JP2010286900A - 画像表示装置、画像表示システム及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の装置から供給された複数の画像を1つの画面上に組み合わせて表示する際の切り換えを簡単に行うこと、また、機器の汎用性に配慮しつつ、簡単にネットワーク接続を行うこと。
【解決手段】画像表示装置は、ネットワーク接続手段と、表示手段と、を備える。ネットワーク接続手段は、複数の他の装置と通信が可能である。表示手段は、(i)ネットワークを介してネットワーク接続手段に通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ受け取った画像データに応じて、表示手段の1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像(MG1〜MG4)を表示するとともに、(ii)ネットワークを介した通信が可能な他の装置の個数Nの変化に応じて、画像表示領域の区分及び配置を変更する。
【選択図】図7

Description

本発明は、ネットワークに接続可能な画像表示装置、画像表示システム及び画像表示方法に関する。
近年、ネットワーク技術の普及に伴い、種々のネットワーク型画像表示システムが開発されている。例えば、ネットワーク型プロジェクターシステムでは、ネットワークに接続された任意の他の装置、例えば端末から、任意のプロジェクターに画像データを送信して、画像を投写することができる。
このようなネットワーク型画像表示システムにおいては、ネットワーク情報の設定や機器の接続操作が煩雑であり、特に、初心者ユーザーにとっては、難しい操作となっていた。そこで、これらの操作を軽減する方法として、例えば、特許文献1、2の技術が開発されている。
特許文献1は、端末用の無線LANカードを無線アクセスポイントのスロットに挿入し、無線LANカードのMACアドレスをアクセスポイントに登録すると共に、SSID等の情報を無線LANカードに書き込ませ、当該無線LANカードを端末のスロットに挿入することで、アクセスポイントと端末とのネットワーク設定を容易に行う技術を開示している。また、特許文献2は、通信機能を有する通信装置をデータプロジェクターに装着することにより、データプロジェクターの通信の設定を読み込み、この通信装置を、コンピューターに接続し直すことにより、コンピューターからデータプロジェクターへの画像の送出を可能とする構成を開示している。
しかしながら、上述の技術は、無線LANカードや通信装置など、通信機能を有する装置を使用するために、汎用性に乏しかった。また、コンピューター自身が通信機能を備える場合には、機能が重複してしまうという問題も指摘されていた。
また、プロジェクター(投写型表示装置)の一種として、複数のコンピューターから供給された複数の画像を組み合わせて、1つのスクリーン上に投写表示可能なタイプが存在する。しかし、従来のプロジェクターでは、画像の組み合わせの切り換え操作が複雑であるという問題があった。
特開2005−184314号公報 特開2006−227797号公報
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、複数の装置から供給された複数の画像を1つの画面上に組み合わせて表示する際の切り換えを簡単に行うことである。他の課題は、機器の汎用性に配慮しつつ、簡単にネットワーク接続を行うことである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
ネットワークに接続可能な画像表示装置であって、
前記ネットワークを介して通信するネットワーク接続手段と、
前記ネットワークを介した通信が可能となった他の装置から前記ネットワーク接続手段が受け取った画像データに基づいて画像を表示させる表示手段と、
を備え、
前記ネットワーク接続手段は、複数の前記他の装置と通信が可能であって、前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、
前記表示手段は、
(i)前記ネットワークを介して前記ネットワーク接続手段に通信可能に接続された前記N個の他の装置からそれぞれ受け取った画像データに応じて、前記表示手段の1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示するとともに、
(ii)前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する、画像表示装置。
この構成によれば、画像表示装置のネットワーク接続手段に接続された他の装置の個数Nの変化に応じて、画面の画像表示領域の区分及び配置を変更するので、複数の装置から供給された複数の画像を1つの画面上に組み合わせて表示する際の切り換えを簡単に行うことが可能である。
[適用例2]
適用例1記載の画像表示装置であって、
前記画像表示装置は、さらに、
USBメモリーを接続可能なUSB接続手段と、
前記USB接続手段に接続された前記USBメモリーに、当該画像表示装置との前記ネットワークを介した通信の設定に要する設定情報を、当該画像表示装置とは異なる他の装置から読み出し可能に書き込む書込手段と、
を備え、
前記ネットワーク接続手段は、前記設定情報が書き込まれた後、当該画像表示装置から離脱された前記USBメモリーが、前記他の装置に接続されたとき、前記設定情報を読み出して前記ネットワークに関する設定を行なった前記他の装置と該ネットワークを介した通信を可能とする手段である、画像表示装置。
この構成によれば、画像表示装置とのネットワークを介した通信の設定に要する設定情報が書き込まれたUSBメモリーを他の装置に接続し、書き込まれた設定情報を用いて他の装置のネットワークに関する設定を行なえば、他の装置と画像表示装置とのネットワークを介した通信を可能とし、他の装置から受け取った画像データを基に画像を表示させることができる。
[適用例3]
適用例2記載の画像表示装置であって、
更に、前記接続されたUSBメモリーが、前記ネットワークに関する設定情報を書き込む専用の記憶媒体であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記書込手段は、前記判断手段が、前記接続されたUSBメモリーが前記専用の記憶媒体であると判断した場合に、前記設定情報の書き込みを行う、画像表示装置。
この構成によれば、接続されたUSBメモリーが、ネットワークの設定に用いる設定情報を書き込む専用の記憶媒体である場合に、設定情報の書き込みを行うので、画像表示装置で表示するための画像データ等を記憶させたUSBメモリー等を接続した際に、誤って、設定情報を書き込むことがない。
[適用例4]
適用例3記載の画像表示装置であって、
前記判断手段は、前記USBメモリーが備える記憶領域に記憶されたフォルダ構成もしくはファイル構成、または、前記USBメモリーが記憶する識別情報に基づいて、前記判断を行う、画像表示装置。
この構成によれば、USBメモリーが備えるフォルダ構成、ファイル構成(特定ファイルの有無を含む)や識別情報に基づいて、接続されたUSBメモリーが、ネットワークの設定に用いる専用のUSBメモリーであるか否かを判断するので、簡単かつ確実に上述の判断を行うことができる。なお、その他の方法として、ボリューム構成やUSBメモリーに特定の名称が付与されているかなどにより判断する方法であってもよい。
[適用例5]
ネットワークに接続される画像表示装置および該画像表示装置とは異なるN個(Nは1以上の整数)の他の装置と、を備えた画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、
前記ネットワークを介して通信するネットワーク接続手段と、
前記ネットワークを介した通信が可能となった他の装置から前記ネットワーク接続手段が受け取った画像データに基づいて画像を表示させる表示手段と、
を備え、
前記ネットワーク接続手段は、複数の前記他の装置と通信が可能であって、前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、
前記表示手段は、
(i)前記ネットワークを介して前記ネットワーク接続手段に通信可能に接続された前記N個の他の装置からそれぞれ受け取った画像データに応じて、前記表示手段の1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示するとともに、
(ii)前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する、画像表示システム。
[適用例6]
適用例5記載の画像表示システムであって、
前記画像表示装置は、さらに、
USBメモリーを接続可能なUSB接続手段と、
前記USB接続手段に接続された前記USBメモリーに、当該画像表示装置との前記ネットワークを介した通信の設定に要する設定情報を、当該画像表示装置とは異なる他の装置から読み出し可能に書き込む書込手段と、
を備え、
前記ネットワーク接続手段は、前記設定情報が書き込まれた後、当該画像表示装置から離脱された前記USBメモリーが、前記他の装置に接続されたとき、前記設定情報を読み出して前記ネットワークに関する設定を行なった前記他の装置と該ネットワークを介した通信を可能とする手段であり、
前記他の装置は、
汎用のUSBメモリーが接続可能な汎用USB接続手段と、
前記設定情報が書き込まれたUSBメモリーが、前記汎用USB接続手段に接続されたとき、該USBメモリーに記憶された前記設定情報を利用して、前記画像表示装置との前記ネットワークを介した通信を可能とする設定を行なうネットワーク設定手段と、
前記設定が行なわれたネットワークを介して、前記画像表示装置に、前記所定の画像データを送信する送信手段と、
を備える、画像表示システム。
[適用例7]
ネットワークに接続可能な画像表示装置を用いた画像表示方法であって、
(i)前記画像表示装置が、前記画像表示装置に前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示する工程と、
(ii)前記画像表示装置が、前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する工程と、
を備える画像表示方法。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像表示システム、画像表示装置、画像表示方法、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。コンピューター読み取り可能な記録媒体としては、CD−ROMや、DVD、ハードディスクなどの実体的な記録媒体を採用可能である。
実施例としての画像表示システム20の概略構成を示す説明図である。 プロジェクターPR1の概略構成を示す説明図である。 コンピューターPC1の概略構成を示す説明図である。 USBメモリーU1の概略構成を示す説明図である。 接続処理の流れを示す説明図である。 接続処理の流れを示す説明図である。 1台のプロジェクターに接続されるコンピューターの個数が変化する場合に、プロジェクターで表示される画面が変化する様子を示す説明図である。 プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が1個から2個に増加する場合の処理手順を示すタイミングチャートである。 プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が2個から1個に減少する場合の処理手順を示すタイミングチャートである。
本発明の一実施例について説明する。
A.画像表示システムの構成:
A−1.画像表示システム20の概略構成:
本実施例の画像表示システム20の構成を図1に示す。画像表示システム20は、ネットワーク型プロジェクターを用いて所定の画像を表示することができる画像表示システムであり、他の装置(ここでは、プロジェクターPR1に対して端末として機能する)コンピューターPC1,PC2と画像表示装置であるプロジェクターPR1とが所定のネットワークにより接続されて構成される。本実施例においては、N個(Nは1以上の整数)のコンピューターPC1,PC2…とプロジェクターPR1とは、それぞれ、無線LANによって接続されており、アクセスポイントを介さずに、アドホックモードでの通信が可能である。
プロジェクターPR1は、複数のコンピューターPC1,PC2…と接続を成立させ、画像データを受け取って、スクリーンSC1に画像を表示することができる。また、プロジェクターPR1には、ネットワーク設定に用いる複数のUSBメモリーU1,U2…がそれぞれ付属している。USBメモリーU1,U2…の具体的な使用方法については、後述する。
なお、コンピューターPC1,PC2…とプロジェクターPR1との通信方法は、上述の形態に限られるものではなく、使用環境や求められる通信速度等に応じて、種々の方法が設定可能である。例えば、コンピューターPC1,PC2…とプロジェクターPR1とは、アクセスポイントを介したインフラモードで通信を行ってもよい。また、無線方式に限らず、例えば、イーサネット(登録商標)、ファイヤーワイヤー(登録商標)、ファイバーチャンネル、SCSI、ブルートゥース(登録商標)、PLC(Power Line Communications)等を利用した有線方式等により通信を行う構成であってもよい。
A−2.プロジェクターPR1の概略構成:
画像表示システム20を構成するプロジェクターPR1の概略構成を図2に示す。図示するように、プロジェクターPR1は、CPU30、ROM36、RAM38、EEPROM40、入力機構51、VRAM61、グラフィックコントローラー63、無線インターフェース71、ネットワークインターフェース73、USBインターフェース75を備えており、それぞれがバスで接続されている。
CPU30は、ROM36に記憶されたプログラムをRAM38に展開して実行することで、プロジェクターPR1の機能全体を制御するほか、判断部31、検出部32、情報書込部33、接続部34として機能する。この機能部の詳細については、後述する。
EEPROM40は、書き換え可能な不揮発性メモリーであり、プロジェクターPR1の出荷時には、デフォルトの値としてのSSID(Service Set Identifier)41、プロジェクター名42とMACアドレス43とが記憶されている。入力機構51は、キーボードと、UIとしてのディスプレイからなる。
グラフィックコントローラー63は、VRAM61をバッファとして使用して、投写部65に画像を投写させる。投写部65は、液晶式の投写機構を備えており、RGBの各色用の液晶パネルを透過した光を投写することで、スクリーンSC1上に画像を表示する。本実施例においては液晶式を用いたが、本方式に限らず、CRT方式、DLP方式、LCOS方式、GLV方式など、種々の方式を用いることができる。
無線インターフェース71は、アドホックモードでの無線通信を行うためのインターフェースであり、コンピューターPC1,PC2…のそれぞれとピアツーピア接続を行うことができる。ネットワークインターフェース73は、プロジェクターPR1を有線方式のローカルエリアネットワークに接続する場合に用いるインターフェースである。USBインターフェース75は、ホスト側のUSBコネクタであり、USBメモリーU1を接続することができる。
なお、図2の接続部34とネットワークインターフェース73が、クレームされた発明におけるネットワーク接続手段に相当する。また、図2のグラフィックコントローラー63と投写部65が表示手段に相当し、USBインターフェース75がUSB接続手段に相当し、情報書込部33が書込手段に相当し、判断部31が判断手段に相当する。
A−3.コンピューターPC1,PC2の概略構成:
画像表示システム20を構成するコンピューターPC1の概略構成を図3に示す。なお、コンピューターPC2は、コンピューターPC1と同様の構成であるため、説明を省略する。図示するように、コンピューターPC1は、CPU80、ハードディスクドライブ85、ROM86、RAM88、入力機構91、VRAM101、グラフィックコントローラー103、ディスプレイ107、無線インターフェース111、ネットワークインターフェース113、USBインターフェース115を備えており、それぞれがバスで接続されている。
CPU80は、ハードディスクドライブ85やROM86に記憶されたファームウェアやOSをRAM88に展開して実行することで、コンピューターPC1の制御を司る。また、CPU80は、ハードディスクドライブ85に記憶されたプログラムを実行することで、接続部81、画像送信部82として機能する。この機能部の詳細については、後述する。
入力機構91は、キーボードとポインティングデバイス(ここではマウス)からなる。グラフィックコントローラー103は、VRAM101をバッファとして使用して、ディスプレイ107に表示すべき画像を表示する。
無線インターフェース111は、アドホックモードでの無線通信を行うためのインターフェースであり、プロジェクターPR1または他のコンピューターPC2とピアツーピア接続を行うことができる。ネットワークインターフェース113は、コンピューターPC1を有線方式のローカルエリアネットワークに接続する場合に用いるインターフェースである。USBインターフェース115は、ホスト側のUSBコネクタであり、USBメモリーU1を接続することができる。
また、コンピューターPC1には、図示しないCD−ROMドライブにCD−ROMが挿入されると、CD−ROM上の所定のスクリプトファイルを実行する仕組み、いわゆるオートラン機能が標準で備えられている。
なお、図3のUSBインターフェース115が、クレームされた発明における汎用USB接続手段に相当する。また、画像送信部82が送信手段に相当する。なお、クレームされた発明におけるネットワーク設定手段は、後述する設定・投写プログラムP2(図6のS440)によって実現される。
A−4.USBメモリーU1の概略構成:
画像表示システム20を構成するUSBメモリーU1は、プロジェクターPR1とコンピューターPC1とのネットワーク接続の設定に用いるUSBメモリーであり、その概略構成を図4に示す。なお、USBメモリーU2は、USBメモリーU1と同様の構成であるため、説明を省略する。図示するように、USBメモリーU1は、USBインターフェース125、CPU130、フラッシュメモリー140を備えており、それぞれがバスで接続されている。
USBインターフェース125は、デバイス側のUSBコネクタであり、プロジェクターPR1のUSBインターフェース75やコンピューターPC1のUSBインターフェース115に接続することができる。
フラッシュメモリー140は、書き換え可能な不揮発性メモリーであり、システム領域142、CD−ROM領域143、設定情報格納領域144、データ格納領域146を備えている。システム領域142は、ファイルシステム情報やパーティション情報など、USBメモリーU1の機能制御に関するファイルや、プロダクトID、ベンダIDといったUSBメモリーU1の識別情報が格納されている。
CD−ROM領域143には、USBメモリーU1をコンピューターPC1のUSBインターフェース115に接続した際に、コンピューターPC1のCPU80に、CD−ROMが挿入されたと認識させて、自動起動を行うための自動起動スクリプトSが格納されている。また、CD−ROM領域143には、自動起動プログラムP1が格納されている。自動起動プログラムP1は、自動起動スクリプト中で実行が指定されるプログラムであり、その詳細については、後述する。
設定情報格納領域144は、プロジェクターPR1とコンピューターPC1とがアドホックモードで接続を成立させるためのネットワーク設定に必要な情報を格納する領域である。
データ格納領域146は、所望のデータファイルを格納可能な領域であり、例えば、所望の画像ファイルを格納することができる。この領域を有していることから、USBメモリーU1は、後述するネットワーク接続用の用途の他に、会議用資料、プレゼン用資料など、所望のファイルを保存する一般的なUSBメモリーの使用にも供することができる。
B.接続・投写処理:
画像表示システム20における接続・投写処理について図5及び図6を用いて説明する。接続・投写処理とは、任意に選択されるプロジェクターPR1とコンピューターPC1とのアドホックモードでのネットワーク設定を簡単な操作で行って、接続を成立させ、コンピューターPC1で選択した画像をプロジェクターPR1に投写させるための処理である。図示するように、この処理は、ユーザーが、USBメモリーU1をプロジェクターPR1のUSBインターフェース75に接続する(操作O310)ことで開始される。
USBメモリーU1が接続されると、プロジェクターPR1のCPU30は、判断部31の処理として、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであるか否かを判断する(ステップS210)。
この判断は、具体的には、フラッシュメモリー140内に特定のフォルダ構成が存在するか否かにより行う。例えば、システム領域142用に「system」フォルダが形成され、その下位に「GUID」フォルダが存在する場合には、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであると判断する。このような判断手法により、簡単かつ確実な判断を行うことができる。
なお、USBメモリーの判断方法は、上述の形態に限定されるものではなく、フォルダ構成のほかに、ファイル構成(特定のファイルが存在するかを含む)、識別情報、ボリューム構成、記憶媒体に特定の名称が付与されているかなど、種々の方法で行ってもよい。例えば、システム領域142用に「system」フォルダが形成され、システム領域142に「AAA.dat」ファイルが存在する場合、システム領域142に所定のプロダクトID、ベンダIDが存在する場合などに、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであると判断してもよい。
その結果、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであると判断すれば(ステップS210:YES)、CPU30は、検出部32の処理として、利用可能なネットワークを検出する(ステップS220)。本実施例では、その結果、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであると判断すれば(ステップS210:YES)、CPU30は、検出部32の処理として、利用可能なネットワークを検出する(ステップS220)。本実施例では、プロジェクターPR1に所定の通信用ドライバがインストールされているか否かにより検出を行うこととしたが、通信用ドライバがインストールされているネットワークについて、実際に通信を行うことで検出する構成など、他の方法であってもよい。
そして、CPU30は、情報書込部33の処理として、検出したネットワークに対応するネットワーク設定情報をUSBメモリーU1の設定情報格納領域144に書き込む(ステップS230,S320)。本実施例では、ステップS220において、アドホックモードでの無線LANネットワークが利用可能であるとして検出される。そこで、CPU30は、ステップS230において、プロジェクターPR1のEEPROM40を参照して、ネットワーク設定情報としてのSSID41、プロジェクター名42、MACアドレス43を設定情報格納領域144に書き込むこととなる。なお、プロジェクター名42は、ユーザーの利便性をも考慮して書き込むものであり、必須ではない。また、通信相手を特定するための固体識別情報は、プロジェクター名42やMACアドレス43に限るものではなく、一意に定められた識別情報であればよく、IPアドレスなどであってもよい。
なお、上記ステップS220において、複数種類の利用可能なネットワークが検出される場合には、予めEEPROM40に、想定されるネットワークの種類の優先順位を記録した設定ファイルを記憶しておき、当該設定ファイルを参照することで、検出されたネットワークの中で最も優先順位の高いネットワークに対応するネットワーク設定情報を書き込むこととしてもよい。こうすれば、利用可能なネットワークが複数存在する場合であっても、ユーザーの手を煩わせることなく、正確なネットワーク設定情報を書き込むことができる。勿論、上述の設定ファイルは、ユーザーが変更できるものであってもよい。
なお、ネットワークの種類としては、無線LANの他に、上述した種々の有線方式が想定できる。また、優先順位は、予め設定しておくことに限らず、例えば、検出したネットワークの種類を入力機構51のディスプレイに表示し、入力機構51によってユーザーの選択指示を受け付けて、選択されたネットワークに対応するネットワーク設定情報を書き込む構成であってもよい。
一方、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーでないと判断すれば(ステップS210:NO)、接続・投写処理を終了する。
このようにして、USBメモリーU1にネットワーク設定情報が書き込まれると、ユーザーは、USBメモリーU1をプロジェクターPR1のUSBインターフェース75から取り外し、コンピューターPC1のUSBインターフェース115に接続する(操作O330)。
USBメモリーU1が接続されると、コンピューターPC1のCPU80は、USBメモリーU1の自動起動プログラムP1を自動起動させる(ステップS410)。具体的には、CPU80は、USBメモリーU1のCPU130からの認識制御信号を受けて、USBメモリーU1が接続されたことを、CD−ROMが挿入されたと認識する。そして、CPU80は、USBメモリーU1のCD−ROM領域143に記憶された自動起動スクリプトSを実行する。この自動起動スクリプトSでは、自動起動プログラムP1の実行が指定されるため、USBメモリーU1の接続により、自動起動プログラムP1が自動起動することとなる。自動起動プログラムP1は、後述するステップS420〜S440の処理を実行するためのプログラムである。なお、本実施例では、CPU80にCD−ROMと疑似認識させることにより、USBメモリーU1のオートラン機能を実現させたが、これに限るものではなく、コンピューターPC1が有するオートラン機能に対応するものであればよい。
自動起動プログラムP1が自動起動すると、CPU80は、自動起動プログラムP1に基づき、コンピューターPC1とプロジェクターPR1との接続に必要なネットワーク設定を行うためと、プロジェクターPR1に画像を投写させるための設定・投写プログラムP2が、コンピューターPC1にインストールされているか否かを判断する(ステップS420)。その結果、インストールされていなければ、このままでは、プロジェクターPR1による投写が行えないということであり、設定・投写プログラムP2のインストールを実行する(ステップS430)。
一方、設定・投写プログラムP2がコンピューターPC1にインストールされている場合には、再度インストールする必要はないため、処理を後述するステップS440に進める。
設定・投写プログラムP2のインストールを実行すると、CPU80は、設定・投写プログラムP2を起動させて(ステップS440)、USBメモリーU1の設定情報格納領域144に格納されたネットワーク設定情報をハードディスクドライブ85に記憶させて、ネットワーク設定を行う(ステップS450)。そして、CPU80は、接続部81の処理として、無線インターフェース111により、プロジェクターPR1に接続要求を行う(ステップS460)。
一方、プロジェクターPR1のCPU30は、上記ステップS230においてネットワーク設定情報を書き込んだ後、接続部34の処理として、コンピューターPC1から接続要求があったか否かを判断している(ステップS240)。そして、正当な接続要求を受信すると(ステップS240:YES)、CPU30は、接続部34の処理として、接続許可を行う(ステップS250)。こうして、コンピューターPC1とプロジェクターPR1との間には、アドホックモードによる接続関係が成立する。
接続が成立すると、コンピューターPC1のCPU80は、画像送信部82の処理として、ユーザー所望の画像(ここでは、コンピューターPC1のディスプレイ107に表示された画像)のデータDをプロジェクターPR1に送信する(ステップS470)。
こうして、画像データDが送信されると、プロジェクターPR1は、画像データDを受け取って、投写部65を用いて、スクリーンSC1に画像データDの画像を投写する(ステップS260)。以上で、接続・投写処理は完了となる。
図7は、1台のプロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数N(Nは1以上)が変化する場合に、プロジェクターPR1で表示される画面が変化する様子を示す説明図である。図7(A)では、1台のコンピューターPC1のみがプロジェクターPR1に接続されており、このコンピューターPC1から送信された画像MG1がスクリーンSC1上に投写されている。
図7(B)は、図7(A)の状態に続いて、2番目のコンピューターPC2がプロジェクターPR1に接続された状態を示している。この状態では、スクリーンSC1の画面が自動的に分割され、2台のコンピューターPC1,PC2から送信された画像MG1,MG2が並んだ状態でスクリーンSC1の中央に表示されている。なお、2番目のコンピューターPC2も、1番目のコンピューターPC1と同様に、図5に従ってプロジェクターPR1のネットワーク通信に関する設定情報が書き込まれたUSBメモリーU2がコンピューターPC2に挿入されると、この挿入に応じてプロジェクターPR1に接続される。3番目以降のコンピューターについても同様である。
なお、本実施例では、各コンピューターがアドホックアドホックモードで1台のプロジェクターPR1に接続されるので、任意の時点においてプロジェクターPR1と通信できるのは1台のコンピューターだけである。従って、各コンピューターは、図6のステップS460,S470を一定期間毎に実行して、その都度画像データをプロジェクターPR1に送信する。プロジェクターPR1は、こうして時系列的にN個のコンピューターから供給されたN個の画像データに基づいて、N個の画像を組み合わせてスクリーンSC1上に表示することが可能である。
図7(C)は、3台のコンピューターがプロジェクターに接続され、3つの画像MG1〜MG3が順に並んで表示されている状態を示している。また、図7(D)は、4台のコンピューターがプロジェクターPR1に接続され、2×2個の画像表示領域に4つの画像MG1〜MG4が順に並んで表示されている状態を示している。このように、プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が増加すると、投写画面の画像表示領域の区分が図7(A)から図7(D)に向けて順次変化する。逆に、プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が減少すると、投写画面の画像表示領域の区分が図7(D)から図7(A)に向けて順次変化する。
図8は、プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が1個から2個に増加する場合の処理手順を示すタイミングチャートである。図8の左端の列はプロジェクターPR1の処理を示し、中央の列は1台目のコンピューターPC1の処理を、右端の列は2台目のコンピューターPC2の処理を示している。まず、ステップT210において1台目のコンピューターPC1がプロジェクターPR1に投写画像を送信する(ステップT210)と、プロジェクターPR1が1画面全体にその画像を投写表示する(ステップT110,図7(A))。なお、ステップT210は図6のステップS470に相当し、ステップT110は図6のステップS260に相当する。プロジェクターPR1は、この後、コンピューターPC1から送信されてくる画像を投写表示しながら、他のコンピューターからの接続要求があるまで待機する(ステップT120)。
こうして、1画面全体に画像が表示されている状態で、2台目のコンピューターPC2にUSBメモリーU2が挿入される(ステップO410)と、コンピューターPC2において、設定・投写プログラムP2が起動され(ステップT310)、ネットワーク設定が行われて(ステップT320)、プロジェクターPR1に接続要求を発行する(ステップT330)。これらのステップT310〜T330の処理は、図6のステップS440〜S460の処理と同じである。プロジェクターPR1は、この接続要求に応じて画面を分割して(ステップT130)、接続許可を行う(ステップT140)。なお、ステップT130における画面分割と、ステップT140における接続許可の順序は逆でも良い。接続が成立すると、2台目のコンピューターPC2は、画像データをプロジェクターPR1に送信する(ステップT340)。ステップT140,T340の処理は、図6のステップS250,S470の処理とそれぞれ同じである。こうして2台目のコンピューターPC2から画像データが送信されてくると、プロジェクターPR1は、分割された画面上に2つの画像を並列に投写表示する(ステップT150,図7(B))。
なお、図8の処理は、プロジェクターPR1に通信可能に接続されたコンピューターの数がn個(nは2以上の整数)からn+1個に増加する場合にも同様に実行される。この場合に、ステップT150では画面が(n+1)個の領域に分割される。なお、ステップT130において、画面分割数が予め設定された上限値Nmax(例えば4)に達している場合には、さらなる画面分割を行わないようにしてもよい。
図9は、プロジェクターPR1に接続されるコンピューターの個数が2個から1個に減少する場合の処理手順を示すタイミングチャートである。ステップT150では、ステップT210及びステップT340においてそれぞれプロジェクターPR1に送信された2つの画像が並列に表示されている(図7(B))。これらのステップT150,T210,T340は、図8に示したこれらのステップと同じものである。この状態において、コンピューターPC2からUSBメモリーU2が引き抜かれる(ステップO420)と、コンピューターPC2は、この引き抜きを検出し(ステップT350)、プロジェクターPR1に対して切断要求を発行し(ステップT360)、画像データの送信を停止する(ステップT370)。プロジェクターPR1は、この切断要求を受け取ると(ステップT160)、画面分割状態を変更して全画面に残りの1つの画像を投写する(ステップT170,図7(A))。なお、図9の処理は、プロジェクターPR1に通信可能に接続されたコンピューターの数がn+1個(nは2以上の整数)からn個に減少する場合にも同様に実行される。この場合に、ステップT170では画面の分割数がn個に変更される。
このように、本実施例では、プロジェクターPR1で表示される画面は、プロジェクターPR1にN個のコンピューターが接続されるとN個の画像表示領域に区分され、個々の画像表示領域内にそれぞれ1個の画像が表示される。また、プロジェクターPR1へのコンピューターの接続台数Nが変化すると、この変化に応じて画像表示領域の区分及び配置が自動的に変更される。従って、個々のユーザーは、自分のコンピューターに、プロジェクターPR1のネットワーク通信に関する設定情報が書き込まれたUSBメモリーを差し込んだり抜いたりするだけで、プロジェクターPR1に自分のコンピューターからの画像を表示させたり、その表示を終了させたりすることができる。また、複数のコンピューターから供給された複数の画像を1つのプロジェクターPR1上に表示する際に、複雑な操作を行う必要が無いので、システム全体の操作性が大幅に向上する。
なお、図7(C)では、3台のコンピューターから送信される3個の画像MG1〜MG3を表示するために、スクリーンSC1上の画面が4個の画像表示領域に区分されているようにも見える。しかし、3台のコンピューターから送信される画像を表示するための領域はあくまで3個であり、4個の画像を表示することは無い。従って、図7(C)の場合にも、スクリーンSC1上の画面は3個の画像表示領域に区分されていることが理解できる。
ところで、スクリーンSC1上に投写表示される画像の個数Nが過度に多くなると、1個の画像が小さくなるので却って視認しにくくなる可能性がある。そこで、スクリーンSC1上に投写表示される画像の数Nに上限値Nmax(例えば4)を予め設定しておくようにしてもよい。この場合に、この上限値Nmax以上のコンピューターがプロジェクターPR1に接続された場合にも、Nmax+1番目以降のコンピューターからプロジェクターPR1に送信された画像は表示されないようにすることが好ましい。
かかる構成の画像表示システム20は、ユーザーが、プロジェクターPR1のUSBインターフェース75に、USBメモリーU1を接続すると、プロジェクターPR1が、ネットワーク設定情報をUSBメモリーU1の設定情報格納領域144に書き込む。そして、ユーザーが、当該USBメモリーU1をUSBインターフェース75から取り外し、コンピューターPC1のUSBインターフェース125に接続すると、コンピューターPC1がネットワーク設定情報を参照して、ネットワーク設定を行う。したがって、ユーザーは、容易にコンピューターPC1とプロジェクターPR1とのネットワーク設定を行って、接続を成立させ、コンピューターPC1から受け取った画像データを基に画像を表示させることができる。また、記憶媒体として、USBメモリーを用いるため、種々の機器への接続性について汎用性が大きい。
また、かかる構成の画像表示システム20において、プロジェクターPR1は、接続されたUSBメモリーU1が、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであるか否かを判断し、ネットワーク設定用の所定のUSBメモリーであると判断した場合にのみ、ネットワーク設定情報をUSBメモリーU1の設定情報格納領域144に書き込む。したがって、プロジェクターPR1に投写したい画像の画像データが記憶させたUSBメモリー等を接続した際に、誤って、ネットワーク設定情報を書き込むことがない。
また、かかる構成の画像表示システム20において、USBメモリーU1は、オートラン機能を有しており、コンピューターPC1のUSBインターフェース125に接続すると、自動起動プログラムP1が自動起動する。自動起動プログラムP1が実行されると、ネットワーク設定を行う機能とプロジェクターPR1に画像を表示させる機能とを実現させる設定・投写プログラムP2がコンピューターPC1にインストールされているか否かを判断し、インストールされていない場合には、インストールを行い、上述の機能を実現させる。したがって、コンピューターPC1を用いて初めてプロジェクターPR1に画像を表示させる場合であっても、ユーザーの手を煩わすことなく、簡単に、ネットワーク設定と画像表示を行うことができる。
また、USBメモリーU1は、データ格納領域146を備えているため、プロジェクターPR1で投写する画像データを記憶させるなど、通常の使用用途にも用いることができる。また、フラッシュメモリー140において、設定情報格納領域144とデータ格納領域146とは区分して管理されているため、記憶された画像データ等とネットワーク設定情報とを間違いなく管理することができる。
C.変形例:
上述の実施例についての変形例について説明する。
C−1.変形例1:
上記実施例においては、無線LANを用いたアドホックモードでのネットワーク接続を行う構成について示したが、接続の形態は、これに限るものではない。例えば、無線LANを用いて、インフラモードで接続することも可能である。この場合には、アクセスポイント、コンピューターPC1及びプロジェクターPR1のネットワーク設定を行った後に、実施例と同様の接続処理を行うこととしてもよい。あるいは、有線LANのみを用いて、IPアドレス等のネットワーク設定を行った後、接続処理を行うこととしてもよい。
これらの場合には、上記実施例のステップS230で書き込むネットワーク設定情報として、例えば、プロジェクターPR1のIPアドレスやプロジェクター名など一意に識別可能な識別子を用いることができる。こうすれば、コンピューターPC1上で、接続すべきプロジェクターPR1を指定する操作を行う必要がない。したがって、初心者ユーザーにとっては、操作を容易化することができる。
C−2.変形例2:
上記実施例の各工程の全てを備えている必要はなく、必要に応じて不要なものを削除して構成してもよい。例えば、図5に示したステップS210やS220などの処理は、省略することができる。S210,S220の両方を省略する場合には、S230の処理を実行する前に、書き込み許可の指示をユーザーから受け付ける構成としたり、操作O310の前に、ネットワーク設定許可の指示をユーザーから受け付ける構成としたりしてもよい。このようにすれば、実施例と同様に、画像ファイル等を記憶したUSBメモリーに誤ってネットワーク設定情報を書き込むことがない。
また、図5,図6に示したS410〜S440などについても、同様に、省略することが可能である。このようにすれば、ユーザーは、手動で、プログラムの起動やインストールを行う必要があるが、汎用品のUSBメモリーを使用して、実施例に示した接続・投写処理を行うことができる。また、S410〜S440の一部の処理について省略する構成であってもよい。例えば、ステップS440のみを省略し、設定・投写プログラムP2については、ユーザーの手動操作で起動させる構成としてもよい。また、記憶媒体上で設定・投写プログラムP2を直接実行できるような場合には、ステップS420及びS430を省略してもよい。
C−3.変形例3:
上記実施例においては、図5に示したステップS230において、ネットワーク設定に必要な情報のみをネットワーク設定情報として書き込む構成としたが、このような構成に限られるものではなく、付加的な情報も合わせて書き込んで、当該情報をコンピューターPC1に設定する構成としてもよい。例えば、通信データの暗号化に用いるWEPキーを付加的な情報として書き込んでもよい。このようにすれば、さらに、効率的な設定が可能となる。
C−4.変形例4:
本実施例においては、プロジェクターPR1とコンピューターPC1,PC2…との間でネットワーク設定情報のやり取りを行う記憶媒体として、フラッシュメモリーを備えたUSBメモリーを用いたが、このような構成に限られるものではなく、種々の記憶媒体を用いることができる。例えば、上述のUSBメモリーに代えて、USBコネクタを備えたフレキシブルディスクドライブやCD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ、光磁気ディスクドライブ、ハードディスクドライブなど、種々の記憶媒体を用いることができる。このようにしても高い汎用性を確保することができる。もとより、接続方式についてもUSBコネクタに限るものではなく、例えば、PCカード、SDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)カードなどを専用スロットに挿入して接続する形態であってもよい。
C−5.変形例5:
上記実施例においては、図5で示したステップS210〜S230の処理を実行可能なプログラムを備えたプロジェクターPR1について示したが、これらのプログラムは、予めUSBメモリーU1に記憶させておき、ステップS410と同様に、自動起動によりプロジェクターPR1にインストールする構成としてもよい。こうすれば、汎用品のプロジェクターを使用して、実施例に示した接続・投写処理を行うことができる。
C−6.変形例6:
上記実施例では、プロジェクター(画像表示装置)のネットワーク通信に関する設定情報が書き込まれたUSBメモリーをコンピューター(他の装置)に差し込むことによって、コンピューターとプロジェクターとのネットワーク接続を行うものとしたが、本発明は、USBメモリーを用いない他の手段で他の装置と画像表示装置とのネットワーク接続を行うものにも適用可能である。
20…画像表示システム
30…CPU
31…判断部
32…検出部
33…情報書込部
34…接続部
36…ROM
38…RAM
40…EEPROM
41…SSID
42…プロジェクター名
43…MACアドレス
51…入力機構
61…VRAM
63…グラフィックコントローラー
65…投写部
71…無線インターフェース
73…ネットワークインターフェース
75…USBインターフェース
80…CPU
81…接続部
82…画像送信部
85…ハードディスクドライブ
86…ROM
88…RAM
91…入力機構
101…VRAM
103…グラフィックコントローラー
107…ディスプレイ
111…無線インターフェース
113…ネットワークインターフェース
115…USBインターフェース
125…USBインターフェース
130…CPU
140…フラッシュメモリー
142…システム領域
143…CD−ROM領域
144…設定情報格納領域
PR1…プロジェクター
PC1,PC2…コンピューター
SC1…スクリーン
U1,U2…USBメモリー

Claims (7)

  1. ネットワークに接続可能な画像表示装置であって、
    前記ネットワークを介して通信するネットワーク接続手段と、
    前記ネットワークを介した通信が可能となった他の装置から前記ネットワーク接続手段が受け取った画像データに基づいて画像を表示させる表示手段と、
    を備え、
    前記ネットワーク接続手段は、複数の前記他の装置と通信が可能であって、前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、
    前記表示手段は、
    (i)前記ネットワークを介して前記ネットワーク接続手段に通信可能に接続された前記N個の他の装置からそれぞれ受け取った画像データに応じて、前記表示手段の1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示するとともに、
    (ii)前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する、画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置であって、
    前記画像表示装置は、さらに、
    USBメモリーを接続可能なUSB接続手段と、
    前記USB接続手段に接続された前記USBメモリーに、当該画像表示装置との前記ネットワークを介した通信の設定に要する設定情報を、当該画像表示装置とは異なる他の装置から読み出し可能に書き込む書込手段と、
    を備え、
    前記ネットワーク接続手段は、前記設定情報が書き込まれた後、当該画像表示装置から離脱された前記USBメモリーが、前記他の装置に接続されたとき、前記設定情報を読み出して前記ネットワークに関する設定を行なった前記他の装置と該ネットワークを介した通信を可能とする手段である、画像表示装置。
  3. 請求項2記載の画像表示装置であって、
    更に、前記接続されたUSBメモリーが、前記ネットワークに関する設定情報を書き込む専用の記憶媒体であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記書込手段は、前記判断手段が、前記接続されたUSBメモリーが前記専用の記憶媒体であると判断した場合に、前記設定情報の書き込みを行う、画像表示装置。
  4. 請求項3記載の画像表示装置であって、
    前記判断手段は、前記USBメモリーが備える記憶領域に記憶されたフォルダ構成もしくはファイル構成、または、前記USBメモリーが記憶する識別情報に基づいて、前記判断を行う、画像表示装置。
  5. ネットワークに接続される画像表示装置および該画像表示装置とは異なるN個(Nは1以上の整数)の他の装置と、を備えた画像表示システムであって、
    前記画像表示装置は、
    前記ネットワークを介して通信するネットワーク接続手段と、
    前記ネットワークを介した通信が可能となった他の装置から前記ネットワーク接続手段が受け取った画像データに基づいて画像を表示させる表示手段と、
    を備え、
    前記ネットワーク接続手段は、複数の前記他の装置と通信が可能であって、前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、
    前記表示手段は、
    (i)前記ネットワークを介して前記ネットワーク接続手段に通信可能に接続された前記N個の他の装置からそれぞれ受け取った画像データに応じて、前記表示手段の1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示するとともに、
    (ii)前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する、画像表示システム。
  6. 請求項5記載の画像表示システムであって、
    前記画像表示装置は、さらに、
    USBメモリーを接続可能なUSB接続手段と、
    前記USB接続手段に接続された前記USBメモリーに、当該画像表示装置との前記ネットワークを介した通信の設定に要する設定情報を、当該画像表示装置とは異なる他の装置から読み出し可能に書き込む書込手段と、
    を備え、
    前記ネットワーク接続手段は、前記設定情報が書き込まれた後、当該画像表示装置から離脱された前記USBメモリーが、前記他の装置に接続されたとき、前記設定情報を読み出して前記ネットワークに関する設定を行なった前記他の装置と該ネットワークを介した通信を可能とする手段であり、
    前記他の装置は、
    汎用のUSBメモリーが接続可能な汎用USB接続手段と、
    前記設定情報が書き込まれたUSBメモリーが、前記汎用USB接続手段に接続されたとき、該USBメモリーに記憶された前記設定情報を利用して、前記画像表示装置との前記ネットワークを介した通信を可能とする設定を行なうネットワーク設定手段と、
    前記設定が行なわれたネットワークを介して、前記画像表示装置に、前記所定の画像データを送信する送信手段と、
    を備える、画像表示システム。
  7. ネットワークに接続可能な画像表示装置を用いた画像表示方法であって、
    (i)前記画像表示装置が、前記画像表示装置に前記ネットワークを介して通信可能に接続されたN個(Nは1以上の整数)の他の装置からそれぞれ画像データを受け取り、1つの画面をN個の画像表示領域に区分してN個の画像を表示する工程と、
    (ii)前記画像表示装置が、前記ネットワークを介した通信が可能な前記他の装置の個数Nの変化に応じて、前記画像表示領域の区分及び配置を変更する工程と、
    を備える画像表示方法。
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