JP2011522630A - バンドを固定するための方法および装置 - Google Patents

バンドを固定するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011522630A
JP2011522630A JP2011512721A JP2011512721A JP2011522630A JP 2011522630 A JP2011522630 A JP 2011522630A JP 2011512721 A JP2011512721 A JP 2011512721A JP 2011512721 A JP2011512721 A JP 2011512721A JP 2011522630 A JP2011522630 A JP 2011522630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
roller
tether
roller element
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011512721A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5466229B2 (ja
JP2011522630A5 (ja
Inventor
ベネット,イアン
フィールディング,ルイス
マランデイン,ユーグ
アラミン,トッド
Original Assignee
シンピリカ・スパイン・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンピリカ・スパイン・インコーポレーテッド filed Critical シンピリカ・スパイン・インコーポレーテッド
Publication of JP2011522630A publication Critical patent/JP2011522630A/ja
Publication of JP2011522630A5 publication Critical patent/JP2011522630A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5466229B2 publication Critical patent/JP5466229B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/82Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin for bone cerclage
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7062Devices acting on, attached to, or simulating the effect of, vertebral processes, vertebral facets or ribs ; Tools for such devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/84Fasteners therefor or fasteners being internal fixation devices
    • A61B17/842Flexible wires, bands or straps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/88Osteosynthesis instruments; Methods or means for implanting or extracting internal or external fixation devices
    • A61B17/8869Tensioning devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
    • A61B17/70Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
    • A61B17/7053Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant with parts attached to bones or to each other by flexible wires, straps, sutures or cables

Abstract

植込み可能テザーを解放可能に固定するための外科的締付け機構には、中央通路を有するハウジングが含まれている。ハウジングは、入口開口、出口開口およびそれらの間に延在している側通路を有している。ローラ・エレメントは、開口が貫通している側壁を有しており、また、ローラは、入口開口および出口開口が少なくとも部分的にローラ開口と整列するよう、少なくとも部分的に中央通路の中にスライド可能に配置されている。これによりテザーの中央通路の通過が許容される。ローラ・エレメントを第1の方向に回転させることによってローラの周囲にテザーが巻き付けられ、それによりローラ・エレメント、ハウジングおよびテザーの間に摩擦界面が生成される。固定機構は、ハウジングまたはローラ・エレメントのいずれかに手術可能に接続され、かつ、中央通路内におけるローラの回転を防止するように適合されており、また、ローラからのテザーの解放を防止するように適合されている。

