JP2010281070A - 排水システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横引き管24よりも上流側(例えば、下流管部18CのR部分)に異物が詰まった場合には、まず、締付部材51B及び締付部材52Bの締め付けを緩め、筒状部材51A及び筒状部材52Aを軸方向へずらす。次に、排水導入管18の直線管部18Aをその径方向へ移動させて、直線管部18Aを取り外し、異物を除去することができる。直線管部18Aを軸方向に取り外す場合では、上流管部18B及び下流管部18Cが邪魔になるため、上流管部18B及び下流管部18Cを少なくとも一方を移動させる必要が生じるが、直線管部18Aが径方向に取り外せるので、上流管部18B及び下流管部18Cを移動することなく位置固定したまま、直線管部18Aを取り外せ、異物の除去が容易となる。
【選択図】図7
Description
サイフォン排水管は、床スラブに沿って無勾配で配管された横引き管と、垂下部をなす竪管とで構成されている。このように構成されたサイフォン排水システムによれば、竪管にて発生するサイフォン力(負圧力)を利用して、水廻り器具からの排水効率の向上を図ることができる。
そこで、詰まりに対する対策としては、主に固形物に関する詰まりが課題になる。固形物の詰まりに対する最大の対策は、排水口部分で目皿等の設置により、流入を防止することである。
しかしながら、箸や歯ブラシなどの細長いもの場合は、目皿をすり抜けた後、配管途中で詰まってしまう恐れがあった。仮に、細長いものも流入しない目皿を設置した場合では、細かい隙間の網の様な形状となってしまい、その場合排水性を阻害する恐れがあった。
そこで、細長いものの詰まりに対して、配管に流入しても容易に除去ができる構造が求められた。
これに対して、高位排水の水廻り器具(例えば、洗面器やキッチン)では、水廻り器具と横引き管とは、長さのある排水導入管によって連通し、細長い異物が、横引き管の上流側にあるR部分に詰まりやすかった。サイフォン排水システムにおいては、特許文献1に示すように、サイフォン排水管が取り外し可能に接続されているもの、排水導入管が取り外せず、R部分に異物が詰まると異物を除去できなかった。
ここで、請求項1の構成では、横引き管よりも上流側で異物が詰まった場合でも、直線管部を径方向に取り外して、その異物を除去することができる。
この構成では、排水は、竪管を流下して、送水力としてのサイフォン力が発生する。このサイフォン力により、排水導入管内、横引き管内及び竪管内の排水が誘導され、その排水が促進される。
この構成によれば、直線管部、上流管部及び下流管部への複雑な加工を必要とせず、直線管部、上流管部及び下流管部を簡易な構成とすることが可能である。
この構成によれば、第1継手を構成する筒状部材と、第2継手を構成する筒状部材とを軸方向へスライド移動させることにより直線管部が径方向に取り外せるので、直線管部の取り外しが容易となる。
この構成によれば、止水させるための部材を別途設ける必要が無くなり、部品点数を低減できる。
この構成によれば、排水導入管内の下流端部などに溜まった排水などによって、排水導入管内の空気が下流側に排出されにくい状態となった場合でも、水廻り器具からの排水が排水導入管を流れる際に、その排水に押圧される排水導入管内の空気が空気室内に逃げられるので、排水がスムーズに排水導入管を流れる。これにより、水廻り器具の排水口付近の排水の滞留が抑制できる。
この構成によれば、空気室が直線管部と一体に取り外せるので、空気室のメンテナンス作業等が容易となる。
ここで、サイフォン起動基準水頭とは、サイフォン力が発生するために必要な排水の排水管(排水導入管、横引き管及び竪管)内における水位であり、このサイフォン起動基準水頭よりも上方で、空気室が排水導入管と連通しているので、空気室内に排水導入管から排水が流入しにくい。
この構成によれば、サイフォン起動基準水頭よりも上方で排水導入管と一端部が連通する連通管は、上方に延出された他端部が空気室と連通するので、空気室内に排水導入管から排水がより流入しにくい。
この構成によれば、一端部が排水導入管の下部に連通しているので、一端部が排水導入管の上部に連通している場合に比べて、他端部を上方へ長く延ばせるスペースを確保できる。
本発明の構成によれば、サイフォン力が作用して排水導入管内の排水と共に空気が下流側に引っ張られると、空気室内に逃げた空気が排水導入管に流入することになるが、請求項9の構成によれば、空気室内の空気が無くなった後に排水導入管内の空気が下流側に引っ張られた場合でも、通気弁から空気が流入するので、排水導入管内がより負圧となりにくい。
