JP2010282607A - 通信装置、通信装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】USBホスト側の消費電力をより効果的に低減可能とする。
【解決手段】制御部は、低消費電力状態への移行要求を受けると、満了告知時間を設定してタイマを起動させると共に、接続部を、通常動作状態から通信可能で時間に応じてサスペンド状態に移行する一時的動作状態に移行させる。タイマは、通信部に対する通信要求毎にゼロクリアされる。タイマは、通信部に対する通信要求が所定の時間無く、タイマ値が満了告知時間に達したら、制御部に対して満了告知を行う。制御部は、満了告知に応じて、接続部を、SOFの送信を停止すると共に接続機器に対する電源供給を制限するサスペンド状態に移行させる。また、制御部は、接続部がサスペンド状態のときに通信部に対して通信要求があると、接続部を一時的動作状態に移行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信装置、通信装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
従来より、電子機器同士を接続する方法として、ホストマシンと複数の周辺機器(デバイス)との間をシリアル通信で接続する、USB(Universal Serial Bus)接続が普及している。
USBの特徴の1つとして、ホストマシンに対して周辺機器を新たに接続したり取り外す場合に、自動的に周辺装置との接続関係を認識する機能であるプラグアンドプレイ機能がある。また、USBは、電源を入れたまま、周辺機器の接続および取り外しができる活線挿抜機能(ホットスワップ機能)も有している。USBでは、これらの機能により、ユーザが周辺機器の接続の際に、接続する周辺機器のアドレスおよびID番号などの設定や、周辺機器に対する電源供給について煩わされることが無いよう考慮されている。
従来では、USB接続は、パーソナルコンピュータがホストマシンとなることが一般的であった。一方、近年では、電子機器の内部に組み込まれる機器をUSBにより接続し、USB接続の外部機器と一括して取り扱うことが提案されている。例えば、内蔵のハードディスクドライブといった2次記憶装置や認証デバイス、テンキーやディスプレイなどのUI(User Interface)を実現するためのデバイスを、USBを用いて内部的に接続する。
ここで、USBによる接続では、ホストマシンとなった電子機器は、USBにより接続される機器に対して電源供給を行えることが必要となる場合がある。内部に組み込んだ機器をUSBにより接続する場合であっても、接続された機器に対する電力供給および機器の制御による消費電力など、構成されるシステム全体の電源パフォーマンスを考慮する必要がある。
特許文献1には、接続されたデバイスがUSB規格に準拠したサスペンド状態を満たしているか動的に判定し、若し、満たしていると判定した場合、ホストマシンからUSB接続デバイスへのアクセスが無いときに、USB接続デバイスをサスペンド状態へ強制的に移行させる技術が記載されている。
しかしながら、上述の特許文献1は、ホストマシンに対してUSB接続された機器をサスペンド状態に移行させるものであって、ホストマシン側の低消費電力状態を制御するものではなかった。
特に、近年では、消費電力の低減は重要な課題として挙げられており、USB接続を行うことにより最低消費電力が嵩上げされることは、できるだけ避けなければならない。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであって、通信ホスト側の消費電力をより効果的に低減可能な通信装置、通信装置の制御方法、プログラムおよび記憶媒体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、他の機器を接続する接続手段と、接続手段を介して、他の機器との間で通信要求に従って信号の通信を行う通信手段と、接続手段の状態を、通信手段による通信が可能な第1の状態と、通信手段による通信を行わないと共に接続手段の電力消費を抑制する第2の状態とのうち何れか一方に制御する制御手段とを有し、制御手段は、他の機器が接続された接続手段が第1の状態のときに通信手段に対する通信要求を所定時間受信しない場合に、接続手段の状態を第1の状態から第2の状態に遷移させることを特徴とする。
また、本発明は、通信手段が、接続手段を介して他の機器との間で通信要求に従って信号の通信を行う通信ステップと、制御手段が、接続手段の状態を、通信ステップによる通信が可能な第1の状態と、通信ステップによる通信を行わないと共に接続手段の電力消費を抑制する第2の状態とのうち何れか一方に制御する制御ステップとを有し、制御ステップは、他の機器が接続された接続手段が第1の状態のときに通信ステップに対する通信要求を所定時間受信しない場合に、接続手段の状態を第1の状態から第2の状態に遷移させることを特徴とする。
本発明によれば、他の機器が接続された接続手段が通信可能な第1の状態のときに通信要求を所定時間受信しない場合に、接続手段の状態を通信を行わないと共に接続手段の電力消費を抑制する第2の状態に遷移させるようにしているため、通信ホスト側の消費電力をより効果的に低減可能であるという効果を奏する。
図1は、本発明に適用可能な機器の接続形態を概略的に示す略線図である。 図2は、本発明の実施形態および各変形例に共通の、USBにおけるバスの一例の状態遷移を示す状態遷移図である。 図3は、本発明の実施形態および各変形例に共通の、USBにおけるバスの一例の状態遷移をより詳細に示す状態遷移図である。 図4は、本発明の実施形態によるUSB通信部の機能を説明するための機能ブロック図である。 図5は、本発明の実施形態による、接続部の低消費電力状態への一例の移行動作を示すシーケンスチャートである。 図6は、識別情報の例を示す略線図である。 図7は、既知の識別情報のリストの例を示す略線図である。 図8は、本発明の実施形態の第1の変形例による、サスペンド状態への移行の可否を判断する一例の処理を示すフローチャートである。 図9は、USBデバイスの識別情報と接続位置とを関連付けて保持することを説明するための略線図である。 図10は、本発明の実施形態の第2の変形例による、サスペンド状態への移行の可否を判断する一例の処理を示すフローチャートである。 図11は、本発明の実施形態および各変形例に適用可能な、ホスト側機器としての複合機の一例の構成を概略的に示すブロック図である。
