JP2010500927A - 多分割衝撃ドリルビット集成体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドリルビット集成体のシャンクを捨てる必要なく(滅多に交換、再度の取り付けをする必要なく)、空気圧式衝撃ダウンホールハンマー(down-hole-hammer)のドリルビット集成体のビットヘッドを用意に交換できるようにすることによって、大径の地層穴を掘削するための総コストを削減するための新たな方法及び製品を提供すること、及び掘削力の分離を提供すること、又は、結合したシャンクとビットヘッド部品に捩り力、衝撃力、引き抜き力を加えるかを選択的に適用、回避することによって、特定の力や用途により適した部材の設計方法、及び、ドリルビット集成体を提供すること。
【解決手段】 保持部材によって軸方向にその運動が制限され、凹凸構造によって回転駆動される容易に取り外し可能なビットマットからなるドリルビット集成体。
【選択図】 図2

Description

本発明は、概して言えば、大径空気圧式衝撃ハンマーに係り、特に、ビット(いわゆるドリルの刃部:drill bit)が取り外し可能とされた大型ドリルビット集成体に関する。
[関連出願の相互参照]
本出願は、2005年6月10日に出願された米国仮出願第60/689,376号の利益を主張する、2006年6月7日に出願された先行する非仮出願第11/422,625号の一部継続出願である。本出願は、参照により、2006年6月7日に出願された非仮出願第11/422,625号と2005年6月10日に出願された仮出願第60/689,376号とを取り込むものである。
[関連技術の説明]
使用現場における激烈な環境条件のために、どのようなドリルビット集成体のビットヘッドも、一般に、シャンクよりも早く損耗することが知られている。シャンクは未だ作動可能であるのに、丸ごと捨てられてしまうドリルビット集成体もある。これは、ドリルビット集成体のビットヘッドの損耗が余りにも激しいと、ビットヘッドを正常な状態にまで再生することができないという事実による。
ドリルビット集成体のビットヘッドを定期的に取り替えたり、ビットヘッドにおけるビット集成体切削要素の目立て(dressing)を行ったり、あるいは、ドリルビット全体を取り替えたりすれば、ドリルシステムの全体的な生産性は著しく増大するであろうことは、経験的によく知られている。また、ドリルビット集成体全体の保守や交換を行うとすれば、運転全体にかなりの費用がかかることもよく知られている。大型ドリルマシンの損耗したドリルビットヘッドを取り替えたり或いは目立てをするための既存の方法は費用がかかり、人手を要し、作業を成し遂げるに利用される機械によっては、ときとして、危険も伴う。ドリルビットにおける切削要素の目立てには、非常に人手を要し、現場では十分に施工できない場合もあり、さらには、繰り返しとなるが、運転全体の費用が嵩むこととなる。
そのため、ドリルビットを効率的に掘削させつづけるという必要性をバランスすることにあらゆる努力がなされ、同時に、ドリルビットを可能な限り長い間、使用可能状態に保つことによって、運転費用を減少させる試みがなされている。ビットヘッドを取り替えるのは、ドリルビット集成体のドリルビットヘッドを運転の間中できるだけ効率の良い状態に維持するためであり、またドリルビット集成体のビットヘッドの取り替えを簡単かつ最小限の作業時間で可能とすることによって、ドリルビット集成体の運転費用を最小にするためである。
大型ドリルビット集成体は、そのような大型ドリルビット集成体を製造するのに必要な特殊な工作機械や、高価な鍛鋼品が必要となることから、非常に高価であることもよく知られている。もし、地層の掘削のための適当な他の手段が見あたらないならば、これらの問題点及びそのような製品が販売されるべき市場規模が限られていることもあり、これらのとりわけ大型ドリルビット集成体の運転費用は、ときとして、その種のサイズの普通の掘削運転としては受け入れ難い費用条件にまで高騰する。
ドリルビット集成体のビットヘッドを取り替えようと試みた多くの設計例が存在するものの、それらは主として、より小型のドリルビット集成体や、ビット集成体の背後に位置する掘削した穴へ鋼鉄製の筐体を引き入れる必要性について焦点を当てるものである。
Ray R. Sandersonによる米国特許第1,995,043号は、かき回し(churn)掘削又は衝撃掘削に用いられる掘削要素の取り替えについて示している。ビット集成体の前方作動部は、損耗時には取り替え可能とされている。
Robert E. Conoverによる米国特許第3,152,654号及び米国特許第3,260,319号は、固体保持ピン及びロールピンによって位置を保持した取り替え部分を有する衝撃式ドリルビットについて示している。
Kenneth M. Whiteによる米国特許第4,051,912号は、ネジ切りされかつくさび止めされた取り替え可能な前方作動部分を有するビット集成体について示している。
John F. Kita他による米国特許第4,083,415号は、ネジ切りされたプラグによって固定された鋼球を用いて固定された取り替え可能な前方作動部分を有するビット集成体について示している。
Robert Lovell他による米国特許第4,085,809号は、ネジ切りされた設計を用いて集成された取り替え可能なビットヘッド及びその部品を有するドリルビット集成体について示している。
Allen E. Bardwellによる米国特許第4,466,498号は、ボルト又はネジ切りされた締結具を利用して固定された取り替え可能なビットヘッドを有するドリルビット集成体について示している。
Jack H. Pascaleによる米国特許第4,919,221号は、駆動スプライン螺旋固定手段によって、結合及び保持された取り替え可能なビットヘッドを有するドリルビット集成体について示している。
Yoshimi Ishida他による米国特許第5,113,594号、及びTakeshi Hayashi他による米国特許第5,139,099号は、その内部でビットヘッドが回転可能なように結合されたドリルビット集成体の取り替え可能なビットヘッドを具備するドリルビット集成体について示している。
Jack H. Pascaleによる米国特許第6,021,856号は、環状部分によって位置を保持される取り替え可能なビットヘッドを有するドリルビット集成体について示している。
Adris L. Holteによる米国特許第5,787,999号及び米国特許第5,975,222号は、アンダーリーミング(under reaming)システムにおいて用いられる取り替え可能な出没アームを有するドリルビット集成体について示している。
上記において列挙し、又は知られた先行特許は、いずれも、一組の凸部を有するビットヘッドを回転駆動すること、及び、ビットヘッドの着脱を容易とするためのロールピンで位置を保持された固体保持部材により、ドリルビット集成体内にビットヘッドを保持させることについての考慮を含んでいない。さらに、上記特許のいくつかは、衝撃力エネルギーの伝達のために、強固にドリルビット集成体のビットヘッドをシャンクに結合しようとしているが、これは本来的に保持部材の寿命を制限することが分かっている。さらに、上記特許は、いずれも、掘削力を、各部材をその用途により一層適するようにする、予め設計された力へと分離することについては、言及もしていないし、試みてもいない。
[発明の簡潔な概要]
本発明の主な目的は、ドリルビット集成体のシャンクを捨てる必要なく(滅多に取り替えや目立てをする必要なく)、空気圧式衝撃ダウンホールハンマー(down-hole-hammer)のドリルビット集成体のビットヘッドを容易に取り替え可能とすることによって、大径の地層穴(earth formation holes)を掘削するための全費用を削減するための新たな方法及び製品を提供することにある。
本発明の他の目的は、シャンク内に装着されるビットヘッドのサイズやデザインの変更を効果的に許容することにより、ドリルビット集成体のシャンクの利用度を高め、多数のドリルビット完品からなるコストのかかる在庫を減らすことによって、全体のシステムの維持費用を減らすことにある。
本発明のさらに他の目的は、空気圧式衝撃装置からドリルビット集成体全体をまるごと取り外す必要なく、ドリルビット集成体のビットヘッドの簡単で安全な取り替えを可能とすることにある。なお、高価な補助機器を必要とすることなく、ドリルビット集成体のビットヘッドの取り替えを遂行することが好ましい。
