JP2010282703A - 記録/再生制御装置、及びハードディスクドライブを用いた記録/再生装置 - Google Patents

記録/再生制御装置、及びハードディスクドライブを用いた記録/再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】HDDの物理フォーマット情報を用いることなく、転送レートを平滑化し、最低転送レートを高くする。
【解決手段】制御部23は、予め設定されたパラメータ及びHDD3−1,3−2を対にした領域毎の割り当てセクタ数に基づいて、1台の仮想HDDにおける1仮想トラックあたりのセクタ数を特定し、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を設定する。そして、1仮想トラックあたりのセクタ数分のデータ毎に、仮想アドレスを設定し、変換規則に基づいて、仮想アドレスをHDD3−1,3−2のLBAに変換し、HDD3−1,3−2へ同時にデータを記録する。これにより、HDD3−1,3−2へデータを記録するレートが平滑化し、最低転送レートを高くすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像等の各種データを記録及び再生する装置に関し、特に、転送レートを平滑化すると共に、最低転送レートを高める記録/再生制御装置、及びハードディスクドライブを用いた記録/再生装置に関する。
従来、ハードディスクドライブ(以下、HDDという。)を用いて画像等の各種データを記録及び再生する記録/再生装置が知られている。記録/再生装置は、一般に、HDDの最外周トラックから最内周トラックへ向けて、512バイトの容量のセクタと呼ばれる単位にデータを記録する。HDD内部では、シリンダ(トラック)番号、ヘッド(ディスク面)番号、シリンダ内でのセクタ番号が指定され、任意のセクタにアクセスが行われる。
セクタ単位にHDDへデータを記録する方式の一つとして、ゾーン記録方式がある。このゾーン記録方式は、HDD面を半径方向に輪切りにして数十程度の数に分割(ゾーン分割)し、分割した一つのゾーン内においては各シリンダのセクタ数が一定になるようにフォーマットされる。このため、同一ゾーン内では一定の転送レートでデータを記録する。また、ゾーン記録方式を用いたHDDは、外周のゾーン程シリンダ内のセクタ数が多くなり、内外周に渡って面記録密度がほぼ一定になるように構成される。つまり、ゾーン記録方式では、外周に向かう程、シリンダ内のセクタ数を増やすことで、面積を有効利用し、大容量化を実現している。
ゾーン記録方式を用いた記録/再生装置では、HDDにデータを記録する際、HDDの内周側ゾーンよりも多くのセクタを外周側ゾーンに割り当てる。このため、外周側ゾーンの方が内周側ゾーンよりも転送レートが高くなる。具体的には、最外周ゾーンの転送レートは、最内周ゾーンの転送レートよりも2倍近い値である。記録/再生装置が一定のレートで送信された映像信号等のデータストリームを受信し、データストリームをHDDに記録する場合、そのレートは、HDDにおいて最も低い転送レート、すなわち最内周ゾーンの転送レートに制限されてしまう。記録/再生装置がHDDからデータを読み出して元のデータストリームに再生する場合も、そのレートは、HDDにおける最内周ゾーンの転送レートに制限されてしまう。これでは、HDDにおいて最も高い転送レートを有する最外周ゾーンのメリットを生かすことができない。
このような問題を解決するために、2台のHDDを用いた記録/再生装置が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。特許文献1の記録/再生装置は、2台のHDDのうちの一方のHDDに対し、最外周トラックから最内周トラックへ向けて記録を行い、それと同時に、他方のHDDに対し、最内周トラックから最外周トラックへ向けて記録を行うものである。これにより、2台のHDDへ記録を行うレートは、最内周ゾーンの転送レートよりも高くなり、その転送レートの制限を受けることがない。また、転送レートを平滑化することができる。
また、特許文献2の記録/再生装置は、特許文献1の記録/再生装置と同様に、一方のHDDに対し外周側ゾーンから内周側ゾーンへ向けて記録を行うと共に、それと同時に、他方のHDDに対し内周側ゾーンから外周側ゾーンへ向けて記録を行うものである。さらに、この記録/再生装置は、2台のHDDに対してデータを記録するゾーンアドレスをそれぞれ記憶しておき、2台のHDDへの記録処理の際に、2つのゾーンアドレスを比較し、アドレスによって外周側ゾーン及び内周側ゾーンの程度を考慮したデータ量を決定する。具体的には、外周側ゾーン程データ量が多くなり、内周側ゾーン程データ量が少なくなるように、2台のHDDに記録すべきデータの分配率を決定する。そして、決定した分配率に従って、受信したデータストリームを分配し、2台のHDDへデータの記録をそれぞれ行う。
特開平5−282842号公報 特開平10−55597号公報
前述した特許文献1,2の記録/再生装置において、設計者は、ディスクのゾーン構成、ゾーン内のシリンダ数、シリンダ内のセクタ数及び不良セクタ情報等のHDDの物理フォーマット情報を用いて、HDDへのアクセス制御に関する設計を行うものと考えられる。すなわち、特許文献1,2の記録/再生装置は、HDDの物理フォーマット情報に基づいた制御設計に従って、データを記録すべき2台のHDDに対するアドレシングを行い、また、データの分配率を決定する。
しかしながら、HDDの物理フォーマット情報は開示されていないのが通常であり、その情報を入手することも困難である。このため、例えば、既製のHDDを用いる場合には、転送レートを平滑化するための設計等、HDDにアクセスするために必要な制御設計を行うことが困難である。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、HDDの物理フォーマット情報を用いることなく、転送レートを平滑化し、最低転送レートを高めることが可能な記録/再生制御装置、及びハードディスクを用いた記録/再生装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による記録/再生制御装置は、2台のハードディスクドライブの一方に対し、ディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けて論理セクタアドレスを指定してアクセスすると共に、他方に対し、ディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けて論理セクタアドレスを指定してアクセスすることにより、データの記録及び再生を行う記録/再生制御装置において、所定数の領域に分割された前記ハードディスクドライブについて、前記領域のセクタ数をパラメータとして記憶し、前記一方のハードディスクドライブの転送レートが高い領域から低い領域に対して、他方のハードディスクドライブの転送レートが低い領域から高い領域を対にした場合の前記対の領域のそれぞれに、前記領域毎に測定された転送レートに比例するようにセクタ数の割り当てが求められ、前記対の領域に対する割り当て情報をパラメータとして記憶するパラメータ記憶部、及び、前記パラメータに基づいて、前記2台のハードディスクドライブに記録すべきセクタ長のデータを、前記一方のハードディスクドライブの領域へ記録するデータと、前記領域と対になっている他方のハードディスクドライブの領域へ記録するデータとに振り分け、かつ、それぞれのデータにハードディスクドライブの前記領域における論理セクタアドレスを割り付け、前記割り付けた論理セクタアドレスを指定して前記2台のハードディスクドライブにアクセスし、前記データの記録を行う制御部、を備えたことを特徴とする。
また、本発明による記録/再生制御装置は、前記制御部が、前記領域のセクタ数を示すパラメータ及び前記対の領域に対するそれぞれの割り当て情報を示すパラメータに基づいて、前記対の領域における全セクタ数を算出し、前記対の領域のそれぞれに、前記割り当て情報に従って前記全セクタ数のデータが分配されるように、前記2台のハードディスクドライブを1台の仮想ハードディスクドライブとみなした場合の仮想アドレスを、前記2台のハードディスクドライブの論理セクタアドレスに変換するための変換規則を設定し、前記2台のハードディスクドライブに記録すべきセクタ長のデータに、前記仮想アドレスを設定し、前記変換規則に基づいて、前記データに設定した仮想アドレスを、前記一方のハードディスクドライブの領域の論理セクタアドレス、または、前記領域と対になっている他方のハードディスクドライブの領域の論理セクタアドレスに変換し、前記変換した論理セクタアドレスを指定して前記2台のハードディスクドライブにアクセスし、前記データの記録を行うことを特徴とする。
また、本発明による記録/再生制御装置は、前記制御部が、前記論理セクタアドレスを指定し、一方のハードディスクドライブに対しディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けてデータを記録し、他方のハードディスクドライブに対しディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けてデータを記録し、前記一方及び他方のハードディスクドライブにおける領域へのデータの記録は、共に、前記領域内における先頭セクタからセクタ番号が大きくなる方向へと行う、ことを特徴とする。
また、本発明による記録/再生装置は、前記記録/再生制御装置と、ディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けてデータを記録する第1のハードディスクと、ディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けてデータを記録する第2のハードディスクと、を備えたことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、ハードディスクドライブに対する転送レートの測定結果を利用して、ハードディスクドライブを所定数の領域に分割した場合における領域毎のセクタ数、及び、2台のハードディスクドライブに対の領域を設定した場合のデータの割り当て情報に基づいて、2台のハードディスクドライブに記録するデータを振り分け、データに論理セクタアドレスを割り付けるようにした。これにより、HDDの物理フォーマット情報を用いることなく、転送レートを平滑化し、最低転送レートを高めることが可能となる。
