JP2010502215A - 改良された支持特性を有する積み重ね可能なセル構造物 - Google Patents

改良された支持特性を有する積み重ね可能なセル構造物 Download PDF

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Abstract

【課題】ハードスケープを支持し、かつ、ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にするための積み重ね可能なセル構造物を提供する。
【解決手段】ハードスケープ下に設置されるセル構造物は、ハードスケープを構造的に支持し得る十分な強度を有し、ハードスケープにかかる負荷の重量とハードスケープ自体の重量に耐え得る。さらに、セル構造物は、比較的に軽量で積み重ね可能であり、かつ、開かれた形状であり、その容積の約90%以上が低緊密化土壌、樹木の根及びその他の物体を含むことができる自由体積となり得る。セル構造物は、柔軟なボトムフレーム及び支持部材を含む構造により、これらの特性を得る。これらの支持部材は、セル構造物が積み重ねられた時に、軸線方向の剛性が得られ、また、支持部材間のかみあいを防止するような断面形状を有する。ある実施形態において、この断面形状は、四つ葉様形状である。
【選択図】図1

Description

本発明は構造物支持装置に関する。詳細には、本発明は、ハードスケープを支持し、かつ、ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にするための積み重ね可能なセル構造物に関する。
現代の密集した都市の多くのランドスケープデザインでは、しばしば、舗装領域やその他のハードスケープによって被覆された領域の中に樹木を配置させる必要がある。特に、そのようなデザインでは、車道、歩道、及びその他の耐荷重性のある道路に近接して樹木を配置させることが、しばしば必要となる。しかしながら、これらの道路重量及び道路にかかる負荷重量は、樹木の根が十分に土壌を貫通するのがしばしば困難になるような程度までその下の土壌を緊密化することが度々ある。結果として、これらのハードスケープに近接して植えられた樹木は、想定される最大限まで残存したり、成長することができない場合がある。
米国特許第7,080,480号明細書
この課題に対して様々な解決策が提案されている。例えば、米国特許第7,080,480号明細書(特許文献1)で開示されたようなセル構造物システムは、土壌通気性、排水性及びその他の性質を与え、ハードスケープ付近の樹木の生育を促進するように設計されている。(特許文献1は、引用を以って全文を本明細書の一部となす。)しかしながら、そのようなセル構造物が有する様々な特性を改良することが望まれている。従って、セル構造物のハードスケープの支持特性を向上させ、また、セル構造物の製造可能性及びその他の特性に対しても改良するための試みが続いている。
本発明は多数の方法で実施され得る。従って、本発明の様々な実施形態を以下で説明する。
ある実施形態においては、ハードスケープを支持し、かつ、ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にするためのセル構造物は、基部及び複数の支持部材を有するセル構造を含む。セル構造は、基部に対して概ね垂直である鉛直方向及び基部と概ね同一平面内である水平方向とを有する。基部の外縁部及び複数の支持部材は容積を画定し、セル構造はハードスケープを支持するとともに、その容積の少なくとも約90%を樹木の根が貫入して概ね何ら阻害されることなく生育することを可能にするように構成される。また、セル構造は、互いに上下に積み重ね可能であり、積み重ねられたセル構造の支持部材はハードスケープを支持し、かつ、積み重ねられたセル構造は、鉛直方向に実質的に連結されるが、水平方向には実質的に連結されない。
別の実施形態においては、ハードスケープを支持し、かつ、ハードスケープ下で樹木の根が概ね何ら阻害されることなく生育することを可能にするためのセル構造物は、第1側辺及び第2側辺を有する基部と、基部から延出する複数の支持部材とを含む。複数の支持部材の各支持部材は、四つ葉様形状である断面形状を有し、複数の支持部材はハードスケープを構造的に支持するように構成される。基部の第1側辺から延出する支持部材では、四つ葉様形状が第1方向性を有し、基部の第2側辺から延出する支持部材では、四つ葉様形状が第2方向性を有する。
さらに別の実施形態においては、ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にし、ハードスケープを構造的に支持するように構成される複数の支持部材を有するセル構造物用のデッキ部は、セル構造物上に載置された時に支持部材と接触するように配置された凹部を有する堅い本体を含む。載置された本体下及びセル構造物内での樹木の根の生育を促進するために、堅い本体は、セル構造物上に載置された時にセル構造物内で土壌が緊密化されることを防止するように構成される。
