JP2010511030A - 置換キナゾリン類 - Google Patents
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Abstract
Description
アナグレリドは、独特の高度に選択的な血小板低減剤である。ヒトの巨核球形成のインビトロ研究により、インビボにおいて、血小板減少活性は、主として巨核球成熟に対する阻害効果に起因することが示唆された。アナグレリドは、〜27nMの推定IC50で用量依存的な形でTPO誘発性巨核球形成を阻害し、それが非常に強力な薬剤であることが示されている。アナグレリドは、エリスロポエチン又は顆粒球マクロファージコロニー刺激因子により刺激される赤血球又は骨髄単球の分化に影響を及ぼさず、巨核球系統に対するこの化合物の選択性が示されている。
理想的には、PDE III阻害活性と、よって所望しない心臓管副作用のレベル低下と同時に抗巨核球活性を有する化合物が必要とされている。
本発明に関して記載される化合物は、上述の目的のいくつか又は全てを満たす。
の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物が提供され、ここで、
R1、R2、R3及びR4は独立して、水素又は3位での置換の代謝反応を直接的又は間接的に防止するように機能する遮断基を表し;
あるいは、R1及びR2、及び/又はR3及びR4はそれらが結合している炭素と共同して、3位での置換の代謝反応を直接的又は間接的に防止するように機能する遮断基を形成し、R1ないしR4の残りの基は水素であり;
R5は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;
R6は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;
R7及びR8は、H;ハロ;シアノ;C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、及びC1-6ハロアルコキシを含む群から独立して選択され;及び
R9はH、C1-6アルキル、又はI族金属であり;
但し、R1、R2、R3及びR4の全てが水素であることはなく、又はR1及びR2の一方がメチルで、R3及びR4が水素である場合、R1及びR2の他方は水素ではない。
R1及びR2は、H;シアノ;C1-6アルキル、SC1-6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3-8シクロアルキル(ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよ);C1-6ヒドロキシアルキル;C1-6カルボキシアルキル;及びスルフィドを含む群から独立して選択され;
あるいは、R1及びR2はそれらが結合している炭素と共同して、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4ハロアルキル、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよいC3−8炭素環を形成し;
あるいは、R1及びR2は、それが結合している環に二重結合を介して結合し、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、C1-4ハロアルキル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜3の基で置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表す。
化合物の好ましいセットでは、R2は置換されていてもよいC1-4アルキル又はC3-8シクロアルキルである。
化合物の他の好ましいセットでは、R1及びR2は共同して、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル基を形成する。最も好ましくは、これはシクロプロピル基である。
他の好ましい化合物は、R1及びR2の少なくとも一方が-C(H)n(F)m又は-C(H)n(F)m-C(H)p(F)qであり、m=2又は3、及びn=(3-m);及びp=2又は3、及びq=(3-p)であるものである。
より好ましくは、R1及びR2の少なくとも一方がCF3又はCHF2である。最も好ましくは、R1及びR2の少なくとも一方がCF3である。
R3及びR4は、:H;シアノ;C1-6アルキル、SC1-6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3-8シクロアルキル(ここで、該アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよい);C1-6ヒドロキシアルキル;C1-6カルボキシアルキル;及びスルフィドを含む群から独立して選択され;
あるいは、R3及びR4はそれらが結合している炭素と共同して、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4ハロアルキル、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよいC3−8炭素環を形成し;
あるいは、R3及びR4は、それが結合している環に二重結合を介して結合し、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、C1-4ハロアルキル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜3の基で置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表す。
一実施態様では、R4はH又はC1-6アルキルである。好ましくは、R4はHである。
一実施態様では、R5は好ましくはクロロである。
一実施態様では、R6は好ましくはクロロである。
一実施態様では、R7はHである。
一実施態様では、R8はHである。
R1及びR2は独立して:H;シアノ;C1-6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3-8シクロアルキル(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよい);C1-6ヒドロキシアルキル;C1-6カルボキシアルキル;及びスルフィドを含む群から選択され;