本発明の実施形態による制御装置を含む記録/再生装置の構成を示すブロック図である。 設計者により測定された、HDDの転送レート特性を示す概念図である。 設計者により設定された、HDDにおけるN(=4)個の分割領域について説明する図である。 パラメータ記憶部に記憶されたパラメータを説明する図である。 HDDの各領域にデータを記録する順序を説明する図である。 制御部の記録処理を説明するフローチャートである。 (1)は書き込みデータ列を示す図である。(2)は仮想アドレスを示す図である。(3)は仮想アドレス及び論理セクタアドレスの関係を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
〔記録/再生装置の構成〕
まず、画像等の各種データを記録及び再生する記録/再生装置の全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による制御装置(記録/再生制御装置)を含む記録/再生装置の構成を示すブロック図である。この記録/再生装置1は、制御装置(記録/再生制御装置)2及び2台のHDD3−1,3−2を備えており、受信したデータストリームのデータを所定のレートにてHDD3−1,3−2に記録する装置であり、また、所定のレートにてHDD3−1,3−2からデータを読み出し、データストリームとして送信する装置である。記録/再生装置1は、記録装置として機能する場合、データストリームのパケットを受信し、受信したデータストリームをセクタ長毎のデータに区分し、2台のHDD3−1,3−2を1台の仮想HDDとして扱うことにより、その1台の仮想HDDにおける仮想トラック及び仮想セクタに対応した仮想アドレスに各データを割り振る。ここで、仮想HDDは、固定長の複数の仮想トラックから構成され、1仮想トラックは所定数の仮想セクタにより構成される。そして、1台の仮想HDDにおける仮想アドレスを、2台のHDD3−1,3−2におけるそれぞれの論理セクタアドレス(以下、LBAという。)に変換することにより、2台のHDD3−1,3−2にデータをそれぞれ振り分けて記録する。
ここで、仮想HDDにおける仮想アドレスへのデータ割り振り処理、及び、仮想アドレスと実際のLBAとの間の変換処理は、予め設定されたパラメータに基づいて行われる。パラメータは、設計者がHDD3−1,3−2から全てのLBAに対する転送レートを測定し、その結果データに基づいて設計者によって予め設定される。また、記録/再生装置1は、HDD3−1に対し、転送レートの高い領域から転送レートの低い領域へ向けてデータのアクセスを行い、それと同時に、HDD3−2に対し、転送レートの低い領域から転送レートの高い領域へ向けてデータのアクセスを行う。これにより、転送レートを平滑化し、最低転送レートを高めるようにしている。
図1に示すように、制御装置2は、通信部21、データ記憶部22、制御部23、パラメータ記憶部24及びキャッシュメモリ25−1,25−2を備えている。記録/再生装置1が記録装置として機能する場合、通信部21は、データストリームのパケットを所定のプロトコルに従って受信し、データ記憶部22に記憶する。そして、制御部23は、データ記憶部22に記憶されたデータを読み出し、HDD3−1,3−2に記録する。一方、記録/再生装置1が再生装置として機能する場合、制御部23は、HDD3−1,3−2からデータを読み出し、データ記憶部22に記憶する。そして、通信部21は、データ記憶部22からデータを読み出し、データストリームのパケットとして所定のプロトコルに従って送信する。
制御部23は、記録/再生処理を行う前に、パラメータ記憶部24からパラメータを読み出し、パラメータに基づいて、HDD3−1,3−2を1台の仮想HDDとして扱った場合の、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数を特定する。また、制御部23は、パラメータに基づいて、仮想トラック及び仮想セクタに対応した仮想アドレスと、HDD3−1,3−2における実際のLBAとの間の変換規則を設定する。この変換規則には、転送レートを平滑化し、かつ最低転送レートを高めるために、制御部23が、HDD3−1に対し転送レートの高い領域から転送レートの低い領域へ向けてアクセスを行い、それと同時に、HDD3−2に対し転送レートの低い領域から転送レートの高い領域へ向けてアクセスを行うように、HDD3−1,3−2間で同時にアクセスする領域が決められており、一つの仮想アドレスと、HDD3−1,3−2における一つのLBAとが対応付けられている。
制御部23は、データをHDD3−1,3−2に記録する場合、データ記憶部22からデータを読み出し、このデータに仮想アドレスを割り振り、仮想アドレスをLBAに変換し、LBAを指定してデータをキャッシュメモリ25−1,25−2に出力する。そして、キャッシュメモリ25−1,25−2は、データをHDD3−1,3−2に記録する。これにより、制御部23において、データを仮想HDDの仮想アドレスに記録したものとして、管理することができる。一方、制御部23は、データをHDD3−1,3−2から読み出す場合、読み出すべきデータの仮想アドレスをLBAに変換し、LBAを指定してキャッシュメモリ25−1,25−2に出力する。そして、制御部23は、キャッシュメモリ25−1,25−2により読み出されたデータを入力し、データ記憶部22に記憶する。制御部23は、仮想HDDにおける1仮想トラックのデータ毎に、HDD3−1,3−2に対し同時にアクセスする。制御部23の詳細については後述する。
