JP2010511353A - 無損失伝送経路アンテナスイッチ切換回路 - Google Patents

無損失伝送経路アンテナスイッチ切換回路 Download PDF

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Abstract

直交結合電力増幅器を使用する送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のためのシステム(200)が提供される。システムは、第1入力ポート(260)、第2入力ポート(264)、分離ポート(266)、及び出力ポート(262)を有する直交(90°)ハイブリッド電力結合器(218)を有する。システムは、また、第1及び第2のRF電力増幅器回路を有する。RF電力増幅回路は、第1入力ポート及び第2入力ポートへ夫々結合される。RF電力増幅器回路は夫々、第1の状態と第2の状態との間で選択的に変化する出力インピーダンスを有する。直交ハイブリッド電力結合器は、各RF電力増幅器回路が第1の状態にある場合は第1入力ポート及び第2入力ポートから出力ポートへRFエネルギを伝え、各RF電力増幅器回路が第2の状態にある場合は出力ポートから分離ポートへRFエネルギを伝える。

Description

本発明の配置は送受信機に関する。より具体的には、本発明の配置は、送信器又は受信器をアンテナへ接続するスイッチ回路に関する。
従来のRF電力増幅器は、一般に、1又はそれ以上のRF電力分割器及び結合器を使用する。かかるRF分割器及び結合器は、通常、RF信号を増幅する複数のRF電力増幅器回路へRF電力を分配するために使用される。複数のRF電力増幅器回路からの出力RF信号は、その後、単一の高電力RF出力を形成するよう1又はそれ以上の結合器回路で結合される。直交(90°)ハイブリッドカプラは、一般に、RF電力分割器を実施するために使用される。同タイプの直交(90°)ハイブリッドカプラが、また、RF電力結合器を実施するためにも使用され得る。
上記の構成要素を有する従来の送受信機回路100が図1に示されている。図1に関して、第1の直交(90°)ハイブリッドカプラ106は、入力ポート154、分離ポート150、及び出力ポート152、156を設けられている。入力ポート154は、送信器102へ結合されている。分離ポート150は、抵抗終端104(例えば、50オーム抵抗器)を介して接地へ結合されている。各出力ポート152、156は、入力ポート154でのRF電力に対して半分だけ低減された出力RF電力を供給する。なお、出力ポート152で供給されるRF信号は、出力ポート156でのRF信号に対して90°位相がずれている。このような直交ハイブリッドカプラは、当該技術でよく知られている。出力ポート152は、第1の電力増幅器108へ結合されている。同様に、出力ポート156は、第2の電力増幅器110へ結合されている。
送信器102は、無線周波数(RF)信号を第1の直交(90°)ハイブリッドカプラ106へ伝えることができる。続いて、直交(90°)ハイブリッドカプラ106は、第1の出力RF信号を第1の電力増幅器108へ、及び第2の出力RF信号を第2の電力増幅器110へ伝える。各電力増幅器108、110は、受け取ったRF信号の電力を或る量だけ増幅する動作を実行する。その後、これらの電力増幅器108及び110は、増幅したRF信号を、第2の直交(90°)ハイブリッドカプラ112の入力ポート160及び164へ伝える。この第2の直交(90°)ハイブリッドカプラ112は、第1の直交(90°)ハイブリッドカプラ106と比べて、送受信機回路100内の反転配置で実施される。実際には、第2の直交(90°)ハイブリッドカプラ112は結合器として働き、すなわち、増幅されたRF信号を結合する。なお、当業者には明らかなように、入力ポート160で受け取られた信号は、入力ポート164で受け取られた信号に対して90°だけ位相シフトされている。実際には、ポート160及び164での位相シフトは、ポート152及び156での位相シフトと反対であり、これより、最終的に、ポート160及び164で受け取られた信号は、出力ポート162において同相で結合される。2つの増幅されたRF信号を結合した後、直交(90°)ハイブリッドカプラ112は、アンテナ116への電気経路に沿って、結果として得られたRF信号を伝える。この電気経路は、通常、アンテナスイッチ114を有する。例えば、アンテナスイッチ114は、PINダイオードにより実施され得る。アンテナスイッチ114でのPINダイオードは、DC電源120によって供給される高電圧/高電流制御信号によって制御される。送信モードで、アンテナスイッチ114は、第2の直交(90°)ハイブリッドカプラ112の出力ポート162とアンテナ116との間に低損失経路を作り出す。