本発明のその他の態様や効果は、本発明の原則を一例として示す添付図面と関連して、下記の詳細な説明から明らかになる。
本発明をより深く理解できるように、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。異なる図面間において、同一又は類似の参照数字は、同一又は類似の部位を示す。
本発明のセル構造物システムの例を示す図。 フレーム部及びデッキ部を含む、本発明のセル構造物の詳細な等角図。 図2のフレーム部のさらに詳細な等角図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のフレーム部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のフレーム部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のフレーム部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のフレーム部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のフレーム部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 本発明に従った特徴のさらなる詳細について示す、図2及び図3のデッキ部の図。 着脱可能な支持部材を有するフレーム部を含む、本発明のセル構造物の詳細な等角図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部のさらに詳細な図。 図6のフレーム部とともに使用するための着脱可能な支持部材の側面図。 図6のフレーム部とともに使用するための着脱可能な支持部材の断面図。 図8A及び8Bの着脱可能な支持部材のさらに詳細な図。 図8A及び8Bの着脱可能な支持部材のさらに詳細な図。 図8A及び8Bの着脱可能な支持部材のさらに詳細な図。 図8A及び8Bの着脱可能な支持部材のさらに詳細な図。 図8A及び8Bの着脱可能な支持部材のさらに詳細な図。
ある態様において、本発明はハードスケープ下に設置されるセル構造物に関する。セル構造物は、ハードスケープを構造的に支持し得る十分な強度を有し、ハードスケープにかかる負荷重量とともにハードスケープ自体の重量に実質的に耐え得る。さらに、セル構造物は、ハードスケープを構造的に支持し得る十分な強度を有するのにも関わらず、比較的に軽量で積み重ね可能であり、かつ、開かれた形状であり、その容積の約90%以上が、低緊密化土壌、樹木の根、ユーティリティなどを含むことができる自由体積となり得る。セル構造物は、柔軟なボトムフレーム及び支持部材を含む構造により、これらの特性を得る。これらの支持部材は、軸線方向の剛性が得られ、また、セル構造物が積み重ねられた時に支持部材間のかみあいを防止するような断面形状を有する。ある実施形態において、この断面形状は、四つ葉様形状である。また、各セル構造物は、互いに方向性が45度異なる四つ葉様形状を有する支持部材を含むため、セル構造物が積み重ねられた時に支持部材のかみあいが起こらない。
図1は、本発明のセル構造物の一実施例を示す。ここで、樹木10は、ハードスケープ20及び骨材30層の下部に位置する土壌50に根を伸長させる。樹木10は適当な排水性及び根の生育のために比較的低緊密な土壌を必要とするので、セル構造物40の3つの層は、上部に位置するハードスケープ20及び骨材層30と、下部に位置する基盤60との中間部に積み重ねられる。セル構造物40は、ハードスケープ20、骨材層30及び地上からかかる負荷(例えば、自動車、歩行者など)の重量を構造的に支持するように十分な剛性を有し、土壌50よりむしろ基盤60へ荷重を伝達する。このことにより、セル構造物40内の土壌50は比較的に低緊密な状態に保持され、図示するように樹木10の根が土壌を貫通して生育することができる。また、セル構造物40の剛性は、比較的に少数の支持部材によって構造的な負荷に耐えることを可能にする。本実施例では、セル構造物40は、内部に連続する自由空間を広く保持し、空間を占めて大きな樹木の根が伸長するのを妨げる過剰な数の支持部材を含まない。
いくつかの実施形態においては、セル構造物40は、複数の制約を満たすように構成される。例えば、セル構造物40は水分を含み得る地下環境に耐えることができる材料で構成される必要がある。また、この材料は、ハードスケープ20、骨材層30及びこれらにかかる負荷を支持し得る十分な強度を有する必要もある。いくつかの態様においては、周知のAASHTO(米国州道路交通運輸担当官協会)H20荷重規定に従って、セル構造物40が荷重を支持することが好ましい。また、セル構造物40は、図1に示すように、かみあうことなく互いに上下に積み重ね可能なように構成される必要がある。すなわち、セル構造物40が互いに上下に積み重ねられた時に、圧縮力によって下部の支持部材70が積み重ねられた上部の支持部材70へ過度にめり込み、積み重ねられたセル構造物40とさらにその上部に位置するハードスケープ20を沈下させるような、積み重ねられた支持部材70のかみあいが起こらない必要がある。最後に、セル構造物40は、好適には、射出成形可能に設計されるべきである。
これらの制約は、図1のセル構造物40をさらに詳細に示す、図2のセル構造物の形態によって満たされる。図2において、セル構造物は、下部フレーム110を有するフレーム部100つまり基部を含む。複数の支持部材120は、下部フレーム110から突出している。下記でさらに説明するように、支持部材120は下部フレーム110と一体化して形成されることが可能であり、また、着脱可能であるように設計されることも可能である。本発明は、両形態を含む。デッキ部130つまり上部部分は、図示するように支持部材120の上に設置可能である。セル構造物40が積み重ねられた時に、図1に示すように、デッキ部130は、一般的に最上部のセル構造物40の上へ、骨材層30の直下に設置される。
セル構造物100について、さらに詳細に説明する。図3は、図2のフレーム部100のさらなる詳細について示す等角図である。図に示す実施形態において、下部フレーム110は、概ね長方形であり、各長辺130、140に沿って3つの支持部材120を有する。また、下部フレーム110は、比較的に薄く、それ故に柔軟であり、基盤60の凹凸に適合する。図示するように、セル構造物100は、大部分において障害物がなく、つまり、過剰な数の支持部材を含まないので、大きい根及びその他の大きさの大きい物体をその中に配置させることが可能である。このことが重要な効果を生み、セル構造物100は比較的に広い自由空間を含むだけでなく、この自由空間は根又はその他の物体が貫入して簡単に利用することが可能である。このように、空間が根及びその他の物体に利用され得るだけでなく、比較的に妨害されることなく、根がセル構造物内を貫入して生育したり、物体がセル構造物内に配置されることが可能である。セル構造物100は、貫入する根が大きい根であってもその成長を阻害するような障害物をほとんど含まないので、セル構造物100は、このように、非常に大きな樹木や、大きな根系と関連して使用され得る。これらのセル構造物100は、土壌やその他の物体を配置させることを妨害する過剰な数の支持部材を含むセル構造物とは異なり、簡単に土壌で充填させることもまた可能である。
支持部材120は、4つの区別可能な円形のローブ形状部(lobes)215を含む四つ葉形(a quadrifoil shape)と一般的に称される形状を有する上部表面200、210を含む。図示するように、下部フレーム110の側辺130に沿って配置される支持部材120は、側辺140に沿って配置される支持部材120のローブ形状部215から45度の方向性を有するローブ形状部215を含み得る。すなわち、側辺130に沿って配置されるローブ形状部215は、反対側辺140に沿って配置されるローブ形状部215に対して45度回転される。この実施形態において、当業者であれば、上部のセル構造物100の側辺140が下部のセル構造物100の側辺130上に並設されるように積み重ねられた(つまり、上部のセル構造物が下部のセル構造物に対して180度回転された)時に、上部のセル構造物の支持部材120が下部の支持部材120の上部表面210に対して45度回転された上部表面200を有するようになるような2つのセル構造物100を認め得るであろう。すなわち、上部の支持部材120は、積み重ねられた時に下部の支持部材120上に載置されるが、上部の支持部材120の四つ葉形は下部の支持部材120の四つ葉形に対して45度回転される。この相対的な回転が、積み重ねられた支持部材120がかみあい又は連続的に粉砕して全体の高さが減少し上部に位置するハードスケープ20の沈下が引き起こされるのを防止する。また、円形のローブ形状部215は鋭い縁部又は角部を全く含まず、著しいストレス集中を防ぎ得る。
方向性に加えて、支持部材120はその他の有益な機構を含む。例えば、サポート220はデッキ部130内に埋設された軸線方向部材と結合し(以下でさらに説明する)、デッキ部130は支持部材120の変形防止に役立ち得る。スロット230などの機構は位置決め機構として作用し、セル構造物100は積み重ねられたセル構造物を適当な位置に固定するスナップ式の結合を支持することができる。この実施形態において、フックはスロット230に対応して支持部材120の底面に形成され得る。例えば、4つのスロット230が図3の最上部(最も奥側)の支持部材120上に示されており、2つのスロット230が最下部(最も手前側)の支持部材120上に示されている。セル構造物100が互いに180度反対の方向でのみ積み重ねられ得ることを確実にするために、最下部の支持部材120は、自身の底面から突出して最上部の支持部材120の4つのスロット230に嵌合するように形成された4つのフック(図示せず)を含み得る。同様に、最上部の支持部材120は、最下部の支持部材120の2つのスロット230に嵌合するように形成された2つのフック(図示せず)を含み得る。このことによって、積み重ねられたセル構造物100が互いに適切に嵌合されるためには、互いに180度回転されることが確実に必要となる。
