JP2010506458A - 無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法及び装置 - Google Patents

無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【解決手段】無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法によれば、ユーザ装置は、ユーザ装置が送信するデータを保持していることを判断し得る。データは、スケジュールされたフローに対応することができる。ユーザ装置はまた、スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つ以上のプロトコルデータ単位を送信するのに不十分であることを判断し得る。不十分さのインジケータは、少なくとも一度、スケジューラに送信され得る。不十分さのインジケータは、スケジュールされた許可が少なくとも一つ以上のプロトコルデータ単位を送信するのに不十分であることの表示を含み得る。
【選択図】図11

Description

米国特許法第119条の優先権の主張
この特許出願は、2006年9月29日に出願され、本願に関する譲受人に譲受され、そして参照により本願に明示的に組み込まれる、“A MECHANISM FOR DEADLOCK AVOIDANCE WHEN THE GRANT IS INSUFFICIENT TO TRANSFER DATA ON THE HSUPA CHANNELS”と表題された米国仮出願番号60/827,626に基づく優先権を主張する。
この開示は、概して無線通信システムに関する。より具体的には、本開示は、無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法及び装置に関する。
無線通信機器は、消費者のニーズを満足するため、またポータビリティ及び利便性を向上するため、いっそう高性能になり、そして小型化されてきている。消費者は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、及びラップトップコンピュータ等の無線通信機器に依存するようになってきている。消費者は、信頼できるサービス、拡大された受信可能範囲、そして進展した機能性に期待するようになってきている。
無線通信システムは、同時にユーザ装置(UE)をサポートしている。UEは、移動局、局、アクセス端末、ユーザ端末、端末、加入者ユニット等と呼び換えられても良い。各UEは、アップリンクまたはダウンリンクでの通信により、1つ以上のノードB(基地局、アクセスポイント等と呼び換えられても良い)と通信することが出来る。アップリンク(またはリバースリンク)は、UEからノードBへの通信リンクを指し、ダウンリンク(またはフォワードリンク)は、ノードBからUEへの通信リンクを指す。
無線通信システムは、使用可能なシステムリソース(例えば、バンド幅や送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポート可能な多重接続システムであっても良い。このような多重接続システムの例は、符号分割多重接続(CDMA)システム、時分割多重接続(TDMA)システム、周波数分割多重接続(FDMA)システム、及び直交周波数分割多重接続(OFDMA)システムを含む。ノードBは、種々のシステムリソースを、ノードBによってサポートされている各々のUEに割り当てる。
本開示は概して、無線通信システム内のUEにシステムリソースが配分される方法に関する。より具体的には、本開示は、無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する(場合によっては、デッドロックを回避する)方法及び装置に関する。この記載において、デッドロックなる用語は、アップリンクで送信するデータをUEが有しつつも、UEにアップリンクでデータを送信させることの出来る十分な程度にシステムリソースがUEに割り当てられていない状況、を指し得る。
図1は、汎用移動通信システム(UMTS)に従って構成された無線通信システムの、いくつかの側面を図示する。 図2は、ノードBとユーザ装置(UE)との間のアップリンク及びダウンリンクを図示する。 図3は、UMTSシステムのための階層化通信アーキテクチャの、いくつかの側面を図示する。 図4は、UMTSシステムにおける媒体アクセス制御(MAC)層と物理層との間に存在し得る2つのトランスポートチャネルを説明する。 図5は、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)に関連するアップリンク上の2つの物理チャネルを図示する。 図6は、UMTSシステムのMAC層内のMAC−dエンティティ及びMAC−e/esエンティティを図示する。 図7は、MAC−esプロトコルデータ単位(PDU)を説明する。 図8は、MAC−e PDUを図示する。 図9は、ノードBスケジューラを図示する。 図10は、MAC−e PDUをノードBに送信するUEを示す。 図11は、UMTSシステムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するためにUE内に設けられる種々の要素を図示する。 図12は、UMTSシステムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するための方法を図示する。 図13は、図12に示される方法に対応した機能手段ブロックを図示する。 図14は、無線機器に利用されることの出来る種々の要素を図示する。
無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法が開示される。本方法によれば、ユーザ装置は、送信するためのデータをユーザ装置が保持していることを判断し得る。このデータは、スケジュールされたフローに対応し得る。ユーザ装置は、スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断し得る。不十分さのインジケータが、少なくとも一度、スケジューラに対して送信され得る。この不十分さのインジケータは、スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を含み得る。
無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するために構成されたユーザ装置がまた開示される。ユーザ装置は、プロセッサと、このプロセッサと電気的に通信するメモリとを含み得る。このメモリには、命令が保持される。この命令は、送信データをユーザ装置が保持していることを判断することを実行可能であり得る。このデータは、スケジュールされたフローに対応し得る。命令はまた、スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断することを実行可能であり得る。命令はまた、少なくとも一度、スケジューラに対して不十分さのインジケータを送信することを実行可能であり得る。この不十分さのインジケータは、スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を備え得る。
