JP2010502896A - 複数段圧縮可能な球型圧縮機及び膨張圧縮機 - Google Patents

複数段圧縮可能な球型圧縮機及び膨張圧縮機 Download PDF

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    • F04C23/001Combinations of two or more pumps, each being of rotary-piston or oscillating-piston type, specially adapted for elastic fluids; Pumping installations specially adapted for elastic fluids; Multi-stage pumps specially adapted for elastic fluids of similar working principle

Abstract

複数段圧縮可能な圧縮機であって、ボールシリンダに複数個の動作室が設けられ、ボールキャビティーにピストン(3)とダイヤル(5)とスピンドル(8)との3つの可動子が備えられ、ピストンとピストンヒンジ受け(10)にエアチャネルが設置され、シリンダボディ(1)とシリンダカバー(2)に吸気・排気通路が設置されている。ピストンが各動作室に回転しつつ吸気又は排気するのに応じて、相応するエアチャネルが吸気・排気通路に連通することにより、複数段圧縮及び膨張を可能とする。

Description

本発明は圧縮機に関し、特に複数段圧縮可能な球型圧縮機及び膨張圧縮機に関する。
民生や産業や科学研究のような多くの分野では、いずれも複数段圧縮可能な圧縮機を必要とする。複数段圧縮は、高圧比を図れ、動作圧力差を低減し、漏れを減少し、容積効果を向上し、排出温度を低下し、潤滑条件を改善し、信頼性を向上するという長所があり、また、冷房の分野では、複数段圧縮は上記長所に加えて、より低い温度で冷房を行うことに有効な方式であり、更に、COの遷臨界サイクル(trans−critical cycle)では、複数段圧縮又は複数段圧縮・膨張は循環効果を高めるための根本的な手段となっている。
従来の往復型圧縮機は確実に密閉する長所があるが、バルブが多く、部品の品目が多く、振動が大きく、油圧衝撃に弱く、高速周波数変換性能が悪いという欠点によって、その適用範囲、特に民生向けの冷房用空気調和機分野での適用が大いに制限されてしまう。従来の回転型圧縮機(例えばローリングピストン型、ボリュート型、スライドシート型、スイングロータ型)は回転が安定し、振動が小さく、体積が小さいように構成されたが、高圧差作業状況が存在する場合では、特にCOの遷臨界サイクルに用いられると、密閉性が劣化して、漏れを酷くして、効果を低下させエネルギー消耗の増加を招く。
また、往復型、ローリングピストン型、ボリュート型、スライドシート型、スイングロータ型圧縮機を問わず、複数段圧縮・膨張を図れるのに、いずれも複数個の動作筒を必要とするので、バルブや可動子の数が数倍に増えて、信頼性と効果の低下、及び騒音と振動とコストと使用スペースとの増加を招いてしまう。
本人の権利化済みの、特許名称が「圧縮機用容量可変構造」で、特許番号がZL03114505.1である中国発明特許では、圧縮機は可動子が少なく、バルブが無く、振動が小さく、密閉が確実にできるなどで、また交互に変化する2つの動作室を有し、1段階圧縮を可能とした新規の容積型圧縮機構造が提案されたが、その構造では複数段圧縮又は複数段圧縮・膨張ができない。
本発明は、第03114505.1号特許の技術を基にし、一つのボールシリンダ内に複数の動作室が設けられる複数段圧縮又は複数段圧縮・膨張可能な球型圧縮機及び膨張圧縮機を開発することを目的とする。
シリンダボディとシリンダカバーとは接続されて1つのボールキャビティを構成し、ピストンは球状頂面と、球状頂面の中央部から延ばしたピストンシャフトと、ピストンの下部にあるピストンピン受けとを有し、シリンダカバーにピストンシャフトと嵌合する軸孔が設けられ、ピストンはピストンシャフトの回りで軸孔を自由に回動でき、ピストンの球状頂面とボールキャビティとは同一の球心を有してかつ密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの下端面の中央部から一つのダイヤルシャフトが延出され、ダイヤルの上部と下端面の間の外周面がダイヤルの球面となり、ダイヤルの球面とボールキャビティとは同一の球心を有してかつボールキャビティに密着して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの上部にはピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けが設けられ、センタピンはピストンピン受けとダイヤルピン受けに挿入され、スピンドルホルダはシリンダボディに接続されてかつスピンドルが回転するように支持して、該スピンドルは前記ピストンと前記ダイヤルとが相対的に揺動するように駆動し、スピンドルは一端が、シリンダボディ内に位置しダイヤルシャフトに接続する偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続して圧縮機に容量変更用の動力を提供し、前記ピストンシャフトとダイヤルシャフトとスピンドルとの軸線は共にボールキャビティの球心を通し、ピストンシャフト及びダイヤルシャフトの軸線とスピンドルの軸線とは共通の角度αをなすように構成された複数段圧縮可能な球型圧縮機及び膨張圧縮機であって、次の特徴を含む:
前記ピストンピン受けはピストンの下端面に形成された内方に凹んだ半円柱孔であり、半円柱孔の内周で半円柱孔の軸線方向に凹んだセクタキャビティが設けられ、該セクタキャビティが半円柱孔を軸方向に貫通し、半円柱孔の軸線に垂直な断面にセクタ形状を呈するように構成され、前記ダイヤルピン受けはダイヤルの上部に突出した円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、該軸線がダイヤルシャフトとピストンシャフトとに垂直してボールキャビティの球心を通すように構成され、ダイヤルピン受けの円環体の外周であって円環体の軸線方向に突出したセクタ突出が設けられ、該セクタ突出は円環体を軸方向に貫通し、環状断面にセクタ形状を呈し、ピストンピン受けのセクタキャビティと合わせており、かつセクタの円心を共通するように構成され、ダイヤルピン受けの円環体の外周はピストンピン受けの半円柱孔の内周に密閉状態で動き嵌めしており、ピストンヒンジ受けは一端が平面に、他端が球面にそれぞれ形成され、球面と前記ボールキャビティの球面とは合わせ、ピストンヒンジ受けの平坦な端面及び側面の形状はピストンピン受けの両端及びダイヤルピン受けの両端の構造に合わせるように形成され、ピストンヒンジ受けはピストンピン受けの半円柱孔の両端に固定され、ピストンピン受け及びダイヤルピン受けの2つの外端がボールキャビティと合わせる球面に形成され、ピストンヒンジ受けにはピストンピン受けの半円柱孔と同一の軸線を有するピン孔が設けられ、ピン孔の径がセンタピンの径に合わせるように形成され、センタピンの両端面がボールキャビティの内面と合わせる形状を有し、センタピンをピストンヒンジ受け及びダイヤルピン受けの円環体の内孔に挿入することにより、ピストンとダイヤルとが柱面状にヒンジ接続するように形成され、センタピンとダイヤルピン受けとピストンヒンジ受けとの間は密閉状態で動き嵌めしており、柱面状ヒンジのボールキャビティに接触する両端面とボールキャビティとは密閉状態で動き嵌めしており、ダイヤルの上端面がピストンの下端面の形状に合わせる形状を有し、
ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、ダイヤルの上端面とピストンの下端面とピストンヒンジ受けの平坦な端面とボールキャビティの内面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室が構成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンヒンジ受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室が構成され、
各動作室に一つのエアチャネルが開設され、エアチャネルはピストン及びピストンヒンジ受けに設けられ、吸気・排気通路はシリンダボディ及びシリンダカバーのボールキャビティの内面に設けられ、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、ピストンの回転により吸気・排気制御を行い、吸気・排気通路は各動作室に排気又は吸気を必要すると、該動作室のエアチャネルは相応する吸気・排気通路に連通するようになり、
スピンドルの回動方向はシリンダカバーからスピンドルの方向に見るときに、スピンドルが時計回りに回動するように設定され、
スピンドルのシリンダボディに接触する回動面には相対する面における極性を共通とする永久磁石がそれぞれ設置され、極性が共通する時の斥力により、スピンドルは機器が動作を停止する場合に特定の位置に停止しないように一定の角度で押し出されている。
