JP2010272814A - 回路基板、及びはんだバンプのクラックの修復方法 - Google Patents

回路基板、及びはんだバンプのクラックの修復方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 はんだバンプのクラック発生に伴う電気抵抗の増加を抑制できる。
【解決手段】 第1基板と、第1基板上に形成された第1電極と、所定の温度で液体となり、Sn(錫)と合金を形成する第1導電性物質と、第1電極上に備えられ、第1導電性物質を内部に備える第1カプセルと、第1カプセルを覆い、Snを含むはんだバンプと、を備え、第2電極を備えた第2基板と、第2電極上に備えられ、はんだバンプに覆われ、所定の温度で破壊される第2カプセルと、第2カプセル内に備えられ、所定の温度で液体となり、Sn(錫)と合金を形成する第2導電性物質と、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は回路基板、及びはんだバンプのクラックの修復方法に関する。
半導体素子と回路基板とを電気的に接続する回路基板の実装構造に関し、高集積化したLSI(Large Scale Integration Circuit)の搭載が要求されている。そのため、回路基板の実装密度を向上させ、LSIの高集積化に伴った入出力ピン数を増加させる必要がある。そして、入出力ピン数の増加に対応するため、格子状に配列したはんだバンプを介して半導体パッケージと回路基板とを接合するBGA(Ball Grid Array)型の実装構造が実現されている。
このようなBGA型の実装構造を用いて半導体パッケージが搭載された電子機器が動作する際に、電子機器が低負荷状態から高負荷状態に移行すると、高負荷状態の電子機器の動作温度まで上昇し、半導体パッケージ及び回路基板が熱膨張する。セラミックパッケージとガラスエポキシ基板を例にとると、回路基板は、半導体パッケージよりも熱膨張率が大きい。そのため、回路基板の熱膨張量は大きくなり、半導体パッケージの熱膨張量は小さくなる。その結果、回路基板と半導体パッケージとの間に介在するはんだバンプに応力が発生する。
電子機器の高負荷状態及び低負荷状態が繰り返されると、回路基板の伸縮が繰り返されるため、応力がはんだバンプに繰返し発生する。応力がはんだバンプに繰返し発生すると、はんだバンプが金属疲労してクラックが発生する。発生したクラックは、はんだバンプと電極との界面で成長する。はんだバンプにクラックが発生すると、はんだバンプにおける回路基板と半導体パッケージ間の導電面積が減少するため、はんだバンプにおける電気抵抗が増加する。クラックがさらに進行すると、電気的接続が完全に破壊され、はんだバンプの断線が発生する。そのため、半導体パッケージ及び回路基板における実装信頼性が低下する問題が発生する。
上記問題に対処するため、半導体パッケージと回路基板との間に介在するはんだバンプ内に、伝導性液体を含む円柱状のコンテナを含むバンプ構造が提案されている(例えば、特許文献1)。コンテナは、半導体パッケージ及び回路基板上の電極に対して垂直に接するように配置されている。前述した伝導性液体は、空気に露出されると凝固する性質を有する。はんだバンプにクラックが発生した時に、はんだバンプに内包されたコンテナがクラックによって破壊され、コンテナ内部の伝導性液体がクラック内に滲出する。伝導性液体は空気に露出され、クラック内で凝固する。クラック内は伝導性物質によって充填される。そのため、クラックの発生によるはんだバンプの電気抵抗の増加が抑制される。
しかしながら、このようなバンプ構造を有するバンプを含む回路基板を製造する上において、コンテナ内の伝導性液体は空気中で凝固する性質を有するため、コンテナの製造工程は真空中で行う必要がある。そのため、コンテナの製造コストが上昇してしまう問題があった。
また、半導体パッケージと回路基板との間隔はコンテナの高さによって制約される。半導体パッケージ及び回路基板上の電極間にはんだバンプを形成するときに、コンテナの高さよりも低いはんだバンプが形成されることがある。このような場合、はんだバンプの表面張力を利用したセルフアライメント効果が失われてしまうため、半導体パッケージと回路基板が接続できなくなる問題があった。
特開2008−91926号公報
本発明は、はんだバンプのクラック発生に伴う電気抵抗の増加を抑制できる回路基板、及びはんだバンプのクラックの修復方法を提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するため、本発明の第1の側面によれば、第1基板と、前記第1基板上に形成された第1電極と、所定の温度で液体となり、Sn(錫)と合金を形成する第1導電性物質と、前記第1電極上に備えられ、前記第1導電性物質を内部に備える第1カプセルと、前記第1カプセルを覆い、Snを含むはんだバンプと、を備える回路基板を提供することを特徴とする。