これにより、排水導入管内が負圧となることで生じる問題、例えば、水廻り器具の水封式の排水トラップで空気を吸い込むことで生じる騒音や排水トラップの破封などを解消できる。
この構成によれば、空気室から排水導入管側へ流入する空気の流入抵抗が、通気弁から排水導入管側へ流入する空気の流入抵抗よりも小さい。すなわち、排水導入管へは、通気弁からよりも空気室からのほうが、空気が流入しやすくなる。
このため、サイフォン力が作用して排水導入管内の排水と共に空気が下流側に引っ張られると、空気室内に逃げた空気が最初に排水導入管に流入してから、通気弁から空気が流入する。これにより、空気室の室内が縮小されて元の状態に戻るので、この後に水廻り器具から排水された場合でも、その排水に押圧される排水導入管内の空気を空気室内に逃がすことができる。このように、排水が繰り返された場合でも、水廻り器具の排水口付近の排水の滞留が抑制できる。
この構成によれば、通気弁と排水トラップとが兼用となるので、部品点数が低減できる。
この構成によれば、膜体で形成された袋状の袋部材の内部に空気室が形成されるので、空気室を小さいスペースで簡易な構成によって形成できる。
この構成によれば、粉砕物と共に排水を流すものであるから、排水導入管内の下流端部などに粉砕物及び排水が残留して詰まりやすい。これに対して、本発明の構成では、横引き管よりも上流側で異物が詰まった場合でも、直線管部を径方向に取り外して、その異物を除去することができる。このため、ディスポーザを設けた構成においても、異物の除去が容易となる。
下記の実施形態では、勾配によらない送水力を排水に作用させて排水する排水システムの一例として、サイフォン排水システムについて説明する。
(第1実施形態に係るサイフォン排水システムの構成)
まず、第1実施形態に係るサイフォン排水システムの構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るサイフォン排水システムの全体構成を示す概略図である。
集合住宅の各階の各戸には、排水がなされる水廻り器具16が設けられている。水廻り器具16は、例えば、台所流しで構成されている。なお、水廻り器具16としては、洗面台、洗濯機、ユニットバス及びトイレ等のいずれかで構成されていてもよい。
なお、本実施形態では、排水トラップ17として碗トラップを用いているが、排水トラップ17としては、SトラップやPトラップなど他のトラップを用いてもよい。
この水廻り器具16には、水廻り器具16から下方に延び、水廻り器具16からの排水を下方へ流す排水導入管18が設けられている。この排水導入管18は、一端部(上流端部)が水廻り器具16の下端部に接続され、他端部(下流端部)がサイフォン排水管22に接続されている。
なお、排水導入管18は、縦方向に伸びている必要は無く、若干斜めに傾いていてもよい。
なお、横引き管24は、若干の勾配や逆勾配があってもよく、傾斜して横方向に配置される構成であってもよい。
横引き管24及び竪管26は、一つの経路で構成される排水管で構成され、サイフォン排水管22内では、排水立て管12までは他の排水管と途中で合流することなく、排水立て管12へ排水を導くようになっている。
また、横引き管24及び竪管26は細くなれば、排水が満水の状態になりサイフォン力が発生しやすい一方、排水処理量が低下する。従って、横引き管24及び竪管26は、サイフォン力の発生のしやすさ及び必要な排水処理量を考慮した上で管の内径が設定され、例えば、20Aにされている。
これにより、上流管部18Bの上流端部(図2における上端部)は、排水トラップ17の排水が流出する流出口17Aと連通し、排水トラップ17から流出された排水が上流管部18Bに流入する。
下流管部18Cの上流端の端面27Aは、直線管部18Aの下流端の端面21Bと面接触している。端面21Bは、直線管部18Aの軸方向に直交する方向に沿った面とされている。端面27Aは、下流管部18Cの軸方向に直交する方向に沿った面とされている。
第1継手51は、図4(A)に示すように、直線管部18A及び上流管部18Bの外周を囲み、軸方向にスライド移動することにより直線管部18Aを径方向へ取り外し可能にする筒状の筒状部材51Aを備えて構成されている。筒状部材51Aは、例えば、ビニル樹脂やゴムで形成されている。
締付部材51Bとしては、図4(C)に示すように、装着される管部(直線管部18A、上流管部18B及び下流管部18Cのいずれか)の外周を挟持する挟持部材70と、ねじ部材72とを備える構成とすることが可能である。
