JP2010509795A - 1/4波長トラップを備える平面アンテナグランドプレーン支持体 - Google Patents

1/4波長トラップを備える平面アンテナグランドプレーン支持体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010509795A
JP2010509795A JP2009535091A JP2009535091A JP2010509795A JP 2010509795 A JP2010509795 A JP 2010509795A JP 2009535091 A JP2009535091 A JP 2009535091A JP 2009535091 A JP2009535091 A JP 2009535091A JP 2010509795 A JP2010509795 A JP 2010509795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trap
ground plane
waveguide
lambda
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009535091A
Other languages
English (en)
Inventor
モッタ クルス エドゥアルド
バーソロミュー ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bouygues Telecom SA
Original Assignee
Bouygues Telecom SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bouygues Telecom SA filed Critical Bouygues Telecom SA
Publication of JP2010509795A publication Critical patent/JP2010509795A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/02Waveguide horns
    • H01Q13/0208Corrugated horns
    • H01Q13/0225Corrugated horns of non-circular cross-section
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/02Waveguide horns
    • H01Q13/0266Waveguide horns provided with a flange or a choke
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/06Waveguide mouths
    • H01Q13/065Waveguide mouths provided with a flange or a choke

Abstract

本発明は、アンテナの導波路を規定する長手チャネル(20)と、チャネル(20)の長さに沿って伸び、二重1/4波長トラップを規定するようにチャネルの両側に配置される2つの長方形の溝(31,32)とを備える平面アンテナグランドプレーン支持体(10)に関し、当該平面アンテナグランドプレーン支持体は、チャネルと各溝との間の本体の部分が機械加工され、その結果、グランドプレーンが本体上に搭載されるときに、当該本体の部分は、制御された寸法(b)のエアクッションによってグランドプレーンから分離されることを特徴とする。さらに、本発明は、基板、基板支持グランドプレーン、および上述の本体を備える平面アンテナに関し、当該平面アンテナには、グランドプレーンが保持または固定される。