本発明の第2の側面によれば、Snを含有するはんだバンプ内に、所定の温度において液体となりSnと合金を形成する導電性物質を内部に備えたカプセルを配置し、前記はんだバンプにクラックが発生したとき前記カプセルが破壊され、前記カプセル内の前記導電性物質が前記カプセルの外に出ることで前記導電性物質が前記クラックを充填するはんだバンプのクラックの修復方法を提供することを特徴とする。
本発明によれば、Snと合金を形成する導電性物質は、電子機器の通常の動作温度である室温から80.0℃において液体となる。そのため、はんだバンプにクラックが発生し、クラックがカプセルを破壊すると、液体となった導電性物質がクラック内に滲出する。導電性物質は、はんだバンプに含まれるSnと反応してSnを含む合金を形成する。クラックは、Snを含む合金によって充填されるため、クラックの発生に伴うはんだバンプの電気抵抗の増加を抑制することができる。
図1は、実施例1に係る電極構造を示す図である。 図2は、実施例1に係る電極構造の製造工程を示す図である。 図3は、実施例1に係る電極構造の製造工程を示す図である。 図4は、実施例1に係る電極構造の製造工程を示す図である。 図5は、実施例1に係る半導体装置を示す図である。 図6は、実施例1に係る半導体装置の製造工程を示す図である。 図7は、実施例2に係る半導体パッケージの電極構造を示す図である。 図8は、実施例2に係る半導体パッケージの電極構造の製造工程を示す図である。 図9は、実施例2に係る半導体パッケージの電極構造の製造工程を示す図である。 図10は、実施例2に係る半導体パッケージの電極構造の製造工程を示す図である。 図11は、実施例2に係る半導体装置を示す図である。 図12は、実施例2に係る半導体装置の製造工程を示す図である。 図13は、実施例1及び実施例2で使用可能であるGa−In合金の状態図である。 図14は、実施例1及び実施例2で使用可能であるGa−Sn合金の状態図である。
以下、本発明の実施例1及び実施例2に係る回路基板、及びはんだバンプのクラックの修復方法が説明される。ただし、本発明は各実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例1において、図1から図6、図13及び図14は、半導体装置70、及び半導体装置70の製造方法を詳細に説明するものである。
図1は、半導体装置70に備えられた電極構造50を示す。図1Aは、電極構造50の平面図である。図1Bは、図1AのX−Y線に沿った断面図である。
図1A及び図1Bは、回路基板1及び電極構造50を示す。
回路基板1は、例えば、ガラスエポキシ基板、又は絶縁層と配線層とを積み上げて形成されるビルドアップ基板から形成されている。
電極構造50は、電極パッド2、カプセル3、及び接着剤4を備える。図1A及び図1Bに示すように、電極構造50は、回路基板1上に備えられている。
電極パッド2は、回路基板1上に備えられている。電極パッド2は、例えば銅、ニッケルの上に金メッキが形成されている。電極パッド2は、例えば略円形の形状を有する。電極パッド2の直径は、例えば600μmである。電極パッド2の厚みは、例えば30μmから60μmである。
なお、電極パッド2には、窪み8が形成されている。窪み8は、例えば直径40μmから45μm、及び深さ5μmから10μmを有する。窪み8は、カプセル3が電極パッド2上に確実に固定されるために形成される。後述する図5Bに示すように、はんだバンプ12にクラック13が電極パッド2の表面近傍に発生した時に、カプセル3がクラック13によって確実に破壊されるようにするためである。
カプセル3は、導電性物質5及び外殻6を備える。
カプセル3は、電極パッド2の窪み8上に接着剤4を介して形成される。電極パッド2の直径が例えば600μmである場合、カプセル3は、電極パッド2の中心から、例えば0μmから200μmの位置に配置されることが望ましい。カプセル3が電極パッド2の中心から200μmよりも離れた位置に配置されると、後述する図5Bに示すように、カプセル3がクラック13によって破壊された場合、導電性物質5がクラック13からはんだバンプ12の外へ溢れる可能性がある。はんだバンプ12の外へ溢れた導電性物質5によって、隣接する複数の電極パッド2間が短絡する問題が発生する可能性がある。
導電性物質5は、例えば融点が15.7℃から80.0℃であり、且つSn(錫)と合金を形成する物質を含むことが望ましい。導電性物質5は、例えばGa(ガリウム)、Ga−In(インジウム)系合金、又はGa−Sn系合金を用いることができる。導電性物質5は、電子機器の動作温度である例えば室温から80.0℃までの範囲において、液体であることが望ましい。導電性物質5としてGaが用いられる場合、導電性物質5の融点は29.8℃である。
