ではなくなる。
本発明は、上で説明し、また図示した実施形態例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲のうちで自由に変更することが可能である。
このように、別の実施形態では、ただ1つのRBS、例えばRBS112が制御ノードに命令されて、T1において制御信号を送信し、ただ1つのRBS、例えばRBS132が命令されて、T2、T3、T4において上述のようにはたらく。すなわち、
・T2:RBS132が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、その到着時刻と信号強度とを測定することとなる時点である。
・T3:RBS132が他の基地局からの制御信号の聴取を止めることとなる時点である。
・T4:RBS132がシステム内の受信ノードへ測定結果を送信することとなる時点である。この測定結果には、T2とT3との間にRBSが受信した制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている。
この実施形態についていうと、受信ノードは、RBS112、すなわち送信RBSについて測定結果を計算する手段が設けられてもよい。かかる計算は、RBS132からの測定結果を用いて、以下のように行われる。すなわち、測定ノードが測定するパラメータの1つに、送信RBSから受信RBSへの伝播時間がある。ここで、RBS132が測定RBSであり、RBS112が送信RBSである場合、RBS132が測定するRBS112からの伝播時間は、RBS112が測定RBSであり、RBS132が送信RBSである場合と同一になることは言うまでもない。
このように、送信RBSが測定するところの要素のうち1つは、測定RBSからの情報を用いて推定することができる。同様に、RBS112が測定するところのRBS132からの受信信号レベルも、受信ノードが以下のようにして推定することができる。すなわち、測定RBSであるRBS132がRBS112からの信号レベルを、例えば−85dBmと測定した場合、受信RBSは、例えば予め得られている情報を用いることができる。この情報はRBS132の出力電力レベルに関するものであって、例えばそれがRBS112の出力電力レベルを10dB上回るものであるとする。すると、RBS132が送信RBSであって、RBS112が受信RBSであった場合に、受信ノードは、RBS112がRBS132からの信号レベルを−75dBmと測定したと推定することができる。
システム内の受信/送信RBSについて、他にも多数の組合せにこの方法論が適用可能であることは言うまでもない。
本発明は、本発明のシステムに用いる無線基地局(RBS)として使用するノードを開示するものでもある。本発明のRBSは図1に示したもののうちの1つ、すなわち112、122、132、142のうちの1つとしてもよく、したがってセルラーアクセスシステム200に用いられ、図2に示したセルのうちの少なくとも1つ、すなわちセル110、120、130、140のうちの少なくとも1つにおけるユーザに出入りするトラフィックを制御するものとなる。
上述のように、セル内のユーザと本発明のRBSとの間の通信は、UL期間とDL期間とに分けられる。
本発明のRBS112、122、132、142は、システム内の制御ノード210、800からの命令を受信して実行する手段を備える。命令には以下に関する情報を含むことができる。
‐少なくとも、RBS112、122、132、142が制御信号の送信を開始することとなる第1の時点T1。
‐少なくとも、RBS112、122、132、142が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、その到着時刻と信号強度とを測定することとなる第2の時点T2。
‐少なくとも、RBS112、122、132、142が他の基地局からの制御信号の聴取を止めることとなる第3の時点T3。
‐少なくとも、RBS112、122、132、142がシステム200内の受信ノード210、800へ測定結果を送信することとなる第4の時点T4。この測定結果には、受信した制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている。
本発明のRBSにおける、制御ノード210、800の命令を実行する手段は、本質的に、図8に示した手段、すなわち送信部810、受信部820、計算手段830、840とすることができる。
あるいは実施形態によっては、制御ノード210、800から本発明のRBSへ発せられる出力電力レベルについての命令に対処する手段が、当該RBSに備えられている場合もあり、RBSはその出力電力レベルで送信を行うこととなる。
加えて、本発明のRBSは、制御ノード210、800からRBS112、122、132、142への命令に対処する手段が設けられている場合もある。ここで、RBSからの制御信号には、以下のうち、少なくとも1つについての情報も含まれているであろう。
・送信RBSのアイデンティティ
・制御信号の送信時刻
・送信RBSが用いる出力電力
本発明は、上で説明し、また図示した実施形態例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲のうちで自由に変更することが可能である。

Claims (17)

  1. セルラーアクセスシステム(200)に用いる方法(700)であって、前記システムは、前記システムにおけるセルのうち少なくとも1つ(110、120、130、140)に出入りするトラフィックをそれぞれ制御する第1の複数の基地局(112、122、132、142)を有し、前記システム(200)では、セル内のユーザと当該セルの前記基地局との間の通信が、ユーザが当該ユーザの基地局への送信を行い得るアップリンク期間(UL)と、基地局が当該基地局のセル内のユーザへの送信を行い得るダウンリンク期間(DL)とに分けられるところの方法(700)において、
    前記システム内の制御ノード(210、800)に、前記第1の複数の基地局のうちの第1の基地局と第2の基地局とへ、命令を送信させるステップ(710)を含むことを特徴とする方法(700)であって、
    前記第1の基地局への命令は、少なくとも、前記第1の基地局が制御信号の送信を開始する第1の時点(T1)に関する情報を含み、
    前記第2の基地局への命令は、
    少なくとも、前記第2の基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、当該制御信号の到着時刻と信号強度とを測定する第2の時点(T2)と、
    少なくとも、前記第2の基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を止める第3の時点(T3)と、
    少なくとも、前記第2の基地局が、前記システム(200)内の受信ノード(210、800)へ、受信された制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている測定結果を送信する第4の時点(T4)と
    に関する情報を含むことを特徴とする方法(700)。