受信モードで、アンテナスイッチ114は、アンテナ116から直交(90°)ハイブリッドカプラ112を切り離し、代わりに、アンテナ116と低雑音増幅器122との間の低損失経路を作り出す。結果として、受信される無線周波数(RF)信号は、アンテナ116から低雑音増幅器122へアンテナスイッチ114を通って伝えられる。低雑音増幅器122は、受信されたRF信号の電力を増幅させる動作を実行する。続いて、低雑音増幅器122は、増幅したRF信号を受信器124へ伝える。
このような従来の送受信機回路100の利点にも関わらず、それは或る欠点を有する。例えば、アンテナスイッチ114は、かなりの量の損失を送信経路に導入しうる。この損失は、アンテナ116での所望の電力出力を達成するために、電力増幅器108及び110が付加的なRF電力出力を生成することを必要とする。また、RF電力増幅器108及び110から必要とされる付加的なRF電力は、外部電源(図示せず。)からの更なる電力を必要とする。結果として、送受信機110全体の効率は下がる。加えて、アンテナスイッチ114は、しばしば、十分なレベルのRF電力を扱うよう設計されているPINダイオードRFスイッチを有する。このようなアンテナスイッチ114は、しばしば、動作するのに数百ボルトを必要とする。特に、このような電圧をアンテナスイッチ114へ供給するのに適した電流電源は、携帯用機器に組み込むのが困難である。
以上より、送信されるRF信号が被る電力損失の量を最小限とすることができるアンテナスイッチ回路を備えた送受信機回路が、依然として必要である。また、より低い電圧で動作することができるアンテナスイッチ回路を備えた送受信機回路も、依然として必要である。
本発明は、直交結合電力増幅器を使用する送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のためのシステムに関する。当該システムは、第1入力ポート、第2入力ポート、分離ポート、及び出力ポートを有する直交ハイブリッド電力結合器を有する。また、当該システムは、第1RF電力増幅器回路及び第2RF電力増幅器回路を有する。これら第1及び第2のRF電力増幅器回路は、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートへ夫々結合されている。
第1及び第2のRF電力増幅器回路は、夫々、第1の状態と第2の状態との間で選択的に変化する出力インピーダンスを有する。前記直交ハイブリッド電力結合器は、前記第1及び第2のRF電力増幅器回路が夫々前記第1の状態にある場合は前記第1及び第2の入力ポートから前記出力ポートへRFエネルギを伝える。前記直交ハイブリッド電力結合器は、前記第1及び第2のRF電力増幅器回路が夫々前記第2の状態にある場合は前記出力ポートから前記分離ポートへRFエネルギを伝える。本発明の1つの様相に従って、前記第1及び第2のRF電力増幅器回路の前記出力インピーダンスは、前記第1の状態で前記第1及び第2の入力ポートに実質的に整合する。前記第1及び第2のRF電力増幅器回路の前記出力インピーダンスは、前記第2の状態で前記第1及び第2の入力ポートに実質的に整合しない。
本発明の様相に従って、当該システムは、また、アンテナを有する。前記直交ハイブリッド電力結合器の前記出力ポートは、このアンテナへ結合されている。有利に、前記直交ハイブリッド電力結合器の前記出力ポートは、いずれのRF切換も除いて前記アンテナへ結合され得る。
本発明の他の様相に従って、当該システムは制御回路を有する。この制御回路は、前記第1及び第2のRF電力増幅器回路へ結合されている。前記制御回路は、制御信号に応答して前記第1及び第2のRF電力増幅器回路を前記第1の状態と前記第2の状態との間で選択的に遷移させるために設けられる。
本発明の他の様相に従って、当該システムは、また、RFスイッチを有する。このRFスイッチは、前記直交ハイブリッド電力結合器の前記分離ポートへ結合される入力端子を有する。前記RFスイッチは、当該RFスイッチの第1出力端子又は当該RFスイッチの第2出力端子のいずれか一方へ選択的に前記入力端子を結合するよう構成される。前記RFスイッチの前記第1出力端子は、例えば50オーム(50Ω)抵抗器のような抵抗終端へ接続される。
本発明の他の様相に従って、前記RFスイッチは、前記制御回路に応答する。前記RFスイッチは、前記第1の状態で当該RFスイッチの前記第1出力端子へ前記入力端子を結合するよう構成される。前記RFスイッチは、前記第2の状態で当該RFスイッチの前記第2出力端子へ前記入力端子を結合するよう構成される。前記RFスイッチの前記第2出力端子は、例えば低雑音増幅器のような受信器入力回路へ結合される。
本発明の他の様相に従って、当該システムは、前記抵抗終端でRF信号の存在を検出するRF検出器回路を有する。これに関連して、当然に、前記制御回路は、前記RF検出器回路が所定レベルのRFエネルギを検出する場合に、第2のRFスイッチの入力端子を第2の抵抗終端へ結合されたままとするよう構成される。