図13は、Ga−In合金の状態図を示す。図13において、縦軸はGa−In合金の温度(℃)を示す。図13において、下部の横軸はInの原子数%(at%)を示す。図13において、上部の横軸はInの重量%(wt%)を示す。図13における実線は、Ga−In合金の液相線を示す。Ga−In合金の横軸が示す組成比において、液相線から上方の温度ではGa−In合金が全て液相で存在することを示す。
図13の点Aに示すように、Gaの融点は、29.8℃である。図13の点Bに示すように、Gaの原子数%及びInの原子数%が83.5:16.5となるGa−In合金の融点は、15.7℃である。図13の点Cに示すように、Gaの原子数%及びInの原子数%が65.5:35.5となるGa−In合金の融点は、80℃である。
導電性物質5としてGa−In系合金が用いられる場合、導電性物質5の融点は15.7℃から80.0℃であることが望ましい。このような導電性物質5の融点を得るためには、図13の液相線における点A−点B―点Cの範囲で示すように、In−Ga合金におけるInの含有比は0原子数%から65原子数%、及びGaの含有比は35原子数%から100原子数%であることが望ましい。
図14は、Ga−Sn合金の状態図を示す。図14において、横軸はGa−Sn合金の温度(℃)を示す。図14において、下部の横軸はSnの原子数%(at%)を示す。図14において、上部の横軸はSnの重量%(wt%)を示す。図14における実線は、Ga−Sn合金の液相線を示す。Ga−Sn合金の横軸が示す組成比において、液相線から上方の温度ではGa−Sn合金が全て液相で存在することを示す。
図14の点Dに示すように、Gaの融点は、29.8℃である。図14の点Eに示すように、Gaの原子数%及びSnの原子数%が95:5となるGa−Sn合金の融点は、20℃である。図14の点Fに示すように、Gaの原子数%及びSnの原子数%が75:25となるGa−Sn合金の融点は、80℃である。
導電性物質5としてGa−Sn系合金が用いられる場合、導電性物質5の融点は20.0℃から80.0℃であることが望ましい。このような導電性物質5の融点を得るためには、図14の液相線における点D−点E―点Fの範囲で示すように、Ga−Sn合金におけるSnの含有比は0原子数%から25原子数%、及びGaの含有比は75原子数%から100原子数%であることが望ましい。
外殻6は、導電性物質5を内包するように形成される。外殻6は、例えば、略円柱形状を有することが望ましい。外殻6の底面における直径は、例えば40μmから45μmである。外殻6の高さは、例えば55μmから60μmである。外殻6は、例えばCu(銅)からなる円筒形状の容器の内壁に、密着層として例えばNi(ニッケル)メッキ、酸化防止層として例えばAu(金)メッキが順次積層形成されている。銅の容器は、例えば1μmから2μmの厚みで形成されている。密着層は、例えば1μmから2μmの厚みで形成されている。酸化防止層は、例えば1μmから2μmの厚みで形成されている。外殻6の内壁のAuメッキ上に、外郭6を形成する金属に対する導電性物質5に含まれるGa(ガリウム)の腐食作用を抑制するために、コーティング層として例えばポリフェニレンエーテル(PPE)又はポリイミド(PI)が形成されている。コーティング層は、例えば1μmから2μmの厚みで形成されている。
接着剤4は、電極パッド2上に形成された窪み8上に形成されている。接着剤4は、電極パッド2上にカプセル3を接合するために形成されている。接着剤4は、例えば2μmから3μmの厚みによって形成されている。
図2から図4は、実施例1に係る電極構造50の製造工程を示す図である。なお、製造工程において、図1A及び図1Bに示す電極構造50で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図2Aは、導電性物質5を準備するようすを示す図である。導電性物質5は、前述した融点以下の温度に冷却され、略球形状に加工される。略球形状を有する導電性物質5の半径は、例えば20μmから25μmである。
図2Bは、外殻6を準備するようすを示す図である。
図2Cは、外殻6内に導電性物質5を配置するようすを示す図である。図2Cに示すように、導電性物質5は、外殻6内に配置される。導電性物質5が外郭6内に配置される際、導電性物質5及び外殻6の温度は、導電性物質5の形状を維持するために、不図示の冷却装置を用いて前述した融点以下の温度に冷却されることが望ましい。
