JP2010516363A - ポケットサイズの液体ディスペンサ - Google Patents

Abstract

人が速やかにかつ人目につかずに液体化粧品を利用することができる液体化粧品のディスペンサには、手のひらサイズのディスペンサが含まれ、液体化粧品が、大気圧より高く加圧されたディスペンサ内に配置される。ディスペンサは、ディスペンサからの液体化粧品の分与を制御するための可動アクチュエータボタンと、アクチュエータボタンをロックするためのロック機構とを含む。

Description

本発明は、人が速やかにかつ人目につかずに液体化粧品を利用（ａｐｐｌｙ）することができる液体化粧品のディスペンサに関する。

体臭ならびに、たばこの煙、食物などからの他の不快な臭気には、ある状況では困惑させられる場合がある。若者、特に思春期の男性にとっては、これらの不快な臭気には非常に困惑させられる場合がある。香水またはコロンなどの液体化粧品は、これらの不快な臭気を克服しかつ／または除去するために利用することができる。エアゾールディスペンサは、例えば制汗剤、デオドラント、フレグランス製品などの液体化粧品を人の体に速やかに均等に分与（ｄｉｓｐｅｎｓｅ）するのに特に有用である。

しばしば、これらの不快な臭気は、典型的には、フレグランス、デオドラントまたは制汗剤を分与できる洗面所などの私的な場所にアクセスできない時および場所で、発生する場合がある。さらに、液体化粧品を分与するために使用される知られているエアゾールディスペンサには、携行することまたは隠しておくことが困難なほど大きい缶が含まれ、したがって人前で人目につかずに製品を利用することは困難になる。

人が速やかに人目につかずに液体化粧品を利用することができるディスペンサには、手のひらサイズのディスペンサが含まれ、液体化粧品が、大気圧より高く加圧されたディスペンサ内に配置される。ディスペンサは、ディスペンサからの液体化粧品の分与を制御するための可動アクチュエータボタンと、アクチュエータボタンをロックするためのロック機構とを含む。

液体化粧品のディスペンサの斜視図である。 典型的な十代の少年の手のひらに置いた液体化粧品のディスペンサの斜視図である。 図１に示されたディスペンサの上部の断面図である。 図１のディスペンサ用のアクチュエータボタンの正面図である。 図４の線５−５に沿って得られた断面図である。 図４に示されたアクチュエータボタンの平面図である。 図４に示されたアクチュエータボタンの側面図である。 図４に示されたアクチュエータボタンの底面図である。 図１のディスペンサ用の中間リングの平面図である。 図９に示された中間リングの側面図である。 図９に示された中間リングの底面図である。 図９の線１２−１２に沿って得られた断面図である。 図１に示されたディスペンサ用のロックリングの平面図である。 図１３に示されたロックリングについての側面図である。 図１３に示されたロックリングの底面図である。 図１３の線１６−１６に沿って得られたロックリングの断面図である。

図１に示された実施形態を参照すると、ディスペンサ１０には、ヘアスプレ、ボディースプレ、デオドラント、制汗剤、ならびに香水およびコロンなどのフレグランスを含む液体化粧品が入れられる。ディスペンサ１０には、加圧、すなわち液体化粧品がディスペンサから速やかに分与されるように、知られているエアゾール容器と同様に、大気圧より高く加圧されて、液体化粧成分が入れられる。

図２で解るように、ディスペンサ１０は、人の手のひらに単体で隠されるように、適切な形状およびサイズにすることができ、閉じた拳の中に、隠されるまたは実質的に完全に隠されることができる。ディスペンサ１０のサイズは小さいため、衣類のポケットにも都合よく入る。一実施形態では、ディスペンサは、直径約２．５ｃｍまで、より詳細には直径約１ｃｍから約２．５ｃｍまでであり、高さ約９ｃｍ未満、より詳細には高さ約７ｃｍから約８ｃｍまでである。別の実施形態では、ディスペンサは、直径約１．５ｃｍから約２ｃｍまでであり、高さ約７ｃｍから約８ｃｍまでである。図２に示された手Ｈは、手のひらの幅ＰＢが約７ｃｍから約９ｃｍであり、人差し指の長さが約１０ｃｍから約１４ｃｍである、典型的な十代の少年の手を示すことを意図している。ディスペンサ１０は、人の手のひらに単体で隠され、困惑させられる臭気を覆い隠すまたは除去するために、速やかに分与することができる。例えば、人差し指は液体化粧品がディスペンサから出ることを可能にするために動かすことができ、親指はディスペンサを操作するために使用することができる。

再び図１を参照すると、ディスペンサ１０は、コンテナ１２およびアクチュエータアセンブリ１４を含む。コンテナとアクチュエータアセンブリは互いに接続されており、一旦液体化粧品がディスペンサから分与されてしまうと、処分またはリサイクルされる１つのユニットを形成する。

コンテナ１２は、分与される液体化粧品を収容するチャンバを含む。示された実施形態では、コンテナ１２は内部自由容積が約６０ｍＬ未満である。一実施形態では、コンテナは内部自由容積が約５ｍＬから約４０ｍＬある。別の実施形態では、コンテナは内部自由容積が約５ｍＬから約２０ｍＬである。別の実施形態では、コンテナは内部自由容積が約６ｍＬから約１５ｍＬであり、より詳細には内部自由容積は約６ｍＬから約１０ｍＬである。別の実施形態では、コンテナは内部自由容積が約８．５ｍＬである。従来のエアゾール缶と同様に、コンテナは円筒形であるが、本発明の範囲から逸脱せずに、他の形状をとることも可能である。示された実施形態では、コンテナは直径約２０ｍｍまでである。別の実施形態では、コンテナは直径約１０から約２０ｍｍまでであり、より詳細には直径約１０から約１５ｍｍまでである。さらに別の実施形態では、直径は約１５ｍｍである。コンテナ１２はアクチュエータアセンブリ１４に接続し、アクチュエータアセンブリ１４によって選択的に開閉される。コンテナは上方が開いた円筒形であり、示された実施形態ではアルミニウム製である。他の材料を使用することもできる。液体化粧品が加圧されて収容されることになっている場合、他の材料は、液体化粧品が保持される圧力に耐えられなければならない。

図３を参照すると、弁アセンブリ２２の一部を形成するバルブカップ１８は、コンテナ（コンテナ１２は図３に図示せず）に接続しコンテナを覆う。バルブカップ１８はコンテナに嵌合し、またアルミニウム製である。バルブカップ１８は、一実施形態において、その最上端で、直径約２０ｍｍ未満、好ましくは約１５ｍｍ未満である。バルブカップ１８は、圧着部分のコンテナおよびバルブカップの直径を、一実施形態において、約１０ｍｍから約１２ｍｍ、より詳細には、約１１．２ｍｍから約１１．７ｍｍの直径に縮小する外側圧着処置により、コンテナ１６に圧着する。一実施形態では、圧着深さが、約４から約６ｍｍであり、より詳細には、約４．４から約５．３ｍｍである。バルブカップ１８は、弁アセンブリの弁軸２６がそこを経由して伸びる開口２４を含む。弁アセンブリ２２は、コンテナに貯蔵された液体化粧品の選択的分与を提供するために選択的に開閉する。

図３について引き続き言及すると、弁アセンブリ２２は、バルブカップ１８の開口２４を経由して伸びる弁軸２６を含む。環状シール２８が弁軸２６を囲む。スプリング３２のようなバイアス部材は、図３に示された閉位置の方へ弁軸２６に（図３に示された方向により）上方へバイアスをかける。バイアス部材３２は弁座３４内に位置し、弁座３４に反して作動する。環状シール２８は弁座３４によってキャップ１８の上部内側表面に対して押しつけられる。低い位置にある第２の環状シール３６が弁座３４を囲み、コンテナ１２（図３に図示せず）の内部円筒形表面に接する。コンテナ１２はバルブカップ１８と弁座３４の間にはさまれ、これらの構成部品は互いに関連して固定される。弁座３４は、スプリング３２および弁軸２６の下部を収容する弁チャンバ３８を画定する。弁座３４はまた、液体化粧品を保持するコンテナ１２（図１）へ伸びるディップチューブ４４をぴったり収容するディップチューブチャンバ４２も画定する。ディップチューブ４２は、流路４６を経由して弁チャンバ３８と連通している。

