JP2010505023A - インクジェットプリント用インク及び前記インクに用いられる金属ナノ粒子の製造方法 - Google Patents

インクジェットプリント用インク及び前記インクに用いられる金属ナノ粒子の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、界面活性剤が表面に付着された金属ナノ粒子及び第1の溶媒を含むインクジェットプリント用インクであって、金属ナノ粒子をインク100重量部に対し50〜70重量部の範囲で含み、界面活性剤を金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲で含むインクジェットプリント用インク、前記インクに用いられる金属ナノ粒子及び前記金属ナノ粒子の製造方法を提供する。
本発明は、インクジェットプリント用インクに用いられる金属ナノ粒子を製造する際、1種以上の溶媒で余剰の界面活性剤を洗浄して、金属ナノ粒子の表面に残留する余剰の界面活性剤量を最小化することで、前記金属ナノ粒子を含有したインクの粘度を低下させることができる。よって、インク内の金属ナノ粒子の含量が50wt%以上であっても、インクジェットプリンティングに適したインクの粘度を満足させることができるため、電気伝導度の高い電極配線パターンを形成できる。

Description

本発明は、インクジェットプリント用インク及び前記インクに用いられる金属ナノ粒子の製造方法に関し、特に、金属ナノ粒子の表面の余剰の界面活性剤を1種以上の溶媒で洗浄して、金属ナノ粒子の表面の残留界面活性剤を最小化させることで、インク内に含まれている金属ナノ粒子の含量を最大化したインクジェットプリント用インクに関する。
最近、陰極線管(Cathode Ray Tube)に代わることができるディスプレイ装置として、各種平板表示装置、すなわち、液晶表示装置(LCD)、電界放出表示装置(FED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)及び電界発光(EL)表示素子などが脚光を浴びている。
従来の平板表示装置の製造工程において、パターニング工程は、フォトリソグラフィーによることが一般的であった。フォトリソグラフィー工程は、フォトレジストの塗布、マスク整列、露光、現像及び剥離を含む一連の写真工程であって、工程時間が長く、フォトレジスト及びフォトレジストパターンを除去するための剥離剤の浪費が大きく、露光装置などのような高価な装置が必要である。特に、基板サイズの大型化且つパターンサイズの小型化により露光装置の価格が上昇し、ピッチの精密度及び電極幅の制御が難しいという問題点がある。
一方、微細線幅の具現が可能であり、材料の損失が少なく、工程が簡単であるインクジェット方式が電極形成方法として提案されている。このようなインクジェット方式のパターニング工程は、平板表示素子の分野だけでなく、多様な分野で応用が可能な直接印刷方式として脚光を浴びている。
インクジェット方式は、微細な多数のノズルを有するインクジェットヘッドを用いて、所望のパターンを基板上に直接パターニングできるので、フォトリソグラフィーに比べて、工程数の短縮、材料消耗量及び設備投資費の節減、パターン変化に従う容易な対応が可能である。インクジェット方式では、特性上、高粘度のペーストの使用が困難であるため、ナノメートル(nm)級の微細粒子を有する低粘度の導電性インクを用いなければならない。
インクジェット印刷方式による電極パターンを形成するには、溶媒、伝導性金属粒子、分散剤及び添加剤からなる金属インクをインクジェットノズルでジェッティングしてパターンを印刷した後、熱処理により溶媒及び分散剤を除去し、残っている金属粒子間の結合を形成させる一連の過程を経る。
このとき、インク内の金属固形分の含量が高いほど、配線された金属線の厚さが厚いほど、熱処理後の有機残留物が少ないほど、インクジェット印刷方式により形成された金属パターンの電気伝導度は良くなる。
一方、金属ナノ粒子は、いわばポリオール工程(polyol process)により製造し得る。ポリオール工程では、高い沸点を有するアルコール類が陽イオンの還元剤兼溶媒として導入されることが特徴である。例えば、硝酸銀溶液を148℃でエチレングリコールに還元させてAgナノ粒子が得られ、PVP(poly vinyl pyrrolidone)などの界面活性剤は還元されたAgナノ粒子の表面を安定化させるために用いられる。このとき、円滑な反応の進行のために、界面活性剤の使用量は、金属粒子の表面を安定化させるのに必要な量以上の過量で用いられることが一般的である。
