JP2019048001A - 止血帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で、かつ小型化することができ、迅速な止血処置が可能な止血帯を提供する。【解決手段】可撓性を有するシートにより構成されるベース部材11と、ベース部材の表面の一端側に、第一の連通部123を設けて固定された第一の押さえ部12と、ベース部材の表面の他端側に、第二の連通部133を設けて、かつ第一の押さえ部と離間させて固定された第二の押さえ部13と、第一の連通部及び第二の連通部に、ベース部材の表面に沿って周回可能に挿通された可撓性を有するループ状の締付けベルト部材15と、締付けベルト部材15の周回方向に対して略直角方向に、ベース部材の対向する両側縁からそれぞれ延出する可撓性を有する交差状ベルト部材18と、交差状ベルト部材18のうち、第一の延出部181の少なくとも一部と、交差状ベルト部材18のうち、第二の延出部182の少なくとも一部とを開閉自在に連結する連結部と、を有する止血帯10である。【選択図】図1A

Description

本発明は、止血帯に関するものである。
従来、負傷者の流血を止めるために、止血帯が用いられている。止血帯は、一般に、出血部位及びその周辺の身体部分の周囲にあてがいきつく締め付けて、血管を強く圧迫することにより止血させるものである。出血を伴う傷を負った場合、短時間に多量に失血すると、救命率が大幅に落ちるため、医療扶助を受けるまでの間に、受傷者が自身で止血帯を装着して、止血処置を迅速に行うことが望まれる。
特に、兵士、自衛官、警察官、消防士等は、職務上、多量の出血を伴う傷を負う可能性があるため、受傷者自身が素早く取り付けることが可能な止血帯を携帯することが求められる。また、民間人も突発的な事故に遭遇した場合には、出血を伴う傷を負う可能性があるため、医療機関による治療を受けるまでの緊急の処置として、自身で止血処置を行うことが可能な、携帯用の止血帯の需要が今後増加することが想定される。
特許文献1には、外部スリーブと、外部スリーブにスライド可能に係合された内部ストラップと、内部ストラップに結合された巻き上げ機と、を有する止血帯が開示されている。
前記止血帯は、バックルに通して環状とした外部スリーブの端部を引張ってある程度締め付けた後、巻き上げ機を回して巻き上げることで、内部ストラップがスライドして外部ストラップが縮み、止血帯を巻いた身体部分が締め付けられるため、片手での止血処置が可能とされている。
米国特許第7842067号明細書
特許文献1に開示の止血帯は、片手での締め付け作業が可能であるため、負傷者自身による装着が可能であるものの、内部ストラップに結合する巻き上げ機や、バックルを具備するため、全体の重量が重く、また折り畳んだ状態でも全体のサイズが比較的大きいため、携帯には不便であった。特に兵士や自衛官は、止血帯を複数個携帯することが強く望まれるため、身体活動の邪魔にならないように、軽量でかつ小型化して携帯できる止血帯が求められていた。
また、特許文献1に開示の止血帯は、折り畳んで携帯している状態から、展開して拡げるまでに時間がかかり、素早く止血処置をすることが困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、軽量で、かつ小型化することができ、迅速な止血処置が可能な止血帯を提供することを目的とする。
本開示の1実施形態は、可撓性を有するシートにより構成されるベース部材と、前記ベース部材の表面の一端側に、該ベース部材の一端側に向けて開口する第一の開口部と該ベース部材の他端側に向けて開口する第二の開口部とを連通させる第一の連通部を設けて固定された第一の押さえ部と、前記ベース部材の表面の他端側に、該ベース部材の他端側に向けて開口する第三の開口部と該ベース部材の一端側に向けて開口する第四の開口部とを連通させる第二の連通部を設けて、かつ前記第一の押さえ部と離間させて固定された第二の押さえ部と、前記第一の連通部及び前記第二の連通部に、該ベース部材の表面に沿って周回可能に挿通された可撓性を有するループ状の締付けベルト部材と、前記締付けベルト部材の周回方向に対して略直角方向に、前記ベース部材の対向する両側縁からそれぞれ延出する可撓性を有する交差状ベルト部材と、前記交差状ベルト部材のうち、前記ベース部材の一方の側縁から延出する第一の延出部の少なくとも一部と、前記交差状ベルト部材のうち、前記ベース部材の他方の側縁から延出する第二の延出部の少なくとも一部とを開閉自在に連結する連結部と、を有する止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記ベース部材は、繊維シートにより構成される止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記連結部は、前記第一の延出部における前記ベース部材の表面側の面に設けられた第一の係合部と、前記第二の延出部における前記ベース部材の裏面側の面に設けられ、前記第一の係合部と係合する第二の係合部と、を有する止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記交差状ベルト部材の前記第一の延出部及び前記第二の延出部は、面ファスナーである、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記ベース部材は、該ベース部材の一方の端部と他方の端部とを結ぶ方向の長さは、前記第一の押さえ部が設けられた領域と、前記第二の押さえ部が設けられた領域と、前記第一の押さえ部と前記第二の押さえ部で挟まれた領域とで三等分されている、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記ベース部材は、ウェビング素材で構成されている、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記締付けベルト部材は、バイアステープで構成されている、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記締付けベルト部材の耐荷重は、230〜250kgである、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記締付けベルト部材の外周面の一部には、前記締付けベルト部材より硬い材質で構成された保護部材が設けられている、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記交差状ベルト部材の一方の端部に、引張部材が設けられている、止血帯を提供する。
本開示の1実施形態においては、前記引張部材は、前記第二の延出部の端部に取り付けられている、止血帯を提供する。
本発明は、軽量で、かつ小型化することができ、迅速な止血処理が可能な止血帯を提供することができる。
実施形態に係る止血帯を示す正面図である。 実施形態に係る止血帯を示す背面図である。 (a)は、実施形態に係る止血帯を示す左側面図であり、(b)は、実施形態に係る止血帯を示す右側面図である。 (a)は、実施形態に係る止血帯を示す平面図であり、(b)は、実施形態に係る止血帯を示す底面図である。 実施形態に係る止血帯を示す斜視図である。 実施形態に係る止血帯を折り畳んで収納する手順を説明する写真図である。 実施形態に係る止血帯を折り畳んで収納する手順を説明する写真図である。 実施形態に係る止血帯を折り畳んで収納する手順を説明する写真図である。 (a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す正面図であり、(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す背面図である。 (a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す左側面図であり、(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す右側面図である。 (a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す平面図であり、図8(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す底面図である。 実施形態に係る止血帯を折り畳んだ状態で防弾チョッキに装着した状態を示す写真図である。 図9に示す止血帯の装着部分を拡大した写真図である。 実施形態に係る止血帯を折り畳んだ状態でズボンのベルトループに装着した状態を示す写真図である。 実施形態に係る止血帯を、身体部分に装着する手順を説明する写真図である。 実施形態に係る止血帯を、身体部分に装着する手順を説明する写真図である。 実施形態に係る止血帯を、身体部分に装着する手順を説明する写真図である。 間棒としてダブルカラムマガジン(複列弾倉)を用いて、止血帯を腕に装着した状態を示す写真図であり、 間棒としてフラッシュライトを用いて、止血帯を腕に装着した状態を示す写真図であり、 間棒としてカラビナを用いて、止血帯を腕に装着した状態を示す写真図であり、 間棒としてライターを用いて、止血帯を腕に装着した状態を示す写真図である。
図1Aは、実施形態に係る止血帯を示す正面図であり、図1Bは、実施形態に係る止血帯を示す背面図であり、図2(a)は、実施形態に係る止血帯を示す左側面図であり、図2(b)は、実施形態に係る止血帯を示す右側面図であり、図3(a)は、実施形態に係る止血帯を示す平面図であり、図3(b)は、実施形態に係る止血帯を示す底面図である。図4は、実施形態に係る止血帯を示す斜視図である。
図1〜図4に示すように、止血帯10は、ベース部材11と、ベース部材11の表面の第一端部11A側に固定された第一の押さえ部12と、ベース部材11の表面の第二端部11B側に、第一の押さえ部12と離間させて固定された第二の押さえ部13と、を有している。なお、端部とは、厳密な意味でベース部材11の末端でなくてもよい。