本発明の他の目的は、掘削能力又は効率を減少させることなく、時計回り又は反時計回りの回転掘削方向において、本発明を作動できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、掘削力を分離させること、又は、シャンクとビットヘッドとの結合体の各部品に、捩り力が選択的に加わり、又は捩り力が加わらないようにすること、そうすることによって、設計が改善されて、各部材が特定の力や用途により適したようになることにある。
本発明は、ビットに対してシャンクを回転させながら、シャンクとビットとの結合体の各部分に対して、捩り力を選択的に加え又は加えないで、シャンクをドリルビットに結合する方法を提供する。シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクが提供される。ビットパッセージ領域を有するビットが提供される。シャンクパッセージ領域やビットパッセージ領域より小さい保持部材領域を有する保持部材が提供される。シャンクは、シャンク側が凹部(又は凸部)で、ビット側が相補的な凸部(又は凹部)となる相補的な凹凸構造を有し、ビットとシャンクとが回転して係合した際、凸部と凹部とが係合する。運転状態においては、シャンクとビットとが係合し、相補的な凹凸構造が係合する。係合している間、シャンクパッセージ領域とビットパッセージ領域とが整合する。保持部材は、シャンクとビットの整合領域へと挿入される。係合している間中、シャンクはビットに対して回転する。シャンクとビットが回転している間は、凹凸構造が、加えられるすべての捩り力を吸収し、保持部材には何らの捩り力も加えられない。
本発明は、また、加えられる掘削力をドリルビット集成体の個々の部品に分離するドリルビット集成体を作り出すために、ドリルビットとシャンクとを結合させる方法を提供する。シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材、シャンクねじり荷重部材、及びシャンク衝撃力部材とを有するシャンクが提供される。シャンク引き抜き荷重部材アタッチメント部材、シャンクねじり荷重部材、及びシャンク衝撃力部材は、すべて互いに独立な部材であり、シャンクの一部である。ビット引き抜き荷重アタッチメント部材、ビットねじり荷重アタッチメント部材、及びビット衝撃力部材とを有するビットが提供される。ビット引き抜き荷重アタッチメント部材、ビットねじり荷重部材、及びビット衝撃部材は互いに独立な部材であり、ビットの一部である。シャンクはビットと係合される。シャンクはビットと係合するので、シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材はビット引き抜き荷重アタッチメント部材と係合し、従って、ビット集成体が引き抜かれるとき、引き抜き力は引き抜き荷重アタッチメント部材にかかり、ねじり荷重部材や衝撃力部材にはかからない。シャンクはビットと係合するので、シャンクねじり荷重部材とビットねじり荷重部材とは係合し、従って、ビット集成体が回転するとき、回転力はねじり荷重部材にかかり、引き抜き荷重アタッチメント部材や衝撃力部材にはかからない。シャンクはビットと係合するので、シャンク衝撃力部材はビット衝撃力部材と係合し、従って、ビット集成体が衝撃を受けるとき、衝撃力は衝撃力部材にかかり、引き抜き荷重アタッチメント部材やねじり力部材にはかからない。
本発明は、また、ドリルビット集成体を提供する。ドリルビット集成体は、シャンクのスカート部分にシャンクパッセージを有するシャンクを有する。スカート部分は開口部を有する。シャンクパッセージは、シャンクパッセージ領域を有する。シャンクパッセージはシャンクスカート部分の外表面から始まり、シャンクスカート部分の開口部における、シャンクスカート部分の内表面において終わる。ドリルビット集成体は、センタスタッド(center stud)を有するビットを有している。センタスタッドはある領域を有しているので、シャンクとビットとが組み付けられたとき、シャンクのスカート部分に適合することができる。センタスタッドは、ビットパッセージ領域を有するビットパッセージを有している。シャンクとビットとが組み付けられたとき、ビットパッセージとシャンクパッセージとは整合される。シャンクパッセージ領域及びビットパッセージ領域よりも小さい保持部材領域を有する保持部材がある。シャンクとビットとが組み付けられたとき、保持部材はシャンクパッセージへと挿入され、ビットパッセージまで及ぶ。保持部材は取り外し可能なので、保持部材が取り外された場合には、ビットとシャンクは分離可能である。シャンクは、凸部又は凹部を底部に設けることができる。ビットは、凹部又は凸部を底部に設けることができる。
ビットパッセージはシャンクパッセージ領域よりも大きくてもよい。その逆もまた用いることができ、つまり、ビットパッセージ領域はシャンクパッセージ領域よりも小さくてもよい。
凸部は、衝撃方向に対して垂直となる凸部表面を有してもよい。凹部は衝撃方向に対して垂直な凹部表面を有してもよい。凸部表面は凹部表面とは接触しない。
凹部は、損耗パッドを有してもよい。
凸部は、損耗パッドを有してもよい。
ドリルビット集成体は、シャンク衝撃力表面及びビット衝撃力表面を有してもよい。シャンク衝撃力表面はビット衝撃力表面と接触する。
センタスタッドは損耗バンドを有してもよい。開口部は損耗バンドを有してもよい。
保持部材は中空、円柱状、内部のネジ切り、長方形、又は、これらの構成のいずれの組み合わせであってもよい。保持部材は可撓性であってもよい。保持部材は衝撃エネルギー遮断器を支持するための溝を含んでいてもよい。
[字句の説明]
「ドリルビット」:
a.様々な方法を介して衝撃伝達装置に係合され、それにより、衝撃伝達装置によって回転され、かつ衝撃伝達装置に関してその軸方向の移動範囲(travel)が制限されるように保持される、取り替え可能な衝撃受容(receiving)アタッチメント。このドリルビットは、破砕、切断、掘削のために、エネルギーを衝撃伝達装置から岩層へと移送するために用いられる。
b.衝撃エネルギー又は打撃エネルギーを、掘削したい地層へと移送するために用いられる衝撃受容機構装置。
「ドリルビット集成体」:
組み付けられると、岩層を掘削する衝撃伝達装置と連結して用いられる、同様な取り替え可能な衝撃受容(receiving)アタッチメントとなる複数の構成要素。この該集成体は、通常、装置係合部分と岩層係合部分(作業部分)とに分離される。従って、これらの部分のそれぞれを、独自のインターバルで、取り替えることができる。
「シャンク」:
a.衝撃発生装置に対して係合するか、又は衝撃発生装置に対する連結部品となる、ドリルビット又はドリルビット集成体の一部。
b.ドリルビット又はドリルビット集成体の装置衝撃受容(receiving)部分。
「ビットヘッド」:
掘削のための岩層と係合するビット又はビット集成体の衝撃エネルギー伝達部分。ビットヘッドは多くの形状及び構造に設計できる。それはより固く、より耐摩耗性を有する物質からなる岩層の切削要素又は破砕要素を通常含んでいる。
「シャンクとドリルビットとを結合すること」:
ドリルビットのシャンク部分とドリルビットの作業部分とを別々の物体に分離するためには、それらの個片を結合又はつなぎ合わせる(co-join)ための方法を開発しなければならない。結合するとは、この事例では、機械的な部品によって、制限された相対的に独立した移動距離(travel)を確保した上で、両者を一体化又は連結することを意味している。
「シャンクとビットの結合体の各部に、捩り力が選択的に加わり、又は捩り力が加わらないように、すること」:
機械的な設計を通して、衝撃発生装置と連通したドリルビット集成体の運転中に発生する力を分離させることができる。そのような力の一つは、地層の掘削を援助する運転中に回転することが必要となるビット集成体装置の性質による捩り又は回転力である。
「パッセージ」:
何かが通過(pass)するであろう通過路(path)、溝(channel)、溝(groove)、穴(hole)、細長い穴(slot)又は管(duct)。本設計におけるそのようなパッセージの一つは、保持部材をガイドするために用いられる開口部(opening)に代表される。
「パッセージ領域」:
シャンク部分及びビットヘッド部分の両方におけるパッセージの断面領域及び断面形状。それは、穴の直径や、溝(channel)又は溝(groove)の幅であってもよい。
「保持部材」:
ビットとシャンクとを結合する構成要素。ドリルビット集成体のシャンク部分に関して、一体に連結されたビットヘッドの軸方向移動距離を制限するビットヘッドパッセージ内、及びシャンクパッセージ内に含まれる構成要素。それは円形の断面領域を有してもよい。それは線状接触表面のみを提供する円形断面領域とは逆に、平面状接触表面を提供する長方形断面領域を有していてもよい。
「保持部材領域」:
保持部材の断面領域及び断面形状を表したもの。保持部材が円形ならば、保持部材の直径となる。保持部材は長方形のパラメータであってもよい。
「相補的」:
互いに関連するシステム又は適合(matching)する構成要素。それは回転力のような特定の力を伝達する総体システムであってもよい。
「凸部」:
相補的な受容器(receptacle)と係合するために、通常の作動表面を超えて及ぶ凸部(protrusion)、凸部(projection)、又はつまみ(stem)。
「凹部」:
ビット集成体における回転力の伝達を容易にする、凸部(lug)又はつまみ(stem)を受容する凹部(impression)又は凹所(recess)。
「凹凸構造」:
凸部と凹部とが結合したシステム。
「凸部と凹部とが係合される」:
凸部が摺動自在に凹部内へと一致(mate)したとき。凸部のすべての表面は、凹部のすべての表面と接触する必要はない。
「回転係合」:
衝撃発生装置を介して回転力がシャンクにかかったとき、及びビットヘッドと岩層との間の摩擦力によって引き抜き又は回転抵抗がビットヘッドの外側部分へ発生したとき、衝撃方向に対して平行な突部表面は、衝撃方向に対して平行な凹部表面と係合し、そのシステムは回転係合する。
「シャンクのビットとの係合」:
運転のために互いに結合する位置へとシャンクとビットとを移動させること。例は、ビットヘッドのスタッド部をシャンクの空洞部へと摺動させることを含む。
「相補的な凹凸構造の係合」:
運転のために互いに結合する位置へと凸部又は凹部とを移動させること。
「シャンクパッセージ領域とビットパッセージ領域との整合」:
保持部材を、シャンクパッセージ領域を通じてビットパッセージ領域に自由に通過させることができること、又はその逆も同様。この例としては、相補的凸部及び凹部構造が係合するとき、シャンクの穴がビットの穴と一致するので、保持部材は両方の穴を通って挿入され、ビットとシャンクとを結合することができる。
「係合中に保持部材はビットパッセージの内表面に接触しない」:
衝撃発生装置を介して回転力がシャンク部分にかかったとき、及びビットヘッドと岩層との間の摩擦力によって引き抜き抵抗又は回転抵抗がビットヘッドの外側部分へ発生したとき、保持部材は内側表面に接触しない。
「ビットパッセージの内側表面」:
ビットヘッドパッセージの形状の創出を援助する任意の面であって、移動距離が制限されていなければ保持部材が接触することができる面。
「係合中、ビットに対してシャンクを回転させる」:
シャンクを軸周りに動かすこと、及びシャンクはビットに順に結合するので、軸周りにビットを動かすこと。例としては、地層穴における回転引き抜き力、及びビットヘッド面(岩層を係合させるビットヘッドの機構(feature))と岩層との間で発生した引き抜き力によってビットが支配されたとき、シャンク部分は回転し、凸部表面と凹部表面とを接触させる。
「衝撃方向に対して垂直な凸部表面」:
衝撃発生装置におけるビット集成体の衝撃運転中、又は回転運転中の凹部構造と係合しない凸部表面。この例としては、凸部先端の水平表面である。
「衝撃方向に対して垂直な凹部表面」:
衝撃発生装置におけるビット集成体の衝撃運転中、又は、回転運転中のいかなる凸部表面とも係合しない凹部構造表面。この例としては、凹部の底部における水平表面である。
「衝撃方向に対して垂直」:
シャンク部分の中心軸に対して垂直に創造される平面として定義される。例としては、水平面であってもよい。
「損耗パッド」:
その用途に望ましい品質をもつ物質から作られる荷重を負担する取り替え可能な一片(piece)。それは輪(ring)であってもよい。
「シャンク衝撃力表面」:
衝撃方向に対して垂直なビットヘッドと接触するシャンク部分表面。その表面は、運転中において、シャンク部分からビットヘッドへのエネルギー伝達平面である。
「ビット衝撃力表面」:
衝撃方向に対して垂直なシャンク部分と接触するビットヘッド表面。その表面は、運転中において、シャンク部分からビットヘッドへのエネルギー伝達平面である。
「ビットのセンタスタッド」:
シャンクの一部を係合するために用いられるビットヘッドの機構(feature)。
「損耗バンド」:
その用途に望ましい品質をもつ物質から作られる荷重を負担する交換可能な一片(piece)。それは輪(ring)であってもよい。
「シャンク開口部」:
ビットヘッドスタブ(stub)と同様な幾何学的な形状をしたものを結合するためのビットヘッドを受容するシャンク部分における設計機構(feature)。
「衝撃エネルギー遮断器(isolator)」:
一の部材から他の部材への衝撃エネルギー伝達を減少又は除去するもの。
「加えられた掘削力の分離」:
掘削力は、地層穴中におけるビット集成体を回転させるために必要な回転力から構成されるので、ビットは、掘削が必要な岩層の初期部分に対して衝撃エネルギーを切断するか、又は、伝達する。他に必要となる力は衝撃力であり、それはビット集成体が結合される工具によって発生する。衝撃力は岩層を破砕するために必要である。運転に必要な他の力は、引き抜き力である。引き抜き力は、掘削工具及びビット集成体を、地層穴から除去するために必要な軸方向の力である。これらの力を分離し、集成体の特定の構成要素に加えること。これは、特定の構成要素をして、特定の独立した(separated)力に対して正確に設計された通りに作動させることを可能とする。
「シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材」:
引き抜き力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、シャンクパッセージである。
「シャンク捩り荷重部材」:
捩り力又は回転力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、凹凸構造である。
「シャンク衝撃力部材」:
シャンク部分からビットヘッド部分へと衝撃エネルギーを伝達するために、衝撃力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、シャンク衝撃力表面である。
「独立部材」:
各部材又は機構は互いに独立なので、特定の力だけが特定の部材にかかる。部材は単一個片(piece)の一部であるが、互いに分離可能である。例えば、シャンクパッセージ、シャンク凸部、シャンク衝撃力部材はすべてシャンクの一部ではあるが、すべて別個の部材である。
「ビット引き抜き荷重アタッチメント部材」:
引き抜き荷重がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、ビットパッセージである。
「ビット捩り荷重部材」:
捩り又は回転力がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、凸部又は凹部である。
「ビット衝撃部材」:
衝撃力がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、ビット衝撃力表面である。
「シャンクスカート部分」:
シャンク部分は、衝撃発生装置と係合するための部分と、組付けのためにビットヘッドスタブを受容する部分とからなる。シャンク部分が衝撃発生装置へと行き過ぎてしまうことを防止するため、シャンクの係合部分の直径より大きな直径が用いられる。直径の違いによって作り出された肩部からシステムと係合する突部又は凹部に向かう部分がスカート部分として定義される。スカート部分はビットヘッドのスタブのための受容開口部を有していてもよい。
「シャンクスカート部分の外側表面」:
シャンク部のシャンクスカート部における軸方向中心線から半径方向の最も外側の表面。
「シャンクスカート部分の内側表面」:
ビットスタブがシャンク部分と係合した領域において、内側表面が存在する。外側のシャンクスカート部分から半径方向内方において最も内側の表面。
[保持部材がシャンクパッセージに挿入され、ビットパッセージまで延びる]:
ビット部分パッセージ及びシャンク部分パッセージと類似しているが、しかし、より小さい幾何学的形状を有する保持部材が、シャンクスカートのシャンク部分に挿入され、ビットパッセージに入るまで延びていてもよい。保持部材は、シャンクパッセージに残存するほどに十分に長く、ビットパッセージ内にまで延びている。
「ビットの受容(receiving)部分」:
ビットの受容部分は、シャンク部分がビットヘッド部分と係合する領域である。それは、凹凸構造が存在する領域である。
「凸部及び凹部は回転力を伝達する」:
凹凸構造が係合し、回転力がドリルビット集成体のシャンク部分にかかるとき、凹凸構造は、シャンク部分とビットヘッド部分との間において、回転力を伝達する。
「保持部材は溝を含む」:
保持部材に半径方向に形成された溝は、衝撃運転中において保持部材へ移送される衝撃力の量を最小限にするのを助けるために用いられるオーリングを保持するために用いられる。
「保持部材は可撓性を有する」:
保持部材は一般に強固なものと考えられるが、しかし、掘削した地層穴からのビット集成体の引き抜きの間、異常な非一様軸荷重を吸収するのを助けるために可撓性のものと考えることもできる。
「ビットに対してシャンクを回転させること」:
凹凸構造の間の公差及び設計クリアランスのため、相対的回転運動がビットヘッドとシャンクとの間で生じる可能性がある。ビットに対してシャンクを回転させようと試みることは、衝撃方向に対して平行な凸部及び凹部表面を係合させるであろう。
「引き抜き力」:
地層掘削穴からビット集成体を取り除くのに必要な軸方向の力。引き抜き力はビットヘッドの外側表面と掘削穴との間で作用(react)する牽引力と合成された垂直力であり得るし、又は、ビットヘッドの外側表面と掘削穴との間で発生した純粋な牽引力たる水平な軸方向の力でもあり得る。
「シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材とビット引き抜き荷重部材との係合」:
係合は保持部材を介してなされ、それはビットヘッドをシャンクに対して軸方向に結合する。軸引き抜き力をシャンクに対して及ぼすことによって、保持部材はシャンクと接触する。引き抜き力はその後保持部材を介してビットヘッドへと伝達され、ビットヘッドは掘削穴から引き抜かれる。
「シャンク捩り荷重部材とビット捩り荷重部材の係合」:
掘削運転中、回転力が衝撃発生装置を介してシャンクにかかる。そのような回転力は、捩り荷重部材と考えられる凹凸構造を介して伝達される。シャンク捩り荷重部材の例は凸部であり、ビット捩り荷重部材の例は凹部であろう。
「シャンク衝撃力部材とビット衝撃力部材との係合」:
シャンクからビットへと衝撃エネルギーを伝達するシャンクとビットとの間の接触をなす表面。ビットとシャンクを押しつける(push)ことによって、軸方向運動後に接触する表面は、ビットとシャンクの部材への衝撃を代表する表面である。
「ビット集成体は衝撃を受けている」:
衝撃発生装置が運転されると、それはビット集成体によって捉えられる衝撃を発生する(主に、シャンクが始めに、そして次にエネルギーがビットに対して伝達される)。ハンマーとノミと同様に想像することができる。ノミはハンマーによって衝撃を受けている。
「掘削中」:
ドリルビット集成体が地面下方向に向かって回転し、地面を掘削しているとき。例としては、ビットとシャンクが回転係合しているとき、ビット衝撃力表面はシャンク衝撃力表面と接触している。
[実施形態の詳細]
図1は、流体駆動掘削装置との接続のためのシャンク5、及び保持部材7を用いてシャンク5に関して軸方向の移動範囲が制限されたビット3を有し、凸部67及び凹部16を介して回転係合されるドリルビット集成体1を示す。凸部67及び凹部16は図1に示されていない。
図2、図3、及び図4は、ドリルビット集成体の一つの実施例を示す。ドリルビット集成体1は、シャンク5の駆動スプライン71を介して掘削装置を用いて回転され、上部シャンクの肩部69において掘削装置に保持される。掘削装置を作動させるために用いられる流体は、排出管25を介してドリルビット集成体1に入り、ビット3内の排出ポート35を介してドリルビット集成体1を出る。
衝撃エネルギーの衝撃力は掘削装置から伝達され、シャンク衝撃表面24を介して受容され、シャンク5を介して伝達され、その後、互いに接触するシャンク衝撃力表面47からビット衝撃力表面15へと移送される。衝撃力はその後、切削要素73(図1において示した)を介して、ビット3から掘削のための地層へと移送される。
ビット3は、凸部67a、67b、67c及び凹部16a、16b、16c(すべての3つの凹部は図13に示される)からなる相補的構造によって回転駆動される。シャンク5は、凸部67a、67b、67cが凹部16a、16b、16cと接触することをもたらしつつ回転し、それはビット3の回転をもたらす。凸部67a、67b、67cは、すべて、衝撃方向に対して垂直な凸部表面48を有する。この凸部表面48は、凹部16a、16b、16cの衝撃方向に対して垂直な凹部表面44と、軸方向においては、接触しない。これは、凸部67a、67b、及び67cと凹部16a、16b、及び16cとの間に隙間77を生じさせる。唯一、隙間77が図4に示されるが、すべての凸部と凹部に隙間が存在することが理解される。隙間77によって、掘削工程中に衝撃力が加わったとき、凸部67a、67b、67cから凹部16a、16b、16cに対して衝撃力は伝達されない。
ビット3は、シャンク5のシャンクスカート部分6のシャンク開口部57と係合する凹部16a、16b、16c及びセンタスタッド45を有する。ビットパッセージ39はビット3のセンタスタッド45内に位置し、掘削した地層穴からドリルビット集成体1の軸方向引き抜きをする間にのみ、保持部材7a及び7bと係合する。これは、ビットパッセージ39領域よりも小さい領域を有するシャンクパッセージ19a及び19bを有することによって達成される。保持部材7a及び7bは、シャンクパッセージ19a及び19bの領域より小さく、ビットパッセージ39領域より小さい末端(end)の断面領域を有する。
ビット3の凹部16a、16b、16cは、シャンク5の凸部67a、67b、67cと係合する。凹部16a、16b、16cのすべては、時計回りビット表面43及び反時計回りビット表面18を有する。凹部16a、16b、16cは凸部67a、67b、67cと係合し、時計回り掘削運転中には、シャンク表面13は摺動可能な状態で時計回りビット表面43と接触する。凸部67a、67b、67cは凹部16a、16b、16cと係合し、反時計回り掘削運転中には、反時計回りシャンク表面63は摺動可能な状態で反時計回りビット表面18と接触する。保持部材7a及び7bがドリルビット集成体1に差し込まれている間は、シャンク5の凸部67a、67b、67cは、ビット3の凹部16a、16b、16cと係合が外れることはなく、これは掘削運転又は引き抜き運転中に、回転力がシャンク5からビット3に伝達されることを可能とする。
保持部材7及びビットパッセージ39の形状が図4bに示されている。ビットパッセージ39の領域は、楕円形状であり、掘削運転中及び掘削した地層穴からビット3を引き抜く間に、回転力が保持部材を介して伝達されないことを保証する平坦面部分40を含む。ビットパッセージ39の形状は、或いは円でもよい。ビットパッセージ39の形状が円のとき、掘削中に回転力は保持部材7を介して伝達されない。しかし、円形のビットパッセージ39であれば、公差によって、ドリルビット集成体1が穴から引き抜かれる際に、少量の回転力が保持部材7にかかることもあり得る。
シャンク5は、流体がドリルビット集成体1へと流入することを可能とする排気通路23を有する排出管25を有する。シャンク5からの流体は中心穴(bore)52を抜け出て、センタスタッド中心穴53を通ってビット3へと入り、ビット3の内部排出ポート55を通ってビット3のセンタスタッド中心穴53を抜け出る。
シャンク5は、運転中における掘削装置の回転係合のための駆動スプライン71を含む。
ドリルビット集成体1の組み付けは、ビット3の平面部分40付のビットパッセージ39とシャンク5のシャンクパッセージ19a、19bとを整合させること、及びビット3の凹部16a、16b、16cとシャンク5の凸部67a、67b、67cとを整合させることから構成される。整合している間、ビット3のセンタスタッド45は、ビット3のビット衝撃力表面15及びシャンク5のシャンク衝撃力表面47と接触するまで、シャンク5のシャンク開口部57に向けて軸方向に位置決めされる。
保持部材7a及び7bの提供された溝26(図18、18a)へと、同じ寸法のオーリングの組9a及び9bを配置することにより、同じ寸法のオーリングの組9a及び9bが、保持部材7a及び7bに取り付けられる。保持部材7a及び7bの溝26に嵌め込まれた同じ寸法のオーリングの組9a及び9bは、保持部材7a及び7bへの衝撃エネルギー伝達量を減少させるために用いられる。衝撃エネルギーは、シャンク5から保持部材7a及び7bへと伝達される。ビットパッセージ39は、保持部材7a及び7bの領域よりも大きい領域を有しており、それ故、掘削中や衝撃エネルギーがシャンク5にかかったときに、保持部材7a及び7bはビットパッセージ39と接触しない。保持部材7a及び7bはビットパッセージ39と接触しないので、保持部材7a及び7bからビット3に対して衝撃エネルギーは全く伝達されない。パッセージの構造は逆転することも可能であることに注意されるべきである。ビットパッセージ領域は、シャンクパッセージ領域よりも小さいパッセージ領域を有していてもよいので、保持部材が挿入された際、掘削中や衝撃エネルギーがシャンクにかかったときであっても、保持部材はシャンクパッセージ領域と接触しない。