Description

本発明は一般に医療方法および医療装置に関する。より詳細には、本発明は、背痛を有する患者の脊柱屈曲を制限するため、もしくは長骨骨折および転子骨折における骨折固定をもたらすための方法およびデバイスなどの整形外科内部固定、またはテザーを使用することができる他の整形外科用途に関する。
慢性下背部疼痛の主な原因は、内部椎間板破壊としても知られている椎間板に原因する疼痛である。椎間板に原因する疼痛を患っている患者は、若い傾向にあり、あるいは疼痛が背中に局部化された健康な個体の傾向にある。椎間板に原因する疼痛は、通常、脊柱のL4〜L5連結またはL5〜S1連結に位置している椎間板に生じる。疼痛には、患者が患者の腰椎脊柱を屈曲した状態に置くと(つまり座るか、または前方に屈むことによって屈曲した状態に置くと)痛みが一層激しくなり、また、患者が患者の腰椎脊柱を伸展した状態に置くと(つまり立つか、または後方に曲げることによって伸展した状態に置くと)痛みが和らぐ傾向がある。屈曲および伸展は、腰椎分節の機械的荷重パターンを変化させることが知られている。分節が伸展状態にある場合、分節によって支えられる軸方向の荷重は、椎間板および切子面関節によって共有される(荷重の約30%は切子面関節によって支えられる)。屈曲状態では、分節荷重は、そのほとんどすべてが椎間板によって支えられる。さらに、環(これは神経支配されている)の後方部分に対する荷重を変化させる後方への核変移は、その線維を引張り力およびせん断力に露出する原因になっているようである。また、分節屈曲は、椎間板によって支えられる両方の荷重を大きくし、それらを支える際の疼痛をより激しくしている。椎間板に原因する疼痛は、患者を全く不具にする可能性があり、患者によっては、さもなければ人生を楽しむことができる患者の労働能力に劇的に影響を及ぼすことがある。
椎間板に原因する下背部の疼痛を患っている患者が経験する疼痛は、屈曲不安定性として考えることができ、また、他の状態で明らかにされる屈曲不安定性に関連している。これらの中で最も流行しているのは、異常分節並進運動が分節屈曲によって一層悪化する脊柱状態である脊椎すべり症である。したがって記述されている方法およびデバイスは、脊柱分節屈曲を防止し、または制御することが望ましいこれらの他の脊柱障害または分節屈曲に関連する治療にも間違いなく有用である。本明細書において記述されている方法およびデバイスを使用することができる他の用途は、運動を制限し、治癒を促進し、かつ、手術後における疼痛を軽減するための脊柱融合に関連している。別法としては、記述されている方法およびデバイスは、椎骨形成術、総椎間板置換術、核増量および輪状修復を含む脊柱の前柱の他の治療に関しても間違いなく有用である。テザー、ケーブルまたはテープを使用することができる総合的な整形外科または外科用途が想定されている。その一例は、骨折の治癒を容易にするために骨の周囲に締結デバイスが巻き付けられ、取り付けられ、かつ、しっかりと締め付けられる転子骨折固定である。同様に、このデバイスは、長骨骨折を固定するための締結デバイスと共に使用することも可能である。
椎間板に原因する疼痛を患っている患者は、患者の痛みのある分節を屈曲させることになる着座などの位置を回避し、また、患者の痛みのある分節を伸展した状態に維持する起立などの位置を取ることによって患者の症候群に適応している。椎間板に原因する疼痛を軽減するための手法の1つには、事務所の椅子にしばしば見られる腰椎支持枕の使用が含まれている。遍在する腰椎支持枕の試行されている効果も、生物機械的には、痛みのある腰椎分節を痛みが小さい伸展位置にさらに維持することである。
椎間板に原因する慢性的な疼痛であると診断された患者のための現在の治療代替は極めて限られている。多くの患者は、物理療法、マッサージ、抗炎症性および鎮痛薬投薬、筋肉弛緩薬および硬膜外ステロイド注射などの保存療法経路に従っているが、一般的には極めて激しい疼痛を継続して患っている。他の患者は、一般的には隣接する脊椎の融合と共に椎間板切除(椎間板の除去)を必要とする脊柱融合外科手術を受けることを選択している。また、融合には、罹患した脊柱分節の、例えば茎ねじおよび安定化ロッドを始めとする器械使用が含まれていても、または含まれていなくてもよい。融合は、不可逆性であり、費用がかかり、高移動性に関連し、また、その有効性に疑問があるため、椎間板に原因する疼痛のためには一般的には推奨されない。しかしながら、椎間板に原因する疼痛のための脊柱融合は、その欠点にもかかわらず、有効な代替が欠乏しているため、依然として広く実施されている。
実際には広く使用されていないが、米国食品医薬品局(FDA)がその使用を認可している一代替方法は、棘状突起または他の椎骨エレメントを取り囲み、それにより運動に対する制限を生成することができる骨締結デバイスの適用である。内科医は、通常、解剖学的構造に一定の強い力を加えるデバイスに張力つまり伸びを加え、それにより分節が1つの位置に固定され、事実上、運動が許容されなくなる。このようなデバイスを適用した後に許容される運動の欠乏は、付随して実施される融合の可能性を改善するのに有用であると考えられており、融合が生じない場合、これらのデバイスは、デバイスが破損し、またはデバイスが取り付けられる棘状突起が破損するため、失敗することになる。これらのデバイスは、静的に適用するために設計されており、屈曲に対する動的弾性抵抗を運動範囲全体にわたって許容するようには設計されていない。上で説明した骨締結デバイスおよび他の技法の目的は、重要な椎骨分節の測定可能な運動をほぼ完全に制限することである。所与の分節における運動のこの損失は、隣接する分節に異常な荷重および運動をもたらし、最終的には隣接する分節を病的状態にすることになる。
他の解決法には、脊柱分節に結合された、テザーなどの弾性構造の使用が含まれている。弾性構造は、屈曲に対する受動抵抗を大きくし、かつ、しばしば実質的に非制限の脊柱伸展を許容することによって疼痛を和らげることができる。この解決法は、疼痛を和らげるために既に患者が使用している姿勢による適応の機械的効果を模倣している。
テザー構造を使用した脊柱インプラントは、現在、商用的に入手することができる。このようなインプラントの1つは、隣接する脊椎をそれらの茎を介して結合している。このインプラントには、スペーサ、テザーおよび茎ねじが含まれている。インプラントを設置するために、椎間板および脊椎骨の選択された部分が除去される。次に、脊柱の両側の隣接する2つの茎を結合するためにインプラントが配置される。茎ねじによってインプラントが所定の位置に固着される。テザーが止めねじを使用して茎ねじに締め付けられ、重要な脊椎の伸展/屈曲運動が制限される。かなりの組織が除去されるため、また、茎の中にねじが配置されるため、インプラントおよび付随する外科的方法は高度に侵襲性であり、また、インプラントは、しばしば不可逆的に植え込まれる。また、神経根を損傷する高い危険性が付随している。止めねじの先端がテザーを締め付ける部分では、テザーが侵食され、微粒子デブリスを生成することがある。
テザー構造を使用している他のインプラントは、上記インプラントとは異なり、隣接する脊椎をそれらの突起を介して結合している。これらのインプラントには、テザーおよびスペーサが含まれている。インプラントを設置するために、棘上靭帯が一時的に持ち上げられ、かつ、変位される。次に、隣接する2つの重要な脊椎間の棘突間靭帯が永久的に除去され、棘突間の間空にスペーサが挿入される。次に、隣接する棘突間靭帯を介して、隣接する2つの脊椎の突起の周囲にテザーが巻き付けられ、次に、スペーサによって、またはさらに、スペーサに締め付けられた個別のコンポーネントによって所定の位置に機械的に固着される。次に、棘上靭帯がその元の位置に戻される。このようなインプラントおよび付随する外科的方法には欠点がある。これらのインプラントは、毎日の活動中、棘状突起を頻繁に重い荷重にさらし、場合によっては棘状突起を破壊し、または侵食することがある。さらに、スペーサは、患者を分節後弯の状態に置くことがあり、潜在的に、矢状平衡の欠乏に関連する長期間にわたる臨床上の問題を招くことがある。テザーを固着するプロセスは、外科医にとってその実施が極めて複雑な手技であることがしばしばであり、外科手術をより一層侵襲性にしている。また、既に言及したように、棘突間靭帯が永久的に除去される。したがってこのデバイスの適用は不可逆的である。
ごく最近、比較的非侵襲性の脊柱インプラントが紹介された。上で言及したインプラントと同様、これらの脊柱インプラントは、一対または複数の対の棘状突起の上に置かれ、屈曲中、ばらばらに広がった棘状突起に弾性制限をもたらす。しかしながら、スペーサは使用されておらず、また、棘突間靭帯も永久的には除去されない。したがってこれらのインプラントは比較的非侵襲性であり、また、可逆的に植え込むことができる。このインプラントには、典型的には、テザーおよびテザーのための固着機構が含まれている。テザーは、織られたポリエステル(PET)またはポリエチレンなどの可撓性重合織物、多重撚線ケーブルまたは他の可撓構造から構築することができる。テザーは、隣接する脊椎の突起の周囲に巻き付けられ、次に、固着機構によって固着される。固着機構は、テザーおよびストラップの指標付けを含むことができ、例えばテザーおよび固着機構には、これらの2つをインタロックする、歯、フック、ループ、等々などの離散界面が含まれている。また、極めて強力な締付けを使用してテザーを固着機構に押し付け、かつ、テザーと固着機構をインタロックすることができる。知られている多くの実施態様は、止めねじの先端を使用して、またはファスナのねじが切られた部分を使用してテザーを締め付けることができる。しかしながら、脊柱インプラントに加えられる機械的な力は、互いに界面をなしているテザーおよび固着機構の特定の部分に向かって非一様に分散する。したがってこれらの部分は、一般的には摩滅、磨耗または他の損傷に対してより敏感であり、したがって全体としてのこれらの脊柱インプラントの信頼性が低くなっている。知られている他の方法には、他のコンポーネントをまとめて引き出して締付け力を生成するために、ねじまたはボルトが使用されている。これらの方法は、潜在的に損傷する可能性のある荷重を回避することはできるが、より多くのサブコンポーネントを導入することによってアセンブリの機械的な複雑性が増している。他の方法にはバックルが使用されており、このバックルを介してテザーが曲がりくねった経路を縫うようにして通り、それによりテザーを保持するための十分な摩擦が生成される。テザーは、複数の表面の周囲に、複数の開口を介して縫うようにして通さなければならないため、これらのバックルは、場合によってはその使用および調整が厄介ではあるが、それらは、通常、テザーの一定の長さにわたって荷重を分散させる。上で言及した方法の多くには、しばしば創傷内で、外科手順の間にしばしばアセンブルしなければならない複数のコンポーネントの使用が含まれている。これは、外科手順の時間を余計に長くし、また、外科手順をさらに複雑に、かつ、危険にしている。
上で言及した理由により、このような脊柱インプラントのテザーをまとめて固着するための改良型方法および装置が提供されることが望ましい。詳細には、このような方法および装置は、比較的非侵襲性でなければならず、また、外科医によって、外科固着で、より容易に、可逆的に、反復可能に、安全かつ高い信頼性でテザーをインプラントに固着することができなければならない。
(文献の記載)
重要な特許および公開出願には、米国特許第3648691号、第4643178号、第4743260号、第4966600号、第5011494号、第5092866号、第5116340号、第5180393号、第5282863号、第5395374号、第5415658号、第5415661号、第5449361号、第5456722号、第5462542号、第5496318号、第5540698号、第5562737号、第5609634号、第5628756号、第5645599号、第5725582号、第5902305号、第Re36221号、第5928232号、第5935133号、第5964769号、第5989256号、第6053921号、第6248106号、第6312431号、第6364883号、第6378289号、第6391030号、第6468309号、第6436099号、第6451019号、第6582433号、第6605091号、第6626944号、第6629975号、第6652527号、第6652585号、第6656185号、第6669729号、第6682533号、第6689140号、第6712819号、第6689168号、第6695852号、第6716245号、第6761720号、第6835205号、第7029475号、第7163558号、公開米国特許出願第US2002/0151978号、第US2004/0024458号、第US2004/0106995号、第US2004/0116927号、第US2004/0117017号、第US2004/0127989号、第US2004/0172132号、第US2004/0243239号、第US2005/0033435号、第US2005/0049708号、第2005/0192581号、第2005/0216017号、第US2006/0069447号、第US2006/0136060号、第US2006/0240533号、第US2007/0213829号、第US2007/0233096号、公開PCT出願第WO01/28442A1号、第WO02/03882A2号、第WO02/051326A1号、第WO02/071960A1号、第WO03/045262A1号、第WO2004/052246A1号、第WO2004/073532A1号、および公開外国出願第EP0322334A1号およびFR2681525A1号が含まれている。脊柱分節に加えられる可撓拘束の機械的な特性は、Pappら(1997)のSpine22:151−155、Dickmanら(1997)のSpine22:596−604、およびGarnerら(2002)のEur.Spine J.S186−S191、Al Bazら(1995)のSpine20、No.11,1241−1244、Heller(1997)のArch.Orthopedic and Trauma Surgery、117、No.1−2:96−99、Leahyら(2000)のProc.Inst.Mech.Eng.Part H:J.Eng.Med.214、No.5:489−495、Minnsら(1997)のSpine22No.16:1819−1825、Miyasakaら(2000)のSpine25、No.6:732−737、Shepherdら(2000)のSpine25、No.3:319−323、Shepherd(2001)のMedical Eng.Phys.23、No.2:135−141、およびVoydevilleら(1992)のOrthop Traumatol 2:259−264に記載されている。
本発明によれば、植込み可能外科テザーを解放可能に固定するための締付け機構および方法が提供される。例示的整形外科用途には、少なくとも1つの脊柱分節の屈曲の制限、または破壊した骨の一体固着が含まれている。より詳細には、提供される締付け機構および方法は、椎間板に原因する疼痛、および変性脊椎すべり症などの他の状態を治療するための、脊柱インプラントを配置し、かつ、植込む方法およびデバイスに対する改善に関している。具体的には、このような配置方法および植込み方法は、提供される締付け機構および方法により、より非侵襲性であり、手術がより容易になり、また、信頼性がより高く、かつ、より可逆性であるようになされている。
第1の態様では、本発明により、植込み可能テザーを解放可能に固定するための外科的締付け機構が提供される。この機構は、ハウジングと、ローラ・エレメントと、固定機構とを備えている。ハウジングは、ハウジングを貫通している中央通路、入口開口を画定している第1の側表面、および出口開口を画定している第2の側表面を有している。側通路は、入口開口と出口開口の間に延在している。ローラ・エレメントは側壁を有しており、この側壁は、側壁を貫通している開口を画定している。ローラ・エレメントは、入口開口および出口開口が少なくとも部分的にローラ開口と整列し、それによりテザーの通過が許容されるよう、少なくとも部分的に中央通路の中にスライド可能に配置されている。ローラ・エレメントの第1の方向の回転により、ローラ・エレメントの周囲にテザーが巻き付けられ、それにより、曲がりくねった、つまり蛇行した経路がテザーに生成され、この蛇行した経路によって、ローラ・エレメント、ハウジングおよびテザーの間に摩擦が生成される。固定機構は、ハウジングまたはローラ・エレメントのいずれかに手術可能に接続され、また、ハウジングの中央通路内におけるローラの回転を防止するように適合されており、また、ローラからのテザーの解放を防止するように適合されている。生成される曲がりくねった経路によってストラップがその平面内で変形することはない。
様々な実施形態では、ローラ・エレメントは、さらに、様々な特徴を含むことができる。ローラ・エレメントは、中央通路の中に回転配置することができ、またはハウジングにねじ込み可能に係合させることができる。さらに、ローラ・エレメント上またはハウジング上のいずれかのねじ山を部分的に変形させることができ、それによりローラ・エレメントをハウジングにさらに固着することができる。ローラ・エレメントは、テザーをハウジングに対して所定の位置に回転固定することができる。ローラ・エレメントは、ドライバ特徴を備えることができる。ドライバ特徴は、ローラ・エレメントの回転を許容するためのツールを受け取るように適合されている。ドライバ・エレメントは、例えばPhillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッドまたはヘックス・ヘッドであってもよい。ローラ・エレメントは、様々な形状を有することができる。例えばローラ・エレメントは、実質的に円筒状の形、または偏心した形にすることができる。締付け機構は、さらに、ハウジングに結合されたピンを備えることができ、また、ローラ・エレメントは、ピンを受け取るように適合された溝を備えることができ、それによりローラ・エレメントがハウジングに固定される。ローラ・エレメントは、ハウジングに対するローラの回転を制限するように適合されたアライメント特徴を備えることができる。ハウジングは、ローラおよび/または固定エレメントを保持するように適合されたフランジを備えることができる。ローラ・エレメントは、ローラ開口をハウジング内の第1および第2の側開口に整列させるように適合されたアライメント特徴を備えることができる。アライメント特徴は、例えばピンまたは肩であってもよい。また、アライメント特徴は、ローラの移動を制限するハウジングの特徴であってもよい。アライメント特徴の目的は、ローラの回転を拘束することであるが、例えばローラ・エレメントをハウジングにねじ込み可能に係合させることができる場合、ローラのその軸に沿った並進運動を直接制限することも可能である。また、ローラをハウジングにねじ込み可能に係合させることができる場合、ねじ山のため、ローラが回転すると並進運動することになる。したがって、例えばフランジまたは他の表面を使用してローラの並進運動を直接拘束することにより、さらにローラの回転を拘束することができる。このシステムは、製造上の利点をもたらすことができる。