図3に示す他の機構は、セル構造物100の所望の方向性をさらに強調させる視覚表示240(ここでは矢印として示す)である。図に示す矢印の場合、セル構造物100の交互層は互いに180度回転されると、連続する層が反対の方向を指す矢印を有するようになる。視覚表示240は、このように、セル構造物100が互いに上下に適切に積み重ねられるかどうかを決定するための迅速で簡便な方法を提供する。
注意すべき点は、図に示す形状のような四つ葉様形状はしばしば好適ではあるが、本発明はこの形状に限定されない点である。むしろ、本発明は、セル構造物100を、全体の高さの著しい減少無しに互いに上下に積み重ね可能とし得る支持部材120の任意の断面形状を含む。当然に、本発明は、支持部材が45度以外の他の角度で回転されたり、又は、全く回転する必要がないセル構造物100もさらに含む。また、本発明は180度反対向きの層以外の他の方向性で積み重ねられ得るセル構造物100もまた当然含む。
図4Aから4Eは、図2及び3のフレーム部の様々な図であり、セル構造物100のさらなる詳細について示す。特に、図4D及び4Eは、2つの支持部材120の断面図であり、スナップ式の結合機構を詳細に示す。フック250は、支持部材120の底面から突出し、対応するスロット230に嵌合可能であり、セル構造物100を積み重ねられた時に固定する。これらの結合機構は、スロット230からフック250を抜脱するための孔部260もまた含み得て、そのため、結合は解除可能であり、必要に応じて、セル構造物100の積み重ねを解除する、つまりセル構造物100を解体することが可能である。スナップ式の結合は積み重ねられたセル構造物を互いに結合する一方で、有意な構造的支持を与え得るには大きさと強度が不十分であることが認められる。すなわち、積み重ねられたセル構造物100の支持部材120は互いの上に載置されて、鉛直力に対して実質的に連結するが、これらの同一なセル構造物100は水平方向(つまり、下部フレーム110が形成する平面内の方向)には実質的に連結されない。実施において、十分な水平方向の安定性は、一般的に、スナップ式の結合よりもむしろ、周囲の土壌50と、骨材層30及び基盤60からの摩擦力とによって与えられる。積み重ねられたセル構造物100の水平方向の非連結は、これらのセル構造物100が構造的な負荷をより効果的に基盤60へ伝達することを可能にし得ると言える。
セル構造物100の詳細について説明してきたが、ここで、デッキ部130のより詳細な説明に注意を向ける。図5Aから5Fは、デッキ部130の様々な図であり、本発明に従った様々な特性のさらなる詳細について示す。前記で説明したように、デッキ部130はセル構造物100の最上層上に載置されて、上部を覆う物質がセル構造物100へ圧入し、過度に内部の土壌50を緊密化することを防ぐ。ある実施形態においては、デッキ部130は支持部材120に対応した凹部310を含む。凹部310は、デッキ部130がセル構造物100上に載置された時に、支持部材120上に固定されるように配置される。既知の形態においては、凹部310及び/又は支持部材120は、セル構造物100上にデッキ部130をより安全に締着するために、前記で説明したスナップ機構などの複数の取付具を含み得る。デッキ部130は、複数の窪み300とチャンネル320とをさらに含む。各チャンネル320は、軸線方向抵抗部材(図示せず)を保持するように形成される。軸線方向抵抗部材は、軸線方向抵抗部材に沿って配置される支持部材120の変形を防止するために、サポート220と、2つ(又は、その他の実施形態においては、3つ以上の数)の支持部材120の上部表面200の間との上に締着される。軸線方向抵抗部材は、このように支持部材120のクリープつまり時間依存変形などの現象を防止するのに役立つ。軸線方向抵抗部材は、セル構造物100、デッキ部130及び設置される地下環境の材料に適合し、かつ、支持部材120の変形を十分に防止することができるような任意の材料から形成され得る。例えば、軸線方向抵抗部材は、亜鉛めっき鋼管として形成され得る。
実施において、ジオテキスタイル層が一般的にデッキ部130上に載置され、骨材層30及びハードスケープ20はジオテキスタイル層上に流し込まれる。その結果、骨材層30及びハードスケープ20の重量は、ジオテキスタイル層を部分的に窪み300へ圧入するように作用する。このことが、デッキ部130及びセル構造物100をいかなる側方運動からも保護するように作用して、セル構造物100の構造的安定性が高められる。安定性は、同様にいかなる側方運動に対してもセル構造物100を支持する土壌50によってさらに高められる。
ここで注意すべき点は、本発明は、前記で挙げた制約を満たすような、すなわち、十分な強度があり、かつ、地下環境に耐え得て、射出成形可能であるような任意の材料から形成されるセル構造物100及び蓋130を含むという点である。例えば、セル構造物100及びデッキ部130は、少なくとも30%をガラス繊維により強化されたポリプロピレンから形成されることがしばしば好適とされる。当業者であれば、30%ガラス繊維強化ポリプロピレンの使用により、H20荷重に耐え得る一方で、図に示すように、樹木の根の生育用にその体積の90%を自由空間として保持するようなセル構造物100の設計が可能となることを理解するであろう。
