JP2010272535A - 二重係止コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】端子二重係止部材の操作部の引っ掛け等による変形や破損を防ぎ、しかも操作部の移動操作をスムーズ且つ確実に行わせる。
【解決手段】二重係止コネクタ45の操作部51を、端子二重係止部材50から各立ち上げ辺部90a,91aを介して後方に延びる左右の幅狭の可撓性の辺部91及びスライド係合部としての中間の幅広の板部90と、左右の辺部に設けられた左右の係止部96と、左右の辺部と板部との後端に立ち上げ辺部92,93を介して連結され、左右のガイド部49を進入させる後部開口95aを有する操作辺部94とで構成し、ガイド部に板部をスライド係合させ、板部と操作辺部との間にガイド部の押え部49bを位置させ、左右の辺部の外側に配設した被係止部59に係止部を係合させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジング内に収容した端子を二重係止部材で抜け止めさせる二重係止コネクタに関するものである。
図7〜図10は従来の二重係止コネクタの一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この二重係止コネクタ61は、合成樹脂製のコネクタハウジング62と、コネクタハウジング内にコネクタ嵌合室63の前部開口から挿着される合成樹脂製のフロントホルダ(二重係止部材)64と、コネクタハウジング62へのフロントホルダ64の仮係止状態で後方からコネクタハウジング内に挿入される電線付きの端子65とで構成されている。
図8の如く、コネクタハウジング62の端子収容室に端子65を挿入すると同時に、コネクタハウジング内の可撓性の係止ランス66が端子65を係止させ、その後、フロントホルダ64を後方に押し込むことで、図9の如く、フロントホルダ64の二重係止板67が係止ランス66の撓み空間に進入して、係止ランス66の撓みを防いで端子65を二重係止させ、それと同時にフロントホルダ64がコネクタハウジング62に本係止される。図8はフロントホルダ64の仮係止状態、図7,図9はフロントホルダ64の本係止状態を示している。
本例のフロントホルダ64は枠状部68(図7)の上側に可撓性の係止アーム69を有し、枠状部68の左右両側に一対の枠片板状の操作部70(図7)を有している。操作部70はコネクタハウジング62の側壁の水平な溝部71内を前後にスライドする。
図8の如く係止アーム69の突起72がコネクタハウジング62の上壁の突起73の前側に位置した状態でフロントホルダ64が仮係止され、仮係止の状態から操作部70を後方に引くことで、突起72が突起73を乗り越えてフロントホルダ64が前方に抜け出しなく本係止される。フロントホルダ64を本係止から仮係止に移行させる際には操作部70を前方へ押す。操作部70の操作は、コネクタハウジング62を一方の手で持ち、左右一対の操作部70を他方の手の例えば親指と人差し指で把持して後方へ引くないし前方へ押すことで行われる。
本例のフロントホルダ64の二重係止板67杆は端子収容室の数に対応して枠状部68の下辺部と中間辺部とから後方に向けて複数水平に突設されている。コネクタハウジング62は前後二段に端子収容室を有し、下壁と中間壁との下面の後部から前方に向けて係止ランス66が突設されている。端子65は雄端子であり、コネクタハウジング62の端子収容部74の前壁の孔部から雄端子65のタブ状接触部65aがコネクタ嵌合室63に突出し、孔部の下側の開口から仮係止時にフロントホルダ64の二重係止板67が端子収容部74内に挿入され、前壁に沿って本係止時にフロントホルダ64の枠状部68が係合される。
コネクタ嵌合室63はフード部内に形成され、フード部75は端子収容部74に一体に続いている。フード部75の上側に相手コネクタ(図示せず)の可撓性のロックアームを進入させる空間と、ロックアームの突起を係合させる突起が設けられている。フード部75の左右の後壁に操作部70を挿通させる開口が設けられ、開口はコネクタ嵌合室63に連通している。