<実施形態>
以下に添付図面を参照して、本発明に係る通信装置の最良な実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明に適用可能な機器の接続形態を概略的に示す。例えば、USB(Universal Serial Bus)による接続におけるホストマシンとなるホスト側機器1に対して、外部接続機器であるUSBデバイス2、2、…がUSBケーブル3、3、…でそれぞれ接続される。
ホスト側機器1は、USBによる通信を行いUSBホストとなるUSB通信部5と、USB通信部5の状態を管理する状態管理部4とを有する。状態管理部4は、システム全体の状態を管理する。USB通信部5に関しては、状態管理部4は、消費電力を抑えた低消費電力制御の状態(低消費電力状態)と、通信処理を優先するフルアクティブ状態とを管理する。USB通信部5は、USB接続を行うためのポートを複数有し、複数のポートにそれぞれ接続されたUSBデバイス2、2、…との通信を、それぞれ制御することができる。
なお、図1では、USBデバイス2がホスト側機器1に対して外部的に接続されるように示されているが、これはこの例に限定されない。すなわち、USBデバイス2は、ホスト側機器1の内部に組み込まれる機器であってもよい。このとき、ホスト側機器1とUSBデバイス2とは、USBケーブル3で接続されるのに限られず、例えば機器内部の回路として接続されていてもよい。また、USB通信部5に対して、ホスト側機器1に対して外部的に接続されるUSBデバイス2と、内部に組み込まれた機器とを共に接続してもよい。
図2は、本発明の実施形態および各変形例に共通の、USBにおけるバスの一例の状態遷移を示す。USBにおいて、バスは、概略的には、動作状態とサスペンド状態との2状態を持つ。
動作状態は、バスがアクティブな状態であり、動作状態において、USBデバイス2に対して、フレームの開始を示すSOF(Start Of Frame)を所定間隔で送信する。また、動作状態では、USB通信部5からUSBデバイス2に対してUSBケーブル3を介して電源が供給される。
動作状態は、通常動作状態と、一時的動作状態とを含む。通常動作状態は、バスによる通信が常時可能な状態である。USB通信部5は、動作状態においてシステムの状態管理部4から低消費電力状態要求を受けると、通常動作状態から一時的動作状態へと状態を遷移させる。一時的動作状態は、新規接続、接続の解除、バスに対するアクセス要求といったバスの状態変化が所定時間内に無い場合に、USB通信部5の状態を動作状態からサスペンド状態へと遷移させる。
サスペンド状態は、バスがアイドル状態となる。例えば、サスペンド状態では、USBデバイス2に対するSOFの送信を停止すると共に、USBデバイス2に対する電源の供給を制限する。これにより、USB通信部5における消費電力が低減される。バスの状態が変化すると、サスペンド状態が一時的に復帰され、状態が一時動作状態に遷移される。なお、サスペンド状態では、接続されるUSBデバイス2が省電力モードに移行することが期待される。
また、システムの状態管理部4により、低消費電力制御による節電効果よりも、低消費電力状態による一時的動作状態とサスペンド状態との間の移行処理に要する時間を無くす方が有効であると判断された場合、状態管理部4からUSB通信部5に対して恒久的復帰要求が出される。USB通信部5は、この恒久的復帰要求に応じて、状態が一時的動作状態またはサスペンド状態から通常動作状態に遷移され、バスがフルアクティブ状態とされる。
図3は、図2で示した状態遷移をより詳細に示す。動作状態は、低消費電力制御を行うか否かに係る2状態(状態STAY_RESUMEおよび状態STAY_SUSPEND)と、USBデバイス2の接続状態に係る2状態(状態MUST_ACTIVEおよび状態MAYNOT_ACTIVE)の4状態を有する。
状態STAY_RESUMEは、恒久的復帰要求を受けている状態である。状態STAY_SUSPENDは、低消費電力移行要求を受けている状態である。また、状態MUST_ACTIVEはバスをアクティブにすべき状態、状態MAYNOT_ACTIVEはバスがアクティブである必要が無い状態である。状態MUST_ACTIVEおよび状態MAYNOT_ACTIVEは、ホスト側機器1に対して外部的に接続されるUSBデバイス2の接続状態で遷移される。一例として、USBポートに外部機器であるUSBデバイス2が少なくとも1つ接続されている場合には、状態MUST_ACTIVEとされ、USBデバイス2の接続が切断されたら、状態MAYNOT_ACTIVEとされる。
若し、状態STAY_SUSPEND、且つ、状態MAYNOT_ACTIVEであるとき、一時的動作状態に対応し、動作状態からサスペンド状態への状態遷移が可能となる。一方、状態STAY_RESUMEまたは状態MUST_ACTIVEであれば、通常動作状態に対応し、バスがフルアクティブ状態とされる。
動作状態およびサスペンド状態の間での状態遷移が完了するには、所定の時間を要する。図3における移行状態は、この動作状態からサスペンド状態へ、あるいは、サスペンド状態から動作状態への遷移中の状態である。
動作状態からサスペンド状態へ遷移する際の移行状態では、USB通信部5は、先ず、レジューム(RESUME)要求の受け付けを停止し、次にサスペンド状態への移行処理を行う。移行処理が完了すると、バスがサスペンド状態となる。ここで、受け付けが留保されているレジューム要求があれば、当該要求を受け付け、実行を開始させる。また、サスペンド状態から動作状態へ遷移する際の移行状態では、USB通信部5は、先ず、サスペンド要求の受け付けを停止し、次に動作状態へ復帰するためのレジューム処理を行う。レジューム処理が完了した時点でサスペンド要求があれば、動作状態に復帰した所定時間後(例えば1秒後)に、サスペンド状態に遷移させる。
