JP2010509025A - 止血帯システム - Google Patents

止血帯システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010509025A
JP2010509025A JP2009537180A JP2009537180A JP2010509025A JP 2010509025 A JP2010509025 A JP 2010509025A JP 2009537180 A JP2009537180 A JP 2009537180A JP 2009537180 A JP2009537180 A JP 2009537180A JP 2010509025 A JP2010509025 A JP 2010509025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
tourniquet system
bar
pinch plate
tourniquet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2009537180A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010509025A5 (ja
Inventor
キース・ジェイ・ローズ
エリック・エム・イェイツ
マーク・ディー・ガンター
トーマス・エム・グレゴリー
ロバート・エイ・キンケイド
リチャード・シベレル
クリフトン・エル・クック
トーマス・エイ・マルクス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Blackhawk Industries Product Group Unlimited LLC
Original Assignee
Blackhawk Industries Product Group Unlimited LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US11/599,980 external-priority patent/US20080221612A1/en
Application filed by Blackhawk Industries Product Group Unlimited LLC filed Critical Blackhawk Industries Product Group Unlimited LLC
Publication of JP2010509025A publication Critical patent/JP2010509025A/ja
Publication of JP2010509025A5 publication Critical patent/JP2010509025A5/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
    • A61B17/132Tourniquets
    • A61B17/1322Tourniquets comprising a flexible encircling member

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

バンドと、随意的なバーと、抗ピンチプレートとを含む止血帯システムが提供される。バーは、第1端と、中間部と、第2端と、バンドを受け且つ挿通させ得るようにバンドに形成した少なくとも1つの孔と、第1端部及び第2端部の少なくとも一方から伸延する少なくとも1つの錠止用突起と、を有する材料の細長部分を含む。抗ピンチプレートが、バンドを受け且つ挿通させ得るように形成した1つ以上のバンド受け用の孔を含み、抗ピンチプレートが、該抗ピンチプレートの実質的に縁部に沿って形成した1つ以上の錠止用切り欠きを含み、各錠止用切り欠きが、バーの少なくとも一部を抗ピンチプレートに固定するための手段を提供する。