図1〜図4に示す例では、ベース部材11の形状を略長方形状とした例を示しているが、ベース部材11の形状は、長方形状に限られず、例えば正方形や台形等の他の四角形であってもよいし、五角形、六角形等の多角形であってもよい。
ベース部材11は、可撓性を有し、折り畳みを阻害しない扁平なシート状の部材であり、例えば可撓性を有する繊維シートを好適に用いることができる。出血部に対して安定した当接状態を得る観点及び後述する締付けベルト部材15を安定して支持する観点から、ベース部材11としては、一定以上の強度、硬さを有する編織物や不織布が好適であり、具体的には、例えばウェビング素材を好適に用いることができる。ウェビング素材は、樹脂繊維糸を編んで帯状にしたものであり、樹脂繊維としては、例えばポリエステル、ナイロン等の合成繊維を用いることができる。なお、編織物は、例えば繊維を編んであるもの、繊維を織ってあるもののいずれかを意味するものである。また、ベース部材としては、必ずしも繊維シートには限られず、例えば合成樹脂のフィルムであってもよい。
ベース部材11の厚さは特に限定されないが、後述する折り畳み工程での折り畳み易さの観点から、5mm以下であることが好ましく、また、折り畳み状態における形状安定性の観点から、ベース部材11の厚さは、0.1mm以上であることが好ましい。
第一の押さえ部12は、ベース部材11の第一端部11A側に向けて開口する第一の開口部121とベース部材11の第二端部11B側に向けて開口する第二の開口部122とを連通させる第一の連通部123を設けて、ベース部材11の第一端部11A側に固定されている。
また、第二の押さえ部13は、該ベース部材11の第二端部11B側に向けて開口する第三の開口部131と該ベース部材11の第一端部11A側に向けて開口する第四の開口部132とを連通する第二の連通部133を設けて、ベース部材11の表面の第二端部11B側に固定されている。
図1〜4に示す例では、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13は、ベース部材11の第一端部11Aと第二端部11Bとを結ぶ方向(以下、長さ方向という)に垂直な方向(以下、幅方向という)の幅が、ベース部材11の幅方向の幅と、略同等の幅とされている。
なお、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13は、ベース部材11上に、第一の連通部123及び第二の連通部133を形成できれば、必ずしもベース部材11と同じ幅に形成しなくてもよい。即ち、幅方向において、ベース部材11の幅より狭い幅であってもよい。
また、図1〜4に示す例では、ベース部材の長手方向に沿う、ベース部材11の第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14の長さ(即ち、ベース部材11の長さ方向又は締付けベルト部材15の延在方向に沿った長さ)L1は、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13の長さL2、L3と、略同等の長さとされている。
即ち、ベース部材11は、長さ方向において、第一の押さえ部12が設けられた領域と、第二の押さえ部13が設けられた領域と、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14とで、三等分されている。
第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13としては、ベース部材11との間で後述する締付けベルト部材15を周回可能に支持できるものであればよく、その材質は特に限定されないが、第一の連通部123及び第二の連通部133内における締付けベルト部材15の移動性を良好にする観点から、形状を保持できる一定以上の硬さを有し、且つ表面平滑性を有する素材を用いることが好ましい。第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13としては、具体的には、例えばベルポーレン等の合成樹脂シートや天然皮革シートを好適に用いることができる。
第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13の厚さは特に限定されないが、折り畳み状態での小サイズ化の観点から、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13の厚さは、3mm以下であることが好ましい。また、また、折り畳み状態における形状安定性の観点から、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13の厚さは、0.1mm以上であることが好ましい。
