JP2010288022A - 通信接続装置及び通信接続方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】IP接続が未確立の状態にある移動端末にIP通信網とのIP接続をさせ、IP通信網上の端末装置との常時IP接続による通信を可能とする。
【解決手段】接続要求受付部16が発信者端末3からの接続要求を受け付けると、呼び出し番号抽出部17が接続要求に含まれるユーザIDに対応する電話番号をユーザプロファイル記憶部18から抽出し、制御メッセージ送信部19が電話番号宛てに制御SMSを送信する。制御SMSには移動端末2にネットワークN2(セルラ網)を介したIP接続をさせるための動作制御が可能な制御コードが含まれているので、移動端末2は、ネットワークN2とIP接続される。これにより、移動端末2とHGW装置1とが常時IP接続されることとなり、HGW装置1が通信を接続することにより、IP通信網上の発信者端末3と移動端末2との間の常時IP接続による通信が可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】接続要求受付部16が発信者端末3からの接続要求を受け付けると、呼び出し番号抽出部17が接続要求に含まれるユーザIDに対応する電話番号をユーザプロファイル記憶部18から抽出し、制御メッセージ送信部19が電話番号宛てに制御SMSを送信する。制御SMSには移動端末2にネットワークN2(セルラ網)を介したIP接続をさせるための動作制御が可能な制御コードが含まれているので、移動端末2は、ネットワークN2とIP接続される。これにより、移動端末2とHGW装置1とが常時IP接続されることとなり、HGW装置1が通信を接続することにより、IP通信網上の発信者端末3と移動端末2との間の常時IP接続による通信が可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信接続装置及び通信接続方法に関する。
近年、端末装置間でインターネットを介してメッセージの送受信を行なうメッセージアプリケーションが普及している。メッセージアプリケーションを用いて端末装置間で通信を行うためには、それぞれの端末装置がIP通信網と常時IP接続されている必要がある。一方、移動端末を宅内で使用するような場合において、IP通信網と宅内の移動端末との通信を仲介するための、いわゆるホームゲートウエイ装置が普及している。移動端末は、例えば無線通信によりホームゲートウエイ装置と常時IP接続することができる。ホームゲートウエイ装置がIP通信網とIP接続されているので、移動端末は、ホームゲートウエイ装置とIP接続することにより、IP通信網との常時IP接続を確立することができる。従って、宅内の移動端末は、上記のメッセージアプリケーションを使用して、IP通信網上の他の端末装置と通信を行うことが可能である。このような、移動端末とIP網との通信の接続を行うゲートウエイ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
移動端末を屋外で使用する場合において、移動端末をインターネット等のIP通信網と接続する手段として、セルラのパケット通信網、公衆無線LAN等がある。しかしながら、これらの通信手段は、移動端末にIP通信網との常時IP接続を提供するものではない。従って、屋外の移動端末は、常時IP接続を必要とするメッセージアプリケーションを使用できなかった。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、IP接続が未確立の状態にある移動端末にIP通信網とのIP接続をさせ、IP通信網上の端末装置との常時IP接続による通信を可能とする通信接続装置及び通信接続方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信接続装置は、移動端末と、IP通信網を介して通信可能な発信者端末との通信を接続する通信接続装置であって、移動端末の利用者を識別する情報であるユーザIDと、移動端末を識別すると共に当該移動端末の呼び出しに用いられる呼び出し番号とを対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段と、ユーザIDを含