JP2012099214A - コンビネーション型光ディスク媒体及び、その再生方法、光ディスク装置 - Google Patents

コンビネーション型光ディスク媒体及び、その再生方法、光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フォーマットが異なる記録層を持つコンビネーション型光ディスク媒体に対し、各記録層から連続した単一のボリューム空間を構成し、その空間に対するアクセス、再生制御が可能な光ディスク装置を構成する。
【解決手段】少なくとも記録密度の異なる第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体であって、第1、第2の記録層に対し、それぞれ第1、第2のボリューム空間を構成し、各ボリューム空間はそれぞれ、ボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報と、ファイル、ディレクトリの構成情報、データの格納領域より構成され、一方のボリューム空間において、もう一方のボリューム空間の識別情報を記録する。
【選択図】図5

Description

本発明はコンビネーション型光ディスク媒体及び、その再生方法、光ディスク装置に関する。
映像情報の保存を目的としたDVD(Digital Versatile Disc)に続き、高品位映像(HD:High Definition Video)の保存を目的としたBlue-ray(BD)、HDDVD各光ディスク記録媒体、装置の開発が行われている。DVD、BD、HDDVDはそれぞれディスク構造や変調方式等のディスクフォーマットが異なるため、専用の装置や各フォーマットに対応した互換装置が必要となる。一方で光ディスクはリムーバブル媒体であることから、できる限りディスクフォーマットに制限されず、様々な装置において再生可能である事が望ましい。そこで複数のディスクフォーマットの記録層を1枚のディスク中に形成したコンビネーション型光ディスクが提案されている。コンビネーション型光ディスク媒体については例えば特許文献1を参照。
一方で光ディスク装置に接続されるコンピュータや、レコーダ、プレイヤー装置において、光ディスクに記録されているデータ管理システムとしてファイルシステムがある。ファイルシステムは光ディスクに対するアクセス領域、つまりボリューム空間に含まれるファイル、ディレクトリの識別、管理を行うシステムであり、一例としてDVD、BD、HDDVDに採用されるUDF(Universal Disc Format)が挙げられる。ファイルシステムについては例えば特許文献2を参照。
特開2006-172574号公報 特開2005-174345号公報
近年、DVDとBD、或いはHDDVD、更にDVD、BD、HDDVD各ディスク再生が可能な光ディスク装置の開発が進んでおり、コンビネーション型光ディスク媒体についても、1台の装置で各記録層へのアクセス、再生が可能になると考える。
このような状況において、コンビネーション型光ディスクに含まれる複数の記録層へのアクセス、再生を、単一、大容量のボリューム空間として扱うことが考えられ、その実現方法が課題となる。更に大容量のボリューム空間における論理アドレスと各記録層に変調される物理アドレスの対応を取りながらのアクセス、再生制御が課題となる。
一方で、各記録層それぞれを独立したボリューム空間としてアクセス、再生を行い、対応するディスクフォーマットが限定される装置に対する再生互換性も維持しなければならないという課題がある。
また、コンビネーション型光ディスクの利用方法として、例えばBD等の高密度記録層にはHDビデオ品質、DVD層にはSDビデオ品質のコンテンツを記録する場合、ビデオ品質の選択を行いながら再生が可能となる。このビデオ品質の選択は、ビデオ信号処理を行う復号器や、表示するディスプレイの仕様に従い、適切に選択されることが望ましい。従って再生するビデオ品質の選択方法が課題となる。
本発明の目的は上記課題を解決するコンビネーション型光ディスク媒体及び、その再生方法、光ディスク装置を提供するものである。
上記課題を解決するためのコンビネーション型光ディスク媒体は、第1、第2の記録層に対し、それぞれ第1、第2のボリューム空間を構成し、各ボリューム空間はそれぞれ、少なくともボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報と、ファイル、ディレクトリの構成情報、データの格納領域より構成され、更に、構成した第1、第2のボリューム空間を並べて、連続した単一のボリューム空間を構成し、連続した単一のボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報を記録する光ディスク媒体を構成することで解決される。
更に光ディスク装置は、少なくとも、第1、第2の記録層へのアクセスと、記録ピットの読み取りが可能な光ヘッドと、第1或いは第2の記録層からの読み取り信号に対する復調手段と、光ディスク再生命令より、アクセスする記録層を選択し、選択記録層に対する物理アドレスへ変換するアドレス変換手段と、記録層の選択と、物理アドレスに従って光ヘッド、復調手段を制御し、選択した記録層へのアクセス、再生を制御する再生制御手段と、光ディスク再生命令を生成する命令生成手段を備え、命令生成手段は、第1、第2の記録層から構成され、連続した単一のボリューム空間におけるアクセス先の論理アドレスを含む再生命令を生成し、アドレス変換手段は、再生命令に含まれる論理アドレスと、ボリューム空間を構成する第1と第2の記録層境界に対するアドレスから、記録層を選択し、更に選択記録層に対する物理アドレスへ変換する光ディスク装置を構成することで解決される。