ねじ部材72は、一対の延出部70B、70Cに形成された貫通孔73に挿し通されている。ねじ部材72の一端部には、ねじの回転操作をするための把持部72Aが形成されており、他端部には、ナット74がねじ込まれている。
把持部72Aを掴んで、ねじ部材72を回転させてねじ部材72をナット74にねじ込むことにより、フランジ部72Bと板部材76が近づくことで、一対の延出部70B、70Cが近づき、環状部70Aの内径(内部領域)が縮小し、装着される管部を締め付ける。また、ねじ部材72を逆回転させることにより、フランジ部72Bと板部材76が遠ざかることで、一対の延出部70B、70Cが遠ざかり、環状部70Aの内径(内部領域)が拡大し、装着される管部の締め付けを緩める。
環状部80の内径は、管部(直線管部18A、上流管部18B及び下流管部18Cのいずれか)の外径よりも小さくされている。
操作部82Bの線条部材は、コの字状(Uの字状)に形成され、一端が環状部80Aの線条部材の他端と連結され、他端が環状部80Bの線条部材の他端と連結されている。
操作部82A、82Bが近づくように操作することにより、環状部80の内径が拡大され、操作部82A、82Bを離すことにより、元の内径に戻るように縮径される。
また、筒状部材51Aのみで水密が確保できる止水機能を有する場合等においては、締付部材51Bを用いない構成であってもよい。また、1つの筒状部材51Aに対する締付部材51Bの個数は、2つに限られず、3つ以上であっても良いし、1つであってもよい。
第2継手52は、直線管部18A及び下流管部18Cの外周を囲み、軸方向にスライドすることにより直線管部18Aを径方向へ取り外し可能にする筒状の筒状部材52Aを備えて構成されている。筒状部材52Aは、例えば、ビニル樹脂やゴムで形成されている。
筒状部材52Aには、筒状部材52Aの外周から筒状部材52Aを締め付ける締付部材52Bが設けられている。これにより、直線管部18Aと下流管部18Cとの間の水密が確保される。
なお、締付部材52Bの構成としては、図4(B)及び図4(C)に示される構成にかぎられず、種々の構成とすることが可能である。
また、筒状部材52Aのみで水密が確保できる止水機能を有する場合等においては、締付部材52Bを用いない構成であってもよい。また、1つの筒状部材52Aに対する締付部材52Bの個数は、2つに限られず、3つ以上であっても良いし、1つであってもよい。
このストラブカップリング(登録商標)60を用いた構成では、ボルト62を締め付けると、断面C形状の筒形のハウジング64が縮径される。ハウジング64を縮径させると、ゴムで形成された環状のゴムスリーブ66が縮径する。これにより、ゴムスリーブ66の内周側に折曲形成されたリップ部68が、直線管部18Aと上流管部18B(第2継手52においては、下流管部18C)に密着し、直線管部18Aと上流管部18B(第2継手52においては、下流管部18C)との間が密閉される。
次に、第1実施形態に係るサイフォン排水システム10の作用を説明する。
第1実施形態に係るサイフォン排水システム10の構成によれば、水周り器具16からの排水は、排水導入管18内を下方へ流れる。排水導入管18内を下方へ流れた排水は、さらに、横引き管24内を横方向へ流れる。
このため、竪管26側へ下る下り勾配が横引き管24になくとも、逆に若干の逆勾配があったとしても、サイフォン力により排水を導くことができる。
直線管部18Aを軸方向に取り外す場合では、上流管部18B及び下流管部18Cが邪魔になるため、上流管部18B及び下流管部18Cを少なくとも一方を移動させる必要が生じるが、第1実施形態の構成では、直線管部18Aが径方向に取り外せるので、上流管部18B及び下流管部18Cを移動することなく位置固定したまま、直線管部18Aを取り外せ、異物の除去が容易となる。
また、ディスポーザ21を設けた構成においては、粉砕物と共に排水を流すものであるから、排水導入管18内の下流管部18Cなどに粉砕物及び排水が残留して詰まる場合が考えられる。
次に、第2実施形態に係るサイフォン排水システム100の構成について説明する。
第2実施形態に係るサイフォン排水システム100の全体構成は、第1実施形態に係るサイフォン排水システムと同様であるので、異なる部分を以下に説明する。また、第1実施形態と同一部分については、同一の符号を付している。
空気室28は、膜体で形成された袋状の袋部材34の内部に形成されており、室内が拡縮可能な密閉空間とされている。
