JP2010503508A - 血管塞栓オーガー - Google Patents

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Abstract

血管中の溝にある裂け目を拡げて血管中の塞栓を通り抜けるように順次偏向し直進するために操作された単一の線を有するオーガーツールを提供することが本発明の目的である。
血管壁310を有する血管300中で生体内に存在する塞栓320を末端へ通り抜けるためのオーガー作動装置500により生体外基部で操作される、塞栓オーガー1000、および塞栓オーガーシステムを実施するための方法を提供することが本発明の別の目的である。
誘導線30または相当するガイド80または73により生体内で誘導される芯末端部22、およびオーガーツールの最末端部分としてのツールノーズ27を有するオーガーツール10であって、この芯末端部22は放射状外方向へ延長する弓形状態までの偏向と実質的に軸方向へ直進する解放状態までの解放(およびその逆)との両方を含む反復可能な無傷性逐次操作でオーガー作動装置により操作可能であるオーガーツール10が提供される。さらに、芯末端部22、芯基部22P、芯回帰部28および芯導入部24を有する、長手方向に延長する少なくとも1の一体型芯線20が提供される。この芯線は、弓形状態まで偏向するように操作された場合、芯末端部の非対称的偏向を引き起こす誘導線または相当するガイドの末端部に連結された芯末端29を有する。この芯末端は、オーガー作動装置500に直結される。芯末端部を弓形状態へと付勢するためのオーガー作動装置を操作することによって、芯回帰部が長手方向で外孤34に変形され、芯回帰部が長手方向で内孤35に変形される。血管中で芯末端部を軸方向に塞栓付近に配置することによって、ツールノーズおよび外孤が埋没し、それぞれ、互いに血管内で距離を置いた関係で対面するように配置されたノーズ陥没NDおよび外孤陥没EDに解放的に維持されるようになる。それによって血管は、塞栓中の溝340を拡げるように、放射状外方向へ非対称的に拡張される。

Description

本発明は、塞栓した血管に血流を回復させるための、並びに血管の塞栓を通り抜けるための、装置、システム、および方法に関する。
定義
末端とは、動作の方向及び位置の両方について、それぞれオペレーターから離れる方向の動き又はオペレーターからより遠い位置、例えば生体内に位置する器具の一部について言う。
基部とは、動作の方向及び位置の両方について、それぞれオペレーターの側への動き又はオペレーターからより近い位置、例えば生体外に位置する器具の一部について言う。
軸方向とは、血管の長手軸にほぼ沿った方向を示す。
横方向および半径方向とは、血管の長手軸にほぼ垂直な方向について言う。
溝とは、本明細書において、血管中におけるほぼ軸方向の溝であると解する。
多くの背景技術となる塞栓オーガーの一つとして、Hansen等の米国特許第5,741,270号明細書では、血管の塞栓を治療するためのカテーテルシステム用の手動式作動装置が開示されている。Hansen等は、「弾性を有する一対の連結部材は、変形後にもとの形に戻る弾性を有する材質でできた薄いストリップからできている」と記述する。そのような構成は、オーガーツールの機械要素がなく、生体内の血管拡張用オーガーツールとして作用する末端およびオーガー作動装置により直接操作される動力伝達要素として作用する基部端を有する、弾性のある長手方向の単一芯線だけを含む本発明のものとは異なる作用をする。
Kaltenbachの米国特許第4,848,342号明細書では、露出した巻きコイルに螺旋状に巻かれた柔軟性くねり安定性のある要素から構成された圧力部材を有する回転可能な拡張カテーテルが開示されている。そのような構成は、オーガーツールの機械要素がなく、生体内の血管拡張用オーガーツールとして作用する末端およびオーガー作動装置により直接操作される動力伝達要素として作用する基部端を有する、弾性のある長手方向の単一芯線だけを含む本発明のものとは異なる作用をする。
前記と同一出願人による国際特許出願No.PCT/IL2005/000607(国際公開No.WO2005/120628として公開)は、全体が参照として本明細書に組込まれ、最も近い背景技術であるとみなされる。背景技術において図1aに示されるように、加力部122および弓状部110のような複数の機械要素を有するオーガーツール100と関連させた軸130および誘導線120を有し、オーガー作動装置500により命令ならびに制御される塞栓オーガー1000が、開示されている。比較的小さく、信頼性が高く、操作し易いが、そのオーガーツールの機械要素は、さらに縮小させることができず、信頼性の向上および操作性の改善を期待できない。
従って、媒介手段がなくて、器具のオーガーとしてもオーガー作動装置により直接命令および制御の加力要素としても機能する単一の芯線だけを用いることによって、寸法が小さく、信頼性が高く、操作性が改善された新しいオーガーツールを実現するために、機械要素を除外することは有利である。
細い血管内の通過を容易にするために、より小さなオーガーツールを作製する努力が常に払われている。この目的にそって、例えば、約0.1mmの直径を有する、折れ曲がった細い単一芯線で作られた末端部を有するオーガーツールが記載されている。そこでは、折れ曲がった芯線の平面において約0.3mmの最大寸法と、それに対して横手方向に芯線のほぼ直径の最大寸法、すなわち0.1mm、とを有する生体内貫通用のオーガーツール末端部分が提供される。このオーガーツールが血管内で、第1の長手軸方向の解放および直進状態から第2の偏向状態へと偏向される場合、血管は、例えば約1.4mmまで拡張され得る。
オーガーツールの末端部はまた、折れ曲がった芯線の二次元平面から芯線の末端部の偏向させるような構成をとり得る。これは、末端部が三次元形状に偏向し、血管を側方に拡張させる横向きの偏向状態に達し得ることを意味する。垂直方向に、例えば0.3mmの最大寸法を有する末端部を用いれば、それと直交する血管内を1.4mmまで拡張させることができる。
対称的オーガーツールまたは対称的偏向のためのオーガーツールが、細い血管内に導入される場合、そのためのオーガーツール配列手段がこの細い血管内に設けられない限り、非対称的血管拡張に達するようなオーガーツールの配向を斜めにとることはできない。非対称的拡張を得ることが望まれ得るので、以降に記載されたオーガーツールは非対称的偏向の作用を求めて構成される。
さらに、寸法を最小化し操作の信頼性を高めるために、単一の長手方向の芯線は、血管拡張用の生体内オーガーツールとして作用する末端とオーガー作動装置により直接操作される力動伝達要素として作用する基端とを有する一体型素材として構成される。
本発明の非制限的実施態様は、本願図面と組み合わせて、以下の例示的実施態様の記載を参照にして記載される。これらの図面は一般に尺度を示さず、いかなる寸法も例示としてのみ意味を持ち、必ずしも限定的ではない。これらの図面において、1以上の図面にみられる同一の構造、要素、または部分は、これらを示す全図面で同じか又は類似の番号を付されることが好ましい。
