JP2010287977A - 撮影装置、及び撮影制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を実現することを可能にする。
【解決手段】ステップS301〜S309の処理により、複数種のパノラマ構図パターンからいずれかが選択され、当該パターンを構成するいずれかの部分画像に顔マークが設定される。しかる後に、ライブビュー画像中における人物被写体の顔の位置を検出し、顔マークの位置と、ライブビュー画像内で検出した顔位置とが一致したならば撮影する(ステップS313)。また、当該パターンを構成する他の部分画像も撮影し(ステップS318)、当該パターンを構成する全ての部分画像の撮影を完了したならば(ステップS320;YES)、パノラマ合成画像を生成し(ステップS321)、記録する(ステップS322)。
【選択図】図10

Description

本発明は、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像を生成する機能を備えた撮影装置、及びこの撮影装置に用いられる撮影制御プログラムに関する。
従来、画像中の所望の位置に被写体を配した画像を撮影可能な機能を備えた撮影装置が提案されている。この撮影装置は、セルフ撮影を行う際に、予め撮影画像中において被写体が位置すべき領域を指定しておく。しかる後に、セルフ撮影を行うと、画角内の前記領域に被写体が到来したことを条件に撮影が実行される。したがって、画像中の撮影者が意図した位置に被写体を配した所望の構図からなる画像を撮影することができるとするものである(特許文献1参照)。
特開2007−6413号公報
ところで、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した所謂パノラマ合成は周知の技術であり、このパノラマ合成を用いることにより、当該撮影装置の最大画角以上の画角からなる画像を得ることができる。しかるに、前述した従来技術にあっては、当該撮影装置の撮影可能な画角内において被写体を所望の位置に配した所望の構図からなる画像を撮影できるにすぎず、パノラマ合成画像において所望の構図からなる画像を得ることはできない。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みなされたものであり、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を実現することのできる撮影装置、及び撮影制御プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る撮像装置にあっては、画像を撮影する撮影手段と、操作に応じて、複数の画像を合成した規定の合成画像における主要被写体像の位置を設定する第1の設定手段と、前記撮影手段により撮影されている画像上で前記主要被写体像を認識する認識手段と、前記規定の合成画像上で、前記第1の設定手段により設定された位置に前記認識手段により認識される主要被写体が位置するように、前記撮影手段により撮影される画像毎の撮影範囲を設定する第2の設定手段と、前記撮影手段により撮影されている画像の撮影範囲が、前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、前記撮影手段により撮影された画像を自律的又は他律的に取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の画像を合成することにより前記規定の合成画像を生成する合成手段とを備えることを特徴とする。
また、発明に係る撮影制御プログラムにあっては、画像を撮影する撮影手段を備える撮像装置が有するコンピュータを、操作に応じて、複数の画像を合成した規定の合成画像における主要被写体像の位置を設定する第1の設定手段と、前記撮影手段により撮影されている画像上で前記主要被写体像を認識する認識手段と、前記規定の合成画像上で、前記第1の設定手段により設定された位置に前記認識手段により認識される主要被写体が位置するように、前記撮影手段により撮影される画像毎の撮影範囲を設定する第2の設定手段と、前記撮影手段により撮影されている画像の撮影範囲が、前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、前記撮影手段により撮影された画像を自律的又は他律的に取得する取得手段と、前記取得手段により取得された複数の画像を合成することにより前記規定の合成画像を生成する合成手段として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像であって、かつユーザの所望の部位に所望の被写体を配した合成画像を生成することができる。したがって、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を実現することができる。
本発明の一実施の形態に係る電子カメラのブロック図である。 記憶されているパノラマ構図パターンの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 同実施の形態における顔画像の位置設定手順を示す説明図である。 選択されたパノラマ構図パターンとフラグテーブルの対応関係を示す図である。 (A)は、パノラマ構図パターンにおける撮影が完了した画像と他の画像との関係を示す説明図、(B)は撮影完了時におけるフラグテーブルの状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例におけるデジタルカメラの外観図である。 同変形例における処理手順を示すフローチャートである。 同変形例における表示遷移図である。 本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通するデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。このデジタルカメラ1は、本体の前面に配置された光学レンズ2、この光学レンズ2により結像されるCCD等の撮像素子3と、撮像素子3を駆動するためのTG4と、撮像素子3から出力された撮像信号を保持するCDS、その撮像信号を増幅するゲイン調整アンプ(AGC)、増幅後の撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器(AD)からなるユニット回路5を有している。そして、被写体の像が光学レンズ2を介して撮像素子3上に結像され、撮像素子3は信号を出力する。この撮像素子3から出力された信号は、ユニット回路5にて、サンプリング、増幅、デジタル化され、CPU6に送られて、このCPU6内で輝度に変換され、輝度の積分やヒストグラム処理が行われる。
前記光学レンズ2は、AFモータ等を備えるレンズ駆動回路7に保持されており、レンズ駆動回路7がCPU6の制御により駆動されることにより光軸方向に移動し、撮像素子3に結像される被写体像のフォーカスを調整する。また、AE制御時には、撮像素子3が、CPU6から送られるシャッタパルスに基づきTG4によって駆動され、その電荷蓄積時間を制御される。これにより電子シャッタが実現される。
CPU6は各部を制御するものであって、各種の信号処理、及び画像処理機能を備えたものであり、ユニット回路5を経てデジタル信号に変換された撮像信号からビデオ信号を生成し、撮像素子3によって撮像した被写体像をスルー画像としてTFT液晶モニター等からなる液晶表示部8に表示させる。また、撮像時には、撮像信号を圧縮してJPEGフォーマットの画像ファイルを生成し、それをフラッシュメモリ等からなる画像記憶媒体9に記憶させ、再生時には圧縮した画像ファイルを伸張して液晶表示部8に表示させる。
なお、本実施の形態において液晶表示部8は、前記光学レンズ2が配置された本体の前面に対向する背面に配置されている。また、CPU6は、現在日時を計時する時計部10を備えており、画像記憶媒体9は着脱自在である。
さらに、CPU6には、十字カーソルキー、シャッタボタン、メニューキー等からなる操作キー部11、ROM12、GPS(Global Positioning System)モジュール13、ジャイロ部14、RAM15及び報知部16が接続されている。ROM12には、CPU6による各部の制御及び各種データ処理に必要な動作プログラム等が記録されている。
なお、シャッタボタンは1段目と2段目とに分けて2段階押下する「2段全押し」と、1段目と2段目とに分けて押下することなく一気に押下する「一気押し」とが可能な有段操作タイプのボタンである。
GPSモジュール13は、測地衛星からのL1帯のC/Aコードを受信して復調・解読し現在位置の緯度・経度を割り出すものであり、GPSモジュール13により割り出された緯度・経度の情報(絶対位置情報)はCPU6に取り込まれる。ジャイロ部14には、このデジタルカメラ1をユーザが手に持って水平方向や垂直方向へ移動させた際の角速度あるいは角加速度を検出する2軸ジャイロセンサを備え、この2軸ジャイロセンサの検出出力をCPU6へ出力する。したがって、CPU6は、GPSモジュール13からの絶対位置情報の変化と、ジャイロ部14からの角速度あるいは角加速度とに基づいて、デジタルカメラ1の移動量を算出することが可能である。
RAM15は、各種データを一時的に格納したり、CPU6のワーク用として使用される。報知部16は、発光部と報音部とを備え、光及び/又は音による報知を行う。
前記ROM12には、前記プログラムとともに、図2に示す複数(N個)のパノラマ構図パターン(1)(2)(3)・・・(N)が記憶されている。これらパノラマ構図パターンは、当該デジタルカメラ1で1回に撮影される1枚の撮影画像をそれぞれ部分画像として、これら部分画像を異なる数の行列パターンで組み合わせたものである。つまり、パノラマ構図パターン(1)は3行3列で構成され、パノラマ構図パターン(2)は3行2列で構成され、パノラマ構図パターン(3)は1行6列で構成されている。したがって、後述する処理により、ユーザがこれら複数の異なるパノラマ構図パターン(1)(2)(3)・・・(N)から任意のパターンを選択することにより、パノラマ合成を種々の構図で行うことができる。
また、各パターンを構成する部分画像のいずれかには、当該構図パターンにおける被写体の顔の位置を合致させる際に用いられる顔マークFMがデフォルト設定位置に書き込まれている。本例においては、パノラマ構図パターン(1)は「部分画像5」に、パノラマ構図パターン(2)は「部分画像3」に、パノラマ構図パターン(1)は「部分画像5」に各々顔マークFMが書き込まれている。この顔マークFMは、後述する処理により他の部分画像内に移動させることが可能であるとともに、当該部分画像において中央、左右、上下の任意位置に移動させることも可能である。
次に、以上の構成にかかるデジタルカメラ1の動作を説明する。図3は、本実施の形態におけるパノラマ撮影モードの処理手順を示すフローチャートである。ユーザによる操作キー部11での操作により、パノラマ撮影モードが設定されるとCPU6は前記プログラムに従って、このフローチャートに示す処理を実行する。
すなわち、CPU6は、ROM12に記憶されているN個のパノラマ構図パターン(1)(2)(3)・・・(N)を液晶表示部8に一覧表示させる(ステップS101)。次にCPU6は、ユーザによりこの一覧表示されたパノラマ構図パターン(1)(2)(3)・・・(N)のいずれかに対する選択操作がなされたか否かを判断する(ステップS102)。ユーザによる操作キー部11での操作により、いずれかのパノラマ構図パターンに対する選択がなされると、CPU6は、選択されたパノラマ構図パターンを設定して、RAM15に記憶するとともに、液晶表示部8に表示する(ステップS103)。
したがって、ユーザによりパノラマ構図パターン(1)が選択されたとすると、図4(A)に示すように、液晶表示部8には当該パノラマ構図パターン(1)が表示される。また、顔マークFMはデフォルト設定位置である「部分画像5」内の中央に位置している。
次に、ユーザによる操作キー部11での操作に応じて、CPU6は、顔マークFMを他の部分画像領域内に移動させる(ステップS104)。したがって、ユーザはデフォルト設定位置では「部分画像5」内に位置していた顔マークFMを、任意の部分画像領域内に移動させることができる。よって、デフォルト設定では「部分画像5」内に位置していた顔マークFMを、図4(B)に示すように、「部分画像4」に移動させることができる。
ここで、この顔マークFMは、後述するように被写体の顔を合致させる領域であり、当該パノラマ構図パターンでの合成画像において被写体の顔が位置すべき領域である。したがって、このステップS104での処理により、ユーザは当該パノラマ構図パターンを構成する複数の部分画像において所望の部分画像に被写体の顔を配する構図を決定することができる。
そして、ユーザによる操作キー部11での操作により顔マークFMの移動決定操作がなされたならば(ステップS105;YES)、引き続き操作に応じて、CPU6は、顔マークFMを決定された当該画像領域内にて移動させる(ステップS106)。すなわち、顔マークFMはデフォルト設定では、図4(C)に示すように、部分画像内の中央に位置しているが、ユーザは操作キー部11での操作により、同図(D)に示すように、顔マークFMを当該部分画像における右下等の任意の位置に移動させることができる。そして、顔マークFMを当該部分画像における任意の位置に移動させた後、ユーザがユーザによる操作キー部11での操作により位置決定操作を行うと、ステップS107の判断がYESとなる。したがって、ステップS107からステップS108に進んで、当該部分画像領域内における顔マーク位置を設定して、当該部分画像領域における顔マークFMの位置情報をRAM15に記憶する。
次に、選択されたパノラマ構図パターンに対応するフラグテーブルを作成して、RAM15に記憶する(ステップS109)。つまり、本例においては、図5(A)に示すように、パノラマ構図パターン(1)が選択されたが、このパノラマ構図パターン(1)は3行3列で構成されている。したがって、CPU6は、図5(B)に示すように、このパノラマ構図パターン(1)に対応する3行3列からなるフラグテーブルFTを作成してRAM15に記憶させる。このとき、3行3列からなるフラグテーブルFT内の各フラグFは全てリセット(「0」)しておくとともに、顔マークFMが存在する部分画像領域であることを示す顔マークフラグFFもリセット(「0」)しておく。
しかる後に、CPU6は、顔マーク表示処理を実行する(ステップS110)。このステップS110での顔マーク表示処理に際しては、液晶表示部8の表示領域を顔マークFMが存在する部分画像領域(部分画像4)と見なして、液晶表示部8の前記ステップS108で記憶した位置情報が示す位置に顔マークを表示させる。したがって、本例のように顔マークFMが部分画像4領域の右下に決定されている場合には、ステップS110の処理で顔マークが液晶表示部8の右下に表示される。
引き続き、撮像素子3によって撮像された被写体像の取り込みを開始して、ライブビュー画像を液晶表示部8に表示させる(ステップS111)。このとき、前記ステップS110での処理により、液晶表示部8には前記位置に顔マークが表示されていることから、顔マークとライブビュー画像とが重畳表示されることとなる。したがって、ユーザは液晶表示部8を視認しつつデジタルカメラ1の向き等を調整することにより、容易にライブビュー画像内の被写体人物の顔を顔マークに合致させることができる。
一方、CPU6は、ライブビュー画像中における人物被写体の顔の位置を検出する(ステップS112)。このステップS112での顔の位置検出処理に際しては、公知の顔の検出方法を用いればよい。例えば、特開2003−274271号公報に記載の技術や特開2000―30033号公報に記載の技術のように1フレーム中から人物の顔領域を検出する技術等を適宜採用することができる。また、この顔検出処理のために専用の回路を設けてもよいしCPU6で顔検出用プログラムを実行させるようにしてもよい。
次に、前記液晶表示部8に表示した顔マークとこのライブビュー画像内で検出した顔位置とが一致したか否かを判断する(ステップS113)。より具体的には、液晶表示部8を複数の領域に均等分割して、前記顔マークがいずれの領域に賊するかをRAM15に記憶しておく。そして、ライブビュー画像内で検出した顔が前記均等分割したいずれの領域に存在するかを判定し、この判定した顔が属する領域と、顔マークが属する領域とが一致するか否かを判断する。
この間ユーザは、前記液晶表示部8に表示された顔マークとライブビュー画像内の人物被写体の顔の位置とが一致するようにデジタルカメラ1の向き等を調整する。これにより両者の位置が一致すると、CPU6は、報知部16を制御して光又は/及び音により、両者が一致したことを報知する(ステップS114)。したがって、ユーザはこの報知により、ライブビュー画像内の人物被写体の顔の位置が所望の部分画像内における所望の位置となったことを認識することができる。
なお、前述のように本実施の形態にかかるデジタルカメラ1は、本体の前面に光学レンズ2が配置され、背面に液晶表示部8が配置されている。したがって、撮影者がセルフタイマーを用いることなくセルフ撮影する際に、デジタルカメラ1を手に持って光学レンズ2を自身に向けると、液晶表示部8を視認することができない。よって、撮影者は、液晶表示部8で顔マークと被写体人物の顔(自身の顔)とが一致したか否かを確認することはできない。しかし、前記ステップS114での処理により、両者が一致したことが光や音で報知されることから、撮影者がセルフタイマーを用いることなくセルフ撮影した場合であっても、撮影者はライブビュー画像内における自身の顔の位置が所望の部分画像内における所望の位置となったことを認識することができる。
そして、これを認識したユーザが操作キー部11にてシャッタボタンを「2段全押し」すると、ステップS115の判断がYESとなる。したがって、ステップS115からステップS116に進んで部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。これにより、図6(A)に示すように、3行3列のパノラマ構図パターン(1)において、人物被写体の顔Fを有する「部分画像4」の撮影が完了したこととなる。
さらに、撮影した部分画像に対応するフラグをセットする(ステップS117)。つまり、現時点では図5(A)に示すパノラマ構図パターン(1)において、顔マークFMが存在する「部分画像4」の画像を撮影したのであるから、同図(B)に示すフラグテーブルFTにおいて、「部分画像4」に対応するフラグF4をセットして、フラグF4=1にするとともに、顔マークフラグFFもセットして、フラグFF=1にする。
以上により、ユーザは顔マークFMが存在する「部分画像4」の撮影を終了したことから、次に撮影すべき部分画像は、図6(A)に示すように、「部分画像4」の上辺に連なる「部分画像1」、下辺に連なる「部分画像7」、右辺に連なる「部分画像5」のいずれかである。したがって、ユーザは次に「部分画像1」を撮影しようとする場合には光学レンズ2が上向きとなるようにデジタルカメラ1を移動操作し、「部分画像7」を撮影しようとする場合には光学レンズ2が下向きとなるようにデジタルカメラ1を移動操作し、「部分画像5」を撮影しようとする場合には光学レンズ2が右向きとなるようにデジタルカメラ1を移動操作する。
すると、CPU6は、特開2006−217478号公報にも開示されているように、前記GPSモジュール13からの絶対位置情報の変化と、ジャイロ部14からの角速度あるいは角加速度情報とに基づいて、デジタルカメラ1の移動量を算出することにより取得する(ステップS118)。さらに、CPU6は、この取得した移動量情報と、撮像素子3とレンズ駆動回路7とから得られる画角情報や画素数情報とに基づいて、前記ステップS116で撮影された部分画像と次に撮影すべき部分画像、つまり撮影された部分画像と四辺にて隣接する次の部分画像の重なりを計算する(ステップS119)。
つまり、効率よくパノラマ画像を作成するためには、隣接する部分画像間の重なり部分が余り大きくなりすぎないことがことが必要である。このため、ステップS119では、先ず隣接する部分画像であるステップS116で撮影された部分画像と次に撮影すべき部分画像の重なりを計算する。そして、次のステップS120で、以下の2つ条件を満たすか否かを判断する。
条件1:前記重なりが適正範囲である。
条件2:移動量情報に基づき今回撮影しようとしている部分画像が、フラグF=0であるフラグ未セットの部分画像領域である。
なお、前記条件1を満たすか否かの判断に際しては、例えば隣接する部分画像であるステップS116で撮影された部分画像と次に撮影すべき部分画像の重なりが、例えば5%以上15%未満である場合に「前記重なりが適正範囲である。」とする。
この判断の結果、条件1及び2を満たす場合、つまり重なりが適正範囲であり、かつ移動量情報に基づき今回撮影しようとしている部分画像が、フラグF=0であるフラグ未セットの部分画像領域である場合には、CPU6は、報知部16を制御して光又は/及び音により、これを報知する(ステップS121)。したがって、デジタルカメラ1の向き等を調整しながら次の部分画像を撮影しようとしているユーザは、この報知により前回撮影した部分画像に隣接する次の部分画像を撮影可能となったことを認識することができる。
この認識に基づきユーザがシャッタボタンを2段全しすると、ステップS122の判断がYESとなる。したがって、CPU6は、ステップS122からステップS123に進んで部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。さらに、撮影した部分画像に対応するフラグをセットする(ステップS124)。
引き続き、シャッタボタンが一気押しされたか否かを判断し(ステップS125)、シャッタボタンが一気押しされるまでステップS118〜S125のループを繰り返す。したがって、3行3列のパノラマ構図パターン(1)が選択された本例においては、ステップS118〜S125のループが8回繰り返されることにより、図6(B)に示すように、フラグテーブルFTの全てのフラグがセット(=1)された状態となる。
そして、ユーザがシャッタボタンを一気押しするとステップS125からステップS126に進み、CPU6はRAM15内にてパノラマ合成画像を生成する。すなわち、ステップS116で撮影された被写体人物の顔が存在する「部分画像4」を基準にし、ステップS123で撮影された他の「部分画像」を前記隣接する部分画像間の重なり部分を削除して順次接合することにより、パノラマ合成画像を生成する。
次に、CPU6は、フラグテーブルFTの全てのフラグがセット(=1)されているか否かを判断する(ステップS127)。このとき、ユーザが予め選択したパノラマ構図パターンに応じた適正枚数の部分画像を撮影せず、ステップS126で当該選択したパノラマ構図パターンの合成画像が適正に生成されていない場合には、フラグテーブルFTの全てのフラグがセットされておらず、ステップS127の判断はNOとなる。
したがって、CPU6は、ステップS127からステップS128に進んで、RAM15にて生成した合成画像を削除するとともに、報知部16を動作させて合成画像を削除した旨を報知する。しかる後に、ステップS112に戻って前述した処理を再実行する。よって、ユーザは、ステップS128での報知により、今回のパノラマ撮影が失敗でありパノラマ合成画像の記録がなされなったことを知ることができる。
他方、ユーザが予め選択したパノラマ構図パターンに応じた適正枚数の部分画像を撮影し、ステップS126で当該選択したパノラマ構図パターンの合成画像が適正に生成されている場合には、図6(B)にも示したように、フラグテーブルFTの全てのフラグがセットされており、ステップS127の判断はYESとなる。したがって、CPU6は、ステップS127からステップS129に進んで、RAM15にて生成したパノラマ合成画像を画像記憶媒体9に記憶する。
この画像記憶媒体9に記憶される合成画像にあっては、ステップS102でのユーザの選択操作によって、図2に示す複数(N個)のパノラマ構図パターン(1)(2)(3)・・・(N)から任意に選択されたパノラマ構図パターンからなる。したがって、例えば、1行6列で構成されているパノラマ構図パターン(3)をユーザが選択した場合、横方向に長尺でその端部に人物被写体が存在するような、通常の撮影画像では得ることができない構図、つまりパノラマ画像ならではの構図を実現できる。
また、画像記憶媒体9に記憶される合成画像にあっては、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像であって、かつユーザの所望の部位に人物被写体の顔(撮影者自身の顔を含む)を配した画像である。したがって、本実施の形態によれば、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、ステップS126で合成画像を生成した後、ステップS127の判断を行い、この判断がNOである場合には生成した合成画像を削除するようにした。しかし、合成画像の生成を行う前にステップS127の判断を行い、ステップS127の判断がYESであった場合に合成画像の生成を行うようにしてもよい。このようにすると、ステップS127の判断がNOであった場合には、ステップS128で合成画像の削除を行うことなく報知のみを行えばよく、処理を簡単化することができる。
また、本実施の形態においては、認識する主要被写体を人物被写体の顔としたが、認識する主要被写体はこれに限ることなく、他の被写体であってもよく、また認識する主要被写体を可変設定できるようにしてもよい。
(第1の実施の形態の変形例)
図7は、本発明の第1の実施の形態の変形例に係るデジタルカメラ1の外観構成を示す図である。このデジタルカメラ1は、本体20とこの本体20の側部に枢着されたフラップ21とで構成されている。フラップ21は、図示するように本体20の側部に延出した展開状態と、本体20の背面に折り重ねられた格納状態(図示せず)とに回動可能である。そして、本体20の前面に前記光学レンズ2が配置され、フラップ21の表面部に前記液晶表示部8が配置されている。
なお、回路構成は図1に示した第1の実施の形態と同様である。
次に、以上の構成にかかるデジタルカメラ1の動作を説明する。図8は、本変形例におけるパノラマ撮影モードの処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、ステップS201〜S208の処理は、図3に示したフローチャートにおけるステップS101〜S108の処理と同一である。
そして、ステップS208に続くステップS209において、CPU6は、顔マーク表示処理を実行する。このステップS209での顔マーク表示処理に際しては、液晶表示部8の表示領域を顔マークFMが存在する部分画像領域(部分画像4)と見なして、液晶表示部8の前記ステップS208で記憶した位置情報が示す位置に顔マークを表示させる。したがって、本例のように顔マークFMが部分画像4領域の右下に決定されている場合には、ステップS209の処理で顔マークが液晶表示部8の右下に表示される。
引き続き、撮像素子3によって撮像された被写体像の取り込みを開始して、ライブビュー画像を液晶表示部8に表示させる(ステップS210)。このとき、前記ステップS209での処理により、液晶表示部8には前記位置に顔マークが表示されていることから、顔マークとライブビュー画像とが重畳表示されることとなる。また、ユーザが図7に示すように、フラップ21を展開状態にし、かつ光学レンズ2を自身に向けてデジタルカメラ1を構えていると、当該ユーザは自身を撮影しつつ液晶表示部8を視認することが可能となる。したがって、ユーザは液晶表示部8を視認しつつデジタルカメラ1の向き等を調整することにより、容易にライブビュー画像内の自身の顔を顔マークに合致させることができる。
一方、CPU6は、ライブビュー画像中における人物被写体の顔の位置を検出する(ステップS211)。このステップS211での顔の位置検出処理に際しては、前述のように公知の顔の検出方法を用いればよい。次に、前記液晶表示部8に表示した顔マークとこのライブビュー画像内で検出した顔位置とが一致したか否かを判断する(ステップS212)。この間ユーザは、前記液晶表示部8に表示した顔マークとこのライブビュー画像内における自身の顔の位置とが一致するようにデジタルカメラ1の向き等を調整する。これにより両者の位置が一致すると、CPU6は、報知部16を制御して光又は/及び音により、両者が一致したことを報知する(ステップS213)。
この報知に応答してユーザが操作キー部11にてシャッタボタンを「2段全押し」すると、ステップS214の判断がYESとなる。したがって、ステップS214からステップS215に進んで部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。これにより、図6(A)に示すように、3行3列のパノラマ構図パターン(1)において、人物被写体の顔Fを有する「部分画像4」の撮影が完了したこととなる。
次に、撮影済み部分画像の識別表示を開始する(ステップS216)。このステップS216の処理は、図9(A)に示すように、液晶表示部8に前記ステップS203で選択されたパノラマ構図パターンに対応するマトリックス状のパターン枠80を全画面表示させる。無論、このとき表示されていたライブビュー画像は消去する。そして、このパターン枠80において、前記ステップS215で撮影した部分画像に対応する矩形領域を他の領域と異なる色に着色表示する。
したがって、本例のようにパノラマ構図パターン(1)が選択されていたとすると、図9(A)に示すように、3行3列からなるパターン枠80が表示されるとともに、前記ステップS215で撮影した「部分画像4」に対応する2行1列目の矩形領域84が着色表示されることとなる。
なお、図示のように当該矩形領域84が顔画像が存在する部分画像に対応する領域であるある場合には、顔マークFMも表示する。
この表示を視認することにより、ユーザは顔マークFMが存在する「部分画像4」の撮影を終了したことを知ることができる。その結果、次に撮影すべき部分画像は、図6(A)に示すように、「部分画像4」の上辺に連なる「部分画像1」、下辺に連なる「部分画像7」、右辺に連なる「部分画像5」のいずれかであることを認識することができる。したがって、ユーザは例えば次に「部分画像1」を撮影しようとする場合には、光学レンズ2が上向きとなるようにデジタルカメラ1を移動操作する。
すると、前述のようにデジタルカメラ1の移動量を算出することにより取得するとともに(ステップS217)、撮影された部分画像と四辺にて隣接する次の部分画像の重なりを計算する(ステップS219)。そして、次のステップS220で、以下の2つ条件を満たすか否かを判断する。
条件1:前記重なりが適正範囲である。
条件2:移動量情報に基づき今回撮影しようとしている部分画像が、未撮影の部分画像である。
この判断の結果、条件1及び2を満たす場合、つまり重なりが適正範囲であり、かつ移動量情報に基づき今回撮影しようとしている部分画像が、未撮影の部分画像である場合には、CPU6は、報知部16を制御して光又は/及び音により、これを報知する(ステップS220)。したがって、デジタルカメラ1の向き等を調整しながら次の部分画像を撮影しようとしているユーザは、この報知により前回撮影した部分画像に隣接する次の部分画像を撮影可能となったことを認識することができる。
この認識に基づきユーザがシャッタボタンを2段全しすると、ステップS221の判断がYESとなる。したがって、CPU6は、ステップS221からステップS222に進んで部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。さらに、撮影済み部分画像の識別表示を更新する(ステップS223)。つまり、今回撮影した部分画像が前記「部分画像4」の上辺に隣接する「部分画像1」であった場合には、図9(B)に示すように、「部分画像1」に対応する1行1列目の矩形領域81を着色表示することにより、液晶表示部8の表示状態を更新する。
したがって、ユーザが予め選択したパノラマ構図パターンを構成する部分画像を撮影する毎に、パターン枠80の対応する矩形領域84、81・・・が順次着色表示されることとなる。これによりユーザは、予め選択したパノラマ構図パターンを構成するいずれの部分画像が撮影済みとなったかを認識することができ、適正枚数の部分画像を確実に撮影することができる。
なお、本実施の形態においては液晶表示部8にパターン枠80を全画面表示させるようにしたが、液晶表示部8を画面分割し、その一方側にライブビュー画像を表示させ続け、他方側にパターン枠80を表示させるようにしてもよい。このような表示形態にすれば、ライブビュー画像で撮影画像を視認して撮影を行いつつ、撮影済み部分画像も確認することができる。
このようにして、液晶表示部8に表示されたパターン枠80内の全領域が着色表示され、適正枚数の部分画像の撮影を完了したならば、ユーザはシャッタボタンを一気押しする。すると、ステップS224の判断がYESとなり、CPU6はステップS226に進んで、RAM15内にてパノラマ合成画像を生成する。すなわち、ステップS215で撮影された被写体人物の顔が存在する「部分画像4」を基準にし、ステップS222で撮影された他の「部分画像」を前記隣接する部分画像間の重なり部分を削除して順次接合することにより、パノラマ合成画像を生成する。さらに、CPU6は、ステップS225からステップS226に進んで、RAM15にて生成したパノラマ合成画像を画像記憶媒体9に記憶する。
この画像記憶媒体9に記憶された合成画像にあっては、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像であって、かつユーザの所望の部位に人物被写体の顔(撮影者自身の顔を含む)を配した画像である。したがって、本実施の形態によれば、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を実現することができる。
しかも、本実施の形態においては、前述のように適正枚数の部分画像を確実に撮影することができることから、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図をより確実に実現することができる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施の形態におけるパノラマ撮影モードの処理手順を示すフローチャートである。ユーザによる操作キー部11での操作により、パノラマ撮影モードが設定されるとCPU6は前記プログラムに従って、このフローチャートに示す処理を実行する。このフローチャートにおいて、ステップS301〜S309の処理は、図3に示したフローチャートにおけるステップS101〜S109の処理と同一である。したがって、ユーザによりパノラマ構図パターン(1)が選択された場合には、図5(B)に示したように、CPU6はパノラマ構図パターン(1)に対応する3行3列からなるフラグテーブルFTを作成してRAM15に記憶させる。
引き続き、撮像素子3によって撮像された被写体像の取り込みを開始して、ライブビュー画像を液晶表示部8に表示させる(ステップS310)。また、CPU6は、ライブビュー画像中における人物被写体の顔の位置を検出する(ステップS311)。このステップS311での顔の位置検出処理に際しても、前述のように公知の顔の検出方法を用いればよい。
次に、ステップS308で設定された部分画像領域内における顔マークの位置と、このライブビュー画像内で検出した顔位置とが一致したか否かを判断する(ステップS312)。この間ユーザは、ライブビュー画像内の人物被写体の顔の位置が設定した顔マークの位置と一致するようにデジタルカメラ1の向き等を調整する。これにより両者の位置が一致すると、CPU6は、ステップS312からステップS313に進んで自動的に部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。これにより、図6(A)に示すように、3行3列のパノラマ構図パターン(1)において、人物被写体の顔Fを有する「部分画像4」の撮影が完了したこととなる。
さらに、撮影した部分画像に対応するフラグをセットする(ステップS317)。つまり、現時点では図5(A)に示すパノラマ構図パターン(1)において、顔マークFMが存在する「部分画像4」の画像を撮影したのであるから、同図(B)に示すフラグテーブルFTにおいて、「部分画像4」に対応するフラグF4をセットして、フラグF4=1にするとともに、顔マークフラグFFもセットして、フラグFF=1にする。
以上により、CPU6は、顔マークFMが存在する「部分画像4」の撮影を終了したことから、次に撮影すべき部分画像は、図6(A)に示すように、「部分画像4」の上辺に連なる「部分画像1」、下辺に連なる「部分画像7」、右辺に連なる「部分画像5」のいずれかである。したがって、ユーザは光学レンズ2が上向き、下向き、あるいは右向きとなるようにデジタルカメラ1を移動操作する。すると、CPU6は、前述と同様にしてデジタルカメラ1の移動量を算出して取得し(ステップS315)、前記ステップS313で撮影した部分画像と次に撮影すべき部分画像との重なりを計算する(ステップS316)。さらに、次のステップS317で、前記条件1及び2を満たすか否かを判断する。
この判断の結果、第1の実施の形態で説明した条件1及び2を満たす場合、つまり重なりが適正範囲であり、かつ移動量情報に基づき今回撮影しようとしている部分画像が、フラグF=0であるフラグ未セットの部分画像領域である場合には、CPU6は、ステップS317からステップS318に進む。そして、自動的に部分画像撮影処理を実行し、撮像素子3からの画像データを取得してRAM15に保存する。さらに、撮影した部分画像に対応するフラグをセットする(ステップS319)。
引き続き、フラグテーブルFTの全てのフラグがセット(=1)されているか否かを判断する(ステップS320)。このとき、ユーザが予め選択したパノラマ構図パターンに応じた適正枚数の部分画像を撮影が未だ完了していない場合には、フラグテーブルFTの全てのフラグがセットされておらず、ステップS327の判断はNOとなる。したがって、ステップS315に戻り、フラグテーブルFTの全てのフラグがセットされるまで、ステップS315〜S320のループを繰り返す。
したがって、3行3列のパノラマ構図パターン(1)が選択された本例においては、ステップS315〜S320のループが8回繰り返される。これにより、選択されたパノラマ構図パターンを構成する各部分画像が順次自動撮影されていく。そして、3行3列のパノラマ構図パターン(1)を構成する9枚の部分画像の自動撮影が完了すると、図6(B)に示すように、フラグテーブルFTの全てのフラグがセット(=1)された状態となる。すると、CPU6は、ステップS320からステップS321に進み、前述のようにRAM15内にてパノラマ合成画像を生成する。さらに、このRAM15にて生成したパノラマ合成画像を画像記憶媒体9に記憶する(ステップS322)。
したがって、本実施の形態によれば、ユーザがシャッタボタンの操作を行わずとも、予め選択したパノラマ構図パターンに応じて、被写体人物の顔を有する画像や、当該パノラマ構図パターンを構成する複数の部分画像が自動撮影されて合成される。よって、本実施の形態によれば、互いに撮影範囲が異なる複数枚の撮影画像を合成した画像において、ユーザ所望の構図を容易かつ迅速に実現することができる。
なお、本実施の形態においては、第1の実施の形態において実行したステップS110の処理を行わず、液晶表示部8に顔マークを表示させる処理を省略したが、同処理を行うようにしてもよい。これにより、ユーザは液晶表示部8を視認しつつデジタルカメラ1の向き等を調整することができ、容易にライブビュー画像内の被写体人物の顔を顔マークに合致させることができる。その結果、ステップS313の部分画像撮影処理が迅速に行われることとなり、各部分画像が自動撮影されることとも相俟って、合成画像を記録するまでに要する時間を短縮することができる。
1 デジタルカメラ
2 光学レンズ
3 撮像素子
4 TG
5 ユニット回路
6 画像処理回路/CPU
8 液晶表示部
9 画像記憶媒体
11 操作キー部
12 ROM
13 GPSモジュール
14 ジャイロ部
15 RAM
16 報知部
20 本体
21 フラップ
22 制御部
80 パターン枠
FF 顔マークフラグ
FM 顔マーク
FT フラグテーブル

Claims (10)

  1. 画像を撮影する撮影手段と、
    操作に応じて、複数の画像を合成した規定の合成画像における主要被写体像の位置を設定する第1の設定手段と、
    前記撮影手段により撮影されている画像上で前記主要被写体像を認識する認識手段と、
    前記規定の合成画像上で、前記第1の設定手段により設定された位置に前記認識手段により認識される主要被写体が位置するように、前記撮影手段により撮影される画像毎の撮影範囲を設定する第2の設定手段と、
    前記撮影手段により撮影されている画像の撮影範囲が、前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、前記撮影手段により撮影された画像を自律的又は他律的に取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の画像を合成することにより前記規定の合成画像を生成する合成手段と、
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 前記第1の設定手段は、
    前記規定の合成画像を構成する複数の画像から前記主要被写体の位置を設定する画像を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された画像内における任意の位置に前記主要被写体を設定する位置設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記撮影手段により撮影されている撮影画像の撮影範囲が前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、その旨を報知する第1の報知手段を備え、
    前記取得手段は、前記第1報知手段の報知後における操作に応答して他律的に、前記撮影手段により撮影された画像を取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  4. 前記取得手段は、
    前記撮影手段により撮影されている撮影画像の撮影範囲が、前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、前記撮影手段により撮影された画像を自律的に取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  5. 前記規定の合成画像の撮影範囲を設定する第3の設定手段を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1から4にいずれか記載の撮影装置。
  6. 前記第3の設定手段は、
    前記合成画像の合成パターンを複数種記憶した記憶手段を備え、
    この記憶手段に記憶された複数種の合成パターンから、操作に応じて任意の合成パターンを選択して前記合成画像の撮影範囲を設定する
    ことを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
  7. 前記合成手段により生成された合成画像の撮影範囲が、前記規定の合成画像の撮影範囲を含んでいない場合、その旨を報知する第2の報知手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1から6にいずれか記載の撮影装置。
  8. 前記取得手段により取得された画像と、前記規定の合成画像を構成する画像との対応関係を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1から6にいずれか記載の撮影装置。
  9. 前記規定の合成画像を構成する画像に対応する画像が、前記取得手段により全て取得されたか否かを判断する判断手段を備え、
    前記合成手段は、前記判断手段により前記規定の合成画像を構成する画像に対応する画像が取得されたと判断されたとき、前記合成画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1から6にいずれか記載の撮影装置。
  10. 画像を撮影する撮影手段を備える撮像装置が有するコンピュータを、
    操作に応じて、複数の画像を合成した規定の合成画像における主要被写体像の位置を設定する第1の設定手段と、
    前記撮影手段により撮影されている画像上で前記主要被写体像を認識する認識手段と、
    前記規定の合成画像上で、前記第1の設定手段により設定された位置に前記認識手段により認識される主要被写体が位置するように、前記撮影手段により撮影される画像毎の撮影範囲を設定する第2の設定手段と、
    前記撮影手段により撮影されている画像の撮影範囲が、前記第2の設定手段により設定された撮影範囲になったときに、前記撮影手段により撮影された画像を自律的又は他律的に取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された複数の画像を合成することにより前記規定の合成画像を生成する合成手段と、
    して機能させることを特徴とする撮影制御プログラム。
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