JP2010287152A - 省エネ効果算出装置および省エネ効果算出方法 - Google Patents

省エネ効果算出装置および省エネ効果算出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】さらなる省エネルギー化の促進を期待することができる省エネ効果算出装置および省エネ効果算出方法を提供する
【解決手段】省エネ効果算出装置3は、ユーザによる設備機器1a〜1nの操作に関する操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出し、このエネルギー削減量とベースラインとに基づいてユーザによる省エネルギー効果を診断し、この診断結果をユーザに送信する。これにより、ユーザは、受信した診断結果から自分の操作による省エネルギー効果を識別することができるので、個人の省エネルギー化に対する意識付けおよび行動を促進することができ、結果として、省エネルギー化の促進を期待することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機器に対するユーザの操作により実現された省エネルギー効果を算出する省エネ効果算出装置に関するものである。
近年、地球温暖化の進行やエネルギー資源の減少を背景に、様々な分野で省エネルギー化が提唱されている。
例えば、特許文献1には、建物内の各テナントに設けられるクライアントPCと、このクライアントPCを管理する管理サーバとを備えた環境保全活動支援システムが提案されている。このシステムでは、テナントのユーザにクライアントPCを介して「具体的な環境保全活動に向けた宣言」を入力させてデータベースに登録させると、管理サーバは、各テナントの環境データ(エネルギー使用量、廃棄物排出量等)を収集し、この収集データに基づいてテナント毎の環境負荷削減効果を求め、この効果を指標値に換算し、上記宣言内容と対応付けて指標値が高い順に整列させて公開する。このようにして、各テナントに環境負荷の削減を意識付けることにより、建物全体の環境負荷の削減を図っている。
特開2004−227082号公報
財団法人 省エネルギーセンター、平成19年度版 ビルの省エネルギーガイドブック 省エネルギー診断結果と改善提案事例、[平成21年3月30日検索]、インターネット、<http://www.eccj.or.jp/audit/build_guide07/01.html#1_08>
しかしながら、従来のシステムでは、宣言内容や指標値の入力、換算、公開などをテナント単位で行っているため、指標値の比較をテナント単位で行うことはできるが、個人単位で行うことができなかった。このため、ユーザ個人として省エネルギー化を促進するのに具体的にどのように行動すべきかを認識することが困難であった。
そこで、本願発明は、さらなる省エネルギー化の促進を期待することができる省エネ効果算出装置および省エネ効果算出方法を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る省エネ効果算出装置は、建造物に配設された機器に対する操作により実現された省エネルギー効果を算出する省エネ効果算出装置であって、機器を操作するユーザを識別する識別手段と、この識別手段により識別されたユーザによる当該機器の操作に関する操作情報を、操作の種類毎に分類して蓄積する蓄積手段と、操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出する算出手段と、エネルギー削減量と基準値とに基づいてユーザによる省エネルギー効果を診断する診断手段と、この診断手段による診断結果をユーザに送信する送信手段とを備えたことを特徴とするものである。
上記省エネ効果算出装置において、機器によるエネルギー使用量を収集するエネルギー使用量収集手段をさらに備え、診断手段は、エネルギー使用量収集手段により収集された過去の機器によるエネルギー使用量を基準値として、省エネルギー効果を診断するようにしてもよい。
また、上記省エネ効果算出装置において、算出手段は、エネルギー削減量を二酸化炭素排出量に換算して算出するようにしてもよい。
また、本発明に係る省エネ効果算出方法は、建造物に配設された機器に対する操作により実現された省エネルギー効果を算出する省エネ効果算出方法であって、機器を操作するユーザを識別する識別ステップと、この識別ステップにより識別されたユーザによる当該機器の操作に関する操作情報を、操作の種類毎に分類して蓄積する蓄積ステップと、操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出する算出ステップと、エネルギー削減量と基準値とに基づいてユーザによる省エネルギー効果を診断する診断ステップと、この診断ステップによる診断結果をユーザに送信する送信ステップとを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ユーザによる機器の操作に関する操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出し、このエネルギー削減量と基準値とに基づいてユーザによる省エネルギー効果を診断し、この診断結果をユーザに送信することにより、ユーザは、受信した診断結果から自分の操作による省エネルギー効果を識別することができるので、ユーザ個人の省エネルギー化に対する意識付けおよび行動を促進することができ、結果として、省エネルギー化の促進を期待することができる。
本発明の実施の形態に係る省エネ効果算出システムの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る省エネ効果算出装置の構成を模式的に示す図である。 建物用途およびカテゴリー毎のエネルギー使用比率の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る省エネ効果算出装置の動作を示すフローチャートである。 診断結果の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<省エネ効果算出システムの構成>
図1に示すように、本実施の形態に係る省エネ効果算出システムは、オフィスビル、工場、研究施設、学校、病院などの所定の建造物の所定の領域に配設された設備機器1a〜1nと、対応する設備機器1a〜1nの近傍に配設されたカードリーダ2a〜2nと、所定の建造物における省エネ行動を算出する省エネ効果算出装置3とを備え、これらがLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等の通信回線4により接続されている。ここで、図1において、設備機器1a〜1nとカードリーダ2a〜2nとは、符号の英小文字の添え字が同じものが1対1に対応付けられている。すなわち、設備機器1aとカードリーダ2a、設備機器1bとカードリーダ2b、設備機器1nとカードリーダ2nがそれぞれ対応付けられている。なお、設備機器1a〜1nおよびカードリーダ2a〜2nの台数は、適宜自由に設定される。
≪設備機器の構成≫
設備機器1a〜1nは、照明装置や空調機など、ユーザの操作入力に基づいて駆動してエネルギーを消費する各種機器と、通信I/Fなどの周辺機器とから構成される。このような設備機器1a〜1nは、ユーザによる操作入力を検出すると、この操作入力に関する情報(以下、「操作情報」という。)を省エネ効果算出装置3に送信する。また、設備機器1a〜1nが駆動することにより消費したエネルギー使用量についても、省エネ効果算出装置3に送信する。
≪カードリーダの構成≫
カードリーダ2a〜2nは、ユーザが所持するICカードから、このICカードに記憶された個人情報を読み取る接触式または非接触式の公知のカードリーダである。ICカードに記録される個人情報としては、ID、パスワード、氏名、電話番号、メールアドレスなどが挙げられる。このようなカードリーダ2a〜2nは、ICカードから個人情報を読み取ると、この個人情報を省エネ効果算出装置3に送信する。
≪省エネ効果算出装置の構成≫
省エネ効果算出装置3は、図2に示すように、個人情報格納部31と、個人情報識別部32と、操作条件設定部33と、操作回数判定部34と、操作蓄積部35と、省エネ集計部36と、エネルギー使用量収集部37と、診断部38と、結果送信部39とを備えている。このような省エネ効果算出装置3は、設備機器1a〜1nが配設された建造物または領域の内部、もしくは、外部に配設される。
個人情報格納部31は、設備機器1a〜1nを利用するユーザの個人情報を格納する。
個人情報識別部32は、カードリーダ2a〜2nにより読み取られた個人情報が、個人情報格納部31に格納されているか否かを確認する。
操作条件設定部33は、ユーザ等の操作入力に基づき、設備機器1a〜1nにおける、省エネ診断対象となる1日の操作回数、および、省エネ診断対象となる所定時間内の繰り返し操作回数を設定して記憶する。
操作回数判定部34は、操作条件設定部33に設定された値に基づいて、ユーザが操作しようとしている設備機器1a〜1nの操作回数が所定の回数以内であるか否かを判定する。
操作蓄積部35は、ユーザによる設備機器1a〜1nの操作情報を取得して蓄積する。操作情報の蓄積は、省エネルギー化(以下、「省エネ」という。)に寄与する情報と省エネに寄与しない情報とを分別して行われる。例えば、省エネに寄与する1つの操作が行われてからn分後までの間(nは操作の種別や運用実態に応じて設定)に、電気設備のONや消費エネルギーが増加する方向への設定温度の変更など、省エネの観点からして逆戻りとなる操作が行われた場合、操作蓄積部35は、その1つの操作に関する操作情報を省エネに寄与しない情報として蓄積する。一方、その1つの操作が行われてからn分後までに省エネの観点からして逆戻りとなる操作が行われなかった場合、操作蓄積部35は、その1つの操作に関する操作情報を省エネに寄与する情報として蓄積する。
省エネ集計部36は、認証OKのユーザによる設備機器1a〜1nの操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出し、集計する。また、この算出したエネルギー削減量を操作の種類毎に集計する。具体的には、省エネ集計部36は、ユーザの操作によって削減されるエネルギー量(定義)を操作毎に予め定義しておき、この定義した値と実際の操作とに基づき、ユーザによる実際の操作によって他の操作を行った場合よりも削減されたエネルギー量(実績)を算出する。この算出した実績は、操作の種類毎に4つのカテゴリー(熱源、熱搬送、照明/コンセント、動力/その他)に分類される。ここで、エネルギー削減量は、二酸化炭素排出量に換算して算出される。これにより、ユーザは、自分の操作によりどれくらいの二酸化炭素排出を削減できたかを容易に理解することができるので、いっそうの省エネルギー化を期待することができる。
エネルギー使用量収集部37は、設備機器1a〜1nによるエネルギー使用量を定期的に収集し、格納する。
診断部38は、各ユーザによるエネルギー削減量と基準値とを比較し、どの程度省エネルギー化を実現することができたかを診断する。具体的には、毎月および毎時間のCO2排出量原単位を予め策定しておき、このCO2排出量原単位に基づいてベースラインを算出し、このベースラインから実績を差し引いた値を省エネ効果として算出し、これをカテゴリー単位に分類して集計する。また、省エネ効果を操作人数や操作回数で除することにより、操作人数や1操作当たりの省エネ効果を意味する省エネポイントを算出する。ここで、CO2排出量原単位とは、1[kWh]の電力使用に伴って排出されるCO2量[kg]を意味する。また、ベースラインの算出は、以下に示す2つの方法のうち、何れかを用いて行われる。
1つ目としては、エネルギー使用量収集部37に格納されている情報に基づいて、省エネ効果算出装置3が配設された所定の建造物における、過去数年間のエネルギー使用量を4つのカテゴリー毎に、月および時間毎に集計し、これをベースラインとするものである。この方法は、カテゴリー毎にエネルギー使用量を測定するシステムが確立されている場合に用いられる。例えば、ある月(過去数年間の平均)の午前9時から午前10時までの1時間におけるCO2排出量が1000kg(熱源:300kg−CO2、熱搬送:200kg−CO2、照明/コンセント:250kg−CO2、動力/その他:250kg−CO2)だった場合、この値が当月の対応する時間帯における各カテゴリーのベースラインとする。
2つ目としては、一般に公開されている建物用途およびカテゴリー毎のエネルギー使用比率、空調負荷率と、省エネ効果算出装置3が配設された所定の建造物の使用電力量、使用ガス量を用いて、毎月・毎時間のエネルギー使用量をカテゴリー毎に試算し、ベースライン使用量とするものである。この方法は、カテゴリー毎にエネルギー使用量を測定するシステムが確立されていない場合に用いられる。例えば、ある月(過去数年間の平均)の午前9時から午前10時までの1時間におけるCO2排出量が1000kgだった場合、図3に示すような一般に公開されているカテゴリー毎のエネルギー使用比率に基づいて(非特許文献1参照)、各カテゴリーのCO2排出量を算出し(当該設備:事務所、熱源:260kg−CO2、熱搬送:130kg−CO2、照明/コンセント:360kg−CO2、動力/その他:250kg−CO2)、この値を当月の対応する時間帯における各カテゴリーのベースラインとする。
結果送信部39は、診断部38による診断結果を各ユーザに出力する。
このような省エネ効果算出装置3は、CPU等の演算装置と、メモリ、HDD(Hard Disc Drive)等の記憶装置と、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の外部から情報の入力を検出する入力装置と、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信回線を介して各種情報の送受信を行うI/F装置と、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)またはFED(Field Emission Display)等の表示装置を備えたコンピュータと、このコンピュータにインストールされたプログラムとから構成される。すなわちハードウェア装置とソフトウェアとが協働することによって、上記のハードウェア資源がプログラムによって制御され、上述した個人情報格納部31、個人情報識別部32、操作蓄積部35、省エネ集計部36、エネルギー使用量収集部37、診断部38および結果送信部39が実現される。なお、上記プログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカードなどの記録媒体に記録された状態で提供されるようにしてもよい。
≪省エネ効果算出システムの動作≫
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る省エネ効果算出システムの動作について説明する。
ユーザは、何れかの設備機器1a〜1nを操作する場合、この設備機器1a〜1nと対応付けられたカードリーダ2a〜2nに、自身が保持しているICカードをかざす。このICカードから個人情報を読み出すと(ステップS1:YES)、カードリーダ2a〜2nは、読み出した個人情報を省エネ効果算出装置3に送信する。
個人情報を受信すると、省エネ効果算出装置3の個人情報識別部32は、その個人情報が個人情報格納部31に格納されているか否かを確認する(ステップS2)。
格納されていない場合(ステップS2:NO)、省エネ効果算出装置3の個人情報識別部32は、「認証NG」として処理を終了する。
一方、カードリーダ2a〜2nから読み出された個人情報が個人情報格納部31に格納されている、すなわち「認証OK」の場合(ステップS2:YES)、省エネ効果算出装置3の操作回数判定部34は、認証OKのユーザがこれから行おうとしている操作により、設備機器1a〜1nを省エネ診断対象となる1日の操作回数を超えてしまうか否かを判定する(ステップS3)。
省エネ診断対象となる1日の操作を超える場合(ステップS3:NO)、省エネ効果算出装置3は、ユーザにより各種操作が行われると(ステップS11)、その操作に関する操作情報を省エネに寄与しない情報として操作蓄積部35に蓄積させる(ステップS12)。
一方、省エネ診断対象となる1日の操作を超えない場合(ステップS3:YES)、操作回数判定部34は、ユーザがこれから行おうとしている操作が省エネ診断対象となる所定時間内の繰り返し操作回数を超えるか否かを判定する(ステップS4)。
省エネ診断対象となる所定時間内の繰り返し操作回数を超える場合(ステップS4:NO)、省エネ効果算出装置3は、ユーザによる各種操作が行われると(ステップS11)、その操作に関する操作情報を省エネに寄与しない情報として操作蓄積部35に蓄積させる(ステップS12)。
一方、省エネ診断対象となる所定時間内の繰り返し操作回数を超えない場合(ステップS4:YES)、省エネ効果算出装置3は、ユーザによる各種操作が行われると(ステップS5)、その操作に関する操作情報を操作蓄積部35に蓄積させる(ステップS6)。このとき、操作蓄積部35は、その各種操作を、操作の内容に応じて省エネに寄与した情報と寄与しない情報とに分別して蓄積する。
操作情報が蓄積されると、省エネ効果算出装置3は、省エネ診断を行うか否か判断する(ステップS7)。この判断は、前回の診断時から所定時間が経過したか否か、診断を行う所定時刻となったか否かなど、予め設定された条件に応じて行われる。
省エネ診断を行わない場合(ステップS7:NO)、省エネ効果算出装置3は、処理を終了する。
一方、省エネ診断を行う場合(ステップS7:YES)、省エネ効果算出装置3は、以下に示すように処理を行う(ステップS8)。
まず、省エネ集計部36により、操作蓄積部35により蓄積された操作情報に基づいて、操作の種類毎にエネルギー削減量(実績)を算出する。この実績は、例えば図5に示すように、1時間単位に算出するようにしてもよい。なお、図5は、空調などの熱源に関する省エネルギー効果を示す図である。
次に、診断部38により、省エネ集計部36により算出された実績と、予め設定されたベースラインとに基づいて、省エネ効果を算出する。この省エネ効果は、ベースラインから実績を減ずることにより算出される。例えば、図5における7時の時間帯の場合、ベースラインの値が0.15[g−CO2/m2・h]、実績の値が0.12[g−CO2/m2・h]であるので、省エネ効果は、それらの差分、すなわち0.15−0.12から0.03[g−CO2/m2・h]と算出される。
次に、診断部38により、算出された省エネ効果から省エネポイントを算出する。本実施の形態において、省エネポイントとしては、一人当たりの省エネ効果を意味する「省エネポイント(人)」と、1回の操作当たりの省エネ効果を意味する「省エネポイント(回)」とを算出する。例えば、図5における8時の時間帯の場合、省エネ効果が2.58[g−CO2/m2・h]、その時間帯に省エネ操作を行った人数が7人、その時間帯に行われた省エネ操作の回数が12回である。したがって、「省エネポイント(人)」は、2.58÷7から0.37[g−CO2/m2・h・人]となる。また、「省エネポイント(回)」は、2.58÷12から0.22[g−CO2/m2・h・回]となる。
このようにして算出される省エネ効果や省エネポイントは、カテゴリー毎に算出される。なお、ユーザは、省エネ効果や省エネポイントを、「省エネポイント(人)」と「省エネポイント(回)」のうちの何れに基づいて算出するかを適宜自由に設定することができる。
省エネ効果や省エネポイントが算出されると、省エネ効果算出装置3の結果送信部39は、その省エネ効果や省エネポイントを診断結果として、省エネ効果算出装置3を利用した各ユーザに送信する(ステップS9)。診断結果としては、例えば、図5に示すような表形式のデータを送信するようにしてもよい。また、診断結果は、宛先となるユーザの操作に基づくものが送信される。これにより、診断結果を受信したユーザは、その診断結果から自分が省エネルギーの貢献した操作等を容易に識別することができる。これにより、各個人の省エネルギー化に対する意識付けおよび行動を促進することができ、結果として、エネルギー使用量の削減を期待することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザによる設備機器1a〜1nの操作に関する操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出し、このエネルギー削減量とベースラインとに基づいてユーザによる省エネルギー効果を診断し、この診断結果をユーザに送信することにより、ユーザは、受信した診断結果から自分の操作による省エネルギー効果を識別することができるので、個人の省エネルギー化に対する意識付けおよび行動を促進することができ、結果として、省エネルギー化の促進を期待することができる。
なお、本実施の形態においては、削減したエネルギー量に基づいて省エネ診断を行うようにしたが、省エネルギーを促進する操作を行った回数に基づいて、省エネ診断を行うようにしてもよい。この場合には、効果を評価するものではなく、省エネルギーを促進する操作自体を評価し、個人の省エネルギーに対する意識付けおよび行動を促進することができ、結果として、省エネルギー化の促進を期待することができる。
本発明は、工場やオフィスビルなど、ユーザにより操作される各種機器が配設された建造物に適用することができる。
1a〜1n…設備機器、2a〜2n…カードリーダ、3…省エネ効果算出装置、31…個人情報格納部、32…個人情報識別部、33…操作条件設定部、34…操作回数判定部、35…操作蓄積部、36…省エネ集計部、37…エネルギー使用量収集部、38…診断部、39…結果送信部。

Claims (4)

  1. 建造物に配設された機器に対する操作により実現された省エネルギー効果を算出する省エネ効果算出装置であって、
    前記機器を操作するユーザを識別する識別手段と、
    この識別手段により識別された前記ユーザによる当該機器の操作に関する操作情報を、操作の種類毎に分類して蓄積する蓄積手段と、
    前記操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出する算出手段と、
    前記エネルギー削減量と基準値とに基づいて前記ユーザの前記機器に対する操作による省エネルギー効果を診断する診断手段と、
    この診断手段による診断結果を前記ユーザに送信する送信手段と
    を備えたことを特徴とする省エネ効果算出装置。
  2. 前記機器によるエネルギー使用量を収集するエネルギー使用量収集手段
    をさらに備え、
    前記診断手段は、前記エネルギー使用量収集手段により収集された過去の前記機器によるエネルギー使用量を前記基準値として、前記省エネルギー効果を診断する
    ことを特徴とする請求項1記載の省エネ効果算出装置。
  3. 前記算出手段は、前記エネルギー削減量を二酸化炭素排出量に換算して算出する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の省エネ効果算出装置。
  4. 建造物に配設された機器に対する操作により実現された省エネルギー効果を算出する省エネ行動算出方法であって、
    前記機器を操作するユーザを識別する識別ステップと、
    この識別ステップにより識別された前記ユーザによる当該機器の操作に関する操作情報を、操作の種類毎に分類して蓄積する蓄積ステップと、
    前記操作情報に基づいてエネルギー削減量を算出する算出ステップと、
    前記エネルギー削減量と基準値とに基づいて前記ユーザによる前記省エネルギー効果を診断する診断ステップと、
    この診断ステップによる診断結果を前記ユーザに送信する送信ステップと
    を備えたことを特徴とする省エネ効果算出方法。

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