第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13を、ベース部材11に固定する方法は、これらに用いる素材の性質に応じて選択することができ、特に限定されないが、例えば、縫合、接着、ホチキス留め等の方法が挙げられる。
ベース部材11の表面には、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14に、後述する棒状部材(以下、間棒という)を支持可能な、支持部16が設けられている。支持部16は、開口部161と、これと対向する開口部162とを連通させる第三の連通部163を設けて固定されており、第三の連通部163に、後述する間棒を支持可能に設けられている。
なお、支持部16は、間棒を安定して支持する観点からは、ベース部材11上に設置することが好ましいが、支持部16は、必ずしも設置しなくてもよい。
支持部16の材質としては、ベース部材11と、引張り力を受ける締付けベルト部材15との間で、間棒を安定して支持する観点から、一定以上の強度を有する素材を用いることが好ましい。
支持部16としては、具体的には、例えば、ベルポーレン等の合成樹脂シートを好適に用いることができる。支持部16として合成樹脂シートを用いる場合、その表面及び側縁部を保護するため、布地で覆っても良い。
支持部16を、ベース部材11に固定する方法は、支持部16及びベース部材11に用いる素材の性質に応じて選択することができ、特に限定されないが、例えば、縫合、接着、ホチキス留め等の方法が挙げられる。
締付けベルト部材15は、可撓性を有し、折り畳みを阻害しない幅狭のループ状の部材であり、第一の連通部123及び第二の連通部133に挿通されて、ベース部材11の表面に沿って周回可能に配置されている。
締付けベルト部材15としては、間棒による捩じり易さや、後述する折り畳みのし易さの観点から、一定以上の柔軟性を有する素材を用いることが好ましい。また、締付けベルト部材15としては、捩じり上げの際に締付けベルト部材15に加わる引張り力に対する耐久性を得る観点から、一定以上の強度を有する素材を好適に用いることができる。
締付けベルト部材15としては、具体的には、例えばポリエステル、ポリアミド、ポリオレフイン、ポリアクリロニトリルなどの合繊繊維、アセテート等の半合成繊維、レーヨン等の再生繊維、木綿、絹、ウールなどの天然繊維等の繊維からなる糸条で編繊された編織物を好適に用いることができ、より具体的には、これらの編織物を用いたバイアステープを好適に用いることができる。
締付けベルト部材15としては、後述する装着を行う際に、捩り上げのときにかかる引張り力に耐え得る強度を得る観点から、耐荷重が230〜250kgのものを用いることが好ましい。
締付けベルト部材15の幅としては、第一の連通部123及び第二の連通部133に挿通可能な幅であれば、特に限定されないが、装着時の締付けベルト部材15の、身体部分への食い込みを防止するため、第一の連通部123及び第二の連通部133に挿通可能な範囲で、締付けベルト部材15の幅は、なるべく広いことが好ましい。
締付けベルト部材15の外周面の一部には、締付けベルト部材15と略同等の幅の保護部材17が設けられている。保護部材17は、折り畳み状態においては、ベース部材11の表面を保護するものであり、装着時においては、間棒の押し当て部分の締付けベルト部材15を補強するものである。
保護部材17としては、可撓性を有する編織物を用いることができる。耐擦過性を得る観点から、保護部材17としては、一定以上の強度、硬さを有する編織物が好適であり、具体的には、ベース部材11と同様、例えばウェビング素材を好適に用いることができる。
保護部材17を、締付けベルト部材15に固定する方法は、保護部材17及び締付けベルト部材15に用いる素材の性質に応じて選択することができるが、例えば、縫合、接着等の方法が挙げられる。
保護部材17は、締付けベルト部材15に対して固定した固定部分171における、締付けベルト部材15の周回方向に沿う方向の長さL4が、ベース部材11の第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14の、長さ方向に沿う方向の長さL1より、若干狭い幅に形成されている。また、保護部材17の、締付けベルト部材15に対する固定部分171の両側には、締付けベルト部材15に対して固定されていない、つまみ部172が設けられている。出血部位に装着するときにつまみ部172を引張ることによって、素早く止血することができる。
保護部材17としては、少なくとも、締付けベルト部材15の周回方向に沿う方向の長さが、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14の長さ方向に沿う方向の長さL1より広く形成されていることが好ましい。また、保護部材17としては、つまみ部172は、必ずしも設けなくてもよく、その保護部材17の全域を、締付けベルト部材15に対して固定してもよい。