前記のようなポリオール工程による金属ナノ粒子の製造方法において、ナノ粒子は、溶媒に分散されており、ナノ粒子の用途に応じて、分散液状態で使用したり固体粒子を分離して使用する。ナノ粒子の分散液内には、ポリオール工程で用いられた過量の界面活性剤のうち、ナノ粒子と結合されない未反応分がそのまま存在し得る。このような余剰の界面活性剤を効果的に除去できない場合、ナノ粒子を含むインクジェット用インクの製造時にインクの粘度が高くなる。よって、インクジェットに適した粘度を満足させるためには、インク内のナノ粒子の含量を低下させなければならない。これは、電極配線形成用インクジェット技術において障害物として作用することになる。
本発明では、ポリオール工程によりインクジェットインク用金属ナノ粒子を製造する際、1種以上の溶媒を用いて金属ナノ粒子の表面及び/又は分散液内に残留する余剰の界面活性剤を洗浄して、残留界面活性剤の量を最小化させることで、金属ナノ粒子を含有するインクの粘度を低下させ、インク内の金属ナノ粒子の含量を増加させて電気伝導度の高い電極配線パターンを形成できることを見出した。
本発明は、これに基づいたものである。
本発明は、界面活性剤が表面に付着された金属ナノ粒子、及び、第1の溶媒を含むインクジェットプリント用インクであって、前記金属ナノ粒子をインク100重量部に対し50〜70重量部の範囲で含み、界面活性剤を金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲で含むことを特徴とする、インクジェットプリント用インクを提供する。
また、本発明は、a)界面活性剤を添加して金属ナノ粒子を形成する段階、及び、b)前記金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去する段階を含むことを特徴とするインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法を提供する。
そして、本発明は、前記界面活性剤が表面に付着されたインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子であって、TGA分析時、100℃〜500℃区間の重量減少で表示される界面活性剤の含量が、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲であることを特徴とするインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、第1の溶媒はインクの溶媒を意味し、第2の溶媒は金属ナノ粒子の製造における洗浄用溶媒を意味し、第3の溶媒は金属ナノ粒子の製造におけるポリオール還元反応のために金属塩及び界面活性剤を溶解させる時に用いられる溶媒を意味する。
本発明のインクジェットプリント用インクは、後述する金属ナノ粒子の製造方法により、金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤の含量が、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲に調節され、余剰の界面活性剤は洗浄、除去されて、残留量が金属ナノ粒子100重量部に対し0.5重量部以下に調節された金属ナノ粒子を含むため、インクジェットに適した粘度を維持しながらも、インク内に含まれている金属ナノ粒子固形分の含量をインク100重量部に対し50〜70重量部の範囲に高めることができる。よって、本発明のインクを用いて、インクジェットプリント方法により基板上に導電性パターンを形成する場合、導電性粒子の含量を高めることができるため、電気伝導度の向上を図ることができる。
本発明のインクに含まれている金属ナノ粒子の製造方法は、金属ナノ粒子表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去することを特徴とする。
例えば、ポリオール工程により金属ナノ粒子を製造する際、金属塩、界面活性剤、第3の溶媒が含まれている溶液に、還元剤としてポリオールを添加して金属ナノ粒子の分散液を製造する。このとき、金属と結合して分散剤の役割をする界面活性剤を除いた余剰の界面活性剤は、金属ナノ粒子の分散液及び金属ナノ粒子が含まれているインクまでも残留することで、インクの粘度を高めることになる。
一般に、金属ナノ粒子と結合した界面活性剤及び余剰の界面活性剤の確実な区別は困難であり、根本的に両方は同じ物質であるが、金属ナノ粒子に付着されない余剰の界面活性剤が多い場合には、ナノインク製造時のインクの粘度を高める効果があり、TGA測定により界面活性剤に該当する部分が多いと分析できる。
勿論、金属ナノ粒子と結合した界面活性剤も粘度に影響を及ぼすが、これは金属表面を安定化させるために必要最小限の量であり、インク製造時にこれを勘案して粘度を調整する。しかしながら、余剰の界面活性剤は、インクに不要な成分として粘度だけ上昇させるため、本発明の方法により除去することが好ましい。
