JP2010513849A - 洗浄流体を供給するためのパイプシステムと相互に接続された貯蔵タンクシステムにおける自動サンプリング装置および方法 - Google Patents
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Abstract
Description
サンプルされる流体をタンクから流すフィードバルブ、および、タンクからサンプルされる流体を戻すリターンバルブは、自動で作動され、ダブルシールおよび非混合(混ざらない)様式で設計され、洗浄可能なバルブシートを備えている。
サンプルされる流体の体積流量は、第1の位置における選択されたタンクから自動的に流用される。
上述した体積流量は、サンプリング装置に送られ、第2の位置において、サンプリング装置から上記選択されたタンクに戻される。
サンプルされる流体の品質管理は、フロースルー方法で行われ、そして/または、流体のサンプル量は、体積流量の第1の位置から第2の位置への移動間に、サンプリング装置内において体積流量から流用される。
貯蔵タンクシステムにおける自動サンプリング装置を、フィードラインおよびリターンラインによって、洗浄流体を供給するパイプシステムに接続することによって、全サンプリングシステムを適切な流体によって洗浄および/または無菌化、および、充満することができる、この方法の好ましい付加的な改良を実現することができる。この付加的な改良によると、タンクの内容に関係なくタンクの1つからサンプリングするに先立って、サンプリング工程の間にサンプルされる流体に曝される全システムが、洗浄溶剤によってフロースルー方法で洗浄され、または熱水によってフロースルー方法で無菌化され、または、脱塩水または無菌空気によって完全に充満される。これらの流体は、パイプシステムを経由して供給される。
図2は、図1に示す貯蔵タンクシステムの平面図の詳細であり、中央サンプリング装置と関連する配管を、図1におけるよりもより現実的に示している。
図3は、図1による装置の概要を示し、フィードバルブおよびリターンバルブを含むサンプリングシステム全体を、相互に接続されたパイプシステムによってフロースルーによって洗浄することが示されている。
図4は、図1による装置の概要を示し、選択されたタンクのために続いて使用されるパイプライン領域から脱塩水を排除することが示されている。
図5は、図1による装置の概要を示し、選択されたタンクのサンプリングが示されている。
図6は、図1による装置の概要を示し、サンプルされた流体をサンプリングのための選択されたタンクに、損失無しに送ることを示す。
図7は、図1による装置の概要を示し、洗浄流体を供給するために、接続されたパイプシステムを介して、フィードバルブおよびリターンバルブを含むサンプリングシステム全体が脱塩水に曝される。
1* 第2貯蔵タンクシステム
1.1から1.n タンク(タンク1.1、1.2、・・・、1.i−2、1.i−1、1.i、1.i+1、・・・、1.n)
1.i タンク1.1から1.nの1つのタンク
2 フィードライン
2.1a タンク1.1のフィードラインの第1部分
2.2a タンク1.2のフィードラインの第1部分
2.ia タンク1.iのフィードラインの第1部分
2.ia+1 タンク1.i+1のフィードラインの第1部分
2.na タンク1.nのフィードラインの第1部分
2.1b タンク1.1のフィードラインの第2部分
2.2b タンク1.2のフィードラインの第2部分
2.ib タンク1.iのフィードラインの第2部分
2.i+1b タンク1.i+1のフィードラインの第2部分
2.5 (サンプリング装置5への)インレットライン
2/3 閉鎖された循環パイプライン
3 リターンライン
3.1a タンク1.1のリターンラインの第1部分
3.2a タンク1.2のリターンラインの第1部分
3.ia タンク1.iのリターンラインの第1部分
3.i+1a タンク1.i+1のリターンラインの第1部分
3.1b タンク1.1のリターンラインの第2部分
3.2b タンク1.2のリターンラインの第2部分
3.ib タンク1.iのリターンラインの第2部分
3.i+1b タンク1.i+1のリターンラインの第2部分
3.nb タンク1.nのリターンラインの第2部分
3.5 (サンプリング装置5からの)アウトレットライン
4 洗浄流体を供給するためのパイプシステム
4.1 第1のライン(洗浄溶剤RMのためのフィードRV)
4.2 第2のライン(洗浄溶剤RMのためのリターンRV)
4.3 第3のライン(脱塩水EWのための)
4.4 第4のライン(Dまたは熱水HWのための)
4.5 第5のライン(無菌空気SLのための)
4.6 第1の溝(ガリ)
5 サンプリング装置
5* 第2サンプリング装置
5.1 搬送装置
5.2 流量計
5.3 品質管理装置(例えば、密度、O2濃度)
5.4 第2の溝(ガリ)
α 相対角度
D 蒸気
