JP2010279163A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に巻線できる出力切り替えが可能な多極モータを提供する。
【解決手段】少なくとも8極の磁極と、少なくとも10個のティース部9を有するアーマチュアと、少なくとも20個のセグメント15を有するコミュテータと、2個の正極ブラシ及び2個の負極ブラシを有するブラシセットと、を備え、前記セグメントのそれぞれには、導電線を掛け止めるための掛止部が設けられ、1本の導電線を用い、前記複数の掛止部に掛け止めながら、前記複数のティース部のそれぞれに巻き付けることによりコイル群が形成されており、前記ブラシセットへの通電状態の切り替えが可能なモータ。
【選択図】図5

Description

本発明は、出力の切り替えが可能なモータに関する。
出力の切り替えはできないが、モータの小型化等のために巻線を工夫した8極10スロット20セグメントのDCモータが開示されている(特開2008−136343号公報)。具体的には、8個の永久磁石により磁極が形成され、アーマチュアの10個のスロットには、それぞれU,V,W,X,Y相が割り当てられ、5相巻き構造となっている。コミュテータの20個のセグメントは、5本の接続線を用いてそれぞれ4つ置きに掛け回され、短絡されている。
出力の切り替えができるモータとしては、例えば、回転速度の切り替えができる4極重巻仕様のモータが開示されている(特開2006−353019号公報)。
このモータは、重巻にて巻装された4極以上の多極モータであって、周方向に等間隔で配置された複数個のブラシを備え、ブラシを選択的に通電させることにより、2速度以上の作動モードを形成する。ブラシは、正極第1ブラシとそれに対向配置された正極第2ブラシと、負極第1ブラシとそれに対向配置された負極第2ブラシとからなり、正極第1ブラシ及び負極第1ブラシが通電される低速モードと、4個のブラシの全てが通電される高速モードとを有している。
また、重巻にて巻装された4極以上の多極モータであって、低速作動時に使用される第1及び第2ブラシと、第1及び第2ブラシの何れか一方と共に高速作動時に使用される第3ブラシと、複数のコイルのうち等電位となるべきコイル間を接続する均圧部材とを有する多極モータも開示されている。このモータによれば、同電位のブラシを削減することができるため、ブラシ個数の削減が可能になる。
第1〜第3ブラシと対向する位置を基準としてモータ回転方向に進角又は遅角させた位置の少なくとも1箇所にブラシが追加配置された多極モータも開示されている。このモータによれば、多極機においてもブラシ数を大幅に増大させることなく新たな作動モードの実現が可能になる。例えば、「6極機に均圧線を適用すれば、通常はブラシが6個必要となるが、低速モードは2個のブラシで作動可能である。この際、本来ブラシが配置されるスペースが4箇所空くことから、そこに別作動モード用のブラシを適宜配置することにより、低速、高速以外にさらに4種類の作動モードを追加できる。つまり、モータが多極となればなるほど作動モードの種類も増やすことが可能となる」としている。
特開2008−136343号公報 特開2006−353019号公報
通常、8極以上の多極仕様のモータで出力の切り替え制御を行うとそれだけブラシ数も増大するため、構造が複雑になり易い傾向がある。その点、特開2006−353019号公報のモータのように、等電位となるコイル間を均圧線で接続すればブラシ数を減らすことも可能である。
しかし、均圧線を接続すれば、それだけ巻線作業の工数が増えて生産性が低下する虞がある。
本発明の目的は、生産性に優れた8極以上の出力切り替えが可能なモータを提供することにある。
本発明に係るモータは、少なくとも8極の磁極と、少なくとも10個のティース部を有するアーマチュアと、少なくとも20個のセグメントを有するコミュテータと、2個の正極ブラシ及び2個の負極ブラシを有するブラシセットと、を備え、前記セグメントのそれぞれには、導電線を掛け止めるための掛止部が設けられ、1本の導電線を用い、前記複数の掛止部に掛け止めながら、前記複数のティース部のそれぞれに巻き付けることによりコイル群が形成されており、前記ブラシセットへの通電状態の切り替えが可能なように構成されている。
