JP2010509809A - 回転する電気伝達部品 - Google Patents

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ダイアモンド アンテナ アンド マイクロウェイブ コーポレイション
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Abstract

本伝達装置は、回転する物体への電気接続をもたらす電気伝達構成要素に関する。本伝達装置は、前記回転物体に近接して取り付けられたステータベースを含んでいる。アクスルは、前記ステータベースに取り付けられ、少なくとも1つの導電ディスクに回転可能に取り付けられている。前記導電ディスクは前記回転物体に対して維持されている。前記回転物体が第1の軸周りに回転するとき、前記導電ディスクは第2の軸周りに回転するようになされ、さもなければ前記第2の軸は固定位置を維持している。回転不動接触部は前記導電ディスクとの実質的な電気接触が維持されており、それによって、リードワイヤが前記不動接触部に接続されている。
【選択図】図6

Description

連邦支援による調査又は開発に関する記述
本発明の一部は、海軍航空戦センター(Naval Air Warfare Center)AD(LKE)により付与された契約番号N68335−05−C−0097の下で、政府支援を受けた。米国政府は、本発明に関する所定の権利を有し得る。
関連出願の相互参照
本出願は、2004年6月2日に出願された、「回転する電気伝達部品」(“Rotating Electrical Transfer Components”)と題された、同時係属中の米国特許出願10/859,011号の優先権を主張し、この出願の全てを援用して本文の記載の一部とする。
本発明は、概して、スライド及び回転するインタフェース伝達機構に用いられる、信号及び電力の、回転する電気コネクタ部品の改良に関する。より詳細には、本発明は、導電機構のステータ部材とロータ部材との間で電流を伝達するための改良された電流伝達装置に関する。
本発明は、回転部材とステータ部材との間の電気伝達部品に関する。図1及び図2は、回転部材12及びステータ部材14の例を含む。1つの用途(例えば、船舶のためのレーダ)において、回転部材12は軸を中心として一定の回転状態を保つ。ステータ部材14は、図1及び図2に示されているように、回転部材12を完全に取り囲む物体であり得る。又は、ステータ部材14は回転部材12の片側のみに配置され得る。いずれの場合においても、ステータ部材14は、回転部材12から実質的に一定の距離を有して回転部材12の付近にある。
回転部材12及びステータ部材14は、低電圧信号及び電力を伝達することが可能である。回転部材12及びステータ部材14は、複数の回路を伝達し得る。図1及び図2に示されている実施形態において、回転接触部16が、回転部材12にて、回転接触部16の各々が回転部材12の周囲に沿った任意の点にある状態で電気接触が形成されるように軸方向に積み重ねられている。対応する個数のステータコンダクタ18がステータ部材14まで、電気伝達部品が回転部材12とステータ部材14との間に設置されたときに電流が回転接触部16とステータコンダクタ18との間に流れるように延在している。回転部材12とステータ部材14との間に電流を伝達するために、特別なタイプの電気コネクタが必要である。図3に示されているスリップリング20は、このような電気コネクタの1つである。
ステータ部材14と回転部材12との間に電気エネルギーを伝達するために、スリップリングが長い年月にわたって用いられてきた。この伝達は、一方の部材から他方の部材に、スライド接触部22を介して電気信号及び電力を導くことにより行われる。典型的に、スライド接触部22は、ステータ部材14に堅固に取り付けられた導電性ブラシであり、このブラシは、回転接触部16の1つに沿ってスライドすることにより回転部材12との電気接触を維持する。この電気接続技術は、低レベル信号と電力伝達の両方のための、スライド式電気インタフェース構造を達成する。しかし、ステータと回転部材とを接続する多くの伝達部品に要求される一定の継続的な使用により、スライド接触部22は、短期間で、かなりの消耗及び引裂を生じる。従って、スリップリングを適切に動作させても、かなり高額の継続的なメンテナンスが必要である。