適用状況の相違により、本発明は下記のいくつかの構成形態を更に有する:
第一の構成形態、ダイヤルピン受けの円環体の下部に一つのセクタ状摺動通路が設けられ、セクタ状摺動通路は円環体の軸方向に開設され、セクタ状摺動通路の軸線が円環体の軸線に平行して、スライダーはセクタ状摺動通路の形状に合わせる形状を有し、スライダーの上・下円弧面が摺動通路の上・下円弧面に密着して密閉状態で動き嵌めしており、スライダーの両端面がピストンヒンジ受けに密着して位置決めねじで固着され、ピストンとダイヤルとは相対的に揺動すると、スライダーの側面と摺動通路の側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室が構成され、
ピストンの下端面及びダイヤルの上端面は共に平面に形成され、ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、ダイヤルの上端面とピストンの下端面とピストンヒンジ受けの平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、スライダーの側面と摺動通路の側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される。
第二の構成形態、ダイヤルピン受けの円環体の下部に円弧状開口が設けられ、円弧状開口は円環体の軸方向に開設され、円弧状開口の軸線が円環体の軸線に平行して、支持軸は円弧状開口を移動する円柱体に形成され、支持軸の円柱の両端面がピストンヒンジ受けの平坦な端面に密着して位置決めねじで固着され、
ピストンの下端面及びダイヤルの上端面は共に平面に形成され、ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、ダイヤルの上端面とピストンの下端面とピストンヒンジ受けとボールキャビティの球面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される。
第三の構成形態、ダイヤルの上端面でボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面が上方に突設され、凸面とダイヤルピン受けの円環体の間にダイヤル凹面が形成され、それに対応して、ピストンの下端面でボールキャビティに密着してダイヤル凸面と合わせるピストン凹面が形成され、ピストンピン受けの下方へダイヤル凹面と合わせるピストン凸面が形成され、
ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、ピストン凹面とダイヤル凸面とピストンヒンジ受けの平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、ピストン凸面とダイヤル凹面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、ピストンピン受けの半円柱孔の内周面に一つのセクタキャビティが形成され、それに対応して、ダイヤルピン受けの円環体の外周に一つのセクタ突出が形成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される。
第四の構成形態、ダイヤルの上端面でボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面が上方に突設され、凸面とダイヤルピン受けの円環体の間にダイヤル凹面が形成され、それに対応して、ピストンの下端面でボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面と合わせるピストン凹面が形成され、ピストンピン受けの下方へダイヤル凹面と合わせるピストン凸面が形成され、
ピストンピン受けのセクタキャビティは必要に応じて複数設計され、ダイヤルピン受けのセクタキャビティもその数に対応して設置され、ピストンピン受けにセクタキャビテが1つのみ形成されれば、ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成され、ピストンピン受けにセクタキャビテが3つ形成されれば、ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする3対の動作室V5、動作室V6と動作室V7、動作室V8と動作室V9、動作室V10が構成され、
ピストンとダイヤルとはセンタピンの回りで相対的に揺動すると、ピストン凹面とダイヤル凸面とピストンヒンジ受けの平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、ピストン凸面とダイヤル凹面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、ピストンピン受けの半円柱孔の内周面に3つのセクタキャビテが形成され、それに対応して、ダイヤルピン受けの円環体の外周に3つのセクタ突出が形成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビテで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする3対の動作室V5、動作室V6と動作室V7、動作室V8と動作室V9、動作室V10が構成される。
1対の容積を圧縮するかそれとも膨張するかの選択は変更可能なことであり、対応するエアポートに合わせて設計すれば実現できる。
本発明によれば、下記のメリットがある:
(1)密閉性が良好である:動作媒質の漏れ防止を必要とする如何なる可動密閉箇所であっても、相当な幅を有する面接触による可動密閉に設計することができ、それによって、確実な密閉効果を奏すると共に、良好な潤滑面に形成され、動作媒質の漏れを減少する、
(2)吸気・排気弁がない:各段階での圧縮・膨張動作にも吸気・排気弁が要らないので、エネルギー消耗を減少し、騒音を低下し、コストを安くし、信頼性をよくする、
(3)二相流の流動性がよく、油圧衝撃に強い:各動作室は共にピストンの軸線回りで回転動作をするので、その構成形態はエアチャネル及び一部の構造を設計することにより、筒内の液体を回転遠心力の作用で順調に排出することができ、油圧からの衝撃を避けて、二方向の流動性をよくする、
(4)構成がコンパクト化され、部品品目が少ない:3つの可動子だけで複数段の圧縮・膨張ができるので、利用スペースをとらない、
(5)運転が安定し、高速変換性能がよい:ガスバルブがないので、部品の受力・潤滑がよくなり、往復移動用部材及び高い振動を起こす可動子がないので、運転が安定し、高速変換性能がよい、
(6)エネルギー消耗が少ない:ガスバルブがないので、密閉が確実で、可動子が少なくなり、部品の受力・潤滑がよくなるなどの特徴により、効果が高くなり、エネルギー消耗が少なくなる、
(7)製造コストが安い:部品はほとんど球面、円柱面、平面に形成され、かつ数が少ないので、製造をし易くして、製造コストも安くなる。
第1の実施例の構成断面図である。 第1の実施例のケースの断面図である。 図2のE−E断面図である。 図2のF−F断面図である。 図2のG−G断面図である。 図2のM−M断面図である。 第1の実施例のピストンの正面図である。 図7に示す第1の実施例のピストンの左側面図である。 第1の実施例のピストンヒンジ受けの正面図である。 図9に示す第1の実施例のピストンヒンジ受けの左側面図である。 スライダーの正面図である。 図11に示すスライダーの左側面図である。 第1の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図である。 図13に示す第1の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合せた左側面図である。 第1の実施例のダイヤルの正面図である。 図15に示す第1の実施例のダイヤルの左側面図である。 図15に示す第1の実施例のダイヤルの平面図である。 スピンドルの正面図である。 第2の実施例の構成断面図である。 第2の実施例のダイヤルの正面図である。 第2の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合せた正面図である。 図21に示す第2の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合せた左側面図である。 第2の実施例の支持軸の正面図である。 図23に示す第2の実施例の支持軸の左側面図である。 第3の実施例の構成断面図である。 図25のH−H断面図である。 第3の実施例のケースの断面図である。 第3の実施例のピストンの正面図である。 図28に示す第3の実施例のピストンの左側面図である。 図28に示す第3の実施例のピストンの平面図である。 第3の実施例のピストンヒンジ受けの正面図である。 図31に示す第3の実施例のピストンヒンジ受けの左側面図である。 第3の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図である。 図33に示す第3の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合せた左側面図である。 第3の実施例のダイヤルの正面図である。 図35に示す第3の実施例のダイヤルの左側面図である。 図35に示す第3の実施例のダイヤルの平面図である。 図35のN−N断面図である。 第4の実施例の構成断面図である。 第4の実施例のケースの断面図である。 図40のK−K断面図である。 第4の実施例のピストンの正面図である。 第4の実施例のピストンヒンジ受けの正面図である。 図43のL−L断面図である。 図43のP−P断面図である。 第4の実施例のダイヤルの正面図である。 第4の実施例のピストンとピストンヒンジ受けを組合せた正面図である。 図27のT−T断面図である。