図2Dは、導電性物質5が内部に配置された外郭6を加工するようすを示す図である。図2Dに示すように、導電性物質5が内部に配置された外郭6の開口を、例えばかしめ加工によって密封する。また、外郭6の開口をろう付けをして密封してもよい。この密封工程によって、外郭6内部の導電性物質5の温度が融点以上に到達し、導電性物質5が液体となっても、導電性物質5が外郭6の外へ流出することを抑制することができる。この密封工程によって、導電性物質5が外郭6によって内包されたカプセル3が形成される。
図3Aは、電極パッド2を備えた回路基板1を準備するようすを示す図である。
図3Bは、回路基板1上に備えられた電極パッド2を覆うようにレジスト層7を形成するようすを示す図である。図3Bに示すように、レジスト層7は、例えばレジスト液を用いるスピンコーティング法によって、回路基板1上の電極パッド2を覆うように形成される。次いで、不図示の金属性マスクを回路基板1上に配置してレジスト層7を露光現像することによって、直径40μmから45μmの大きさを有するレジスト層7の開口7aが電極パッド2上に形成される。電極パッド2の一部は、レジスト層7の開口7aによって露出される。なお、レジスト層7は、スピンコーティング法の他に、感光性ドライフィルムを回路基板1上に貼り付け、露光現像を行うことによって形成されてもよい。
図3Cは、電極パッド2に窪み8を形成するようすを示す図である。図3Cに示すように、レジスト層7をマスクとして不図示の酸、又はエッチング溶液を回路基板1上に吹き付けることによって、レジスト層7の開口7aによって露出した電極パッド2がエッチングされる。電極パッド2がエッチングされることによって、電極パッド2に窪み8が形成される。窪み8は、例えば直径40μmから45μmの大きさを有し、5μmから10μmの深さを有する。電極パッド2に窪み8が形成されたあと、レジスト層7は回路基板1上から除去される。
図3Dは、電極パッド2に形成された窪み8上に接着剤4を形成するようすを示す図である。図3Dに示すように、例えば不図示のディスペンサを用いることによって、接着剤4が窪み8上に形成される。接着剤4は、導電性を有し、且つ後述するはんだバンプ12の融点以上で硬化する性質を有することが望ましい。接着剤4は、例えば銀を含む一液性のエポキシ系接着剤を用いることができる。
図4Aは、窪み8上に形成された接着剤4上にカプセル3が配置されるようすを示す図である。図4Bは、図4AのX−Y線に沿った断面図である。
図4A及び図4Bに示すように、カプセル3は、例えば不図示の治具を用いて、窪み8上に形成された接着剤4上に配置される。カプセル3が接着剤4上に形成された後、カプセル3及び電極パッド2の間に介在する接着剤4が硬化し、カプセル3が電極パッド2上に接合される。このように、前述した図2Aから図4Bに示した工程を得て、電極構造50が形成される。
図5Aは、実施例1に係る半導体装置70を示す図である。半導体装置70は、図1Bに図示した電極構造50に加えて半導体パッケージの電極構造60を備える。なお、先の図1A及び図1Bに記した構成要素と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
図5Aに示すように、半導体パッケージの電極構造60は、半導体パッケージ10、電極パッド11、はんだバンプ12、及び絶縁被覆層15から構成されている。
半導体パッケージ10は、不図示の半導体素子をパッケージに実装したものである。半導体パッケージ10は、はんだバンプ12を備えることによって、BGA(Ball Grid Array)型の実装構造を有する。
電極パッド11は、半導体パッケージ10上に備えられている。電極パッド11は、半導体パッケージ10に実装された不図示の半導体素子に電圧を印加するために形成されている。電極パッド11は、例えば銅又はニッケルの上に金メッキが形成されている。
はんだバンプ12は、回路基板1上の電極パッド2と、半導体パッケージ10上の電極パッド11との間を電気的に接続する接着部材である。はんだバンプ12は、例えば直径600μmの大きさで形成されている。はんだバンプ12は、例えば、Sn−Pb(鉛)系合金、Sn−Bi(ビスマス)系合金、Sn−In系合金、Sn−Zn(亜鉛)系合金、Sn−Ag(銀)系合金、Sn−Ag−Cu(銅)系合金、又はSn−Cu系合金を含むことが望ましい。はんだバンプ12は、電極パッド2上のカプセル3を内包するように形成されている。
絶縁被覆層15は、半導体パッケージ10上及び電極パッド11の外周上を覆うように形成されている。絶縁被覆層15の厚みは、例えば5μmから20μmである。絶縁被覆層15は、絶縁性及び機械的強度が高く、耐熱性、耐薬品性及び難燃性に優れた材料から形成されることが望ましい。絶縁被覆層15は、例えばポリイミドから形成されている。
図5Bは、内部にクラック13を含むはんだバンプ12によって、電極構造50と半導体パッケージの電極構造60を電気的に接続した半導体装置71を示す図である。