いくつかの実施形態では、固定機構は、ハウジングにねじ込み可能に係合させることができる止めねじを備えている。固定部材上またはハウジング上のいずれかのねじ山を部分的に変形させることができ、それにより固定部材をハウジングにさらに固着することができる。止めねじは、ローラ・エレメントに対して係合させることができる。止めねじは、止めねじの回転を許容するためのツールを受け取るように適合されたドライバ特徴を備えることができる。ドライバ特徴は、例えばPhillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッドまたはヘックス・ヘッドであってもよい。止めねじ上のドライバ特徴は、止めねじがハウジングにねじ込み可能に係合している間、ローラ・エレメントを回転させるためのツールを備えたローラ・エレメントへのアクセスを許容する十分な大きさの開口を備えることができる。固定機構は、ローラおよび/またはハウジングに摩擦係合させることができる。固定機構は、締付け機構全体が不可分アセンブリになるよう、フランジなどの特徴によってハウジングの中にローラと共にがんじがらめの状態で保持することができる。フランジは、この不可分性を生成するために溶接するか、またはプレスばめすることができる。他の実施形態では、固定機構は、ローラ・エレメントとハウジングの間に摩擦ばめを備えることができる。好ましい実施形態では、ハウジング、ローラ・エレメントおよび固定機構は、一体で保持され、締付け機構が損傷しない限り互いに不可分である。
いくつかの実施形態では、締付け機構は、ハウジングに結合されたピンを備えることができる。固定機構は、ピンを受け取るように適合された溝を備えており、それにより固定機構をハウジングに固定している。他の実施形態では、ピンまたは肩などの回転制限エレメントがハウジングに結合されており、また、固定機構は、回転固定エレメントを受け取るためのレシーバを有しており、それによりハウジングに対する固定機構の回転を制限している。ローラの場合と同様、固定エレメントの回転は、その軸に沿った固定エレメントの並進運動を制限することによって拘束することができる。ねじが切られた固定エレメントの並進運動を制限することにより、さらにエレメントの回転を制限することができる。固定エレメントおよびローラ・エレメントは、固定エレメントの並進運動および/または回転を拘束することにより、延いては、ローラ・エレメントの回転の限界部分で、ローラを介した開口がハウジングの入口開口および出口開口と整列するようにローラ・エレメントの並進運動および/または回転が拘束されるように、互いに直列に配置することができる。これにより、これらの開口を介してテザーを容易に直接挿入することができる。
さらに他の実施形態では、ハウジングは、様々な特徴を含むことができる。ハウジングは、固定エレメントを保持するように適合されたフランジを備えることができる。ハウジングの入口開口および出口開口は、長方形のスロットのような形にすることができる。ハウジングは、ハウジングまたはローラ・エレメントのいずれかに結合され、ローラ開口をハウジング内の入口開口および出口開口に整列させるように適合されたピンまたは肩などのアライメント特徴を備えることができる。入口開口および出口開口は、それぞれ第1および第2の側開口と呼ぶことも可能である。ハウジングは、第3および第4の外部表面を有することができ、また、この第3の外部表面から第4の外部表面まで中央通路を延在させることができる。
締付け機構は、様々な目的でローラ・エレメントを回転させることができるように構成することができる。ローラ・エレメントは、摩擦界面を生成するために約180度回転させることができる。他の実施形態では、ローラ・エレメントは、所望の長さのテザーをハウジングの中に後退させるために、選択された量だけ回転するように適合されている。選択される量は、ローラ・エレメントの約1/4回転から約2回転の完全な回転までの範囲から選択することができる。ローラ・エレメントを回転させることにより、テザーが第1の側開口と第2の側開口の間を通過する際に、テザーのための曲がりくねった経路を生成することができる。ローラを回転させることによってテザーを固定することができ、したがってテザーの位置をハウジングに対して固定することができる。ローラを回転させることによって、テザーの動作端および尾部端の両方をローラに向かって内側に後退させることができる。したがって、後退させるテザーの動作端の長さを尾部端の長さと比較して同じ長さにすることも、または異なる長さにすることも可能である。ローラのサイズは、所望する特定の長さのテザーが後退するように設計することができる。ローラ・エレメントを第1の方向とは逆の第2の方向に回転させることにより、テザーをローラ・エレメントからほどくことができ、それによりテザーと締付け機構の間の摩擦ばめを小さくすることができる。ローラは、後退するテザーの長さが手術者によって制御されるよう、可変量だけ回転させることができる。したがってアタッチメント機構の連続調整可能性がさらに改善される。
多くの実施形態では、締付け機構は、さらに、ハウジングに対するローラの相対位置に関する視覚、触覚または可聴フィードバックを手術者にもたらすように適合された位置指示器を備えることができる。位置指示器は、移動止めまたは較正マークをハウジング上またはローラ・エレメント上のいずれかに備えることができ、また、それらは、x線、蛍光透視法または他の放射線透過写真法の下で視覚化することができる放射線不透過性であってもよい。
テザーは、好ましいことには、テザーが位置している平面に沿って非変形状態を維持し、また、テザーは、テザーをねじったり、または湾曲させる必要がないよう、ストラップのすべての曲率の中心がローラの軸に対して平行の軸になるように、テザーが位置している平面に対して横方向に位置している平面に沿ってのみ変形する。テザーは、しばしば、隣接する棘状突起間の屈曲、または棘状突起と仙骨の間の屈曲を制限するように適合された棘状突起拘束デバイスを備えることができる。また、テザーは、例えば骨折した骨を一体保持する場合などのように複数の解剖学的構造を一体保持するためなどの他の外科用途のために使用することも可能である。
他の態様では、本発明により、植込み可能テザーを解放可能に固定するための方法が提供される。テザーは、ハウジング内の開口を介して、また、ローラ・エレメント内の開口を介して進められる。テザーは、ハウジングおよびローラ・エレメントを介して、単一の直線運動で前進させることができる。ローラ・エレメントは、少なくとも部分的にハウジングの中に配置されている。ローラ・エレメントは、テザーをハウジングの中に後退させ、それによりテザーを曲がりくねった経路に形成して、テザーを保持するための十分な摩擦をローラ・エレメントとハウジングの間に生成するために、第1の方向に回転する。ローラ・エレメントは、ハウジングに対して所定の位置に解放可能に固定される。
様々な実施形態では、提供される方法は、さらに、様々なステップおよび/または特徴を含むことができる。ローラは、ハウジングにねじ込み可能に係合させることができる。ローラを第1の方向に回転させるステップは、ローラを約180度回転させるステップを含むことができ、テザーをハウジングに対して所定の位置に固定することができ、ローラ・エレメントと係合したツールを回転させるステップを含むことができ、および/またはテザーの動作端および尾部端の両方をローラに向かって内側に後退させることができる。また、ローラを回転させることにより、それと同時にローラを固定することも可能である。ローラを回転させるステップは、所望の長さのテザーをハウジングの中に後退させるために、選択された量だけローラを回転させるステップを含むことができる。選択される量は、ローラ・エレメントの約1/4回転から約2回転の完全な回転までの範囲から選択することができる。ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップは、ピンをハウジングの中に配置するステップを含むことができ、または止めねじをハウジングにねじ込み可能に係合させるステップを含むことができる。また、ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップは、ローラ・エレメントをハウジングにねじ込み可能に係合させるステップを含むことができ、またはローラとハウジングの間の静止摩擦に手動で打ち勝つステップを含むことができる。ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップは、ローラ・エレメントをハウジングの中に押し込み、それにより摩擦ばめを生成するステップを含むことができる。また、ハウジングの中央通路内におけるローラ・エレメントの縦方向の運動を拘束し、それにより、ねじが切られたローラ・エレメントの回転を制限することも可能である。
いくつかの実施形態では、無線周波経皮トランスミッタなどのコントローラによって外部からローラを制御することができる。したがって患者または内科医は、追加外科手術を必要とすることなくテザーを調整し、インプラントを微調整することができる。したがって患者は、異なる物理的活動、身体位置、および下背部の疼痛に影響を及ぼす他の要因に適応するために、容易にテザーを調整することができる。
提供される方法は、さらに、追加ステップを含むことができる。ハウジング開口は、ローラ開口を介したテザーの前進を許容するために、ローラ開口に整列させることができる。ローラ・エレメントは、第1の方向とは逆の第2の方向に回転させることができ、それによりテザーをローラ・エレメントからほどいて、ローラ・エレメントとハウジングの間の摩擦ばめを小さくすることができる。位置指示器をモニタすることができる。位置指示器は、ハウジングに対するローラの相対位置を指示する。この機構のすべてのコンポーネントは、ハウジング内にがんじがらみの状態で保持することができ、したがって不可分アセンブリが生成される。
これらおよび他の実施形態について、添付の図面に関連する以下の説明の中でさらに詳細に説明する。
脊柱の腰椎領域を示す略線図である。 矢状面に沿って取った脊柱の腰椎領域の一部を示す略図である。 US2005/0216017A1に記載されているタイプの脊柱インプラントを示す図である。 棘状突起を取り囲んでいる追加組織を示す図である。 棘状突起を取り囲んでいる追加組織を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 脊柱デバイスを外科的に植込む一例示的方法を示す図である。 一例示的コンプライアンス・エレメントを示す図である。 テザーを除去可能に固定するためのコンプライアンス・エレメントの中に組み込まれた一例示的締付け機構の使用を示す図である。 テザーを除去可能に固定するためのコンプライアンス・エレメントの中に組み込まれた一例示的締付け機構の使用を示す図である。 テザーを除去可能に固定するためのコンプライアンス・エレメントの中に組み込まれた一例示的締付け機構の使用を示す図である。 一例示的締付け機構の分解図である。 転子骨折固定におけるテザーおよび締付け機構の使用を示す図である。 転子骨折固定におけるテザーおよび締付け機構の使用を示す図である。
図1は、棘状突起(SP)、切子面関節(FJ)、板(L)、横突起(TP)および仙骨(S)を含む脊柱の腰椎領域を示す略線図である。図1Aは、矢状面に沿って取った脊柱の腰椎領域の一部を示す略図であり、この図1Aは、本開示の中でしばしば使用されている「中立位置」、「屈曲」および「伸展」という用語を定義するために有用である。
本明細書において使用されているように、「中立位置」は、患者の脊柱が、弛緩した起立位置で休止している位置を意味している。この「中立位置」は患者によって異なる。通常、このような中立位置は、脊柱が僅かな前方凸面および僅かな後方陥凹面を有することになる脊柱の僅かな湾曲、つまり脊柱前弯によって特性化することができる。いくつかの事例では、本発明の拘束を存在させることによって中立位置を修正することができ、例えばデバイスは、未治療脊柱を若干伸展させる「新しい」中立位置を画定する初期力を加えることができる。したがって「中立位置」とう用語の使用については、デバイスが存在しているコンテキストの中で、またはデバイスが存在していないコンテキストの中で解釈すべきである。本明細書において使用されているように、「脊柱分節の中立位置」は、脊柱が中立位置に位置している場合の脊柱分節の位置を意味している。
また、本明細書において使用されているように、「屈曲」は、患者が前方に屈む際の脊柱分節内の隣接する脊椎間の運動を意味している。図1Aを参照すると、患者が脊柱の中立位置から前方に屈む際に、つまり湾曲した軸Aに対して右側に屈む際に、前側の個々の脊椎Lの間の距離が短くなり、したがって椎間板Dの前方部分が圧縮される。一方、後側の個々の棘状突起SPは、矢印Bで示されている方向に離れて移動する。したがって屈曲は、患者が図1Aに示されている中立位置から前方に屈む際の隣接する脊椎間の相対運動を意味している。
さらに、本明細書において使用されているように、「伸展」は、患者が後ろ向きに屈み、脊柱が図1Aに示されている中立位置から延在する際の個々の脊椎Lの運動を意味している。患者が後ろ向きに屈むと、個々の脊椎の前方の末端が離れて移動することになる。隣接する脊椎上の個々の棘状突起SPは、矢印Bで示されている方向とは逆の方向に互いにより接近して移動することになる。
図2は、参照によりその内容が本明細書に組み込まれている関連米国特許公開第2005/0216017A1号(現在は特許第7458981号)に記載されているタイプの脊柱インプラントを示したものである。図2に示されているように、インプラント10は、典型的には、一対のコンプライアンス部材16によって結合された上部ストラップ・コンポーネント12および下部ストラップ・コンポーネント14を備えている。図に示されている上部ストラップ12は、L4の棘状突起SP4の頂部の上に配置されており、一方、図に示されている下部ストラップ14は、L5の棘状突起SP5の底部の上に延在している。コンプライアンス部材16は、典型的には、棘状突起SP4およびSP5が屈曲中に離れて移動する際に、ストラップを「弾性的に」または「柔軟に」引き離すことができる方法でストラップ12および14に取り付けられるばねまたはゴム・ブロックなどの内部エレメントを含むことができる。この方法によれば、インプラントは、棘状突起に対して弾性張力をもたらし、この弾性張力によって屈曲に対抗する力がもたらされる。この力は、突起がさらに離れて移動するにつれて大きくなる。通常、ストラップ自体は、ただ単にコンプライアンス部材16によってのみ弾性またはコンプライアンス(柔軟性)の程度を制御し、かつ、もたらすことができるよう、本質的に非柔軟性であってよい。
図3Aは、椎体Vを分離している椎間板Dを有する脊柱の腰椎領域の側面図である。棘上靭帯SSLは、棘状突起SPの後方部分に沿って通っており、また、棘突間靭帯ISLおよび多裂腱ならびに筋肉Mは、棘状突起SPに沿って通っており、かつ、棘状突起SPに取り付いている。図3Bは、図3Aの背面図である。
図4A〜4Mは、図2の実施形態などの棘状突起拘束を植込むための一例示的外科方法を示したものである。脊柱インプラントを外科的に植込むための第1のステップのうちの1つは、重要な脊柱領域にアクセスするために切開することである。図4Aは、切開Iが患者の皮膚を介して実施された後の背Kの腰椎領域を示したものである。図4Bは、切開Iが患者の皮膚を介して実施された後の脊柱の腰椎領域を示したものである。多裂筋肉および腱Mは、棘状突起を露出させるために、後退ツールTRを使用して後退させられている。
切開が実施されると、鋭い遠位端を有する貫通ツールTを使用して棘突間靭帯ISLにアクセスし、かつ、棘突間靭帯ISLを貫通させることができ、その一方で棘上靭帯SSLを回避し、重要な第1の棘状突起SSPの上方に棘突間靭帯穿孔P1を生成することができる。この外科的手法は、棘上靭帯を無傷の状態で維持し、かつ、多裂筋肉および腱ならびに他の側副靭帯の損傷を最小にするため、望ましい手法である。図4Cに示されているように、ツールTは、重要な第1の棘状突起SSPに隣接する棘突間靭帯ISLに脊柱の右側からアクセスして、棘突間靭帯ISLを貫通する。ツールTの遠位端は点線で示されている。別法としては、ツールTは、右側からではなく、左側から棘突間靭帯ISLにアクセスして、棘突間靭帯ISLを貫通することも可能である。ツールTの遠位端はテザー102に結合されており、テザー102の一部もさらに点線で示されている。棘突間靭帯ISLへのアクセスおよび貫通に加えて、貫通ツールTは、穿孔P1を介してテザー102を前進させ、または穿孔P1を縫うようにして通すことができる。次に、図4Dに示されているようにツールTが除去され、穿孔P1を通して配置されたテザー102が残される。他のエレメントをより明確に示すために、多裂腱および筋肉Mは、図4Cおよび4Dには示されていない。
図4Eは、上記ステップが実施された後の脊柱の断面の背面図である。しばしば、ツールTの遠位チップTIは取外し可能である。図4Eに示されているように、遠位チップTIを備えたツールTが棘突間靭帯ISLにアクセスして、棘突間靭帯ISLを貫通すると、ツールTから遠位チップTIが取り外され、重要な第1の棘状突起SSPの上方の穿孔P1(点線で示されている)内の所定の位置に残される。テザー102はチップTIの後に続いている。いくつかの事例では、遠位チップTIは、棘突間靭帯ISLを完全に貫通することができる。これらの事例では、遠位チップTIが棘突間靭帯ISLを通過し、一方、テザー102の一部が穿孔P1内の所定の位置に残される。