本発明を次に図面により詳細に説明する。
第1の実施例は本発明の第一の構成形態を適用したものである。
図1は第1の実施例の構成断面図で、該圧縮機はシリンダカバー2、シリンダボディ1、ピストン3、ダイヤル5、センタピン4、スピンドル8、スピンドルホルダ7などの部材を備え、シリンダボディ1とシリンダカバー2は接続ねじ9で接続されボールキャビティを構成し、ピストン3は球状頂面と、球状頂面の中央部から延ばしたピストンシャフトと、ピストン3の下部にあるピストンピン受けとを有し、シリンダカバー2にピストンシャフトと対応する軸孔が設けられ、ピストン3はピストンシャフトの軸孔に回動自在に装着され、ピストン3の球状頂面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ダイヤル5の上部にピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けが設けられ、ダイヤル5の下端面の中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが延出され、ダイヤル5の球状面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ピストンヒンジ受け10は位置決めねじ12でピストンピン受けと一体に接続され、ダイヤルピン受けと結合して柱面状ヒンジ対に形成され、センタピン4はピン孔に挿入され両端が球状端面の円柱ヒンジを構成し、スピンドルホルダ7はシリンダボディ1に接続されてかつスピンドル8が回転するように支持して、スピンドル8は一端が、シリンダボディ1内に位置し球面軸受け6によりダイヤルシャフトへ接続される偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続して圧縮機に容量変更用の動力を提供し、ピストン3の下端とダイヤル5の上端との形状が合せ、ピストンピン受けとダイヤルピン受けとを合せ、スピンドル8が回動すると、ピストン3はダイヤル5に対して揺動し、柱面状ヒンジの両端面とダイヤルの球面とピストンの球状頂面はそれぞれ前記ボールキャビティに密閉状態で動き嵌めして、ピストン3とダイヤル5とは柱面状ヒンジにより密閉状態で動き嵌めするように接続される。
ピストン3の下端面及びダイヤル5の上端面は共に平面に形成され、ピストン3とダイヤル5とはセンタピン4の回りで相対的に揺動すると、ダイヤル5の上端面とピストン3の下端面とピストンヒンジ受け10の平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1 201と動作室V2 202が構成され、スライダー13の側面とセクタの摺動通路の側面とピストンヒンジ受け10の平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3 203と動作室V4 204が構成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受け10の平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5 205と動作室V6 206が構成される。
図2に示すように、シリンダボディ1とシリンダカバー2からなるボールキャビティには、各動作室に吸気・排気通路が設けられ、吸気・排気通路はシリンダボディ1とシリンダカバー2からなるボールキャビティの内面に設けられ、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、図3ないし図5はそれぞれ図2のE−E、F−F、G−G断面図であり、F−F断面は動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101の構成の概略図であり、E−E断面は動作室V5 205、動作室V6 206の吸気・排気通路103の構成の概略図であり、G−G断面は動作室V3 203、動作室V4 204の吸気・排気通路102の構成の概略図である。
ピストン3は球状頂面と、該球状頂面の中央部から突出したピストンシャフトと、ピストン3の下部にあるピストンピン受けとを有し、ピストンピン受けはピストンの下端面に形成された下方へ開口する半円柱孔であり、半円柱孔の内周の頂部であって半円柱孔の軸線方向に凹んだセクタキャビティが設けられ、該セクタキャビティが半円柱孔を軸方向に貫通し、半円柱孔の軸線に垂直な断面にセクタ形状を呈するように構成され、半円柱孔の軸線はピストンシャフトに垂直してボールキャビティの中心を通し、半円環体の両端面は互いに平行する平面に形成され、平面にねじ孔が設けられ、ピストンの下端面は平面に形成され、図7と図8に示すように、図7はピストンの正面図で、図8は図7に示すピストンの左側面図である。
ピストンヒンジ受け10は一端が平面に、他端が球面に形成され、球面と前記ボールキャビティの球面とは嵌合し、ピストンヒンジ受け10の平坦な端面及び側面の形状はピストンピン受けの両端及びダイヤルピン受けの両端の構造に嵌合するように形成され、球面の中央部に円柱ピン孔が設けられ、円柱ピン孔の大きさはセンタピン4に合わせるように形成され、図9と図10に示すように、図9はピストンヒンジ受けの正面図で、図8は図9に示すピストンヒンジ受けの左側面図である。
ピストン3とピストンヒンジ受け10とは位置決めねじ12で固着され、ピストンピン受けとダイヤルピン受けの2つの外端にボールキャビティと嵌合する球面が形成され、図13はピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図で、図14は図13に示すピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた左側面図である。
図15はダイヤルの正面図で、図16は図15に示すダイヤルの左側面図で、図17は図15に示すダイヤルの平面図である。ダイヤル5の下端面には中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、上端にはピストンピン受けに対応して上方へ一つのダイヤルピン受けが突出され、ダイヤルピン受けは円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、ダイヤルピン受けの円環体の外周であって円環体の軸線方向に外方へのセクタ突出が形成され、該セクタ突出は円環体を軸方向に貫通し、円周面ではセクタ形状を呈し、ピストンピン受けのセクタキャビティと合わせてかつセクタの円心を共通させ、ダイヤルピン受けの円環体の外周はピストンの半円柱孔の内周に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルピン受けの円環体の内周はセンタピン4に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの球面とボールキャビティとは密着して共通の球心を有して、ダイヤル5の上端面は平面に形成され、ピストン3の下部形状はダイヤル5の上部形状に適合して形成され、ダイヤルピン受けの円環体の下部に一つのセクタ状摺動通路が設けられ、セクタ状摺動通路は円環体の軸方向に開設され、セクタ状摺動通路の軸線が円環体の軸線に平行して、スライダー13はセクタ状摺動通路の形状に合わせる形状を有し、スライダー13の上・下円弧面が摺動通路の上・下円弧面に密着して密閉状態で動き嵌めしており、スライダー13の両端面がピストンヒンジ受け10の平坦な端面に密着して位置決めねじで固着され、ピストン3とダイヤル5とは相対的に揺動すると、スライダーの側面と摺動通路の側面とピストンヒンジ受け10の平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4とが構成される。図11ないし図12はスライダーの構成を示す図で、図11はスライダーの正面図で、図12は図11に示すスライダーの左側面図で、スライダー13はセクタ形状の断面を有し、両端の平面にねじ孔が設けられる。
ピストンヒンジ受け10はピストンピン受け及びダイヤルピン受けの両端の形状に合せて形成され、センタピン4の両端面はボールキャビティの内面に合わせる形状を有し、柱面状ヒンジのボールキャビティに接触する両端面はボールキャビティに密閉状態で動き嵌めしており、ピストンヒンジ受け10とダイヤルピン受けとは密閉状態で動き嵌めするように形成される。
