JP2010274550A - 筆記具 - Google Patents

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雅也 山田
Takeshi Kobayashi
武 小林
Kyo Nakayama
協 中山
Yuji Omori
裕司 大森
Hiroaki Izawa
弘壮 井澤
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Abstract

【課題】筆記具の筆記先端に適正な押圧力を超える力が架かっていることを使用者に視覚的に認識させる手段を提供する。
【解決手段】軸筒11の側面には長手方向に沿って一定の間隔で並びかつ一定の幅を有し軸筒11内部が外部から視認可能な複数のスリット14が設けられ、筆記物質収容機構20は軸筒11の長手方向に沿って移動可能に形成されているとともにその外側面には前記一定の幅に対応する表示部32が複数、前記一定の間隔をもって配列されている表示領域31が設けられ、表示部32の各々は筆記物質収容機構20が所定の位置状態にある場合にはスリット14を通して外部から視認可能となり、筆記物質収容機構20が別の位置状態にある場合にはスリット14間に位置することで外部から視認不能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、軸筒内部に収納される、芯、インク等の筆記物質を収容する筆記物質収容機構の長手方向に沿った移動によって軸筒との相対的な位置関係が変化することにより外観の変化を生ずる筆記具に関する。
いわゆるシャープペンシルのように、先端から芯を繰り出すタイプの筆記具では、筆記先端に過剰な筆圧を加えると芯が折れてしまうことがあった。
それを防止するために、たとえば特許文献1のように、芯の繰り出し機構にクッションの役割を果たす弾性部材を備えて、筆記面からの押圧力の反作用を緩衝しようとする技術も開示されていた。
特開2000−233594号公報
上記のようなクッション部材の緩衝作用は芯折れに対してある程度の効果は見込まれるものの、結局使用者の力加減の調節に依存することになる。このため、使用者に対し適正な押圧力を超える力が芯に架かっていることを視覚的に認識させる手段が望まれていた。
なお、芯を用いないボールペンのような筆記具においても、過重な筆記圧による筆記先端の摩耗や破損といった問題があり、シャープペンシルと同様に、適正な押圧力を超える力が筆記先端に架かっていることを使用者に視覚的に認識させる手段が望まれていた。
よって本発明は、筆記具の筆記先端に適正な押圧力を超える力が架かっていることを使用者に視覚的に認識させる手段を提供することで、芯折れ等の筆記先端の破損を防止し得る筆記具を提供することを課題とする。
(1)第1の発明
上記の課題に鑑み、本発明のうち第1の発明は、軸筒11と、
前記軸筒11の内部に収納されるとともに筆記物質22を収容しかつ該筆記物質22を筆記面へ転写せしめる筆記先端26とを備えた筆記物質収容機構20とを有する筆記具10であって、
前記軸筒11の側面には、その長手方向に沿って一定の間隔で並びかつ一定の幅を有し軸筒11内部が外部から視認可能な複数のスリット14が設けられ、
前記筆記物質収容機構20は、軸筒11の長手方向に沿って移動可能に形成されているとともにその外側面には、前記一定の幅に対応する表示部32が複数、前記一定の間隔をもって配列されている表示領域31が設けられ、
前記表示部32の各々は、前記筆記物質収容機構20が所定の位置状態にある場合には前記スリット14を通して外部から視認可能となり所定の視覚的表現を示すとともに、該筆記物質収容機構20が別の位置状態にある場合には該スリット14間に位置することで外部から視認不能となることを特徴とする筆記具10。
「筆記物質収容機構20」とは、筆記具10がたとえばシャープペンシルである場合は、筆記物質22である芯を収容する芯タンク21のような構造と、この芯を繰り出す芯繰り出し機構23とを備えたものがこれに該当する。この場合、芯とは通常、黒鉛と粘土又はプラスチックとの混合物であるが、これが筆記先端26から適当な長さだけ繰り出された状態で、筆記面との摩擦でその成分が削れて筆記面に付着及び定着することで描線が形成されることになる。この現象を本件発明では「転写」と称している。
また、筆記具10がたとえばボールペンの場合における筆記物質収容機構20とは、筆記物質22であるインクを収容するインク収容管のような構造と、筆記先端26としての筆記ボールを保持するボールペンチップとを備えたものがこれに該当する。この場合、インクが筆記ボールに付着して、筆記面との摩擦で回転する際にこれが筆記面に「転写」されて付着及び定着することで描線が形成されることになる。
筆記物質収容機構20を収納する「軸筒11」には上述のとおり、その長手方向に沿って一定の間隔で並びかつ一定の幅を有する「スリット14」が設けられている。このスリット14を通して、軸筒11の内部が外部から視認可能となっている。
一方、筆記物質収容機構20は、たとえば筆記具10がシャープペンシルの場合にはノック動作等によって軸筒11の長手方向に移動可能に形成されているし、また、筆記具10がボールペンの場合には、筆記先端26を出し入れする際のノック動作によってやはり軸筒11の長手可能に移動可能に形成されている。そしてこの筆記物質収容機構20の外側面には「表示領域31」が設けられている。この表示領域31は複数の「表示部32」から成るものであり、個々の表示部32は上述のとおり、軸筒11のスリット14の「一定の幅」に対応した幅を有しているとともに、このスリット14が設けられている「一定の間隔」をもって配列されることとなっている。なお、この表示領域31は、筆記物質収容機構20の、たとえば芯タンク21とかインク収容管とかの外側面に直接設けられることとしてもよいし、また、その外側に外挿される別部材の外側面に設けられることとしてもよい。
そして、これら表示部32の各々は、筆記物質収容機構20が軸筒11に対して所定の位置状態(たとえば、筆記先端26に押圧力が架かっていて後方へ移動している状態、あるいはノック動作によって先端方向へ移動している状態)にある場合にはスリット14から視認可能となり所定の視覚的表現を示すことになっている。一方、筆記物質収容機構20が軸筒11に対して別の位置状態(たとえば、筆記先端26に押圧力が架かっておらず、かつ、ノック動作もなされていない状態)にある場合には、これら表示部32の各々はスリット14間に位置することで外部から視認できないこととなっている。
ここでいう「所定の視覚的表現」としては、たとえばスリット14から視認できる各表示部32を合わせた表示領域31で一つの絵画的表現をしたり、あるいは各表示部32にある一色を塗布しておいて、スリット14から視認できる表示領域31がその一色に見える、というようなことが想定できる。
そして、筆記物質収容機構20と軸筒11との相対的位置関係が所定の位置状態と別の位置状態とで交互に遷移することで、スリット14から表示領域31が見えたり隠れたりという視覚的表現がなされることになる。そして、所定の位置状態として筆記先端26に押圧力が架かっている状態を採用することとすれば、スリット14から表示領域31が見えることで、筆記先端26に押圧力が架かっていることを使用者に知らせることができ、それ以上押圧力をかけない方がいいということを使用者に視覚的に認識させることも可能となっている。
(2)第2の発明
また、本発明は、上記の第1の発明の特徴に加え、前記筆記先端26への筆記時における後端方向への押圧力を先端方向へ付勢して緩衝する緩衝機構42を有するとともに、
前記表示部32は、前記筆記先端26が前記緩衝機構42に抗して後端方向へ押圧されると前記スリット14の位置に移動して前記所定の位置状態となって該スリット14から視認可能となるとともに、当該押圧が解かれ前記緩衝機構42により該筆記先端26が先端方向へ付勢されると前記別の位置状態となって該スリット14間に位置することで視認不能となることを特徴とする。
たとえば、シャープペンシルの場合、筆記物質収容機構20の一部として、スプリング等の弾性部材を用いた緩衝機構42を、芯タンク21と芯繰り出し機構23との間の継手部材40に設けることができる。このような緩衝機構42は、ボールペンの筆記先端26とインク収容管との間に介在する継手部材に設けることとしてもよい。
そして、本第2の発明では、この緩衝機構42が機能している状態、すなわち筆記先端26に押圧力が架かっている状態を前記第1の発明における「所定の位置状態」として、このときにスリット14から各表示部32が視認され、所定の視覚的表現を示すこととしている。
一方、この緩衝機構42が機能していない状態、すなわち筆記先端26に押圧力が架かっていない状態は前記第1の発明における「別の位置状態」であって、その状態では表示部32はスリット14間に位置して外部から視認されないこととなっている。こうすることで、スリット14から表示領域31が見えることで、筆記先端26に押圧力が架かっていることを使用者に知らせることができ、それ以上押圧力をかけない方がいいということを使用者に視覚的に認識させることも可能となっている。
(3)第3の発明
本発明のうち第3の発明は、上記第1又は第2の発明の特徴に加え、前記スリット14は、軸筒11に直接穿設されていることを特徴とする。すなわち、軸筒11自体は光透過性のない材質で形成し、その側面部分を穿設してスリット14を開口部として設けることで、このスリット14から軸筒11の内部を視認することが可能となる。
(4)第4の発明
本発明のうち第4の発明は、上記第1又は第2の発明の特徴に加え、前記軸筒11は光透過性の材質で形成されているとともに、
前記スリット14は、光透過性のシートを、前記スリット14に該当する箇所以外の箇所を光非透過性に形成し、該スリット14に該当する箇所を光透過性の状態のままとしたものを前記軸筒11の該当箇所に貼付して形成されていることを特徴とする。
すなわち、第3の発明とは相違して、軸筒11は光透過性の材質で形成し、スリット14間に相当する部位を光非透過性に形成(たとえば着色するなど)するとともにスリット14に相当する部分は透明に形成したシートを軸筒11の、表示領域31が位置すべき箇所に貼付すれば、スリット14から軸筒11内部が視認可能に形成できる。そうすれば、前記の第1の発明と同様、「所定の位置状態」のときにはスリット14を通して表示部32が視認できる一方、「別の位置状態」のときにはスリット14間に隠れて表示部32を視認不能とすることができる。
(5)第5の発明
本発明のうち、第5の発明は、前記第1、第2、第3又は第4の発明の特徴に加え、前記スリット14の幅と、該スリット14間の間隔とは略等しく、
前記表示領域31においては、前記各表示部32の間の前記間隔には該表示部32とは別の他の表示部34が設けられており、
前記筆記物質収容機構20が前記所定の位置状態にある場合には前記表示部32の各々が前記スリット14を通して外部から視認可能となり前記所定の視覚的表現を示すとともに、
前記筆記物質収容機構20が前記別の位置状態にある場合には前記他の表示部34の各々が前記スリット14を通して外部から視認可能となり前記所定の視覚的表現とは別の他の視覚的表現を示すことを特徴とする。
すなわち、前記第1から第4までの発明においては、筆記物質収容機構20が軸筒11に対して「所定の位置状態」のときにはスリット14から表示部32が視認される一方、「別の位置状態」のときには表示部32は視認不能であるのに対して、本第5の発明においては、表示部32の間には他の表示部34が設けられている。そして、筆記物質収容機構20が「別の位置状態」にあるときにはその他の表示部34が視認されることとなっている。これは、スリット14の幅とスリット14間の間隔を略等しくするとともに、表示部32と他の表示部34との幅も略等しくすることでこのような構成が可能となる。
たとえば、筆記先端26に押圧力が架かっているときと、架かっていないときとで、スリット14から別の絵柄が視認できるように構成することができる。たとえば、一の図柄と他の図柄とでアニメーション的な動きを表現することも可能となる。また、筆記先端26に押圧力が架かっているときと、架かっていないときとで、スリット14から見える色が変化するように構成することもできる。こうすることで、視覚的表現がより豊富になり、使用者により興趣を感じさせることも可能となる。
そして、こうすることで、スリット14から視認される、筆記先端26に押圧力が架かっていない状態の図柄又は色彩から、別の図柄又は色彩に変化することにより、筆記先端26に押圧力が架かっていることを使用者に知らせることができ、それ以上押圧力をかけない方がいいということを使用者に視覚的に認識させることも可能となっている。
本発明は上記の通り構成されているので、筆記具の筆記先端に適正な押圧力を超える力が架かっていることを使用者に視覚的に認識させる手段を提供することで、芯折れ等の筆記先端の破損を防止し得る筆記具を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る筆記具としてのシャープペンシルの全体斜視図である。 図1において軸筒の一部を除いた全体斜視図で示すものである。 図2に示す表示領域部材を斜視図で示すものである。 図2において先端部分を拡大した斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る筆記具としてのシャープペンシルの機構部を正面断面図で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る筆記具としてのシャープペンシルにおいて、筆記先端が押圧されていない状態を正面断面図(A)、(A)の一部拡大図(B)及び正面図(C)で示すものである。 本発明の第1の実施の形態に係る筆記具としてのシャープペンシルにおいて、筆記先端が押圧されている状態を正面断面図(A)、(A)の一部拡大図(B)及び正面図(C)で示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る筆記具としてのシャープペンシルの軸筒の一部を正面図で示すものである。 図3に示す表示領域部材の変形例を正面図で示すものである。
(1)第1の実施の形態
以下、図1から図7までを参照しつつ、本発明の第1の実施の形態を説明する。
本実施の形態に係る筆記具10は、図1の全体斜視図に示すように、シャープペンシル10として形成されている。すなわち、軸筒11の把持部分にはグリップ部12が形成されているとともに、その先端からは筆記先端26が突出している。また、軸筒11の後端からは、ノック動作の際に押圧されるノックボタンとしてのキャップ27が突出している。そして、軸筒11の側面では、長手方向に沿って薄肉に形成されたスリット形成部13が、三方に等配して設けられている。このスリット形成部13にはそれぞれ、長手方向と直行する方向に所定の幅をもって開口するスリット14が複数、等間隔で穿設されている。
そして、図2の、軸筒11の一部を欠いて示した斜視図のように、この穿設されているスリット14からは、軸筒11内部の筆記物質収容機構20の一部が視認できる。筆記物質収容機構20は、軸心に位置する芯タンク21と、その芯タンク21の先端に装着される芯繰り出し機構23と、スリット形成部13に対応する位置に設けられる表示領域部材30と、後端に装着される前記キャップ27とで構成されている。
スリット14から視認できるのは、表示領域部材30の外側面に形成されている表示領域31である。表示領域部材30は、図3の斜視図に示すとおり、芯タンク21が貫通する軸心孔35が設けられた円柱状の部材である。その外側面には、着色された環状の表示部32と、着色されていない非表示部33とが交互に配列されている。この非表示部33の幅は、前記スリット14が設けられている間隔とほぼ等しい。この表示部32が設けられている部分全体が、表示領域31となっている。表示領域部材30は、筆記先端26に何も押圧力が架かっていないときに表示部32が前記スリット14の間に来るように、芯タンク21に取り付けられている。
芯繰り出し機構23は、図4の拡大斜視図及び図5の正面断面図に示すとおり、軸筒11の、グリップ部12が設けられている部分から先端側に位置する。すなわち、筆記物質22としての芯22を収容する芯タンク21が軸心に位置し、その先端に芯22を把持するチャック24が装着されている。チャック24先端側の周囲には、通常の筆記状態でチャック24の拡開を規制するチャックリング25が設けられている。チャック24が把持する芯22は、軸筒11先端に装着されている先端部材26を貫通して先端から突出し、この状態で筆記が可能となっている。一方、チャック24と軸筒11の間には継手部材40が設けられている。この継手部材40とチャック24の間にはノックスプリング41が介在している。また、継手部材40の後端付近は蛇腹様に形成された緩衝機構42となっており(図4参照)、芯22の先端に押圧力が架かった際の、筆記面から架かる後端方向への反作用はこの緩衝機構42が軸方向に圧縮されることで緩衝されることとなっている。
筆記先端26あるいはそこから突出している芯22に押圧力がなにも架かっていない状態では、図6(A)に示すように、緩衝機構42は圧縮されておらず、筆記物質収容機構20に後方への力は一切架からないので、表示部32はスリット14とスリット14との間に位置する(図6(B))。それにより、スリット14を通して視認できるのは、表示部32の間の、非表示部33のみである(図6(C))。
一方、筆記先端26あるいはそこから突出している芯22に押圧力が架かると、筆記面からの反作用で図7(A)に示すように、緩衝機構42は圧縮され、筆記物質収容機構20全体が後方へずれ、表示部32はスリット14の位置へ移動する(図7(B))。それにより、スリット14を通して、着色された表示部32が視認できるようになる(図7(C))。これにより、全スリット14から表示領域31の全体が視認できるようになるため、使用者に、筆記先端26には十分な押圧力が架かっていることを認識させることができる。なお、この状態から押圧力を解くと、緩衝機構42が元の状態に復帰することで筆記物質収容機構20全体が前方へ戻り、図6に示す状態に復帰することとなる。
なお、芯22を繰り出すためにノックボタンとしてのキャップ27を押圧した際には、筆記物質収容機構20全体が今度は前方へずれることで、やはり同様に表示部32は図7(B)と同様に位置へ移動することとなり、図7(C)に示すように表示部32が視認できることともなっている。
(2)第2の実施の形態
図8に示す第2の実施の形態では、軸筒11は透明な材質で形成されており、スリット14が設けられる位置には、粘着シート15が貼付されている。この粘着シート15は、不透明な色彩で着色されており、スリット14に当たる部分のみが透明に抜けていることとなっている。これによっても、前記第1の実施の形態と同様の視覚効果が期待できる。
(3)その他
前記実施の形態では、表示部32は単一の色彩で着色されているのみであったが、表示領域31全体で何かの図案になるように描けば、ノック動作のたびに、また筆記先端26に押圧力が架かるたびに、スリット14からその図案が視認できるようになるので視覚的効果により興趣が増すことともなる。
また、図9に示すように、表示領域部材30において、図3における非表示部33の部分に表示部32とは別の色彩を施して他の表示部34を形成することとすれば、筆記物質収容機構20に押圧力が架かっている状態と、架かっていない状態とで、それぞれ異なる色彩がスリット14から視認できることとなり、その変化によって、視覚的効果により興趣が増すこととともなる。さらに、この表示部32と他の表示部34とで、各々別の図案を描くこととすれば、押圧力が架かるたびにスリット14を通してアニメーション的な視覚効果も得られるようにすることができる。
10 筆記具(シャープペンシル) 11 軸筒
12 グリップ部 13 スリット形成部 14 スリット
15 粘着シート
20 筆記物質収容機構 21 芯タンク 22 筆記物質(芯)
23 芯繰り出し機構 24 チャック 25 チャックリング
26 筆記先端(先端部材) 27 キャップ
30 表示領域部材 31 表示領域 32 表示部
33 非表示部 34 他の表示部 35 軸心孔
40 継手部材 41 ノックスプリング 42 緩衝機構

Claims (5)

  1. 軸筒と、
    前記軸筒の内部に収納されるとともに筆記物質を収容しかつ該筆記物質を筆記面へ転写せしめる筆記先端とを備えた筆記物質収容機構とを有する筆記具であって、
    前記軸筒の側面には、その長手方向に沿って一定の間隔で並びかつ一定の幅を有し軸筒内部が外部から視認可能な複数のスリットが設けられ、
    前記筆記物質収容機構は、軸筒の長手方向に沿って移動可能に形成されているとともにその外側面には、前記一定の幅に対応する表示部が複数、前記一定の間隔をもって配列されている表示領域が設けられ、
    前記表示部の各々は、前記筆記物質収容機構が所定の位置状態にある場合には前記スリットを通して外部から視認可能となり所定の視覚的表現を示すとともに、該筆記物質収容機構が別の位置状態にある場合には該スリット間に位置することで外部から視認不能となることを特徴とする筆記具。
  2. 前記筆記先端への筆記時における後端方向への押圧力を先端方向へ付勢して緩衝する緩衝機構を有するとともに、
    前記表示部は、前記筆記先端が前記緩衝機構に抗して後端方向へ押圧されると前記スリットの位置に移動して前記所定の位置状態となって該スリットから視認可能となるとともに、当該押圧が解かれ前記緩衝機構により該筆記先端が先端方向へ付勢されると前記別の位置状態となって該スリット間に位置することで視認不能となることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記スリットは、軸筒に直接穿設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  4. 前記軸筒は光透過性の材質で形成されているとともに、
    前記スリットは、光透過性のシートを、前記スリットに該当する箇所以外の箇所を光非透過性に形成し、該スリットに該当する箇所を光透過性の状態のままとしたものを前記軸筒の該当箇所に貼付して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の筆記具。
  5. 前記スリットの幅と、該スリット間の間隔とは略等しく、
    前記表示領域においては、前記各表示部の間の前記間隔には該表示部とは別の他の表示部が設けられており、
    前記筆記物質収容機構が前記所定の位置状態にある場合には前記表示部の各々が前記スリットを通して外部から視認可能となり前記所定の視覚的表現を示すとともに、
    前記筆記物質収容機構が前記別の位置状態にある場合には前記他の表示部の各々が前記スリットを通して外部から視認可能となり前記所定の視覚的表現とは別の他の視覚的表現を示すことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の筆記具。
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