無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する装置がまた開示される。この装置は、送信データをユーザ装置が保持していることを判断する手段を含み得る。このデータは、スケジュールされたフローに対応し得る。この装置はまた、スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断する手段を含み得る。装置はまた、少なくとも一度、スケジューラに対して不十分さのインジケータを送信する手段を含み得る。この不十分さのインジケータは、スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を含み得る。
無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するコンピュータプログラム製品がまた開示される。このコンピュータプログラム製品は、命令をそれに保持するコンピュータ読み取り可能な媒体を含み得る。この命令は、送信データをユーザ装置が保持していることを判断するコードを含み得る。このデータはスケジュールされたフローに対応し得る。この命令はまた、スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断するコードを含み得る。この命令はまた、少なくとも一度、スケジューラに対して不十分さのインジケータを送信するコードを含み得る。この不十分さのインジケータは、スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を含み得る。
3Gは、第3世代の携帯電話の規格及び技術である。これは、国際移動通信プログラム(IMT−2000)の下での規格の国際電気通信連合(ITU)ファミリーに基づいている。3G技術によって、ネットワーク運用者に対して、向上されたスペクトル効率を通じて非常に大きなネットワークキャパシティを実現しつつ、より幅広い更に進歩したサービスを、ユーザに提供することが可能になる。サービスは、広域音声通話とブロードバンドワイヤレスデータを含み、これらは皆、モバイル環境におけるものである。
汎用移動通信システム(UMTS)は、3G携帯電話技術のひとつである。UMTSは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって標準化されている。UMTSは、基礎となる無線インターフェースとして、広帯域符号分割多重アクセス(W−CDMA)を用いる。例示の目的で、ここで開示される方法及び装置は、UMTSシステムに関連するものとして述べられる。しかしながら、本開示の範囲は、UMTSシステムに限定されるものでは無い。
図1は、UMTSに従って構成可能な無線通信システム100の、いくつかの側面を図示している。無線アクセスネットワーク(RAN)102が、ノードB104と無線ネットワーク制御装置(RNC)106とともに示されている。単純化のため、唯一つのノードB104と、唯一つのRNC106のみが、図1には示されている。しかしRAN102は、任意の数のノードB104と、任意の数のRNC106を含んでも良い。RAN102はまた、図1に示されないその他の要素を含んでも良い。
ノードB104は、ユーザ装置(UE)108と通信する固定の局(station)であり得る。ノードB104は、基地局(base station)、アクセスポイント(access point)、またはその他の用語で言い換えることが出来る。ノードB104は、ある特定の地理的領域の通信可能範囲を提供し、その通信可能範囲内に位置するUE108の通信をサポートし得る。
RNC106は、ノードB104に対する制御と調整を行う。RNC106は、コアネットワーク110と電気的に通信することが示されている。コアネットワーク110は、パケットルーティング(packet routing)、ユーザ登録、モビリティ管理(mobility management)等のような機能をサポートする種々のエンティティを含み得る。
UE108は、RAN102中のノードN104と通信し得る。UE108は、固定式であっても可動式であっても良く、移動局、局、ユーザ端末、アクセス端末、端末、加入者ユニット等と言い換えることが出来る。UE108は、携帯電話、無線機器、携帯情報端末(PDA)、携帯型機器、無線モデム、ラップトップコンピュータ等であるかもしれない。
図2は、ノードB204とUE208との間のアップリンク212とダウンリンク214を図示している。アップリンク212は、UE208からノードB204への送信を指す。ダウンリンク214は、ノードB204からUE208への送信を指す。
UMTSの仕様書は、階層化通信アーキテクチャを定義しており、階層は、それよりも上位の階層にサービスを提供し、または/及びそれよりも下位の階層からサービスを受け取る、関連した機能の集合である。図3は、UMTSシステムの階層化通信アーキテクチャのいくつかの側面を図示している。現在のUMTSの仕様書は、上位層320に加えて更に物理層316、媒体アクセス制御(MAC)層318を定義している。
MAC層318は、上位層320からの一つ以上の論理チャネル322からデータを受信する。論理チャネル322は、ボイスオーバーIP(VoIP)、テレビ電話、ファイル転送プロトコル(FTP)、ゲーム用等のような、特定のアプリケーションに対応し得る。
物理層316は、物理チャネル326を介して、上位層320にデータ転送サービスを提供する。これらのサービスへのアクセスは、MAC層318を介してトランスポートチャネル324を通じて行なう。トランスポートチャネル324の特長は、畳み込み符号化、や、インターリービング、及び必要に応じた種々のサービス特有のレートマッチング等の、当該トランスポートチャネル324に適用される処理を行う物理層316を特定するそのトランスポートフォーマット(またはフォーマットセット)によって定義される。
UMTSシステムは、高速アップリングパケットアクセス(HSUPA)をサポートするように構成されても良い。HSUPAは、アップリンク212において高速のパケットデータ転送を可能とするチャネルと手続を含む。
図4は、UMTSシステムにおけるMAC層418と物理層416との間に存在する2つのトランスポートチャネル424a、424bを図示している。詳しくは、図4は個別チャネル(DCH)424aと、拡張個別チャネル(E−DCH)424bとを図示している。DCH424aとE−DCH424bは共に、UE108が使用し得るトランスポートチャネルである。E−DCH424bは、HSUPAと関連している。E−DCH424bは、DCH424aよりも高速にアップリンク212データを転送可能とされることが出来る。
図5は、アップリンク212における、HSUPAに関連する2つの物理チャネル526a、526bを図示している。詳しくは、図5は、E−DCH個別物理データチャネル(E−DPDCH)526aとE−DCH個別物理制御チャネル(E−DPCCH)526bとを図示している。E−DPDCH526aは、E−DCHトランスポートチャネル524bを搬送するために使用可能な物理チャネルである。E−DPCCH526bは、E−DCH524bに関連する制御情報を送信するために使用可能な物理チャネルである。
図6は、MAC−dエンティティ628とMAC−e/esエンティティ630を図示している。MAC−dエンティティ628とMAC−e/esエンティティ630は、MAC層318の一部として、UMTSの仕様書に定義されている。MAC−dエンティティ628はDCH624aをサポートする。MAC−e/esエンティティ630は、E−DCH624bをサポートする。
MAC−dフロー632は、E−DCH624bのために、MAC−dエンティティ628とMAC−e/esエンティティ630との間に定義される。論理チャネル622は、MAC−dエンティティ628を介してMAC−dフロー632にマップされ得る。MAC−dフロー632は、MAC−e/esエンティティ630を介してE−DCH624bにマップされ得る。E−DCH624bは、物理層616を介してE−DPDCH626aにマップされ得る。DCH624aは、物理層616を介してDPDCH626cにマップされ得る。