このとき、金属ナノ粒子の表面に結合した界面活性剤は、金属及び界面活性剤間のインタラクション(interaction)が作用するので、第2の溶媒を用いた洗浄によっても除去されず、金属と結合しない余剰の界面活性剤のみが洗浄過程により除去され得る。
したがって、本発明では、金属ナノ粒子の分散液を製造した後、前記分散液に1種以上の第2の溶媒を添加して余剰の界面活性剤を溶解させる。その後、前記溶液から金属ナノ粒子を分離することにより、余剰の界面活性剤は残存せず、金属ナノ粒子を安定化させるための界面活性剤のみが金属ナノ粒子の表面に金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲に付着されている金属ナノ粒子が得られる。
このとき、洗浄に用いられる第2の溶媒は、好ましくは金属ナノ粒子と結合しなくてナノ粒子の表面及び溶液内に残留する界面活性剤を溶解させることができるものが得られ、洗浄の対象となる界面活性剤の種類に応じて変化し得る。その非制限的な例としては、水、メタノール(methanol)、エタノール(ethanol)、プロパノール(propanol)、イソプロパノール(isopropanol)、ブタノール(butanol)、ペンタノール(pentanol)、ヘキサノール(hexanol)、DMSO(dimethyl sulfoxide)、DMF(N,N−dimethylformamide)、N−メチルピロリドン(N−methyl pyrrolidone)、アセトン(acetone)、アセトニトリル(acetonitrile)、THF(tetrahydrofuran)、デカン(decane)、ノナン(nonane)、オクタン(octane)、ヘプタン(heptane)、ヘキサン(hexane)、ペンタン(pentane)などが挙げられる。
前記溶媒は、洗浄の対象となる界面活性剤の種類に応じて、洗浄用第2の溶媒を単独で使用したり、2種以上混合して使用できる。このとき、粒子が凝集されている間に存在する余剰の界面活性剤を効果的に溶解させて遠心分離時に上澄み液として分離させるためには、洗浄用第2の溶媒を2種以上適切に混合して使用するのがより好ましい。また、2種以上の洗浄用第2の溶媒を混合して使用する場合、少なくとも一つの第2の溶媒は界面活性剤を溶解させる溶媒であるのが好ましく、界面活性剤を溶解させない第2の溶媒が界面活性剤を溶解させる溶媒と混合されて使用されることもできる。
洗浄用第2の溶媒が2種以上適切に混合される場合、溶媒単独で使用される場合に比べて、極性及び溶解度の程度が変化するため、ナノ粒子合成に用いられる界面活性剤の種類に応じて溶媒の組合せも適切に変化させるのが好ましい。
本発明における第2の溶媒の添加比率は、金属ナノ粒子分散液内の界面活性剤の総重量に対し5〜20倍の範囲であるのが好ましい。
第2の溶媒の添加比率が、界面活性剤の5倍以下である場合には本発明に記載されたような界面活性剤の洗浄効果を期待し難く、20倍以上である場合には洗浄用溶媒の過多な損失により非経済的である。
本発明において、1種以上の第2の溶媒により、洗浄の後に金属ナノ粒子又はこれを用いたインクに残存し得る余剰の界面活性剤の量は、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5重量部以下であり得る。また、金属ナノ粒子の表面に結合又は付着されて上記の洗浄によっても除去されず、金属ナノ粒子を安定化させる役割をする界面活性剤は、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲であり得る。
界面活性剤の量は、定性又は定量分析法により確認できる。すなわち、金属ナノ粒子の透過電子顕微鏡写真から、ナノ粒子の周辺を界面活性剤が取り囲む形態により界面活性剤の存在を確認でき、熱重量分析(TGA)により界面活性剤の残留量が分かる。例えば、図1に示すように、150℃程度において第1の溶媒が全部蒸発し、500℃程度において有機物が全部バーンアウト(burnout)されることが分かる。よって、150℃での重量と500℃での重量との差が界面活性剤の量であると見られる。溶媒によって完全に蒸発される温度は差異があるので、第1の溶媒の蒸発完了温度〜500℃区間でのTGAにより測定される重量減少が有機物の含量、すなわち、界面活性剤の含量と見られる。ここで、第1の溶媒蒸発完了温度は、溶媒に応じて異なるが、100℃〜200℃の範囲であり得る。