本発明によると、コンビネーション型光ディスク媒体の各記録層に含まれるデータファイルに対しシームレスなアクセス、再生が可能となるとともに、記録層別に独立したボリューム空間として扱うことも可能となる。これにより、対応フォーマットに制限のある再生装置との互換性も維持可能なコンビネーション型光ディスク媒体、その再生方法、装置を提供できる。
更に、光ディスク再生データに対する処理を行う復号器、表示器などの周辺デバイスの仕様や、接続された機器へのデータ伝送帯域から最適な映像品質や、転送レートを選択し、選択結果に基づき記録層や、ボリューム空間、記録データの選択を行うことで、コンビネーション型光ディスクへのアクセス、再生の最適制御が可能となる。
本発明による光ディスク装置の説明図 コンビネーション型光ディスクの媒体構造を示す説明図 コンビネーション型光ディスクのボリューム空間構成例 光ディスクへのアクセス、再生方法を説明するフローチャート コンビネーション型光ディスクのボリューム内部構成図 コンビネーション型光ディスクのボリューム内部構成図 アクセスする記録層の選択方法を説明するフローチャート
以下では図面を用いて本発明を説明する。
まず、本発明で用いるコンビネーション型光ディスク(以下「光ディスク」)について図2を用いて説明する。図2(a)、(b)、(c)はそれぞれDVDとHDDVD、BDとDVD、BDとHDDVDの各規格に従ったフォーマットの記録層を1枚の光ディスク中に形成した場合を示している。DVD層はレーザー波長λ=650nm(赤色)、対物レンズの開口数NA=0.60の光ヘッドで記録ピット(マーク)に対しレーザーを照射し、反射光から再生信号を得る。DVD層のディスクフォーマットはトラックピッチ0.74μm、EFM+変調方式を採用し一層で4.7GB、2層構成で8.5GBの記録容量を実現し、SD(Standard Definition)Video品質の映像が主に記録される。BD層はλ=405nm(青紫)、NA=0.85の光ヘッド、トラックピッチ0.34μm、1-7PP変調方式を採用し、25GBの記録容量を実現する。HDDVD層はλ=405nm(青紫)、NA=0.65の光ヘッド、トラックピッチ0.34μm、ETM(8-12)変調方式を採用し、1層15GB、2層で30GBの記録容量を実現する。BD層、HDDVD層には高品位HD Video品質の映像が主に記録される。なお、図2(a)、(b)、(c)の何れの光ディスクも一方のディスク表面からレーザーを照射することで全ての記録層へのアクセスが可能である。
図1は本発明の第1の実施例を示すブロック図である。1は図2で説明したコンビネーション型光ディスク媒体であり、以下の要素を備えた光ディスク再生部13で再生される。2は光ヘッドであり、DVD、BD、HDDVDの内2種類の組合せ或いは、全てのフォーマットに対する記録層へのアクセス、記録ピット(マーク)の読み取りが可能であり、レーザー波長λと対物レンズ開口数NAの切り替えが可能である。3は光ディスク1の半径方向に光ヘッド2を移動させるヘッド移動手段、4は記録ピット(マーク)読み取り信号に対し、帯域制限、増幅を行うプリアンプ、5、6は各記録層からの読み取り信号に対する変調方式に従い、復調処理を行うデータ復調回路A、データ復調回路Bであり、例えばDVDとBD或いはDVDとHDDVD、BDとHDDVDの変調方式に対する復調処理をそれぞれ行う。例えば全てのディスクフォーマット(DVD、BD、HDDVD)に対応する場合は3つの復調手段を備えることになるが、ここでは図2(a)、(b)、(c)に図示した2つのフォーマットに対する再生動作を説明する目的で2つのみを図示している。7 は各復調手段から得られる復調データを選択する選択器、8は選択後の復調データを一時的に蓄積するバッファメモリ、9は決められたデータ転送プロトコルに従い、データバス30を介して後述する光ディスク制御部21との間で転送制御を行うホストI/F(インターフェイス)回路、10はホストI/F回路9を介して光ディスク制御部21から受信した再生命令に含まれ、光ディスク1のボリューム空間(「アクセス空間」ともいう)に対する先頭論理アドレスを、各記録層の物理アドレスに変換するアドレス変換回路、11は光ディスク1へのアクセス、再生を制御するドライブコントローラ、12は光ヘッドの対物レンズに対するフォーカス制御や、ヘッド移動手段3を用い、再生目的の位置へアクセス制御するサーボ制御回路である。
次に光ディスク制御部21を説明する。14は光ディスク再生部13との間でデータ転送制御を行うドライブI/F回路、15はドライブI/F回路14を介して受信した光ディスク復調データを一時的に蓄積するデータバッファ、16はデータバッファ15に蓄積されたビデオ、オーディオデータに対して、復号処理を行う復号器、17は復号されたビデオ信号に対する表示器でディスプレイ装置などがこれに相当する。18はネットワーク網を介した外部接続機器へのバッファリングデータの転送制御を行う外部I/F回路、19は光ディスクに対するアクセス(ボリューム)空間の識別、ボリュームに含まれるファイル、ディレクトリ構造を識別しながら、再生ファイルに対するアクセス、再生命令を生成するボリューム管理回路、20はユーザー等から指示されるアクセス命令に従い、ボリューム管理回路を介して再生命令を生成することと同時に、伝送網の帯域、表示器17のサイズ、解像度等の仕様、復号器16の復号能力等から、光ディスク1の再生に適切な記録層の選択、アクセス、再生制御を行うシステムコントローラである。
