JP2010277228A - 紙葉類処理装置および取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】精査処理に要する時間を短縮する。
【解決手段】紙葉類処理装置は、搬送路上において紙葉類を搬送する搬送機構と、搬送路への紙葉類の送り出しと搬送路からの紙葉類の受け入れとを実行可能に搬送路と接続された少なくとも3つの紙葉類収納部と、搬送路上を搬送される紙葉類の種類判別と計数とを行う識別部と、紙葉類処理装置内の紙葉類の種類毎の数を特定する精査処理を行う制御部と、を備える。制御部は、精査処理の開始時において紙葉類収納部のそれぞれに収納されている紙葉類群毎に、識別部による計数を伴う搬送路を介した一の紙葉類収納部から他の紙葉類収納部への紙葉類の移動である計数移動を行うと共に、少なくとも1つの紙葉類群について計数移動後にさらなる紙葉類の移動を行わず精査処理を終了する。
【選択図】図5

Description

本発明は、紙葉類処理装置および紙葉類処理装置を有する取引処理装置に関する。
例えば自動取引装置(Automated Teller Machine、ATM)や両替機、銀行員などの使用する紙幣入出金機、自動券売機といった取引処理装置は、金種別に紙幣を収納する複数のカートリッジを有し紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機構を備えている。取引処理装置では、随時または定期的に、装置内部の紙幣の残高を把握するために、装置内の紙幣の種類毎の枚数を特定する精査処理が実行される。精査処理は、例えば、紙幣を収納するすべてのカートリッジについて、カートリッジ内に収納された紙幣を紙幣の装填や回収を行う装填・回収庫に計数しつつ移動した後に元のカートリッジに紙幣を戻す処理を行うことにより実行される(例えば特許文献1,2参照)。
特開2001−101483号公報 特開平8−329317号公報 特開2002−352297号公報 特開2000−357258号公報 特開平8−297766号公報
取引処理装置は、精査処理実行中は本来業務を行うことができないため、精査処理に要する時間はより短い方が望ましい。特に、近年、装置が大容量化し、収納する紙幣の枚数が増加するにつれ、精査処理の所要時間短縮の要請は高まっている。
なお、この課題は、紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機構に限らず、紙葉類の処理を行う紙葉類処理装置、および紙葉類処理装置を有する取引処理装置において共通の課題であった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、紙葉類処理装置および紙葉類処理装置を有する取引処理装置において、精査処理に要する時間を短縮することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 紙葉類処理装置であって、
搬送路を有し、前記搬送路上において紙葉類を搬送する搬送機構と、
紙葉類を収納可能であると共に、前記搬送路への紙葉類の送り出しと前記搬送路からの紙葉類の受け入れとを実行可能に前記搬送路と接続された少なくとも3つの紙葉類収納部と、
前記搬送路上を搬送される紙葉類の種類判別と計数とを行う識別部と、
前記搬送機構と各前記紙葉類収納部と前記識別部とを制御して前記紙葉類処理装置内の紙葉類の種類毎の数を特定する精査処理を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記精査処理の開始時において各前記紙葉類収納部に収納されている紙葉類群毎に、前記識別部による計数を伴う前記搬送路を介した一の前記紙葉類収納部から他の前記紙葉類収納部への紙葉類の移動である計数移動を行うと共に、少なくとも1つの紙葉類群について前記計数移動後にさらなる紙葉類の移動を行わず前記精査処理を終了する、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、少なくとも1つの紙葉類群について計数移動後にさらなる紙葉類の移動が行われずに精査処理が終了されるため、一の紙葉類収納部から他の紙葉類収納部への紙葉類群の移動回数を減らすことができ、精査処理に要する時間を短縮することができる。
[適用例2]適用例1に記載の紙葉類処理装置であって、
前記搬送路は、環状部分を有し、
各前記紙葉類収納部は、前記搬送路の前記環状部分に接続され、
前記制御部は、前記計数移動を行う前に、前記搬送路の前記環状部分における紙葉類の搬送経路に沿って前記識別部の排出側に最も近い位置で前記搬送路と接続する前記紙葉類収納部である最上流収納部が空ではない場合には、前記最上流収納部を空にする準備処理を行うと共に、前記最上流収納部が空である状態において前記搬送経路に沿って前記識別部の排出側により近い位置で前記搬送路と接続する前記紙葉類収納部に収納された紙葉類群から順に前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、計数移動の前に最上流収納部が空ではない場合には最上流収納部を空にする準備処理が行われ、最上流収納部が空である状態において識別部の排出側により近い位置で搬送路と接続する紙葉類収納部に収納された紙葉類群から順に計数移動が行われるため、一の紙葉類収納部から他の紙葉類収納部への紙葉類群の移動回数を効率的に減らすことができ、精査処理に要する時間を短縮することができる。
[適用例3]適用例2に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、一の前記紙葉類収納部から前記搬送経路に沿って前記識別部の排出側方向において隣接する他の前記紙葉類収納部へ紙葉類を移動することにより、前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、一の紙葉類収納部から搬送経路に沿って識別部の排出側方向において隣接する他の紙葉類収納部へ紙葉類を移動することにより計数移動が行われるため、一の紙葉類収納部から他の紙葉類収納部への紙葉類群の移動回数を最小限に減らすことができ、精査処理に要する時間を最小限に短縮することができる。
[適用例4]適用例2または適用例3に記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記準備処理として、前記搬送路を介して、前記識別部による計数を伴わない前記最上流収納部から他の空の前記紙葉類収納部への紙葉類の移動を行う、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、搬送路を介して最上流収納部から他の空の紙葉類収納部への識別部による計数を伴わない紙葉類の移動を行うことにより、最上流収納部を空にする準備処理を実現することができる。
[適用例5]適用例2ないし適用例4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無く、かつ、2つの紙葉類群であって合計枚数が1つの前記紙葉類収納部の容量以下である少量紙葉類群が存在する場合に、前記搬送路を介して、2つの前記少量紙葉類群の一方を収納する前記紙葉類収納部から前記少量紙葉類群の他方を収納する前記紙葉類収納部への前記識別部による計数を伴わない紙葉類の移動を行うことにより、空の前記紙葉類収納部をつくりだすと共に、2つの前記少量紙葉類群を1つの紙葉類群とみなして前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、精査処理の開始時において空の紙葉類収納部が無い場合にも、空の紙葉類収納部をつくりだすことができ、準備処理や計数移動を実現することができる。
[適用例6]適用例2ないし適用例4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
前記搬送路と接続され、前記紙葉類を一時的に保留する一時保留部を備え、
前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無く、かつ、枚数が前記一時保留部の容量以下である一時保留可能紙葉類群が存在する場合に、前記一時保留可能紙葉類群を収納する前記紙葉類収納部から前記一時保留部への紙葉類の移動を行うことにより、空の前記紙葉類収納部をつくりだす、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、精査処理の開始時において空の紙葉類収納部が無い場合にも、空の紙葉類収納部をつくりだすことができ、準備処理や計数移動を実現することができる。
[適用例7]適用例2ないし適用例4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
前記搬送路と接続され、前記紙葉類収納部へ装填すべき紙葉類および前記紙葉類収納部から回収した紙葉類を収納するための装填・回収紙葉類収納部を備え、
前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無い場合に、前記最上流収納部から前記装填・回収紙葉類収納部への紙葉類の移動を行うことにより、前記最上流収納部を空にする、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、精査処理の開始時において空の紙葉類収納部が無い場合にも、空の紙葉類収納部をつくりだすことができ、準備処理や計数移動を実現することができる。
[適用例8]適用例1ないし適用例7のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
前記紙葉類収納部は、自らが収納する紙葉類群の種類を示す表示部を有する、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、精査処理に伴い紙葉類収納部の収納する紙葉類群の種類に変更があった場合にも、当該変更に伴う悪影響を抑制することができる。
[適用例9]適用例1ないし適用例8のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
前記紙葉類収納部のそれぞれに収納される紙葉類群の種類を示す表示部を備える、紙葉類処理装置。
この紙葉類処理装置では、精査処理に伴い紙葉類収納部の収納する紙葉類群の種類に変更があった場合にも、当該変更に伴う悪影響を抑制することができる。
[適用例10]取引処理装置であって、
適用例1ないし適用例9のいずれかに記載の紙葉類処理装置と、
所定の情報を表示する表示部と、を備え、
前記所定の情報は、前記紙葉類収納部のそれぞれに収納される紙葉類群の種類を示す情報を含む、取引処理装置。
この取引処理装置では、精査処理に伴い紙葉類収納部の収納する紙葉類群の種類に変更があった場合にも、当該変更に伴う悪影響を抑制することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、紙葉類処理装置、紙葉類処理装置を有する取引処理装置、これらの装置における精査処理方法、等の態様で実現することができる。
本発明の第1実施例における取引処理装置としての自動取引装置(ATM)1の構成を概略的に示す説明図である。 自動取引装置1の構成を機能的に示す説明図である。 第1実施例における紙幣入出金機構5の構成を概略的に示す説明図である。 第1実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。 第1実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。 第1の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。 金種別カートリッジ101における金種表示の一例を示す説明図である。 入力兼表示部における金種別カートリッジ101の収納金種の表示の一例を示す説明図である。 第1実施例における現金装填処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例における紙幣入出金機構5aの構成を概略的に示す説明図である。 第2実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。 第2実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。 第2の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。 第3実施例における紙幣入出金機構5bの構成を概略的に示す説明図である。 第3実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。 第3の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.装置構成:
A−2.精査処理:
A−3.金種表示:
A−4.現金装填処理:
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.変形例:
A.第1実施例:
A−1.装置構成:
図1は、本発明の第1実施例における取引処理装置としての自動取引装置(ATM)1の構成を概略的に示す説明図である。自動取引装置1は、例えば金融機関や小売店、公共施設等に設置され、利用者の操作に従い、金融機関等の提供する現金出納等のサービスを自動で提供する装置である。自動取引装置1は、現金自動預け払い機とも呼ばれることがある。
自動取引装置1は、自動取引装置1全体を制御する本体制御部2と、利用者のカードを処理するカード処理機構3と、明細票を印字して放出する明細票処理機構4と、紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機構5と、表示機能および入力機能を有するユーザーインターフェースとしての入力兼表示部(操作部)7と、数字入力を行うキーパッド9と、を備えている。カード処理機構3は、自動取引に必要な利用者情報が記録された磁気カードおよびICカードを受入・放出・回収すると共に、情報の読み書き・カード表面の画像取得を行う機能を有する。明細票処理機構4は、取引や係員処理等で使用する明細票を、印字・放出・回収する機能を有する。入力兼表示部7は、例えばタッチパネルを用いて構成される。本体制御部2は、CPUとプログラムやデータを記憶するメモリとを有し、CPUが記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各種処理・取引の制御を行う。
図2は、自動取引装置1の構成を機能的に示す説明図である。自動取引装置1は、上述した本体制御部2、カード処理機構3、明細票処理機構4、紙幣入出金機構5、入力兼表示部7、キーパッド9の他に、ホストコンピューター12との接続のための回線接続部6と、インターフェース部8と、外部記憶装置10と、を備えている。自動取引装置1の各部は、本体制御部2と接続され、本体制御部2の制御の下で各種の動作を行う。
図3は、第1実施例における紙幣入出金機構5の構成を概略的に示す説明図である。紙幣入出金機構5は、搬送路109を有し搬送路109上において紙幣を搬送する搬送機構108と、紙幣を収納する3つの金種別カートリッジ101(101A,101B,101C)と、利用者が取り忘れた紙幣や出金に使用しない(または出金に適さない)紙幣を回収するリジェクト庫104と、搬送路109上を搬送される紙幣の真偽・金種を識別すると共に紙幣を計数する識別部103と、識別部103で識別された紙幣を一時保持する一時保留部105と、紙幣を入出金する入出金口107と、を備えている。また、紙幣入出金機構5は、紙幣入出金機構5の各部を制御する制御部(不図示)も備えている。
金種別カートリッジ101は、搬送路109への紙幣の送り出しと搬送路109からの紙幣の受け入れとを実行可能なように、搬送路109と接続されている。一方、リジェクト庫104は、搬送路109からの紙幣の受け入れのみが可能な状態で、搬送路109と接続されている。金種別カートリッジ101およびリジェクト庫104は、紙幣入出金機構5から取り外し可能な構造となっている。なお、紙幣入出金機構5の構成の詳細は、特開2006−350587号公報に記載されている。
搬送機構108は、例えばローラーやベルト、搬送経路を切り替えるゲート等を用いて構成されている。図3には、搬送路109における紙幣の搬送方向を矢印で示している。図3に示すように、搬送路109は、環状の搬送経路CRを形成する環状部分を有する。3つの金種別カートリッジ101は、搬送路109の環状部分に接続されている。搬送路109の環状部分には、識別部103が配置されている。本実施例では、3つの金種別カートリッジ101の関係に関して、搬送路109の環状部分における紙幣の搬送経路CRに沿って識別部103の排出側(出口側)に近い側を「上流側」と呼び、識別部103の排出側から遠い側(すなわち識別部103の入力側に近い側)を「下流側」と呼ぶものとする。また、3つの金種別カートリッジ101の内、搬送経路CRに沿って識別部103の排出側に最も近い側(すなわち最も上流側)で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101を「最上流カートリッジ」と呼ぶものとする。図3に示す例では、金種別カートリッジ101Aが最上流カートリッジである。
本実施例の紙幣入出金機構5では、搬送路109を介して、1つの金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣の移動を実行することが可能である。下流側の金種別カートリッジ101から上流側の金種別カートリッジ101への紙幣の移動(例えば金種別カートリッジ101Bから金種別カートリッジ101Aへの移動)は、紙幣の移動経路上に識別部103が存在するため、紙幣の移動の際に識別部103による種類判別や計数を行うことができる。1つの金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への識別部103による計数を伴う紙幣の移動を「計数移動」と呼ぶ。一方、上流側の金種別カートリッジ101から下流側の金種別カートリッジ101への紙幣の移動(例えば金種別カートリッジ101Aから金種別カートリッジ101Bへの移動)は、紙幣の移動経路上に識別部103が存在しないため、紙幣の移動の際に識別部103による種類判別や計数を行うことができない。1つの金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への識別部103による計数を伴わない紙幣の移動を「非計数移動」と呼ぶ。
A−2.精査処理:
図4は、第1実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。また、図5は、第1実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。精査処理は、自動取引装置1内の紙幣の保有量を把握するために、装置内の紙幣の種類毎の枚数を特定する処理である。精査処理は、本体制御部2(図2)が、紙幣入出金機構5の各部を制御しつつ実行する。
図5には、精査処理の各段階における紙幣入出金機構5に含まれる3つの金種別カートリッジ101(101A,101B,101C)の紙幣の収納状態を示している。図5において、「P1」および「P2」は、互いに異なる2つの金種の紙幣群(例えば万円紙幣および千円紙幣群)を表している。また、「空き」は、金種別カートリッジ101に紙幣が収納されていない(すなわち金種別カートリッジ101は空である)ことを表している。なお、紙幣を収納していない金種別カートリッジ101を「空きカートリッジ」と呼ぶものとする。図5において、最上段には精査処理開始時の初期状態における紙幣収納状態を示しており、精査処理の進行に伴う紙幣収納状態の遷移を2段目以降に示している。
精査処理(図4)のステップS110では、紙幣入出金機構5に空きカートリッジが有るか否かが判定される。空きカートリッジが無いと判定された場合には、精査処理は終了される。この場合には、例えば1つの金種別カートリッジ101内の紙幣を排出するなどして空きカートリッジをつくりだした後に、再度精査処理が実行される。
精査処理(図4)のステップS110において空きカートリッジが有ると判定された場合には、次に、最上流カートリッジである金種別カートリッジ101Aは空きカートリッジであるか否かが判定される(ステップS120)。ステップS120において金種別カートリッジ101Aは空きカートリッジではないと判定された場合には、金種別カートリッジ101Aから空の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の移動が行われる(ステップS130)。
初期状態における各金種別カートリッジ101の紙幣収納状態が図5(b)の最上段に示す状態であった場合には、精査処理(図4)のステップS120において最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)は空きカートリッジではないと判定される。この場合には、最上流カートリッジを空きカートリッジにする処理(準備処理)として、金種別カートリッジ101Aから空きカートリッジ(金種別カートリッジ101B)への紙幣群P1の移動(非計数移動)が行われる(図5(b)の2段目参照)。同様に、初期状態における各金種別カートリッジ101の紙幣収納状態が図5(c)の最上段に示す状態であった場合には、準備処理として、金種別カートリッジ101Aから空きカートリッジ(金種別カートリッジ101C)への紙幣群P2の移動(非計数移動)が行われる(図5(c)の2段目参照)。
一方、精査処理(図4)のステップS120において最上流カートリッジは空きカートリッジであると判定された場合には、ステップS130の処理(準備処理)はスキップされる。初期状態における各金種別カートリッジ101の紙幣収納状態が図5(a)の最上段に示す状態であった場合には、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)は空きカートリッジであると判定されるため、ステップS130の処理は行われない。
次に、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)が空きカートリッジである状態において、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101に収納された紙幣群から順に、金種別カートリッジ101から上流側(識別部103の排出側に近い側)方向において隣接する他の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の移動が行われる(図4のステップS140)。このときの移動は、識別部103による計数を伴う計数移動である。
例えば、図5(a)の最上段に示す状態から、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101である金種別カートリッジ101Bに収納された紙幣群である紙幣群P1が、金種別カートリッジ101Bから、上流側方向において隣接する他の金種別カートリッジ101である金種別カートリッジ101Aへと計数移動され(図5(a)の2段目参照)、次に紙幣群P2が、金種別カートリッジ101Cから上流側方向において隣接する他の金種別カートリッジ101である金種別カートリッジ101Bへと計数移動される(同3段目参照)。図5(b)および図5(c)に示す場合も同様に、図5(b)または図5(c)の2段目に示す状態から、金種別カートリッジ101Bに収納された紙幣群P1が金種別カートリッジ101Aへと計数移動され(図5(b)または図5(c)の3段目参照)、次に金種別カートリッジ101Cに収納された紙幣群P2が金種別カートリッジ101Bへと計数移動される(同4段目参照)。ステップS140の処理が完了すると、本実施例の精査処理は終了する。
以上説明したように、本実施例の自動取引装置1における精査処理では、ステップS140(図4)において紙幣群毎に計数移動が行われた後は、さらなる紙幣の移動が行われずに精査処理が終了する。そのため、図5に示すように、本実施例の精査処理において実行される紙幣群の移動(計数移動または非計数移動)の合計回数は、2回または3回である。図6は、第1の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。第1の比較例では、精査処理開始時に各金種別カートリッジ101に収納されたすべての紙幣群について、金種別カートリッジ101から空きカートリッジへの移動(計数移動)と、移動先の金種別カートリッジ101から当該紙幣群が計数移動前に収納されていた元の金種別カートリッジ101への戻し移動(非計数移動)と、が実行される。従って、図6に示す第1の比較例の精査処理において実行される紙幣群の移動の合計回数は、少なくとも4回である。このように、本実施例の自動取引装置1における精査処理では、金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣群の移動回数を減らすことができるため、精査処理に要する時間を短縮することができる。また、本実施例の精査処理では、紙幣群の移動回数を減らすことができるため、移動に伴う紙幣の損傷の発生を抑制することができると共に、紙幣入出金機構5の各部(例えば搬送機構108)の不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施例の自動取引装置1における精査処理では、精査処理の開始時において最上流カートリッジが空ではない場合には、最上流カートリッジに収納された紙幣群を空きカートリッジに移動して最上流カートリッジを空にする準備処理が行われ、最上流カートリッジが空である状態において、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101に収納された紙幣群から順に、金種別カートリッジ101から上流側方向において隣接する他の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の計数移動が行われる。そのため、本実施例の自動取引装置1における精査処理では、金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣群の移動回数を最低限に減らすことができ、精査処理に要する時間を最大限に短縮することができる。
A−3.金種表示:
本実施例の自動取引装置1における精査処理では、精査処理実行前と精査処理実行後で、各金種別カートリッジ101の収納金種が変化する。そのため、本実施例の自動取引装置1では、精査処理に伴う金種別カートリッジ101の収納金種の変化による影響(例えば係員や保守員の作業効率の低下)を抑制するための方策が施されている。
図7は、金種別カートリッジ101における金種表示の一例を示す説明図である。本実施例では、図7(a)に示すように、金種別カートリッジ101が、金種別カートリッジ101に収納された金種を示すための表示部400を有している。本実施例では、表示部400は、金種別カートリッジ101が紙幣入出金機構5に設置された状態においても係員による表示内容の確認が可能となるような位置(例えば金種別カートリッジ101の上部)に配置されている。
金種別カートリッジ101の表示部400は、図7(b)に示すように、4つの表示領域(図7(b)におけるハッチングを付した矩形の領域)を有する電子ペーパーデバイス401と、各表示領域に対応する金種表示ラベル402(402a〜402d)と、を有している。4つの金種表示ラベル402は、金種別カートリッジ101の4つの表示領域がどの金種に対応するかを示している。電子ペーパーデバイス401は、4つの表示領域の内、金種別カートリッジ101に収納された金種を示す金種表示ラベル402に対応する1つの表示領域が表示状態となり、残り3つの表示領域が非表示状態となるように、本体制御部2によって制御される。これにより、表示部400は金種別カートリッジ101に収納された金種を示す。また、電子ペーパーデバイス401は、金種別カートリッジ101が紙幣入出金機構5から取り外されても、その表示・非表示状態を保持する構造となっている。
本実施例では、精査処理に伴う金種別カートリッジ101の収納金種の変更があった場合には、金種別カートリッジ101の表示部400の表示・非表示状態が、変更後の収納金種を示す状態に変更される。従って、精査処理に伴う金種別カートリッジ101の収納金種の変化があっても、例えば係員や保守員の作業効率の低下といった影響が表れることはない。
なお、各金種別カートリッジ101の収納金種の表示は、入力兼表示部(操作部)7(図1)により実現されるとしてもよい。図8は、入力兼表示部における金種別カートリッジ101の収納金種の表示の一例を示す説明図である。図8に示す入力兼表示部7の表示例においては、「カートリッジ」欄で特定される金種別カートリッジ101(およびリジェクト庫104)のそれぞれの収納金種が表示されている。図8に示すように、入力兼表示部7において金種別カートリッジ101の収納金種の表示が行われれば、金種別カートリッジ101が外部からは目視出来ない状態であっても、係員や保守員は各金種別カートリッジ101の収納金種を確認することができる。なお、図8に示す表示例では、各金種の収容枚数なども表示されている。また、図8に示す表示例では、紙幣入出金機構5における金種別カートリッジ101の位置を示す概略図も同時に表示されており、これにより、係員は各金種の収納されている金種別カートリッジ101の位置を把握し易くなる。さらに、図8に示す表示例では、当該概略図の中にも、各金種別カートリッジ101(およびリジェクト庫104)に収納された金種や空状態が表示されており、係員は各金種の収納されている金種別カートリッジ101の位置を一層把握し易くなる。図8は、媒体一覧画面における表示例であるが、障害発生時の障害内容表示画面や現金装填処理時の係員画面など、金種別カートリッジ101内の金種情報が関連するような処理画面において、同様に、各金種別カートリッジ101の収納金種の表示を行うものとしてもよい。
A−4.現金装填処理:
本実施例では、精査処理前後での各金種別カートリッジ101の収納金種の変化を許容している。このことは、自動取引装置1の紙幣入出金機構5への現金装填時においても、特定の位置に特定の金種を収納した金種別カートリッジ101を装填する必要が無いことを意味する。つまり、現金装填時において、紙幣入出金機構5の任意の位置に各金種別カートリッジ101をセットすることが可能となる。ただし、この場合に、どの金種別カートリッジ101にどの金種が収納されているかを装置に通知することが必要である。
図9は、第1実施例における現金装填処理の流れを示すフローチャートである。本実施例の現金装填処理は、紙幣入出金機構5の金種別カートリッジ101を交換する事によって、紙幣入出金機構5に現金を装填する処理である。現金装填処理は、本体制御部2が、自動取引装置1の各部を制御して実行する。現金装填処理は、例えば図8に示した入力兼表示部7の表示画面において、係員処理の実行が選択され、さらに現金装填処理の実行が選択されると開始される。
現金装填処理(図9)が開始されると、入力兼表示部7に実行確認画面が表示される(ステップS410)。このとき、「取り消し」キーが入力されると、現金装填処理は終了する。一方、「実行」キーが入力されると、紙幣入出金機構5にすべての金種別カートリッジ101がセットされているか否かの確認が行われる(ステップS430)。未セットの金種別カートリッジ101が有ると判定された場合には、未セットの金種別カートリッジ101が有ることを示す警告画面の表示(ステップS440)が行われた後、現金装填処理は終了する。一方、すべての金種別カートリッジ101がセットされていると判定された場合には、金種別カートリッジ101毎の収納金種情報がクリアされる(ステップS450)。
次に、金種別カートリッジ101の1つが選択され(ステップS460)、選択された金種別カートリッジ101についての放出・収納テストが実行される(ステップS470)。放出・収納テストは、金種別カートリッジ101に収納された紙幣を放出し、搬送路109上において紙幣を搬送し、元の金種別カートリッジ101に紙幣を収納することにより、セットされた金種別カートリッジ101が正常に紙幣を放出・収納できることを確認する処理である。放出・収納テストにおいては、識別部103による放出紙幣の金種判別が実行される。放出・収納テストにおいて障害が発生した場合には、現金装填処理は異常終了(ステップS490)となる。一方、放出・収納テストが正常に終了した場合には、金種別カートリッジ101の金種情報が保存される(ステップS500)。
1つの金種別カートリッジ101についての金種情報が保存されると、未選択の金種別カートリッジ101の有無が判定され(ステップS510)、未選択の金種別カートリッジ101が有ると判定された場合には、未選択の金種別カートリッジ101の1つが選択され(ステップS460)、選択された金種別カートリッジ101についての放出・収納テストから金種情報保存までの処理が実行される。すべての金種別カートリッジ101が選択されたと判定された場合には、入力兼表示部7に装填枚数登録画面が表示され(ステップS520)、金種別カートリッジ101毎の枚数情報が保存される(ステップS530)。以上説明した本実施例の現金装填処理によれば、各金種別カートリッジ101に収納された金種を係員が操作部から入力するといった手間を要することなく、各金種別カートリッジ101に収納された金種の特定を実現することができる。
B.第2実施例:
図10は、第2実施例における紙幣入出金機構5aの構成を概略的に示す説明図である。第2実施例における紙幣入出金機構5aは、金種別カートリッジ101を4つ(101A〜101D)備えている点が、図3に示した第1実施例の紙幣入出金機構5とは異なっている。第2実施例の紙幣入出金機構5aのその他の構成は、各構成要素の配置等に若干の相違があるものの、基本的に第1実施例の紙幣入出金機構5と同じである。なお、第2実施例の紙幣入出金機構5aの構成の詳細は、特開2005−250642号公報に記載されている。
第2実施例の紙幣入出金機構5aにおいても、第1実施例と同様に、4つの金種別カートリッジ101の関係に関して、搬送路109の環状部分における紙幣の搬送経路CRに沿って識別部103の排出側に近い側を「上流側」と呼び、識別部103の排出側から遠い側を「下流側」と呼ぶものとし、搬送経路CRに沿って識別部103の排出側に最も近い側(すなわち最も上流側)で搬送路109に接続する金種別カートリッジ101を「最上流カートリッジ」と呼ぶものとする。図10に示す例では、金種別カートリッジ101Aが最上流カートリッジである。
図11は、第2実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。また、図12および図13は、第2実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。図12および図13には、紙幣入出金機構5aに含まれる4つの金種別カートリッジ101(101A,101B,101C,101D)における紙幣の収納状態を示している。図12および図13において、「P1」および「P2」は、比較的取扱量の多い2つの金種の紙幣群(例えば万円紙幣および千円紙幣群)を表しており、「Q1」および「Q2」は、比較的取扱量の少ない2つの金種(以下、「少量金種」とも呼ぶ)の紙幣群(例えば5千円紙幣および2千円紙幣群)を表している。紙幣群Q1およびQ2の合計量は、1つの金種別カートリッジ101の収納容量より少ないものとする。また、図12および図13において、「空き」は、金種別カートリッジ101に紙幣が収納されていない(すなわち金種別カートリッジ101は空である)ことを表している。図12および図13において、最上段には精査処理開始時の初期状態における紙幣収納状態を示しており、精査処理の進行に伴う紙幣収納状態の遷移を2段目以降に示している。図12および図13に示すように、第2実施例の精査処理では、初期状態において、すべての金種別カートリッジ101に紙幣群が収納されている。すなわち、初期状態において、空きカートリッジが存在しない。
