JP2010285830A - 鎖樋ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】鎖樋ユニット同士の連結・分離作業を容易にし、鎖樋ユニットを構成する各部材の係合、固定が堅固で、風等の外力による揺動、ユニット同士の分離等を抑制しうる鎖樋ユニットを提供する。
【解決手段】本発明は、鎖樋1を構成する上下に複数連結可能な鎖樋ユニット2であって、筒状のカバー本体と、該カバー本体の下端部から内方へ張り出す係止壁と、他の鎖樋ユニット2を下方に吊下する下鎖部5とを具備する飾りカバー部材3と、他の鎖樋ユニット2の下鎖部5に連結させる連結部と、該連結部から下方に延び互いに接近又は離間する方向に弾性変形可能な複数の脚部と、脚部の下端部に形成された係止部とを具備する上鎖部材4とを有し、上鎖部材4が、係止部を係止壁の下面に係止させて、飾りカバー部材3に着脱自在に装着されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、鎖樋を構成する上下に複数連結自在な鎖樋ユニットに関する。
雨水を地上に流す竪樋のうち、家屋等の玄関先や軒先の外部又は屋内から目に付きやすい場所においては、意匠上の観点から軒樋から吊るした鎖に雨水を伝わせる鎖樋が広く用いられる。この鎖樋には、一定間隔に筒状のカップ部材を鎖部材に取り付け、鎖部材を伝う水の飛散防止効果や美観を高めているものがある。従来、このような鎖部材にカップ部材を取り付けた鎖樋としては、下記特許文献1に開示されたものが知られている。
特許文献1に開示された鎖樋は、図7に示すように、カップ部材101と鎖部材102、103とから構成された鎖樋ユニット100が上下に連結されて構成されている。カップ部材101と上鎖部材102とは、カップ部材101の内壁101a上部に対向するように設けられた係止用凸部104、104の溝内に、略半輪形状の上鎖部材102の端部102a、102bを係止し、また、カップ部材101と下鎖部材103とは、内壁101a下部に対向するように設けられた係止用凸部104、104の溝内に略半輪形状の下鎖部材103の端部103a、103bを係止することで取り外し可能に連結されている。上鎖部材102の端部102a、102bは、係止用凸部104、104の溝内に押し込まれて挟持され、さらに端部102a、102bの先端に備えられた球形状の係止用球状部105を係止用凸部104の下面に係合させることにより、上鎖部材102が係止用凸部104から抜け出ないように係止されている。下鎖部材103の端部103a、103bの係止用凸部104、104との係止についても、上記上鎖部材102と係止用凸部104との係止と同様になされる。
また、鎖樋ユニット100同士の連結は、鎖樋ユニット100の下鎖部材103に下方に連結される鎖樋ユニット100の上鎖部材102を引っ掛けるように挿通させた上で、該上鎖部材102の端部102a、102bをカップ部材101の係止用凸部104、104に係止することにより行う。
実開平5−7825号公報
しかしながら、上記鎖樋ユニット100によると、上下鎖部材102、103を係止用凸部104の溝内に嵌合させるには、上下鎖部材102、103の端部に局部的な力を加える必要があり、嵌合に一定の要領が必要となって、上下鎖部材102、103のカップ部材101への取り付けが容易に行えず、これらの連結が面倒であるという問題があった。
また、上鎖部材102の端部102a、102bを、カップ部材101に設けた係止用凸部104、104の溝内に、下鎖部材103を、カップ部材101に設けた係止用凸部104、104の溝内にそれぞれ挟持させ、係止用凸部104の下面又は上面に係止用球状部105を係合させて係止・固定させているのみであるため、風等の外力による上下左右の揺れが生じた場合に、係止用凸部104、104から上下鎖部材102、103が外れやすいという問題があった。
またさらに、上方のユニットの下鎖部材103と下方の上鎖部材102とが自由に動き得る構成であるため、鎖樋ユニット100の部材同士が互いにぶつかり損傷したり建物等にぶつかって損傷させたりするという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、鎖樋ユニット同士の連結・分離作業を容易にし、鎖樋ユニットを構成する各部材の係合、固定が堅固で、風等の外力による揺動、ユニット同士の分離等を抑制しうる鎖樋ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
請求項1の発明は、鎖樋を構成する上下に複数連結可能な鎖樋ユニットであって、筒状のカバー本体と、該カバー本体の下端部から内方へ張り出す係止壁と、他の鎖樋ユニットを下方に吊下する下鎖部とを具備する飾りカバー部材と、他の鎖樋ユニットの前記下鎖部に連結させる連結部と、該連結部から下方に延び互いに接近又は離間する方向に弾性変形可能な複数の脚部と、前記脚部の下端部に形成された係止部とを具備する上鎖部材とを有し、前記上鎖部材が、前記係止部を前記係止壁の下面に係止させて、前記飾りカバー部材に着脱自在に装着されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記係止壁には、その張り出した先端部から基端部方向へ向けて切欠部が形成されると共に、該切欠部に前記脚部が嵌合され、前記係止部は、前記脚部から、前記カバー本体の壁面に略沿う2方向に突出するように形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記カバー本体、係止壁、下鎖部は、一体成形され、かつ、前記下鎖部は、下端部にU字形状に形成された吊下部を備えると共に、その上端部が前記カバー本体に連設されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記カバー本体の内壁面には、前記脚部が位置する部分に、上下方向に延在して該脚部と係合可能な係合溝が形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記連結部は、上端が逆U字型形状に形成され、該逆U字型形状の下端部に互いに対向する方向に突出する係止突起を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明による鎖樋ユニットによれば、上鎖部材の脚部が互いに接近または離間する方向に弾性変形可能である性質を利用して係止部を係止壁の下面に係合させ、飾りカバー部材に上鎖部材を装着しうるため、飾りカバー部材と上鎖部材との取り付け・取り外しが簡易であるという効果を奏する。
請求項2の発明による鎖樋ユニットによれば、係止壁に、脚部を嵌合可能とする切欠部を有していることにより、上鎖部材をその弾性変形可能な性質を利用して係止部を係止壁下面に係止させる際に、位置決め及び固定が容易になるという効果を奏する。
請求項3の発明による鎖樋ユニットによれば、下鎖部がカバー本体に一体的に形成されているため、鎖樋ユニットを構成する部品点数を減らすことができ、鎖樋ユニットの連結が強固なものとなるという効果を奏する。
請求項4の発明による鎖樋ユニットによれば、カバー本体の内壁に脚部が位置する部分に上下方向に延在する係合溝が存在していることによって、上鎖部材の飾りカバー部材への装着後において、脚部が飾りカバー部材内面に保持されやすく、不用意に周方向に動くのが押さえられ、上鎖部材と飾りカバー部材とが更に外れにくいという効果を奏する。
請求項5の発明による鎖樋ユニットによれば、連結部が所定の大きさの逆U字型形状に形成され、該U字型形状の下端部に互いに対向する方向に係止突起が形成されていることにより、挿通させた他の下鎖部と上鎖部材との連結箇所が徒に動かず、鎖樋全体を極力安定的に位置させることができ、ひいては鎖樋が損傷したり、他の建物等や周囲に存在するものに接触して損傷させたりすることを防止することができるという効果を奏する。
は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットを用いて構成した鎖樋の一部の正面図である。 は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットの飾りカバー部材を一部断面視した側面図である。 は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットの飾りカバー部材の平面図である。 は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットの上鎖部材の正面図であり、(b)は、その上鎖部材の側面図である。 は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットの上鎖部材の飾りカバー部材への装着方法を説明した一部断面図である。 は、本発明の一実施形態として示した鎖樋ユニットに他の鎖樋ユニットを連結させる方法を説明した図である。 は、従来の鎖樋の平面斜視図である。
以下、図を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明による鎖樋ユニットを用いて構成した鎖樋を示すものであり、図1において、符号1は鎖樋、2は鎖樋1を構成する鎖樋ユニットである。
鎖樋ユニット2は、飾りカバー部材3と、飾りカバー部材3に着脱自在に装着された上鎖部材4と、飾りカバー部材3に設けられ、他の鎖樋ユニット2を下方に吊下する下鎖部5とから構成されている。
飾りカバー部材3は、図2、図3に示すように、下端部から上端部に向かって漸次拡開するように形成された筒状のカバー本体6と、このカバー本体6の内壁面6aの下端部に内方に張り出すように形成された係止壁7とからなっている。
カバー本体6は、その下端部の水平方向の断面形状が円形であり、上方に向かうに従い、漸次その内部の水平断面積が拡開する円筒状に形成されたものである。また、このカバー本体6の上端部は、その断面形状が、星形形状に形成されるとともに、上方に木の葉状に突出する突部8、8・・を備えた形状とされ、その内面に突部8、8・・の最先端に対応する位置に上下方向に延在する係合溝9、9・・が形成されている。
係止壁7は、カバー本体6の下端部の内壁面6aから、このカバー本体6の内方に張り出すように形成された水平張出部7aと、この水平張出部7aの内端から折れ曲がって下方へ垂下する垂下壁部7bとからなっている。係止壁7の下端部は、カバー本体6の内腔から連通した開口部16とされている。
この係止壁7には、前記係合溝9、9・・のうち、互いに対向する係合溝9、9の下方に位置させて2つの切欠部10が形成されている。
切欠部10、10は、水平張出部7a、垂下壁部7bに亘って形成されたものであり、垂下壁部7bにおいて、上下方向に向けて形成されると共に、その下端が開口するように形成されている。また、この切欠部10は、図3に示すように、水平張出部7aにおいて、その張り出した先端部から基端部方向へ向けて形成されており、基端部側は後述する脚部4cの円形断面の形状に沿うように円弧形状とされている。
この構成において、図2、図5に示すように、内壁面6aと係止壁7の水平張出部7a、垂下壁部7bとの間には、溝17が形成されることになる。
上記のように構成された飾りカバー部材3には、下鎖部5が設けられている。下鎖部5は、断面形状が略円形の棒状体からなるもので、下端にU字状の吊下部5aを有し、この吊下部5aの上端から互いに離間しつつ上方に延びる上端部5b、5bを備えた構成とされている。
この下鎖部5は、その上端部5b、5bが前記係止壁7における垂下壁部7bの下端部に連設されている。この場合、下鎖部5が垂下壁部7bに設けられる位置は、図3に示すように、切欠部10、10間方向に直交する方向である。
上記の飾りカバー部材3のカバー本体6、係止壁7及び下鎖部5は、一体成形されたものである。
これら各部材の成形材料としては、例えば、ABS、塩化ビニル樹脂等の樹脂を好適に用いることができる。
上鎖部材4は、図4(a)、(b)に示すように、下鎖部5と同様に断面円形の棒状体からなるものであって、上端に他の鎖樋ユニット2の下鎖部5に引っ掛ける逆U字状に形成された連結部4aを有し、この連結部4aの下端には、互いに離間しつつ斜め下方へ延びる肩部4b、4bが連設され、これら肩部4b、4bの下端部には、互いに僅かに接近しつつ下方へ延びる脚部4c、4cが連設され、これら脚部4c、4cの下端部には、脚部4c、4cに直交して水平方向に突出し、図3に示すカバー本体6の下端の内壁面6aに略沿うように配置される係止部4d、4dが形成されている。
また、連結部4aの下端部には、互いに対向する方向へ突出するように係止突起15a、15bが形成されている。
ここで、前述した切欠部10は、その幅寸法が脚部4cの円形断面の径寸法よりも大き目の寸法とされており、脚部4cが水平張出部7a及び垂下壁部7bに亘る切欠部10全体に亘って挿入できるように形成され、同切欠部10の基端部側に至るように構成されている。
脚部4c、4cの各下端部に形成された係止部4dの突出寸法は、切欠部10の幅寸法よりも大きく、この係止部4dが溝17に位置したときに切欠部10からカバー本体6の内壁面6aに沿って一定寸法突出するする大きさとされている。また、この際、係止部4dは、カバー本体6の内壁面6aに沿うよう、その先端部において内壁面6a側の面が面取りされている。
係止部4d、4d間の寸法は、係止壁7の内方に形成される開口部16の内径寸法よりも大とされている。
また、係止突起15a、15b間の寸法は、下鎖部5の断面の径よりもやや小とされている。
上記のように構成された上鎖部材4は、脚部4c、4cが互いに近接又は離間する方向に弾性変形可能とされている。
次に、上記の上鎖部材4を飾りカバー部材3に装着する方法について、図3、図5を参照して説明する。
まず、上鎖部材4を把持して、図5に示すように、その脚部4c、4cを飾りカバー部材3のカバー本体6内に挿入する。
この場合、脚部4c、4cは、図3、図5に示す係止壁7に形成された切欠部10、10の上方に位置させ、その下端部の係止部4d、4dが切欠部10、10に向かうように挿入する。
このように、脚部4c、4cを挿入すると、その下端部に設けられた係止部4d、4dが係止壁7の水平張出部7aの上面に当接し、それ以上の挿入ができなくなる。図5において、符号Aは、このときの脚部4c及び係止部4dの位置を示している。
ここで、脚部4c、4cに外力を加えてこれらを互いに近接する方向に弾性変形させ、係止部4d、4dが係止壁7の内方に形成される開口部16内を下方へ移動できる位置まで変形させる。図5において、Bは、この変形させた位置を示している。
次いで、上鎖部材4を下方へ移動させ、弾性変形させていた外力を解いて、係止部4d、4dを係止壁7における垂下壁部7bの内面に当接させる。この状態において、係止部4d、4dは、垂下壁部7bの内面に弾性的に付勢された状態で当接している。
そして、更に上鎖部材4を下方へ移動させ、係止部4d、4dが垂下壁部7bの下方に到った時点で(図5においてCで示す位置)上鎖部材4全体が弾性復帰し、その下端部が切欠部10、10内に嵌合し、係止部4d、4dが係止壁7における垂下壁部7bの下方に位置する。図5において、Dは、この状態を示している。
この状態において、上鎖部材4の全体を上方に引き上げると、脚部4c、4cの下端部が切欠部10、10に嵌合したまま、係止部4d、4dが溝17内において係止壁7に係止する。
この状態において、上鎖部材4の脚部4c、4cは、図3に示すカバー本体6に形成された係合溝9に沿って位置している。
また、連結部4aは、カバー本体6の上方に突出するように位置している。
一方、上記の鎖樋ユニット2を上鎖部材4と飾りカバー部材3とに解体する場合には、上記と逆順に、飾りカバー部材3に対して、上鎖部材4の全体を下降させ、脚部4c、4cを互いに近接する方向に弾性変形させ、係止部4dが開口部16内を通過するように上鎖部材4を上方に引き上げればよい。
次に、鎖樋ユニット2、2同士を連結させ、鎖樋1を設置する方法について説明する。
まず、鎖樋ユニット2、2同士を連結するには、図6に示すように、上方の鎖樋ユニット2の下鎖部5に下方の鎖樋ユニット2の上鎖部材4を脚部4cから挿通し、掛ける。この際、係止突起15a、15bの間は、下鎖部5の断面の径より僅かに小寸法とされており、下鎖部5が係止突起15a、15bの間に係合してしまうため、上鎖部材4を下鎖部5の下端部に向かって強く引く。そうすると、上鎖部材4が弾性変形して僅かに拡開して外側方向にやや広がり、係止突起15a、15bが下鎖部5を通過させた後、弾性復帰して元の形状に戻る。このようにして、上鎖部材4の連結部4aの空間Y内に下鎖部5が位置することになり、上鎖部材4と飾りカバー部材3とが連結される。
このようにして飾りカバー部材3の下鎖部5に連結された上鎖部材4に、前述した要領で飾りカバー部材3をさらに装着し鎖樋ユニット2を組み立て、さらにその鎖樋ユニット2の下鎖部5に上記と同様にして上鎖部材4、飾りカバー部材3を次々に連結、装着し、軒樋から地面までの長さの鎖樋1を組み立てる。この状態において、軒樋の集水部に連結された、鎖樋1を吊下する吊下部材(不図示)とカバー本体6を装着していない上鎖部材4とを連結し、該上鎖部材4と前記のようにして組み立てた鎖樋1の最上部の上鎖部材4が未装着のカバー本体6とを連結する。なお、吊下部材と上鎖部材4との連結方法は、下鎖部5と上鎖部材4との連結方法と同様である。
この状態で、鎖樋1全体の長さが長すぎて地面に到達し鎖樋ユニット2が地面に余っている場合には、前述した要領で最下部の鎖樋ユニット2を地面に合う長さ程度になるよう順次解体して、鎖樋1全体の長さが適当になるように調整する。また、鎖樋1全体の長さが地面に到達せず短い場合には、最下部の鎖樋ユニット2にさらに鎖樋ユニット2を連結させて、鎖樋1全体の長さを調節する。鎖樋1全体の長さが適切に調整されたところで、最下部の鎖樋ユニット2に先端部を地面に固定又は下方に安定させる部材を装着して鎖樋1が完成する。
次に、上記のようにして組み立てられた鎖樋ユニット2ないし設置された鎖樋1の作用について説明する。
雨天時において、雨水が軒樋の集水部(不図示)に流れると、その雨水は、集水部から鎖樋1の最上部の鎖樋ユニット2に直接に滴下するか、又は吊下部材に連結した最上部の鎖樋ユニット2の上鎖部材4を伝って、最上部の飾りカバー部材3のカバー本体6の内壁面6aに流れる。
飾りカバー部材3のカバー本体6は、上方に向かって漸次拡開した筒形状に形成されているため、集水部から流れくる雨水を極力漏らさずに受ける。
最上部の鎖樋ユニット2で受けた雨水は、飾りカバー部材3のカバー本体6の内壁面6aに流れ、カバー本体6に形成された係合溝9により該係合溝9に集水されながら下方に導かれて係止壁7の上面を流れる。
さらに、係止壁7の上面を流れてきた雨水は、図6に示す係止壁7の開口部16から下方に連結された飾りカバー部材3内腔に直接滴下するか、又は、係止壁7に連設された下鎖部5を伝って下方に流れる。この際、雨水は、係止壁7によって飾りカバー部材3の中心部に集められ、外方への拡散が抑えられた状態で下方に連結した上鎖部材4に伝わり、該上鎖部材4が装着された飾りカバー部材3内に流れ落ちる。
本実施形態の鎖樋ユニット2は、前述の構成を採用することにより、上鎖部材4の飾りカバー部材3への装着において、上鎖部材4を飾りカバー部材3の内部に脚部4cから挿入し、係止部4d、4dを係止壁7の下方まで押し込むだけで、上鎖部材4の弾性復帰力によって切欠部10、10に脚部4c、4cを嵌合させ、さらに、上鎖部材4を上方に軽く引っ張るだけで、係止壁7の下面に係止部4d、4dを係合することができるため、容易に上鎖部材4の飾りカバー部材3への位置決めをしつつ、簡便操作で取り付けられるという効果を奏する。
また、上鎖部材4の飾りカバー部材3からの取り外しにおいても、上鎖部材4の肩部4bをやや弾性変形させて飾りカバー部材3の下方に押し込み、係止部4d、4dの係止壁7への係合を外し、係止部4d、4dを係止壁7の内腔へ軽く押し込むだけで、上鎖部材4の弾性復帰力により簡単に取り外しができるという効果を奏する。
また、カバー本体6の下端の内壁面6a及び係止壁7に囲まれた溝17に係止部4dが嵌合される構造を採用しているため、係止部4dと係止壁7との係合が強固になり、上鎖部材4を人が意図的に取り外そうとしないかぎり、風等の自然の外力によっては、上鎖部材4が飾りカバー部材3から容易に外れないという効果を奏する。
また、係合溝9によって、上鎖部材4の飾りカバー部材3からの装着・離脱時に、上鎖部材4の脚部4cを挿入しやすくなり、脚部4cが飾りカバー部材3に保持されやすく、不用意に動くのを押さえて上鎖部材4の飾りカバー部材3への固定を補助するという効果を奏する。
さらに、上鎖部材4の連結部4aに係止突起15a、15bが形成されているため、上鎖部材4と連結する他の鎖樋ユニット2の下鎖部5が、空間Y内に留まり、鎖樋1に風等の外力が加わった場合にあっても、過度に鎖樋1が揺れ動くことが回避され、鎖樋ユニット2の部材どうしがぶつかって、部材を損傷させたり、建物その他周囲に存在するものを損傷させたりすることを回避できるという効果を奏する。
さらに、係止部4dが、脚部4cから、カバー本体6の内壁面6aに略沿う2方向に突出して形成されているため、係止を安定確実にすることができるという効果を奏する。
本実施形態においては、係止壁7は、水平張出部7aと垂下壁部7bとから構成され、この際、垂下壁部7bの内径が上下方向に同一径とされているが、この垂下壁部7bの内径寸法を下方へ向けて漸次小径となるように構成すれば、この鎖樋ユニット2を伝って下方へ滴下又は流下する雨水が内方へより絞られた状態で下方の鎖樋ユニット2に導かれるので、雨水の外方への拡散を防止でき、雨水を良好に下方へ導くことができるという効果を奏する。
1 鎖樋
2 鎖樋ユニット
3 飾りカバー部材
4 上鎖部材
4a 上鎖部材の連結部
4c 脚部
4d 係止部
5 下鎖部
6 カバー本体
6a カバー本体の内壁面
7 係止壁
9 係合溝
10 切欠部
15a、15b 係止突起

Claims (5)

  1. 鎖樋を構成する上下に複数連結可能な鎖樋ユニットであって、
    筒状のカバー本体と、該カバー本体の下端部から内方へ張り出す係止壁と、他の鎖樋ユニットを下方に吊下する下鎖部とを具備する飾りカバー部材と、
    他の鎖樋ユニットの前記下鎖部に連結させる連結部と、該連結部から下方に延び互いに接近又は離間する方向に弾性変形可能な複数の脚部と、該脚部の下端部に形成された係止部とを具備する上鎖部材とを有し、
    前記上鎖部材が、前記係止部を前記係止壁の下面に係止させて、前記飾りカバー部材に着脱自在に装着されていることを特徴とする鎖樋ユニット。
  2. 請求項1に記載の鎖樋ユニットにおいて、
    前記係止壁には、その張り出した先端部から基端部方向へ向けて切欠部が形成されると共に、該切欠部に前記脚部が嵌合され、
    前記係止部は、前記脚部から、前記カバー本体の壁面に略沿う2方向に突出するように形成されていることを特徴とする鎖樋ユニット。
  3. 請求項2に記載の鎖樋ユニットにおいて、
    前記カバー本体、係止壁、下鎖部は、一体成形され、かつ、
    前記下鎖部は、下端部にU字形状に形成された吊下部を備えると共に、その上端部が前記カバー本体に連設されていることを特徴とする鎖樋ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の鎖樋ユニットにおいて、
    前記カバー本体の内壁面には、前記脚部が位置する部分に、上下方向に延在して該脚部と係合可能な係合溝が形成されていることを特徴とする鎖樋ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の鎖樋ユニットにおいて、
    前記連結部は、上端が逆U字型形状に形成され、該逆U字型形状の下端部に互いに対向する方向に突出する係止突起を備えていることを特徴とする鎖樋ユニット。
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