JP2009539631A - 多分割衝撃ドリルビット集成体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 保持部材によって軸方向にその運動が制限され、凹凸構造によって回転駆動される容易に取り外し可能なビットマットからなるドリルビット集成体。
【選択図】 図2
Description
本出願は、2005年6月10日に出願された米国仮出願(出願番号60/689,376)の利益を主張するものである。
使用現場における激烈な環境条件のために、どのようなドリルビット集成体のビットヘッドも、一般に、シャンクよりも早く損耗することが知られている。シャンクは未だ作動可能であるのに、丸ごと捨てられてしまうドリルビット集成体もある。これは、ドリルビット集成体のビットヘッドの損耗が余りにも激しいと、ビットヘッドを正常な状態にまで再生することができないという事実による。
本発明の主な目的は、ドリルビット集成体のシャンクを捨てる必要なく(滅多に取り替えや目立てをする必要なく)、空気圧式衝撃ダウンホールハンマー(down-hole-hammer)のドリルビット集成体のビットヘッドを容易に取り替え可能とすることによって、大径の地層穴(earth formation holes)を掘削するための全費用を削減するための新たな方法及び製品を提供することにある。
「ドリルビット」:
a.様々な方法を介して衝撃伝達装置に係合され、それにより、衝撃伝達装置によって回転され、かつ衝撃伝達装置に関してその軸方向の移動範囲(travel)が制限されるように保持される、取り替え可能な衝撃受容(receiving)アタッチメント。このドリルビットは、破砕、切断、掘削のために、エネルギーを衝撃伝達装置から岩層へと移送するために用いられる。
b.衝撃エネルギー又は打撃エネルギーを、掘削したい地層へと移送するために用いられる衝撃受容機構装置。
組み付けられると、岩層を掘削する衝撃伝達装置と連結して用いられる、同様な取り替え可能な衝撃受容(receiving)アタッチメントとなる複数の構成要素。この該集成体は、通常、装置係合部分と岩層係合部分(作業部分)とに分離される。従って、これらの部分のそれぞれを、独自のインターバルで、取り替えることができる。
a.衝撃発生装置に対して係合するか、又は衝撃発生装置に対する連結部品となる、ドリルビット又はドリルビット集成体の一部。
b.ドリルビット又はドリルビット集成体の装置衝撃受容(receiving)部分。
掘削のための岩層と係合するビット又はビット集成体の衝撃エネルギー伝達部分。ビットヘッドは多くの形状及び構造に設計できる。それはより固く、より耐摩耗性を有する物質からなる岩層の切削要素又は破砕要素を通常含んでいる。
ドリルビットのシャンク部分とドリルビットの作業部分とを別々の物体に分離するためには、それらの個片を結合又はつなぎ合わせる(co-join)ための方法を開発しなければならない。結合するとは、この事例では、機械的な部品によって、制限された相対的に独立した移動距離(travel)を確保した上で、両者を一体化又は連結することを意味している。
機械的な設計を通して、衝撃発生装置と連通したドリルビット集成体の運転中に発生する力を分離させることができる。そのような力の一つは、地層の掘削を援助する運転中に回転することが必要となるビット集成体装置の性質による捩り又は回転力である。
何かが通過(pass)するであろう通過路(path)、溝(channel)、溝(groove)、穴(hole)、細長い穴(slot)又は管(duct)。本設計におけるそのようなパッセージの一つは、保持部材をガイドするために用いられる開口部(opening)に代表される。
シャンク部分及びビットヘッド部分の両方におけるパッセージの断面領域及び断面形状。それは、穴の直径や、溝(channel)又は溝(groove)の幅であってもよい。
ビットとシャンクとを結合する構成要素。ドリルビット集成体のシャンク部分に関して、一体に連結されたビットヘッドの軸方向移動距離を制限するビットヘッドパッセージ内、及びシャンクパッセージ内に含まれる構成要素。それは円形の断面領域を有してもよい。それは線状接触表面のみを提供する円形断面領域とは逆に、平面状接触表面を提供する長方形断面領域を有していてもよい。
保持部材の断面領域及び断面形状を表したもの。保持部材が円形ならば、保持部材の直径となる。保持部材は長方形のパラメータであってもよい。
互いに関連するシステム又は適合(matching)する構成要素。それは回転力のような特定の力を伝達する総体システムであってもよい。
相補的な受容器(receptacle)と係合するために、通常の作動表面を超えて及ぶ凸部(protrusion)、凸部(projection)、又はつまみ(stem)。
ビット集成体における回転力の伝達を容易にする、凸部(lug)又はつまみ(stem)を受容する凹部(impression)又は凹所(recess)。
凸部と凹部とが結合したシステム。
凸部が摺動自在に凹部内へと一致(mate)したとき。凸部のすべての表面は、凹部のすべての表面と接触する必要はない。
衝撃発生装置を介して回転力がシャンクにかかったとき、及びビットヘッドと岩層との間の摩擦力によって引き抜き又は回転抵抗がビットヘッドの外側部分へ発生したとき、衝撃方向に対して平行な突部表面は、衝撃方向に対して平行な凹部表面と係合し、そのシステムは回転係合する。