チップTIまたはテザーTHの一部が穿孔P1内の所定の位置に残されると、他のツールをチップTIに結合し、図4Fに示されているように、チップTIがテザー102aおよびコンプライアンス・エレメント104aを脊柱に対してその適切な位置まで引っ張るようにチップTIを引っ張ることができる。コンプライアンス・エレメント104aは、テザー102aに結合されており、棘状突起PSの屈曲に対抗する力をもたらすために使用される。コンプライアンス・エレメント104aには、締付け機構すなわち締付けエレメント106aが含まれており、また、さらに、ばね、張力印加部材、圧縮部材、等々を備えることができる。参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている共有米国特許出願第12/106103号(代理人整理番号第026398−000410US号)に、関連するコンプライアンス部材が記載されている。
次に、重要な第1の上方脊柱突起SSPの下方の隣接する棘状突起ISPの脊柱の反対側の側方に対して、ISLにアクセスするステップ、ISLを貫通させるステップ、および穿孔を介してテザー102を縫うようにして通すステップが繰り返される。図4Gおよび4Hに示されているように、ツールTは、脊柱正中線の左側から棘突間靭帯にアクセスし、棘突間靭帯ISLを貫通し、下方棘状突起ISPのラベルが振られている重要な第2の棘状突起の下方に位置している第2の穿孔P2を生成する。図4Gに示されているように、重要な下方棘状突起ISPは、重要な第1の上方棘状突起SSPのすぐ隣の下方に位置している。しかしながら、説明されている手順は、上方棘状突起SSPからではなく、最初に下方棘状突起ISPから開始して実施することも全く可能であり、例えば穿孔P1より先に穿孔P2を生成することができる。また、重要な棘状突起間に1つまたは複数の棘状突起SPの間隙を設けることも可能である。示されている他のエレメントを明確にするために、多裂腱および筋肉Mは、図4Gおよび4Hには示されていない。
図4H、4Iおよび4Jに示されているように、テザー102bも、第1の貫通に関連して示したステップの場合と同様、穿孔P2を介して突き刺され、かつ、ツールTの遠位チップTIと共に所定の位置に残される(図4Iに最も良好に示されている)。次に、図4Jに示されているように、一対の鉗子などの他のツールを使用して遠位チップTIがつかまれ、テザー102bおよびコンプライアンス・エレメント104bが脊柱に対して所定の位置に引っ張られる。棘状突起SPの両側の対向するコンプライアンス部材104aおよび104bは、互いに逆方向に配向されている。個々のコンプライアンス・エレメント104a、104bは、それぞれ対応するテザー102a、102bに結合されており、また、対応する個々の締付け機構すなわち締付けエレメント106a、106bを有している。締付け機構106a、106bは、それぞれ対向するコンプライアンス部材104a、104bのテザー102a、102bに結合されるように構成されている。例えば図4Kに示されているように、テザー102aは、コンプライアンス部材104bを通って前進して締付け機構106bに結合され、一方、テザー102bは、コンプライアンス部材104aを通って前進して締付け機構106aに結合される。コンプライアンス部材104aおよび104bは、それらの配向を除いて全く同じである。テザーを多くの異なる方向から、多くの異なる構成で締付け機構に入れ、かつ、締付け機構から出すことができること、また、図4Kは、単なる一例示的実施形態にすぎないことは当業者には理解されよう。
締付け機構106はドライバ特徴108を備えることができる。図4Lに示されているように、ドライバ特徴は、回転ドライバ・ツールRTを受け取るように適合されている。ドライバ特徴は、Phillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッド、ヘックス・ヘッド、等々であってもよい。時計方向であっても、または反時計方向であってもよいツールRTの回転によって締付け機構106の構成が変化し、それによりテザー102が所定の位置に固定され、かつ、固着される。これにより、図4Mに示されているように、連続した多重コンポーネント・テザー構造、すなわち2つの棘状突起SPを一体に結合する拘束110が形成される。コンプライアンス・エレメント104a、104bは、棘状突起SP間の屈曲を制御するために使用され、一方、テザー102a、102bおよび対応する個々の締付け機構106a、106bは、棘状突起SPを一体に結合するのに寄与している。拘束110は、穿孔P1およびP2の位置に応じて、また、コンプライアンス・エレメント104a、104bの長さに応じて、3つ以上の棘状突起SPを一体に結合することができる。通常、コンプライアンス・エレメント104a、104bは、テザー102a、102bを介して張力が印加されると、概ね脊柱に対して平行の軸の方向に弾性的に細長くなるばね様エレメントを備えている。拘束された脊柱分節が屈曲している間に、複数の棘状突起または単一の棘状突起および仙骨が離れて移動すると、上方のテザー102aおよび下方のテザー102bもさらに離れて移動する。コンプライアンス・エレメント104a、104bの各々にはばね様エレメントが含まれており、このばね様エレメントは、このばね様エレメントの機械的な特性で決まる力を使用して、広がりに対して弾性的に抵抗する。したがって拘束110は、中立位置を超える脊柱分節の屈曲に対する弾性抵抗をもたらす。拘束110は、しばしば、7.5N/mmから20N/mmまでの範囲の抵抗をもたらすように構成されるが、この抵抗は、3N/mm未満、さらには0.5N/mm未満であってもよい。また、拘束110は、脊柱分節が中立位置に位置している場合に、複数の棘状突起または単一の棘状突起および仙骨の上にしっかりと締め付けることができるよう、特定の寸法に調整にすることも可能である。参照によりそれらの内容全体が本明細書に組み込まれている、米国特許出願第12/106103号(代理人整理番号第026398−000410US号)、米国特許公開第2008/0009866号(代理人整理番号第026398−000140US号)、米国特許公開第2008/0108993号(代理人整理番号第026398−000150US号)、米国特許出願第12/106049号(代理人整理番号第026398−000151US号)および米国仮特許出願第60/936897号(代理人整理番号第026398−000400US号)に、関連する他のテザー実施形態および結合方法が開示されている。
図5は、コンプライアンス部材104a、104bのばね様エレメント50の一例示的実施形態を示したものである。ばね様エレメント50は、参照によりその内容全体が本明細書に組み込まれている、本発明の譲受人に譲渡された関連米国特許出願第12/106103号に開示されているばね様エレメントに概ね類似している。ドライバ特徴108を有する締付け機構106は、ばね様エレメント50の中に収納されている。エレメント50はハウジングを備えており、ハウジング・ボディの中には、ばね様エレメントを形成するための螺旋状の溝が機械加工されている。エレメント50には、調整可能テザー・コネクタ52および固定テザー・コネクタ54が含まれており、好ましいことにはこれらのコネクタは、いずれも、螺旋状ばね構造51と完全体で、つまり螺旋状ばね構造51と一体構造で形成されている。螺旋状ばね構造51およびテザー・コネクタ52、54の両コネクタの結合部分は、典型的には一片の材料から形成することができ、この一片の材料は、一般的にはチタンなどの金属であるが、任意選択で重合体、セラミック、強化ガラスまたは他の複合物、または所望の弾性および機械的特性を有し、かつ、所望の幾何構造に形成することができる他の材料を使用することも可能である。好ましい実施形態では、ばね様エレメント50は、チタン・ロッドから機械加工され、またはレーザ切断される。別法としては、適切な重合材料として、ポリエーテルエーテル・ケトン(PEEK)を使用することも可能である。応力除去孔56などの他の特徴をばね様エレメント50の中に構築することも可能である。調整可能テザー・コネクタを構成しているコンポーネントは、潜在的にローラおよび固定ナットを含むことができ、このようなコンポーネントは、エレメント50および調整可能テザー・コネクタの材料と同じ材料(例えばばね様エレメント50がチタンである場合、チタン成分)から構築することができ、または異なる材料(例えば射出成形PEEK)から構築することも可能である。ばね様エレメント50の外部は、エラストマ、重合体または他の適切な材料から製造されシースなどの保護カバーで覆うことができる。シースは、コイルの回とエレメントの内部との間の空間への組織および体液の侵入を防止するために、ばね様エレメント50のボディの上に置くことができる。
図6Aは、テザー102がその中に固定されたばね様エレメント50の断面図を示したものである。テザー102は、入口開口53を通って締付け機構106のハウジング58に入り、かつ、ハウジング58から出た後、中央通路55を通過してローラ60およびハウジング58の内側の表面の周囲に巻き付き、最後に出口開口57を通って出ていく。ローラ60は中央通路55内に収納されており、張力エレメント50内で回転することができる。ローラ60は、その形状が実質的に円筒状であることがしばしばであるが、他の形状を有することも可能であり、例えば偏心形状を有することができる。偏心形状のローラの場合、巻き付けが非一様になるのに対し、丸い対称ローラを使用することにより、テザー102をテザー102の動作端および尾部端の両方から一様に巻き付けることができる。締付け機構106のハウジング58は、ばね様エレメント50と一体で形成することも、または別々に形成することもできる。
図4A〜4Mを参照して説明した手順と同様の手順の間、テザー102は、頂部開口53、中央通路55およびローラ60を通って前進し、底部開口57から出ていく。図6Bに示されているように、頂部開口53、中央通路55および底部開口57は整列しており、したがってテザー102は容易にそれらを通過することができる。ローラ60には、2つの側開口60a、60bが含まれている。テザーの固定に先立って、入口開口53、側開口60a、60bおよび出口開口57がすべて共通の軸に沿って整列する。このようなアライメントをもたらすために、ローラ60は、ピンまたは肩などのアライメント特徴を含むことができる。したがってピンまたは肩によって停止するまでローラ60を回転させることができ、それによりすべての開口の整列を保証することができる。テザー102がこれらを通過して前進すると、ドライバ特徴108によってローラ60が回転し、したがってローラ60、ハウジングの内側の表面およびテザー102の間に摩擦をベースとする締りばめが生成される。図6Cに示されているように、締付け機構は、この締りばめを生成するために約180°回転している。ローラを回転させることにより、テザーが側開口60aと60bの間を通過する際に、テザーのための曲がりくねった経路が生成される。この回転により、テザー102の動作端102wおよび尾部端102tを、場合によってはそれぞれ異なる長さで、ローラ60に向かって内側に後退させることができる。偏心形状のローラを使用してローラ60をその回転軸からオフセットさせることにより、両側から引き寄せられるテザーの量が変化する。また、ローラは、所望の量のテザーをローラ内に引き寄せるために、選択された量だけ回転させることができる。例えば、ローラは、約1/4回転から複数回にわたる完全な回転まで回転させることができる。したがって固定機構はテザーを所定の位置に固着するだけではなく、この固定機構を使用してテザーの長さまたは張力の調整を補助することも可能である。
摩擦ベースの締りばめは、歯、フック、ループ、等々などの離散増分の非摩擦機構とは異なり、テザーに沿って機構を取り付けることができる範囲が連続しているため、有利である。したがって、ローラ60とテザー102の間の力は、テザー102のより長い部分に沿って分散される。さらに、締め付けるための大きい力は不要である。したがって任意の特定の接触点が摩滅、磨耗し、あるいは損傷する危険が最小化される。さらに、大きい締付け力を必要とする他の機構とは対照的に、ツールの離散回転は、外科手術中におけるその実施がより容易であり、また、何度も繰り返して実施することができる。
テザーが固着されると、次にローラ60が所定の位置に固定される。ローラ60をハウジング58内の所定の位置に固定するための様々な手段をもたらすことができる。ローラ60および/またはハウジング108の内部表面は、これらの2つのエレメントを一体係合させる雄のねじ山または雌のねじ山を含むことができる。これらのねじ山は部分的に変形させることができ、それによりハウジングへのローラ・エレメントの固着を補助することができる。別法としては、ピン73をハウジング58に結合することができ、また、ローラ60は、ピン73を受け取るように適合された溝を備えることができる。他の可能性は、ハウジング58がローラ60を保持するように適合されたフランジを含むことができることである。図7を参照して以下で説明する止めねじを提供してローラ60を所定の位置に固定することも可能である。ローラ60を逆方向に回転させると、テザー102がローラ60からほどかれ、締りばめが小さくなる。ローラ60および/またはハウジング58は、さらに、ハウジング58に対するローラの相対位置に関する視覚、触覚または可聴フィードバックを手術者にもたらすための、移動止めまたは較正マークなどの位置指示器を含むことができる。
図7は、ローラ76を所定の位置に固定するための固定止めねじ75を使用した一例示的締付け機構70の分解図を示したものである。ローラ71は、ローラ60に概ね類似している。ローラ71はハウジング76内に配置され、また、ローラ71には、テザーを前進させるためのスロット72が含まれている。ローラ71は、ハウジング76にねじ込み可能に係合させることができる方の末端にねじ山78を有している。ローラ71はさらに肩74を有しており、また、ローラ71にはドライバ特徴77が含まれている。肩74は、固定止めねじ75およびハウジング76に係合させることができるように適合されている。ローラ71が回転してテザーを所定の位置に固定し、かつ、固着すると、止めねじ75が所定の位置にセットされ、それによりローラ71がハウジング76に係合し、かつ、ローラ71がハウジング76に対して所定の位置に保持される。肩74、止めねじ75および/またはハウジング76は、このような係合を許容するねじ山を有している。ねじ山は部分的に変形させることができ、それにより固定部材をハウジングにさらに固着することができる。これらのねじ山は、ローラ71のアンローリングを防止し、それによりテザーの解放を許容している。止めねじ75は、止めねじの回転を許容するためのドライバ特徴79を備えることができる。ローラ71のドライバ特徴77および止めねじ75のドライバ特徴79は、それぞれ、その回転を許容するためのツールを受け取るように適合されている。ドライバ特徴77、79は、Phillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッド、ヘックス・ヘッド、等々であってもよい。止めねじ75のドライバ特徴79は、止めねじ75がハウジング76に係合している間、ローラ71の回転を許容するツールを備えたローラ71にツールを使用してアクセスすることができるだけの十分な大きさの開口を備えることができる。中央開口80を有する任意選択のエンド・キャップ81は、止めねじ75に隣接して配置することができ、また、ハウジング76の外部リム82に溶接し、結合し、あるいは貼り付けることができ、それにより不可分アセンブリを形成しているすべてのコンポーネントを捕獲することができる。開口80は、止めねじを回転させるためのアクセスを許容するようなサイズにされている。これは、使用中における部品の落下を防止するため、望ましいことであり、また、アセンブルする必要がないため、より使い易いデバイスをもたらすことにもなる。好ましい実施形態では、デバイスを破壊することなく、あるいはデバイスを損傷することなくアセンブリを分解することはできない。他の実施形態では、デバイスを損傷することなくアセンブリを分解することができる。
本明細書において開示されているローラ固定機構の利点の1つは、テザーが位置している平面内でテザーが変形しないことである。テザーは、テザーが位置している平面に対して横方向の平面内で折り畳むことができ、または巻くことができる。これは、テザーがねじれる可能性またはテザーがもつれる可能性が最小化され、また、磨耗および破れが減少するため、望ましいことである。
上で説明した例示的実施形態は、ばね様コンプライアンス部材に結合される締付け機構を示しているが、この締付け機構は、ばねまたは他の内部フィクセータには無関係に使用することができることは理解されよう。他の用途には、テザーが結び目を使用して固着され、またはテザーがクリンプされる、等々の用途を含むことができる。これらの用途には、複数の棘状突起または板への実質的に剛直なテザーの用途に加えて、転子を固定する場合のように締結用途を含むことができる。図8A〜8Bは、転子を固定するためのテザーおよび締付け機構の使用を示したものである。図8Aは、大腿骨Fの転子の周囲に巻き付けられたテザーTを示したものである。締付け機構FMは、テザーTの一方の末端を解放可能に固定し、それにより転子の周囲に閉ループを形成している。図8Bは、転子の周囲に巻き付けられたテザーを強調したものである。
以上、本発明の好ましい実施形態について完全に説明したが、様々な代替、修正および等価物を使用することができる。したがって、特許請求の範囲によって定義されている本発明の範囲を限定するものとして上記説明を解釈してはならない。
50 ばね様エレメント; 60 ローラ; 55 中央通路;
53 入口開口; 57 出口開口; 58 ハウジング;
102 テザー; 106 締付け機構。