み、発信者端末から移動端末に対する接続要求を受け付ける接続要求受付手段と、ユーザプロファイル記憶手段を参照し、接続要求受付手段により受け付けられた接続要求に含まれるユーザIDに対応付けられている呼び出し番号を抽出する呼び出し番号抽出手段と、移動端末にIP接続をさせる制御メッセージを、呼び出し番号抽出手段により抽出された呼び出し番号宛てに送信する制御メッセージ送信手段と、制御メッセージに対する移動端末からの応答を受けると、当該移動端末と、発信者端末との間の通信を接続する通信接続手段とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の通信接続方法は、移動端末と、IP通信網を介して通信可能な発信者端末との通信を接続する通信接続装置による通信接続方法であって、移動端末の利用者を識別する情報であるユーザIDを含み、発信者端末から移動端末に対する接続要求を受け付ける接続要求受付ステップと、ユーザIDと、移動端末を識別すると共に当該移動端末の呼び出しに用いられる呼び出し番号とを対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段を参照し、接続要求受付ステップにおいて受け付けられた接続要求に含まれるユーザIDに対応付けられている呼び出し番号を抽出する呼び出し番号抽出ステップと、移動端末にIP接続をさせる制御メッセージを、呼び出し番号抽出ステップにおいて抽出された呼び出し番号宛てに送信する制御メッセージ送信ステップと、制御メッセージに対する移動端末からの応答を受けると、当該移動端末と、発信者端末との間の通信を接続する通信接続ステップとを有することを特徴とする。
本発明の通信接続装置及び通信接続方法では、発信者端末からの接続要求を受け付けると、接続要求に含まれるユーザIDに対応する呼び出し番号宛てに制御メッセージが送信される。制御メッセージには、移動端末に、IP通信網に対してIP接続をさせるための動作制御が可能な制御コードが含まれているので、移動端末は、制御コードにより動作制御され、IP通信網とIP接続される。これにより、移動端末と当該通信接続装置とがIP接続されることとなるので、IP通信網上の端末装置と移動端末との間の常時IP接続による通信が可能となる。
また、本発明の通信接続装置は、IP通信網上における所在を示す情報であるIPアドレスと、ユーザIDとを対応付けて記憶するアプリケーションユーザ情報記憶手段に、通信接続装置のIPアドレスと移動端末のユーザIDとを対応付けて登録する代理登録手段を備え、接続要求は、アプリケーションユーザ情報記憶手段を参照して、ユーザIDに基づいて抽出されたIPアドレスを宛先として、発信者端末から送信されることを特徴とする。
発信者端末は、アプリケーションユーザ情報記憶手段を参照して、通信の宛先となる装置のIPアドレスを認識する。この場合には、移動端末ではなく通信接続装置のIPアドレスが通信の宛先として発信者端末に認識されるので、接続要求は、IP通信網上の通信接続装置に送信されることとなる。これにより、通信接続装置は、移動端末に代わって発信者端末からの通信を受信し、受信した通信の内容を移動端末に転送することが可能となる。従って、通信接続装置は、移動端末と発信者端末との間の通信を接続することができる。
また、本発明の通信接続装置は、移動端末とIP接続し、当該移動端末と無線による通信を行う無線通信手段と、移動端末と無線通信手段との間のIP接続が確立しているか否かを判断する在圏確認処理手段とを備え、代理登録手段は、在圏確認処理手段により、移動端末と無線通信手段との間のIP接続が確立していないと判断された場合に、通信接続装置のIPアドレスと移動端末のユーザIDとを対応付けてアプリケーションユーザ情報記憶手段に登録することを特徴とする。
この場合には、移動端末が常時IP接続されていない場合にのみ、通信接続装置のIPアドレスがアプリケーションユーザ記憶手段に登録されることとなるので、接続要求が移動端末ではなく通信接続装置宛てに送信され、移動端末にセルラ網とのIP接続をさせるための制御メッセージが送信されることとなる。従って、移動端末が常時IP接続されていないことを認識した場合にのみ、通信接続装置が発信者端末と移動端末との間の通信の接続を実施し、移動端末が常時IP接続されていないことを認識しなかった場合には、発信者端末と移動端末との直接的なIP接続により通信が行われる。
