JP2010281805A - 電池電圧検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】リチウムイオンなどの電池セルを組電池として使用する場合、各電池セルの端子電圧を監視する必要がある。電圧検出回路として、汎用の半導体素子およびICを使用することが可能で、高精度の抵抗の使用数を最低限とした回路を提供する。
【解決手段】組電池1の正または負極の基準電位に置いた1個の可変定電流電源2の出力電流を、電流切換器3により各電池セル電位に切換供給し、各電池セルB1〜Bnごとに前記出力電流を抵抗R4−2〜R4−nにより変換した電圧と、各電池セルの端子電圧との大小比較を行い、その結果を前記基準電位において検知する。また、大小比較結果を監視しながら、前記出力電流を変化させ、前記比較結果の大小が反転した時点の出力電流から該電池セルの端子電圧を検知する。汎用ICであるOPアンプおよびコンパレータを使用し、高精度の抵抗の使用数を最低限とした回路構成である。
【選択図】図1
【解決手段】組電池1の正または負極の基準電位に置いた1個の可変定電流電源2の出力電流を、電流切換器3により各電池セル電位に切換供給し、各電池セルB1〜Bnごとに前記出力電流を抵抗R4−2〜R4−nにより変換した電圧と、各電池セルの端子電圧との大小比較を行い、その結果を前記基準電位において検知する。また、大小比較結果を監視しながら、前記出力電流を変化させ、前記比較結果の大小が反転した時点の出力電流から該電池セルの端子電圧を検知する。汎用ICであるOPアンプおよびコンパレータを使用し、高精度の抵抗の使用数を最低限とした回路構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の電池セルをたがいに直列に接続した組電池において、各電池セル電圧を検出、監視し、組電池の充放電管理などに利用する技術に関する。
従来より、特許文献1に記載されているような、各電池セルごとに差動増幅器を備える検出回路が知られている。
上記の特許文献1に記載されている検出回路は、電源耐電圧の高い差動増幅回路が必要である場合には、汎用のIC OPアンプを使うことができないことや、多数の高精度の抵抗が必要であり、コスト高や収容するリチウムイオンなどの電池パックが大型化するなどの問題があった。
また、前記差動増幅回路の電圧利得を小さく設計し、該差動増幅回路の各端子に印加される電圧を下げ、耐電圧の低い汎用のIC OPアンプが使用できるようにすると、検出すべき電池セル端子電圧も同じ利得で減少し、検出精度が低下してしまうという問題もあった。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、組電池を構成する、たがいに直列に接続された複数の電池セルそれぞれの端子電圧を検出する電池電圧検出回路において、前記各電池セルは一つまたは複数の最小単位電池セルからなるものとし、前記組電池の正または負極端子から、前記電池セルの正または負極端子へ流す出力電流値を任意に変化させることのできる可変定電流源と、前記可変定電流源出力と複数の検出対象電池セルの間にあって、前記複数の検出対象電池セルのいずれか一つを選択し、選択された電池セルのみに前記可変定電流源出力電流を流すことのできる電流切換器と、前記電流切換器からの電流を電圧に変換する、前記複数の電池セルごとに置かれた電圧変換手段により発生させた電圧と、電池セル端子電圧との大小を、前記複数の電池セルごとに置かれた電圧比較手段により比較し、前記電圧比較手段の比較結果出力を前記組電池の正または負極端子へ出力することのできる電圧比較器と、前記電流切換器により選択された一つの電池セルに対応する、前記電圧比較器の出力のみを選択し出力することのできる信号出力器と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の電池電圧検出回路において、前記可変定電流源を複数有し、前記電流切換器は複数の前記可変定電流源からの複数の出力電流を前記複数の検出対象電池セルへ流し、前記信号出力器は前記複数の可変定電流源から電流が供給された前記複数の検出対象電池セルに対応する、前記電圧比較器の複数の出力を選択し出力することのできることを特徴とする。
請求項1の発明では、複数の電池セル端子電圧を測定するのに必要な基準電源は、一つの可変定電流源のみであり、前記可変定電流源の出力電流を変化させるとともに、出力切換器の2値変化する出力信号を監視し、該出力信号が変化した瞬間の前記可変定電流源の出力電流値から対象電池セルの端子電圧を求めることができる。
前記出力切換器の複数の出力のうち、検出中の電池セルに対応する1出力のみが有効となる。
前記出力切換器の複数の出力のうち、検出中の電池セルに対応する1出力のみが有効となる。
前記可変定電流源の出力電流の時間に対する変化速度を下げることにより、より検出精度を高めることができることから、同一の検出対象電池セルに対して複数回の検出を行い、順次電流変化幅と変化速度を減少させることにより、必要とする検出精度を最小の検出時間で得ることができる。
上記の電圧検出を、対象電池セルを変えて順次行えば、対象とする各電池セルの電圧検出を行うことができる。
また、電池セル端子電圧の検出精度に関わる高精度を要求される抵抗の使用数は、検出対象電池セル1個あたり1本および前記可変定電流源の1本のみでよい。
前記抵抗の端子電圧と電池セル端子電圧の電圧比較手段に供給する電源として、電池セル2個分の電圧を供給することができるので、電池セル電圧が10数V程度以下であれば、前記電圧比較手段として、汎用IC コンパレータまたは汎用IC OPアンプが使用できる。
請求項2の発明では、複数の可変定電流源を設置し、かつ出力切換器に複数の信号出力を設けることにより、複数の対象電池セルの電圧検出を併行して行うことができる。
これにより、前記電圧検出時間をさらに短縮できる。
これにより、前記電圧検出時間をさらに短縮できる。
本発明による電池電圧検出回路の好適実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1は本発明の請求項1の一実施例を示す。
図1の1は組電池であり、B1〜Bnは組電池を構成する電池セルである。
nは組電池を構成する電池セルの個数であり、図1においては電池セルB5〜Bn−1の記載を省略している。各電池セルごとに対応して置かれる他の構成品も同様に省略している。
図1の1は組電池であり、B1〜Bnは組電池を構成する電池セルである。
nは組電池を構成する電池セルの個数であり、図1においては電池セルB5〜Bn−1の記載を省略している。各電池セルごとに対応して置かれる他の構成品も同様に省略している。
図1の動作モードとして、各電池セル電圧を検出し組電池の充放電を管理する管理モードと、該組電池の充放電を行わない停止モードの2モードを定義する。以下においては断りのない限り、動作モードは管理モードであるとする。
2は可変定電流源であり、その出力電流Ioは、Io=Vr/R2であるから、可変基準電圧Vrを変化することにより、出力電流Ioを任意に変化させることができる。
U2はOPアンプであり、U2へ電池セルB1の端子電圧V1を供給することができるほか、図1に記載されていない他の回路用に設けられる電源を供給してもよい。いずれの場合もU2として汎用のIC OPアンプを使用することができる可能性が高い。
3は電流切換器であり、Q31−2〜Q31−nはNch.MOSFETである。NPNトタンジスタQ3−2〜Q3−nの各ベース端子に外部から与えるトタンジスタ駆動信号S3−2〜S3−nにより、これらのNPNトタンジスタのオン、オフを任意に制御することができ、その結果前記各Nch.MOSFETの通電動作状態を任意に制御することができる。図1においては、Nch.MOSFET Q31−2〜Q31−nのうちいずれか1個のみに前記可変定電流源の出力電流Ioを流すように制御が行われるものとする。
4は電圧比較器であり、抵抗R4−2〜R4−nはすべて同じ抵抗値である。これらの抵抗のうち、電流切換器により選択された電池セルに対応する、1本のみに電流切換器の出力電流Ioが流れる。
U4−2〜U4−nは電圧比較用のコンパレータである。これらのコンパレータに対する動作電源は図1に示すように隣接する電池セル2個分を供給するので、電池セル端子電圧が10数V程度以下であれば、コンパレータとして汎用のIC コンパレータまたは汎用のIC OPオペアンプを使うことができる。
ここで、検出対象電池セルとしてB3が選択されており、その端子電圧V3を検出するために抵抗R4−3のみに出力電流Ioが流れている場合について説明する。検出対象が他の電池セルの場合も同様に考えることができる。
