JP2010283229A - 太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュールおよび太陽光発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】支持構造物に対して容易かつ強固に取り付けることが可能な太陽電池モジュール、および、このような太陽電池モジュールを備える太陽光発電システムを提供する。
【解決手段】太陽電池モジュール1は、太陽光を電気に変換する太陽電池10と、太陽電池10の受光面側に配置された第1基板11と、第1基板11の辺に対して外周側に突出させて配置された突出基板部12tを有する第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間で太陽電池10を封止する封止部16とを備え、突出基板部12tは、支持構造物20に対する取り付け部とされている。第2基板12は矩形とされ、突出基板部12tは、第2基板12の対向する2辺に対して形成されている。第2基板12は、合成樹脂(合成樹脂板)または金属(金属板)で形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池を保持する第1基板および第2基板を備えた太陽電池モジュールおよびこの太陽電池モジュールを備えた太陽光発電システムに関する。
近年、代替エネルギーとしての太陽電池が注目を集め、太陽電池をガラス基板に実装した太陽電池モジュールに対する需要が拡大している。また、太陽電池モジュールの設置場所は、屋外となることが多く、物理的強度の確保、設置の容易性、信頼性、低コスト化などが要求されている。
しかしながら、太陽電池自体の構造に加え、太陽光を入射させて光電変換するためにガラス基板を採用することから、太陽電池モジュールの設置作業には困難が伴い、太陽電池モジュールの設置構造(支持構造)も複雑となっている。このような問題に対して、物理的強度、信頼性などを確保するために、ガラス基板の周囲に例えばフレームを配置して強度を確保することが提案されている。しかし、フレームを取り付けることによってコスト高となることからフレームレス構造とすることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたフレームレス太陽電池は、合わせガラス構造とされた太陽電池モジュールである。しかしながら、両面(受光面側および裏面側)をガラス基板で構成し、その間に太陽電池を封止することから、両面のガラス基板の間に封止された太陽電池の耐湿性の問題が生じる。また、耐湿性の問題に加えて、重量が大きくなること、また、物理的強度の問題があること、設置(取り付け)の困難性という問題があるなどの課題が存在する。
なお、太陽電池を封止する2枚の基板の大きさを異ならせたものとして、例えば、特許文献2、特許文献3が開示されている。しかし、特許文献2の開示事項は、前面カバー部材と前面カバー部材より大きい裏面カバー部材との間に封止材を形成するものであり、物理的強度、設置の困難性という問題を解決する構成とはなっていない。また、特許文献3の開示事項は、受光面ガラスと裏面封止ガラスのいずれか一方を他方より大きくし、大きくした部分に端子ボックスを取り付けるものであり、物理的強度、設置の困難性という問題を解決する構成とはなっていない。
特開2001−326372号公報 特開2000−216419号公報 特開2001−339087号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、太陽電池の受光面側に配置された第1基板と、第1基板に対して外周側に突出させて配置された突出基板部を有する第2基板とを備える太陽電池モジュールであって、突出基板部を支持構造物に対する取り付け部とすることにより、物理的強度が高く、支持構造物に対して容易かつ強固に取り付けることが可能な太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
また、本発明は、太陽電池モジュールを支持する支持構造物を備える太陽光発電システムであって、太陽電池モジュールを本発明に係る太陽電池モジュールとすることにより、太陽電池モジュールの設置が容易で安定性、信頼性を向上させた太陽光発電システムを提供することを他の目的とする。
本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池と、該太陽電池の受光面側に配置された第1基板と、該第1基板の辺に対して外周側に突出させて配置された突出基板部を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間で前記太陽電池を封止する封止部とを備える太陽電池モジュールであって、前記突出基板部は、支持構造物に対する取り付け部とされていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、物理的強度が高くなり、支持構造物に対して容易かつ強固に取り付けることが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記第2基板は矩形とされ、前記突出基板部は、前記第2基板の対向する2辺に対して形成されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、敷詰めが可能でかつ強固に取り付けることが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記第2基板は、合成樹脂または金属で形成されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、第2基板を軽量化して高剛性とすることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記第2基板は、合成樹脂層および金属板の積層構造であることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