JP2010287436A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じることが抑制されたコネクタを提供する。
【解決手段】配線と、該配線の端子が挿入される第1挿入孔、及び端子と電気的に接続される接触部材が設けられる第2挿入孔が形成されたハウジングと、を有するコネクタであって、端子は、応力の印加によって変位する可動部と、該可動部の変位に伴って変位し、接触部材と接触する接触部と、該接触部及び可動部を保持・収納する収納部と、を有し、第1挿入孔と第2挿入孔とは、第1挿入孔における端子が挿入される第1開口部とは反対の第2開口部を介して連通され、第1挿入孔における第1開口部から所定位置までの径の長さは、端子の最長径よりも長く、第1挿入孔における所定位置から第2開口部までの径の長さは、端子の最長径よりも短くなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線の末端に設けられた端子が、ハウジングに形成された第1挿入孔内に取り付けられてなるコネクタに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、ワイヤハーネス(配線)の端末に接続された雄端子(端子)と、ハウジングのキャビティ(第1挿入孔)内に装着された接触部材とが、電気的に接続されたカードエッジコネクタが提案されている。
特開2008−91047号公報
ところで、特許文献1に示されるカードエッジコネクタでは、端子における接触部材と電気的に接続される接触部が保護されていないため、端子をキャビティ内に挿入する時に、端子の接触部とキャビティを構成する壁面とが接触する虞がある。接触部と壁面とが接触すると、接触部が傷ついたり、接触部との摺動によって削り取られた壁面(ハウジング)の破片が接触部に付着したりし易く、接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じる虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じることが抑制されたコネクタを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、配線と、該配線の末端に設けられた端子が挿入される第1挿入孔、及び端子と電気的に接続される接触部材が設けられる第2挿入孔が形成されたハウジングと、を有するコネクタであって、端子は、応力の印加によって変位する可動部と、該可動部の変位に伴って変位し、接触部材と接触する接触部と、該接触部及び可動部を保持し、可動部及び接触部を収納する収納部と、を有し、第1挿入孔と第2挿入孔とは、第1挿入孔における端子が挿入される第1開口部とは反対の第2開口部を介して連通され、第1挿入孔における第1開口部から所定位置までの第1挿入孔を構成する壁面によって構成される第1空間の径の長さは、端子の最長径よりも長く、第1挿入孔における所定位置から第2開口部までの第1挿入孔を構成する壁面によって構成される第2空間の径の長さは、端子の最長径よりも短くなっており、可動部に応力が印加されていない状態で、可動部は収納部から露出されて、接触部は収納部に収納されており、端子が第1挿入孔内に取り付けられた状態において、可動部と第1挿入孔を構成する壁面とが接触し、該壁面の押圧力によって変位した可動部が収納部に収納され、可動部の変位に伴って変位した接触部が収納部から露出されて接触部材と接触していることを特徴とする。
このように本発明によれば、可動部に応力が印加されていない状態で、接触部は収納部に収納されており、また、第1開口部から所定位置までの第1挿入孔を構成する壁面によって形成される第1空間の径の長さは、端子の最長径よりも長くなっている。これによれば、端子を第1挿入孔の所定位置まで挿入する時に、可動部と第1挿入孔の壁面との接触が抑制されるので、可動部の変位による接触部の変位が抑制され、接触部が収納部に収納(保護)された状態を保つことができる。すなわち、接触部と第1挿入孔を構成する壁面との接触を抑制し、接触部が傷ついたり、接触部にハウジングの破片が付着したりすることを抑制することができる。このように、本発明に係るコネクタは、接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じることが抑制されたコネクタとなっている。なお、上記した最長径は、配線の長手方向に対して垂直な方向に沿う端子の断面における、端子の中心と末端とを結んだ最大長さを示している。
請求項1に記載の具体的な構成は、例えば請求項2に記載のように、収納部は、1つの開口部が形成された矩形状の底部と、該底部における端子の挿入方向に沿う2つの縁部それぞれから底部の厚さ方向の一方へ延設された側部と、を有し、可動部は、一端が、底部における挿入方向に対して垂直な方向に沿う2つの縁部のうち、配線の末端から離間された縁部に固定され、一端を固定端として、2つの側部によって挟まれた収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなし、接触部は、一端が、可動部の他端に固定されて、他端側が浮遊状態とされた形状をなす構成を採用することができる。若しくは、請求項3に記載のように、収納部は、側面に、2つの開口部が形成された筒状の形状をなし、可動部は、両端が、一方の開口部を構成する収納部の側面に連結され、一方の開口部を介して、側面によって構成される収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなし、接触部は、一端が他方の開口部を構成する側面に固定されて、他端側が浮遊状態とされ、一端を固定端として、他方の開口部を介して収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなす構成を採用することができる。
請求項3に記載の端子の場合、可動部と接触部とが連結されておらず、可動部と接触部とが接触する構成となっている。可動部の変位によって可動部と接触部とが摺動すると、可動部と接触部との接触部位が磨耗し、粉塵が生じる虞がある。接触部材が形成された部材に複数の電流経路が形成されている場合、粉塵によって電流経路間が電気的に接続され、電気的な接続不良が生じる虞がある。これに対して、請求項2に記載の端子の場合、可動部と接触部とが連結されているので、粉塵が生じない構成となっている。以上により、請求項2に記載の端子は、請求項3に記載の端子と比べて、粉塵によって電流経路間が電気的に接続されることで、接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じることが抑制されたコネクタとなっている。
請求項4に記載のように、第2空間の形状と、収納部の外形形状とが相似である構成が良い。これによれば、端子を、第1挿入孔内の取り付け位置に導くことができる。
請求項5に記載のように、接触部材としては、第2挿入孔に挿入される基板の表面に形成された接触部材を採用することができる。この場合、基板が第2挿入孔内に取り付けられた状態において、第2開口部から第2挿入孔内に飛び出した接触部の一部と、接触部材とが接触した構成となる。
請求項6に記載のように、基板は、接触部によって第2挿入孔内に保持された構成が良い。これによれば、基板を保持するための部材がハウジングに設けられた構成と比べて、部品点数が低減されるので、コストを低減することができる。
請求項7に記載のように、接触部材としては、ハウジングに設けられた接触部材を採用することができる。この場合、基板が第1挿入孔内に取り付けられた状態において、第1挿入孔内に設けられたハウジングの接触部材の一部と、接触部材とが接触した構成となる。
請求項8に記載のように、第2挿入孔内に設けられたハウジングの接触部材の一部と電気的に接続される接触部材が表面に形成された基板が、第2挿入孔内に挿入されており、基板は、ハウジングの接触部材によって第2挿入孔内に保持された構成が良い。これによれば、基板を保持するための部材がハウジングに設けられた構成と比べて、部品点数が低減されるので、コストを低減することができる。
第1実施形態に係るコネクタの概略構成を示す断面図である。 端子の概略構成を示す平面図である。 ハウジングの概略構成を示す断面図である。 コネクタと基板との電気的な接続を説明するための拡大断面図である。 コネクタの変形例を示す断面図である。 端子の変形例を示す斜視図である。
以下、本発明を、図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るコネクタの概略構成を示す断面図である。図2は、端子の概略構成を示す平面図である。図3は、ハウジングの概略構成を示す断面図である。図4は、コネクタと基板との電気的な接続を説明するための拡大断面図である。なお、以下においては、第1挿入孔における端子20を挿入する方向を挿入方向とし、該挿入方向に対して垂直な方向である半導体基板51の厚さ方向を厚さ方向とし、該厚さ方向と挿入方向とに対して垂直な方向を横方向として示す。
コネクタ100は、要部として、配線10と、該配線10を保持するハウジング30と、を有する。本実施形態では、ハウジング30に基板50が固定され、後述する配線10の端子20と、基板50とが電気的に接続される場合を説明する。
配線10は、金属線11と、該金属線11を被覆する被覆部12とを有する。本実施形態に係る配線10は、複数の配線10が束ねられてなるワイヤハーネスの一部であり、配線10の一方の端部は、車両に搭載されたECU(図示略)と電気的に接続され、他方の端部は、ハウジング30に固定されている。図1及び図2に示すように、配線10における他方の端末には、端子20が電気的及び機械的に接続されており、該端子20が、基板50との電気的な接続部位としての機能を果たす。端子20は本実施形態の特徴点なので、後で詳説する。
ハウジング30は、配線10を保持するものであり、ハウジング30には、配線10が挿入される複数の第1挿入孔31と、基板50が挿入される第2挿入孔32とが形成されている。ハウジング30は、本実施形態の特徴点なので、後で詳説する。
基板50は、半導体基板51と、該半導体基板51に構成された回路部(図示略)と、該回路部と電気的に接続された配線パターン(図示略)と、が形成された回路基板であって、半導体基板51の表面51a及びその裏面51bには、上記した配線パターンの端末端子52が形成されている。端末端子52は、基板50を第2挿入孔32に完全に挿入した状態で、端末端子52と第2開口部31bとが厚さ方向にて対向するように形成されている。なお、端末端子52は、特許請求の範囲に記載の接触部材に相当するので、以下においては、端末端子52を接触部材52と示す。
次に、本実施形態の特徴点である端子20とハウジング30とを順次詳説する。図2に示すように、端子20は、要部として、可動部21と、該可動部21の変位に伴って変位する接触部22と、可動部21及び接触部22を保持し、且つ可動部21及び接触部22を収納する収納部23と、を有する。端子20は、更に、収納部23と連結され、配線10の金属線11をかしめる第1かしめ部24と、該第1かしめ部24と連結され、配線10の被膜部12をかしめる第2かしめ部25と、を有する。配線10と端子20とは、第1かしめ部24をによって電気的に接続され、第1かしめ部24と第2かしめ部25によって機械的に接続されている。
可動部21は、挿入方向と厚さ方向とによって構成される平面に対する断面形状がU字状となるように、1枚の金属プレートが折り曲げられたものであり、その一端21aが収納部23の底部23aと連結され、その他端21bが底部23aに対して浮遊状態とされている。これにより、可動部21は、一端21aを固定端として、後述する収納部23の収納空間と外部との間を変位可能となっている。なお、図2に示すように、可動部21の一部は、可動部21に応力が印加されていない状態において、収納部23から露出されている。
図2に示すように、可動部21における他端21b側の部位は、底部23a側に凸となるように湾曲している。この可動部21における湾曲した部位が、上記した接触部22に相当する。このように、本実施形態では、可動部21と接触部22とが連結された構成となっているので、可動部21の変位に伴って、接触部22が変位する構成となっている。なお、図2に示すように、接触部22は、可動部21に応力が印加されていない状態において、収納部23に収納されている。
収納部23は、挿入方向と横方向とによって構成される平面に対する断面形状がコの字状となるように、1枚の金属プレートの2辺が一方向に折り曲げられたものであり、矩形状の底部23aと、該底部23aにおける挿入方向に沿う2つの端部から厚さ方向における一方向に延設された側部23bと、を有する。図示しないが、底部23aには、端子20が第1挿入孔31内に取り付けられた状態で、第1挿入孔31の第2第2開口部31bと対向する開口部が形成されており、接触部22は、底部23aに形成された開口部を介して、収納部23における2つの側部23bによって挟まれた収納空間から外部に露出可能となっている。
次に、ハウジング30を説明する。図3に示すように、第2挿入孔32の径の長さは一定となっており、第1挿入孔31における端子20が挿入される第1開口部31aから所定位置33(図3に破線で示す位置)までの第1挿入孔31を構成する壁面によって形成される第1空間S1の径の長さが一定となっている。これに対して、第1挿入孔31における所定位置33から第2開口部31bまでの第1挿入孔31を構成する壁面によって形成される第2空間S2の径の長さは一定となっておらず、収納部23の外形形状と相似となっている。そして、第1空間S1の径の長さは端子20の最長径よりも長く、第2空間S2の径の長さは端子20の最長径よりも短くなっている。
また、第2開口部31bは、第2挿入孔32を構成する壁面によって構成されており、第1挿入孔31と第2挿入孔32とが第2開口部31bを介して連通されている。図3に示すように、第1挿入孔31を構成する壁面には、端子20を第1挿入孔31内に保持する機能を果たす保持部34が設けられており、端子20が第1挿入孔31に完全に挿入された状態において、底部23aに設けられた嵌合部(図示略)と保持部34とが嵌合して、端子20が第1挿入孔31に取り付け固定されるようになっている。なお、上記した径の長さは、空間S1,S2における厚さ方向に沿う長さを示しており、上記した端子20の最長径は、端子20における挿入方向と横方向とによって構成される平面の断面形状において、端子20の中心と末端とを結んだ最大長さを示している。
次に、ハウジング30に端子20を取り付ける工程を説明する。先ず、第1開口部31aに、端子20を先頭として配線10を配置する。そして、端子20を先頭として、第1挿入孔31内に配線10を挿入する。上記したように、第1空間S1の径の長さは、端子20の最長径よりも長くなっているので、配線10を第1開口部31aから所定位置33まで挿入している時に、収納部23から露出された可動部21と第1挿入孔31を構成する壁面との接触が抑制される。端子20が、第1挿入孔31における所定位置33まで挿入されると、上記したように、第2空間S2の径の長さは、端子20の最長径よりも短くなっているので、収納部23から露出された可動部21と第1挿入孔31を構成する壁面とが接触し、該壁面から可動部21に押圧力が印加される。この押圧力によって可動部21は収納空間内へ変位し、該可動部21の変位に伴って接触部22も変位する。接触部22は、底部23aの開口部を介して収納空間から外部に露出され、第2開口部31bを介して第2挿入孔32内に飛び出す。上記したように、第2空間S2の形状は、収納部23の外形形状と相似となっているので、可動部21の変位は、可動部21が収納空間に完全に収納されるまで行われる。可動部21が収納空間に完全に収納され、端子20が第1挿入孔31内に完全に挿入されると、上記した保持部34によって、端子20が第1挿入孔31内に取り付け固定される。なお、端子20の第1挿入孔31内への取り付けが完了されると、図1に示すように、第1開口部31aは、防水シート60によってシールされる。
次に、ハウジング30に基板50を取り付ける工程を説明する。先ず、第2挿入孔32の開口部32aに、半導体基板51における接触部材52が形成された端部を先頭として基板50を配置する。そして、図1に示す白抜き矢印の方向に沿って、基板50を第2挿入孔32内に挿入する。図4に示すように、基板50が第2挿入孔32内に挿入されると、接触部材52と第2挿入孔32内に飛び出した接触部22とが接触し、配線10と基板50とが電気的に接続される。なお、図1に示すように、本実施形態では、半導体基板51の表面51aとその裏面51bに形成された接触部材52に対応して、第1挿入孔31の第2開口部31bが複数形成され、第2開口部31bそれぞれから第2挿入孔32内に飛び出した接触部22によって半導体基板51が挟持されて、基板50が第2挿入孔32内に取り付け固定されている。
次に、本実施形態に係るコネクタ100の作用効果を説明する。上記したように、可動部21に応力が印加されていない状態で、接触部22は収納部23に収納されており、第1空間S1の径の長さが、端子20の最長径よりも長くなっている。これによれば、端子20を第1挿入孔31の所定位置33まで挿入する時に、可動部21と第1挿入孔31の壁面との接触が抑制されるので、可動部21の変位による接触部22の変位が抑制され、接触部22が収納部23に収納(保護)された状態を保つことができる。すなわち、接触部22と第1挿入孔31を構成する壁面との接触を抑制し、接触部22が傷ついたり、接触部22にハウジング30の破片が付着したりすることを抑制することができる。このように、本実施形態に係るコネクタ100は、接触部と接触部材とに電気的な接続不良が生じることが抑制されたコネクタとなっている。
本実施形態では、第2空間S2の形状と、収納部23の外形形状とが相似となっている。これによれば、端子20を、第1挿入孔31内の取り付け位置に導くことができる。
本実施形態では、基板50が、接触部22によって第2挿入孔32内に保持されている。これによれば、基板50を保持するための部材がハウジング30に設けられた構成と比べて、部品点数が低減されるので、コストを低減することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
本発明に係る端子20の形状は、第1実施形態で示した形状に限らず、例えば、図5及び図6に示す形状を採用することもできる。図6に示される端子20の収納部23は、側面23cに、2つの開口部23d,23eが形成された筒状の形状となっている。接触部22は、一端22aが開口部23eを構成する端部に連結されて、他端22bが浮遊状態とされており、他端22b側の一部が開口部23e側に凸となるように湾曲した形状となっている。可動部21は、両端が、開口部23dを構成する縁部に連結され、開口部23dを介して収納空間と外部との間を変位可能とされた形状となっている。この端子20の場合においても、可動部21と第1挿入孔31を構成する壁面との接触によって可動部21が収納空間内に変位し、この変位による可動部21の押圧力によって接触部22が開口部23eを介して収納空間から外部に露出するように変位し、第2開口部31bを介して第2挿入孔32内に飛び出すようになっている。
しかしながら、上記変形例で示した端子20の場合、図6に示すように、可動部21は、中央部が収納空間側に折り曲げられており、この折り曲げられた部位と接触部22とが接触する構成となっている。可動部21の変位によって可動部21と接触部22とが摺動すると、可動部21と接触部22との接触部位が磨耗し、粉塵が生じる虞がある。粉塵が生じると、基板50に形成された複数の配線パターン間や接触部材52間が粉塵によって電気的に接続され、電気的な接続不良が生じる虞がある。これに対して、第1実施形態に示した端子20は、可動部21と接触部22とが連結されているので、粉塵が生じない構成となっている。したがって、第1実施形態で示した端子20のほうが、変形例で示した端子20と比べて電気的な接続不良が生じることが抑制された構成となっており、より好ましい構成となっている。図5は、コネクタの変形例を示す断面図であり、図6は、端子の変形例を示す斜視図である。なお、図6においては、端子20の構成要素であるかしめ部24,25を省略し、便宜上、収納部23と可動部21とによって隠れた接触部22の部位を実線で示している。
本実施形態では、端子20の接触部22と基板50の接触部材52とが直接接触される例を示した。しかしながら、接触部22と接触部材52とがハウジング30に設けられた接触部材を介して電気的に接続された構成を採用することもできる。上記構成の場合、接触部22は第2挿入孔32内に飛び出さず、接触部22と第1挿入孔31内に設けられたハウジング30の接触部材の一部とが接触し、第2挿入孔32内に設けられたハウジング30の接触部材の一部と接触部材52とが接触する。なお、上記構成の場合、ハウジング30に設けられた接触部材によって、基板50が第2挿入孔32内に保持される構成が好ましい。この構成によれば、基板50を保持するための部材がハウジング30に設けられた構成と比べて、部品点数が低減されるので、コストを低減することができる。
10・・・配線
20・・・端子
21・・・可動部
22・・・接触部
23・・・収納部
30・・・ハウジング
31・・・第1挿入孔
32・・・第2挿入孔
50・・・基板
52・・・接触部材
100・・・コネクタ

Claims (8)

  1. 配線と、該配線の末端に設けられた端子が挿入される第1挿入孔、及び前記端子と電気的に接続される接触部材が設けられる第2挿入孔が形成されたハウジングと、を有するコネクタであって、
    前記端子は、応力の印加によって変位する可動部と、該可動部の変位に伴って変位し、前記接触部材と接触する接触部と、該接触部及び前記可動部を保持し、前記可動部及び前記接触部を収納する収納部と、を有し、
    前記第1挿入孔と前記第2挿入孔とは、前記第1挿入孔における前記端子が挿入される第1開口部とは反対の第2開口部を介して連通され、
    前記第1挿入孔における前記第1開口部から所定位置までの前記第1挿入孔を構成する壁面によって構成される第1空間の径の長さは、前記端子の最長径よりも長く、
    前記第1挿入孔における前記所定位置から前記第2開口部までの前記第1挿入孔を構成する壁面によって構成される第2空間の径の長さは、前記端子の最長径よりも短くなっており、
    前記可動部に応力が印加されていない状態で、前記可動部は前記収納部から露出されて、前記接触部は前記収納部に収納されており、
    前記端子が前記第1挿入孔内に取り付けられた状態において、前記可動部と前記第1挿入孔を構成する壁面とが接触し、該壁面の押圧力によって変位した前記可動部が前記収納部に収納され、前記可動部の変位に伴って変位した前記接触部が前記収納部から露出されて前記接触部材と接触していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記収納部は、1つの開口部が形成された矩形状の底部と、該底部における前記端子の挿入方向に沿う2つの縁部それぞれから前記底部の厚さ方向の一方へ延設された側部と、を有し、
    前記可動部は、一端が、前記底部における前記挿入方向に対して垂直な方向に沿う2つの縁部のうち、前記配線の末端から離間された縁部に固定され、前記一端を固定端として、2つの前記側部によって挟まれた収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなし、
    前記接触部は、一端が、前記可動部の他端に固定されて、他端側が浮遊状態とされた形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記収納部は、側面に、2つの開口部が形成された筒状の形状をなし、
    前記可動部は、両端が、一方の前記開口部を構成する収納部の壁面に連結され、一方の前記開口部を介して、前記側面によって構成される収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなし、
    前記接触部は、一端が、他方の前記開口部を構成する端部に固定されて、他端側が浮遊状態とされ、前記一端を固定端として、他方の前記開口部を介して前記収納空間と外部との間を変位可能とされた形状をなすことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  4. 前記第2空間の形状と、前記収納部の外形形状とが相似であることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記接触部材は、前記第2挿入孔に挿入される基板の表面に形成されており、
    前記基板が前記第2挿入孔内に取り付けられた状態において、前記第2開口部から前記第2挿入孔内に飛び出した前記接触部の一部と、前記接触部材とが接触していることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記基板は、前記接触部によって前記第2挿入孔内に保持されていることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記接触部材は、前記ハウジングに設けられた接触部材であり、
    前記基板が前記第1挿入孔内に取り付けられた状態において、前記第1挿入孔内に設けられた前記ハウジングの接触部材の一部と、前記接触部材とが接触していることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記第2挿入孔内に設けられた前記ハウジングの接触部材の一部と電気的に接続される接触部材が表面に形成された基板が、前記第2挿入孔内に挿入されており、
    前記基板は、前記ハウジングの接触部材によって前記第2挿入孔内に保持されていることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ。
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