ベース部材11の対向する両側縁には、締付けベルト部材15の周回方向に対して略直角方向に延出する交差状ベルト部材18が取り付けられている。交差状ベルト部材18は、可撓性を有し、折り畳みを阻害しない扁平なシート状の部材であり、締付けベルト部材15に対して交差した配置関係を有する。
交差状ベルト部材18は、ベース部材11の一方の側縁から延出する第一の延出部181と、ベース部材11の他方の側縁から延出する第二の延出部182と、を有している。第一の延出部181及び第二の延出部182は、いずれも、ベース部材11の長さ方向の略中央の位置から延出するように、ベース部材11を挟んで略一直線上に設けられている。
交差状ベルト部材18の幅L5としては、後述する折り畳みを行うときの便宜の観点から、ベース部材11の長さ方向に沿う、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13との間の領域14の長さL1と同等の幅か、これより若干狭い幅であることが好ましい。
図1〜4に示す例では、交差状ベルト部材18の第一の延出部181及び第二の延出部182として、面ファスナーを用いており、互いに係合し合う。交差状ベルト部材18としては、面ファスナーに限られず、例えばポリエステル、ナイロン等の合成樹脂のシート等を用いてもよい。
第一の延出部181及び第二の延出部182として、面ファスナーを用いた場合、第一の延出部181における、ベース部材11の表面側を向いている面(以下、第一の延出部181の表面という)には、第一の係合部19として、ループ状起毛部が設けられており、第二の延出部182における、ベース部材11の裏面側を向いている面(以下、第二の延出部182の裏面という)には、第二の係合部20として、フック状起毛部が設けられている。
図1〜4に示す例では、ループ状起毛部及びフック状起毛部により、第一の延出部181の少なくとも一部と、第二の延出部182の少なくとも一部とを開閉自在に連結する連結部21が構成されている。
第一の延出部181及び第二の延出部182として、面ファスナー以外のもの、例えば合成樹脂シート等を用いた場合には、連結部21として、例えばスナップボタン、かぎホック等を用いることができる。
例えば連結部21として、スナップボタンを用いる場合、第一の延出部181の表面に、第一の係合部19として雌スナップを固定し、第二の延出部182の裏面に、第二の係合部20として雄スナップを固定して、雌スナップ及び雄スナップにより、連結部21を構成することができる。
第二の延出部182、即ち、交差状ベルト部材18のうち、ベース部材11の裏面側の面に第二の係合部20を設けた延出部の端部には、引張り部材22が設けられている。
引張り部材22は、第二の延出部182の端部182aに取り付けられている。具体的には、引張り部材22は、第二の延出部182の表側の面に重ね合わせて配置されており、その一方の端部22aが、第二の延出部182の端部182aに縫合され、他方の端部22bが、自由端とされている。このため、引張り部材22を、第二の延出部182の表側の面に重ね合わせた状態では、引張り部材22は、第二の延出部182の端部182aから、ベース部材11側の方向、即ち、第二の延出部182の延出方向と反対側の方向に延出する状態となる。
図5〜図6に、上記において説明した止血帯10を折り畳んで収納する手順を説明する。
まず、保護部材17のつまみ部172を、第一の押さえ部12、第二の押さえ部13に収納した後、ベース部材11の裏面側の面を上にして、止血帯10を作業台上に載置する(図1(b)参照)。
次いで、締付けベルト部材15のうち、ベース部材11の外側に延出している部分を、ベース部材11の第一端部11A及び第二端部11Bの位置で、それぞれ内側に折り返して、ベース部材11上で重ね合わせる(図5A参照)。
次いで、ベース部材11の第一端部11A側を、第一の押さえ部12とともに裏面側に折り返した後、ベース部材11の第二端部11B側を、第二の押さえ部13とともに裏面側に折り返して、第二の押さえ部13を、第一の押さえ部12の上に重ね合わせる(図5B参照)。
次いで、第一の延出部181、即ち、交差状ベルト部材18のうち、ベース部材11の表面側の面に第一の係合部19を有する延出部を、第一の延出部181の延出方向に引張りながら、ベース部材11側に折り返して、第二の押さえ部13の上に乗せた後(図5C参照)、第二の延出部182、即ち、交差状ベルト部材18のうち、ベース部材11の裏面側の面に第二の係合部20を有する延出部を、第二の延出部182の延出方向に引張りながら、ベース部材11側に折り返して、第一の延出部181の上に載せて押し付ける(図6(b)参照)。これにより、第二の延出部182の裏面側の面に設けられた、第二の係合部20が、第一の延出部181の表面側の面に設けられた第一の係合部19と係合して、第一の延出部181の少なくとも一部と、第二の延出部182の少なくとも一部とが開閉自在に連結される。