コンテナ１６から製品を分与するために、弁軸２６は弁座３４の方へ動かされて、弁アセンブリ２２を開くためにスプリング３２のバイアス力に反して作用する。弁軸２６が図３に示されるように閉位置へバイアスをかけられる場合、弁軸に形成された半径方向の開口５２は、環状シール２８によって閉鎖される。弁軸２６が環状シール２８に対して下方へ動かされる場合、軸の流路５４と連通している半径方向の流路５２はまた、加圧されている弁チャンバ３８とも連通し、弁チャンバは流路４６を経由してディップチューブ４２と連通している。

アクチュエータアセンブリ１４は、液体化粧品を分与するために選択的に弁軸２６を動かすアクチュエータボタン６０を含む。アクチュエータアセンブリ１４はコンテナ１２に接続し、迅速な作動のために「蓋なし」である。アクチュエータアセンブリは蓋がない、すなわち、製品を分与する前に蓋がディスペンサから外されないので、ディスペンサから液体化粧品を偶発的に分与することを防ぐためにロック機構が提供される。示された実施形態中のアクチュエータアセンブリ１４は、アクチュエータボタン６０、中間リング６２およびロックリング６４を含む。小さいサイズであるために、ディスペンサのユーザは、所望した場合、片手を使用するだけで、ディスペンサの操作、ロック、およびロック解除を行うことができる。示された実施形態では、ロック機構は片手操作を容易にするようにアクチュエータに対して位置する。

アクチュエータボタン６０は、スプリング３２のバイアス力に反して弁軸２６を動かすように可動である。示された実施形態中のアクチュエータボタン６０は、閉鎖端および開放端を有する、全体として円筒形である。示された実施形態では、アクチュエータボタンは成型プラスチックで作られているが、他の材料および製造方法を使用することもできる。図４から図８を参照すると、アクチュエータボタン６０は、上部の台６８から垂れ下がる全般として円筒形の外壁６６と、外壁から半径方向に間隔を置かれ、上部の台６８から垂れ下がる軸ソケット７２とを含む。環状の隙間７４は外壁６６と軸ソケット７２の間に配置され、図３で解るように、アクチュエータアセンブリ１４が最後に組み立てられ、コンテナ１２に結合されるとき、中間リング６２の一部はこの隙間７４に存在する。

図３で最も明確に解るように、アクチュエータボタン６０は直接弁軸２６に接続する。この接続をするために、流路７６が軸ソケット７２内に形成される。再び図５を参照すると、流路は、アクチュエータボタン６０の弁軸２６との心合わせおよび接続を容易にするために、弁軸２６および面取り部８２を収容する下部の端ぐり７８を含む。弁軸２６は、弁軸２６の外側円筒形表面から半径方向に伸び、端ぐり７８の内側の円筒形表面と係合する環状突起８４を含む。突起８４での弁軸２６の外径は、アクチュエータボタン６０と弁軸２６の間で摩擦嵌合するように、端ぐり７８の直径よりわずかに大きいので、アクチュエータボタン６０の弁軸２６からの取り外しは困難である。嵌合させる際に、突起８４および／または端ぐり７８の内面が変形する場合がある。あるいは、弁軸２６は、確実な接続を容易にし、かつアクチュエータボタンの弁軸からの容易な取り外しを阻止するために、インターロック機能を伴って形成してよい。

示された実施形態では、アクチュエータボタン６０は、コンテナ１２に対して容易に回転しない。アクチュエータボタン６０は、さらに詳細に以下に記述する方法で、中間リング６２、したがってコンテナ１２に対するアクチュエータボタン６０の回転運動を制御するために、非円形の形状を備えた軸ソケット７２を提供する軸ソケットから伸びる複数のスプライン８６（図８）を含む。図８で最も明確に解るように、スプライン８６は内部の軸ソケット７２のまわりで互いに１２０度の角度をなして間隔を置かれる。スプライン８６は、より詳細に以下に記述する方法で、中間リング６２と協働する。