Description

本発明の分野は、導波路を介して給電される電気通信アンテナ、より詳細には無線中継システムの平面アンテナの分野である。
より詳細には、本発明は、導波路と平面アンテナの放射素子の給電線のそれぞれとの間を結合する電磁スロットを用いることで導波路によって直接的に給電される平面アンテナに関する。
番号第0511527号で2005年11月14日に出願された、本出願人の仏国特許出願において記載されているように、例えば、当該結合は、各放射素子給電線に相対する、アンテナのグランドプレーン(ground plane)におけるスロット、およびグランドプレーンに対して配置される導波路を配置することによって実現されることができ、結果として導波路と給電線のそれぞれとの間を結合する電磁スロットをもたらす。
ある可能な実施形態によれば、導波路は、断面がU字型であり、グランドプレーンが導波路の開口部を閉じるように配置される(従って、グランドプレーンは、導波路の1つの壁として使用される)。
図1は、この実施形態の断面における概略図を示す。金属体1において例えばフライス加工によって作られたカナル(canal)は、断面がU字型の導波路2を形成する。
アンテナの基板3は、グランドプレーン4上に置かれ、従ってこのグランドプレーン4は、導波路の開口部を閉じるように導波路2の1つの壁として使用される。
製造欠陥および基板3の薄い厚さのために、導波路2の壁として使用されるグランドプレーン4の表面は、「ゴンドラ効果(gondola effect)」を示す傾向がある。
従って、電気的接触が、グランドプレーンと導波路との間において不規則に確立され得る。また、図1に示すように、空気層(air layer)5は、少なくとも局所的に、導波路2とグランドプレーン4との間において存在することができる。
電磁場は、導波路とグランドプレーンとの間を伝播する傾向があり、それにより著しい損失をもたらし得る。
図2は、断面におけるある図に係る図1の実施形態の電界Eのマップを示す。この図は、約0.05mmの厚さeを有する空気層(図1参照)と共に、グランドプレーンによって閉じられた導波路の部分を通過する電磁波の振る舞いを説明し、当該空気層の厚さは、機械的部品の製造および組み立て欠陥と同じ大きさのオーダーの厚さである。
16cmの導波部に亘って、15dBのオーダーの著しい伝送損失を引き起こす漸進側波(progressive sideband)の存在を確認することが可能である。
二重1/4波長トラップ(double quarter-wave trap)の使用は、予期せぬ電気的振る舞いを避けるように、溶接無しで導波路の上部へのアンテナの基板の取り付けを実現するために提案されていることに留意する。
従って、「ハイブリッド結合を使用した40GHzの平面アレーアンテナ(A 40 GHz planar array antenna using hybrid coupling)」(電波天文学の見解‐大型アンテナアレーの技術、1999年4月12日〜14日にデュインゲローの天文学協会で行われた会議の議事録(Perspectives on Radio Astronomy-Technologies for Large Antenna Arrays, Proceedings of the Conference held at the ASTRON Institute in Dwingeloo on 12-14 April 1999)、国際標準図書番号:90805434‐2‐X、全354頁、2000年、129頁)と題されたヴァン・デル・ウィルト(Van Der Wilt)およびストライボス(Strijbos)の論文は、二重1/4波長トラップ(この論文において使用されている専門用語によれば「二重1/4波長チョーク構造(double quarter-wave choke construction)」)に導波路を結合することを提案している(図6およびその対応する議論を参照)。
請求項1の序文に係る平面アンテナのグランドプレーンを支持する金属体は、「狭い壁面接触を不要にする、チョークを有する逆相給電一層構造導波管スロットアレー(Alternating-phase fed single-layer slotted waveguide arrays with choke, dispensing with narrow wall contacts)」(IEE議事録H、マイクロ波、アンテナ、および伝播(IEE Proceedings H. Microwaves, Antennas & Propagation)、電気技術者協会、英国、スティーブニッジ、148巻、5号)と題された木村およびその他の論文から周知である。
この論文は、ある分析モデルに係るトラップの深さcおよび位置wのそれぞれの影響を調査すること(第297頁右欄第1段落およびその対応する図5を参照)を提案しており、それによれば、グランドプレーンが本体に取り付けられたときに、本体結合部‐グランドプレーン間の全ての長さに亘って0.1mmの高さを有する空間(「ギャップ(gap)」)が考慮される。さらに、この論文には、分析モデルにおいて考慮される一定高さのギャップは人工的(「人工的で小さな一定高さのギャップ(artificial, small gap of constant height)」)であると記載されている(図6に関連して第297頁右欄最終段落を参照)。この0.1mmの分離は、本体/グランドプレーン結合部の全ての長さに亘るリーク電流のシミュレーションに相当すると考えられ得る。
先に述べたように、実際には、製造欠陥のために、グランドプレーンは、ゴンドラ効果を示す。従って、電気的接触は、グランドプレーンと本体との間で不規則に確立される傾向があり、結果として伝送損失をもたらす。前述の論文は、この不規則な電気的接触の問題も認識しており(第296頁左欄の「第二に、(Secondly,)」から始まる段落を参照)、ここにおいて、規則的な電気的接触を提供することができれば、損失(「リーク(leakage)」)は無くし得ると記載されている(再度、第297頁左欄第3項の第1段落の「チョークを有する導波路からの損失(Loss from waveguide with choke)」参照)。
実際には、この論文の「ギャップ」は、均一の厚さではなく、反対に、グランドプレーンの欠陥およびそのゴンドラ効果の影響を受けやすいことが分かる。言い換えれば、実際には、このギャップは一定高さではない。従って、この論文は、分析モデルのみにおいて、人工的に一定高さのギャップを考慮している。
また、このギャップは、本体/グランドプレーン結合部の全長に伸びており、単にこの結合部の一部分のみの機械加工ではないことも認識されている。特に、この論文は、導波路と二重トラップのスロットのそれぞれとの間に位置する本体の部分の機械加工、および実際的にグランドプレーンから本体のこの部分を分離する空気層の厚さを制限する手段を示さない。