、太陽電池の耐湿性を向上させ、また、第2基板の重量および剛性の調整を容易に行なうことが可能となるので、設置場所に適した重量仕様および剛性仕様を持たせて信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記金属板は、表面に絶縁膜が被覆されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、金属板の耐久性および絶縁性を確保して美観性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記合成樹脂層は、発泡性樹脂で形成されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、第2基板の耐熱性および断熱性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記封止部と前記第2基板との間に、バックフィルムが配置されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、封止部を保護して信頼性を向上させることができる。また、第1基板、太陽電池、封止部、バックフィルムを積層した状態でラミネートキュアすることができ、ラミネートキュアをした後、第2基板に貼り付けることができるので、製造工程を簡略化することが可能となる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記封止部の外周端を封止する外周封止部を備えることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、封止部の外周からの水分の浸入による太陽電池の劣化を防止して、信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記外周封止部は、ホットメルト接着剤で形成されていることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、外周封止部の成形性、接着性を向上させ、美観性および信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽電池モジュールでは、前記突出基板部は、前記支持構造物に取り付けるための貫通孔を備えることを特徴とする。
この構成により、太陽電池モジュールは、支持構造物への取り付けを容易かつ強固に実行することが可能となる。
また、本発明に係る太陽光発電システムは、太陽電池モジュールと、該太陽電池モジュールを支持する支持構造物とを備える太陽光発電システムであって、前記太陽電池モジュールは、本発明に係る太陽電池モジュールであることを特徴とする。
この構成により、太陽光発電システムは、太陽電池モジュールの設置が容易で安定性、信頼性を向上させることができる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記支持構造物は、前記突出基板部を支持する鍔部を備えることを特徴とする。
この構成により、太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを支持構造物に容易かつ高精度に設置することができる。
また、本発明に係る太陽光発電システムでは、前記支持構造物は、前記突出基板部を保持する溝部を備えることを特徴とする。
この構成により、太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを支持構造物に容易かつ高精度に設置することができる。
本発明に係る太陽電池モジュールは、太陽電池と、太陽電池の受光面側に配置された第1基板と、第1基板の辺に対して外周側に突出させて配置された突出基板部を有する第2基板と、第1基板と第2基板との間で太陽電池を封止する封止部とを備える太陽電池モジュールであって、突出基板部は、支持構造物に対する取り付け部とされていることを特徴とする。
したがって、太陽電池モジュールは、物理的強度が高くなり、支持構造物に対して容易かつ強固に取り付けることが可能となるという効果を奏する。
また、本発明に係る太陽光発電システムは、太陽電池モジュールと、太陽電池モジュールを支持する支持構造物とを備える太陽光発電システムであって、太陽電池モジュールは、本発明に係る太陽電池モジュールであることを特徴とする。
したがって、太陽光発電システムは、太陽電池モジュールの設置が容易で安定性、信頼性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュールの概略構成を示す構成図であり、(A)は太陽光が照射される側の平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面図である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態4に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図であり、(A)は第1基板と第2基板との間に外周封止部(実施例1)を形成した状態、(B)は第1基板および封止部の端面に沿って外周封止部(実施例2)を形成した状態をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図であり、(A)は鍔部を有する支持構造物(実施例3)が第2基板を支持する状態を、(B)は溝部を有する支持構造物(実施例4)が第2基板を支持する状態をそれぞれ示す。 図5(B)に示した太陽光発電システムの平面状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1に基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る太陽電池モジュールの概略構成を示す構成図であり、(A)は太陽光が照射される側の平面図、(B)は(A)の矢符B−Bでの断面図である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、太陽光を電気に変換する太陽電池10と、太陽電池10の受光面側に配置された第1基板11と、第1基板11の辺に対して外周側に突出させて配置された突出基板部12tを有する第2基板12と、第1基板11と第2基板12との間で太陽電池10を封止する封止部16とを備える。つまり、太陽電池10を保持する第1基板11および第2基板12を備える。