なお、光ディスク再生部13に含まれるドライブコントローラ11やアドレス変換回路10、光ディスク制御部21に含まれるシステムコントローラ20、ボリューム管理回路19における処理はそれぞれ同一のマイクロコンピュータ内で行われることも考えられるが、図1において機能ブロック構成、動作を説明する目的で、別々に図示している。
図3、図4を用いて光ディスク再生部13で行われる光ディスク1の各記録層へのアクセス、再生方法について説明する。
図3は図2(b)の光ディスク媒体(BD, DVD層で構成されるコンビネーション型光ディスク媒体)に対するボリューム空間と論理アドレス、各記録層と物理アドレスの対応を説明した例である。図3(a)はBD層、DVD層各記録層に対応した物理領域の構成と物理アドレスの対応について示す。図3(b)は各記録層を独立したボリューム空間とした場合の記録層と、ボリューム空間、論理アドレスの対応について示す。図3(c)は各記録層を連続した単一のボリューム空間として扱う場合の記録層と、ボリューム空間、論理アドレスの対応について示す。
図3(a)において、BD層はリードイン、データ、リードアウトの各領域から構成される。2つの記録層を備えるDVD層はリードイン、データ、ミドルエリア、リードアウトの各領域から構成される。BD層の物理アドレスXは内周から外周に向かって増加する。DVD層の物理アドレスYは1層目では内周から外周方向に向かい増加し、2層目では外周から内周に向かい減少する。このように、DVD層はOpposite Track passを用いており、1層目の内周から外周、2層目の外周から内周の順番に記録データが連続するように配置される。
前述した物理領域のうちデータ領域はボリューム空間に相当する。光ディスク制御部21はボリューム空間に対する再生命令などを生成して光ディスク1へのアクセス制御を行う。BD層のデータ領域、DVD層のデータ領域をそれぞれボリューム1、ボリューム2とする例を図3(b)に示す。各ボリューム空間に対する倫理アドレスは、ボリューム先頭をアドレス0とし、ボリューム空間でのアクセス単位である論理ブロック毎にアドレスが割り当てられる。具体的には、ボリューム1には先頭アドレス0から最終アドレスXend‘が割り当てられ、ボリューム2には先頭アドレス0から最終アドレスYend‘までが割り当てられる。
図3(c)は、両ボリューム空間を連続した単一のボリューム空間として扱う場合を説明しており、BD層のデータ領域を単一ボリューム1_2の前半に、DVD層のデータ領域を後半に配置する例を示す。単一ボリューム1_2の論理アドレスZ’は、先頭アドレスを0とし、最終アドレスを(Xend‘ + Yend‘) +1とする。
ここで、1論理ブロックあたりのデータ量が図3(b)のボリュームを構成する1論理ブロックのデータ量と同一であることを前提に、論理アドレスを与えてある。図3(b)の2つのボリューム空間毎に1論理ブロックデータ量が異なる場合も考えられるが、図3(c)の単一のボリューム空間を構成する場合には、全て同一のデータ量単位の論理ブロックで構成され、ボリューム空間に対する論理アドレスが割り当てられる。
1論理ブロックのデータ量が異なるボリューム空間へのアクセスや、ボリューム構成によりデータ量を変更する場合のアクセスについては、アドレス変換回路10において、光ディスク制御部21より1論理ブロック単位のデータ量についての情報を取得し、その情報と各記録層に対する物理ブロック(セクタ)のデータ量を比較することで論理アドレスから物理アドレスへの変換を行う。
以上では、図2(b)のコンビネーション型光ディスクを例にボリューム空間の構成、論理アドレス、物理アドレスの対応を説明したが、図3(a)、(c)のコンビネーション型光ディスク媒体についても同様の手法でボリューム空間の構成、論理アドレスの割当てを行うことができる。
次に図3(b)または(c)のボリューム空間に対し、図1の光ディスク装置で行われるアクセス、再生制御について図4を用いて説明する。
まず、アクセス、再生制御開始の処理について説明する。光ディスクが装着され、光ヘッド2のフォーカス制御や、λ、NAの切り替え制御により、図3のコンビネーション型光ディスク媒体であると判別された場合、ホストI/F回路9を介して識別情報を光ディスク制御部21へ転送する。なお、識別情報は、実施例2で説明する図5、図6のAVDP(Anchor Volume Descriptor Pointer)に相当し、ボリューム空間の始まり、または、終わりを示す。
ボリューム管理回路19は、実施例2で詳細に説明する方法により、図3(b)のボリューム空間のみが存在することの識別、或いは図3(b)、(c)の両ボリューム空間が存在することを識別する。その後、システムコントローラ20でアクセス、再生の際に用いるボリューム空間を選択する(S401)。ボリューム空間の選択後、アクセス命令に従いボリューム空間を構成するファイルへのアクセス、再生が指定され、更にボリューム管理回路19では選択されたファイルに対する論理アドレスをファイルシステムで行われるファイル、ディレクトリ識別シーケンスより求め再生命令を生成する(S402)。ボリュームの選択、再生命令はドライブI/F回路、ホストI/F回路9を介して光ディスク再生部13に送られる。