あるいは、R1及びR2はそれらが結合している炭素と共同して、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4ハロアルキル、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよいC3−8炭素環を形成し;
あるいは、R1及びR2は、それらが結合している炭素と共同して、それが結合している環に二重結合を介して結合し、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、C1-4ハロアルキル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜3の基で置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表し;
但し、R1及びR2は双方とも水素である場合はなく、又はR1及びR2の一方がメチルである場合、方は水素ではなく;
R3及びR4は水素であり;
R5は:フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;
R6は:フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;及び
R7、R8及びR9は水素である。
あるいは、R1及びR2はそれらが結合している炭素と共同して、置換されていてもよいC3-8炭素環を形成し;
あるいは、R1及びR2は共に、置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表すものが好ましい。
3-メチレンアナグレリド
3,3スピロ-シクロプロピル-アナグレリド
3,3-ジメチルアナグレリド
(R)-3-(ヒドロキシメチル)アナグレリド
(S)-3-(ヒドロキシメチル)アナグレリド
特に好ましい化合物には、3,3-ジメチルアナグレリド、スピロ[アナグレリド-3,1'-シクロプロパン]}が含まれる。これらの化合物は、一般的にHBr付加塩として提供される。
式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物を、薬学的に許容可能な希釈剤又は担体と共に、含有し、経口、非経口又は局所投与用に適応されていてよい、薬学的組成物;
医薬としての使用のための、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物、又は前記のいずれかを含む薬学的組成物;
骨髄増殖性疾患及び全身性血栓症から選択される疾患を処置する医薬の製造における、式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物の使用;
ヒトの骨髄増殖性疾患及び/又は全身性血栓症から選択される疾患の処置方法であって、上記ヒトを、有効量の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物、又は前記のいずれかを含む薬学的組成物を用いて処置することを含む方法;
が提供される。
本発明の他の実施態様は、患者の血小板数を低減させる方法を含み、該方法は、本発明の化合物を治療的有効量、患者に投与することを含む。
本発明は、特に、アナグレリドを使用する場合と比較して、心毒性が低下した、上述にて列挙した方法のための本発明の化合物を提供することを含む。
従って、本発明は、骨髄増殖性疾患を処置する医薬の製造における、3-メチルアナグレリド、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物の使用を含む。
よって、本発明は、ヒトにおける骨髄増殖性疾患を処置する方法であって、有効量の3-メチルアナグレリド、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物、又は前記のいずれかを含む薬学的組成物を用いて、前記ヒトを処置することを含む方法まで拡大される。
また本発明は、本発明の化合物、又は本発明の化合物の薬学的に許容可能な塩と、薬学的に許容可能な担体を含有する薬学的組成物も包含する。
ハロとは:フルオロ、クロロ、ブロモ又はヨードから選択される基を意味する。
基又は基の一部としてここで使用される「アルキル」なる用語は、特定数の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を意味する。例えばC1-10アルキルは、少なくとも1個、最大で10個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキルを意味する。ここで使用される「アルキル」の具体例には、限定されるものではないが、メチル、エチル、n-プロピル、n-ブチル、n-ペンチル、イソブチル、イソプロピル、t-ブチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル及びデシルが含まれる。C1-4アルキル基は一実施態様で、例えばメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル又はt-ブチルである。
ここで使用される「シクロアルキル」なる用語は、3〜8個の炭素原子を有する非芳香族の単環式炭化水素環、例えば限定されるものではないが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルを意味する。
ここで使用される「アルコキシ」なる用語は、酸素と特定数の炭素原子を有する、直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖基を意味する。例えば、C1-6アルコキシは、少なくとも1個、最大で6個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルコキシを意味する。ここで使用される「アルコキシ」の具体例には、限定されるものではないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、プロプ-2-オキシ、ブトキシ、ブト-2-オキシ、2-メチルプロプ-1-オキシ、2-メチルプロプ-2-オキシ、ペントキシ及びヘキシルオキシが含まれる。C1-4アルコキシ基は一実施態様で、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、プロプ-2-オキシ、ブトキシ、ブト-2-オキシ又は2-メチルプロプ-2-オキシである。