袋部材34は、内部の空気室28に空気が流入することにより、膨出した膨出状態となり、内部の空気室28から空気が流出することにより、扁平となった扁平状態となる。
また、連通管30には、外部からの空気を排水導入管18へ通過させると共に排水導入管18から外部へ排水を通過させない通気弁32が設けられている。この通気弁32としては、後述のメンブレンバルブなどのように弾性体を用いたものや、ボール式逆止弁など、種々の機械要素により構成された逆止弁を用いることが可能である。
この空気の流入しやすさは、例えば、空気室28を形成する形成部材の柔軟性が高くして、空気室28が拡縮しやすくすることにより調整できる。また、形成部材として、ゴムなどの弾性変形するものを用いて、拡大した空気室28を縮小しようとする復元力を発揮させることで、さらに、空気室28から排水導入管18に空気が流入しやすくなる。
また、空気室28と排水導入管18との間の経路における流通抵抗によっても、流入抵抗を調整可能となる。例えば、その経路の流路幅が広くすること及び流路長さが短くすることで流通抵抗を小さくし、空気室28から排水導入管18に空気が流入しやすくすることができる。
図16に示す構成では、水廻り器具16には、通気弁として用いられる自封式の排水トラップの一例としてのメンブレンバルブ40が設けられている。このメンブレンバルブ40は、弾性材料で筒状に形成され、上流側が常時開口しており、下流側が開閉可能とされ、かつ自由状態では閉じている。
メンブレンバルブ40は、ゴム等の弾性体からなる筒状の成形品であり、自由状態では、上流端部40A側は、図16(A)、図17(A)及び図18(A)に示すように、円形に形成されて開口しているが、図18に示すように、下流端部40Bへ向かうにしたがって徐々に潰された形状に形成され、中間部では断面が楕円形とされ、下流端部40Bでは図17(B)に示すように、軸方向から見て直線状となって互いに対向する内周面が接触して開口が閉じた状態となっている。
また、下流端部40Bは、メンブレンバルブ40に排水が流入したとき及び排水導入管18内が負圧となったときに、図17(C)及び図18(B)に示すように、その圧力で開口するようになっている。
次に、第2実施形態に係るサイフォン排水システム100の作用を説明する。
サイフォン排水システム100において、少量の排水がなされた場合では、図19(A)に示すように、排水導入管18の直線管部18Aを流れる排水は、図19(B)に示すように、排水導入管18の下流管部18C(R部分)及び横引き管24の上流端部に溜りはじめ、図19(C)に示すように、排水導入管18の下流管部18C(R部分)及び横引き管24の上流端部を塞いでしまう場合がある。
また、特に、ディスポーザ21を設けた構成においては、粉砕物と共に排水を流すものであるから、排水導入管18内のR管18Bなどに粉砕物及び排水が残留しやすく、排水導入管18内の空気が下流側に排出されにくい状態となりやすい。
これにより、水廻り器具16からの排水は、排水導入管18をほぼ自由落下の速度が流れるため、排水導入管18をスムーズに流れ、水廻り器具16の排水口16A付近の排水の滞留が抑制できる。
また、第2実施形態の構成では、空気室28に空気が流入しても、空気室28は、密閉された空間であるので、汚臭等が外部に漏れない。
また、第2実施形態の構成によれば、連通管30は、上方に延出された他端部が空気室28と連通するので、空気室28内に排水導入管18から排水がより流入しにくい。
また、第2実施形態の構成によれば、水廻り器具16の下方スペースにおいて、連通管30を上方へ長く延ばせるので、空気室28内に排水導入管18から排水がより流入しにくいと共に水廻り器具16の下方スペースへの連通管30の納まりがよい。
これにより、排水導入管18内が負圧となることで生じる問題、例えば、水廻り器具16の水封式の排水トラップで空気を吸い込むことで生じる騒音や排水トラップの破封などを解消できる。
排水導入管18内が負圧となる時間は、排水導入管18内が正圧となる時間よりも長いため、袋部材34のように空気室28の容量が限られているものだけでなく、第2実施形態のように、排水導入管18に空気を流入可能な通気弁32が設けられていることが望ましい。
図26に示す排水システムでは、竪管26が設けられておらず、横引き管24が継手92によって排水立て管12に接続されている。真空ポンプ90は、横引き管24の下流側(排水立て管12側)に設けられ、横引き管24の下流側で負圧を発生させて、排水を吸引することにより排水する。
図27に示す排水システムでは、竪管26が設けられておらず、横引き管24が継手92によって排水立て管12に接続されている。圧送ポンプ94は、排水導入管18(具体的には、上流管部18Bに設けられ、排水導入管18で加圧して、排水を下流側へ押圧することにより排水する。なお、圧送ポンプ94は、横引き管24の上流端部に配置されていてもよい。
16 水廻り器具
18 排水導入管
18A 直線管部
18B 上流管部
18C 下流管部
21 ディスポーザ
24 横引き管
26 竪管
28 空気室
30 連通管
32 通気弁
34 袋部材
40 メンブレンバルブ(自封式の排水トラップの一例)
51 第1継手
52 第2継手
51A 筒状部材
52B 筒状部材
Claims (15)
- 直線状に延びる直線管部と、該直線管部の上流側に配置される上流管部と、該直線管部の下流側に配置される下流管部とを有し、水廻り器具からの排水を下方へ流す排水導入管と、
前記排水導入管と連通して横方向へ延び、前記排水導入管からの排水を横方向へ流す横引き管と、
前記直線管部を径方向へ取り外し可能に、前記直線管部の上流端部と前記上流管部とを接続する第1継手と、
前記直線管部を径方向へ取り外し可能に、前記直線管部の下流端部と前記下流管部とを接続する第2継手と、
を備え、勾配によらない送水力を前記排水に作用させて排水する排水システム。 - 前記横引き管と連通して下方へ延び、前記横引き管からの排水を流下させることにより、前記送水力としてのサイフォン力を発生させる竪管を備える排水システム。
- 前記直線管部は、上流端の端面が前記上流管部の下流端の端面と面接触し、下流端の端面が前記下流管部の上流端の端面と面接触する請求項1又は請求項2に記載の排水システム。
- 前記第1継手は、前記直線管部及び前記上流管部の外周を囲み、軸方向にスライド移動することにより前記直線管部を径方向へ取り外し可能にする筒状の筒状部材を備えて構成され、
前記第2継手は、前記直線管部及び前記下流管部の外周を囲み、軸方向にスライド移動することにより前記直線管部を径方向へ取り外し可能にする筒状の筒状部材を備えて構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の排水システム。 - 前記第1継手としての前記筒状部材は、前記直線管部と前記上流管部との間を水密にする止水機能を有し、前記第2継手としての筒状部材は、前記直線管部と前記下流管部との間を水密にする止水機能を有する請求項4に記載の排水システム。
- 前記排水導入管と連通し、前記水廻り器具からの排水によって押圧された前記排水導入管内の空気が流入可能とされ、室内が拡縮可能な密閉された空気室を備える請求項2又は請求項2に従属する請求項3〜5のいずれか1項に記載の排水システム。
- 前記空気室は、前記直線管部で連通し、前記直線管部と一体に取り外しされる請求項6に記載の排水システム。
- 前記空気室は、サイフォン起動基準水頭よりも上方で前記排水導入管と連通している請求項6又は請求項7に記載の排水システム。
- 前記サイフォン起動基準水頭よりも上方で前記排水導入管と一端部が連通し、他端部が上方に延出されると共に前記空気室と連通する連通管を備える請求項8に記載の排水システム。
- 前記連通管は、一端部が前記排水導入管の下部と連通し、他端部が上方に延出している請求項9に記載の排水システム。
- 前記外部からの空気を前記排水導入管へ通過させると共に前記排水導入管から前記外部へ排水を通過させない通気弁を備える請求項6〜10のいずれか1項に記載の排水システム。
- 前記空気室から前記排水導入管側へ流入する空気の流入抵抗が、前記通気弁から前記排水導入管側へ流入する空気の流入抵抗よりも小さい請求項11に記載の排水システム。
- 前記通気弁は、
前記水廻り器具の排水口に設けられ、弾性材料で筒状に形成され、上流側が常時開口しており、下流側が開閉可能とされ、かつ自由状態では閉じている自封式の排水トラップである請求項11又は請求項12に記載の排水システム - 前記空気室が内部に形成され、膜体で形成された袋状の袋部材を備える請求項6〜13のいずれか1項に記載の排水システム。
- 前記水廻り器具には、水廻り器具の排出口に投入された投入物を粉砕し、その粉砕物を排水と共に流下可能にするディスポーザが設けられている請求項1〜14のいずれか1項に記載の排水システム。
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