図10は、従来の二重係止コネクタの他の形態を示すものであり(特許文献1参照)、この二重係止コネクタ76はフロントホルダ(二重係止部材)77の左右両側の操作部79に係止手段である仮係止突起80と本係止突起81を設けた点で前記形態のものとは相違している。他の部分は概ね同じである。
操作部79は横長枠状に形成され、可撓性の上下の辺部に仮係止突起80と本係止突起81が設けられている。各突起80,81に対してコネクタハウジング78の両側壁の溝部内に仮係止突起82と本係止突起83が設けられている。操作部79は前側の枠状部84から端子二重係止板85と同方向に突設されている。
上記各二重係止コネクタ61,76は複数本の電線や各電線の他端末に配設されたコネクタと共にサブワイヤハーネスを構成し、サブワイヤハーネスが複数組み合わされてワイヤハーネスが構成される。
特開平9−251874号公報(図2〜図4)
しかしながら、上記従来の二重係止コネクタにあっては、例えばワイヤハーネスの製造過程や車両等への組付時等において、フロントホルダ(二重係止部材)64,77の操作部70,79に電線等が引っ掛かり、操作部70,79が外側に強く撓ませられて変形や破損を起こすという懸念があった。また、フロントホルダ64,77の操作時に操作部70,79を指で強く上側又は下側にこじるように押圧した場合に、操作部70,79がコネクタハウジング62,78の溝部から外れて同様に変形や破損を起こしたり、破損しないまでも操作性が悪化するといった懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、端子二重係止部材の操作部を引っ掛けたりこじったりしても変形や破損させることがなく、しかも操作部の移動操作をスムーズ且つ確実に行わせることのできる二重係止コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る二重係止コネクタは、コネクタハウジングに前方から端子二重係止部材が挿着され、該端子二重係止部材の上側の操作部が該コネクタハウジングの外側に露出し、該操作部にスライド係合部が設けられ、該コネクタハウジングの上側の外壁に、該スライド係合部の外側に位置する押え部を有するガイド部が設けられ、該押え部で該操作部の上向きの変位が阻止される二重係止コネクタであって、前記操作部が、前記端子二重係止部材から各立ち上げ辺部を介して後方に延びる左右の幅狭の可撓性の辺部及び前記スライド係合部としての中間の幅広の板部と、該左右の辺部に設けられた左右の係止部と、該左右の辺部と該板部との後端に立ち上げ辺部を介して連結され、左右の前記ガイド部を進入させる後部開口を有する操作辺部とで構成され、該ガイド部に該板部がスライド係合し、該板部と該操作辺部との間に該ガイド部の前記押え部が位置し、該左右の辺部の外側に配設された被係止部に該係止部が係合することを特徴とする。
上記構成により、端子二重係止部材をコネクタハウジングにスライド式に挿着(装着)した際に端子二重係止部材の操作部がコネクタハウジングの外側に露出するが、挿着に伴って操作部のスライド係合部がコネクタハウジングの外壁のガイド部にスライド式に係合し、ガイド部の押え部がスライド係合部の外側に位置してスライド自在に当接し、スライド係合部の外向きの変位を阻止する。これにより、操作部に電線が引っ掛かったり、操作部をこじるように操作した場合でも、操作部の変形が防止され、スムーズなスライド操作が可能となる。ガイド部としては、断面L字状やT字状のレールや溝部等を適用することができる。二重係止部材としてはフロントホルダやリヤホルダを適用することができる。押え部を有するガイド部はスライド係合部を包み込むように、あるいは囲むように保持することが好ましい。端子二重係止とは、端子を一次係止する係止ランスの撓みを阻止したり、あるいは端子を直接係止してもよい。操作部の中央の板部と両側の辺部とが操作辺部で相互に連結されることで、操作部の剛性が高まり、長い操作辺部と共にスライド操作性が向上する。
請求項1記載の発明によれば、スライド係合部がガイド部の押え部にスライド自在に当接して、コネクタハウジングに対して端子二重係止部材の操作部の外開きが阻止されるから、電線が操作部に強く引っ掛かった場合でも、操作部の有害な変形や破損が確実に防止される。また、作業者が操作部をこじるように引きないし押し操作した場合でも、スライド係合部がガイド部に沿ってスムーズにスライドして、端子二重係止部材の挿着や離脱操作をスムーズ且つ確実に行うことができる。また、操作部の中央の板部と両側の辺部とを操作辺部で相互に連結して操作部の剛性を高めることで、長い操作辺部との相乗効果で操作部のスライド操作性が向上する。