同じ寸法のオーリングの組9a及び9bはまた、シャンクパッセージ19a及び19bと保持部材7a及び7bの保持部材領域51(図18)とによって創られる環状空間(annulus)を介した気流を制限するシールを提供する。保持部材7a及び7bは共に保持部材溝17を有する。溝26に挿入された同じ寸法のオーリングの組を有する保持部材7a及び7bは、保持部材7a及び7bの保持部材溝17がロールピン挿入穴37と一列に並ぶまで、シャンク5のシャンクパッセージ19a及び19bに位置決めされる。保持部材7a及び7bはビット3のビットパッセージ39へと突き出ているべきである。ロールピン11a及び11bは、ロールピン11a及び11bが、ロールピン挿入穴37とシャンク5のロールピン引抜き穴21との間に創られたロールピン穴の肩部36で止まるまで、シャンク5のロールピン挿入穴37に挿入される。保持部材溝17を係合することによって保持部材7a及び7bを保持する、挿入されたロールピン11a及び11bを、図4のA−A線に沿って視た様子である図4aを参照されたい。通常の掘削工程中、保持部材7a及び7bとビットパッセージ39との間に接触はない。ひとたび、シャンク5に保持部材7a及び7bが挿入されると、ドリルビット集成体1は持ち上がり、掘削のために位置決めされる。ドリルビット集成体1が持ち上がっている間、ビットパッセージ39に挿入された保持部材7a及び7bはビット3の重量を担う。
ドリルビットアセンブリ1は、シャンク5のシャンク肩部69によって掘削装置に軸方向に保持され、シャンク5の駆動スプライン71に回転係合される。掘削装置からの軸方向の力は、ドリルビット集成体1を地層に対して下方向に押し込み、シャンク5のシャンク衝撃力表面47は、ビット3のビット衝撃力表面15に接触する。接触は、その他のどの場所であっても、軸方向にシャンク5とビット3との間で生じない。センタスタッドの隙間79が、シャンク5のシャンク開口表面49とビット3のセンタスタッド表面41との間に存在する。シャンク5の衝撃方向に垂直な凸表面48はビット3の衝撃方向に垂直な凹表面44と接触しない。隙間77は、通常の掘削運転中、シャンク5の衝撃方向に対して垂直な凸表面48とビット3の衝撃方向に対して垂直な凹表面44との間に設けられる。通常の掘削運転中の衝撃エネルギー伝達のためのシャンク5とビット3との間の接触は、シャンク5のシャンク衝撃力表面47とビット3のビット衝撃力表面15との間で生じる。
それら2つの部分の間に一様な外側表面を創るために、シャンク5のシャンク外側表面59は、ビット3のビット外側表面61と同じ大きさである。
掘削した地層穴からのドリルビット集成体1の引き抜きは、地層穴からドリルビット集成体1を引き抜くのに必要な軸方向の力で構成される。ドリルビット集成体1のビット3の重量及び地層穴内のビット3の牽引力は、ビット3のビットパッセージ表面54の保持部材7a及び7bを係合するのを助ける。掘削した地層穴からのドリルビット集成体1の引き抜きの間の回転トルクは、未だ、凸部67a、67b及び67cと凹部16a、16b及び16cとを介して伝達される。それらの突部と凹部は、時計回り回転の場合には、凸部67a、67b及び67cの時計回りシャンク表面13と凹部16a、16b及び16cのビット時計回り表面43とを介して係合し、反時計回り回転の場合には、凸部67a、67b及び67cの反時計回りシャンク表面63と凹部16a、16b及び16cの反時計回りビット表面18とを介して係合する。回転トルクのどの部分も保持部材7a及び7bを介して伝達されない。
ドリルビット集成体1の分解は、ロールピン挿入穴37の直径よりも幾分小さいロールピン引抜き穴21の大きさにおよそ等しい鍛練された鋼製パンチを利用することによって、ロールピン挿入穴37からロールピン11a及び11bを押し出す(drive)ことに始まる。ドリル加工及びネジ切り加工されたネジ穴31が、シャンクパッセージ19a及び19bから、保持部材7a及び7bの引抜きを助けるために、保持部材7a及び7bに存在する。ひとたび、ロールピン11a及び11bがロールピン挿入穴37から除去されると、ネジ切りされたロッド(rod)、又は、予め作成されたスライドハンマーの一部が、ネジ切りされたネジ穴31へとねじ入れられることにより、保持部材7a及び7bに装着される。ネジ切りされたロッド(rod)を装着することや、スライドハンマーを作動させることにより、シャンクパッセージ19a及び19bから、保持部材7a及び7bを引き抜くことができる。シャンク5のシャンクパッセージ19a及び19bから保持部材7a及び7bの両方が除去された後、ビット3のセンタスタッド45とシャンク5のシャンク開口57との係合を外すことで、シャンク5はビット3から持ち上げることが可能となる。
図5は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体101は、第1の実施例で示した1個のビット3とは異なり、3個のビット103a、103b及び103cを利用する。駆動凸部167a、167b、167c、保持部材107a、107b及び107cの構成はすでに述べたシステムと同様である。
図5aは、保持部材107aが付された個片としてのビット103aを有する部分におけるドリルビット集成体101について示す。
図6は、他の実施例について示す。ビット203を備えたドリルビット集成体201は、シャンク205からビット203への回転力を伝達するセンタスタッド241a、241b及び241cと駆動凸部267a、267b及び267cとを利用する。
図7は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体301は、ビット303aのセンタスタッド345とビット303bの外側輪381との間で、テーパ固定システムを利用して組み付けられた2つの個片としてのビット303a及び303bを有する。保持部材307と駆動凸部367a、367b、367c及び367dは、第1の実施例で示したものと実質的に同じように作用する。
図7aは、2つの個片としてのビット303a、303b、及び、保持部材307を有するドリルビット集成体301の断面図について示す。
図8は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体401は、3つの個片としてのビット403a、403b、及び403cを利用した、図7及び図7aにおいて示したテーパ固定システムの組み合わせを有する。
図9は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体501は、円柱状の駆動凸部567a、567b、及び567cに押しあてられるという利用を除いては、第1の実施例に示したものと同様の概念を有する。
図10は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体601は、保持部材607a及び607bを除いては、第1の実施例で述べたものと同様の駆動凸部システムを有する。第1の実施例の保持部材7a及び7bがセンタスタッド645を介して係合させるのに対して、保持部材607a及び607bは、センタスタッド645の外側直径上でビット603を係合させる。当該設計は、地層穴からのドリルビット集成体601の引き抜きの間、引き抜きの力を負担させる領域をより多く発生させる。
図10aは、保持部材607a及び607bを有するドリルビット集成体601の断面図について示す。
図11は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体701は、図2乃至図4の第1の実施例で示した保持部材7a及び7bのバリエーションを有する。図11は、両側から挿入でき、両側から引き抜くことができる1つのみの保持部材707について示す。当該保持部材707は、ビット703を介した気流の制限を最小限とすることを補助するために、中間部分783における直径が狭められている。
図12は、第1の実施例のドリルビット集成体1について示す。シャンク5の駆動凸部67a、67b、及び67cは、凸部損耗バンド68a及び68a’を有する。損耗バンド68aは、時計回りシャンク表面13上に位置している。損耗バンド68aは、反時計回りシャンク表面63上に位置している。
ビット3のセンタスタッド45は、センタスタッド損耗バンド46a及び46bを有する。
凸部損耗バンド68a及び68a’、並びに、センタスタッド損耗バンド46a及び46bは、無益な金属間接触を減少させることを助けることによって、製品寿命を改善する。