基としてここで使用される「ヒドロキシアルキル」なる用語は、1-3のヒドロキシル基で置換された、特定数の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の炭化水素鎖を意味する。例えば、C1-4ヒドロキシアルキルは、1〜4の炭素原子と少なくとも一のヒドロキシル基を有する直鎖状又は分枝状のアルキル鎖を意味し;このような基の具体例には、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシブチル等が含まれる。
本発明の化合物で処置可能な血栓性循環器疾患(TCVD)(すなわち、一般的に血栓症の危険性が増加した患者)には:心筋梗塞(心発作)脳血栓、冠動脈ステント装着を受けた患者が含まれる。
また本発明の化合物は、次のようなアテローム血栓性事象:近年のMI、近年の脳卒中又は認知された末梢動脈疾患、急性冠症候群(不安的狭心症/非-Q波MI)、心血管系死亡、MI、脳卒中、及び難治性虚血の低減を示す有用性も見出されている。
本発明の範囲内に含まれるものは、式(I)の化合物の全ての立体異性体、例えばエナンチオマー及びジアステレオマー、全ての幾何異性体及び互変異性体であり、1種類以上のの異性、及びその一又は複数の混合性を示す化合物が含まれる。
a)蒸留水単独(pH5.0)−溶存CO2を除去する試みはなされていないことに留意
b)50mMのギ酸アンモニウム(pH7.9)
c)0.1Mの塩酸(pH0.6)
である。
立体異性体は、当業者に知られた一般的な技術により分離できる−例えば「Stereochemistry of Organic Compounds」, E L Eliel (Wiley, New York, 1994)を参照のこと。
スキームA:3-エチルアナグレリドの形成
スキームB:3置換アナグレリドの形成
単一のエナンチオマーが必要でないならば、合成の第1段階でラセミα-ハロエステルを使用することができる。
当業者は、式(I)により定まった個々の化合物を得ることを可能にする上述の方法及び米国特許第4256748号において言及されたものの変形例、又はその代替例を理解できるであろう。
薬学的途を意図した本発明の化合物は、結晶又は非晶生成物として投与されうる。それらは、例えば、沈殿、結晶化、凍結乾燥、又は噴霧乾燥、又は蒸発乾燥等の方法により、固体栓状体、パウダー、又はフィルムとして得ることができる。この目的のために、マイクロ波又は高周波乾燥を使用してもよい。
それらは、単独で、又は一又は複数の本発明の他の化合物と組合せて、又は一又は複数の他の薬剤と組合せて投与されてよい。一般的に、それらは一又は複数の薬学的に許容可能な賦形剤を有する製剤として投与されるであろう。薬学的に許容可能な賦形剤には、酸化防止剤、着色剤、香料、保存料、及びテイストマスキング剤の一又は複数が含まれる。
製剤は、即座の放出及び/又は修正された制御放出のものであってよい。制御放出用製剤には、遅延-、持続-及びパルス放出を含む、修正された放出製剤が含まれる。
典型的には、医師が、個々の患者に最も適した実際の用量を決定する。任意の特定の個人に対する特定の用量レベル及び投与頻度は様々であり、使用される特定の化合物の活性、代謝安定性、及び化合物の作用長さ、年齢、体重、一般的な健康度、性別、食習慣、投与方式及び時間、排出速度、薬剤併用、特定の病状の重篤度、及び個々が受けている治療を含む、様々な要因に依存する。
しかしながら、一般的には、適した用量は、1日体重当たり約0.001〜約50mg/kg、さらなる実施態様では、1日体重当たり約0.001〜約5mg/kg、さらなる実施態様では、1日体重当たり約0.001〜約0.5mg/kg、さらなる実施態様では、1日体重当たり約0.001〜約0.1mg/kgの範囲であろう。さらなる実施態様では、範囲は、1日体重当たり約0.1〜約750mg/kg、0.5〜60mg/kg/日の範囲、及び1〜20mg/kg/日の範囲とすることができる。
該化合物は、単位投薬形態当たり、例えば0.1〜50mg、簡便には0.1〜5mg、最も簡便には0.1〜5mgの活性成分を含む単位投薬形態で簡便に投与される。さらなる実施態様では、化合物は、単位投薬形態当たり、10〜1500mg、20〜1000mg、又は50〜700mgの活性成分を含む単位投薬形態で簡便に投与することができる。
本発明の化合物及びそれらの活性を以下に例証する。
PDE IIIインヒビター及び抗巨核球剤としてのアナグレリドといくつかの3-アルキル置換類似体に対するIC50データの比較
以下の表は、巨核球形成(血小板を生じさせるプロセス)及びPDE III(不都合な心臓血管系応答に至らしめる阻害)に対するそれらの効果に関して、アナグレリド及びその類似体の比較活性を示す。
Claims (22)
- 式(I)
の化合物又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物であり、ここで、
R1及びR2は、置換位置での代謝反応を防止するように機能する遮断基を独立して表し;
R3及びR4は、水素又は置換位置での代謝反応を防止するように機能する遮断基を独立して表し;
あるいは、R1及びR2はそれらが結合している炭素と共同して、3位での代謝反応を防止するように機能する遮断基を形成し、R3及びR4は水素であり;
あるいは、R1とR2、及びR3とR4はそれらが結合している炭素と共同して、3位での代謝反応を直接的又は間接的に防止するように機能する遮断基をそれぞれ形成し;
R5は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;
R6は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを含む群から選択され;
R7及びR8は独立して、H;ハロ;シアノ;C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、及びC1-6ハロアルコキシを含む群から選択され;及び
R9はH、C1-6アルキル、又はI族金属であり;
但し、R1、R2、R3及びR4は全てが水素にはなり得ない化合物。 - R1及びR2は、双方とも、シアノ、C1-6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルを含む群(ここで、アルキル、アルケニル、及びアルキニル基は置換されていてもよい基である)から独立して選択され;
あるいは、R1及びR2はそれらが結合している炭素と共同して、置換されていてもよいC3−8炭素環を形成し、
あるいは、R1及びR2はそれが結合している炭素と共同して、置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表す、請求項1に記載の化合物。 - R3及びR4は、H;シアノ;C1-6アルキル、SC1-6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C3-8シクロアルキル(ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル又はシクロアルキル基は、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよい基である);C1-6ヒドロキシアルキル;C1-6カルボキシアルキル;及びスルフィドを含む群から独立して選択され;
あるいは、R3及びR4はそれらが結合している炭素と共同して、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、C1-4ハロアルキル、C1-4アルキルスルホニル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜5の基で置換されていてもよいC3−8炭素環を形成し;
あるいは、R3及びR4は、それが結合している環に二重結合を介して結合し、ハロ、ヒドロキシル、シアノ、C1-4ハロアルキル及びCOOHを含む群から独立して選択される1〜3の基で置換されていてもよいC2−6アルケニル又はC2−6アルキニル基を表す、請求項1又は2に記載の化合物。 - R3がH又はC1-6アルキルである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化合物。
- R4がH又はC1-6アルキルである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化合物。
- R5がクロロである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物。
- R6がクロロである、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の化合物。
- R7がHである、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の化合物。
- R8がHである、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化合物。
- R9がHである、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化合物。
- R9がメチルである、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化合物。
- R9がナトリウムである、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化合物。
- R1が置換されていてもよいC1-4アルキル又はC3-8シクロアルキル基である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の化合物。
- R2が置換されていてもよいC1-4アルキル又はC3-8シクロアルキル基である、請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物。
- R1が、メチル、シクロプロピル、CF3又はCHF2である、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の化合物。
- R2が、メチル、シクロプロピル、CF3又はCHF2である、請求項1ないし15のいずれか1項に記載の化合物。
- R1及びR2が共同して、置換されていてもよいC3-8シクロアルキル基を形成する、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の化合物。
- 請求項1ないし17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物を、薬学的に許容可能な希釈剤又は担体と共に含有し、経口、非経口又は局所投与用に適応されていてもよい、薬学的組成物。
- 医薬としての使用のための、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物、又は前記のいずれかを含む薬学的組成物。
- 骨髄増殖性疾患及び全身性血栓症から選択される疾患を処置するための医薬の製造における、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物の使用。
- ヒトの骨髄増殖性疾患及び全身性血栓症から選択される疾患の処置方法であって、上記ヒトを、有効量の請求項1ないし17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物、又はその薬学的に許容可能な塩又は溶媒和物、又は前記のいずれかを含む薬学的組成物を用いて処置することを含む方法。
- 血小板数を低減させるための、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の式(I)の化合物の使用。
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