先ず、図5Bに示すように、半導体装置71に係るはんだバンプ12にクラック13が発生する経緯を説明する。半導体装置71が搭載された不図示の電子機器が動作する際に、電子機器が低負荷状態から高負荷状態に移行すると、電子機器の動作温度が通常の電子機器の動作温度から、高負荷状態の電子機器の動作温度まで上昇し、電極構造50における回路基板1、及び半導体パッケージの電極構造60における半導体パッケージ10が熱膨張する。回路基板1の熱膨張係数は、例えば16ppmである。半導体パッケージ10の熱膨張係数は、例えば12ppmである。従って、回路基板1は半導体パッケージ10よりも熱膨張係数が大きい。そのため、回路基板1の熱膨張量は大きくなり、半導体パッケージ10の熱膨張量は小さくなる。その結果、回路基板1と半導体パッケージ10との間に介在するはんだバンプ12に応力が発生する。
電子機器の高負荷状態及び低負荷状態が繰り返されると、回路基板1の伸縮が繰り返されるため、応力がはんだバンプ12に繰返し発生する。応力がはんだバンプ12に繰返し発生すると、はんだバンプ12が疲労破壊してクラック13が発生する。発生したクラック13は、はんだバンプ12と電極パッド2との界面で成長する。はんだバンプ12にクラック13が発生すると、はんだバンプ12における回路基板1と半導体パッケージ10間の導電面積が減少するため、はんだバンプ12における電気抵抗が増加する。クラック13がさらに進行すると、電気的接続が完全に破壊され、はんだバンプ12の断線が発生する。そのため、半導体パッケージ10及び回路基板1における実装信頼性が低下する問題が発生する。
図5Bに示すように、はんだバンプ12にクラック13が発生すると、導電性物質5を内包するカプセル3はクラック13によって破壊される。導電性物質5は、電子機器の使用環境温度である例えば室温から80℃までの範囲において、液体となる性質を有する。そのため、液体である導電性物質5はクラック13内に滲出する。滲出した導電性物質5は、Gaを含むため、はんだバンプ12に含まれるSnと反応してGa−Sn系合金14が形成される。Ga−Sn系合金14は導電性を有するため、クラック13の発生に伴うはんだバンプ12の電気抵抗の増加を抑制することができる。
次に、電極パッド2上に備えられるカプセル3内の導電性物質5の体積と、はんだバンプ12に形成されるクラック13の体積との関係について説明する。はんだバンプ12の直径が例えば600μm、はんだバンプ12に発生するクラック13の幅が例えば1μmであると仮定すると、はんだバンプ12がクラック13によって完全に断線した場合のクラック13の体積は、概ね283000μmとなる。
一方、半径が例えば25μmである略球体の形状を有する導電性物質5の体積は、概ね65500μmとなる。このような導電性物質5を内包するカプセル3が、電極パッド2上に例えば4個配置されると、電極パッド2上の導電性物質5の体積は、概ね262000μmとなる。このような構成にすれば、前述したクラック13の体積と導電性物質5の体積が概ね等しくなる。そのため、導電性物質5によってはんだバンプ12に発生したクラック13を概ね充填することが可能となる。
しかし、導電性物質5の体積がはんだバンプ12におけるクラック13の体積よりも大きくなると、導電性物質5がクラック13からはんだバンプ12の外へ溢れてしまう。はんだバンプ12の外へ溢れた導電性物質5によって、隣接する複数の電極パッド2間が短絡する問題が発生してしまう。そのため、導電性物質5の体積は、クラック13の体積以下であることが望ましい。
図6は、実施例1に係る半導体装置70の製造方法を示す図である。なお、製造方法において、図5Aに示す半導体装置70で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図6Aは、電極構造50を準備するようすを示す図である。
図6Bは、半導体パッケージ10、電極パッド11、はんだバンプ12、及び絶縁被覆層15を有する半導体パッケージの電極構造60を準備するようすを示す図である。
図6Bに示すように、半導体パッケージの電極構造60におけるはんだバンプ12は、回路基板1上の電極パッド2と対向するように配置される。この際、回路基板1上の電極パッドを覆うように、不図示のはんだペーストが塗布されることが望ましい。
図6Cは、回路基板1上の電極パッド2と、半導体パッケージの電極構造60におけるはんだバンプ12とを対向させて熱処理するようすを示す図である。
図6Cに示すように、半導体パッケージの電極構造60は、回路基板1上の電極パッド2上に、不図示のリフロー処理によって、電極パッド11上のはんだバンプ12を加熱して溶融させることによって接続される。この際に、電極パッド2上に形成されたカプセル3は、はんだバンプ12によって内包される。このように、前述した図6Aから図6Cに示した工程を経て、半導体装置70が完成する。