本発明のナノ粒子製造方法において、洗浄が正しく行われない場合は、TGAにより分析される有機物の含量が少なくとも金属ナノ粒子100重量部に対し5重量部以上になることができ、金属ナノ粒子の表面に付着された界面活性剤の含量が金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲であることを考慮すれば、余剰の界面活性剤が相当量残留していることが分かる。洗浄が十分に行われた場合は、余剰の界面活性剤は全部除去され、TGAにより分析される有機物の含量が金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲で測定され得る。
一方、洗浄を十分に行っても、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5重量部以下の余剰の界面活性剤は、金属ナノ粒子及び/又はインク内に残留し得る。このような範囲は、機器上検出が容易でなく、残留してもインクの粘度及び他の物性にあまり影響を与えないため、本発明の洗浄の後にも残留が許される範囲であると言える。
界面活性剤は、金属ナノ粒子の合成工程に用いられるもので、金属ナノ粒子の表面を安定化させる役割をするものであればよい。溶液内で金属塩が還元されて金属ナノ粒子を形成する時、金属ナノ粒子は、比表面積が非常に大きいため、表面エネルギーが高い不安定な状態になり得る。このような表面エネルギーを低下させるために金属ナノ粒子は互いに凝集しようとする傾向があり、界面活性剤を金属ナノ粒子の表面に付着させて表面を取り囲むことで、前記のようなナノ粒子の凝集を防止できる。また、界面活性剤は、金属粒子の酸化反応などを防止して、金属ナノ粒子状態を安定に維持する役割もする。
界面活性剤は、溶液の中で界面に吸着して表面張力を減少させる物質であって、一般に一つの分子の中に親水基及び親油基が共に入っている両親媒性物質である。界面活性剤は、イオン化の可否及び活性剤の主体などにより、陰イオン性、陽イオン性、両性、非イオン性に分けられ、本発明において洗浄の対象となる界面活性剤の非制限的な例としては、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリメチルビニルエーテル(PMVE)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(polyoxyethylene alkyl phenyl ether)、ポリエチレンモノステアリン酸ソルビタン(polyoxyethylene sorbitan monostearate)などが挙げられる。前記物質の誘導体も本発明の範囲に属する。これらの界面活性剤は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
一方、本発明により製造される金属ナノ粒子は、ディスプレイ基板などの電極配線パターンの形成に用いられるもので、インクジェットプリンティングにより基板上にパターニングされるものであり、高い電気伝導性を有するものであればよい。その非制限的な例としては、Ag、Cu、Au、Cr、Al、W、Zn、Ni、Fe、Pt、Pb又はこれらの合金などが挙げられる。
本発明の金属ナノ粒子の製造方法は、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去する段階を含む。よって、前記洗浄段階を除いては、金属ナノ粒子の製造工程において、金属ナノ粒子に付着される量以上の過量の界面活性剤が用いられることで、余剰の界面活性剤がナノ粒子分散液の中に残留する可能性がある工程であれば、特別に制限されない。すなわち、本発明の金属ナノ粒子の製造方法は、
a)界面活性剤を添加して金属ナノ粒子を形成する段階、及び、
b)前記金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去する段階を含む。
前記a)段階において、金属ナノ粒子を形成する時、金属ナノ粒子は、比表面積が非常に大きいため、表面エネルギーが高い不安定な状態になり得る。このような表面エネルギーを低下させるために金属ナノ粒子は互いに凝集しようとする傾向があり、界面活性剤を金属ナノ粒子の表面に付着させて表面を取り囲むことで、前記のようなナノ粒子の凝集を防止できる。また、界面活性剤は、金属粒子の酸化反応などを防止して、金属ナノ粒子状態を安定に維持することもできる。但し、金属ナノ粒子の製造時、界面活性剤の使用量は、金属ナノ粒子の付着される量だけ投入できるが、円滑な反応の進行のために、金属ナノ粒子の表面を安定化させるのに必要な量以上の過量で使用され得る。
そして、ポリオールを還元剤兼第3の溶媒として使用する、言わばポリオール工程によるのが好ましい。ポリオール工程の一例として、本発明の製造方法のa)段階は、金属塩、過量の界面活性剤及び第3の溶媒を含む溶液に、還元剤であるポリオールを添加して、界面活性剤が表面に付着された金属ナノ粒子を形成するものである。前記金属ナノ粒子は、溶媒に分散されている分散液状態で存在できる。a)段階は、金属塩から金属ナノ粒子を還元させて製造する、言わばポリオール工程であって、ポリオールが還元剤及び溶媒の役割をすることを特徴とする。ポリオールの非制限的な例としては、エチレングリコール(ethylene glycol)、トリエチレングリコール(triethylene glycol)、テトラエチレングリコール(tetraethylene glycol)などが挙げられる。
第3の溶媒は、金属塩の還元反応に通常使用している溶媒であればよく、その非制限的な例としては、水、メタノール(methanol)、エタノール(ethanol)、プロパノール(propanol)、イソプロパノール(isopropanol)、ブタノール(butanol)、ペンタノール(pentanol)、ヘキサノール(hexanol)、DMSO(dimethyl sulfoxide)、DMF(N,N−dimethylformamide)、エチレングリコール(ethylene glycol)、エチレングリコールモノメチルエーテル(ethylene glycol monomethyl ether)、エチレングリコールモノエチルエーテル(ethylene glycol monoethyl ether)、エチレングリコールジメチルエーテル(ethylene glycol dimethyl ether)、エチレングリコールジエチルエーテル(ethylene glycol diethyl ether)、プロピレングリコール(propylene glycol)、プロピレングリコールプロピルエーテル(propylene glycol propyl ether)、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート(propylene glycol methyl ether acetate)、N−メチルピロリドン(N−methyl pyrrolidone)、メチルイソブチルケトン(methyl isobutyl ketone)、メチルエチルケトン(methyl ethyl ketone)、アセトニトリル(acetonitrile)、THF(tetrahydrofuran)、ヘキサデカン(hexadecane)、ペンタデカン(pentadecane)、テトラデカン(tetradecane)、トリデカン(tridecane)、ドデカン(dodecane)、ウンデカン(undecane)、デカン(decane)、ノナン(nonane)、オクタン(octane)、ヘプタン(heptane)、ヘキサン(hexane)、キシレン(xylene)、トルエン(toluene)、ベンゼン(benzene)などが挙げられる。これらの溶媒は、単独又は2種以上を混合して使用できる。
金属塩は、還元反応により金属が形成されるもので、公知のものであればよく、その非制限的な例としては、窒酸化物(NO )、ハロゲン化物(Cl、Br、I)、水酸化物(OH)、硫酸化物(SO )、アセテート(C )などが挙げられる。
前記a)段階は、150℃〜300℃の範囲で行われることができる。一般に、ポリオール工程は、用いられるポリオールの沸点に近い温度で、金属塩の還元によるナノ粒子の形成がよく行われるため、前記の温度範囲が好ましい。
前記b)段階は、前述したように、1種以上の第2の溶媒を添加することで、金属ナノ粒子の表面及び/又は分散液内に残留する余剰の界面活性剤を溶解させることができ、金属ナノ粒子から界面活性剤を洗浄、除去する役割をすることになる。
第2の溶媒により余剰の界面活性剤を洗浄、除去する方法は、前述したように、第2の溶媒と金属ナノ粒子分散液とを均一に混合して余剰の界面活性剤を溶解させた後、公知の固液分離方法、例えば遠心分離などの方法により液相を除去する方法を使用できる。前記b)段階の洗浄、除去段階は、1回だけ実施できるが、余剰の界面活性剤が除去される程度に応じて数回実施され得る。すなわち、溶媒から分離された金属ナノ粒子を更に第3の溶媒に分散させて金属ナノ粒子の分散液を製造した後、前記b)段階を繰返す。但し、本発明の方法のように、第2の溶媒により余剰の界面活性剤を洗浄、除去する場合、洗浄性能に優れるため、洗浄過程の繰り返しを数回、好ましくは1〜5回の洗浄だけで余剰の界面活性剤を除去できる。
一方、粒子に付着された界面活性剤は、粒子との結合力があるため、前記のような余剰の界面活性剤の洗浄過程によっても粒子から分離されない。洗浄により除去されるものは、粒子に付着されない余剰の界面活性剤のみである。
本発明の方法による場合、金属ナノ粒子の製造工程に用いられる界面活性剤の種類に応じて、それに対する溶解能を有する第2の溶媒を選択でき、界面活性剤に対し第2の溶媒の量を適切に調節することで、余剰の界面活性剤が残留しない金属ナノ粒子を製造できる。