Description

本発明は、一般に止血帯に関し、詳しくは、止血帯及び抗ピンチプレートを有する止血帯システムに関する。本発明は、止血帯システムと組み合わせて使用できる色々の衣類にも関連する。
止血帯は、一般に、血管を強く圧迫して止血させる際に身体の一部の周囲にあてがってきつく結んだバンド(例えば、腕や足の周りに巻き付け、捩ることによりきつく締め付けた包帯)のことであり、代表的には、他の方法では止血できない場合や数秒〜数分以内に死亡する程の失血量がある場合の窮余の策として使用される。
止血帯を使用すると四肢の当該使用部分よりも下流側への血流が止まるため、無酸素症を発症して四肢の少なくとも一部分が死に、止血帯を当てた位置よりも下方の四肢部分を外科的に切断せざるを得ない場合がある。止血帯を数時間使用するとこうした状況が起きやすくなる。
止血帯の使用は、それが可能であれば緊急医療の専門家又は好ましくは医者が決定すべきであるが、厳しい出血を止める方法が他に無く、止血帯を使用しないと助からない場合は、時間的制限から負傷者自身がその使用を決断する必要がある。
例えば、現代の戦場では胴部への外傷が防弾着によって守られる傾向があるので、四肢の傷口から命に関わる出血を生じる場合が普通である。爆発による四肢の傷の場合切断口がきれいな又は修復可能なものは希であるが、そうした大きな傷口から動脈性出血がある時は素早く止血帯を装着すれば死を免れ得る。
現代の戦場での全死者数の凡そ70%は四肢の外傷によるものと考えられている。残念なことに医療処置はいつでもすぐに受けられる訳ではなく、負傷者が自分の傷を又は直ぐ側にいる誰かがその友人の傷を手当てする必要があり、即席爆発装置の使用量が急増している状況では特にそうなる。防弾着は胴部を保護し、少なくとも頭部を胴部ほどではなく保護するが四肢は保護しないので、防弾着の着用者は四肢に重度の裂傷を負うことが多い。しかしそうした裂傷による大量の失血は、然るべき位置に止血帯を素早く取り付ければ回避できる。
止血帯は戦闘で負傷した状況下に使用される頻度が高いため、兵士の大半は今や個人用救急救命キットの1つとして止血帯を持ち歩く必要があり、今や、四肢からの生命に係わる出血を止血帯の“迅速且つ断固たる”使用により制御することは兵士用の救急救命訓練で取り扱う代表項目となっている。
しかしながら、既知の止血帯はバンドとバーのみを含み、負傷した腕又は足の周囲で傷の上部にバンドを位置決めして装着するものである。バンドを位置決めした後、別個のバーをバンドと四肢との間に配置して回転させる。バーを回転させるとバンドはねじれて縮み、四肢(及び四肢内の血管)を強く圧迫して止血帯を取り付けた部分以降の四肢部分の血流を低下させる。
また、各兵士が自分用の救急救命キットをパーソナライズ化する程度によっては止血帯の所持位置が兵士毎に大きく異なり得るため、仲間の兵士又は同行の医療援助者が止血帯の取り付けサイクル又は努力を完了する時間が長引いてしまう。
負傷した兵士が所持していた止血帯が本人から脱離すると、兵士本人又は同行の医療援助者は、止血帯の取り付けよりはむしろ止血帯を探す方に時間を取られることになる。
負傷した、衰弱したユーザーが自分で止血帯を取り付けざるを得ない場合もある。残念なことに、特に緊張していると、止血帯を探し出して正しく取り付ける又は有効利用するのは困難であり得る。
更には、既知の止血帯は野外では誰か、例えば、同行の医療援助者又は潜在ユーザーがしばしばポーチ又はパックに入れて所持する。止血帯へのアクセス及び又は配置に時間が掛かるのは生命の脅威となり得る。負傷者の傷及び又は居場所が止血帯へのアクセスや取り付けの妨げとなる場合もある。
残念なことに、既知の止血帯では、そのバンドを捩ると、止血帯が締め付けられるに従ってユーザーの皮膚(止血帯を素肌を覆って取り付ける場合)又は衣類(止血帯を衣類を覆って取り付ける場合)のような材料又は物質がコブ状となり及び又はバンド内に撚り込まれる傾向がある。詰め物をした衣類は止血帯による血流を停止させるための充分な圧力の行使の妨げとなり、皮膚がバンド内に撚り込まれるとユーザーの傷が大きくなる恐れもある。
かくして、本発明は一般に止血帯に関し、特には、止血帯バンドと抗ピンチプレートとを有する止血帯システムに関し、また、各実施例において、本止血帯システムと組み合わせ使用可能な種々の衣類にも関する。
本発明の種々の様相に従えば、各実施例において、本発明は、止血帯バンド内への材料(皮膚、止血帯ウェブ、及び又は繊維)撚り込みの恐れなく止血帯バンドを締着させ得る抗ピンチプレートを含む。
各非限定的実施例において、本発明の止血帯システムは、止血帯システムの一体部品であるバーを含む。
各実施例において、本発明は重度裂傷に対処する現在の方法やシステムに関する先に説明した欠点の幾つかを緩和し且つ有益な幾つかの特徴が組み込まれる。
本発明の止血帯システムは独立型システムとして機能するように設計され得るが、各非限定的実施例において、本発明の止血帯システムは衣類に組み込まれ又は衣類の一体部品として含まれ得、また、もっと伝統的な衣類、例えばシャツ又はジャケットに組み込み得る。更には、止血帯システムは、その他の伝統的又は非伝統的な衣類、例えば、ハーネス、ボディーフィットフレームワーク、サスペンションシステム、ロングジョンタイプの形態のもの、自転車タイプのもの又はエクササイズショーツ、コンプレッションショート又はシャツ、ウェットスーツ、スカイダイビング用衣類、ハズマットスーツ、予圧服、フライトスーツ、ハンティングアパレル、オーバーオール、カバーオール、特殊にフォーム又はスーツ、保護用カバー付きの従来の衣類、及び又は、任意のその他衣類、準衣類(quasi−garment)、又は、1つ以上の止血帯を装着者の胴部に関して比較的固定した位置に維持できる衣類物品、に組み込み得る。
例えば、本発明の止血帯システムは、鮫の襲撃に備えてのウェットスーツ、地上からは容易に近づけない場所に降下する時に着るスカイダイビング衣類、又は、負傷者支援用人員が容易には立ち入れない汚染状況下でユーザーが着るハズマットスーツ、に組み込み得る。
各非限定的実施例では止血帯システムは、例えば、ユーザーの位置及び又は使用している特定の止血帯システムの識別に関する情報を含む警告を送るために使用する場合に動作する付属型トランスミッタをも含み得る。
その他の実施例には、止血帯の装着者が、例えば、所望の止血帯位置で、手で押さなくとも圧縮力を増大させ得る空気圧式止血帯が含まれ得る。
追加的な実施例のあるものでは、本発明の止血帯システムでは積層形衣類を使用可能であり、積層された各衣類が、1つ以上の埋設型止血帯へのアクセスを可能とする。
各非限定的実施例において、本発明によれば、ユーザーの快適性、ユーザーの医療の重さ、又は、ユーザーの、環境との相互作用を介しての移動性、を犠牲にすることなく、各ユーザーが最も必要とする医療品が提供される。
各非限定的実施例において、本発明によれば、1つ以上の止血帯が特定の場所に配置され、かくして、大量の出血を止めるに要する圧力量が低減され得る。
各非限定的実施例において、本発明の止血帯は衣類に一体化するように配置され、ほぼ使用位置に配置され得る。
抗ピンチプレートが含まれることで、使用時の止血帯システム100の安定性が増し、広い取り付け範囲に良好な合計圧力が付加され、病巣組織損傷(focal tissue damage)が制限される。これにより、止血帯システムを取り付けた際の痛みが、既知のものの場合と比較して軽くなる。抗ピンチプレートは、止血帯システムによって捕捉される皮膚、皮膚及びコブ状化した衣類、又は、止血帯ウェブ、に関連する損傷をも制限し得る。
本発明によれば、設計上改善された止血帯システムが提供される。
本発明によれば、改善された締め付け及び固着機構を有する止血帯システムが提供される。
本発明によれば、抗ピンチプレートを有する止血帯システムが提供される。
本発明によれば、片手で運転及び操作可能な止血帯システムが提供される。
本発明によれば、取り付け及び又は係合及び取り外しが容易な止血帯システムが提供される。
本発明によれば、取り付け方向を容易に逆転させ得る止血帯システムが提供される。
本発明によれば、軽量で且つ身体の輪郭に対して比較的フラットな、比較的嵩張らない止血帯システムが提供される。
本発明によれば、野外で容易に使用できる止血帯システムが提供される。
本発明によれば、ユーザーが余分の止血帯システムを容易に所持できるようにするに十分コンパクトな止血帯システムが提供される。
本発明によれば、ユーザーの身体の“然るべき位置”に所持され得る止血帯システムが提供される。
本発明によれば、手足毎に複数の止血帯システムを取り付け、各止血帯システムを、四肢の最大部分が助かるように良好に位置付けする止血帯システムが提供される。
本発明によれば、“捕捉された”又はアクセスできない四肢に対して使用できる止血帯システムが提供される。
本発明によれば、既存の衣類に後付可能な止血帯システムが提供される。
本発明によれば、着衣者又は衛生兵が容易にアクセスできる衣類又は衣類セットが提供される。
本発明によれば、四肢に対する圧力を発生及び維持可能であるが、衣類の、例えばポケット内の物品又はある場合には衣類素材によってさえ圧力が阻止され得る衣類に対して圧力を発生及び維持させない止血帯システムが提供される。
本発明によれば、1つ以上の埋め込み型の止血帯システムを有し得る衣類が提供される。
本発明によれば、装着者の四肢に関する有利な位置に組み込んだ1つ以上の埋め込み型の止血帯システムを有し得る衣類が提供される。
本発明によれば、衣類の内側表面に埋め込んだ1つ以上の埋め込み型止血帯システムを有し得る衣類が提供される。
本発明によれば、衣類の外側表面に埋め込んだ1つ以上の埋め込み型止血帯システムを有し得る衣類が提供される。
本発明によれば、衣類に内臓したつ以上の埋め込み型止血帯システムが提供される。
本発明によれば、各止血帯の締め付け及び固定機構へのアクセスを提供する衣類が提供される。
本発明によれば、上述した従来品の問題を解消する止血帯システム等が提供される。
