JP2010283432A - フレームレート制御装置及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】人体等の移動体に装着されたカメラ(撮像部)の激しい動きにかかわらず見やすい動画像を提供するとともに、静止した状態において必要以上に情報を落とさないようにフレームレートを適切に制御するフレームレート制御装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】外部の撮像部1におけるフレームレートを制御するフレームレート制御装置3aであって、撮像部1に連動するモーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、算出したフレームレートを撮像部1に対して設定する算出部32を備える。
【選択図】図1
【解決手段】外部の撮像部1におけるフレームレートを制御するフレームレート制御装置3aであって、撮像部1に連動するモーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、算出したフレームレートを撮像部1に対して設定する算出部32を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、フレームレート制御装置及び撮像装置に関し、特に人体等の移動体にカメラを装着して撮像作業を行う撮像装置及び当該撮像装置のフレームレートを制御するフレームレート制御装置に関する。
従来から、撮像装置により得られた動画像を保存し、あるいはリアルタイムに表示装置等に映し出す技術は、様々な分野で利用されている。近年では、USB等のインターフェースを備えてパソコンに接続可能なWebカメラが開発されており、1台のWebカメラによる動画像情報をネットワークを利用した複数のパソコンで共有し、あるいは遠隔地の動画像をリアルタイムにパソコン上のディスプレイに表示することも可能である。また、最近では技術開発の進歩に伴って小型化が進み、人体等の移動体に手軽に装着可能なカメラも登場している。このようなカメラは、単なる娯楽目的のみならず、例えば被災地等における救助活動や消防あるいは様々な設備の保守・点検等にも幅広く利用されている。
特許文献1には、流動的に変化する危険な自然災害地等の現場を無人で安全かつ確実に走行させることができ、しかも、将来新たに開発されるセンサを開発途中でも容易に組み入れることのできる無人移動体の走行制御装置が記載されている。この走行制御装置は、所定経路に沿って無人移動体を自律走行させる無人移動体の走行制御を行うものであり、所定経路の地図上の位置を示すデータを入力する入力手段と、無人移動体に設けられ、該無人移動体の周囲に存在する障害物を所定の検出範囲をもって検出する検出手段と、入力手段に入力された所定経路の位置データと無人移動体の現在位置とに基づいて無人移動体にとらせるべき行動を推論する第1の推論手段と、検出手段の検出結果に基づいて無人移動体にとらせるべき行動を推論する第2の推論手段と、第1および第2の推論手段の各推論結果に基づいて行動を最終的に判断する判断手段と、判断手段の判断結果に基づいて無人移動体を走行制御する走行制御手段とを備えている。
以上述べた構成を備えることにより、特許文献1に記載の走行制御装置は、所定経路の地図上の位置データと無人移動体の現在位置とに基づいて無人移動体にとらせるべき行動を推論する。さらに、走行制御装置は、無人移動体の周囲に存在する障害物を所定の検出範囲をもって検出手段で検出し、この検出結果に基づいて上記行動を推論する。そして、走行制御装置は、これら各推論結果に基づいて上記行動を最終的に判断し、無人移動体に対する走行制御を行う。
この特許文献1には、検出手段として局所視野を撮像するCCDカメラ等を使用する方法が記載されている。この場合には、当該走行制御装置は、CCDカメラにより撮像された画像を処理して無人移動体の周囲に存在する障害物を検出することができ、適切な走行制御を行うことができる。
人体等の移動体にカメラを装着した場合において、当該移動体が静止した状態であれば、ユーザは、カメラにより撮像された動画像をディスプレイ等の表示装置を介して特に支障無く見ることができる。しかしながら、カメラを装着した人物が激しい動作を行っている場合(例えば、早足、駆け足等)には、カメラにより撮像された動画像がぶれてしまうため、ユーザにとって非常に見にくいものとなる。
1例として、被災地等における救助活動を行う者がカメラを装着し、遠隔地にいる者がカメラの動画像から状況を確認して無線通信等により指示を行う場合が考えられる。この場合において、カメラを装着した者が激しい動きを行っている場合には動画像がぶれてしまい、遠隔地において動画像を確認している者は、状況の把握が難しく、適切な指示が困難になるという問題がある。
1つの解決方法として、カメラのフレームレートを落とす方法が考えられる。これにより、ディスプレイ等の表示装置に表示される単位時間あたりの画面の更新回数が少なくなるので、表示される動画像を見やすくすることも可能である。しかしながら、状況が変化し、カメラを装着した者が静止して特に支障無く動画像を見ることができる場合においても間引きされた動画像となり、重要な情報が失われてしまうことも考えられる。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、人体等の移動体に装着されたカメラ(撮像部)の激しい動きにかかわらず見やすい動画像を提供するとともに、静止した状態において必要以上に情報を落とさないようにフレームレートを適切に制御するフレームレート制御装置及び撮像装置を提供することを課題とする。
