JP2010275023A - 電磁ブレーキの異常検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁ブレーキの異常を精度よく検出可能な電磁ブレーキの異常検出装置を提供する。
【解決手段】ブレーキドラムに圧接するブレーキライニング7とブレーキアーム4との間にバックプレート12を介装するとともに、そのバックプレート12にひずみゲージ13を貼付することにより、ブレーキライニング7とブレーキドラムとの間の圧力を検出し、その圧力と電磁ブレーキの作動を司る主制御装置の出力との整合性を確認することで電磁ブレーキの異常を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は電磁ブレーキの異常検出装置に関する。
例えばエレベータの電磁ブレーキは、巻上機の駆動軸と一体回転するブレーキドラムにブレーキシューを圧接させることで上記駆動軸を制動する一方、かごの走行時には電磁装置の電磁コイルを励磁し、ブレーキシューをブレーキドラムから引き離すようになっている。
また、このような電磁ブレーキにおいて、例えば特許文献1に記載の技術では、上記電磁装置における可動鉄心の変位量を検出する変位検出器と、上記電磁装置の電磁コイルに流れる電流量を検出する電流検出器と、上記電磁装置への電力供給を司るブレーキ動作リレーの両端電圧を検出するコイル電圧検出器と、をそれぞれ設け、上記各検出器の出力に基づいて電磁ブレーキの異常を検出するようにしている。
特開平6−107387号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、上記電磁装置の良否のみを判定するものであるため、例えば上記可動鉄心の動作を上記ブレーキシューに伝達する連動機構に万が一不具合が生じている場合にこれを検出することができなかった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、電磁ブレーキの異常を精度よく検出可能な電磁ブレーキの異常検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、回転軸と一体に回転する被制動部材との圧接によって上記回転軸を制動する摩擦部材を、上記被制動部材に対して接近・離間動作可能なリンク部材に装着し、そのリンク部材を電磁アクチュエータによって駆動する電磁ブレーキの異常検出装置において、上記摩擦部材と被制動部材との間の圧力を検出する圧力検出手段と、その圧力検出手段の出力に基づいて電磁ブレーキの異常を検出する異常検出手段と、を備えていることを特徴としている。
上記圧力検出手段として具体的には、請求項2に記載の発明のように、上記リンク部材と摩擦部材との間に介装された起歪体と、その起歪体に貼付されたひずみゲージと、から構成するとよい。この場合には、上記摩擦部材と回転部材との間の圧力に応じて上記起歪体にひずみを生ずることになるから、上記ひずみゲージの出力をもって上記摩擦部材と回転部材との間の圧力を検出することになる。
また、請求項3に記載の発明のように、上記圧力検出手段を、上記リンク部材と摩擦部材との間に介装され、流体が封入された袋状の中空パッドと、その中空パッド内における流体の圧力を検出する流体圧検出手段と、から構成してもよい。この場合には、電磁ブレーキの作動時に、上記中空パッドが上記摩擦部材とリンク部材との間で押し潰されることになるから、上記流体圧検出手段の出力をもって上記摩擦部材と回転部材との間の圧力を検出することになる。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、上記摩擦部材と回転部材との間の圧力に基づいて電磁ブレーキの異常を検出するようになっているため、上記リンク部材に万が一不具合が生じている場合においてもこれを検出できるようになる。
より具体的には請求項4に記載のように、上記異常検出手段は、上記電磁アクチュエータの作動を司るブレーキ制御手段の出力と上記圧力検出手段の出力とが不整合である場合に、ブレーキ異常信号を出力するように構成するとよい。
望ましくは請求項5に記載の発明のように、上記リンク部材の変位を検出する変位検出手段をさらに備えていて、上記異常検出手段は、上記ブレーキ制御手段と圧力検出手段および変位検出手段のそれぞれの出力が不整合である場合に、ブレーキ異常信号を出力するようになっていると、上記変位検出手段または圧力検出手段が万が一誤検出した場合であってもこれを検出できるようになる。