実施例1に係る半導体装置70によれば、Snと合金を形成する導電性物質5は、電子機器の通常の動作温度である室温から80.0℃において液体となる。そのため、はんだバンプ12にクラック13が発生し、クラック13がカプセル3を破壊すると、液体となった導電性物質5がクラック13内に滲出する。導電性物質5は、はんだバンプ12に含まれるSnと反応してSnを含む合金を形成する。クラック13は、Snを含む合金によって充填されるため、クラック13の発生に伴うはんだバンプ12の電気抵抗の増加を抑制することができる。
本発明の実施例2において、図7から図14は、半導体装置72、及び半導体装置72の製造方法を詳細に説明するものである。
図7は、半導体装置72に備えられた半導体パッケージの電極構造61を示す。図7Aは、半導体パッケージの電極構造61の平面図である。図7Bは、図7AのX−Y線に沿った断面図である。なお、図1A及び図1Bに示す電極構造50、及び図5Aに示す半導体パッケージの電極構造60で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図7A及び図7Bは、半導体パッケージ10、半導体パッケージの電極構造61、及び絶縁被覆層15を示す。
半導体パッケージ10は、図5Aに示す半導体パッケージ10と同様に、半導体素子をパッケージに実装したものである。
半導体パッケージの電極構造61は、電極パッド11、カプセル3、及び接着剤4を備える。図7A及び図7Bに示すように、半導体パッケージの電極構造61は、半導体パッケージ10上に備えられている。
電極パッド11は、図5Aに示す電極パッド11と同様に、半導体パッケージ10上に備えられている。
なお、電極パッド11には、図1A及び図1Bに示す電極パッド2と同様に、窪み8が形成されている。後述する図11Bに示すように、窪み8は、カプセル3が電極パッド11上に確実に固定されるために形成される。後述する図11Bに示すように、はんだバンプ12にクラック13が電極パッド11の表面近傍に発生した時に、カプセル3がクラック13によって確実に破壊されるようにするためである。
カプセル3は、図1A及び図1Bに示す電極構造50と同様に、導電性物質5及び外殻6を備える。図1A及び図1Bに示す電極構造50と同様に、電極パッド11の直径が例えば600μmである場合、カプセル3は、電極パッド11の中心から、例えば0μmから200μmの位置に配置されることが望ましい。
導電性物質5は、図1A及び図1Bに示す電極構造50と同様に、例えば融点が15.7℃から80.0℃であり、且つSn(錫)と合金を形成する物質を含むことが望ましい。
外郭6は、図1A及び図1Bに示す電極構造50と同様に、導電性物質5を内包するように形成される。
接着剤4は、図1A及び図1Bに示す電極構造50と同様に、電極パッド11上に形成された窪み8上に形成されている。接着剤4は、電極パッド11上にカプセル3を接合するために形成されている。
絶縁被覆層15は、図5Aに示す絶縁被覆層15と同様に、半導体パッケージ10上及び電極パッド11の外周上を覆うように形成されている。
図8から図10は、実施例2に係る半導体パッケージの電極構造61の製造工程を示す図である。なお、製造方法において、図2から図4に示す電極構造50の製造工程、ならびに図7A及び図7Bに示す半導体パッケージの電極構造61で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図8Aは、図2Aと同様に、導電性物質5を準備するようすを示す図である。
図8Bは、図2Bと同様に、外殻6を準備するようすを示す図である。
図8Cは、図2Cと同様に、外殻6内に導電性物質5を配置するようすを示す図である。
図8Dは、図2Dと同様に、導電性物質5が内部に配置された外郭6を加工するようすを示す図である。
図9Aは、電極パッド11及び絶縁被覆層15を備えた半導体パッケージ10を準備するようすを示す図である。
図9Bは、半導体パッケージ10上に備えられた電極パッド11を覆うようにレジスト層7を形成するようすを示す図である。図9Bに示すように、レジスト層7は、図3Bに示す工法と同様の工法によって、半導体パッケージ10上の電極パッド11を覆うように形成される。次いで、図3Bに示す工法と同様の工法によって、直径40μmから45μmの大きさを有するレジスト層7の開口7aが電極パッド11上に形成される。電極パッド11の一部は、レジスト層7の開口7aによって露出される。