前記で説明したように、支持部材120は下部フレーム110と一体化して形成されることが可能であり、また、下部フレーム110から着脱可能ともされ得る。図6及び7Aから7Gは、後者の概念を示す。ここで、下部フレーム400は、着脱可能な支持部材を支持するように設計された受容部420を有する本体410を含む。本発明はそのような支持部材を着脱する任意の方法を含むが、図を簡略化するために、受容部420はねじ溝を備えてここでは示されている。対応する支持部材は、図8A及び8Bと9Aから9Eとに示す。ここで、支持部材430は、受容部420に対するスクリュー式装置としてのねじ山部440と、着脱の際に容易に握られるためのグリップ領域460とを含む。リブ部450は、支持部材430の強度を高めるために、必要に応じて追加され得る。着脱可能な支持部材430は、輸送中におけるスペースの節約のような一定の利点を与える。また、ねじ山部440の数は、装着に十分な強度を与えるように選択され得て、その一方で、組立時間/労力を最小化するために最小限の回転数が必要とされる。図8A及び8Bから分かるように、この数は約4回転が選択され得るが、本発明は、任意のその他の数をもちろん意図する。
前記の実施形態の説明は、説明の目的のために、本発明の完全な理解を与えるように特定の専門用語を使用した。しかしながら、当業者にとっては、本発明を実施するために特定の詳細は必要でないことが明らかであるだろう。このように、本発明の特定の実施形態についての前記の説明は、図示及び説明の目的で提供されたものである。前記の説明は、網羅的又は本発明を開示した正確な形態に制限するように意図されたものではない。多くの修正及び変更が前記の教示を考慮の上で可能である。例えば、支持部材130は、四つ葉様形状がしばしば所望されるが、かみあいが起こらないような任意の設計が可能である。同様に、支持部材は下部フレーム110に着脱可能であるように、若しくは、一体化されるように設計されることが可能である。実施形態は、本発明及びその実施例の原則を最良に説明し、それによって、当業者が本発明及び意図される特定の使用に適合するような様々な改良を加えた様々な実施形態を最良に利用できるように選択され示された。

Claims (24)

  1. ハードスケープを支持し、かつ、前記ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にするためのセル構造物であって、
    基部及び複数の支持部材を有するセル構造を含み、前記セル構造が、前記基部に対して概ね垂直である鉛直方向と前記基部と概ね同一平面内である水平方向とを有し、
    前記基部の外縁部及び前記複数の支持部材が容積を画定し、前記セル構造が、前記ハードスケープを支持するとともに、前記容積の少なくとも約90%を樹木の根が貫入して概ね何ら阻害されることなく生育することを可能にするように構成され、
    前記セル構造が、互いに上下に積み重ね可能であり、前記積み重ねられたセル構造の前記支持部材が前記ハードスケープを支持し、かつ、前記積み重ねられたセル構造が鉛直方向に実質的に連結されるが、水平方向には実質的に連結されないことを特徴とするセル構造物。
  2. 前記セル構造がH20荷重規定に従って前記ハードスケープを支持するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  3. 前記セル構造が鉛直方向を中心とした複数の方向性をとることができ、前記セル構造が互いに上下に概ね反対の方向性で積み重ねられるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  4. 前記複数の支持部材の各支持部材が前記概ね反対の方向性で積み重ねられたセル構造物のかみあいを防止するように構成された四つ葉様形状である断面形状を有することを特徴とする請求項3に記載のセル構造物。
  5. 前記複数の支持部材が、第1の支持部材方向性を有する第1の支持部材の組と、前記第1の支持部材方向性に対して約45度回転された第2の支持部材方向性を有する第2の支持部材の組とをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のセル構造物。
  6. 前記複数の支持部材の各支持部材が前記基部と一体化して形成されることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  7. 前記複数の支持部材の各支持部材が前記基部に着脱可能であるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  8. 前記基部とは概ね正反対側に前記支持部材へ取り付けられるように構成される上部部分をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。.