UMTSの仕様書は、プロトコルデータ単位(PDU)を定義している。図7は、MAC−es PDU734を図示している。MAC−es PDU734は、複数のMAC−esサービスデータ単位(SDU)736を含み得る。MAC−es SDU736は、MAC−d PDU738に対応している。
図8は、MAC−e PDU840を図示している。MAC−e PDU840は、複数のMAC−es PDU834を含み得る。
MAC−dエンティティ628は、MAC−d PDU738を組み立て得る。MAC−d PDU738は、論理チャネル322に対応したデータを含み得る。MAC−dエンティティ628は、MAC−d PDU738を、MAC−e/esエンティティ630に供給する。MAC−e/esエンティティ630は、MAC−e PDU840を組み立て得る。図8に示すように、MAC−e PDU840は、MAC−es PDU834を含み得る。図7に示すように、MAC−es PDU734は、MAC−d PDU738を含み得る。MAC−e PDU840は、E−DPDCH526a上で送信され得る。
図9は、ノードB904におけるE−DCHノードBスケジューラ942を図示している。ノードBスケジューラ942は、アップリンク212リソースのUE908への割り当てを統括する。換言すれば、ノードBスケジューラ942は、UE908によって送信出来るデータ量を制御し得る。ノードBスケジューラ942は、UE908がアップリンク212上で送信可能な電力の最大値、データチャネルと参照チャネルとの間の許容比の最大値等のパラメータを特定することにより、UE908にリソースを割り当てる。ノードBスケジューラ942からUE908へのリソースの割り当てが行われると、UE908は、リソースの割り当ての制限内において、一つ以上のMAC−e PDU840を組み立てて、その後、E−DCHトランスポートチャネル424b及びE−DPDCH物理チャネル526aを介して、ノードB904へMAC−e PDU838を送信し得る。
ノードBスケジューラ942は、遅延に影響を受けやすいMAC−dフロー932aのためのセットアップタイムにおいて、静的リソースを割り当て得る。このような種類のMAC−dフロー932aは、スケジュールされないMAC−dフロー(non-scheduled MAC-d flow)932aと呼ばれ、このタイプのリソース割り当ては、スケジュールされない許可(non-scheduled grant)944aと呼ばれ得る。
スケジュールされないMAC−dフロー932aを除くMAC−dフロー932bは、スケジュールされたMAC−dフロー(scheduled MAC-d flow)932bと呼ばれ得る。ノードBスケジューラ942は、スケジュールされたMAC−dフロー932bに対して、リソースを動的に割り当てる。このようなタイプのリソース割り当ては、スケジュールされた許可(scheduled grant)944bと呼ばれ得る。
ノードBスケジューラ942は、絶対許可コマンド946または相対許可コマンド948をUE908に送ることによって、UE908のスケジュールされたMAC−dフロー932bに対応するスケジュールされた許可944bの値を変更し得る。絶対許可コマンド946は、スケジュールされたMAC−dフロー932bに対応するスケジュールされた許可944bを新たな値に変更するための命令を含み得る。相対許可コマンド948は、スケジュールされたMAC−dフロー932bに対応するスケジュールされた許可944bの値を、増加、減少、または維持するための命令を含み得る。
図10は、E−DPDCH1026a上でノードB1004にMAC−e PDU1040を送信するUE1008を図示している。MAC−e PDU1040は、データ1050とスケジューリング情報1052を有することが示されている。図10はまた、E−DPCCH1026b上で、E−DCHトランスポートフォーマット組み合わせ識別子(E−TFCI)1054とハッピービット1056を送信するUE1008を示している。
UTMSの仕様書は、UE1008が割り当てを望むリソースの量をノードBスケジューラ942に知らせるために、UE1008によって送信可能な制御情報、について説明している。この制御情報は、スケジューリング情報1052を含み得る。スケジューリング情報1052は、UE1008が使用可能なシステムリソースの量のみならず、UE1008が割り当てを望むシステムリソースの量の、よりよい値を、ノードBスケジューラ942に供給するために用いられ得る。
制御情報はまた、ハッピービット1056を含み得る。ハッピービット1056には、2つの取り得る値:“ノットハッピー(not happy)”なる値と“ハッピー(happy)”なる値、とがある。“ノットハッピー”なる値は、UE1008が更なるリソースを使用可能であることを示す。“ハッピー”なる値は、UE1008が、現在与えられているリソース以上の更なるリソースを、今必要としていないことを示す。
E−TFCI1054は、E−TFCI1054と同時に送信されるMAC−e PDU1040についての情報を示す。MAC−e PDU1040が送られる際、常にE−TFCI1054とハッピービットも送られる。ある特定のMAC−e PDU1040に対応するE−TFCI1054は、どのくらいの量のデータ1050がこのMAC−e PDU1040で送信されるかを示す。E−TFCI1054がゼロの値にセットされる場合には、これはMAC−e PDU1040でデータ1050が送信されないことを意味する。
MAC−e PDU1040がデータ1050を含む場合には、E−TFCI1054の値はゼロより大きく、またMAC−e PDU1040は、スケジューリング情報1052を含む場合もあるし、含まない場合もある。MAC−e PDU1040がデータ1050を含まない場合には、E−TFCI1054はゼロの値にセットされ、MAC−e PDU1040はスケジューリング情報1052を含む。
UMTSの仕様書は、スケジューリング情報1052の送信は、ある特定の状況下で引き起こされ得ることを示している。例えば、UE1008が保持するスケジュールされた許可944bがゼロであり(すなわち、UE1008に対して、スケジュールされたMAC−dフロー932bの送信のためのリソースが割り当てられなかった)、そしてUE1008が一つ以上のスケジュールされたMAC−dフロー932bに対応する送信データ1050を保持しているような際に、スケジューリング情報1052の送信が引き起こされる。
UMTSの仕様書はまた、スケジューリング情報1052の定期的な送信についても述べている。詳しくは、UMTSの仕様書は、2つの周期タイマ:T_SINGとT_SIG、について述べている。T_SING周期タイマは、UE1008が有するスケジュールされた許可944bがゼロである場合に使用され得る。詳しくは、UE1008のスケジュールされた許可944bがゼロである場合、スケジュール情報1052が、T_SINGタイマの値に基づいて、定期的に送信され得る。T_SIG周期タイマは、UE1008のスケジュールされた許可944bがゼロを除く値である場合に使用され得る。詳しくは、UE1008が保持するスケジュールされた許可944bがゼロを除く値であれば、スケジュール情報1052が、T_SIGタイマの値に基づいて、定期的に送信され得る。実装例によっては、ネットワークは周期タイマ無しで構成され得る。この結果、定期的な通知が行なわれない。