本発明に係る二重係止コネクタの一実施形態を示す斜視図である。 同じく二重係止コネクタの上部を切欠して示す斜視図である。 同じく二重係止コネクタの中間部を切欠して示す斜視図である。 二重係止コネクタの操作部とその保持構造を示す縦断面図である。 二重係止コネクタの仮係止手段を示す斜視図である。 二重係止コネクタの組立状態を示す縦断面図である。 従来の二重係止コネクタの一形態を示す斜視図である。 同じく従来の二重係止コネクタのフロントホルダの仮係止状態を示す縦断面図である。 同じくフロントホルダの本係止状態を示す縦断面図である。 従来の二重係止コネクタの他の形態を示す分解斜視図である。
図1〜図6は、本発明に係る二重係止コネクタの一実施形態を示すものである。
この二重係止コネクタ45は、合成樹脂製のコネクタハウジング46の両側壁47ではなく幅広の水平な上壁(外壁)48にガイドレール(ガイド部)49を一体に設け、合成樹脂製のフロントホルダ(端子二重係止部材)50の両側ではなく上部前端から後方に向けて水平に操作部51を突出形成して、操作部51の中間板部(板部又はスライド係合部)90をガイドレール49内にスライド自在に係合させるものである。
ガイドレール内に操作部51の一部分をスライド係合させることで、操作部51の外開きを阻止する。本例のコネクタハウジング46は端子収容室52を単段に配置して薄型に形成されており、フロントホルダ50の主体部(操作部51を除く部分53(図3))は概略板状に形成されている。
図1の如く、コネクタハウジング46の後半の端子収容部54において、上壁48の幅方向中央に左右一対のガイドレール49が対称に設けられ、一対のガイドレール49の後端部は連結壁55で相互に連結されている。
各ガイドレール49は、図4にも示す如く、上壁48に直交する垂直な支持壁(支持部)49aと、支持壁49aの上端に直交して内向きに突出した押え壁(押え部又は当接部)49bとで断面略L字状(鉤状)に屈曲形成され、上壁48の外面とガイドレール49の支持壁49aと押え壁49bとで断面略コの字状に囲まれた内側の断面矩形状の空間がガイド溝56(図4)として作用する。左右一対のガイドレール49は後端の連結壁55で補強されている。左右のガイドレール49の間には横長の空間57(図4)が形成されている。なお、上下左右の方向性は説明の便宜上のものであり、二重係止コネクタ45の実使用方向と必ずしも一致するものではない。
一対のガイドレール49の左右の外側には保護壁58がコネクタハウジング46の上壁48から垂直に設けられ、保護壁58の内面に係止用の突条(被係止部)59が垂直に設けられている。保護壁58はハウジング前半のフード部60の垂直な後壁に直交して続いている。フード部60の後壁にフロントホルダ50の操作部51を挿通させる開口86が設けられている。
図1〜図3においてフロントホルダ50はコネクタハウジング内に完全に押し込まれて本係止された状態となっている。フロントホルダ50は、略板状の主体部53と、主体部53の前端上部から後方に立ち上げ延長された操作部51とで構成され、主体部53は複数の板状の端子二重係止部87(図3)を並列に有している。二重係止部87はスリット88で分割され、スリット内にコネクタハウジング46の端子収容部54内の隔壁89(図3)が挿入されて、フロントホルダ50が左右方向のガタ付きなく位置決めされる。
フロントホルダ50の操作部51は、中央の幅広の中間板部(スライド係合部)90と、中間板部90の左右に平行に位置する幅狭な可撓性の左右の辺部91と、中間板部90の後端からほぼ垂直に立ち上げられたやや幅狭な立ち上げ辺部92と、左右の辺部91の後端から同じ幅でほぼ垂直に立ち上げられた立ち上げ辺部93と、左右と中央の立ち上げ辺部92,93を水平に連結する後側の辺部(操作辺部)94とで略矩形枠状に形成され、中間板部90の前端側の垂直な立ち上げ辺部90aと、左右の辺部91の前端側の垂直な立ち上げ辺部91aとがフロントホルダ50の主体部53の前端上部に直交して一体に続いている。中間板部90と左右の辺部91と後側の操作辺部94とで略枠状の周辺部109が構成されている。
操作部51の中間板部90が左右一対のガイドレール49内にスライド係合し、中間板部90の上面(外面)が各ガイドレール49の押え壁49bの下面(内面)に当接することで、操作部51の上方への外開きが防止されている。中間板部90の後端側に続く立ち上げ辺部92は中間板部90よりも幅狭に形成されて、左右のガイドレール49の押え壁49bの間に進入自在となっている。本例においては中間板部90の左右両側部を直接スライド部として用いている。
なお、本例(図1)において、中間板部90の左右両側にリブ(図示せず)を突設し、リブをガイドレール49内にスライド係合させるようにすることも可能である。リブは中間板部90の板厚よりも薄いものであり、リブを用いることによって、ガイドレール49の突出高さを低く抑えることができる。
図1の如く、操作部51の後端の操作辺部94はガイドレール49の上面よりも少し高く突出して位置し、操作辺部94と中央の立ち上げ辺部92と左右両側の立ち上げ辺部93とで囲まれて構成される矩形状の後部開口(入口)95aから中間板部90と左右の両辺部91との間の開口95に各ガイドレール49が進入自在となっている。
図1〜図2において、左右のガイドレール49の支持壁49aの外面に沿って操作部51の左右の可撓性の辺部91が進退自在である。可撓性の各辺部91の前半の外面に本係止突起(本係止部又は本係止手段)96が対称に設けられている。本係止突起96は前後の傾斜面を有して略三角形状に形成されている。図1の如く本係止突起96がコネクタハウジング46の垂直な突条59を後方に乗り越え、本係止突起96の前面が突条59の後面に当接することで、フロントホルダ50が本係止される。図2においては突条59をガイドレール49や操作部51の後端の立ち上げ辺部92や保護壁58やフード部60等と共に横断面として示している。
図2,図6の如く、コネクタハウジング46の後半の端子収容部54の上壁48と下側の端子収容室52との間にフロントホルダ50が挿着される。板状のフロントホルダ50はコネクタハウジング46のコネクタ嵌合室97の上部に設けられた水平なガイド溝98に沿って挿入される。フロントホルダ50の前端の基壁99はコネクタハウジング46のフード部60の上壁の後端側において端子収容室52の前壁100とほぼ同一面に位置する。端子収容室52の前壁100には雄端子101のタブ状接触部101aを挿通させる孔部102が並列に設けられている。
図3(中間部を切欠して示した図),図6の如く、フロントホルダ50の二重係止部87はコネクタハウジング46の係止ランス103の上側の撓み空間104に進入して係止ランス103の撓みを阻止する。フロントホルダ50の二重係止部87は主体部53の後半において主体部53の前半よりも薄肉に形成され、主体部53の後半部分は端子収容室52の上壁を兼ねて、雄端子101のタブ状接触部101aに続く箱状部101bの前半を保持する。係止ランス103は箱状部101bの後端上部を係止する。係止ランス103は端子収容部54の上壁48の内面から前方に向けて斜めに突設されている。
図3の如く、フロントホルダ50の二重係止部87の左右端の後端から可撓性の仮係止アーム(仮係止部又は仮係止手段)105が側端面に沿って前向きに主体部53の半分程の長さで突設されている。仮係止アーム105は側端面に直交した支持部105aと、支持部105aに直交するアーム本体105bと、アーム本体105bの前半において外向きに設けられた突起105cとで構成されている。
図2,図5の如く、コネクタハウジング46の端子収容部54の両側壁47の前半にフード部60と同じ横幅の壁部106が膨出形成され、その壁部106の中央に水平な長孔状のスリット部107が設けられ、図3の如くスリット部107は端子収容部54内のホルダ収容空間108に連通し、スリット部内にフロントホルダ50の仮係止アーム105が突出して位置し、仮係止アーム105の突起105cの前端の係止面がスリット部107の前端面(被係止部)107aに当接可能となっている。