図1aは、背景技術の塞栓オーガーを表わす略ブロック図である。 図1bは、本発明の塞栓オーガーを表わす略ブロック図である。 図2は、図1の塞栓オーガーの部分側面図である。 図3は、図2に示された側面図の細部を示す図である。 図4aは、塞栓に隣接するオーガーツールを示す図である。 図4bは、溝の中のオーガーツールを描く図である。 図5は、偏向されたオーガーツールを含む血管の長手方向断面図である。 図6は、図3で示されたオーガーツールの拡大詳細図である。 図7は、操作形態のオーガーツールを示す図である。 図8は、偏向されたオーガーツールを示す図である。 図9は、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図10は、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図11は、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図12は、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図13は、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図13aは、図3に示されたオーガーツールの実施態様を詳述する図である。 図14は、誘導線コネクタを示す図である。 図15は、誘導線コネクタの実施態様を示す図である。 図16は、誘導線コネクタの実施態様を示す図である。 図17は、誘導線コネクタの実施態様を示す図である。 図18は、誘導線コネクタの実施態様を示す図である。 図19aは、図1で示された塞栓オーガーの第2の実施態様を描く図である。 図19bは、図1で示された塞栓オーガーの第3の実施態様を描く図である。 図20は、図1で示された塞栓オーガーの第2の実施態様の詳細を描く図である。 図21は、図1で示された塞栓オーガーの第2の実施態様の詳細を描く図である。 図22は、図1で示された塞栓オーガーの第2の実施態様の詳細を描く図である。 図23は、図1で示された塞栓オーガーの第2の実施態様の詳細を描く図である。 図24は、塞栓オーガーを包み込む更なるツールの例を示す図である。 図25aは、垂直平面に配置され、側方偏向を可能とするように配列されたオーガーツールを示す図である。 図25bは、斜方偏向および側方偏向のオーガーツールを示す図である。 図25cは、斜方偏向および側方偏向のオーガーツールを示す図である。
図1bは、断続線S−Sで区分して示された、基部の生体外部分と末端の生体内部分を有する塞栓オーガー1000または操作時の塞栓オーガーシステム1000の主要要素と相互関係を表わすブロック図である。誘導線30(またはワイヤ30)および芯線20(またはコア20)は両方とも、基部の生体外部分および末端の生体内部分を有する。この塞栓オーガー1000が患者に導入されるときの誘導カテーテルおよび患者は、図1bには示さない。
図1bの概略で示されているオーガー作動装置500はオペレーターOPにより操作されるが、本明細書に組込まれた国際出願公開WO2005/120628に記載されたオーガー作動装置500と類似するので詳細は詳述しない。このオーガー駆動装置は、主要な弾性要素および操縦モード設備を含むが、両方とも図示されない。
オペレーターOPは芯線20およびコア30を操作して、血管300に挿入された生体内のオーガーツール10を誘導および制御することができる。塞栓320に隣接する場合、オーガーツールは溝340を拡げて塞栓320を通り抜けるように操作される。
必要に応じて、以下に記載されるように、延長線30Xがワイヤコネクタ60を介して同方向で誘導線30へ連結されてもよい。
図2は、末端オーガーツール10、芯線20の通過を可能にする誘導線30、オーガー作動装置500、ワイヤコネクタ60および延長線30Xを有する塞栓オーガー1000を示す。
オペレーターOP(図示せず)は、芯線20の末端部と誘導線30の末端部とが関連している生体内オーガーツール10を制御する生体外オーガー作動装置500を介して塞栓オーガー1000を操作することもできる。従って少なくとも1の弾性芯線20は、血管拡張用の生体内オーガーツール10として作用する末端とオーガー作動装置500により直接操作される力動伝達要素として作用する基部端の両端を有する一体型部材として構成されている。このような芯線20の一体型単一素材構成は、オーガーツール寸法の最小化にも操作の信頼性向上にも好都合である。
図3では第1の実施態様として、生体内オーガーツール10は、誘導線30から末端へ延長するヘアピン様に曲げられた芯線20を含む芯末端部22のみを有していてもよい。芯線20は極めて細く柔軟な弾性要素であり、芯末端部22は芯導入部24、ベンド26および芯回帰部28を含んでいてもよい。例えば、芯線20は0.1mmの直径を有してもよく、その直径により規定される平面における芯末端部22の最大寸法は0.3mmに達してもよい。
操作時、芯線20は、図4aで示されるように最初にベンド26が塞栓320に嵌合するまで血管300を介して血管壁310内に末端で操縦されてもよく、図4bで描かれるように塞栓320中の溝340に貫入させてもよい。
次いで図5に示されるように、オーガーツール10は非対称的に屈曲され芯回帰部28を弓形にさせるように操作することもできる。それによって、弓形に屈曲された芯導入部24は、ベンド26またはツールノーズ27がノーズ陥没NDに埋没するまで押し込めることが可能な長手方向の連続線形内孤35を形成し、溝340を裏打ちする塞栓組織の中またはそれに隣接して解放的に固着配置される。その後、弓形に屈曲された連続の芯回帰部28は、外孤陥没ED、ノーズ陥没NDの基部、対向の血管壁310、溝340を裏打ちする塞栓組織の中または近くに埋没することもある。
操作に際して、芯回帰部28を屈曲すると溝340が一方の放射状に非対称的に拡張し、塞栓320に亀裂伝搬機序を喚起および開始させ、そして溝340をさらに拡げ末端方向へ深める力が与えられる。次に、芯回帰部28への力が解放され、屈曲しながらそこに蓄積された弾性エネルギーおよびオーガー作動装置500に配置された主要な弾性要素に蓄積された弾性エネルギーが放出されて、芯回帰部28を拡張させる。
オーガーツール10が拡張し直進する場合、埋没された弓形の芯回帰部28の長手方向外孤34は、最初に解放可能なベンド26のための支持となり得、溝340内で一ステップ長だけ末端方向により深く導入されるようになる。その後、弓形の芯回帰部28は解放状態へと直線化される。
芯回帰部28を弓形にする屈曲および伸張する解放はそれぞれ、2つの位相を有する逐次作用の第1および第2の状態であり、塞栓320を通過するためにオーガー作動装置500により連続反復して制御可能なように操作される。必要ならば、1以上の塞栓を通り抜けるために複数の逐次作用の反復した操作が連続的に繰り返される。比喩的に言えば、オーガーツール10は屈曲のときに巻き上げられ拡張のときに巻き戻されて、尺取虫が這うようなプロセスで末端方向に進む。
従って、血管壁310を有する血管300中で生体内に存在する塞栓320を末端へ通り抜けるためのオーガー作動装置500を扱うオペレーターOPによって生体外で末端方向に操作、指令および制御される塞栓オーガー1000および塞栓オーガーシステム1000を実施するための方法が提供される。この方法およびシステムはオーガーツール10に、誘導線30または相当のガイドにより生体内に導入される芯末端部22を与え、ツールノーズ27はこのオーガーツールの最も末端の部分となる。この芯末端部22は、放射状外方向へ拡張する弓形状態までの偏向と実質的に軸方向へ直進する解放状態までの解放(およびその逆)とを含む反復可能な無傷性逐次操作でオーガー作動装置により操作可能である。
この方法およびシステムは、以下の工程を含む。第一に、長手方向に伸長する少なくとも1の芯線20を、芯末端部22、芯基部22P、芯回帰部28および芯導入部24を有する一体型の線として構成する。この芯線は、弓形状態まで偏向するように操作された場合、芯末端部の非対称的偏向を引き起こす誘導線または相当するガイドの末端部に連結された芯線端29を含む。更に芯線の芯基部は、オーガー作動装置500に直結される。
第二に、オーガー作動装置は、芯末端部を弓形状態へと付勢するためのオーガー作動装置を操作することによって、芯回帰部が長手方向で連続外孤34に変形され、芯回帰部が長手方向で連続内孤35に変形される。
従って、芯末端部を血管の中および塞栓に隣接して軸方向に配置する場合、これによって、ツールノーズおよび外孤はそれぞれ、互いに血管内で距離を置いた関係で対面するように配置されたノーズ陥没NDおよび外孤陥没EDに埋没し、そして解放的に維持されるようになり、それによって、血管は塞栓中の溝340を拡げるように放射状外方向へ非対称的に拡張される。
図6は、図1に基づく、塞栓オーガー1000の部分の1実施態様としてオーガーツール10の生体内部分の側面図および部分断面図を示す。オーガーツール10は、塞栓血管の治療用として利用可能な血管内誘導線システムの誘導線のような誘導線30を含んでいてもよい。芯線20は、誘導線30に入る第1の基部線開口部(図6には示されない)を介して導入され、芯末端部22として第2の末端線開口部32から引き出すことができる。
