JP2010278704A - 高周波電力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】変調周波数の広帯域化に対応でき、さらに出力信号の変調精度の劣化を抑えた良好な変調特性を有する高周波電力増幅器を提供する。
【解決手段】高周波増幅器用トランジスタ4と、前記高周波増幅器用トランジスタに入力される高周波信号の包絡線信号に対応したパルス信号が入力端子に入力されてスイッチングされ出力端子が電源供給のために前記高周波増幅器用トランジスタのコレクタ端子またはドレイン端子に接続されるスイッチング増幅器用トランジスタ9とを備え、前記高周波増幅器用トランジスタおよびスイッチング増幅器用トランジスタおよびこれらの間の接続線が同一半導体基板S上に形成されている高周波電力増幅器とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、高周波電力増幅器に関する。
近年、無線通信においては、データ伝送の高速化にともない、変調周波数は高くなり、変調方式も多値化されている。高周波信号では平均電力に対してピーク電力が大幅に高い変調方式が用いられるため、増幅器の所要バックオフが大きくなり、増幅器の効率が低くなっている。したがって、高周波電力増幅器においては、バックオフが大きい場合においても高効率な特性が求められている。バックオフが大きい場合においても高効率な特性が得られる増幅器として、下記の非特許文献1や特許文献1に示すような、EER(Envelope Elimination and Restoration)増幅器またはエンベロープトラッキング増幅器が提案されている。
高周波増幅器に入力される変調信号の包絡線信号に基づいてパルス信号を発生し、スイッチング増幅器で増幅した後、スイッチング増幅器の出力電圧を高周波増幅器の電源として用いる。包絡線信号の信号レベルが大きな時には高い電圧が、包絡線信号の信号レベルが小さな時には低い電圧が高周波増幅器の電源電圧に印加される。これにより、変調信号が変調周波数で大きくなったり小さくなったり変動した場合に常に高周波増幅器を効率が良い状態で動作させることができるため、高周波電力増幅器全体で高い効率が得られる。このように、非特許文献1や特許文献1に示すような、EER増幅器またはエンベロープトラッキング増幅器ではバックオフが大きな場合でも高い効率が得られる。
特開2008−124715号公報 (図1〜4)
Kiyohiko Takahashi, Shingo Yamanouchi, Tomohisa Hirayama and Kazuaki Kunihiro,"An Envelope Tracking Power Amplifier Using an Adaptive Biased Envelope Amplifier for WCDMA Handsets",2008 IEEE RFIC Symposium, pp.405-408.
上記非特許文献1の高周波電力増幅器では、スイッチング増幅器やPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)増幅器はSi(シリコン)デバイスによって形成され、高周波増幅器はGaAs HEMT(高電子移動度トランジスタ:high electron mobility transistor)デバイスを用いている。W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)変調波(チップレート3.84MHz)に対してエンベロープ増幅器として動作し、高い効率を得ている。しかし、今後普及されるWiMAX(ワイマックス:Worldwide Interoperability for Microwave Access)やLTE(ロング・ターム・エボリューション:Long Term Evolution)などのシステムでは変調速度は20MHz程度が求められ、変調周波数の広帯域化が求められている。
上記非特許文献1の高周波電力増幅器では、高周波増幅器で用いられているデバイスと異なるSiデバイスでスイッチング増幅器が形成されている。高周波増幅器で用いられているデバイスと比較してSiデバイスの最大動作周波数が低いため、変調周波数の広帯域化に対応できない問題がある。また、スイッチング増幅器と高周波増幅器が異なる半導体基板上に形成されていることから、スイッチング増幅器と高周波増幅器の間の接続部にて遅延が発生し、出力信号の変調精度が劣化する問題があった。
上記特許文献1の高周波電力増幅器においては、スイッチング増幅器と高周波増幅器は同一パッケージ内に実装された、同一プロセスのトランジスタではあるが、異なるチップ上に形成されたトランジスタによって形成されている。スイッチング増幅器は高周波増幅器と同一のプロセスのトランジスタを用いているため、変調周波数の広帯域化には対応できるが、スイッチング増幅器と高周波増幅器の間の接続部にて遅延が発生し、出力信号の変調精度が劣化する問題があった。また、上記特許文献1によると、同一パッケージ内に実装されたトランジスタサイズは同一であり、スイッチング増幅器のオン抵抗で発生する損失により効率が低下する問題があった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、変調周波数の広帯域化に対応でき、さらに出力信号の変調精度の劣化を抑えた良好な変調特性を有する高周波電力増幅器を得ることを目的とする。
この発明は、高周波増幅器用トランジスタと、前記高周波増幅器用トランジスタに入力される高周波信号の包絡線信号に対応したパルス信号が入力端子に入力されてスイッチングされ出力端子が電源供給のために前記高周波増幅器用トランジスタのコレクタ端子またはドレイン端子に接続されるスイッチング増幅器用トランジスタとを備え、前記高周波増幅器用トランジスタおよびスイッチング増幅器用トランジスタおよびこれらの間の接続線が同一半導体基板上に形成されていることを特徴とする高周波電力増幅器等にある。
この発明は、変調周波数の広帯域化に対応でき、さらに出力信号の変調精度の劣化を抑えた良好な変調特性を有する高周波電力増幅器を提供できる。
この発明の実施の形態1による高周波電力増幅器を示す回路図である。 この発明の実施の形態2による高周波電力増幅器を示す回路図である。 この発明の実施の形態6による高周波電力増幅器を示す回路図である。 この発明の実施の形態7による高周波電力増幅器を示す回路図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトのさらに別の例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトのさらに別の例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系のトランジスタを使用した場合のレイアウトのさらに別の例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるバイポーラトランジスタ系とFET系のトランジスタを混在させて使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの一例を示す図である。 この発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いるFET系のトランジスタを使用した場合のレイアウトの別の例を示す図である。
以下、この発明による高周波電力増幅器を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、実施の形態毎の詳細な説明は省略する
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による高周波電力増幅器を示す回路図である。図1において、1は高周波増幅器3の入力端子、2は高周波増幅器3ひいては高周波電力増幅器の出力端子、3は高周波増幅器、4は高周波増幅器3を構成する高周波増幅器用トランジスタ、5は入力端子1に接続された高周波増幅器用トランジスタ4のベース(ゲート)端子、6は出力端子2とスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(ソース)端子12に接続された高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(ドレイン)端子である。
7はスイッチング増幅器8の入力端子、8はスイッチング増幅器、9はスイッチング増幅器8を構成するスイッチング増幅器用トランジスタ、10は入力端子7に接続されたスイッチング増幅器用トランジスタ9のベース(ゲート)端子、11はスイッチング増幅器用トランジスタ9のコレクタ(ドレイン)端子、12は高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(ドレイン)端子6に接続されたスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(ソース)端子、13はデジタル変調部14と入力端子1との間に接続されたアップコンバータ(ミキサ)、14はデジタル変調部、15はデジタル変調部14と入力端子7の間に接続されたPWMまたはシグマデルタ(ΣΔ)変調器、23は高周波増幅器用トランジスタ4のグランドである。
次に動作について説明する。デジタル変調部14で生成されたベースバンド変調信号はアップコンバータ13にて高周波周波数に変換され、入力端子1より高周波増幅器3に入力され、増幅された後、高周波増幅器(高周波電力増幅器)の出力端子2より出力される。一方、デジタル変調部14にて生成された変調波の包絡線信号は、PWMまたはシグマデルタ(ΣΔ)変調器15にてPWM変調波のパルス信号となり、スイッチング増幅器8の入力端子7よりスイッチング増幅器9に入力され、スイッチング増幅器9の出力電圧が高周波増幅器3の電源端子すなわちコレクタ(ドレイン)端子6に印加される。
包絡線信号の信号レベルが大きな時には高い電圧が、包絡線信号の信号レベルが小さな時には低い電圧が高周波増幅器3の電源電圧に印加される。これにより、変調信号が変調周波数で大きくなったり小さくなったり変動した場合に、常に高周波増幅器3を効率が良い状態で動作させることができるため、バックオフが大きな場合においても高周波電力増幅器全体で高い効率が得られる。
図1においては、高周波増幅器3を構成するトランジスタ4とスイッチング増幅器8を構成するトランジスタ9は同一プロセスで作成され、同一半導体基板S上に形成されている。そのため、スイッチング増幅器8に対しても、高周波増幅器3と同じ高い周波数まで動作可能なトランジスタを用いているため、スイッチング増幅器8は高い周波数まで動作可能であり、その結果、変調周波数の広帯域化が可能となる。また、高周波増幅器3とスイッチング増幅器8が同一半導体基板上にあり最短で接続されているため、高周波増幅器3とスイッチング増幅器8間の遅延を小さくでき出力信号の変調精度の劣化を防ぎ、良好な変調特性を得ることができる
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2による高周波電力増幅器を示す回路図である。図2において、16はローパスフィルタ、17はスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(ソース)端子12に接続されたスイッチング増幅器8の出力端子、18は高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(ドレイン)端子6に接続された高周波増幅器3の電源端子である。
図2の高周波電力増幅器は図1の高周波電力増幅器と比較して、スイッチング増幅器8と高周波増幅器3の間を一度、スイッチング増幅器8の出力端子17より、半導体チップすなわち半導体基板Sから外部に取り出し、ローパスフィルタ16にてスイッチング周波数の高調波成分を抑圧した後、高周波増幅器3の電源端子18に戻している点が異なる。従った、図1の高周波電力増幅器と同様の効果を有すると共に、さらに、ローパスフィルタ16によりスイッチング増幅器8にて増幅されたPWM変調波のパルス信号の高調波成分を抑圧することで、包絡線信号に戻すことができるため、高周波増幅器3で発生するスプリアス成分を抑圧することができる。また、良好な変調特性を得ることができる。
実施の形態3.