本発明に係るフレームレート制御装置は、上記課題を解決するために、外部の撮像部により撮像された動画像のフレームレートを制御するフレームレート制御装置であって、前記撮像部に連動するモーションセンサにより検出された前記撮像部の動きに応じたフレームレートを算出して設定する算出部を備えることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置は、上記課題を解決するために、動画像を撮像する撮像部と、前記撮像部に連動して前記撮像部の動きを検出するモーションセンサと、前記モーションセンサにより検出された前記撮像部の動きに応じたフレームレートを算出して設定する算出部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、人体等の移動体に装着されたカメラ(撮像部)の激しい動きにかかわらず見やすい動画像を提供するとともに、静止した状態において必要以上に情報を落とさないようにフレームレートを適切に制御することができる。
以下、本発明のフレームレート制御装置及び撮像装置の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1のフレームレート制御装置3a及び撮像装置の構成を示すブロック図である。図1を参照して、フレームレート制御装置3a及び撮像装置の構成を説明する。本実施例の撮像装置は、図1に示すように、撮像部1、モーションセンサ2、及びフレームレート制御装置3aにより構成され、接続したディスプレイ等の表示部4に撮像した動画像を表示させることもできる。また、フレームレート制御装置3aは、受信部31、算出部32、記憶部33、及び送信部34により構成され、外部の撮像部1により撮像された動画像のフレームレートを制御する。
撮像部1は、撮像素子を有しており、入射光に基づいてフレームレート制御装置3aにより設定されたフレームレートで動画像を撮像し、その結果得られた画像データを信号として出力する。撮像部1とフレームレート制御装置3aとは、本実施例においてはUSB(Universal Serial Bus)により接続されているものとするが、データの送受信を行うことができるのであれば、どのような接続方法でもよい。
モーションセンサ2は、加速度センサ等を利用したセンサであり、撮像部1に連動して撮像部1の動きを検出する。具体的には、モーションセンサ2は、撮像部1の加速度と角速度との少なくとも一方を検出するセンサであり、本実施例においては加速度を検出するものとする。当然のことながら、モーションセンサ2は、他に速度センサや変位センサ等を利用したものでもよく、撮像部1の動きを感知できるものであればよい。
なお、モーションセンサ2は、撮像部1に連動し、撮像部1における動きを検出することができればよいため、必ずしも撮像部1に直接接触している必要は無い。例えば、撮像部1が人体等の移動体に装着されている場合には、モーションセンサ2は、撮像部1の動きを検出するのに適切と思われる当該移動体のいずれかの部位に設置してもよい。ただし、本発明の撮像装置は、撮像部1の激しい動きにもかかわらず撮像された動画像をユーザにとって見やすい画像とすることを目的にしている。したがって、モーションセンサ2は、撮像部1の動きを感度良く検出できる点において、移動体のいずれかの部位に取り付けられた状態よりも、撮像部1に直接取り付けられた状態が好ましい。
受信部31は、撮像部1により撮像された動画像の画像データを受信して、当該画像データを算出部32に出力する。また、受信部31は、モーションセンサ2により検出された撮像部1における加速度等の動作情報を受信して、当該動作情報を算出部32に対して出力する。なお、本実施例における受信部31の構成は1例であり、撮像部1からの画像データを受信する受信部とモーションセンサ2からの動作情報を受信する受信部とが別々に設けられていてもよい。
算出部32は、受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を受け取ることにより、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、送信部34を介して算出したフレームレートを撮像部1に対して設定する。具体的には、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度あるいは角速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。本実施例においては、モーションセンサ2が加速度を検出するため、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。
なお、算出部32は、モーションセンサ2により検出された加速度の大きさに反比例するようにフレームレートの値を柔軟に変化させてもよいし、加速度の大きさを複数の段階にレベル分けしたテーブルを予め有し、予め定められた各段階に応じたフレームレートを加速度の変化に応じて切り替えてもよい。