運転のために互いに結合する位置へとシャンクとビットとを移動させること。例は、ビットヘッドのスタッド部をシャンクの空洞部へと摺動させることを含む。
運転のために互いに結合する位置へと凸部と凹部とを移動させること。
保持部材を、シャンクパッセージ領域を通じてビットパッセージ領域に自由に通過させることができること、又はその逆も同様。この例としては、相補的凸部及び凹部構造が係合するとき、シャンクの穴がビットの穴と一致するので、保持部材は両方の穴を通って挿入され、ビットとシャンクとを結合することができる。
衝撃発生装置を介して回転力がシャンク部分にかかったとき、及びビットヘッドと岩層との間の摩擦力によって引き抜き抵抗又は回転抵抗がビットヘッドの外側部分へ発生したとき、保持部材は内側表面に接触しない。
ビットヘッドパッセージの形状の創出を援助する任意の面であって、移動距離が制限されていなければ保持部材が接触することができる面。
シャンクを軸周りに動かすこと、及びシャンクはビットに順に結合するので、軸周りにビットを動かすこと。例としては、地層穴における回転引き抜き力、及びビットヘッド面(岩層を係合させるビットヘッドの機構(feature))と岩層との間で発生した引き抜き力によってビットが支配されたとき、シャンク部分は回転し、凸部表面と凹部表面とを接触させる。
衝撃発生装置におけるビット集成体の衝撃運転中、又は回転運転中の凹部構造と係合しない凸部表面。この例としては、凸部先端の水平表面である。
衝撃発生装置におけるビット集成体の衝撃運転中、又は、回転運転中のいかなる凸部表面とも係合しない凹部構造表面。この例としては、凹部の底部における水平表面である。
シャンク部分の中心軸に対して垂直に創造される平面として定義される。例としては、水平面であってもよい。
その用途に望ましい品質をもつ物質から作られる荷重を負担する取り替え可能な一片(piece)。それは輪(ring)であってもよい。
衝撃方向に対して垂直なビットヘッドと接触するシャンク部分表面。その表面は、運転中において、シャンク部分からビットヘッドへのエネルギー伝達平面である。
衝撃方向に対して垂直なシャンク部分と接触するビットヘッド表面。その表面は、運転中において、シャンク部分からビットヘッドへのエネルギー伝達平面である。
シャンクの一部を係合するために用いられるビットヘッドの機構(feature)。
その用途に望ましい品質をもつ物質から作られる荷重を負担する交換可能な一片(piece)。それは輪(ring)であってもよい。
ビットヘッドスタブ(stub)と同様な幾何学的な形状をしたものを結合するためのビットヘッドを受容するシャンク部分における設計機構(feature)。
一の部材から他の部材への衝撃エネルギー伝達を減少又は除去するもの。
掘削力は、地層穴中におけるビット集成体を回転させるために必要な回転力から構成されるので、ビットは、掘削が必要な岩層の初期部分に対して衝撃エネルギーを切断するか、又は、伝達する。他に必要となる力は衝撃力であり、それはビット集成体が結合される工具によって発生する。衝撃力は岩層を破砕するために必要である。運転に必要な他の力は、引き抜き力である。引き抜き力は、掘削工具及びビット集成体を、地層穴から除去するために必要な軸方向の力である。これらの力を分離し、集成体の特定の構成要素に加えること。これは、特定の構成要素をして、特定の独立した(separated)力に対して正確に設計された通りに作動させることを可能とする。
引き抜き力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、シャンクパッセージである。
捩り力又は回転力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、凹凸構造である。
シャンク部分からビットヘッド部分へと衝撃エネルギーを伝達するために、衝撃力がかかるビット集成体のシャンク部分の機構。例としては、シャンク衝撃力表面である。
各部材又は機構は互いに独立なので、特定の力だけが特定の部材にかかる。部材は単一個片(piece)の一部であるが、互いに分離可能である。例えば、シャンクパッセージ、シャンク凸部、シャンク衝撃力部材はすべてシャンクの一部ではあるが、すべて別個の部材である。
引き抜き荷重がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、ビットパッセージである。
捩り又は回転力がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、凸部又は凹部である。
衝撃力がかかるビット集成体のビットヘッドの機構。例としては、ビット衝撃力表面である。
シャンク部分は、衝撃発生装置と係合するための部分と、組付けのためにビットヘッドスタブを受容する部分とからなる。シャンク部分が衝撃発生装置へと行き過ぎてしまうことを防止するため、シャンクの係合部分の直径より大きな直径が用いられる。直径の違いによって作り出された肩部からシステムと係合する突部又は凹部に向かう部分がスカート部分として定義される。スカート部分はビットヘッドのスタブのための受容開口部を有していてもよい。
シャンク部のシャンクスカート部における軸方向中心線から半径方向の最も外側の表面。