Claims (69)

  1. 植込み可能テザーを解放可能に固定するための外科的締付け機構であって、
    中央通路が貫通しているハウジングであって、入口開口を有する第1の側表面、出口開口を有する第2の側表面、およびそれらの間に延在している側通路をさらに有するハウジングと、
    開口が貫通している側壁を有するローラ・エレメントであって、前記入口開口および出口開口が少なくとも部分的に前記ローラ開口と整列し、それにより前記テザーの通過が許容されるよう、少なくとも部分的に前記中央通路の中にスライド可能に配置され、前記ローラ・エレメントの第1の方向の回転により、前記ローラ・エレメントの周囲に前記テザーが巻き付けられ、それにより前記ローラ・エレメント、前記ハウジングおよび前記テザーの間に摩擦界面が生成されるローラ・エレメントと、
    前記ハウジングまたは前記ローラ・エレメントのいずれかに手術可能に接続される固定機構であって、前記中央通路内における前記ローラの回転を防止するように適合され、また、前記ローラからの前記テザーの解放を防止するように適合された固定機構と
    を備えた締付け機構。
  2. 前記ローラ・エレメントが前記ハウジングにねじ込み可能に係合される、請求項1に記載の締付け機構。
  3. 前記ローラ・エレメント上または前記ハウジング上のいずれかのねじ山が部分的に変形し、それにより前記ローラ・エレメントが前記ハウジングにさらに固着される、請求項2に記載の締付け機構。
  4. 前記ローラが、前記テザーを前記ハウジングに対して所定の位置に固定する、請求項1に記載の締付け機構。
  5. 前記ローラが、前記ローラ・エレメントの回転を許容するためのツールを受け取るように適合されたドライバ特徴を備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  6. 前記ドライバ特徴が、Phillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッドおよびヘックス・ヘッドからなるグループから選択される、請求項5に記載の締付け機構。
  7. 前記ローラ・エレメントが実質的に円筒状の形である、請求項1に記載の締付け機構。
  8. 前記ローラ・エレメントが偏心した形である、請求項1に記載の締付け機構。
  9. 前記ハウジングに結合されたピンをさらに備え、前記ローラ・エレメントが、前記ピンを受け取るように適合された溝を備え、それにより前記ローラ・エレメントが前記ハウジングに固定される、請求項1に記載の締付け機構。
  10. 前記ハウジングが、前記ローラ・エレメントを保持するように適合されたフランジを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  11. 前記ローラ・エレメントが、前記ローラ開口を前記ハウジング内の前記第1および第2の側開口に整列させるように適合されたアライメント特徴を備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  12. 前記ローラ・エレメントが、前記ハウジングに対する前記ローラ・エレメントの回転を制限するように適合されたアライメント特徴を備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  13. 前記アライメント特徴がピンまたは肩を備えた、請求項11に記載の締付け機構。
  14. 前記ローラ・エレメントが前記ハウジングにねじ込み可能に係合され、また、前記アライメント特徴が、前記中央通路内における前記ローラ・エレメントの縦方向の運動を拘束し、それによりさらに前記ローラ・エレメントの回転が制限される、請求項11に記載の締付け機構。
  15. 前記ローラ・エレメントが前記中央通路の中に回転配置された、請求項1に記載の締付け機構。
  16. 前記固定機構が、前記ローラ・エレメントと前記ハウジングの間に摩擦ばめを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  17. 前記固定機構が、前記ハウジングにねじ込み可能に係合される止めねじを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  18. 前記ハウジング、前記ローラ・エレメントおよび前記固定機構が一体で保持され、前記締付け機構が損傷しない限り互いに不可分である、請求項1に記載の締付け機構。
  19. 前記固定機構上または前記ハウジング上のいずれかのねじ山が部分的に変形し、それにより前記固定部材が前記ハウジングにさらに固着される、請求項17に記載の締付け機構。
  20. 前記止めねじが前記ローラ・エレメントに対して係合される、請求項17に記載の締付け機構。
  21. 前記止めねじが、前記止めねじの回転を許容するためのツールを受け取るように適合されたドライバ特徴を備えた、請求項17に記載の締付け機構。
  22. 前記ドライバ特徴が、Phillipsヘッド、スロットが施された平らなヘッド、Torxヘッドおよびヘックス・ヘッドからなるグループから選択される、請求項21に記載の締付け機構。
  23. 前記止めねじ上の前記ドライバ特徴が、前記止めねじが前記ハウジングにねじ込み可能に係合している間、前記ローラ・エレメントを回転させるためのツールを備えた前記ローラ・エレメントへのアクセスを許容する十分な大きさの開口を備えた、請求項21に記載の締付け機構。
  24. 前記ハウジングに結合されたピンをさらに備え、前記固定機構が、前記ピンを受け取るように適合された溝を備え、それにより前記固定部材が前記ハウジングに固定される、請求項1に記載の締付け機構。
  25. 前記固定機構が前記ローラおよび前記ハウジングに摩擦係合される、請求項1に記載の締付け機構。
  26. 前記ローラが前記ハウジングに摩擦係合される、請求項1に記載の締付け機構。
  27. 前記固定機構が、前記ハウジングに結合された回転制限エレメントを備え、前記ハウジングが前記回転固定エレメントを受け取るためのレシーバを備え、それにより前記ローラの前記ハウジングに対する回転が制限される、請求項1に記載の締付け機構。
  28. 前記ハウジングが、前記固定機構を保持するように適合されたフランジを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  29. 前記ハウジングが弾性エレメントを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  30. 前記入口開口および出口開口が長方形のスロットのような形である、請求項1に記載の締付け機構。
  31. 前記ハウジングが、前記ローラ開口を前記ハウジング内の前記第1および第2の側開口に整列させるように適合されたアライメント特徴を備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  32. 前記アライメント特徴が、前記ハウジングまたは前記ローラ・エレメントのいずれかに結合されたピンまたは肩を備えた、請求項31に記載の締付け機構。
  33. 前記ハウジングが第3および第4の外部表面を備え、前記中央通路が前記第3の外部表面から前記第4の外部表面まで延在している、請求項1に記載の締付け機構。
  34. 摩擦ばめを生成するために前記ローラ・エレメントが約180度回転する、請求項1に記載の締付け機構。
  35. 前記ローラ・エレメントが、所望の長さの前記テザーを前記ハウジングの中に後退させるために、選択された量だけ回転するように適合された、請求項1に記載の締付け機構。
  36. 前記選択される量の範囲が、前記ローラ・エレメントの約1/4回転から約2回転の全回転までである、請求項35に記載の締付け機構。
  37. 前記ローラの回転によって、前記テザーが前記第1の側開口と第2の側開口の間を通過する際に、前記テザーのための曲がりくねった経路が生成される、請求項1に記載の締付け機構。
  38. 前記ローラの回転によって前記テザーが固定され、それにより前記ハウジングに対する前記テザーの位置が固定される、請求項1に記載の締付け機構。
  39. 前記ローラの回転によって前記テザーの動作端および尾部端の両方が前記ローラに向かって内側に後退する、請求項1に記載の締付け機構。
  40. 前記ローラの回転によって、前記尾部端の長さと比較して異なる長さの前記テザーの動作端が後退する、請求項39に記載の締付け機構。
  41. 前記第1の方向とは逆の第2の方向の前記ローラ・エレメントの回転によって前記テザーが前記ローラからほどかれ、それにより前記ローラ・エレメントと前記ハウジングの間の締りばめが小さくなる、請求項1に記載の締付け機構。
  42. 前記ハウジングに対する前記ローラの相対位置に関する視覚、触覚または可聴フィードバックを手術者にもたらすように適合された位置指示器をさらに備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  43. 前記位置指示器が、移動止めまたは較正マークを前記ハウジング上または前記ローラ・エレメント上のいずれかに備えた、請求項42に記載の締付け機構。
  44. 前記テザーが、前記テザーが位置している平面に沿って非変形状態を維持し、また、前記テザーが、前記テザーが位置している平面に対して横方向の平面に沿ってのみ変形する、請求項1に記載の締付け機構。
  45. 前記植込み可能テザーが、隣接する棘状突起間、または棘状突起と仙骨の間の屈曲を制限するように適合された棘状突起拘束デバイスを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  46. 前記植込み可能テザーが、複数の解剖学的構造を一体保持するように適合されたテザーを備えた、請求項1に記載の締付け機構。
  47. 植込み可能外科テザーを解放可能に固定するための方法であって、
    ハウジング内の開口を介して前記テザーを前進させるステップと、
    少なくとも部分的に前記ハウジングの中に配置されたローラ・エレメント内の開口を介して前記テザーを前進させるステップと、
    前記テザーを前記ハウジングの中に後退させ、それにより前記ローラ・エレメントと前記ハウジングの間に摩擦を生成するために、前記ローラ・エレメントを第1の方向に回転させるステップと、
    前記ローラ・エレメントを前記ハウジングに対して所定の位置に解放可能に固定するステップと
    を含む方法。
  48. 前記ローラを前記ハウジングにねじ込み可能に係合させるステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  49. 前記ローラを第1の方向に回転させるステップが前記ローラを約180度回転させるステップを含む、請求項47に記載の方法。
  50. 前記ローラを回転させるステップが、所望の長さの前記テザーを前記ハウジングの中に後退させるために、前記ローラを選択された量だけ回転させるステップを含む、請求項47に記載の方法。
  51. 前記選択される量の範囲が、前記ローラ・エレメントの約1/4回転から約2回転の完全な回転までである、請求項50に記載の方法。
  52. 前記ローラ・エレメントを第1の方向に回転させるステップによって前記テザーが前記ハウジングに対して所定の位置に固定される、請求項47に記載の方法。
  53. 前記ローラ・エレメントを回転させるステップが、前記ローラ・エレメントと係合しているツールを回転させるステップを含む、請求項47に記載の方法。
  54. 前記ローラ・エレメントを回転させるステップによって前記テザーの動作端および尾部端の両方が前記ローラに向かって内側に後退する、請求項47に記載の方法。
  55. 前記ローラ・エレメントを回転させるステップが、それと同時に前記ローラ・エレメントを所定の位置に固定する、請求項47に記載の方法。
  56. 前記ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップが前記ハウジングの中にピンを配置するステップを含む、請求項47に記載の方法。
  57. 前記ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップが、前記ハウジングに止めねじをねじ込み可能に係合させるステップを含む、請求項47に記載の方法。
  58. 前記ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップが、前記ハウジングに前記ローラ・エレメントをねじ込み可能に係合させるステップを含む、請求項47に記載の方法。
  59. 前記ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップが、前記ローラ・エレメントを前記ハウジングの中に押し込み、それによりそれらの間に摩擦ばめを生成するステップを含む、請求項47に記載の方法。
  60. 前記ローラ・エレメントを解放可能に固定するステップが、前記ハウジングの中央通路内における前記ローラ・エレメントの縦方向の運動を拘束し、それにより前記ローラ・エレメントの回転をさらに制限するステップを含む、請求項47に記載の方法。
  61. 前記ローラ開口を介した前記テザーの前進を許容するために、前記ハウジング開口を前記ローラ開口に整列させるステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  62. 前記ローラ・エレメントを前記第1の方向とは逆の第2の方向に回転させ、それにより前記テザーを前記ローラ・エレメントからほどき、かつ、前記ローラ・エレメント、前記テザーおよび前記ハウジングの間の摩擦ばめを小さくするステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  63. 前記ハウジングに対する前記ローラの相対位置を指示する位置指示器をモニタするステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  64. 前記植込み可能テザーが、隣接する棘状突起間、または棘状突起と仙骨の間の屈曲を制限するように適合された棘状突起拘束デバイスを備える、請求項47に記載の方法。
  65. 前記植込み可能テザーが、複数の解剖学的構造を一体保持するように適合されたテザーを備える、請求項47に記載の方法。
  66. 前記ローラ・エレメントおよび前記ハウジングが一体保持され、前記ローラ・エレメントおよび前記ハウジングの構造が損傷しない限り互いに不可分である、請求項47に記載の方法。
  67. 前記テザーを前記テザーが位置している平面に沿って非変形構成に維持するステップをさらに含む、請求項47に記載の方法。
  68. 前記テザーを前記テザーが位置している平面に対して横方向の平面に沿って変形させるステップをさらに含む、請求項67に記載の方法。
  69. 前記テザーを前記ハウジング内の前記開口を介して前進させるステップ、および前記テザーを前記ローラ・エレメント内の前記開口を介して前進させるステップが単一の直線運動で実施される、請求項47に記載の方法。
JP2011512721A 2008-06-06 2009-06-05 バンドを固定するための方法および装置 Expired - Fee Related JP5466229B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US5953808P 2008-06-06 2008-06-06
US61/059,538 2008-06-06
PCT/US2009/046501 WO2009149414A1 (en) 2008-06-06 2009-06-05 Methods and apparatus for locking a band