UE1008がスケジュール情報1052を送信すると、ノードB1004は、無応答(DTX)、肯定応答(ACK)、または否定応答(NACK)を送信することによって応答する。誤検出の可能性はゼロでは無い。例えば、DTXがACKまたはNACKとして解釈されたり、その逆に解釈されたりするかもしれない。
スケジュールされたMAC−dフロー932bのためのスケジュールされた許可944bが不十分であるかもしれない時がある。例えば、スケジュールされたMAC−dフロー932bに対応する少なくとも一つのMAC−d PDU738をUE1008が送信できるのには不十分な場合である。本明細書において、用語「不十分なスケジュールされた許可」944bは、少なくとも一つのMAC−d PDU738をUE1008が送信することを許可するには不十分であるような、スケジュールされた許可944bを指す。不十分なスケジュールされた許可944bは、ゼロを除く値を有し、それでも少なくとも一つのMAC−d PDU738をUE1008が送信できるのには不十分である。
UE1008が不十分なスケジュールされた許可944bを有するかもしれない多くの状況がある。例えば、UE1008がスケジュールされた許可944bの新しい値と共に絶対許可コマンド946を受信したが、このスケジュールされた許可の新しい値が、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分なとき、UE1008は不十分なスケジュールされた許可944bを保持することになるだろう。別の例としては、UE1008がスケジュールされた許可944bの現在の値を減少させる相対許可コマンド948を受信し、その結果、スケジュールされた許可944bの現在の値が、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分になったとき、UE1008は不十分なスケジュールされた許可944bを保持することになるだろう。更に別の例としては、UE1008が絶対許可コマンド946または相対許可コマンド948を誤検出したことにより、スケジュールされた許可944bの現在の値が、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分になったとき、UE1008は不十分なスケジュールされた許可944bを保持することになるだろう。
現在のUMTSの仕様書では、UE1008が不十分なスケジュールされた許可944bを保持している場合にUE1008はデッドロックの状況に達してしまうかもしれない。例えば、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分な、ゼロでないスケジュールされた許可944bをUE1008が保持していると仮定する。もし、T_SIGタイマが設定されていなければ、UE1008は、スケジュールされた許可944bが不十分である限り、ハング(hung)状態(すなわち、結果、UE1008からの送信が無い)となるだろう。例えT_SIGタイマが設定されていたとしても、スケジューリング情報1052の送信は、T_SIGタイマが満了するまで遅れ得る。このことは、UE1008の性能及び/または応答時間に悪影響を与えるだろう。
別の例として、UE1008が保持するスケジュールされた許可944bがゼロであると仮定する。この場合、UE1008は、もしT_SINGタイマが設定されていなければ、デッドロックの状況に達してしまうかもしれない。例えば、このことは、UE1008がスケジューリング情報1052(ゼロの値にセットされたE−TFCI1054と共に)を最大回数だけ送信し、且つこれらの送信内容がノードBスケジューラ942(例えば、頻繁な移動/フェーディング(fading)の状況下で)で受信されなかった際に起きるだろう。この場合、ノードBスケジューラ942は、UE1008が送るべきデータ1050を有し且つUE1008が保持するスケジュールされた許可944bがゼロであることを、最早知ることは出来ないだろう。
別の例としては、もしノードB1004が、(ゼロの値にセットされた)E−TFCI1054の送信のデコードに失敗したが、UE1008がACKを受信したと誤って判断すると、UE1008がデッドロックの状況に達するかもしれない。この場合、UE1008は、(ゼロの値にセットされたE−TFCI1054共に)スケジューリング情報1052の送信することを停止するかもしれず、その結果ノードBスケジューラ942は、UE1008が送信データ1050を保持しているがUE1008が保持するスケジュールされた許可944bがゼロであること、をもはや知ることは出来ないだろう。
更に別の例としては、もしノードB1004が、(ゼロの値にセットされた)E−TFCI1054をデコードし、UE1008がE−TFCI1054の送信に関するACKを受信し、ノードBスケジューラ942が絶対許可コマンド946または相対許可コマンド948を送信したが、UE1008がノードBスケジューラ942aからの絶対許可コマンド946または相対許可コマンド948を受信しなかった場合、UE1008はデッドロックの状況に陥るかもしれない。この場合、ノードBスケジューラ942aは、UE1008が絶対許可コマンド946または相対許可コマンド948を受信したとみなし、UE1008は(ゼロの値にセットされたE−TFCI1054と共に)スケジューリング情報1052の送信することを停止するだろう。
上記に示したように、本開示は、UMTSシステムのような無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する(場合によっては、デッドロックを回避する)方法及び装置に関する。図11は、UMTSシステムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するためにUE1108内に設けられ得る要素を図示している。UE1108に関して示された要素は、MAC層318によって実装されるかもしれない。
UE1108は、許可評価要素1158を有することが示されている。許可評価要素1158は、UE1108がスケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応する送信データ1150を有しているか否かを判断するように構成され得る。例えば、スケジュールされたMAC−dフロー1132b上にマップされた各論理チャネル622ごとにバッファ1172があっても良く、バッファ1172は、それが空でないかどうかを調べるためにモニタされても良い。バッファ1172の状況は、連続的にモニタされることができ、例えば送信時間間隔の度に1回モニタされ得る。
もし、スケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応する送信データ1050があると判断されると、許可評価要素1158は、データ1050(または少なくともいくつかのデータ1050)が送信できるのに十分なスケジュールされた許可1144bを、UE1108が有しているかを判断するように構成され得る。詳しくは、許可評価要素1158は、スケジュールされた許可1144bが、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから少なくとも一つのMAC−d PDU738を送信するのに十分であるかを判断するように構成され得る。例えば、スケジュールされたMAC−dフロー1132b上にマップされた各論理チャネル622は、それに関連付けられた固定PDUサイズ1174を有している場合がある。UE1108は、この固定PDUサイズ1174を受信したスケジュールされた許可1144bと比較して、少なくとも一つのMAC−d PDU738が所与のスケジュールされた許可1144bで送信可能かを判断し得る。