ビットスタブがシャンク部分と係合した領域において、内側表面が存在する。外側のシャンクスカート部分から半径方向内方において最も内側の表面。
ビット部分パッセージ及びシャンク部分パッセージと類似しているが、しかし、より小さい幾何学的形状を有する保持部材が、シャンクスカートのシャンク部分に挿入され、ビットパッセージに入るまで延びていてもよい。保持部材は、シャンクパッセージに残存するほどに十分に長く、ビットパッセージ内にまで延びている。
ビットの受容部分は、シャンク部分がビットヘッド部分と係合する領域である。それは、凹凸構造が存在する領域である。
凹凸構造が係合し、回転力がドリルビット集成体のシャンク部分にかかるとき、凹凸構造は、シャンク部分とビットヘッド部分との間において、回転力を伝達する。
保持部材に半径方向に形成された溝は、衝撃運転中において保持部材へ移送される衝撃力の量を最小限にするのを助けるために用いられるオーリングを保持するために用いられる。
保持部材は一般に強固なものと考えられるが、しかし、掘削した地層穴からのビット集成体の引き抜きの間、異常な非一様軸荷重を吸収するのを助けるために可撓性のものと考えることもできる。
凹凸構造の間の公差及び設計クリアランスのため、相対的回転運動がビットヘッドとシャンクとの間で生じる可能性がある。ビットに対してシャンクを回転させようと試みることは、衝撃方向に対して平行な凸部及び凹部表面を係合させるであろう。
地層掘削穴からビット集成体を取り除くのに必要な軸方向の力。引き抜き力はビットヘッドの外側表面と掘削穴との間で作用(react)する牽引力と合成された垂直力であり得るし、又は、ビットヘッドの外側表面と掘削穴との間で発生した純粋な牽引力たる水平な軸方向の力でもあり得る。
係合は保持部材を介してなされ、それはビットヘッドをシャンクに対して軸方向に結合する。軸引き抜き力をシャンクに対して及ぼすことによって、保持部材はシャンクと接触する。引き抜き力はその後保持部材を介してビットヘッドへと伝達され、ビットヘッドは掘削穴から引き抜かれる。
掘削運転中、回転力が衝撃発生装置を介してシャンクにかかる。そのような回転力は、捩り荷重部材と考えられる凹凸構造を介して伝達される。シャンク捩り荷重部材の例は凸部であり、ビット捩り荷重部材の例は凹部であろう。
シャンクからビットへと衝撃エネルギーを伝達するシャンクとビットとの間の接触をなす表面。ビットとシャンクを押しつける(push)ことによって、軸方向運動後に接触する表面は、ビットとシャンクの部材への衝撃を代表する表面である。
衝撃発生装置が運転されると、それはビット集成体によって捉えられる衝撃を発生する(主に、シャンクが始めに、そして次にエネルギーがビットに対して伝達される)。ハンマーとノミと同様に想像することができる。ノミはハンマーによって衝撃を受けている。
ドリルビット集成体が地面下方向に向かって回転し、地面を掘削しているとき。例としては、ビットとシャンクが回転係合しているとき、ビット衝撃力表面はシャンク衝撃力表面と接触している。
[実施形態の詳細]
Claims (65)
- 掘削中、ビットに対してシャンクを回転させる間に、シャンクとビットとの結合体の各部分に、捩り力が選択的に加わり、又は捩り力が加わらないように、シャンクをドリルビットに結合する方法であって、
a.シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクを提供し、
b.ビットパッセージ領域を有するビットパッセージを有するビットを提供し、
c.前記シャンクパッセージ領域及び前記ビットパッセージ領域よりも小さい保持部材領域を有する保持部材を提供し、
d.前記シャンクが凹部又は凸部を有し、前記ビットが相補的凸部又は凹部を有し、前記ビットと前記シャンクとが係合した際に、前記凸部と前記凹部とが係合するようにした相補的凹凸構造を提供し、
e.前記シャンクを前記ビットに係合させ、かつ前記相補的凹凸構造を係合させ、前記相補的凹凸構造が係合したときには、前記シャンクパッセージ領域と前記ビットパッセージ領域とが整合し、及び
f.前記シャンクと前記ビットとの整合されたパッセージへと保持部材を挿入し、
それにより、互いに係合しながら、前記シャンクが前記ビットに対して回転するとき、前記凹凸構造がすべての捩り力を受容し、保持部材には捩り力がかからない、ことを特徴とする方法。 - 加わる力をドリルビット集成体の別々の部分に分離(separate)するドリルビット集成体を作り出すために、シャンクをドリルビットに結合する方法であって、
a.全て、互いに独立な部材であり、かつ前記シャンクの一部であるところの、シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材、シャンク捩り荷重部材、及びシャンク衝撃力部材を提供し、
b.全て、互いに独立な部材であり、かつ、前記ビットの一部であるところの、ビット引き抜き荷重アタッチメント部材、ビット捩り荷重部材、及びビット衝撃力部材を提供し、
c.前記シャンクを前記ビットに係合させ、
d.前記ビット集成体が引き抜かれているとき、引き抜き力は前記引き抜き荷重アタッチメント部材にかかり、前記捩り荷重部材や前記衝撃力部材にはかからないように、前記シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材を前記ビット引き抜き荷重アタッチメント部材と係合させ、
e.前記ビット集成体が回転しているときに、回転力が前記捩り荷重部材にかかり、前記引き抜き荷重アタッチメント部材や前記衝撃力部材にはかからないように、前記シャンク捩り荷重部材とビット捩り荷重部材とを係合させ、
f.前記ビット集成体が衝撃を与えられているとき、前記衝撃力が前記衝撃力部材にかかり、前記引き抜き荷重アタッチメント部材や捩り荷重部材にはかからないように、前記シャンク衝撃力部材を前記ビット衝撃力部材と係合させる、ことを特徴とする方法。 - 掘削中、ビットに対してシャンクを回転させる間に、シャンクとビットとの結合体の各部分に、捩り力が選択的に加わり、又は捩り力が加わらないように、シャンクをドリルビットに結合する方法であって、
a.シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクを提供し、
b.ビットパッセージ領域を有するビットパッセージを有するビットを提供し、
c.前記シャンクパッセージ領域及び前記ビットパッセージ領域よりも小さい保持部材領域を有する保持部材を提供し、
d.前記シャンクが凹部又は凸部を有し、前記ビットが相補的凸部又は凹部を有し、前記ビットと前記シャンクとが係合した際に、前記凸部と前記凹部とが係合するようにした相補的凹凸構造を提供し、
e.前記シャンクを前記ビットに係合させ、かつ前記相補的凹凸構造を係合させ、前記相補的凹凸構造が係合したときには、前記シャンクパッセージ領域と前記ビットパッセージ領域とが整合し、
f.前記シャンクと前記ビットとの整合されたパッセージへと前記保持部材を挿入し、及び
g.係合中、前記シャンクを前記ビットに対して相対的に回転させ、
それにより、掘削中、前記凹凸構造が、加わる捩り力の全てを受容し、前記保持部材には捩り力は加わらない、ことを特徴とする方法。 - 前記相補的凹凸部構造は、衝撃方向に対して垂直な凸部表面と、衝撃方向に対して垂直な凹部表面とを有しており、前記凸部表面は前記凹部表面と接触しない、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記相補的凹凸構造における前記凹部が、損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記相補的凹凸構造における前記凸部が、損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記シャンクはシャンク衝撃力表面を有し、前記ビットはビット衝撃力表面を有しており、前記ビットと前記シャンクとが掘削中に係合している間、前記シャンク衝撃力表面は前記ビット衝撃力表面と接触する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ビットがセンタスタッドを有しており、前記センタスタッドは損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記シャンクが開口部を有しており、前記シャンク開口部は損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材が中空である、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材が円柱で中空であり、かつ内部にネジが切られている、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材が可撓性を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材が、衝撃エネルギー遮断器を支持するための溝を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ビットパッセージ領域が、前記シャンクパッセージ領域よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記シャンクパッセージ領域が、前記ビットパッセージ領域よりも小さい、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 掘削中に前記シャンクが前記ビットと係合している間、前記保持部材は、前記ビットパッセージの内側表面と接触しない、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 掘削中に前記シャンクが前記ビットと係合している間、前記保持部材は、前記シャンクパッセージの内側表面と接触しない、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために前記シャンクを包囲するバンドを提供することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記保持部材が頂部平坦表面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 加わる力をドリルビット集成体の別々の部分に分離するドリルビット集成体を作り出すために、シャンクをドリルビットに結合する方法であって、
a.全て、互いに独立な部材であり、かつ前記シャンクの一部であるところの、シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材、シャンク捩り荷重部材、及びシャンク衝撃力部材を提供し、
b.全て、互いに独立な部材であり、かつ、前記ビットの一部であるところの、ビット引き抜き荷重アタッチメント部材、ビット捩り荷重部材、及びビット衝撃力部材を提供し、
c.前記シャンクを前記ビットに係合させ、
d.前記ビット集成体が引き抜かれているとき、引き抜き力は前記引き抜き荷重アタッチメント部材にかかり、前記捩り荷重部材や前記衝撃力部材にはかからないように、前記シャンク引き抜き荷重アタッチメント部材を前記ビット引き抜き荷重アタッチメント部材と係合させ、
e.前記ビット集成体が掘削中で回転しているときに、回転力が前記捩り荷重部材にかかり、前記引き抜き荷重アタッチメント部材や前記衝撃力部材にはかからないように、前記シャンク捩り荷重部材とビット捩り荷重部材とを係合させ、
f.前記ビット集成体が衝撃を与えられているとき、前記衝撃力が前記衝撃力部材にかかり、前記引き抜き荷重アタッチメント部材や捩り荷重部材にはかからないように、前記シャンク衝撃力部材をビット衝撃力部材と係合させる、ことを特徴とする方法。 - 下記の要素a.〜e.を包含するドリルビット集成体。
a.シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクであって、前記シャンクパッセージはスカート部分内にあり、前記シャンクスカート部分は開口部を有し、前記シャンクパッセージは、前記シャンクスカート部分の外側表面に始まり、かつ前記シャンク開口部のシャンクスカート部分の内側表面に終わる;
b.センタスタッドを有するビットであって、前記センタスタッドは、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記センタスタッドが前記シャンクスカート部分の開口部に適合することができるように、ある領域を有しており、前記センタスタッドは、ビットパッセージ領域を有するビットパッセージを有し、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記ビットパッセージと前記シャンクパッセージとが整合する;
c.前記シャンクパッセージ領域及び前記ビットパッセージ領域よりも小さい保持部材領域を有する保持部材であって、前記保持部材は、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられるとき、前記シャンクパッセージへと挿入されてビットパッセージへと延出され、また、前記保持部材は、前記保持部材が除去されるとき、前記ビットと前記シャンクとが分離できるように、取り外し可能とされている;
d.前記シャンクの底部の凸部;及び
e.前記凸部と係合するところの、前記ビットの前記受容部の凹部であって、前記凸部と前記凹部との係合は、前記シャンクと前記ビットとが一緒に回転することを許容し、それにより前記凸部と前記凹部とが回転力を伝達する; - 前記ビットパッセージ領域が前記シャンクパッセージ領域よりも小さい、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記シャンクパッセージ領域が前記ビットパッセージ領域よりも小さい、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記凸部が衝撃方向に対して垂直な凸部表面を有しており、前記凹部が衝撃方向に対して垂直な凹部表面を有しており、前記凸部表面は前記凹部表面と接触しない、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記凹部が損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記凸部が損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記シャンクがシャンク衝撃力表面を有しており、前記ビットがビット衝撃力表面を有しており、前記ビットと前記シャンクとが掘削中に係合するとき、前記シャンク衝撃力表面は前記ビット衝撃力表面と接触する、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記センタスタッドが損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記開口部が損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が中空である、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が円柱で中空であり、かつ内部にネジが切られている、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が可撓性である、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が衝撃エネルギー遮断器を支持するための溝を含む、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が、前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために、前記保持部材がシャンクパッセージ内へと挿入されるときに、前記シャンクを包囲するバンドを含む、ことを特徴とする請求項21に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が頂部平坦表面を有する、ことを特徴とする請求項34に記載のドリルビット集成体。
- 下記の要素a.〜e.を包含するドリルビット集成体。
a.シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクであって、前記シャンクパッセージはスカート部分内にあり、前記シャンクスカート部分は開口部を有し、前記シャンクパッセージは、前記シャンクスカート部分の外側表面に始まり、かつ前記シャンク開口部のシャンクスカート部分の内側表面に終わる;
b.センタスタッドを有するビットであって、前記センタスタッドは、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記センタスタッドが前記シャンクスカート部分の開口部に適合することができるように、ある領域を有しており、前記センタスタッドはビットパッセージを有し、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記ビットパッセージと前記シャンクパッセージとが整合する;
c.前記シャンクパッセージ領域及び前記ビットパッセージ領域よりも小さい保持部材領域を有する保持部材であって、前記保持部材は、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられるとき、前記シャンクパッセージへと挿入されてビットパッセージへと延出され、また、前記保持部材は、前記保持部材が除去されるとき、前記ビットと前記シャンクとが分離できるように、取り外し可能とされている;
d.シャンクの底部の凹部、及び
e.前記凹部と係合するところの、前記ビットの前記受容部の凸部であって、前記凸部と前記凹部との係合は、前記シャンクと前記ビットとが一緒に回転することを許容し、それにより前記凸部と前記凹部とが回転力を伝達する; - 前記ビットパッセージ領域が、前記シャンクパッセージ領域よりも小さい、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記シャンクパッセージ領域が、前記ビットパッセージ領域よりも小さいことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記凸部が衝撃方向に対して垂直な凸部表面を有しており、前記凹部が衝撃方向に対して垂直な凹部表面を有しており、前記凸部表面は前記凹部表面と接触しない、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記凹部が損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記凸部が損耗パッドを有している、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記シャンクがシャンク衝撃力表面を有しており、前記ビットがビット衝撃力表面を有しており、前記ビットと前記シャンクとが掘削中に係合するとき、前記シャンク衝撃力表面は前記ビット衝撃力表面と接触する、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記センタスタッドが損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記開口部が損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が中空である、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が円柱で中空であり、かつ内部にネジが切られている、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が可撓性を有する、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が衝撃エネルギー遮断器を支持するための溝を含む、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が、前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために、前記保持部材がシャンクパッセージ内へと挿入されるときに、前記シャンクを包囲するバンドを含む、ことを特徴とする請求項36に記載のドリルビット集成体。
- 前記保持部材が頂部平坦表面を有する、ことを特徴とする請求項49に記載のドリルビット集成体。
- ビットに対してシャンクを回転させる間、掘削中に前記シャンクに対して下方への軸方向衝撃力を加える間、及び前記ビットに結合された前記シャンクを上方へと持ち上げるために、前記シャンクに対して引き抜き力を加える間に、前記シャンクと前記ビットとの結合体の保持部材に、せん断力が選択的に加わり、又はせん断力が加わらないように、前記シャンクを前記ドリルビットに結合する方法であって、
a.シャンクパッセージを有するシャンクを提供し、
b.ビットパッセージを有するビットを提供し、
c.保持部材を提供し、
d.前記シャンクが凹部又は凸部を有し、前記ビットが相補的凸部又は凹部を有し、前記ビットと前記シャンクとが係合した際に、前記凸部と前記凹部とが係合するようにした相補的凹凸構造を提供し、
e.前記シャンクを前記ビットと係合させ、前記相補的凹凸構造を係合させ、及び
f.前記シャンクと前記ビットの互いに整合されたパッセージ内へと前記保持部材を挿入し、そうすることで、前記ビットパッセージ、前記シャンクパッセージ、前記保持部材、前記シャンク、及びビットは、
掘削中に、下方への衝撃軸力が前記シャンクへと加えられて、前記ビットへと伝達されるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、
前記シャンクを前記ビットに対して回転させるときには、前記保持部材に対してはせん断力が加わらないように、及び
前記シャンクと結合された前記ビットを上方に持ち上げるときには、前記保持部材に対してせん断力が加わるように、配置並びに結合される、ことを特徴とする方法。 - 前記保持部材が断面長方形の領域を有しており、前記シャンクパッセージが断面長方形の領域を有している、ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
- 前記保持部材が頂部平坦表面を有する、ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
- 前記保持部材をシャンクパッセージ内に保持するためにシャンクを包囲するバンドを提供することを含む、ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
- 前記ビットパッセージが溝形状をなす、ことを特徴とする請求項51に記載の方法。
- 下記の要素a.〜e.を包含するドリルビット集成体。
a.シャンクパッセージ領域を有するシャンクパッセージを有するシャンクであって、前記シャンクパッセージはスカート部分内にあり、前記シャンクスカート部分は開口部を有し、前記シャンクパッセージは、前記シャンクスカート部分の外側表面に始まり、かつ前記シャンク開口部のシャンクスカート部分の内側表面に終わる;
b.センタスタッドを有するビットであって、前記センタスタッドは、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記センタスタッドが前記シャンクスカート部分の開口部に適合することができるように、ある領域を有しており、前記センタスタッドは、溝形状をなすビットパッセージ領域を有するビットパッセージを有し、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられたとき、前記ビットパッセージと前記シャンクパッセージとが整合する;
c.頂部平坦表面を有する保持部材であって、前記保持部材は、前記シャンクと前記ビットとが組み付けられるとき、前記シャンクパッセージ内にあって、前記ビットパッセージへと延出され、また、前記保持部材は、前記保持部材が取り外されるとき、前記ビットと前記シャンクとが分離できるように、取り外し可能とされている;
d.前記シャンクの底部の凸部、及び
e.前記凹部と係合するところの、前記ビットの前記受容部の凸部であって、前記凸部と前記凹部との係合は、前記シャンクと前記ビットとが一緒に回転することを許容し、それにより前記凸部と前記凹部とが回転力を伝達する; - 前記シャンクパッセージ内にあって、前記保持部材を前記シャンクパッセージ内に保持するために、前記シャンク保持部材を包囲するバンドを前記シャンク上に含む、ことを特徴とする請求項56に記載のドリルビット集成体。
- ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ下記の要素a.〜d.を包含するドリルビット。
a.ビット;
b.前記ビット上に形成されて、前記シャンクからの衝撃エネルギーを受容するビット衝撃力表面;
c.前記シャンクへの挿入のために前記ビットから延出され、かつ前記保持部材を受容するためのビットパッセージ有するセンタスタッド;及び
d.前記シャンクの凸部を受容するための前記ビットの凹部; - 前記凹部が衝撃方向に対して垂直な凹部表面を有する、ことを特徴とする請求項58に記載のドリルビット。
- 前記凹部が損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項58に記載のドリルビット。
- 前記センタスタッドが損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項58に記載のドリルビット。
- ドリルビット集成体を形成するために、シャンクとドリルビットを結合させることに用いられ下記の要素a.〜d.を包含するドリルビット。
a.ビット;
b.前記ビット上に形成されて、前記シャンクからの衝撃エネルギーを受容するビット衝撃力表面;
c.前記シャンクへの挿入のために前記ビットから延出され、かつ前記保持部材を受容するためのビットパッセージ有するセンタスタッド;及び
d.前記シャンクの凹部を受容するための前記ビットの凸部; - 前記凹部が衝撃方向に対して垂直な凹部表面を有する、ことを特徴とする請求項62に記載のドリルビット。
- 前記凹部が損耗パッドを有する、ことを特徴とする請求項62に記載のドリルビット。
- 前記センタスタッドが損耗バンドを有する、ことを特徴とする請求項62に記載のドリルビット。
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