次に、図2および図3を用いて説明した動作について、より具体的に説明する。図4は、図1に示したUSB通信部5の機能を説明するための機能ブロック図である。図4に例示されるように、USB通信部5は、制御部10、接続部11、通信部12およびタイマ13を有する。制御部10は、USB通信部5による通信と、バスの状態を制御する。接続部11は、USBの基本的な機能を有するもので、USBデバイス2との物理的な接続を行うと共に、USBデバイス2の物理的な接続および切断を検知する。また、接続部11は、物理的に接続されたUSBデバイス2に対する電源供給が可能とされている。通信部12は、上位のシステムからの要求に従い、バスによるデータの通信を行う。タイマ13は、制御部10の制御に従い時間を計測するものであって、起動時にゼロクリアされると共に、所定の満了告知の時間が設定される。
図5のシーケンスチャートを用いて、本実施形態による、接続部11の低消費電力状態への一例の移行動作について、詳細に説明する。接続部11は、USBデバイス2との接続を検知すると(SEQ10)、その旨を制御部10に告知する(SEQ11)。
USBでは、接続時のエニュメレーション(Enumeration)の際に、デバイスからディスクリプタ(Descriptor)と呼ばれる情報を取得する手続きがある。ディスクリプタには、デバイスディスクリプタ、コンフィグレーションディスクリプタ、インターフェイスディスクリプタ、エンドポイントディスクリプタなどを含む。これらのうち、デバイスディスクリプタには、製造会社名(Vendor ID)や製造番号(Product ID)などの、デバイスに関する識別情報が多く含まれている。
図6は、デバイスディスクリプタに含まれる情報のうち、本実施形態において識別情報として用いる情報の例を示す。図6において、「V」、「P」および「R」は、それぞれ、デバイスディスクリプタに含まれるフィールドidVender、フィールドidProductおよびフィールドbcdDeviceに記述される情報を示す。フィールドidVenderは、例えばそのUSBデバイス2の製造会社名を示す。フィールドidProductは、例えばそのUSBデバイス2の製造番号を示す。また、フィールドbcdDeviceは、例えばそのUSBデバイス2のリリース番号を示す。例えば、これらフィールドidVender、フィールドidProductおよびフィールドbcdDeviceに記述される情報を組み合わせることで、そのデバイスを特定することができる。
制御部10は、USBデバイス2の接続が告知されると、接続部11を介して、USBデバイス2に対してこの識別情報を要求する(SEQ12、SEQ13)。この要求に応じてUSBデバイス2から送信された識別情報は、接続部11を介して制御部10に取得される(SEQ14、SEQ15)。制御部10は、取得した識別情報を、当該識別情報を取得したUSBデバイス2の接続の切断が検知されるまで保持する。
制御部10は、USBデバイス2から取得した識別情報と、予め記憶されている既知の識別情報のリストとを比較する。その結果、接続されるUSBデバイス2、2…から取得した各識別情報が全て既知の識別情報のリストに登録されていれば、接続部11のサスペンド状態への移行が可能であると判断する(SEQ16)。
なお、既知の識別情報のリストは、例えば図7にリスト70として示されるように、図6を用いて説明したベンダID、プロダクトIDおよびリリース番号の組み合わせとして、制御部10の機能を実現するためのプログラムに予め埋め込まれて提供される。これに限らず、リスト70は、プログラムとは別のデータとして作成し、図示されないROM(Read Only Memory)などに予め記憶させて提供してもよいし、ホスト側機器1の外部から通信や記憶媒体を介して提供してもよい。
以下、SEQ16でサスペンド状態への移行が可能であると判断され、状態管理部4からの要求に応じて、USB通信部5が低消費電力状態に移行した場合の動作について説明を行う。
一例として、状態管理部4からUSB通信部5に対して低消費電力状態への移行が要求される(SEQ17)。制御部10は、この低消費電力状態への移行要求に応じて、接続部11を低消費電力状態の一時的動作状態に移行させる(SEQ18)と共に、タイマ13を起動させる(SEQ19)。タイマ13は、起動されるとタイマ値を所定時間間隔毎にインクリメントさせて時間を計測し、タイマ値が予め設定された所定値に達すると、タイマ値の満了を制御部10に対して告知する(SEQ20)。制御部10は、タイマ13からの満了告知を受け取ると、接続部11をサスペンド状態に移行させる(SEQ21)。
通信部12は、接続部11が低消費電力状態であるか否かの情報を、接続部11と共有する。ホスト側機器1の動作により、USB通信部5による接続部11を介しての通信が必要となった場合、通信部12は接続部11の状態を確認する。その結果、接続部11が低消費電力状態のうちサスペンド状態にあるとされれば、制御部10に対して、接続部11の状態の一時的動作状態への移行を要求する。
例えば、通信部12は、上位システムからの通信要求を受け取ると(SEQ22)、制御部10に対して、接続部11の一時的動作状態への移行を要求する(SEQ23)。制御部10は、この要求を受けて、接続部11を低消費電力状態のうち一時的動作状態に移行させ(SEQ24)、タイマ13を起動させる。すなわち、制御部10は、タイマ13に対して、タイマ値をゼロクリアさせてタイマ値を0とし(SEQ25)、満了告知を行う時間を設定してタイマ値のインクリメントを開始させる。
例えば上位システムから供給される通信データは、通信部12から接続部11に渡され(SEQ26)、接続部11からUSBケーブル3を介してUSBデバイス2に送信される(SEQ27)。