抵抗R4−3の端子電圧は(R4−3)×Ioである。
コンパレータU4−3は、抵抗R4−3の端子電圧と電池セルB3の端子電圧V3を比較する。Q4−2〜Q4−nはPNPトタンジスタである。
抵抗R4−3の一端は電池セルB3の正極端子に、他端はコンパレータU4−3のマイナス端子にそれぞれ接続され、電池セルB3の負極端子はコンパレータU4−3のプラス端子に接続されているので
(R4−3の端子電圧)<V3の場合:U4−3の出力はロー、Q4−3はオフ
(R4−3の端子電圧)>V3の場合:U4−3の出力はハイ、Q4−3はオン
となる。
ノイズの影響を低減させるなどのために、前記コンパレータU4−2〜U4−nにヒステリシスを設けることができる。
コンパレータU4−3は、抵抗R4−3の端子電圧と電池セルB3の端子電圧V3を比較する。Q4−2〜Q4−nはPNPトタンジスタである。
抵抗R4−3の一端は電池セルB3の正極端子に、他端はコンパレータU4−3のマイナス端子にそれぞれ接続され、電池セルB3の負極端子はコンパレータU4−3のプラス端子に接続されているので
(R4−3の端子電圧)<V3の場合:U4−3の出力はロー、Q4−3はオフ
(R4−3の端子電圧)>V3の場合:U4−3の出力はハイ、Q4−3はオン
となる。
ノイズの影響を低減させるなどのために、前記コンパレータU4−2〜U4−nにヒステリシスを設けることができる。
5は信号出力器であり、Q5−2〜Q5−n、Q51−2〜Q51−nはNPNトタンジスタである。
NPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nの各ベース端子に外部から与えるトタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、これらのNPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nのオン、オフを任意に制御することができ、その結果、電圧比較器4の出力による、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのオン、オフ動作制御の可否も任意に選択することができる。
図1においては、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのうち、電流切換器3により選択された電池セルに対応するいずれか1個のみが、電圧比較器4によるオン、オフ動作制御可となるように選択されているものとする。NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのコレクタ端子はすべて短絡され出力信号Soとして、外部に供給される。
NPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nの各ベース端子に外部から与えるトタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、これらのNPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nのオン、オフを任意に制御することができ、その結果、電圧比較器4の出力による、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのオン、オフ動作制御の可否も任意に選択することができる。
図1においては、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのうち、電流切換器3により選択された電池セルに対応するいずれか1個のみが、電圧比較器4によるオン、オフ動作制御可となるように選択されているものとする。NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのコレクタ端子はすべて短絡され出力信号Soとして、外部に供給される。
ここで、検出対象電池セルとしてB3が選択されており、トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのうちのB3に対応するQ51−3のみが、オン、オフ動作可能となるように選択され、Q51−2〜Q51−nのうちのQ51−3以外は常時オフとなっている場合について説明する。検出対象が他の電池セルの場合も同様に考えることができる。