更なる他の様相に従って、本発明は、送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のための方法に関する。当該方法は幾つかの工程を有する。送信構成で、当該方法は、第1RF電力増幅器回路で第1RF信号を及び第2電力増幅器回路で第2RF信号を増幅する工程を有する。前記第1及び第2のRF電力増幅器回路の出力は、前記第1及び第2のRF信号の和であるRF出力信号を生成するよう直交ハイブリッド電力結合器の第1及び第2の入力ポートへ結合される。その後、前記直交ハイブリッド電力結合器の出力ポートからの前記RF出力信号は、いずれの介在するアンテナスイッチも除いてアンテナへ結合される。
当該方法は、また、前記アンテナから前記ハイブリッド電力結合器の分離ポートへとRF信号の低損失経路を設ける工程を有する。この低損失経路は、前記直交ハイブリッド電力結合器の前記第1及び第2の入力ポートでインピーダンス不整合を引き起こすことによって提供される。本発明の実施例で、かかるインピーダンス不整合は、前記第1及び第2のRF電力増幅器回路のバイアス電圧を除く又は少なくとも変更することによって、前記第1及び第2の入力ポートで引き起こされる。当該方法は、また、入力端子を有するRFスイッチへ前記分離ポートを結合する工程と、前記アンテナから前記分離ポートへとRF信号の低損失経路を設けると同時に前記入力端子を受信器回路へ選択的に結合する工程とを有する。
添付の図面を参照して種々の実施形態について記載する。図面中、同じ参照符号は同じ事項を表す。
従来の送受信機回路のブロック図である。 本発明を理解するのに有用な送受信機回路のブロック図である。 本発明を理解するのに有用な、制御回路を有する送受信機回路のブロック図である。 送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のための方法のフロー図である。
以下、図2乃至4を参照して、本発明の実施形態について記載する。本発明の幾つかの実施形態は、従来の送受信機回路よりも電力損失が小さく、従来の送受信機回路よりも発生する熱量が小さく、従来の送受信機回路よりも効率がよい送受信機回路を提供する。
ここで図2を参照すると、本発明を理解するのに有用な送受信機回路200が示されている。図2から明らかなように、回路200は、送信器202、RFスイッチ204、抵抗終端206及び208、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218、RF電力増幅器回路212及び214、コントローラ216、並びにアンテナ222を有する。送受信機回路200は、また、RFスイッチ220、受信器入力回路228、受信器230、及び抵抗終端240を有する。これらの構成要素の夫々は、当業者によく知られている。従って、これらの構成要素については、ここではこれ以上詳細に記載しない。
以下、本発明の理解を助けるために、送受信機回路200の動作について詳細に記載する。第1の状態で、電力が送信器202へ供給される。送信器202は、無線周波数(RF)エネルギを外部装置(例えば、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210)へ伝えるよう構成されている。これに関連して、当然に、送信器202は、通常、無線周波数のための発振器、変調器、及び少なくとも1つの増幅器を有する。
また、第1の状態で、制御信号が、RFスイッチ204の制御端子207で受信される。結果として、RFスイッチ204の入力端子205は、RFスイッチ204の出力端子201へ結合される。実際には、送信器202は、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210の入力ポート254へ接続される。そのようにして、送信器202は、RFエネルギを直交(90°)ハイブリッド電力分割器210へ伝えることができる
RFエネルギを受け取ると、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210は、入力ポート254で受け取ったRF電力を等しく分割して、位相が90°ずれた2つの等しい電力RF出力を出力ポート252及び256で供給する動作を実行する。かかる2つの等しい電力RF出力信号を生成した後、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210は、第1の等電力RF出力信号をRF電力増幅器回路212へ及び第2の等電力RF出力信号をRF電力増幅器回路214へ伝える。
コントローラ216は、制御信号を各RF電力増幅器回路212、214へ伝える。結果として、RF電力増幅器回路212及び214は、それらの第1の状態へと遷移する。この第1の状態で、RF電力増幅器回路212及び214は、RFゲイン及び高RF電力出力を生じさせるよう適切にバイアスをかけられる。RF電力増幅器回路212及び214は、また、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の入力ポート260及び264に実質的に整合する出力インピーダンスを提供するよう適切にバイアスをかけられる。これに関連して、当然に、RF電力増幅器回路212及び214は半導体トランジスタを有する。当業者には明らかなように、半導体トランジスタは、自身に印加される直流(DC)バイアス電圧及び電流に反応する。そのようにして、RF電力増幅器回路212、214の出力インピーダンスは、単に自身に印加されるDCバイアス電圧及び電流を変化させることによって、低出力インピーダンスと高出力インピーダンスとの間で選択的に遷移することができる。