アクチュエータボタン６０はまた、ロックリング６４とも協働する。アクチュエータボタン６０は、全体として円筒形の外壁６６から半径方向に外側に伸びる、下方（図４の方向により）の端部で形成された外側タブ９０を含む。図８で最も明確に解るように、外側タブ９０は外側環状壁６６の周囲に互いに１２０度の角度をなして配置される。アクチュエータボタン６０はまた、環状壁６６の再下端部９４に形成され、端部から上方へ伸びる、複数の切り欠き９２も含む。示された実施形態では、互いに１２０度の間隔を置かれた３つの切り欠き９２が、アクチュエータボタン６０内に形成される。各切り欠き９２は、それぞれの外側タブ９０に隣接し境を成す。

アクチュエータボタン６０はまた、内部流路７６と連通している化粧用液体製品の出口１００も含む。ディスペンサに蓋がない実施形態では、出口１００は常に大気と連通している。出口流路１００は、内部流路７６をアクチュエータボタン内で形成される出口穴１０２に接続する。穴１０２の深さおよび直径は、化粧用液体製品がコンテナ内に保持される圧力の関数であり、ならびに出口１００の直径の関数である。化粧用液体製品は、流体出口１００から出て、流体出口から半径方向に外側へ分散する。穴１０２は、液体化粧品がディスペンサから分与されるとき、あるとしても、液体化粧品がほとんど穴の壁と接触しない寸法である。最後に、アクチュエータボタン６０は、より詳細に以下に記述するロック機構のための一種の心合わせ機構として作用する複数の長手方向のへこみ１０４を含む。

図３を参照すると、中間リング６２はアクチュエータボタン６０およびロックリング６４と協働する。図１０を参照すると、示された実施形態中の中間リング６２は、（図１０に示された方向により）上部１１０および下部１１２を有する成型プラスチック部分である。上部１１０および下部１１２は両方とも全体として円筒形である。

中間リング６２はコンテナ１２に非常にぴったりと嵌合し、（コンテナの中心軸に対する）軸の移動は、軸周りの回転運動と同様に非常に困難である。この非常にぴったりとした嵌合を提供するために、中間リング６２の下部１１２は、コンテナ１２およびバルブカップ１８内に形成される外側の圧着を介して形成された軸方向に内側向きの環状の溝すなわち刻み目１２０（図３）に嵌合する、内側に突出する環状突起１１４を含む。中間リング６２とコンテナ１２の間の嵌合は、一旦中間リングがコンテナに接続されれば、コンテナに対して中間リングを回転させるためには、少なくとも約３０Ｎ−ｃｍのトルクが必要であり、コンテナから中間リングを取り外すためには、少なくとも約１００Ｎの除去力が必要とされるほどである。これは、例えば、ロックリング６４と比較して、ディスペンサおよび他の構成部品、すなわちアクチュエータボタン６０およびロックリング６４の比較的静止している構成部品が、中間リングに対して動くことができるように、中間リング６２が作動することを可能にする。

中間リング６２はまた、アクチュエータボタン６０と協働し、コンテナの中心軸周りにアクチュエータボタン６０の回転運動を阻止する。図９および図１１を参照すると、トラック１１６が中間リング６２の上部１１０に形成される。トラック１１６は、アクチュエータボタン６０に形成されたスプライン８６（図８）に似て、互いに１２０度の角度をなして間隔を置かれる。上部１１０の内壁に形成された傾斜１１８は、アクチュエータボタン６０のスプライン８６（図８）用のトラック１１６の方へ傾斜する。傾斜１１８は、ディスペンサの組立中に、中間リング内へアクチュエータボタンを挿入するための心合わせ機能を提供する。