EW 脱塩水
HW 熱水
Q(P) サンプルされる流体Pの体積流量
Q(P)−PR サンプルされる流体Pの体積流量−流用(迂回)されるサンプル量PR
P サンプルされる流体(製品)またはサンプルされた流体
PR サンプル量
RM 洗浄溶剤
RR 洗浄溶剤リターン
RV 洗浄溶剤フィード
SL 無菌空気
バルブ
サンプル装置5におけるバルブ
V5.1 サンプリング装置
V5.2 第2のドレインバルブ
フィードライン2におけるバルブ
V1.1a 第1のフィードバルブ(自動的に作動可能、混合されない、洗浄可能なバルブシートを備えている)([*])
V1.2a 第2のフィードバルブ([*])
V1.ia i番目のフィードバルブ([*])
V1.i+1a i+1番目のフィードバルブ([*])
V1.na n番目のフィードバルブ([*])
V2.1 第1のフィードシャットオフバルブ
V2.2 第2のフィードシャットオフバルブ
V2.i i番目のフィードシャットオフバルブ
V2.i+1 i+1番目のフィードシャットオフバルブ
V2.n n番目のフィードシャットオフバルブ
リターンライン3におけるバルブ
V1.1b 第1のリターンバルブ(自動的に作動可能、混合されない、洗浄可能なバルブシートを備えている)([*])
V1.2b 第2のリターンバルブ([*])
V1.ib i番目のリターンバルブ([*])
V1.i+1b i+1番目のリターンバルブ([*])
V1.nb n番目のリターンバルブ([*])
V3.1 第1のリターンシャットオフバルブ
V3.2 第2のリターンシャットオフバルブ
V3.i i番目のリターンシャットオフバルブ
V3.i+1 i+1番目のリターンシャットオフバルブ
V3.n n番目のリターンシャットオフバルブ
a (フィードバルブまたはリターンバルブのスルーハウジング上の)第1の接続スリーブ
b (フィードバルブまたはリターンバルブのスルーハウジング上の)第2の接続スリーブ
c (フィードバルブまたはリターンバルブ上の)(切り替え可能な)タンク接続部
バルブおよびパイプシステム4
V4.1 第1のバルブ
V4.2 第2のバルブ
V4.3 第3のバルブ
V4.4 第4のバルブ
V4.5 第5のバルブ
V4.6 第6のバルブ
V4.7 第7のバルブ
V4.8 第1のドレインバルブ
Claims (14)
- 複数のタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)からなる貯蔵タンクシステム(1)および永久配管によって全てのタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)とそれぞれ連絡するサンプリング装置(5)を備え、洗浄流体を供給するパイプシステム(4)に相互に接続された貯蔵タンクシステム(1)における自動サンプリング装置であって、
前記パイプシステム(4)は、異なる洗浄流体を供給する、複数の平行なライン(4.1、4.3から4.5)、洗浄溶剤(RM)を押し出すライン(4.2)および第1の溝(ガリ)からなっており、前記貯蔵タンクシステム(1)は、フィードライン(2)およびリターンライン(3)を介して前記パイプシステムに接続され、そして、リターンライン(3)およびライン(4.1から4.5)は、フィードライン及びリターンライン(2、3)、または、フィードライン(2)に選択的に接続され、そして、リターンライン(3)は、第1の溝(ガリ)(4、6)に接続され、
フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)およびリターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)は、それぞれ各タンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)の下方領域に取り付けられ、前記フィードバルブおよび前記リターンバルブは、相互に所定距離を隔てて配置され、それぞれのバルブシート領域においてダブルシール仕様、および、混合防止仕様で設計され、そして、洗浄可能なバルブシートを備えており、
前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)およびリターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)の各々は、指定されたタンクのそれぞれの内部に接続された、第1の接続スリーブ(a)、第2の接続スリーブ(b)およびタンク接続部(c)を有するスルーハウジングを備えており、そして、指定されたバルブによって切り替え可能であり、