図1は、本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図2Aは、抗ピンチプレートの第1実施例の斜視図である。 図2Bは、抗ピンチプレートの第1実施例の側面図である。 図3は、本発明に従うバーの第1実施例の平面図である。 図4Aは、止血帯システムの取り付けの初期段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図4Bは、止血帯システムの取り付けの次の段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図4Cは、止血帯システムの取り付けの引き続く段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図4Dは、止血帯システムの取り付け上考え得る第1の最終段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図4Eは、止血帯システムの取り付け上考え得る第2の最終段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図である。 図5は、本発明に従う止血帯システムの第2実施例の斜視図である。 図6は、本発明に従う止血帯システムの第3実施例の斜視図である。 図7は、本発明に従う止血帯システムの第4実施例の斜視図である。 図8Aは、止血帯システムの取り付けの初期段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第5実施例の斜視図である。 図8Bは、止血帯システムの取り付けの次の段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第5実施例の斜視図である。 図8Cは、止血帯システムの取り付けの引き続く段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第5実施例の斜視図である。 図8Dは、止血帯システムの取り付け上考え得る第1の最終段階を例示する本発明に従う止血帯システムの第5実施例の斜視図である。 図9は、ズボン内に組み込んだ本発明に従う止血帯システムの実施例の斜視図である。 図10は、ズボン内に組み込んだ本発明に従う止血帯システムの使用状況を示す斜視図である。 図11は、出血を制御する圧力を加えるための、考え得る体位置例を示す例示図である。 図12は、シャツに組み込んだ本発明に従う止血帯システムの実施例の使用状況を示す斜視図である。 図13は、本発明に従う止血帯システムの構成部品の第6実施例の斜視図である。 図14は、本発明に従う止血帯システムの構成部品の第7実施例の斜視図である。 図15は、本発明に従う止血帯システムの構成部品の第8実施例の斜視図である。 図16は、本発明に従う止血帯システムの構成部品の第9実施例の斜視図である。
簡略化及び明瞭化のために、本発明に従う止血帯システム及び又は止血帯支持用の衣類の設計ファクター及び操作原理は、止血帯システム及び又は止血帯支持用衣類の種々の実施例を参照して説明される。止血帯システム及び又は止血帯支持用衣類の設計ファクター及び操作原理の基本的説明は、止血帯システム及び又は止血帯支持用衣類の設計及び操作に対して適用されるものとする。
ここで、“衣類”とは、本発明のシステム、方法及び装置の操作の基本的説明及び基本的理解のために使用されるものとする。従って、“衣類”とは、本発明のシステム、方法、装置を限定しようとするものではなく、かくして、広い意味において、装着者の身体に関する比較的固定された位置で1つ以上の止血帯を維持し得る任意の衣類の全部又は部分を含むものとする。例えば、“衣類”は、その広い意味において任意のシャツ、パンツ(ズボン)、ジャケット、ハーネス、ボディーフィットフレームワーク、サスペンションシステム、ロングジョンタイプの形態のもの、自転車タイプのもの又はエクササイズショーツ、コンプレッションショーツ又はシャツ、ウェットスーツ、スカイダイビング用衣類、ハズマットスーツ、予圧服、フライトスーツ、ハンティングアパレル、オーバーオール、カバーオール、特殊ユニフォーム又はスーツ、保護用カバー、及び又は、任意のその他の伝統的又は非伝統的衣類、準衣類(quasi−garment)あるいはその他、が含まれ得る。
同様に、ここでは止血帯支持用衣類は本発明の止血帯システムに組み込まれるものとして説明されるが、本発明の止血帯支持用衣類は任意の既知の又はその後に開発された止血帯又は止血帯システムを組み込み及び使用することができる。
添付される図面にはパンツやシャツと一体化された止血帯システムの実施例が示されるが、止血帯システムは単独で又はここで提供されるような任意の衣類と組み合わせて使用可能である。また、任意の既知の又はそれ以降に開発された止血帯システムを、添付図面に示すパンツ又はシャツ又は本発明の機能構造部分を組み込んだ任意のその他衣類と組み合わせて使用できる。かくして、ここで例示される止血帯システム、パンツ、シャツは例示目的に過ぎないものであって、止血帯システム及び又は衣類はその他形式のものであり得る。
図面を参照するに、図1には本発明に従う止血帯システムの第1実施例の斜視図が示され、図2A及び図2Bには抗ピンチプレートの第1実施例の斜視図及び側面図が夫々示され、図3では本発明に従うバーの第1実施例の平面図が示されている。
図1〜図3に示されるように、止血帯システム100は少なくとも数本のバー110と、抗ピンチプレート120と、バンド140とを含んでいる。
各実施例において、バンド140は実質的に平坦なウェビング又はその他の、第1端部142及び第2端部144を有する材料の位置部を含む。各実施例において、バンド140の一方又は両方の端部はバンド140がバー110の孔116、116’、及び又は118から誤って外れないような構成とされる。
バンド140の幅は実施例の多くでは約1インチ(約2.54cm)又はそれ以上であり、バンド140の幅は任意値とし得るが、狭すぎる場合はバンド140とユーザーの皮膚との間の所望の接触面における有益な効果が薄らぐ点を考慮すべきである。また、バンド140の幅が狭すぎると深刻な及び又は恒久的な組織損傷が生じ、止血帯システム100の取り付け位置で四肢を切断せざるを得ない場合があり得る。
バンド140の幅が広過ぎるのは、バンド140が四肢に加え得る圧力量に関して望ましいとされる設計及び機能からすれば実用的ではない。
ある実施例ではバンド140は実質的に丸形、楕円形あるいはその他の断面形状を有する材料から形成され得、また、実質的に剛性で且つ非弾性の、又はバンド140の一部又は全体に沿って幾分弾性の材料から形成され得る。
バンド140は、少なくとも、取り付けようとする四肢の外周部分に沿って位置決めし且つバー110と係合させ得るに充分な長さを有する。各実施例において、バンド140は、止血帯システム装着者が止血帯システムを取り付けていない時の自由な動作を制限することなく衣類に組み込む又は容易に衣類の周囲に巻き付け得るようにするための追加の長さ部分を含む。
バー110は、第1端部と、中間部と、第2端部とを有する材料の細長部分を含む。ある実施例ではバー110は、バー110の中間部(例示した如く)又は端部近くに形成した1つ以上の孔116、116’及び又は118を有する。孔116、116’及び又は118の全体寸法は一般にバンド140の寸法形状によって決まる。孔116、116’及び又は118はバンド140を受け且つ各孔を貫通させるに充分な全体寸法を有するべきである。ある実施例では、孔116、116’及び又は118はバンド140を受け且つ大きな抵抗を受けることなく各孔を貫通させるに充分な全体寸法を有する。
各実施例では、バー110は第1端部及び第2端部の少なくとも一方から伸延する1つ以上の錠止用突起を含む。各実施例において、錠止用突起は第1端部及び第2端部の少なくとも一方から伸延する実質的に“T”字形の延長部を含む。例示したように、バー110は実質的に“T”字形の延長部111、112、113、114を第1端部及び第2端部の夫々の位置に含み得る。
“T”字形の延長部111、112、113及び又は114により、バー110は、バー110を回してバンド140が捩られて生じた圧力が加わると(以下に説明する如く)、抗ピンチプレート120の錠止用切り欠き121、122、123又は124によってずっと容易に、然るべく固定されるようになる。このように、バー110は、止血帯システム100により適宜の圧力を加えると、“T”字形の延長部111、112、113又は114の少なくとも1つと抗ピンチプレート120の錠止用切り欠き121、122、123又は124との相互作用によって然るべく保持され得る。
各非限定的実施例において、バー110の“T”字形の延長部111、112、113又は114は、第1端部又は第2端部の近くに形成した少なくとも1つの交差切り込み、又は錠止用インデント(図示せず)により代替又は増補され得る。随意的に含まれる各錠止用インデントは錠止用切り欠き121、122、123又は124の少なくとも一部分をその内部に受け、かくしてバー110は、このバー110を回してバンド140を捩った時にバンド140から圧力が加わると然るべく固定される。このように、止血帯システムから適宜の圧力が加わるとバー110は錠止用インデントと、抗ピンチプレート120の錠止用切り欠き121、122、123又は124との相互作用により然るべく保持され得る。
各実施例において、バー110は、剛性又は半剛性のプラスチック又は重合複合物のような重合材料から形成される。各実施例において、バー110は射出成型される。あるいはバー110は、例えばポリマーのようなシート素材から熱形成され得る。更に他の実施例ではバー110は、金属シートを打ち抜き又は圧延して形成され得、又はアルミニューム、チタン、及び又はその他の金属のみならず、色々の合金並びにそれらの複合物、ガラス硬化ポリマー、ポリマー又は繊維強化金属、炭素繊維又はグラスファイバー複合物、熱硬化性樹脂及び熱軟化性樹脂と組み合わせた連続繊維、射出成型化合物ように使用する細断ガラス又は炭素繊維、積層ガラス又は炭素繊維、エポキシ積層板、織ったグラスファイバー積層板、溶媒含浸繊維、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シアネート樹脂、高強度プラスチックス、ナイロン、ガラス又はポリマー繊維強化プラスチックス、熱形成及び又は熱硬化性シート材料、及び又は上記材料の色々の組み合わせから形成され得る。バー110はオーバーモールド成型によって、又は多数の材料をコーティングしても形成され得る。かくして、バー110を形成するために使用する単数又は複数の材料は、バー110の所望の外観、可撓性及び機能性に基づいて設計上選択される。
バー110の縁部及び輪郭は、止血帯システム100をその内側で使用するところのユーザー又は衣類に対するダメージが最小となるような形状とされ得る。各実施例において、バー110はその長さ部分全体が湾曲される。かくして、止血帯システムの不使用時にはバー110は、その湾曲部分が抗ピンチプレート120の湾曲形状に幾分追随し、また抗ピンチプレート120の湾曲部分が、止血帯システム100を取り付ける四肢部分の湾曲形状に幾分追随するように位置決めされ得る。