図6(a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す正面図であり、図6(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す背面図であり、図7(a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す左側面図であり、図7(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す右側面図であり、図8(a)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す平面図であり、図8(b)は、実施形態に係る止血帯の折り畳み状態を示す底面図である。
以上説明した手順により、ベース部材10及び締付けベルト部材15は折り畳まれて、交差状ベルト部材18内に収納される。
以上説明した実施形態に係る止血帯10によれば、後述する間棒を別部材とすることができ、また、締付けベルト部材15の長さ調整を、第一の押さえ部12及び第二の押さえ部13により行うことができるため、例えば間棒や長さ調整用のバックル等を一体に備えた従来の止血帯と比較して、軽量化することができる。
また、実施形態に係る止血帯10によれば、ベース部材11として可撓性を有する扁平なシートを用い、締付けベルト部材15として、可撓性を有するループ状部材を用いているため、ベース部材11を締付けベルト部材15と共に折り畳むことができ、また、ループ状の締付けベルト部材15の周回方向に対して略直角方向に、可撓性を有する交差状ベルト部材18を取り付けた構成とすることで、折り畳んだ締付けベルト部材15及びベース部材11を、交差状ベルト部材18によりまとめて留めることができるため、小型化することができる。
また、図5〜図6で示す例では、ベース部材11が、その長さ方向において、第一の押さえ部12が設けられた領域と、第二の押さえ部13が設けられた領域と、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14とで、三等分されているため、折り畳みを行い易く、また折り畳み状態での形状安定性を得られ易い。
なお、ベース部材11は、必ずしも上記した領域で三等分されていなくてもよい。例えば、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域14の長さ方向の長さが、第一の押さえ部12が設けられた領域の長さ方向の長さや第二の押さえ部13が設けられた領域の長さ方向の長さより広く形成されていてもよい。
図9〜11は、図6〜8に示す、折り畳んだ状態の止血帯10を携帯している状態を示す写真図である。
止血帯10は、例えば防弾チョッキの前面に縫合されている1インチモールテープ(図9〜10参照)や、ズボンのベルトループ(図11参照)に対して、交差状ベルト部材18を巻き付け、第一の延出部181と第一の延出部182とを連結することによって、装着することができる。
また、これら以外にも、レッグリグ(弾倉等を携帯するために大腿部に装着する袋)のモールテープ部分、防弾チョッキのチェストリグ(肩当て)やそのモールテープ部分、バックパックの表面、ショルダーストラップ及びヒップベルトのモールテープ部分等にも同様に、交差状ベルト部材18を巻き付けて装着することができる。
図9〜11に示すように、実施形態に係る止血帯10は、止血帯10単体で、防弾チョッキ等に装着することができる。従って、例えば特許文献1に開示されている止血帯1本分のスペースに、実施形態に係る止血帯10を3〜4個装着することが可能であり、携帯性に優れている。
即ち、特許文献1に開示されている止血帯は、それ自体には携帯用の機能を備えていないため、止血帯10単体では、被装着体に装着することができず、例えば装着専用のポーチに入れて、このポーチをモールテープ等に装着することが必要となる。
また、実施形態に係る止血帯10は、図9〜11に示すように、保護部材17が前面に露出するように装着されるため、飛来物の衝突等による締付けベルト部材15の破損を防止することができる。また、例えば図10に示すように、止血帯10を身体の前面に装着した状態のまま、例えば匍匐前進を行った場合でも、保護部材17により地面と接触するため、摩擦等による締付けベルト部材15の劣化を防止することができる。
以上説明したように、実施形態に係る止血帯10は、軽量でかつ小型化することができ、また携帯性に優れるため、従来より多くの個数を携帯することができる。
また、小型化した状態で携帯できるため、身体に付けた場合でも、邪魔にならずに携帯することができる。