前記タンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)は、フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)のそれぞれの接続スリーブ(a,b)を通って延伸するフィードライン(2)、および、リターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)のそれぞれの接続スリーブ(a,b)を通って延伸するリターンライン(3)によって、相互に直列に接続され、
前記フィードライン(2)および前記リターンライン(3)は、前記パイプシステム(4)と反対側の端部において、サンプリング装置によって相互に接続されて、閉鎖循環パイプライン(2/3)を形成し、
1つのフィードシャットオフバルブ(V2.1、V2.2、・・・、V2.i、・・・、V2.n)は、それぞれ、フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)の流れ方向に関して上流側に位置するフィードライン(2.1a、2.2a、・・・、2.ia、・・・、2.na)の各第1部分に設けられ、そして
1つのリターンシャットオフバルブ(V3.1、V3.2、・・・、V3.i、・・・、V3.n)は、リターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)の流れ方向に関して下流側に位置するリターンライン(3.1b、3.2b、・・・、3.ib、・・・、3.nb)の各第2部分に設けられていることを特徴とする自動サンプリング装置。 - 前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)および前記リターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)は、スライディングピストンの形で前記タンク接続部(c)に隣接して位置する第1の閉塞部材、および、バルブシートディスクの形で実現された第2の閉塞部材を備えたダブルシートバルブの形でそれぞれ実現され、
前記2つの閉塞部材は、タンク接続部(c)、および、2つの接続スリーブ(a,b)を収容するスルーハウジングの間の接続開口を制御し、そして、2つの閉塞部材は、ダブルシートバルブの閉じられた位置、および、開かれた位置において、相互間に、少なくとも1つの接続通路を介してダブルシートバルブの周辺に接続されるリーケージキャビティを形成し、ダブルシートバルブの開放操作間に、第1の閉塞部材が第2の閉塞部材と接触し、そして、第2の閉塞部材を開放位置へと移動させ、
前記開放操作は、タンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)から離れる方向に行われ、そして、
それぞれのバルブシートを洗浄するために、第1の閉塞部材は、開放操作と反対方向への第1の部分ストロークによって、部分的に開放された位置に移動することができ、そして、第2の閉塞部材は、開放操作と同一方向への第2の部分ストロークによって、部分的に開放された位置に移動することができることを特徴とする、請求項1に記載の装置。 - 前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)およびリターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)は、軸的に相互に離隔した2つのシーリングポイントによって、円筒状のバルブシート表面と協同するスライディングピストンの形の閉塞部材を備えたダブルシートバルブの形でそれぞれ実現され、
前記円筒状のバブルシート表面は、タンク接続部(c)と2つの接続スリーブ(a,b)を収容するスルーハウジングとを接続する接続開口と隣接し、そして、前記接続開口は閉塞部材によって制御され、
少なくとも1つの接続通路を介してダブルシールバルブの周辺に接続されるリーケージキャビティは、前記シーリングポイント間に形成され、そして、
前記閉塞部材の部分ストロークは、それぞれのバルブシートを洗浄するため、一方または他方のシーリングポイントを露出することを特徴とする、請求項1に記載の装置。 - 前記パイプシステム(4)は、洗浄溶剤(RM)を供給するための第1のライン(4.1)、洗浄溶剤(RM)を排除するための第2のライン(4.2)、脱塩水(ES)を供給する第3のライン(4.3)、蒸気(D)または熱水(HW)を供給するための第4のライン(4.4)および無菌空気(SL)を供給する第5のライン(4.5)を備えていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の装置。
- 前記サンプリング装置(5)は、流れ方向に関して、搬送装置(5.1)およびサンプリングバルブ(V5.1)を備えていることを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の装置。
- 流量計(5.2)および品質管理装置(5.3)は、流れ方向に関して、前記搬送装置(5.1)とサンプリングバルブ(V5.1)との間に配置されていることを特徴とする、請求項5に記載の装置。