本発明の目的は、アンテナの効率を高めるために伝送損失を減少することである。さらに具体的には、本発明は、導波路および平面アンテナの動作周波数範囲における損失を最小化することを目的とする。
この目的を達成するために、第一の態様によれば、本発明は、
‐アンテナの導波路を形成する長手チャネルと、
‐チャネルの長さに沿って伸び、二重1/4波長トラップを形成するためにチャネルの両側に配置される、2つの長方形のスロットとを備える、平面アンテナのグランドプレーンを支持する本体であり、
当該本体は、グランドプレーンが本体に取り付けられるときに、本体の部分が制御された寸法の空気層によってグランドプレーンから分離されるように、チャネルと各スロットとの間に位置する本体の部分が機械加工されることを特徴とする。
好適であるが限定されない、この金属体のある態様は、以下の通りである。
‐空気層は、グランドプレーンの製造精度よりも厚い厚さを有する。
‐空気層は、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長λよりも薄い厚さを有する。
‐空気層は、0.05mmから1mmの間の厚さを有する。
‐空気層は、約λ/10の厚さを有し、ここにおいて、λは、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長を表わす。
‐チャネルと各スロットとの間に位置する本体の部分は、λ/4と同等の距離(a)に亘って伸び、各スロットは、λ/4と同等の深さ(c)を有し、ここにおいて、λは、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長を表わす。
‐二重トラップは、アンテナの動作周波数帯の中心周波数fに合わせられる。
‐本体は、チャネルの長さに沿って伸びる、多数の組の長方形のスロットを備え、各組のスロットは、多数の対応する二重1/4波長トラップを形成するためにチャネルの両側に配置され、各二重トラップは、異なる周波数に合わせられる。
‐本体は、2つの二重1/4波長トラップを形成する、2組のスロットを備え、第一の周波数f(波長λ1)に合わせられる第一のトラップ寸法は、導波部‐トラップ間距離a’がλ1/8であり、トラップの深さc’が3λ1/8であり、空気層の厚さb’がλ1/10であり、導波部‐トラップ間距離とトラップの幅との合計d’がλ2/4であり、第二の周波数f(波長λ2)に合わせられる第二のトラップの寸法は、導波部‐トラップ間距離eが3*λ2/8であり、トラップの深さgがλ2/8であり、空気層の厚さfがλ2/10であり、導波部‐トラップ間距離とトラップの幅との合計hがλ2/2である。
‐二重トラップは、アンテナの動作周波数帯の上端および下端チャネルのデュープレクス周波数に合わせられる。
第二の態様によれば、本発明は、本発明の第一の態様にかかる、基板、基板を支持するグランドプレーン、および本体を有するアンテナに関し、当該本体には、グランドプレーンがクランプされるか固定される
図1は、この実施形態の断面における概略図を示す図である。 図2は、断面におけるある図に係る図1の実施形態の電界Eのマップを示す図である。 図3aは、1つの二重1/4波長トラップを有する、特性インピーダンスZで表わされる導波部(guide)の等価回路上の導入を示す図である。 図3bは、2つの二重1/4波長トラップを有する、特性インピーダンスZで表わされる導波部の等価回路上の導入を示す図である。 図4aは、1つの二重1/4波長トラップを有する本発明に係る金属体のある可能な実施形態を示す図である。 図4bは、2つの二重1/4波長トラップを有する本発明に係る金属体のある可能な実施形態を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態によって達成される結合の断面におけるある図に係る電界のマップを示す図である。
本発明の他の態様、目的、および利点は、添付図面を参照して、後の好適な実施例に続く詳細な説明を読むことでより明確になり、当該好適な実施例は、限定されない一例に過ぎない。
第一の態様によれば、本発明は、平面アンテナのグランドプレーン支持体の役割を果たすことを目的としている、例えばアルミニウム製の本体、典型的には、金属体に関する。一方で、グランドプレーンは、アンテナの誘電性基板を支持し、当該誘電性基盤上には、アンテナの放射素子が設置される。
図4aおよび4bの断面における図に示すように、アンテナの導波路を形成する長手チャネル20,200が、金属体10,100において、例えばフライス加工によって作られる。
チャネルの断面は、典型的には、長方形およびU字型であり、アンテナのグランドプレーンが導波路の開口部を閉じるための壁の役割を果たすことを目的としている。
チャネルの寸法は、高さ(U字の側部の枝(lateral branches of the U))λc/4であり、幅(U字の底部)λc/2であり、ここにおいて、λcは、導波部のカットオフ周波数に相当する波長である(導波部は、カットオフ周波数より上の周波数の高域フィルタの役目を果たす)。
チャネルの長さに沿って伸びる長方形のスロット31,32;310,320;410,420の組は、各組が二重1/4波長トラップを形成するように、本体10において、チャネル20,200の両側に配置される。これらのスロットは、例えば金属体のフライス加工によって作られる。
本発明の文脈において、「二重1/4波長トラップ」という用語は、導波路の両側に対照的に配置される2つの1/4波長トラップを意味するものとして理解されるべきである。
一方、「1/4波長トラップ」という用語は、チャネルの壁からλ/2と同等の長さを有する(ここにおいて、λは、アンテナによって伝播される信号の導波部における波長を表わし、λ=c/fにおいて、cは、速度であり、fは、周波数であることに留意する)、電気的に機能する部分を形成するように本体に配置されたスロットを意味する。この長さλ/2の部分は、短絡(図3aおよび3bにおいて参照記号CCで示される)を導波路を形成するチャネルの壁に作ること(この位置で壁に接線方向である電界の無限定条件(zero limiting condition of the field))を実効的に可能にする。
図3aは、特性インピーダンスZで表わされる導波部の等価回路上の1つの二重1/4波長トラップの導入を示す。ここで、アンテナの動作周波数帯の中心周波数f(ここにおいて、λ=c/fである)に合わせたトラップの作成を図る。
一例として、37.21GHzから38.64GHzの帯域において作動するアンテナについて、中心周波数fは、37.92Hzである。
広い周波数範囲を得るために、第一の短絡に加えて他の短絡を作ることによって、付加的なトラップを設計することが可能である。