図1、図2に示す上記実施の形態1,2の高周波電力増幅器では、高周波増幅器3とスイッチング増幅器8に用いるトランジスタサイズとして同じものを用いていた。この発明の実施の形態3による高周波電力増幅器では、高周波増幅器3に用いるトランジスタ4よりもスイッチング増幅器8に用いるトランジスタ9のトランジスタサイズを大きくした点が異なる。回路図は図1、図2と同じである。そのため上記実施の形態1,2の高周波電力増幅器と同様の効果を奏する。
さらに、高周波増幅器3に用いるトランジスタ4よりもスイッチング増幅器8に用いるトランジスタ9のトランジスタサイズを大きくしたため、スイッチング増幅器8のオン抵抗を小さくすることができ、スイッチング増幅器8で発生する損失を小さくでき、結果として、高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3の高周波電力増幅器では、高周波増幅器3とスイッチング増幅器8に用いるトランジスタのエミッタサイズもしくはゲート長は同じものを用いていた。この発明の実施の形態4の高周波電力増幅器では、高周波増幅器3に用いるトランジスタ4よりもスイッチング増幅器8に用いるトランジスタ9のエミッタサイズまたはゲート長を大きくした点が異なる。回路図は図1、図2と同じである。そのため上記実施の形態1〜3の高周波電力増幅器と同様の効果を奏する。
さらに、スイッチング増幅器8に求められる高周波特性は高周波増幅器3に求められる高周波特性よりも低い周波数で良い。ここで、スイッチング増幅器8に用いるトランジスタ9のエミッタサイズまたはゲート長を高周波増幅器3に用いるトランジスタ4よりも大きくすることにより、スイッチング増幅器8に必要以上の利得を与えることがなくなり、スイッチング増幅器8の安定性を高めることができる。また、HBT(ヘテロ接合バイポーラトランジスタ)またはバイポーラトランジスタの場合、エミッタサイズを大きくすることでトランジスタサイズも大きくなり、実施の形態3と同様にスイッチング増幅器8のオン抵抗を小さくすることができ、スイッチング増幅器8で発生する損失を小さくでき、結果として、高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5の高周波電力増幅器では、上記実施の形態1〜4の高周波電力増幅器において、同一半導体基板上の高周波増幅器3とスイッチング増幅器8に用いるトランジスタとしてHBTまたはバイポーラトランジスタを用いたものである。回路図は図1,図2と同じである。そのため上記実施の形態1〜4の高周波電力増幅器と同様の効果を奏する。
実施の形態6.
図3はこの発明の実施の形態6による高周波電力増幅器を示す回路図である。図3のこの実施の形態の高周波電力増幅器は図2の高周波電力増幅器と比較して、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTまたはバイポーラトランジスタを使用し、スイッチング増幅器用トランジスタ20としてFET(電界効果トランジスタ)またはHEMTを用いた点が異なる。高周波増幅器用トランジスタ4ではベース端子5、コレクタ端子6、グランド23に接続されたのがエミッタ端子、スイッチング増幅器用トランジスタ20ではゲート端子10、ドレイン端子11、ソース端子12となる。このため図2の高周波電力増幅器と同様の効果を奏する。
また、高周波増幅器用トランジスタ4としてGaAsHBTを用いた場合には、近年、GaAsHBTとGaAsHEMTを同一プロセスで作成するBiFETプロセスが実用化されており、スイッチング増幅器用トランジスタ20としてGaAsHEMTを用いることができる。GaAsHBTと比較して、GaAsHEMTの方がオン抵抗は低いため、スイッチング増幅器8のオン抵抗を小さくすることができ、スイッチング増幅器8で発生する損失を小さくでき、結果として、高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
高周波増幅器用トランジスタ4としてSiGeHBTを用いた場合には、SiGe BiCMOS(Bipolar Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスにおいては、NチャンネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)(NMOS)、PチャンネルMOSFET(PMOS)のどちらも選択可能である。スイッチング増幅器用トランジスタ20としてNMOSを用いた場合には、SiGeHBTと比較して、NMOSの方がオン抵抗は低いため、スイッチング増幅器8のオン抵抗を小さくすることができ、スイッチング増幅器8で発生する損失を小さくでき、結果として、高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。また、スイッチング増幅器用トランジスタ20としてPMOSを用いた場合には、SiGeHBTと比較して、PMOSの方がオン抵抗は低いため、スイッチング増幅器8のオン抵抗を小さくすることができ、さらに、PMOSではスイッチング増幅器8による電圧降下をSiGeHBTやNMOSの場合と比較して小さくできるため、高周波増幅器3の電源電圧の最大値を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の出力電力を高めることができる。
実施の形態7.
図4はこの発明の実施の形態7による高周波電力増幅器を示す回路図である。図4のこの実施の形態の高周波電力増幅器は図2の高周波電力増幅器と比較して、CMOSプロセスにより形成することを考慮して、高周波増幅器用トランジスタ21としてNチャンネルMOSFET(NMOS)を用い、スイッチング増幅器用トランジスタ22としてPチャンネルMOSFET(PMOS)を用いた点が異なる。高周波増幅器用トランジスタ21ではゲート端子5、ドレイン端子6、グランド23に接続されたのがソース端子、スイッチング増幅器用トランジスタ22ではゲート端子10、ドレイン端子11、ソース端子12となる。そのため図2の高周波電力増幅器と同様の効果を奏する。
また、CMOSプロセスを用いた場合には、NMOS、PMOSのどちらも選択可能である。高周波増幅器用トランジスタ21としてとしてNMOSを用い、スイッチング増幅器用トランジスタ22としてPMOSを用いることにより、スイッチング増幅器8による電圧降下をNMOSの場合と比較してPMOSでは小さくできるため、高周波増幅器3の電源電圧の最大値を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の出力電力を高めることができる。
実施の形態8.