少なくとも請求項1に記載の発明によれば、摩擦部材と被制動部材との間の圧力を上記圧力検出手段によって検出するようになっているため、電磁ブレーキの異常を精度よく検出できるようになる。
特に請求項6に記載の発明によれば、上記変位検出手段または圧力検出手段が万が一誤検出した場合であってもこれを検出できるようになるため、電磁ブレーキの信頼性をより向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態としてエレベータにおける電磁ブレーキの異常検出装置を示す図。 図1に示す電磁ブレーキの解放状態を示す図。 図1に示すブレーキライニングの詳細を示す縦断面図。 図1に示す検出回路の詳細を示すブロック図。 図1に示す異常判定部の処理内容を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態としてブレーキライニングの詳細を示す縦断面図。 図6に示す中空パッドを単体で示す斜視図。 図6におけるA−A断面図。 第2の実施の形態の変形例を示す図。 第2の実施の形態の別の変形例を示す図。
図1は、エレベータにおける電磁ブレーキの異常検出装置を、本発明の好適な実施の形態として示す図であって、ブレーキ作動状態の電磁ブレーキを示している。また、図2は電磁ブレーキの解放状態を示す図である。
電磁ブレーキ1は、図示外のエレベータの巻上機のうち駆動モータによって回転駆動される回転軸である駆動軸2を制動するものであって、その駆動軸2と一体に回転する被制動部材としてのブレーキドラム3と、このブレーキドラム3の径方向両側にリンク部材としてそれぞれ配置された一対のブレーキアーム4と、両ブレーキアーム4の上端部同士の間に配置された電磁アクチュエータとしてのソレノイドユニット5と、両ブレーキアーム4の下端部を互いに近接する方向に付勢する一対のブレーキスプリング6と、を備えている。
両ブレーキアーム4は、その長手方向中間部に設けられたピン8を中心にそれぞれ揺動(開閉)可能になっていて、両ブレーキアーム4のうちブレーキドラム3の外周面と対向する部分には断面略円弧状に湾曲した凹状のライニング取付面4aが形成されている。つまり、両ブレーキアーム4の揺動により、それら両ブレーキアーム4のうちライニング取付面4aがブレーキドラム3の外周面に対して接近・離間するようになっている。そして、ライニング取付面4aに摩擦部材として装着されたブレーキライニング7を、両ブレーキスプリング6の付勢力により、ブレーキドラム3の外周面に圧接させて駆動軸2を制動することになる。
また、ソレノイドユニット5は、両ブレーキスプリング6の付勢力に抗して電磁ブレーキ1の制動力を解放するためのものであって、エレベータの運行を司る主制御装置19がブレーキ制御手段としてブレーキ駆動装置22にブレーキ解放指令信号を出力する一方、ブレーキ駆動装置22がソレノイドユニット5へ電力を供給するようになっている。つまり、ブレーキ駆動装置22がソレノイドユニット5に電力を供給すると、両ブレーキアーム4の上端部に装着されたプレート9がソレノイドユニット5に吸引され、両ブレーキアーム4が図1に示すブレーキ作動位置から図2に示すブレーキ解放位置に変位することになる。これにより、ブレーキライニング7がブレーキドラム3から引き離され、駆動軸2が回転可能になる。なお、プレート9は調整ボルト10によってブレーキアーム4に装着されていて、ブレーキ作動状態におけるプレート9とソレノイド5との間隔、すなわちソレノイド5への給電に伴うプレート9の変位量を調整ボルト10によって調整可能になっている。
さらに、両ブレーキアーム4の変位は変位検出手段たる一対のマイクロスイッチ11によってそれぞれ検出されるようになっている。両マイクロスイッチ11は、ブレーキアーム4の下端部に対向して配置されており、ブレーキアーム4がブレーキ解放位置にあるときに実質的にON作動し、その検出信号を後述する異常判定装置18へ送出するようになっている。