幅広い分野のユーザにより指定される多種多様な電気伝達要求条件が、スライド伝達に関する別の問題をもたらし、これは、設計及びコストの両方の面で問題がある。新しい設計の伝達機構は、各々、新しい工具、固定具、及び金型を必要とする。新しい設計のこの要求は、概念の規定からユニットデリバリまでの長いデリバリスケジュールをもたらし、また、製造コストを増大させる。伝達機構の直径、長さ及び形状のエンベロープパラメータ、並びに、電圧、電流、波形、周波数、及び電気抵抗ノイズ(すなわち、信号の質)の性能要求が、伝達ユニットの設計要求条件の多くを構成するため、応用形態及び設計の各々が固有である。この状況により、繰り返しでない新しい設計及び工具コストが新しい仕様一式の各々に何故生じるのかが理解される。新しい伝達機構が、既存の伝達機構に費用効率的に改造を加えることを可能にするように設計されることが理想的である。
回転部材の設計構造の1つは、リングとスペーサとを積み重ねて、軸方向に連なった単一の非シール回路を形成することから成る。この設計は、内側回路リングと外側回路リングとの間に、ブラシの代わりに用いられる回転する相互連結ボールのための環状チャネルを有する。この構造は、共通の接触リング及びスペーサを繰り返し使用することを可能にし、成形プロセスを省き、これによりコスト削減を実行することができる。リードを取り付けなければならず、また、リングを個々に機械加工及びめっきしなければならない。個々の部品の取り扱いに関する労力が製造コストを増大させる。さらに、構造コストは、組立プロセス中に個々のリング及びスペーサを通してリードワイヤを供給するために必要な労力によりさらに高くなる。上記の構造の、組立の複雑さ、及び、関連する高額な製造コストは、100個より多くの回路を必要とする伝達ユニットに関して特に顕著である。
また、スリップリングの摩耗屑が、より多いことが、隣り合う回路の絶縁破壊問題を、十分なバリアが設けられない場合に悪化させる。回転伝達機構を厳しい環境条件にて用いる場合、ハウジング内に組み込まれたワイパーシールさえも、所定量の水分及び汚染物がユニットに入ることを防止できない。十分なバリアが設けられていなければ、これらの汚染物が、スリップリングから出る摩耗屑と組み合わされて、隣り合う回路間に電気ブリッジを生じることがあり、また、ユニットの絶縁故障を生じることがある。回路バリアを、故障なしにモジュール内に成形又は機械加工することは、設計に有用な軸方向厚さが小さいために、困難である。また、バリアはリングがセットされた材料と同じ絶縁プラスチック材料から形成されなければならず、これが、保護壁を破損及び損傷し易くする。
従って、現在のところ、上記の欠点及び不十分な点を解決することが当分野において必要であるが、まだ解決されていない。
本発明の実施形態は、相対回転する要素間に電気接続をもたらすための装置及び方法を提供する。
要約すると、特に本発明のシステムの一実施形態を、構造に関して以下のように実行することができる。伝達装置が、第1の軸を中心として常に回転する回転体への電気接続をもたらす。前記伝達装置は、前記回転体付近に取り付けられたステータベースを含む。アクスルが、少なくとも1つの導電ディスクを前記ステータベースに回転可能に取り付ける。前記導電ディスクは前記回転体に接触されている。前記導電ディスクは、実質的な静的位置を維持した状態で、第2の軸を中心として回転する。回転不動接触部が、前記導電ディスクとの実質的な電気接触を維持され、それにより、リードワイヤが前記接触部に、電気伝達を達成するために接続され得る。
本発明は、相対回転する要素間の電気伝達を達成するための方法を提供するものとみなされることもできる。この点に関し、特に、このような方法の一実施形態を、以下のステップにより概略的に示すことができる。すなわち、アクスルをベースに取り付けるステップと;少なくとも1つの導電ディスクを前記ベースに、前記アクスルを中心として回転可能に取り付けるステップであって、前記導電ディスクが前記回転体に接触され、前記回転体の回転が前記導電ディスクを、実質的な静的位置を維持した状態で第2の軸を中心として回転させるステップと;回転不動接触部を前記アクスルに取り付け、且つ導電ディスクと実質的に電気接触させ、それにより、リードワイヤが前記不動接触部に接続され得る。
本発明の他のシステム、方法、特徴及び利点は、以下の図面及び詳細な説明を考察したときに当業者に明らかになるであろう。このような、さらなるシステム、方法、特徴及び利点の全てがこの説明の範囲内に含まれ、本発明の範囲内にあり、且つ、添付の特許請求の範囲により保護されるものとする。
本発明の多くの点を、以下の図面を参照することにより、より良好に理解することができる。図面中の部品は必ずしも等尺ではなく、本発明の原理を明確に示すために強調されている。また、複数の図面を通じて、図面中の類似の参照番号は対応する部品を示す。