止血帯システムの使用時はバー110はその湾曲部により、このバー110を取り付ける四肢の湾曲部分から離間され、かくして使用時にバー110が四肢と干渉せず且つ操作がずっと容易化されるようにその向きが変更される。あるいはバー110は、その長さ部分全体が実施的に平坦化され得る。
各実施例において、バー110はユーザーによる止血帯システム100の操作を支援する追加のバー又はその他の機構との組み合わせ使用を可能にするための1つ以上の追加の孔を含み得る。各実施例において、バー110は、バー110の操作を支援する1つ以上の隆起部あるいはその他の表面形成部、ノブ、ホイール、ハンドル、あるいはその他の、固定又は折りたたみ式の延長部、を含み得る。
図示されるように、抗ピンチプレート120はバー110の下方に位置決めされ、例えば、ユーザーの皮膚、止血帯ウェブ、及び又は衣料繊維、の如き物体が、バンド140を捩るに従いコブ状になる又はバンド140内に撚り込まれるのを制限する又は防止するように作用する。詰め物衣類もまた、止血帯によって血流を停止させるに適正な圧力の入手を妨害する。
各実施例において、抗ピンチプレート120は材料の細長部材片から形成され、バー110よりもずっと大きく形成されるが、抗ピンチプレート120の寸法形状は、その所望の外観、可撓性、機能性に基づいて設計上選択される。
各実施例において、抗ピンチプレート120は、例えば、ウェブ材料又はゴムの部片、比較的安定した(非可撓性の)繊維片の様な可撓性材料又は半可撓性のゴム又はプラスチックシート素材、から形成され、あるいは、剛性又は半剛性のプラスチック、合成材料、又は、重合複合物組成物のような重合材料から形成され得る。各実施例において、抗ピンチプレート120は射出成型され、あるいは、例えばポリマーのようなシート素材から熱形成され得る。更に他の実施例において、抗ピンチプレート120は打ち抜き又は圧延形成され得、又はアルミニューム、チタン、及び又はその他の金属のみならず、色々の合金並びにそれらの複合物、ガラス硬化ポリマー、ポリマー又は繊維強化金属、炭素繊維又はグラスファイバー複合物、熱硬化性樹脂及び熱軟化性樹脂と組み合わせた連続繊維、射出成型化合物ように使用する細断ガラス又は炭素繊維、積層ガラス又は炭素繊維、エポキシ積層板、織ったグラスファイバー積層板、溶媒含浸繊維、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、シアネート樹脂、高強度プラスチックス、ナイロン、ガラス又はポリマー繊維強化プラスチックス、熱形成及び又は熱硬化性シート材料、及び又は上記材料の色々の組み合わせから形成され得る。抗ピンチプレート120はオーバーモールド成型によって、又は多数の材料をコーティングしても形成され得る。かくして、抗ピンチプレート120を形成するために使用する単数又は複数の材料は、抗ピンチプレート120の所望の外観、可撓性及び機能性に基づいて設計上選択される。
各実施例において、抗ピンチプレート120は1つ以上の錠止用切り欠き121、122、123及び又は124を含み、各切り欠きは全体に抗ピンチプレート120の縁部の一部分に沿って形成される。錠止用切り欠き121、122、123及び又は124は、バー110を先に説明し且つここで図示されたように捕捉又は固定するための手段を提供する。錠止用切り欠き121、122、123及び又は124は、例えば、抗ピンチプレート120における隆起部又は切り欠き部分を含み得る。錠止用切り欠き121、122、123及び又は124が、バー110の一部を固定、捕捉又は保持し得る任意の適宜の切り欠き、穴、孔、ループその他の要素を含み得るものとする。各実施例において、錠止用切り欠き121、122、123及び又は124は、抗ピンチプレート120に取り付けた又はカップリングした、コードあるいはその他の、実質的に弾性の又は非弾性のコード又はバンド材料を含み得る。
ある実施例において、1つ以上のバー錠止用インデント又は“T”字形延長部111、112、113及び又は114が、適宜の縁部、切り欠き、穴、孔、ループその他の、抗ピンチプレート120の要素に沿って然るべく錠止され得る(以下に説明する如く)。
バー110に関し、抗ピンチプレート120の縁部及び輪郭は、ユーザー又は衣類に対するダメージを最小化するように形状付けされ得る。
各実施例において、“T”字形延長部111、112、113及び又は114は、止血帯システム100の不使用時には錠止用切り欠き121、122、123及び又は124によってバー110が抗ピンチプレート120に、又はその内部に釈放自在に固定され得るように形成される。あるいは抗ピンチプレート120は、止血帯システム100の不使用時にバー110を抗ピンチプレート120に又はその内部に釈放自在に固定し得るように形成した成型部品を含み得る。
抗ピンチプレート120はバンド受け用の1つ以上の孔126をも有し、各孔は、バンド140を受け且つ貫かせ得るように形状付けされる。バンド受け用の各孔126により、特には止血帯システム100の使用中に、抗ピンチプレート120はバンド140に関する相対位置に維持され得るようになる。
各実施例において、止血帯システム100の不使用時にはバー110は、抗ピンチプレート120の“T”字形延長部111、112、113、114と、錠止用切り欠き121、122、123、124との相互作用によって抗ピンチプレート120に釈放自在に固定又は取り付け得る。あるいはバー110は、例えば、1つ以上の雄雌のスナップ釈放式バックル、1つ以上のボタン、スナップ、あるいはその他の締め具、蓋、Velcro(商標名)のようなフックアンドループ式ファスナ又はその後に開発された釈放自在式の取り付け手段を介して抗ピンチプレート120に釈放自在に固定又は取り付けられる。
各実施例において、抗ピンチプレート120は、抗ピンチプレート120の縫い付けによる取り付けを助成する縫い付け部分128を随意的に含み得る。縫い付け部分128は、例えば、縫い付けに際して抗ピンチプレート120を容易に刺し通せるように薄くした抗ピンチプレート120の一部分を含み得る。
各実施例において、バンド140の各端部は抗ピンチプレート120を貫いて又はその周囲を伸延する。バンド140の一端はバー110の中間部に固定され、他端は同じくバー110の中間部に固定される。あるいはバンド140の他端は、バンド140の自由端を引いたときにバンド140が締め付けられるようにバー110の孔116、116’及び又は118のどれかに通しておいても良い。
使用する孔の幾何形状により、孔116、116’及び又は118は、バンド140をある長さ引いたときに単数又は複数の孔によってバンド140が固定されて然るべく保持され、かくして再度把持され且つ引張されるようにバンド140を固定し得る。従って、バンド140は、一度には引けない長さを操作当事者が引くことによってではなくむしろ、ステップ的又は段階的に有効裡に締め付け得る。
バー110の孔116、116’及び又は118の幾何学形状及びバー110を操作することにより、バー110はある方向に引張され、バンド140は別の方向に引張され、かくして、バンド140は一度に比較的長い長さを引くことによってではなくむしろ段階的に調整され得るので、限られた又は狭い環境下に調節され得る。
図1に更に例示されるように、止血帯システム100は随意的なパッド130をも含み得る。各実施例において、随意的なパッド130は繊維、ゴム、又は、例えばネオプレンのようなゴム加工品を含み得る。パッド130を使用する場合、パッド130は抗ピンチプレート120とユーザーの身体、又は衣類との間の緩衝性を高めるよう、抗ピンチプレート120よりも下方(バンド140の内部で)に位置付けられる。
随意的なパッド130は、パッド130を抗ピンチプレート120に取り付ける又はカップリングさせることによって、あるいはパッド130にバンド140を貫かせ得るようにする各孔の摩擦的相互作用により相対位置に然るべく維持され得る。
図4A〜図4Eには、止血帯システム100の取り付け例が示される。図4A〜図4Cに示すように、止血帯システム100は、その使用に際して先ず四肢(図示せず)の周囲に配置し、バー110を抗ピンチプレート120から外し、バー110と抗ピンチプレート120との間にバンド140が来るように再配置される。各実施例において、バー110の湾曲部は抗ピンチプレート120の湾曲部を実質的に追随し、バー110はこのバー110の湾曲部が抗ピンチプレート120の湾曲部とは逆向きになるように位置決めされる。
バー110を再配置した後、図4Cに例示するようにバー110を捩る又は回す。バー110が捩られ又は回されるに従い、バンド140のたるみが無くなり、バンド140は四肢の周囲に締め付けられ、かくして圧力を創出する。バー110を更に捩るとバンド140により追加の圧力が創出される。
図4D又は図4Eに例示されるように、四肢に適宜の圧力を加えた後、バー錠止用のインデント又は“T”字形延長部111、112、113又は114を抗ピンチプレート120の錠止用切り欠き121、122、123又は124により然るべく保持し得る。
圧力を釈放したい場合は、バー錠止用のインデント又は“T”字形延長部111、112、113又は114を錠止用切り欠き121、122、123又は124から外し、止血帯システム100全体を取り外せば良い。
ある実施例では、錠止用切り欠き121、122、123又は124を含まない場合、バー錠止用のインデント又は“T”字形延長部を、抗ピンチプレート120の縁部、切り欠き、穴、孔、ループあるいはその他の要素に沿った位置に錠止させ得る。
バンド140の余分な弛みを取れるようにバンド140の第2端部144を自由に引張できるようにした場合、バー110を捩ってバンド140を締め付ける前にバンド140のこの自由端を引張(バー110の再配置の前後の何れか)すれば余分な弛みを少なくともある程度取ることができる。このように、バンド140を締め付けて必要圧力を発生させるにはバー110を数回捩る必要がある。
各実施例では、バー110は蝶着されたバー延長部を含み、このバー延長部はバー110の一端から伸延して、止血帯システムの使用時に追加的なてこ作用を提供する。
図5には本発明に従う止血帯システムの第2実施例の斜視図が示される。図5に示すように、止血帯システム200は抗ピンチプレート220と、バンド240とを含んでいる。
これらの各要素は、止血帯システム100を参照して先に説明したように、抗ピンチプレート120及びバンド140に相当し且つ同様に動作する。
しかしながら、図5に示すように、バンド240は、連結して連続バンド240を形成するバンドを含む。また、一体のバー110は、別個の、取り付けた又は取り付けないバー210によって代替される。
止血帯システム200は、その使用に際し先ず四肢の周囲に配置し、次いでバー210をバンド240と抗ピンチプレート220との間に配置する。