図3はブレーキ解放状態におけるブレーキライニング7の詳細を示す断面図である。なお、図3では一対のブレーキライニング7のうち一方のみを図示しているが、他方のブレーキライニング7も同様に構成されている。この図3に示すように、ブレーキライニング7とライニング取付面4aとの間には、ライニング取付面4aよりも小さい曲率で長手方向が湾曲したバックプレート12が起歪体として介装され、そのバックプレート12の凹面12aにブレーキライニング7が装着されている。また、バックプレート12のうち凸面12bの長手方向両端部がライニング取付面4aに固定されている一方、当該バックプレート12のうち凸面12bの長手方向中間部とライニング取付面4aとの間には微小な隙間が設けられている。なお、図3ではこの隙間を誇張して描いてある。
さらに、バックプレート12のうち凸面12bの略中央部には凹部12cが形成されていて、その凹部12cの底面に、ブレーキライニング7とブレーキドラム3との間の圧力を検出するためのひずみゲージ13が貼付されている。つまり、ブレーキライニング7がブレーキドラム3に圧接すると、その圧力に応じてバックプレート12にひずみを生じることになるから、これをひずみゲージ13によって検出するようになっている。換言すれば、バックプレート12とひずみゲージ13とをもって圧力検出手段が構成されている。そして、ひずみゲージ13から引き出されたリード線13aは、ブレーキアーム4に形成された貫通孔4bを挿通し、図1に示す検出回路14を介して異常検出手段たる異常判定装置18に接続されている。
図4は検出回路14の詳細を示すブロック図である。この図4に示すように、検出回路14は、ひずみゲージ13の出力に基づいてブレーキライニング7とブレーキドラム3との間の圧力である制動圧力を検出する圧力検出部14aと、その圧力検出部14aの出力を異常判定装置18に出力する通信部14bと、を備えている。
圧力検出部14aは、ひずみゲージ13とともにブリッジ回路15を構成する三つの固定抵抗器15a,15b,15cと、ひずみゲージ13の抵抗変化に比例したブリッジ回路15の出力電圧E1を増幅する増幅器16と、増幅器16の出力電圧E1’に基づいて制動圧力を算出する圧力算出部17と、を備えている。そして、圧力算出部17の算出した制動圧力の情報は、通信部14bを介して図1に示す異常判定装置18に出力される。
異常判定装置18は、図1に示すように、両検出回路14の出力信号のほか、両マイクロスイッチ11の出力信号および主制御装置19からのブレーキ解放指令信号をそれぞれシリアル信号に変換する信号変換部18aと、その信号変換部18aに接続されて両ブレーキライニング7における制動圧力をそれぞれ表示する表示器18dと、信号変換部18aの出力に基づいて電磁ブレーキ1における異常の有無を判定する異常判定部18bと、その異常判定部18bが電磁ブレーキ1の異常を検出した場合に、その旨を通信回線20を介して遠隔地の監視センタ21に通報する異常通報部18cと、を備えている。
図5は、異常判定部18bの処理内容を示すフローチャートである。以下、異常判定部18bの処理内容について図5を参照しながら説明する。
異常判定部18bは、まず、主制御装置19からブレーキ解放指令信号が出力されているか否かをステップS1で判定し、主制御装置19からブレーキ解放指令信号が出力されている場合にはステップS2に進む一方、主制御装置19からブレーキ解放指令信号が出力されていない場合にはステップS3に進む。
ここで、主制御装置19からブレーキ解放指令信号が出力されている場合、電磁ブレーキ1が正常に動作してブレーキ解放状態にあれば、両マイクロスイッチ11がそれぞれON作動状態となる一方で、両ブレーキライニング7における制動圧力がそれぞれ零もしくは比較的小さくなるはずである。このことから、異常判定部18bは、ステップS2において、両マイクロスイッチ11がそれぞれON作動状態であって、且つ両ブレーキライニング7における制動圧力がそれぞれ予め定めた第1設定圧力P1以下であるか否かを判定し、その判定結果が「YES」である場合に、電磁ブレーキ1が正常に動作しているものと判断して処理を終了することになる。
他方、主制御装置19からブレーキ解放指令信号が出力されていない場合、電磁ブレーキ1が正常に動作してブレーキ作動状態にあれば、両マイクロスイッチ11がそれぞれOFF状態となる一方で、両ブレーキライニング7における制動圧力がそれぞれ比較的大きくなるはずである。このことから、異常判定部18bは、ステップS3において、両マイクロスイッチ11がそれぞれOFF状態であって、且つ両ブレーキライニング7における制動圧力が予め定めた第2設定圧力P2をそれぞれ超えているか否かを判定し、その判定結果が「YES」である場合に、電磁ブレーキ1が正常に動作しているものと判断して処理を終了することになる。なお、当然のことながら、第2設定圧力P2は第1設定圧力P1よりも大きい圧力に設定してある。