図１３から図１６を参照すると、ロックリング６４は、全体としてテーパーがついたプラスチックの環状成形品である。ロックリング６４は、ロックリングがボタンの上に配置されるとき（図３参照）、アクチュエータボタン６０の下部外側タブ９０がその上をスライドする、上部の内側に伸びる環状突起１２８を含む。

ロックリング６４は、圧入を介して中間リング６２に接続する。更に詳細には、内側に突出する環状隆起１３０は、中間リング６２の下部１１２の上端に形成された、外側に突出する環状隆起１３２（図１０および図１２）上に押圧される。図３および図１６を参照すると、チャネル１３４は、中間リングの外側に伸びる環状隆起１３２（図１２）を収容する、環状隆起１３０より上でロックリング６４内に形成される。ロックリング６４と中間リング６２の間の接続は、中間リングに対してロックリングの軸周りに回転運動をさせる間、軸（コンテナ１２の中心軸として定義されている軸）の移動を阻止する。望ましくは、ロックリング６４は、コンテナ１２の周りに中間リング６２を回転させるのに必要なトルクよりはるかに小さい、約２Ｎ−ｃｍから約６Ｎ−ｃｍまでのトルクを適用して、中間リング６２に対して回転することができる。トルクの上限、すなわち約６Ｎ−ｃｍは、使用の容易さを提供するために規定されている。トルクが高すぎる場合、ロックリング６４を回転させることは操作者にとって困難である。トルクの下限は、例えばディスペンサが人の衣類のポケットに位置する場合に、偶発的な回転を阻止するように選択されている。ロックリング６４を回転させるのに必要なトルクが低すぎる場合、ロックリングが不注意に回転してしまう恐れがある。

複数の内側に突出するタブ１３６は、ロックリング６４上に提供され、ロックリングに対して、より詳細には、弁アセンブリ２２の開閉を制御するコンテナに対して、アクチュエータボタン６０の軸方向の移動を選択的に制限するように、アクチュエータボタン６０と協働する。再び図７を参照すると、互いに１２０度の角度をなして間隔を置かれるタブ１３６は、アクチュエータボタン６０の最下端９４（典型的にはタブ９０と隣接する）および切り欠き９２と協働する。各タブ１３６の上部表面がアクチュエータボタン６０（図７）の最下端９４と接触するとき、アクチュエータボタンはコンテナ１２に対して軸方向に移動することを阻止され、そうして「ロック」される。ロックリング６４が中間リング６２、アクチュエータボタン６０およびコンテナ１２に対して回転（望ましくは約９０度未満）するとき、タブ１３６はボタン６０の切り欠き９２と心合わせができ、ボタンがコンテナに対して軸方向に移動することを可能にし、したがって弁アセンブリ２２を開き、それによって、ボタン６０が下方へ押圧されるにつれて、タブ１３６は切り欠き９２内に存在することになる。

示された実施形態では、ロックリング６４は、平行移動またはその回転軸に沿って移動しない。ロックリングがロック、ロック解除の両方の位置にあるとき、ロックリング６４の上端はディスペンサの出口１００より下に留まる。代替実施形態は、回転軸に沿った並進運動を考慮に入れてもよい。

環状隆起１３８は、ロックリングの把持および回転を容易にするために、ロックリング６４の外面に提供することができる。滑面１４２はまた、ディスペンサが「ロック」位置にあるか、または「ロック解除」位置にあるかを示すために、心合わせ機構として垂直隆起の間に配置されたロックリング６４上に提供することもできる。滑面１４２は、「ロック」位置または「ロック解除」位置を示すために、アクチュエータボタン６０内の長方向のへこみ１０４と心合わせをする場合がある。

タブ１３６はまた、中間リング６２とも協働し、中間リングに対してロックリング６４の回転角変位を制限する。再び図９および図１０を参照すると、中間リング６２は、円筒形の滑面１４２から外側に伸びるウイング１４０を含む。ウイング１４０は、上部１１０の下半分に配置され、滑らかな円筒形の壁１４２は上半分に提供される。ウイング１４０は、ロックリングが中間リングに対して回転するとき、ロックリング上のタブ１３６（図１３）が接触する第１接触面１４４を提供する。第１接触面から角をなして間隔を置かれる、第２接触面１４６も、中間リングの上部１１０上に見られる。ロックリング６４のタブ１３６（図１３）は接触面１４４と１４６の間で移動する。タブ１３６が接触面１４４と接触するとき、ディスペンサは「ロックされた」位置にある。タブ１３６が第２接触面１４６と接触するとき、ディスペンサは「ロック解除された」位置にある。