かかる構成によれば、1本の導電線を巻き付けることによりコイル群が形成されているので、均圧線を別途接続する必要がない。
本発明によれば、出力の切り替えが可能で、生産性に優れるモータを提供することができる。
図1は、第1実施形態におけるモータを示す概略断面図である。 図2は、図1におけるII−II線断面図である。 図3は、図1における、バックカバーを除いてIII−III線方向から見た図である。 図4は、ティース部やセグメントの配置を説明するための概略図である。 図5の(a)及び(b)は、導電線の巻き付け順序を説明するための図である。 図6は、回路構成を示す概念図である。 図7は、ブラシセットの通電状態の切り替えを説明するための図である。(a)〜(c)は、それぞれ異なる通電状態での回路構成を示している。 図8は、ブラシセットの異なる通電状態におけるモータの出力の違いを表した概念図である。 図9は、第1実施形態の変形例における図3相当図である。 図10の(a)及び(b)は、第1実施形態の変形例における導電線の巻き付け順序を説明するための図である。 図11は、第1実施形態の変形例の回路構成を示す概念図である。 図12は、第2実施形態におけるティース部やセグメントの配置を説明するための概略図である。 図13の(a)及び(b)は、第2実施形態における導電線の巻き付け順序を説明するための図である。 図14は、第3実施形態におけるティース部やセグメントの配置を説明するための概略図である。 図15は、第3実施形態における導電線の巻き付け順序を説明するための図である。 図16は、第4実施形態におけるティース部やセグメントの配置を説明するための概略図である。 図17は、第4実施形態における導電線の巻き付け順序を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<第1実施形態>
(モータの構成)
図1〜図3に、本実施形態のモータを示す。このモータは、DCモータであり、回転軸となるシャフト1やアーマチュア2、マグネット3、コミュテータ4、ブラシセット5などがハウジング6に収容されている。
ハウジング6は、一端が開口する扁平な略円筒状のケース6aと、ケース6aの開口を塞ぐバックカバー6bとを備える。これらケース6a及びバックカバー6bにベアリング7,7を介してシャフト1が回転自在に支持されている。シャフト1には、アーマチュア2やコミュテータ4が固定されている。図示していないが、シャフト1の外周面には、アーマチュア2、または、コミュテータ4に対して、周方向の移動を規制するためのローレット加工が施されている。
アーマチュア2には、シャフト1の軸方向の中間部分に固定された円盤状のコア8と、コア8の外周部分に等間隔で放射状に複数形成された断面略T字状のティース部9,9,…と、これらティース部9,9,…に巻装された一群のコイル10,10,…とが備えられている。コア8及びティース部9は金属板を軸方向に積層して形成されている。本実施形態では、ティース部9は10個形成されていて、互いに隣接するティース部9の間には、それぞれスロット11,11,…が形成されている(10スロット)。
これら各スロット11,11,…の間を通るようにティース部9に導電線12が巻き付けられて、コア8の外周には10個のコイル群が形成されている(集中巻き)。
マグネット3は、N極とS極とに2分して着磁された4個の円弧状の要素マグネット3a,3a,3a,3aで構成されている。マグネット3は、アーマチュア2の外周面と近接して対向するように、これら要素マグネット3a,3a,3a,3aを組み合わせてハウジング6の内周面に環状に固定されている。つまり、本実施形態では、軸周りに等間隔で異なる8個の磁極が交互に配置されている(8ポール)。マグネット3が固定されたハウジング6の周壁は、バックヨークを兼ねている。分極した4個の要素マグネット3aでマグネット3を構成することで、8個のマグネットを用いる場合に比べて組み付けが容易になる利点がある。
コミュテータ4は、シャフト1の端部分に固定された円柱状の部材からなる。コミュテータ4の外周面には、帯板状の導電性に優れた複数のセグメント15,15,…が周方向に連続して等間隔で固定されている。導通を避けるために、各セグメント15は間隔をあけて配置されている。本実施形態では、セグメント15が20個設けられている(20セグメント)。各セグメント15のアーマチュア2側の端部には、導電線12を掛けて止めるための掛止部15aが一体に設けられている。これら掛止部15aに1本の導電線12を掛け止めながら各ティース部9に巻き付けて巻線構造が形成されている。
ブラシセット5は、ハウジング6内に取り付けられたブラシプレート16に組み付けられている。ブラシプレート16は、円盤状の部材からなり、その中央にはコミュテータ4の外径より大径の丸孔が形成されている。ブラシセット5は、2個の正極ブラシ5a,5aと2個の負極ブラシ5b,5bとを有し、コミュテータ4の周囲に配設されている。各ブラシ5a,5a,5b,5bは、それぞれブラシプレート16の半径方向に沿って配置され、丸孔に向かって出退自在に支持されている。各ブラシ5a,5a,5b,5bの丸孔側の端部はスプリング5cによってコミュテータ4の外周面に押し付けられていて、各ブラシ5a,5a,5b,5bは各セグメント15と摺接して電気的に接続する。なお、各ブラシ5a,5a,5b,5bは、接続端子17を介して図外の制御装置等と接続される。
同極のブラシ5a,5aは、それぞれ軸回り方向に回転軸に対して略180度ずれた位置に配置されている。すなわち、一対の正極ブラシ5a,5aは対向状に配置され、同様に、一対の負極ブラシ5b,5bも対向状に配置されている。ここで、異極のブラシ、つまり正極ブラシ5aと近接する一方の負極ブラシ5bとは、それぞれ軸回り方向に略45度ずれた位置に配置されている。
(モータの巻線構造)
このモータでは、1本の導電線12で巻線ができるように工夫されている。図4に示すティース部9とセグメント15との配置に基づき、その巻線構造について説明する。反時計回り及び時計回りのいずれでもよいが、便宜上、同図に示すように、各ティース部9のそれぞれは、所定のティース部9から時計回りに1〜10の番号を順に付して区別する。図示はしないが、コイル10もそのコイルが形成されているティース部9と同じ番号により区別する。また、各セグメント15のそれぞれは、1番の番号を付したティース部9の近傍の所定のセグメント15からティース部9と同じ時計回りに1〜20の番号を順に付して区別する。
図5に、導電線12の巻き付け順序を表した概念図を示す。同図の(a)はティース部9とセグメント15とを平面状に表し、導電線12の巻き付け順序を矢印線で示したものである。同図の(b)は巻き付けた導電線12の構成を模式的に示したものである。
これらに示すように、最初は、6番のセグメント15に導電線12の巻き始め端を掛け止める。6番のセグメント15ではなく、1番のセグメント15であってもよい。次に、1番のセグメント15に引っ掛けて、1番のティース部9と2番のティース部9との間のスロット11から通して、1番のティース部9に導電線12を所定回数巻き付けて、1番のコイル10を形成する。そして、2番のセグメント15に引っ掛けた後、7番のセグメント15に引っ掛ける。つまり、2番のセグメント15と7番のセグメント15とは、短絡している。6番のセグメント15と1番のセグメント15も同様である。7番のセグメント15に引っ掛けた導電線12は、4番のティース部9と5番のティース部9との間のスロット11から通して、4番のティース部9に所定回数巻き付けて、4番のコイル10を形成する。
後は、これら図に示す順序で同じようにして導電線12を巻き付けていき、最後に巻き始め端の6番または1番のセグメント15に掛け止めればよい。1本の導電線12を巻き付けるだけで済むため、巻線作業が容易になる。巻線機で自動的に処理することも可能であり、生産性に優れる。なお、この場合、1〜10番の各ティース部9に形成された各コイル10は、ティース部9の先端側から見て反時計回りに形成されている。各セグメント15に掛け止められた導電線12は、接触部位の被覆が取り除かれることにより、そのセグメント15と接続される。
このようにして形成される巻線構造は、前半部分と後半部分とで点対称になっている。すなわち、各ティース部9及び各セグメント15を軸方向から見て巻き始め側と巻き終わり側とに2分したとき、換言すれば、1〜5番のティース部9及び1〜10番のセグメント15と、6〜10番のティース部9及び11〜20番のセグメント15とに分けたとき、それぞれの各ティース部9及び各セグメント15における巻線部分は、回転軸に対して点対称な構造となっている。
また、導電線12における各セグメント15間、もしくは各ティース部9間を渡って設けられる部分(均圧線)は、ティース部側に偏在している。例えば、あるセグメント15から離れたセグメント15に導電線12を巻き付ける場合には、導電線9がティース部9の近傍を通って渡るように巻線されている。そうすることで、製造過程やモータの回転中などに、均圧線の部分がシャフト1等に不用意に引っ掛かるのを防いでいる。例えば、シャフト1のローレット加工部分と、導電線9とが接触することによって生じる導電線9の破断や短絡を防止する。
図6は、この巻線構造の回路図である。ブラシセット5を上述したように配置することで、例えば、1番及び11番のセグメント15がそれぞれ正極ブラシ5a,5aと接続するときには、3番及び4番のセグメント15は一方の負極ブラシ5bと接続し、13番及び14番のセグメント15は他方の負極ブラシ5bと接続するように設定されている。そうすると、1番のセグメント15(正極)と3番のセグメント15(負極)との間に、1番と4番のコイル10が直列で接続され、1番のセグメント15(正極)と14番のセグメント15(負極)との間に、8番と10番のコイル10が直列で接続される。また、11番のセグメント15(正極)と13番のセグメント15(負極)との間に、6番と9番のコイル10が直列で接続され、11番のセグメント15(正極)と4番のセグメント15(負極)との間に、3番と5番のコイル10が直列で接続される。
このように回路を形成することで、ブラシセット5への通電状態を切り替えることによりモータの出力の切り替えが可能になる。
図7に、その切り替えパターンの一例を示す。同図の(a)は、4個全てのブラシ5a,5a,5b,5bに通電した場合を表している(ブラシ4個使用時)。この場合、正負極間に形成される総合抵抗値は、コイル1個当たりの抵抗値をRとしたとき、R/2となる。同図の(b)は、一方の負極ブラシ5bの通電を停止した場合を表している(ブラシ3個使用時)。この場合、4つのコイル10が閉ループとなるため、正負極間に形成される総合抵抗値は、Rとなる。同図の(c)は、離れて位置する2つの異極ブラシ5a,5bへの通電を停止した場合を表している(ブラシ2個使用時)。この場合、直列の2個のコイル10と直列の7個のコイル10とが並列に接続された回路が形成されるため、正負極間に形成される総合抵抗値は、14R/9となる。
従って、ブラシセット5への通電状態を切り替えることで、図8に示すように、一定の逆起電力の下で総合抵抗を変化させることができるようになるため、モータの出力(トルクや速度)を切り替えることができる。
(変形例)
図9〜図11に、第1実施形態の変形例を示す。本実施形態では、ブラシセット5の配置及び巻線構造が異なっている。なお、その他の構成については、先の説明と同様であるため異なる点について説明し、同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
図9に示すように、本実施形態のブラシセット5の同極ブラシ5a,5aは、軸回り方向に略90度ずれて配置されている。同極ブラシ5b,5bも、同様である。いずれか一方の正極ブラシ5aと負極ブラシ5bとは、それぞれ軸回り方向に略45度ずれた位置に配置されている。
図10は本実施形態における導電線12の巻き付け順序であり、図11はその回路図である。このようにブラシセット5を配置して巻線構造を構成しても、先に説明したものと同様の回路を形成してモータの出力を切り替えることができる。
<第2実施形態>
図12及び図13に、第2実施形態を示す。モータの基本的構成は、第1実施形態と同様であるため異なる点について説明し、同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
図12に示すように、本実施形態のモータでは、ティース部9が12個(12スロット)、セグメント15が24個(24セグメント)となっている。この場合、1本の導電線12を用いて巻線構造を形成し、ブラシセット5への通電状態の切替えによってモータの出力の切り替えを可能にするには、図13に示すように導電線12を巻き付けて巻線構造を形成すればよい。
具体的には、1番のセグメント15を巻き始め端とした場合、導電線12を7番のセグメント15に引っ掛けて、4番のティース部9と5番のティース部9の間のスロット11から通して、4番のティース部9に所定回数巻き付けてコイル10を形成する。このコイル10は、ティース部9の先端側から見て反時計回り(CCW)に形成されている(第2コイル22、図13の(a)にて太線で示す)。そして、8番のセグメント15に引っ掛けた後、2番のセグメント15に引っ掛ける。つまり、8番のセグメント15と2番のセグメント15とは短絡している。2番のセグメント15に引っ掛けた導電線12は、11番のティース部9と12番のティース部9との間のスロット11から通して、12番のティース部9に所定回数巻き付けてコイル10を形成する。このコイル10は、ティース部9先端側から見て時計回り(CW)に形成されている(第1コイル21、図13の(a)にて細線で示す)。そして、その後、同図に示す順序に従って導電線12を各セグメント15に掛け止め、各ティース部9に巻き付けてコイル10を形成していけばよい。
そうすると、各ティース部9のそれぞれに、第1コイル21と第2コイル22とを形成することができる。例えば、5番のティース部9には、9番のセグメント15から導出された導電線12が、5番のティース部9と6番のティース部9との間のスロット11から巻き付けられて、第2コイル22が形成されている。その後、12番のセグメント15から導出された導電線12が、4番のティース部9と5番のティース部9との間のスロット11から巻き付けられて、第1コイル21が形成されている。同様に、1〜12番の各ティース部9には、第1コイル21と第2コイル22とが重なるように形成されている。
8ポール12スロット24セグメントのモータであれば、このように巻線構造を形成することで、1本の導電線12を巻き付けて出力切り替えのできるモータを実現できる。
<第3実施形態>
図14及び図15に、第3実施形態を示す。モータの基本的構成は、第1実施形態と同様であるため異なる点について説明し、同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
図14に示すように、本実施形態のモータでは、ティース部9が20個(20スロット)、セグメント15が20個(20セグメント)となっている。この場合、1本の導電線12を用いて巻線構造を形成するには、例えば、図15に示すように、分布巻きにより導電線12を巻き付けて巻線構造を形成すればよい。8ポール20スロット20セグメントのモータであれば、このような巻線構造にすることで、出力切り替えのできるモータを実現できる。
<第4実施形態>
図16及び図17に、第4実施形態を示す。モータの基本的構成は、第1実施形態と同様であるため異なる点について説明し、同じ構成については同一の符号を付して説明は省略する。
図16に示すように、本実施形態のモータでは、ティース部9が24個(24スロット)、セグメント15が24個(24セグメント)となっている。この場合、1本の導電線12を用いて巻線構造を形成するには、例えば、図17に示すように、分布巻きにより導電線12を巻き付けて巻線構造を形成すればよい。8ポール24スロット24セグメントのモータであれば、このような巻線構造にすることで、出力切り替えのできるモータを実現できる。
エンジン冷却用のファンモータなど、車載モータに好適である。
2 アーマチュア
3 マグネット
4 コミュテータ
5 ブラシセット
5a 正極ブラシ
5b 負極ブラシ
9 ティース部
10 コイル
12 導電線
15 セグメント

Claims (8)

  1. 少なくとも8極の磁極と、
    少なくとも10個のティース部を有するアーマチュアと、
    少なくとも20個のセグメントを有するコミュテータと、
    2個の正極ブラシ及び2個の負極ブラシを有するブラシセットと、
    を備え、
    前記セグメントのそれぞれには、導電線を掛け止めるための掛止部が設けられ、
    1本の導電線を用い、前記複数の掛止部に掛け止めながら、前記複数のティース部のそれぞれに巻き付けることによりコイル群が形成されており、
    前記ブラシセットへの通電状態の切り替えが可能なモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記磁極が8極であり、
    前記ティース部が10個であり、
    前記コイル群が集中巻きにより形成されていて、
    前記10個のティース部のそれぞれに対し、所定のティース部から時計回りまたは反時計回りに1〜10の番号を順に付した場合に、
    1番のティース部から巻き始められて、4番のティース部、2番のティース部、5番のティース部、3番のティース部、6番のティース部、9番のティース部、7番のティース部、10番のティース部の順に導電線が巻き付けられ、8番のティース部で巻き終わっているモータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記セグメントが20個であり、
    前記ブラシセットにおける同極ブラシは、それぞれ軸回り方向に略180度ずれた位置に配置され、
    前記20個のセグメントのそれぞれに対し、前記所定のティース部の近傍の所定のセグメントから前記ティース部と同じ回りに1〜20の番号を順に付した場合に、
    1番または6番のセグメントから巻き始められて、1番のティース部、2番のセグメント、7番のセグメント、4番のティース部、8番のセグメント、3番のセグメント、2番のティース部、4番のセグメント、9番のセグメント、5番のティース部、10番のセグメント、5番のセグメント、3番のティース部、16番のセグメント、11番のセグメント、6番のティース部、12番のセグメント、17番のセグメント、9番のティース部、18番のセグメント、13番のセグメント、7番のティース部、14番のセグメント、19番のセグメント、10番のティース部、20番のセグメント、15番のセグメント、8番のティース部の順に導電線が巻き付けられ、巻き始められた1番または6番のセグメントで巻き終わっているモータ。
  4. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記セグメントが20個であり、
    前記ブラシセットにおける同極ブラシは、それぞれ軸回り方向に略90度ずれて配置され、
    前記20個のセグメントのそれぞれに対し、前記所定のティース部の近傍の所定のセグメントから前記ティース部と同じ回りに1〜20の番号を順に付した場合に、
    1番または11番のセグメントから巻き始められて、1番のティース部、2番のセグメント、12番のセグメント、4番のティース部、13番のセグメント、3番のセグメント、2番のティース部、4番のセグメント、14番のセグメント、5番のティース部、15番のセグメント、5番のセグメント、3番のティース部、6番のセグメント、16番のセグメント、6番のティース部、17番のセグメント、7番のセグメント、9番のティース部、8番のセグメント、18番のセグメント、7番のティース部、19番のセグメント、9番のセグメント、10番のティース部、10番のセグメント、20番のセグメント、8番のティース部の順に導電線が巻き付けられ、巻き始められた1番または11番のセグメントで巻き終わっているモータ。
  5. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記磁極が8極であり、
    前記ティース部が12個であり、
    前記セグメントが24個であり、
    前記コイル群が集中巻きにより形成されていて、
    各ティース部のそれぞれに、該ティース部の先端側から見て時計回りの第1コイルと反時計回りの第2コイルとが形成されているモータ。
  6. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記磁極が8極であり、
    前記ティース部が20個であり、
    前記セグメントが20個であり、
    前記コイル群が分布巻きにより形成されているモータ。
  7. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記磁極が8極であり、
    前記ティース部が24個であり、
    前記セグメントが24個であり、
    前記コイル群が分布巻きにより形成されているモータ。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載のモータにおいて、
    前記複数の掛止部間、もしくは前記複数のティース部間を渡るように設けられる均圧線が、ティース部側に偏在しているモータ。
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