図13は、ビット3の第1の実施例について示す。凹部16a、16b、及び16cは、凹部損耗バンド20a、20a’、20c、及び20c’を有する。凹部損耗バンド20a、20b、及び20cは時計回りビット表面43上に位置している。凹部損耗バンド20a’、20b’、及び20c’は反時計回りビット表面18上に位置している。
図14は、その他の実施例の断面図について示す。ドリルビット集成体801は、保持部材807a及び807bを受容するビットパッセージ839a及び839bを有するビット803を有する。シャンク805は、保持部材807a及び807bを受容するシャンクパッセージ819a及び819bを有する。ビットパッセージ839a及び839bの円周領域は、シャンクパッセージ819a及び819bの円周領域より小さい。掘削中にシャンク805及びビット803が係合及び回転するとき、保持部材807a及び807bはビットパッセージ表面854と接触しない。また、図示しないが、保持部材807a及び807bは変更可能なので、掘削中にシャンクとビット803とが係合及び回転するとき、保持部材807a及び807bはシャンクパッセージ表面855とは接触しない。
図15は、損耗バンド4を有するシャンク5について示す。図15aは、損耗バンド4を有するシャンク5の分解組立図である。
図16は、保持部材7について示す。保持部材7は円柱で中空である。保持部材7は内側ネジ部85を有する。
図17は、他の実施例について示す。ドリルビット集成体901は、ビット903及びシャンク905を有する。本実施例は、駆動凸部967a、967b(図示せず)、及び967cがビット903上に位置し、凹部916a、916b、及び916cがシャンク905上に位置することを除いては、第1の実施例と同様である。
図19乃至23は、ビット集成体の第1の実施例の他の実施例について示す。このビット集成体980の実施例は、ビット集成体の第1の実施例のバリエーションについて示す。
ビット集成体980は、ビット983のスタッド982の先端に挿入されるシャンク981について示す。シャンク981はシャンクパッセージ984を有する。スタッド982は溝又はチャネル(channel)985を有している。シャンク981がビット983のスタッド982に被さって挿入されるとき、シャンク981はビット凹部987を係合させる凸部986を有する。シャンク981がビット983と係合されるとき、保持部材988はビット983のスタッド982の溝985へと挿入される。溝985は、保持部材988の厚さよりも大きい垂直幅を有する。
保持部材988がシャンクパッセージ984内へと挿入され、シャンク981がビット983上に静止(rest)しているとき、溝985の上部989は全く接触していない。これは、(i)溝985の垂直幅が保持部材988の厚さより大きいこと、及び(ii)シャンクパッセージ984と溝985の垂直配置が、保持部材988の上表面との間に隙間ができるよう設計されているためである。
この結果は、シャンクに対して下向きの衝撃軸方向力が存在するとき、その力はビットに伝達され、保持部材には何らの力もかからないということである。それは、掘削中に、下向きの衝撃の軸方向力を有する保持部材に対して、何らのせん断力がかからないということを意味する。
回転し、それによってシャンク981からビット983に対して回転力を伝達するとき、凹部987及び凸部986はシャンク981から伝達される回転力を担う。保持部材988が挿入される溝985は、ビット983に対するシャンク981の回転運動の間、保持部材にかかるどのようなせん断力も回避する。
シャンク981が、下方の穴からビットアセンブリ980を引き抜くために、垂直又は上方に持ち上げられるとき、頂部表面990は溝985の上部の表面989を係合させるであろう。このことは、下方の穴からシャンクが持ち上げられる際、ビット983がシャンク981と共に除去されることを可能とする。この点で、保持部材988の頂部表面990に対してせん断力が存在する。
ビット集成体980が下方の穴から持ち上げられるとき、保持部材988の頂部表面990に対してかかるせん断力を拡散させるために、保持部材988の頂部表面990は、弓形表面や円形表面というよりも平坦表面である。この平坦表面は頂部表面990とチャネル985の上部表面989との間の平面接触を可能とする。保持部材と接触する円形表面や弓形表面は保持部材に対するせん断力の適用点における線接触を提供し、保持部材の破損といった結果となることに影響するであろう。保持部材は破損するであろう。
バンド991は、保持部材988をパッセージ中に保持するために、シャンクパッセージ984に挿入される保持部材988を包囲する。
[他の実施例]
ドリルビット集成体の他の実施例が図24乃至26に示される。図24乃至26に示されるようにドリルビット集成体1002は、シャンク1004とビット1006とを有する。ビット1006はビットパッセージ1008を有する。ビット1006はビット開口部1010を有する。ビットパッセージ1008は、外側表面1012に始まり開口部1010のビット1006の内側表面1014に終わる。
シャンク1014はセンタスタッド1016を有する。このセンタスタッドはある面積を有しているので、ビット1006とシャンク1004とが組み付けられるとき、センタスタッドはビット1006のビット開口部1010に適合することができる。センタスタッド1016は溝(channel)の形状をしたシャンクパッセージ1018を有する。シャンク1004とビット1006とが組み付けられるとき、ビットパッセージ1008とシャンクパッセージ1018とは整合する。
保持部材1020がビットパッセージ1008の内部に配置され、溝(channel)の形状をしたシャンクパッセージ1018に向かって延びる。保持部材は着脱可能なので、保持部材1020が取り外されたとき、ビット1006とシャンク1004とは分離することが可能である。シャンク1004の相補的凸部1022は、ビット1006の相補的凹部1024と係合する。相補的凸部1022と相補的凹部1024との係合は、シャンク1004とビット1006とが共に回転することを許容し、それによって、相補的凸部1022と相補的凹部1024は、ビット集成体1002が回転している間はいつでも回転力を伝達する。
ビットパッセージ1008、溝(channel)の形状をしたシャンクパッセージ1018、保持部材1020、シャンク1004、及びビット1006は、掘削運転中に、下方への衝撃軸方向力がシャンク1004に加えられ、ビット1006に伝達されるときに、保持部材1020にせん断力が加わらないように、配置並びに結合される。ビット1006に対してシャンク1004を回転させるとき、保持部材1020に対してせん断力は適用されない。ビットに結合したシャンク1004を持ちあげるとき、保持部材1020にせん断力がかかる。これは、シャンク1004と共にビット1006を持ちあげるということは、シャンク1004が上方に持ち上げられとき、保持部材1020がビット1006を持ち上げるということだからである。
保持部材1020は断面長方形状の領域を有し、シャンクパッセージ1008は断面長方形状の領域を有する。保持部材1020は底部平坦表面1026を有する。この底部平坦表面1026は、引き抜き中の接触角度によって発生する半径方向の力を取り除くために設計された。バンド1028は、保持部材1020をビットパッセージ1008内に保持するために、外側表面1012において、ビット1006を包囲する。
ビット衝撃力表面1030が、シャンク1004からの軸方向衝撃エネルギーを受けるために、ビット1006上に形成される。ドリルビット1006は、ビット1006の相補的凹部1024上に図示しない損耗パッドを有していてもよい。シャンク1004は、衝撃力がビット衝撃力表面1030でビット1006へ加わるように、シャンク1004上に形成される、シャンク衝撃力表面1032を有する。
ドリルビット1006は、シャンク1004からの衝撃方向に対して垂直な表面1034を有する相補的凹部1024を有する。
シャンク1004は、シャンク1004とビット1006との間の衝撃方向に対して垂直な表面1036を有する、凸部1022を有する。垂直表面1036は、ドリルビット集成体1002の運転のいかなる段階においても、ドリルビット1006の表面1034と接触しない。
[他の実施例]