UE1108はまた、報告要素1162を有することが示されている。報告要素1162は、スケジュールされた許可1144bの十分さに関して、ノードBスケジューラ1142との間で通信可能に構成され得る。より具体的には、もしスケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応する送信データ1150があり、またスケジュールされた許可1144bが、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分であった場合、報告要素1162は、少なくとも一つの不十分さのインジケータ1164を、ノードBスケジューラ1142に送信する。本明細書において、用語「不十分さのインジケータ」1164は、MAC−d PDU738のような、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に、スケジュールされた許可1144bが不十分であることの表示として、ノードBスケジューラ1142が解釈可能な、UE1108からノードBスケジューラ1142へのなんらかの通信、と言うことが出来る。不十分さのインジケータ1164の一例は、(ゼロの値にセットされた)E−TFCI1054である。不十分さのインジケータ1164の別の例は、(アンハッピーの値にセットされた)ハッピービット1056である。上記示したように、スケジューリング情報1052が送られる際に、E−TFCI1054とハッピービット1056が送信され得る。
図11はまた、再送信タイマ1166を示している。再送信タイマ1166は、スケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応する送信データ1150があり、またスケジュールされた許可1144bが少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分であると、UE1108が判断した際に、セットされる。再送信タイマ1166が満了するたびに、UE1108は、スケジュールされた許可1144bが少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に依然として不十分であるかどうかを判断し得る。不十分である場合、UE1108は、不十分さのインジケータ1164を、ノードBスケジューラ1142に再送信し得る。
再送信タイマ1166は、周期タイマであっても良いし、または非周期タイマであっても良い。場合によっては、再送信タイマ1166は、周期的及び非周期的の両方であっても良い(すなわち、ある状況では周期的であり、別の状況では非周期的である)。
再送信タイマ1166は、多くの値を取り得る。例えば、(もしUE1108がこれらのタイマ1168、1169と共に構成される場合には)再送信タイマ1166の値はT_SIGタイマ1168の値と等しくセットされても良いし、またはT_SINGタイマ1170の値と等しくされても良い。
別の例は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロトコルに対応するMAC層318の機能に関する。HARQプロトコルによれば、E−TFCI=0であるHARQ再送信の最大回数が定義されている。また、HARQラウンドトリップ時間(RTT)と呼ばれるパラメータも定義される。再送信タイマ1166の値は、E−TFCI=0であるHARQ再送信の最大回数とHARQ RTTとの積に等しくセットされる。例えば、もしE−TFCI=0であるHARQ再送信の最大回数が8であり、一つのTTIが10ms(すなわち、HARQ RTT=40ms)であったとすると、再送信タイマ1166は、8×40ms=320msにセットされる。
UE1108が少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に十分なスケジュールされた許可1144bを受信すると、その後、スケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応するデータ1150を含む少なくとも一つのMAC−d PDU738が送信される。更に、再送信タイマ1166は停止され、これにより、スケジュールされた許可1144bが不十分になる次の機会まで、これ以上の不十分さのインジケータ1164はノードBスケジューラ1142へ送信されない。
別の構成例では、再送信タイマ1166を含まないが、図11のUE1108に関して上記したその他の技術を実行するUE108が設けられても良い。このようなUE108は、スケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応する送信データ1150があるが、このスケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応するスケジュールされた許可1144bが、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分であると判断されたことに応答して、少なくとも一つの不十分さのインジケータ1164を送信するように構成され得る。しかしながら、最初の不十分さのインジケータ1164が送信されると、UE108はその後、更なる追加の不十分さのインジケータ1164を送信しないかもしれない。言い換えれば、不十分さのインジケータ1164の送信の発生は一度きりかもしれない。
図12は、UMTSシステムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法1200を図示している。図示された方法1200は、スケジュールされたMAC−dフロー1132bからの送信データ1150があるとUE1108が判断し(1201)、またスケジュールされたMAC−dフロー1132bに対応するスケジュールされた許可1144bが、少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分であると、UE1108が判断(1203)した際に、UE1108によって実行される。
これらの2つの判断(1201、1203)に応答して、UE1108は、スケジュールされた許可1144bが少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に不十分であることを、ノードBスケジューラ1142に伝える。これは、少なくとも一つの不十分さのインジケータ1164をノードBスケジューラ1142に送信することを含み得る。
上記したように、不十分さのインジケータ1164の一例は、(ゼロの値にセットされた)E−TFCI1054である。不十分さのインジケータ1164の別の例は、(アンハッピーの値にセットされた)ハッピービット1056である。UMTSの仕様書の最新版によれば、スケジューリング情報1052が送信される際、E−TFCI1054とハッピービット1056もまた、スケジューリング情報1052と共に送信される。スケジューリング情報1052は、E−DPDCH526aで送信される一方、E−TFCI1054とハッピービット1056はE−DPCCH526bで送信される。E−TFCI1054は、スケジューリング情報1052と共に送信されるデータ1150が無いので、ゼロの値にセットされる。ハッピービット1056は、ハッピービット1056がUE1108の現在のリソースのニーズを正しく反映するように、アンハッピーの値にセットされても良い。このようにしてハッピービット1056をセットすることが、都合が良いかもしれない。なぜなら、いくつからのUMTSシステムは、UE1108に適切なリソースをスケジュールするために、ハッピービット1056を使うだけだからである。