図5はこの発明の実施の形態8による高周波電力増幅器に用いる高周波増幅器用トランジスタ、スイッチング増幅器用トランジスタのレイアウトの一例を示す図であり、図1の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。図5において、スイッチング増幅器用トランジスタ9および高周波増幅器用トランジスタ4を構成する単位トランジスタがマトリックス状(例えば6行5列)に並べて形成されている。そして単位トランジスタの行毎に各行に沿って延びそれぞれ単位トランジスタの同種の端子を共通に接続する複数の配線が配置されている。4aはそれぞれ複数の高周波増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)4が横方向(行方向)に配列された高周波増幅器用トランジスタ群、9aはそれぞれ複数のスイッチング増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)9が横方向(行方向)に配列されたスイッチング増幅器用トランジスタ群である。
5aは高周波増幅器用トランジスタ群4a毎に各高周波増幅器用トランジスタ4のベース端子(B)5が並列に接続されたベース(ゲート)端子パッドである。10aはスイッチング増幅器用トランジスタ群9a毎に並列に接続された各スイッチング増幅器用トランジスタ9のベース端子(B)10がさらに全てのスイッチング増幅器用トランジスタ群9aに関して並列に接続されたベース(ゲート)端子パッドである。11aはスイッチング増幅器用トランジスタ群9a毎に並列に接続された各スイッチング増幅器用トランジスタ9のコレクタ端子(C)11がさらに全てのスイッチング増幅器用トランジスタ群9aに関して並列に接続されたコレクタ(ドレイン)端子パッドである。6aは隣接したスイッチング増幅器用トランジスタ群9aと高周波増幅器用トランジスタ群4aの対毎にそれぞれ対になったスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12と高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6が互いに接続された接続点が並列に接続されたコレクタ(ドレイン)・エミッタ(ソース)端子パッドである。23aは高周波増幅器用トランジスタ群4a毎に各高周波増幅器用トランジスタ4のエミッタ端子(E)23が並列に接続されたグランドパッドである。なお、図5に記載の構成は全て同一半導体基板(図示省略)上に形成される。
次に動作について説明する。図5は、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTまたはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTまたはバイポーラトランジスタを用いた場合である。
高周波増幅器用トランジスタ4は図5に示すように、破線で示す複数(例えば5つ)の高周波増幅器用トランジスタ4が横方向(行方向)に並べられてなるトランジスタ群(単位HBT)4aを縦方向(列方向)に複数個(例えば3つ)並べて並列合成している。スイッチング増幅器用トランジスタ9も破線で示す複数(例えば5つ)のスイッチング増幅器用トランジスタ9が横方向に並べられてなるトランジスタ群(単位HBT)9aを縦方向に複数個(例えば3つ)並べて並列合成している。対になった高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(C)とスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(E)が接続されている。高周波信号は、高周波増幅器用トランジスタ4のベース端子(B)5から入力され、高周波増幅器用トランジスタ4で増幅された後、高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6より出力される。包絡線信号はスイッチング増幅器用トランジスタ9のベース端子(B)10からスイッチング増幅器用トランジスタ9に入力され、スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12から高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6に電源として印加される。これによりエンベロープトラッキング増幅器として動作できる。
その際に、高周波増幅器用トランジスタ4の行すなわち高周波増幅器用トランジスタ群4aとスイッチング増幅器用トランジスタ9すなわちスイッチング増幅器用トランジスタ群9aとの行を交互に配置している。高周波増幅器用トランジスタ4における発熱量の方がスイッチング増幅器用トランジスタ9における発熱量よりも大きいため、高周波増幅器用トランジスタ4の行とスイッチング増幅器用トランジスタ9を行を縦方向に交互に配置することで、放熱性を高め、高周波増幅器用トランジスタ4をより低い温度で動作することができ、高周波増幅器の効率を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。また、信頼性も向上することができる。
図6は実施の形態8による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトの別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。図6のレイアウトは、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTまたはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTまたはバイポーラトランジスタを用いた場合である。図5と比較して、コレクタ(ドレイン)端子パッド6aには高周波増幅器用トランジスタ群4a毎の各高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6が並列に接続され、これとは別にスイッチング増幅器用トランジスタ群9a毎に並列に接続された各スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12がさらに全てのスイッチング増幅器用トランジスタ9に関して並列に接続されたエミッタ(ソース)端子パッド12aが配置されている。
図7は実施の形態8による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトのさらに別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。図6のレイアウトに対して、さらに実施の形態3に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズを大きくした場合である。さらに実施の形態4に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタサイズを大きくした場合である。各スイッチング増幅器用トランジスタ群9aはトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくした1つのスイッチング増幅器用トランジスタ9で構成されている。このようなレイアウトにすることにより、チップサイズすなわち半導体基板のサイズを大きくすることなくスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくすることができる。