また、算出部32は、受信部31を介して撮像部1から取得した画像データ信号の画像処理を行って元の動画像に変換し、外部の表示部4に当該動画像を表示させる。あるいは、算出部32は、受け取った画像データを記憶部33に対して出力し、記憶部33に当該画像データを記憶させる。
送信部34は、算出部32により算出されたフレームレートを設定データの信号として撮像部1に送信する。
記憶部33は、様々な情報を記憶し、算出部32との間で情報の授受を行う。例えば、記憶部33は、上述したように加速度の段階に応じたフレームレートを記憶しており、算出部32の要求に応じて記憶しているフレームレートの値を算出部32に出力する。あるいは、記憶部33は、算出部32により出力された画像データを記憶し、算出部32に要求された場合に記憶した画像データを算出部32に対して出力する。
表示部4は、例えばディスプレイであり、算出部32により出力された動画像を表示する。表示部4とフレームレート制御装置3a(算出部32)とは、有線で接続されていてもよいし、無線で接続されていてもよい。また、フレームレート制御装置3aと表示部4とは、ノートパソコンを構成してもよい。この場合には、ユーザは、例えばカメラ(撮像部1)とモーションセンサ2とを衣服等に装着し、フレームレート制御装置3aと表示部4からなるノートパソコンを手に持つことも可能である。
さらに、動画像をリアルタイムで見る必要が無いのであれば、フレームレート制御装置3aと表示部4とは常に接続されている必要が無く、普段は切り離した構成とすることができる。この場合には、撮像部1による撮像時において、算出部32は、受信部31を介して撮像部1から取得した画像データを記憶部33に対して出力し、記憶部33に当該画像データを記憶させる。その後、動画像を確認する際には、ユーザは、表示部4とフレームレート制御装置3a(算出部32)とを有線あるいは無線で接続し、算出部32が記憶部33から画像データを取り出して画像処理を行うことにより動画像に変換し、表示部4に動画像を表示させて動画像を確認することができる。
フレームレート制御装置3aと表示部4とが常に接続されている必要が無いのであれば、フレームレート制御装置3a自体はかなりの小型化が可能であると考えられる。したがって、撮像部1、モーションセンサ2、及びフレームレート制御装置3aがほとんど一体化した、非常に小さな撮像装置を構成することが可能である。なお、当然のことながら、画面自体が小さなものでよいのであれば、撮像部1、モーションセンサ2、フレームレート制御装置3a、及び表示部4を一体化した撮像装置を構成することも可能である。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図2は、本発明の実施例1のフレームレート制御装置3a及び撮像装置の動作を示すフローチャート図である。図2を参照して、本実施例のフレームレート制御装置3a及び撮像装置の動作について説明する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。図2は、本発明の実施例1のフレームレート制御装置3a及び撮像装置の動作を示すフローチャート図である。図2を参照して、本実施例のフレームレート制御装置3a及び撮像装置の動作について説明する。
まず、ユーザは、カメラ(撮像部1)とモーションセンサ2とを移動体に取り付ける。撮像を行う移動体が人であれば、撮像部1及びモーションセンサ2は、例えば撮像を行う者の衣服等に装着される。モーションセンサ2は、撮像部1に連動して撮像部1における振動等の動きを敏感に感知するために、なるべく撮像部1に近い場所か撮像部1の動きが直接的に伝わる場所に設置されるのが好ましい。撮像部1とモーションセンサ2とが一体化している場合には、特に問題は無い。また、撮像部1とモーションセンサ2とは、フレームレート制御装置3aにそれぞれ接続されている。
また、ユーザは、各部に対する初期設定を行う。例えば、ユーザは、撮像部1に対する撮影モードの設定やフレームレート制御装置3aに対するフレームレート算出方法(例えばどの程度の加速度に対してフレームレートをどの程度に設定するか等)についての設定を行う。なお、フレームレート算出方法が既に決まっており、予めフレームレート制御装置3aに数式等の算出方法が組み込まれている場合には不要である。
次に、モーションセンサ2は、撮像部1の動き(加速度)を検出し、検出結果をフレームレート制御装置3a内の受信部31に対して出力する。受信部31は、モーションセンサ2により検出された撮像部1における動作情報(加速度)を受信して、当該動作情報を算出部32に対して出力する。
算出部32は、受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を取得する(ステップS1)。これにより、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出する(ステップS2)。すなわち、算出部32は、予め決められた算出方法にしたがい、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。その際に、算出部32は、必要に応じて記憶部33からフレームレート設定に必要な情報を取得し、あるいは算出したフレームレートを記憶部33に記憶させる。