誘導線30の内部30Iから出る芯線20は、ベンド26を形成する半円形の孤で終わる末端芯導入部24である。ベンド26から延長して末端線開口部32に戻る芯線20の一部は、芯末端29で終わる末端芯回帰部28である。末端の誘導線開口部32では、芯末端29は、誘導線30の内部30Iへと確実に連結されている。従って芯末端部22は、末端ベンド26とそれに近接した2本の脚である芯導入部24および芯回帰部28とを有するヘアピン状に見える。
芯回帰部28の芯末端29は、末端誘導線開口部32に隣接する誘導線内部30Iへ確実に固定保持されている。その確実な停留は、ろう着、溶接、レーザー溶接、溶着または他の方法を含む当該分野で既知の任意の方法によって達せられる。必要に応じて、芯末端29は適宜、誘導線30の確実な停留を容易にするために、平滑化または湾曲化などによって適切に処理される。
従って芯線20は、誘導線30を通じて延長し、少なくともオーガー作動装置500から発し、芯末端部22がオーガーツール10を形成するところの末端線開口部32から出る。芯末端29は末端芯開口部32に隣接する誘導線内部30Iに確実に保持されているので、芯末端部22は、誘導線30が回転されるとき誘導線30と共に回転する。
解放され延長され直線化の状態にある休止時において、芯末端部22は、誘導線30と同延長的に配向状態で配置される。芯回帰部28を誘導線30から放射状外方向へ伸びる弓形状態に屈曲するためには、芯回帰部28の撓みを誘発するようにオーガー作動装置500を操作することが必要である。芯回帰部28を非対称的に撓ませる力および芯導入部24を曲げる力は、芯末端29とベンド26との距離を減らすように操作されるオーガー作動装置500を介して供給され、それによって芯回帰部28が屈曲する。
好ましくは、オーガー作動装置500は操作されて、芯線20を固定された状態に保持して、芯回帰部28が末端芯開口部32とベンド26との間を撓ませ偏向するように誘導線30を末端へと押しのける。誘導線30を固定し芯導入部24を基部へ引き込むためにオーガー作動装置500を用いて、同じ結果が得られる。
オーガー作動装置500が誘導線30を末端部へ押し出すように操作される場合、エネルギーは、少なくとも芯回帰部28に、及びオーガー作動装置500の内部に配置されたコイルバネなどの主要な弾性作動要素502(各図には示されず)に蓄積される。従ってオーガー作動装置500は、芯回帰部28を撓ませる加力の解放をオペレーターOPにより指令されると同時に、芯回帰部28と主要な弾性作動要素502との双方から放出されたエネルギーは芯末端部22を誘導線30と同配向で延長および伸長状態へと戻すことになる。
操作時、弓形状態へ偏向された場合、ツールノーズ27はノーズ陥没NDに埋没し外孤34は外孤陥没EDに埋没し、そして解放状態へ解放された場合、芯末端部22はツールノーズをノーズ陥没NDから解放し、末端を外孤陥没から外孤を解放する前に溝の中へ平行移動させる。それによって、ツールノーズは、逐次操作毎に一末端ステップ長だけ外孤陥没から放射状外方向へ溝に平行移動する。
オーガーツールの各逐次操作は順次、次の末端ノーズ陥没および次の末端外孤陥没を伴い、その両陥没はそれぞれ、前のノーズ陥没および前の外孤陥没から離れて末端方向に配置される。
言い換えると、長手方向の芯回帰部28は非対称的制御された偏向曲線へと屈曲するように構成され、オーガー作動装置の作用は、放射状外方向拡張を含む無傷性這進運動、および末端平行移動を誘発する。これは、オーガーツールの作用は連続的逐次特定回数で、同じ特定回数の放射状外方向の拡張および末端平行移動を伴うことを意味する。それによって、オーガーツールは、オーガー作動装置の連続逐次作用により付与された連続的這進運動をとって血管内を実質的に軸方向および末端方向へ平行移動する。
従って弓形状態で、芯末端部は溝を拡げるとともに、溝を拡げて末端方向に深める亀裂伝播機序を始動するようにノーズ陥没に解放的に埋没し外孤は外孤陥没に解放的に埋没する。次いで解放状態で、ツールノーズは、深められた溝中に末端方向へ1ステップ長だけさらに深く侵入する。
注目すべきは、ノーズ陥没が外孤陥没と反対に配置されること、及び外孤陥没がノーズ陥没に対して異なる配置の長さを取り得ることである。ノーズ陥没に対する外孤陥没の配置は、ノーズ陥没に対して基部方向から末端方向へ延長する長さ、ノーズ陥没に対して基部方向に延長する長さ、およびノーズ陥没に対して末端方向に延長する長さからなる群から選択することができる。
図6に示された通常の延長状態に専用する第1の制御位置および芯回帰部28の屈折状態に制限された第2の制御位置に加えて、オーガー作動装置500はまた、オーガーツール10を操縦状態に配置させる中間的制御位置を有する。
図7は、部分的非対称的の偏向状態にある場合、芯回帰部28における部分的弓形の長手方向非対称的外孤34を示すオーガーツール10の操縦モードを描く。
従って図7において、芯末端部22は、完全な延長で直線化状態と芯回帰部28が全く偏向されている完全な弓形状態との中間の部分的偏向である操縦モードで非対称的に屈曲されたようにみえる。操縦モードでは、芯末端部22が線30の末端部の長手方向軸X−Xに対して放射状外方向に偏向され、それと図7で指定された角度αを成す。よって、誘導線30が回転された場合、芯線20はそれとともに回転し、芯導入部24が任意の望ましい方向でベンド26を配位させる円錐の外套部を描く準線となることによって、オーガーツール10を適切に配向させて斜めに分枝する血管へ容易に貫入させる。従って、オーガーツール10が血管300内部で配置され、オペレーターOPが芯末端部22を曲線部を通り過ぎて、または血管300の分枝部の中に、導入することを望む場合、誘導線30は、ベンド26が曲線部を通り過ぎて、または分枝部の中に、通過するに適した位置を目指すために適切に配位するまで回転される。
図8は、芯回帰部28の弓形長手方向外孤34が明確に見られる非対称的完全偏向状態に置かれた芯末端部22を有する偏向モードのオーガーツール10を示す。
オーガーツール10の適切な作用を確保するために、ベンド26と芯末端29との間で芯回帰部28の屈曲を制限することが好ましい。芯線20の平滑化のような、芯末端29を誘導線30へ結合させるために取られた配置は通常、屈曲が始まる不連続な点結合として機能するに充分である。結局、剛性脆弱化の特徴または曲げ導入の塑性変形を、屈曲を開始させるように芯末端29に付け加えることもできる。
ベンド26は、補剛ベンド部に相対的に弱められ剛性の低下した芯回帰部28がベンド部に隣接して偏向するように、補剛され得る。例えばベンド26は、図9で符号により示されるように、補剛ベンド26Sを用いて、例えば、溶接、溶着または他の補剛方法など指示通りに補剛され得る。
図10は、溝340中で塞栓320を通ってオーガーツール10の平行移動的貫通能力を向上させるためのカバーキャップとしての整形カバー26Fを提供することによりベンド26を補剛する他の方法を示す。整形カバー26Fは、充填素材、または溶着剤G、またはUV硬化剤、またはベンド26と適当に結合される任意の適切なキャップの使用によって実施し得るであろう。ベンド26が整形カバー26Fにより被われる場合、オーガーツール10の最末端部分はツールノーズ27と称される。選ばれた実施態様によると、ツールノーズ27は、整形カバー26Fの存在しないベンド26であるか又は整形カバー26Fの末端チップであるオーガーツール10の最末端部分を示す。
図11は、芯導入部24および芯回帰部28を結合して、ベンド26に隣接配置された包囲コイル26Cを図示する。補剛機能に加えて、包囲コイル26Cはさらにベンド26での応力集中を防止する。全図に示されているわけではないが、当該分野で知られている他の手段も、ベンド26を補剛し、被い、応力を緩和するために適用可能である。例えば、全図に示されているわけではないが、整形カバー26Fを包囲コイル26Cと組み合わせることもできる。
図12、13および13aは、芯末端部22の構成の詳細に関する更なる実施態様を示す。
図12では、ベンド26は、例えば、溶接または他の手段によって継手と交換され、この手段は芯導入部24に溶接され整形カバー26Fで被われる長さの短い芯回帰部28を確実に連結している。ベンド26の代わりに、芯導入部24の末端部が短い長さの芯線(この場合にはこの芯線は芯回帰部28である)に結合する溶接部27Wが挙げられる。溶接部27Wは、末端部がツールノーズ27である整形カバー26Fにより被われている。整形カバー26Fの基部において、芯導入部24と芯回帰部28との双方は、互いに平行であろうがなかろうが、以下に記載されるように作用し得る。
図13は、芯末端部22の構成の更なる実施態様であって、そこでは芯導入部24および一定長の芯回帰部28が確実に分離され整形カバー26Fにより互いに結合している。必要に応じて、包囲コイル26Cが整形カバー26Fの末端部に付属される。
図13aは、図11で示された包囲コイル26Cが平らに包まる金属の周囲バンド26Bに置き換えられた芯末端部22の構成のなお更なる実施態様である。周囲バンド26Bは包囲コイル26Cと同様に作用し、図示されないが、当該分野で知られた他の手段もベンド26を補剛し、被い、応力を緩和するために適用し得る。例えば、整形カバー26Fを周囲バンド26Bと組み合わせることもできる。従って、芯導入部24および芯回帰部28は、ベンド26、周囲バンド26B、包囲コイル26C、整形カバー26F、溶接部26Wからなる群から少なくとも単独で及び組み合わせて選択される結合子によって結合されてもよい。結合子の別の形態も実際的であると考えられる。
結論を言えば、芯回帰部は、初めに誘導線がオーガー作動装置に対して末端方向に平行移動する際、芯回帰部が弓形状態へと屈曲し、これによって外孤が血管を非対称的外方向へ拡張させ、そして次に誘導線が解放される際、芯回帰部が解放状態へと解放させるように、誘導線との直接関連のために構成されることができる。それによって、ツールノーズは、逐次作用毎に一所定ステップ長だけ外孤陥没から末端方向に平行移動を起こす。
異なって記載すれば、芯末端部は、血管内に置かれた塞栓の軸方向の溝に嵌合するように第1ステップで操縦され得る。第2ステップでは、オーガー作動装置は、弓形状態へと芯末端部を偏向するように操作され得、それによって、偏向された芯回帰部は血管を非対称的かつ放射状外方向に拡張する。第3ステップでは、オーガー作動装置は、芯末端部を解放状態へと戻すように操作され得、それによって、芯末端部は溝の中にツールノーズを末端方向に平行移動させる。最後に、第2および第3ステップの順序は、塞栓を通り抜けるまで連続的に繰り返され得る。
芯線20は、例えばニチノール(Nitinol)などの超柔軟性超弾性レジレンス素材から製造することができる。注目すべきは、整形カバー26F、周囲バンド26Bおよび包囲コイル26Cは、撮影システム、例えばコンピュータ断層撮影(CT)または放射線撮影を観察するオペレーターOPが、例えば塞栓320に対して不透過な素材の配置を目視することができるような放射線不透過素材を用いて実施してもよいし、それともこの素材を含んでいてもよい。
本明細書の全体に組み込まれて詳細に記載されたオーガーツール10と操作関連に生体外配置されるオーガー作動装置500は、芯線20および誘導線30に加えられる力の所定閾値限界の調節可能な選択および設定をするために構成された固有の力限界機構を含む。逐次操作の各回において同一で取られ繰り返される所定末端ステップ長の調節可能な選択および設定のために構成されるステップ限界装置もある。一連の連続的反復逐次操作における各逐次操作のための同一所定力限界値およびステップ長の設定を維持することは、オペレーターOPでなく、オーガー制限手段またはオーガー作動装置500である。
図14は、誘導線30へ付加的長さの延長線30Xを速く確実に解放可能なように連結させるために構成された誘導線コネクタ60の一実施態様を示す。誘導線30および延長線30Xの双方は、同じ外径を有し、それらの上にカテーテル、ツール運搬装置、ならびに一般的に手術および治療器具など1以上の装置を誘導するためのレールとして使用することができる。
誘導線コネクタ60は、雄性要素60Mを雌性要素60F中に同軸的に導入することにより確実であるが解放可能な停留を提供する迅速な組み立てのために構成された雄性要素60Mおよび雌性要素60Fを有する。誘導線コネクタ60は、雄性要素60Mと雌性要素60Fのどちらか一方を相対的に曲げることによって急に引き出しができる分離を与える軸方向のスナップ式施錠装置で留められた放射状曲線リーフスプリングを使用する。以下に記載された例では、雄性要素60Mが誘導線30に結合されるように示される一方で雌性要素60Fが延長線30X上に配置されているが、この状況を逆にして雄性要素60Mを延長線30Xに取り付けさせて雌性要素60Fを誘導線30に結合させることもできる。
図14において、線対称雄性要素60Mは誘導線30の外径より小さい外径を有して誘導線30と同軸方向で配置された前面オジーブ61を伴って示される。しかし必要に応じて、オジーブ61の代わりに円錐形も実用的である。雄性要素60Mの軸X−Xに垂直な肩を形成するグルーブ62が、オジーブ61と誘導線30との間で切断され、それによってオジーブ61に隣接した第1の肩63および誘導線30に隣接した第2の肩64を生じる。第1の肩63と第2の肩64との間の軸方向距離は、グルーブ62の長さを規定するものである。
グルーブ62の深さは、以下に記載されるであろう、雌性要素60Fの要件と合致ように選択される。グルーブ62の底部65は好ましくは、グルーブの半径が肩の部分で大きく、両肩の間で小さくなるように変動径を示す。言い換えれば、グルーブ62の底部の半径65は両肩の中間において、それぞれ第1の肩63および第2の肩64に隣接する半径より小さい。
図14において、雌性要素60Fは、その雌性要素60Fに垂直な部分的放射状切出し並びにチューブの一つの壁を通して軸方向および長手方向の更なる切出しから生じる切断面が終端となる、内径を有するチューブとして示される。それによって、円状から塑性変形され、螺旋を形成する遊離つり舌66が提供される。その螺旋は放射状に曲げられたリーフスプリングとして機能するように構成されている。
コネクタ60が軸方向に連結されるので、舌66の軸方向幅は、その内のスナップイン式収納のためのグルーブ62の長さに合致するように選択される。
螺旋を成す遊離つり舌66の内径は明らかに異なるが、オジーブ61の外径を収容するように構成されて、雄性要素60Mのオジーブ61がその内に軸方向に納入される場合、遊離つり舌66の弾性変形を確保するように構成される。雄性要素60Mが雌性要素60F内に受入られると、遊離つり舌66はグルーブ62内に確実に嵌合され、第1の肩63と第2の64との間で密着されるようになる。
コネクタ60の長手軸方向の通過によって、芯線30の挿入が可能になる。
図15は、コネクタ60の軸X−Xに対してある角度を持って終端となる遊離縁67Aを有する遊離つり舌66を示すが、図14では遊離縁67は軸X−Xに平行である。さらに図16では、遊離縁67Aは、グルーブ62の底部65の変動半径と合致するように構成された曲線として延長する。
全図で示されてはいないが、例えば図16で示される凹状または切り込み遊離縁67Bのような、遊離つり舌66の別の構成も許容される。さらに、遊離つり舌66は、雄性要素60M上に配置された1のグルーブ65または1以上のグルーブに嵌合するための1以上のリーフスプリングを形成するように構成されてもよい。
オジーブ61の最大外径が雌性要素60Fの遊離つり舌66の偏向により得られた最大内径より小さくすべく留意する。
図17は、魚尾状の遊離縁67Cを有する遊離つり舌66の更なる実施態様を示す。
コネクタ60の雄性要素60Mおよび雌性要素60Fのそれぞれの構成がいかにあろうとも、一方の要素に対して他方の要素を相対的に曲げることによって、反復操作が確保され要素の分離が迅速かつ容易となる。
図18は、雄性要素60RMおよび雌性要素60RFを有する回転施錠型コネクタ60Rを示す。
雄性要素60RMは、オジーブ61の頂点に連結された非軸対称の要素を加えた以外は、雄性要素60Mと類似する。例えば図18で示されるように、オジーブ61の頂点に軸方向で結合され得る平板68がある。
雌性要素60RFは、雌性要素60Fを有する場合と同様に曲げられた遊離つり舌66の放射状リーフスプリングを呈するが、適切に放射状配向を取る場合にのみ、平板68の平行移動における軸方向通過を誘導するようにその要素に嵌められた非軸対称拘束69または雌性拘束69をさらに有する。
雄性要素60RMを雌性要素60RFに結合させるには、雌性拘束69を平板68と相互に配列させること、および雄性要素60RMを雌性要素60RFに導入することが必要である。この配列法によれば、誘導線30と延長線30Xとの間の相互回転が妨げられる。分離には初めに、平板68を雌性拘束69から軸方向に引き戻すことが必要である。