従来技術における回転部材及びステータ部材の上方断面図である。 図1に示した従来技術における回転部材及びステータ部材の側方断面である。 回転部材とステータ部材とを連結するために用いられる、従来技術におけるスリップリング組立体の上方断面図である。 図3に示した、回転部材とステータ部材とを連結するために用いられる、従来技術におけるスリップリング組立体の側方断面図である。 本発明の第1の例示的な実施形態の上面図である。 回転部材をステータ部材に連結する、図5に示した本発明の第1の例示的な実施形態の上方断面図である。 回転部材をステータ部材に連結する、図5及び図6に示した本発明の第1の例示的な実施形態の側面図である。 回転部材をステータ部材に連結する、本発明の第2の例示的な実施形態の上方断面図である。 図8に示した本発明の第2の例示的な実施形態の側方断面図である。 回転部材をステータ部材に連結する、本発明の第3の例示的な実施形態に従う上方断面図である。 本発明の第3の例示的な実施形態に従う、図10に示した伝達装置の一部の側方断面図である。 本発明の第3の例示的な実施形態に従う、図10に示した伝達装置の一部の側方断面図である。 回転部材をステータ部材に連結する、本発明の第4の例示的な実施形態に従う伝達装置の一部の上方断面図である。 本発明の第4の例示的な実施形態に従う、図13に示した伝達装置の一部の側方断面図である。 ステータベースと回転部材との電気接続を形成する方法のフローチャートである。
図5、図6及び図7に示されているように、伝達装置110は、回転する物体(回転体)112とベース114との間に電気接続部をもたらす電気伝達部品を含む。伝達装置110は、通常、回転体112付近に取り付けられて維持されたベース114を必要とする。少なくとも1つの導電ディスク130がステータベース114に、枢動シャフト142により、回転可能に取り付けられている。導電ディスク130は回転体112に接触されている。回転体112が第1の軸134を中心として回転すると、回転体112と導電ディスク130との摩擦接触が、導電ディスク130を、第2の軸136を中心として回転させる。第2の軸136は、実質的な静的位置を維持する。回転不動接触部138が、導電ディスク130との実質的な電気接触を維持され、それにより、リードワイヤ118が不動接触部138に接続され得る。回転不動接触部138はベース114に対して回転不動である。
伝達装置110の典型的な用途は、常に回転している海洋アンテナを、船内の固定制御部及び電源に電気接続することである。このような用途の一例において、電流は、電源から、ステータベース114に沿って支持され得るリードワイヤ118に流れる。次いで、電流はリードワイヤ118から不動接触部138に流れる。電流は、不動接触部138から導電ディスク130に流れる。次いで、電流は、導電ディスク130から、回転体112の一部である回転接触部116に流れる。最終的に、電流は、回転接触部116から、海洋アンテナ内の意図された目的部位に流れる。次いで、電流は、類似の経路に沿って電源に戻り得る。こうして、伝達装置110は、回転体112とステータベース114との間の電気伝達を達成する。
伝達装置110は、ステータベース114と導電ディスク130との間に取り付けられた付勢機構140を含み得る。付勢機構140は、導電ディスク130を回転体112に付勢する。第1の例示的な実施形態において、付勢機構140は、ステータベース114に取り付けられた枢動シャフト142を含む。少なくとも1つの枢動アーム144が、少なくとも1つのアクスル132により導電ディスク130に取り付けられ、枢動シャフト142に枢動可能に取り付けられている。少なくとも1つの弾性部材146がステータベース114に、枢動シャフト142を中心として枢動アーム144を回転体112に付勢するために取り付けられている。
弾性部材146の実施は多数の様々な可能な形態を含む。図5に示されているように、弾性部材146は、ばねであり得る。弾性部材146は、ゴムであっても、又は、当業者に知られている弾性機構性質を有する他の何らかの材料であってもよい。図6に示されているように、第1の例示的な実施形態において、弾性部材146は、導電ディスク130を回転体112に向って引くように配置され得る。図8に示されているように、第2の例示的な実施形態において、弾性部材146は、導電ディスク130を回転体112に押し付けるように配置され得る。当業者に知られている他の技術も、導電ディスク130に圧力を加えて導電ディスク130を回転体112に付勢するために同様に用いられることができる。