UE1108はまた、再送信タイマ1166と称され得る内部タイマ1207を起動し得る(1207)。再送信タイマ1166は、不十分さのインジケータ1164が送信(1205)された際に始動する。タイマ1166は、スケジュールされた許可1144bが、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから少なくとも一つのMAC−D PDU738を送信するのに不十分である限り、動作し続け得る(1108)。
タイマ1166が満了するたびに、UE1108は不十分さのインジケータ1164を再送信し得る(1209)。不十分さのインジケータ1164の再送信(1209)の前に、UE1108はスケジュールされた許可1144bがまだ不十分であるかを確認しても良い。
このようにして、UE1108は不十分さのインジケータ1164を繰り返し送信しながら(1209)、UE1108はまた、スケジュールされた許可1144bがまだ、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから少なくとも一つのMAC−d PDU738を送信するのに不十分であるか否かを判断する(1211)。この判断(1211)は、定期的に行われても良いし、非定期的に行われても良い。
もし、スケジュールされた許可1144bがまだ、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから一つのMAC−d PDU738を送信するのに不十分であるとUE1108が判断(1211)すれば、その後UE1108は、再送信タイマ1166が満了次第、不十分さのインジケータ1164を再送信する(1209)。ひとたびUE1108が、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから少なくとも一つのMAC−d PDU738の送信に十分な、スケジュールされた許可1144bを受信したと判断(1211)すれば、再送信タイマ1166は停止され(1213)、データ1150がスケジュールされた許可1144bに基づいて送信(1215)され得る。
よって、図示した方法1200によれば、UE1108が不十分なスケジュールされた許可1144bを保持している際に、UE1108は、スケジュールされた許可1144bが、スケジュールされたMAC−dフロー1132bから少なくとも一つのMAC−d PDU738を送信するのに十分になるまで、少なくとも一つの不十分さのインジケータ1164を繰り返し送信し得る。本文脈において、用語「繰り返し」は、複数回を意味する。不十分さのインジケータ1164の繰り返される送信は、定期的であっても良いし、非定期的であっても良い。
上記で述べたように、現状のUMTSの仕様書によれば、UE1108が不十分なスケジュールされた許可1144bを保持する際、UE1108はデッドロックの状態になってしまうかもしれない。言い換えれば、UE1108は、(ゼロの値にセットされたE−TFCI1054と共に)スケジューリング情報1052の送信をストップするかもしれず、その結果ノードBスケジューラ1142は、UE1108がいくらかの送信データ1050を有しているが、一つのMAC−d PDU738を送るのにも不十分なスケジュールされた許可1144bしか有していないこと、を判断することが出来ないかもしれない。ここで述べられた方法によって、例え上記のようなシナリオが発生したとしても、(ゼロの値にセットされたE−TFCI1054と共に)スケジューリング情報1052が送信され続けることを保証することで、そのようなデッドロックを回避することができるだろう。スケジューリングのためにハッピービット1056を使用するだけのUMTSシステムにおいても、ここで述べられた方法は、UE1108が不十分なスケジュールされた許可1144bを保持する際におけるデッドロックの状況を避けることが出来るだろう。なぜなら、スケジューリング情報1052が送信された際に、ハッピービット1056はアンハッピーの値にセットされるからである。
本明細書で述べられた方法によって、T_SIGタイマ及びT_SINGタイマが設定されていない場合にデッドロックが十分に回避され得る。これらのタイマが設定されている場合でも、本明細書で述べられた方法は、UE1108の性能を向上させるだろう。
ある状況下においては、本明細書で述べられた方法は、デッドロックを完璧には回避出来ないかもしれない。UMTSシステムでは、UE1108は、UE1108がデッドロックの状況にならないように十分なスケジュールされた許可1144bを供給することをノードBスケジューラ1142に完全に依存している。しかしながら、たとえ上記のようにUE1108が不十分さのインジケータ1164を繰り返し送信しても、ノードBスケジューラ1142が十分なスケジュールされた許可1144bをUE1108供給することは保証の限りではない。従って、不十分さのインジケータ1164を繰り返し送信するにもかかわらず、UE1108はデッドロックの状態にあり続けることもあるかもしれない。しかしながら、ここで述べられた方法は、デッドロックが発生する可能性を低減でき、また場合によってはデッドロックを完全に回避出来る。
上記された図12の方法1200は、図13に示される機能手段ブロック1300に対応することで実行出来る。換言すれば、図12に示されるブロック1201〜1215は、図13に示される機能手段ブロック1301〜1315に対応する。
図14は、無線機器1478に適用される種々の構成要素を示している。無線機器1478は、ここで述べられた種々の方法を実装するように構成されたデバイスの一例である。無線機器1478は、上記におけるUE108の一例である。
無線機器1478は、無線機器1478の動作を制御するプロセッサ1480を含み得る。プロセッサ1480はまた、CPUと呼ばれ得る。メモリ1482(読み出し専用メモリ(ROM)やランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得る)は、プロセッサ1480に命令とデータを供給する。メモリ1482の一部領域はまた、不揮発性のランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含んでも良い。プロセッサ1480は主として、メモリ1482内に保持されるプログラム命令に基づいて、論理演算及び算術演算を実行する。メモリ1482内の命令は、ここで述べられた方法を提供するために実行可能とされるだろう。
無線機器1478はまた、無線機器1478と遠く離れた場所との間のデータの送受信を可能とするための送信機1486と受信機1488を含むハウジング1484を含み得る。送信機1486及び受信機1488は、送受信機1490内に一体化されても良い。アンテナ1492は、ハウジング1484に取り付けられ、送受信機1490に電気的に接続され得る。
無線機器1478はまた、送受信機1490で受信した信号レベルを検出して定量化するために使用可能な信号検出器1494を含み得る。信号検出器1494は、そのような信号を、全エネルギー、疑似雑音(PN)チップに対するパイロットエネルギー、パワースペクトル密度、またはその他の信号として検出し得る。無線機器1478はまた、信号処理に使用するためのデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を備え得る。