一実施例に従って、コントローラ216は、第1の状態で第1の制御信号を各電力増幅器回路212、214へ伝える。第1の制御信号は、RF電力トランジスタへ供給される実際のバイアス電圧であってよい。代替的に、第1の制御信号は、RF電力トランジスタへ印加されるバイアス電圧を制御するために間接的に使用されてよい。例えば、制御信号は、バイアス電圧をRF電力増幅器回路212及び214へ供給する電圧調整装置又は回路を制御することができる。
実施の詳細にもかかわらず、第1の制御信号は、このような信号がRF電力増幅器回路212及び214へ伝えられる場合に、RF電力トランジスタがオンされるように選択される。実際には、RF電力増幅器回路212及び214の出力インピーダンスは、入力ポート260のインピーダンスと実質的に整合しない高出力インピーダンスから、入力ポート260の入力インピーダンスにより厳密に整合し又はこの入力インピーダンスに近似する出力インピーダンスへと遷移する。
第2の状態で、コントローラ216は、第2の制御信号を各電力増幅器回路212、214へ伝える。第1の制御信号と同じく、第2の制御信号は、RF電力増幅器回路212及び214でRF電力トランジスタへ供給される実際のバイアス電圧であってよい。しかし、第2の制御信号は、また、このようなバイアス電圧を間接的に制御するよう配置されてよい。例えば、制御信号は、RF電力増幅器回路212及び214へバイアス電圧を供給する電圧調整回路を制御することができる。
実施の詳細にもかかわらず、第2の制御信号は、このような信号がRF電力増幅器回路212及び214へ伝えられる場合に、RF電力トランジスタがオフされるように選択される。実際には、RF電力増幅器回路212及び214の出力インピーダンスは、入力ポート260のインピーダンスに略等しい低出力インピーダンスから、入力ポート260のインピーダンスに極めて整合しない高出力インピーダンスへと遷移する。
ここで記載されるようにRF電力増幅器回路212、214の出力インピーダンスを制御するトランジスタバイアス電圧制御回路及び他の技術は、当該技術でよく知られている。これに関連して、当然に、本発明は、RF電力増幅器回路212及び214の出力インピーダンスを選択的に制御するための、ここで記載される特定の技術に限定されない。代わりに、あらゆる適切な配置が使用されてよい。例えば、RF電力トランジスタへ印加されるDCバイアス電圧を選択的に変更することによってRF電力増幅器回路212及び214の出力インピーダンスを制御するのではなく、可変出力インピーダンス変圧器回路が使用されてよい。出力インピーダンス変圧器は、同じ効果を得るよう必要に応じてRF電力増幅器回路212及び214の出力インピーダンスを選択的に変更することができる。然るに、これらの制御特徴については詳細に記載しない。
直交(90°)ハイブリッド電力分割器210から伝えられる第1及び第2のRF信号を受け取ると、各RF電力増幅器回路212、214は、受け取ったRF信号のRF電力を増幅させる動作を実行する。その後、RF電力増幅器回路212及び214は、増幅したRF信号を、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の入力ポート260及び264へ伝える。直交(90°)ハイブリッド電力結合器218は、増幅されたRF信号の一方について90°だけ位相をシフトする動作を実行する。これにより、2つの増幅された信号は同相である。次いで、2つの増幅された信号は、単一の出力RF信号を形成するよう結合される。続いて、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218は、この出力RF信号を、外部装置(図示せず。)への送信のために、アンテナ222へ伝える。当然に、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218からアンテナ222へ伝えられる出力RF信号は最小のRF電力損失しか有さない。かかる最小電力損失は、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の出力ポート262とアンテナ222との間のアンテナスイッチ114(図1)を削除することによって達成される。
また、この第1の状態で、制御信号は、RFスイッチ220の制御端子227で受信される。結果として、RFスイッチ220の入力端子221は、RFスイッチ220の出力端子223へ結合される。実際には、RFエネルギは、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218から抵抗終端240(例えば、50オーム(50Ω)抵抗器)へ結合され得る。RF電力増幅器回路212及び214の間のインピーダンス不整合及び/又はアンテナ電圧定在波比(VSWR)によるRFエネルギのあらゆる反射が、分離ポート266へ伝えられる。このような反射RFエネルギは、反射電力が吸収される抵抗終端240へ、スイッチ220を通って導かれる。