これに関連して、図3bは、広い周波数範囲を得るために、2つの近い周波数fおよびf(ここにおいて、λ1=c/f1およびλ2=c/f2である)を使用することによる2つの二重1/4波長トラップの導入を示す。トラップは、それぞれ周波数fおよびfに合わせられる。
従って、図3bの実施形態において、第一の短絡に加えて第二の短絡CCを作る。これにより、2つの動作周波数fおよびfについて、平行に2つの電気路を提供する。
一例として、37.21GHzから38.64GHzの帯域において作動するアンテナについて、上端および下端チャネルの中心周波数fおよびf、つまり38.64GHzおよび37.21GHzにそれぞれ相当する2つのデュープレクス周波数(duplex frequencies)を選択する。
本発明の文脈において、導波部の側壁に短絡CCを作るために使用される長さλ/2の部分は、端から端まで配置され、λ/2を表わす2つの部分を含む。
図4aおよび4bにおいて示されるように、これらの部分は、それぞれ、
‐チャネル20,200(電界の無限定条件を有するチャネルの側壁)とスロット31,32;310,320;410,420とを分離する距離(a);(a’);(e)(従って、この距離は、「平坦部(plateau)」の幅を表わし、当該平坦部の幅は、導波路とトラップとの間に位置する本体の部分の幅を意味する)、ならびに
‐スロット31,32;310,320;410,420の深さ(c);(c’);(g)(トラップの「くぼみ(pit)」)である。
言い換えると、1/4波長トラップを形成するために以下の関係が確認される。
‐図4aにおいて、周波数f(ここにおいて、λ=c/fである)に合わせた単独の二重トラップの導入を表わし、λ/2=a+cであり、
‐図4bにおいて、周波数fおよびf(ここにおいて、λ1=c/f1およびλ2=c/f2である)にそれぞれ合わせた2つの二重トラップの導入を表わし、λ1/2=a’+c’である。
図4aおよび4bにおいて、1/4波長トラップを形成し、導波部におけるインライン損失(in-line losses)を減少させる、長さλ/2の部分は、矢印Fλ、Fλ1、およびFλ2の形で示されている。
実効的には、これらのトラップを用いて、漸進側波は、定常波を使用する導波路の側壁上に短絡を作ることによって無くされる。
さらに、本発明は、チャネルと各スロットとの間に位置する本体の部分(「平坦部」)が機械加工されるように構成されており、その結果、グランドプレーンが本体10の表面11,110に取り付けられるときに、本体の当該部分は、制御された寸法の空気層によってグランドプレーンから分離される。
この空気層の厚さは、図4aの参照記号b、および図4bの参照記号b’およびfで示される。
空気層の厚さを制御する能力は、グランドプレーンが導波路の本体との電気的接触を確立するのを防ぐために使用される。従って、導波路の全ての長さに亘って所定の動作周波数での1/4波長トラップの存在を確保することによって、部品の製造欠陥に付随する欠点のいくつかが解消される。
0.01mmのオーダーの機械的部品の製造精度を考慮すれば、チャネルとスロットとの間の本体の部分は、空気層の厚さb,b’,fがこの誤差よりも大きく、例えば0.05mmよりも大きくなるように機械加工される。
さらに、空気層の厚さは、この厚さが動作周波数の波長、および導波部の短い側(U字の側壁)に対して十分に薄いままでとどまるためにチャネルとスロットとの間の本体の部分を機械加工することによって制御される。ここで、それは、TE10主モード(main TE10 mode)の伝播を促進し、導波路の断面の過度の変形による他の望ましくないモードの生成を避けることを意味する。
38GHzの動作周波数の場合に、機械加工は、例えば空気層の厚さが1mm未満になるようにもたらされる。
ある好適な実施形態によれば、この厚さは、λ/10(38GHzの動作周波数について0.78mmである)に設定される。
二重トラップを有する、図4aにおいて示される本体の実装の説明に戻ると、以下は、好適な寸法ルール(preferred dimensioning rule)のリストである。
‐導波部とトラップとの間の距離(a)は、λ/4である。
‐トラップの深さ(c)は、λ/4である(a+c=λ/2であることを確認する)。
‐空気層(b)の厚さは、λ/10である。
‐トラップの幅(d)は、λ/8である。
図5は、図4aの実施形態について、断面におけるある図に係る電界Eのマップを示し、ここにおいて、b=0.05mm(上述の範囲0.05〜1mmの最低値)となるように空気層(ここにおいては図示されない)を考慮する。
図5と図2を比較することによって、漸進側波の除去が確認される。16cmの部分について定量化された伝送損失は、(トラップを有さない装置上の15dBの損失と比較して)1dB未満である。
図4bにおいて示される、2つの二重トラップを有する本体の実施形態について、好適な寸法ルールは、以下の通りである(ここで選択された、38GHzアンテナのデュープレクス周波数の例にあるように、周波数fおよびfは比較的近いものとして考慮される)。
‐第一の二重トラップについては、λ1に合わせる(スロット310および320)。
‐導波部‐トラップ間距離a’は、λ1/8である。
‐トラップの深さc’は、3λ1/8である(a’+c’=λ1/2であることを確認する)。
‐空気層の厚さb’は、λ1/10である。
‐導波部‐トラップ間距離a’とトラップの幅d’との合計d’は、λ2/4である。
‐第二のトラップについては、λ2に合わせる(スロット410および420)。
‐導波部‐トラップ間距離eは、3*λ2/8である。
‐トラップの深さgは、λ2/8である(e+g=λ2/2であることを確認する)。
‐空気層の厚さfは、λ2/10である。
‐導波部‐トラップ間距離eとトラップの幅hとの合計hは、λ2/2である。
当然ながら、本発明は、二重トラップの数で限定されないものである。特に、さらに広い周波数範囲を得るために、既に存在する短絡に加えて他の短絡を作ることによって、付加的なトラップを設計することが可能である。一例として、多数の組のスロットを配置することによって多数の二重トラップを備える金属体を作ることが可能であり、それらのスロットは、上述の寸法ルールを遵守する。
さらに、本発明は、金属体に限定されず、当該金属体を有するいかなる平面アンテナも含む。
特に、本発明は、本発明の第一の態様にかかる、基板、基板を支持するグランドプレーン、および本体を有する平面アンテナにまで及び、当該本体には、例えば接着することによってグランドプレーンがクランプされるか固定される。
アンテナは、放射素子への一または複数の給電線と共に基板上に設置される放射素子を備え、また、グランドプレーンは、各給電線に相対する一または複数のスロットを有することができ、結果として導波路と各給電線との間を結合する電磁スロットをもたらす。