以降、通信部12は、新たな通信要求を受ける毎に、制御部10を介して、タイマ13に対するタイマ値のゼロクリア、満了告知時間の設定およびタイマ値のインクリメントの開始を指示し、タイマ13を再起動させる。すなわち、通信部12は、新たな通信要求を受けると(SEQ28)、制御部10を介してタイマ13に対するタイマ値のゼロクリアなどを行い、タイマ13を再起動させる(SEQ29、SEQ30)と共に、通信データを接続部11に渡す(SEQ31)。接続部11は、通信部12から渡された通信データをUSBデバイス2に送信する(SEQ32)。次に通信要求を受けた場合(SEQ33)も、タイマ13の再起動以下、同様の処理が行われる。
通信要求を所定時間受信せず、タイマ13において、タイマ値が満了告知時間に達したら、タイマ13から制御部10に対して満了が告知される(SEQ39)。
例えば、通信部12は、通信要求(SEQ34)に応じて、上述と同様にして制御部10を介してタイマ13のタイマ値のゼロクリアなどを行い、タイマ13を再起動させる(SEQ35、SEQ36)と共に、通信データを接続部11に渡す(SEQ37)。通信データは、接続部11からUSBデバイス2に送信される(SEQ38)。SEQ34での通信要求に応じたタイマ13の再起動から設定された満了時間が経過すると、タイマ13から制御部10に対して満了が告知される(SEQ39)。
満了告知を受けた制御部10は、上述のSEQ16と同様にして接続部11がサスペンド状態へ移行可能か否かを判断し(SEQ40)、可能であると判断したら、接続部11を再びサスペンド状態に移行させる(SEQ41)。例えば、制御部10は、保持している接続中のUSBデバイス2の識別情報と、予め記憶されている既知の識別情報のリスト70とを比較し、接続中のUSBデバイス2、2…の各識別情報が全て既知の識別情報のリスト70に登録されていれば、接続部11のサスペンド状態への移行が可能であると判断する。
なお、システムがフル稼働の状態であり、USBの低消費電力制御での節電よりも、サスペンド状態および一時的動作状態の間での状態遷移に要する時間を無くした方が効果的であると判断される場合は、システム全体の状態管理部4から制御部10に対して恒久的復帰要求がなされる。制御部10は、恒久的復帰要求を受けた場合、上述のタイマ13を起動すること無く、接続部11を通常動作状態に復帰させる動作を行う。
さらに、システムがフル稼働の状態を抜け、USBの節電による効果を優先する状況になったら、状態管理部4から制御部10に対して、低消費電力状態への移行が要求される。ここで、制御部10は、例えば上述のSEQ17で低消費電力状態への移行要求をを受けたときと同様、タイマ13に対してタイマ値のゼロクリアを行うと共に、満了告知を要求する時間を設定し、タイマ13を起動させる。
なお、上述では、ホスト側機器1のUSB通信部5に対して1のUSBデバイス2が接続されているように説明したが、これはこの例に限られず、USB通信部5に対して複数のUSBデバイス2、2、…が接続される場合についても適用できる。この場合、USB通信部5に対してUSBデバイス2が追加して接続される毎に、SEQ10〜SEQ15の処理が実行される。また、USB通信部5に接続される全てのUSBデバイス2、2、…について、SEQ16またはSEQ17からの処理が実行される。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、接続部11は、USBの通信が行われているうちはサスペンド状態に移行せず、通信が停止した一定時間後にサスペンド状態に移行するようにしている。そのため、接続部11による消費電力を適応的に低減することが可能である。
<第1の変形例>
次に、本発明の実施形態の第1の変形例について説明する。本第1の変形例では、上述の実施形態による処理に加え、USB通信部5に接続されたUSBデバイス2、2、…のうち、USB通信部5にとって未知のUSBデバイス2の数を計数する。そして、未知のUSBデバイス2の数が0である場合にのみ、接続部11がサスペンド状態に移行可能であると判断する。若し、未知のUSBデバイス2の数が0ではない場合は、接続部11をサスペンド状態に移行させない。
例えば、この未知のUSBデバイス2の数に基づく接続部11のサスペンド状態への移行可能か否かの判断を、上述した図5のSEQ16やSEQ40のタイミングで行う。そして、接続中の未知のUSBデバイス2の数が0ではないとされたら、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断し、SEQ21やSEQ41のサスペンド状態への移行処理を行わない。
より具体的には、制御部10は、未知の接続機器数をカウントするためのカウンタを有し、例えばシステムの起動時に、このカウンタのカウント値を0に初期化する。そして、上述した図5のSEQ10〜SEQ15の処理のようにして接続部11により接続が告知されたUSBデバイス2の識別情報を取得し、取得した識別情報と、予め記憶されている既知の識別情報のリスト70とを比較する。その結果、取得した識別情報が既知の識別情報のリスト70に登録されていなければ、制御部10は、未知の接続機器数をカウントするカウンタのカウント値を1だけ増加させる。このとき、制御部10は、取得した識別情報に係るUSBデバイス2が未知の機器である旨を示す情報を保持する。取得した識別情報が既知の識別情報のリスト70に登録されている場合には、カウント値は変動しない。また、接続部11から切断されたUSBデバイス2が未知のUSBデバイス2であった場合、未知の接続機器数をカウントするカウンタのカウント値を1だけ減少させる。
図8のフローチャートを用いて、本第1の変形例による、サスペンド状態への移行の可否を判断する一例の処理をより詳細に説明する。制御部10は、システム起動時などに、未知の接続機器数のカウント値Cを0に初期化する(ステップS100)。
次のステップS101およびステップS102で、制御部10は、接続部11からの告知に基づき、USBデバイス2の接続、ならびに、USBデバイス2の接続の切断を判断する。より具体的には、ステップS101で、制御部10は、USBデバイス2の接続または切断を示すイベントの発生を待機し、接続部11からの告知によりイベントを検出したら、処理をステップS102に移行させる。ステップS102で、制御部10は、検出されたイベントが、USBデバイス2の接続部11への接続を示す接続イベントと、接続部11からのUSBデバイス2の切断を示す切断イベントとのうち何れのイベントであるかを判断する。
制御部10は、ステップS102で、発生したイベントが接続イベントであると判断したら、処理をステップS103に移行させ、例えば図5のSEQ12〜SEQ15で説明したような手順に従い、所定の接続処理を行う。このとき、制御部10は、接続されたUSBデバイス2の識別情報を取得する。また、制御部10は、例えばUSBデバイス2が接続されたポートを示す情報を接続部11から取得し、このポートを示す情報と当該USBデバイス2の識別情報とを関連付けて保持する。
制御部10は、接続処理が完了すると、処理をステップS104に移行させ、ステップS103の接続処理で取得した識別情報と、予め記憶されている既知の識別情報のリスト70とを比較して、接続されたUSBデバイス2が既知であるか否かを判断する。制御部10は、ステップS103で取得した識別情報が既知の識別情報のリスト70に登録されていたら、接続されたUSBデバイス2が既知であると判断し、処理を後述するステップS111に移行させる。
一方、ステップS104で、制御部10は、ステップS103で取得した識別情報が既知の識別情報のリスト70に登録されていなければ、接続されたUSBデバイス2が既知ではないと判断し、処理をステップS105に移行させ、カウンタ値Cを1だけ増加させる。次に、制御部10は、処理を次のステップS106に移行させ、取得した識別情報に係るUSBデバイス2が未知の機器である旨を示す情報をレジスタなどに保持し、処理を次のステップS107に移行させる。
ステップS107で、制御部10は、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断する。すなわち、この場合には、カウント値Cが0ではないため、接続部11に対して少なくとも1台の未知のUSBデバイス2が接続された状態であると判断できる。そして、処理がステップS101に戻される。
制御部10は、上述したステップS101で、発生したイベントが切断イベントであると判断したら、処理をステップS108に移行させ、図示されない手順に従い所定の切断処理を行う。この切断処理において、制御部10は、接続が切断されたポートのポート番号を接続部11から取得し、取得されたポート番号から接続が切断されたUSBデバイス2の識別情報を知ることができる。
次のステップS109で、制御部10は、上述のステップS104と同様にして、接続が切断されたUSBデバイス2の識別情報と、既知の識別情報のリスト70とを比較し、当該USBデバイス2が未知の機器であるか否かを判断する。制御部10は、当該USBデバイス2が既知の機器であると判断したら、処理をステップS111に移行する。一方、当該USBデバイス2が未知の機器であると判断したら、制御部10は、処理をステップS110に移行させ、カウント値Cから1を減ずる。そして、処理をステップS111に移行させる。
ステップS111で、制御部10は、カウント値Cが0であるか否かを判断する。制御部10は、カウント値が0であると判定したら、処理をステップS112に移行させ、接続部11がサスペンド状態に移行可能であると判断する。
一方、ステップS111でカウント値Cが0ではないと判断したら、制御部10は、処理を上述したステップS107に移行させ、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断する。
接続部11がサスペンド状態になった場合、バスがアイドル状態となり、接続されるUSBデバイス2が省電力モードに移行することが期待される。ここで、ホスト側機器1において、内部機器としてのUSBデバイス2のみが接続されているUSB通信部5(バス)に対して、外部機器としてのUSBデバイス2をさらに接続する場合、この外部機器としてのUSBデバイス2を省電力モードへ移行させる際の試行に失敗したときの影響が、同一のバスに内部機器として接続されるUSBデバイス2の動作に及ぶおそれがある。
この場合、内部機器として接続されるUSBデバイス2への影響は、サスペンド状態への移行時の試行に失敗した際の外部機器としてのUSBデバイス2の挙動に依存することになる。そのため、試行の失敗による内部機器としてのUSBデバイス2への影響範囲の見極めが困難である。
本第1の変形例では、USB通信部5に対して未知のUSBデバイス2が接続されている場合は、接続部11をサスペンド状態に移行させないようにしている。したがって、接続部11に接続される未知のUSBデバイス2も、省電力モードへの移行が試行されず、試行の失敗による内部機器としてのUSBデバイス2への影響を考慮する必要がない。
<第2の変形例>
次に、本発明の実施形態の第2の変形例について説明する。本第2の変形例では、上述の実施形態による処理に加え、USB通信部5に接続されたUSBデバイス2、2、…のうち、ホスト側機器1に対して外部機器として接続されるUSBデバイス2の数を計数する。そして、外部機器として接続されているUSBデバイス2の数が0である場合にのみ、接続部11がサスペンド状態に移行可能であると判断する。若し、外部機器として接続されているUSBデバイス2が1つでもあれば、接続部11をサスペンド状態に移行させない。
USBデバイス2が外部機器および内部機器の何れとして接続されたかは、例えば当該USBデバイス2が接続されたポートの識別情報に基づき判断することができる。一例として、USBデバイス2を接続するための複数のポートそれぞれに対して、接続位置を示すユニークな情報(例えばポート番号)を与えると共に、外部機器としてのUSBデバイス2を接続するためのポートを予め決めておく。そして、図9に例示されるように、接続されたUSBデバイス2毎に、USBデバイス2の識別情報と、当該USBデバイス2が接続される接続位置とを関連付けて保持する。
例えば、外部機器として接続されるUSBデバイス2の数に基づく接続部11のサスペンド状態への移行可能か否かの判断を、上述した図5のSEQ16やSEQ40のタイミングで行う。そして、外部機器として接続中のUSBデバイス2の数が0ではないとされたら、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断し、SEQ21やSEQ41のサスペンド状態への移行処理を行わない。
より具体的には、制御部10は、外部機器として接続されるUSBデバイス2の数をカウントするためのカウンタを有し、例えばシステムの起動時に、このカウンタのカウント値を0に初期化する。接続部11は、USBデバイス2の接続あるいは切断を検知すると、制御部10に対して、USBデバイス2の接続あるいは切断が検知されたポートの接続位置を告知する。制御部10は、USBデバイス2が接続あるいは切断されたポートが外部機器として接続するためのポートであれば、接続時にはカウンタ値を1だけ増加させ、切断時には1だけ減少させる。
図10のフローチャートを用いて、本第2の変形例による、サスペンド状態への移行の可否を判断する一例の処理をより詳細に説明する。制御部10は、システム起動時などに、外部機器として接続されるUSBデバイス2の数のカウント値C’を0に初期化する(ステップS120)。
次のステップS121で、制御部10は、USBデバイス2の接続または切断を示すイベントの発生を待機し、接続部11からの告知によりイベントを検出したら、処理をステップS122に移行させる。制御部10は、ステップS121で、検出されたイベントが接続イベントおよび切断イベントのうち何れのイベントであるかを判断する。
制御部10は、ステップS122で、発生したイベントが接続ベントであると判断したら、処理をステップS123に移行させ、所定の接続処理を行う。接続処理は、図8のフローチャートにおけるステップS103での説明と同様に、例えば図5のSEQ12〜SEQ15で説明したような手順に従い行われ、制御部10は、この接続処理により接続されたUSBデバイス2の識別情報を取得する。また、接続部11は、この接続処理によりUSBデバイス2が接続されたポートを示す接続位置を、制御部10に告知する。
次のステップS124で、制御部10は、USBデバイス2が接続されたポートの接続位置を、接続部11からの告知により取得し、取得した接続位置と当該接続位置に接続されたUSBデバイス2の識別情報とを、図9に例示したように関連付けて保持する。
次のステップS125で、制御部10は、ステップS123で取得した接続位置で示されるポートが外部機器として接続するためのポートであるか否かを判断する。制御部10は、ステップS123で受信した接続位置で示されるポートが外部機器として接続するためのポートではないと判断したら、処理を後述するステップS132に移行させる。
一方、制御部10は、ステップS125で、当該ポートが外部機器として接続するためのポートであると判断したら、処理をステップS126に移行させてカウント値C’を1だけ増加させ、処理をステップS127に移行させる。
ステップS127で、制御部10は、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断する。すなわち、この場合には、カウント値C’が0ではないため、外部機器として接続するためのポートにUSBデバイス2が接続された状態であると判断できる。そして、処理がステップS121に戻される。
制御部10は、若し、上述したステップS122で、発生したイベントが切断イベントであると判断したら、処理をステップS128に移行させ、図示されない手順に従い所定の切断処理を行う。切断処理において、接続部11は、接続が切断されたポートを示す接続情報を制御部10に対して告知する。
次のステップS129で、制御部10は、接続部11から告知されたUSBデバイス2の接続が切断されたポートの接続位置を取得する。そして、次のステップS130で、制御部10は、ステップS129で取得した接続位置で示されるポートが外部機器として接続するためのポートであるか否かを判断する。制御部10は、当該ポートが外部機器として接続するためのポートではないと判断したら、処理を後述するステップS132に移行させる。
一方、制御部10は、ステップS130で、当該ポートが外部機器として接続するためのポートであると判断したら、処理をステップS131に移行させてカウント値C’を1だけ減ずる。そして、制御部10は、処理をステップS132に移行させる。
ステップS132で、制御部10は、カウント値C’が0であるか否かを判断する。制御部10は、カウント値C’が0であると判断したら、処理をステップS133に移行させ、接続部11がサスペンド状態に移行可能であると判断する。すなわち、この場合には、接続部11に対して外部機器としてのUSBデバイス2が接続されていないと判断できる。
一方、制御部10は、ステップS132でカウント値C’が0ではないと判断したら、処理を上述したステップS127に移行させ、接続部11がサスペンド状態に移行不可であると判断する。
本第2の変形例においても、上述の第1の変形例と同様に、USB通信部5に対して外部機器としてUSBデバイス2が接続されている場合は、接続部11をサスペンド状態に移行させないようにしている。したがって、接続部11に外部機器として接続されるUSBデバイス2も、省電力モードへの移行が試行されず、試行の失敗による内部機器としてのUSBデバイス2への影響を考慮する必要がない。