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014010455A Division JP5807078B2 (ja) 2008-06-06 2014-01-23 バンドを固定するための方法および装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2011522630A true JP2011522630A (ja) 2011-08-04
JP2011522630A5 JP2011522630A5 (ja) 2012-07-19
JP5466229B2 JP5466229B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=41398568

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011512721A Expired - Fee Related JP5466229B2 (ja) 2008-06-06 2009-06-05 バンドを固定するための方法および装置
JP2014010455A Active JP5807078B2 (ja) 2008-06-06 2014-01-23 バンドを固定するための方法および装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014010455A Active JP5807078B2 (ja) 2008-06-06 2014-01-23 バンドを固定するための方法および装置

Country Status (4)

Country Link
US (2) US8308771B2 (ja)
EP (1) EP2326267B1 (ja)
JP (2) JP5466229B2 (ja)
WO (1) WO2009149414A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458981B2 (en) 2004-03-09 2008-12-02 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Spinal implant and method for restricting spinal flexion
US8523904B2 (en) 2004-03-09 2013-09-03 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Methods and systems for constraint of spinous processes with attachment
US8187307B2 (en) * 2006-10-19 2012-05-29 Simpirica Spine, Inc. Structures and methods for constraining spinal processes with single connector
US20080262549A1 (en) * 2006-10-19 2008-10-23 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for deploying spinous process constraints
US8162982B2 (en) 2006-10-19 2012-04-24 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for constraint of multiple spine segments
US8029541B2 (en) 2006-10-19 2011-10-04 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for laterally stabilized constraint of spinous processes
ES2364417T3 (es) * 2006-10-19 2011-09-01 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Sistemas para la limitación de apófisis espinosas con sujeciones.
US20110172708A1 (en) * 2007-06-22 2011-07-14 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for increasing the bending stiffness of a spinal segment with elongation limit
EP2182864B1 (en) * 2007-06-22 2016-06-08 Empirical Spine, Inc. Devices for controlled flexion restriction of spinal segments
US20100036424A1 (en) 2007-06-22 2010-02-11 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for increasing the bending stiffness and constraining the spreading of a spinal segment
EP2296566A4 (en) * 2008-06-06 2013-01-02 Simpirica Spine Inc METHODS AND APPARATUS FOR ESTABLISHING SPINOUS APOPHYSIS STRAIN ELEMENTS
JP5687197B2 (ja) 2008-09-03 2015-03-18 シンピライカ スパイン, インコーポレイテッド 人工装具を脊髄分節に結合するための方法および装置
WO2010104935A1 (en) 2009-03-10 2010-09-16 Simpirica Spine, Inc. Surgical tether apparatus and methods of use
JP5681122B2 (ja) 2009-03-10 2015-03-04 シンピライカ スパイン, インコーポレイテッド 外科用テザー装置および使用方法
US8562653B2 (en) 2009-03-10 2013-10-22 Simpirica Spine, Inc. Surgical tether apparatus and methods of use
WO2010114853A1 (en) 2009-03-30 2010-10-07 Simpirica Spine, Inc. Methods and apparatus for improving shear loading capacity of a spinal segment
GB0922614D0 (en) * 2009-12-23 2010-02-10 Butterfield Forbes Device
US8696710B2 (en) 2010-10-06 2014-04-15 Simpirica Spine, Inc. Device and accessories for limiting flexion
FR2988992B1 (fr) * 2012-04-04 2015-03-20 Medicrea International Materiel d'osteosynthese vertebrale
WO2015028853A1 (en) 2013-08-30 2015-03-05 Newsouth Innovations Pty Limited Spine stabilization device
EP2890314A4 (en) 2012-08-31 2016-07-13 Newsouth Innovations Pty Ltd BONE STABILIZATION DEVICE AND METHODS OF USE
EP2777569B1 (en) 2013-03-11 2019-12-25 K2M, Inc. Flexible fastening system
US9668773B2 (en) * 2013-03-14 2017-06-06 Globus Medical, Inc. Spinal implant for use in thoracic insufficiency syndrome
US9549768B2 (en) 2014-04-17 2017-01-24 Biomet Manufacturing, Llc Medical implant system for securing bone fragments
US9795421B2 (en) 2015-07-07 2017-10-24 K2M, Inc. Spinal construct with flexible member
WO2018009671A1 (en) 2016-07-07 2018-01-11 Stern Mark S Spinous laminar clamp assembly
US10463403B2 (en) 2017-07-31 2019-11-05 Medos International Sarl Systems and methods for reducing the risk of proximal junctional kyphosis using a bone anchor or other attachment point
US10456174B2 (en) 2017-07-31 2019-10-29 Medos International Sarl Connectors for use in systems and methods for reducing the risk of proximal junctional kyphosis
US10939941B2 (en) 2017-08-29 2021-03-09 Zimmer Biomet Spine, Inc. Surgical cord tensioning devices, systems, and methods
ES2900054T3 (es) 2017-08-29 2022-03-15 Zimmer Biomet Spine Inc Sistemas tensores de cordón quirúrgico
US20230040188A1 (en) * 2020-01-17 2023-02-09 Westfaelische Wilhelms-Universitaet Muenster Bone repair system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004512898A (ja) * 2000-10-24 2004-04-30 スパイノロジー グループ エルエルシー テンションバンドのクリップ
JP2006068540A (ja) * 1997-08-26 2006-03-16 Spinal Concepts Inc 外科用ケーブルシステム
JP2007244861A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Tyco Healthcare Group Lp 経皮磁気結合式の胃束縛具
JP2008514289A (ja) * 2004-09-23 2008-05-08 セント フランシス メディカル テクノロジーズ インコーポレイテッド バインダーを含む棘突起間移植片とその移植方法
JP2010506661A (ja) * 2006-10-19 2010-03-04 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ 取り付け具で棘突起を拘束する方法およびシステム
JP2010509025A (ja) * 2006-11-15 2010-03-25 ブラックホーク・インダストリーズ・プロダクト・グループ・アンリミテッド・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 止血帯システム

Family Cites Families (161)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH209760A (de) * 1939-06-13 1940-04-30 Hauber Martin Vorrichtung zum Abbinden von mit Blutgefässen durchzogenen Gliedern.
US3648691A (en) 1970-02-24 1972-03-14 Univ Colorado State Res Found Method of applying vertebral appliance
US3754733A (en) * 1972-05-01 1973-08-28 H Foster Tensioning device
US4246660A (en) 1978-12-26 1981-01-27 Queen's University At Kingston Artificial ligament
US4643178A (en) 1984-04-23 1987-02-17 Fabco Medical Products, Inc. Surgical wire and method for the use thereof
US4743260A (en) 1985-06-10 1988-05-10 Burton Charles V Method for a flexible stabilization system for a vertebral column
US4708132A (en) 1986-01-24 1987-11-24 Pfizer-Hospital Products Group, Inc. Fixation device for a ligament or tendon prosthesis
ZA875425B (en) 1986-07-23 1988-04-27 Gore & Ass Mechanical ligament
US4794916A (en) 1986-11-20 1989-01-03 Porterfield James A Lumbar stabilizer
US4772286A (en) 1987-02-17 1988-09-20 E. Marlowe Goble Ligament attachment method and apparatus
FR2623085B1 (fr) 1987-11-16 1992-08-14 Breard Francis Implant chirurgical pour limiter le mouvement relatif des vertebres
FR2625097B1 (fr) 1987-12-23 1990-05-18 Cote Sarl Prothese inter-epineuse composee dans une matiere semi-elastique et comportant un oeillet de transfilage a son extremite et de coussinets inter-epineux
US5011494A (en) 1988-09-16 1991-04-30 Clemson University Soft tissue implant with micron-scale surface texture to optimize anchorage
US4870957A (en) 1988-12-27 1989-10-03 Marlowe Goble E Ligament anchor system
US5116340A (en) 1989-01-26 1992-05-26 Songer Robert J Surgical securance apparatus
US4966600A (en) 1989-01-26 1990-10-30 Songer Robert J Surgical securance method
FR2642645B1 (fr) 1989-02-03 1992-08-14 Breard Francis Stabilisateur intervertebral souple ainsi que procede et appareillage pour le controle de sa tension avant mise en place sur le rachis
USRE36221E (en) 1989-02-03 1999-06-01 Breard; Francis Henri Flexible inter-vertebral stabilizer as well as process and apparatus for determining or verifying its tension before installation on the spinal column
US4955910A (en) 1989-07-17 1990-09-11 Boehringer Mannheim Corporation Fixation system for an elongated prosthesis
US5108433A (en) 1989-08-18 1992-04-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Tensioning means for prosthetic devices
US5002574A (en) 1989-08-18 1991-03-26 Minnesota Mining And Manufacturing Co. Tensioning means for prosthetic devices
ATE95409T1 (de) 1990-04-20 1993-10-15 Sulzer Ag Implantat, insbesondere zwischenwirbelprothese.
FR2666981B1 (fr) 1990-09-21 1993-06-25 Commarmond Jacques Ligament synthetique vertebral.
FR2681525A1 (fr) 1991-09-19 1993-03-26 Medical Op Dispositif de stabilisation souple ou semi rigide du rachis notamment humain par voie posterieure.
FR2693364B1 (fr) 1992-07-07 1995-06-30 Erpios Snc Prothese intervertebrale permettant une stabilisation des contraintes rotatoires et de flexion-extension.
GB9217578D0 (en) 1992-08-19 1992-09-30 Surgicarft Ltd Surgical implants,etc
US5540703A (en) 1993-01-06 1996-07-30 Smith & Nephew Richards Inc. Knotted cable attachment apparatus formed of braided polymeric fibers
US5456722A (en) 1993-01-06 1995-10-10 Smith & Nephew Richards Inc. Load bearing polymeric cable
US5496318A (en) 1993-01-08 1996-03-05 Advanced Spine Fixation Systems, Inc. Interspinous segmental spine fixation device
US5415661A (en) 1993-03-24 1995-05-16 University Of Miami Implantable spinal assist device
US5449361A (en) 1993-04-21 1995-09-12 Amei Technologies Inc. Orthopedic cable tensioner
US5540698A (en) 1993-04-21 1996-07-30 Amei Technologies Inc. System and method for securing a medical cable
FR2709246B1 (fr) 1993-08-27 1995-09-29 Martin Jean Raymond Orthèse vertébrale implantée dynamique.
US5395374A (en) 1993-09-02 1995-03-07 Danek Medical, Inc. Orthopedic cabling method and apparatus
US5354917A (en) 1993-11-12 1994-10-11 Texaco Chemical Company Use of supported rhodium catalysts in the preparation of tertiary butyl alcohol from tertiary butyl hydroperoxide
FR2712481B1 (fr) 1993-11-18 1996-01-12 Graf Henry Perfectionnements aux stabilisateurs inter-vertébraux souples.
US5415658A (en) 1993-12-14 1995-05-16 Pioneer Laboratories, Inc. Surgical cable loop connector
FR2714591B1 (fr) 1994-01-06 1996-03-01 Euros Sa Elément prothétique pour l'articulation lombo-sacrée.
US5462542A (en) 1994-01-24 1995-10-31 United States Surgical Corporation Sternum buckle with serrated strap
CA2141911C (en) 1994-02-24 2002-04-23 Jude S. Sauer Surgical crimping device and method of use
FR2717675B1 (fr) 1994-03-24 1996-05-03 Jean Taylor Cale inter-épineuse.
US5458601A (en) 1994-03-28 1995-10-17 Medical University Of South Carolina Adjustable ligament anchor
FR2722980B1 (fr) 1994-07-26 1996-09-27 Samani Jacques Implant vertebral inter-epineux
DE69526113D1 (de) 1994-11-16 2002-05-02 Advanced Spine Fixation Syst Greifhaken zur fixierung der wirbelsäulen-segmente
US5645084A (en) 1995-06-07 1997-07-08 Danek Medical, Inc. Method for spinal fusion without decortication
EP0743045A2 (en) 1995-04-28 1996-11-20 Gazzani, Romolo Igino Devices for osteosynthesis
JPH0932889A (ja) * 1995-07-21 1997-02-04 Mitsuya Ono ロ−プ締め付け器
US5707379A (en) 1995-10-20 1998-01-13 Coral Medical Method and apparatus for intracorporeal suturing
DE19627864C2 (de) 1996-07-11 2003-05-08 Aesculap Ag & Co Kg Chirurgische Spannvorrichtung
US6835207B2 (en) 1996-07-22 2004-12-28 Fred Zacouto Skeletal implant
KR100189371B1 (ko) 1996-08-23 1999-06-01 전주범 디지털 복조기의 인터폴레이터
AU4480097A (en) 1996-09-20 1998-04-14 Medicinelodge, Inc. Adjustable length strap and footing for ligament mounting and method for its use
US6068630A (en) 1997-01-02 2000-05-30 St. Francis Medical Technologies, Inc. Spine distraction implant
US6712819B2 (en) 1998-10-20 2004-03-30 St. Francis Medical Technologies, Inc. Mating insertion instruments for spinal implants and methods of use
US7201751B2 (en) 1997-01-02 2007-04-10 St. Francis Medical Technologies, Inc. Supplemental spine fixation device
US6451019B1 (en) 1998-10-20 2002-09-17 St. Francis Medical Technologies, Inc. Supplemental spine fixation device and method
ES2268267T3 (es) 1997-02-11 2007-03-16 Warsaw Orthopedic, Inc. Placa cervical anterior para dispositivo de bloqueo de tipo unico.
US6828357B1 (en) 1997-07-31 2004-12-07 Metabolix, Inc. Polyhydroxyalkanoate compositions having controlled degradation rates
US5964769A (en) 1997-08-26 1999-10-12 Spinal Concepts, Inc. Surgical cable system and method
US6322279B1 (en) * 1997-11-04 2001-11-27 Sports Carriers, Inc. Adjustable attachment device
US6395018B1 (en) 1998-02-09 2002-05-28 Wilfrido R. Castaneda Endovascular graft and process for bridging a defect in a main vessel near one of more branch vessels
FR2775183B1 (fr) 1998-02-20 2000-08-04 Jean Taylor Prothese inter-epineuse
US6224630B1 (en) 1998-05-29 2001-05-01 Advanced Bio Surfaces, Inc. Implantable tissue repair device
US6652527B2 (en) 1998-10-20 2003-11-25 St. Francis Medical Technologies, Inc. Supplemental spine fixation device and method
DE19858889B4 (de) * 1998-12-19 2008-08-07 Wolter, Dietmar, Prof. Dr.Med. Fixationssystem für Knochen
US5989256A (en) 1999-01-19 1999-11-23 Spineology, Inc. Bone fixation cable ferrule
US6296643B1 (en) 1999-04-23 2001-10-02 Sdgi Holdings, Inc. Device for the correction of spinal deformities through vertebral body tethering without fusion
US6436099B1 (en) 1999-04-23 2002-08-20 Sdgi Holdings, Inc. Adjustable spinal tether
US6299613B1 (en) 1999-04-23 2001-10-09 Sdgi Holdings, Inc. Method for the correction of spinal deformities through vertebral body tethering without fusion
FR2799640B1 (fr) 1999-10-15 2002-01-25 Spine Next Sa Implant intervetebral
US6378289B1 (en) 1999-11-19 2002-04-30 Pioneer Surgical Technology Methods and apparatus for clamping surgical wires or cables
US6558389B2 (en) 1999-11-30 2003-05-06 Ron Clark Endosteal tibial ligament fixation with adjustable tensioning
GB9929599D0 (en) 1999-12-15 2000-02-09 Atlantech Medical Devices Limi A graft suspension device
US6629975B1 (en) 1999-12-20 2003-10-07 Pioneer Laboratories, Icn. Multiple lumen crimp
US6899716B2 (en) 2000-02-16 2005-05-31 Trans1, Inc. Method and apparatus for spinal augmentation
US6248106B1 (en) 2000-02-25 2001-06-19 Bret Ferree Cross-coupled vertebral stabilizers
US6402750B1 (en) 2000-04-04 2002-06-11 Spinlabs, Llc Devices and methods for the treatment of spinal disorders
US6312431B1 (en) 2000-04-24 2001-11-06 Wilson T. Asfora Vertebrae linking system
US6605091B1 (en) 2000-06-30 2003-08-12 Pioneer Laboratories, Inc. Surgical cable assembly and method
FR2811540B1 (fr) 2000-07-12 2003-04-25 Spine Next Sa Implant intervertebral amortissant
FR2811543B1 (fr) 2000-07-12 2003-07-04 Spine Next Sa Implant intersomatique
EP1192908A3 (en) 2000-10-02 2004-05-26 Howmedica Osteonics Corp. System and method for spinal reconstruction
US6468309B1 (en) 2000-10-05 2002-10-22 Cleveland Clinic Foundation Method and apparatus for stabilizing adjacent bones
FR2817461B1 (fr) 2000-12-01 2003-08-15 Henry Graf Dispositif de stabilisation intervertebral
US6752831B2 (en) 2000-12-08 2004-06-22 Osteotech, Inc. Biocompatible osteogenic band for repair of spinal disorders
FR2818530B1 (fr) 2000-12-22 2003-10-31 Spine Next Sa Implant intervertebral a cale deformable
US6364883B1 (en) 2001-02-23 2002-04-02 Albert N. Santilli Spinous process clamp for spinal fusion and method of operation
US6652585B2 (en) 2001-02-28 2003-11-25 Sdgi Holdings, Inc. Flexible spine stabilization system
FR2822051B1 (fr) 2001-03-13 2004-02-27 Spine Next Sa Implant intervertebral a fixation auto-bloquante
US6582433B2 (en) 2001-04-09 2003-06-24 St. Francis Medical Technologies, Inc. Spine fixation device and method
GB0114783D0 (en) 2001-06-16 2001-08-08 Sengupta Dilip K A assembly for the stabilisation of vertebral bodies of the spine
FR2828398B1 (fr) 2001-08-08 2003-09-19 Jean Taylor Ensemble de stabilisation de vertebres
US6736815B2 (en) 2001-09-06 2004-05-18 Core Medical, Inc. Apparatus and methods for treating spinal discs
US6695852B2 (en) 2001-10-31 2004-02-24 Spineology, Inc. Tension tools for tension band clip
US7285121B2 (en) 2001-11-05 2007-10-23 Warsaw Orthopedic, Inc. Devices and methods for the correction and treatment of spinal deformities
FR2832917B1 (fr) 2001-11-30 2004-09-24 Spine Next Sa Implant intervertebral a cale elastiquement deformable
US6669729B2 (en) 2002-03-08 2003-12-30 Kingsley Richard Chin Apparatus and method for the replacement of posterior vertebral elements
FR2844179B1 (fr) 2002-09-10 2004-12-03 Jean Taylor Ensemble de soutien vertebral posterieur
US7608094B2 (en) 2002-10-10 2009-10-27 U.S. Spinal Technologies, Llc Percutaneous facet fixation system
US7909853B2 (en) 2004-09-23 2011-03-22 Kyphon Sarl Interspinous process implant including a binder and method of implantation
US20040210310A1 (en) 2002-12-10 2004-10-21 Trieu Hai H. Implant system and method for intervertebral disc augmentation
US7101398B2 (en) 2002-12-31 2006-09-05 Depuy Acromed, Inc. Prosthetic facet joint ligament
FR2850009B1 (fr) 2003-01-20 2005-12-23 Spine Next Sa Ensemble de traitement de la degenerescence d'un disque intervertebral
US8172876B2 (en) 2003-02-05 2012-05-08 Pioneer Surgical Technology, Inc. Spinal fixation systems
FR2851154B1 (fr) 2003-02-19 2006-07-07 Sdgi Holding Inc Dispositif inter-epineux pour freiner les mouvements de deux vertebres successives, et procede de fabrication d'un coussin lui etant destine
KR20080057332A (ko) 2003-05-02 2008-06-24 예일 유니버시티 동적 척추 안정장치
WO2004105577A2 (en) 2003-05-23 2004-12-09 Globus Medical, Inc. Spine stabilization system
FR2858546B1 (fr) 2003-08-04 2006-04-28 Spine Next Sa Prothese de disque intervertebral
US7799082B2 (en) * 2003-08-05 2010-09-21 Flexuspine, Inc. Artificial functional spinal unit system and method for use
WO2005037150A1 (en) 2003-10-16 2005-04-28 Osteotech, Inc. System and method for flexible correction of bony motion segment
US7591837B2 (en) 2003-10-28 2009-09-22 Pyramid Spine, Llc Facet triangle spinal fixation device and method of use
US8632570B2 (en) 2003-11-07 2014-01-21 Biedermann Technologies Gmbh & Co. Kg Stabilization device for bones comprising a spring element and manufacturing method for said spring element
US8133500B2 (en) 2003-12-04 2012-03-13 Kensey Nash Bvf Technology, Llc Compressed high density fibrous polymers suitable for implant
US7553320B2 (en) 2003-12-10 2009-06-30 Warsaw Orthopedic, Inc. Method and apparatus for replacing the function of facet joints
US20050192581A1 (en) 2004-02-27 2005-09-01 Molz Fred J. Radiopaque, coaxial orthopedic tether design and method
US7458981B2 (en) 2004-03-09 2008-12-02 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Spinal implant and method for restricting spinal flexion
WO2006071251A2 (en) 2004-04-07 2006-07-06 Tiax Llc Tourniquet and method of using same
US7452351B2 (en) 2004-04-16 2008-11-18 Kyphon Sarl Spinal diagnostic methods and apparatus
US7524324B2 (en) 2004-04-28 2009-04-28 Kyphon Sarl System and method for an interspinous process implant as a supplement to a spine stabilization implant
US20050267470A1 (en) 2004-05-13 2005-12-01 Mcbride Duncan Q Spinal stabilization system to flexibly connect vertebrae
EP1746947A4 (en) 2004-05-17 2010-05-05 Wooridul Spine Health Inst Co SPINE OF USE
US20060036324A1 (en) 2004-08-03 2006-02-16 Dan Sachs Adjustable spinal implant device and method
US20060084976A1 (en) 2004-09-30 2006-04-20 Depuy Spine, Inc. Posterior stabilization systems and methods
US7559951B2 (en) 2004-09-30 2009-07-14 Depuy Products, Inc. Adjustable, remote-controllable orthopaedic prosthesis and associated method
US7766940B2 (en) 2004-12-30 2010-08-03 Depuy Spine, Inc. Posterior stabilization system
US7918875B2 (en) 2004-10-25 2011-04-05 Lanx, Inc. Interspinous distraction devices and associated methods of insertion
US20060106381A1 (en) 2004-11-18 2006-05-18 Ferree Bret A Methods and apparatus for treating spinal stenosis
EP1858425A1 (en) 2004-12-15 2007-11-28 Stryker Spine SA Spinal rods having segments of different elastic properties and methods of using them
US20060195102A1 (en) 2005-02-17 2006-08-31 Malandain Hugues F Apparatus and method for treatment of spinal conditions
US7862590B2 (en) 2005-04-08 2011-01-04 Warsaw Orthopedic, Inc. Interspinous process spacer
FR2884136B1 (fr) 2005-04-08 2008-02-22 Spinevision Sa Implant chirurgical intervertebral formant rotule
US20060271055A1 (en) 2005-05-12 2006-11-30 Jeffery Thramann Spinal stabilization
WO2006138690A2 (en) 2005-06-17 2006-12-28 Abbott Laboratories Improved method of treating degenerative spinal disorders
US8273088B2 (en) 2005-07-08 2012-09-25 Depuy Spine, Inc. Bone removal tool
US20070083200A1 (en) 2005-09-23 2007-04-12 Gittings Darin C Spinal stabilization systems and methods
US20080183209A1 (en) 2005-09-23 2008-07-31 Spinal Kinetics, Inc. Spinal Stabilization Device
US20070233096A1 (en) 2006-02-13 2007-10-04 Javier Garcia-Bengochea Dynamic inter-spinous device
US8105357B2 (en) 2006-04-28 2012-01-31 Warsaw Orthopedic, Inc. Interspinous process brace
US7862569B2 (en) 2006-06-22 2011-01-04 Kyphon Sarl System and method for strengthening a spinous process
US20070299445A1 (en) 2006-06-22 2007-12-27 Shadduck John H Spine treatment devices and methods
US7842071B2 (en) * 2006-07-11 2010-11-30 Pioneer Surgical Technology, Inc. Transverse connector
US20080021466A1 (en) 2006-07-20 2008-01-24 Shadduck John H Spine treatment devices and methods
US20080051784A1 (en) 2006-08-03 2008-02-28 Sohrab Gollogly Bone repositioning apparatus and methodology
US20080097431A1 (en) 2006-09-22 2008-04-24 Paul Peter Vessa Flexible spinal stabilization
US20080262549A1 (en) 2006-10-19 2008-10-23 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for deploying spinous process constraints
US8162982B2 (en) 2006-10-19 2012-04-24 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for constraint of multiple spine segments
US8029541B2 (en) 2006-10-19 2011-10-04 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for laterally stabilized constraint of spinous processes
ES2364417T3 (es) 2006-10-19 2011-09-01 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Sistemas para la limitación de apófisis espinosas con sujeciones.
US8187307B2 (en) 2006-10-19 2012-05-29 Simpirica Spine, Inc. Structures and methods for constraining spinal processes with single connector
US20080177298A1 (en) 2006-10-24 2008-07-24 St. Francis Medical Technologies, Inc. Tensioner Tool and Method for Implanting an Interspinous Process Implant Including a Binder
US20080114357A1 (en) 2006-11-15 2008-05-15 Warsaw Orthopedic, Inc. Inter-transverse process spacer device and method for use in correcting a spinal deformity
US8109978B2 (en) 2006-11-28 2012-02-07 Anova Corporation Methods of posterior fixation and stabilization of a spinal segment
KR20090097909A (ko) 2006-12-10 2009-09-16 패러다임 스파인, 엘엘씨 후부 기능성 동적 안정화 시스템
US9173686B2 (en) 2007-05-09 2015-11-03 Ebi, Llc Interspinous implant
EP1994901A1 (en) 2007-05-24 2008-11-26 Bio Medical S.r.L. Intervertebral support device
EP2182864B1 (en) 2007-06-22 2016-06-08 Empirical Spine, Inc. Devices for controlled flexion restriction of spinal segments
US20100036424A1 (en) 2007-06-22 2010-02-11 Simpirica Spine, Inc. Methods and systems for increasing the bending stiffness and constraining the spreading of a spinal segment
US8696714B2 (en) 2007-11-02 2014-04-15 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Intervertebral stabilization devices
WO2010104935A1 (en) 2009-03-10 2010-09-16 Simpirica Spine, Inc. Surgical tether apparatus and methods of use
US8562653B2 (en) 2009-03-10 2013-10-22 Simpirica Spine, Inc. Surgical tether apparatus and methods of use
WO2010114853A1 (en) 2009-03-30 2010-10-07 Simpirica Spine, Inc. Methods and apparatus for improving shear loading capacity of a spinal segment