また、実施形態に係る止血帯10は、例えば図10に示す状態から、引張り部材22を引張って軽く振ると、被装着体(防弾チョッキのモールテープ等)から取り外されるとともに、折り畳み状態から展開されて、締付けベルト部材15のループが即座に広がり、止血処置を行える状態となる。従って、被装着体からの取り外しと、収納状態からの展開を、引張り部材22の引張りという一挙動で簡単に行うことができるため、負傷したときの止血処置を迅速に行うことができる。
次に、上記において説明した実施形態に係る止血帯10を、身体部分に装着する手順を図4及び図12〜図14を用いて説明する。なお、図4は、締付けベルト部材15に挿入する身体部分や引き上げ動作を行う身体部分は省略して示している。
まず、保護部材17をベース部材11の上方に位置合わせしながら、締付けベルト部材15をベース部材11の裏面側に引き出し、ベース部材11の表面の長さ方向一帯に締付けベルト部材15の内周面が当接された状態、即ち、締付けベルト部材15の内周面及びベース部材11の裏面で形成される環151(以下、身体部分挿入側の環151という)の環径が略最大径である状態で、かつ、ベース部材11上に保護部材17が支持された状態として、身体部分挿入側の環151の環内に、例えば腕等の身体部分を挿入する。
次いで、身体部分挿入側の環151の環内に、腕等の身体部分を挿入した状態を維持しながら、保護部材17のつまみ部172を把持して、ベース部材11から離間させるように引き上げる(図4参照)。これにより、第一の押さえ部12の第二の開口部122及び第二の押さえ部13の第四の開口部132から、それぞれベース部材11の表面側に締付けベルト部材15が引き出される。これにより、ベース部材11の表面の、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13との間の領域14と、引き出された締付けベルト部材15の内周面とで形成される環152(以下、引き出し側の環152という)の環径が拡径するとともに、身体部分挿入側の環151の環径が縮径する。
さらに保護部材171を引き上げ、ベース部材11の裏面が、身体部分の出血部に当接するまで、ベース部材11の表面側に締付けベルト部材15を引き出す。
次いで、引き出し側の環152内に、間棒を挿し入れ、締付けベルト部材15の内周面の、保護部材17の取付け位置15aに当接させながら、ベース部材11の表面側に締付けベルト部材15をさらに引き上げる(図12参照)。これにより、身体部分挿入側の環151の環径がさらに縮径し、出血部及びその周辺の身体部分が、この環151により締め付けられる。なお、図12〜14では、間棒としてボールペンを用いている。
次いで、間棒を、締付けベルト部材15の内周面の前記位置15aに当接させ、締付けベルト部材15を引き上げる状態を維持しながら、間棒を回して、引き出し側の締付けベルト部材15を捩じり上げる(図13参照)。これにより、身体部分挿入側の環151の環径はさらに縮径し、出血部及びその周辺の身体部分が、この環151によりさらに締め付けられる。
次いで、間棒を、支持部16の第三の連通部163に挿し込んで、ベース部材11上に間棒を固定する(図14参照)。なお、間棒の挿し込み位置は、必ずしも支持部16でなくてもよく、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13の間の領域14のベース部材11表面と、ベース部材11表面側に露出している締付けベルト部材15との間に挿し込んでもよい。
以上説明した実施形態に係る止血帯10によれば、片手での身体部分への装着が可能であるため、負傷者自身による装着が可能であり、迅速な止血処置を行うことが可能である。
また、実施形態に係る止血帯10は、出血部に当接させるベース部材11の両端部に、ベルト挿通部となる第一の連通部123及び第二の連通部133を設けているため、締付けベルト部材15による締め付けを行う際に、ベース部材11の両端部側から締付けベルト部材15を引き出すことができる。また、実施形態に係る止血帯10は、ベース部材11の両端部に、第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とを設けているため、ベース部材11に対して締付けベルト部材15が安定して保持される。従って、実施形態に係る止血帯10によれば、締付けベルト部材15による締め付け作業を行い易く、迅速な止血処置が可能である。
また、実施形態に係る止血帯10は、上記において説明したように、止血帯10と別部材とした間棒により、締付けベルト部材15の締め付けを行うことができるため、止血帯10としての重量を軽量化することができる。
また、図12〜14では、間棒として、ボールペンを用いた場合の例を示したが、間棒としては、例えば拳銃弾倉、フラッシュライト、カラビナ、ライター等を用いることもできる。図15は、間棒として、ダブルカラムマガジン(複列弾倉)を用いた例であり、図16は、間棒として、フラッシュライトを用いた例であり、図17は、間棒として、カラビナを用いた例であり、図18は、間棒として、ライターを用いた例である。