図９を参照すると、突起１５０および１５２は１組の接触面１４４と１４６の間に配置される。突起１５０および１５２は、タブ１３６およびロックリングと協働し、ディスペンサのユーザが、ディスペンサが配置された状態、例えば、ロックされたまたはロック解除された状態を知ることができるように、割り出しおよび／またはロッキング機能を提供する。タブ１３６は、締まりばめまたはスナップフィットを提供するために、突起１５０および１５２の上に重なる。

液体化粧品ディスペンサについて、ある実施形態を参照して説明した。液体化粧品ディスペンサは、ヘアスプレ、ボディースプレ、制汗剤、デオドラント、香水、コロン、ならびに、エアゾール缶によって典型的に分与される他の製品を含む、あらゆる種類の液体化粧品を分与することができる。前の詳細な説明を読んで、多くの利用可能な変更が、当業者に思い浮かんでもよい。本発明は、上記の実施形態だけに制限されることは意図しておらず、添付された請求項の範囲内にあてはまるあらゆる装置を含むことを意図している。

Claims (25)

1. 内部自由容積が約６０ｍＬ未満であるディスペンサと、大気圧より高く加圧されたディスペンサ内に配置された液体化粧品とを備える分与アセンブリであって、ディスペンサが、製品の分与を制御するための可動アクチュエータボタンと、アクチュエータボタンをロックするためのロックリングとを含み、ロックリングが、回転軸の周りにロックリングを回転させるためにアセンブリの操作者によって掴まれるように構成された全体として円筒形の外面を含み、ロックリングが並進運動を阻止するように固定されている、分与アセンブリ。
2. ディスペンサが、アセンブリの操作者が蓋を外す必要なしに、フレグランスをディスペンサから分与することを可能にする、露出したフレグランスの出口を含む、請求項１に記載のアセンブリ。
3. ディスペンサがさらに、コンテナと、コンテナを選択的に開閉するための弁アセンブリとを備え、弁アセンブリがコンテナに接続され、開口および開口内に配置された弁軸を含むバルブカップを含み、ロックリングが、ロック位置とロック解除位置の間で可動であり、ロック解除位置にある場合、アクチュエータボタンが弁アセンブリを開くように弁軸を動かすために作動位置に可動である、請求項１または２に記載のアセンブリ。
4. 弁軸が環状突起を含み、アクチュエータボタンが弁軸を収容する流路を含み、流路の直径が環状突起で弁軸の直径より小さい、請求項３に記載のアセンブリ。
5. バルブカップが直径約２０ｍｍ未満である、請求項３または４に記載のアセンブリ。
6. バルブカップが直径約１５ｍｍ未満である、請求項５に記載のアセンブリ。
7. バルブカップがコンテナに外側で圧着されている、請求項３から６のいずれか一項に記載のアセンブリ。
8. バルブカップがコンテナに圧着されている場所で、コンテナおよびバルブカップが直径約１０ｍｍから約１２ｍｍの寸法である、請求項３から７のいずれか一項に記載のアセンブリ。
9. バルブカップがコンテナに圧着されている場所で、刻み目が深さ約４ｍｍから約６ｍｍで形成されている、請求項３から８のいずれか一項に記載されたアセンブリ。
10. 液体化粧品がディスペンサから分与されてしまうとき、アクチュエータボタン、弁アセンブリ、およびロック機構が、処分またはリサイクルされる単一ユニットである、請求項３から９のいずれか一項に記載のアセンブリ。
11. ディスペンサの内部自由容積が約５ｍＬと約４０ｍＬの間にある、請求項１から１０のいずれか一項に記載のアセンブリ。
12. ディスペンサの内部自由容積が約５ｍＬと約２０ｍＬの間にある、請求項１１に記載のアセンブリ。
13. ディスペンサが直径約１．５から２ｃｍおよび高さ約９ｃｍ未満である、請求項１から１２のいずれか一項に記載のアセンブリ。