なお図5〜7のレイアウトは実施の形態5にも対応している。
図8,図9はそれぞれ図6,図7のレイアウトに対して、図3の高周波電力増幅器に対応して、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT20に変更した場合のレイアウトである。図8,図9のレイアウトでは各スイッチング増幅器用トランジスタ群20aの各スイッチング増幅器用トランジスタ20がFETまたはHEMTで構成されており、図9ではさらに各スイッチング増幅器用トランジスタ群20aがトランジスタサイズまたはゲート長を大きくした1つのFETまたはHEMTからなるスイッチング増幅器用トランジスタ20で構成されている。
図10、図11はそれぞれ図6、図7のレイアウトに対して、図4の高周波電力増幅器に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)21からなる高周波増幅器用トランジスタ21に変更した高周波増幅器用トランジスタ群21a、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)22からなるスイッチング増幅器用トランジスタ22に変更したスイッチング増幅器用トランジスタ群22aで構成した場合のレイアウトである。
図6〜11のいずれのレイアウトにおいても高周波増幅器用トランジスタの行とスイッチング増幅器用トランジスタの行を交互に配置することで、放熱性を高め、高周波増幅器用トランジスタを低い温度で動作することができ、高周波増幅器の効率を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
なお、図5の高周波電力増幅器のレイアウトに対しても上記と同様にして、HBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMTに変更してもよく、高周波増幅器用トランジスタ4を、HBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)(21)に、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)(20,22)に変更し、対応するレイアウトにしてもよい。
実施の形態9.
図12はこの発明の実施の形態9による高周波電力増幅器に用いる高周波増幅器用トランジスタ、スイッチング増幅器用トランジスタのレイアウトの一例を示す図であり、図1の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。4bはそれぞれ複数の高周波増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)4が横方向(行方向)に配列された2行の高周波増幅器用トランジスタ群4aがエミッタ端子が背中合わせにされて共通に接続された増幅用トランジスタ2行ユニットである。9bはそれぞれ複数のスイッチング増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)9が横方向(行方向)に配列された2行のスイッチング増幅器用トランジスタ群9aがコレクタ端子が背中合わせにされて共通に接続されたスイッチング用トランジスタ2行ユニットである。
次に動作について説明する。図12は、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTもしくはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTもしくはバイポーラトランジスタを用いた場合である。
高周波増幅器用トランジスタ4は図12に示すように、増幅用トランジスタ2行ユニット4bとして構成され、スイッチング増幅器用トランジスタ9はスイッチング増幅器用トランジスタ群9aおよびスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bで構成される。そして増幅用トランジスタ2行ユニット4bとスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bが縦方向に両端が増幅用トランジスタ2行ユニット4bになるように交互に配置され、これらの配列されたユニットの縦方向の両側の端にスイッチング増幅器用トランジスタ群9aがそれぞれ配置されている。そして対向して対になった高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(C)とスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(E)が接続されている。高周波信号は、高周波増幅器用トランジスタ4のベース端子(B)5から入力され、高周波増幅器用トランジスタ4で増幅された後、高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6より出力される。包絡線信号はスイッチング増幅器用トランジスタ9のベース端子(B)10からスイッチング増幅器用トランジスタ9に入力され、スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12から高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6に電源として入力される。これによりエンベロープトラッキング増幅器として動作できる。
その際に、最小単位の構成で説明すると、高周波増幅器用トランジスタ4は2行を1組とし2つの行はエミッタ端子(E)を共通に背中合わせにされた増幅用トランジスタ2行ユニット4bで構成されている。増幅用トランジスタ2行ユニット4bの縦方向の両側には1行の単位トランジスタからなるスイッチング増幅器用トランジスタ群9aをそれぞれ配置している。図12ではこの増幅用トランジスタ2行ユニット4bとその両側の2つのスイッチング増幅器用トランジスタ群9aを1組としたものを2つ縦方向に並べて並列合成しているが、中央の2行のスイッチング増幅器用トランジスタ群9aはコレクタ端子が背中合わせにされて共通に接続されて配置され、スイッチング用トランジスタ2行ユニット9bを構成している。
高周波増幅器用トランジスタ4における発熱量の方がスイッチング増幅器用トランジスタ9における発熱量よりも大きいため、高周波増幅器用トランジスタ4の行とスイッチング増幅器用トランジスタ9を縦方向に交互に配置することで、上記実施の形態と同様な効果が得られる。また、高周波増幅器用トランジスタ4とスイッチング増幅器用トランジスタ9がそれぞれ増幅用トランジスタ2行ユニット4b、スイッチング用トランジスタ2行ユニット9bで構成されるため、図5のレイアウトと比較してレイアウト面積が小さく、半導体基板サイズ(チップサイズ)を小型化でき低コスト化することができる。