その長さのコネクタ60、それ故にオジーブ61、の長手軸方向の通過により、それを通しての芯線30の挿入が可能となる。
要約すると、誘導線30またはその共延長する相当のガイド80または73に対して延長線30Xの長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部に配置されたワイヤコネクタ60または60Rが提供される。更なる生体内治療または手術用の付属器具としての誘導線30または相当のガイドの上で滑らかな平行移動のために、ワイヤコネクタおよび延長線を構成することもできる。さらにワイヤコネクタは、67A、67Bまたは67Cなどの構成から選ばれた少なくとも1の放射状に曲げられたリーフスプリングを介して、雌性要素60Fまたは60RFと結合するような構成の雄性要素60Mまたは60RMを有していてもよい。
図19aに、オーガーツール10のさらに別の例示的実施態様を末端から始まって記載する。
図19aは、別の実施態様に従ってオーガーツール10の末端部を図示する。整形カバー26Fはベンド26を被い、このベンドが芯導入部24上および芯回帰部28上で保持される包囲コイル26Cに接している。UV溶着剤を含む溶着剤を整形カバー26Fとともに使用する場合、この溶着剤は好ましくは包囲コイル26Cを定位で確保するために使用される。ベンド26は整形カバー26Fにより被われるので、ツールノーズ27はオーガーツール10の最末端部となる。
芯線20は、柔軟性、弾性、伸長性に点で優れた特性を付与するためにニチノール(Nitinol)などの超弾性材料で好ましく製造される。他の芯末端部22の構成も、本明細書記載の別の実施態様に関して記載されたごとく、必要に応じて適用することができる。
図19aにおいて、その基部末端(図19aでは図示せず)が、誘導線30の停留および延長に際して確実に固着した伸長コイルガイド80は、伸長コイルガイド80の末端の開口端82から末端方向へ突き出る芯導入部24および芯回帰部28を収納している。コイルガイド80は、芯末端部22の柔軟性および弾性に寄与し、コイルガイド80の本体において、末端の伸長コイルガイド端86では開ピッチコイル80Oにより巻かれるが、主にその基部では閉ピッチコイル80Cにより巻かれる。必要に応じて、コイルガイド80に延長連結部材を溶着するためにコイルガイド80の基部端80Pにおいて、溶着剤が貫入し得る中間で開ピッチコイル80Oをさらに利用することができる。従ってコイルガイド80は、誘導線30の他の構成または等価物とみなすことができる。
ストッパー84は、芯導入部24において末端の開口端82と包囲コイル26Cとの間で適宜配置され、芯末端部22の平行移動を制限および抑制するための抑制ストッパーとして働き得る。必要に応じて、ストッパー84および包囲コイル26Cは、白金などの当該分野で周知である一般的な放射線不透過性材料で製造され、それによって、画像装置を使用および観察する場合のオペレーターに、オーガーツール10の構成要素の配置および相対位置が提示される。
末端の伸長コイルガイド端86に隣接する伸長コイルガイド80の内部では、芯導入部24は、例えば収縮チューブなどのポリマースリーブ88で被うことができる。これによって、ポリマースリーブ88が例えば溶着剤Gで保持されているステンレス鋼の伸長コイルガイド80の内部に対して、芯導入部24の滑らかな平行移動が確実になる。
芯末端29は、末端伸長コイルガイド端86の内部における停留を向上させるために、UV溶着剤を含む溶接または溶着のような当該分野で既知の任意の方法によって平滑にされている。溶着される場合、芯導入部24に配置されたポリマースリーブ88は、末端ガイドコイル端86に配置された開ピッチコイル部80Oから供給可能な溶着剤Gの塗布用基材となる。さらに、ポリマースリーブ88は、導入芯線24とあふれでる溶着剤Gとの接触を一切防ぐものである。
必要に応じて、末端ガイドコイル端86の内部は、芯末端29の停留を向上させるために、開ピッチコイルを介して挿入される溶着剤Gによって充填される。
外部スリーブ90、たとえば、ポリエステル熱収縮性スリーブ90は、伸長力が加えられた際のコイルの伸長を防ぐために、延長コイルガイド80の収納ピッチコイルの部分を覆うことも可能である。そのように伸長した場合は、オーガー作動装置500(図19aに図示せず)に配置された主要な弾性要素によって放たれる復元力の一部が利用されることなく逃されることにより、芯末端部22が、伸長しかつ直線的な状態へ復元することを妨げる。
必要であれば、放射線不透過性の強化かつ該オペレーターOPの補助のために、ポリマースリーブ88近位部で芯線20上に別のマーカーコイル70を配置し得る。マーカーコイル70は、例えば、接着または芯20に用いられ図19aにて符号で72として示されている局部的塑性変形のような当技術分野でよく知られている方法を用いて、芯線20に結合されている。
図19bは、オーガーツール10の別の実施形態例を図示している。例えば、芯末端部22の末端は、ベンド26を覆う整形カバー26Fを有し得る。周囲バンド26Bは、整形カバー26Fに隣接し、芯導入部24と芯回帰部28の両方の末端部上にて保持され得る。紫外線溶着剤を含め溶着剤Gが整形カバー26Fの形成に使用される際は、周囲バンド26Bを定位置に固定して取り付けるのに同様の溶着剤を用いることが好ましい。
必要であれば、周囲バンド26Bは、不透過マーカーまたは白金マーカーとして構成され得、これは整形カバー26Fについても同様である。芯末端部22の構成は、例えば、図9から13に関する説明のとおり、必要に応じて選択してもよい。
既に上記で説明のとおり、芯線20には、柔軟性、弾力性、伸び特性において優れた特性を与えるために、ニチノールなどの超弾性金属を使用することができる。
芯末端部22は、先端で先端部74に終端処理された柔軟性チューブ73または柔軟性コイル73の末端部から突出する。不透過マーカーとして作用するマーカースリーブ75は、柔軟性チューブ73の長手方向延長上に、先端部74に隣接して配置することができる。芯末端29は、上記にて説明されているとおり、柔軟性チューブ73の末端に結合されている。
周囲バンド26Bに接することなく距離を置いて、芯導入部24の末端は、柔軟性チューブ73の末端から突出した末端部と、柔軟性チューブ73の内部に配置された基部とを有する、コイル70またはマーカーコイル70の短い部分で覆われている。
マーカーコイル70の基部の延長上にありかつ隣接している部分に、収縮されたポリマースリーブ77を、コイル70と延長チューブ76の末端部との長さに重なり合わせることにより、ニチノールまたはステンレス鋼製の延長チューブ76がそれに結合されている。延長チューブ76は、マーカーコイル70の基部のずれを防止する。ポリマースリーブ77の末端部が芯導入部上に収縮し、ポリマースリーブ77の基部が延長チューブ76上に収縮することにより、マーカーコイルは周囲から密閉される。
マーカースリーブ75の末端部78は、芯回帰部28とポリマースリーブ77に充填および溶着されてもよい。
図20は、延長コイルガイド80の基部80Pと誘導線30の末端部30Dとの間の接続結合の詳細を描く。誘導線30の末端部30Dは、基部80Pの内部へ挿入するため、および平行移動および回転時に当技術分野でよく知られている方法にて確実に保持するために、適切な直径縮小部89を有する。保持の方法としては、たとえば、溶接または溶着や、ポリマースリーブ90で誘導線30の末端部30Dも覆い補助することが知られている。
図21は、基部80Pおよび末端部30D両方の内部の一部に挿入される中間スリーブ90を、両部分を保持する溶着剤Gのための基盤として使用することにより、延長コイルガイド80の基部80Pを誘導線30の末端部30Dに結合するための代替方法を図解する。必要であれば、中間スリーブ90の素材に、基部80Pと末端部30D間の同軸配列の保持に役立つニチノールなどの超弾性金属を使用する。芯線30は中間スリーブ90の内部で自在に平行移動する。中間スリーブ90の剛性は、適切な削り取りまたはレーザー切断の応用により、必要に応じて調整してもよいことに留意する。
図22は、誘導線30の基部端30Pと延長線30Xの末端30XDとの間にカバーコイル92を嵌合させた固定保持接続結合の詳細を描く。基部端30Pと末端30XDは、直径縮小部89上に嵌合され当技術分野でよく知られている方法で固定結合されたカバーコイル92の内部への挿入に対応するため、適切に構成された直径縮小部89を有する。固定結合の方法としては、たとえば、溶接や溶着が知られている。カバーコイル92は、誘導線30および延長線30X上の移行領域の滑らかな外表面を確保し、カテーテルまたはその他の器具の通過を容易にする。芯線20と延長線30X間の相対的な平行移動および/または回転の防止を望む場合は、延長線30Xを芯線20上へ圧接して塑性変形させること、また、そのための他の手段を用いることが可能である。
図23は、誘導線30の基部端30Pおよび末端30XD両方の内部の一部に挿入される挿入コイル94を、両部分を保持する溶着剤Gのための基盤として使用することにより、誘導線30の基部端30Pを延長線30Xの末端30XDに固定結合するための代替方法を図解する。芯線20と誘導線30間の相対的な平行移動および/または回転の防止を望む場合は、誘導線30を芯線20上へ圧接して塑性変形させること、また、そのための他の手段を用いることが可能である。しかし、基部端30Pと末端30XDの間には、図23において示されているような空隙は存在しない。
図24は、誘導線30上に挿着され得る付属器具例の詳細を示す。支持チューブ96は、付加的支持のために、適切に構成され線30上に配置される。つまり、更なる生体内手術のために、少なくとも1の付属処置手段をオーガーツールの上に平行移動させてもよい。
上記で説明されたオーガーツール10の様々な実施態様の偏向は、芯導入部24、ベンド26、および芯回帰部28で規定される二次元平面に制限および限定されない。むしろ必要であれば、オーガーツール10は三次元方式で偏向するように構成してもよい。三次元的偏向は、芯回帰部28に配置されている突出部28S形成時のように、少なくとも1の塑性変形を与えることで引き起こされる。
図25aは、分かりやすさのために、芯末端部22の芯線20を芯線末端29までのみ示した実施態様例を図解する。右手デカルト座標を基準とする。芯末端部22にて、芯導入部24は直線に保たれているが、芯回帰部28には、2の微小な塑性変形が構成されており、偏向するように操作された際にはこの部分が三次元的偏向を引き起こすようにそれらの変形がその上に形成された。長手方向に配置された芯回帰部28は、第二の末端突出部28DSから一定の距離を置いて存在する第一の基部突出部28PSを除いては、実質的に直線に保たれている。28PSおよび28DSの両方の突出部は、数字記号29として示されている芯線末端の末端から離れて配置されている。
図25aに示すとおり、それぞれ28PS、28DSの両方の突出部は、同一平面上に形成されてもよいが、それぞれの突出部28Sが、芯導入部24と芯回帰部28によって定義される真平面の反対側に対して斜め方向に突出するような、異なる平面上に配置されてもよい。たとえば、図25aに示された右手座標のとおり、芯末端部22がx−z垂直面のx軸に沿って配置された場合、それぞれ28PS、28DSの2の突出部は、たとえば、x−z平面に対して斜め方向にある一斜面に配置されてもよい。このような配置例は、図25aに示す曲線22yz(a)として、y−z平面上に投影図で示されている。他の図と同様、図25aは強調されており、原寸に比例してはおらず、両方の突出部28Sは、分かりやすさのために大変誇張されている。
図25bは、右手デカルト座標と相関して三次元で非対称的に偏向する、最初に長手方向に配置された芯末端部22の偏向段階の一例を描く。たとえば、x−z平面外へ解放状態に偏向された場合、芯末端部22は、芯回帰部がx−zとx−yの両平面横切る釣り鐘型の外形をとり非対称的に偏向する。この偏向状態で、外孤陥没EDおよびツールベンド26もしくはツールノーズ27は、x−z平面の互いに反対側に配置される。ゆえに、ツールベンド26もしくはツールノーズ27がx,y,−z象限に入り込みながら、外孤陥没EDはx,−y,z象限に存在するように示されている。22yz(b)として示されているy−z平面上の投影図は、芯末端部22の複雑な非対称的偏向の視覚化を試みたものである。
図25bに示した三次元的偏向は、上記で説明した、偏向された際と解放された際に芯末端部22の偏向が同平面上に留まる実施態様とは対照的である。
図25cに示されるように、さらに偏向された際、長手方向に向けられた芯末端部22は、主にx−y平面に配置された横方向の拡張に達し得、従って、この拡張は長手方向の芯末端部22の芯線20によって規定される平面に対して垂直にあることになる。つまり、外孤陥没EDとノーズ陥没NDの両方は実質的にx−y平面に存在することになる。現実にはたとえば、直径0.1mmほどの芯線20では、芯末端部22の高さは、解放時に約0.3mmになる。しかし、直前の実施態様においては、偏向時に1.4mmほどの非対称的な横方向の偏向を作ることができる。
芯末端部が解放状態に配置される際、芯導入部および芯回帰部は解放平面を規定できる。オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成されることになる。解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、芯導入部に対して2の永久塑性変形を形成することが望ましい。それによって、オーガーツールが偏向状態になるように操作された時に、オーガーツールは三次元的に解放平面から突出した偏向に偏向する。
ゆえに、オーガーツールが適切に偏向された際には、外孤とツールノーズは偏向した平面に配置され、この偏向した平面は解放平面に対して実質的に垂直である。外孤とツールノーズはそれぞれ、別の異なる偏向した平面に配置され、この偏向した平面は解放平面に対して傾斜角にあってもよい。または、オーガーツールが適切に偏向された際には、外孤は第一平面に配置され、ツールノーズは第二平面に配置され、第一平面と第二平面のそれぞれは、別の異なる偏向した平面を規定し、この偏向した平面は解放平面に対して傾斜角にあってもよい。
上記において説明されている塞栓オーガーは、産業での製造用、特に医療機器製造業での製造用に構成されている。
本発明が上記において示され説明されてきたことのみに限定されないことは、当該技術に熟達した者には理解されるであろう。たとえば、無傷性で末端が偏向する転動を提供できる限りは、オーガーツールが上記以外の構成を有することも可能である。さらに、少なくとも1の柔軟で偏向可能な部分を有するオーガーツール10には、たとえば、1以上の芯線20、1以上の芯導入部24、また1以上の芯回帰部28のように、そのような部分を付加することもできる。むしろ本発明の範囲は、たとえば、芯末端部の多数の実施態様、上記にて説明されたさまざまな特徴、および当該技術に熟達した者が上記の説明を参照した際に連想し得るそれらの変形および修正を説明する組み合わせならびに副組み合わせを含んだ添付の特許請求の範囲によって定義される。
10 末端オーガーツール
20 芯線
22 芯末端部
22P 芯基部
24 芯導入部
26 ベンド
26B 周囲バンド
26C 包囲コイル
26F 整形カバー
26S 補剛ベンド
26W 溶接部
27 ツールノーズ
27W 溶接部
28 芯回帰部
28S 突出部
28PS 基部突出部
28DS 末端突出部
29 芯末端
30 誘導線
30D 誘導線30の末端部
30I 誘導線30の内部
30P 誘導線30の基端
30X 延長線
30XD 延長線30Xの末端
32 末端線開口部
32 誘導線30の内部
34 外孤
35 内孤
60 ワイヤコネクタ
60M 雄性要素
60F 雌性要素
60R 回転施錠型コネクタ
60RM 雄性要素
60RF 雌性要素
61 オジーブ
62 グルーブ
63 第1の肩
64 第2の肩
65 グルーブ62の底部
66 遊離つり舌
67 遊離縁
67A
67B
67C
68 平板
69 非軸対称拘束
70 マーカーコイル
71
72 局部的塑性変形
73 柔軟性チューブまたは柔軟性コイル
74 先細部
75 マーカースリーブ
76 延長チューブ
77 ポリマースリーブ
78 マーカースリーブ75の末端部
80 コイルガイド
80C 閉ピッチコイル80C
80O 開ピッチコイル
80P コイルガイド80の基部端
82 末端開口端
84 ストッパー
86 コイルガイド端
88 ポリマースリーブ
89 直径縮小部
90 外部スリーブ
92 カバーコイル
94 挿入コイル
96 支持チューブ
300 血管
310 血管壁
320 塞栓
340 溝
500 オーガー作動装置
502 主要な弾性作動要素
G 溶着剤
ND ノーズ陥没
ED 外孤陥没

Claims (40)

  1. 血管壁(310)を有する血管(300)中で生体内に存在する塞栓(320)を末端へ通り抜けるためのオーガー作動装置(500)により生体外基部で操作される、塞栓オーガー(l000)を実施するための方法であって、
    誘導線(30)または相当するガイド(80、73)により生体内で誘動される芯末端部(22)、および最末端部分としてのツールノーズ(27)を有するオーガーツール(10)を設け、この芯末端部(22)は放射状外方向へ拡張する弓形状態までの偏向と実質的に軸方向へ直進する解放状態までの解放、およびその逆、との両方を含む反復可能な無傷性逐次操作で該オーガー作動装置により操作可能であるオーガーツール10を設ける工程から成る方法であり、
    芯末端部(22)、芯基部(22P)、芯回帰部(28)および芯導入部(24)を有する、長手方向に伸長する少なくとも1の一体型芯線(20)を具備し、
    該芯線は、弓形状態まで偏向するように操作された場合、該芯末端部の非対称的偏向を引き起こす誘導線または相当するガイドの末端部に連結された芯末端(29)を有し、
    該芯末端は、該オーガー作動装置(500)に直結され、該芯末端部を弓形状態へと付勢するための該オーガー作動装置を操作することによって、該芯回帰部が長手方向で外孤(34)に変形され、該芯回帰部が長手方向で内孤(35)に変形され、
    該血管中で該芯末端部を軸方向に該塞栓付近に配置することによって、該ツールノーズおよび該外孤が埋没し、それぞれ、互いに該血管内で距離を置いた関係で対面するように配置されたノーズ陥没(ND)および外孤陥没(ED)に解放的に維持されるようになり、
    それによって該血管は、該塞栓中の溝(340)を拡げるように、放射状外方向へ非対称的に拡張される工程を含むことを特徴とする方法。
  2. 該弓形状態に偏向された場合、該ツールノーズはノーズ陥没(ND)に埋没し該外弧は外弧陥没(ED)に埋没し、
    解放状態に解放された場合、該芯末端部(22)は該ツールノーズを該ノーズ陥没(ND)から解放し、末端を該外孤陥没から該外孤を解放する前に該溝の中へこれを平行移動させ、
    それによって、各逐次操作に対して1末端ステップ長だけ、該ツールノーズが該溝の中へ外孤陥没から末端方向へと平行移動する請求項1に記載の方法。
  3. 該オーガーツールの各逐次操作が順次、次の末端ノーズ陥没および次の末端外孤陥没を伴い、
    該次の末端ノーズ陥没および該次の末端外孤陥没の両陥没がそれぞれ、前のノーズ陥没および前の外孤陥没から離れて末端方向に配置される請求項1に記載の方法。
  4. 該長手方向の芯回帰部(28)が非対称的制御された偏向曲線へと屈曲するように構成され、
    該オーガー作動装置の作用が、放射状外方向拡張を含む無傷性這進動作、および末端平行移動を誘発する請求項1に記載の方法。
  5. 該オーガーツールの連続的逐次特定回数作用が、同じ特定回数の放射状外方向の拡張および末端平行移動を伴う請求項1に記載の方法。
  6. 該オーガーツールが、該オーガー作動装置の各々連続逐次作用により付与された連続的這進動作をとって、該血管内を実質的に軸方向および末端方向へ平行移動する請求項1に記載の方法。
  7. a.該誘導線がオーガーツールに対して末端方向に平行移動する際、該芯回帰部が該弓形状態へと折り屈曲し、それによって該外孤が血管を非対称的外方向へ拡張させ、
    b.該誘導線が解放される際、該芯回帰部が該解放状態へと解放され、それによって該ツールノーズが各1の逐次作用に対して1の所定ステップだけ該外孤陥没から末端方向へ平行移動を引き起こす、
    ために、該芯回帰部が該誘導線と直接操作関連に構成される請求項1に記載の方法。
  8. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが該偏向状態になるように操作された時に、該オーガーツールは三次元的に解放平面から突出した偏向に偏向する、請求項1に記載の方法。
  9. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向された時に、解放平面から突出した偏向を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤と該ツールノーズは該解放平面に対して実質的に垂直である偏向した平面に配置される、請求項1に記載の方法。
  10. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤と該ツールノーズはそれぞれ、該解放平面に対して傾斜角にある別の異なる偏向した平面に配置される、請求項1に記載の方法。
  11. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤は第一平面に配置され、該ツールノーズは第二平面に配置され、第一平面と第二平面のそれぞれは、該解放平面に対して傾斜角にある別の異なる偏向した平面を規定する、請求項1に記載の方法。
  12. a.該芯末端部が、血管内に置かれた塞栓の軸方向の溝に嵌合するように誘動され、
    b.該オーガー作動装置が、該芯末端部を弓形軸方向へと偏向するように操作され、それによって該偏向された芯回帰部が該血管を非対称的かつ放射状外方向に拡張し、
    c.該オーガー作動装置が、該芯末端部を解放状態へと戻すように操作され、それによって該芯末端部は該溝中で該ツールノーズを末端方向に平行移動させ、
    d.b.およびc.ステップの順序が、該塞栓を通り抜けるまで連続的に繰返される請求項1に記載の方法。
  13. 該弓形状態で、
    該芯末端部がノーズ陥没に解放的に埋没し、
    該溝を開き末端方向に深めるために、該溝を拡げて亀裂伝播機序を始動するように、該外孤が外孤陥没に解放的に埋没し、次いで、
    該解放状態で、
    該ツールノーズが、該深められた溝中に末端方向へ1ステップ長だけさらに深く受けられている請求項1に記載の方法。
  14. 更なる生体内手術のために、該誘導線(30)またはそれと等価のガイド(80、73)が、その上を付属器具が滑らかに平行移動するために構成されている請求項1に記載の方法。
  15. 該ノーズ陥没が該外孤陥没と反対に配置され、
    該外孤陥没が、該ノーズ陥没に対して基部方向から末端方向へ延長する長さ、該ノーズ陥没に対して基部方向に延長する長さ、該ノーズ陥没に対して末端方向に延長する長さからなる群から選択される長さを取る請求項1に記載の方法。
  16. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられている請求項1に記載の方法。
  17. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられており、
    更なる生体内手術のために、該ワイヤコネクタおよび該延長線が、その上を付属器具が滑らかに平行移動するために構成されている請求項1に記載の方法。
  18. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられており、
    該ワイヤコネクタが、少なくとも1の放射状に曲げられたリーフスプリング(67A、67B、67C)を介して、雌性要素(60F、60RF)と結合するような構成の雄性要素(60M、60RM)を有する請求項1に記載の方法。
  19. 該芯導入部(24)および該芯回帰部(28)が、ベンド(26)、周囲バンド(26B)、包囲コイル(26C)、整形カバー(26F)、溶接部(26W)からなる群から単独で及び組み合わせて選択される結合子によって結合されている請求項1に記載の方法。
  20. ストッパー(84)は、該芯線の平行移動を制限するために、該芯導入部(24)上に配置される、請求項1に記載の方法。
  21. 血管壁(310)を有する血管(300)中で生体内に存在する塞栓(320)を末端へ通り抜けるためのオーガー作動装置(500)により生体外基部で操作される、塞栓オーガー(1000)システムであって、
    誘導線(30)または相当するガイド(80、73)により生体内で誘動される芯末端部(22)、および最末端部分としてのツールノーズ(27)を有するオーガーツール(10)であって、この芯末端部(22)は放射状外方向へ拡張する弓形状態までの偏向と実質的に軸方向へ直進する解放状態までの解放、およびその逆、との両方を含む反復可能な無傷性逐次操作で該オーガー作動装置により操作可能であるオーガーツール10を有するシステムにおいて、
    芯末端部(22)、芯基部(22P)、芯回帰部(28)および芯導入部(24)を有する、長手方向に伸長する少なくとも1の一体型芯線(20)を具備し、
    該芯線は、弓形状態まで偏向するように操作された場合、該芯末端部の非対称的偏向を引き起こす誘導線または相当するガイドの末端部に連結された芯末端(29)を有し、
    該芯末端は、該オーガー作動装置(500)に直結され、該芯末端部を該弓形状態へと付勢するための該オーガー作動装置が操作されることによって、該芯回帰部が長手方向で外孤(34)に変形され、該芯導入部が長手方向で内孤(35)に変形され、
    該血管中で該芯末端部が軸方向に該塞栓付近に配置されることによって、該ツールノーズおよび該外孤が埋没し、それぞれ、互いに該血管内で距離を置いた関係で対面するように配置されたノーズ陥没(ND)および外孤陥没(ED)に解放的に維持されるようになり、
    それによって該血管は、該塞栓中の溝(340)を拡げるように、放射状外方向へ非対称的に拡張されることを特徴とするシステム。
  22. 該弓形状態に偏向された場合、該ツールノーズはノーズ陥没(ND)に埋没し該外弧は外弧陥没(ED)に埋没し、
    解放状態に解放された場合、該芯末端部(22)は該ツールノーズを該ノーズ陥没(ND)から解放し、末端を該外孤陥没から該外孤を解放する前に該溝の中へそれを平行移動させ、
    それによって、各逐次操作に対して1末端ステップ長だけ、該ツールノーズが該溝の中へ外孤陥没から末端方向へと平行移動する請求項21に記載のシステム。
  23. 該オーガーツールの各逐次操作が順次、次の末端ノーズ陥没および次の末端外孤陥没を伴い、
    該次の末端ノーズ陥没および該次の外孤陥没の両陥没がそれぞれ、前のノーズ陥没および前の外孤陥没から離れて末端方向に配置される請求項21に記載のシステム。
  24. 該長手方向の芯回帰部(28)が非対称的制御された偏向曲線へと屈曲するように構成され、
    該オーガー作動装置の作用が、放射状外方向拡張を含む無傷性這進動作、および末端平行移動を誘発する請求項21に記載のシステム。
  25. 該オーガーツールの連続的逐次特定回数作用が、同じ特定回数の放射状外方向の拡張および末端平行移動を伴う請求項21に記載のシステム。
  26. 該オーガーツールが、該オーガー作動装置の各々連続逐次作用により付与された連続的這進動作をとって、該血管内を実質的に軸方向および末端方向へ平行移動する請求項21に記載のシステム。
  27. a.該誘導線がオーガー作動装置に対して末端方向に平行移動する際、該芯回帰部が該弓形状態へと屈曲し、それによって該外孤が血管を非対称的外方向へ拡張させ、
    b.該誘導線が解放される際、該芯回帰部が該解放状態へと解放され、それによって該ツールノーズが各一つの逐次作用毎に1の所定ステップだけ該外孤陥没から末端方向へ平行移動を引き起こす、
    ために、該芯回帰部が該誘導線と直接操作関連に構成される請求項21に記載のシステム。
  28. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが該偏向状態になるように操作された時に、該オーガーツールは三次元的に解放平面から突出した偏向に偏向する、請求項21に記載のシステム。
  29. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向された時に、解放平面から突出した偏向を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤と該ツールノーズは該解放平面に対して実質的に垂直である偏向した平面に配置される、請求項21に記載のシステム。
  30. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤と該ツールノーズはそれぞれ、該解放平面に対して傾斜角にある別の異なる偏向した平面に配置される、請求項21に記載のシステム。
  31. 該芯末端部が該解放状態に配置される際、該芯導入部および該芯回帰部は解放平面を規定し、
    該オーガーツールが偏向するように操作された時に、解放平面から突出した偏向形状を生じさせるために、該芯導入部に対して少なくとも1の永久塑性変形が形成され、
    それによって、該オーガーツールが適切に偏向された際には、該外孤は第一平面に配置され、該ツールノーズは第二平面に配置され、第一平面と第二平面のそれぞれは、該解放平面に対して傾斜角にある別の異なる偏向した平面を規定する、請求項21に記載のシステム。
  32. a.該芯末端部が、血管内に置かれた塞栓の軸方向の溝に嵌合するように誘動され、
    b.該オーガー作動装置が、該芯末端部を弓形軸方向へと偏向するように操作され、それによって該偏向された芯回帰部が該血管を非対称的かつ放射状外方向に拡張し、
    c.該オーガー作動装置が、該芯末端部を解放状態へと戻すように操作され、それによって該芯末端部は該溝中で該ツールノーズを末端方向に平行移動させ、
    d.b.およびc.ステップの順序が、該塞栓を通り抜けるまで連続的に繰返される請求項21に記載のシステム。
  33. 該弓形状態で、
    該芯末端部がノーズ陥没に解放的に(解放可能なように?)埋没し、
    該溝を開き末端方向に深めるために、該溝を拡げて亀裂伝播機序を始動するように、該外孤が外孤陥没に解放的に埋没し、次いで、
    該解放状態で、
    該ツールノーズが、該深められた溝中に末端方向へ1ステップ長だけさらに深く受けられる請求項21に記載のシステム。
  34. 更なる生体内手術のために、該誘導線(30)またはそれと等価のガイド(80、73)が、その上を付属器具が滑らかに平行移動するために構成されている請求項21に記載のシステム。
  35. 該ノーズ陥没が該外孤陥没と反対に配置され、
    該外孤陥没が、該ノーズ陥没に対して基部方向から末端方向へ延長する長さ、該ノーズ陥没に対して基部方向に延長する長さ、該ノーズ陥没に対して末端方向に延長する長さからなる群から選択される長さを取る請求項21に記載のシステム。
  36. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられている請求項21に記載のシステム。
  37. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられており、
    更なる生体内手術のために、該ワイヤコネクタおよび該延長線が、その上を付属器具が滑らかに平行移動するために構成されている請求項21に記載のシステム。
  38. 誘導線(30)またはその共延長する等価のガイド(80、73)に対して脱離延長線(30X)の長手軸方向の素早く解放可能な結合および分離のために、基部方向に配置されたワイヤコネクタ(60、60R)が設けられており、
    該ワイヤコネクタが、少なくとも1の放射状に曲げられたリーフスプリング(67A、67B、67C)を介して、雌性要素(60F、60RF)と結合するような構成の雄性要素(60M、60RM)を有する請求項21に記載のシステム。
  39. 該芯導入部(24)および該芯回帰部(28)が、ベンド(26)、周囲バンド(26B)、包囲コイル(26C)、整形カバー(26F)、溶接部(26W)からなる群から単独で及び組み合わせて選択される結合子によって結合されている請求項21に記載のシステム。
  40. ストッパー(84)は、該芯線の平行移動を制限するために、該芯導入部(24)上に配置される、請求項21に記載のシステム。
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