電圧比較器4のNPNトタンジスタQ4−3のオン、オフに対応する、信号出力器5のNPNトタンジスタQ51−3および信号出力Soの状態は下記のとおり。
Q4−3 オン:Q51−3 オン、So ローレベル
Q4−3 オフ:Q51−3 オフ、So ハイインピーダンス
Q4−3 オン:Q51−3 オン、So ローレベル
Q4−3 オフ:Q51−3 オフ、So ハイインピーダンス
図1の電池電圧検出は次のように行う。
(1)各電池セルB2〜Bn端子電圧の想定される変動範囲から、可変定電流源2の出力電流Ioの変化範囲を決める。
(2)トタンジスタ駆動信号S3−2〜S3−nにより1個の検出対象電池セルを選択し、トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのうちの検出対象電池セルに対応するNPNトタンジスタ動作を有効にする。
(3)出力信号Soを監視しながら、上記(1)で定めた、Ioの下限値から上限値または上限値から下限値に向かってIoを変化させ、出力信号Soの状態変化時点におけるIoの値から検出対象電池セルの端子電圧を求める。
(4)検出対象電池セルを順次変えて上記検出を繰り返し、対象となるすべての電池セルについて検出を行う。
(5)より高い検出精度が必要な場合は、(3)により得られたIoの値をもとに、Ioの変化範囲を狭め、また、Io変化時間を増大させ(3)を行う。
(1)各電池セルB2〜Bn端子電圧の想定される変動範囲から、可変定電流源2の出力電流Ioの変化範囲を決める。
(2)トタンジスタ駆動信号S3−2〜S3−nにより1個の検出対象電池セルを選択し、トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、NPNトタンジスタQ51−2〜Q51−nのうちの検出対象電池セルに対応するNPNトタンジスタ動作を有効にする。
(3)出力信号Soを監視しながら、上記(1)で定めた、Ioの下限値から上限値または上限値から下限値に向かってIoを変化させ、出力信号Soの状態変化時点におけるIoの値から検出対象電池セルの端子電圧を求める。
(4)検出対象電池セルを順次変えて上記検出を繰り返し、対象となるすべての電池セルについて検出を行う。
(5)より高い検出精度が必要な場合は、(3)により得られたIoの値をもとに、Ioの変化範囲を狭め、また、Io変化時間を増大させ(3)を行う。
以上は管理モードにおける動作であるが、停止モードにおいては以下のように設定する。
(1)可変定電流源出力電流Ioを0に設定する。
(2)トタンジスタ駆動信号S3−2〜S3−nにより、NPNトタンジスタQ3−2〜Q3−nをすべてオフとする。
(3)トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、NPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nをすべてオフとする。
以上の結果、すべてのNPNトタンジスタおよびすべてのNch.MOSFETの電流は0となり、使用する汎用IC OPオペアンプおよび汎用IC コンパレータとして、マイクロパワータイプを選べば、停止モードにおける組電池から本検出回路が消費する電流を極めて小さくできる。
(1)可変定電流源出力電流Ioを0に設定する。
(2)トタンジスタ駆動信号S3−2〜S3−nにより、NPNトタンジスタQ3−2〜Q3−nをすべてオフとする。
(3)トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nにより、NPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nをすべてオフとする。
以上の結果、すべてのNPNトタンジスタおよびすべてのNch.MOSFETの電流は0となり、使用する汎用IC OPオペアンプおよび汎用IC コンパレータとして、マイクロパワータイプを選べば、停止モードにおける組電池から本検出回路が消費する電流を極めて小さくできる。
組電池の負極端の電池セルB1の端子電圧検出については、別途前記負極端子電位を基準とする電圧測定手段を必要とする。
また、図1と異なり、前記組電池正極端子電位を基準とする方式も可能である。