各動作室に一つのエアチャネルが開設され、エアチャネルはピストン3とピストンヒンジ受け10に設置され、図7、図13と図14に示すように、動作室V1 201と動作室V2 202のエアチャネルはAエアチャネル301で、Aエアチャネル301はピストンの球形外面に設置され、動作室V3 203と動作室V4 204のエアチャネルはBエアチャネル302で、Bエアチャネル302はピストンヒンジ受け10に設置され、動作室V5 205と動作室V6 206のエアチャネルはCエアチャネル303で、Cエアチャネル303はピストン3に設置されている。
動作室V1 201と動作室V2 202を第1段圧縮に、動作室V3 203と動作室V4 204を第2段圧縮に、動作室V5 205と動作室V6 206を第1段膨張にそれぞれ用いれば、CO循環用の2段圧縮及び1段膨張に適用する球形膨張圧縮機として用いられる。動作室V5 205と動作室V6 206を第3段圧縮に用いれば、3段圧縮機能を有する球形圧縮機として用いられる。
第2の実施例は本発明の第二の構成形態を適用したものである。第2の実施例は第1の実施例と比べると、第2の実施例ではダイヤルピン受けの円環体の下部にセクタ状摺動通路が設けられず、スライダー構造を構成せず、スライダーとセクタ状摺動通路とで動作室を構成するのではなく、支持軸とダイヤル円環体の下部にある円弧状開口で案内構造を構成する点が異なる。ピストンヒンジ受けにBエアチャネル302が設けられず、シリンダボディに相応する吸気・排気通路102が設けられず、他の構造はほぼ第1の実施例と同様である。
第2の実施例では、シリンダカバーとシリンダボディとダイヤルとの構造は第1の実施例とやや異なる以外に、他の部材及び部材同士の接続形態は第1の実施例と同様であり、第1の実施例の部材と区分するために、第2の実施例では、シリンダカバーとシリンダボディとダイヤルをシリンダカバーIIとシリンダボディIIとダイヤルIIとそれぞれ称す。
図19は第2の実施例の構成断面図で、該圧縮機はシリンダカバーII 15、シリンダボディII 14、ピストン3、ダイヤルII 16、センタピン4、スピンドル8、スピンドルホルダ7などの部材を備え、シリンダボディII 14とシリンダカバーII 15は接続ねじ9で接続されボールキャビティを構成し、ピストン3は球状頂面と、球状頂面の中央部から突出したピストンシャフトと、ピストン3の下部にあるピストンピン受けとを有し、シリンダカバーII 15にピストンシャフトに対応する軸孔が設けられ、ピストン3はピストンシャフトの軸孔に回動自在に装着され、ピストン3の球状頂面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ダイヤルII 16の上部にピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けが設けられ、ダイヤルII 16の下端面の中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、ダイヤルII 16の球面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ピストンヒンジ受け10は位置決めねじ12でピストンピン受けと一体に接続され、ダイヤルピン受けと結合して柱面状ヒンジ対に形成され、センタピン4はピン孔に挿入され両端が球状端面の円柱ヒンジを構成し、スピンドルホルダ7はシリンダボディII14に接続ねじ9で接続されてかつスピンドル8が回転するように支持して、スピンドル8は一端が、シリンダボディ II14内に位置し球面軸受け6によりダイヤルシャフトに接続される偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続して膨張圧縮機に容量変更用の動力を提供し、ピストン3の下端とダイヤルII16の上端との形状が合せ、ピストンピン受けとダイヤルピン受けとを合せ、スピンドル8が回動すると、ピストン3はダイヤルII16に対して揺動し、柱面状ヒンジの両端面とダイヤルの球面とピストンの球状頂面はそれぞれ前記ボールキャビティに密閉状態で動き嵌めして、ピストン3とダイヤルII16とは柱面状ヒンジにより密閉状態で動き嵌めするように接続される。
ピストン3の下端面及びダイヤルII16の上端面は共に平面に形成され、ピストン3とダイヤルII16とはセンタピン4の回りで相対的に揺動すると、ダイヤルII16の上端面とピストン3の下端面とピストンヒンジ受け10の平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする一対の動作室V1 201と動作室V2 202が構成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティを揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする一対の動作室V5 205と動作室V6 206が構成される。
シリンダボディII14とシリンダカバーII15からなるボールキャビティには、各動作室に吸気・排気通路が設けられ、吸気・排気通路はピストンボディII14とシリンダカバーII15からなるボールキャビティの内面に設けられ、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101及び動作室V5 205、動作室V6 206の吸気・排気通路103の位置は図2、図3、図4を参照し、F−F断面は動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101の構成の概略図であり、E−E断面は動作室V5 205、動作室V6 206の吸気・排気通路103の構成の概略図である。
第2の実施例のピストンは第1の実施例と同様な構成とされ、図7、図8を参照して、図7はピストンの正面図で、図8はピストンの左側面図である。
第2の実施例のピストンヒンジ受けは第1の実施例と同様な構成とされ、図9、図10を参照して、図9はピストンヒンジ受けの正面図で、図10は図9に示すピストンヒンジ受けの左側面図である。
ピストン3は位置決めねじ12でピストンヒンジ受け10と固着され、支持軸17はピストンヒンジ受け10の平坦な端面にねじで接続され、図21はピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図で、図22は図21に示すピストンヒンジ受けを組合わせた左側面図である。
ダイヤルII16の構成は第1の実施例のダイヤル5の構成と比べると、ダイヤルピン受けの下部にはセクタ状摺動通路ではなく円弧状開口が設けられる以外に、他の構成はダイヤル5と同様である。ダイヤルII16の下端面には中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、上端にはピストンピン受けに対応して上方へ一つのダイヤルピン受けが突出され、ダイヤルピン受けは円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、ダイヤルピン受けの円環体の外周であって円環体の軸線に沿って外方へのセクタ突出が形成され、該セクタ突出はダイヤルピン受けを軸方向に貫通し、円周面ではセクタ形状を呈し、ピストンピン受けのセクタキャビティと合せてかつセクタの円心を共通させ、ダイヤルピン受けの円環体の外周はピストンピン受けの半円柱孔の内周に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルピン受けの円環体の内周はセンタピン4に合わせて密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの球面とボールキャビティとは密着して同一の球心を有して、ダイヤルII16の上端面は平面に形成され、ピストン3の下部形状はダイヤルII16の上部形状に適合して形成され、図20はダイヤルの正面図で、円弧状開口は上・下円弧が同心円となる円弧に形成され、両側が半円形状で、円弧状開口はダイヤルII16のダイヤルピン受けの円環体の軸方向に開設され、支持軸17は円柱体に形成され、円柱体の両端にねじ孔が設けられ、支持軸17は円弧状開口を移動可能とされ、支持軸17の円柱体の両端面はピストンヒンジ受け10の平坦な端面に密着して位置決めねじで固着され、ピストン3はセンタピン4の回りでダイヤルII16に対して揺動すると、支持軸17は円弧状開口を移動して案内機能をする。図23は支持軸の正面図で、図24は図23に示す支持軸の左側面図である。
各動作室に一つのエアチャネルが開設され、エアチャネルはピストン3に設置され、図7と図14に示すように、動作室V1 201と動作室V2 202のエアチャネルはAエアチャネル301で、Aエアチャネル301はピストンの球形外面に設置され、動作室V5 205と動作室V6 206のエアチャネルはCエアチャネル303で、Cエアチャネル303はピストン3に設置されている。
動作室V1 201と動作室V2 202を第1段圧縮に、動作室V5 205と動作室V6 206を第1段膨張にそれぞれ用いれば、CO循環用の1段圧縮及び1段膨張に適用する球形膨張圧縮機として用いられる。動作室V5 205と動作室V6 206を第2段圧縮に用いれば、2段圧縮機能を有する球形圧縮機として用いられる。
第3の実施例は本発明の第三の構成形態を適用したものである。
図25は第3の実施例の構成断面図で、図26は図25のH−H断面図である。該圧縮機はシリンダカバーIII19、シリンダボディIII18、ピストンIII20、ダイヤルIII21、センタピン4、スピンドル8、スピンドルホルダ7などの部材を備え、シリンダボディIII18とシリンダカバーIII19は接続ねじ9で接続されボールキャビティを構成し、ピストンIII20は球状頂面と、球状頂面の中央部から突出したピストンシャフトと、ピストンIII20の下部にあるピストンピン受けとを有し、シリンダカバーIII19にピストンシャフトに嵌合する軸孔が設けられ、ピストンIII20はピストンシャフトの軸孔に回動自在に装着され、ピストンIII20の球状頂面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ダイヤルIII21の上部にピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けが設けられ、ダイヤルIII21の下端面の中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、ダイヤルIII21の球面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ピストンヒンジ受けIII22は位置決めねじ12でピストンピン受けと一体に接続され、ダイヤルピン受けと結合して柱面状ヒンジ対に形成され、センタピン4はピン孔に挿入され両端が球状端面の円柱ヒンジを構成し、スピンドルホルダ7はシリンダボディIII18に接続ねじ9で接続されてかつスピンドル8が回転するように支持して、スピンドル8は一端が、シリンダボディIII18内に位置し球面軸受け6によりダイヤルシャフトに接続される偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続して膨張圧縮機に容量変更用の動力を提供し、ピストンIII20の下端とダイヤルIII21の上端との形状が合せ、ピストンピン受けとダイヤルピン受けとは合せ、スピンドル8が回動すると、ピストンIII20はダイヤルIII21に対して揺動し、柱面状ヒンジの両端面とダイヤルの球面とピストンの球状頂面はそれぞれ前記ボールキャビティに密閉状態で動き嵌めして、ピストンIII20とダイヤルIII21とは柱面状ヒンジにより密閉状態で動き嵌めするように接続される。
ピストンIII20とダイヤルIII21とはセンタピン4の回りで相対的に揺動すると、ピストン凹面とダイヤル凸面とピストンヒンジ受け22の平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1 201と動作室V2 202が構成され、ピストン凸面とダイヤル凹面とストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3 203と動作室V4 204が構成され、ピストンピン受けの半円柱孔の内周面に一つのセクタキャビティが形成され、それに対応して、ダイヤルピン受けの円環体の外周に一つのセクタ突出が形成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される。
図27に示すように、シリンダボディIII18とシリンダカバーIII19からなるボールキャビティには、各動作室ごとに吸気・排気通路が設けられ、吸気・排気通路はピストンボディIII18とシリンダカバーIII19からなるボールキャビティの内面に設けられ、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、図27のE−E、F−F断面図は図2のE−E、F−F断面図と同様であるから、図3と図4を参照すればよい。図27のT−T断面図について図48を参照し、F−F断面は動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101の構成の概略図で、F−F断面は動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101の構成の概略図で、T−T断面は動作室V3 203、動作室V4 204の吸気・排気通路102の構成の概略図で、E−E断面は動作室V5 205、動作室V6 206の吸気・排気通路103の構成の概略図である。
ピストンIII20は球状頂面と、該球状頂面の中央部から突出したピストンシャフトと、ピストンIII20の下部にあるピストンピン受けとを有し、ピストンピン受けはピストンの下端面に形成された下方へ開口する半円柱孔であり、半円柱孔の内周の頂部であって半円柱孔の軸線方向に凹んだセクタキャビティが設けられ、該セクタキャビティが半円柱孔を軸方向に貫通し、半円柱孔の軸線に垂直な断面にセクタ形状を呈するように構成され、半円柱孔の軸線はピストンシャフトに垂直してボールキャビティの中心を通し、半円環体の両端面は互いに平行する平面に形成され、平面にねじ孔が設けられ、ダイヤルIII21の上端面であってボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面が上方に突設され、ダイヤル凸面とダイヤルピン受けの円環体の間にダイヤル凹面が形成され、それに対応して、ピストンIII20の下端面でボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面と合せるピストン凹面が形成され、ピストンピン受けの下方へダイヤル凹面と合せるピストン凸面が突設される。図28ないし図30に示すように、図28はピストンの正面図で、図29は図28に示すピストンの左側面図で、図30は図28に示すピストンの平面図である。
ピストンヒンジ受けIII22は一端が平面に、他端が球面に形成され、球面と前記ボールキャビティの球面とは嵌合し、ピストンヒンジ受けIII22の平坦な端面及び側面の形状はピストンピン受けの両端及びダイヤルピン受けの両端の構造に嵌合するように形成され、球面の中央部に円柱ピン孔が設けられ、円柱ピン孔の大きさはセンタピン4に合わせるように形成され、図31と図32に示すように、図31はピストンヒンジ受けの正面図で、図32は図31に示すピストンヒンジ受けの左側面図である。
ピストンIII20とピストンヒンジ受けIII22とは位置決めねじ12で固着され、ピストンピン受けとダイヤルピン受けの2つの外端がボールキャビティと嵌合する球面に形成され、図33はピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図で、図34は図33に示すピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた左側面図である。
ダイヤルIII21は下端面には中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、上端にはピストンピン受けに対応して上方へ一つのダイヤルピン受けが突出され、ダイヤルピン受けは円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、ダイヤルピン受けの円環体の外周であって円環体の軸線方向に外方へのセクタ突出が形成され、該セクタ突出はダイヤルピン受けを軸方向に貫通し、円周面ではセクタ形状を呈し、ピストンピン受けのセクタキャビティに合わせてセクタの円心を共通させ、ダイヤルピン受けの円環体の外周はピストンピン受けの半円柱孔の内周に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルピン受けの円環体の内周はセンタピン4に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの球面はボールキャビティに密着して共通の球心を有し、ピストンIII20の下部はダイヤルIII21の上部形状に合わせる形状を有する。図35はダイヤルの正面図で、図36は図35に示すダイヤルの左側面図で、図37は図35に示すダイヤルの平面図で、図38は図35のN−N断面図である。
ピストンヒンジ受けIII22はピストンピン受け及びダイヤルピン受けの両端の形状に合せて形成され、センタピン4の両端面はボールキャビティの内面に合わせる形状を有し、柱面状ヒンジのボールキャビティに接触する両端面はボールキャビティに密閉状態で動き嵌めしており、ピストンヒンジ受けIII22とダイヤルピン受けとは密閉状態で動き嵌めするように形成される。
各動作室に一つのエアチャネルが開設され、エアチャネルはピストンIII20とピストンヒンジ受けIII22に設置され、図28と図34に示すように、動作室V1 201と動作室V2 202のエアチャネルはAエアチャネル301で、Aエアチャネル301はピストンの球形外面に設置され、動作室V3 203と動作室V4 204のエアチャネルはBエアチャネル302で、Bエアチャネル302はピストンヒンジ受けIII22に設置され、動作室V5 205と動作室V6 206のエアチャネルはCエアチャネル303で、Cエアチャネル303はピストン3に設置されている。
動作室V1 201と動作室V2 202を第1段圧縮に、動作室V3 203と動作室V4 204を第2段圧縮に、動作室V5 205と動作室V6 206を第1段膨張にそれぞれ用いられれば、CO循環用の2段圧縮及び1段膨張に適用する球形膨張圧縮機として用いられる。動作室V5 205と動作室V6 206を第3段圧縮に用いられれば、3段圧縮機能を有する球形圧縮機として用いられる。
第4の実施例は本発明の第四の構成形態を適用したものである。第4の実施例は第3の実施例と比べると、第4の実施例ではピストンピン受けの半円柱孔の内周面に3つのセクタキャビティが形成され、それに対応して、ダイヤルピン受けの円環体の外周に3つのセクタ突出が形成され、ピストンヒンジ受けにDエアチャネルが追加され、シリンダボディに相応する吸気・排気通路が追加される点が異なり、第4の実施例では、シリンダカバー、シリンダボディ、ピストン、ダイヤル、ピストンヒンジ受けの構造は第3の実施例とやや異なる以外に、他の部材及び部材同士の接続形態は第3の実施例と同様であり、第3の実施例の部材と区分するために、第4の実施例では、シリンダカバー、シリンダボディ、ピストン、ダイヤル、ピストンヒンジ受けを、シリンダカバーIV、シリンダボディIV、ピストンIV、ダイヤルIV、ピストンヒンジ受けIVとそれぞれ称す。
図39は第4の実施例の構成断面図で、該圧縮機はシリンダカバーIV24、シリンダボディIV23、ピストンIV25、ダイヤルIV26、センタピン4、スピンドル8、スピンドルホルダ7などの部材を備え、シリンダボディIV23とシリンダカバーIV24は接続ねじ9で接続されボールキャビティを構成し、ピストンIV25は球状頂面と、球状頂面の中央部から突出したピストンシャフトと、ピストンIVの下部にあるピストンピン受けとを有し、シリンダカバーIV24にピストンシャフトに対応する軸孔が設けられ、ピストンIV25はピストンシャフトの軸孔に回動自在に装着され、ピストンIV25の球状頂面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ダイヤルIV26の上部にピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けが設けられ、ダイヤルIV26の下端面の中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、ダイヤルIV26の球面と前記ボールキャビティとは密着してあり、ピストンヒンジ受けIV27は位置決めねじ12でピストンピン受けと一体に接続され、ダイヤルピン受けと結合して柱面状ヒンジ対に形成され、センタピン4はピン孔に挿入され両端が球状端面の円柱ヒンジを構成し、スピンドルホルダ7はシリンダボディIV23に接続されてかつスピンドル8が回転するように支持して、スピンドル8は一端が、シリンダボディ IV23内に位置し球面軸受け6によりダイヤルシャフトに接続される偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続して膨張圧縮機に容量変更用の動力を提供し、ピストンIV25の下端とダイヤルIV26の上端との形状が合せ、ピストンピン受けとダイヤルピン受けとは合せ、スピンドル8が回動すると、ピストンIV25はダイヤルIV26に対して揺動し、柱面状ヒンジの両端面とダイヤルの球面とピストンの球状頂面はそれぞれ前記ボールキャビティに密閉状態で動き嵌めして、ピストンIV25とダイヤルIV26とは柱面状ヒンジにより密閉状態で動き嵌めするように接続される。
ピストンIV25とダイヤルIV26とはセンタピン4の回りで相対的に揺動すると、ピストン凹面とダイヤル凸面とピストンヒンジ受けIV27の平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1 201と動作室V2 202が構成され、ピストン凸面とダイヤル凹面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3 203と動作室V4 204が構成され、ピストンピン受けの半円柱孔の内周面に3つのセクタキャビティが形成され、それに対応して、ダイヤルピン受けの円環体の外周に3つのセクタ突出が形成され、ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出はピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、セクタ突出の側面とセクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5 205と動作室V6 206、動作室V7 207と動作室V8 208、動作室V9 209と動作室V10 210が構成される。
図40に示すように、シリンダボディIV23とシリンダカバーIV24からなるボールキャビティには、各動作室ごとに吸気・排気通路が設けられ、吸気・排気通路はピストンボディIV23とシリンダカバーIV24からなるボールキャビティの内面に設けられ、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、図40のE−E、F−F断面図は図2のE−E、F−F断面図と同様であるから、図3と図4を参照すればよい。図40のT−T断面図は図27のT−T断面図と同様であるから、図48を参照すればよい。図41は図40のK−K断面図で、F−F断面は動作室V1 201、動作室V2 202の吸気・排気通路101の構成の概略図で、T−T断面は動作室V3 203、動作室V4 204の吸気・排気通路102の構成の概略図で、E−E断面は動作室V5 205、動作室V6 206の吸気・排気通路103の構成の概略図で、K−K断面は容積を交互に変更可能とする2対の動作室V7 207、動作室V8 208と動作室V9 209、動作室V10 210の吸気・排気通路104の構成の概略図である。
ピストンIV25は球状頂面と、該球状頂面の中央部から上方へ突出したピストンシャフトと、ピストンIV25の下部にあるピストンピン受けとを有し、ピストンピン受けはピストンの下端面に形成された下方へ開口する半円柱孔であり、半円柱孔の内周であって半円柱孔の軸線方向に凹んだセクタキャビティが3つ設けられ、各セクタキャビティが半円柱孔を軸方向に貫通し、半円柱孔の軸線に垂直な断面にセクタ形状を呈するように構成され、半円環体の軸線はピストンシャフトに垂直してボールキャビティの中心を通し、半円柱孔の両端面は互いに平行する平面に形成され、平面にねじ孔が設けられ、ダイヤルIV26の上端面であってボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面が上方に突設され、凸面とダイヤルピン受けの円柱体の間にダイヤル凹面が形成され、それに対応して、ピストンIV25の下端面でボールキャビティに密着するようにダイヤル凸面と合わせるピストン凹面が形成され、ピストンピン受けの下方へダイヤル凹面と合せるピストン凸面が形成される。図42に示すように、図42はピストンの正面図である。
ピストンヒンジ受けIV27は一端が平面に、他端が球面に形成され、球面と前記ボールキャビティの球面とは嵌合し、ピストンヒンジ受けIV27の平坦な端面及び側面の形状はピストンピン受けの両端及びダイヤルピン受けの両端の構造に嵌合するように形成され、球面の中央部に円柱ピン孔が設けられ、円柱ピン孔の大きさはセンタピン4に合わせるように形成され、図43ないし図45に示すように、図43はピストンヒンジ受けの正面図で、図44は図43のL−L断面図で、図45は図43のP−P断面図である。
ピストンIV25とピストンヒンジ受けIV27とは位置決めねじ12で固着され、ピストンピン受けとダイヤルピン受けの2つの外端がボールキャビティと嵌合する球面に形成され、図47はピストンとピストンヒンジ受けを組合わせた正面図である。
ダイヤルIV26は下端面には中央部から下方へ一つのダイヤルシャフトが突出され、上端にはピストンピン受けに対応して上方へ一つのダイヤルピン受けが突出され、ダイヤルピン受けは円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、ダイヤルピン受けの円環体の外周であって円環体の軸線方向に外方へのセクタ突出が3つ形成され、各セクタ突出はダイヤルピン受けを軸方向に貫通し、円周面ではセクタ形状を呈し、ピストンピン受けのセクタキャビティと合わせてかつセクタの円心を共通させ、ダイヤルピン受けの円環体の外周はピストンピン受けの半円柱孔の内周に嵌合して密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルピン受けの円環体の内周はセンタピン4に合わせて密閉状態で動き嵌めしているように形成され、ダイヤルの球面はボールキャビティに密着してかつ共通の球心を有し、ピストンIV25の下部はダイヤルIV26の上部形状に合わせる形状を有する。図46はダイヤルの正面図である。
ピストンヒンジ受けIV27はピストンピン受け及びダイヤルピン受けの両端の形状に合せて形成され、センタピン4の両端面はボールキャビティの内面に合わせる形状を有し、柱面状ヒンジのボールキャビティに接触する両端面はボールキャビティに密閉状態で動き嵌めしており、ピストンヒンジ受けIV27とダイヤルピン受けとは密閉状態で動き嵌めするように形成される。
各動作室に一つのエアチャネルが開設され、エアチャネルはピストンIV25とピストンヒンジ受けIV27に設置される。動作室V1 201と動作室V2 202のエアチャネルはAエアチャネル301で、Aエアチャネル301はピストンの球形外面に設置され、その具体的な位置は図34に示す位置と同様であり、動作室V3 203と動作室V4 204のエアチャネルはBエアチャネル302で、Bエアチャネル302はピストンヒンジ受けIV27に設置され、その具体的な位置は図34に示す位置と同様であり、動作室V5 205と動作室V6 206のエアチャネルはCエアチャネル303で、Cエアチャネル303はピストンIV25に設置され、その具体的な位置は図28に示す位置と同様であり、動作室V7 207と動作室V8 208及び動作室V9 209と動作室V10 210の2対の動作室のエアチャネルはDエアチャネル304で、Dエアチャネル304はピストンヒンジ受けIV27に設置され、図43、図44、図45に示している。
動作室V1 201と動作室V2 202を第1段圧縮に、動作室V3 203と動作室V4 204を第2段圧縮に、動作室V7 207と動作室V8 208及び動作室V9 209と動作室V10 210の2対で計4つの動作室を共に第3段圧縮に、動作室V5 205と動作室V6 206を第1段膨張にそれぞれ用いれば、CO循環用の3段圧縮及び1段膨張に適用する球形膨張圧縮機として用いられる。動作室V5 205と動作室V6 206も圧縮に用いれば、4段圧縮機能を有する圧縮機として用いられる。
当然、動作室V1 201と動作室V2 202を第1段圧縮に、動作室V3 203と動作室V4 204を第2段圧縮に、動作室V5 205と動作室V6 206を第1段膨張に、動作室V7 207と動作室V8 208及び動作室V9 209と動作室V10 210の4つの動作室を第2段膨張にそれぞれ用いれば、CO循環用の2段圧縮及び2段膨張に適用する球形膨張圧縮機として用いられてもよい。2段膨張にすれば、動作室の圧力差を低下し、漏れを低減し、効果を向上する長所がある。
上述した4つの実施例それぞれは次の共通点がある:
一、動作室V1 201、動作室V3 203、動作室V5 205、動作室V7 207、動作室V9 209は各実施例の構成断面図では共に最大限の容積状態となっており、動作室V2 202、動作室V4 204、動作室V6 206、動作室V8 208、動作室V10 210は各実施例の構成断面図では共に最小限の容積状態となっている。
二、ピストンの回動により吸気・排気制御を行い、エアポート及び吸気・排気通路の設置は、吸気・排気通路が各動作室に吸気又は排気を必要とすると、該動作室のエアチャネルが相応する吸気・排気通路に連通することを原則とする。
三、前記ピストンシャフトとダイヤルシャフトとスピンドル8との軸線は共にボールキャビティの球心を通し、ピストンシャフト及びダイヤルシャフトの軸線とスピンドル8の軸線とは共通の角度aをなし、シリンダカバーとシリンダボディとの離型面は、ピストンシャフトに垂直して前記ボールキャビティの球心を通した平面に設置され、それによって加工及び組立をし易くする。
四、スピンドル8の回動方向はシリンダカバーからスピンドル8の方向に見るときに、スピンドル8が時計回りに回動するように設定される。
五、柱面状ヒンジは、センタピン4でピストンピン受けとダイヤルピン受けとを接続してから、ピストンピン受けの両端にピストンヒンジ受けを位置決めねじ2で接続するという手順で取り付けられる。
六、スピンドル8のシリンダボディに接触する回動面にはそれぞれ永久磁材が設置され、シリンダボディのスピンドル8に接触する摩擦面には1つの永久磁石11が嵌入され、図6は第1の実施例の構成断面図における図2のM−M断面図であり、他の実施例の構成断面図におけるM−M断面図は第1の実施例と同様であるから、図6を参照すればよく、スピンドル8の対応する箇所にも永久磁石11が嵌入され、2つの永久磁石の相対する面における極性を共通とすることにより、近寄ると互いに排斥し合い、極性が共通する時の斥力により、ピストンの軸線とダイヤルの軸線とが重なることによる機器停止を防止でき、その箇所で機器を停止してはいけないため、磁力によりスピンドル8を一定の角度で押し出す。その箇所はデッド位置であるので、機器が丁度良くその箇所に停止すれば、次回にスタートするときに回動しないおそれがあるからである。図18のスピンドルの正面図である。
機器がデッド位置に停止しないために、永久磁石を利用したが、実際には他の通常の構成装置、例えばカム構造によるリミット装置を利用してもよく、永久磁石によるリミット装置でもカム構造によるリミット装置でも、いずれもシリンダボディ以外の場所に配置することができ、例えば、永久磁石型リミット装置をモータのロータとステータの間に取り付けてもよい。
七、上述した4つの実施例では、潤滑油通路の循環はスピンドルから吸入しピストンシャフトから排出してもよいが、ピストンシャフトから吸入しスピンドルから排出してもよい。
また、第4の実施例では、動作室をV7=V8、V9=V10、V7≠V9にすると共に、相応する吸気・排気通路を設置すれば、更に1段圧縮を追加でき、より複数段の圧縮・膨張を実現することができる。
1 シリンダボディ
2 シリンダカバー
3 ピストン
4 センタピン
5 ダイヤル
6 球面軸受け
7 スピンドルホルダ
8 スピンドル
9 接続ねじ
10 ピストンヒンジ受け
11 永久磁石
12 位置決めねじ
13 スライダー
14 シリンダボディII
15 シリンダカバーII
16 ダイヤルII
17 支持軸
18 シリンダボディIII
19 シリンダカバーIII
20 ピストンIII
21 ダイヤルIII
22 ピストンヒンジ受けIII
23 シリンダボディIV
24 シリンダカバーIV
25 ピストンIV
26 ダイヤルIV
27 ピストンヒンジ受けIV
101 動作室V1、動作室V2の吸気・排気通路
102 動作室V3、動作室V4の吸気・排気通路
103 動作室V5、動作室V6の吸気・排気通路
104 動作室V7、動作室V8、動作室V9、動作室V10の吸気・排気通路
201 動作室V1
202 動作室V2
203 動作室V3
204 動作室V4
205 動作室V5
206 動作室V6
207 動作室V7
208 動作室V8
209 動作室V9
210 動作室V10
301 Aエアチャネル
302 Bエアチャネル
303 Cエアチャネル
304 Dエアチャネル

Claims (10)

  1. スピンドルホルダが設置されたシリンダボディと、
    前記シリンダボディと一体に接続されてボールキャビティを構成し、ピストンシャフトと嵌合する軸孔が設けられるシリンダカバーと、
    球状頂面と、該球状頂面の中央部から延ばしたピストンシャフトと、ピストンの下部にあるピストンピン受けとを有するピストンであって、前記ピストンはピストンシャフトの回りで軸孔を自由に回動でき、前記ピストンの球状頂面とボールキャビティとが同一の球心を有してかつ密閉状態で動き嵌めしているように形成され、前記ピストンピン受けは前記ピストンの下端面に形成された内方に凹んだ半円柱孔であり、該半円柱孔の内周で半円柱孔の軸線方向に凹んだセクタキャビティが設けられ、該セクタキャビティが半円柱孔を軸方向に貫通し、半円柱孔の軸線に垂直な断面にセクタ形状を呈するように構成されるピストンと、
    ダイヤルの下端面の中央部から延出するダイヤルシャフトと、ダイヤルの上部にあってピストンピン受けに対応するダイヤルピン受けとを有するダイヤルであって、該ダイヤルの上部と下端面の間の外周面はダイヤルの球面に形成され、ダイヤルの球面とボールキャビティとは同一の球心を有してかつボールキャビティに密着し密閉状態で動き嵌めしているように形成され、前記ダイヤルピン受けはダイヤルの上部に突出した円環体であり、円環体の軸線と前記ピストンの半円柱孔の軸線とは同一の軸線となり、該軸線がダイヤルシャフトとピストンシャフトとに垂直してボールキャビティの球心を通して、前記ダイヤルピン受けの円環体の外周で円環体の軸線方向に突出したセクタ突出が設けられ、該セクタ突出は円環体を軸方向に貫通し、環状断面にセクタ形状を呈し、前記ピストンピン受けのセクタキャビティと合せて、かつセクタの円心を共通するように構成されるダイヤルと、
    スピンドルであって、該スピンドルのホルダはシリンダボディに接続されてかつスピンドルが回転するように支持して、該スピンドルは前記ピストンと前記ダイヤルとが相対的に揺動すると共に、前記ピストンシャフト及びダイヤルシャフトの軸線とスピンドルの軸線とが同一の角度をなすように駆動するスピンドルと、
    一端が平坦な端面に、他端が球状端面にそれぞれ形成されるピストンヒンジ受けであって、該球状端面と前記ボールキャビティの球面とは合わせ、前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面及び側面の形状は前記ピストンピン受けの両端及び前記ダイヤルピン受けの両端の構造に合わせるように形成され、前記ピストンヒンジ受けは前記ピストンピン受けの半円柱孔の両端に固定され、前記ピストンピン受け及び前記ダイヤルピン受けの2つの外端がボールキャビティと合わせる球面に形成されるピストンヒンジ受けと、