金属ナノ粒子が分散されたインクジェットプリント用インクの場合、残留の界面活性剤が洗浄過程により十分に除去されることで、インク製造時、インクジェットに適した程度で十分に低い粘度を有するので、金属ナノ粒子固形分をインク100重量部に対し50〜70重量部の範囲で含有するインクを製造できる。インク内の金属ナノ粒子固形分の含量は、多いほど良いが、インクジェッティングに適した粘度を考慮する時、前記の範囲が好ましい。
一方、本発明によるインクジェットインクは、前述したように、インクジェッティングに適した粘度を有し、好ましくは1〜50cPs範囲の粘度を有する。インクの粘度が前記範囲から逸脱する場合には、インク自体の安定性及びジェッティング性能に問題を招く恐れがある。また、本発明によるインクジェットインクがインクジェッティングに適した物性を有するためには、20〜40mN/mの表面張力を有することが好ましい。
本発明によるインクジェットインクは、前述したように、1種以上の第2の溶媒により金属ナノ粒子の表面に残留する余剰の界面活性剤を洗浄、除去する段階を含む方法により製造された金属ナノ粒子を含有することを特徴とする。
本発明によるインクジェットインクは、金属ナノ粒子を第1の溶媒に分散させ、分散剤や他の添加剤などを添加して製造できる。
金属ナノ粒子の製造時に用いられる界面活性剤及びインクに添加される分散剤は、全部粒子の表面を安定化させて凝集しないようにするのために用いられるため、インクに別に添加される分散剤もインクの粘度に影響を及ぼすことができ、一般的に分散剤の粘度が高いため、必ず必要な場合だけ少量添加する。
このとき、第1の溶媒は、通常のインクに用いられる溶媒を使用でき、その非制限的な例としては、水、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジエチルエーテル、クロロホルム、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、1,1,2−トリクロロエテン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノール、t−ブタノール、シクロヘキサノン、プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート、2−メトキシブチルアセテート、エチル3−エトキシプロピオネート、エチルセルソルブアセテート、メチルセルソルブアセテート、ブチルアセテート、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、エチレングリコールモノメチルエーテル、γ−ブチロラクトン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、テトラメチルスルホン、エチレングリコールアセテート、エチルエーテルアセテート、エチルラクテート、ポリエチレングリコール又はシクロヘキサノンなどが挙げられる。
分散剤は、金属粒子の表面を安定化させてお互いに凝集する現象を阻む役目をして、その非制限的な例としては、BYK−080A、BYK−110、BYK−130、BYK−174、BYK−180、BYK−183、BYK−185、BYK−330、BYK−337、BYK−2000、BYK−2001、Tego 425、Tego 735w、Tego 750wなどが挙げられる。
本発明のインクは、硬化開始剤又は硬化促進剤、着色剤をさらに含むことができる。硬化開始剤又は硬化促進剤は、水溶性又は乳化剤により溶解されるものを使用できる。
本発明は、インクジェットプリント用インクに用いられる金属ナノ粒子を製造する際、1種以上の溶媒で余剰の界面活性剤を洗浄して、金属ナノ粒子の表面に残留する余剰の界面活性剤量を最小化することで、前記金属ナノ粒子を含有したインクの粘度を低下させることができる。よって、インク内の金属ナノ粒子の含量が50wt%以上であっても、インクジェットプリンティングに適したインクの粘度を満足させることができるため、電気伝導度の高い電極配線パターンを形成できる。
実施例1に記載されたインクジェットプリント用インクのTGA(Thermal Gravimetry Analysis)分析結果図である。 実施例1に記載されたインクジェットプリント用インクの焼結後のSEM(Scanning Electron Microscopy)写真である。 比較例1に記載されたインクジェットプリント用インクのTGA分析結果図である。 比較例1に記載されたインクジェットプリント用インクの焼結後のSEM写真である。
以下、実施例及び比較例により、本発明を詳細に説明する。但し、本発明はこれに限定されものではない。