その後、算出部32は、算出したフレームレートの値を送信部34に対して出力する。送信部34は、算出部32により算出されたフレームレートを設定データの信号として撮像部1に送信する。
撮像部1は、送信部34により出力されたフレームレートの設定データに基づいて自己のフレームレート設定値を変更し(ステップS3)、入射光に基づいて設定したフレームレートで動画像を撮像し、その結果得られた画像データを信号として受信部31に対して出力する。
受信部31は、撮像部1により撮像された動画像の画像データを受信して、当該画像データを算出部32に出力する。算出部32は、受信部31を介して撮像部1から取得した画像データ信号の画像処理を行って元の動画像に変換し、外部の表示部4に当該動画像を表示させる。あるいは、算出部32は、受け取った画像データを記憶部33に対して出力し、記憶部33に当該画像データを記憶させる。
その後、本実施例のフレームレート制御装置3aを含む撮像装置は、ステップS1に戻り、モーションセンサ2の検出結果に基づいて定期的に撮像部1におけるフレームレートの設定値を変更する。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係るフレームレート制御装置3a及び撮像装置によれば、人体等の移動体に装着されたカメラ(撮像部1)の激しい動きにかかわらず見やすい動画像を提供することができるとともに、静止した状態においては必要以上に情報を落とさないようにフレームレートを適切に制御することができる。
すなわち、本実施例のフレームレート制御装置3aにおける算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定するので、カメラ(撮像部1)を装着した者が駆け足等の激しい動きを行った場合にフレームレートの値が小さく設定され、画像がぶれることなく、見やすい動画像を提供することができる。
一方、カメラ(撮像部1)を装着した者が静止あるいはゆっくり歩く等の静かな動きを行った場合にはフレームレートの値が大きく設定されるため、必要以上に情報が失われることなく、本実施例の撮像装置は表示部4を介して滑らかな動画像を提供することができる。
図3は、本発明の実施例2のフレームレート制御装置3b及び撮像装置の構成を示すブロック図である。図3を参照して、本実施例のフレームレート制御装置3b及び撮像装置の構成を説明する。本実施例の撮像装置は、図3に示すように、撮像部1、モーションセンサ2、及びフレームレート制御装置3bにより構成され、接続したディスプレイ等の表示部4に撮像した動画像を表示させることもできる。また、フレームレート制御装置3bは、受信部31、算出部32、記憶部33により構成され、実施例1のフレームレート制御装置3aと異なる点は送信部34を備えていない点である。
撮像部1は、入射光に基づいて動画像を撮像し、その結果得られた画像データを信号として出力する。ここで、実施例1における撮像装置が撮像部1における撮像のレートを制御することにより単位時間あたりの画面の更新回数であるフレームレートを制御する装置であるのに対し、本実施例の撮像装置は、フレームレート制御装置3b内で表示部4に表示する画像の選別を行うことでフレームレートの制御を行う。
したがって、本実施例における撮像部1は、自己が有する最大のレートで撮像を行い、多くの画像データをフレームレート制御装置3bに出力するのが好ましい。必要な画像データと不要な画像データとの選別は、後にフレームレート制御装置3bにより行われるからである。
算出部32は、受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を受け取ることにより、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出して設定する。具体的な算出方法は、実施例1と同様に、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度あるいは角速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。本実施例においては、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。
ただし、実施例1と異なり、本実施例において送信部34がフレームレート制御装置3b内に存在しないので、算出部32は、算出したフレームレートを自己で保持するか、あるいは記憶部33に記憶させる。
また、算出部32は、受信部31を介して撮像部1から受け取った画像データを記憶部33に対して出力し、記憶部33に当該画像データを記憶させる。さらに、算出部32は、記憶部33に記憶された画像データの画像処理を行う際に、算出したフレームレートに基づいた動画像に変換し、外部の表示部4に当該動画像を表示させる。
その他の構成は実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。まず、ユーザは、カメラ(撮像部1)とモーションセンサ2とを移動体に取り付け、各部に対する初期設定を行う点で実施例1と同様である。