バー210を位置決めした後、バー210を捩る又は回してバンド240の弛みを取り、バンド240を四肢の周囲に締め付けて圧力を生じさせる。バー210を捩るに従い、バンド240により追加の圧力が発生する。
四肢への圧力が適宜量となった時、バー210を抗ピンチプレート220の錠止用切り欠き221、222、223又は224又は、適宜の縁部、切り欠き、穴、孔、ループ、あるいはその他の要素により然るべく保持され得る。錠止用バー210のような単純なバーを使用する場合、錠止用切り欠き221、222、223又は224はこれらの各切り欠きがバーを然るべく保持し得るように変更し得る。例えば、錠止用切り欠き221、222、223又は224の1つ以上が、フック、突起、インデント、切り欠きあるいはその他の、バーを然るべく保持し得る全体形状を有するように形成し得る。
圧力を釈放するとバー210が錠止用切り欠き221、222、223又は224から外れ、かくして止血帯システム200全体が外れることが望ましい。
図6には本発明に従う止血帯システムの第3実施例の斜視図が示される。図6に示すように、止血帯システム300はバー310と、抗ピンチプレート320と、バンド340とを含んでいる。
バー310と、抗ピンチプレート320とは、止血帯システム200を参照して先に説明したようなバー210及び抗ピンチプレート220に相当し且つ動作する。
しかしながら、図6に示すようにバンド340は、バックル350に連結した第1端部と、バックル350に単にループ状に通して、バンド340の余分な弛みを取れるように引っ張る自由端とした第2端部とを含む。
かくして、止血帯システム300の使用時に、先ずバンド340の自由端を引くことで、バー310を捩って(図5を参照して先に説明したように)バンド340を締め付ける前にバンド340の余分な弛みを少なくともある程度取ることができる。このように、バンド340を締め付けて必要量の圧力を発生させるにはバー310を数回回転させる必要がある。
図7には本発明に従う止血帯システムの第4実施例の斜視図が示される。図7に示すように、止血帯システム400は、バー410と、抗ピンチプレート420と、バンド440とを含む。
バー410と抗ピンチプレート420とは、止血帯システム200及び又は300を参照して先に説明したようなバー210及び又は310及び抗ピンチプレート220及び又は320に相当し且つ動作する。
しかしながら、図7では、バンド440は第1バンド442及び第2バンド444を含んでおり、第1及び第2の各バンドは離間した固定位置445で相互に固定され、それら固定位置445間にはトンネルセグメント443が形成される。各トンネルセグメントはバンド440の長手方向とは実質的に直交する方向に形成される。
かくして、止血帯システム400の使用に際して、バー410は、このバー410を捩ってバンド440を締め付ける(先に説明したように)前にバンド440のトンネルセグメント内に配置され得る。
バンド440は、連結した連続バンド(止血帯システム200を参照して先に説明したような)か、又は第1端部をバックル350に連結し、第2端部をバックル350にループ状に通してその自由端を引っ張れるような(止血帯システム300を参照して先に説明したように)形態で形成し得る。
図8A〜図8Dには、本発明に従う止血帯システムの第5実施例の取り付け例が示される。図8A〜図8Cに例示されるように、本発明のこの第5実施例には、バー110、抗ピンチプレート530、バンド140の少なくとも幾つかが含まれる。
バー110及びバンド140は止血帯システム100を参照して先に説明したようなバー110及びバンド140に相当し且つ同様に動作し、又はバー110及びバンド140は止血帯システム200、300及び又は400を参照して先に説明したような、バー210、310又は410及び又はバンド240、340又は440に相当し得又は同様に動作し得るものである。
しかしながら、図8A〜図8Cに示すように、抗ピンチプレート120、220、320、420(止血帯システム100、200、300及び又は400を参照して夫々例示したような)は抗ピンチプレート530と代替され得る。更に、抗ピンチプレート120の錠止用切り欠き121、122、123又は124(又は抗ピンチプレート220、320及び又は420の類似の錠止用切り欠き)の機能は安定化用コード521及び522によって本来代替され得る。
各実施例において、抗ピンチプレート530は、繊維、天然材料、合成材料、ゴム加工品、あるいはその他の可撓性材料、例えば、ネオプレンのようなものを含み得、バー110、バンド140、そしてユーザーの身体又は衣類との間の緩衝性を高める。
抗ピンチプレート530はバンド140を抗ピンチプレート530に通せるようにする各孔の摩擦的な相互作用により相対位置に維持され得る。
安定化用コード521及び522は抗ピンチプレート530を貫通してまたはその近くに固定され、一カ所以上で固定され得、本明細書で説明され且つ図示されたようにバー110を捕捉又は固定するための手段を提供する。安定化用コード521及び522は、例えば、コード550あるいはその他の、実質的に弾性の又は非弾性のコード又はバンド材料を含み得る。安定化用コード521及び522は任意の適宜の切り欠き、穴、孔、ループあるいはその他の、バー110の一部を固定、捕捉又は保持可能な要素をも含み得る。
各実施例において、バー110の“T”字形延長部111、112、113及び又は114は、止血帯システムの非使用時において、この“T”字形延長部と安定化用コード521及び522との相互作用を介してバー110を抗ピンチプレート530に釈放自在に固定し得るように形成される。あるいは、抗ピンチプレート530は、止血帯システムの非使用時において、バー110を抗ピンチプレート530に、又は抗ピンチプレート内に釈放自在に固定できるように形成した追加の構成部品を含み得る。
図8A〜図8Cに例示したように、止血帯システムを使用する際、先ず、バンド140を四肢(図示せず)の周囲に配置し、抗ピンチプレート530からバー110を取り外し、次いで、バンド140がバー110と抗ピンチプレート530との間に来るようにバー110を再配置する。バー110の湾曲部が抗ピンチプレート530の湾曲部を実質的に追随する各実施例において、バー110は、その湾曲部が抗ピンチプレート530の湾曲部と逆向きになるように再配置される。
次いで、再配置したバー110を図8Cに例示したように捩る又は回転させる。バー110が捩られる又は回転されるに従い、バンド140の弛みが取れ、バンドは四肢の周囲にきつく締着されて圧力を発生する。バー110を引き続き捩るとバンド140により追加的な圧力が創出される。
図8Dに例示するように、四肢への圧力が適正値になったとき、抗ピンチプレート530の安定化用コード521及び522の少なくとも一方との相互作用により、バー110のバー錠止用インデント又は“T”字形延長部111、112、113又は114を然るべく保持することができる。
圧力を釈放すると、バー錠止用インデント又は“T”字形延長部111、112、113又は114を安定化用コード521及び又は522から外され、かくして止血帯システムをリバース又を全て取り外すことができる。
図9には、ズボン1100に組み込んだ実施例における、本発明に従う止血帯システム100が示される。ズボン1100は例示上のものであり、その他形式のものであって良い。例示した止血帯システム100は専用型のものであるが、ズボン1100に組み込んだ止血帯システム100は、本発明に従う止血帯システムの実施例に関して説明される任意の機能構造部分を使用できる。
図9に示すように、ズボン1100は、このズボン1100に形成した関連するアクセス孔を各々有する4つの内蔵型内部止血帯システムを随意的に含んでいる。各非限定的実施例において、アクセス孔はフラップ1155、1155’、1157又は1157’によって覆われ又は隠され、このフラップが止血帯システムをその非使用時の間保護し且つズボン1100の外観上のスムーズさを維持し、他方、止血帯使用時には素早いアクセスを可能とする。
内側に埋設する止血帯システム及びフラップの数や配置はズボン1100の所望の外観及び又は機能に基づいて設計上選択される。フラップは、例えば図12に例示されるような、ジッパー付きのアクセス孔1257の様な、シール自在及び又は再シール自在のアクセス孔を表し得るものとする。
各実施例において、各フラップは、例えばフックアンドループ式ファスナーあるいはその他の、素早く釈放できる好適なコネクターによってズボン1100に釈放自在に固定される。
各非限定的実施例において、フラップ1155及び1155’は、内側の止血帯システム100及び100’の止血用のバンド140がズボン1100の脚部の上方部分近くに配置されるように位置付けられ、フラップ1157及び1157’は、内側の止血帯システムの、フラップ1157及び1157’に関連する止血用のバンド140がズボン1100の脚部の下方部分近くに配置されるように位置付けられる。
各非限定的実施例において、フラップ1155及び1155’は、内側の止血帯システム100及び100’の止血用のバンド140が鼠径部皮線(inguinal crease)の近くにセンタリングされるように位置付けられ、フラップ1157及び1157’は、内側の止血帯システムの、フラップ1157及び1157’に関連する止血用のバンド140が脛骨粗面の近くにセンタリングされるように位置付けられる。
更に他の非限定的実施例において、フラップ1155及び1155’は、内側の止血帯システム100及び100’の止血用のバンド140が鼠径部皮線から約2cmの距離の位置にセンタリングされるように位置付けられ、フラップ1157及び1157’は、内側の止血帯システムの、フラップ1157及び1157’に関連する止血用のバンド140が脛骨粗面から約2cmの距離にセンタリングされるように位置付けられる。
各非限定的実施例において、フラップ1155及び1155’は、ズボン1100の主ポケットの少なくとも一部分を含む。かくして、止血帯システム100又は100’にアクセスする場合は、ズボン1100の主ポケットの一部分をズボン1100の主胴部から外してアクセスを容易化させる。
図9に示すように、止血帯システムのバンド140はズボン1100に形成したチャンネル又はトンネルの内部に位置決め又は取り付けられる。このように、バンド140の少なくとも一部分は、ユーザーのズボン1100及び又は身体に関する所望の位置に止血帯システムが維持されるようにしてズボン1100の内側表面近くに固定される。また、ズボン1100の繊維は、バンド140を衣類の内部に位置決めしてバンド140の一体性を保護する手段であり得る。