パラメータ記憶部24には、仮想HDDの1仮想トラックあたりの仮想セクタ数を決定するためのパラメータ、仮想トラック及び仮想セクタに対応した仮想アドレスと、HDD3−1,3−2における実際のLBAとの間の変換規則を設定するためのパラメータが記憶されている。パラメータ記憶部24の詳細については後述する。
キャッシュメモリ25−1は、制御部23により指定されたLBAに対しHDD3−1へアクセスし、制御部23から入力したデータをHDD3−1のLBAが示すセクタへ記録し、また、HDD3−1のLBAが示すセクタからデータを読み出して制御部23に出力する。同様に、キャッシュメモリ25−2は、制御部23により指定されたLBAに対しHDD3−2へアクセスし、制御部23から入力したデータをHDD3−2のLBAが示すセクタへ記録し、また、HDD3−2のLBAが示すセクタからデータを読み出して制御部23に出力する。尚、制御装置2は、キャッシュメモリ25−1,25−2を必ずしも備える必要はなく、キャッシュメモリ25−1,25−2を備えていない場合は、制御部23が、HDD3−1,3−2へ直接アクセスする。
HDD3−1,3−2は、内外周に渡ってHDDの面記録密度がほぼ一定になるように構成されたゾーン記録方式のディスクである。LBAが小さい程転送レートが高くなり、LBAが大きい程転送レートが低くなる。HDD3−1では小さいLBAから大きいLBAへ向けてデータが順次記録され、HDD3−2では大きいLBAから小さいLBAへ向けてデータが順次記録される。
〔パラメータ記憶部〕
次に、図1に示したパラメータ記憶部24に記憶されるパラメータについて説明する。前述したとおり、このパラメータは、設計者がHDD3−1,3−2から全てまたは一部のLBAに対する転送レートを測定し、その測定データに基づいて設計者によって予め設定され、制御部23により使用される。
(測定データ)
図2は、設計者により測定されたHDD3−1,3−2の転送レート特性を示す概念図である。尚、図2の測定データは、実際に測定したものではなく、説明のために用意したものであり、HDD3−1またはHDD3−2のいずれかのHDDのデータを示している。以下の説明では、HDD3−1及びHDD3−2の転送レート特性は同等であるものとする。図2において、横軸はLBA(論理セクタアドレス)、縦軸は転送レートを示しており、棒グラフは、LBAのセクタ毎に測定した転送レート特性を示している。また、棒グラフの中央点をそれぞれ接続した線グラフは、棒グラフの変化を線で近似した場合の転送レート特性を示している。LBA=0は、ディスクの最外周ゾーンにおける開始セクタアドレスを示している。このセクタの転送レートは最大値Tmaxである。LBA=Lmaxは、ディスクの最内周ゾーンにおける最終セクタアドレスを示している。このセクタの転送レートは最小値Tminである。
図2の測定データは、LBAが大きくなる程(ゾーンが最外周から最内周へ向かう程)転送レートが低くなり、同じゾーン内のLBAにおいては、ほぼ一定の転送レートになることを示している。線グラフの転送レートTは、以下の式により表される。
T=Tmax−(Tmax−Tmin)×L/Lmax
尚、図2の測定データには反映していないが、ヘッド切り替えまたはゾーン切り替えがあると、転送レートは瞬間的に小さくなる。また、図2の測定データは、階段状の棒グラフとして示しているが、実際は不良セクタの存在やサーボエラー等により、ゾーン内でも転送レートに変動が発生することがある。
ところで、測定対象であるHDD3−1,3−2内部の物理フォーマット情報は通常開示されていないから、設計者は、物理フォーマット情報に基づいた制御設計を行うことができない。すなわち、転送レートを平滑化するための設計等、HDD3−1,3−2にアクセスするために必要な制御設計を行うことができない。そこで、設計者は、図2の測定データを用いて制御設計を行う。
(領域の設定)
図3は、設計者により設定された、HDD3−1,3−2におけるN(=4)個の分割領域について説明する図である。設計者は、図2の測定データを参照して、HDD3−1,3−2におけるディスク領域をN個に分割する。分割される領域は、任意のLBAの箇所でよい。図3は、ディスク領域を4個に分割した例を示しており、図2と同様に、横軸はLBA、縦軸は転送レートを示している。実線の棒グラフは、4個の領域に分割したときのLBAの範囲及び転送レートを示しており、点線の棒グラフは、図2の測定データを示している。4分割された各領域の転送レートは、その領域におけるLBAの範囲に対応した転送レートの平均値であり、図2の測定データに基づいて、設計者によって計算される。または、4分割された各領域の転送レートは、ぞれぞれの領域において測定されたレートである。