AgNOがエチレングリコールに溶解されている溶液と、界面活性剤であるPVPがエチレングリコールに溶解されている溶液とを用意した後、前記両溶液を混合して150℃で還流させながら1時間撹はんして反応させた。その結果、70〜150nmサイズのAgナノ粒子が分散された溶液を得た。
前記のポリオール過程により合成されたAgナノ粒子溶液10mlにアセトン20ml及びTHF 10mlを添加し、遠心分離(5000rpm、20分)して上澄み液を除去した後、沈殿物をエタノール5mlに再分散させ、アセトン10ml及びTHF 10mlを添加して遠心分離、上澄み液除去過程を実施した。このような過程を2回繰返した後、得られた沈殿物を溶媒(エタノール等)に分散させてインクを製造した。
インク内の固形分の含量は52.58wt%であり、このときの粘度は14.5cPsであった。TGAで測定した結果、界面活性剤の残留量はAg固形分100重量部に対し1.5重量部であることが分かる(図1参照、図1に記載された数値はインク総重量に基づいたものであり、インク内のAg固形分の含量は52.58wt%であることを勘案すること)。また、インクをインクジェッティング5回実施して基材に塗布した後、580℃で30分間焼結した結果、線幅117μm、厚さ3.474μm、線長4.3cmのパターンにおいて、線抵抗2.698Ω、比抵抗2.550μΩ・cmを示した。焼結後のパターンのSEM写真を図2に示し、優れた電気伝導性を有するように銀(Ag)粒子間は互いに連結されていることが分かる。
実施例1と同様な方法によりAgナノ粒子を製造した。インク内の固形分の含量が70wt%である以外は、実施例1と同様な方法によりインクを製造して、インクジェットパターニング実験を実施した。
このときの粘度は30.5cPsであり、前記インクをインクジェッティング1回実施して基材に塗布した後、400℃で30分間焼結した結果、線幅90μm、厚さ0.68μm、線長2.1cmのパターンにおいて、線抵抗16.3Ω、比抵抗4.75μΩ・cmを示した。さらに、前記インクをインクジェッティング1回実施して基材に塗布した後、580℃で30分間焼結した結果、線幅44.7μm、厚さ1.2μm、線長1.5cmのパターンにおいて、線抵抗12Ω、比抵抗4.29μΩ・cmを示した。
[比較例1]
合成されたAgナノ粒子溶液の残留界面活性剤を洗浄しない以外は、前記実施例1と同様な方法によりナノ粒子、インク及び電極パターンを製造した。
界面活性剤を洗浄しない場合、溶液の粘度が高い。よって、インクジェッティングのための適正粘度(10〜15cPs)は、固形分の含量の低減により確保された。固形分の含量は21.85wt%であり、粘度は16.5cPs、TGA測定による界面活性剤の残量はAg固形分100重量部に対し45.0重量部であった(図3参照)。
焼結後のパターンは、線幅134μm、厚さ2.297μm、線長4.3cmであり、このときの抵抗は測定不可能であった。焼結後のパターンのSEM写真を図4に示し、銀(Ag)粒子間は互いに分離されているため、電気伝導が困難な形態であることが分かる。
[比較例2]
インク内の固形分の含量を50wt%に増加させた以外は、比較例1と同様な方法によりインクを製造した。このとき、インクの粘度は100cPs以上の値であって、本発明者が保有した粘度測定装備の測定範囲を越えて測定が不可能であり、このように粘度が高すぎるため、インクジェッティングも不可能であった。
なお、本発明の詳細な説明では具体的な実施例について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形・実施が可能である。よって、本発明の範囲は、前述の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。

Claims (18)

  1. 界面活性剤が表面に付着された金属ナノ粒子、及び、第1の溶媒を含むインクジェットプリント用インクであって、
    前記金属ナノ粒子をインク100重量部に対し50〜70重量部の範囲で含み、界面活性剤を金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲で含むことを特徴とする、インクジェットプリント用インク。
  2. 1〜50cPsの粘度を有することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  3. 前記界面活性剤は、前記金属ナノ粒子の製造時に用いられることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  4. 前記界面活性剤の含量は、TGA分析時、第1の溶媒の蒸発完了温度〜500℃区間の重量減少で表示されることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  5. 前記第1の溶媒の蒸発完了温度は、100℃〜200℃の範囲であることを特徴とする、請求項4に記載のインクジェットプリント用インク。
  6. 前記金属ナノ粒子の表面に付着されていない余剰の界面活性剤は、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5重量部以下で含まれることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  7. 前記金属ナノ粒子は、Ag、Cu、Au、Cr、Al、W、Zn、Ni、Fe、Pt及びPbからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  8. 前記界面活性剤は、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンイミン、ポリメチルビニルエーテル、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及びポリエチレンモノステアリン酸ソルビタンからなる群より選ばれる高分子物質であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリント用インク。
  9. 金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去する段階を含む方法により製造されることを特徴とする、インクジェットプリント用インク。
  10. a)界面活性剤を添加して金属ナノ粒子を形成する段階、及び、
    b)前記金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤を1種以上の第2の溶媒により洗浄、除去する段階を含むことを特徴とする、インクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  11. 金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤の量が、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲であることを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  12. 前記金属ナノ粒子の表面に付着されて金属ナノ粒子を安定化させる界面活性剤を除いた、余剰の界面活性剤が洗浄により除去された後、残留量が金属ナノ粒子100重量部に対し0.5重量部以下であることを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  13. 前記第2の溶媒は、前記界面活性剤に対する溶解能を有することを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  14. 前記第2の溶媒は、水、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、DMSO、DMF、N−メチルピロリドン、アセトン、アセトニトリル、THF、デカン、ノナン、オクタン、ヘプタン、ヘキサン及びペンタンからなる群より選ばれることを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  15. 前記第2の溶媒の添加比率は、界面活性剤の総重量に対し5〜20倍の範囲であることを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  16. 前記a)段階は、金属塩、界面活性剤及び第3の溶媒を含む溶液に還元剤であるポリオールを添加して、前記界面活性剤が表面に付着された金属ナノ粒子を形成することを特徴とする、請求項10に記載のインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子の製造方法。
  17. 前記界面活性剤が表面に付着されたインクジェットプリントインク用金属ナノ粒子であって、TGA分析時、100℃〜500℃区間の重量減少で表示される界面活性剤の含量が、金属ナノ粒子100重量部に対し0.5〜5重量部の範囲であることを特徴とする、インクジェットプリントインク用金属ナノ粒子。
  18. Ag、Cu、Au、Cr、Al、W、Zn、Ni、Fe、Pt及びPbからなる群より選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項17に記載のインクジェットプリント用金属ナノ粒子。
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