  2. 前記受信ノードは、前記制御ノードと同一の前記システム(210、800)内のノードである、請求項1に記載の方法(700、702)。
  3. 前記受信ノード(210、800)は、前記制御ノードとは異なる前記システム(200)内のノードである、請求項1に記載の方法(700、720)。
  4. 前記制御ノード(210、800)から前記第2のRBS(112、122、132、142)への命令は、前記第2のRBS(112、122、132、142)が送信を行う出力電力レベルについての情報も含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法(700、730)。
  5. 前記制御ノードまたは前記受信ノードは、O&Mノードのような、前記システム(210)内の中心的ノードである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法(700、740)。
  6. 前記制御ノードまたは前記受信ノードの少なくとも1つは、前記制御ノードおよび/または受信ノードとしてはたらく手段が設けられた前記システム(200)内のRBS(112、122、132、142)である、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法(700、750)。
  7. 送信された前記制御信号は、
    送信するRBSのアイデンティティと、
    当該制御信号の送信時刻と、
    送信するRBSが使用する出力電力と
    のうち、少なくとも1つについての情報を含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法(700)。
  8. 前記第1の基地局へ送信される情報は、前記複数の基地局のなかの他の全ての基地局にも送信され、前記第2の基地局へ送信される情報は、前記複数の基地局のなかの他の全ての基地局にも送信される、先行する請求項のいずれか1項に記載の方法。
  9. セルラーアクセスシステム(200)に用いるノード(800)であって、前記システムは、前記システム(200)におけるセルのうち少なくとも1つ(110、120、130、140)に出入りするトラフィックをそれぞれ制御する第1の複数の基地局(112、122、132、142)を有し、前記システムでは、セル内のユーザと当該セルの前記基地局との間の通信が、ユーザが当該ユーザの基地局への送信を行い得るアップリンク期間(UL)と、基地局が当該基地局のセル内のユーザへの送信を行い得るダウンリンク期間(DL)とに分けられるところのノード(800)において、
    前記システム内の制御ノード(210、800)に、前記第1の複数の基地局のうちの少なくとも第1の基地局と第2の基地局とへ、命令を送信する手段(810)を備えることを特徴とするノード(800)であって、
    前記第1の基地局への命令は、少なくとも、当該命令を受信する基地局が制御信号の送信を開始する第1の時点(T1)に関する情報を含み、
    前記第2の基地局への命令は、
    少なくとも、前記第2の基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、当該制御信号の到着時刻と信号強度とを測定する第2の時点(T2)と、
    少なくとも、前記第2の基地局が他の基地局からの制御信号の聴取を止める第3の時点(T3)と、
    少なくとも、前記第2の基地局が、前記システム(200)内の受信ノードへ、受信された制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている測定結果を送信する第4の時点(T4)と
    を含むことを特徴とするノード(800)。
  10. 前記受信ノードにもなるための手段(820)がさらに設けられた、請求項9に記載のノード(800)。
  11. 前記第2のRBSへ、RBSが送信を行う出力電力レベルについての情報も送信する手段(840)をさらに備える、請求項9〜10に記載のノード(800、820)。
  12. O&Mノードのような、前記システム(200)内の中心的ノードである、請求項9〜11のいずれか1項に記載のノード(800)。
  13. システム(200)内のRBS(112、122、132、142)である、請求項9〜11に記載のノード(800)。
  14. 前記第1の基地局へ送信される情報は、前記複数の基地局のなかの他の全ての基地局にも送信し、前記第2の基地局へ送信される情報は、前記複数の基地局のなかの他の全ての基地局にも送信する手段が設けられた、請求項9〜13に記載のノード(800)。
  15. セルラーアクセスシステム(200)に用いて、前記システムにおけるセルのうち少なくとも1つ(110、120、130、140)に出入りするトラフィックをそれぞれ制御する無線基地局RBS(112、122、132、142)であって、前記システム(200)では、セル内のユーザと当該セルの前記RBSとの間の通信が、前記ユーザが前記RBSへの送信を行い得るアップリンク期間(UL)と、前記RBSが前記ユーザへの送信を行い得るダウンリンク期間(DL)とに分けられるところのRBS(112、122、132、142)において、
    前記システム内の制御ノード(210、800)に、前記第1の複数の基地局のうちの第1の基地局と第2の基地局とへ、命令を送信させる手段を備えることを特徴とするRBS(112、122、132、142)であって、
    前記第1の基地局への命令は、
    少なくとも、前記RBS(112、122、132、142)が制御信号の送信を開始する第1の時点(T1)と、
    少なくとも、前記RBS(112、122、132、142)が他の基地局からの制御信号の聴取を開始し、当該制御信号の到着時刻と信号強度とを測定する第2の時点(T2)と、
    少なくとも、前記RBS(112、122、132、142)が他の基地局からの制御信号の聴取を止める第3の時点(T3)と、
    少なくとも、前記RBS(112、122、132、142)が、前記システム(200)内の受信ノード(210、800)へ、受信された制御信号の到着時刻と信号強度とが含まれている測定結果を送信する第4の時点(T4)と
    に関する情報を含むことを特徴とするRBS(112、122、132、142)。
  16. 前記制御ノードから前記RBS(112、122、132、142)への前記命令は、前記RBS(112、122、132、142)が送信を行う出力電力レベルについての情報を含むことも可能であり、前記命令を実行する手段も設けられた、請求項15のRBS(112、122、132、142)。
  17. 前記制御ノード(210、800)から前記RBS(112、122、132、142)の命令を実行する手段も設けられており、前記RBSから送信される前記制御信号は、
    送信するRBSのアイデンティティと、
    当該制御信号の送信時刻と、
    送信するRBSが使用する出力電力と
    のうち、少なくとも1つについての情報を含む、請求項15または16に記載のRBS。
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