無線機器1478の種々の構成要素は、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、及びステータスバスを含むバスシステムによって、互いに接続され得る。しかしながら、簡略化のため、種々のバスは、図14ではバスシステム1498として示されている。
ここで使用する際、用語「判断する」(及び、この文法的に変形したもの)は、極めて広い意味で使用されている。用語「判断する」は、多種多様の作用を包含し、従って、「判断する」は、計算すること(calculating)、演算すること(computing)、処理すること(processing)、導き出すこと(deriving)、調べること(investigating)、検索すること(looking up、例えば、テーブル、データベースまたはその他のデータ構造を検索すること)、確かめること(ascertaining)、及びこれらに同種のものを含むことが出来る。また「判断する」は、受け取ること(receiving、情報を受け取ること)、アクセスすること(accessing、メモリ内のデータにアクセスすること)、及びこれらに同種のものを含むことが出来る。また「判断する」は、解決すること(resolving)、選択すること(selecting、choosing)、証明すること(establishing)、及びこれらに同種のものを含むことが出来る。
情報及び信号は、種々の異なる技術や手法の任意のものを用いて表され得る。例えば、上記記載を全体にわたって言及されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、及びこれらに同種のものは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光電界または光粒子、またはこれらを組み合わせたものによって表され得る。
本開示に関連して述べられた種々の一例としての論理ブロック、モジュール、及び回路は、ここで述べられた機能を実行するように設計された汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイシグナル(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものによって、実装または実行されるだろう。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであっても良いが、代わりにプロセッサは市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスを組み合わせたものとして実装されても良い。例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと接続された一つ以上のマイクロプロセッサ、またはその他のそのような構成を組み合わせたものである。
本開示に関連して述べられた方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、またはこれら2つを組み合わせたものによって、直接的に具体化され得る。ソフトウェアモジュールは、本分野で既知のあらゆる形態の記録媒体内に存在出来る。使用可能な記録媒体の幾つかの例は、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、その他を含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令、または複数の命令を含むことが出来、異なるプログラム間で、また多数の記録媒体を横断して、種々の異なるコードセグメント上に分配され得る。記録媒体は、プロセッサが情報を記録媒体から読み出すことが出来、また記録媒体に書き込むことが出来るように、プロセッサに接続され得る。別の方法では、記録媒体はプロセッサに一体化されても良い
本明細書において開示された方法は、述べられた方法を実現するための一つ以上のステップまたは動作を備えている。方法ステップ及び/または動作は、請求の範囲から超えない範囲内で、お互いに置き換えることが出来る。言い換えれば、個別のステップまたは動作の順序が特定されていない限り、個別のステップ及び/または動作の順序及び/または使用は、請求の範囲を超えない範囲で変形出来る。
述べられた機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらを組み合わせたもので実装され得る。もしソフトウェアによって実装されるのであれば、機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の一つ以上の命令またはコードとして保持され、または伝達され得る。コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータプログラムをある場所から別の場所への持ち運びを助ける媒体を含むコミュニケーションメディアやコンピュータ記録メディアの両方を含む。記録媒体は、コンピュータによってアクセスされることが可能な市販のいずれの媒体であって良い。一例であってこれに限定するものでは無いものとして、このようなコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク媒体、磁気ディスク媒体またはその他の磁気記録媒体、またはコンピュータによりアクセス可能とされ且つ命令またはデータ構造の形で所望のプログラムコードを持ち運びまたは保持するために使用可能な媒体を含むことが出来る。また、あらゆる接続が、コンピュータ読み取り可能な媒体と呼ばれるのが適切である。例えば、もしソフトウェアが同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外、無線、またマイクロ波のような無線技術を用いて、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔のソースソースから送信される場合には、これらの同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外、無線、またマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。ここで使用されるディスク(disk and disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、ブルーレイディスク、を含み、ディスク(disk)は、一般的に、磁気的にデータを再生する一方で、ディスク(disc)はレーザによって光学的にデータを再生する。上記のものを組み合わせたものもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるべきである。
請求は、上記で説明されたまさにその通りの構成及び要素に限定されるもので無いと理解されるべきである。請求の範囲から超えない範囲内で、種々の改良、修正、及び変形が、構成、動作、及び上記述べられた方法及び装置の詳細についてなされても良い。

Claims (25)

  1. 無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する方法であって、
    スケジュールされたフローに対応する、送信するためのデータをユーザ装置が保持していることを判断することと、
    前記スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断することと、