- 前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)およびそれぞれ指定されたリターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)は、対応するタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)の円筒状表面エリアまたは円錐形の底部の上方部において、同一高さに配置されていることを特徴とする、請求項1から6の何れか1項に記載の装置。
- 前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)およびそれぞれ指定されたリターンバルブ(V1.1b、V1.2b、・・・、V1.ib、・・・、V1.nb)は、タンクの長軸に垂直に延伸する面に関して、相互に、90°≦α≦180°の角度、好ましくはα=120°の角度で配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
- 前記フィードバルブ(V1.1a、V1.2a、・・・、V1.ia、・・・、V1.na)の前記リーケージキャビティと、その周辺の間の接続通路は、手動サンプルが得られるように設計されていることを特徴とする、請求項2から8の何れか1項に記載の装置。
- 複数のタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)からなる貯蔵タンクシステム(1)および永久配管によって全てのタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)とそれぞれ連絡するサンプリング装置(5)を備え、洗浄流体を供給するパイプシステム(4)に相互に接続された貯蔵タンクシステム(1)における自動サンプリング方法であって、
請求項1に記載の特徴を備えた自動サンプリング装置を使用し、
第1の位置において、サンプルされる流体(P)の体積流量(Q(p))が自動的に流用され、前記体積流量(Q(p))が前記サンプリング装置に供給され、そして、第2の位置において、前記サンプリング装置から選択されたタンク(1.i)に戻され、そして、
サンプルされる流体(P)の品質管理がフロースルー方法で行われ、そして/または、サンプルされる流体(P)のサンプル量(PR)が、第1の位置から第2の位置への体積流量(Q(p))の循環の間に、サンプリング装置(5)内で体積流量から流用されることを特徴とする自動サンプリング方法。 - タンクの内容に関係なくタンクの1つからそれぞれサンプリングするに先立って、如何なるサンプリング工程の間にサンプルされる流体に曝される全システムが、洗浄溶剤(RM)によってフロースルー方法で洗浄され、または蒸気(D)熱水(HW)によってフロースルー方法で無菌化され、または、脱塩水(EW)または無菌空気(SL)によって完全に充満され、これらの流体(RM、D、HW、EW、SL)は、パイプシステム(4)を経由して供給されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
- 選択されたタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)の1つのそれぞれのサンプリングに先立って、前記サンプルされる流体(P)の体積流量(Q(p))の循環のために指定された領域に位置する脱塩水(EW)は、サンプルされる流体(P)によって上記領域から前記パイプシステム(4)に排出され、サンプルされる流体(P)がタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)から流用されて、前記第1の位置でサンプルされることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
- 選択されたタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)の1つのそれぞれのサンプリングに続いて、前記サンプルされる流体(P)の体積流量(Q(p))の循環のために指定された領域に位置するサンプルされた流体(P)は、第2の位置で脱塩水(EW)によって、上記領域から完全に排出されて、サンプルされたタンク(1.1、1.2、・・・1.i、・・・1.n)へ完全に搬送されることを特徴とする、請求項10から12の何れか1項に記載の方法。
- 脱塩水(EW)またはサンプルされた流体(P)の前記排出は、循環する体積流量(Q(p))の領域に設けられた流量計によって制御されることを特徴とする、請求項12または13に記載の方法。
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