また、算出部32が受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を取得する点も実施例1と同様である。これにより、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、算出したフレームレートを自己で保持するか、あるいは記憶部33に記憶させる。
一方、撮像部1は、入射光に基づいて所定のフレームレートで動画像を撮像し、その結果得られた画像データを信号として受信部31に対して出力する。
受信部31は、撮像部1により撮像された動画像の画像データを受信して、当該画像データを算出部32に出力する。算出部32は、受け取った画像データを記憶部33に対して出力し、記憶部33に当該画像データを記憶させる。
さらに、算出部32は、記憶部33から取得した画像データ信号の画像処理を行って算出したフレームレートに基づく動画像に変換し、外部の表示部4に当該動画像を表示させる。
その後、本実施例のフレームレート制御装置3bを含む撮像装置は、モーションセンサ2の検出結果に基づいて定期的にフレームレートの設定値を変更する。
上述のとおり、本発明の実施例2の形態に係るフレームレート制御装置3b及び撮像装置によれば、実施例1の効果に加え、以下に挙げる効果を得ることができる。
実施例1の場合における撮像装置は、モーションセンサ2により振動等の激しい動きを検出してから撮像部1におけるフレームレートを設定しているので、わずかながらタイムラグが生じ、フレームレートの設定直前における動画像が一瞬ぶれることも考えられる。
しかしながら、本実施例の撮像装置は、撮像部1において撮像の際にフレームレートを調節するのではなく、表示部4に動画像を表示させる際にフレームレートを調節するものであるため、振動等が生じた瞬間に合わせて不要な画像を間引くことができ、タイムラグが生じない。
すなわち、本実施例の撮像装置は、高いレートで撮像した間引き無しの全ての画像を一旦記憶部33内に保存し、その後、算出部32が算出したフレームレートに合わせて不要な画像を間引き、見やすい動画像を表示部4に表示させるものである。
また、実施例1と異なり送信部34が不要であるため、本実施例の撮像装置及びフレームレート制御装置3bは、小型化及び低コスト化に寄与する。さらに、記憶部33内に全ての画像データが保存されているため、表示部4に表示された動画像に必要な情報が含まれていない場合には、記憶部33内の画像を確認することもできる。
図4は、本発明の実施例3のフレームレート制御装置3c及び撮像装置の構成を示すブロック図である。図4を参照して、本実施例のフレームレート制御装置3c及び撮像装置の構成を説明する。本実施例の撮像装置は、図4に示すように、撮像部1、モーションセンサ2、及びフレームレート制御装置3cにより構成され、無線LANにより接続した情報端末5のディスプレイ等に撮像した動画像を表示させることができる。また、フレームレート制御装置3cは、受信部31、算出部32、送信部34、通信部35により構成され、外部の撮像部1により撮像された動画像のフレームレートを制御する。したがって、実施例1のフレームレート制御装置3aと異なる点は、記憶部33を備えていない点と通信部35を備えている点である。
算出部32は、受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を受け取ることにより、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、送信部34を介して算出したフレームレートを撮像部1に対して設定する。具体的な算出方法は、実施例1と同様に、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度あるいは角速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。本実施例においては、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の加速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定する。
また、算出部32は、受信部31を介して撮像部1から取得した画像データ信号の画像処理を行って元の動画像に変換し、通信部35を介して外部の情報端末5に無線LANで動画像情報を送信し、情報端末5のディスプレイに当該動画像を表示させる。
通信部35は、算出部32により出力された動画像情報を無線LANを用いて情報端末5に送信し、あるいは情報端末5から無線LANで送られてきた情報を受信して算出部32に出力する。なお、フレームレート制御装置3c(通信部35)と情報端末5との間の通信手段は、情報の授受が可能であれば必ずしも無線LANである必要は無く、有線やその他の無線通信手段を用いてもよい。
情報端末5は、例えばディスプレイを備えたパソコンであり、通信部35から無線LANにより送られてきた動画像をディスプレイにリアルタイムに表示することができ、逆にユーザがキーボードやマウス等を使用して情報端末5に入力した情報を無線LANでフレームレート制御装置3cに送信することができる。
その他の構成は実施例1と同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。まず、ユーザは、カメラ(撮像部1)とモーションセンサ2とを移動体に取り付け、各部に対する初期設定を行う点で実施例1と同様である。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。まず、ユーザは、カメラ(撮像部1)とモーションセンサ2とを移動体に取り付け、各部に対する初期設定を行う点で実施例1と同様である。