太陽電池モジュール1では、突出基板部12tは、支持構造物20(図5参照)に対する取り付け部とされている。つまり、突出基板部12tは、太陽電池モジュール1を取り付けるための外部の支持構造物20に取り付けられる構造(形状)とされている。したがって、突出基板部12tは、いわゆるフレーム(第1基板11および第2基板12の辺を保護する枠部材)などを適用しないで直接支持構造物20に取り付けられる構成とされている。
この構成により、太陽電池モジュール1は、物理的強度が高くなり、支持構造物20に対して容易かつ強固に取り付けることが可能となる。つまり、太陽電池モジュール1自体に突出基板部12tを設けていることから、いわゆるフレームを太陽電池モジュール1に取り付ける必要が無く、軽量化、低コスト化、デザイン性の向上などが可能となる。
第1基板11は太陽電池10を保護し、太陽光を太陽電池10に入射させる。第1基板11は、ガラス板(例えば白板ガラスなど)で構成してあることが好ましい。ガラス板で構成することによって、太陽電池10の発生電力を向上させることが可能で、信頼性の高い第1基板11とすることができる。なお、第1基板11の厚さは、例えば、3mmないし6mm程度とすることができる。
太陽電池10は、複数の結晶基板を直列接続した太陽電池ストリングで構成することが可能である。また、第1基板11に積層して直接形成された薄膜太陽電池とすることも可能である。
第2基板12は矩形とされ、突出基板部12tは、第2基板12の対向する2辺に対して形成されている。この構成により、太陽電池モジュール1は、敷詰めが可能でかつ強固に取り付けることが可能となる。
第2基板12は、合成樹脂(合成樹脂板)または金属(金属板)で形成されている。したがって、第2基板12を軽量化し高剛性とすることができる。なお、第2基板12の厚さは、剛性を確保して太陽電池モジュール1(第1基板11、太陽電池10)の物理的強度を確保する程度であれば良く、例えば、5mmないし10mm程度とすることができる。合成樹脂としては、例えばポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂、金属としては、例えばアルミニウムやステンレス、チタンを適用することが可能である。
また、第1基板11、第2基板12の平面寸法は、例えば、1m×1.4m程度である。物理的強度などを考慮して、平面寸法に応じた厚さとすることが可能である。
封止部16は、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA:Ethylene Vinyl Acetate)で形成されている。したがって、ラミネートキュア工程が容易となるので、第1基板11および第2基板12の間に太陽電池10を作業性良く封止して信頼性の高い太陽電池モジュール1とすることができる。
突出基板部12tは、太陽電池モジュール1を支持構造物20に取り付けるための貫通孔12hを備える。したがって、太陽電池モジュール1は、支持構造物20への取り付けを容易かつ強固に実行することが可能となる。
なお、貫通孔12hは、複数(例えば、各辺に2個)形成され対称的に配置されている。したがって、支持構造物20への取り付け精度および取り付け強度を向上させることができる。
突出基板部12tは、第2基板12の短辺側に配置されている。第2基板12の短辺側に配置した場合は、突出基板部12tと対向する領域で支持構造物20を短く形成することができ、支持構造物20の構造を簡略化することが可能となる。また、逆に第2基板12の長辺側に突出基板部12tを形成することも可能である。突出基板部12tを第2基板の長辺側に配置した場合は、長辺側を支持することになり、支持構造物20の間隔が短くなることから、太陽電池モジュール1の全体的な物理的強度を向上させることができる。
<実施の形態2>
図2に基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、実施の形態1に係る太陽電池モジュール1と基本的な構成は同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
図2は、本発明の実施の形態2に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、第2基板12は、合成樹脂層14および金属板13f(金属板13s)の積層構造である。したがって、太陽電池モジュール1は、太陽電池10の耐湿性を向上させ、また、第2基板12の重量および剛性の調整を容易に行なうことが可能となるので、設置場所に適した重量仕様および剛性仕様を満たせて信頼性を向上させることができる。
第2基板12(積層構造)は、例えば、金属板13f/合成樹脂層14/金属板13sの3層構造とされている。つまり、第2基板12(積層構造)は、合成樹脂層14を金属板13f、金属板13sで挟んだ3層構造とされている。この構成により、軽量性、耐湿性、剛性をさらに向上させた第2基板を容易に形成することができる。
なお、第2基板12は、金属板13f、合成樹脂層14、金属板13sのそれぞれの間に接着剤を挟んで接着して形成しても良く、あるいは、金属板13fおよび金属板13sの間に接着性樹脂を挟み込んで金属板13fおよび金属板13sを接着して合成樹脂層14を形成しても良い。
金属板13f、金属板13s、および合成樹脂層14の厚さは、金属板13f/合成樹脂層14/金属板13sとした場合、例えば、金属板13f(0.3mm)/合成樹脂層(1.4〜9.4mm)/金属板13s(0.3mm)とすることができる。