精査処理(図11)のステップS210では、2つの少量金種の紙幣群の内、より上流側の金種別カートリッジ101に収納されている少量金種の紙幣群を、他方の少量金種の紙幣群が収納されている金種別カートリッジ101に移動する処理が行われる。このときの移動は、識別部103による計数を伴わない非計数移動である。この移動により、空きカートリッジがつくりだされる。
例えば、初期状態における各金種別カートリッジ101の紙幣収納状態が図12(a)の最上段に示す状態であった場合には、より上流側の金種別カートリッジ101に収納されている少量金種の紙幣群である紙幣群Q1が、他方の少量金種の紙幣群Q2が収納されている金種別カートリッジ101Bに移動される。この移動により、移動前に紙幣群Q1が収納されていた金種別カートリッジ101Aが空きカートリッジとなる。初期状態における各金種別カートリッジ101の紙幣収納状態が図12(b),(c)や図13(a)〜(c)の最上段に示す状態であった場合にも、同様に、紙幣群Q1の移動によって空きカートリッジがつくりだされる。
次に、最上流カートリッジである金種別カートリッジ101Aは空きカートリッジであるか否かが判定される(ステップS220)。図12および図13に示すように、初期状態において最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)に少量金種の紙幣群Q1またはQ2が収納されていた場合には、ステップS220の判定において最上流カートリッジは空きカートリッジであると判定されることとなり、初期状態において最上流カートリッジに少量金種以外の紙幣群P1またはP2が収納されていた場合には、ステップS220の判定において最上流カートリッジは空きカートリッジではないと判定されることとなる。
精査処理(図11)のステップS220において最上流カートリッジは空きカートリッジではないと判定された場合には、最上流カートリッジを空きカートリッジにする処理(準備処理)として、最上流カートリッジから空の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の非計数移動が行われる(ステップS230)。図13(a)〜(c)に示す場合には、ステップS220において最上流カートリッジは空きカートリッジではないと判定されるため、準備処理として、金種別カートリッジ101Aから空きカートリッジへの紙幣群P1またはP2の移動(非計数移動)が行われる(図13(a)〜(c)の3段目参照)。
一方、精査処理(図11)のステップS220において最上流カートリッジは空きカートリッジであると判定された場合には、ステップS230の処理(準備処理)はスキップされる。図12(a)〜(c)に示す場合には、ステップS220において最上流カートリッジは空きカートリッジであると判定されるため、ステップS230の処理は行われない。
次に、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)が空きカートリッジである状態において、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101に収納された紙幣群から順に、金種別カートリッジ101から上流側(識別部103の排出側に近い側)方向において隣接する他の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の移動が行われる(図11のステップS240)。このときの移動は、識別部103による計数を伴う計数移動である。なお、このときの計数移動は、2つの少量金種の紙幣群(紙幣群Q1およびQ2)を1つの紙幣群とみなして行われる。例えば、図12(a)の2段目に示す状態から、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101である金種別カートリッジ101Bに収納された紙幣群である紙幣群Q1およびQ2が、金種別カートリッジ101Bから、上流側方向において隣接する他の金種別カートリッジ101である金種別カートリッジ101Aへと計数移動され(図12(a)の3段目参照)、次に紙幣群P1が金種別カートリッジ101Cから金種別カートリッジ101Bへと計数移動され(同4段目参照)、さらに紙幣群P2が金種別カートリッジ101Dから金種別カートリッジ101Cへと計数移動される(同5段目参照)。図12(b),(c)や図13(a)〜(c)の場合にも、同様に計数移動が実行される。ステップS240の処理の完了時には、最も下流側の金種別カートリッジ101Dが空きカートリッジとなる。
ステップS240(図11)の処理が完了すると、2つの少量金種の紙幣群(紙幣群Q1およびQ2)が空きカートリッジ(金種別カートリッジ101D)に移動される(ステップS250)。このときの移動は、非計数移動である。その後、一方の少量金種の紙幣群(紙幣群Q1またはQ2)が空きカートリッジに移動される(ステップS260)。このときの移動は、計数移動である。これにより、少量金種を含むすべての金種について紙幣の計数が完了する。
以上説明したように、第2実施例における精査処理では、精査処理開始時の初期状態において空きカートリッジが無い場合であっても、2つの少量金種の紙幣群(図12および図13のQ1およびQ2)の一方を収納する金種別カートリッジ101から他方の少量金種の紙幣群を収納する金種別カートリッジ101への非計数移動により空きカートリッジがつくりだされ、2つの少量金種の紙幣群を1つの紙幣群とみなして紙幣群毎の計数移動が行われる。ここで、少量金種以外の金種の紙幣群(図12および図13のP1およびP2)については、計数移動が行われた後は、さらなる紙幣の移動が行われずに精査処理が終了する。そのため、図12および図13に示すように、第2実施例の精査処理において実行される紙幣群の移動(計数移動または非計数移動)の合計回数は、6回または7回である。図14は、第2の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。第2の比較例では、一方の少量金種の紙幣群の移動により空きカートリッジがつくりだされた後は、すべての紙幣群について、金種別カートリッジ101から空きカートリッジへの移動(計数移動)と、移動先の金種別カートリッジ101から当該紙幣群が計数移動前に収納されていた元の金種別カートリッジ101への戻し移動(非計数移動)と、が実行される。従って、図14に示す第2の比較例の精査処理において実行される紙幣群の移動の合計回数は、少なくとも8回である。このように、第2実施例の精査処理では、金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣群の移動回数を減らすことができるため、精査処理に要する時間を短縮することができると共に、移動に伴う紙幣の損傷の発生を抑制することができ、さらに紙幣入出金機構5aの各部の不具合の発生を抑制することができる。
C.第3実施例:
図15は、第3実施例における紙幣入出金機構5bの構成を概略的に示す説明図である。第3実施例における紙幣入出金機構5bは、金種別カートリッジ101に補充する紙幣や金種別カートリッジ101から回収した紙幣を収納する装填・回収庫106を備えている点が、図10に示した第2実施例の紙幣入出金機構5aとは異なっている。第3実施例の紙幣入出金機構5bのその他の構成は、各構成要素の配置等に若干の相違があるものの、基本的に第2実施例の紙幣入出金機構5aと同じである。なお、第3実施例の紙幣入出金機構5bの構成の詳細は、特開2006−190333号公報に記載されている。