第2の状態で、送受信機回路200は、アンテナ222からRF信号を受信し、その信号を受信器入力回路228へ伝えるよう構成される。第2の状態で、制御信号は、RFスイッチ204の制御端子207で受信される。結果として、RFスイッチ204の入力端子205は、RFスイッチ204の出力端子203へ結合される。実際には、送信器202は、抵抗終端208へ接続される。そのようにして、送信器202からのあらゆるRFエネルギが、送信器202から抵抗終端208を介して接地へ結合され得る。
第2の状態で、各RF電力増幅器回路212、214のバイアス電圧は、変更されるか、又は完全に除かれるかのいずれかである。実際には、RF電力増幅器回路212及び214は、それらのバイアス電圧を変えることによって、それらの第2の状態に遷移する。この第2の状態で、RF電力増幅器回路212及び214は、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の入力ポート260及び264に実質的に整合しない出力インピーダンスを提供するよう適切にバイアスをかけられる。これに関連して、当然に、各RF電力増幅器回路212、214の出力インピーダンスは、第1の状態と第2の状態との間で選択的に変化する。これに関連して、当然に、RF電力増幅器回路212及び214のバイアス電圧を変化させることは、これらの回路212及び214の出力インピーダンスを変化させる1つの可能な方法である。他の方法も可能である。例えば、RF増幅器回路212及び214のための出力整合回路が設けられてよい。この回路は、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の入力ポート260及び264の側から見たRF増幅器回路の出力インピーダンスを選択的に制御する。概して、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の入力ポート260及び264でのインピーダンス不整合は、アンテナ222からの電力を、低RF電力損失を有して直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の分離ポート266へ向かわせる。然るに、入力ポート260及び264で実質的なインピーダンス不整合を与えることによって、低損失経路がアンテナ222から分離ポート266へ設けられ得る。
これに関連して、当然に、入力ポート260及び264での開回路又は入力ポート260及び264での短絡により、アンテナ222から分離ポート266への低損失経路が得られる。かかるシナリオは、RF電力増幅器回路212及び214が第2の状態にある場合に現れる。この状態で、伝送経路の挿入損失は、本質的に、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の挿入損失のそれである。期待される範囲の挿入損失値が下記の表に表されている。当然のことながら、挿入損失値は、入力ポート260及び264での入力インピーダンス値の関数である。
Figure 2010511353
第2の状態で、制御信号は、RFスイッチ220の制御端子227で受信され、それによって、RFスイッチ220に、入力端子221と出力端子225との間に低損失RF経路を形成させる。そのようにして、RFエネルギは、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の分離ポート266から受信器入力回路228へ結合される。本発明の一実施例に従って、受信器入力回路228は、RF電力を増幅するよう構成される。RF電力を増幅した後、受信器入力回路228は、増幅したRF信号を受信器230へ伝える。
本発明の一実施例に従って、受信器入力回路228は、有利に、低雑音増幅器を有する。低雑音増幅器は、少量の雑音しかRF信号に加えることなくRF電力を増幅させることができる。なお、本発明はこれに関して限定されない。受信器入力回路228は、特定の送受信機回路200の用途に適したあらゆる回路又は装置を有してよい。例えば、受信器入力回路228は、必要に応じて、帯域通過フィルタ、デプレクサ回路又は他の何らかの信号処理回路を有してよい。また、当然に、受信器入力回路228は、制限なく、受信器230の中に組み込まれてよい。
当然に、RFスイッチ204及び220は、有利に、低電力PIN又はMMICスイッチとして選択される。しかし、本発明はこれに関して限定されない。RFスイッチ204及び220は、特定の送受信機回路200の用途に適し且つ比較的少ない電力量しか動作に必要としないならば、当該技術で知られているどんなRFスイッチとして選択されてもよい。
また、当然に、送受信機回路200は、図1に示される従来の送受信機回路100に対して利点を有する。例えば、送受信機回路200のアーキテクチャは、アンテナ222と直交(90°)ハイブリッド電力結合器218との間の高電力PINダイオードスイッチの必要性を打ち消す。そのようにして、送受信機回路200には、高電力PINダイオードスイッチを駆動するための高電圧電源の必要性が全くない。実際には、DC電源(図示せず。)は、送受信機回路200へほとんど電力を供給せず、それによって、回路全体の効率は高まり、回路によって発生する熱量も減る。
更に、当然に、制御回路が、RFスイッチ204及び220を制御するために、送受信機回路200に実装され得る。この制御回路は、また、RF電力増幅器回路212及び214の間のインピーダンス不整合及び/又はアンテナ電圧定在波比による損害からRF電力増幅器回路212及び214を保護する手段を提供することができる。このようなRF電力増幅器回路212及び214の保護は、抵抗終端240へ伝送されるあらゆる伝送電力の大きさをモニタすることによって達成され得る。以下、回路内に実装されるこのような制御回路を備えた送受信機回路について、図3に関連して、より詳細に記載する。当然に、図3に示される制御回路は、本発明の制御回路の単なる1つの可能な実施である。然るに、本発明はこれに関して限定されない。
ここで図3を参照すると、本発明を理解するのに有用な送受信機回路300が提供される。図3に示されるように、送受信機回路300は、送信器202、RFスイッチ204、抵抗終端206及び208、直交(90°)ハイブリッド電力分割器210、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218、RF電力増幅器回路212及び214、コントローラ216、並びにアンテナ222を有する。送受信機回路300は、また、RFスイッチ220、受信器入力回路228、受信器230、及び抵抗終端240を有する。(図2に関連する)上記記載はこれらの挙げられている構成要素に関して十分である。
図3を再び参照すると、送受信機回路300は、RFスイッチ220を制御し且つRFスイッチ204を制御する制御回路を有する。図3に示されるように、制御回路は、コントローラ238及びインバータ224、RMS−DC変換器226、レベル検出器回路234、基準電圧源232、並びにANDゲート236を有する。
コントローラ238は、低電圧低電流制御信号をインバータ224へ伝えるよう構成される回路を有する。インバータ224は、制御回路238からの受信信号を反転させ、その反転信号をRFスイッチ220の制御端子227へ伝えるよう構成される回路を有する。
RFスイッチ220は、入力端子221を出力端子223又は出力端子225のいずれか一方へ選択的に結合するよう構成されている。例えば、RFスイッチ220は低電圧低電流制御信号に応答し、これにより、入力端子221は、RF電力増幅器回路212及び214がそれらの第1の状態にある場合に出力端子223へ結合される。RFスイッチ220は、また、低電圧低電流制御信号に応答し、これにより、入力端子221は、RF電力増幅器回路212及び214がそれらの第2の状態にある場合に出力端子225へ結合される。
RF検出器回路は、抵抗終端240でのRFエネルギの存在を検出するために設けられる。このRF検出器回路は、RMS−DC変換器226及びレベル検出器回路234を有する。RMS−DC変換器226は、RFエネルギを可変なDC電圧出力へ変換するよう構成される回路を有する。RMS−DC変換器226は、また、この可変DC電圧出力をレベル検出器回路234へ伝えるよう構成される回路を有する。
望ましくは、レベル検出器回路234は比較器回路(例えば、開ループ両極性インジケータ)である。なお、本発明はこれに関して限定されない。レベル検出器回路234は、特定の送受信機回路300の用途に適した仕様を有するならば、当該技術で知られるどんな回路を有してもよい。
再び図3を参照すると、レベル検出器回路234は、反転入力端子270、非反転入力端子272、V+端子278、V−端子276、及び出力端子274を有する。反転入力端子270は、RMS−DC変換器226へ電気的に結合されている。非反転入力端子272は、基準電圧源232へ電気的に結合されている。基準電圧源232は、基準電圧(VREF)をレベル検出器回路234へ供給するよう構成されている。
図3に示されるように、V+端子278は電源242へ結合されており、V−端子276は接地へ結合されている。そのようにして、入力電源電圧は、レベル検出器回路234のV+端子278及びV−端子276の間に直接に結合されている。レベル検出器回路234の出力電圧(VOUT)は、強いてレベル検出器回路234の正飽和レベル又は負飽和レベルのいずれか一方にされる。例えば、非反転入力端子272での電圧が反転入力端子270の電圧よりも正である場合は、VOUTは、レベル検出器回路234の正飽和レベル(すなわち、入力電源電圧の値)となる。代替的に、端子272での電圧が端子270の電圧よりも正でない場合は、VOUTは、レベル検出器回路234の負飽和レベル(すなわち、零)となる。