つまり、異常判定部18bは、主制御装置19とマイクロスイッチ11およびひずみゲージ13のそれぞれの出力が整合している場合に、電磁ブレーキ1が正常であるものと判定することになる。
また、異常判定部18bは、ステップS2またはステップS3における判定結果が「NO」である場合、電磁ブレーキ1が正常に動作していないものと判断してステップS4に進む。そして、ステップS4でエレベータの運行を休止するとともに、ステップS5で電磁ブレーキ1に異常が発生した旨を示すブレーキ異常信号を監視センタ21に送出し、処理を終了する。つまり、異常判定部18bは、主制御装置19とマイクロスイッチ11およびひずみゲージ13のそれぞれの出力が不整合である場合に、電磁ブレーキ1が異常であるものと判定することになる。
したがって、本実施の形態によれば、ブレーキライニング7とブレーキドラム3との間の圧力に基づいて電磁ブレーキ1の異常を判定するようになっているため、ブレーキアーム4が例えば固渋などの不具合を万が一生じている場合にこれを検出することが可能になり、電磁ブレーキ1の異常を精度よく検出できるようになる。
また、主制御装置19とマイクロスイッチ11およびひずみゲージ13のそれぞれの出力が不整合である場合に、電磁ブレーキ1が異常であるものと判定するようになっているため、マイクロスイッチ11およびひずみゲージ13のうちの一方が万が一誤検出している場合であっても、これを電磁ブレーキ1の異常として検出できるようになり、エレベータの安全性を高めることができるメリットがある。
さらに、両ブレーキライニング7における制動圧力を表示器18dに表示するようになっているため、例えば保守員による保守作業時に制動圧力の確認が可能となり、これを電磁ブレーキ1の点検に役立てることができるほか、両ブレーキライニング7における制動圧力の調整を精度よく行えるようになるメリットがある。
図6〜8は本発明の第2の実施の形態を示す図であって、そのうち図6はブレーキライニングの詳細を示す縦断面図、図7は後述する中空パッドを単体で示す斜視図、図8は図6におけるA−A断面図である。図6〜8に示す第2の実施の形態は、ブレーキライニング23とブレーキアーム4との間に、液体24を封入した袋状の中空パッド25を設けたものであって、他の部分は上述した第1の実施の形態と同様である。
中空パッド25は、ブレーキライニング23とブレーキアーム4との間に介装され、断面略円弧状に湾曲した偏平状のパッド本体26と、そのパッド本体26から突設され、当該パッド本体26に連通する管状部27と、を備えている。そして、パッド本体26は当該パッド本体26を厚さ方向に貫通する4つの貫通孔26aを有しており、それら各貫通孔26aを挿通する取付ボルト28により、ブレーキライニング23がブレーキアーム4に装着されている。
管状部27は略L字状に形成されており、パッド本体26のうち反ブレーキライニング23側の凸面から突出してブレーキアーム4の貫通孔4bを挿通する横辺部27aと、その横辺部27aの先端から上方へ延びる縦辺部27bと、を有している。そして、縦辺部27b内に液体24の液面24aが位置しており、その液面24aの上方には不活性ガス29が封入されている。なお、例えば保守員が液面24aの高さ位置を容易に確認可能とすべく、管状部27は透明な材料によって形成されている。また、液面24aの高さ位置の確認を容易とする上では、縦辺部27bに高さ位置を示す目盛をつけることが好ましい。
さらに、縦辺部27bの先端には中空パッド25内の圧力を検出する流体圧検出手段として圧力センサ30が設けられており、この圧力センサ30の出力に基づいて電磁ブレーキ1の動作状態を判定することになる。
すなわち、この第2の実施の形態では、電磁ブレーキ1が作動状態になると、パッド本体26が圧縮されることで液面24aが上昇し、不活性ガス29の圧力が増大することになるから、これを圧力センサ30によって検出することで電磁ブレーキ1の動作状態を判定できる。なお、電磁ブレーキ1の異常を検出するには、上述した第1の実施の形態と同様に図5に示すフローチャートを用いるとよい。したがって、この第2の実施の形態においても上述した第1の実施の形態と略同様の効果が得られる。