    前記ピストンヒンジ受けにはピストンピン受けの半円柱孔と同一の軸線を有するピン孔が設けられ、ピストンとダイヤルとを柱面状にヒンジ接続するように前記ピストンヒンジ受けのピン孔及び前記ダイヤルピン受けの円環体の内孔に挿入されるセンタピンと、
    ピストンとピストンヒンジ受けに設置される複数のエアチャネルと、
    シリンダボディ及びシリンダカバーのボールキャビティの内面に設置され、ピストンの軸線に対して垂直する環状空間内に配置されかつシリンダの外部まで連通され、ピストンの回動により吸気・排気制御を行う吸気・排気通路と、
    を備え、
    前記ピストンと前記ダイヤルとは前記センタピンの回りで相対的に揺動すると、前記ダイヤルの上端面と前記ピストンの下端面、及び前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面と前記ボールキャビティの間で、容積を交互に変更する動作室が構成され、同時に、前記ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出は前記ピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティを揺動すると、前記セクタ突出の側面と前記セクタキャビティの側面とピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更する動作室が構成され、
    各動作室がそれぞれ一つのエアチャネルに対応して、各動作室に排気又は吸気を必要すると、前記動作室のエアチャネルは相応する吸気・排気通路に連通する、複数段圧縮可能な圧縮機。
  2. 両端面がピストンヒンジ受けの平坦な端面に密着して位置決めねじで固着されるスライダーを更に備え、
    前記ダイヤルピン受けの円環体の下部にセクタ状摺動通路が設けられ、該セクタ状摺動通路は前記円環体の軸方向に開設され、該セクタ状摺動通路の軸線が前記円環体の軸線に平行して、前記スライダーは前記セクタ状摺動通路の形状に合わせる形状を有し、前記スライダーの上・下円弧面が摺動通路の上・下円弧面に密着して密閉状態で動き嵌めしており、
    前記ピストンの下端面及び前記ダイヤルの上端面は共に平面に形成され、前記ピストンと前記ダイヤルとは前記センタピンの回りで相対的に揺動すると、前記ダイヤルの上端面と前記ピストンの下端面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面とボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、前記スライダーの側面と前記セクタ状摺動通路の側面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、前記ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出が前記ピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、前記セクタ突出の側面と前記セクタキャビティの側面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される、前記請求項1に記載の複数段圧縮機。
  3. 円柱体に形成され、該円柱体の両端面が前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面に一体に固着される支持軸を更に備え、
    前記ダイヤルピン受けの円環体の下部に円弧状開口が設けられ、該円弧状開口は前記円環体の軸方向に開設され、前記円弧状開口の軸線が円環体の軸線に平行して、前記支持軸は前記円弧状開口を移動可能に形成され、前記ピストンの下端面及び前記ダイヤルの上端面は共に平面に形成され、前記ピストンと前記ダイヤルとは前記センタピンの回りで相対的に揺動すると、前記ダイヤルの上端面と前記ピストンの下端面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面と前記ボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、前記ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出は前記ピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、前記セクタ突出の側面と前記セクタキャビティの側面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される、前記請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記ダイヤルの上端面でボールキャビティに密着して上方に突出するように形成されるダイヤル凸面と、前記ダイヤル凸面と前記ダイヤルピン受けの円環体の間に形成されるダイヤル凹面と、
    前記ダイヤル凸面に対応して、ピストンの下端面でボールキャビティに密着して前記ダイヤル凸面と合わせるように形成されるピストン凹面と、前記ピストンピン受けの下方へダイヤル凹面と合わせるように形成されるピストン凸面と、を更に備え、
    前記ピストンと前記ダイヤルとは前記センタピンの回りで相対的に揺動すると、前記ピストン凹面と前記ダイヤル凸面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面と前記ボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、前記ピストン凸面と前記ダイヤル凹面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、前記ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出は前記ピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビティで揺動すると、前記セクタ突出の側面と前記セクタキャビティの側面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V5と動作室V6が構成される、前記請求項1に記載の圧縮機。
  5. 前記ダイヤルの上端面でボールキャビティに密着して上方に突出するように形成されるダイヤル凸面と、前記ダイヤル凸面と前記ダイヤルピン受けの円環体の間に形成されるダイヤル凹面と、
    前記ダイヤル凸面に対応して、前記ピストンの下端面でボールキャビティに密着して前記ダイヤル凸面と合わせるように形成されるピストン凹面と、前記ピストンピン受けの下方へ前記ダイヤル凹面と合わせるように形成されるピストン凸面と、を更に備え、
    前記セクタキャビティは前記ピストンピン受けの半円柱孔の内周面に形成される3つのセクタキャビティを含み、前記セクタ突出は、前記3つのセクタキャビティに対応して、前記ダイヤルピン受けの円環体の外周に形成される3つのセクタ突出を含み、
    前記ピストンと前記ダイヤルとは前記センタピンの回りで相対的に揺動すると、前記ピストン凹面と前記ダイヤル凸面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面と前記ボールキャビティとの間で、容積を交互に変更可能とする動作室V1と動作室V2が構成され、前記ピストン凸面と前記ダイヤル凹面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする動作室V3と動作室V4が構成され、前記ダイヤルピン受けの円環体のセクタ突出は前記ピストンピン受けの半円柱孔のセクタキャビテで揺動すると、前記セクタ突出の側面と前記セクタキャビティの側面と前記ピストンヒンジ受けの平坦な端面との間で、容積を交互に変更可能とする3対の動作室V5、動作室V6と動作室V7、動作室V8と動作室V9、動作室V10が構成される、前記請求項1に記載の圧縮機。
  6. 前記スピンドルの前記シリンダボディに接触する回動面に永久磁石がそれぞれ設置され、それら永久磁石はそれぞれの互いに接触する面における極性を共通とする、前記請求項1ないし5のいずれかに記載の複数段圧縮機。
  7. 前記シリンダカバーと前記シリンダボディとの離型面は、前記ピストンシャフトに垂直して前記ボールキャビティの球心を通した平面に設置される、前記請求項1ないし5のいずれかに記載の複数段圧縮機。
  8. 前記スピンドルは一端がシリンダボディ内で前記ダイヤルシャフトに接続する偏心クランクに形成され、他端が動力機構に接続している、前記請求項1ないし5のいずれかに記載の複数段圧縮機。
  9. 前記ダイヤルピン受けの円環体の外周は、ピストンピン受けの半円柱孔の内周に合わせて密閉状態で動き嵌めするように形成される、前記請求項1ないし5のいずれかに記載の複数段圧縮機。
  10. 前記ピン孔は前記センタピンの径に合わせるように形成され、該センタピンの両端面はボールキャビティの内面と合わせる形状を有している、前記請求項1ないし5のいずれかに記載の複数段圧縮機。
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