第3実施例の紙幣入出金機構5bにおいても、第2実施例と同様に、4つの金種別カートリッジ101の関係に関して、搬送路109の環状部分における紙幣の搬送経路CRに沿って識別部103の排出側に近い側を「上流側」と呼び、識別部103の排出側から遠い側を「下流側」と呼ぶものとし、搬送経路CRに沿って識別部103の排出側に最も近い側(すなわち最も上流側)で搬送路109に接続する金種別カートリッジ101を「最上流カートリッジ」と呼ぶものとする。図15に示す例では、金種別カートリッジ101Aが最上流カートリッジである。
図16は、第3実施例における精査処理の流れを示すフローチャートである。また、図17は、第3実施例の精査処理における紙幣の移動パターンを示す説明図である。図17には、紙幣入出金機構5bに含まれる4つの金種別カートリッジ101(101A,101B,101C,101D)と装填・回収庫106とにおける紙幣の収納状態を示している。図17における符号(「P1」、「P2」、「Q1」、「Q2」、「空き」)の意味は、第2実施例と同じである。図17において、最上段には精査処理開始時の初期状態における紙幣収納状態を示しており、精査処理の進行に伴う紙幣収納状態の遷移を2段目以降に示している。
精査処理(図16)のステップS310では、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)に収納された紙幣群が装填・回収庫106に移動される。このときの移動は、非計数移動である。これにより、最上流カートリッジが空きカートリッジとなる。図17の例では、金種別カートリッジ101Aに収納された紙幣群Q1が装填・回収庫106に移動されている(図17の2段目参照)。
次に、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)が空きカートリッジである状態において、より上流側で搬送路109と接続する金種別カートリッジ101に収納された紙幣群から順に、金種別カートリッジ101から上流側(識別部103の排出側に近い側)方向において隣接する他の金種別カートリッジ101への搬送路109を介した紙幣群の移動が行われる(図16のステップS320)。このときの移動は、識別部103による計数を伴う計数移動である。なお、このとき、装填・回収庫106は金種別カートリッジ101とみなされる。ステップS320の処理により、すべての金種について紙幣の計数が完了する。
以上説明したように、第3実施例における精査処理では、精査処理開始時の初期状態において空きカートリッジが無い場合であっても、最上流カートリッジ(金種別カートリッジ101A)から装填・回収庫106への紙幣群の移動により最上流カートリッジが空となり、その後は紙幣群毎の計数移動が行われる。紙幣群毎に計数移動が行われた後は、さらなる紙幣の移動が行われずに精査処理が終了する。そのため、図17に示すように、第3実施例の精査処理において実行される紙幣群の移動(計数移動または非計数移動)の合計回数は、5回である。図18は、第3の比較例における精査処理における紙幣群の移動パターンを示す説明図である。第3の比較例では、すべての金種の紙幣群について、金種別カートリッジ101から装填・回収庫106への移動(計数移動)と、装填・回収庫106から元の金種別カートリッジ101への戻し移動(非計数移動)と、が実行される。従って、図18に示す第3の比較例の精査処理において実行される紙幣群の移動の合計回数は、少なくとも8回である。このように、第3実施例の精査処理では、金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣群の移動回数を減らすことができるため、精査処理に要する時間を短縮することができると共に、移動に伴う紙幣の損傷の発生を抑制することができ、さらに紙幣入出金機構5bの各部の不具合の発生を抑制することができる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
精査処理開始時の初期状態において空きカートリッジが無い場合であって、枚数が一時保留部105の容量以下である紙幣群(一時保留可能紙幣群)が存在する場合に、一時保留可能紙幣群を収納する金種別カートリッジ101から一時保留部105への紙幣群の移動を行うことにより、空きカートリッジをつくりだすものとしてもよい。
D2.変形例2:
上記各実施例における自動取引装置1や紙幣入出金機構5の構成は、あくまで一例であり、種々に変形可能である。例えば、自動取引装置1は、必ずしも外部記憶装置10や回線接続部6を備える必要はない。また、紙幣入出金機構5は、4つあるいは5つ以上の金種別カートリッジ101を備えるとしてもよい。また、紙幣入出金機構5は、必ずしも一時保留部105やリジェクト庫104を備える必要はない。
また、上記各実施例では、本体制御部2が各部を制御して精査処理を実行するものとしているが、紙幣入出金機構5の制御部が実行するとしてもよい。また、上記各実施例では、少量金種は5千円および2千円であるとしているが、少量金種は他の金種(万円や千円)であるとしてもよい。また、例えば少量金種としての5千円および2千円が入金専用で出金不要である場合には、1つの金種別カートリッジ101に5千円および2千円の2つの金種の紙幣を収納する場合があるが、この場合にも、1つの金種別カートリッジ101に収納された5千円および2千円の紙幣を1つの紙幣群と考えて処理を行えばよい。例えば、精査処理開始時に空きカートリッジが無い場合であって、5千円および2千円の紙幣群の合計枚数が一時保留部105の容量以下である場合には、5千円および2千円の紙幣群を一時保留部105に移動することにより空きカートリッジをつくりだすものとしてもよい。
また、上記各実施例では、下流側の金種別カートリッジ101から上流側の金種別カートリッジ101への紙幣の移動の際に紙幣の計数が可能であり、上流側の金種別カートリッジ101から下流側の金種別カートリッジ101への紙幣の移動の際には計数が不可能であるとしているが、搬送経路を切り替えるゲートや個々の紙幣の搬送タイミングを調整するなどして、上流側の金種別カートリッジ101から下流側の金種別カートリッジ101への紙幣の移動の際にも計数可能とすることもできる。この場合にも、従来の精査処理と比較して、金種別カートリッジ101から他の金種別カートリッジ101への紙幣群の移動回数を減らすことができ、精査処理に要する時間を短縮することができる。
また、上記実施例では、表示部400が電子ペーパーデバイス401を用いて構成されるとしているが、表示部400は、表示内容変更時以外は電源を必要としない機械的な機構を用いて構成されるとしてもよいし、二次電池などのバックアップ電源により表示内容が保持可能な液晶表示器を用いて構成されるとしてもよい。
また、金種別カートリッジ101が、自ら収納する金種を示す金種情報を保存する不揮発性メモリを搭載し、紙幣入出金機構5の制御部が、セットされた金種別カートリッジ101のメモリに保存された金種情報を読み出し可能な構成を採用するとしてもよい。この場合には、金種別カートリッジ101に紙幣の詰込み作業を行う現金運用センタなどにおいて、金種別カートリッジ101に収納されている金種をその金種別カートリッジ101の不揮発性メモリに保存しておくとしもよい。このようにすれば、金種別カートリッジ101交換による現金装填処理時に金種別カートリッジ101のメモリに記憶された金種情報が読み出されることにより、自動的に、金種別カートリッジ101毎の収納金種の特定を行うことが可能となる。
また、金種別カートリッジ101が、その金種別カートリッジ101を特定する一意のシリアル値が格納された不揮発性メモリを搭載し、紙幣入出金機構5の制御部が、セットされた金種別カートリッジ101のメモリに保存されたシリアル値を読み出し可能な構成を採用するとしてもよい。この場合には、金種別カートリッジ101に紙幣の詰込み作業を行う現金運用センタなどにおいて、金種別カートリッジ101に収納されている金種および枚数と、その金種別カートリッジ101のシリアル値とを、対応付けてホストコンピューター12に登録するとしてもよい。このようにすれば、金種別カートリッジ101交換による現金装填処理時に金種別カートリッジ101のメモリに記憶されたシリアル値を読み出し、そのシリアル値に対する金種および枚数をホストコンピューター12に問合せることにより、自動的に、金種別カートリッジ101毎の収納金種と枚数の特定を行うことが可能となる。
また、上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
1…自動取引装置
2…本体制御部
3…カード処理機構
4…明細票処理機構
5…紙幣入出金機構
6…回線接続部
7…入力兼表示部
8…インターフェース部
9…キーパッド
10…外部記憶装置
12…ホストコンピューター
101…金種別カートリッジ
103…識別部
104…リジェクト庫
105…一時保留部
106…装填・回収庫
107…入出金口
108…搬送機構
109…搬送路
400…表示部
401…電子ペーパーデバイス
402…金種表示ラベル

Claims (10)

  1. 紙葉類処理装置であって、
    搬送路を有し、前記搬送路上において紙葉類を搬送する搬送機構と、
    紙葉類を収納可能であると共に、前記搬送路への紙葉類の送り出しと前記搬送路からの紙葉類の受け入れとを実行可能に前記搬送路と接続された少なくとも3つの紙葉類収納部と、
    前記搬送路上を搬送される紙葉類の種類判別と計数とを行う識別部と、
    前記搬送機構と各前記紙葉類収納部と前記識別部とを制御して前記紙葉類処理装置内の紙葉類の種類毎の数を特定する精査処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記精査処理の開始時において各前記紙葉類収納部に収納されている紙葉類群毎に、前記識別部による計数を伴う前記搬送路を介した一の前記紙葉類収納部から他の前記紙葉類収納部への紙葉類の移動である計数移動を行うと共に、少なくとも1つの紙葉類群について前記計数移動後にさらなる紙葉類の移動を行わず前記精査処理を終了する、紙葉類処理装置。
  2. 請求項1に記載の紙葉類処理装置であって、
    前記搬送路は、環状部分を有し、
    各前記紙葉類収納部は、前記搬送路の前記環状部分に接続され、
    前記制御部は、前記計数移動を行う前に、前記搬送路の前記環状部分における紙葉類の搬送経路に沿って前記識別部の排出側に最も近い位置で前記搬送路と接続する前記紙葉類収納部である最上流収納部が空ではない場合には、前記最上流収納部を空にする準備処理を行うと共に、前記最上流収納部が空である状態において前記搬送経路に沿って前記識別部の排出側により近い位置で前記搬送路と接続する前記紙葉類収納部に収納された紙葉類群から順に前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
  3. 請求項2に記載の紙葉類処理装置であって、
    前記制御部は、一の前記紙葉類収納部から前記搬送経路に沿って前記識別部の排出側方向において隣接する他の前記紙葉類収納部へ紙葉類を移動することにより、前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の紙葉類処理装置であって、
    前記制御部は、前記準備処理として、前記搬送路を介して、前記識別部による計数を伴わない前記最上流収納部から他の空の前記紙葉類収納部への紙葉類の移動を行う、紙葉類処理装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
    前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無く、かつ、2つの紙葉類群であって合計枚数が1つの前記紙葉類収納部の容量以下である少量紙葉類群が存在する場合に、前記搬送路を介して、2つの前記少量紙葉類群の一方を収納する前記紙葉類収納部から前記少量紙葉類群の他方を収納する前記紙葉類収納部への前記識別部による計数を伴わない紙葉類の移動を行うことにより、空の前記紙葉類収納部をつくりだすと共に、2つの前記少量紙葉類群を1つの紙葉類群とみなして前記計数移動を行う、紙葉類処理装置。
  6. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
    前記搬送路と接続され、前記紙葉類を一時的に保留する一時保留部を備え、
    前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無く、かつ、枚数が前記一時保留部の容量以下である一時保留可能紙葉類群が存在する場合に、前記一時保留可能紙葉類群を収納する前記紙葉類収納部から前記一時保留部への紙葉類の移動を行うことにより、空の前記紙葉類収納部をつくりだす、紙葉類処理装置。
  7. 請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
    前記搬送路と接続され、前記紙葉類収納部へ装填すべき紙葉類および前記紙葉類収納部から回収した紙葉類を収納するための装填・回収紙葉類収納部を備え、
    前記制御部は、前記精査処理の開始時において空の前記紙葉類収納部が無い場合に、前記最上流収納部から前記装填・回収紙葉類収納部への紙葉類の移動を行うことにより、前記最上流収納部を空にする、紙葉類処理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、
    前記紙葉類収納部は、自らが収納する紙葉類群の種類を示す表示部を有する、紙葉類処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の紙葉類処理装置であって、さらに、
    前記紙葉類収納部のそれぞれに収納される紙葉類群の種類を示す表示部を備える、紙葉類処理装置。
  10. 取引処理装置であって、
    請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の紙葉類処理装置と、
    所定の情報を表示する表示部と、を備え、
    前記所定の情報は、前記紙葉類収納部のそれぞれに収納される紙葉類群の種類を示す情報を含む、取引処理装置。
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