また、算出部32が受信部31を介してモーションセンサ2から動作情報を取得する点も実施例1と同様である。これにより、算出部32は、モーションセンサ2により検出された撮像部1の動きに応じたフレームレートを算出し、算出したフレームレートの値を送信部34に対して出力する。送信部34は、算出部32により算出されたフレームレートを設定データの信号として撮像部1に送信する。
撮像部1は、送信部34により出力されたフレームレートの設定データに基づいて自己のフレームレート設定値を変更し、入射光に基づいて設定したフレームレートで動画像を撮像し、その結果得られた画像データを信号として受信部31に対して出力する。
受信部31は、撮像部1により撮像された動画像の画像データを受信して、当該画像データを算出部32に出力する。算出部32は、受信部31を介して撮像部1から取得した画像データ信号の画像処理を行って元の動画像に変換し、通信部35に対して動画像情報を出力する。通信部35は、無線LANにより外部の情報端末5に対して当該動画像情報を送信する。
情報端末5は、受け取った動画像情報を自己のメモリ等に記憶させてもよいし、当該動画像情報に基づく動画像をリアルタイムにディスプレイ等に表示させてもよい。
なお、本実施例のフレームレート制御装置3cは、撮像部1から受け取った画像データに基づく動画像情報を即座に無線LANで情報端末5に送信することを前提とするため、動画像情報を記憶するための記憶部を備えていないが、記憶部を備えた構成でもよい。その場合には、算出部32は、動画像の情報や算出したフレームレート等を記憶部に記憶させることもできる。
また、ユーザは、情報端末5から無線LANによりフレームレート制御装置3cに対して情報を送信することもできる。情報の種類は様々なものが考えられるが、例えば、情報端末5のディスプレイで確認した動画像が見にくいものであった場合に、フレームレートの設定値を情報端末5から送信することもできる。この場合には、算出部32は、情報端末5から受け取った設定値に基づいてフレームレートを算出する。
その後、本実施例のフレームレート制御装置3cを含む撮像装置は、モーションセンサ2の検出結果に基づいて定期的にフレームレートの設定値を変更する。
上述のとおり、本発明の実施例3の形態に係るフレームレート制御装置3c及び撮像装置によれば、実施例1の効果に加え、遠隔地の情報端末5にリアルタイムに動画像情報を送信することができる。また、ユーザは、情報端末5からフレームレート制御装置3cに対して情報を送信することもできるので、動画像を確認しながらフレームレートの設定値変更等を容易に行うことができる。
本発明に係るフレームレート制御装置及び撮像装置は、特に人体等の移動体にカメラを装着して撮像作業を行う撮像装置及び当該撮像装置のフレームレートを制御するフレームレート制御装置に利用可能である。
1 撮像部
2 モーションセンサ
3a,3b,3c フレームレート制御装置
4 表示部
5 情報端末
31 受信部
32 算出部
33 記憶部
34 送信部
35 通信部
2 モーションセンサ
3a,3b,3c フレームレート制御装置
4 表示部
5 情報端末
31 受信部
32 算出部
33 記憶部
34 送信部
35 通信部
Claims (4)
- 外部の撮像部により撮像された動画像のフレームレートを制御するフレームレート制御装置であって、
前記撮像部に連動するモーションセンサにより検出された前記撮像部の動きに応じたフレームレートを算出して設定する算出部を備えることを特徴とするフレームレート制御装置。 - 前記モーションセンサは、前記撮像部の加速度と角速度との少なくとも一方を検出し、
前記算出部は、前記モーションセンサにより検出された前記撮像部の加速度あるいは角速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定することを特徴とする請求項1記載のフレームレート制御装置。 - 動画像を撮像する撮像部と、
前記撮像部に連動して前記撮像部の動きを検出するモーションセンサと、
前記モーションセンサにより検出された前記撮像部の動きに応じたフレームレートを算出して設定する算出部と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記モーションセンサは、前記撮像部の加速度と角速度との少なくとも一方を検出し、
前記算出部は、前記モーションセンサにより検出された前記撮像部の加速度あるいは角速度の値が大きいほどフレームレートの値を小さく設定することを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
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JP2009132978A JP2010283432A (ja) | 2009-06-02 | 2009-06-02 | フレームレート制御装置及び撮像装置 |
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