また、合成樹脂層14は、発泡性樹脂(例えば、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂など。)で形成されていることが好ましい。この構成により、太陽電池モジュール1は、第2基板12の耐熱性および断熱性を向上させることができる。
金属板13f、金属板13sは、表面に絶縁膜が被覆されている(不図示)ことが好ましい。この構成により、太陽電池モジュール1は、金属板13f、金属板13sの耐久性および絶縁性を確保して美観性を向上させることができる。
また、金属板13f、金属板13sの表面に被覆された絶縁膜は、化粧塗膜であることが好ましい。この構成により、太陽電池モジュール1は、外観を例えば支持構造物20の外観に適合させて美観性を向上させることができる。
金属板13fおよび金属板13sをアルミニウムで形成した場合は、軽量化、低コスト化が可能となる。また、金属板13fおよび金属板13sをステンレスで形成した場合は、ガラスに対する線膨張係数が近いことから、信頼性をさらに向上させることが可能となる。また、いずれか一方をアルミニウム、他方をステンレスとすることによって、軽量化、低コスト化、信頼性向上という効果を併せて得ることができる。
<実施の形態3>
図3に基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、実施の形態1、実施の形態2に係る太陽電池モジュール1と基本的な構成は同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
図3は、本発明の実施の形態3に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図である。
本実施の形態に係る太陽電池モジュール1では、封止部16と第2基板12との間に、バックフィルム17が配置されている。したがって、太陽電池モジュール1は、封止部16を保護して信頼性を向上させることができる。
また、第1基板11、太陽電池10、封止部16、バックフィルム17を積層した状態でラミネートキュアして一体化することができ、ラミネートキュアをした後、一体化した第1基板11、太陽電池10、封止部16、バックフィルム17を第2基板12に貼り付けることができるので、製造工程を簡略化することが可能となる。
なお、例えば、EVAフィルムを第1基板11と太陽電池10との間、および、太陽電池10とバックフィルム17との間に配置した状態でラミネートキュアを施すことによって、太陽電池10の表面側、裏面側の両面に封止部16を形成し、太陽電池10を確実に保護することが可能となる。
なお、バックフィルム17は、ポリエチレンテレフタレート(PET:Polyethylene Terephthalate)樹脂で形成されていることが好ましい。バックフィルム17をポリエチレンテレフタレートとし、第2基板12を実施の形態2の3層構造とすることによって、従来のバックフィルム(PET/Al(アルミニウム)/PET)で必要であった金属層(Al)を不用とすることができる。
<実施の形態4>
図4に基づいて、本実施の形態に係る太陽電池モジュールについて説明する。本実施の形態に係る太陽電池モジュールは、実施の形態1ないし実施の形態3に係る太陽電池モジュール1と基本的な構成は同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
図4は、本発明の実施の形態4に係る太陽電池モジュールの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図であり、(A)は第1基板と第2基板との間に外周封止部(実施例1)を形成した状態、(B)は第1基板および封止部の端面に沿って外周封止部(実施例2)を形成した状態をそれぞれ示す。
実施例1に係る太陽電池モジュール1(図4(A))では、第1基板11および第2基板12の間の端部に対応させて外周封止部18cが形成されている。また、実施例2に係る太陽電池モジュール1(図4(B))では、第1基板11および封止部16の端面に外周封止部18sが形成されている。いずれも封止部16の端面を確実に被覆することから、太陽電池モジュール1の耐湿性を向上させることが可能となる。
つまり、本実施の形態に係る太陽電池モジュール1は、封止部16の外周端を封止する外周封止部18c/外周封止部18sを備える。この構成により、太陽電池モジュール1は、封止部16の外周からの水分の浸入による太陽電池10の劣化を防止して、信頼性を向上させることができる。
なお、外周封止部18c/外周封止部18sは、ホットメルト接着剤(例えば、ブチル樹脂)で形成されていることが好ましい。この構成により、太陽電池モジュール1は、外周封止部18c/外周封止部18sの成形性、接着性を向上させ、美観性および信頼性を向上させることができる。
<実施の形態5>
図5および図6に基づいて、本実施の形態に係る太陽光発電システムについて説明する。本実施の形態に係る太陽光発電システムは、実施の形態1ないし実施の形態4に係る太陽電池モジュール1を備える。つまり、太陽電池モジュール1を支持する支持構造物を備えるので、主に支持構造物について説明する。
図5は、本発明の実施の形態5に係る太陽光発電システムの要部を拡大した断面で示す要部拡大断面図であり、(A)は鍔部を有する支持構造物(実施例3)が第2基板を支持する状態を、(B)は溝部を有する支持構造物(実施例4)が第2基板を支持する状態をそれぞれ示す。
図6は、図5(B)に示した太陽光発電システムの平面状態を示す平面図である。
本実施の形態に係る太陽光発電システム2は、太陽電池モジュール1と、太陽電池モジュール1を支持する支持構造物20(実施例3、実施例4)とを備える。また、太陽電池モジュール1は、実施の形態1ないし実施の形態4のいずれかに記載した太陽電池モジュール1である。この構成により、太陽光発電システム2は、太陽電池モジュール1の設置が容易で安定性、信頼性を向上させることができる。