  9. 前記上部部分が、前記支持部材のうち少なくとも2つの支持部材の間で連結されるように構成された少なくとも1つの抵抗部材をさらに含み、前記抵抗部材が、前記水平方向のうち少なくとも1つの方向に配置される前記少なくとも2つの支持部材の変形を軽減するようにさらに構成されることを特徴とする請求項8に記載のセル構造物。
  10. 前記セル構造が少なくとも30%をガラス繊維により強化されたポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  11. 前記セル構造が前記ハードスケープを支持するとともに、さらにその容積の少なくとも約90%内にユーティリティを配置可能であるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のセル構造物。
  12. ハードスケープを支持し、かつ、前記ハードスケープ下で樹木の根が概ね何ら阻害されることなく生育することを可能にするためのセル構造物であって、
    第1側辺及び第2側辺を有する基部と、
    前記基部から延出する複数の支持部材とを含み、前記複数の支持部材の各支持部材が四つ葉様形状である断面形状を有し、前記複数の支持部材が前記ハードスケープの構造的な支持を与えるように構成され、
    前記基部の前記第1側辺から延出する前記支持部材の各々では四つ葉様形状が第1方向性を有し、前記基部の前記第2側辺から延出する前記支持部材の各々では四つ葉様形状が第2方向性を有することを特徴とするセル構造物。
  13. 前記基部及び前記複数の支持部材が集合的に第1容積を占め、
    前記基部及び前記複数の支持部材が集合的に第2容積の境界を形成し、
    前記第2容積内において前記樹木の根の概ね何ら阻害されることのない生育及びユーティリティの配置を容易にするために、前記第1容積に対する前記第2容積の比率が少なくとも約9対1であることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  14. 前記第1及び第2方向性が、前記セル構造物が互いに上下に積み重ねられた時に、前記セル構造物が互いにかみあうことを防止するようにさらに構成されることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  15. 前記第2方向性が前記第1方向性に対して約45度回転されることを特徴とする請求項14に記載のセル構造物。
  16. 前記複数の支持部材がH20荷重規定に従って前記ハードスケープを支持するように構成されることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  17. 前記複数の支持部材の各支持部材が前記基部と一体化して形成されることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  18. 前記複数の支持部材の各支持部材が前記基部に着脱可能であるように構成されることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  19. 前記基部とは概ね正反対側に前記複数の支持部材へ取り付けられるように構成されるデッキ部をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  20. 前記デッキ部が、前記支持部材のうち少なくとも2つの支持部材の間で連結されるように構成された少なくとも1つの抵抗部材をさらに含み、前記抵抗部材が前記抵抗部材に沿って配置される前記少なくとも2つの支持部材の変形を軽減するようにさらに構成されることを特徴とする請求項19に記載のセル構造物。
  21. 前記基部及び前記複数の支持部材が少なくとも30%をガラス繊維により強化されたポリプロピレン樹脂から形成されることを特徴とする請求項12に記載のセル構造物。
  22. セル構造物用のデッキ部であって、前記セル構造物が、ハードスケープ下での樹木の根の生育を可能にし、前記ハードスケープを構造的に支持するように構成された複数の支持部材を有し、前記デッキ部が、
    前記セル構造物上に載置された時に前記支持部材と接触するように配置された凹部を有する堅い本体を含み、前記堅い本体が、前記セル構造物上に載置された時に前記セル構造物内で土壌が緊密化されることを防止し、前記載置された本体下及び前記セル構造物内での前記樹木の根の生育を促進するように構成されることを特徴とするデッキ部。
  23. 前記本体が少なくとも30%をガラス繊維により強化されたポリプロピレン樹脂から形成されることを特徴とする請求項22記載のデッキ部。
  24. 前記デッキ部が骨材層を支持するジオテキスタイル繊維下に設置されるように構成され、
    前記本体が、前記支持部材によって前記ハードスケープの構造的な支持を促進するために前記ジオテキスタイル繊維及び前記骨材層を受容するように構成された複数の窪みを有することを特徴とする請求項22に記載のデッキ部。
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