JP2010517029A - 分光装置および方法 - Google Patents

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Abstract

ラマン分光装置において、励起光はラインフォーカス(38)としてサンプル(26)上に焦点を合わせられる。ラインフォーカス内のポイントからのスペクトルは、2次元配列のピクセルを有するCCD検出器(34)の行(46)に散乱される。そのラインフォーカスは、サンプルに対して方向Y(矢印48)に長手方向に移動する。同時にかつ同期して、電荷は、サンプルの所与のポイントからのデータが蓄積し続けるように、CCD内で平行方向Y´(矢印50)にシフトされる。これは、各サンプルポイントからのデータが照明に起因し、ラインフォーカスに沿ってまとめられることを確実にし、また、サンプルのイメージを形成するように続いて一緒にデータを合わせることをより容易にする。

Description

本発明は分光装置および方法に関する。それは、ラマン分光法で特に役立つが、他の種類の分光法、例えば蛍光発光、細線光ルミネセンスまたは陰極線ルミネセンスにおいても同様に用いられ得る。
ラマン分光装置の例は特許文献1(Batchelderら)に示されている。レーザー光源からの光はサンプル上のある場所に焦点が合わせられる。光とサンプルの分子との間の相互作用は、励起レーザー周波数に対してシフトされた周波数および波数を有するスペクトルにラマン散乱を起す。レーザー周波数をフィルタリングで除去した後、回折格子のような散乱素子は、例えば電荷結合素子(CCD)の方式の2次元光検出器アレイを横切る散乱ラマンスペクトルに散乱する。異なる分子種は、異なる独特のラマンスペクトルを有するので、その効果はそこにある分子種を分析するために用いられ得る。ラマンスペクトルは、サンプルの局所応力や局所歪みのような他の情報も与えることができる。
米国特許第5442438号明細書
もしそれが、サンプルのたった1つのポイントではなくてある範囲を調査するために要求される場合、そのとき、直交方向X、Yに動くことができるステージ上にサンプルを取り付けることが知られている。代わりに、可動ミラーが、XおよびY方向にサンプルの表面を横切るビームを偏向してもよい。したがって、サンプルのラスター走査は起こり得、走査において各ポイントでのラマンスペクトルを与えることができる。
そのようなラスター走査において、各ポイントでは、レーザービームは、ラマンスペクトルが取得されることを可能にする十分な長さの時間の間、サンプルを照らさなければならない。したがって、サンプルの大きな範囲にわたるマップを得るためには多大な時間を必要とし得る。
それ故、サンプルをポイントフォーカスではなく、ラインフォーカスで照らすことが知られている。これは、ライン内の複数のポイントからのスペクトルの獲得を同時に可能にする。CCD検出器において、ラインのイメージがスペクトルの分散の方向に対して直交方向に延びることが定められる。これは、複数のスペクトルを同時に取得するように、検出器の2次元性質の効率的な使用を可能にする。複数のスペクトルはCCDアレイの複数の行または列において同時に形成される。
そのようなラインフォーカス配列の1つの問題は、必然的に照射レーザー光はラインに沿う種々の位置で種々の強度を持つということである。それ故、そのライン内の種々の位置からの結果として生じているスペクトルは、互いに対して標準化されず、直接比較しづらい。
サンプルの大きな範囲が調査される必要がある場合、ラインの長さは調査されるべき範囲の幅または深さの一部分のみであるだろうとまた非常に思われる。結果として、そのようなラインフォーカスでさえ、一連の連続した縞においてラスター走査を引き受けなければならない。その範囲の2次元マップに、結果として生じている縞を組み立てるとき、ラインフォーカスの終わりでデータを一緒になるようになめらかに合わせることには問題がある。
データを一緒にするように合わせることのこれらの困難は、幾つかの異なる原因を有する。1つの原因は、ラインフォーカスに沿う種々の位置での強度における上記相違である。確かに、強度は端部近くで著しく減少し、これは不連続をもたらすので、ラインの端部近くで生み出されるデータを取り除くことが必要である。別の原因は、周囲条件がある1つの縞の走査と次の走査との間で変化することが多いということである。また、ブリーチングとして知られる現象が作用し始める。サンプルがレーザービームにさらされたままにされる場合、スペクトルの蛍光発光のバックグラウンドは、時間またはレーザー出力の関数として散ったり、または、消えたりすることができる。
本発明は、
サンプルにラインフォーカスを生み出し、それから散乱光のスペクトルを発生させるように配置された励起光の光源であって、該ラインフォーカスおよび該サンプルが相対的に可動である、光源と、
少なくとも1つの行または列に配列された複数の検出要素を有する検出器と、
該サンプルと該検出器との間の光路であって、該ラインフォーカスと該行または列とが、該ラインフォーカスの異なる部分から散乱された光が該行または列内の異なる検出要素にそれぞれ向けられるように調整された光路と、
を備え、
該ラインフォーカスは、該サンプルに対して、該ラインフォーカスの長手方向に少なくとも動くように決められ、かつ、
該サンプルにわたる該ラインフォーカスの相対的な動きに同期して、該サンプルの所与のポイントまたは領域からのデータが、該相対的な動きの間、蓄積するように、データが、該検出器内でシフトされる
ことを特徴とする分光装置を提供する。
好ましくは、データは、検出要素の該行または列の一端部から、順次、読まれる。好ましい一実施形態において、各要素からのデータは、ある1つの要素から次のへと該行または列に沿って連続して推移する。しかし、その長手方向への移動のみならず、例えば、ラインフォーカスとサンプルとの間の相対的移動がより複雑でありかつその長手方向に対して横切る方向にコンポーネントを含む場合、それは必ずしも全くそうとは限らないかもしれない。
好ましくは、検出器は、2次元配列の検出要素を備え、好ましくは、アナライザーは、前記行または列に直交する方向に検出器と交わるように、ラインフォーカスの任意の所与のポイントまたは領域からのスペクトルを分散させる。したがって、スペクトルに広がる複数の波数に相当するデータが、2次元配列のそれぞれの行または列において、サンプル上のラインフォーカスの相対的な動きに同期して、該それぞれの行または列に沿って各波数に関する該データを動かす間、同時に取得されることができる。
別の好ましい実施形態において、検出器は、90°まで回転可能であるとよい。そして、上記特許文献1において説明されているように、所望のとき、データのステッピングが、代わりに、散乱の方向に行われるように、検出器が回転されるとよい。
分光装置の第1実施形態の概略図である。 図1の装置によって分析されるサンプルの範囲の平面図である。 図1の装置のラインフォーカスに従うライトビームの強度の変化を示すグラフである。 (A)、(B)および(C)は、それぞれ、サンプルに対するラインフォーカスの動き、CCD検出器内での電荷の対応シフト、および、ラインフォーカスのある点から受けたスペクトルを示す。 図1の装置の一部分の代わりの配置を示す。
さて、本発明の好ましい実施形態が、添付図面を参照して、一例として説明されるだろう。
図1を参照すると、分光装置は、励起光の光源として働くレーザー10を備える。これは、ビーム拡大器12、円筒型レンズ13、ミラー14、16、18およびフィルター20を介して、顕微鏡22の中へ通される。顕微鏡22の対物レンズ24は、ステージまたはテーブル28上に取り付けられたサンプル26の上にレーザービームの焦点を合わせる。ステージ28はモーター30を有し、それはコンピュータ32の制御の下で、方向X、Yに動かされ得る。
励起レーザービームによる照射は、種々の周波数/波数での、例えばラマン散乱光である散乱光を生じる。これは、顕微鏡の対物レンズ24によって集められ、2次元光検出器アレイ34に向けて方向付けられる。それは、ミラー18、フィルター20、(機器の深さ分解能を制御するように焦点を共有するように作用し得る)スリット35、ミラー36、回折格子38および合焦レンズ37を介して進む。
好ましい2次元光検出器34は、CCD検出器である。しかし、2次元CMOS検出器アレイのような他の検出器が、可能である。回折格子38は、方向X´において、CCD34の表面を横切る散乱光のスペクトルを散乱させる。
フィルター20は2つの目的に役立つ。第一に、それは、レーザー10からの励起レーザーの照明を、顕微鏡22およびサンプル26に向かう光路へそれを送るように、反射する。第2に、それは、照射レーザービームと同じ周波数を有するレーリー散乱光を排除し、CCD検出器34に向けて重要なラマンスペクトルのみを通過させる。そのような特性を有する様々な異なる種類の誘電体フィルターが用いられることができ、例えば、(示されるように低角度で光路に対して入射するように設置され得る)ホログラフィックフィルターを含む。必要に応じて、2個以上のそのようなフィルターが、レーリー散乱光の排除を改善するように、直列に設けられる。
ここまでに説明された配列の特徴のうちの多くは、特許文献1に見出されることができ、それはさらなる詳細についてはここで言及することにより組み込まれる。
一時にサンプル26上の単一のポイントにレーザービームを単に照射するよりも、ラインフォーカスを生み出すように、円筒型レンズ13は構成されている。そして、これは、サンプル上の複数のポイントを同時に照らし、そこからのラマン散乱を引き起こす。
図2に示されるように、一般的に、サンプルの分析されるべき範囲37は、照射ラインフォーカス38の長さよりも長い寸法を有する。それ故、ラインフォーカス38は、範囲37のラスター走査を行うためになされる。実際には、照射光のラインフォーカスとサンプルとの間の相対的な動きは、コンピュータ32の制御の下、モーター30を用いてステージ28を動かすことによって引き起こされる。しかし、代わりに、照射ビーム自体が、電動式走査用ミラーを用いてビームを偏向させることで、静止したサンプルの表面を横切るように走査されてもよい。この場合も、これは、コンピュータ32で制御される。
従来のシステムでは、ラインフォーカスは、縞40を走査するように、矢印41で示されるように、最初に、サンプルに対して方向Xに動くだろう。次に、それは、連続した縞40のためにそのような走査を繰り返すように、矢印42で示されるように、方向Yに動かされるだろう。
しかし、本実施形態においては、以下の方法が採用される。照射ラインをその長さに直交するX方向に最初に動かす代わりに、それは、代わりに、最初、その長さに対して平行なY方向に(すなわち縦に)連続的に動かされる。連続的な動きへの代案として、それは、所望の照射期間、各ステップでとどまるように、段階的に動かされることができる。Y方向(矢印42)における各全走査の後、ラインフォーカスは、サンプルの隣接した位置へX方向(矢印41)にステップ的に進まされ、Y方向への別の走査が行われる。このプロセスは、調査される全範囲37が走査されるまで、繰り返される。これは、全て、コンピュータ32の制御の下、行われる。次に縞40がないことが判断されるだろう。
用いられるこの方法は、図4(A)、4(B)および4(C)を参照してさらに説明されるだろう。
図4(A)は、サンプル26の表面の一部を示し、解説のためにそれを覆うように重ねられたCCD34のピクセルの仮想グリッドを有する。このグリッドは、示されるように、調査されるサンプルの範囲37の一部のみをカバーする。また図4(A)に示されているのは、照射レーザービームのラインフォーカス38である。矢印48は、上記されたように、ラインフォーカス38に対するサンプルの動きの方向を示す。
図4(B)は、CCD検出器34の検出要素(ピクセル)の対応配列の表示である。図4(A)のライン38における各点に関して、ラマンスペクトルは、CCD検出器アレイの行に従うX´方向に、例えば行46に示されるように、散乱させられる。図4(C)に示されるように、このスペクトルは、サンプル26の対応位置での対象物質に対応し得る。図4(A)および4(B)で示されているピクセルの大きさは図4(C)と比べて誇張されていて、現実にはこのピクセルの数の何倍もあることが理解されるべきである。
光に対するCCDの露光は、各検出要素(ピクセル)に電荷(charge)の蓄積をもたらす。この電荷はデータを表し、露光の間に受け取る光の量に比例する。通常は、この電荷は、露光後、1つの検出要素から次のへとそれを通すことによって、連続して読み取られる。これらの電荷シフト(charge shift)のステップの各々では、アレイの縁部のピクセルからの電荷がシフト・レジスタに読み込まれ、それからそれが出力され、コンピュータへ送られる。
図4(B)のこの実施形態では、電荷は、矢印50で示される方向に、サンプルの動き(矢印48、図4(A))の方向Yに対応する方向Y´に、シフトされる。一度に1つの行はシフト・レジスタ52に読み込まれ、そこからそれは54で示されるようにコンピュータ32へ出力される。したがって、読み出しプロセスの間、常に、シフト・レジスタ52は、ライン38上のある点でのある完全なスペクトルのためのデータを保持する。
矢印50で示されるような電荷のシフトは、コンピュータ32の制御の下、矢印48で示されるような方向Yにおけるライン38の走査と同時におよび同期して生じる。光に対するCCDの露出は、この走査の間続き、電荷は、CCDアレイのある検出要素から次のへとシフトされるので、ますます蓄積し続ける。電荷がサンプルとラインフォーカス38との相対的な動きに同調して、同じ方向にシフトされるので、サンプル26における所与の位置からの光は、図4(C)に示されるように、そのポイントに関するスペクトルとして蓄積し続ける。CCDのおよびステージのそのような同期走査は、ラインフォーカスが分析されるべき範囲37の全長さを横切るまで、図2に矢印42で示されるようにY方向に継続する。そして、ラインフォーカス38は、矢印41で示されるように隣接する位置にステップ的に進められ、ラスター走査が全範囲37に対して作り上げられるまで、同じ手順が行われる。
参照は、サンプル26におけるあるポイントからの電荷(データ)の累積に対してなされている。しかし、より低い解像度のシステムでは、電荷は、サンプルの1つの小さな範囲または領域から蓄積され得る。
上記した技術には幾つかの利点がある。
第1の利点は、図3を参照して説明される。これは、ラインフォーカス38の長さに沿う照射レーザービームの強度特性を示す。理論上、もちろん、それは、ライン38の長さの至る所に均一な強度を有する「シルクハット」関係(“top hat” function)であるだろう。しかし、現実には、これは可能ではなく、強度曲線44は、ラインに沿うある位置から別のへと変化する。従来の技術において、この結果は、ラインに従う異なるポイントから同時に生じるスペクトルが異なる強度を有するということである。これは、スペクトルを比較する定量分析を実行することを困難にし、ラインに沿う様々な照射ポイントに関する分子構成および他の情報を推定することを困難にする。適切な「シルクハット」関係を実現するためには、回折光学素子を有する点光源レーザーを必要とするだろうが、高価であるだろう。
しかし、本技術では、サンプル26上の任意の所与のポイントがラインフォーカス38の長さ内の各位置からの光によって連続的に照らされる。したがってサンプルの各ポイントは、図3に曲線44によって示される種々の強度の各々からの光量を経験する。この効果は、それらの間の違いが影響を有さないように全てのこれらの強度を組み合わせることである。
第2の利点は、説明された先行技術におけるような種々の縞40間での違いが認められないように、範囲37のY方向の全体にわたる照射ライン38の滑らかな移動があるということである。このデータは継ぎ目なく取得され、縞40の縁部でデータを一緒にまとめようとすることが必要ない。
第3の利点は、CCDアレイ34の種々の検出要素の応答性間にあらゆる違いがあり、または、異なるピクセル間の機器伝達関数において変化があり、これらがまたサンプルの全範囲にわたって統合されるということである。それ故、これは、先行技術ではそうであるけれども、結果として生じる出力に影響せず、その結果の精密な分析を容易にする。もちろん、単一出力を与えない問題のある検出要素でさえ、許容され得る。
さらなる利点は、ラインフォーカスを走査することがポイントごとの走査に比べて、サンプルの範囲のより早いマッピングをもたらすということである。より大きなサンプル範囲が各ポイントでの短い照射時間のみで調査されなければならない場合、ラインフォーカス走査の従来の既知の方法よりも、本方法はいっそう早いということが示されることができる。
図4(B)の電荷シフトの方向50は特許文献1の図8を参照して説明された先行技術の同期走査方法に対して直交するということに留意されるべきである。その従来の方法において、電荷は、スペクトル分散の方向に、つまり、この出願の図4(B)の方向X´に対応する方向にシフトされる。したがって、この発明は、先行の特許において記述された効果と異なる効果を実現する。
コンピュータ32は、モーター30の動きに同期して電荷の移動を制御するようにプログラミングされている。それは、また、シフト・レジスタ52からの読み出し54および結果として生じるデータの取得を制御する。静止したサンプルを横切るようにライトビームを走査することによってラインフォーカス38とサンプルとの相対的な動きを生み出すことが望まれる場合、コンピュータ32は、照射ビームの走査をもたらすと共にサンプルからの散乱光を集める走査ミラーを制御することができる。
特許文献1において説明されたスペクトル次元における同期走査のみならず、上述の実施形態で説明された同期走査を提供する能力を有することが望まれる場合、そのとき、幾つかの可能性がある。
1つのそのような可能性は、X´方向およびY´方向の両方向へ電荷をシフトする能力を有するCCD検出器アレイを、そのアレイの直交縁部上のそれぞれのシフト・レジスタに対して、利用することである。そして、その電荷は、上で説明されたようにY´方向にシフトされ得、あるいは、先行の特許にしたがう方法を実行することが望まれる場合、X´方向にシフトされ得る。
代わりに、図1に示されるように、CCD検出器34は光学回転可能な台56に取り付けられてもよい。これは、上記方法を行うことができる位置と、先行の特許の方法を行うことができる直交位置との間の90°の間、回転可能である。その2つの直交位置の各々での検出器の繰り返し移動を確実にするために、回転可能な台は、2つの割り出し位置の各々に運動学的台を備えてもよい。必要に応じて、回転可能な台56は、モーターに取り付けられ、一方の位置から他方のへと走査モードをかえるように、コンピュータ32で制御されてもよい。
代わりに、図5に示されるように、2つのCCD検出器34が用いられてもよい。一方が上記したようにその技術を行うためにセットされることに対して、その他方は先行の特許の技術を行うためにセットされる。光は、一方の検出器から他方のへと可動ミラー58によって切り換えられ得、それがビーム路の中へおよびそこから動かされることができる。また、これは、必要に応じて、モーターに取り付けられ、コンピュータ32で制御されてもよい。一方のCCD検出器および別のとの間のさらなる切り替え方法は可能であり、例えば、所望の一方が光路に位置付けられ得るように線状の送り台上にそれらの両方を隣り合って取り付けることが可能である。

Claims (9)

  1. サンプルにラインフォーカスを生み出し、それから散乱光のスペクトルを発生させるように配置された励起光の光源であって、該ラインフォーカスおよび該サンプルが相対的に可動である、光源と、
    少なくとも1つの行または列に配列された複数の検出要素を有する検出器と、
    該サンプルと該検出器との間の光路であって、前記ラインフォーカスと前記行または列とが、前記ラインフォーカスの異なる部分から散乱された光が前記行または列内の異なる検出要素にそれぞれ向けられるように調整された光路と、
    を備え、
    前記ラインフォーカスは、前記サンプルに対して、該ラインフォーカスの長手方向に少なくとも動くように決められ、かつ、
    前記サンプルにわたる前記ラインフォーカスの相対的な動きに同期して、前記サンプルの所与のポイントまたは領域からのデータが、前記相対的な動きの間、蓄積するように、データが、前記検出器内でシフトされる
    ことを特徴とする分光装置。
  2. データは、検出要素の前記行または列の一端部から、順次、読まれることを特徴とする請求項1に記載の分光装置。
  3. 各要素からのデータは、ある1つの要素から次のへと前記行または列に沿って連続して推移することを特徴とする請求項1または2に記載の分光装置。
  4. 前記検出器は、2次元配列の検出要素を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の分光装置。
  5. 前記検出器は、電荷結合素子を備えることを特徴とする請求項4に記載の分光装置。
  6. 前記アナライザーは、前記行または列に直交する方向に前記検出器と交わるように、前記ラインフォーカスの任意の所与のポイントまたは領域からのスペクトルを散乱させることを特徴とする請求項4または5に記載の分光装置。
  7. 前記スペクトルに広がる複数の波数に相当するデータが、前記2次元配列のそれぞれの行または列において、前記サンプル上の前記ラインフォーカスの相対的な動きに同期して、該それぞれの行または列に沿って各波数に関する該データを動かす間、同時に取得されることを特徴とする請求項6に記載の分光装置。
  8. 前記検出器は、90°まで回転可能であり、所望のとき、前記データのシフトが前記スペクトルの散乱の方向に行われるように、該検出器が回転され得ることを特徴とする請求項6または7に記載の分光装置。
  9. 前記スペクトルは、ラマン散乱光のスペクトルであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の分光装置。
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