図9Cは、電極パッド11に窪み8を形成するようすを示す図である。図9Cに示すように、図3Cに示す工法と同様の工法によって、レジスト層7の開口7aによって露出した電極パッド11がエッチングされる。電極パッド11がエッチングされることによって、電極パッド11に例えば直径40μmから45μmの大きさを有し、5μmから10μmの深さを有する窪み8が形成される。電極パッド11に窪み8が形成されたあと、レジスト層7は半導体パッケージ10上から除去される。
図9Dは、電極パッド11に形成された窪み8上に接着剤4を形成するようすを示す図である。図9Dに示すように、図3Dに示す工法と同様の工法によって、接着剤4が窪み8上に形成される。
図10Aは、窪み8上に形成された接着剤4上にカプセル3が配置されるようすを示す図である。図10Bは、図10AのX−Y線に沿った断面図である。
図10A及び図10Bに示すように、カプセル3は、例えば不図示の治具を用いて、窪み8上に形成された接着剤4上に配置される。カプセル3が接着剤4上に形成された後、カプセル3及び電極パッド11の間に介在する接着剤4が硬化し、カプセル3が電極パッド11上に接合される。このように、前述した図8Aから図10Bに示した工程を得て、半導体パッケージの電極構造61が形成される。
図11Aは、実施例2に係る半導体装置72を示す図である。半導体装置72は、図10Bに図示した半導体パッケージの電極構造61に加え、電極構造50及びはんだバンプ12を備える。なお、先の図1A、図1B、図5A、図7A及び図7Bに記した構成要素と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
はんだバンプ12は、回路基板1上の電極パッド2と、半導体パッケージ10上の電極パッド11との間を電気的に接続する接着部材である。はんだバンプ12は、図5Aに示すはんだバンプ12と同様に、例えば直径600μmの大きさで形成されている。はんだバンプ12は、図5Aに示すはんだバンプ12と同様に、例えば、Sn−Pb(鉛)系合金、Sn−Bi(ビスマス)系合金、Sn−In系合金、Sn−Zn(亜鉛)系合金、Sn−Ag(銀)系合金、Sn−Ag−Cu(銅)系合金、又はSn−Cu系合金を含むことが望ましい。はんだバンプ12は、電極パッド2上のカプセル3、及び電極パッド11上のカプセル3を内包するように形成されている。
図11Bは、内部にクラック13を含むはんだバンプ12によって、電極構造50と半導体パッケージの電極構造61を電気的に接続した半導体装置73を示す図である。
先ず、図11Bに示すように、半導体装置73に係るはんだバンプ12にクラック13が発生する経緯を説明する。半導体装置73が搭載された不図示の電子機器が動作する際に、電子機器が低負荷状態から高負荷状態に移行すると、図5Bに示す半導体装置71と同様に、電子機器の動作温度が通常の電子機器の動作温度から、高負荷状態の電子機器の動作温度まで上昇し、電極構造50における回路基板1、及び半導体パッケージの電極構造61における半導体パッケージ10が熱膨張する。セラミックパッケージとガラスエポキシ基板を例にとると、回路基板1は半導体パッケージ10よりも熱膨張係数が大きい。そのため、回路基板1の熱膨張量は大きくなり、半導体パッケージ10の熱膨張量は小さくなる。その結果、回路基板1と半導体パッケージ10との間に介在するはんだバンプ12に応力が発生する。
電子機器の高負荷状態及び低負荷状態が繰り返されると、回路基板1の伸縮が繰り返されるため、応力がはんだバンプ12に繰返し発生する。応力がはんだバンプ12に繰返し発生すると、はんだバンプ12が金属疲労してクラック13が発生する。発生したクラック13は、はんだバンプ12と電極パッド11との界面で成長する。はんだバンプ12にクラック13が発生すると、はんだバンプ12における回路基板1と半導体パッケージ10間の導電面積が減少するため、はんだバンプ12における電気抵抗が増加する。クラック13がさらに進行すると、電気的接続が完全に破壊され、はんだバンプ12の断線が発生する。そのため、半導体パッケージ10及び回路基板1における実装信頼性が低下する問題が発生する。
図11Bに示すように、はんだバンプ12にクラック13が発生すると、図5Bに示す半導体装置71と同様に、導電性物質5を内包するカプセル3はクラック13によって破壊される。導電性物質5は、電子機器の使用環境温度である例えば室温から80℃までの範囲において、液体となる性質を有する。そのため、液体である導電性物質5はクラック13内に滲出する。滲出した導電性物質5は、Gaを含むため、はんだバンプ12に含まれるSnと反応してGa−Sn系合金14が形成される。Ga−Sn系合金14は導電性を有するため、クラック13の発生に伴うはんだバンプ12の電気抵抗の増加を抑制することができる。
図12は、実施例2に係る半導体装置72の製造方法を示す図である。なお、製造方法において、図5Aに示す半導体装置70、図6に示す半導体装置70の製造方法、及び図11Aに示す半導体装置72で説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図12Aは、図6Aと同様に、電極構造50を準備するようすを示す図である。
図12Bは、半導体パッケージ10、電極パッド11、及び絶縁被覆層15を有する半導体パッケージの電極構造61、ならびにはんだバンプ12を準備するようすを示す図である。
図12Bに示すように、先ず、不図示のメタルマスクを用いて半導体パッケージ10の電極パッド11上に不図示のはんだメッキ印刷される。次いで、例えばリフロー法による加熱工程により、溶融したはんだメッキの表面張力によってはんだメッキが電極パッド11上に凝集することにより、電極パッド11上にはんだバンプ12が形成される。はんだバンプ12は、半導体パッケージ10における電極パッド11上のカプセル3を内包するように形成される。次いで、半導体パッケージ10の電極パッド11上に形成されたはんだバンプ12は、回路基板1上の電極パッド2と対向するように配置される。この際、回路基板1上の電極パッド2を覆うように、不図示のフラックスが塗布されることが望ましい。
図12Cは、回路基板1上の電極パッド2と、半導体パッケージ10の電極パッド11上に形成されたはんだバンプ12とを対向させて熱処理するようすを示す図である。
図12Cに示すように、半導体パッケージの電極構造61は、回路基板1上の電極パッド2上に、不図示のリフロー処理によって、電極パッド11上のはんだバンプ12を加熱して溶融させることによって接続される。この際に、電極パッド2上に形成されたカプセル3は、はんだバンプ12によって内包される。このように、前述した図12Aから図12Cに示した工程を経て、半導体装置72が完成する。
実施例2に係る半導体装置72によれば、実施例1に係る半導体装置70に加えて、半導体パッケージの電極構造61に導電性物質5を内包するカプセル3が形成されている。そのため、電極パッド11近傍のはんだバンプ12にクラック13が発生する場合においても、クラック13は、Snを含む合金によって充填されるため、クラック13の発生に伴うはんだバンプ12の電気抵抗の増加を抑制することができる。
1 回路基板
2 電極パッド
3 カプセル
4 接着剤
5 導電性物質
6 外殻
7 レジスト層
7a 開口
8 窪み
10 半導体パッケージ
11 電極パッド
12 はんだバンプ
13 クラック
14 Ga−Sn系合金
15 絶縁被覆層
50 電極構造
60 半導体パッケージの電極構造
61 半導体パッケージの電極構造
70 半導体装置
71 半導体装置
72 半導体装置
73 半導体装置

Claims (6)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板上に形成された第1電極と、
    所定の温度で液体となり、Sn(錫)と合金を形成する第1導電性物質と、
    前記第1電極上に備えられ、前記第1導電性物質を内部に備える第1カプセルと、
    前記第1カプセルを覆い、Snを含むはんだバンプと、
    を備えることを特徴とする回路基板。
  2. 第2電極を備えた第2基板と、
    前記第2電極上に備えられ、前記はんだバンプに覆われ、前記所定の温度で破壊される第2カプセルと、
    前記第2カプセル内に備えられ、前記所定の温度で液体となり、Sn(錫)と合金を形成する第2導電性物質と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の回路基板。
  3. 前記所定の温度は、電子機器の動作温度であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板。
  4. 前記導電性物質は、Ga(ガリウム)及びIn(インジウム)、又はGa及びSnを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路基板。
  5. Snを含有するはんだバンプ内に所定の温度において液体となりSnと合金を形成する導電性物質を内部に備えたカプセルを配置し、
    前記はんだバンプにクラックが発生したとき前記カプセルが破壊され、
    前記カプセル内の前記導電性物質が前記カプセルの外に出ることで前記導電性物質が前記クラックを充填する
    ことを特徴とするはんだバンプのクラックの修復方法。
  6. 前記所定の温度は、電子機器の動作温度であることを特徴とする請求項5に記載のはんだバンプのクラックの修復方法。
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