JP7116625B2 - スタジアム用投光器 - Google Patents

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Description

本発明は、スタジアム用投光器に関する。
照明器具には、スタジアムに設置された架台に支持される投光ユニットを備え、この投光ユニットによってスタジアムを照明するスタジアム用投光器(例えば特許文献1)が知られている。この種の投光ユニットには、光源の光を反射鏡で反射する反射形の投光ユニットが使用されている。
反射形の照明器具には、複数のLEDを水平方向に並べて収納する収納凹部の内壁面が反射面に構成された車両用の照明装置(例えば特許文献2)や、複数のLEDを水平方向に並べ、かつ、隣接する反射体の一部をオーバーラップさせた欠陥検査用の光源装置(例えば特許文献3)が開示されている。
特開2012-009280号公報 特公平03-006603号公報 特開2009-110828号公報
ところで、スタジアムを照明するスタジアム用投光器は、上下方向に広い角度範囲に光を照射することが望まれる。
しかし、特許文献2、3に記載されるような構成は、上下方向に配光範囲を拡げることが難しい。また、特許文献2、3の構成は水平方向に広い範囲に光を照射するので、仮にスタジアム用投光器にそのまま適用すると、投光器内に左右に並ぶ光源からの光が重なり、スタジアム内を水平方向に移動する人(例えば、野球や陸上の競技者)にグレアとして認識されるおそれを招く。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、水平方向にはグレアを抑制可能に光を照射し、上下方向には広い角度範囲に光を照射し、スタジアム照明に好適な空間照明を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光源部と、光源部の光を反射する反射体とを有する投光ユニットを備え、前記投光ユニットの光をスタジアムに投光するスタジアム用投光器において、前記反射体は、放物面又は楕円反射面からなる反射面を有する複数の反射鏡を有し、各反射鏡は、各反射面の一部を互いにオーバーラップさせた状態で上下方向に連接され、前記オーバーラップさせた箇所を通じて、水平方向では前記反射面に入射する前記光源部の広角側の光を、上下方向では直接出射させ、前記投光ユニットの、上端に位置する反射鏡の上側の反射面及び下端に位置する反射鏡の下側の反射面は、水平方向では前記反射面に入射する前記光源部の広角側の光を反射させる反射面であることを特徴とする。
また、上記スタジアム用投光器において、前記光源部は、前記反射鏡毎に光源を有することを特徴とする。
また、上記スタジアム用投光器において、前記反射面は、前記光源の光を狭角配光とする反射面であることを特徴とする。
また、上記スタジアム用投光器において、前記反射体と前記光源部とからなる光源ユニットを、少なくとも水平方向に複数個配列している。
また、上記スタジアム用投光器において、前記光源ユニットを、上下方向に複数個配列していることを特徴とする。
また、上記スタジアム用投光器において、前記投光ユニットの光出射側である前側に設けられ、前記投光ユニットから出射される上下方向の光の一部が入射し、所定方向に反射する前側部材を有することを特徴とする。
また、上記スタジアム用投光器において、前記投光ユニットの、上端に位置する反射鏡の上側の反射面及び下端に位置する反射鏡の下側の反射面は、前記オーバーラップさせた箇所よりも光出射側である前側に延長する放物面又は楕円反射面である
本発明によれば、水平方向にはグレアを抑制可能に光を照射し、上下方向には広い角度範囲に光を照射し、スタジアム照明に好適な空間照明を可能にすることができる。
本発明の実施形態に係る照明器具の左側面図である。 照明器具の右側面図である。 照明器具の正面図である。 照明器具の下面図である。 投光ユニットのケースを前面カバーと共に示す側面図である。 上側の投光ユニットのケースとアームの連結構造の一例を示す分解斜視図である。 角度表示板の裏側を周辺構成と共に示す斜視図である。 各投光ユニットを下方向きに調整した図である。 投光ユニットを光学系と共に正面から見た図である。 図9のA-A断面図である。 図9のB-B断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る照明器具1の左側面図である。また、図2は照明器具1の右側面図、図3は正面図、図4は下面図である。以下の説明において、上下左右及び前後の各方向は、照明器具1を基準にした各方向である。また、図中、符号FRは前方向を示し、符号UPは上方向を示し、符号RHは右方向を示している。
この照明器具1は、野球場や競技場等のスタジアムに設置された架台(鉄塔、又は照明塔とも称する)に取り付けられ、競技面を含むエリアを観客席上方から斜め下方に向けて光を投光する照明器具であり、スタジアム用投光器とも称する。なお、この照明器具1を、スタジアム以外の施設を照明する投光器に使用してもよく、例えば、ビルをライトアップする投光器に使用してもよい。
照明器具1は、器具本体として機能する複数(本実施形態では上下に隣接する1組)の投光ユニット10と、各投光ユニット10の前面10F(図3)に設けられた前側部材である前面カバー11と、これら投光ユニット10を支持するアーム12とを備えている。
(アーム12について)
アーム12は、投光ユニット10の左右を上下方向に延びる左右のアーム部13と、各アーム部13の下端間を架橋し、投光ユニット10の下方に位置する底フレーム部14とを一体に備え、照明器具1の前面視で上方が開口するコ字形状のフレームに形成されている。このアーム12は、一枚の金属製の板材を折り曲げて形成され、照明器具1の左右中心位置を基準にして左右対称形状である。なお、アーム12を複数の板材を接合して製造してもよく、製造方法は適宜に変更してもよい。
底フレーム部14は、水平の板状に形成され、照明器具1を架台に締結固定するための固定用孔部14Aを有する。照明器具1は、照明エリアに合わせて左右の向きを調整した後、固定用孔部14Aを利用して底フレーム部14が架台に固定される。
左右のアーム部13は、底フレーム部14の左右から前上方に向けて斜め、かつ直線状に延びることによって、互いに平行に配置されている。本実施形態では、各アーム部13の傾斜角度θ(図1)が約55度である。但し、傾斜角度θは55度に限定されず、投光ユニット10のサイズ等に応じて適宜に変更される。
各アーム部13の先端には、左右方向に沿って第1回動軸15Aが回動自在に挿通され、各第1回動軸15Aには、上方に配置する投光ユニット10が第1回動軸15Aと一体に回動自在に固定される。
各アーム部13には、第1回動軸15Aに対し、各アーム部13の長手方向に沿って間隔を空けて、他の回動軸である第2回動軸15Bが挿通される。第2回動軸15Bは、照明器具1の側面視で、第1回動軸15Aの斜め下方に平行に配置され、第1回動軸15Aと独立して回動自在である。この第2回動軸15Bに、下方に配置する投光ユニット10が一体に回動自在に固定される。
なお、図2には、各投光ユニット10の前面10Fから投光ユニット10の器具光軸に沿って出射される光の最大範囲を領域R1で示している。器具光軸の方向Lは、投光ユニット10の最大光度方向に沿って延びる方向であり、図1では、投光ユニット10の前面10Fが向く前方向と一致している。
図3に示すように、各アーム部13と底フレーム部14とをつなぐ部分は、各アーム部13の下端に繋がって各アーム部13よりも左右外側に拡がる拡幅形状を有する拡幅部14Kに形成されている。
左右の拡幅部14Kは、底フレーム部14の左右から左右外側、かつ上方に向かって斜めに延びる第1傾斜板部14K1と、第1傾斜板部14K1の上端から鉛直方向に沿って上方に延びる第2板部14K2と、第2板部14K2の上端から左右内側かつ上方に向かって斜めに延びて左右のアーム部13の下端とつながる第3傾斜板部14K3とを一体に備えている。
底フレーム部14と第1傾斜板部14K1の間、各板部14K1~14K3間、及び第3傾斜板部14K3とアーム部13との間のそれぞれの屈曲角度は90度未満である。つまり、各アーム部13と底フレーム部14との間が間隔を空けて多段階で折り曲げられることによって、拡幅部14Kが形成される。
図1~図4には拡幅部14Kの曲げの変曲点を線で示している。もちろん変曲点が明確でない連続的な曲面によって拡幅部14Kが形成されていても良い。
各拡幅部14Kにより、各アーム部13と底フレーム部14とを直角でつながる単純なコ字形状にする場合と比べ、アーム部13と底フレーム部14との変形をそれぞれ抑制でき、アーム部13と底フレーム部14との連結強度を向上させることができる。また、図3に示すように、これら拡幅部14Kを設けることによって、下側の投光ユニット10とアーム12との間をより離間させることができ、これによって空いた隙間を、投光ユニット10から延びる配線等を通す配索スペースに利用することが可能である。
ここで、アーム部13間には同じ幅の複数の投光ユニット10を取り付けるため、アーム部13の間隔の寸法精度が高く、かつ、アーム部13同士が正確に平行であることが望まれる。本構成では、拡幅部14Kを設けることで、アーム部13同士を正確に平行にする板金加工が容易となる。
また、拡幅部14Kの形状調整によってアーム部13の間隔の調整が可能である。また、照明器具1を架台に取り付けた状態で強風を受けた際、拡幅部14Kによって、アーム部13から底フレーム部14に伝達される外力を緩和する効果も期待できる。
図2に示すように、左右のアーム部13の一方には、回動操作自在なハンドル16が上下に間隔を空けて設けられている。上側のハンドル16は、上側の投光ユニット10の上下方向の向きを固定するための手動操作部材であり、下側のハンドル16は、下側の投光ユニット10の上下方向の向きを固定するための手動操作部材である。
投光ユニット10毎にハンドル16を設け、各ハンドル16により各投光ユニット10の上下の向きを独立して調整可能にしたので、各投光ユニット10の向きの調整自由度を向上できる。
仮に、複数の投光ユニット10を別々に架台に取り付ける構成の場合、架台に、投光ユニット10毎のスペースや取付構造が必要となり、照明器具1の大型化や架台の大型化を招く。また、投光ユニット10毎に取付作業が必要になり、作業時間の長時間化も招く。
これに対し、本構成では、複数の投光ユニット10をアーム12にまとめて支持し、このアーム12を架台に取り付けるので、照明器具1をコンパクトにでき、架台の小型化、及び取付作業の短時間化や容易化がし易くなる。
(投光ユニット10のケース21について)
次に投光ユニット10のケース21について説明する。なお、各投光ユニット10のケース21は同一部品である。
図5はケース21を前面カバー11と共に示す側面図である。
ケース21は、アルミニウム合金等の高熱伝導材のダイカスト成形によって形成されており、前方が開口する中空の箱形状に形成される。このケース21は、図3に示すように、照明器具1の前面視で、上下方向に比して左右方向に長い四角形状に形成されている。また、ケース21の背面には、多数の放熱フィンからなる放熱部22が一体に形成される。
ケース21の左右の側面には、上下に間隔を空けて、左右外側に張り出す張出部23が一体に設けられている。各張出部23は、上述した回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)を取り付け可能な回動軸取付部として機能するものであり、各回動軸15A、15Bが締結固定される締結孔23Aを有している。
また、これら張出部23は、各投光ユニット10の上下回動角(取付角度とも称する)を示す目盛表示体として機能する角度表示板31を取り付けるための一対の突出部23Bを有している。
これら張出部23は、図5に示すように同形状に形成される。図1等に示すように、上側の投光ユニット10については、下方に隣接する投光ユニット10側に位置する下側の張出部23に第1回動軸15A、及び角度表示板31が取り付けられる。また、下側の投光ユニット10については、上方に隣接する投光ユニット10側に位置する上側の張出部23に第2回動軸15B、及び角度表示板31が取り付けられる。
なお、回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)が設けられない側の張出部23には、各投光ユニット10の落下を防止するための不図示の落下防止用ワイヤの一端が取り付けられる。図1及び図2等に示すように、回動軸が設けられない側の張出部23は、照明器具1の外観に露出し、落下防止用ワイヤの取付作業は容易である。
ケース21の前面(投光ユニット10の前面10Fに相当)、つまり、投光ユニット10の光出射面は、透明ガラス等の透明カバーで覆われる。仮に、この前面10Fをレンズで覆う構成にした場合、レンズによって多少の拡散が生じてしまう。本構成では、この前面10Fはレンズで覆わないので、レンズによる拡散を回避し、後述する光学系によって光の照射範囲を高精度に制御できる。
(ケース21とアーム12の連結構造、及び角度表示板31について)
次いで、ケース21とアーム12の連結構造、及び角度表示板31について説明する。
図6は上側の投光ユニット10のケース21とアーム12の連結構造の一例を示す分解斜視図であり、下側の張出部23とアーム12を連結する場合を示している。張出部23には、角度表示板31を間に挟んでアーム部13が取り付けられる。
角度表示板31は、断面凹状の円板形状に形成された表示本体32を有し、この表示本体32には、張出部23の締結孔23Aに連通する貫通孔32Aと、張出部23の一対の突出部23Bが係合する一対の係合孔32Bが設けられる。
アーム部13には、張出部23の締結孔23A、及び角度表示板31の貫通孔32Aに連通する貫通孔13Hが設けられる。この貫通孔13Hに、外側からスリーブ41が挿入され、このスリーブ41内に、第1回動軸15Aとして機能するボルトが挿入される。このボルトである第1回動軸15Aが締結孔23Aに締結されることによって、第1回動軸15Aとケース21と角度表示板31とが一体化すると共に、これらがスリーブ41を基準にして回動自在にアーム部13に支持される。
表示本体32には、張出部23と反対側の面に投光ユニット10の上下回動角に対応する角度情報を示す目盛り32Mが設けられる。また、アーム部13には、張出部23と反対側の面に目盛り32Mを指し示す印部13Sが設けられる。
表示本体32は、目盛り32Mの領域の少なくとも一部がアーム部13の外側に露出する(図2参照)。これにより、アーム12の外側から目盛り32Mを視認でき、印部13Sによって投光ユニット10の上下回動角を特定することができる。
また、図2に示すように、下側の投光ユニット10には、上側の張出部23に角度表示板31が取り付けられ、この角度表示板31についても、目盛り32Mの領域の少なくとも一部がアーム部13の外側に露出し、目盛り32Mを外部から視認可能である。
図6に示したように、アーム部13には、貫通孔13Hから離間した位置に、ハンドル16の基端部を通す貫通孔13Jと、アーム部13の裏側に配置された挟持部材43が係合する係合孔13Kとが設けられる。貫通孔13Jには、平座金44、及びばね座金45を介してハンドル16の基端部が挿通される。
ハンドル16の基端部には、アーム部13の裏側に配置される挟持部材43に通すねじ部16Aと、このハンドル16の基端部を所定の工具によって回転可能にする工具操作部16C(本構成では六角形状に張り出す形状)とが一体に設けられている。
挟持部材43は、アーム部13との間に角度表示板31を挟持する部品であり角度表示板31に対向する板状の対向部43Pと、対向部43Pに設けられた貫通孔43Aと、対向部43Pから角度表示板31の反対側に屈曲する一対の板部43Uと、アーム部13の係合孔13Kに係合する係合部43Tとを一体に備えている。
ハンドル16のねじ部16Aは、挟持部材43の貫通孔43Aに通され、被締結部品であるナット46に締結される。これによって、挟持部材43とアーム部13との間に角度表示板31が挟持され、投光ユニット10の回動が規制される。
このようにして、挟持部材43は、ハンドル16を締結側の方向に回転操作することによって、投光ユニット10の回動を規制する回動規制部材として機能する。また、ハンドル16を逆方向に回転することによって、挟持部材43による投光ユニット10の回動規制が解除され、投光ユニット10を回動することが可能になる。
但し、投光ユニット10の回動を規制・解除する構造は、この構造に限定されず、他の回動規制構造を適用してもよい。
同図6に示すように、角度表示板31には、この角度表示板31に対するアーム部13の回動範囲を規制する一対のストッパー35A、35Bが設けられる。一方のストッパー35Aは、アーム部13の回動方向一側に位置するように、角度表示板31を裏側(投光ユニット10側)から貫通する。これによって、アーム部13が回動方向一側に回動した際にストッパー35Aに当接し、アーム部13のそれ以上の回動が規制される。
他方のストッパー35Bは、アーム部13の回動方向他側に位置するように、角度表示板31を裏側(投光ユニット10側)から貫通し、アーム部13が回動方向他側に回動した際にストッパー35Bに当接し、アーム部13のそれ以上の回動が規制される。
これらストッパー35A、35Bの位置を調整することによって、アーム12の回動範囲が規制される。本構成では、これらストッパー35A、35Bによって、各投光ユニット10の回動範囲を、隣接する他の投光ユニット10と接触しない範囲に規制している。
なお、ストッパー35A、35Bの構成は図6に示した構成に限定されず、投光ユニット10の回動範囲を規制可能な他の構成を適用してもよい。
(角度表示板31の他の構成について)
投光ユニット10の上下回動角を調整する場合、その作業を行う作業員の位置によっては、角度表示板31の外側(アーム12側)の面に設けられた上記目盛り32Mを見難い場合がある。
そこで、本構成では、図7に示すように、角度表示板31の裏側、つまり、投光ユニット10側の面にも目盛り32Mを設けている。なお、図7では投光ユニット10を下側に30度傾けた例を示している。また、本構成では、図1に示すように、投光ユニット10の左側にも、右側と同様に、両面に目盛り32Mを設けた角度表示板31を設けている。
図7に示すように、投光ユニット10側に設けられる目盛り32Mは、表示本体32の外周縁部に設けられる。表示本体32の外周縁部の一部は、投光ユニット10の放熱部22よりも後方に露出するので、投光ユニット10の背面側で各種作業を行う作業者が目盛り32Mを視認し易い。
また、アーム部13の裏面(投光ユニット10側の面)にも、印部13Sと同様の印部13Sが設けられ、この印部13Sと目盛り32Mとによって、投光ユニット10の上下回動角を容易に確認でき、所望の角度に調整し易くなる。
なお、図7は、下側の投光ユニット10の角度表示板31を裏側から見た図を示している。図7に示すように、下側の投光ユニット10の角度表示板31は、上側の角度表示板31と比べて、アーム部13と重なる領域が相対的に多いため、アーム部13側から目盛り32Mを視認し難い。
本構成では、同図7に示すように、角度表示板31の裏側(投光ユニット10側)の面にも、目盛り32Mと印部13Sを設けている。これによって、下側の投光ユニット10の角度表示板31については、裏側から上下回動角を確認し易い。
このように、上下の投光ユニット10の上下回動角について、各投光ユニット10の左右に設けた角度表示板31の両面のいずれかによって確認できるようにしたので、作業員による作業位置が制約される場合でも、角度を容易に確認でき、作業性を向上できる。
(前面カバー11)
前面カバー11は、投光ユニット10の前面10Fに着脱自在に取り付けられる。この前面カバー11は、投光ユニット10のケース21の左右から前方に延びる左右の側板部11Sと、左右の側板部11Sの上縁間をつなぐと共に前方に向けて延びる庇部11Tとを一体に備えている。
庇部11Tは、投光ユニット10の前面10Fから投光ユニット10の器具光軸に沿って前方へ延びる板形状を有し、より具体的には、器具光軸よりも前下がりの傾斜で前方へ延びる板形状に形成されている。また、左右の側板部11Sは、庇部31Tの左右端と投光ユニット10の前面10Fとの間を覆う側面視で台形状の板材で形成されている。
前面カバー11は、金属板等の光を透過せず、かつ耐候性を有する材質で形成されている。この前面カバー11の庇部31Tの前下がりの傾斜角や庇部31Tの長さを調整することによって、投光ユニット10の器具光軸よりも上方の所定角度以上の光を出射させないようにでき、上方への漏れ光による周囲環境への影響(例えば、高層建築物内の住人等からグレアが視認される事態)を抑制できる。
さらに、前面カバー11の側板部11Sの形状調整によって、投光ユニット10の左右へも漏れ光を抑制でき、左右への漏れ光による周囲環境への影響も抑制可能である。
なお、側板部11Sは台形状の板材に限定されない。また、ケース21の前面10Fに設けられた透明カバーは前面カバー11の光出射面側に設けてもよい。また、前面カバー11は、光を透過しないものに限定されず、光を透過する樹脂等により形成してもよい。
(複数の投光ユニット10を水平向きに調整した場合)
図2に示すように、各投光ユニット10を水平方向の向きに調整した場合、各投光ユニット10から器具光軸に沿って出射される光の最大範囲である領域R1は互いに重ならず、各投光ユニット10から器具光軸に沿って出射される光が、隣接する他の投光ユニット10で遮られることがない。
また、上側の投光ユニット10を、下方に隣接する投光ユニット10よりも、光の照射側である前方にずらして支持するので、上側の投光ユニット10から器具光軸の下方に向けて出射される光についても下側の投光ユニット10で遮られ難くなる。
(各投光ユニット10を下方向きに調整した場合)
図8は各投光ユニット10を下方向きに調整した場合を示している。この図に示すように、各投光ユニット10を下方向きにした場合も、器具光軸に沿う光の最大範囲である領域R1は、各投光ユニット10で重ならず、各投光ユニット10から器具光軸に沿って出射される光が、隣接する他の投光ユニット10で遮られることがない。
図8中、符号D1は、上下に隣接する投光ユニット10の離間距離を示している。この離間距離D1は数mm~十数cmの範囲に設定され、各投光ユニット10は近接配置される。これによって、図3に示すように、照明器具1の前面視で、上下の投光ユニット10の前面10Fを上下に連続させることができ、同じ器具光束を有する1台の投光ユニットと略同様の照射が可能である。また、複数の投光ユニット10の配置に必要な上下スペースを抑えることも可能である。
図8に示すように、上下に隣接する投光ユニット10の離間距離D1は小さく、各投光ユニット10を近接配置した状態に維持される。本構成では、上側の投光ユニット10を、下側に隣接する投光ユニット10よりも水平面に沿って各投光ユニット10の照射側にずらして支持しているので、上下の投光ユニット10を下方向きにした場合に、上下の投光ユニット10の前面10Fが一直線上に並ぶ。これによって、同じ器具光束を有する1台の投光ユニットと同じ照射が可能になる。
また、上下の投光ユニット10をそれぞれ独立して回動できるので、上下の投光ユニット10の向きを異ならせることが可能であり、同じ器具光束を有する1台の投光ユニットに比して、照射範囲、及び空間照度等の調整自由度が向上する。
上記したように、本構成では、上側の投光ユニット10の回動軸である第1回動軸15Aを、下側の投光ユニット10に寄せた位置に設け、下側の投光ユニット10の回動軸である第2回動軸15Bを、上側の投光ユニット10に寄せた位置に設けているので、投光ユニット10の向きを調整しても、各投光ユニット10を近接配置した状態に維持できる。
本発明の照明器具の技術を使用して例えば地面から斜め上方に光を照射する照明器具を作る場合には、本実施例とは逆に、照明器具1のアーム12を底フレーム部14から離れるほどアーム部13が照射側と逆方向に傾くように構成することで、上下の各投光ユニット10を斜め上方に向けても、各投光ユニット10を近接配置した状態に維持でき、同じ器具光束を有する1台の投光ユニットと同様の照射が可能である。
また、各投光ユニット10を支持するアーム12が、前上方に向けて斜めに延びるので、上側の投光ユニット10を、下側に隣接する投光ユニット10よりも水平面に沿って各投光ユニット10の照射側にずらした状態に容易に支持できる。このため、図2及び図8に示したように、各投光ユニット10の向きを水平向きや斜め下方向きに変更しても、各投光ユニット10から器具光軸に沿って出射される光が、隣接する他の投光ユニット10で遮られることがない。
また、上下の投光ユニット10を独立して回動できるので、上下方向に広い照射が可能であり、上下方向に広い空間の照明がし易くなる。
以上説明したように、本構成の投光ユニット10の支持構造では、アーム12が、各投光ユニット10を上下方向に並べて支持すると共に、最下位置の投光ユニット10を除く投光ユニット10を、下方に隣接する投光ユニット10を避けて光を照射可能に、下方に隣接する投光ユニット10に対し、水平面に沿って各投光ユニット10の照射側にずらして支持する。これによって、複数の投光ユニット10をコンパクトに配置でき、隣接する投光ユニット10間で光が遮られる事態を抑制することができる。したがって、複数の投光ユニット10の取り付けに必要なスペースを低減でき、取付作業を容易化し、かつ、スタジアム等の広い照明空間の照明を好適に行うことが可能になる。
また、アーム12は、複数の投光ユニット10のそれぞれを独立した回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)を介して回動自在に支持するので、各投光ユニット10の向きを独立して調整でき、照射範囲、及び空間照度等の調整自由度が向上する。
また、複数の投光ユニット10は、上下に隣接する1組の投光ユニット10から構成されるが、上下に隣接する複数組の投光ユニット10から構成されてもよい。本構成では、各組の投光ユニット10のうち、上側の投光ユニット10の第1回動軸15Aは下側の投光ユニット10に寄せた位置に設けられ、下側の投光ユニット10の第2回動軸15Bは上側の投光ユニット10に寄せた位置に設けられるので、各投光ユニット10を回動しても各投光ユニット10を近接した状態に維持できる。
また、投光ユニット10のケース21には、回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)を選択的に取り付け可能な回動軸取付部として機能する張出部23が上下に間隔を空けて設けられるので、各投光ユニット10のケース21を共通部品にでき、部品の種類を低減できる。しかも、本構成では、回動軸が設けられない側の張出部23を、落下防止用ワイヤの取付箇所に使用するので、落下防止用ワイヤ専用の取付部を設ける必要がない。
また、アーム12は、複数の投光ユニット10を支持する左右のアーム部13と、各アーム部13につながり、各アーム部13よりも左右外側に拡がる拡幅部14Kとを備えるので、アーム部13等の変形を抑制できる。
また、アーム12は、照明器具支持用の架台に取り付けられる取付部として機能する底フレーム部14を有し、底フレーム部14と各アーム部13との間に、拡幅部14Kを有するので、アーム部13と底フレーム部14との変形をそれぞれ抑制したり、アーム部13と底フレーム部14との連結強度を向上させたりすることができる。これにより、別体の補強部材を設けることなく、アーム12の剛性を高めることができる。
また、拡幅部14Kを設けることによって、投光ユニット10とアーム12との間に隙間を確保でき、この隙間を、投光ユニット10から延びる配線等の配索スペース等に利用できる。
また、各投光ユニット10の回動範囲を、隣接する他の投光ユニット10と接触しない範囲に規制するストッパー35A、35Bを有するので、各投光ユニット10が接触する事態を容易に避けることができる。
また、投光ユニット10の上下回動角を示す目盛表示体として機能する角度表示板31は、上述したように、この表示板31の投光ユニット10側の面、及びその反対側(本実施形態ではアーム12側)に露出する面からなる両面に、目盛り32Mを有する両面目盛表示体に形成されている。これによって、投光ユニット10側、及びアーム12側のいずれからも投光ユニット10の上下回動角を確認し易くなる。
しかも、左右のアーム部13のそれぞれと投光ユニット10の間に角度表示板31を設けているので、投光ユニット10の左右いずれの側からも投光ユニット10の上下回動角を確認し易くなる。これらにより、作業者は、照明器具1の周囲のいずれの位置にいても投光ユニット10の上下回動角を確認し易くなる。
また、角度表示板31は、アーム12に支持される投光ユニット10のそれぞれとアーム12との間に設けられるので、各投光ユニット10の上下回動角を確認することができる。なお、角度表示板31は、アーム部13と投光ユニット10の間に限定されず、アーム部13の外側にあってもよい。
さらに、角度表示板31は、投光ユニット10と一体に回動する構成とされ、角度表示板31には、この角度表示板31に対するアーム12の回動範囲を規制することによって、投光ユニット10の回動範囲を規制するストッパー35A、35Bが設けられる。これによって、角度表示板31を利用して投光ユニット10の回動範囲を規制でき、部品点数の削減やストッパー機構の簡易化を図ることができる。
続いて、照明器具1の光学系について説明する。
(光学系について)
図9は投光ユニット10を光学系と共に正面から見た図であり、図10は図9のA-A断面図(横断面図)であり、図11は図9のB-B断面図(縦断面図)である。
投光ユニット10は、光源部51と反射体52との組み合わせからなる光源ユニット53を、上下方向に多列(本実施形態では2列)で備えると共に、水平方向にも多列(本実施形態では8列)で備えている。なお、各光源ユニット53は同一である。
光源部51は、複数(本実施形態では3個)の光源54を有し、これら光源54は上下方向に沿って配列される。各光源54には、例えば、COB型LED等のLEDが用いられる。COB型LEDは、SMD型LEDに比べ、1つの光源に多数のLED素子が集積されているため、高出力を得ることができる。なお、光源54はLEDに限定されず、LED以外の発光素子を用いてもよい。
反射体52は、複数(本実施形態では3個)の反射鏡56を有し、これら反射鏡56は上下方向に配列される。各反射鏡56は、放物面又は楕円反射面からなる反射面56Aを有し、各反射面56Aの一部を互いにオーバーラップさせた状態で上下方向に連接されている。なお、各反射鏡56の反射面56Aを構成する放物面又は楕円反射面の長軸は、器具光軸の方向Lと略同方向に揃えられ、互いに平行となっている。
これにより、図10に示すように、水平方向では、各光源54の光が反射鏡56によって高精度に配光制御される。図10及び図11中、符号L1は光源54の光軸(光源部51の光軸にも相当)を示し、符号LA~LLは各光源54の光の一部を示している。また、図10中、符号θAは、光軸L1を基準にして光源54から直接出射される範囲を示している。
各反射鏡56の反射面56Aは、各光源54の光をそれぞれ狭角配光とする反射面に形成されている。このため、光源54から出射された広角側の光LA、LB(角度θA以上の光)は、反射面56Aに入射して出射方向が制御される。各光源54の光で狭角配光を形成するので、光の照射範囲を相対的に狭い範囲に絞ることができる。
また、各光源ユニット53の反射鏡56は、水平方向に間隔を空けて配列されるので、水平方向に隣接する反射鏡56で反射された光の重なりを抑えることができ、グレアを抑制することができる。
なお、反射面56Aは、狭角配光とする反射面に限定されず、隣接する光源ユニット53で反射される光との重なりをグレアを抑制可能な範囲内に抑える反射面にすればよい。例えば、水平方向の光源ユニット53間の間隔を拡げた場合、中角配光に近い反射制御を行う反射面56Aにしてもよい。
図11に示すように、本構成では、反射体52を構成する複数の反射鏡56が、各反射面56Aの一部を互いにオーバーラップさせた状態で上下方向に連接されるので、各反射面56Aの隣接する反射面56A側の部分が切り欠かれた箇所(以下、切欠部56Kと言う)となる。
このため、同図11に示すように、各切欠部56Kを通じて、各光源54から斜め下方に出射される光LD、LEが斜め下方に向けて出射される。これら光LD、LEは、図10に示した角度θA以上で光源54から出射される広角側の光である。
つまり、水平方向では反射面56Aに入射する広角側の光を、上下方向では、反射面56Aに入射させずに直接出射させることができ、隣接する各光源54からの光が重なることで、上下方向に広い角度範囲で投光ユニット10から光を照射することができる。
一般的に、スタジアム用投光器は、上下方向に広い角度範囲に光を照射することが望まれる。仮に、反射鏡56の反射面56Aを広角配光タイプに変更すると、左右の光源54からの光が互いに重なり、スタジアム内を水平方向に移動する人(例えば、野球や陸上の競技者)にグレアとして認識されるおそれを招く。
これに対し、本構成では、反射鏡56の反射面56Aを相対的に狭角の配光タイプとし、各反射面56Aの一部を互いにオーバーラップさせた状態で連接し、オーバーラップさせた箇所である切欠部56Kを通じて、光源54からの広角側の光LD、LEを出射させるので、水平方向にはグレアを抑制可能に配光制御し、上下方向には広い角度範囲に光を照射することができる。
なお、図11中、光LF、LG、LHは、各光源54から出射されて反射面56Aで反射された光の一部を示している。
また、図11に示すように、切欠部56Kの下方に連なる反射鏡56に対応する光源54からは、斜め上方に向けて広域側の光LJ、LKが出射され、これら光LJ、LKも切欠部56Kを通じて投光ユニット10から照射される。
本構成では、切欠部56Kを通じて上方に照射される光LJ、LKは、前面カバー11の庇部11Tに入射し、庇部11Tによって下方に向けて反射される。
また、光源54から上方に向けて出射される光の一部(図11中、例えば光LL)についても、庇部11Tに入射し、庇部11Tによって下方に向けて反射される。
つまり、この庇部11Tの内面(下面に相当)には、金属蒸着、或いは光反射部材を設けることによって、光反射面11Xが形成されている。これによって、上方に照射される光を制限でき、周囲環境への影響を抑制すると共に、下方の照明量を増加でき、光の利用効率が向上する。
また、本構成では、光源部51と反射体52とからなる光源ユニット53を水平方向に複数個配列しているので、上下方向に広い角度範囲に光を配光しながら、その配光範囲を、水平方向に拡げることができる。しかも、上記光源ユニット53を上下方向にも複数個配列しているので、上下方向により広い角度範囲に光を照射できる。これらにより、スタジアムのような水平方向及び上下方向に広い大空間の空間照明に好適である。
このように、本構成の投光ユニット10の光学系では、光源部51の光を反射する反射体52は、放物面又は楕円反射面からなる反射面56Aを有する複数の反射鏡56を有し、各反射鏡56は、各反射面56Aの一部を互いにオーバーラップさせた状態で上下方向に連接され、前記オーバーラップさせた箇所(切欠部56K)を通じて、水平方向では反射面56Aに入射する光源部51の広角側の光を上下方向では直接出射させるので、水平方向にはグレアを抑制可能に光を照射でき、上下方向には広い角度範囲に光を照射でき、スタジアム照明に好適な空間照明を行うことができる。
また、光源部51は、反射鏡56毎に光源54を有するので、反射鏡56によって光源54の光を高精度に配光制御できる。
また、反射面56Aは、光源54の光を狭角配光とする反射面に形成されるので、光源54の光の出射範囲を相対的に狭い範囲に絞りながら、上下方向には広い角度範囲に照射できる。
さらに、反射体52と光源部51とからなる光源ユニット53を、水平方向に複数個配列するので、上下方向及び水平方向に広い範囲に光を照射できる。また、光源ユニット53を、上下方向に複数個配列するので、上下方向により広い範囲に光を照射できる。これらにより、水平方向及び上下方向に広い大空間の空間照明に好適である。
また、投光ユニット10の光出射側である前側に設けられる前面カバー11が、投光ユニット10から出射される上下方向の光の一部が入射し、入射光を入射方向である上方向と異なる下方向(所定方向)に向けて反射する前側部材として機能するので、上方への漏れ光を照明光に利用でき、上方へのグレアを抑制できる。なお、前面カバー11の反射方向を適宜に変更してもよい。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一実施の態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、照明器具1は、アーム12に2台の投光ユニット10を上下方向に並べて支持する場合を例示したが、3台以上の投光ユニット10を上下方向に並べて支持してもよい。また、投光ユニット10及びアーム12の形状、及び各部の構成を適宜に変更してもよい。
また、各投光ユニット10を互いに平行な回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)で回動自在にする場合を例示したが、平行でない回動軸で回動自在にしてもよい。また、照明エリアの条件によっては、各投光ユニット10のいずれかは回動自在にしない構成にしてもよいし、また、照明エリアが固定の場合、全ての投光ユニット10を回動不能にした構成にしてもよい。
また、各投光ユニット10のケース21を共通部品にする場合を説明したが、共通部品にしなくてもよい。また、回動軸(第1回動軸15A、第2回動軸15B)が設けられない側の張出部23には、落下防止用ワイヤを取り付ける場合を説明したが、落下防止用ワイヤを省略してもよい。また、ストッパー35A、35Bを省略してもよい。
また、反射鏡56毎に光源54を設ける場合を説明したが、各反射鏡56に光を入射可能な光源であれば、反射鏡56毎に光源54を設けた構成にしなくてもよい。また、各投光ユニット10に前面カバー11を設ける場合を説明したが、前面カバー11を省略してもよいし、前面カバー11を設ける場合でも前面カバー11の形状及び構成を適宜に変更してもよい。
また、角度表示板31の形状及び構成についても適宜に変更してもよい。また、上述の実施形態では、角度表示板31を、各投光ユニット10の左右にそれぞれ設ける場合を説明したが、左右一方に設けるようにしてもよい。左右一方に角度表示板31を設けた場合でも、この角度表示板31には両面に目盛り32Mを有するので、片面にしか目盛り32Mを有しない場合と比べ、投光ユニット10の回動角を確認し易くなる。
また、上述の実施形態では、水平方向や下方に光を投光する構成の照明器具1に本発明を適用する場合を説明したが、これに限定されず、例えば、上方に向けて光を投光する構成の照明器具に本発明を適用してもよい。
1 照明器具
10 投光ユニット
10F 投光ユニットの前面(光出射面)
11 前面カバー(前側部材)
11S 側板部
11T 庇部
11X 光反射面
12 アーム
13 アーム部
13S 印部
14 底フレーム部
14K 拡幅部
15A 第1回動軸
15B 第2回動軸
16 ハンドル
21 ケース
22 放熱部
23 張出部(回動軸取付部)
31 角度表示板(両面目盛表示体)
32 表示本体
32M 目盛り
35A、35B ストッパー
43 挟持部材
51 光源部
52 反射体
53 光源ユニット
54 光源
56 反射鏡
56A 反射面
56K 切欠部
R1 投光ユニット毎の器具光軸に沿う光の最大範囲
L 器具光軸の方向
DA 投光ユニットの離間距離
LA~LL 光源の光
θ 傾斜角度
θA 直接光範囲を示す角度

Claims (7)

  1. 光源部と、光源部の光を反射する反射体とを有する投光ユニットを備え、前記投光ユニットの光をスタジアムに投光するスタジアム用投光器において、
    前記反射体は、放物面又は楕円反射面からなる反射面を有する複数の反射鏡を有し、各反射鏡は、各反射面の一部を互いにオーバーラップさせた状態で上下方向に連接され、前記オーバーラップさせた箇所を通じて、水平方向では前記反射面に入射する前記光源部の広角側の光を、上下方向では直接出射させ
    前記投光ユニットの、上端に位置する反射鏡の上側の反射面及び下端に位置する反射鏡の下側の反射面は、水平方向では前記反射面に入射する前記光源部の広角側の光を反射させる反射面であることを特徴とするスタジアム用投光器
  2. 前記光源部は、前記反射鏡毎に光源を有することを特徴とする請求項1に記載のスタジアム用投光器
  3. 前記反射面は、前記光源の光を狭角配光とする反射面であることを特徴とする請求項2に記載のスタジアム用投光器
  4. 前記反射体と前記光源部とからなる光源ユニットを、少なくとも水平方向に複数個配列していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスタジアム用投光器
  5. 前記光源ユニットを、上下方向に複数個配列していることを特徴とする請求項4に記載のスタジアム用投光器
  6. 前記投光ユニットの光出射側である前側に設けられ、
    前記投光ユニットから出射される上下方向の光の一部が入射し、所定方向に反射する前側部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスタジアム用投光器
  7. 前記投光ユニットの、上端に位置する反射鏡の上側の反射面及び下端に位置する反射鏡の下側の反射面は、前記オーバーラップさせた箇所よりも光出射側である前側に延長する放物面又は楕円反射面であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスタジアム用投光器。
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