多くの用途において、回転体112は複数の回路を有することになる。図7に示されているように、回転体112が複数の回路を有する場合、伝達装置110は、複数の回路に沿って電流を伝達するように構成されることができる。伝達装置110に複数の回路を設けることは、複数の導電ディスク130及び複数の枢動アーム144を必要とする。独立した導電ディスク130が回路の各々に用いられる。一実施形態において、各回路は、導電ディスク130の各々が回転体112に対して独立に付勢されるように、独立の導電ディスク130、枢動アーム144、弾性部材146、及びアクスル132を有する。
本発明の設計の利点の1つは、回転体112と導電ディスク130との摩擦を最小限にすることにより、回転体112間の摩耗及び屑を最小限にすることである。詳細には、導電ディスク130は、回転体112の回転によりもたらされる力により回転駆動される。動作中、導電ディスク130はディスクの角速度で回転し、回転体112は角回転速度で回転する。好ましくは、導電ディスク130の周囲に沿った線速度は、回転体112の周囲に沿った線速度と実質的に等しく、しかし、導電ディスク130と回転体112とは反対方向に回転するため、回転体112と導電ディスク130との間に摩擦は生じない。また、伝達装置110は、静止点と回転点との間で電流を伝達するように設計されているが、伝達装置110は、固定ベース114と回転体112との両方が相対的静的位置にあるときに固定ベース114と回転体112との間で電流を伝達することになる。
導電ディスク130と不動接触部138との電気接続のための複数の可能な実施形態が存在する。図7に示されているように、第1の例示的な実施形態において、導電ディスク130と不動接触部138とは隣接している。不動接触部138は、導電ディスク130内に機械加工され得る。図8及び図9に示されているように、第2の例示的な実施形態において、導電ディスク130はアーチ状部150を有し、不動接触部138はアーチ状部150を有し、不動接触部138はアーチ状周囲部152を有する。カップリング154が、導電ディスク130のアーチ状部150と不動接触部138のアーチ状周囲部152との間に、導電ディスク130と不動接触部138との間の電気接触を達成するために係合されている。カップリング154は、アーチ状部150とアーチ状周囲部152とにより画成された空間にて自由に回転するように丸味が付けられ得る。導電ディスク130及び不動接触部138を共に機械加工しても、導電ディスク130は、不動接触部138に対する回転自由性を維持する。
図10は、本発明の第3の実施形態に従う、回転部材212をステータ部材214に接続する伝達装置210の上面図である。第3の例示的な実施形態において、伝達装置210は、ステータベース214と導電ディスク230との間に取り付けられた弾性部材246を含み得る。弾性部材246は導電ディスク230を回転体212に付勢する。弾性部材246は、ステータベース214に取り付けられた枢動シャフト242を含む。少なくとも1つの枢動アーム244が導電ディスク230に、少なくとも1つのアクスル232により取り付けられており、枢動シャフト242に枢動可能に取り付けられている。弾性部材246がステータベース214に、枢動アーム244を枢動シャフト242を中心として回転体212に向って付勢するように取り付けられている。
図11は、本発明の第3の例示的な実施形態に従う、図10に示した伝達装置210の一部の側方断面図である。図12は、図10の伝達装置210の一部の側方断面図である。第3の例示的な実施形態において、枢動アーム244は、導電ディスク230の回転の中心であるアクスル232を保持する2つのプロング244A及び244Bを有する。導電ディスク230はアーチ状部250を有し、不動接触部238はアーチ状周囲部252を有する。カップリング254が、導電ディスク230のアーチ状部250と不動接触部238のアーチ状周囲部252との間に、導電ディスク230と不動接触部238との電気接触を達成するために係合される。カップリング254は、アーチ状部250とアーチ状周囲部252とにより画成された空間にてカップリングが自由に回転するように丸味が付けられ得る。導電ディスク230と不動接触部238とが共に機械加工されても、導電ディスク230は、不動接触部238及びアクスル232に対する回転自由性を維持する。