バンド140は任意の好適な態様下にズボン1100の内側に固定し得、そうした態様には、縫い付け、接着、又は、バンド140よりもやや大きいチャンネル、トンネル又は一連のループが形成されるような成型、が含まれ得る。形成したチャンネル又はトンネルは、ズボン1100の内側表面の周囲方向に沿った全体または一部分のみに形成され得る。
各実施例において、バンド140は、止血帯システムを締め付け又は緩めたときにチャンネル又はトンネル内で比較的自由に動かせるよう、バンド140の表面がズボン1100に隣り合うように、しかしズボンとの相互作用によって顕著には妨害されないようにチャンネル又はトンネル内に配置される。
各実施例において、抗ピンチプレート120(又は抗ピンチプレート220、320、420又は抗ピンチプレート530)はズボン1100の外側又は内側の各部分に取り付け又は連結され得る。抗ピンチプレートは、抗ピンチプレート全体がズボン1100に取り付けられ又は連結されるように取り付け又は連結され得、あるいは抗ピンチプレートの選択部分をズボン1100に取り付け又は連結できる。
図10に例示するように、ズボン1100の下方部分1150に組み込んだ止血帯システムの実施例を使用するに際し、止血帯システム100にアクセスできるよう、フラップ1157をズボン1100の本体部分から持ち上げるようにして分離させる。止血帯システム100にアクセスした後、止血帯システム100をここで説明するように取り付け及び又は取り外される。
図12には、本発明に従う、シャツ1200に形成したチャンネル又はトンネル内に位置決め又は取り付けた止血帯システム100が示される。図12に例示するように、シャツ1200は長袖のボタンダウン型のものである。シャツ1200は例示目的のみに示されるものであり、その他の形式のものであって良い。例えば、シャツ1200は袖の短いタイプのもので、腕の部分に上方フラップ1250と、単独の止血帯システムを埋め込んだものであり得る。
図12に示すように、フラップ1250は、止血帯システム100のバンド140がシャツ1200の腕部分の上方部分近くに配置されるように位置付けられ、ジッパー付きのアクセス孔1257は、このジッパー付きのアクセス孔1257と関連する止血帯システムのバンド140がシャツ1200の腕部分の下方部分近くに配置されるように位置付けされる。
各非限定的実施例において、フラップ1250は、止血帯システム100のバンド140が二頭筋よりも高い位置近くにセンタリングされるように配置され、ジッパー付きのアクセス孔1257は、内部の止血帯システムの、このジッパー付きのアクセス孔1257と関連するバンド140が前腕部の位置近くにセンタリングされるように配置される。
各非限定的実施例において、フラップ1250は、止血帯システム100及び100’のバンド140が二頭筋から約2cmの距離の位置近くにセンタリングされるように配置され、ジッパー付きのアクセス孔1257は、内部の止血帯システムの、このジッパー付きのアクセス孔1257と関連するバンド140が、装着者の肘よりも約2cm下方の位置近くにセンタリングされるように配置される。
各実施例において、例示したズボン1100やシャツ1200に埋設した止血帯システムは、図11に示すように、出血を制御するための圧力を人体に加え得る各位置の近くに位置決めされるが、止血帯システムの数及び配置は、そうした止血帯システムを組み込む又は埋め込む特定の衣類の所望される外観及び又は機能性に基づいて設計上選択される。
図13には、本発明に従う止血帯システムの特定構成部品の第6実施例の斜視図が示される。図13に示すように、この第6実施例の止血帯システムは、バー610及び抗ピンチプレート620の少なくとも幾つかを含み、バー610は、その第1端部において実質的に“T”字形の延長部611及び612を、また第2端部において同613及び614を夫々含み、且つ孔616、616’、618を含んでいる。抗ピンチプレート620は錠止用切り欠き621、622、623又は624と、1つ以上のバンド受け用孔626と、を含み、また随意的には縫い付け自在部分628を含み得る。
構成部品であるバー610及び抗ピンチプレート620は、止血帯システム100を参照して先に説明したようなバー110及びバンド140に相当し且つ同様に動作する。例えば、各実施例において、錠止用切り欠き621、622、623及び又は624は、コードあるいはその他の、抗ピンチプレート620に取り付け又は連結される実質的に弾性又は非弾性のコードあるいはバンド用材料を含み得る。
あるいは、バー100及びバンド140は、先に説明した如く、バー210、310、410又は510及び又は抗ピンチプレート又はパッド220、320、420又は530に相当し又は同様に動作する。
例えば、抗ピンチプレート620は先に説明した如くその機能及び動作が抗ピンチプレート530と類似の抗ピンチプレートで代替または増補され得る。各実施例において、抗ピンチプレートを安定化用コード521、522を参照して先に説明したように、一つ以上の安定化用コードと共に使用できる。
然し乍ら、図13に示すように、抗ピンチプレート620は、バンド(図示せず)が、この抗ピンチプレート620の長手方向軸線と直交する態様下に形成される。また、バー610は、バンド(図示せず)がバー610の長手方向軸線と直交する態様下に配向されるようにも形成される。
このように、止血帯システムの第6実施例は、他の実施例の止血帯システムでは四肢の周囲に沿ってバンドを配置できない場合に用い得るものである。例えば、止血帯システムの本実施例は手首又は足首のような部位の近く又は四肢の周囲部分が比較的小さい場合に使用できる。
図14には、本発明の止血帯システムの更に他の実施例の斜視図が示される。図14に示すように、抗ピンチプレート1430は、バンド1440が、このバンド1440の内側表面が抗ピンチプレート1430の内側表面に隣り合う状態でその図で左側に示す端部が孔1426に挿通されるような構成に形成される。次いで、バンド1440の前記左側縁部を孔1427に通し、この左側縁部の内側表面を、この左側縁部に近い内側表面部分に隣り合って配置させる。
次いで、バンド1440を、バンド1440の左側縁部近くにループ1475が形成されるような任意の好適な態様下に部分1474に固定し、かくして、ループ1475と、孔1426及び1427との相互作用を介して抗ピンチプレート1430を固定する。バンド1440の外側表面の、止血帯システムをその部分1474に固定した位置に隣り合う部分には、止血帯システム一時固定用手段1476(フックアンドループ式ファスナの如き)の一端が収納される。バンド1440の、このバンドの図で右側に示す縁部近くの内側表面に沿って、合致する一時固定用手段1476が配置される。かくして、前記バンド1440の右側縁部を、孔1426に通す前は当該右側縁部が抗ピンチプレート1430の内側表面に隣り合う状態で孔に通し、孔に通した後はバンド1440の右側縁部の内側表面が一時固定用手段1476に重ねるようにすることで、一時固定用手段1476を止血帯システムを所望通りに締め付け、固定し、釈放し及び又は再固定するために使用できる。
図15には本発明の止血帯システムの更に他の実施例が示される。図15に示すように、バンド1540は図で左側に示すその縁部の内側表面が抗ピンチプレート1530の外側表面を覆うようにして通される。次いで、バンド1540の左側縁部は、この左側縁部の内側表面が抗ピンチプレート1530の内側表面に隣り合い且つバンド1540の内側表面の別の部分と合致し且つ重なるまで、孔1527に挿通される。各内側表面は互いに合致した時点で任意の好適な態様下に部分1574に固定され、かくして、抗ピンチプレート1530の約半分を格納するループが形成される。
バンド1540の右側縁部の外側表面近くには一時固定用システム1576(フックアンドループ式ファスナの如き)の、対向する2つの端部が配置される。各実施例において止血帯システムは、バンド1540の右側縁部を孔1526を通して送り、孔1526に通したバンド1540の右側縁部の外側表面が抗ピンチプレート1530の外側表面の位置で隣り合うようにすることで機能するようになる。バンド1540の右側縁部の外側表面は全体に抗ピンチプレート1530の右側縁部を越えて送られ、バンド1540の、必要時に止血帯システムを固定する目的で一時固定用手段1576を対向配置した外側表面と重なる。
図16には本発明の止血帯システムの更に他の実施例の斜視図が示される。図16に示すように、抗ピンチプレート1630は図14及び図15のそれと類似態様下に形成されているが、本実施例では孔1627と1626との間に追加の孔1628が形成されている。
各実施例において、孔1628はバンド1640の内側表面と外側表面との間の距離の約2倍の幅を有し、バンド1640の2つの部分を顕著な抵抗を殆ど又は全く与えることなく同時に通過させることができる。図14を参照して先に説明したように、この場合にも、ベルト1640の端部を孔1627及び1628に通すことでループが創出される。
図14に例示した止血帯システムとは異なり、バンド1640の右側縁部は、バンド1640の右側縁部の外側表面が抗ピンチプレート1630の外側表面に隣り合うようにして孔1628を通して送られる。次いで、バンド1640の右側縁部は、バンド1640の外側表面が当該外側表面に隣り合い且つバンド1640の内側表面が抗ピンチプレート1630の内側表面に隣り合うようにして孔1626を通して送られる。バンド1640の右側縁部の外側表面の重なり部分上の、孔1628及び1626に通した部分の前後には、バンド1640の重なり部分を必要に応じて締め付け、固定、釈放させ得るように、一時固定用手段1576と協動する部分が配置される。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
100 止血帯システム
110 バー
111 延長部
116 孔
120 抗ピンチプレート
121 錠止用切り欠き
126 孔
130 パッド
140 バンド
142 第1端部
144 第2端部
200 止血帯システム
210 錠止用バー
220 抗ピンチプレート
221 錠止用切り欠き
240 連続バンド
300 止血帯システム
310 バー
320 抗ピンチプレート
340 バンド
350 バックル
400 止血帯システム
410 バー
420 抗ピンチプレート
440 バンド
442 第1バンド
443 トンネルセグメント
444 第2バンド
445 固定位置
521 安定化用コード
530 抗ピンチプレート
550 コード
610 バー
611 延長部
620 抗ピンチプレート
621 錠止用切り欠き
626 バンド受け用孔
628 縫い付け自在部分