図13は実施の形態9による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトの別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトである。図13のレイアウトは、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTもしくはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTもしくはバイポーラトランジスタを用いた場合である。図12と比較して、コレクタ(ドレイン)端子パッド6aには高周波増幅器用トランジスタ群4a毎の各高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6が並列に接続され、これとは別にスイッチング増幅器用トランジスタ群9a毎に並列に接続された各スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12がさらに全てのスイッチング増幅器用トランジスタ9に関して並列に接続されたエミッタ(ソース)端子パッド12aが配置されている。
図14は実施の形態9による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトのさらに別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。図13のレイアウトに対して、さらに実施の形態3に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズを大きくした場合である。さらに実施の形態4に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタサイズを大きくした場合である。各スイッチング増幅器用トランジスタ群9aはトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくした1つのスイッチング増幅器用トランジスタ9で構成されている。このようなレイアウトにすることにより、チップサイズすなわち半導体基板のサイズを大きくすることなくスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくすることができている。
なお図12〜14のレイアウトは実施の形態5にも対応している。
図15、図16はそれぞれ図13、図14のレイアウトに対して、図3の高周波電力増幅器に対応して、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT20に変更した場合のレイアウトである。図15,図16のレイアウトでは各スイッチング用トランジスタ2行ユニット20bおよび各スイッチング増幅器用トランジスタ群20aの各スイッチング増幅器用トランジスタ20がFETまたはHEMTで構成されており、図16ではさらに各スイッチング用トランジスタ2行ユニット20bの各スイッチング増幅器用トランジスタ群20aおよび各スイッチング増幅器用トランジスタ群20aがトランジスタサイズまたはゲート長を大きくした1つのFETまたはHEMTからなるスイッチング増幅器用トランジスタ20で構成されている。
図17、図18はそれぞれ図13、図14のレイアウトに対して、図4の高周波電力増幅器に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)21からなる高周波増幅器用トランジスタ21に変更した高周波増幅器用トランジスタ群21a、増幅用トランジスタ2行ユニット21b、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)22に変更したスイッチング増幅器用トランジスタ群22a、スイッチング用トランジスタ2行ユニット22bで構成した場合のレイアウトである。
図13〜18のいずれのレイアウトにおいても高周波増幅器用トランジスタの2行ユニットとスイッチング増幅器用トランジスタの2行ユニットや行とを交互に配置することで、図12同様に放熱性を高め、高周波増幅器用トランジスタを低い温度で動作することができ、高周波増幅器の効率を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
なお、図12の高周波電力増幅器のレイアウトに対しても上記と同様にして、HBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMTに変更してもよく、高周波増幅器用トランジスタ4を、HBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)(21)に、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)(20,22)に変更し、対応するレイアウトにしてもよい。
実施の形態10.
図19はこの発明の実施の形態10による高周波電力増幅器に用いる高周波増幅器用トランジスタ、スイッチング増幅器用トランジスタのレイアウトの一例を示す図であり、図1の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。9bはそれぞれ複数のスイッチング増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)9が横方向(行方向)に配列された2行のスイッチング増幅器用トランジスタ群9aがコレクタ端子が背中合わせにされて共通に接続されたスイッチング用トランジスタ2行ユニットである。4bはそれぞれ複数の高周波増幅器用トランジスタ(1トランジスタ素子である単位トランジスタ)4が横方向(行方向)に配列された2行の高周波増幅器用トランジスタ群4aがエミッタ端子が背中合わせにされて共通に接続された増幅用トランジスタ2行ユニットである。図12〜18のレイアウトでは縦方向の両側端がスイッチング増幅器用トランジスタ群9aであったのに対し、図19〜25のレイアウトでは両側端が高周波増幅器用トランジスタ群4aが配置される。
次に動作について説明する。図19は、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTまたはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTまたはバイポーラトランジスタを用いた場合である。
