JP2010287551A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズ体の移動をスムースに行なうことができる照明装置を提供する。
【解決手段】光源を有する光源ユニット4からの光を受光する光源側レンズ体28とその光軸方向で対向配置されたレンズ体27とをそれぞれ支持し、光軸方向に移動可能のレンズ体支持部23,24と;互いに交差させた2本のリンク体34,35を有しており、このリンク体の各端部を各レンズ体支持部に対して摺動可能に連結してレンズ体支持部同士を互いに離間近接する方向に連動するように移動させるリンク機構25と;これらレンズ体支持部を光軸方向に往復動可能に案内するガイド26と;このガイド、前記リンク機構およびレンズ体支持部を収容する投影ユニットケース17と;レンズ体支持部の一方23に連動可能に連結されてこのレンズ体支持部を光軸方向に移動させ、その移動位置を保持可能に構成してなるつまみ44と;を具備している。
【選択図】 図1
【解決手段】光源を有する光源ユニット4からの光を受光する光源側レンズ体28とその光軸方向で対向配置されたレンズ体27とをそれぞれ支持し、光軸方向に移動可能のレンズ体支持部23,24と;互いに交差させた2本のリンク体34,35を有しており、このリンク体の各端部を各レンズ体支持部に対して摺動可能に連結してレンズ体支持部同士を互いに離間近接する方向に連動するように移動させるリンク機構25と;これらレンズ体支持部を光軸方向に往復動可能に案内するガイド26と;このガイド、前記リンク機構およびレンズ体支持部を収容する投影ユニットケース17と;レンズ体支持部の一方23に連動可能に連結されてこのレンズ体支持部を光軸方向に移動させ、その移動位置を保持可能に構成してなるつまみ44と;を具備している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば演出効果を得るために舞台やスタジオなどの高所に配設されるスポット照明装置等の照明装置に関する。
従来、この種の照明装置の一例としては、光源と反射鏡を搭載した移動可能なスライド台を、操作レバーの手動操作により移動させることにより、光源のレンズに対する光軸方向の距離を調整するスポット照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1記載のスポット照明器具では、スライド台の摺動に抵抗負荷を与えることにより、スライド台の移動位置の保持を図っているので、このスライド台に搭載されたレンズの移動がスムースでなく、操作レバーの手動操作が重くなるという課題がある。
すなわち、このスポット照明器具は、本体ハウジング内に並設された2本の平行なガイド棒と、これらガイド棒が摺動可能に貫通するスライド台と、このスライド台を移動させる操作レバーとを有し、一方のガイド棒には、螺旋状の溝を設け、前記スライド台には、前記螺旋状の溝に係合する突起を設け、前螺旋状の溝の角度を、前記スライド台の光軸方向移動に抵抗負荷を与えて、スライド台を操作レバー操作により設定した位置に保持可能なように構成している。このため、操作レバーの操作に伴う応力がレンズから2本のガイドに均等に伝わりにくく、スライド台に搭載されているレンズのスムースな移動が困難となる場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、レンズ体の移動をスムースに行なうことができる照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る照明装置は、光源を有する光源部からの光を受光する光源側レンズ体とその光軸方向で対向配置された投光側レンズ体とをそれぞれ支持し、光軸方向に移動可能に配置されたレンズ体支持部と;互いに交差させた2本のリンクを有しており、このリンク体の各端部を摺動可能に連結してレンズ体支持部同士を互いに離間、近接する方向に連動するように移動させるリンク機構と;これらレンズ体支持部を光軸方向に往復動可能各レンズ体支持部に対して案内するガイドと;このガイド、前記リンク機構およびレンズ体支持部を収容するケースと;レンズ体支持部の一方に連動可能に連結されてこのレンズ体支持部を光軸方向に移動させ、その移動位置を保持可能に構成してなる操作部と;を具備していることを特徴とする。
各レンズ体支持部により支持される光源側と投光側のレンズ体は単数でも複数でもよい。レンズ体は光源の放射状の一部または全部を屈折させて光学的に制御を行う光学部材であり、光源からの距離に応じて制御が変更されるものであればよい。例えば、凹レンズ体、凸レンズ体、フレネルレンズ体等が挙げられるが、これらに限定されない。また、一対のレンズ体は互いに対向配置されるものであるが、これはレンズ体の形状が互いに対向していることを意味するものではなく、レンズ体の配置関係が対向していることを意味するものである。光源はハロゲンランプやLED(発光ダイオード)等でもよく、光源には限定されない。操作部は、ケースにレンズ体支持部の移動方向に形成されたスリットから外部に延在する軸部の外端部に、スリットよりも大径のつまみをねじ結合し、このつまみを締め付けることにより、このつまみをスリットの側縁部に締め付けて保持させることにより、移動位置を保持させるように構成してもよい。
請求項2に係る照明装置は、前記リンク機構は、前記光軸に対し直交方向に沿う前記一対のレンズ体支持部の幅方向両端部にそれぞれ配設された摺動部を有しており、前記リンク体には、前記摺動部に摺動可能に係合し、一対のレンズ体支持部同士の複数の所望の対向間隔にそれぞれ対応した変曲点を有するガイド溝が形成されていることを特徴とする。
各リンクは、相互に交差する交差部近傍にて、ピン等によりケースに回動可能にそれぞれ軸支して支点を形成し、この支点用のピンを中心に各リンクが回動(揺動)することにより伸縮し、レンズ体支持部同士の対向間隔が調節される。
各リンクのガイド溝は、レンズ体同士の所要の対向間隔において、例えば所望の配光特性が得られる複数の位置を予め連続的に形成している。
請求項3に係る照明装置は、前記ケースは、前記光源部のケースとは別体により構成され、この光源部ケースと連結可能に構成されていることを特徴とする。
ケースは光源部からの光を受光する受光部と、この受光部で受光した光を外部に投光する投光部とを有し、投光部は単なる投光用の開口でもよく、この投光用開口に、透光性を有する前面カバーを配設してもよい。
また、このケースと光源部ケースとの間に、投光の形等を制御する制光用のカッターを挿脱可能に挿入させる挿入部を設けてもよい。
請求項1に係る照明装置によれば、光軸方向で対向配置された光源側と投光側の一対のレンズ体をそれぞれ支持するレンズ体支持部の対向間隔を、操作部の光軸方向の移動操作によりリンク機構を伸縮させて調節するので、レンズ体をスムースに移動させることができる。
また、操作部を光軸方向に単に移動させることにより、リンク機構を伸縮させて光源側と投光側の一対のレンズ体の対向間隔を調節できるので、この操作部の操作力を軽減することができる。
請求項2に係る照明装置によれば、操作部により調節される位置を、所望の配光特性がそれぞれ得られる位置に設定することにより、一対のレンズ体の対向間隔を、常に所望の配光特性を得ることができる位置に調節することができる。
請求項3に係る照明装置によれば、ケースを光源部のケースとは別体に構成しているので、このケースを、光源部からの光を外部に投光する例えば投影部として光源部とは独立に構成することができる。このために、投影部の小型軽量化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。これら複数の添付図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
図1は本発明の第1の実施形態に係る照明装置の内部構成を示す図、図2は図1により示す照明装置の横方向投光状態の正面図、図3は同,照明装置の側面図、図4は同,照明装置の下方向投光状態の底面図である。これらの図に示すように照明装置1は、照明器具2と、この照明器具2の左右両側面を回動可能、かつその回動角を保持可能に挟持するコ字状のアーム3と、を具備している。
照明器具2は、光源ユニット4と、この光源ユニット4に所要の間隙を置いて同軸状に連結された投影ユニット5を有する。図1に示すように光源ユニット4は、例えば8角筒等角筒状の光源ユニットケース4a内に、主に光源部の一例である面状光源6、ヒートシンクからなる放熱器7、電源ユニット8、点灯回路ユニット9をそれぞれ収容している。
面状光源6は、光源ユニット4の投影ユニット5側の一端部(図1では左端部)側に配設されている。面状光源6は、平板状の電気絶縁基板に、鋼箔により配線をプリントしてなるプリント基板10に、白色や青色、赤色等複数色または単色のLED(発光ダイオード)11を複数個実装している。
そして、このプリント基板10の前面(図1では左側面)には、面状多孔リフレクタ12を装着しており、この面状多孔リフレクタ12により、LED11からの光を前方(図1では左側方)に投光する投光部を構成している。
そして、面状光源6は、その背面に、放熱器7のベースの前面を直接的に取り付け、面状光源6での発熱を放熱器7の放熱フィン7aから放熱される。光源ユニットケース4aは、放熱フィン7aと対向する側面の一部を切り欠いて矩形等の複数の開口部4bを形成し、これら開口部4b,4bには、通気性に優れた金属メッシュ等の多孔板4cをそれぞれ張設し、外気通風可能に構成している。また、面状多孔リフレクタ12に近接して筒状光路13が設けられており、この筒状光路13は、面状多孔リフレクタ12により配光特性が制御されたLED11の光を投影ユニット5内に導光する。筒状光路13は、その内部を反射面に形成し、筒状光路13の内部には、面状多孔リフレクタ12で配光制御された面状光源6からの光を拡散させる拡散フィルタ14が設けられている。
そして、筒状光路13と投影ユニット5との間の間隙であって筒状光路13の開口端部近傍には、カッター部15が設けられる。このため、カッター部15には面状光源16から出射された光のほとんどが到達することになり、光漏れや光損失が抑制される効率が向上する。
このカッター部15は、筒状光路13から出射される光を円形や矩形等所要の形状に制御するものであり、カッター部15で光の形状が制御された光は、投影ユニット5の拡散シート16に出射される。拡散シート16は例えば8角筒等角筒状のケースの一例である投影ユニットケース17の図1中右端の後板17aの受光窓17bの内側に配設される。カッター部15は、図3では図示の都合上、省略している。拡散シート16はカッター部15でカットした光の形状のエッジ部分をぼかすために設けられている。光の形状のエッジ部分を鮮明にする場合には拡散シート16を設ける必要はない。
また、光源ユニット4は、投影ユニットケース17の後板17aに複数の支持棒18,18,…により着脱可能に取り付けられる。支持棒18は投影ユニットケース17の後板17aに差し込み式にて着脱可能に取り付けられる。
そして、図2〜図4に示すようにアーム3は、例えば円管をコ字状に折曲して形成され、その一対のコ字状開口端部3a,3bを、光源ユニットケース4aの前端部、すなわち、投影ユニット5側の一端部の左右両側面4e,4fに、左右一対のピン19,20により、これらピン19,20の中心軸回りに回動可能に取り付けている。
そして、これらピン19,20の一方、例えば19は、その外周に、アーム3の一方の開口端部3aと光源ユニットケース4aの一側面4eとの間隙において、板ばね21を介在し、光源ユニット4を回動可能かつその回動角を保持可能に支持している。一方のピン19の外端部には、その軸径よりも大径のつまみ19aが一体に形成されており、このつまみ19aの手動による回動操作により、板ばね21の弾圧力を調整することにより、一対の開口端部3a,3bによる光源ユニット4の締付け力を適切に調整することができる。すなわち、つまみ19aの締付け力を調整することにより、光源ユニット4の回動角を容易に調整することができ、しかも、その回動角を保持することができるように板ばね21の弾圧力を適宜調整することができる。
アーム3は、その一対の開口端部3a,3bの図中上端部同士を連結するクロスバー部3cの軸方向中間部に、図示しないハンガーに装着される金具3dを突設している。このハンガーがスタジオや舞台等のバトン等に取り付けられることにより、照明装置1がバトンに吊り下げられる。また、クロスバー部3cには、例えばバトン等に引掛けられる落下防止ロープ22が締結される。
そして、図1,図5,図6に示すように投影ユニット5は、その投影ユニットケース17の前端(図1,図5,図6では左端)の前板17cに、投光用の円形等所要形状の開口17dを形成している。この投影ユニットケース17内には、図中左右一対のレンズ体支持部23,24、リンク機構25およびガイド26を収容している。
一対のレンズ体支持部23,24は、光源ユニット4からの光の光軸O方向の投光開口17d側と光源ユニット4側とで対向配置された一対のレンズ体27,28をそれぞれ支持する例えばアルミニウム等金属製の投光側レンズ体支持部29と光源側レンズ体支持部30を有する。
これら一対の支持部29,30は、一対のレンズ体27,28の側面外周のほぼ全周をそれぞれ支持するレンズ体支持本体29a,30aと、ガイド26の一例である上下左右4本のガイド棒26a,26b,26c,26dをそれぞれ摺動可能に貫通させて摺動可能に支持するガイド支持部29b,30bとを有する。
図5に示すようにガイド支持部29b,30bは、光軸Oを中心にして、その左右両側にそれぞれ配設され、レンズ体支持本体29a,30aの図1中下端部の左右両側に一体または一体的にそれぞれ結合されている。
そして、これらガイド支持部29b,30bは、図1中上下2段に配設された左右一対のガイド棒26a,26b,26c,26dをそれぞれ摺動可能に貫通させるスリーブ31が取り付けられている。また、投光側レンズ体支持部29は、各スリーブ31の図5中右端側に、弾性を有する円管状の緩衝スリーブ32をそれぞれ設け、図6に示すように光源側レンズ体支持部30のほぼ垂直に立ち上がる図6中左右一対のストッパ板33,33に緩衝スリーブ32が緩衝的に当接するようになっている。各ガイド棒26a〜26dは、その軸方向前端を投影ユニットケース17の前板17cの内面に固着し、その後端を同,後板17aの内面に固着している。
図5に示すようにリンク機構25は、図中上下2本で一対の長尺板状体からなるリンク34,35を中間部で互いに交差するようにほぼX状に配設して構成されている。各リンク34,35は、第2のガイド溝38よりも投光開口17d側(図5では左側)へ若干離れた位置において、支点用ピン39,39を投影ユニットケース17の底面17eに回動可能に取り付けており、これら支点用ピン39,39を支点としてリンク34,35が回動(揺動)されるようになっている。これらリンク34,35の前端部(図5では左端部)を投光側レンズ体支持部29の光軸Oに対して直交する方向に沿う左右一対のガイド支持部29b,29bに、摺動部であるピン36により、それぞれ摺動可能に取り付けている。
また、リンク34,35は、その後端部(図5では右端部)をピン36により、光源側レンズ体支持部30の光軸Oに対して直交する方向にある左右一対のガイド支持部30b,30bに摺動可能に取り付けている。
図5に示すように各リンク34,35は、その交差部よりも投光開口17d側と光源側とにおいて、曲線状の長孔よりなる第1,第2のガイド溝37,38をそれぞれ形成している。これら第1,第2のガイド溝37,38の曲線は、一対のレンズ体27,28同士の対向間隔(距離)が複数の所要の間隔にそれぞれ調節されたときに、これら複数の対向間隔において、投光開口17dから外部へ投光される投光がそれぞれ所望の配光分布に形成される位置に変曲点が形成されており、これら複数の変曲点を連続的な曲線で形成されたガイド溝37,38でつなぐように構成されている。第1のガイド溝37は第2のガイド溝38よりも相当長く形成されている。すなわち、リンク機構25は、各支点ピン39,39を支点として各リンク34,34が揺動することにより、伸縮可能に構成されている。つまり、リンク機構25の伸長時は、光源側のレンズ体28と投光側のレンズ体27が互いに離間する方向に移動し、リンク機構25の収縮時は、光源側のレンズ体28と投光側のレンズ体27が互いに近接する方向に移動する。このために、これら光源側のレンズ体28と投光側のレンズ体27の対向間隔(距離)を調節することができる。また、これら第1,第2のガイド溝37,38に摺動可能に係合する各ピン36の各係合部外周には、図示省略したベアリングをそれぞれ同軸状に配設しており、摺動性の向上を図っている。
また図5に示すように、各リンク34,35は、その一側端部に、これらの交差部の近傍にて円弧状の切欠40,40をそれぞれ形成しており、図6に示すようにリンク機構25が収縮したときに、支点用ピン39,39の突出上端部を切欠40,40内に進入させることにより、支点用ピン39,39の突出上端部がリンク34,35の側端部に衝当し干渉しないように図っている。
そして、投影ユニットケース17の底面17eには、光軸Oと一致するように所定大の直線状長孔よりなるスリット41を形成している。このスリット41には、投影ユニットケース底面17eの内外を垂直方向に貫通してこのスリットの41内側でその軸方向(長手方向)に摺動する操作軸42の内端部を、投光側レンズ体支持部29の幅方向中間部に突設した平面矩形の舌片43に固着している。
操作軸42は、ねじ棒よりなり、その一端部(図1では下端部)を、スリット41を垂直方向に貫通させて底板17eの外面に所要長突出させ、この突出外端部のねじ部に、図1で示すつまみ44をねじ結合させ、このつまみ44を中心軸回りに所定方向へ回動操作したときに、このつまみ44をスリット41の側縁部に締め付け固定する一方、このつまみ44を逆方向に回動させることにより、その固定を解除して再びスリット41の軸方向に移動可能にすることができる。
したがって、このつまみ44をスリット41に沿って、その前端(図1では左端)側へ手動により移動させると、投光側レンズ体支持部29側では、その左右一対のガイド支持部29b,29bの各ピン36,36が各リンク34,35の第1のガイド溝37,37内を摺動して、その前端(図5では左端)側へ移動する。
このとき、各ガイド支持部29b,29bは、図1中下段の左右一対のガイド棒26c,26dを摺動する。
一方、光源側レンズ体支持部30では、その左右一対のガイド支持部30b,30bの各ピン36,36が各リンク34,35の第2のガイド溝38,38内を摺動して、その後端(図5では右端)側へ摺動しながら移動する。このとき、各ガイド支持部30b,30bは、図1中上段の左右一対のガイド棒26a,26bを摺動する。すなわち、図1に示すように左右一対のガイド棒26a,26bは上段に配設されて、光源側レンズ体支持部24の左右一対のガイド支持部30b,30bにより摺動可能に支持される。また、図1中、下段に配設された左右一対のガイド棒26c,26dは投光側レンズ体支持部23の左右一対のガイド支持部29b,29bにより摺動可能に支持される。
これにより、図5に示すようにリンク機構25が伸長し、光源側のレンズ体28と投光開口17d側のレンズ体27が互いに離間する方向に移動し、これら一対のレンズ体28,27の対向間隔が最大となる方向に調節される。この調節後、つまみ44を締め付けることにより、その調節位置を固く保持することができる。
一方、図1で示すつまみ44の締め付け力を緩めて調節位置の保持を解除してから、このつまみ44をスリット41に沿って、その後端(図1で右端)側へ移動させると、図6に示すようにリンク機構は25が収縮し、一対のレンズ体27,28の対向間隔が最小に調節される。
すなわち、つまみ44をスリット41の後端側へ移動させると、図6に示すように上下一対のリンク34,35の軸方向両端が各支点ピン39,39を中心に揺動し、これら両リンク34,35が上下方向でほぼ折り重なるように移動し、一対のレンズ体27,28同士が互いに近接する方向に移動し、これら一対のレンズ体28,27の対向間隔が最小となる方向に調節される。
このリンク機構25の収縮時においても、投光側レンズ体支持部29側では、その左右一対のガイド支持部29b,29bが図1中下段の左右一対のガイド棒26c,26d上を摺動する。また、光源側レンズ体支持部30側では、その左右一対のガイド支持部30b,30bが図1中上段の左右一対のガイド棒26a,26b上を摺動する。
このために、一対のレンズ体27,28の対向間隔を最大から最小まで調節するときの各ガイド支持部29b,29b、30b,30bの摺動をスムースに行なうことができる。このために、つまみ44の移動に必要な操作力を軽減することができる。
また、対向配置された一対のレンズ体27,28をそれぞれ支持する一対のレンズ体支持部29,30は、その対向方向内側であって、光軸Oに対して直交する方向に沿う幅方向両端部に、2枚のリンク34,35の揺動端を、摺動部の一例であるピン36により、それぞれ摺動可能に取り付けているので、これらレンズ体支持部23,24の幅方向両端部にほぼ均等に移動に有する応力を付加することができる。
このために、これら各レンズ体支持部23,24の幅方向両端部を貫通する左右一対のガイド棒26aと26b、26c,26dをそれぞれ摺動する際の摺動性を向上させることができる。
したがって、レンズ体支持部29,30の幅方向一端部のみに移動に要する応力を付加する場合よりも、レンズ体支持部29,30の摺動性を向上させることができる。
また、リンク34,35の第1,第2ガイド溝37,38内を摺動する各ピン36の摺動部には、ベアリングを設けているので、各ピン36の摺動抵抗をさらに軽減することができる。
そして、これらリンク機構25の伸長時と収縮時に、各ピン36が摺動する第1,第2のガイド溝37,38は、一対のレンズ体27,28の複数の対向間隔について、それぞれ所望の配光特性を得ることができる複数の位置にそれぞれ対応する複数の変曲点を長手方向に連続的に形成した曲線状の長孔により形成されているので、これら変曲点をつまみ44の操作軸42が通過する毎に操作軸の移動を瞬間的に停止させようとする微少な反力がこのつまみ44を操作している操作者に与えられるので、その移動を停止させるべき所望の位置をそれぞれ感得させ、停止させることができる。このために、一対のレンズ体27,28の種々の対向間隔を所望の配光特性が得られる位置に簡単迅速に調節することができる。
また、一対のレンズ体27,28の対向間隔を調節した後、つまみ44を締め付けることにより、その調節位置を確実に保持することができる。このために、この照明装置1を高所のバトン等に取り付ける前に、低所で一対のレンズ体27,28の対向間隔を調節し、その調節位置をつまみ44により保持した後に、高所のバトン等に取り付けることができる。その結果、従来のように照明装置を高所に配置した後、低所から長い操作棒により一対のレンズ体27,28の対向間隔等を調節するように操作する必要がない。このために、長い操作棒により光源ユニット4を誤って打撃して衝撃に弱いLED等の破損が発生することを防止または低減できる。
そして、投影ユニットケース17は、そのケース17aを、光源ユニットケース4aとは、別体により構成して独立性を持たせているので、投影ユニットケース17を光源ユニット4との取合いをほぼ考慮することなく、別個に構成することができる。このために、投影ユニットケース17のみの小型軽量化を図ることができる。
なお、上記実施形態では光源ユニット4の光源がLEDの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ハロゲンランプでもよい。また、一対のレンズ体27,28も単数または複数のいずれでもよい。
1,1A…照明装置、2…照明器具、4…光源ユニット、17…投影ユニットケース、17a…投影ユニットケースの後板、17b…投影ユニットケースの前板、17c…投影ユニットケースの投光用開口、23,24…一対のレンズ体支持部、25…リンク機構、26…ガイド、26a,26b,26c,26d…4本のガイド棒、27,28…レンズ体、29…投光側レンズ体支持部、29a…レンズ体支持本体、29b…ガイド支持部、30…光源側レンズ体支持部、30a…レンズ体支持本体、30b…ガイド支持部、32…緩衝スリーブ、34,35…リンク、36…ピン、37…第1のガイド溝、38…第2のガイド溝、39…支点用ピン、40…切欠、41…スリット、42…操作軸、43…舌片、44…つまみ。
Claims (3)
- 光源を有する光源部からの光を受光する光源側レンズ体とその光軸方向で対向配置された投光側レンズ体とをそれぞれ支持し、光軸方向に移動可能のレンズ体支持部と;
互いに交差させた2本のリンク体を有しており、このリンク体の各端部を各レンズ体支持部に対して摺動可能に連結してレンズ体支持部同士を互いに離間近接する方向に連動するように移動させるリンク機構と;
これらレンズ体支持部を光軸方向に往復動可能に案内するガイドと;
このガイド、前記リンク機構およびレンズ体支持部を収容するケースと;
レンズ体支持部の一方に連動可能に連結されてこのレンズ体支持部を光軸方向に移動させ、その移動位置を保持可能に構成してなる操作部と;
を具備していることを特徴とする照明装置。 - 前記リンク機構は、前記光軸に対し直交方向に沿う前記一対のレンズ体支持部の幅方向両端部にそれぞれ配設された摺動部を有しており、前記リンク体には、
前記摺動部に摺動可能に係合し、一対のレンズ体支持部同士の複数の所望の対向間隔にそれぞれ対応した変曲点を有するガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 前記ケースは、前記光源部のケースとは別体により構成され、この光源部ケースと連結可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の照明装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013140792A (ja) * | 2011-12-29 | 2013-07-18 | Advanced Optoelectronic Technology Inc | 発光ダイオードランプ |
JP2015506551A (ja) * | 2011-12-29 | 2015-03-02 | サンミン チョン | 照明装置 |
-
2009
- 2009-06-15 JP JP2009142805A patent/JP2010287551A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013140792A (ja) * | 2011-12-29 | 2013-07-18 | Advanced Optoelectronic Technology Inc | 発光ダイオードランプ |
JP2015506551A (ja) * | 2011-12-29 | 2015-03-02 | サンミン チョン | 照明装置 |
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