Claims (41)

  1. 止血帯システムであって、
    第1端部及び第2端部を有するバンドと、
    バーにして、第1端と、中間部と、第2端と、バンドを受け且つバンドを挿通し得るように該バーに形成した少なくとも1つの孔と、第1端又は第2端の少なくとも一方から伸延する少なくとも1つの錠止用突起と、を有する材料の細長部分を含むバーと、
    抗ピンチプレートにして、バンドを受け且つバンドを通し得るように形成した1つ以上のバンド受け用の孔を含み、該抗ピンチプレートの縁部に実質的に沿って形成した1つ以上の錠止用切り欠きを含み、該錠止用切り欠きが、バーの少なくとも一部分を抗ピンチプレートに固定するための手段を提供し、
    バンドの各部が1つ以上のバンド受け用の孔に挿通されることにより抗ピンチプレートに関するバンドの位置が維持され、
    バンドの第1端部がバーに形成した少なくとも1つの孔に挿通され、バンドの第2端部がバーに形成した少なくとも1つの孔に挿通され、
    抗ピンチプレートがバーの下方に位置決めされることにより、バーを回転させることによりバンドが締め付けられる際に材料がコブ状になる又はバンド内に撚り込まれるのが制限又は防止される止血帯システム。
  2. バンドが約2.54cm又はそれ以上の幅を有する請求項1の止血帯システム。
  3. バンドが実質的に非弾性の材料から形成される請求項1の止血帯システム。
  4. バンドが実質的に弾性の部分を含む請求項1の止血帯システム。
  5. バンドが、所望の四肢の外周に沿って位置決めされ且つバーと係合し得るに十分な長さを有する請求項1の止血帯システム。
  6. バンドの第1端部及び第2端部が連結して連続するバンドを形成する請求項1の止血帯システム。
  7. バーがその長さ部分に渡り湾曲している請求項1の止血帯システム。
  8. バーがその長さ部分に渡り実質的に平坦である請求項1の止血帯システム。
  9. バーの中間部に少なくとも1つの孔が形成される請求項1の止血帯システム。
  10. バーの端部近くに少なくとも1つの孔が形成される請求項1の止血帯システム。
  11. バーに形成される少なくとも1つの孔が、受けられたバンドがバーの長手方向軸と平行となる状態下に配向されるように形成される請求項1の止血帯システム。
  12. バーに形成される少なくとも1つの孔が、受けられたバンドがバーの長手方向軸と直交する状態下に配向されるように形成される請求項1の止血帯システム。
  13. 少なくとも1つの錠止用突起が、第1端部及び第2端部の少なくとも一方から伸延する実質的に“T”字形の延長部を含む請求項1の止血帯システム。
  14. 少なくとも1つの錠止用突起が、第1端部又は第2端部近くに形成した錠止用インデントにより確定される請求項1の止血帯システム。
  15. 抗ピンチプレートがその長さ部分に渡り湾曲される請求項1の止血帯システム。
  16. 抗ピンチプレートがその長さ部分に渡り実質的に平坦である請求項1の止血帯システム。
  17. バンド受け用の孔が、受けたバンドが抗ピンチプレートの長手方向軸と平行な状態に配向されるように形成される請求項1の止血帯システム。
  18. バンド受け用の孔が、受けたバンドが抗ピンチプレートの長手方向軸と直交する状態に配向されるように形成される請求項1の止血帯システム。
  19. 錠止用切り欠きが抗ピンチプレートの縁部により形成される請求項1の止血帯システム。
  20. 錠止用切り欠きが、抗ピンチプレートに取り付け又は連結したコード又はバンド材料を含む請求項1の止血帯システム。
  21. 少なくとも1つの錠止用突起が、止血帯システムの不使用時に錠止用切り欠きと相互作用してバーを抗ピンチプレートに釈放自在に固定し得るように形成される請求項1の止血帯システム。
  22. 抗ピンチプレートが、衣類への抗ピンチプレートの縫い付け自在の取り付けを支援する縫い付け自在部分を含む請求項1の止血帯システム。
  23. 止血帯システムに追加的な緩衝性を提供するべく抗ピンチプレートの下方に位置決めしたパッドを更に含む請求項1の止血帯システム。
  24. 抗ピンチプレートが衣類に取り付けられる請求項1の止血帯システム。
  25. 止血帯システムがズボンの脚部の上方部分近くに位置付けられる請求項24の止血帯システム。
  26. 止血帯システムがズボンの脚部の下方部分近くに位置付けられる請求項24の止血帯システム。
  27. 止血帯システムがシャツの腕部の上方部分近くに位置付けられる請求項24の止血帯システム。
  28. 止血帯システムがシャツの腕部の下方部分近くに位置付けられる請求項24の止血帯システム。
  29. 抗ピンチプレートが衣類の外側部分に取り付け又は連結される請求項24の止血帯システム。
  30. 抗ピンチプレートが衣類の内側部分に取り付け又は連結される請求項24の止血帯システム。
  31. 少なくとも1つの止血帯システムが衣類の内部に埋設され、該埋設した少なくとも1つの止血帯システムのバンドの少なくとも一部分が、衣類の内側表面の少なくとも1つに形成したチャンネルの内部に維持されることにより止血帯システムが衣類及び又は止血帯システム装着者の身体に関する所望の位置に維持される請求項1の止血帯システム。
  32. バンドの少なくとも一部分が、衣類の内側表面の周囲の少なくとも一部分の周囲に形成した一連のループにより衣類の内部に維持される請求項31の止血帯システム。
  33. 止血帯システムの非使用時に止血帯システムを保護するように作用し、また止血帯システム使用時には止血帯システムの少なくともバーへのアクセスを許容するフラップによってバーが覆われる請求項31の止血帯システム。
  34. 止血帯システムの非使用時に止血帯システムを保護するように作用し、また止血帯システム使用時には止血帯システムの少なくともバーへのアクセスを許容するアクセス用の孔によってバーが覆われる請求項31の止血帯システム。
  35. フラップが、ズボンの主ポケットの少なくとも一部を含む請求項31の止血帯システム。
  36. 止血帯システムであって、
    第1端部及び第2端部を有するバンドと、
    抗ピンチプレートにして、実質的にその縁部に沿って形成した1つ以上の錠止用切り欠きを含む抗ピンチプレートと、
    を含み、
    錠止用切り欠きが、バーの少なくとも一部を抗ピンチプレートに固定するための手段を提供し、
    抗ピンチプレートがバンドの下方に配置されることにより、バンドと抗ピンチプレートとの間に配置したバーを回転させてバンドを締め付ける際に材料がコブ状になる又はバンドに撚り込まれるのを制限又は防止する止血帯システム。
  37. 抗ピンチプレートが1つ以上のバンド受け用の孔を含み、該孔が、バンドを受け且つ該孔に挿通し得るように形成され、バンドの各部分を1つ以上のバンド受け用の孔に挿通させることにより、抗ピンチプレートに関するバンドの位置が維持される請求項36の止血帯システム。
  38. バンドの各端部が抗ピンチプレートの周囲に伸延される請求項36の止血帯システム。
  39. バンドが第1及び第2の各バンドを含み、該第1及び第2の各バンドが離間した各位置で相互に固定され、各固定位置間に於て第1のバンドと第2のバンドとの間にトンネルセグメントが形成され、該トンネルセグメントの少なくとも幾つかがその内部にバーを受け得るようになっている請求項36の止血帯システム。
  40. 止血帯システムであって、
    第1端部及び第2端部を有するバンドと、
    バーにして、第1端と、中間部と、第2端と、バンドを受け且つ該バンドを挿通し得るようにバーに形成した少なくとも1つの孔と、第1端及び第2端の少なくとも一方から伸延する少なくとも1つの錠止用突起と、を有する材料の細長部分と、
    抗ピンチプレートと、
    を含み、
    抗ピンチプレートが一つ以上のバンド受け用孔を含み、該バンド受け用孔がバンドを受け且つ挿通させるようになっており、
    抗ピンチプレートが、該抗ピンチプレートに取り付け又は連結したコード又はバンド材料の1つ以上の部分を含み、
    バンドの一部が1つ以上のバンド受け用の孔に挿通されることにより抗ピンチプレートに関するバンドの位置が維持され、
    第1端部が、バーに形成した少なくとも1つの孔に挿通され、第2端部が、バーに形成した少なくとも1つの孔に挿通され、
    抗ピンチプレートが、バーの下方に配置されることにより、バーを回転させてバンドを締め付ける際に材料がコブ状になる又はバンドに撚り込まれるのが制限又は防止される止血帯システム。
  41. 止血帯システムであって、
    第1端部及び第2端部を有するバンドと、
    バーにして、第1端と、中間部と、第2端と、バンドを受け且つバンドを挿通し得るようにバンドに形成した少なくとも1つの孔と、第1端及び第2端の少なくとも一方から伸延する少なくとも1つの錠止用突起と、を有する、材料の細長部分を含むバーと、
    抗ピンチプレートと、
    を含み、
    抗ピンチプレートが、1つ以上の錠止用切り欠きを含み、該錠止用切り欠きがバーの少なくとも一部分を抗ピンチプレートに固定するための手段を提供し、
    バンドの一部が抗ピンチプレートの周囲に伸延されることにより、抗ピンチプレートに関するバンドの位置が維持され、
    抗ピンチプレートがバーの下方に配置されることにより、バーを回転させてバンドを締め付ける際に材料がコブ状になる又はバンドに撚り込まれるのが制限又は防止される止血帯システム。
JP2009537180A 2006-11-15 2007-11-15 止血帯システム Abandoned JP2010509025A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/599,980 US20080221612A1 (en) 2006-11-15 2006-11-15 Internal tourniquet system
US90543107P 2007-03-07 2007-03-07
US96493207P 2007-08-16 2007-08-16
US96589707P 2007-08-24 2007-08-24
PCT/US2007/023800 WO2008060524A2 (en) 2006-11-15 2007-11-15 Tourniquet system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010509025A true JP2010509025A (ja) 2010-03-25
JP2010509025A5 JP2010509025A5 (ja) 2011-01-13