高周波増幅器用トランジスタ4は図19に示すように、高周波増幅器用トランジスタ群4aおよび増幅用トランジスタ2行ユニット4bとして構成され、スイッチング増幅器用トランジスタ9はスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bで構成される。そして増幅用トランジスタ2行ユニット4bとスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bが縦方向に両端がスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bになるように交互に配置され、これらの配列されたユニットの縦方向の両側の端に高周波増幅器用トランジスタ群4aがそれぞれ配置されている。そして対向して対になった高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ(C)とスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ(E)が接続されている。高周波信号は、高周波増幅器用トランジスタ4のベース端子(B)5から入力され、高周波増幅器用トランジスタ4で増幅された後、高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6より出力される。包絡線信号はスイッチング増幅器用トランジスタ9のベース端子(B)10からスイッチング増幅器用トランジスタ9に入力され、スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12から高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6に電源として入力される。これによりエンベロープトラッキング増幅器として動作できる。
その際に、最小単位の構成で説明すると、スイッチング増幅器用トランジスタ9は2行を1組とし2つの行はコレクタ端子(C)を共通に背中合わせにされたスイッチング用トランジスタ2行ユニット4bで構成されている。スイッチング用トランジスタ2行ユニット9bの縦方向の両側には1行の単位トランジスタからなる高周波増幅器用トランジスタ群4aをそれぞれ配置している。図19ではこのスイッチング用トランジスタ2行ユニット9bとその両側の2つの高周波増幅器用トランジスタ群4aを1組としたものを2つ縦方向に並べて並列合成しているが、中央の2行の高周波増幅器用トランジスタ群4aはエミッタ端子が背中合わせにされて共通に接続されて配置され、増幅用トランジスタ2行ユニット4bを構成している。
高周波増幅器用トランジスタ4における発熱量の方がスイッチング増幅器用トランジスタ9における発熱量よりも大きいため、高周波増幅器用トランジスタ4の行とスイッチング増幅器用トランジスタ9を交互に配置することで、上記実施の形態と同様な効果が得られる。また、高周波増幅器用トランジスタ4とスイッチング増幅器用トランジスタ9がそれぞれ増幅用トランジスタ2行ユニット4b、スイッチング用トランジスタ2行ユニット9bで構成されるため、図5のレイアウトと比較してレイアウト面積が小さく、半導体基板サイズ(チップサイズ)を小型化でき低コスト化することができる。
図20は実施の形態10による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトの別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトである。図20のレイアウトは、高周波増幅器用トランジスタ4としてHBTまたはバイポーラトランジスタを、スイッチング増幅器用トランジスタ9としてHBTまたはバイポーラトランジスタを用いた場合である。図19と比較して、コレクタ(ドレイン)端子パッド6aには高周波増幅器用トランジスタ群4a毎の各高周波増幅器用トランジスタ4のコレクタ端子(C)6が並列に接続され、これとは別にスイッチング増幅器用トランジスタ群9a毎に並列に接続された各スイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタ端子(E)12がさらに全てのスイッチング増幅器用トランジスタ9に関して並列に接続されたエミッタ(ソース)端子パッド12aが配置されている。
図21は実施の形態10による高周波電力増幅器のトランジスタのレイアウトのさらに別の例を示す図であり、図2の高周波電力増幅器に対応したレイアウトとなっている。図20のレイアウトに対して、さらに実施の形態3に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズを大きくした場合である。さらに実施の形態4に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4よりもスイッチング増幅器用トランジスタ9のエミッタサイズを大きくした場合である。各スイッチング増幅器用トランジスタ群9aはトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくした1つのスイッチング増幅器用トランジスタ9で構成されている。このようなレイアウトにすることにより、チップサイズすなわち半導体基板のサイズを大きくすることなくスイッチング増幅器用トランジスタ9のトランジスタサイズまたはエミッタサイズを大きくすることができている。
なお図19〜21のレイアウトは実施の形態5にも対応している。
図22、図23はそれぞれ図20、図21のレイアウトに対して、図3の高周波電力増幅器に対応して、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT20に変更した場合のレイアウトである。図24、図25はそれぞれ図20、図21のレイアウトに対して、図4の高周波電力増幅器に対応して、高周波増幅器用トランジスタ4をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)21にからなる高周波増幅器用トランジスタ21に変更した高周波増幅器用トランジスタ群21a、増幅用トランジスタ2行ユニット21b、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)22に変更したスイッチング増幅器用トランジスタ群22a、スイッチング用トランジスタ2行ユニット22bで構成した場合のレイアウトである。
図20〜25のいずれのレイアウトにおいても図19同様にスイッチング増幅器用トランジスタの2行ユニットと高周波増幅器用トランジスタの2行ユニットや行とを交互に配置することで、放熱性を高め、高周波増幅器用トランジスタを低い温度で動作することができ、高周波増幅器の効率を高くでき、結果として高周波電力増幅器全体の効率を高めることができる。
なお、図19の高周波電力増幅器のレイアウトに対しても上記と同様にして、HBTまたはバイポーラトランジスタからFETまたはHEMTに変更してもよく、高周波増幅器用トランジスタ4を、HBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)(21)に、スイッチング増幅器用トランジスタ9をHBTまたはバイポーラトランジスタから、FETまたはHEMT、またはNチャンネルMOSFET(NMOS)またはPチャンネルMOSFET(PMOS)(20,22)に変更してもよい。
なお、実施の形態1〜10の高周波電力増幅器においては、高周波増幅器用トランジスタとスイッチング増幅器用トランジスタが、いずれも、同一半導体基板(チップ)上に形成されていることを特徴としているが、その際に、高周波増幅器3の入力整合回路、出力整合回路等の整合回路が同じ半導体基板上に形成されていても構わない。また、高周波増幅器3が多段増幅器であって、それらが全て同一半導体基板上に形成されていても構わない。また、実施の形態8〜10の高周波電力増幅器の高周波増幅器用トランジスタとスイッチング増幅器用トランジスタのレイアウトについても、高周波増幅器3が多段増幅器増幅器の場合に、全ての増幅段のトランジスタに適用されていても構わないし、最終段増幅器のトランジスタのみに適用されていても構わない。また、実施の形態1〜7の高周波電力増幅器においても、高周波増幅器3が多段増幅器の場合に、スイッチング増幅器8の出力電圧を全ての増幅段の増幅器の電源電圧として印加しても構わないし、最終段増幅器のみに電源電圧として印加しても構わない。