本発明の通信接続装置及び通信接続方法によれば、移動端末と通信接続装置とが常時IP接続され、通信接続装置が通信を接続することにより、IP通信網上の発信者端末と移動端末との間の常時IP接続による通信が可能となる。
本発明の実施形態に係る通信接続装置について図面を参照して説明する。なお、可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る通信接続装置を含む全体構成を示す図である。図1に示す構成には、ホームゲートウエイ(HGW)装置1、移動端末2A,2B、発信者端末3及びメッセージサーバ4が含まれる。なお、図1では、2つの移動端末2及び1つの発信者端末3が示されているが、それぞれの数はこれに限られず、さらに多数であってもよい。
HGW装置1は、移動端末2と、IP通信網を介して通信可能な発信者端末3との通信を接続する装置である。また、HGW装置1は、所定の無線通信方式によるアクセスポイントとしての機能を有し、移動端末2Bと当該無線通信方式による通信が可能である。また、HGW装置1は、ネットワークN1とIP接続されている。さらに、HGW装置1は、ネットワークN2とIP接続されている。HGW装置1は、本発明の通信接続装置を構成する。HGW装置1及び移動端末2Bは、自宅内Hに配置されている。
ネットワークN1は、例えばインターネット等のIP通信網である。ネットワークN1には、HGW装置1、発信者端末3及びメッセージサーバ4がIP接続されている。
ネットワークN2は、例えば、移動端末2のためのセルラ網であり、電話番号を用いた音声通話、パケット通信、いわゆるショートメッセージサービス(以下、「SMS」とする)等に用いられる。なお、ネットワークN2は、セルラ網に限られず、例えば公衆無線LANのネットワーク等であってもよい。ここでSMSについて説明する。
従来より、移動端末に対するメッセージの送受信の手段の一つとして、SMSが用いられている。SMSは、いわゆるプッシュ型の配信方式により移動端末に対してメッセージを配信するものであり、テキストメッセージの配信の他、電子メールの着信通知等にも用いられている。また、SMSでは、所定の制御コードをメッセージ中に記述することにより、メッセージを受信した移動端末の動作制御が可能である。このような制御コードを含むメッセージは制御SMSと言われる。
移動端末2Aは、ネットワークN2を介した音声通話、SMSの送受信が可能であると共に、ネットワークN2に対してIP接続可能である。
発信者端末3は、ネットワークN1とIP接続されており、メッセージアプリケーションを使用した通信を行うことができる。メッセージアプリケーションは、端末装置間でインターネット等のIP通信網を介してメッセージの送受信を行なうアプリケーションであり、メッセージアプリケーションを用いて端末装置間で通信を行うためには、それぞれの端末装置がIP通信網と常時IP接続されている必要がある。
メッセージサーバ4は、上記メッセージアプリケーションによる通信を管理するためのサーバであり、アプリケーションユーザ情報記憶部40(アプリケーションユーザ情報記憶手段)を有している。ここで、アプリケーションユーザ情報記憶部40について説明する。図4は、アプリケーションユーザ情報記憶部40の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。図4に示す例では、ユーザIDに対応付けて、IPアドレス及びプレゼンスを記憶している。ユーザIDは、メッセージアプリケーションの利用者を識別する識別子であり、移動端末の利用者の識別子としてのユーザIDと共通である。IPアドレスは、当該ユーザIDにより識別される利用者の端末装置、移動端末2等のネットワークN1上での所在を示す情報である。プレゼンスは、各ユーザのメッセージアプリケーションの利用状態を示す。プレゼンスが「起動中」である場合には、当該移動端末2は、メッセージアプリケーションを起動して通信を行っている。また、プレゼンスが「切断中」である場合には、当該移動端末2は、メッセージアプリケーションによる通信を実施していない。
図2は、HGW装置1の機能的構成を示すブロック図である。HGW装置1は、機能的には、無線通信部10(無線通信手段)、在圏確認処理部11(在圏確認処理手段)、代理登録部12(代理登録手段)、IP通信網送受信部13、セルラ網送受信部14、通信接続部15(通信接続手段)、接続要求受付部16(接続要求受付手段)、呼び出し番号抽出部17(呼び出し番号抽出手段)、ユーザプロファイル記憶部18(ユーザプロファイル記憶手段)及び制御メッセージ送信部19(制御メッセージ送信手段)を備える。
また、図3は、HGW装置1のハードウエア構成図である。HGW装置1は、物理的には、図3に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである通信モジュール104、ハードディスク、フラッシュメモリ等の補助記憶装置105、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。図2に示した各機能は、図3に示すCPU101、RAM102等のハードウエア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。以下、図2を用いて、HGW装置1の各機能部について詳細に説明する。
無線通信部10は、移動端末2とIP接続し、当該移動端末2と無線による通信を行う部分である。無線通信部10は、例えば所定の無線LAN規格に基づくものであり、自宅内Hにおいて、移動端末2Bと通信を行うことが可能である。無線通信部10は、IP通信網送受信部13により受信された通信内容を、通信接続部15を介して取得し、取得した通信内容を移動端末2Bに送信することができると共に、移動端末2Bより受信した通信内容を通信接続部15に送出することができる。
在圏確認処理部11は、移動端末2と無線通信部10との間のIP接続が確立しているか否かを判断する部分である。具体的には、在圏確認処理部11は、ユーザプロファイル記憶部18を参照してユーザID毎にIPアドレス及びポート番号を抽出し、抽出したIPアドレス及びポート番号宛てにアクセスを試行し、当該ユーザIDにより識別される移動端末2との間のIP接続の状態を判断する。移動端末2と無線通信部10との間のIP接続が確立していることをもって、在圏と判断される。
そして、在圏確認処理部11は、IP接続が確立しているか否かの判断の結果を代理登録部12に送出する。移動端末2と無線通信部10との間のIP接続が確立していない状態とは、例えば移動端末2Bに示されるように自宅内Hに移動端末2がある状態ではなく、移動端末2Aに示されるように自宅内H以外の場所に移動端末2が存在し、無線通信部10と移動端末2との間でのIP接続が不可能な状態である。
代理登録部12は、在圏確認処理部11により、移動端末2と無線通信部10との間のIP接続が確立していないと判断された場合に、HGW装置1のIPアドレスと移動端末2のユーザIDとを対応付けて、IP通信網送受信部13を介してアプリケーションユーザ情報記憶部40に登録する部分である。これにより、当該移動端末2は、HGW装置1のIPアドレスにより識別されるネットワーク上の場所に所在するとみなされる。
IP通信網送受信部13は、ネットワークN1とのIP接続を確立し、ネットワークN1上の他の装置との通信の制御を行う部分である。具体的には、IP通信網送受信部13は、メッセージアプリケーションのメッセージの送受信、メッセージの通信接続部15に対する授受、発信者端末3から送信された接続要求の受信、受信した接続要求の接続要求受付部16への送出等を行う部分である。
セルラ網送受信部14は、セルラ網であるネットワークN2を介した通信を制御する部分である。具体的には、セルラ網送受信部14は、ネットワークN2を介したメッセージアプリケーションのメッセージの送受信、通信接続部15に対するメッセージの授受、制御メッセージ送信部19から取得した制御SMSの送信等を行う部分である。なお、ネットワークN2が、例えば公衆無線LANであり、移動端末2Aが当該公衆無線LANを介してHGW装置1にアクセスを行う場合には、セルラ網送受信部14は、無線LAN通信が可能な送受信インターフェースであってもよい。例えば、移動端末2Aが、セルラ網及び公衆無線LANの通信可能なエリアに同時に在圏している場合に、移動端末2Aは、より安価な通信網を選択・判断して、HGW装置1にアクセスすることができる。
通信接続部15は、発信者端末3と移動端末2との間の通信を接続する部分である。発信者端末3と移動端末2Aとの間の通信を接続する場合には、通信接続部15は、IP通信網送受信部13とセルラ網送受信部14との間のメッセージの授受を仲介する。発信者端末3と移動端末2Bとの間の通信を接続する場合には、通信接続部15は、IP通信網送受信部13と無線通信部10との間のメッセージの授受を仲介する。
接続要求受付部16は、移動端末2に対する発信者端末3からの接続要求を、IP通信網送受信部13を介して取得し、受け付ける部分である。接続要求は、接続対象の移動端末2の利用者を識別する情報であるユーザID等を含んでいる。接続要求については後に詳述する。また、接続要求受付部16は、接続要求に含まれるユーザID等を呼び出し番号抽出部17に送出する。
呼び出し番号抽出部17は、接続要求受付部16から送出されたユーザIDを取得し、ユーザプロファイル記憶部を参照し、取得したユーザIDに対応付けられている各種の情報を抽出し、抽出した各種の情報を制御メッセージ送信部に送出する部分である。
ユーザプロファイル記憶部18は、移動端末2を識別するユーザIDに対応付けて、メッセージサービス種別、電話番号、IPアドレス、受信ポート番号及び在圏状態を記憶している。図5は、ユーザプロファイル記憶部18の構成及び記憶されているデータの一例を示す図である。メッセージサービス種別は、メッセージアプリケーションの種類を識別するものである。電話番号は、当該ユーザIDにより特定される移動端末2の電話番号であり、この電話番号は、本発明の呼び出し番号を構成する。IPアドレスは、移動端末2のネットワーク上の場所を識別するものであり、HGW装置1との無線通信部10を介した、例えば所定の無線LAN方式によるIP接続が確立されたときのIPアドレスを記憶している。受信ポート番号は、当該移動端末2と通信を行うために用いるポート番号である。在圏状態は、在圏確認処理部11により判断された移動端末2のIP接続の状態である。
制御メッセージ送信部19は、呼び出し番号抽出部17により抽出された電話番号宛てに、プッシュ型の通信プロトコルを用いて、セルラ網を介して制御SMSを送信する部分である。制御SMSには、移動端末2にセルラ網を介したIP接続をさせるための動作制御が可能な制御コードが含まれている。
続いて、図7及び図8を用いて、本実施形態の通信接続方法におけるHGW装置1の動作について説明する。図7は、HGW装置1において行われる移動端末2の在圏確認及びIPアドレスの代理登録の処理を示すフローチャートである。
まず、在圏確認処理部11は、移動端末2と無線通信部10との間のIP接続が確立しているか否かを判断することにより、移動端末2の在圏確認を行う(S1)。在圏確認処理部11は、ユーザプロファイル記憶部18を参照してユーザID毎にIPアドレス及びポート番号を抽出し、当該ユーザIDにより識別される移動端末2との間のIP接続の状態を判断する。移動端末2Aに示すように、移動端末2がHGW装置1とのIP接続が確立していないような状態にある場合には、移動端末2Aは在圏していないと判断される。一方、移動端末2Bとして示すように、移動端末2が自宅内Hにあり、HGW装置1との、無線通信部10を介した、例えば無線LAN通信によるIP接続が確立しているような状態にある場合には、移動端末2Bは在圏していると判断される。
移動端末2が在圏していないと判断された場合には(S2)、処理手順はステップS3に進められる。在圏確認処理部11は、移動端末が在圏していない旨の通知を代理登録部12に送出する。代理登録部12は、移動端末2によるユーザID及びIPアドレスの登録に代えて、IP通信網送受信部13及びネットワークN1を介して、当該移動端末2のユーザID及びHGW装置1のIPアドレスをアプリケーションユーザ情報記憶部40に代理登録する(S3)。例えば、ユーザID「AAA」により識別される移動端末2Aが在圏していないと判断された場合には、代理登録部12は、移動端末2AのユーザID「AAA」及びHGW装置1のIPアドレス「X.X.X.X」をアプリケーションユーザ情報記憶部40に登録する。そして、在圏確認処理部11は、ユーザプロファイル記憶部18における当該ユーザIDに対応する在圏状態を「0」に設定する(S4)。
一方、移動端末2が在圏していると判断された場合には(S2)、処理手順はステップS5に進められ、在圏確認処理部11は、ユーザプロファイル記憶部18における当該ユーザIDに対応する在圏状態を「1」に設定する(S5)。例えば、ユーザID「BBB」により識別される移動端末2が移動端末2Bである場合には、移動端末2Bは在圏していると判断され、図5に示すユーザプロファイル記憶部18において、在圏状態が「1」に設定される。在圏していると判断された移動端末2Bにおいてメッセージアプリケーションが起動されると、移動端末2Bは、移動端末2BのユーザID「BBB」及びIPアドレス「B.B.B.B」をアプリケーションユーザ情報記憶部40に、HGW装置1及びネットワークN1を介して登録する。
続いて、図8に示すフローチャートについて説明する。図8は、移動端末2とのIP接続を確立し、発信者端末3とのメッセージアプリケーションによる通信を接続する処理を示すフローチャートである。
まず、接続要求受付部16は、発信者端末3からのメッセージアプリケーションによる着信があったか否かを判定する(S10)。メッセージアプリケーションによる着信は、即ち、発信者端末3にとってのメッセージの送信先の移動端末2に対する接続要求である。また、接続要求受付部16は、接続要求から例えば「IM1」といったメッセージアプリケーションのメッセージサービス種別を抽出する。
この接続要求は、アプリケーションユーザ情報記憶部40において、メッセージの送信対象のユーザIDに対応付けられているIPアドレスに対して行われる。例えば、メッセージの送信対象のユーザIDが「BBB」である場合には、接続要求は、IPアドレス「B.B.B.B」に対して送信されることとなり、移動端末2Bに対する直接の接続要求となる。一方、メッセージの送信対象のユーザIDが「AAA」である場合には、接続要求は、IPアドレス「X.X.X.X」に対して送信されることとなり、HGW装置1に対する接続要求となる。また、接続要求は、移動端末2を識別するユーザID、メッセージアプリケーションの種別を含む。
発信者端末3からのメッセージアプリケーションによる着信があった場合には、在圏確認処理部11は、ユーザプロファイル記憶部18を参照し、接続要求に含まれるユーザIDにより識別される移動端末2が在圏しているか否かを判断する(S11)。例えば、接続要求に含まれるユーザIDが「AAA」である場合には、在圏確認処理部11は、移動端末2Aは在圏していないと判断する。一方、接続要求に含まれるユーザIDが「BBB」である場合には、在圏確認処理部11は、移動端末2Bは在圏していると判断する。
移動端末2Bは在圏していると判断された場合には、発信者端末3と移動端末2Bとの間のIP接続が確立された状態であるので、メッセージアプリケーションによる移動端末2Bと発信者端末3との間の接続確認を実施した後、通信接続部15は、無線通信部10を介してIP接続された移動端末2Bと、IP通信網送受信部13、ネットワークN1を介してIP接続された発信者端末3との間において、メッセージを双方向に転送することにより、通信を接続する(S12)。
これに対して、移動端末2Aが在圏していないと判断された場合には(S11)、HGW装置1は、セルラ網であるネットワークN2を介して制御SMSを移動端末2Aに送信する(S13)。具体的には、まず、呼び出し番号抽出部17は、ユーザプロファイル記憶部18を参照して、接続要求に含まれるユーザIDに対応づけられている電話番号、メッセージサービス種別を抽出する。例えば、接続要求に含まれるユーザIDが「AAA」である場合には、電話番号「090−1111−1111」、メッセージサービス種別「IM1」を抽出する。呼び出し番号抽出部17は、抽出した電話番号およびメッセージサービス種別の情報を、制御メッセージ送信部19に送出する。
次に、制御メッセージ送信部19は、呼び出し番号抽出部17から取得したメッセージサービス種別の情報を含む制御SMSを生成する。なお、接続要求から抽出されたメッセージサービス種別と、ユーザプロファイル記憶部18から抽出されたメッセージサービス種別とが一致することを条件として、制御SMSが生成されることとしてもよい。
図6は、制御SMSの構成及び内容の一例を示す図である。図6に示すように、制御SMSは、制御種別、接続先情報、メッセージサービス種別及びユーザIDの情報を含む。制御種別は、移動端末2Aを動作制御する制御コードの内容を示す。制御種別「接続要求」は、移動端末2にネットワークN2を介したHGW装置1とのIP接続(パケット接続)を確立させるための制御コードを表すものである。接続先情報は、移動端末2AにIP接続させるためのアクセス先の所在を示す情報であり、図6に示すように例えばURL情報である。また、接続先情報は、IPアドレスであってもよい。メッセージサービス種別は、メッセージアプリケーションのメッセージサービス種別を示す。ユーザIDは、接続要求に含まれていたユーザIDであり、発信者端末3からのメッセージの送信対象である。
そして、制御メッセージ送信部19は、プッシュ型の送信プロトコルにより、呼び出し番号抽出部17により抽出された電話番号「090−1111−1111」宛てに、ネットワークN2を介して制御SMSを移動端末2Aに送信する。
制御端末2Aは、HGW装置1から送信された制御SMSを受信する(S14)。そして、移動端末2Aは、制御SMSに含まれる制御種別「接続要求」に応じて、セルラ網であるネットワークN2を介して、制御SMSに含まれる接続先情報に示される接続先にアクセスして、HGW装置1とのIP接続(パケット接続)を確立する(S15、S16)。
次に、メッセージアプリケーションによる移動端末2Aと、HGW装置1との間の通信接続の確認を実施する(S17、S18)。移動端末2Aと、HGW装置1との間の通信接続が確認された後に、接続要求受付部16は、メッセージアプリケーションによる通信接続の確認の通知を発信者端末3に送信する。
続いて、移動端末2Aは、発信者端末3とのメッセージアプリケーションによる通信を実施する(S19)。そして、通信接続部15は、セルラ網送受信部14、ネットワークN2(セルラ網)を介してIP接続された移動端末2Aと、IP通信網送受信部13、ネットワークN1を介してIP接続された発信者端末との間の通信を、双方向にメッセージを転送することにより接続する(S20)。
続いて、以上説明した通信接続装置及び通信接続方法の作用効果について説明する。本実施形態の通信接続装置及び通信接続方法では、接続要求受付部16が、発信者端末3からの接続要求を受け付けると、呼び出し番号抽出部17が、接続要求に含まれるユーザIDに対応する電話番号をユーザプロファイル記憶部から抽出し、制御メッセージ送信部19が、抽出した電話番号宛てに制御SMSを送信する。制御SMSには、移動端末2にセルラ網であるネットワークN2を介したIP接続をさせるための動作制御が可能な制御コードが含まれているので、移動端末2は、制御コードにより動作制御され、ネットワークN2とIP接続される。これにより、移動端末2とHGW装置1とが常時IP接続されることとなるので、HGW装置1が通信を接続することにより、IP通信網上の発信者端末3と移動端末2との間の常時IP接続による通信が可能となる。
発信者端末3は、アプリケーションユーザ情報記憶部40を参照して、通信の宛先となる装置のIPアドレスを認識する。従って、移動端末2ではなく代理登録されたHGW装置1のIPアドレスが通信の宛先として発信者端末3に認識されるので、接続要求は、ネットワークN1上のHGW装置1に送信されることとなる。これにより、HGW装置は、移動端末2に代わって発信者端末3からの通信を受信し、受信した通信の内容を移動端末2に転送することが可能となる。従って、HGW装置1は、移動端末2と発信者端末3との間の通信を接続することができる。
また、本実施形態では、移動端末2が常時IP接続されていない場合にのみ、HGW装置1のIPアドレスがアプリケーションユーザ情報記憶部40に登録されることとなるので、接続要求が移動端末2ではなくHGW装置1宛てに送信され、移動端末2にセルラ網であるネットワークN2とのIP接続をさせるための制御SMSが送信されることとなる。従って、移動端末2が常時IP接続されていないことを認識した場合にのみ、HGW装置1が発信者端末3と移動端末2との間の通信の接続を実施し、移動端末2が常時IP接続されていないことを認識しなかった場合には、発信者端末3と移動端末2との直接的なIP接続により通信が行われる。
1…HGW装置、2,2A,2B…移動端末、3…発信者端末、4…メッセージサーバ、10…無線通信部、11…在圏確認処理部、12…代理登録部、13…通信網送受信部、14…セルラ網送受信部、15…通信接続部、16…接続要求受付部、17…呼び出し番号抽出部、18…ユーザプロファイル記憶部、19…制御メッセージ送信部、40…アプリケーションユーザ情報記憶部、N1,N2…ネットワーク。
Claims (4)
- 移動端末と、IP通信網を介して通信可能な発信者端末との通信を接続する通信接続装置であって、
前記移動端末の利用者を識別する情報であるユーザIDと、前記移動端末を識別すると共に当該移動端末の呼び出しに用いられる呼び出し番号とを対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段と、
前記ユーザIDを含み、前記発信者端末から前記移動端末に対する接続要求を受け付ける接続要求受付手段と、
前記ユーザプロファイル記憶手段を参照し、前記接続要求受付手段により受け付けられた前記接続要求に含まれる前記ユーザIDに対応付けられている前記呼び出し番号を抽出する呼び出し番号抽出手段と、
前記移動端末にIP接続をさせる制御メッセージを、前記呼び出し番号抽出手段により抽出された前記呼び出し番号宛てに送信する制御メッセージ送信手段と、
前記制御メッセージに対する前記移動端末からの応答を受けると、当該移動端末と、前記発信者端末との間の通信を接続する通信接続手段と
を備えることを特徴とする通信接続装置。 - IP通信網上における所在を示す情報であるIPアドレスと、前記ユーザIDとを対応付けて記憶するアプリケーションユーザ情報記憶手段に、前記通信接続装置の前記IPアドレスと前記移動端末のユーザIDとを対応付けて登録する代理登録手段を備え、
前記接続要求は、前記アプリケーションユーザ情報記憶手段を参照して、前記ユーザIDに基づいて抽出された前記IPアドレスを宛先として、前記発信者端末から送信される
ことを特徴とする請求項1に記載の通信接続装置。 - 前記移動端末とIP接続し、当該移動端末と無線による通信を行う無線通信手段と、
前記移動端末と前記無線通信手段との間のIP接続が確立しているか否かを判断する在圏確認処理手段とを備え、
前記代理登録手段は、前記在圏確認処理手段により、前記移動端末と前記無線通信手段との間のIP接続が確立していないと判断された場合に、前記通信接続装置の前記IPアドレスと前記移動端末のユーザIDとを対応付けて前記アプリケーションユーザ情報記憶手段に登録する
ことを特徴とする請求項2に記載の通信接続装置。 - 移動端末と、IP通信網を介して通信可能な発信者端末との通信を接続する通信接続装置による通信接続方法であって、
前記移動端末の利用者を識別する情報であるユーザIDを含み、前記発信者端末から前記移動端末に対する接続要求を受け付ける接続要求受付ステップと、
前記ユーザIDと、前記移動端末を識別すると共に当該移動端末の呼び出しに用いられる呼び出し番号とを対応付けて記憶するユーザプロファイル記憶手段を参照し、前記接続要求受付ステップにおいて受け付けられた前記接続要求に含まれる前記ユーザIDに対応付けられている前記呼び出し番号を抽出する呼び出し番号抽出ステップと、
前記移動端末にIP接続をさせる制御メッセージを、前記呼び出し番号抽出ステップにおいて抽出された前記呼び出し番号宛てに送信する制御メッセージ送信ステップと、
前記制御メッセージに対する前記移動端末からの応答を受けると、当該移動端末と、前記発信者端末との間の通信を接続する通信接続ステップと、
を有することを特徴とする通信接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009139487A JP2010288022A (ja) | 2009-06-10 | 2009-06-10 | 通信接続装置及び通信接続方法 |
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-
2009
- 2009-06-10 JP JP2009139487A patent/JP2010288022A/ja active Pending
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