Family

ID=39402229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009537180A Abandoned JP2010509025A (ja) 2006-11-15 2007-11-15 止血帯システム

Country Status (10)

Country Link
US (1) US9730703B2 (ja)
EP (1) EP2099366B1 (ja)
JP (1) JP2010509025A (ja)
AU (1) AU2007319895A1 (ja)
BR (1) BRPI0717185A2 (ja)
CA (1) CA2669797C (ja)
IL (1) IL198791A (ja)
MX (2) MX2009005283A (ja)
SV (1) SV2009003262A (ja)
WO (1) WO2008060524A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522630A (ja) * 2008-06-06 2011-08-04 シンピリカ・スパイン・インコーポレーテッド バンドを固定するための方法および装置
JP6422066B1 (ja) * 2017-09-12 2018-11-14 田村装備開発株式会社 止血帯
JP2020512913A (ja) * 2017-03-23 2020-04-30 タクティカル メディカル ソリューションズ, エルエルシーTactical Medical Solutions, Llc 回転可能なバックル組立体を備える止血帯

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2185079B1 (en) * 2007-08-24 2021-10-06 Keith J. Rose Tourniquet system
US10206687B2 (en) 2014-04-22 2019-02-19 Armr Systems Llc Hemorrhage control device
US9592059B2 (en) * 2014-11-09 2017-03-14 Rick Shawn Fry Battle application tourniquet for limb
USD828565S1 (en) * 2017-01-19 2018-09-11 H&H Medical Corporation Windlass
USD826407S1 (en) * 2017-01-19 2018-08-21 H&H Medical Corporation Windlass
USD828564S1 (en) * 2017-01-19 2018-09-11 H&H Medical Corporation Windlass
USD826408S1 (en) * 2017-01-19 2018-08-21 H&H Medical Corporation Windlass
USD828566S1 (en) * 2017-01-19 2018-09-11 H&H Medical Corporation Windlass
US20180257747A1 (en) * 2017-01-27 2018-09-13 Claude Haskins Surf leash tourniquet device and related methods
GB2565265B (en) * 2017-06-16 2022-03-09 Citizenaid Ltd A tourniquet tensioning device
USD855186S1 (en) * 2017-08-30 2019-07-30 Mark L. Donald Windlass
US10335160B1 (en) 2019-03-05 2019-07-02 Ballistipax, LLC Tourniquet belt
CA3100531A1 (en) * 2019-11-26 2021-05-26 Acme United Corporation Medical tourniquet
UA151561U (uk) * 2022-07-04 2022-08-10 Володимир Анатолійович Затіруха Кровоспинний джгут-турнікет

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US35038A (en) * 1862-04-22 Improvement in buckles
US268407A (en) * 1882-12-05 Surgical tourniquet
US947284A (en) * 1909-01-08 1910-01-25 Joseph S Sourek Buckle.
US1566235A (en) * 1925-06-27 1925-12-15 Sheehan John Henry Tourniquet
US1743452A (en) * 1928-11-02 1930-01-14 Walter E Hatch Tourniquet
US2084412A (en) * 1932-03-15 1937-06-22 Theodore H Low Buckle
US2113534A (en) * 1936-10-24 1938-04-05 Burroughs Wellcome Co Tourniquet
US2152922A (en) * 1937-06-30 1939-04-04 Wallace W Robinson Zonal hemorrhage-checking compression plate
US2387428A (en) * 1943-07-12 1945-10-23 Norman W Brothers Tourniquet
US2480430A (en) * 1945-07-12 1949-08-30 Walters John Nugent Finger-weight artery compressor
US2518921A (en) * 1947-06-03 1950-08-15 Reginald A Middaugh Automatic suture or tourniquet
US2702551A (en) * 1951-07-19 1955-02-22 Edward P Tice Jr Tourniquet-equipped garment
US2754825A (en) * 1953-03-13 1956-07-17 William F Richmond Mechanical tourniquet
US2893394A (en) * 1957-08-16 1959-07-07 George W Fillauer Sr Tourniquet
FR2255025B1 (ja) * 1973-12-19 1977-06-10 Fabrication Aeronautique Et
US4273130A (en) * 1978-12-11 1981-06-16 Simpson Judith V Constrictor
US5628723A (en) * 1991-08-30 1997-05-13 Grau; Bernard Emergency bandage
US6852089B2 (en) * 1999-04-30 2005-02-08 Innovative Medical Corporation Compression garment for selective application for treatment of lymphedema and related illnesses manifested at various locations of the body
US6477710B1 (en) * 2000-05-30 2002-11-12 Feyisayo Ojoyeyi Garment for concealing patient medical appliances
US6899720B1 (en) * 2000-12-14 2005-05-31 Diane C. McMillan Tourniquet
US6533802B2 (en) * 2001-05-16 2003-03-18 Smith & Nephew, Inc. Endobutton continuous loop for bone-tendon-bone
US6884254B2 (en) * 2001-08-03 2005-04-26 Shan L. Brooks Tourniquet system
US6746470B2 (en) * 2002-01-18 2004-06-08 Mcewen James Allen Emergency and military tourniquet for pre-hospital use
US20050049630A1 (en) * 2002-04-18 2005-03-03 Robert Ambach Tourniquet device for single-handed operation
US6960223B1 (en) * 2002-04-18 2005-11-01 Robert Ambach Tourniquet device for single-handed operation
US7776064B2 (en) * 2004-04-21 2010-08-17 Tactical Medical Solutions, Inc. Tourniquet article
DE05757785T1 (de) * 2004-06-08 2007-10-11 Phil Durango LLC, Golden Staumanschette und anwendungsverfahren
WO2006116413A2 (en) * 2005-04-26 2006-11-02 Rutherford, David Tactical combat tourniquet
US8348970B2 (en) * 2005-06-20 2013-01-08 Mark Donald Military emergency tourniquet
US7604651B1 (en) * 2006-01-30 2009-10-20 John Harris Military clothing having built-in tourniquets
US20080221612A1 (en) * 2006-11-15 2008-09-11 Rose Keith J Internal tourniquet system
US20080183207A1 (en) * 2007-01-25 2008-07-31 Horne John N Tourniquet
US20090024159A1 (en) * 2007-07-21 2009-01-22 Joseph Patrick Nee Tourniquet with wooden windlace
US7892253B2 (en) * 2007-08-28 2011-02-22 Phil Durango, Llc Tourniquet and method of use

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522630A (ja) * 2008-06-06 2011-08-04 シンピリカ・スパイン・インコーポレーテッド バンドを固定するための方法および装置
JP2020512913A (ja) * 2017-03-23 2020-04-30 タクティカル メディカル ソリューションズ, エルエルシーTactical Medical Solutions, Llc 回転可能なバックル組立体を備える止血帯
JP6422066B1 (ja) * 2017-09-12 2018-11-14 田村装備開発株式会社 止血帯
JP2019048001A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 田村装備開発株式会社 止血帯

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008060524A3 (en) 2008-08-28
IL198791A0 (en) 2010-02-17
MX2009005283A (es) 2009-09-24
CA2669797C (en) 2014-10-21
IL198791A (en) 2014-02-27
SV2009003262A (es) 2009-10-27
EP2099366B1 (en) 2016-02-24
WO2008060524A2 (en) 2008-05-22
EP2099366A2 (en) 2009-09-16
MX339681B (es) 2016-06-03
US20100286724A1 (en) 2010-11-11
AU2007319895A1 (en) 2008-05-22
US9730703B2 (en) 2017-08-15
EP2099366A4 (en) 2014-05-07
BRPI0717185A2 (pt) 2014-04-01
CA2669797A1 (en) 2008-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010509025A (ja) 止血帯システム
US11160560B2 (en) Tourniquet system
US9750507B2 (en) Emergency tourniquet devices and associated methods of use and manufacture
US10022088B2 (en) Wearable sensor retaining device
US8465514B1 (en) Tourniquet system
US20100200627A1 (en) Ankle Tourniquet Holster
US7926117B2 (en) Ballistic resistant garment quick release system
CN101662991A (zh) 止血带系统
US20090025126A1 (en) Protective garment
KR101711841B1 (ko) 네크 장치 및 그 사용 방법
US20170354422A1 (en) Emergency arterial tourniquet device and associated methods of use and manufacture
US20200355469A1 (en) Tactical shoulder garment
US20230310008A1 (en) Systems and methods for a harness attachment hook
US11298139B2 (en) Tourniquet belt
JP2024038436A (ja) 血流制限スポーツ衣料
WO2019036203A1 (en) EMERGENCY ARTERIAL TOURNAMIC DEVICES AND RELATED METHODS OF USE AND MANUFACTURE
US11730488B2 (en) Holster and tourniquet device and method of use
US20210259395A1 (en) Support strap with integrated windlass tourniquet
US20240090607A1 (en) Tourniquet Hat Assembly
US20230038923A1 (en) Wearable safety tourniquet assembly for chainsaw chaps
US20210106340A1 (en) Support strap with integrated windlss toumiquet

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101115

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20120625