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006068540A (ja) * 1997-08-26 2006-03-16 Spinal Concepts Inc 外科用ケーブルシステム
JP2004512898A (ja) * 2000-10-24 2004-04-30 スパイノロジー グループ エルエルシー テンションバンドのクリップ
JP2008514289A (ja) * 2004-09-23 2008-05-08 セント フランシス メディカル テクノロジーズ インコーポレイテッド バインダーを含む棘突起間移植片とその移植方法
JP2007244861A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Tyco Healthcare Group Lp 経皮磁気結合式の胃束縛具
JP2010506661A (ja) * 2006-10-19 2010-03-04 ザ ボード オブ トラスティーズ オブ ザ リーランド スタンフォード ジュニア ユニバーシティ 取り付け具で棘突起を拘束する方法およびシステム
JP2010509025A (ja) * 2006-11-15 2010-03-25 ブラックホーク・インダストリーズ・プロダクト・グループ・アンリミテッド・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 止血帯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5466229B2 (ja) 2014-04-09
US20100023060A1 (en) 2010-01-28
EP2326267A4 (en) 2014-01-22
JP5807078B2 (ja) 2015-11-10
EP2326267A1 (en) 2011-06-01
EP2326267B1 (en) 2018-04-25
WO2009149414A1 (en) 2009-12-10
US20130274748A1 (en) 2013-10-17
JP2014140748A (ja) 2014-08-07
US8308771B2 (en) 2012-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5807078B2 (ja) バンドを固定するための方法および装置
EP2296567B1 (en) Apparatus for locking a band
US20230172648A1 (en) Sacral tether anchor and methods of use
US10864022B2 (en) Methods and apparatus for coupling a prosthesis to a spinal segment
US20130325065A1 (en) Spinous process cerclage for bone graft containment
JP5555711B2 (ja) 脊椎分節の屈曲および伸展を制限する方法およびデバイス
US8696710B2 (en) Device and accessories for limiting flexion
EP2182864B1 (en) Devices for controlled flexion restriction of spinal segments
US20130325068A1 (en) Flexion limiting device with spinous process attachment
JP5466228B6 (ja) バンドを固定するための方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140123

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5466229

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees