JP2010287448A - 試料保持体及び試料検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】試料保持用の膜により覆われた基板の開口部を、光学顕微鏡により効率良く探し出すことのできる試料保持体を提供する。
【解決手段】試料を保持するための膜10により覆われた開口部20を有する基板を備え、開口部20を覆っている膜の部分10aに保持された試料のSEM観察・検査ができるように構成された試料保持体において、該基板上には、開口部20の位置する方向を識別するためのパターン501,502が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、培養された細胞等からなる検査対象試料の観察や検査を良好に行うことができる試料保持体及び試料検査装置に関する。
生命科学や、製薬分野では、細胞に刺激(電気、化学物質、薬等)を与え、その反応を観察することが重要となっている。従来、このような観察には光学顕微鏡が、細胞の刺激にはマニピュレータが用いられていたが、観察すべき重要な箇所は光学顕微鏡では観察不可能な0.1μm以下の微小領域であることも多い。例えば、細胞間の物質のやり取りが正常に行えなくなることに起因する病気に高血圧症、尿崩症、不整脈、筋肉疾患、糖尿病、うつ病等がある。この細胞間の物質のやり取りは細胞膜にある10nm程度の大きさのイオンチャンネルにより行われる。このようなイオンチャンネルは、光学顕微鏡では観察困難である為、分解能の高い走査型電子顕微鏡(以下、「SEM」(Scanning Electron Microscope)という)を用いた観察が望まれていた。
しかし、SEMの構成を備える検査装置において、検査対象となる試料は、通常、真空引きにより減圧された試料室内に配置される。そして、このように減圧雰囲気とされた試料室内に配置された試料に電子線(荷電粒子線)が照射され、当該照射により試料から発生する二次電子や反射電子(後方散乱電子)等の二次的信号が検出される。このようなSEMによる試料検査では、試料が減圧雰囲気に晒されることとなる。よって、試料から水分が蒸発して細胞が死んでしまい、生きた状態の細胞における刺激に対する反応を観察することは不可能であった。
従って、試料に水分が含まれた状態で検査を行う際には、試料から水分が蒸発しないように、試料を減圧雰囲気に晒されることがないようにする必要がある。このように試料が減圧雰囲気に晒されることなくSEMを用いて検査を行う例の一つとして、膜により開口(アパーチャ)が密封された試料容器(サンプルカプセル)の内部に試料を配置し、減圧雰囲気とされたSEMの試料室内に、このサンプルカプセルを設置する手法が考えられている。
ここで、試料が配置されるサンプルカプセルの内部は減圧されない。そして、サンプルカプセルに形成された当該開口を覆う膜は、SEMの試料室内の減圧雰囲気とサンプルカプセル内の減圧されていない雰囲気(例えば、大気圧雰囲気)との間の圧力差に耐えられるとともに、電子線が透過するものとなっている(特許文献1参照)。
試料検査を行う際には、減圧雰囲気とされたSEMの試料室内に配置されたサンプルカプセルの当該膜を介して、サンプルカプセルの外部からサンプルカプセル内の試料に電子線が照射される。電子線が照射された試料からは反射電子が発生し、この反射電子はサンプルカプセルの当該膜を通過して、SEMの試料室内に設けられた反射電子検出器によって検出される。これにより、SEMによる像(SEM画像)が取得されることとなる。
しかしながら、上記発明では試料は閉じた空間内に封入されているので、マニピュレータを用いて細胞に刺激を与えることは不可能であった。さらに、検査対象試料である細胞をこのサンプルカプセルに封入した後に、その細胞を生きた状態で観察・検査をする場合には問題があった。
すなわち、細胞は、予めシャーレ(皿)上に吸着させてその上に培養液を満たし、温度36〜38℃(通常37℃)、二酸化炭素濃度3〜10%(通常5%)の雰囲気下に置いて培養させている。細胞の観察の際には、この細胞をシャーレから剥がし、このサンプルカプセルに入れることになる。しかし、サンプルカプセル内の環境がシャーレ内とは異なるため、試料容器内で細胞が生存する確率が低かった。また、特許文献1に記載のサンプルカプセルでは、溶液を15μl程度しかその内部に入れることができず、短時間で環境雰囲気(pH、浸透圧等)が変化する為、細胞培養は困難であった。
なお、このように真空と大気圧との圧力差に耐えられる膜を介して試料に電子線を照射し、試料から発生する反射電子を検出してSEM画像を取得する例は、非特許文献1(当該文献のChapter1 Introduction)にも記載されている。
また、このような膜を対向して設置して一対の膜を構成し、該一対の膜の間に試料を配置して透過型電子顕微鏡による像を取得する例は、特許文献2及び特許文献3に記載されている。特に、特許文献2には、このような一対の膜を利用して、その間に配置された試料のSEM画像を取得する場合についても述べられている。
そして、上述のごとく、試料が閉じられた空間内に封入されていると、検査対象試料である細胞に対してマニピュレータによるマニピュレーションを行うことや、その細胞を生きた状態で観察・検査することが困難であるという問題がある。そのため、試料を開放状態の常圧雰囲気に配置するとともに、その開放されている側に、電子線鏡筒と光軸を同軸とする光学顕微鏡を設置して、光学像の取得も可能な試料検査装置も検討されている(特許文献4〜7参照)。
特表2004−515049号公報 特開昭47−24961号公報 特開平6−318445号公報 特開2007−292702号公報 特開2008−153086号公報 特開2008−180521号公報 特開2008−210765号公報
「Atmospheric scanning electron microscopy」 Green, Evan Drake Harriman, Ph.D., Stanford University, 1993
上述した特許文献4〜7に記載された試料検査装置においては、液体を含む試料を開放状態の常圧雰囲気に配置するとともに、その開放されている側に、電子線鏡筒と光軸が同軸とする光学顕微鏡が設置された構成となっている。この光学顕微鏡は、該光学顕微鏡側から試料に光を照射し、これによる反射光を検出して画像を取得するものである。
特に、特許文献7に記載された試料検査装置において、その実施例で試料検査の際に使用される試料保持体は、シャーレ形状を有しており、その開放された試料保持面の一部が膜(試料保持膜)により構成されている。シャーレ形状の本体部には孔が形成されており、該孔には膜保持体(基板)が配置されている。膜保持体には開口部が形成されており、該開口部は該膜により覆われている。
このような試料保持体の試料保持面における該膜(試料保持膜)の部分に保持されている試料の電子線によるSEM観察・検査を行う際には、まず該膜により覆われている上記開口部の部分を光学顕微鏡により探し出す必要がある。これは、該開口部を介して、該膜を通過した電子線が該膜上の試料に到達することにより、SEM観察・検査が可能となるからである。
すなわち、該開口部を覆う該膜上には、SEM観察・検査の対象となる試料が配置されており、該膜を介して電子線を該試料に照射することにより、電子線によるSEM観察・検査を行うことができる。ここで、電子線を放出する電子線鏡筒の光軸と光学顕微鏡の光軸とが一致しているので、光学顕微鏡の視野中央に該開口部が位置する状態とすれば、電子線鏡筒から放出される電子線の走査領域(SEM観察・検査時での視野)を、該開口部に位置する(すなわち、該開口部を覆っている)該膜の部分とすることができる。
その結果、この状態における電子線の照射時には、電子線が該開口部及び該膜を通過して、該膜上の試料に到達することが可能となり、試料からの二次的信号の検出を行うことが可能となる。
ここで、上記開口部の寸法は、該開口部を覆う膜の耐圧力の関係から、例えば、0.25mm角程度となっており、非常に小さい寸法となっている。従って、光学顕微鏡で該開口部を探し出して、光学顕微鏡の視野内に該開口部を位置させることは困難であった。
すなわち、上記光学顕微鏡では、試料及びその下に位置する該膜に光を照射し、これにより試料及び該膜から反射される反射光をCCD等の撮像素子により検出して画像を取得している。このとき、上記開口部を覆っている膜から生じる反射光の輝度と、該開口部以外に位置する膜から生じる反射光の輝度とではあまり大きな差異がないため、該開口部を明瞭に認識することが難しかった。これは、該開口部の寸法が小さくなれば、なおさら困難となる。
そして、試料保持体を構成する本体部に形成される上記孔の加工精度が、現在のところあまり良くないので、完成された試料保持体を試料検査装置の所定箇所に配置しても、該孔内に位置する上記膜保持体の該開口部の箇所が、光学顕微鏡の所定視野内に入る可能性は小さくなり、光学顕微鏡により短時間で効率良く該開口部を探し出すことは難しかった。
本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、試料保持体における試料保持用の膜により覆われた基板の開口部を、光学顕微鏡により効率良く探し出すことのできる試料保持体及び該試料保持体を備える試料検査装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく試料保持体は、試料を保持するための膜により覆われた開口部を有する基板を備えた試料保持体において、該基板上には、該開口部の位置する方向を識別するためのパターンが形成されていることを特徴とする。
本発明に基づく試料検査装置は、上記試料保持体と、該試料保持体の膜に保持された試料に対して、該膜を介して一次線を照射するための一次線照射手段と、該一次線の照射に応じて試料から発生する二次的信号を検出するための信号検出手段と、該検出結果に基づいて試料像の取得を行うための試料像取得手段と、試料に対して、該一次線照射手段が位置する側とは反対の側から光を照射し、これによる試料の光学像を取得するための光学像取得手段とを具備することを特徴とする。
本発明においては、試料保持体を構成する基板上には、試料保持用の膜により覆われた開口部の位置する方向を識別するためのパターンが形成されている。
従って、光学顕微鏡からなる光学像取得手段により基板上の該パターンを取り込むことによって、そのときの光学顕微鏡の視野に対する該開口部が位置する方向を識別することができる。
これにより、その識別された方向に沿って光学顕微鏡の視野を相対的に移動すれば、光学顕微鏡による該開口部の探し出しを効率良く行うことができる。
本発明における試料検査装置及び試料保持体を示す概略構成図である。 試料保持体に備えられる試料保持用基板を示す斜視図である。 識別用パターンの一例を示す図である。 試料保持用基板の一例を示す平面図である。 試料保持用基板の作成方法を示す図である。 複数個の開口部が基板に形成された例を示す図である。 識別用パターンの別の例を示す図である。 識別用パターンの他の例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明における実施の形態について説明する。図1は、本発明における試料検査装置及び試料保持体を示す概略構成図である。
図1(A)において、試料保持体を構成するディッシュ8内には、液状の試料21が保持されている。試料21内には、観察・検査対象とされた細胞等及び培養液等の液体が含まれている。
ここで、ディッシュ(試料保持体)8の拡大断面図を図1(B)に示す。ディッシュ8の底部29の中央には、孔28が形成されている。この孔28は、該底部29の内側底面と外側底面とを連通するように形成されている。ここで、該内側底面は、図1(B)におけるディッシュ8の底部29の上面となっており、該外側底部は、同図におけるディッシュ8の底部29の下面となっている。なお、ディッシュ8の底部29の周囲には、側壁部30が設けられている。
ディッシュ8の内側底面における孔28が設けられている箇所には、シリコン基板9が配置されている。シリコン基板9には、その中央に開口部20が形成されている。これにより、シリコン基板9は、枠状の形状となっている。シリコン基板9の上面には、試料保持膜を構成する膜(窒化シリコン膜)10が被膜(堆積)されている。この膜(試料保持膜)10は、シリコン基板9の開口部20を覆っている。シリコン基板9と試料保持膜10とにより、試料保持用基板18が構成される。
ディッシュ8の内部である内側底面には、試料21が保持される。これにより、ディッシュ8の内側底面において、シリコン基板9の開口部20を覆う膜10の表面に、試料21中に含まれた細胞等の検査対象物が配置される。
この状態で、ディッシュ8は、ディッシュホルダ7に載置される。その後、ディッシュホルダ7は、ディッシュ8を載置した状態で、本装置(試料検査装置)のステージ4上に搭載される。
ステージ4は、本装置を構成する真空室2の上部に設置されており、X方向及びY方向に移動可能となっている。ここで、X−Y平面は水平面となっている。なお、ステージ4は、垂直方向に沿うZ方向にも移動可能となっていてもよい。
ステージ4の上方には、ディッシュ8内の試料21の光学像を取得するための光学顕微鏡5が設置されている。光学顕微鏡5の先端部は、ディッシュ8内の液状の試料21に接触することができる。光学像の取得時には、当該先端部が試料21に接した状態で、光学顕微鏡5から試料21に光(照射光)が照射される。
また、光学顕微鏡5の基端側には、撮像手段であるCCDカメラ6が配置されている。CCDカメラ6は、該光の試料21への照射時に、試料21から反射される反射光を検出する。これにより、該反射光に基づく画像がCCDカメラ6によって取り込まれる。該画像には、試料21内の細胞等の検査対象物の像が含まれている。
このCCDカメラ6により取り込まれた画像のデータは、本装置を構成する図示しないコンピュータに送られる。コンピュータは、表示手段(図示せず)によって、該画像の表示を行う。本装置のオペレータは、表示された画像によって、試料21に含まれた該検査対象物の像を目視にて確認することができる。
真空室2の下部には、電子線鏡筒1が設置されている、電子線鏡筒1の内部は、電子線鏡筒1の先端部を介して、真空室2内部と連通している。電子線鏡筒1の基端側には、電子銃22が設置されている。電子銃22は、所定の加速電圧により加速された電子線23を放出する。これにより放出された電子線23は、電子線鏡筒1の先端部から真空室2内部に放出される。
真空室2内には、反射電子検出器3が配置されている。反射電子検出器3には、電子線鏡筒1から放出された電子線23が通過可能とされた通過孔26が形成されている。
さらに、真空室2の上部壁及び該上部壁の上面に配置されたステージ4にも、電子線23が通過可能とされた開口がそれぞれ形成されている。そして、ステージ4上に配置されるディッシュホルダ7にも同様に、電子線23が通過可能とされた開口が形成されている。
ここで、電子線鏡筒1内部及び真空室2内部の各真空排気動作、真空排気時における電子線鏡筒1の駆動動作並びにステージ4の移動動作等は、上記コンピュータにより制御される。
試料21に含まれた細胞等の検査対象物のSEM観察・検査の際には、電子線鏡筒1から真空室2内部に向けて電子線(一次線)23が放出される。電子線鏡筒1から放出された電子線23は、真空室2内において反射電子検出器3の通過光26を通過した後、真空室2の上部壁の開口及びステージ4の開口を介して、ディッシュホルダ7の開口を通過する。
このようにして、ディッシュホルダ7の開口を通過した電子線23は、ディッシュ8の孔28及びシリコン基板9の開口部20を介して、該開口部20を覆っている膜10に到達する。膜10に到達した電子線23は、さらに該膜10を通過し、該膜10上に配置された試料21内の検査対象物に到達する。
このとき、電子線23は、電子線鏡筒1に配置された対物レンズ(集束レンズ)の励磁によって細く集束している。これにより、集束された電子線23が、膜10を介して、該膜10上の試料21を照射することとなる。
さらに、この状態で、電子線鏡筒1に配置された図示しない偏向器の動作により、電子線23が走査される。この結果、膜10を通過した電子線23は、試料21の所定領域(検査対象物が含まれた領域)を走査する。当該所定領域は、電子線23による走査領域となる。
このようにして電子線23が走査された試料21の領域(走査領域)からは、反射電子(二次線)が発生する。この反射電子は、膜10を通過して真空室2内に入り、反射電子検出器3により検出される。
反射電子検出器3は、検出される反射電子の検出強度に基づく検出信号を出力する。この検出信号は、図示しない増幅器によって増幅された後、デジタルデータに変換される。なお、本実施の形態において図示されている反射電子検出器3は、複数の半導体素子(フォトダイオード)を検出面に備える半導体検出器となっている。
デジタルデータに変換された該検出信号は、上記コンピュータに送られる。コンピュータは、該検出信号に基づく画像データ(走査像データ)を形成する。このようにして形成された画像データは、表示手段に送られる。表示手段は、該画像データに基づく画像(走査像)の表示を行う。オペレータは、表示された走査像を見ることにより、試料21中の検査対象物の観察ないし検査を行うことができる。
ここで、光学顕微鏡5の光軸と電子線鏡筒1の光軸とは合わされており、同軸となるように構成されている。これにより、光学顕微鏡5により取得される光学像の中心と、電子線鏡筒1からの電子線23の走査により得られる走査像(試料21からの上記反射電子の検出に基づく像)の中心とが一致することとなる。そして、該光学像の倍率と該走査像の倍率とが同じであるときには、双方の像の視野が互いに一致することとなる。
なお、真空室2とステージ4との間、ステージ4とディッシュホルダ7との間、及びディッシュホルダ7とディッシュ8との間には、それぞれ図示しないOリングが配置されている。これらOリングによって、各間隙において真空シールが施されている。
ここで、上述した試料保持用基板18の拡大図を図2に示す。なお、説明上、図2に示す試料保持用基板18は、図1(B)に示されている試料保持用基板18を上下反転させて図示している。
すなわち、図1(B)に示す試料保持用基板18の試料保持膜(窒化シリコン膜)10は、シリコン基板9の上面側に位置した状態で、開口部20を覆っている。これに対して、図2に示す試料保持用基板18の試料保持膜10は、シリコン基板9の下面側に位置した状態で、開口部20を覆っている。試料保持用基板18は、図2に示す状態に対して、上下反転させた状態で、ディッシュ8の底部29における上面(内側底面)に配置される(図1(B)参照)。
そして、本発明における試料保持用基板18を構成するシリコン基板10上には、開口部20の位置する方向を識別するための複数のパターン(識別用パターン)が形成されている。
図3に、識別用パターンの一例を示す。図3は、シリコン基板9において、試料保持膜10が被膜されている側から見た図であり、識別用パターンとして、ガイド主線501及びガイド副線502が形成されている。これらガイド主線501及びガイド副線502は、シリコン基板9における試料保持膜10の被膜面側に設けられている。なお、図中の100は、光学顕微鏡5における視野の一例である。この視野100の範囲(大きさ)は、光学顕微鏡5の倍率に依存する。
ガイド主線501及びガイド副線502は、直線形状となっており、開口部20を中心とする放射状に形成されている。すなわち、開口部20の周辺には、16本のガイド主線501が設けられており、これらガイド主線501の間には、ガイド副線502が設けられている。ガイド副線502は各ガイド主線501の間隙に配置されるので、該ガイド副線502の本数も16本となる(図3では、2本のみ図示されている)。
このようなガイド主線501及びガイド副線502からなる識別用パターンは、図4に示すように、シリコン基板9上に被膜された試料保持膜10の除去パターン(部分的に除去されてスペースとなっているパターン)501aにより形成される。ここで、除去パターン501aは、シリコン基板9上に成膜された試料保持膜10がその後エッチング加工されることにより形成され、試料保持膜10のうちで、部分的にエッチングされて取り除かれた部分のパターンである。この除去パターン501の部分では、試料保持膜10が取り除かれているので、シリコン基板9(図4では、501として図示)が露出されることとなる。なお、図4では、試料保持用基板18における開口部20を含む要部を示しており、ガイド主線501の図示はあるが、ガイド副線502は図示されていない。
開口部20の周辺に形成されたガイド主線501は、開口部20の輪郭から0.15mm以上離れた位置から放射状に伸長するように形成されている。これにより、ガイド主線501が試料保持膜10の除去パターンにより形成されても、シリコン基板9の開口部20を覆う部分の試料保持膜10の支持に支障は生じない。
また、各ガイド主線501の中間に設けられたガイド副線502は、開口部20の中心から0.8mm離れた位置から放射状に伸長するように形成されている。
なお、ガイド主線501及びガイド副線502の本数は、一例として、それぞれ16本とした。これらの本数は、光学顕微鏡5の倍率に依存し、光学顕微鏡5の視野100内にガイド主線501又はガイド副線502のうちの少なくとも2本以上が常に入るように各本数の設定を行なう。
ここで、ディッシュ8内におけるシリコン基板9の開口部20の中心位置誤差を±0.3mm、所定の基準位置に位置するディッシュホルダ7内に配置された状態でのディッシュ8の機械的な位置誤差を±0.1mmとすると、光学顕微鏡5の視野100の中心位置(光学顕微鏡5の光軸位置に対応)が、当該開口部20の中心位置から0.4mmの距離以上に離れることは無い。
しかしながら、試料保持膜10のうち、開口部20を覆っている部分(以下、「開口被膜部10a」という)以外の箇所に位置する観察・検査対象物(細胞等)の光学顕微鏡5による観察を行った後、開口被膜部10a上に位置する観察・検査対象物の観察・検査を行う際には、光学顕微鏡5の視野100内において、オペレータにより目視される少なくとも2本のガイド主線501又はガイド副線502を確認することにより、当該視野100の位置に対して開口被膜部10aが位置する方向を識別することが可能となる。
すなわち、ガイド主線501及びガイド副線502は、開口部20を中心とする放射状に形成されているので、そのときの視野100内において見えているガイド主線501又はガイド副線502の間隙が狭くなる方向に開口被膜部10aが位置することがわかる。
例えば、図3に示す状態においては、視野100内には3本のガイド主線501が含まれているが、当該3本のガイド主線501の各間隙が狭くなる方向(図中の矢印Aの方向)に、視野100が移動するように、試料保持膜10と視野100とを相対的に移動させるようにすればよい。このように移動させるには、オペレータが光学像の確認を行いながら、ステージ4の移動動作を行い、ステージ4に載置されているディッシュホルダ7及びその上のディッシュ8を移動させることとなる。
このようにして、光学顕微鏡5の視野100を開口被膜部10aの位置する方向に相対移動させ、該視野100内に開口被膜部10aが入るようにする。ここで、光学顕微鏡5の光軸と電子線鏡筒1の光軸は同軸となっている。
よって、光学顕微鏡5の視野100内に開口被膜部10aが入っており、該視野100の中心(光学顕微鏡5及び電子線鏡筒1の双方の光軸に対応)が開口被膜部10aの領域内に位置していれば、開口被膜部10aの領域上にある細胞等の観察・検査対象物(検査対象試料)への電子線鏡筒1からの集束された電子線23の照射が可能となる。当該電子線照射においては、電子線鏡筒1からの電子線23は、開口部20及び開口被膜部10aを通過し、該開口被膜部10a上の検査対象試料に到達する。
電子線23が照射された検査対象試料からは、二次線としての反射電子が発生し、該反射電子は反射電子検出器3により検出される。この結果、検査対象試料の走査像を取得することができる。
ここで、ディッシュ8の底部29に配置される試料保持用基板18の作成方法について、図5を参照して説明する。図5において、シリコン基板501(上述のシリコン基板9に対応)の上下面に、CVD(Chmical Vapor Deposition)法により、窒化シリコン層502,503を形成する[図5(a)]。窒化シリコン層502,503の厚さは、30nm程度である。
次に、窒化シリコン層502,503の表面に、レジスト膜504,505を塗布する[図5(b)]。レジスト膜504,505をフォトリソグラフィーによりパターニングし、所定形状のレジストパターン504a,505aを形成する[図5(c)]。
その後、レジストパターン504a,505aをマスクとしてドライエッチングを施し、窒化シリコン層502,503のエッチング加工を行う。これにより、所定のパターニングが施された窒化シリコン膜502a,503aが形成される[図5(d)]。この窒化シリコン膜502a,503aのうち、窒化シリコン膜502aが試料保持膜10となる。
そして、シリコン基板501の上下面のうち、窒化シリコン膜502aが形成されている側の面全体(当該窒化シリコン膜502aを含む)にレジスト膜504cを塗布する[図5(e)]。次いで、レジスト膜504c,505aをマスクとして、KOHを用いたウエットエッチングにより、シリコン基板501のエッチング加工を行う。これにより、開口部20がシリコン基板501に形成される[図5(f)]。その後、アッシング処理により、レジスト膜504c,505aの除去を行う[図5(g)]。
以上により、試料保持基板18が作成される。試料保持基板18を構成するシリコン基板501(シリコン基板9)における窒化シリコン膜502a(窒化シリコン膜10)が設けられている側の面において、窒化シリコン膜502aのパターンの部分501aでは、シリコン基板501の面が露出されている。この所定形状の露出面が、当該パターンに対応し、上述した識別用パターン(ガイド主線501及びガイド副線502)となる。
なお、図5(g)の状態を上側(窒化シリコン膜502aが設けられた側)から見た平面図が、図4となる。また、図4におけるB−B断面図が図5(g)に相当する。このようにして作成された試料保持用基板18を、ディッシュ8の底部29形成された孔28を覆うように、該底部29の上面側に固着する。このとき、試料保持基板18における試料保持膜10が上側に位置するようにする。これにより、ディッシュ8からなる試料保持体が作成される。
上記の固着には、エポキシ系もしくはシリコーン系の接着剤による接着、または熱、超音波もしくはレーザによる融着により行うことができる。これにより、試料保持用基板18は、ディッシュ8の底部29における孔28の対応する位置に固着される。
なお、上記例では、試料保持膜10が形成された試料保持用基板18とディッシュ8の本体とを組み合わせて試料保持体を作成したが、ディッシュ8の底部29上面に試料保持膜10を成膜するようにしてもよい。この場合、ディッシュ8の底部29に形成された孔28の大きさは、上記例におけるシリコン基板9に形成された開口部20の寸法と同様に設定しておき、該孔28が試料保持膜10により覆われる。この場合、ディッシュ8の底部29が、基板に相当する。また、上記何れの例においても、試料保持膜10の試料保持面に、試料付着用分子としての細胞接着分子を塗布しておくことができる。
上記の各例において、試料保持膜10を構成する窒化シリコン膜の膜厚は、10〜1000nmの範囲に設定される。また、試料保持膜10としては、窒化シリコン膜の他に、酸化シリコン、窒化ボロン、ポリマー、ポリエチレン、ポリイミド、ポリプロピレン、もしくはカーボンからなる膜を用いることもできる。これらの膜を用いた場合においても、その膜厚は、10〜1000nmに設定される。
上述した素材からなる試料保持膜10は、電子線は通過するが、気体や液体は透過しないものとなる。さらに、膜の上下面(両面)での圧力差として、少なくとも一気圧の圧力差に耐えることのできる膜である必要がある。
なお、このような試料保持膜10は、その膜厚が薄ければ電子線の散乱が少なくなるので分解能が向上するが、圧力差により破損しやすくなる。また、該膜の膜厚が厚くなれば、電子線7の散乱が増加して分解能が低下するが、圧力差により破損しにくくなる。好適な膜厚としては、20〜200nmとなる。
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施例について説明する。上記の例においては、窒化シリコン基板(基板)9に形成される開口部20の個数は1個であった。これに対して、この第2の実施例においては、複数個の開口部(この例では、4個の開口部81〜84)をシリコン基板10に設けたものとなっている。
これらの開口部81〜84において、隣り合う開口部の間における中間の位置に、中間線600を仮想的に設定する。各中間線を境界として、各開口部81〜84ごとに、それぞれ対応する放射状のガイド主線501及びガイド副線502をシリコン基板9上に形成する。各ガイド主線501及びガイド副線502の形成方法は、上記と同様である。
このようなガイド主線501及びガイド副線502を各開口部81〜84ごとに設けておくことにより、光学顕微鏡5での光学像の取得時において、所定の開口部81〜84の位置する方向を識別することができ、視野100を当該開口部81〜84に誘導することが容易となる。
なお、上記各例において、識別用パターンは、放射状に形成されたガイド主線501及びガイド副線502からなるものであったが、このような直線形状のパターンに限定される必要はない。
上記例以外に、例えば図7に示すように、開口部の方向を示す目印としての三角形状のパターン[図7(a)参照]もしくは矢印形状のパターン[図7(b)参照]を用いることもできる。このような形状を備えるパターン(識別用パターン)を、シリコン基板9上に、開口部を中心として放射状に複数配置すればよい。このときの該パターンの基板上での配置間隔は、光学顕微鏡5の倍率が400倍程度の場合には、0.15mm程度とするのがよい。
また、上述のように直線形状または三角形状もしくは矢印形状の識別用パターンを放射状に形成する代わりに、それぞれ直径の異なる円形状の複数の識別用パターンを設けるようにしてもよい。この場合、上記開口部内の位置を中心とした同心円状に、各識別用パターンを配置する。このときの該パターンの基板上での配置間隔も、光学顕微鏡の倍率が400倍程度の場合に、0.15mm程度とするのがよい。
なお、上述した各例において、光学顕微鏡5の視野100内での識別用パターンを取り込んだ後に、コンピュータが、当該画像から開口部の位置を検出し、それに基づいてステージ4を自動的に移動させるようにすることも可能である。
このように、本発明における試料保持体(ディッシュ)は、試料21を保持するための膜(試料保持膜)10により覆われた開口部20を有する基板9を備えた試料保持体であって、該基板9上には、該開口部20の位置する方向を識別するための複数のパターン(識別用パターン)が形成されている。
ここで、識別用パターンを直線形状とし、開口部20を中心とした放射状に形成することができる。
また、識別用パターンを三角形状若しくは矢印形状とし、開口部20を中心とした放射状に分散するように形成することもできる。
さらに、識別用パターンを円形状とし、開口部20を中心とした同心円状に形成することもできる。
そして、基板9に、上記開口部を複数個設け、各開口部のそれぞれに対応して、識別用パターンを形成することも可能である。
ここで、識別用パターンは、基板9上に設けられた膜10のパターンによって形成することができる。このように、試料21を保持するための膜のパターンにより識別用パターンを構成することにより、識別用パターンを形成するための薄膜を基板9上に別途形成(成膜)する必要がなく、低コストで効率良く識別用パターンの形成を行うことができる。
上記において、基板9はシリコン基板から構成し、膜10を、窒化シリコン、酸化シリコン、窒化ボロン、ポリマー、ポリエチレン、ポリイミド、ポリプロピレン、若しくはカーボンから構成することができる。
また、本発明における試料検査装置は、上記何れかの試料保持体8と、該試料保持体8の膜10に保持された試料21に対して、該膜10を介して一次線を照射するための一次線照射手段(電子線鏡筒)1と、一次線の照射に応じて試料21から発生する二次的信号を検出するための信号検出手段と、該検出結果に基づいて試料像の取得を行うための試料像取得手段と、試料21に対して、一次線照射手段1が位置する側とは反対の側から光を照射し、これによる試料の光学像を取得するための光学像取得手段5とを具備している。
ここで、一次線としては電子線若しくは荷電粒子線を使用し、二次的信号としては、反射電子、2次電子、X線、若しくはカソードルミネッセンス光のうちの少なくとも一つでを用いることができる。
本発明においては、試料保持膜により覆われた開口部の周囲に識別用パターンを配置することにより、電子線の照射を行うことなく、光学顕微鏡により取得された光学像をオペレータが目視にて確認することによって、電子線による観察・検査対象領域に対応する開口被膜部10aの位置する方向を即座に把握することができる。
すなわち、光学顕微鏡による視野内に少なくとも2つの識別パターンの部分が入るようになるので、オペレータが当該識別パターンを目視することにより、該視野に対する開口被膜部10aの位置する方向を認識することが可能となる。
これにより、該開口部を介して試料保持膜に余計な電子線を照射する必要がなくなるので、試料保持膜の電子線照射による不要な劣化を防止することができる。この結果、開口被膜部10a上のSEM観察・検査を長時間行うことが可能となる。
また、光学顕微鏡による光学像をコンピュータが取り込んで、光学像内に含まれている当該識別パターンを認識し、これにより開口被膜部10aの位置情報を検出することができれば、該位置情報に基づいてコンピュータがステージ移動を行うことにより、自動的に開口被膜部10aの位置合わせを行なうことができる。
1…電子線鏡筒、2…真空室、3…反射電子検出器、4…ステージ、5…光学顕微鏡、6…CCDカメラ、7…ディッシュホルダ、8…ディッシュ、9…シリコン基板、10…窒化シリコン膜、10a…開口被膜部、18…試料保持用基板、20…開口部、21…試料、22…電子銃、23…電子線、26…通過孔、28…孔、29…底部、30…側壁部、501,502…識別用パターン

Claims (9)

  1. 試料を保持するための膜により覆われた開口部を有する基板を備えた試料保持体であって、該基板上には、該開口部の位置する方向を識別するためのパターンが形成されていることを特徴とする試料保持体。
  2. 前記パターンは、直線形状となっており、前記開口部を中心とした放射状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の試料保持体。
  3. 前記パターンは、三角形状若しくは矢印形状となっており、前記開口部を中心とした放射状に分散するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の試料保持体。
  4. 前記パターンは、円形状となっており、前記開口部を中心とした同心円状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の試料保持体。
  5. 前記基板には、前記開口部が複数設けられており、各開口部のそれぞれに対応して、前記パターンが形成されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の試料保持体。
  6. 前記パターンは、前記基板上に設けられた前記膜を部分的に取り除くことによって形成されていることを特徴とする請求項1乃至5何れか記載の試料保持体。
  7. 前記基板はシリコン基板からなり、前記膜は、窒化シリコン、酸化シリコン、窒化ボロン、ポリマー、ポリエチレン、ポリイミド、ポリプロピレン、若しくはカーボンからなることを特徴とする請求項1乃至6何れか記載の試料保持体。
  8. 請求項1乃至7何れか記載の試料保持体と、該試料保持体の膜に保持された試料に対して、該膜を介して一次線を照射するための一次線照射手段と、該一次線の照射に応じて試料から発生する二次的信号を検出するための信号検出手段と、該検出結果に基づいて試料像の取得を行うための試料像取得手段と、試料に対して、該一次線照射手段が位置する側とは反対の側から光を照射し、これによる試料の光学像を取得するための光学像取得手段とを具備する試料検査装置。
  9. 前記一次線は電子線若しくは荷電粒子線であり、前記二次的信号は、反射電子、2次電子、X線、若しくはカソードルミネッセンス光のうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項8記載の試料検査装置。
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