なお、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、これらの実施の形態の可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
1 入力端子(高周波増幅器)、2 出力端子(高周波増幅器,高周波電力増幅器)、3 高周波増幅器、4,21 高周波増幅器用トランジスタ、4a,21a 高周波増幅器用トランジスタ群、4b,21b スイッチング用トランジスタ2行ユニット、5 ベース(ゲート)端子、5a ベース(ゲート)端子パッド、6 コレクタ(ドレイン)端子、6a コレクタ(ドレイン)・エミッタ(ソース)端子パッド、7 入力端子(スイッチング増幅器)、8 スイッチング増幅器、9,20,22 スイッチング増幅器用トランジスタ、9a,20a,22a スイッチング増幅器用トランジスタ群、9b,20b,22b スイッチング用トランジスタ2行ユニット、10 ベース(ゲート)端子、10a ベース(ゲート)端子パッド、11 コレクタ(ドレイン)端子、11a コレクタ(ドレイン)端子パッド、12 エミッタ(ソース)端子、12a エミッタ(ソース)端子パッド、13 アップコンバータ、14 デジタル変調部、15 シグマデルタ変調器、16 ローパスフィルタ、17 出力端子、18 電源端子 23 グランド、23a グランドパッド、S 半導体基板。

Claims (10)

  1. 高周波増幅器用トランジスタと、前記高周波増幅器用トランジスタに入力される高周波信号の包絡線信号に対応したパルス信号が入力端子に入力されてスイッチングされ出力端子が電源供給のために前記高周波増幅器用トランジスタのコレクタ端子またはドレイン端子に接続されるスイッチング増幅器用トランジスタとを備え、前記高周波増幅器用トランジスタおよびスイッチング増幅器用トランジスタおよびこれらの間の接続線が同一半導体基板上に形成されていることを特徴とする高周波電力増幅器。
  2. 前記高周波増幅器用トランジスタのコレクタ端子またはドレイン端子と前記スイッチング増幅器用トランジスタの出力端子の間に、前記半導体基板外部のローパスフィルタが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波電力増幅器。
  3. 前記高周波増幅器用トランジスタよりも前記スイッチング増幅器用トランジスタのトランジスタサイズを大きくしたことを特徴とする請求項1または2に記載の高周波電力増幅器。
  4. 前記高周波増幅器用トランジスタよりも前記スイッチング増幅器用トランジスタのエミッタサイズを大きくまたはゲート長を長くしたことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  5. 前記高周波増幅器用トランジスタおよびスイッチング増幅器用トランジスタがHBTまたはバイポーラトランジスタからなることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  6. 前記高周波増幅器用トランジスタがHBTまたはバイポーラトランジスタからなり、前記スイッチング増幅器用トランジスタがFET、HEMT、NチャンネルMOSFET、PチャンネルMOSFETのいずれか1つからなることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  7. 前記高周波増幅器用トランジスタがNチャンネルMOSFETからなり、前記スイッチング増幅器用トランジスタがPチャンネルMOSFETからなることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  8. 前記同一半導体基板上において、それぞれ前記高周波増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された単位トランジスタの行と、それぞれ前記スイッチング増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された単位トランジスタの行とが縦方向に交互に配置されて前記単位トランジスタがマトリックス状に配列され、
    単位トランジスタの行毎に各行に沿って延びそれぞれ単位トランジスタの同種の端子を共通に接続する複数の配線を設けたことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  9. 前記同一半導体基板上において、それぞれに前記高周波増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された2行の単位トランジスタがエミッタ端子またはソース端子が背中合わせにされて共通に接続された増幅用トランジスタ2行ユニットと、前記増幅用トランジスタ2行ユニットの縦方向の両側にそれぞれ配置されたスイッチング増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された単位トランジスタの行とからなる組を1組以上縦方向に構成し、
    単位トランジスタの行毎に各行に沿って延びそれぞれ単位トランジスタの同種の端子を共通に接続する複数の配線を設け、
    前記増幅用トランジスタ2行ユニットと両側のスイッチング増幅器用トランジスタの単位トランジスタの行からなる組が複数構成される場合に、組間の対向するスイッチング増幅器用トランジスタの単位トランジスタの行同士が、コレクタ端子またはソース端子が背中合わせにされて共通に接続されて構成されることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
  10. 前記同一半導体基板上において、それぞれに前記スイッチング増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された2行の単位トランジスタがコレクタ端子またはソース端子が背中合わせにされて共通に接続されたスイッチング用トランジスタ2行ユニットと、前記スイッチング用トランジスタ2行ユニットの縦方向の両側にそれぞれ配置された高周波増幅器用トランジスタを構成する単位トランジスタが少なくとも1つ横方向に配列された単位トランジスタの行とからなる組を1組以上縦方向に構成し、
    単位トランジスタの行毎に各行に沿って延びそれぞれ単位トランジスタの同種の端子を共通に接続する複数の配線を設け、
    前記スイッチング用トランジスタ2行ユニットと両側の高周波増幅器用トランジスタの単位トランジスタの行からなる組が複数構成される場合に、組間の対向する高周波増幅器用トランジスタの単位トランジスタの行同士が、エミッタ端子またはソース端子が背中合わせにされて共通に接続されて構成されることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の高周波電力増幅器。
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