図27は、相補的凹部及び凸部が先の図面に示したものまったく逆になっていることを除いては、図25乃至図26に示した実施例と非常に類似している。図27の実施例におけるシャンク1038は、相補的凹部1040を示す。ビット1042は相補的凸部1044を有する。シャンク1038とビット1042とが組み付けられ、シャンク1038のスタッド1046がビット1042の開口部1048へと挿入されたとき、相補的凸部1044と相補的凹部1040は互いに係合する。シャンク1038の相補的凹部1040は、図示しない損耗パッド有していてもよい。シャンク1038は、センタスタッド1046に、図示しない、損耗パッドを有していてもよい。
シャンク1004をドリルビット1006と係合させる方法は、ビット1006に対してシャンク1004を回転させる際に、保持部材1020に力を発生させ、又は、発生させる(produce)回転ねじれ、又は、運動である回転せん断力が加わらないように設計される。シャンク1004を下方向の穴から引き上げ、シャンク1004と共にビット1006を引き上げるために、引き抜き力をシャンク1004に対して加えるとき、軸方向のせん断力が保持部材1020に対して加わる。掘削運転や下方の穴からのドリルの引き抜き運転のいかなる場合においても、回転力は保持部材1020を介して伝達されない。すべての回転力は凸部1022と相補的凹部1024とを介して負担される。ドリルビット1006の開口部1010は、図示しない損耗パッドを有していてもよい。
広い意味では、この技術は、主として空気圧式衝撃装置と共に使用される、地層穴掘削用の多分割衝撃ドリルビット集成体を含むものである。このドリルビット集成体は、簡単に取り外し可能であって、凹凸構造により回転駆動され、かつ保持部材により軸方向への移動が制限された、ビットを有している。
本出願により、以下の技術的概念が支持されている。
[技術的概念1]
ビットに対してシャンクを回転させる間、掘削中に前記シャンクに対して下方への軸方向衝撃力を加える間、及び前記ビットに結合された前記シャンクを上方へと持ち上げるために、前記シャンクに対して引き抜き力を加える間に、前記シャンクと前記ビットとの結合体の保持部材に、せん断力が選択的に加わり、又はせん断力が加わらないように、前記シャンクを前記ドリルビットに結合する方法であって、
a.シャンクパッセージを有するシャンクを提供し、
b.ビットパッセージを有するビットを提供し、
c.保持部材を提供し、
d.前記シャンクが凹部又は凸部を有し、前記ビットが相補的凸部又は凹部を有し、前記ビットと前記シャンクとが係合した際に、前記凸部と前記凹部とが係合するようにした相補的凹凸構造を提供し、
e.前記シャンクを前記ビットと係合させ、前記相補的凹凸構造を係合させ、及び
f.前記シャンクと前記ビットの互いに整合されたパッセージ内へと前記保持部材を挿入し、そうすることで、前記ビットパッセージ、前記シャンクパッセージ、前記保持部材、前記シャンク、及びビットは、
掘削中に、下方への軸方向の衝撃力が前記シャンクへと加えられて、前記ビットへと伝達されるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、
前記シャンクを前記ビットに対して回転させるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、及び
前記シャンクと結合された前記ビットを上方に持ち上げるときには、前記保持部材に対してせん断力が加わるように、配置並びに結合される、ことを特徴とする方法。
[技術的概念2]
前記保持部材が断面長方形の領域を有しており、前記シャンクパッセージが断面長方形の領域を有している、ことを特徴とする技術的概念1に記載の方法。
[技術的概念3]
前記保持部材が底部平坦表面を有する、ことを特徴とする技術的概念1に記載の方法。
[技術的概念4]
前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために前記ビットを包囲するバンドを提供することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
[技術的概念5]
前記シャンクパッセージが溝形状をなす、ことを特徴とする技術的概念1に記載の方法。
[技術的概念6]
下記の要素a.〜e.を包含するドリルビット集成体。
a.ビットパッセージを有するビットであって、前記ビットは開口部を有し、前記ビットパッセージは、前記ビットの外側表面に始まり、かつ前記ビットの開口部内の内側表面に終わり;
b.センタスタッドを有するシャンクであって、前記センタスタッドは、前記ビットと前記シャンクとが組み付けられたとき、前記センタスタッドが前記ビットの開口部内へと適合することができるように、ある領域を有し、前記センタスタッドは溝形状を有するシャンクパッセージを有し、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記ビットパッセージと前記シャンクパッセージとが整合する;
c.前記ビットパッセージ内の保持部材であって、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられるとき、シャンクパッセージ内へと延出し、前記保持部材は、前記保持部材が取り除かれたとき、前記ビットと前記シャンクとが分離できるように、取り外し可能とされている;
d.前記シャンクの相補的な凸部又は凹部;及び
e.前記シャンクの相補的な凸部又は凹部と係合する、前記ビットの相補的な凸部又は凹部であって、前記凸部と凹部との係合は、前記シャンクと前記ビットとが一緒に回転することを許容し、それにより、前記凸部と前記凹部とが回転力を伝える;
[技術的概念7]
前記保持部材を前記ビットパッセージ内に保持するために、前記ビットパッセージ内の保持部材を包囲するビットのバンドを含む、ことを特徴とする技術的概念6に記載のドリルビット集成体。
[技術的概念8]
ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ、下記の要素a.〜c.を包含するドリルビット。
a.前記シャンクのスタッドを受け入れる開口部を有するビットであって、前記ビットは保持部材を受け入れるビットパッセージを有する;
b.前記シャンクからの衝撃エネルギーを受容するために、前記ビットに形成されたビット衝撃力表面;及び
c.前記シャンクの相補的凸部又は凹部を受け入れる、前記ビットの相補的凹部又は凸部;
[技術的概念9]
前記ビットの相補的凹部又凸部が、衝撃方向に対して垂直な表面を有する、ことを特徴とする技術的概念8に記載のドリルビット。
[技術的概念10]
前記ビットの前記凹部が損耗パッドを有する、ことを特徴とする技術的概念8に記載のドリルビット。
[技術的概念11]
前記ビットの前記開口部が損耗バンドを有する、ことを特徴とする技術的概念8に記載のドリルビット。
[技術的概念12]
ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ、下記の要素a.〜d.を包含するシャンク。
a.シャンク;
b.前記シャンクに形成され、衝撃エネルギーを前記ビットに加える、シャンク衝撃力表面;
c.前記ドリルビットの開口部内へと挿入するために、シャンクから延出するセンタスタッドであって、前記センタスタッドは保持部材を受け入れるパッセージを有する;及び
d.前記シャンクにあって、前記ドリルビットの相補的凹部又は凸部を受け入れる、相補的凸部又は凹部;
[技術的概念13]
前記シャンクの相補的凹部又は凸部が、衝撃方向に対して垂直な表面を有する、ことを特徴とする技術的概念12に記載のシャンク。
[技術的概念14]
前記シャンクの相補的凹部又は凸部が、損耗パッドを有する、ことを特徴とする技術的概念12に記載のシャンク。
[技術的概念15]
前記センタスタッドが、損耗バンドを有する、ことを特徴とする技術的概念12に記載のシャンク。
請求の範囲において定義される発明の範囲から逸脱することなく、上記の構造及び方法に関して様々な変更が可能であろう。添付した図面において示されるような上記の説明に含まれるすべての事項は、例示として解釈されるべきであり、限定として解釈されてはならない。