実施例3に係る太陽光発電システム2(図5(A))では、支持構造物20は、突出基板部12tを支持する鍔部21を備える。この構成により、太陽光発電システム2は、太陽電池モジュール1を支持構造物20に容易かつ高精度に設置することができる。つまり、支持構造物20(実施例3)は、鍔部21によって突出基板部12tを支持することから、太陽電池モジュール1を容易に支持構造物20に取り付けることが可能となる。
貫通孔12hを鍔部21に形成された固定穴21hに位置合わせして適宜の締結部材(例えば、ボルト、ネジ、リベットなど)を適用することにより、容易かつ高精度に太陽電池モジュール1を支持構造物20に取り付けることができ、安定性、信頼性の高い太陽光発電システム2とすることができる。
また、鍔部21は、複数の太陽電池モジュール1を載置できる長さを有することが好ましい。つまり、複数の太陽電池モジュール1を載置できる長さに鍔部21を構成することによって、複数の太陽電池モジュール1を容易かつ高精度に設置することが可能となり、大容量の太陽光発電システム2を構成することができる。
実施例4に係る太陽光発電システム2(図5(B)、図6)では、支持構造物20は、突出基板部12tを保持する溝部22を備える。この構成により、太陽光発電システム2は、太陽電池モジュール1を支持構造物20に容易かつ高精度に設置することができる。つまり、支持構造物20(実施例4)は、溝部22によって突出基板部12tを保持することから、太陽電池モジュール1を容易に支持構造物20に取り付けることが可能となる。
貫通孔12hを溝部22に形成された固定穴22hに位置合わせして適宜の締結部材(例えば、ボルト、ネジ、リベットなど)を適用することにより、容易かつ高精度に太陽電池モジュール1を支持構造物20に取り付けることができ、安定性、信頼性の高い太陽光発電システム2とすることができる。
また、溝部22は、複数の太陽電池モジュール1を挿入できる長さを有することが好ましい(図6)。つまり、複数の太陽電池モジュール1を挿入できる長さに溝部22を構成することによって、複数の太陽電池モジュール1を容易かつ高精度に設置することが可能となり、大容量の太陽光発電システム2とすることができる。
1 太陽電池モジュール
2 太陽光発電システム
10 太陽電池
11 第1基板
12 第2基板
12h 貫通孔
12t 突出基板部
13f、13s 金属板
14 合成樹脂層
16 封止部
17 バックフィルム
18c、18s 外周封止部
20 支持構造物
21 鍔部
21h 固定穴
22 溝部
22h 固定穴

Claims (13)

  1. 太陽電池と、該太陽電池の受光面側に配置された第1基板と、該第1基板の辺に対して外周側に突出させて配置された突出基板部を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間で前記太陽電池を封止する封止部とを備える太陽電池モジュールであって、
    前記突出基板部は、支持構造物に対する取り付け部とされていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第2基板は矩形とされ、前記突出基板部は、前記第2基板の対向する2辺に対して形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第2基板は、合成樹脂または金属で形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  4. 請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記第2基板は、合成樹脂層および金属板の積層構造であること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記金属板は、表面に絶縁膜が被覆されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  6. 請求項4または請求項5に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記合成樹脂層は、発泡性樹脂で形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記封止部と前記第2基板との間に、バックフィルムが配置されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記封止部の外周端を封止する外周封止部を備えること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  9. 請求項8に記載の太陽電池モジュールであって、
    前記外周封止部は、ホットメルト接着剤で形成されていること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであって、
    前記突出基板部は、前記支持構造物に取り付けるための貫通孔を備えること
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  11. 太陽電池モジュールと、該太陽電池モジュールを支持する支持構造物とを備える太陽光発電システムであって、
    前記太陽電池モジュールは、請求項1ないし請求項10のいずれか一つに記載の太陽電池モジュールであること
    を特徴とする太陽光発電システム。
  12. 請求項11に記載の太陽光発電システムであって、
    前記支持構造物は、前記突出基板部を支持する鍔部を備えること
    を特徴とする太陽光発電システム。
  13. 請求項11に記載の太陽光発電システムであって、
    前記支持構造物は、前記突出基板部を保持する溝部を備えること
    を特徴とする太陽光発電システム。
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