Claims (12)

  1. アンテナの導波路を形成する長手チャネル(20,200)と、
    前記チャネル(20,200)の長さに沿って伸び、二重1/4波長トラップを形成するために前記チャネルの両側に配置される、2つの長方形のスロット(31,32;310,320;410,420)とを備える、平面アンテナのグランドプレーンを支持する本体(10,100)において、
    前記グランドプレーンが前記本体に取り付けられるときに、本体の部分が制御された寸法の空気層(b,b’,f)によって前記グランドプレーンから分離されるように、チャネルと各スロットとの間に位置する本体の部分が機械加工されることを特徴とする平面アンテナのグランドプレーンを支持する本体。
  2. 前記空気層は、前記グランドプレーンの製造精度よりも厚い厚さを有することを特徴とする請求項1記載の本体。
  3. 前記空気層は、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長λよりも薄い厚さを有することを特徴とする請求項1乃至2のうちの1つに記載の本体。
  4. 前記空気層は、0.05mmから1mmの間の厚さを有することを特徴とする請求項1乃至3のうちの1つに記載の本体。
  5. 前記空気層は、約λ/10の厚さを有し、ここにおいて、λは、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長を表わすことを特徴とする請求項1乃至4のうちの1つに記載の本体。
  6. 前記チャネルと各スロットとの間に位置する本体の部分は、λ/4と同等の距離(a)に亘って伸び、前記各スロットは、λ/4と同等の深さ(c)を有し、ここにおいて、λは、二重トラップが合わせられる周波数fと関連付けられる波長を表わすことを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載の本体。
  7. 前記二重トラップは、前記アンテナの動作周波数帯の中心周波数fに合わせられることを特徴とする請求項1乃至7のうちの1つに記載の本体。
  8. 本体は、前記チャネルの長さに沿って伸びる、多数の組の長方形のスロットを備え、各組のスロットは、多数の対応する二重1/4波長トラップを形成するために前記チャネルの両側に配置され、各二重トラップは、異なる周波数(f,f)に合わせられることを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載の本体。
  9. 本体は、2つの二重1/4波長トラップを形成する、2組のスロットを備え、第一の周波数f(波長λ1)に合わせられる第一のトラップ寸法は、導波部‐トラップ間距離a’がλ1/8であり、トラップの深さc’が3λ1/8であり、空気層の厚さb’がλ1/10であり、導波部‐トラップ間距離とトラップの幅との合計d’がλ2/4であり、第二の周波数f(波長λ2)に合わせられる第二のトラップの寸法は、導波部‐トラップ間距離eが3*λ2/8であり、トラップの深さgがλ2/8であり、空気層の厚さfがλ2/10であり、導波部‐トラップ間距離とトラップの幅との合計hがλ2/2であることを特徴とする請求項1乃至8のうちの1つに記載の本体。
  10. 二重トラップは、前記アンテナの動作周波数帯の上端および下端チャネルのデュープレクス周波数に合わせられることを特徴とする請求項1乃至9のうちの1つに記載の本体。
  11. 請求項1乃至10のうちの1つに記載の基板、前記基板を支持するグランドプレーン、および本体(10,100)を有し、前記本体には、前記グランドプレーンがクランプされるか固定される平面アンテナ。
  12. アンテナは、前記基板上に設置される放射素子および前記放射素子への一または複数の給電線を備え、前記グランドプレーンは、各給電線に相対する一または複数のスロットを有し、結果として導波路と各給電線との間を結合する電磁スロットをもたらすことを特徴とする請求項1乃至11のうちの1つに記載のアンテナ。
JP2009535091A 2006-11-08 2007-11-07 1/4波長トラップを備える平面アンテナグランドプレーン支持体 Pending JP2010509795A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0609744A FR2908237B1 (fr) 2006-11-08 2006-11-08 Corps de support de plan de masse d'antenne plate comprenant des pieges quart d'onde
PCT/EP2007/061980 WO2008055920A1 (fr) 2006-11-08 2007-11-07 Corps de support de plan de masse d'antenne plate comprenant des pieges quart d'onde

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010509795A true JP2010509795A (ja) 2010-03-25

Family

ID=37891888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009535091A Pending JP2010509795A (ja) 2006-11-08 2007-11-07 1/4波長トラップを備える平面アンテナグランドプレーン支持体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20100073248A1 (ja)
EP (1) EP2092605A1 (ja)
JP (1) JP2010509795A (ja)
FR (1) FR2908237B1 (ja)
WO (1) WO2008055920A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165997A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Toshiba Corp 電磁波漏洩防止装置および無線電力伝送システム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11749893B2 (en) 2016-08-29 2023-09-05 Silicon Laboratories Inc. Apparatus for antenna impedance-matching and associated methods
US11769949B2 (en) 2016-08-29 2023-09-26 Silicon Laboratories Inc. Apparatus with partitioned radio frequency antenna and matching network and associated methods
US11894622B2 (en) 2016-08-29 2024-02-06 Silicon Laboratories Inc. Antenna structure with double-slotted loop and associated methods
US11764473B2 (en) 2016-08-29 2023-09-19 Silicon Laboratories Inc. Apparatus with partitioned radio frequency antenna and matching network and associated methods
US11764749B2 (en) 2016-08-29 2023-09-19 Silicon Laboratories Inc. Apparatus with partitioned radio frequency antenna and matching network and associated methods
US11894621B2 (en) 2017-12-18 2024-02-06 Silicon Laboratories Inc. Radio-frequency apparatus with multi-band balun with improved performance and associated methods
US11750167B2 (en) 2017-11-27 2023-09-05 Silicon Laboratories Inc. Apparatus for radio-frequency matching networks and associated methods
US11916514B2 (en) 2017-11-27 2024-02-27 Silicon Laboratories Inc. Radio-frequency apparatus with multi-band wideband balun and associated methods
US11894826B2 (en) 2017-12-18 2024-02-06 Silicon Laboratories Inc. Radio-frequency apparatus with multi-band balun and associated methods
US11862872B2 (en) 2021-09-30 2024-01-02 Silicon Laboratories Inc. Apparatus for antenna optimization and associated methods

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131401U (ja) * 1987-02-18 1988-08-29
JP2001044745A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Kobe Steel Ltd 導波管アンテナ
JP2002223113A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Kyocera Corp 一次放射器および移相器ならびにビーム走査アンテナ
WO2006022104A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 伝送線路接続構造および送受信装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3599215A (en) * 1968-06-11 1971-08-10 Sumitomo Electric Industries Leaky waveguide-antenna combination
FR2830987A1 (fr) * 2001-10-11 2003-04-18 Thomson Licensing Sa Perfectionnement aux antennes-sources alimentees par guide d'ondes

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131401U (ja) * 1987-02-18 1988-08-29
JP2001044745A (ja) * 1999-07-29 2001-02-16 Kobe Steel Ltd 導波管アンテナ
JP2002223113A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Kyocera Corp 一次放射器および移相器ならびにビーム走査アンテナ
WO2006022104A1 (ja) * 2004-08-24 2006-03-02 Murata Manufacturing Co., Ltd. 伝送線路接続構造および送受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014165997A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Toshiba Corp 電磁波漏洩防止装置および無線電力伝送システム
US9730368B2 (en) 2013-02-22 2017-08-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Leakage preventing device of electromagnetic wave and wireless power transmission system

Also Published As

Publication number Publication date
FR2908237A1 (fr) 2008-05-09
EP2092605A1 (fr) 2009-08-26
FR2908237B1 (fr) 2009-01-16
US20100073248A1 (en) 2010-03-25
WO2008055920A1 (fr) 2008-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010509795A (ja) 1/4波長トラップを備える平面アンテナグランドプレーン支持体
US9088060B2 (en) Microwave transition device between a strip line and a rectangular waveguide where a metallic link bridges the waveguide and a mode converter
Bayat-Makou et al. Substrate integrated horn antenna with uniform aperture distribution
US7538728B1 (en) Antenna and resonant frequency tuning method thereof
EP2945222A1 (en) A microwave or millimeter wave RF part using pin grid array (PGA) and/or ball grid array (BGA) technologies
JP2006024618A (ja) 配線基板
JPH11317615A (ja) 多周波マイクロストリップアンテナと前記アンテナを備える装置
JP5566169B2 (ja) アンテナ装置
JPWO2007046271A1 (ja) 垂直信号経路、それを有するプリント基板及びそのプリント基板と半導体素子とを有する半導体パッケージ
GB1586784A (en) Waveguide/microstrip line mode transducer
JP2008141344A (ja) 導波管構造
KR20010021105A (ko) 캐비티 부착 슬롯 어레이 안테나
TW200805781A (en) An antenna system
JP2010187141A (ja) 疑似導波管型伝送線路及びそれを用いたアンテナ
US11303004B2 (en) Microstrip-to-waveguide transition including a substrate integrated waveguide with a 90 degree bend section
JP2010192987A (ja) 同軸コネクタ、同軸コネクタ・平面線路接続構造
JP4611811B2 (ja) フィンライン型マイクロ波帯域通過フィルタ
WO2020114486A1 (zh) 介质移相器和基站天线
Pucci Gap waveguide technology for millimeter wave applications and integration with antennas
US3094677A (en) Strip line wave guide coupler
JP7220540B2 (ja) ホーンアンテナ
CN110521055A (zh) 电介质波导管的连接结构
RU2378745C2 (ru) Полосно-пропускающий фильтр
US10651524B2 (en) Planar orthomode transducer
JP7149820B2 (ja) 導波管スロットアンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120524

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120605

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120605

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120911

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130628

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130708

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130927