なお、上述した第2の実施の形態では、圧力センサ30によって電磁ブレーキ1の異常を検出するようになっているが、図9,10にそれぞれ示す変形例のように、管状部27内における液面の高さ位置を検出する液面センサを設け、その液面センサによって中空パッド25内の圧力を間接的に検出するようにしてもよい。
図9に示す変形例は、上述した第2の実施の形態における圧力センサ30に代え、投光器31aと受光器31bとからなるいわゆる透過型の光電スイッチ31を流体圧検出手段として設けたものであって、その光電スイッチ31は、図9に示すブレーキ解放時に光軸Bが液面24aの上方を通過するように配置してある。なお、他の部分は上述した第2の実施の形態と同様である。
つまり、この変形例では、電磁ブレーキ1が作動して液面24aが上昇すると、光電スイッチ31の光軸Bが液体24によって遮られることになるから、これによって電磁ブレーキ1の動作状態を判定することになる。
また、図10に示す別の変形例は、中空パッド25に封入する液体32を磁性流体とするとともに、その液体32を磁化するための永久磁石33をパッド本体26に近接配置し、さらに、上述した第2の実施の形態における圧力センサ30に代えて磁気センサ34を流体圧検出手段として設けたものである。なお、他の部分は上述した第2の実施の形態と同様である。
つまり、この変形例では、電磁ブレーキ1が作動して液面32aが上昇したときに、その液面32aの変位を磁気センサ34によって検出し、電磁ブレーキ1の動作状態を判定することになる。
したがって、図9,10に示す変形例においても上述した第2の実施の形態と略同様の効果が得られる。なお、図9,10では、流体圧検出手段としての液面センサの一例として光電スイッチ31および磁気センサ34を用いているが、例えばフロートスイッチなど他の形態の液面センサを流体圧検出手段として用いることも勿論可能である。
1…電磁ブレーキ
2…駆動軸(回転軸)
3…ブレーキドラム(被制動部材)
4…ブレーキアーム(リンク部材)
5…ソレノイドユニット(電磁アクチュエータ)
7…ブレーキライニング(摩擦部材)
11…マイクロスイッチ(変位検出手段)
12…バックプレート(圧力検出手段)
13…ひずみゲージ(圧力検出手段)
18…異常検出装置(異常検出手段)
19…主制御装置(ブレーキ制御手段)
25…中空パッド
30…圧力センサ(流体圧検出手段)
34…磁気センサ(流体圧検出手段)
31…光電スイッチ(流体圧検出手段)

Claims (5)

  1. 回転軸と一体に回転する被制動部材との圧接によって上記回転軸を制動する摩擦部材を、上記被制動部材に対して接近・離間動作可能なリンク部材に装着し、そのリンク部材を電磁アクチュエータによって駆動する電磁ブレーキの異常検出装置において、
    上記摩擦部材と被制動部材との間の圧力を検出する圧力検出手段と、その圧力検出手段の出力に基づいて電磁ブレーキの異常を検出する異常検出手段と、を備えていることを特徴とする電磁ブレーキの異常検出装置。
  2. 上記圧力検出手段は、上記リンク部材と摩擦部材との間に介装された起歪体と、その起歪体に貼付されたひずみゲージと、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁ブレーキの異常検出装置。
  3. 上記圧力検出手段は、上記リンク部材と摩擦部材との間に介装され、流体が封入された袋状の中空パッドと、その中空パッド内における流体の圧力を検出する流体圧検出手段と、から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電磁ブレーキの異常検出装置。
  4. 上記異常検出手段は、上記電磁アクチュエータの作動を司るブレーキ制御手段の出力と上記圧力検出手段の出力とが不整合である場合に、ブレーキ異常信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電磁ブレーキの異常検出装置。
  5. 上記リンク部材の変位を検出する変位検出手段をさらに備えていて、
    上記異常検出手段は、上記ブレーキ制御手段と圧力検出手段および変位検出手段のそれぞれの出力が不整合である場合に、ブレーキ異常信号を出力するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の電磁ブレーキの異常検出装置。
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