ビットとシャンクとが係合され、完全に組み付けられたドリルビット集成体の等角投影図である。 ビットをシャンク中に保持する方法、及び運転中においてビットを回転駆動するための相補的凹凸構造を示すための案の垂直・分解組立・等角投影図である。 ビットをシャンク中に保持する方法、及び運転中においてビットを回転駆動するための相補的凹凸構造を示す側面・分解組立・等角投影図である。 保持部材の拡大図と共に示されたドリルビット集成体の断面図である。 シャンクとビットとを通して保持部材の図4のA−A線に沿った断面図である。 シャンクとビットとを通して保持部材の図4のB−B線に沿った断面図である。 シャンクに取り付けられた多片ビットの分解組立・等角投影図である。 シャンクに取り付けられた多片ビットの断面図である。 回転駆動させ、ビットを保持するための3つのスタッドを有する単一のビットの分解組立・等角投影図である。 テーパ固定外側リング案(単一ビット)の分解組立・等角投影図である。 テーパ固定外側リング案(単一ビット)の断面図である。 多分割テーパ固定作動ビットの分解組立・等角投影図である。 シャンクに押し込まれる凸部の分解組立・等角投影図である。 ビットのセンタスタッドの外側表面を係合する2つの保持部材を有するドリルビット集成体の分解組立・等角投影図である。 ビットのセンタスタッドの外側表面に係合する2つの保持部材を有するドリルビット集成体の断面図である。 ドリルビット集成体がビットとシャンクパセージの両方を貫くただ1つの保持部材を採用するドリルビット集成体の断面図である。 シャンクに損耗バンドを設けたドリルビット集成体の分解組立・等角投影図である。 凹部の拡大図を含む、ビットに損耗バンドを設けたドリルビット集成体の等角投影図である。 保持部材の拡大図をともに示される、シャンクパッセージ領域より小さいビットパッセージ領域を有するドリルビット集成体の断面図である。 損耗バンドを有するシャンクの等角投影図である。 損耗バンドを有するシャンクの分解組立・等角投影図である。 ネジ切りされた保持部材の等角投影図である。 シャンクに凹部、ビットに凸部を有するドリルビット集成体の分解組立・等角投影図である。 保持部材の他の案について示したものである。 保持部材の等角投影図である。 ビット集成体の他の実施例の分解組立・等角投影図である。 保持部材の他の実施例の等角投影図である。 図20において示される保持部材の等角投影図である。 バンドの等角投影図である。 ビット集成体の他の実施例の断面立面図である。 図22において示されるビット集成体のA−A線に沿った断面図である。 ビット集成体の他の実施例の分解組立等角投影図である。 他の角度からの見方を示す図24において示される実施例の分解組立等角投影図である。 図24及び図25に示される実施例の断面立面図である。 図26に示される実施例のA部拡大部分図である。 ビット集成体の他の実施例の分解組立等角投影図である。

Claims (15)

  1. ビットに対してシャンクを回転させる間、掘削中に前記シャンクに対して下方への軸方向衝撃力を加える間、及び前記ビットに結合された前記シャンクを上方へと持ち上げるために、前記シャンクに対して引き抜き力を加える間に、前記シャンクと前記ビットとの結合体の保持部材に、せん断力が選択的に加わり、又はせん断力が加わらないように、前記シャンクを前記ドリルビットに結合する方法であって、
    a.シャンクパッセージを有するシャンクを提供し、
    b.ビットパッセージを有するビットを提供し、
    c.保持部材を提供し、
    d.前記シャンクが凹部又は凸部を有し、前記ビットが相補的凸部又は凹部を有し、前記ビットと前記シャンクとが係合した際に、前記凸部と前記凹部とが係合するようにした相補的凹凸構造を提供し、
    e.前記シャンクを前記ビットと係合させ、前記相補的凹凸構造を係合させ、及び
    f.前記シャンクと前記ビットの互いに整合されたパッセージ内へと前記保持部材を挿入し、そうすることで、前記ビットパッセージ、前記シャンクパッセージ、前記保持部材、前記シャンク、及びビットは、
    掘削中に、下方への軸方向の衝撃力が前記シャンクへと加えられて、前記ビットへと伝達されるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、
    前記シャンクを前記ビットに対して回転させるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、及び
    前記シャンクと結合された前記ビットを上方に持ち上げるときには、前記保持部材に対してせん断力が加わるように、配置並びに結合される、ことを特徴とする方法。
  2. 前記保持部材が断面長方形の領域を有しており、前記シャンクパッセージが断面長方形の領域を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記保持部材が底部平坦表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために前記ビットを包囲するバンドを提供することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記シャンクパッセージが溝形状をなす、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 下記の要素a.〜e.を包含するドリルビット集成体。
    a.ビットパッセージを有するビットであって、前記ビットは開口部を有し、前記ビットパッセージは、前記ビットの外側表面に始まり、かつ前記ビットの開口部内の内側表面に終わり;
    b.センタスタッドを有するシャンクであって、前記センタスタッドは、前記ビットと前記シャンクとが組み付けられたとき、前記センタスタッドが前記ビットの開口部内へと適合することができるように、ある領域を有し、前記センタスタッドは溝形状を有するシャンクパッセージを有し、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記ビットパッセージと前記シャンクパッセージとが整合する;
    c.前記ビットパッセージ内の保持部材であって、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられるとき、シャンクパッセージ内へと延出し、前記保持部材は、前記保持部材が取り除かれたとき、前記ビットと前記シャンクとが分離できるように、取り外し可能とされている;
    d.前記シャンクの相補的な凸部又は凹部;及び
    e.前記シャンクの相補的な凸部又は凹部と係合する、前記ビットの相補的な凸部又は凹部であって、前記凸部と凹部との係合は、前記シャンクと前記ビットとが一緒に回転することを許容し、それにより、前記凸部と前記凹部とが回転力を伝える;
  7. 前記保持部材を前記ビットパッセージ内に保持するために、前記ビットパッセージ内の保持部材を包囲するビットのバンドを含む、ことを特徴とする請求項6に記載のドリルビット集成体。
  8. ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ、下記の要素a.〜c.を包含するドリルビット。
    a.前記シャンクのスタッドを受け入れる開口部を有するビットであって、前記ビットは保持部材を受け入れるビットパッセージを有する;
    b.前記シャンクからの衝撃エネルギーを受容するために、前記ビットに形成されたビット衝撃力表面;及び
    c.前記シャンクの相補的凸部又は凹部を受け入れる、前記ビットの相補的凹部又は凸部;
  9. 前記ビットの相補的凹部又凸部が、衝撃方向に対して垂直な表面を有する、ことを特徴とする請求項8に記載のドリルビット。
  10. 前記ビットの前記凹部が損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項8に記載のドリルビット。
  11. 前記ビットの前記開口部が損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項8に記載のドリルビット。
  12. ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ、下記の要素a.〜d.を包含するシャンク。
    a.シャンク;
    b.前記シャンクに形成され、衝撃エネルギーを前記ビットに加える、シャンク衝撃力表面;
    c.前記ドリルビットの開口部内へと挿入するために、シャンクから延出するセンタスタッドであって、前記センタスタッドは保持部材を受け入れるパッセージを有する;及び
    d.前記シャンクにあって、前記ドリルビットの相補的凹部又は凸部を受け入れる、相補的凸部又は凹部;
  13. 前記シャンクの相補的凹部又は凸部が、衝撃方向に対して垂直な表面を有する、ことを特徴とする請求項12に記載のシャンク。
  14. 前記シャンクの相補的凹部又は凸部が、損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項12に記載のシャンク。
  15. 前記センタスタッドが、損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項12に記載のシャンク。
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