アドレス変換回路10は、ボリューム空間の選択情報に基づいて、光ディスク1に存在する記録層の中からアクセス、再生を行う記録層を選択する(S403)。なお、選択情報は、S401での選択の結果、ボリューム管理回路19から出力される情報であり、アクセス、再生の際に用いるボリューム空間の選択結果である。
S403の選択結果から、単一フォーマットの記録層が選択された場合には(S404)、図3(b)のボリューム1またはボリューム2に対するアクセス、再生を行うことになり、アドレス変換回路10は、再生命令を構成するアクセス論理アドレスを、選択した記録層に対する物理アドレスに変換する(S405)。例えばボリューム1を構成する記録層へのアクセスはアクセス論理アドレスX‘をBD物理アドレスXに変換する。ボリューム2を構成する記録層へのアクセスはアクセス論理アドレスY‘に対し、DVD物理アドレスYまたはDVD第2層目であればYのビット反転値に変換される。
ドライブコントローラ11はアドレス変換回路10にて選択した記録層とそれに対する物理アドレスへのアクセス処理をサーボ制御回路13にアクセス命令として生成することで行う。サーボ制御回路は光ヘッド2に対し、選択した記録層に適したレーザー波長λ、対物レンズ開口数NAを選択しフォーカスを合わせることで選択記録層へアクセスする。更に選択記録層のディスクフォーマットに適したデータ復調回路を選択器7で選択し(S406)、光ディスク再生信号に対するデータ復調を行うと共に、復調データに含まれ、現在再生しているディスク上の物理アドレス情報をドライブコントローラ11に出力する。ドライブコントローラ11は検出した物理アドレスと、アクセス目標に対する物理アドレスの比較からサーボ制御回路12を介してヘッド移動手段3、光ヘッド2のフォーカスを制御し目標位置へのアクセス、再生を行い、復調後の再生データ転送を行う(S407)。
なお、以上説明した単一のディスクフォーマットの記録層で構成される各ボリューム空間へのアクセス、再生方法は、光ディスク制御部21で行われる再生命令の生成の度にアクセス対象とするボリューム空間の切り替えが発生する場合にもS401からの処理を行うことで対応する。
一方で、ボリューム管理回路19において図3(c)のボリューム空間の存在が識別され、そのボリューム構成がS401で選択された場合について説明する。
図3(c)のボリューム空間である場合には、BD、DVD記録層を含む単一ボリューム1_2に対するアクセス、再生命令が光ディスク制御部21で生成される(S401、S402)。単一のボリューム空間に対するアクセスについて、ボリューム管理回路19ではBD、DVD層の境界や、図3(b)の複数のボリューム構成との対応よるボリューム境界の識別は行わないため、S401で行われるアクセスする記録層の選択情報は存在しない。従ってS403、S408でアドレス変換回路10は再生命令に含まれるアクセス論理アドレスから、アクセス先の記録層の判定と、判定した記録層に対する物理アドレスへ変換する。
記録層の決定は、(アクセス論理アドレスZ’)≦(BD層の最終論理アドレスXend’)の場合BD層と判定され、BD層に対する物理アドレスXへの変換が例えば行われる。また(アクセス論理アドレスZ’)>(BD層の最終アドレスXend’)の場合DVD層と判定され、DVD層に対する物理アドレスYへの変換が行われる。DVD層対する物理アドレスへの変換について、例えば(アクセス論理アドレスZ’)−(BD層最終アドレスXend’+1)よりDVD層のみに対するボリュームと同じ論理アドレス値に変換した後、DVD層の物理アドレスYに変換する。再生命令に含まれるアクセス論理アドレスを一旦、BDあるいはDVDのみを含むボリューム空間相当する論理アドレスに変換し、それから物理アドレスへ変換することで変換方法を共通化できる。アドレス変換回路10における記録層の選択、物理アドレスへの変換処理後、S406、S407の処理が行われる。
図3(c)のボリューム構成におけるBD層の最終アドレスXend‘は、BD層のデータ領域終端の物理アドレスから、データ領域先頭の物理アドレス値を減算し、BD層のボリューム空間における論理アドレス値に変換することで求めることができる。ボリューム空間の先頭がDVD層の場合も同様の方法で求めることができる。
更に、図3(c)のボリューム空間に対するアクセス、再生は、異なる記録層に渡る連続再生を行う場合も考えられる。例えばBD層からアクセス、再生を開始しDVD層に渡る再生を連続的に行う場合について説明する。初回のアクセス、再生は図4の処理フローに従い、BD層の選択、アクセス、再生が開始される。ドライブコントローラ11はBD層を構成するデータ領域の最終物理アドレスの検出に呼応してサーボ制御回路に対し再生停止を制御し、光ヘッド2、選択器7に対し切り替えを行った後DVD層のデータ領域先頭へのアクセス、再生を制御する。
以上説明した第1の実施例では、コンビネーション型光ディスク媒体に含まれる異なるディスクフォーマットの記録層を、個別のボリューム或いは、連続した単一のボリューム空間として扱い、アクセスを行う目的で、光ディスク制御部21で行われるアクセスボリューム空間の選択と、再生命令を生成することで、光ディスク再生部13はアクセスする記録層の選択と、物理アドレスへの変換を行い、更に選択した記録層に適した光ヘッドのレーザー波長、レンズ開口数、復調手段を選択することでコンビネーション型光ディスクにおける各記録層へのアクセス、再生を行うことことが可能となる。
