JP2010284888A - タイヤの一体型パンク修理装置 - Google Patents

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裕之 中川
Yoshihide Kojima
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C73/00Repairing of articles made from plastics or substances in a plastic state, e.g. of articles shaped or produced by using techniques covered by this subclass or subclass B29D
    • B29C73/16Auto-repairing or self-sealing arrangements or agents
    • B29C73/166Devices or methods for introducing sealing compositions into articles

Abstract

【課題】収納ケースに設ける開口部から侵入する雨水を速やかに排出し、この雨水に起因した動作不良や耐久性の低下を抑制する。
【解決手段】収納ケース2に、コンプレッサ3とシーリング剤を収容したシーリング剤容器6とを収納する。収納ケース2は縦型偏平な矩形箱状をなし、一方の側板部側に前記シーリング剤容器6を下方から出し入れしうる出入れ口11を具えるケース本体12と、前記出入れ口11に係止手段13を介して着脱自在に取り付けられる底蓋14とを具える。ケース本体12は底板部12bから小高さで立上がりかつ前板部12cと後板部12dとの間を継ぐ補強用リブ30を具える。補強用リブ30は底板部12bとの交わり部に貫通孔37を有し、この貫通孔37により底板部12b上面を通って他方の側板部12e2から係止手段13の係止口29までのび、収納ケース2内に侵入する雨水を前記係止口29から排出しうる第1の排水路R1を形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、パンクしたタイヤにシーリング剤と圧縮空気とを順次送り込んでパンク修理を応急的に行うコンプレッサ内蔵型のパンク修理装置に係わり、特にコンプレッサ用の電源コードをケースから出し入れする開口部から侵入する雨水を速やかに排出しうるタイヤの一体型パンク修理装置に関する。
パンクしたタイヤを応急的に修理するためのパンク修理装置として、例えば図12に示すように、シーリング剤収容容器aに、タイヤtとコンプレッサcとをホースdを用いて接続し、前記コンプレッサcからの圧縮空気をシーリング剤収容容器aに送り込むことで、このシーリング剤収容容器aのパンクシーリング剤をタイヤt内に圧送せしめ、その後、引き続いて流れる圧縮空気によってタイヤtを自動的にポンプアップするものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしこの種のものは、パンク修理現場において装置の組立やホースの取り付け(配管)等が行われるなど作業工数が多く、取扱い性に劣るという問題がある。
特開2000−108215号公報
そこで本出願人は、シーリング剤容器とコンプレッサとホース類とを予め接続した状態でケース内に収納したコンプレッサ内蔵の一体型パンク修理装置を提案した。
この装置では、装置の大型化を防ぐため、構成部材をできるだけコンパクトにケース内に収納し、使用時に、ホース類や電源コードなどをケースに設けた開口部から取り出してタイヤ、及び電源への接続が行われる。しかしながら雨天時に、前記一体型パンク修理装置を使用した場合、前記開口部から雨水が浸入し、電気系のシート、モータやギヤーなどの錆び付きなど、雨水に起因した動作不良や耐久性の低下を招く危険性がある。
そこで本発明は、開口部から侵入した雨水を装置外に速やかに排出でき、この雨水に起因した動作不良や耐久性の低下を抑制しうるタイヤの一体型パンク修理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、収納ケースに、
圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
並びにパンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体、及び該容器本体の口部に取り付きかつ前記コンプレッサからの圧縮空気を容器本体に送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを設けたキャップ体を有するシーリング剤容器を収納したタイヤの一体型パンク修理装置であって、
前記収納ケースは、天板部と底板部との間を、前板部と後板部と両側の側板部とからなる周壁部で継いだ縦型偏平な矩形箱状をなし、しかも一方の側板部側に、前記シーリング剤容器を下方から出し入れしうる出入れ口を前記底板部と周壁部との一部を切り欠くことにより形成した前記ケース本体と、
前記出入れ口に係止手段を介して着脱自在に取り付けでき、かつ取り付けにより前記出入れ口を閉じる底蓋とを具え、
かつ前記ケース本体は、他方の側板部に形成され前記コンプレッサに通じる電源コードをケース本体から出し入れする第1の開口部と、底板部から小高さで立上がりかつ前板部と後板部との間を継ぐ1本以上の補強用リブとを具えるとともに、
前記係止手段は、前記底蓋の底板部から前記出入れ口に向かって突出する板状の基片部と、その下面に突設されるフック部分とからなる係合凸部、及び前記ケース本体の底板部に凹設されかつ前記係合凸部が入る挿入孔と、この挿入孔の底面に穿設されかつ前記挿入された係合凸部のフック部分を係止する係止口とからなる係合凹部から形成され、
しかも各前記補強用リブは、前記底板部との交わり部に、この補強用リブを貫通する貫通孔を有し、この貫通孔により、前記底板部の上面を通って前記他方の側板部から前記係止口までのび、少なくとも前記第1の開口部から侵入する雨水を前記係止口から排出しうる第1の排水路が形成されることを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記ケース本体は、一方の側板部に、前記シーリング剤容器の有無を確認するのぞき窓である第2の開口部を具え、かつ前記ケース本体の底板部と底蓋の底板部との端面間に隙間が形成されるとともに、少なくとも前記第2の開口部から侵入する雨水を、前記隙間から排出可能としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記底蓋は、その後板部に、少なくとも前記第2の開口部から侵入する雨水を排出しうる排水用の切り欠き口を形成したことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記ケース本体及び底蓋は、その底板部の下面に、路面との間に排水用の間隙を形成する脚部を突設したことを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、雨天時に使用する際、ケース本体内に侵入する雨水を、第1の排水路をへて係止口から速やかに排出でき、この雨水に起因した動作不良や耐久性の低下を防止できる。
本発明のタイヤの一体型パンク修理装置を示す正面図である。 その背面図である。 前ケース部、及び底蓋を取り外した状態を示す分解斜視図である。 後ケース部の内部を示す斜視図である。 ケース本体の底部を概念的に示す斜視図である。 係止手段を下方から見た部分斜視図である。 ケース本体と蓋部との取り付き状態を示す断面図である。 シーリング剤容器を示す断面図である。 (A)、(B)は、切替スイッチを示す断面図である。 (A)は図9(A)のA−A線端面図、(B)は図9(B)のB−B線端面図である。 パンク修理装置の配管状態を示す概念図である。 従来技術を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図3に概念的に示すように、本実施形態の一体型パンク修理装置1は、収納ケース2に、圧縮空気を発生させるコンプレッサ3と、シーリング剤を収容した容器本体4の口部4A(図8に示す。)にキャップ体5を取り付けたシーリング剤容器6とを含む装置構成部材を収納している。
本例では、前記装置構成部材が、切替スイッチ8、この切替スイッチ8とコンプレッサ3とを連結する接続ホース74、前記切替スイッチ8とキャップ体5とを連結する接続ホース75、前記キャップ体5からのびるパンク修理専用ホース77、及び前記切替スイッチ8からのびる圧縮空気専用ホース78を含む場合が例示されている。これにより本例の一体型パンク修理装置1では、パンク修理と、被空気充填物への圧縮空気のみの充填とが、前記切替スイッチ8の操作によって選択的に切り替えでき、その汎用性が高められる。
前記収納ケース2は、図1〜3に示すように、シーリング剤容器を下方から出し入れしうる出入れ口11を有するケース本体12と、前記出入れ口11に係止手段13(図3に示す。)を介して着脱自在に取り付けできかつ取り付けにより前記出入れ口11を閉じる底蓋14とを具える。
具体的には、前記ケース本体12は、天板部12aと底板部12bとの間を、前板部12cと後板部12dと両側の側板部12eとからなる周壁部12fで継いだ縦型偏平な矩形箱状をなす。又ケース本体12はその内部に、図3、4に示すように、前記天板部12aと底板部12bとの間を上下にのびる隔壁体16を具え、これにより前記ケース本体12の内部を、前記シーリング剤容器6がそのキャップ体5を下方に向けて収納される一方の側板部12e1側(以後、横巾方向一方側という場合がある。)の第1の収納スペース15A、及び前記コンプレッサ3と電源スイッチ19と切替スイッチ8と圧力計18とがそれぞれ収納される他方の側板部12e2側(横巾方向他方側という場合がある。)の第2の収納スペース15Bに区画される。
又前記第2の収納スペース15B内には、前記電源スイッチ19を介してコンプレッサ3に通じる電源コード21、及び前記圧縮空気専用ホース78とが収納される広い収納スペース15B1が、略L字状の間仕切板17によって区画形成される。この収納スペース15B1は、前記他方の側板部12e2に設ける第1の開口部20によって開口し、収納する前記電源コード21、及び圧縮空気専用ホース78を、この第1の開口部20から自在に取り出ししうる。又他方の側板部12e2には、前記第1の開口部20の下方側に、前記コンプレッサ3のモータMに取り付く冷却ファンMfに外気を供給する吸気口である第2の開口部22が形成されるとともに、一方の側板部12e1には、前記シーリング剤容器6の収納の有無を目視確認しうるのぞき窓である第3の開口部23が形成される。
又前記ケース本体12に設ける前記出入れ口11は、前記底板部12bと周壁部12fとの一部を切り欠くことにより前記第1の収納スペース15Aに臨んで形成される。これにより前記第1の収納スペース15Aに、シーリング剤容器6を下方から出し入れでき、その交換作業を行いうる。本例では、前記出入れ口11が前記隔壁体16に沿って形成されることにより、解放時、この隔壁体16が第2の収納スペース15B内に収納される装置構成部材を被覆し保護する。
又前記底蓋14は、前記シーリング剤容器6の出し入れ方向、即ち上下方向とは直角な前記横巾方向にスライドし得るように、例えば前記出入れ口11に設けるガイドレール(図示しない)などによって案内される。前記底蓋14は、出入れ口11の閉止状態において、前記ケース本体12の底板部12bに連なる底板部14bと、前記ケース本体12の側板部12eに連なる側板部14eと、前記ケース本体12の前板部12cに連なる前板部14cと、前記ケース本体12の後板部12dに連なる後板部14dとを具え、該閉止状態においては、前記係止手段13によってケース本体12に固定される。
前記係止手段13は、図6に示すように、前記底蓋の底板部14bの端部から前記出入れ口11に向かって横向きで突出する板状の基片部24と、その下面に突設される断面直角三角形状のフック部分25とからなる係合凸部26、及び前記ケース本体12側に配される係合凹部27から構成される。又係合凹部27は、前記ケース本体12の底板部12bの端部に凹設されかつ前記係合凸部26が入る挿入孔28と、この挿入孔28の底面に穿設されかつ前記挿入された係合凸部26のフック部分25を係止する係止口29とからなる。なお係止手段13は、前記フック部分25が係止口29内に落ち込み、フック部分25の横巾方向一方側の端面25aである係止面と、係止口29の横巾方向一方側の端面29aである係止面とが噛み合うことにより係止される。なお図7に示すように、係止状態においては、前記係合凸部26の横巾方向他方側端面と、前記係止口29の横巾方向他方側の端面29bとの間には、横巾方向に3mm以上の排水用の隙間D1が形成される。
又前記ケース本体12には、図4、5に示すように、前記底板部12bから小高さで立上がりかつ前板部12cと後板部12dとの間を継ぐ1本以上、本例では3本の補強用リブ30A、30B、30Cが形成される。なお前記ケース本体12は、前後のケース部12A、12Bに分割可能であり、この前後のケース部12A、12Bには、該前後のケース部12A、12B間をビス止めするための円柱状のボス部12Rが、互いに向かい合わに突出している。そして本例では、このボス部12Rと底板部12bとの間を連結するように、前記補強用リブ30A、30Bが形成されている。
又前記補強用リブ30Cには、前記図6の如く、その上端から前記隔壁体16にのびる上板部36が連結され、ケース本体12が補強されるとともに、この上板部36と前記底板部12bとの間に、前記係合凹部27が形成される。
そして本発明では、少なくとも前記第1の開口部20から侵入する雨水を排出するために、図5〜7に示すように、各前記補強用リブ30A〜30Cには、前記底板部12bとの交わり部に、各補強用リブ30A〜30Cを貫通する例えば一辺1mm以上の矩形状の貫通孔37を形成している。この貫通孔37の形成により、図7に示すように、前記底板部12bの上面を通って前記他方の側板部12e2から前記係止口29までのびる第1の排水路R1を構成することができる。従って、第1の開口部20などから侵入して底板部12b上に溜まる雨水を、前記第1の排水路R1を通って、前記係止口29の間隙D1から排出することができる。なお本例では、前記上板部36にも長穴状の孔部36aが形成され、上方からの雨水を下方に流下させることにより、排水効果を高めている。
又本例では、前記ケース本体12の底板部12bと底蓋14の底板部14bとの端面間に、隙間D2が形成される。従って、収納ケース2には、少なくとも前記第2の開口部22から侵入する雨水を、底板部14b上を通って前記隙間D2から排出する第2の排水路R2が形成される。なお本例では、前記底蓋14の後板部14dに、例えば横幅20〜50mm、高さ10〜20mmの矩形状の排水用切り欠き口10を形成している。この切り欠き口10は、本例では、前記底蓋14の強度の観点から底板部14b上面よりも上方にて開口しており、前記第2の開口部22などから多量の雨水が侵入した場合、この切り欠き口10の下縁を越える雨水を、切り欠き口10から排水しうる。
又前記ケース本体12及び底蓋14には、その底板部12b、14bの下面に、路面との間に排水用の間隙を形成するための脚部38(図7に示す。)を突設している。又前記第3の開口部23には、屋外に向かって下傾斜でのびるルーバーが設けられ、雨水が降り込んで前記モータMなどが故障するのを防止している。
次に、前記コンプレッサ3は、自動車のバッテリーを電源として駆動する市販の種々の小型コンプレッサが使用できる。このコンプレッサ3は重量物であるため、前記第2の収納スペース15Bの下方側に取り付けて重心を下げることにより、パンク修理装置1の安定性が高められる。又コンプレッサ3の上方には、前記電源スイッチ19、切替スイッチ8、及び圧力計18がそれぞれ収納される。
又前記シーリング剤容器6は、図8に示すように、容器本体4と、その口部4Aに取り付くキャップ体5とからなり、前記キャップ体5を下方に向けた倒立状態にて前記第1の収納スペース15A内に収納される。このシーリング剤容器6は、前記出入れ口11から第1の収納スペース15A内に下方から出し入れでき、この出し入れ方向と直角な巾方向に前記底蓋14がスライド可能にガイドされているため、底蓋14が外れてシーリング剤容器6が出入れ口11から脱落するのを防止できる。
前記容器本体4は、好ましくは300kPa以上の耐圧を有するボトル状の耐圧容器であって、その首部4Bの先端に、前記口部4Aが開口している。又前記キャップ体5は、胴部32と、この胴部32に一体形成されかつ容器本体4の前記首部4Bに固定される取付け凹部33とを具える。本例では、前記胴部32は、一端側(図9では上端側)を大径とした段付き柱状をなし、大径側の端面(図8では上端面)に、前記取付け凹部33を凹設している。この取付け凹部33は、その内壁面に設ける内ネジにより、前記容器本体4の前記首部4Bを螺着する。
又前記取付け凹部33には、本例では、その底面から立ち上がり前記容器本体4の口部4A内に至る例えば円柱状のボス部35が突出するとともに、このボス部35の外周面には、保管時等において、容器本体4内のシーリング剤が流出するのを防止する中蓋31(一点鎖線で示す)を弾性的に嵌着している。この中蓋31は、コンプレッサ3からの圧縮空気の圧力によって、ボス部35から自動的に外れる。
又前記胴部32には、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4内に送り込むニップル状の空気取入れ口部7と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体4からシーリング剤と圧縮空気とを順次送り出すニップル状のシーリング剤・圧縮空気取出し口部41とが突設されている。前記空気取入れ口部7、及びシーリング剤・圧縮空気取出し口部41は、それぞれ前記胴部32内を通る第1、第2の流路42、43を介して前記容器本体4内と導通している。
本例では、前記第1の流路42は、
・ 前記空気取入れ口部7から横方向に直線状にのび、かつ先端に開閉キャップ44の着脱により開放閉止可能な開閉口45を設けた横流路部42Aと、
・ この横流路部42Aとは導通口46で交わりかつ、該導通口46から上方に向かって直線状にのびる縦流路部42Bとから形成される。
前記横流路部42Aは、直径(流路径)を絞ったベンチュリー部42A1の両側に、前記空気取入れ口部7に至る上流側の主流路部42A2と、前記開閉口45に至る下流側の主流路部42A3とを設けた直線状のベンチュリー流路として形成される。又前記縦流路部42Bは、前記導通口46から胴部32を通って上方にのび、その上端は前記ボス部35上端の口部47で開口している。なお前記導通口46は、前記ベンチュリー部42A1に形成することができるが、本例では、前記下流側の主流路部42A3のベンチュリー部42A1近傍位置に形成した場合を例示している。具体的には、前記導通口46の中心の前記ベンチュリー部42A1からの距離を3.0mm以下としてる。この第1の流路42は、開閉口45の閉止状態においては、前記コンプレッサ3からの圧縮空気を容器本体4内に送り込む。又開閉口45の開放状態においては、
前記コンプレッサ3からの圧縮空気は、前記開閉口45から放出する。このとき、ベンチュリー効果によって、前記縦流路部42Bに負圧を発生させることができる。従って、自動車整備工場などのタイヤ補修場所において、タイヤ内のシーリング剤を抜き取って回収する際、パンク修理専用ホース77からタイヤ内のシーリング剤を吸引して、容器本体4内に戻すこともできるなど、シーリング剤回収作業に使用することができる。
又前記第2の流路43は、前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部41から上方に向かって直線状にのび、かつその上端は前記ボス部35上端よりも上方の口部48で開口している。本例では、前記口部48が、前記ボス部35の中心に沿って立ち上がる筒部35A先端の中心口として形成されるものを例示している。
次に、前記切替スイッチ8は、図9(A)、(B)に概念的に示すように、管状をなす弁ケース51と、その中心孔52内に同心に配される弁軸53とを含んで構成される。そして、その軸芯を上下に向けて配される。
前記弁ケース51は、その中心孔52の内面にコーン状の第1、第2の弁座部54、55を具えるとともに、その周壁には、前記第1、第2の弁座部54、55間で開口するニップル状の流入ポートP0、及び第1、第2の弁座部54、55の両外側で開口するニップル状の第1、第2の流出ポートP1、P2がそれぞれ突設される。なお弁ケース51の下端は下壁部51Aによって閉止されるとともに、上端側には、段差部を介して第1、第2の大径部56、57が連設される。
前記弁軸53は、前記中心孔52内を上下にスライド移動可能に配される弁軸部58に、前記上側へのスライド移動により前記第1の弁座部54に当接してこの弁座部54を閉じる第1の弁体60と、下側へのスライド移動により前記第2の弁座部55に当接してこの弁座部55を閉じる第2の弁体61とを設けている。即ち弁軸53は、流入ポートP0と第1の流出ポートP1との導通、及び流入ポートP0と第2の流出ポートP2との導通を選択的に切り替えできる。なお前記弁体60、61は、ゴム弾性体により形成される。又前記弁軸部58と、前記中心孔52の内面との間に、圧縮空気が通る間隙がより多く形成されるように、本例では、前記弁軸部58を断面十字状に形成している。なお弁軸部58の上端部には、圧縮空気が上端側から洩れるのを防止するリング状パッキン62が配される。
又弁軸53の下端部と、前記下壁部51Aとの間には、この弁軸53を上方側に付勢し、前記第1の弁座部54を閉止させる例えばコイルバネ状のバネ手段63が配される。
又前記弁軸53の上端側には、切替スイッチ8を手操作する摘み状の操作部64が一直線上に連設される。この操作部64は、手動による押し込みにより前記弁軸53を下側に押進させて前記第2の弁座部55を閉止させる押し軸部65と、その押し込み位置Qで操作部64を軸芯回りに90°回転させることにより前記押し軸部65を押し込み位置Qで停止させうるストッパー手段40とを具える。
具体的には、前記押し軸部65は、直軸状の基軸部65Aと、その後端に膨設される円盤状のつまみ部65Bとから形成される。なお前記弁ケース51における前記第1の大径部56には、その上端側に、前記中心孔52と同心な孔部56A1を有する壁板56Aが形成される。そして、前記押し軸部65は、その基軸部65Aが、前記弁ケース51の中心孔52、及び孔部56A1に遊挿されることにより、弁軸53と同心かつ軸芯回りで回転可能に保持される。
又前記ストッパー手段40は、図9(A)、(B)のA−A断面図、B−B断面図を図10(A)、(B)に示すように、前記基軸部65Aの側面から突出する係止部70と、前記孔部56A1に形成されかつ前記係止部70が通る切り欠き部71とを含む。そして、係止部70と切り欠き部71とが同位置となる状態Y1においては、前記係止部70が切り欠き部71を通り過ぎる押し込み位置Qまで、操作部64を下方側に押し込むことができる。そして、この押し込み位置Qにて、前記操作部64を90°回転させる(状態Y2)ことにより、係止部70と壁板56Aとが当接して、押し込み位置Qにて、押し軸部65を停止させうる。なお前記状態Y1にて押し軸部65が前記孔部56A1から外れるのを防止するため、基軸部65Aには、前記状態Y1において壁板56Aと当接する抜け止め部72(図9に示す)が突設される。この抜け止め部72は、基軸部65Aの一部を切り起こすことにより形成され、従って、切替スイッチ8を組み立てる際には、抜け止め部72は、前記孔部56A1を容易に通過することができる。又前記切替スイッチ8は、その操作部64を、ケース本体12の天板部12aに露出させて、第2の収納スペース15B内に取り付けられる。
次に、前記図11に示す如く、前記切替スイッチ8の前記流入ポートP0と前記コンプレッサ3とは、接続ホース74により接続されるとともに、前記第1の流出ポートP1と前記空気取入れ口部7とは、接続ホース75により接続される。このとき、少なくとも前記接続ホース75と空気取入れ口部7との間は、着脱容易な連結部を介して連結されることが好ましい。前記連結部としては、ネジ連結タイプやワンタッチタイプなど、工具不要な種々の周知の連結金具が使用できるが、特に作業性の観点からワンタッチタイプのものが好適に採用しうる。なお隔壁体17には、前記接続ホース75が通る口部49(図5に示す。)が形成される。
又前記シーリング剤・圧縮空気取出し口部41には、パンクしたタイヤtに接続可能な接続口部76を一端に設けたパンク修理専用ホース77の他端が連結されている。このパンク修理専用ホース77は、本例では、図2、3に示すように、前記底蓋14に設ける切り欠き口10を通ってケース外に延出する。そしてこの延出部分77Aは、前記収納ケース2の周壁に設けた周溝状の収納凹部80内を、周方向に巻回して収納保持される。
又前記第2の流出ポートP2には、パンクしたタイヤ以外の被空気充填物Kに接続可能な接続口部79を一端に設けた圧縮空気専用ホース78の他端が連結される。この圧縮空気専用ホース78は、前述の如く、前記収納スペース15B1内に、電源コード21とともに取り出し可能に収納されている。
このような一体型パンク修理装置1は、シーリング剤容器6とコンプレッサ3とホース類とを完全に接続した状態にて収納ケース2に収納しているため、パンク修理現場における装置の組立、配管の作業性を大幅に高めることができる。又切替スイッチ8によって、パンク修理と、圧縮空気のみの充填とが選択的に行いうるため、汎用性が高まり、使用範囲を拡大することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 一体型パンク修理装置
2 収納ケース
3 コンプレッサ
4 容器本体
4A 口部
5 キャップ体
6 シーリング剤容器
7 空気取入れ口部
10 切り欠き口
11 出入れ口
12 ケース本体
12a 天板部
12b 底板部
12c 前板部
12d 後板部
12e 側板部
12f 周壁部
13 係止手段
14 底蓋
20 第1の開口部
21 電源コード
22 第2の開口部
24 基片部
25 フック部分
26 係合凸部
27 係合凹部
28 挿入孔
29 係止口
30 補強用リブ
37 貫通孔
38 脚部
41 シーリング剤・圧縮空気取出し口部
D2 隙間
R1 第1の排水路

Claims (4)

  1. 収納ケースに、
    圧縮空気を発生させるコンプレッサ、
    並びにパンクしたタイヤをシールするシーリング剤を収容した容器本体、及び該容器本体の口部に取り付きかつ前記コンプレッサからの圧縮空気を容器本体に送り込む空気取入れ口部と、この圧縮空気の送り込みにより前記容器本体からシーリング剤と圧縮空気とを順次取り出すシーリング剤・圧縮空気取出し口部とを設けたキャップ体を有するシーリング剤容器を収納したタイヤの一体型パンク修理装置であって、
    前記収納ケースは、天板部と底板部との間を、前板部と後板部と両側の側板部とからなる周壁部で継いだ縦型偏平な矩形箱状をなし、しかも一方の側板部側に、前記シーリング剤容器を下方から出し入れしうる出入れ口を前記底板部と周壁部との一部を切り欠くことにより形成した前記ケース本体と、
    前記出入れ口に係止手段を介して着脱自在に取り付けでき、かつ取り付けにより前記出入れ口を閉じる底蓋とを具え、
    かつ前記ケース本体は、他方の側板部に形成され前記コンプレッサに通じる電源コードをケース本体から出し入れする第1の開口部と、底板部から小高さで立上がりかつ前板部と後板部との間を継ぐ1本以上の補強用リブとを具えるとともに、
    前記係止手段は、前記底蓋の底板部から前記出入れ口に向かって突出する板状の基片部と、その下面に突設されるフック部分とからなる係合凸部、及び前記ケース本体の底板部に凹設されかつ前記係合凸部が入る挿入孔と、この挿入孔の底面に穿設されかつ前記挿入された係合凸部のフック部分を係止する係止口とからなる係合凹部から形成され、
    しかも各前記補強用リブは、前記底板部との交わり部に、この補強用リブを貫通する貫通孔を有し、この貫通孔により、前記底板部の上面を通って前記他方の側板部から前記係止口までのび、少なくとも前記第1の開口部から侵入する雨水を前記係止口から排出しうる第1の排水路が形成されることを特徴とする請求項1記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
  2. 前記ケース本体は、一方の側板部に、前記シーリング剤容器の有無を確認するのぞき窓である第2の開口部を具え、かつ前記ケース本体の底板部と底蓋の底板部との端面間に隙間が形成されるとともに、少なくとも前記第2の開口部から侵入する雨水を、前記隙間から排出可能としたことを特徴とする請求項1記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
  3. 前記底蓋は、その後板部に、少なくとも前記第2の開口部から侵入する雨水を排出しうる排水用の切り欠き口を形成したことを特徴とする請求項2記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
  4. 前記ケース本体及び底蓋は、その底板部の下面に、路面との間に排水用の間隙を形成する脚部を突設したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤの一体型パンク修理装置。
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