レベル検出器回路234の出力端子274は、ANDゲート236へ電気的に結合されている。ANDゲート236は、入力端子280及び282並びに出力端子284を有する。入力端子280は、コントローラ238へ電気的に結合されている。コントローラ238は、低電圧低電流制御信号をANDゲート236へ伝えるよう構成されている。同様に、入力端子282は、レベル検出器回路234の出力274へ電気的に結合されている。
ANDゲート236は、高い又は低い電圧値を有する出力信号を生成するよう構成される回路を有する。例えば、入力端子280及び282でのいずれの電圧も高値(例えば、1ボルト)である場合は、ANDゲート236の出力信号は高電圧値(例えば、5ボルト)を有する。入力端子280及び282での電圧のいずれも高値でないか、又はいずれか一方のみが高値である場合は、ANDゲート236の出力信号は低電圧値(例えば、零電圧)を有する。ANDゲート236は、更に、RFスイッチ204の制御端子207へ出力信号を伝えるよう構成される。
RFスイッチ204は、入力端子205を出力端子201又は出力端子203のいずれか一方へ選択的に結合するよう構成されている。例えば、RFスイッチ204は、ANDゲート236からの出力信号に応答し、これにより、入力端子205は、RF電力増幅器回路212及び214がそれらの第1の状態にある場合に出力端子201へ結合される。RFスイッチ204は、また、ANDゲート236からの出力信号に応答し、これにより、入力端子205は、RF電力増幅器回路212及び214がそれらの第2の状態にある場合に出力端子203へ結合される。
当然に、レベル検出器回路234及びRMS−DC変換器226は、直交ハイブリッド電力増幅器218の1又はそれ以上のポートに対するRF電力増幅器回路212、214及び/又はアンテナ222の間のインピーダンス不整合に起因して抵抗終端240へ伝送されるあらゆる伝送電力の大きさをモニタする手段を提供する。例えば、抵抗終端240へ伝送される反射伝送電力の過度の大きさ(例えば、20パーセント超)の場合に、RFスイッチ220の入力端子221とRFスイッチ220の出力端子225との間のRF経路は除かれ、代わりに、RFスイッチ220の入力端子221は、RFスイッチ220の出力端子223へ結合される。そのようにして、RF電力増幅器回路212及び214からの高電力RFエネルギが受信器入力回路228へ伝えられることを防がれる。受信器入力回路228は、このような信号によって容易に損傷を与えられる。
ここで図4を参照すると、送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のための方法400のフロー図が提供される。方法400はステップ402で始まり、ステップ404に続く。ステップ404で、第1のRF電力増幅器回路212で第1のRF信号が及び第2のRF電力増幅器回路214で第2のRF信号が増幅される。その後、ステップ406が実行される。ステップ406で、第1及び第2のRF電力増幅器回路212及び214の出力は、第1及び第2のRF信号の和であるRF出力信号を生成するよう、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の第1及び第2の入力ポート260及び264へ夫々結合される。ステップ406の後、方法400はステップ408に続く。ステップ408で、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の出力ポート262からのRF出力信号は、いずれの介在するアンテナスイッチも入れないでアンテナ222へ結合される。
ステップ410で、アンテナ222から直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の分離ポート266へのRF信号の低損失経路は、直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の第1及び第2の入力ポート260及び264でインピーダンス不整合を引き起こすことによって選択的に提供される。ステップ412で、RFスイッチ220の入力端子221は、受信器入力回路228へ選択的に結合される。結果として、RF信号の低損失経路が、アンテナ222から直交(90°)ハイブリッド電力結合器218の分離ポート266へ設けられる。ステップ412の後、ステップ414が実行される。ステップ414で、方法400が終了する。
当業者には明らかなように、方法400は、送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のための方法の一実施例である。しかし、本発明はこれに関して限定されず、送受信機での無損失伝送経路アンテナ切換のための他のいずれの方法も、制限無く、使用され得る。

Claims (10)

  1. 直交結合電力増幅器を使用する送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のためのシステムであって、
    第1入力ポート、第2入力ポート、分離ポート、及び出力ポートを有する直交ハイブリッド電力結合器と、
    前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートへ夫々結合され、第1の状態と第2の状態との間で選択的に変化する出力インピーダンスを夫々が有する第1RF電力増幅器回路及び第2RF電力増幅器回路と
    を有し、
    前記直交ハイブリッド電力結合器は、前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路が夫々前記第1の状態にある場合は前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートから前記出力ポートへRFエネルギを伝え、前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路が夫々前記第2の状態にある場合は前記出力ポートから前記分離ポートへRFエネルギを伝える、システム。
  2. 前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路の前記出力インピーダンスは、前記第1の状態で前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに実質的に整合し、前記第2の状態で前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートに実質的に整合しない、請求項1記載のシステム。
  3. 前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路へ結合され、制御信号に応答して前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路を前記第1の状態と前記第2の状態との間で選択的に遷移させる制御回路を更に有する、請求項1記載のシステム。
  4. 前記分離ポートへ結合される入力端子を有するRFスイッチを更に有し、
    前記RFスイッチは、当該RFスイッチの第1出力端子又は当該RFスイッチの第2出力端子のいずれか一方へ選択的に前記入力端子を結合するよう構成される、請求項1記載のシステム。
  5. 前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路へ結合され、制御信号に応答して前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路を前記第1の状態と前記第2の状態との間で選択的に遷移させる制御回路を更に有する、請求項4記載のシステム。
  6. 第1出力ポート、第2出力ポート、入力ポート、及び分離ポートを有する直交ハイブリッド電力分割器を更に有し、
    前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路は夫々、前記第1出力ポート及び前記第2出力ポートへ結合される、請求項1記載のシステム。
  7. 前記第1出力端子は、前記直交ハイブリッド電力分割器へ結合される、請求項6記載のシステム。
  8. 送受信機での無損失の伝送経路アンテナ切換のための方法であって、
    第1RF電力増幅器回路で第1RF信号を及び第2電力増幅器回路で第2RF信号を増幅する工程と、
    前記第1RF信号及び前記第2RF信号の和であるRF出力信号を生成するよう前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路の出力を夫々直交ハイブリッド電力結合器の第1入力ポート及び第2入力ポートへ結合する工程と、
    いずれの介在するアンテナスイッチも除いて前記直交ハイブリッド電力結合器の出力ポートからアンテナへ前記RF出力信号を結合する工程と、
    前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートでインピーダンス不整合を引き起こすことによって、前記アンテナから前記ハイブリッド電力結合器の分離ポートへとRF信号の低損失経路を選択的に設ける工程と
    を有する方法。
  9. 前記第1RF電力増幅器回路及び前記第2RF電力増幅器回路からバイアス電圧を除くことによって、前記第1入力ポート及び前記第2入力ポートで前記インピーダンス不整合を引き起こす工程を更に有する、請求項8記載の方法。
  10. 入力端子を有するRFスイッチへ前記分離ポートを結合する工程と、
    前記アンテナから前記分離ポートへとRF信号の低損失経路を設けると同時に前記入力端子を受信器回路へ選択的に結合する工程と
    を更に有する、請求項9記載の方法。
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