なお図3(c)の単一のボリューム空間構成に対しアクセス、再生を行う場合、ボリューム管理回路19においてBD、DVD層の存在を区別せず再生命令を生成すると説明したが、光ディスク再生回路より、記録層境界に対する論理アドレスに関する情報の転送に対応する場合に、ボリューム管理回路19は再生命令などにアクセス先の記録層或いはディスクフォーマットに関する情報を含めて伝送することも考えられる。この場合、アドレス変換回路10はそれに従って、アクセス記録層の選択、物理アドレスへの変換を行うことも考えられ、図4の処理フローがそのまま適用となる。
次にコンビネーション型光ディスク媒体に対して図3(b)或いは(c)のボリューム空間を構成する際の領域構成、ボリュームの識別、ファイル、ディレクトリ構造の識別、ファイルへのアクセスについて説明する。
図5(a)は従来のボリューム空間の領域構成の一例を示す説明図であり、UDF(Universal Disc Format)に準拠した領域構成例を示している。AVDP(Anchor Volume Descriptor Pointer)はボリューム空間の始まりを示すボリューム識別子を含む領域であり、ボリューム管理回路19 はAVDP(識別情報)に基づいて、ボリューム空間の存在を識別する。MDFはボリューム空間に含まれるファイル、ディレクトリ構造に関する情報の格納領域であり、メタデータファイル(Meta Data File)と呼ばれる。ボリューム空間は、更にMDFで識別されるファイルに対するデータの格納領域(RTF)を備えており、RTFにはビデオなど再生時にリアルタイム性を要するデータや、コンピュータ向けのデータファイルが格納される。
ボリューム管理回路19はAVDP検出後のボリューム識別処理の過程でMDFを検出する。MDFに基づいて検出したボリューム空間内のファイル、ディレクトリ構造を取得する。更にRTF領域に格納されたアクセスするファイルに対応するデータに対する再生命令を生成する。AVDPとMDFについてはボリューム空間終端にも同様の領域が確保されディスク上の欠陥でその該当部分が再生できない場合の保護目的で設けられる。
図5(b)は図3(b)に示される2つのボリューム空間を構成した一例を示している。図5(b)に示すように、記録層ごとにボリューム空間を設け、図5(a)で説明した各情報を記録する。これにより、一方の記録層のみ有する光ディスクとの互換性を確保する。更に、各ボリューム空間内に、他方のボリューム空間に対するADVPを記録する。例えば、BD層のボリューム1にDVD層に対するAVDP(Vol2)を記録し、DVD層のボリューム2にBD層に対するAVDP(Vol1)を記録する。これにより、ボリューム管理回路19は、BD層に対するボリューム1のアクセス中であっても、DVD層へのアクセスを行うことなく、DVD層に対するボリューム2の存在を識別可能となる。
MDFとMDFのミラーであるMDMFについてもAVDPと同様に、一方の記録層に対するボリューム空間に、他方の記録層に対するボリューム空間のMDF、MDMFを記録する。つまりBD層のボリューム1にDVD層のMDF(Vol2),MDMF(Vol2)を記録し、DVD層のボリューム2にBD層のMDF(Vol1), MDMF(Vol1)を記録する。この場合、ボリュームの識別だけでなく、ファイルディレクトリ構造についても、一方の記録層にアクセスするのみで、全てのボリューム空間に存在するファイル、ディレクトリ構造情報を検出可能となる。なおボリューム領域の確保に制限がある場合には、MDMF(Vol1)、MDMF(Vol2)を、異なるボリューム空間中に確保しなくても良い。
以上説明したボリューム空間を構成することで、光ディスク装着時に最初にアクセスした記録層の再生のみで、複数のボリューム空間の存在、更にはファイル、ディレクトリ構造を識別することが可能となり、ボリューム管理回路19で行われるボリューム空間の認識処理を短時間で行うことができる。以上説明したボリューム空間の構成に対するアクセス、再生は図4で説明した再生方法が適用され、システムコントローラ20はボリューム識別回路19で検出したボリューム空間、ファイル、ディレクトリ構造と、指定されるアクセス命令よりアクセスするボリューム空間の選択を行い、ボリューム管理回路19はボリューム選択結果と、アクセスファイルに対する論理アドレスから再生命令を生成し、光ディスク再生回路の制御を行う。
なおAVDP、MDF、MDMFの格納は、例えばBD層のみに、DVD層のAVDP(Vol2)、MDF(Vol2)、MDMF(Vol2)を確保し、DVD層には確保しない構成としても良い。これは光ディスク装置がBD層の検出を最初に行う場合を想定し、互いのボリューム領域で共有する情報を必要最小限に抑えることが目的である。更に、その逆で、DVD層にのみBD層の情報を共有する構成としても良い。
図6はコンビネーション型光ディスク媒体の各記録層を単一のボリューム空間として扱う場合のボリューム内の領域構成例を示している。
図6においても、記録層ごとにボリューム空間を設け、図5(a)で説明した各情報を記録する。これにより、一方の記録層のみ有する光ディスクとの互換性を確保する。更に一連の単一ボリューム1_2空間としてアクセスするため、ボリューム1_2に対するAVDP(Vol1_2)、メタデータファイルMDF(Vol1_2)をBD層に含まれるボリューム1_2の先頭に与える。更に同じAVDP(Vol1_2)、ミラーのMDMFをDVD層に含まれるボリューム空間の終端領域に与える。従って、BD、DVD層個別のボリューム空間に対するAVDP、MDF、MDMFが記録されるのと同時に、連続した単一ボリューム1_2に対するAVDP(Vol1_2)、MDF(Vol1_2)、MDMF(Vol1_2)も記録される。AVDP(Vol1_2)はボリューム1_2空間に対するボリューム識別子の検出とMDF(Vol1_2)の検出を行い、MDFVol1_2にはBD、DVD各層のリアルタイムデータであるRTF(Vol1)、RTF(Vol1)に対するファイル、ディレクトリ構造の情報が一つの領域に纏めて格納される。なおボリューム1_2に対するAVDP、MDF、MDMFについては、BD層の先頭とDVD層の終端に与えることに限定されず、各記録層の先頭、終端領域にそれぞれ確保し、ボリューム識別、ファイル、ディレクトリ構造の検出信頼性を高めることも考えられる。
以上説明した一連の単一ボリューム空間を構成することで、フォーマットの異なる記録層や、複数のボリューム空間に対する管理を行う必要が無くなり、単一のボリューム空間に対するアクセス、再生制御を行うことができる。一方で各記録単独のボリューム空間としてボリューム検出を行い、ファイル、ディレクトリの管理、アクセス、再生も可能であり、例えば一方の記録層のみしか再生対応しない装置においても再生互換性を維持できる。
以上説明したボリューム空間の構成に対するアクセス、再生は図4で説明した再生方法が適用される。
次に光ディスク制御部21で行われ、コンビネーション型光ディスク媒体に含まれる記録層、記録データの再生制御について図7を用いて説明する。この制御に適用される媒体として、例えば図5或いは図6のボリューム空間を構成するコンビネーション型光ディスク媒体が挙げられ、例えばBD層のボリューム空間にはHD映像品質のビデオデータ、DVD層のボリューム空間にはSD映像品質のビデオデータが格納されており、更に各記録層に対する再生データの転送レートは、(BD層転送レート)>(DVD層転送レート)の関係であるとする。
図7において、光ディスク再生部13に装着された光ディスク1が再生可能になった後、光ディスク制御部21は光ディスク1の各層からAVDPの再生を制御し、その検出結果から光ディスク1に対するボリューム空間を検出する。ボリューム管理回路19は例えば、図6(c)のボリューム空間を構成する光ディスクであることを前提に、各記録層別のボリューム空間AVDP(Vol1)、AVDP(Vol2)に対する再生命令だけでなく、単一ボリューム1_2空間のAVDP(Vol1_2)の再生命令も生成し、光ディスク再生部13に対し再生を制御する。
AVDPに対する論理アドレスは予約されており、ボリューム管理回路19はその論理アドレスよりAVDP(Vol1)、AVDP(Vol2)、AVDP(Vol1_2)に対する再生命令を生成する。ボリューム識別回路19 は、各再生命令に対し得られた再生データから、ボリューム識別子を検出し、その検出状況からボリューム空間を検出する。更にシステムコントローラ20においてボリュームの検出した結果から、アクセスに用いるボリューム空間を選択し、ボリューム管理回路19はその選択結果に対するMDFあるいはMDMFに対する再生命令を生成し、選択したボリューム空間に対するファイル、ディレクトリ情報を取得する。一方で各記録層に対する転送レートをドライブ情報として取得する(S701)。この実施例では説明したボリューム空間の識別、選択処理により、図5の複数のボリューム構成或いは、図6に示されるボリューム1_2の構成が選択され、各記録層の転送レートは例えば(BD層の転送レート)>(DVD層の転送レート)とする。
ボリューム空間の選択、ファイル、ディレクトリ構造の検出を行いながら、更にシステムコントローラ20は、復号器16、表示器17、外部I/F回路18に代表される、光ディスク再生データに対し処理を行う各手段から、その仕様や、現在の動作状況に関する情報を取得する。具体的な取得情報として、復号器16からは、HDビデオデータの復号対応や、専用ハードウエアによる復号か、或いはコンピュータ等の中央演算処理装置(CPU)を用いた演算処理による復号か、更にCPUによる復号の場合、HD或いはSDビデオ品質のビデオデータに対する復号処理を行えるだけの処理能力を備えるのか、つまり高速処理能力を備えるのか、マルチCPU構成でビデオ復号タスクを分散処理できるのか等の情報が挙げられる。
表示器17については、画面サイズ、解像度についての情報、外部I/F回路については伝送網自体の伝送速度や、外部接続機器におけるデータ処理能力、つまり外部機器において扱うビデオ品質や、HDD、光ディスクなど記録装置の転送レート等の情報が相当する(S702)。一方システムコントローラ20はアクセス命令に従い、光ディスクに含まれるファイルを選択し、ボリューム管理回路19を介してファイルデータへのアクセス、再生を行うが、S703においてビデオファイルの再生を選択した場合には、S704に遷移し、表示器17の画面サイズ、解像度等、表示器17の仕様がHDビデオファイル再生に適すか判定する。
S704で表示器17がHDビデオファイル再生に適切であると判断された場合、更にS705において復号器16に対する適合を判定する。復号器16が例えばHDビデオ対応の復号器である場合や、CPU演算処理により復号を行う場合で、処理能力がHDビデオ復号処理に十分対応できる場合などの条件を満たすと判定された場合にHDビデオファイルの再生を選択する(S706)。更に選択結果よりボリューム管理回路19はBD層のボリューム空間におけるHDビデオファイル再生に対する再生命令を生成し(S708)、光ディスク再生部13においてアクセス、再生を行う。
一方、S704、S705において、表示器17、復号器16がHDビデオファイルの再生に不適と判断された場合は、SDビデオファイルの再生が選択され(S707)、選択結果よりボリューム管理回路19はDVD層のボリューム空間におけるSDビデオファイル再生に対する再生命令を生成し(S708)、光ディスク再生部13においてアクセス、再生を行う。
以上の、コンビネーション型光ディスクに含まれる各記録層へのアクセス、再生が可能な光ディスク再生部13と光ディスク制御部21によって、接続される表示器或いは復号器に最適な画質のビデオファイル選択、再生制御が可能となる。
例えば、ビデオファイルの復号を専用ハードウエアではなくコンピュータ等に搭載されたCPUで行う場合があるが、ビデオ復号はそのリアルタイム性確保の目的で最優先で処理が行われるため別のCPU処理が待たされたり、CPU割り込み処理の受付で、リアルタイム性が損なわれるという問題がある。この問題は、上記で説明した方法を用いることで解決可能となる。
この具体的手法として、システムコントローラ20は、復号に利用可能なCPU処理能力や、その占有状況、別のCPU処理の発生状況に応じてHD、SDビデオファイル再生を切り替える構成としても良いし、ビデオ復号処理に割当可能なCPU占有率の上限を決めておき、残りを別のCPU処理に割り当てる構成としても良い。
最後に、外部I/F回路を介して接続機器に再生データとして転送する場合の再生制御について説明する。
例えば外部I/F回路を介してビデオファイルに対するデータ転送を行い外部接続機器で復号を行う場合が考えられる。この場合S710において伝送網の転送レートとリアルタイムにビデオ復号を行うのに必要な伝送レートを比較し、SDまたはHDビデオファイルの選択(S706、S707)を制御する。
更にS710においては伝送網の混雑状況により、再生するビデオファイルを選択する場合も考えられる。例えば伝送網の混雑によりデータ伝送のスループットが低下している場合にはS707に分岐し、SDビデオファイルの選択、再生を行う。ビットレートが低いつまり、単位時間に対する復号データ量が小さいSDビデオファイルを選択することで伝送網におけるデータ伝送、外部接続機器における復号処理のリアルタイム性を確保する。
また、ビデオ復号を伴わず、再生データとして転送する場合、つまり伝送網を介して外部接続機器に搭載される記録装置(半導体メモリ、HDD:Hard Disc Drive、光ディスク)への転送を行う場合も考えられる。この場合、S710において、例えば伝送網或いは、伝送網を介して接続される記録装置へのデータ転送レートとS701で取得した各記録層のク転送レートを比較する。
(データ転送におけるスループット)>(BD層転送レート)の条件を満たす場合は光ディスク装置の転送レートを最大限に発揮可能であるS706に遷移、BD層に含まれるファイルアクセス、再生を選択する。データ転送におけるスループットについては、伝送網を介して記録装置へデータ転送する際の総合的な転送レートであり、伝送網、記録装置それぞれ単独の転送レートとは異なる。DVD層に対し記録密度の高いBD層を優先的に選択することで、転送レートを最大限発揮することに限定されず、光ディスク回転数も抑制しながら転送レートを維持可能であることから、光ディスク装置の消費電力抑制にも貢献する。
以上説明した第3に実施例によれば、ビデオデータに対する復号器、表示器の仕様や、動作状況などから再生に適切なビデオファイルへのアクセス、再生を制御することが可能となる。
1 …光ディスク、2 …光ヘッド、3 …ヘッド移動手段、4 …プリアンプ、5 …データ復調回路A、6 …データ復調回路B、7 …選択器、8 …バッファメモリ、9 …ホストI/F回路、10 …アドレス変換回路、11 …ドライブコントローラ、12 …サーボ制御回路、13 …光ディスク再生回路、14 …ドライブI/F回路、15 …データバッファ、16 …復号器、17 …表示器、18 …外部I/F回路、19 …ボリューム管理回路、20 …システムコントローラ、21…光ディスク制御回路。

Claims (11)

  1. 記録密度、変調方式の異なる第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体であって、
    第1、第2の記録層に対し、それぞれ第1、第2のボリューム空間を構成し、
    各ボリューム空間はそれぞれ、ボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報と、ファイル、ディレクトリの構成情報、データの格納領域より構成され、
    一方のボリューム空間において、もう一方のボリューム空間の識別情報を記録することを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
  2. 請求項1において、に加え、一方のボリューム空間おいて、もう一方のボリューム空間に含まれるファイル、ディレクトリの構成情報を記録することを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
  3. 記録密度、変調方式の異なる第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体であって、
    第1、第2の記録層に対し、それぞれ第1、第2のボリューム空間を構成し、
    各ボリューム空間はそれぞれ、ボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報と、ファイル、ディレクトリの構成情報、データの格納領域より構成され、