    少なくとも一度、不十分さのインジケータをスケジューラに対して送信することと
    を備え、前記少なくとも一度送信された不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を備える方法。
  2. 前記不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信にもはや不十分では無いと前記ユーザ装置が判断するまで、繰り返し送信される、請求項1記載の方法。
  3. 前記無線通信システムは、汎用移動通信システムに従って構成され、前記不十分さのインジケータは、拡張アップリンク個別チャネル(E−DCH)個別物理制御チャネル(E−DPCCH)で送信され、前記データは、E−DCH個別物理データチャネル(E−DPDCH)で送信される、請求項1記載の方法。
  4. 前記不十分さのインジケータは、ゼロに等しくセットされた拡張個別チャネルトランスポートフォーマット組み合わせ識別子(E−TFCI)を含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記不十分さのインジケータは、アンハッピー(unhappy)なる値にセットされたハッピービットを含む、請求項1記載の方法。
  6. 前記スケジュールされた許可が不十分であるとの判断に応答して、デッドロック回避タイマを起動することを更に備え、
    前記スケジュールされた許可がまだ不十分である限りは、前記デッドロックタイマが満了するたびに、前記不十分さのインジケータは送信される、請求項1記載の方法。
  7. 前記デッドロック回避タイマは周期的である、請求項6記載の方法。
  8. 前記デッドロック回避タイマは非周期的である、請求項6記載の方法。
  9. 前記デッドロック回避タイマは、T_SIGタイマに等しくセットされる、請求項6記載の方法。
  10. 前記デッドロック回避タイマは、T_SINGタイマに等しくセットされる、請求項6記載の方法。
  11. 無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するために構成されたユーザ装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサと電気的に通信するメモリと、
    前記メモリに保持される命令と
    を備え、前記命令は、スケジュールされたフローに対応する、送信するためのデータをユーザ装置が保持していることを判断することと、
    前記スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断することと、
    少なくとも一度、スケジューラに対して不十分さのインジケータを送信することと
    を実行可能であり、前記少なくとも一度送信された不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を備えるユーザ装置。
  12. 前記不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信にもはや不十分では無いと前記ユーザ装置が判断するまで、繰り返し送信される、請求項11記載のユーザ装置。
  13. 前記無線通信システムは、汎用移動通信システムに従って構成され、前記不十分さのインジケータは、拡張アップリンク個別チャネル(E−DCH)個別物理制御チャネル(E−DPCCH)で送信され、前記データは、E−DCH個別物理データチャネル(E−DPDCH)で送信される、請求項11記載のユーザ装置。
  14. 前記不十分さのインジケータは、ゼロに等しくセットされた拡張個別チャネルトランスポートフォーマット組み合わせ識別子(E−TFCI)を含む、請求項11記載のユーザ装置。
  15. 前記不十分さのインジケータは、アンハッピー(unhappy)なる値にセットされたハッピービットを含む、請求項11記載のユーザ装置。
  16. 前記命令はまた、前記スケジュールされた許可が不十分であるとの判断に応答して、デッドロック回避タイマを起動することを実行可能であり、
    前記スケジュールされた許可がまだ不十分である限りは、前記デッドロック回避タイマが満了するたびに、前記不十分さのインジケータは送信される、請求項11記載のユーザ装置。
  17. 前記デッドロック回避タイマは周期的である、請求項16記載のユーザ装置。
  18. 前記デッドロック回避タイマは非周期的である、請求項16記載のユーザ装置。
  19. 前記デッドロック回避タイマは、T_SIGタイマに等しくセットされる、請求項16記載のユーザ装置。
  20. 前記デッドロック回避タイマは、T_SINGタイマに等しくセットされる、請求項16記載のユーザ装置。
  21. 無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減する装置であって、
    スケジュールされたフローに対応する、送信するためのデータをユーザ装置が保持していることを判断する手段と、
    前記スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断する手段と、
    少なくとも一度、不十分さのインジケータをスケジューラに対して送信する手段と
    を備え、前記少なくとも一度送信された不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を備える装置。
  22. 前記不十分さのインジケータは、ゼロに等しくセットされた拡張個別チャネルトランスポートフォーマット組み合わせ識別子(E−TFCI)と、
    アンハッピー(unhappy)なる値にセットされたハッピービットと
    を含む請求項21記載の装置。
  23. 前記スケジュールされた許可が不十分であるとの判断に応答して、デッドロック回避タイマを起動する手段を更に備え、
    前記スケジュールされた許可がまだ不十分である限りは、前記デッドロックタイマが満了するたびに、前記不十分さのインジケータは送信される、請求項21記載の装置。
  24. 無線通信システムにおけるデッドロックの発生可能性を低減するコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、命令を保持するコンピュータ読み取り可能な媒体を備え、前記命令は、
    スケジュールされたフローに対応する、送信するためのデータをユーザ装置が保持していることを判断するコードと、
    前記スケジュールされたフローに対応するスケジュールされた許可が、少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることを判断するコードと、
    少なくとも一度、不十分さのインジケータをスケジューラに対して送信する手段と
    を備え、前記少なくとも一度送信された不十分さのインジケータは、前記スケジュールされた許可が少なくとも一つのプロトコルデータ単位の送信に不十分であることの表示を備えるコンピュータプログラム製品。
  25. 前記不十分さのインジケータは、ゼロに等しくセットされた拡張個別チャネルトランスポートフォーマット組み合わせ識別子(E−TFCI)と、
    アンハッピー(unhappy)なる値にセットされたハッピービットと
    を含む、請求項24記載のコンピュータプログラム製品。
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