図13は、本発明の第4の例示的な実施形態に従う、回転部材312をステータ部材314に連結する伝達装置310の上方断面図である。図14は、本発明の第4の例示的な実施形態における、図13の伝達装置310の一部の側方断面図である。第3の例示的な実施形態において、導電ディスク330はアーチ状部350を有し、不動接触部338はアーチ状周囲部352を有する。カップリング354が、導電ディスク330と不動接触部338との電気接触を達成するために、導電ディスク330のアーチ状部350と不動接触部338のアーチ状周囲部352との間に係合される。カップリング354は、アーチ状部350とアーチ状周囲部352とにより画成された空間にてカップリングが自由に回転するように丸味が付けられ得る。導電ディスク330と不動接触部338とが共に機械加工されても、導電ディスク330は、不動接触部338に対する回転自由性を維持する。
第4の例示的な実施形態は、導電ディスク330上に、導電ディスク330の外側リム362から間隔を有して配置された中央層360を含む。第4の例示的な実施形態の、他の設計よりも優れた利点の1つは、導電ディスク330が回転部材312に、より大きい柔軟性を有して押し付けられることができることである。詳細には、外側リム362が、外側リム362の内側にカップリング354が押し込まれずに柔軟である。さらに、外側リム362は、さらなる柔軟性をもたらすように片側のみにて支持されるカンチレバー設計を有する。第4の例示的な実施形態の設計により、導電ディスク330と回転部材312との摩擦が低減し、従って、他の例示的な実施形態と比較して摩耗が低減されたことが実験結果により示された。
図15のフローチャートは、伝達装置310の可能な実施の構造、機能及び動作を示す。このフローチャートにおいて、各ブロックは、特定の論理機能を実行するための1以上の実行可能な命令を含む、モジュール、セグメント、又はステップを示す。また、幾つかの他の実行例において、ブロックに記載されている機能が、図15に記載されている順番とは異なる順序で生じ得ることに留意されたい。例えば、図15にて連続して示されている2つのブロックは、実際には、実質的に同時に実行されても、又は、これらの2つのブロックが、含まれる機能に応じて、時々逆の順番で実行されてもよい。これに関しては、以下にさらに説明する。
本発明は、回転体312付近に取り付けられたステータベース314から、第1の軸334を中心として回転する回転体312への電気接続を形成するための方法400を含む。方法400は、アクスル332をステータベース314に取り付けることを含む(ブロック402)。さらに、方法400は、少なくとも1つの導電ディスク330をアクスル332に回転可能に取り付けることを含み、導電ディスク330の中央層360がアーチ状セクションを有する(ブロック404)。導電ディスク330は、導電ディスク330の外側リム362にて回転体312に接触されており、回転体312の回転が、導電ディスク330を、実質的な静的位置に維持しながら第2の軸336を中心として回転させる(ブロック406)。さらに、方法400は、アーチ状周囲部を有する回転不動接触部338をアクスル332に、導電ディスク330と実質的に電気接触させて取り付けることを含む(ブロック408)。自由回転するカップリング部354が、アーチ状セクションとアーチ状周囲部との間に取り付けられる(ブロック409)。
方法400は、さらに、導電ディスク330を回転体312に付勢すること(ブロック410)を含み得る。方法400は、さらに、導電ディスク330を回転体312に付勢するために付勢機構340をステータベース314に取り付けること(ブロック412)を含み得る。アクスル332をステータベース314に取り付けること(ブロック402)は、枢動シャフト342をステータベース314に取り付けること、枢動アーム344を枢動シャフト342に枢動可能に取り付けること、及び、アクスル332を枢動アーム344に取り付けることを含み得る。付勢機構340をステータベース314に取り付けること(ブロック412)は、弾性部材346をステータベース314に取り付けることを含み得る。弾性部材346は、枢動アーム344を枢動シャフト342にて枢動させ、且つ、枢動アーム344によりアクスル332及び導電ディスク330を回転体312に向って付勢させる。
本発明の上記の実施形態が実施可能な例に過ぎず、本発明の原理の明確な理解のために説明されただけであることが強調されるべきである。多くの変更及び修正(例えばステータベース114を回転させ、且つ/又は、回転ベース112を不動にする)が、本発明の上記の実施形態に、本発明の精神及び原理から実質的に逸脱せずに行われ得る。このような修正及び変更の全てが、本発明の開示及び本発明の範囲内に含まれ、以下の特許請求の範囲により保護されるものとする。
12 回転部材
14 ステータ部材
16 回転接触部
110 伝達装置
114 ステータベース
130 導電ディスク
132 アクスル
142 枢動シャフト
144 枢動アーム
142 弾性部材

Claims (18)

  1. 第1の軸を中心として回転する物体への電気接続をもたらすための伝達装置であって、
    前記物体に近接して取り付けられたベースと、
    前記ベースに取り付けられたアクスルと、
    少なくとも1つの導電ディスクであって、前記アクスルに回転可能に取り付けられ、且つ、前記物体に、前記導電ディスクの外側リムにて接触され、且つ、実質的な静的位置を維持しながら第2の軸を中心として回転する導電ディスクと、
    前記導電ディスクとの実質的な電気接触が維持されている、アーチ状周囲部を有する回転不動接触部と、
    アーチ状セクションを有する前記導電ディスクの中央層と、
    前記アーチ状セクションを前記アーチ状周囲部に電気接続するカップリングとを含む伝達装置。
  2. さらに、前記ベースと前記アクスルとの間に取り付けられた付勢機構を含み、前記付勢機構が前記アクスルと前記導電ディスクとを前記物体に付勢する請求項1に記載の伝達装置。
  3. 前記付勢機構が、さらに、
    前記ベースに取り付けられた枢動シャフトと、
    前記アクスルに取り付けられ、且つ、前記枢動シャフトに枢動可能に取り付けられた少なくとも1つの枢動アームと、
    前記枢動アームを、前記枢動シャフトを中心として、且つ前記物体に対して付勢するために取り付けられた少なくとも1つの弾性部材とを含む、請求項2に記載の伝達装置。
  4. 前記弾性部材がばねである請求項3に記載の伝達装置。
  5. 前記少なくとも1つの導電ディスクが複数の導電ディスクを含み、少なくとも1つの枢動アームが複数の枢動アームを含む請求項3に記載の伝達装置。
  6. 少なくとも1つの弾性部材が複数の弾性部材を含み、前記導電ディスクと前記枢動アームと前記弾性部材との間に1:1:1の比率が存在する請求項5に記載の伝達装置。
  7. さらに、複数のアクスルを含み、導電ディスクの各々が前記物体に対して独立に付勢される請求項6に記載の伝達装置。
  8. 前記導電ディスクが、前記物体の回転によりもたらされる力により回転駆動される請求項1に記載の伝達装置。
  9. 前記導電ディスクの周囲に沿った線速度が、前記回転体の周囲に沿った線速度と実質的に等しい請求項1に記載の伝達装置。
  10. 前記外側リムがカンチレバー設計を有する請求項1に記載の伝達装置。
  11. さらに、前記中央層と前記回転不動接触部との間に複数のカップリング部を含む請求項1に記載の伝達装置。
  12. 第1の軸を中心として常に回転する物体への、前記物体に近接して取り付けられたベースからの電気接続を形成するための方法であって、
    アクスルを前記ベースに取り付けるステップと、
    中央層がアーチ状セクションを有する少なくとも1つの導電ディスクを、前記アクスルに回転可能に取り付けるステップと、
    実質的な静的位置を維持しながら第2の軸を中心として回転する前記導電ディスクを、前記物体に、前記導電ディスクの外側リムにて接触させるステップと、
    アーチ状周囲部を有する回転不動接触部の、前記導電ディスクとの実質的な電気接触を維持するステップと、
    自由回転するカップリングを、前記アーチ状セクションと前記アーチ状周囲部との間に取り付けるステップとを含む方法。
  13. さらに、前記アーチ状セクションと前記アーチ状周囲部との間に前記カップリングを圧力嵌めするステップを含む請求項12に記載の方法。
  14. さらに、前記中央層と前記回転不動接触部との間に複数のカップリングを圧力嵌めするステップを含む請求項13に記載の方法。
  15. さらに、前記導電ディスクを前記物体に付勢するステップを含む請求項12に記載の方法。
  16. さらに、前記導電ディスクを前記物体に付勢するための付勢機構を前記ベースに取り付けるステップを含む請求項15に記載の方法。
  17. 前記アクスルを前記ベースに取り付けるステップが、さらに、
    枢動シャフトを前記ベースに取り付けるステップと、
    枢動アームを前記枢動シャフトに枢動可能に取り付けるステップと、
    前記アクスルを前記枢動アームに取り付けるステップとを含む請求項16に記載の方法。
  18. 付勢機構を前記ベースに取り付けるステップが、さらに、弾性部材を前記ベースに取り付けるステップを含み、前記弾性部材が前記枢動アームを前記枢動シャフトにて枢動させ、且つ、枢動アームによりアクスル及び導電ディスクを回転体に向って付勢させる請求項17に記載の方法。
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