また、図12〜14では、止血帯10を腕に装着する例を説明したが、同様の構成で、脚部等の他の身体部分に装着することも可能である。このため、適用する身体部分のサイズに応じて、止血帯10のサイズを適宜調整して、作成することができる。
なお、実施形態に係る止血帯10は、締付けベルト部材15の押さえ部を、ベース部材11の両端に一個ずつ設けた構成としたが、必ずしもこれには限定されず、例えば両端に2個以上ずつ設けるようにしてもよい。また、第一端部11A側と第二端部11B側とで、押さえ部の数を異ならせて設置してもよい。
10…止血帯、11…ベース部材、11A…第一端部、11B…第二端部、12…第一の押さえ部、121…第一の開口部、122…第二の開口部、123…第一の連通部、13…第二の押さえ部、131…第三の開口部、132…第四の開口部、133…第二の連通部、14…第一の押さえ部12と第二の押さえ部13とで挟まれた領域、15…締付けベルト部材、151…身体部分挿入側の環、152…引き出し側の環、16…支持部、161、162…開口部、163…第三の連通部、17…保護部材、171…固定部分、172…つまみ部、18…交差状ベルト部材、181…第一の延出部、182…第二の延出部、182a…第二の延出部182の端部

Claims (11)

  1. 可撓性を有するシートにより構成されるベース部材と、
    前記ベース部材の表面の一端側に、該ベース部材の一端側に向けて開口する第一の開口部と該ベース部材の他端側に向けて開口する第二の開口部とを連通させる第一の連通部を設けて固定された第一の押さえ部と、
    前記ベース部材の表面の他端側に、該ベース部材の他端側に向けて開口する第三の開口部と該ベース部材の一端側に向けて開口する第四の開口部とを連通させる第二の連通部を設けて、かつ前記第一の押さえ部と離間させて固定された第二の押さえ部と、
    前記第一の連通部及び前記第二の連通部に、該ベース部材の表面に沿って周回可能に挿通された可撓性を有するループ状の締付けベルト部材と、
    前記締付けベルト部材の周回方向に対して略直角方向に、前記ベース部材の対向する両側縁からそれぞれ延出する可撓性を有する交差状ベルト部材と、
    前記交差状ベルト部材のうち、前記ベース部材の一方の側縁から延出する第一の延出部の少なくとも一部と、前記交差状ベルト部材のうち、前記ベース部材の他方の側縁から延出する第二の延出部の少なくとも一部とを開閉自在に連結する連結部と、を有することを特徴とする止血帯。
  2. 前記ベース部材は、繊維シートにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の止血帯。
  3. 前記連結部は、前記第一の延出部における前記ベース部材の表面側の面に設けられた第一の係合部と、前記第二の延出部における前記ベース部材の裏面側の面に設けられ、前記第一の係合部と係合する第二の係合部と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の止血帯。
  4. 前記交差状ベルト部材の前記第一の延出部及び前記第二の延出部は、面ファスナーである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の止血帯。
  5. 前記ベース部材は、該ベース部材の一方の端部と他方の端部とを結ぶ方向の長さは、前記第一の押さえ部が設けられた領域と、前記第二の押さえ部が設けられた領域と、前記第一の押さえ部と前記第二の押さえ部で挟まれた領域とで三等分されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の止血帯。
  6. 前記ベース部材は、ウェビング素材で構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の止血帯。
  7. 前記締付けベルト部材は、バイアステープで構成されている、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の止血帯。
  8. 前記締付けベルト部材の耐荷重は、230〜250kgであることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の止血帯。
  9. 前記締付けベルト部材の外周面の一部には、前記締付けベルト部材より硬い材質で構成された保護部材が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の止血帯。
  10. 前記交差状ベルト部材の一方の端部に、引張部材が設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の止血帯。
  11. 前記引張部材は、前記第二の延出部の端部に取り付けられている、ことを特徴とする請求項10に記載の止血帯。
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