    更に、構成した第1、第2のボリューム空間を並べて、連続した単一のボリューム空間を構成し、
    連続した単一のボリューム空間の先頭或いは、終端を示す識別情報を記録することを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
  4. 請求項3において、単一のボリューム空間に対する識別情報に加え、そのボリューム空間に含まれ、第1、第2のボリューム空間に対するファイル、ディレクトリ構成情報を含む統合した構成情報を記録することを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
  5. 記録密度、変調方式の異なる第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体に対し再生を行う光ディスク装置であって、
    第1、第2の記録層へのアクセスと、記録ピットの読み取りが可能な光ヘッドと、
    第1或いは第2の記録層からの読み取り信号に対する復調回路と、
    光ヘッド、復調回路を制御し、選択した記録層へのアクセス、再生を制御する再生制御回路と、
    光ディスク再生命令を生成する命令生成回路を備え、
    再生制御回路は光ヘッドの制御により各記録層へのアクセスを行い、コンビネーション型光ディスク媒体を検出し、
    命令生成回路は、その検出結果に従いボリューム空間の先頭或いは終端を示す識別情報を検出する目的で、再生命令を生成、検出結果に従い、第1、第2のボリューム空間或いは連続した単一のボリューム空間を検出し、
    更に、検出結果からボリューム空間を選択、その空間に対する再生命令を生成することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 記録密度、変調方式の異なる第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体に対する再生方法であって、
    光ディスクに対し各記録層へのアクセスを行い、コンビネーション型光ディスク媒体を検出し、
    検出結果に従い、ボリューム空間の先頭或いは終端を示す識別情報の検出により、第1、第2のボリューム空間或いは連続した単一のボリューム空間を検出し、
    更に、検出結果からボリューム空間を選択、その空間に対する再生命令を生成することを特徴とする光ディスク再生方法。
  7. 記録密度、変調方式が異なり、高品位映像データと標準品質の映像データを別々に記録した第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体に対し再生を行う光ディスク装置であって、
    第1、第2の記録層へのアクセスと、記録ピットの読み取りが可能な光ヘッドと、
    第1或いは第2の記録層からの読み取り信号に対する復調回路と、
    光ヘッド、復調回路を制御し、選択した記録層へのアクセス、再生を制御する再生制御回路と、
    光ディスク再生命令を生成する命令生成回路と、
    再生した映像データに対する復号回路を備え、
    命令生成回路は、復号回路が備える復号処理能力に従い、アクセス、再生を行う記録層を選択することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項7において、更に
    映像データ復号後の映像信号を表示する表示回路を備え、
    命令生成回路は、表示回路の画面サイズや解像度の仕様に従い、アクセス、再生を行う記録層を選択することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 記録密度、変調方式が異なり、高品位映像データと標準品質の映像データを別々に記録した第1、第2の記録層を備えるコンビネーション型光ディスク媒体に対し再生を行う光ディスク装置であって、
    第1、第2の記録層へのアクセスと、記録ピットの読み取りが可能な光ヘッドと、
    第1或いは第2の記録層からの読み取り信号に対する復調回路と、
    光ヘッド、復調回路を制御し、選択した記録層へのアクセス、再生を制御する再生制御回路と、
    光ディスク再生命令を生成する命令生成回路と、
    再生データを外部接続機器へ転送する転送回路備え、
    命令生成回路は、転送回路を介して伝送されるデータの転送レートに従い、アクセス、再生を行う記録層を選択することを特徴とする光ディスク装置。
  10. 第1の規格に基づいた第1の記録層と、第2の規格に基づいた第2の記録層を備えたコンビネーション型光ディスク媒体であって、
    前記第1の記録層には前記第2の記録層の管理情報が記録されており、
    前記第2の記録層には前記第1の記録層の管理情報が記録されていることを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
  11. 第1の規格に基づいた第1の記録層と、第2の規格に基づいた第2の記録層を備えたコンビネーション型光ディスク媒体であって、
    前記第1の記録層には前記第1の記録層のデータ領域と前記第2の記録層のデータ領域を一つのボリュームとして管理する管理情報が記録されていることを特徴とするコンビネーション型光ディスク媒体。
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