(パラメータの設定)
図4は、パラメータ記憶部24に記憶されたパラメータを説明する図である。パラメータ記憶部24は、(1)領域毎のセクタ数と、(2)HDD毎の割り当てセクタ数とをパラメータとして記憶している。(1)(2)に示すパラメータは、設計者によって、図2に示した測定データ及び図3に示した分割領域のデータに基づいて、予め設定される。
図4(1)のパラメータは、HDD3−1,3−2における領域の番号とセクタ数とが対になって構成されている。設計者は、HDD3−1,3−2のディスク領域をN個に分割したことに伴い、図3に示した分割領域のデータを参照して、分割領域毎のセクタ数を特定し、領域の番号(1〜N)とその領域のセクタ数とを対にしてパラメータ記憶部24に設定する。図4(1)では、領域1のセクタ数が36に、領域2のセクタ数が28に、領域N−1のセクタ数が16に、領域Nのセクタ数が12にそれぞれ設定されている。
図4(2)のパラメータは、HDD3−1における領域の番号及びHDD3−2における領域の番号と、それぞれに割り当てられたセクタ数とが対になって構成されている。設計者は、制御部23が仮想トラック毎に同時にアクセスするHDD3−1の領域及びHDD3−2の領域の組み合わせを決定し、それぞれの領域の転送レートに比例するように割り当てセクタ数を決定する。そして、決定した領域の組み合わせと、それぞれの領域の割り当てセクタ数とを対にしてパラメータ記憶部24に設定する。この場合、領域の組み合わせは、HDD3−1において小さいLBAの領域1から大きいLBAの領域Nに対し、HDD3−2において大きいLBAの領域Nから小さいLBAの領域1を対応させることにより決定する。図4(2)では、(HDD3−1の領域,HDD3−2の領域)として(1,N)(2,N−1)・・・(N−1,2)(N,1)が設定されている。
また、設計者は、仮想HDDの1仮想トラックあたりのセクタ数を決定し、図3に示した分割領域のデータを参照して、組み合わせの領域におけるそれぞれの転送レートに比例するように、割り当てセクタ数を決定する。図4(2)では、1仮想トラックあたりのセクタ数を12とし、(1,N)(2,N−1)・・・(N−1,2)(N,1)の(HDD3−1の領域,HDD3−2の領域)に対する(HDD3−1の領域における割り当てセクタ数,HDD3−2の領域における割り当てセクタ数)として(9,3)(8,4)・・・(4,8)(3,9)が設定されている。設計者は、それぞれの組み合わせの領域において、セクタ数を合計したときに1仮想トラックあたりのセクタ数が12になるように、割り当てセクタ数を設定する。
このように、設計者は、図2に示した測定データ及び図3に示した分割領域のデータを参照して、図4(1)(2)の各種パラメータを決定し、パラメータ記憶部24に設定する。
〔HDDへの記録順序〕
次に、制御部23がHDD3−1,3−2の各領域にデータを記録する順序について説明する。図5は、その順序を説明する図である。前述したとおり、制御部23は、HDD3−1に対し、領域1から領域Nへ向けてキャッシュメモリ25−1を介してデータを記録し、それと同時に、HDD3−2に対し、領域Nから領域1へ向けてキャッシュメモリ25−2を介してデータを記録する。
図5に示すように、制御部23は、同じ領域内では、LBAが増える方向へとデータを記録する。例えば、制御部23は、HDD3−1の領域1に対し、開始セクタ1−αから終了セクタ1−βまで順番にデータを記録する。そして、制御部23は、領域1の記録が完了した後、HDD3−1の領域2に対し、開始セクタ2−αから終了セクタ2−βまで順番にデータを記録する。一方、制御部23は、HDD3−2の領域Nに対し、開始セクタN−αから終了セクタN−βまで順番にデータを記録する。そして、制御部23は、領域Nの記録が完了した後、HDD3−2の領域N−1に対し、開始セクタN−1−αから終了セクタN−1−βまで順番にデータを記録する。つまり、制御部23は、HDD3−2に対し、同じ領域内ではHDD3−1と同様にLBAが増える方向へとデータを記録する。また、ある領域への記録が完了し隣接する領域へ移行する場合、その新たな領域では先頭アドレスの開始セクタへヘッドをシークする。
これにより、制御部23は、HDD3−1に対する領域内の処理とHDD3−2に対する領域内の処理とを、LBAが増える方向へとデータを記録する通常の簡易な処理に統一することができ、処理負荷を低減することができる。尚、HDD3−2のある領域への記録が完了し、次の領域へ移行するシーク中には、制御部23はデータを記録することができず、領域の境界面ではデータが途切れてしまう可能性がある。そこで、制御装置2にフラッシュメモリを設け、制御部23は、ある領域への記録が完了して次の領域への記録が開始するまでの間のシーク時間中に、データをフラッシュメモリへ記録する。これにより、データが途切れてしまうことがなく、シーク動作による転送レートの低下を補うことができる。
〔制御部〕
次に、図1に示した制御部23の記録処理について説明する。前述したとおり、制御部23は、パラメータ記憶部24からパラメータを読み出し、パラメータに基づいて、1台の仮想HDDにおける1仮想トラックあたりの仮想セクタ数を特定する。また、制御部23は、パラメータに基づいて、仮想アドレス(仮想トラック及び仮想セクタに対応したアドレス)と、HDD3−1,3−2における実際のLBAとの間の変換規則を設定する。そして、制御部23は、記録装置として機能する場合、データ記憶部22からセクタ長単位のデータを、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数毎に読み出し、読み出したデータに仮想アドレスを割り振り、仮想HDDの仮想アドレスに記録したデータとして管理する。そして、制御部23は、アドレス変換規則に基づいて仮想アドレスをHDD3−1,3−2のLBAに変換し、HDD3−1に対しLBAを指定してデータを記録すると共に、HDD3−2に対しLBAを指定してデータを記録する。変換規則は、HDD3−1に対し転送レートの高い領域(小さいLBAの領域)から転送レートの低い領域(大きいLBAの領域)へ向けて記録を行い、それと同時に、HDD3−2に対し転送レートの低い領域(大きいLBAの領域)から転送レートの高い領域(小さいLBAの領域)へ向けて記録を行うように、かつ、レートが平滑化するように定義されている。以下、詳細に説明する。
図6は、制御部23の記録処理を説明するフローチャートである。まず、制御部23は、パラメータ記憶部24からパラメータを読み出し、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数を特定し、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を設定する(ステップS701)。
図7は、図6の記録処理の説明を補助するための図である。図7(1)は、書き込みデータ列を示す図であり、このデータ列はデータ記憶部22に記憶されるセクタ長単位のデータである。00,01,・・・はデータ列の番号である。図7(2)は、固定長の複数の仮想トラックから構成される1台の仮想HDDにおいて、仮想トラック及び仮想セクタに対応した仮想領域I−1等の仮想アドレスを示す図である。データに付された00,01,・・・は仮想アドレスである。この仮想アドレスは、図7(1)に示したデータ列の番号をそのまま使用している。図7(3)は、仮想アドレス及びLBAの関係を示す図であり、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を示している。
制御部23は、パラメータ記憶部24から、領域毎のセクタ数(図4(1))、及びHDD3−1,3−2を対にした領域毎の割り当てセクタ数(図4(2))を読み出す。そして、制御部23は、図4(2)に示したHDD3−1,3−2を対にした領域毎の割り当てセクタ数により、1対の領域におけるセクタ数の合計(図4(2)の場合は12)を、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数として特定する。これにより、制御部23は、データ記憶部22から読み出したデータに対し、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数のデータ毎に、図7(2)に示す仮想アドレスを設定することができる。
また、制御部23は、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数のデータをHDD3−1,3−2に割り振るために(図4(1)(2)の場合は12個のデータを割り振るために)、HDD3−1,3−2を対にした領域毎の割り当てセクタ数(図4(2))に基づいて、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を設定する。具体的には、制御部23は、図4(2)において(HDD3−1の領域,HDD3−2の領域)=(1,N)のとき(HDD3−1の領域における割り当てセクタ数,HDD3−2の領域における割り当てセクタ数)=(9,3)であるから、12個のデータを9:3に割り振るように変換規則を設定する。この場合、領域毎のセクタ数(図4(1))において領域1ではセクタ数36、領域Nではセクタ数12であるから、割り振られるデータ数は36+12=48である。したがって、制御部23は、図7(3)に示すように、48個のデータに対し、12個のデータ毎に、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を設定する。具体的には、先頭の仮想アドレス00〜11のデータに対し、仮想アドレス00〜08が、HDD3−1におけるS00〜S08のLBA(領域1の開始セクタから9個のLBA)に変換され、仮想アドレス09〜11が、HDD3−2におけるSN−α〜SxxのLBA(領域Nの開始セクタから3個のLBA)に変換されるように、変換規則を設定する。また、(HDD3−1の領域,HDD3−2の領域)=(2,N−1)・・・(N,1)についても同様に変換規則を設定する。このように、制御部23は、図7(3)に示すように、仮想アドレス00,01,・・・とHDD3−1,3−2のLBA(S00,S01,・・・)との間の変換規則を設定する。
図6に戻って、制御部23は、データ記憶部22に記憶された、1仮想トラックのセクタ数分のデータを読み出す(ステップS702)。そして、制御部23は、読み出したデータのそれぞれに仮想アドレスを設定する(ステップS703)。図7(2)に示すように、制御部23は、例えば、読み出した12個のデータを仮想HDDにおける仮想トラック0の仮想セクタ0〜11に格納するものとして、これらのデータに仮想アドレス00〜11を設定する。また、次に読み出した12個のデータを仮想トラック1の仮想セクタ0〜11に格納するものとして、これらのデータに仮想アドレス12〜23を設定する。このように、制御部23は、1仮想トラックのセクタ数分のデータ毎に、シリアル番号の仮想アドレスを設定する。
制御部23は、1仮想トラックのセクタ数分のデータに設定した仮想アドレスを、変換規則に基づいて、HDD3−1,3−2のLBAに変換する(ステップS704)。図7(3)に示すように、例えば、制御部23は、変換規則に基づいて、仮想トラック0における12個の仮想アドレスのうちの9個の仮想アドレス00〜08を、HDD3−1のS00(HDD3−1の領域1における開始セクタのアドレス)、HDD3−1のS01(HDD3−1の領域1における開始セクタから2番目のアドレス)、・・・、HDD3−1のS08(HDD3−1の領域1における開始セクタから9番目のアドレス)にそれぞれ変換する。また、制御部23は、変換規則に基づいて、仮想トラック0における12個の仮想アドレスのうちの3個の仮想アドレス09,10,11を、HDD3−2のSN−α(HDD3−2の領域Nにおける開始セクタのアドレス)、HDD3−2のSxx(HDD3−2の領域Nにおける開始セクタから2番目のアドレス)、HDD3−2のSxx(HDD3−2の領域Nにおける開始セクタから3番目のアドレス)にそれぞれ変換する。同様に、制御部23は、変換規則に基づいて、仮想トラック4における12個の仮想アドレスのうちの8個の仮想アドレス48〜55を、HDD3−1のS36(HDD3−1の領域2における開始セクタのアドレス)、HDD3−1のS37(HDD3−1の領域2における開始セクタから2番目のアドレス)、・・・、HDD3−1のS43(HDD3−1の領域2における開始セクタから8番目のアドレス)にそれぞれ変換する。また、制御部23は、変換規則に基づいて、仮想トラック4における12個の仮想アドレスのうちの4個の仮想アドレス56〜59を、HDD3−2のSN−1−α(HDD3−2の領域N−1における開始セクタのアドレス)、・・・、HDD3−2のSxx(HDD3−2の領域N−1における開始セクタの4番目のアドレス)にそれぞれ変換する。
このように、制御部23は、変換規則に基づいて、仮想HDDの仮想アドレスを実際のHDD3−1,3−2のLBAに変換することにより、HDD3−1,3−2のLBAのセクタにアクセスすることができる。すなわち、仮想HDDによるデータ管理と実際のHDD3−1,3−2によるデータ管理とを対応付けることができる。
制御部23は、変換したHDD3−1,3−2のLBAがHDD3−1のLBAの場合、HDD3−1のLBAを指定してデータをキャッシュメモリ25−1に出力する。これにより、HDD3−1のLBAのセクタにデータが記録される(ステップS705)。また、制御部23は、変換したHDD3−1,3−2のLBAがHDD3−2のLBAの場合、HDD3−2のLBAを指定してデータをキャッシュメモリ25−2に出力する。これにより、HDD3−2のLBAのセクタにデータが記録される(ステップS705)。
制御部23は、データ記憶部22から読み出してHDD3−1,3−2に記録すべき全データについて処理が完了したと判定した場合(ステップS706:Y)、処理を終了する。一方、全データについて処理が完了していないと判定した場合(ステップS706:N)、ステップS702へ移行し、次の1仮想トラックのセクタ数分のデータに対する処理を行う。
以上のように、本発明の実施形態による記録/再生装置1によれば、制御装置2の制御部23は、予め設定されたパラメータ(領域毎のセクタ数(図4(1))及びHDD3−1,3−2を対にした領域毎の割り当てセクタ数(図4(2)))に基づいて、1台の仮想HDDにおける1仮想トラックあたりの仮想セクタ数を特定し、仮想アドレスとHDD3−1,3−2のLBAとの間の変換規則を設定するようにした。この変換規則は、HDD3−1,3−2へデータを記録する際に総合的な転送レートが平滑化されるように、HDD3−1の領域及びHDD3−2の領域の転送レートに比例してデータを割り振るための規則である。そして、制御部23は、1仮想トラックあたりの仮想セクタ数分のデータ毎に、仮想アドレスを設定し、仮想アドレスをHDD3−1,3−2のLBAに変換し、HDD3−1,3−2へ同時にデータを記録するようにした。これにより、HDD3−1,3−2へデータを記録するレートが平滑化するから、ハードディスクを用いた高速な画像等のデータの記録が可能となる。また、HDD3−1,3−2における転送レートがほぼ一定となるから、画像等のデータをハードディスクに記録する際のボトルネックをなくし、映像記録に適したハードディスクを実現することができ、工業上非常に有用な記録/再生装置1を実現することができる。
また、制御装置2の制御部23は、変換規則に基づいて、仮想HDDの仮想アドレスを実際のHDD3−1,3−2のLBAに変換し、HDD3−1,3−2のLBAのセクタにアクセスするようにした。変換規則は、1つの仮想アドレスと1つのLBAとの関連付けが規定されているから、制御装置2は、HDDに対する仮想アドレスによるデータ管理と、実際のHDD3−1,3−2に対する個々のLBAによるデータ管理とを対応付けることができる。したがって、制御装置2は、HDD3−1,3−2のLBAに代えて、1台の仮想HDDの仮想アドレスによってデータを管理することができ、データ管理の負荷を低減することができる。また、転送レートの測定データに基づいて変換規則等のパラメータが設計者により設定され、制御装置2は、そのパラメータを用いて仮想HDDを管理し、HDD3−1,3−2へアクセスするようにした。これにより、HDDの物理フォーマット情報を用いることなく、転送レートの平滑化を図ると共に、最低転送レートを高めることができる。
1 記録/再生装置
2 制御装置
3−1,3−2 HDD
21 通信部
22 データ記憶部
23 制御部
24 パラメータ記憶部
25−1,25−2 キャッシュメモリ

Claims (4)

  1. 2台のハードディスクドライブの一方に対し、ディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けて論理セクタアドレスを指定してアクセスすると共に、他方に対し、ディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けて論理セクタアドレスを指定してアクセスすることにより、データの記録及び再生を行う記録/再生制御装置において、
    所定数の領域に分割された前記ハードディスクドライブについて、前記領域のセクタ数をパラメータとして記憶し、前記一方のハードディスクドライブの転送レートが高い領域から低い領域に対して、他方のハードディスクドライブの転送レートが低い領域から高い領域を対にした場合の前記対の領域のそれぞれに、前記領域毎に測定された転送レートに比例するようにセクタ数の割り当てが求められ、前記対の領域に対する割り当て情報をパラメータとして記憶するパラメータ記憶部、及び、
    前記パラメータに基づいて、前記2台のハードディスクドライブに記録すべきセクタ長のデータを、前記一方のハードディスクドライブの領域へ記録するデータと、前記領域と対になっている他方のハードディスクドライブの領域へ記録するデータとに振り分け、かつ、それぞれのデータにハードディスクドライブの前記領域における論理セクタアドレスを割り付け、前記割り付けた論理セクタアドレスを指定して前記2台のハードディスクドライブにアクセスし、前記データの記録を行う制御部、を備えたことを特徴とする記録/再生制御装置。
  2. 請求項1に記載の記録/再生制御装置において、
    前記制御部は、前記領域のセクタ数を示すパラメータ及び前記対の領域に対するそれぞれの割り当て情報を示すパラメータに基づいて、前記対の領域における全セクタ数を算出し、前記対の領域のそれぞれに、前記割り当て情報に従って前記全セクタ数のデータが分配されるように、前記2台のハードディスクドライブを1台の仮想ハードディスクドライブとみなした場合の仮想アドレスを、前記2台のハードディスクドライブの論理セクタアドレスに変換するための変換規則を設定し、
    前記2台のハードディスクドライブに記録すべきセクタ長のデータに、前記仮想アドレスを設定し、
    前記変換規則に基づいて、前記データに設定した仮想アドレスを、前記一方のハードディスクドライブの領域の論理セクタアドレス、または、前記領域と対になっている他方のハードディスクドライブの領域の論理セクタアドレスに変換し、前記変換した論理セクタアドレスを指定して前記2台のハードディスクドライブにアクセスし、前記データの記録を行うことを特徴とする記録/再生制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録/再生制御装置において、
    前記制御部は、前記論理セクタアドレスを指定し、一方のハードディスクドライブに対しディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けてデータを記録し、他方のハードディスクドライブに対しディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けてデータを記録し、
    前記一方及び他方のハードディスクドライブにおける領域へのデータの記録は、共に、前記領域内における先頭セクタからセクタ番号が大きくなる方向へと行う、ことを特徴とする記録/再生制御装置。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項の記録/再生制御装置と、ディスクの転送レートが高い領域から低い領域へ向けてデータを記録する第1のハードディスクと、ディスクの転送レートが低い領域から高い領域へ向けてデータを記録する第2のハードディスクと、を備えたことを特徴とする記録/再生装置。
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