図2は本発明の請求項2の一実施例を示す。
図2の図1に対して異なる点は以下のとおりである。
(1)可変定電流源2−2〜2−nが、検出対象電池セルB2〜Bnと同数設置されている。
(2)可変定電流源の出力電流Io−2〜Io−nを切り換える必要がないため、電流切換器は設置されていない。
(3)出力信号So−2〜So−nを切り換える必要がないため、トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nおよびNPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nは設置されていない。
図2の図1に対して異なる点は以下のとおりである。
(1)可変定電流源2−2〜2−nが、検出対象電池セルB2〜Bnと同数設置されている。
(2)可変定電流源の出力電流Io−2〜Io−nを切り換える必要がないため、電流切換器は設置されていない。
(3)出力信号So−2〜So−nを切り換える必要がないため、トタンジスタ駆動信号S5−2〜S5−nおよびNPNトタンジスタQ5−2〜Q5−nは設置されていない。
図2においては、すべての検出対象電池セルに対して検出操作を同時に行うため、対象電池セル切換機能はないが、それに伴い検出時間は短縮される。
図2においては、可変定電流源2−2〜2−nの可変基準電圧Vr−2〜Vr−nは各可変定電流源ごとに個別に設けているが、可変基準電圧を1個のみ設けこれをすべての可変定電流源に共通に与えることもできる。この場合はすべての可変定電流源の出力電流は同じ値となり、信号出力器のすべての出力信号So−2〜So−nを、可変基準電圧を個別に設ける場合と同様に監視する。
なお、上記とは異なり、各電池セル端子電圧の合否判定を行うだけであれば、出力信号So−2〜So−nをすべて短絡し、いずれかの電池セル端子電圧検出を行うようにしてもよい。
図2においては、可変定電流源2−2〜2−nの可変基準電圧Vr−2〜Vr−nは各可変定電流源ごとに個別に設けているが、可変基準電圧を1個のみ設けこれをすべての可変定電流源に共通に与えることもできる。この場合はすべての可変定電流源の出力電流は同じ値となり、信号出力器のすべての出力信号So−2〜So−nを、可変基準電圧を個別に設ける場合と同様に監視する。
なお、上記とは異なり、各電池セル端子電圧の合否判定を行うだけであれば、出力信号So−2〜So−nをすべて短絡し、いずれかの電池セル端子電圧検出を行うようにしてもよい。
図2においては、可変定電流源2−2〜2−nの出力電流Io−2〜Io−nをすべて0にすることにより停止モードとなる。
図2における各ブロックの基本動作は図1と同様である。
図2における各ブロックの基本動作は図1と同様である。
複数のリチウムイオンなどの電池セルをたがいに直列に接続した組電池を構成し使用する場合、放電時は各電池セル端子電圧を監視し、いずれかの端子電圧が規定下限値に達すると、放電を停止させる必要がある。また、この組電池を充電する場合も、各電池セル端子電圧を監視し、これらの端子電圧の均一性を保持し、さらに、いずれかの端子電圧が規定上限値に達すると、充電を停止させなければならない。
本発明は、このような充放電管理のためのセル端子電圧監視の目的に好適に利用可能である。
本発明は、このような充放電管理のためのセル端子電圧監視の目的に好適に利用可能である。
本発明による電池電圧検出回路は、必要とする高精度抵抗の数が最小限ですみ、半導体は汎用製品が使用可能であり、特殊な部品がなく、部品点数も最小限であるのでローコスト化、小型化が可能である。
1:組電池
B1、B2、B3、B4・・・Bn:電池セル
V1、V2、V3、V4・・・Vn:各電池セル端子電圧
2、2−2、2−3、2−4・・・2−n:可変定電流源
Vr、Vr−2、Vr−3、Vr−4・・・Vr−n:可変基準電圧
U2、U2−2、U2−3、U2−4・・・U2−n:OPアンプ
R2、R2−2、R2−3、R2−4・・・R2−n:抵抗
Q2、Q2−2、Q2−3、Q2−4・・・Q2−n:Nch.MOSFET
Io、Io−2、Io−3、Io−4・・・Io−n:可変定電流源出力電流
3:電流切換器
Q3−2、Q3−3、Q3−4・・・Q3−n:NPNトタンジスタ
S3−2、S3−3、S3−4・・・S3−n:トタンジスタ駆動信号
