JP2010287759A - 光照射装置 - Google Patents

光照射装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010287759A
JP2010287759A JP2009140913A JP2009140913A JP2010287759A JP 2010287759 A JP2010287759 A JP 2010287759A JP 2009140913 A JP2009140913 A JP 2009140913A JP 2009140913 A JP2009140913 A JP 2009140913A JP 2010287759 A JP2010287759 A JP 2010287759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
lens
led
cell
leds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009140913A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5282669B2 (ja
Inventor
Kiyoyuki Kaburagi
清幸 蕪木
Hiroshige Haneda
博成 羽田
Kazuaki Yano
一晃 矢野
Ken Kataoka
研 片岡
Kenji Ishida
賢志 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2009140913A priority Critical patent/JP5282669B2/ja
Priority to TW099114041A priority patent/TW201104134A/zh
Priority to KR1020100044428A priority patent/KR20100133888A/ko
Priority to EP10005708A priority patent/EP2261721A1/en
Priority to US12/791,995 priority patent/US20100315814A1/en
Priority to CN2010102030291A priority patent/CN101922628A/zh
Publication of JP2010287759A publication Critical patent/JP2010287759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5282669B2 publication Critical patent/JP5282669B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0043Inhomogeneous or irregular arrays, e.g. varying shape, size, height
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0004Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed
    • G02B19/0028Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the optical means employed refractive and reflective surfaces, e.g. non-imaging catadioptric systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B19/00Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics
    • G02B19/0033Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use
    • G02B19/0047Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source
    • G02B19/0061Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a LED
    • G02B19/0066Condensers, e.g. light collectors or similar non-imaging optics characterised by the use for use with a light source the light source comprising a LED in the form of an LED array
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/09Beam shaping, e.g. changing the cross-sectional area, not otherwise provided for
    • G02B27/0938Using specific optical elements
    • G02B27/095Refractive optical elements
    • G02B27/0955Lenses
    • G02B27/0961Lens arrays
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21KNON-ELECTRIC LIGHT SOURCES USING LUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING ELECTROCHEMILUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING CHARGES OF COMBUSTIBLE MATERIAL; LIGHT SOURCES USING SEMICONDUCTOR DEVICES AS LIGHT-GENERATING ELEMENTS; LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21K9/00Light sources using semiconductor devices as light-generating elements, e.g. using light-emitting diodes [LED] or lasers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21KNON-ELECTRIC LIGHT SOURCES USING LUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING ELECTROCHEMILUMINESCENCE; LIGHT SOURCES USING CHARGES OF COMBUSTIBLE MATERIAL; LIGHT SOURCES USING SEMICONDUCTOR DEVICES AS LIGHT-GENERATING ELEMENTS; LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21K9/00Light sources using semiconductor devices as light-generating elements, e.g. using light-emitting diodes [LED] or lasers
    • F21K9/60Optical arrangements integrated in the light source, e.g. for improving the colour rendering index or the light extraction
    • F21K9/69Details of refractors forming part of the light source
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/10Light-emitting diodes [LED]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

【課題】LEDを用いた光照射装置において、積算光量の突出を抑制し、被照射面における照度分布の均一化を図ること。
【解決手段】光照射装置はセグメント光源2を複数並べられて構成され、各セグメント光源2は、複数のLED23からの光が照射されるインテグレータレンズ28と集光レンズ291とを有し、LED23からの光はワーク5である光照射面に照射される。インテグレータレンズ281のLED23に対向する側の各セルレンズの開口サイズは、大きさの異なる複数のサイズS,M,Lから構成され、このため光照射面では、中心部分では最も照度が高く、中心から外縁に向かって順次照度が小さくなるような照度分布となる。このため、2つのセグメント光源が重ね合わされる部分は、照度が小さい部分が重ね合わせられることとなり、セグメント光源間における積算光量の突出を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光照射装置に係わり、特に、LEDを多数備えた線状ないし面状の光源を形成する光照射装置に関する。
LEDを備えた光照射装置としては、例えば、特許文献1に、多数のLEDを基板上に並べて配置した紫外線照射装直が記載されている。この装置は、液晶パネル基板の最大サイズに相当するような、大面積の基板の全面にLED素子を敷き詰めて配置し、予定されたシール剤の硬化に必要なLEDのみを点灯させて照射する装置である。
また、特許文献2には、上記と同様に、同一基板上に発光ダイオードを配置し、その直下にある基板などのワークに対して光を照射する露光装置が記載されている。
図16は、LEDが基板上に並べて配列されてなる光照射装置の概念図であり、図16(a)は光源部分を正面から見た説明図、図16(b)は横方向から見た説明図である。 この光照射装置においては、光源100は多数の発光ダイオード(以下、LEDという)101によって構成されており、光源ステージ102上にLED101が敷き詰められるように配置されている。
同装置には、LED101の各々に対してON/OFFを切り替える電源装置(不図示)を備えており、ワーク103の形状に合わせて点灯領域が選択、指定されて、電源装置よりLED101に電力が供給される。
例えば、特許文献1に記載の技術では、ワーク103は液晶パネル基板である。この場合、2枚の基板の間にはシール剤が所定の画枠に沿って矩形形状に形成されており、その画枠内に液晶が充填されている。基板に挟み込まれたシール剤の硬化を行なうために、矩形形状の点灯領域に対応したLED101にのみ電力を供給して点灯する。
しかしながら、上記のような、基板上にLED101を並べて配置した光照射装置では、個々のLED101間の照度のばらつきや、LED101間の劣化特性のばらつきに起因して、照射領域において、均一な光照射を実現できないことがある。
このような条件のもので、図16に示した装置のように、多数のLED101を面上に並べて配置した装置では、例えば、LED101ごとに光量や、わずかであるが放射光のスペクトル(波長)にばらつきが生じる。そのため、照射領域において均一な照度やスペクトルを得ることが難しく、所望の光照射を行なうことができないことがある。
また、このような装置では、あるLED101が不点灯になった場合、残りのLED101のみで予定された照度を補完することは難しいという問題もある。
具体的には、1つのLED101が不点灯になった場合、その周囲のLED101の入力を上げたとしても、その入力の影響は異常のないLED領域にまで及び、不点灯になったLED部分で所定の照度が得られたとしても、それに隣接する部分において、高い照度分布となり、結果として全体の照度均一度が損なわれることになる。
このような問題を解決するため、図17(a)に示すように、インテグレータレンズを用いたセグメント光源が考えられる。
図17(a)では、基板21上に複数のLED23を設け、各LED23を透光性樹脂22と透光性レンズ27によって封止している。各LED23からの出射光は透光性レンズ27によって、紙面下側へ向かう略平行光とし、この平行光が2枚のインテグレータレンズ28(281,282)に入射され、出射面2821から出射される。インテグレータレンズ28には、略球面状のセルレンズが具備されており、各セルレンズに入射された平行光は、インテグレータレンズの出射面2821から出射されて、集光レンズ291で集光され、ワーク5の照射面上で重ね合わされる。これにより、照射面上では、図17(b)のような照射分布を形成し、セグメント光源の下方領域において均一な照度分布を得ることができる。
また、複数のLED23のうち、1つが不点灯になった場合でも、セグメント光源2内に設けられた、点灯できるLEDの出力を上昇させることで、照射面において、その照度均一性を保持しつつ、所定の照度にすることができる。
特許文献1の光照射装置では、LEDの各々に対してON/OFFを切り替える電源装置を備えることで、ワークの形状に合わせて点灯領域が選択、指定することができた。
このため、図17のセグメント光源を複数隣接させることで、光照射装置を構成し、ワークの形状に合わせてセグメント光源を点灯/不点灯させることができるものと考えられる。
特開2006−235617公報 特開2002−303988公報
特許文献1の光照射装置では、LEDの各々に対してON/OFFを切り替える電源装置を備えることで、ワークの形状に合わせて点灯領域が選択、指定することができた。
同様に、上記図17のセグメント光源においても、これらを複数隣接させることで、光照射装置を構成し、ワークの形状に合わせてセグメント光源を点灯/不点灯させることができるものと考えられる。
しかし、図17に示すセグメント光源を隣接させると、以下のような問題が生ずることが分かった。
すなわち、セグメント光源を隣接させると、図18に示すように照射面において、各セグメント光源からの照射光がその境界で重ね合わされることとなる。そうなると、図18(b)のように、照射光の重ね合わされた部分で、その光量が積算されて、その部分だけが突出した照度分布になってしまう。
このように、図17のセグメント光源で、照度均一性を確保したとしても、光照射装置を構成すると、その照度均一性がセグメント光源間で失われてしまう問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、セグメント光源間における積算光量の突出を抑制し、被照射面における照度分布の均一化を図ることができる光照射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明においては、各セグメント光源に設けられたインテグレータレンズのLEDに対向する側の各セルレンズの開口サイズ、もしくは、各セルレンズの上記LEDに対向する側に設置されるマスクの各セルレンズに対応した位置に設けられた開口サイズを、大きさの異なる複数種類のサイズから構成し、各セグメント光源による被照射面における照度分布が、中心位置が最も照度が高く、中心から外縁に向かって順次照度が小さくなるようにする。
このようなセグメント光源を隣接させると、2つのセグメント光源が重ね合わされる部分は、照度が小さい部分が重ね合わせられることとなり、セグメント光源間における積算光量の突出を抑制することができる。
なお、上記のように構成することで、2つのセグメント光源が重ね合わされる部分については積算光量の突出を抑えることができるが、3以上のセグメント光源が突き合わされる部分では3以上のセグメント光源からの光が重なる部分が生じ、積算光量が突出し照度分布の均一性が悪くなる場合がある。
そこで、各セルレンズの角部分、もしくは、各セルレンズのLEDに対向する側に設置されるマスクの開口の角部分に、コーナー半径又はコーナーカットを設ける。このように構成することで、3以上のセグメント光源からの光が重なる部分の積算光量の突出を抑えることができる。
ここで、上記インテグレータレンズのLEDに対向する側の各セルレンズの形状(光入射面における形状)は相似形であり、各セルレンズの開口サイズとは、ここでは、各セルレンズのレンズとして機能する部分(球面になっている部分)のサイズ(面積あるいは縦、横の長さ等)とする。
また、各セルレンズのLEDに対向する側にマスクを設置する場合、このマスクの開口も相似形であり、このマスクの開口サイズも、上記と同様、マスクの各開口のサイズ(面積あるいは縦、横の長さ等)とする。なお、マスクを設置する場合、インテグレータレンズの各セルレンズの開口サイズは同じでよい。
すなわち、本発明においては、以下のように前記課題を解決する。
(1)基板上に複数のLEDが配置されたセグメント光源を、複数並べて構成した光照射装置において、上記各セグメント光源に、上記複数のLEDからの光が照射されるインテグレータレンズと、該インテグレータレンズからの出射光が照射される集光レンズとを設ける。このインテグレータレンズは、複数のセルレンズによって構成され、インテグレータレンズの上記LEDに対向する側の各セルレンズの開口サイズを、大きさの異なる複数種類のサイズから構成する。
(2)基板上に複数のLEDが配置されたセグメント光源を、複数並べて構成した光照射装置において、上記各セグメント光源に、上記複数のLEDからの光が照射されるインテグレータレンズと、該インテグレータレンズからの出射光が照射される集光レンズとを設ける。
このインテグレータレンズは、複数のセルレンズによって構成され、該インテグレータレンズの上記LEDに対向する側に、各セルレンズに対応した位置に開口が設けられたマスクを配置し、このマスクの開口サイズを、大きさの異なる複数種類のサイズから構成する。
(3)上記(1)または(2)において、LEDに対向する側のセルレンズの角部分、あるいは、上記LEDに対向する側に配置されたマスクの開口の角部分に、コーナー半径又はコーナーカットを設ける。
ここで、上記セグメント光源の各LEDの照射エリア内に、各サイズのセルレンズ、あるいは、各サイズのマスクの開口が少なくとも1つずつ含まれるように、各セルレンズあるいはマスクの各開口を配置するのが望ましい。
上記のように構成し、各サイズのセルレンズ(マスクの開口)へ、各LEDからの光がそれぞれ入射するようにし、各サイズのセルレンズ(マスクの開口)への各LEDからの出射光の入射面積が大きく異ならないように構成することで、一つのLEDが消灯しても、他のLEDの出射光の強度を上げれば、各セグメント光源による被照射面での照度分布は、消灯前後において、同様に維持することが可能となる。
すなわち、後述するように複数のサイズのセルレンズから構成されるインテグレータレンズにおいて、各サイズのセルレンズの一つずつを、ある規則により並べて、この組を「1セット」とし、この1セットのセルレンズを規則的に配置することにより、インテグレータレンズを構成し、各セットのセルレンズに各LEDからの光が略均等に入射するように構成することで、各セグメント光源による被照射面での照度分布は、消灯前後において、同様に維持することが可能となる。
例えば、あるLEDから出射する光の、開口サイズがL1のセルレンズへの入射面積S1と、他のLEDから出射する光の、開口サイズL1のセルレンズへの入射面積S2が大きく異ならないように構成し、同様に、あるLEDから出射する光の、開口サイズがL2のセルレンズへの入射面積S3と、他のLEDから出射する光の、開口サイズL2のセルレンズへの入射面積S3が大きく異ならないように構成し、さらに開口サイズがL3,L4,…のセルレンズについても同様に構成することで、上記のように消灯前後での各セグメント光源による被照射面での照度分布を略同様に保つことができる。
これは、上記開口サイズがL1,L2,L3,…のセルレンズへの、各LEDからの出射光の入射面積の比を考えたとき、この比が各LEDについて、略同様の比率になるようにすることを意味する。
本発明においては、以下の効果を得ることができる。
(1)各セグメント光源に設けられたインテグレータレンズのLEDに対向する側の各セルレンズの開口サイズ、もしくは、各セルレンズの上記LEDに対向する側に設置されるマスクの各セルレンズに対応した位置に設けられた開口サイズを、大きさの異なる複数種類のサイズから構成することで、セグメント光源間における積算光量の突出を抑制することができ、照度分布の均一化を図ることができる。
(2)セグメント光源の各LEDの照射エリア内に、開口サイズの異なる各サイズのセルレンズが少なくとも1つ含まれるように各セルレンズを配置したり、LEDに対向する側に配置されるマスクの開口を、セグメント光源の各LEDの照射エリア内に、異なる各サイズの開口が少なくとも1つ含まれるように配置し、各サイズのセルレンズ、あるいは開口への各LEDからの出射光の入射面積が大きく異ならないように構成することで、一つのLEDが消灯しても、他のLEDの出射光の強度を上げれば、各セグメント光源による被照射面での照度分布は、消灯前後において、同様に維持することが可能となる。
(3)LEDに対向する側のセルレンズの角部分、あるいは、上記LEDに対向する側に配置されたマスクの開口の角部分にコーナー半径又はコーナーカットを設けることで、3以上のセグメント光源からの光が重なる部分の積算光量の突出を抑えることができる。
本発明の実施例の光照射装置および光源ユニットの斜視図である。 本発明の実施例のセグメント光源の構成と光照射面における照度分布を示す図である。 セグメント光源を隣接させた場合の構成と光照射面における照度分布を示す図である。 LED側に配置されたインテグレータレンズの構成例を示す図である。 LED側に配置されたインテグレータレンズの光出口側の面の構成例及び透光性レンズから代えてLEDに設けられるミラーの構成例を示す図である。 インテグレータレンズを一枚で構成した場合のセグメント光源の構成を示す図である。 インテグレータレンズの他の構成例を示す図である。 インテグレータレンズのセルレンズを複数種類のサイズで構成する代わりに、インテグレータレンズの光入口側にマスクを配置した場合の構成例を示す図である。 インテグレータレンズの光の入口側の面に、各LEDからの出射光を重ねて示した図である。 図9のようにセルレンズとLEDを配置した場合の光照射面における照度分布を示す図である。 セルレンズのサイズが3種類の場合の好ましいセルレンズ及びLEDの配置例を示す図である。 セルレンズのサイズが4種類の場合の好ましいセルレンズ及びLEDの配置例を示す図である。 本発明の第2の実施例を示す図である。 第2の実施例を説明するための比較例であり、コーナー半径を設けない場合の照度分布を示す図である。 コーナー半径を設けた場合の、光照射面における照度分布を示す図である。 LEDが基板上に並べて配列されてなる光照射装置の概念図である。 インテグレータレンズを用いたセグメント光源の構成例を示す図である。 図17のセグメント光源を隣接された場合の光照射面における照度分布を示す図である。
本発明の第1の実施例について、図1〜図4を用いて説明する。
図1(a)は、本発明の実施例の光照射装置を示した斜視図であり、同図は光照射装置を下から見た斜視図を示しており、図1(b)は、図1(a)の光照射装置に具備された光源ユニット群の斜視図である。
図1(a)に示すように、この光照射装置1は、光源ユニット3を平面状に複数並べて構成したものであって、その被照射領域の大きさ(f×g)は、例えば液晶パネル基板のG8基板用のものでは、約2200mm×2500mmという、大画面を形成することができる。この実施例では、光源ユニット3を5×2ユニット、つまり全10ユニット配置して構成されている。
図1(b)に示すように、光源ユニット3は、セグメント光源2を多数、平面状に並べて配置することで構成される。
セグメント光源2は、個別に給電が可能となるリード線(不図示)が形成された支持板8上に並べて配置して固定され、多数並べて配置されたセグメント光源2は一体にユニット化された光源ユニット群3を構成している。
支持板8には背面に水冷孔91が形成された水冷板9が設けられ、更にその背面部分には、前記リード線に接続された電源ユニット10が配置されている。この光源ユニット群3の大きさ(d×e)は、例えば約1130mm×510mmである。
続いて図2を用いて、前記光源ユニット3に具備されるセグメント光源2について、説明する。
図2(a)は、セグメント光源2を透光性レンズ体27の光出射面側から見た図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。図2(c)は、図2(b)に示すワーク5上に、セグメント光源2から出射された光が照射されたときの照度分布を示す図である。なお、図2には、図1に示したものと同じものに同一の符号が付されている。
図2に示すようにセグメント光源2は、同一基板21上に透光性樹脂22にモールドされたLED素子23(以下LED23という)を、例えば、5つ備えて構成されており、本実施例では基板21と垂直に、かつ光放射方向に向かって導光体24が一定の長さに亘って伸びるように形成されている。
LED23は、いずれもほぼ同一波長の光を放射するものである。なお、ここでいう「光」とは、例えば露光用途においては、遠紫外光(波長約200〜300nmの光)、近紫外光(波長約300〜400nmの光)を含んでいる。また、液晶の貼り合わせのような樹脂硬化の用途においては、従来水銀ランプが用いられており、この主波長(365nm、405nm、436nm)であり、本願でいうLED23は、この主波長を含む近紫外域から可視光までも含んでいる。
このように、同一波長域のLED23を複数備えるのは、1つが仮に不点灯となった場合でも、他のLED23からの光出力でこれを補うことができるようにするためである。すなわち、他の点灯できるLED23への給電量を大きくすることで、これらの光出力を大きくすることができ、結果的に不点灯となったLED23の光出力を補うことができる。なお、同一波長域とはスペクトル分布が完全に一致することを意味するものではなく、1つのセグメント光源2内においてLED23が互いに光を補うことができる程度であれば、ばらつきがあっても構わない。
導光体24は、例えば金属板を角状の筒体に成形した中空の筒体のものが用いられ、LED23から放射された光を外方向に漏れないように構成される。なお、内面は反射面、あるいは光吸収面のいずれであってよい。
透光性樹脂22にモールドされた各LED23は、さらに、透光性レンズ体27にモールドされており、透光性レンズ体27は、LED23から放射された光を、紙面下側に向かう平行光として放射する機能を有し、透光性レンズ体27から放射された光は、例えば、インテグレータレンズ28(281,282)により混合されて導光体24のインテグレータレンズ28(282)の光出射面2821より出射される。すなわち、このセグメント光源2においては、透光性レンズ体27と、インテグレータレンズ28が、LED23からの光を混合して光出射面2821に導光するための機能を備えている。なお、ここでは、光源から放射される光の中心光線に対して16°以下の角度で放射される光を平行光ということとする。
インテグレータレンズ28から出射した光は、図2に示すように集光レンズ291で集光され、ワーク5の照射面上で重ね合わされる。本実施例において、集光レンズ291はレンズ面に垂直な軸を中心とした軸対称の集光性を持つフレネルレンズであり、フレネルレンズの中心がインテグレータレンズ28の中心に一致するように配置される。
ここで、LED23が取り付けられた基板21の大きさは例えば30×30mmであり、基板21から集光レンズ291までの距離は例えば40mmである。さらに、上記透光性レンズ体27は例えば径がφ11mmであり、光軸方向の高さは10mmである。
このインテグレータレンズ28は複数のセルレンズからなり、セルレンズのLED側の面(光の入口側の面)の開口サイズ(レンズとして機能する球面部分のサイズ)は同一ではなく、径の異なる複数種類のレンズから構成される。図2(b)においては径がS,M,Lの3種類のサイズのレンズから形成されている。
光の入口側の面にサイズの異なるセルレンズS,M,Lが形成されると、各セルレンズS,M,Lの球面に入射される光のサイズ(面積)も3種類となる。
従って、例えば最も小さいサイズのセルレンズSに入射された光のサイズは、ワーク5の照射面においても、照射サイズが小さくなる。そうなると、セルサイズの種類によって、ワーク5の照射面においても、その種類に応じた照射サイズが形成され、互いに重なり合うことで、その積算光量が図2(c)に示すような形状となる。
すなわち、ワーク5の中心部分では、光入射側の開口サイズがS,M,Lの3種類のセルレンズからの光が積算されることで、最も照度が高く、これを取り囲むように、2番目にサイズの大きい開口サイズMのセルレンズと、3番目にサイズの大きい開口サイズLのセルレンズとからの光が積算された部分が形成される。さらに開口サイズM,Lのセルレンズからの光の積算部分を取り囲むように、サイズLのセルレンズからの光が照射される部分が形成される。
これにより、セグメント光源2からの照射光は、中心から外縁に向かって順次照度が小さくなる照度分布が形成される。
なお、以下では、上記開口サイズSのセルレンズからの光が積算される領域をS’、上記開口サイズMのセルレンズからの光が積算される領域をM’、開口サイズLのセルレンズからの光が積算される領域をL’という。
このようなセグメント光源2を隣接させた場合を図3に示す。図3(a)は、図2(b)と同様にセグメント光源2の断面図、図3(b)は、2つのセグメント光源2から出射された光がワーク上で重ね合わされて形成された照度分布を示す図、図3(c)は照度分布の形状(アウトライン)を示す図である。なお、各セグメント光源の構成は図2に示したものと同一であり、図2に示したものと同一のものには同一の符号が付されている。
図2に示したセグメント光源2を隣接させると、図3に示すように、各セグメント光源が隣接する境界においては、紙面右側のセグメント光源2からの領域M’,L’の光と、紙面左側のセグメント光源2からの領域L’の光とが積算される。同様に紙面左側のセグメント光源2からの領域M’,L’の光と、紙面右側のセグメント光源2からの領域L’の光とが積算される
2つのセグメント光源が重ね合わされる部分は、各セグメント光源2での照度分布において2番目や3番目の照度の部分であり、すなわち照度を抑制した部分である。この光を重ね合わせることで、図3(c)に示すような照度分布を形成することができ、課題で説明したような突出した照度分布は抑制できる。
図4(a)は、LEDに近い側に配置されたインテグレータレンズ281の光の入口側の面を見たときの図である。図4(a)のように、インテグレータレンズ28の光の入口側は、複数のサイズのセルレンズS,M,Lで形成される。
なお、本願で言うセルレンズのサイズとは、前述したように例えば図4(a)における各セルレンズの面積である。
図4(b)は、図4(a)のF−F断面図(一部分の拡大図)である。また、図5(a)はインテグレータレンズ28の光出口側の面を見たときの図である。
インテグレータレンズ28の光の入口側の面は開口サイズの異なる複数のセルレンズから構成されており、セルレンズとして機能しない各セルレンズの境界部分(球面になっていない部分)は、図4(b)に示すように頂部が平面状の凸部28aが形成される。凸部の表面は例えば拡散面とされ、この部分から入射する光は拡散光となる。なお、上記凸部の表面を光吸収面としてもよい。
また、インテグレータレンズ28の光の出口側の面の各セルレンズの開口サイズは、図5(a)に示すように同一であり、各セルレンズの境界部分に上記凸部28aは形成されていない。
なお、インテグレータレンズ28の各セルレンズS,M,Lのレンズ面の曲率は図4(b)に示すように例えばR5mmであり、セルレンズSのサイズは3mm、セルレンズMのサイズは3.5mm、セルレンズLのサイズは4mmである。
なお、図2などで、LED23には、透光性レンズ27を設けて平行光を形成したが、図5(b)に示すミラー272で平行光を形成してもかまわない。
また、図2などでは、図4(b)に示すように、インテグレータレンズ28の入口側のセルサイズS,M,Lを複数形成するため、セルレンズの球面でない部分を突出させて凸部28aを形成していたが、後述する図6に示すように、凹部にしてもかまわない。
このように、セルレンズの球面で無い部分を突出させたり、凹部にしたりするのは、面積が相違するインテグレータレンズ281の入口側のセルレンズと、出口側のセルレンズを、その中心位置が一致するように1対1で対向配置させるためである。
図6は、インテグレータレンズ28を1枚で構成した例を示す図であり、その他の構成は図2と同じであり同一のものには同一の符号が付されている。なお、図6では前記したようにセルレンズの球面で無い部分を凹部にしている。
前記図2では、インテグレータレンズ28を2枚で形成していたが、紙面上下方向に長く形成できるときは、図6に示すように1枚のインテグレータレンズ283であってもかまわない。
図7は、インテグレータレンズの他の構成例を示す図であり、同図は、セグメント光源2を透光性レンズ体27の光出射面側から見た図である。
S,M,Lのサイズのセルレンズを複数形成できれば、その形状は、図4のように四角形でも良いが、図7に示すように六角形であってもよい。図7においては、インテグレータレンズ284の光入口側にS,M,Lのサイズの六角形状のセルレンズA,B,Cが設けられる。
図2〜図7では、インテグレータレンズの光入口側のセルレンズのサイズを異ならせた場合について説明したが、セルレンズのサイズを異ならせる代わりに、インテグレータレンズ281、283の光入口側に開口サイズの異なるマスクを設けてもよい。
図8は、前記図2に示したセグメント光源において、インテグレータレンズの光入口側にマスクを設けた前記実施例の変形例を示す図である。
マスク30は図8(a)に示すようにインテグレータレンズ285の光入口側に設けられる。マスク30には、図8(b)に示すようにインテグレータレンズ281の各セルレンズに対応したた位置に、サイズの異なる開口301が設けられている。なお、この場合、インテグレータレンズ285の光入口側の各セルレンズのサイズは図5(a)に示したように同じに構成されている。
このように開口サイズの異なる開口301を持つマスク30インテグレータレンズ284の光入口側に設けても、前記図2〜図7に示したもとの同様、中心から外縁に向かって順次照度が小さくなる照度分布が形成される。
なお、上記のようにマスクを配置する代わりにインテクレータレンズ285の光入口側に、図8(b)に示すマスクと同様な形状の光遮光(光吸収)部分を設けてもよい。
ところで、本発明においては、インテグレータレンズ28の光入射側の各サイズのセルレンズを、光入射面上で偏り無く均一に配置し、各LEDからの光がこれら各サイズのセルレンズに均一に入射するようにLEDを配置することで、前述したように一つのLEDが消灯しても、他のLEDの出射光の強度を上げれば、各セグメント光源による被照射面での照度分布は、消灯前後において、同様に維持することが可能となる。
以下、LEDの消灯前後において、照度分布を同様に維持することができる、インテグレータレンズ28における各サイズのセルレンズの配置及びLEDの配置について説明する。
図9は、図4(a)で示したように、インテグレータレンズ281を光入射側から見た図であり、各サイズの各セルレンズの配置は、図4 (a) に示したものと同様である。
図9は図4(a)に示したインテグレータレンズの光の入口側の面に、各LEDからの出射光(図8における円)を重ねたものである。
図9に示した例では、各LEDからの出射光が、複数のサイズのセルレンズに入射される面積が略同一になるように、各サイズのセルレンズおよびLEDが配置されている。
例えばLEDが1〜5の5つあり、LED1がSサイズに入力される面積とMサイズに入力される面積とLサイズに入力される面積との比率が3:3:4であったとすると、LED2もS:M:L=3:3:4であり、LED3〜5も同様の比率になるように配置されている。これは、すなわち、サイズの異なる各セルレンズに入力される光量が、各LEDについて略同一であることを示している。
この場合、一つのLEDが消灯しても、他のLEDの出射光の強度を上げれば、各セグメント光源による被照射面での照度分布は、消灯前後において、同様に維持することが可能となる。これを図10により説明する。
図10は、各サイズのセルレンズとLED1〜LED5が図9のように配置されている場合の光照射面における照度分布を示す図であり、各ハッチングで示した領域は同図に示すようにLED1〜LED5により照射される領域しを示し、同図(a)は全てのLEDが点灯している場合、(b)はLED5が消灯した場合(点線で示した部分が消灯により減少している)、(c)はLED4による照度を増加させ、LED5の消灯分を補った場合、(d)は、LED1〜LED4による照度を増加させてLED5の消灯分を補った場合を示している。
図10において、各LEDのうち1つ(LED5)が不点灯になった場合、そのセグメント光源での照度分布は、図10(a)から図10(b)となる。紙面左右方向での照度分布は両者とも変わらないが、図8(b)では所定の照度(縦軸方向)が得られないので、点灯できる4つのLEDで補わなければならない。
このとき、不点灯になったLED5のセルレンズへの入射光量の比率がS:M:L=3:3:4であって、点灯しているLED4のセルレンズへの入射光量の光がS:M:L=3:3:4のように、LED5と同一の比率であれば、LED4への給電を倍増させ、その光量を倍増させたとき、図10(c)のように、セグメント光源での照度分布を変えることなく、失ったLED5の照度をLED4で補うことができる。
なお、一つのLED4への給電を大きくさせると、給電を大きくしていないLED1〜3に比べて寿命が低下するので、各LED1〜4の給電を例えば25%大きくすれば、各LED1〜4でのS:M:Lへの光量比率が、LED5でのS:M:Lへの光量比率と略同一であることから、照度分布は図10(d)に示すようになる。すなわち、そのセグメント光源での照度分布は、LED5が点灯していたもの(図10(a))と略同一にすることができ、且つ、LED5の照度をLED1〜4で補うことができる。
なお、各LEDからの出射光が、複数のサイズのセルレンズに入力される面積が互いに異なる場合は、次のようになる。
例えばLEDが1〜5の5つあり、LED5がSサイズに入力される面積と、Mサイズに入力される面積と、Lサイズに入力される面積との比率が3:3:4であったとすると、LED4ではS:M:L=7:2:1のようになる。
これは、すなわち、サイズの異なる各セルレンズに入力される光量も、前述の比率に応じて異なっていることを示している。
この場合、例えばLED5が不点灯になってしまったときに、LED4への給電を倍増させて、その出射光量を倍増させようと試みても、LED5における比率とLED4の比率が異なることから、LED5の光量を補ったとしても、セグメント光源における照度分布は変わってしまう。
LEDの消灯前後において照度分布を同様に維持することが可能となるセルレンズとLEDの配置について、さらに説明する。
被照射面での照度分布を、LEDの消灯前後において同様に維持するためには、以下のように構成することが好ましいと考えられる。
(1)1個のLEDで各サイズのセルレンズを複数個ずつ照明するように構成し、また、LEDを少なくとも5個以上で構成する。
(2)各種のセルレンズの配置を1セットとして、その1セットを規則的に配置する。
以下、上記(2)についてさらに説明する。
(事例1)セルレンズのサイズの種類が3の場合
図11(a)は大、中、小の3種類のセルレンズから構成されるインテグレータレンズを光入射側から見た図であり、5つのLEDA〜Eからの光(同図中の円)を重ねて示している。なお、ここでは、各セルレンズのサイズをハッチングの違いで示している。
この事例での「1セット」とは、例えば図11(b)に示すように、左から中・小・大の順に配置された1グループであり、「1セットを規則的に配置する」とは、図11(c)に示すように、「1セット」を順次斜めに配置したり、順次横に配置することを意味する。これにより、各LEDからの光を、各サイズのセルレンズに同じように入射させることができ、あるLEDからの光が例えばサイズの大きいセルレンズのみに入射するなど、各LEDからの光が入射するセルレンズの種類が偏ることを抑制することができる。
例えば、AというLEDからの光が大のセルレンズばかりに入射されるのに対し、BというLEDからの光が小のセルレンズばかりに入射される場合のように、各LEDからの光が入射するセルレンズの種類が偏ると、AというLEDが不点灯になったときに、BというLEDでAのLEDの光量を補強しようとしても、小のセルレンズの光ばかり強くなってしまって、被照射面での照度分布を、LEDの消灯前後において同様に維持することができなくなる。
これに対し、図11(a)に示すように「各種のセルレンズの配置を1セットとして、その1セットを規則的に配置する」と、各LEDの光が入射されるセルレンズは、この「1セット」を含むようになり、不点灯になったLEDの光量を、他のLEDの光量で補いことで、被照射面での照度分布を、LEDの消灯前後において同様に維持することが可能となる。
(事例2)セルレンズのサイズの種類が4つの場合
図12(a)は大、中大、中小、小の4種類のセルレンズから構成されるインテグレータレンズを光入射側から見た図であり、5つのLEDA〜Eからの光(同図中の円)を重ねて示している。
この事例での「1セット」とは、図12(b)の大・中大・中小・小が順に配置された1グループであり、「1セットを規則的に配置する」とは、図12(c)のように、「1セット」を順次縦に配置したり、順次横に配置することである。
このように、セルレンズの種類が増えても、事例1と同様に、不点灯のLEDが生じても、不点灯になったLEDの光量を、他のLEDの光量で補いことで、被照射面での照度分布を、LEDの消灯前後において同様に維持することが可能となる。
上記では、インテグレータレンズが、複数のサイズのセルレンズから構成される場合について説明したが、前記図8に示したように、インテグレータレンズの光入口側にマスクを設けた場合にも、マスクの複数のサイズの開口の配置を上記のようにすることで、同様の効果を得ることができる。
図13は、本発明の第2の実施例を示す図であり、LEDに対向する側のセルレンズの角部分にコーナー半径を設けた実施例を示しており、前記図4(a)と同様、インテグレータレンズ286を光入射側から見た図である。
なお、以下では、セルレンズの角部分にコーナー半径又はコーナーカットを設けた場合について説明するが、図8に示したLEDに対向する側にマスクを設けた場合にも同様に適用することができ、この場合は、マスクの開口の角部分にコーナー半径又はコーナーカットを設ける。
図14は、第2の実施例を説明するための比較例であり、本実施例のように、コーナー半径又はコーナーカットを設けない場合の光照射面における照度分布を示す。図14により、本実施例のようにセルレンズの角部分にコーナー半径又はコーナーカットを設けない場合の問題点について説明する。
図14(a)は、ワークの照射面における4つのセグメント光源SE1〜SE4からの各照射分布をセグメント光源側から見たときの図である。同図の破線、一点鎖線、二点鎖線、点線は、それぞれセグメント光源SE1〜SE4から出射する光の照射領域を示している。
図14(b)は、図14(a)でのB−B断面における照度分布を示し、図14(c)は、図14(a)でのC−C断面における照度分布を示している。また、図14(d)は、図14(c)の照射分布の輪郭だけを示したものである。
複数のセグメント光源を隣接させる場合、図3のように横に隣接させるだけでなく、実際には図1(b)に示したように、X−Y方向に隣接させ、4つのセグメント光源の角部を突きあわせて配置する必要がある。
このため、図14(a)に示すように、照射面においては、4つのセグメント光源からの照射光が重ね合わされる部分ができる(同図のP)。
セグメント光源は、第1の実施例で説明したように、中央での照度よりもその外縁での照度を低くしているので、図14(b)に示すように、2つのセグメント光源からの出射光が重なった領域では、その境界での光量突出を抑制できる。しかし、図14(c)に示すように、4つのセグメント光源からの出射光が重なった領域では、その境界での光量突出が大きすぎて、その照度分布の均一性が悪くなってしまうことがある。
すなわち、図14(c)に示すように、4つのセグメント光源からの出射光が重なった領域ではセグメント光源SE1〜SE4からの光が重なり、この部分での光量が図14(d)に示すように突出する。
そこで、図13に示すように、インテグレータレンズ286の各セルレンズの頂点位置にコーナー半径Rを設ける。
このように、構成することで、セグメント光源SE1〜SE4からの光が重なる部分での光量の突出を抑制することができる。なお、例えばインテグレータレンズ286のセルレンズのサイズが前述したように、Sサイズが3mm、Mサイズが3.5mm、Lサイズが4mmの場合、コーナー半径は例えばR=0.5mm程度である。
図15は、図13のように構成した場合の、ワークの照射面における4つのセグメント光源1〜4からの各照射分布をセグメント光源側から見たときの図である。同図の破線、一点鎖線、二点鎖線、点線は、それぞれセグメント光源SE1〜SE4から出射する光の照射領域を示している。
図15(b)は、図15(a)でのD−D断面における照度分布を示し、図15(c)は、図15(a)でのE−E断面における照度分布を示している。また、図15(d)は、図15(c)の照射分布の輪郭だけを示したものである。
図13に示すように各セルレンズの頂点位置にコーナー半径Rを設けることにより、図15(a)に示すように、セルレンズのコーナー半径Rが反映されて、その照度分布の頂点位置には、Rが形成される。
コーナー半径Rが形成されていない図15(a)のD−D断面である図15(b)の照度分布においては、図14(b)と相違しない。これに対して、コーナー半径Rが形成された、図15(a)のE−E断面である図15(c)の照度分布においては、セグメント光源SE1〜SE4の重なりあう部分が少なくなるので、図15(d)に示すようにセグメント光源の境界での突出が小さくすることができる。
図15(d)において、点線部分は図14(d)の実線部分(コーナー半径を設けない場合の照度分布)に相当し、図15(d)の実線部分は、コーナー半径を設けた場合のが照度分布の輪郭を示したものであり、両者を比較すると分かるように、本実施例のようにコーナー半径Rを設けることで、光量突出を抑制することができ、その照度分布の均一性を高めることができることが分かる。
なお、図13では、全てのセルレンズにコーナー半径Rを設けたが、必ずしも全てに設ける必要がなく、各セグメント光源が重なり合った結果、著しく突出する部分に設ければよく、図15の例で言えば、他のセグメント光源からの光が積算されることのないSサイズのセルレンズには、コーナー半径Rを設けなくてもかまわない。
上述したように、図15(a)の中央部分のように4つのセグメント光源の光が重なり合うことを抑制できればよいので、必ずしもコーナー半径Rである必要もなく、例えば、図13(b)に示すように、四角形の頂点位置を直線状にコーナーカットCを設けて、例えば多角形(図13(b)では八角形)にすれば、重なり部分は小さくなるので、これも用いることができる。
1 光照射装置
2 セグメント光源
3 光源ユニット
5 ワーク
8 支持板
9 水冷板
91 水冷孔
10 電源ユニット
21 基板
22 透光性樹脂
23 LED素子
24 導光体
27 透光性レンズ体
28,281〜286 インテグレータレンズ
291 集光レンズ
30 マスク
301 開口
SE1〜SE4 セグメント光源

Claims (4)

  1. 基板上に複数のLEDが配置されたセグメント光源を、複数並べて構成した光照射装置であって、
    上記セグメント光源には、上記複数のLEDからの光が照射されるインテグレータレンズと、該インテグレータレンズからの出射光が照射される集光レンズとが設けられ、
    該インテグレータレンズは、複数のセルレンズによって構成され、
    上記インテグレータレンズの上記LEDに対向する側の各セルレンズの開口サイズは、大きさの異なる複数種類のサイズから構成される
    ことを特徴とする光照射装置。
  2. 上記LEDに対向する側のセルレンズの角部分には、コーナー半径又はコーナーカットが設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光照射装置。
  3. 基板上に複数のLEDが配置されたセグメント光源を、複数並べて構成した光照射装置であって、
    上記セグメント光源には、上記複数のLEDからの光が照射されるインテグレータレンズと、該インテグレータレンズからの出射光が照射される集光レンズとが設けられ、
    該インテグレータレンズは、複数のセルレンズによって構成され、
    上記インテグレータレンズの上記LEDに対向する側には、各セルレンズに対応した位置に開口が設けられたマスクが配置され、
    上記マスクの開口サイズは、大きさの異なる複数種類のサイズから構成される
    ことを特徴とする光照射装置。
  4. 上記LEDに対向する側に配置されたマスクの開口の角部分には、コーナー半径又はコーナーカットが設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の光照射装置。
JP2009140913A 2009-06-12 2009-06-12 光照射装置 Expired - Fee Related JP5282669B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140913A JP5282669B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 光照射装置
TW099114041A TW201104134A (en) 2009-06-12 2010-05-03 Light irradiation device
KR1020100044428A KR20100133888A (ko) 2009-06-12 2010-05-12 광조사 장치
EP10005708A EP2261721A1 (en) 2009-06-12 2010-06-01 Light irradiation device
US12/791,995 US20100315814A1 (en) 2009-06-12 2010-06-02 Light irradiation device
CN2010102030291A CN101922628A (zh) 2009-06-12 2010-06-10 光照射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140913A JP5282669B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 光照射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010287759A true JP2010287759A (ja) 2010-12-24
JP5282669B2 JP5282669B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=42299208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009140913A Expired - Fee Related JP5282669B2 (ja) 2009-06-12 2009-06-12 光照射装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20100315814A1 (ja)
EP (1) EP2261721A1 (ja)
JP (1) JP5282669B2 (ja)
KR (1) KR20100133888A (ja)
CN (1) CN101922628A (ja)
TW (1) TW201104134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180136577A (ko) * 2016-05-26 2018-12-24 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 방사 조도 경화 렌즈를 갖는 프로세싱 챔버

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI404891B (zh) * 2011-02-17 2013-08-11 Shinyoptics Corp Lighting device
CN102496063A (zh) * 2011-11-17 2012-06-13 江南大学 大功率led阵列照度均匀化的方法
WO2013155684A1 (zh) * 2012-04-18 2013-10-24 天津天星电子有限公司 光积分式led光源及方法
TWI620889B (zh) * 2013-04-15 2018-04-11 Hoya Candeo Optronics Corp Light irradiation device
CN107701961A (zh) * 2016-06-20 2018-02-16 浙江迅实科技有限公司 一种用于3d打印产品的固化灯箱及用于该产品的固化方法
CN110177668B (zh) * 2017-01-13 2022-07-12 Lg伊诺特有限公司 固化装置
CN106827509B (zh) * 2017-01-24 2023-12-15 江苏艾德锐电子科技有限公司 光源组件及3d打印机
JP7132502B2 (ja) * 2018-03-09 2022-09-07 日亜化学工業株式会社 光源装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007012323A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Cheil Ind Co Ltd 面光源装置及び液晶表示装置
JP2007080526A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002010804A1 (en) * 2000-07-31 2002-02-07 Rochester Photonics Corporation Structure screens for controlled spreading of light
JP2002303988A (ja) 2001-04-03 2002-10-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 露光装置
JP4616577B2 (ja) * 2004-04-22 2011-01-19 株式会社日立製作所 映像表示装置
JP5180439B2 (ja) 2005-01-28 2013-04-10 芝浦メカトロニクス株式会社 紫外光照射装置及び照射方法、基板製造装置及び基板製造方法
JP2007010707A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Seiko Epson Corp 光学シートの製造方法、光学シート、バックライトユニット、表示装置、電子機器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007012323A (ja) * 2005-06-28 2007-01-18 Cheil Ind Co Ltd 面光源装置及び液晶表示装置
JP2007080526A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Matsushita Electric Works Ltd 発光装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180136577A (ko) * 2016-05-26 2018-12-24 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 방사 조도 경화 렌즈를 갖는 프로세싱 챔버
JP2019518594A (ja) * 2016-05-26 2019-07-04 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 照射硬化レンズを備える処理チャンバ
KR102171712B1 (ko) 2016-05-26 2020-10-29 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 방사 조도 경화 렌즈를 갖는 프로세싱 챔버

Also Published As

Publication number Publication date
TW201104134A (en) 2011-02-01
US20100315814A1 (en) 2010-12-16
CN101922628A (zh) 2010-12-22
KR20100133888A (ko) 2010-12-22
JP5282669B2 (ja) 2013-09-04
EP2261721A1 (en) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5282669B2 (ja) 光照射装置
JP5235502B2 (ja) 車両用照明灯具
WO2011048735A1 (ja) 照明用レンズ、発光装置、面光源および液晶ディスプレイ装置
WO2012164792A1 (ja) 発光装置、面光源、液晶ディスプレイ装置、およびレンズ
WO2016194954A1 (ja) 車両用灯具
US10139072B2 (en) Lighting unit for a vehicle headlamp
JP2016212962A (ja) 照明装置
KR101490065B1 (ko) 조명 장치
JP2008218089A (ja) 照明装置
CN108603646B (zh) 车辆用灯具
JP2016058284A (ja) 照明装置
CN110196517B (zh) 一种紫外线照射机
JP6748424B2 (ja) 発光装置、面光源装置および表示装置
JP2018037257A (ja) 面光源装置および液晶表示装置
WO2017002725A1 (ja) 発光装置、面光源装置および表示装置
JP2010205515A (ja) 面照明ユニット及びこの面照明ユニットを用いた面照明装置
EP3279555B1 (en) Lens for light source, illumination device, and display device
JP2008243602A (ja) 照射範囲可変スポットライト
JP2014203604A (ja) 照明装置
WO2024034458A1 (ja) 光学部材および照明装置
JP7287668B2 (ja) 照明装置
JP2012015065A (ja) 照明装置
US10323827B2 (en) Lighting apparatus
TW201732195A (zh) 車燈裝置及其配光方法
JP5131129B2 (ja) 光源ユニット及び該光源ユニットを具備した露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5282669

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees