JP2010276602A - 高速炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】1次冷却材のシール性が高く、かつ保守性に優れた高速炉を提供する。
【解決手段】高速炉1は、炉心2および一次冷却材21が収納された原子炉容器7と、原子炉容器7内に配置され、炉心2を下方から支持する炉心支持体13と、炉心支持体13上に配置され、上方に向って延びるとともに炉心2を側方から取り囲む隔壁6とを備えている。また原子炉容器7内面と隔壁6との間に、1次冷却材21を冷却する中間熱交換器15と、冷却された1次冷却材21を加圧する電磁ポンプ14が配置されている。電磁ポンプ14の下方には、上部支持板29により上方から支持された中性子遮蔽体8が配置されている。上部支持板29には開口部29aが設けられており、電磁ポンプ出口14bと上部支持板29との間には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導く冷却材案内機構17が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は高速炉に係り、とりわけ、冷却材のシール性が高く、かつ保守性に優れた高速炉に関する。
高速炉において、従来より、シール部からの冷却材漏洩量を低減することが図られている。従来の高速炉の一例が下記の特許文献1に示されており、これを図15に示す。
図15に示すように、特許文献1に記載の高速炉1は、核燃料の集合体からなる炉心2を有し、この炉心2は全体としてほぼ円柱状に形成されている。炉心2は、これを保護する炉心槽3によって外周を取り囲まれ、炉心槽3の外側には、炉心槽3を取り囲む反射体4が配置されている。反射体4の外側には、反射体4を取り囲むとともに、1次冷却材21(冷却材)の流路の内壁を構成する隔壁6が設けられている。隔壁6の外側には、所定の間隔をあけた上で、1次冷却材21の流路の外壁を構成する原子炉容器7が配置され、1次冷却材21の流路中には、中性子遮蔽体8が炉心2を取り囲むよう配置されている。また炉心2、炉心槽3、隔壁6および中性子遮蔽体8は、各々炉心支持体13により下方から支持されている。
図15において、1次冷却材21は、電磁ポンプ14で加圧されることにより、中性子遮蔽体8、炉心支持体13を通った後に炉心2へ到達し、これにより炉心2が冷却される。炉心2を経て加熱された1次冷却材21は中間熱交換器15に送られ、この中間熱交換器15において、1次冷却材21と2次冷却材31の間の熱交換が行われる。この中間熱交換器15は、保守点検作業を容易にするため、原子炉容器7から取り出し可能な構造とされている。この場合、隔壁6に固定したベローズ台座の上に、中間熱交換器に取り付けたシールベローズが着座しており、そして、中間熱交換器15の重量によりシールベローズが圧縮されている。これによって、電磁ポンプ14出口からの加圧された1次冷却材21が、隔壁6の内側にある加熱された一次冷却材21に対してシールされる。
特開平5−119175号公報
特許文献1に記載の高速炉1において、一次冷却材21にナトリウムを用いた場合、炉心2出口から中間熱交換器15入口までの領域(高温領域)における一次冷却材21の温度が約500℃、中間熱交換器15出口から炉心2入口までの領域(低温領域)における一次冷却材21の温度が約350℃と考えられる。このように、炉心2を支持する構造物は、高温かつ温度差が大きいという条件下で使用される。特に、1次冷却材21の流路の内壁を構成する隔壁6は、上述の温度差に加えて、高温領域と低温領域の間の大きな圧力差も受けるため、非常に厳しい環境にさらされる。
これまでに、高温領域にある1次冷却材21と低温領域にある1次冷却材21のいずれか一方が他方へ隔壁6を越えて漏洩するのを防ぐため、特許文献1に記載の高速炉1のように、シールベローズやラビリンスシールを使用したシール構造40、41が各種提案されてきた。しかしながら、そのようなシール構造40、41には上述のように大きな温度差や圧力差が及ぼされる。またシール性の良否には、シール面の表面粗さや平面度などの製作公差、平行度や同心度などの据付公差が影響を及ぼす。このため、十分なシール性を有するシール構造を提供するのは困難である。
隔壁6におけるシール機能が不十分である場合、電磁ポンプ14出口からの加圧された低温の1次冷却材21が、炉心2出口の高温領域にある1次冷却材21に流入することが考えられる。この場合、中間熱交換器15の入口と出口の間の温度差が減少し、熱交換性能が低下することが懸念される。このため高速炉1のヒートバランスが崩れ、これによってプラントの出力に大きな影響を及ぼすことが考えられる。また、炉心2を冷却するための1次冷却材21の流量が失われることにもなり、このため炉心2の温度が上昇し、これによって高速炉1の安全性が低下することも考えられる。
また従来の高速炉1では、中間熱交換器15と電磁ポンプ14が直列に配置されているため、故障確率の高い電磁ポンプ14が万一損傷した場合、電磁ポンプ14と伴に中間熱交換器15を同時に引き抜く必要があった。この場合、これらの機器は放射化しているため、両方の機器を交換しなければならない。さらに、両方の機器を保管あるいは処分場所に運ぶためのキャスクも巨大になるため、莫大な費用が発生する。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、1次冷却材のシール性が高く、かつ保守性に優れた高速炉を提供することを目的とする。
本発明は、炉心および冷却材が収納された原子炉容器と、原子炉容器内に配置され、水平方向に延びるとともに炉心を支持する炉心支持機構と、炉心と平行に延びるとともに炉心を側方から取り囲む隔壁と、原子炉容器内面と隔壁との間に配置され、炉心で加熱された冷却材を冷却する中間熱交換器と、原子炉容器内面と隔壁との間に設けられ、中間熱交換器を通って冷却された冷却材を加圧する冷却材用ポンプと、炉心支持機構の下方に構成され、冷却材用ポンプにより加圧された冷却材を炉心に導く下部プレナムと、を備え、炉心支持機構に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通す開口部が設けられ、冷却材用ポンプ出口と炉心支持機構との間に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を炉心支持機構の開口部を介して下部プレナムへ導く冷却材案内機構が設けられていることを特徴とする高速炉である。
本発明による高速炉は、前記冷却材用ポンプの下方に位置する中性子遮蔽体をさらに備えていてもよい。この場合、前記炉心支持機構は、冷却材用ポンプと中性子遮蔽体との間に配置され、中性子遮蔽体を支持するとともに、前記冷却材案内機構が接続される開口部を有する上部支持板からなっていてもよい。
この場合、前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記上部支持板に取り付けられた下部ヘッダーとを有していてもよい。この場合、上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、下部ヘッダーに、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合するノズル受けが設けられていてもよい。
または、前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた環状の上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記上部支持板に取り付けられた環状の下部ヘッダーとを有していてもよい。この場合、上部ヘッダーは、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の内壁と、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の外壁とを含み、下部ヘッダーは、上部ヘッダーの内壁および外壁と摺動可能に係合する環状の受け部を含んでいてもよい。
本発明による高速炉において、前記炉心支持機構は、前記炉心を下方から支持するとともに、前記冷却材案内機構が接続される開口部を有する炉心支持体からなっていてもよい。
この場合、前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記炉心支持体に取り付けられた下部ヘッダーとを有していてもよい。この場合、上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、下部ヘッダーに、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合するノズル受けが設けられていてもよい。
または、前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた環状の上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記炉心支持体に取り付けられた環状の下部ヘッダーとを有していてもよい。この場合、上部ヘッダーは、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の内壁と、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の外壁とを含み、下部ヘッダーは、上部ヘッダーの内壁および外壁と摺動可能に係合する環状の受け部を含んでいてもよい。
本発明による高速炉は、前記冷却材用ポンプの下方に位置する中性子遮蔽体と、冷却材用ポンプと中性子遮蔽体との間に配置され、中性子遮蔽体を支持する上部支持板と、をさらに備えていてもよい。前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、一端が上部ヘッダーと係合し、他端が前記炉心支持体に接続され、前記上部支持板を貫通する配管とを有していてもよい。この場合、上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、配管の一端は、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合するようにしてもよい。
本発明による高速炉において、各ノズルが、球面座シールを介して上部ヘッダーに接続されていてもよい。
本発明による高速炉において、前記上部ヘッダーに複数のノズルが設けられ、少なくとも1つのノズルを、他のノズルよりも長くなるようにしてもよい。
本発明による高速炉において、冷却材用ポンプは、上方からみて前記中間熱交換器と重なり合わないよう、中間熱交換器より前記炉心側に配置されていてもよい。
本発明による高速炉において、前記隔壁のうち前記上部支持板よりも上方にある部分の一部がマノメータシールにより形成されていてもよい。
本発明によれば、炉心および冷却材が収納された原子炉容器を備えた高速炉において、原子炉容器内面と隔壁との間に、中間熱交換器を通って冷却された冷却材を加圧する冷却材用ポンプが設けられ、この冷却材用ポンプの下方に、中性子遮蔽体が配置されている。また冷却材用ポンプと中性子遮蔽体との間に、中性子遮蔽体を支持する上部支持板が設けられ、この上部支持板に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通す開口部が設けられており、冷却材用ポンプ出口と上部支持板との間に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を上部支持板の開口部を介して中性子遮蔽体側へ導く冷却材案内機構が設けられている。このため、中間熱交換器により冷却され冷却材用ポンプで加圧された低温冷却材を、冷却材案内機構により上部支持板の開口部を介して中性子遮蔽体側へ導くことができる。このため、冷却材用ポンプで加圧された低温冷却材が、隔壁を介して、炉心で加熱された高温冷却材側へ漏れることはなく、冷却材用ポンプで加圧された低温冷却材と、炉心で加熱された高温冷却材との間のシール性を高めることができる。このことにより、高速炉の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉の信頼性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における高速炉を示す図。 図2は、本発明の第1の実施の形態において、電磁周辺のシール構造を示す図。 図3は、本発明の第1の実施の形態における冷却材案内機構を示す図。 図4(a)は、本発明の第1の実施の形態において、上方からみた場合の上部ヘッダーを示す図、図4(b)は、本発明の第1の実施の形態において、下方からみた場合の上部ヘッダーを示す図、図4(c)は、本発明の第1の実施の形態において、上部ヘッダーのノズルを拡大して示す図。 図5(a)は、本発明の第1の実施の形態において、上方からみた場合の下部ヘッダーを示す図、図5(b)は、本発明の第1の実施の形態において、下方からみた場合の下部ヘッダーを示す図。 図6(a)は、本発明の第1の実施の形態において、上部ヘッダーと下部ヘッダーとが連結された状態を示す図、図6(b)は、本発明の第1の実施の形態において、上部ヘッダーと下部ヘッダーとが連結された状態を示す断面図。 図7は、本発明の第2の実施の形態における冷却材案内機構を示す図。 図8は、本発明の第3の実施の形態における冷却材案内機構を示す図。 図9は、本発明の第4の実施の形態における冷却材案内機構を示す図。 図10は、本発明の第5の実施の形態において、電磁ポンプ周辺のシール構造を示す図。 図11は、本発明の第6の実施の形態における高速炉を示す図。 図12は、本発明の第7の実施の形態における高速炉を示す図。 図13は、本発明の第8の実施の形態における高速炉を示す図。 図14は、本発明の第9の実施の形態における冷却材案内機構を示す図。 図15は、従来の高速炉を示す図。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形態における高速炉を示す図である。
まず図1により、本実施の形態における高速炉1全体について説明する。
図1に示すように、高速炉1は、プルトニウムを含む核燃料の集合体からなる炉心2および液体ナトリウムからなる1次冷却材(冷却材)21を収納した原子炉容器7と、原子炉容器7内に配置され、炉心2を下方から支持する炉心支持体13と、炉心支持体13上に配置され、炉心2を側方から取り囲む炉心槽3と、炉心槽3を取り囲むよう配置された反射体4と、炉心支持体13上に配置され、上方に向って延びるとともに炉心2、炉心槽3および反射体4を側方から取り囲む隔壁6とを備えている。このうち反射体4は、中性子反射部4aと、中空のキャビティ部4bとからなり、キャビティ部4bの中空部分には、不活性ガス、または中性子反射能力が一次冷却材21よりも低い金属などが内封されている。
また図1に示すように、原子炉容器7内面と隔壁6との間に、炉心2で加熱された1次冷却材21を冷却する環状の中間熱交換器15が配置されており、この中間熱交換器15の近傍であって原子炉容器7内面と隔壁6との間に、中間熱交換器15を通って冷却された1次冷却材21を加圧する冷却材用ポンプ、例えば環状の電磁ポンプ14が配置されている。
電磁ポンプ14の下方であって原子炉容器7内面と隔壁6との間には、中性子遮蔽体8が配置されており、この中性子遮蔽体8と電磁ポンプ14との間には、図1に示すように、中性子遮蔽体8を上方から支持する上部支持板29が配置されている。
なお隔壁6は、炉心2、炉心槽3および反射体4を側方から取り囲む下部隔壁6aと、炉心2で加熱された1次冷却材21を取り囲む上部隔壁6bとからなる。このうち下部隔壁6aは、上部支持板29にシール材(図示せず)を介して上下方向に摺動自在に取り付けられており、このため、下部隔壁6aが熱膨張により上下方向に伸縮する場合、下部隔壁6aは上部支持板29に対して上下に摺動することができる。
次に図2を参照して、電磁ポンプ14周辺の構造について説明する。図2に示すように、上部支持板29には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を通す開口部29aが設けられており、また電磁ポンプ出口14bと上部支持板29との間には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導く冷却材案内機構17が設けられている。
後述するように、中性子遮蔽体8側へ導かれた1次冷却材21は、炉心支持体13の開口部13aを通って図2に示す下部プレナム33に流入し、その後、炉心2を冷却しながら上昇する。炉心2で加熱された1次冷却材21は、図1に示す上部プレナム32に達した後、上部隔壁6bを越えて中間熱交換器入口15aに流入する。中間熱交換器15において冷却された1次冷却材21は、中間熱交換器出口15bから流出した後、電磁ポンプ入口14aに吸い込まれる。なお本実施の形態において、図2に示すように、中間熱交換器15により冷却された後であって、電磁ポンプ14により加圧される前の1次冷却材21が充填された領域は低温低圧領域23となっている。また、電磁ポンプ14により加圧され、炉心2により加熱される前の1次冷却材21が充填された領域は低温高圧領域24となっている。さらに、炉心2により加熱され、中間熱交換器15により冷却される前の1次冷却材21が充填された領域は高温領域25となっている。
図2に示すように、環状の電磁ポンプ14は、上方からみて環状の中間熱交換器15と重なり合わないよう、中間熱交換器15より炉心2側に配置されている。このため、高速炉1の修理または保守点検を行う際、中間熱交換器15が高速炉1内に配置されたままの状態で、電磁ポンプ15を単独で上方に引き抜くことが可能となる。
一般に電磁ポンプ14の故障率は中間熱交換器15の故障率よりも高く、このため、電磁ポンプ14を頻繁に交換する必要がある。このとき、上方からみて中間熱交換器15と電磁ポンプ14とが重なるよう配置されていると、故障した電磁ポンプ14を交換するとき、電磁ポンプ14と併せて中間熱交換器15を引き抜くことになる。この場合、電磁ポンプ14と中間熱交換器15は共に放射化しているため、故障している電磁ポンプ14だけでなく、故障していない中間熱交換器15も交換しなければならない。
これに対して、本実施の形態によれば、環状の電磁ポンプ14は、上方からみて環状の中間熱交換器15と重なり合わないよう、中間熱交換器15より炉心2側に配置されている。このため、上方からみて中間熱交換器15と電磁ポンプ14とが重なるよう配置されている場合に比べて、高速炉1の保守に要する費用を削減することができる。
また図2に示すように、隔壁6のうち上部支持板29よりも上方にある上部隔壁6bのうち、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14よりも炉心2側にある一部と、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14と中間熱交換器15との間にある一部とが、各々マノメータシール34により形成されている。これらのマノメータシール34によって、電磁ポンプ14近傍において、低温低圧領域23にある一次冷却材21が高温領域25に漏洩すること、および、高温領域25にある一次冷却材21が低温低圧領域23に漏洩することが堅固に防がれる。また、各マノメータシール34には不活性ガス35が充填されており、これによって、高温領域25から低温低圧領域23へ熱が移動するのが防がれる。
次に図3乃至図6を参照して、冷却材案内機構17について詳述する。図3に示すように、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、上部ヘッダー18の下方に配置され、上部支持板29の開口部29aを上方から覆うよう上部支持板29に取り付けられた環状の下部ヘッダー20とを有している。このうち上部ヘッダー18には、図4(a)(b)(c)に示すように、その周方向において、下方に突出するとともに電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を通す複数のノズル19が設けられている。また下部ヘッダー20には、図5(a)(b)および図6(a)(b)に示すように、上部ヘッダー18の対応するノズル19と摺動可能に係合する複数のノズル受け20aが設けられている。このような冷却材案内機構17により、電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を、低温低圧領域23の一次冷却材21から遮蔽した状態で、上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導くことができる。
なおノズル19とノズル受け20aとの間には、図3に示すように、2つの環状シール19aが介挿されている。また下部ヘッダー20の下面と上部支持板29の上面との間には、図3に示すように、シール材51が介挿されている。このことにより、電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を、低温低圧領域23の一次冷却材21からより堅固に遮蔽することができる。
なお図4(b)において二点鎖線で示すように、上部ヘッダー18に設けられたノズル19のうち少なくとも1本のノズルを、他のノズル19よりも長いロングノズル19cにより形成してもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。ここでは、高速炉1内における1次冷却材21の流れについて説明する。
炉心2で加熱された1次冷却材21、例えば温度約500度の1次冷却材21は、図1に示す上部プレナム32に達した後、上部隔壁6bを越えて中間熱交換器入口15aに流入する。中間熱交換器15において、1次冷却材21は図1に示す二次冷却材31との間で熱交換を行い、これによって、1次冷却材21が冷却され、二次冷却材31が加熱される。中間熱交換器15において冷却された後の1次冷却材21の温度は、例えば約350度となっている。
中間熱交換器15において冷却された1次冷却材21は、中間熱交換器出口15bから流出した後、電磁ポンプ入口14aに吸引される。電磁ポンプ入口14aに吸引された1次冷却材21は、電磁ポンプ入口14aにおいて加圧され、その後、電磁ポンプ出口14bから排出される。電磁ポンプ出口14bから排出された1次冷却材21は、冷却材案内機構17および上部支持板29の開口部29aを通って中性子遮蔽体8側へ導かれる。
中性子遮蔽体8側へ導かれた1次冷却材21は、次に、炉心支持体13の開口部13aを通って図1および図2に示す下部プレナム33に流入し、その後、図1および図2に示すように、炉心2を冷却しながら上昇する。
この間、加圧された約350度の1次冷却材21が電磁ポンプ出口14bから排出されるとき、電磁ポンプ出口14bから排出された1次冷却材21は、冷却材案内機構17により上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導かれる。この冷却材案内機構17の外側には、加圧される前の約350度の1次冷却材21が充填された低温低圧領域23が形成されており、この低温低圧領域23は、炉心2により加熱された約500度の1次冷却材21が充填された高温領域25と上部隔壁6bを介して接している。このように、加圧された約350度の1次冷却材21が充填された低温高圧領域24が、約500度の1次冷却材21が充填された高温領域25と上部隔壁6bを介して接することはない。これによって、加圧された約350度の1次冷却材21が高温領域25に漏洩するのを防ぐとともに、上部隔壁6bに低温高圧領域24と高温領域25との間の圧力差が印加されるのを防ぐことができる。このことにより、高速炉1の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉1の信頼性を向上させることができる。
なお本実施の形態において、上述のとおり高温領域25と低温低圧領域23とが上部隔壁6bを介して接しており、高温領域25と低温低圧領域23との間の圧力差は、中間熱交換器15における圧力損失にほぼ等しく、その値は数kPa程度である。このため、上部隔壁6bとしてマノメータシール34を用いる場合、図2に示すように、高温領域25側の液面34aと、低温低圧領域23側の液面34bとの高さの差は数百mm程度である。このため、高温領域25と低温低圧領域23の間における1次冷却材21の漏洩をほぼゼロにすることができる。
このように本実施の形態によれば、電磁ポンプ出口14bと上部支持板29との間に、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導く冷却材案内機構17が設けられている。このため、中間熱交換器15により冷却され電磁ポンプ14で加圧された低温の1次冷却材21を、冷却材案内機構17により上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導くことができる。このため、電磁ポンプ14で加圧された低温の1次冷却材21が、隔壁を介して、炉心2で加熱された高温の1次冷却材21側へ漏れることはなく、電磁ポンプ14で加圧された低温の1次冷却材21と、炉心2で加熱された高温の1次冷却材21との間のシール性を高めることができる。このことにより、高速炉1の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉1の信頼性を向上させることができる。
また本実施の形態によれば、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、上部ヘッダー18の下方に配置され、上部支持板29の開口部29aを上方から覆うよう上部支持板29に取り付けられた環状の下部ヘッダー20とを有している。このうち上部ヘッダー18には、その周方向において、下方に突出するとともに電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を通す複数のノズル19が設けられ、また下部ヘッダー20には、上部ヘッダー18の対応するノズル19と摺動可能に係合する複数のノズル受け20aが設けられている。また各ノズル19とノズル受け20aとの間には、2つの環状シール19aが介挿されている。このことにより、電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21が、加圧される前の1次冷却材21が充填された低温低圧領域23に漏洩するのを防ぐことができる。
また本実施の形態によれば、環状の電磁ポンプ14は、上方からみて環状の中間熱交換器15と重なり合わないよう、中間熱交換器15より炉心2側に配置されている。このため、高速炉1の修理または保守点検を行う際、中間熱交換器15が高速炉1内に配置されたままの状態で、電磁ポンプ15を単独で上方に引き抜くことが可能となる。このことにより、上方からみて中間熱交換器15と電磁ポンプ14とが重なるよう配置されている場合に比べて、高速炉1の保守に要する費用を削減することができる。
また本実施の形態によれば、隔壁6のうち上部支持板29よりも上方にある上部隔壁6bのうち、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14よりも炉心2側にある一部と、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14と中間熱交換器15との間にある一部とが、各々マノメータシール34により形成されている。このことにより、電磁ポンプ14近傍において、低温の一次冷却材21が充填された低温低圧領域23と高温の一次冷却材21が充填された高温領域25との間で、一次冷却材21が漏洩するのを堅固に防ぐことができる。また、各マノメータシール34には不活性ガス35が充填されており、このことにより、高温領域25から低温低圧領域23へ熱が移動するのを防ぐことができる。
なお本実施の形態において、冷却材用ポンプが電磁ポンプ14からなる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、冷却材用ポンプとして例えば機械式ポンプまたはその他のポンプを用いてもよい。
また本実施の形態において、環状の中間熱交換器15および環状の電磁ポンプ14が配置された例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、複数の中間熱交換器15および電磁ポンプ14を周方向に並べてもよい。このことにより、電磁ポンプ15をより容易に上方に引き抜くことができる。
また本実施の形態において、隔壁6のうち上部支持板29よりも上方にある上部隔壁6bのうち、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14よりも炉心2側にある一部と、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14と中間熱交換器15との間にある一部とが、各々マノメータシール34により形成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14よりも炉心2側にある一部と、電磁ポンプ14近傍であって電磁ポンプ14と中間熱交換器15との間にある一部のうちのどちらか一方においてのみマノメータシール34を用いてもよい。
また本実施の形態において、電磁ポンプ14の下端に流量計(図示せず)が設置される場合、上部ヘッダー18を流量計の下部に設置してもよい。
第2の実施の形態
次に図7を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。ここで図7は、本発明の第2の実施の形態における冷却材案内機構を示す図である。
図7に示す第2の実施の形態は、各ノズルが、球面座シールを介して上部ヘッダーに接続された点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図7に示す第2の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、冷却材案内機構17の各ノズル19は、球面座シール19bを介して上部ヘッダー18に接続されている。このため、各ノズル19を上部ヘッダー18に所定の範囲内で自在に傾けることができる。このことにより、冷却材案内機構17の製作公差および据付公差を吸収するとともに、高速炉1の運転中に生じた冷却材案内機構17の構造変形を吸収することもできる。また、下部ヘッダー20のノズル受け20aとの間の心合わせも容易となる。
このように本実施の形態によれば、冷却材案内機構17の各ノズル19は、球面座シール19bを介して上部ヘッダー18に接続されている。このことにより、電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21が、加圧される前の1次冷却材21が充填された低温低圧領域23に漏洩するのを防ぐことができ、また、高速炉1の据え付けを容易にし、かつ、高速炉1の保守性を向上させることができる。
第3の実施の形態
次に図8を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。ここで図8は、本発明の第3の実施の形態における冷却材案内機構を示す図である。
図8に示す第3の実施の形態は、冷却材案内機構が、一端が上部ヘッダーと係合し、他端が炉心支持体に接続され、上部支持板を貫通する配管を有する点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図8に示す第3の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、一端22aが上部ヘッダー18と係合し、他端が炉心支持体13に接続され、上部支持板29を貫通する配管22とを有している。このうち上部ヘッダー18には、下方に突出するとともに電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を通すノズル19が設けられている。また配管の一端22aは、上部ヘッダー18のノズルと、2つの環状シール19aを介して摺動可能に係合している。
このように本実施の形態によれば、一端22aが上部ヘッダー18と摺動可能に係合し、他端が炉心支持体13に接続され、上部支持板29を貫通する配管22が設けられている。このように電磁ポンプ出口14bと上部支持板29との間を配管22により接続することで、一次冷却材21を、その流量を損なうことなく下部プレナム33まで導くことができる。このことにより、高速炉1の効率を向上させるとともに、上部支持板29と炉心槽3との間のシール構造を簡易化することができる。
第4の実施の形態
次に図9を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。ここで図9は、本発明の第4の実施の形態における冷却材案内機構を示す図である。
図9に示す第4の実施の形態は、上部ヘッダーが、電磁ポンプ出口から下方に延びる環状の内壁と、電磁ポンプ出口から下方に延びる環状の外壁とを含み、下部ヘッダーが、上部ヘッダーの内壁および外壁と摺動可能に係合する環状の受け部を含む点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図9に示す第4の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図9に示すように、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、上部ヘッダー18の下方に配置され、上部支持板29の開口部29aを上方から覆うよう上部支持板29に取り付けられた環状の下部ヘッダー20とを有している。このうち上部ヘッダー18は、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の内壁18aと、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の外壁18bとを含んでいる。また下部ヘッダー20には、上部ヘッダー18の内壁18aおよび外壁18bと摺動可能に係合する環状の受け部20bが形成されている。また環状の内壁18aと、環状の受け部20bのうち内側の側面との間には、2つの環状シール19dが介在されており、環状の外壁18bと、環状の受け部20bのうち外側の側面との間には、2つの環状シール19eが介在されている。
このように本実施の形態によれば、上部ヘッダー18は、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の内壁18aと、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の外壁18bとを含み、下部ヘッダー20には、上部ヘッダー18の内壁18aおよび外壁18bと摺動可能に係合する環状の受け部20bが形成されている。このように上部ヘッダー18および下部ヘッダー20の構造を簡易化することにより、コストの削減を図ることができる。
第5の実施の形態
次に図10を参照して、本発明の第5の実施の形態について説明する。ここで図10は、本発明の第5の実施の形態において、電磁ポンプ周辺のシール構造を示す図である。
図10に示す第5の実施の形態は、中間熱交換器と電磁ポンプとが上下方向において直列に接続された点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図10に示す第5の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すように、高速炉1において、中間熱交換器15と電磁ポンプ14とが上下方向において直列に接続されている。また図1乃至図6に示す第1の実施の形態の場合と同様に、電磁ポンプ出口14bと上部支持板29との間に、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を上部支持板29の開口部29aを介して中性子遮蔽体8側へ導く冷却材案内機構17が設けられている。このため、炉心2で加熱された高温の1次冷却材21と、電磁ポンプ14で加圧された低温の1次冷却材21との間のシール性を高めることができる。このことにより、高速炉1の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉の信頼性を向上させることができる。
第6の実施の形態
次に図11を参照して、本発明の第6の実施の形態について説明する。ここで図11は、本発明の第6の実施の形態における高速炉を示す図である。
上述の各実施の形態においては、原子炉容器内に配置され、水平方向に延びるとともに炉心を支持する炉心支持機構が上部支持板からなり、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を下部プレナムへ導く冷却材案内機構が、上部支持板の開口部に接続されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、炉心支持機構が、炉心を下方から支持するとともに、冷却材案内機構が接続される開口部を有する炉心支持体からなっていてもよい。以下、図11を参照して、第6の実施の形態における高速炉について説明する。なお、図11に示す第6の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図11に示すように、炉心2で加熱された1次冷却材21を冷却する環状の中間熱交換器15が、上部支持板29と原子炉容器7内面との間に配置されている。また図11に示すように、中間熱交換器15を通って冷却された1次冷却材21を加圧する環状の電磁ポンプ14が、炉心2の周囲に配置されるとともに、上下方向において中間熱交換器15と直列に接続されている。また図11に示すように、上下方向において複数の、例えば2つの環状の電磁ポンプ14が直列に接続されている。このような構成とすることにより、上述の第1乃至第5の形態の場合に比べて、高速炉1の高さをより短縮することができる。これによって、高速炉1の原子炉容器7などに使用される材料を削減することができ、このことにより、高速炉1のコストをより低減することができる。また、高速炉1の高さを短縮することにより、高速炉1をより安定にすることができ、これによって、高速炉1の耐震性などを向上させることができる。
図11に示すように、炉心2を下方から支持する炉心支持体13には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を通す開口部13aが設けられている。また図11に示すように、電磁ポンプ出口14bと炉心支持体13との間には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を炉心支持体13の開口部13aを介して下部プレナム33へ導く冷却材案内機構17が設けられている。このため、電磁ポンプ14から排出されて炉心支持体13の開口部13aに到達するまでの1次冷却材21を、冷却材案内機構17によって周囲から隔離することができる。これによって、加圧された約350度の1次冷却材21が高温領域25に漏洩するのを防ぐとともに、下部隔壁6aに低温高圧領域24と高温領域25との間の圧力差が印加されるのを防ぐことができる。このことにより、高速炉1の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉1の信頼性を向上させることができる。
本実施の形態において、図11に示す冷却材案内機構17の形態が特に限られることはない。例えば図1乃至図6に示す第1の実施の形態の場合と同様に、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、上部ヘッダー18の下方に配置され、炉心支持体13を上方から覆うよう炉心支持体13に取り付けられた環状の下部ヘッダー20と、から構成され得る。ここで、上部ヘッダー18には、その周方向において、下方に突出するとともに電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を通す複数のノズル19が設けられていてもよい。また下部ヘッダー20には、上部ヘッダー18の対応するノズル19と摺動可能に係合する複数のノズル受け20aが設けられていてもよい。この場合、図7に示す第2の実施の形態の場合と同様に、各ノズル19が、球面座シール19bを介して上部ヘッダー18に接続されていてもよい。
若しくは、図9に示す第4の実施の形態の場合と同様に、上部ヘッダー18が、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の内壁18aと、電磁ポンプ出口14bから下方に延びる環状の外壁18bとを含んでいてもよい。また下部ヘッダー20には、上部ヘッダー18の内壁18aおよび外壁18bと摺動可能に係合する環状の受け部20bが形成されていてもよい。
第7の実施の形態
次に図12を参照して、本発明の第7の実施の形態について説明する。ここで図12は、本発明の第7の実施の形態における高速炉を示す図である。
図12に示す第7の実施の形態は、冷却材用ポンプが、炉心の周囲に配置された複数のポンプ(機械式ポンプ、電磁ポンプなど)からなる点が異なるのみであり、他の構成は、図11に示す第6の実施の形態と略同一である。図12に示す第7の実施の形態において、図11に示す第6の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図12に示すように、炉心2で加熱された1次冷却材21を冷却する環状の中間熱交換器15が、上部支持板29と原子炉容器7内面との間に配置されている。この熱交換器15は、炉心2の周囲に配置された複数の電磁ポンプ14が上下方向において直列に接続可能となるよう構成されている。例えば図12において右側に示すように、炉心2の周囲に配置された1つの電磁ポンプ14が、上下方向において中間熱交換器15と直列に接続されている。また図12において左側に示すように、その他の電磁ポンプ14が、上下方向において中間熱交換器15と直列に接続されていてもよい。炉心2の周囲に配置される電磁ポンプ14の数は、高速炉1の仕様に応じて適宜設定される。
また図12に示すように、電磁ポンプ出口14bと炉心支持体13との間には、電磁ポンプ14からの加圧された1次冷却材21を炉心支持体13の開口部13aを介して下部プレナム33へ導く冷却材案内機構17が設けられている。このため、電磁ポンプ14から排出されて炉心支持体13の開口部13aに到達するまでの1次冷却材21を、冷却材案内機構17によって周囲から隔離することができる。これによって、加圧された約350度の1次冷却材21が高温領域25に漏洩するのを防ぐとともに、下部隔壁6aに低温高圧領域24と高温領域25との間の圧力差が印加されるのを防ぐことができる。このことにより、高速炉1の発電効率の低下を防止し、かつ高速炉1の信頼性を向上させることができる。
第8の実施の形態
次に図13を参照して、本発明の第8の実施の形態について説明する。ここで図13は、本発明の第8の実施の形態における高速炉を示す図である。
図13に示す第8の実施の形態は、冷却材案内機構が、炉心支持体に設けられた下部プレナムに接続されている点が異なるのみであり、他の構成は、図12に示す第7の実施の形態と略同一である。図13に示す第8の実施の形態において、図12に示す第7の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図13に示すように、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた上部ヘッダー18と、一端が上部ヘッダー18と係合し、他端が炉心支持体13の下部プレナム33に接続され、炉心支持体13の開口部13aを貫通する下部ヘッダー20と、を有している。このように電磁ポンプ出口14bと下部プレナム33との間を冷却材案内機構17により接続することで、一次冷却材21を、その流量を損なうことなく下部プレナム33まで導くことができる。このことにより、高速炉1の効率をより向上させることができる。
第9の実施の形態
次に図14を参照して、本発明の第9の実施の形態について説明する。ここで図14は、本発明の第9の実施の形態における冷却材案内機構を示す図である。
図14に示す第9の実施の形態は、下部ヘッダーが、上部支持板に取り付けられたノズル受けからなる点が異なるのみであり、他の構成は、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と略同一である。図14に示す第9の実施の形態において、図1乃至図6に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図14に示すように、冷却材案内機構17は、電磁ポンプ出口14bに取り付けられた環状の上部ヘッダー18と、上部ヘッダー18の下方に配置され、上部支持板29に取り付けられた環状の下部ヘッダー20とを有している。このうち上部ヘッダー18には、図14に示すように、下方に突出するとともに電磁ポンプ14からの加圧された一次冷却材21を通す複数のノズル19が環状に配置されている。また下部ヘッダー20は、図14に示すように、上部ヘッダー18のノズル19と摺動可能に係合する複数のノズル受け27からなっている。これらノズル19とノズル受け27との間には、環状シール19aが介挿されている。
図14に示すように、ノズル受け27は、上部ヘッダー18のノズル19と摺動可能に係合する受け部27bと、上部ヘッダー18のノズル19を受け部27bへ案内するテーパ付受け台27aと、を含んでいる。またノズル受け27は、図14に示すように、締結具27cによって上部支持板29に取り付けられている。また図14に示すように、ノズル受け27と上部支持板29との間にはシール材51が介挿されている。このような構成を用いることにより、下部ヘッダー20の構造をより簡易化することができ、これによって、コストの削減を図ることができる。
なお本実施の形態において、ノズル受け27からなる下部ヘッダー20が、上部支持板29に取り付けられている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ノズル受け27からなる下部ヘッダー20が、炉心支持体13に取り付けられていてもよい。すなわち、冷却材案内機構17が炉心支持体13に接続される形態(上述の第3および第6乃至第8の実施の形態)において、ノズル受け27からなる下部ヘッダー20が用いられてもよい。
1 高速炉
2 炉心
3 炉心槽
4 反射体
4a 中性子反射部
4b キャビティ部
6 隔壁
6a 下部隔壁
6b 上部隔壁
7 原子炉容器
8 中性子遮蔽体
10 上部プラグ
11 吊下機構
13 炉心支持板
13a 炉心支持板の開口部
14 電磁ポンプ
14a 電磁ポンプ入口
14b 電磁ポンプ出口
15 中間熱交換器
15a 中間熱交換器入口
15b 中間熱交換器出口
17 冷却材案内機構
18 上部ヘッダー
18a 内壁
18b 外壁
19 ノズル
19a 環状シール
19b 球面座シール
19c ロングノズル
19d 内壁側の環状シール
19e 外壁側の環状シール
20 下部ヘッダー
20a ノズル受け
20b 受け部
21 1次冷却材
22 配管
22a 配管の一端
22b 配管の他端
23 低温低圧領域
24 低温高圧領域
25 高温領域
27 ノズル受け
27a テーパ付受け台
27b 受け部
27c 締結具
29 上部支持板
29a 上部支持板の開口部
30 エントランスモジュール
31 2次冷却材
32 上部プレナム
33 下部プレナム
34 マノメータシール
34a 高温領域側の液面
34b 低温低圧領域側の液面
35 不活性ガス
36 液面
40 下部シール機構
41 上部シール機構
42 減圧機構
51 シール材

Claims (16)

  1. 炉心および冷却材が収納された原子炉容器と、
    原子炉容器内に配置され、水平方向に延びるとともに炉心を支持する炉心支持機構と、
    炉心と平行に延びるとともに炉心を側方から取り囲む隔壁と、
    原子炉容器内面と隔壁との間に配置され、炉心で加熱された冷却材を冷却する中間熱交換器と、
    原子炉容器内面と隔壁との間に設けられ、中間熱交換器を通って冷却された冷却材を加圧する冷却材用ポンプと、
    炉心支持機構の下方に構成され、冷却材用ポンプにより加圧された冷却材を炉心に導く下部プレナムと、を備え、
    炉心支持機構に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通す開口部が設けられ、
    冷却材用ポンプ出口と炉心支持機構との間に、冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を炉心支持機構の開口部を介して下部プレナムへ導く冷却材案内機構が設けられていることを特徴とする高速炉。
  2. 前記冷却材用ポンプの下方に位置する中性子遮蔽体をさらに備え、
    前記炉心支持機構は、冷却材用ポンプと中性子遮蔽体との間に配置され、中性子遮蔽体を支持するとともに、前記冷却材案内機構が接続される開口部を有する上部支持板からなることを特徴とする請求項1に記載の高速炉。
  3. 前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記上部支持板に取り付けられた下部ヘッダーとを有し、
    上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、
    下部ヘッダーに、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合するノズル受けが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の高速炉。
  4. 各ノズルが、球面座シールを介して上部ヘッダーに接続されたことを特徴とする請求項3に記載の高速炉。
  5. 前記上部ヘッダーに複数のノズルが設けられ、少なくとも1つのノズルは、他のノズルよりも長いことを特徴とする請求項3に記載の高速炉。
  6. 前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた環状の上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記上部支持板に取り付けられた環状の下部ヘッダーとを有し、
    上部ヘッダーは、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の内壁と、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の外壁とを含み、
    下部ヘッダーは、上部ヘッダーの内壁および外壁と摺動可能に係合する環状の受け部を含むことを特徴とする請求項2に記載の高速炉。
  7. 前記炉心支持機構は、前記炉心を下方から支持するとともに、前記冷却材案内機構が接続される開口部を有する炉心支持体からなることを特徴とする請求項1に記載の高速炉。
  8. 前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記炉心支持体に取り付けられた下部ヘッダーとを有し、
    上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、
    下部ヘッダーに、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合するノズル受けが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の高速炉。
  9. 各ノズルが、球面座シールを介して上部ヘッダーに接続されたことを特徴とする請求項8に記載の高速炉。
  10. 前記上部ヘッダーに複数のノズルが設けられ、少なくとも1つのノズルは、他のノズルよりも長いことを特徴とする請求項8に記載の高速炉。
  11. 前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた環状の上部ヘッダーと、上部ヘッダーの下方に配置され、前記炉心支持体に取り付けられた環状の下部ヘッダーとを有し、
    上部ヘッダーは、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の内壁と、冷却材用ポンプ出口から下方に延びる環状の外壁とを含み、
    下部ヘッダーは、上部ヘッダーの内壁および外壁と摺動可能に係合する環状の受け部を含むことを特徴とする請求項7に記載の高速炉。
  12. 前記冷却材用ポンプの下方に位置する中性子遮蔽体と、
    冷却材用ポンプと中性子遮蔽体との間に配置され、中性子遮蔽体を支持する上部支持板と、をさらに備え、
    前記冷却材案内機構は、前記冷却材用ポンプ出口に取り付けられた上部ヘッダーと、一端が上部ヘッダーと係合し、他端が前記炉心支持体に接続され、前記上部支持板を貫通する配管とを有し、
    上部ヘッダーに、下方に突出するとともに冷却材用ポンプからの加圧された冷却材を通すノズルが設けられ、
    配管の一端は、上部ヘッダーのノズルと摺動可能に係合することを特徴とする請求項7に記載の高速炉。
  13. 各ノズルが、球面座シールを介して上部ヘッダーに接続されたことを特徴とする請求項12に記載の高速炉。
  14. 前記上部ヘッダーに複数のノズルが設けられ、少なくとも1つのノズルは、他のノズルよりも長いことを特徴とする請求項12に記載の高速炉。
  15. 冷却材用ポンプは、上方からみて前記中間熱交換器と重なり合わないよう、中間熱交換器より前記炉心側に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の高速炉。
  16. 前記隔壁のうち前記上部支持板よりも上方にある部分の一部がマノメータシールにより形成されたことを特徴とする請求項1に記載の高速炉。
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