Q31−2、Q31−3、Q31−4・・・Q31−n:Nch.MOSFET
4:電圧比較器
R4−2、R4−3、R4−4、R4−5・・・R4−n:抵抗
U4−2、U4−3、U4−4、U4−5・・・U4−n:コンパレータ
Q4−2、Q4−3、Q4−4・・・Q4−n:PNPトタンジスタ
5:信号出力器
Q5−2、Q5−3、Q5−4・・・Q5−n:NPNトタンジスタ
Q51−2、Q51−3、Q51−4・・・Q51−n:NPNトタンジスタ
S5−2、S5−3、S5−4・・・S5−n:トタンジスタ駆動信号
So、So−2、So−3、So−4・・・So−n:出力信号
B1、B2、B3、B4・・・Bn:電池セル
V1、V2、V3、V4・・・Vn:各電池セル端子電圧
2、2−2、2−3、2−4・・・2−n:可変定電流源
Vr、Vr−2、Vr−3、Vr−4・・・Vr−n:可変基準電圧
U2、U2−2、U2−3、U2−4・・・U2−n:OPアンプ
R2、R2−2、R2−3、R2−4・・・R2−n:抵抗
Q2、Q2−2、Q2−3、Q2−4・・・Q2−n:Nch.MOSFET
Io、Io−2、Io−3、Io−4・・・Io−n:可変定電流源出力電流
3:電流切換器
Q3−2、Q3−3、Q3−4・・・Q3−n:NPNトタンジスタ
S3−2、S3−3、S3−4・・・S3−n:トタンジスタ駆動信号
Q31−2、Q31−3、Q31−4・・・Q31−n:Nch.MOSFET
4:電圧比較器
R4−2、R4−3、R4−4、R4−5・・・R4−n:抵抗
U4−2、U4−3、U4−4、U4−5・・・U4−n:コンパレータ
Q4−2、Q4−3、Q4−4・・・Q4−n:PNPトタンジスタ
5:信号出力器
Q5−2、Q5−3、Q5−4・・・Q5−n:NPNトタンジスタ
Q51−2、Q51−3、Q51−4・・・Q51−n:NPNトタンジスタ
S5−2、S5−3、S5−4・・・S5−n:トタンジスタ駆動信号
So、So−2、So−3、So−4・・・So−n:出力信号
Claims (2)
- 組電池を構成する、たがいに直列に接続された複数の電池セルそれぞれの端子電圧を検出する電池電圧検出回路において、前記各電池セルは一つまたは複数の最小単位電池セルからなるものとし、
前記組電池の正または負極端子から、前記電池セルの正または負極端子へ流す出力電流値を任意に変化させることのできる可変定電流源と、前記可変定電流源出力と複数の検出対象電池セルの間にあって、前記複数の検出対象電池セルのいずれか一つを選択し、選択された電池セルのみに前記可変定電流源出力電流を流すことのできる電流切換器と、前記電流切換器からの電流を電圧に変換する、前記複数の電池セルごとに置かれた電圧変換手段により発生させた電圧と、電池セル端子電圧との大小を、前記複数の電池セルごとに置かれた電圧比較手段により比較し、前記電圧比較手段の比較結果出力を前記組電池の正または負極端子へ出力することのできる電圧比較器と、前記電流切換器により選択された一つの電池セルに対応する、前記電圧比較器の出力のみを選択し出力することのできる信号出力器と、を備えることを特徴とする電池電圧検出回路。 - 請求項1に記載の電池電圧検出回路において、前記可変定電流源を複数有し、前記電流切換器は複数の前記可変定電流源からの複数の出力電流を前記複数の検出対象電池セルへ流し、前記信号出力器は前記複数の可変定電流源から電流が供給された前記複数の検出対象電池セルに対応する、前記電圧比較器の複数の出力を選択し出力することのできることを特徴とする電池電圧検出回路。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013042165A1 (ja) * | 2011-09-21 | 2013-03-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用バッテリの制御装置及び車両用バッテリの制御方法 |
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2009
- 2009-06-02 JP JP2009149149A patent/JP2010281805A/ja active Pending
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