14. ディスペンサが内部自由容積約６ｍＬから約１０ｍＬである、請求項１２または１３に記載のアセンブリ。
15. 手のひらの幅が約７ｃｍから約９ｃｍであり、人差し指の長さが約１０ｃｍから約１４ｃｍである手の閉じた拳の中に、ディスペンサが隠されるまたは実質的に完全に隠されるように構成される、請求項１から１４のいずれか一項に記載のアセンブリ。
16. 出口と、可動アクチュエータボタンと、ロック位置およびロック解除位置の間で回転可能のロックリングとを備える手のひらサイズのディスペンサであって、ロックリングが、第１軸でアクチュエータボタンの動きを制限するロック位置でアクチュエータボタンと接触する内部タブを含み、ロックリングの上端が、ロック位置にあるとき出口より下に配置されている、ディスペンサ。
17. さらに中間リングと、液体化粧品を収容するためのコンテナとを備え、中間リングが少なくとも一部はコンテナの外面を囲み、アクチュエータボタンとロックリングに接続されている、請求項１６に記載のディスペンサ。
18. アクチュエータボタンが中間リングに対して回転しない方法で、アクチュエータボタンが中間リングに接続する、請求項１６または１７に記載のディスペンサ。
19. さらに選択的に製品を分与するための弁アセンブリを備え、弁アセンブリが開口を含むバルブカップおよび開口に配置された弁軸を含み、弁軸が突起を含み、アクチュエータボタンが弁軸および少なくとも１つの突起を収容する流路を含み、流路の内面がアクチュエータボタンを弁軸に接続するために変形する、請求項１６から１８のいずれか一項に記載のディスペンサ。
20. 蓋のないエアゾールディスペンサであって、
    チャンバおよびチャンバと連通する出口を画定し、高さ約９ｃｍ未満および直径約２ｃｍ未満である剛体のコンテナと、
    大気圧を超えて加圧されている、コンテナ内の液体化粧品と、
    コンテナからの製品の選択的な吐出を可能にする出口と連通する流路を選択的に開閉するためにコンテナに接続され、製品がチャンバから出るのを可能にする開位置と、製品がチャンバから出るのを阻止する閉位置の間で可動な弁軸を含む、弁アセンブリと、
    弁軸に接続されたアクチュエータであって、弁軸を開位置に動かす第１位置と、弁軸が第２位置に動くのを可能にする第２位置の間で、第１軸で選択的に可動であり、さらに流路と連通する出口開口を含み、出口開口が、装置の他の構成部品の位置がどこにあっても覆われない、アクチュエータと、
    バルブカップより下に配置されたコンテナの外面の少なくとも一部を囲む外側ロックリングであって、アクチュエータが第１軸で直線的に動くのを可能にする第１位置と、アクチュエータが第１軸で直線的に動くのを阻止する第２位置の間で可動である、外側ロックリングとを備える、ディスペンサ。
21. ロックリングの上端が第１位置および第２位置で出口開口より下に配置される、請求項２０に記載のディスペンサ。
22. 手のひらの幅が約７ｃｍから約９ｃｍであり、人差し指の長さが約１０ｃｍから約１４ｃｍである手の閉じた拳の中に、少なくとも一部隠されるように構成された、請求項２０または２１に記載のディスペンサ。
23. さらにコンテナに接続された中間リングを備え、ロックリングが中間リングに対して回転運動をするように中間リングに接続される、請求項２０から２２のいずれか一項に記載のディスペンサ。
24. 中間リングをコンテナに対して回転させるのに必要なトルクが少なくとも約３０Ｎ−ｃｍである、請求項２３に記載のディスペンサ。
25. ロックリングを回転させるのに必要なトルクが約２Ｎ−ｃｍから約６Ｎ−ｃｍである、請求項２４に記載のディスペンサ。

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