本第2の変形例において、ホスト側機器1の起動時の初期化動作において、内部接続向けのポートのみの接続処理を行い、機器の初期化が終了し定常動作状態になった時点で、残りのポートに関しての接続処理を行うように構成することもできる。この場合、外部機器として接続されるUSBデバイス2の数の計数は、定常状態に移行した後で接続処理が行われたUSBデバイス2のみについて行えばよいこととなる。
<実施形態および各変形例に適用可能な構成例>
図11は、上述した実施形態および各変形例に適用可能な、ホスト側機器1としての複合機100の一例の構成を概略的に示す。複合機100は、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能といった複数の機能を有する。
図11において、複合機100は、バス101に対して、CPU(Central Processing Unit)110、RAM(Random Access Memory)111、ROM112およびUSB I/F113が接続される。CPU110は、ROM112や後述するストレージ装置131に予め格納されたプログラムに従い、RAM111をワークメモリとして用いてこの複合機100の全体の動作を制御する。
さらに、複合機100は、バス101に対して、画像データを印刷するためのプリンタ部120と、原稿から画像を取り込み画像データに変換するためのスキャナ部121と、公衆電話回線などを介してファクシミリ通信を行う通信I/F122とが接続される。
USB I/F113は、1または複数のポートを有し、各ポートに対応するUSBソケットに接続された機器との間での通信を、USBの規格に従い制御する。図11の例では、USB I/F113は、それぞれユニークな識別情報で識別されるポートとなる3つのUSBポート113A、113Bおよび113Cを有する。図4で説明した接続部11は、例えばこのUSB I/F113に対応する。
図11の例では、USBポート113Aおよび113Cは、複合機100の内部に組み込まれる内部機器が接続されるようになっている。例えば、USBポート113Aに対してキーパッド130が接続され、USBポート113Cに対してストレージ装置131が接続されている。
キーパッド130は、ユーザ操作を受け付ける操作子と、所定の表示を行う表示部を備え、操作子に対するユーザ操作に応じた制御信号を出力してUSB I/F113を介してCPU110に供給する。また、キーパッド130は、情報の表示を行う表示部を備え、CPU110から出力された表示制御信号をUSB I/F113を介して受信して、表示部に対して表示制御信号に基づく表示を行う。
CPU110が、キーパッド130に対するユーザ操作に応じた制御信号に基づきプログラムに従い複合機100の各部を制御することで、複合機100に、ユーザ操作に応じた動作をさせることができる。例えば、CPU110は、キーパッド130に対するユーザ操作に応じてプリンタ部120、スキャナ部121および通信I/F122を所定に制御することで、複合機100におけるコピー機能やプリンタ機能、ファクシミリ通信機能などを実現させる。
ストレージ装置131は、例えばハードディスクドライブや不揮発性の半導体メモリからなる。ストレージ装置131に対して、例えばプリンタ部120で印刷したり、通信I/F122でファクシミリ送信するための画像データや、スキャナ部121で取り込んだ画像データが格納される。さらに、ストレージ装置131は、CPU110が動作するためのプログラムを格納することができる。
USB I/F113において、USBポート113Bは、複合機100に対して外部的に機器の接続が可能なようにされている。図11の例では、USBポート113Bに、複合機100に対する外部機器としてのカードリーダ140が接続されている。カードリーダ140は、ICカードや磁気カードの情報を読み出すためのもので、カードから読み出した情報をUSB I/F113を介してCPU110に供給する。例えば、ユーザを識別するためのユーザIDが記録されたカードから、カードリーダ140によりユーザIDを読み出してCPU110に供給し、予め登録されたユーザIDと比較することで、ユーザ認証を行うことができる。
図11の例では、カードリーダ140は、USBポート113Bに対して着脱可能とされている。すなわち、USBポート113Bには、カードリーダ140以外の外部機器も接続することができる。したがって、USBポート113Bには、複合機100にとって未知の外部機器が接続される可能性がある。一方、USBポート113Aおよび113Cは、複合機100に対して内部的に組み込まれる機器が接続されるため、複合機100にとって未知の機器が接続されることはないと考えられる。
なお、CPU110が動作を行うためのプログラムは、例えば上述したようにROM112やストレージ装置131に予め記憶されて提供される。これに限らず、プログラムをCD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)に記録して提供し、図示されないドライブ装置から読み出してストレージ装置131などに格納するようにしてもよい。さらに、図示されない通信手段によって、LAN(Local Area Network)やインターネットといったネットワークを介してプログラムを取得し、ストレージ装置131などに格納することもできる。
本実施形態および各変形例によるホスト側機器1で実行される、USBの制御のためのプログラムは、上述した制御部10、通信部12およびタイマ13を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU110がROM112やストレージ装置131から当該プログラムを読み出して実行することにより各モジュールが主記憶装置(RAM111)上にロードされ、制御部10、通信部12およびタイマ13が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、ここでは本発明に適用可能なホスト側機器1が、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を統合的に利用可能とした複合機100であるものとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本発明は、USBのホストマシンとなる他の種類の電子機器にも適用可能なものである。特に、本発明は、外部的に接続される機器と共に、内部に組み込まれる機器に対してもUSB接続を行うようにされた電子機器に用いて好適なものである。
また、上述では、本発明に適用される接続方式がUSB接続であるものとして説明したが、これはこの例に限定されない。すなわち、本発明は、図2を用いて説明したような、状態として、バスによる通信が可能な第1の状態と、バスがアイドル状態となる第2の状態とを有し、第1の状態は、さらに、バスによる通信が常時可能な第3の状態と、所定時間バスの状態に変化が無い場合に第2の状態に移行する第4の状態とを有する方式であれば、他の通信方式にも適用可能なものである。
1 ホスト側機器
2 USBデバイス
3 USBケーブル
4 状態管理部
5 USB通信部
10 制御部
11 接続部
12 通信部
13 タイマ
特許第4125328号公報

Claims (12)

  1. 他の機器を接続する接続手段と、
    前記接続手段を介して、前記他の機器との間で通信要求に従って信号の通信を行う通信手段と、
    前記接続手段の状態を、前記通信手段による前記通信が可能な第1の状態と、前記通信手段による前記通信を行わないと共に前記接続手段の電力消費を抑制する第2の状態とのうち何れか一方に制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記他の機器が接続された前記接続手段が前記第1の状態のときに前記通信手段に対する前記通信要求を所定時間受信しない場合に、該接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させる
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記他の機器が接続された前記接続手段が前記第2の状態のときに前記通信手段に対する前記通信要求があった場合に、該接続手段の状態を前記第1の状態に復帰させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の状態は、前記通信手段に対する前記通信要求からの時間に応じて前記第2の状態に遷移する一時的動作状態と、前記通信手段による前記通信が常時可能な通常動作状態と
    を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記接続手段が前記通常動作状態のときに該接続手段の電力消費を抑制する要求を受けた場合に、該接続手段の状態を該通常動作状態から前記一時的動作状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記接続手段が前記一時的動作状態のときに前記通信手段に対する前記通信要求を所定時間受信しない場合に、前記接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記接続手段に接続された前記他の機器から取得された識別情報が予め保持する既知の識別情報のリスト中に存在しない場合に、前記接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させない
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記接続手段に対して前記他の機器が接続される接続位置に応じて、前記接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記接続位置のうち、外部接続を行うための接続位置に前記他の機器が接続されている場合に、前記接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させない
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記接続位置のうち、外部接続を行うための接続位置に前記他の機器が接続されていない場合に、前記接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移可能とする
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  10. 通信手段が、接続手段を介して他の機器との間で通信要求に従って信号の通信を行う通信ステップと、
    制御手段が、前記接続手段の状態を、前記通信ステップによる前記通信が可能な第1の状態と、前記通信ステップによる前記通信を行わないと共に前記接続手段の電力消費を抑制する第2の状態とのうち何れか一方に制御する制御ステップと
    を有し、
    前記制御ステップは、
    前記他の機器が接続された前記接続手段が前記第1の状態のときに前記通信ステップに対する前記通信要求を所定時間受信しない場合に、該接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させる
    ことを特徴とする通信装置の制御方法。
  11. 接続手段に接続された他の機器との間で、通信要求に従って該接続手段を介して信号の通信を行う通信ステップと、
    前記接続手段の状態を、前記通信ステップによる前記通信が可能な第1の状態と、前記通信ステップによる前記通信を行わないと共に前記接続手段の電力消費を抑制する第2の状態のうち何れか一方に制御するステップであって、前記他の機器が接続された前記接続手段が前記第1の状態のときに前記通信ステップに対する前記通信要求を所定時間受信しない場合に、該接続手段の状態を前記第1の状態から前記第2の状態に遷移させる制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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