フロントホルダ50の仮係止状態で仮係止アーム105の突起105cがスリット部107の前端面107aに当接し、本係止突起96(図2)が突条59の前端面に接して位置する。仮係止状態からフロントホルダ50を後方に押圧することで、図2の本係止突起96は可撓性の辺部91と一体に内向きに撓みつつ、突条59を乗り越えて突条59の後端面に当接して、フロントホルダ50の本係止状態を得る。
フロントホルダ50を仮係止から本係止に移行させるに伴って、図1,図4の如く、操作部51の中間板部90が左右一対のガイドレール49内にスライド式に進入係合し、ガイドレール49の上側の押え壁49bが中間板部90の両側部の上方に対向して中間板部90の浮き上がりを阻止する。操作部51の左右両側の辺部91は各ガイドレール49の支持壁49aの外側面に沿って位置する。操作部51の後端の操作辺部94はガイドレール49の上側に突出して位置する。
例えば操作辺部94に電線(図示せず)が引っ掛かったり、操作辺部94を後方へ引く、あるいは前方へ押す操作において、すなわちフロントホルダ50を仮係止から本係止へ移行させる際に操作部51にこじり力が加わったり、本係止から仮係止へ移行させる際に操作部51にこじり力が加わったりした場合でも、幅広な中間板部90がガイドレール内に保持されているから、左右の辺部91を含めた操作部51全体の浮き上がりや変形や破損等が防止されると共に、操作部51が引っ掛かりなく小さな操作力でスムーズにスライド操作される。
図4においてガイドレール49の押え壁49bの内端に内向きの突起ないし突条を設けた場合には、押え壁49bとハウジング上壁48との間(ガイド溝56内)で中間板部90の上下のガタ付きが一層確実に抑止される。
なお、上記実施形態においては、電線付きの端子101をフロントホルダ50で二重係止させたが、例えば電線を用いない機器直付け型の二重係止コネクタにおいて、機器内のバスバー等に続く端子をフロントホルダ50で二重係止させることも可能である。
また、コネクタハウジング46の端子収容室52の段数やフロントホルダ50の二重係止部(二重係止板ないし二重係止杆)87の段数は一段に限らず、二段ないしそれ以上とすることも可能である。この場合は、例えばフロントホルダ50の前端の基壁99に複数段に二重係止部87を突設し、上段の二重係止部87を含む主体部53に操作部51を設ける。
また、フロントホルダ50の操作部51の後端の操作辺部94を中間板部90の後端のみに設け、左右の可撓性の辺部91の後端を自由端として、操作辺部94で囲まれた後部開口95aをなくすことも可能である。但しこの場合は、操作辺部94が短くて操作し難かったり、左右の辺部91の突起96の係止力が低下しやすくなる。
また、フロントホルダ50の係止手段として、仮係止アーム105を廃除し、操作部51の左右の辺部91に二つの本係止兼仮係止用の突起96とコネクタハウジング46の左右の突条59をそれぞれ前後にずらして配置することも可能である。また、突条59に代えてコネクタハウジング46の段差壁等を被係止部として用いることも可能である。また、操作部51の突起96を廃除し、例えば係止アーム105を両持ち支持で長く形成し、仮係止突起105cと本係止突起を係止アーム105に設け、コネクタハウジング46に被係止部として仮係止用と本係止用の段部ないし突起等を設けることも可能である。その場合には操作部51の左右の辺部91は可撓性とする必要はない。
また、上記実施形態においては、フロントホルダ50の操作部51の中間板部90をコネクタハウジング46の断面略L字状のガイドレール49にスライド係合させたが、例えばフロントホルダ50の操作部51に断面略逆L字状(ガイドレール状)のスライド係合部を設け、コネクタハウジング46にスライド係合部をスライド係合させるリブないし断面略L字状のガイド部を設けることも可能である。また、操作部51の例えば中間板部90に断面略T字状の溝部(スライド係合部)を設け、コネクタハウジング46に溝部をスライド係合させる断面略T字状の突条(ガイド部)を設けることも可能である。中間板部90の内面(裏面)に断面T字状の突条(スライド係合部)を設け、コネクタハウジング46の上壁48に隙間の狭い一対のガイドレール(ガイド部)を設けることも可能である。何れの場合もガイド部49はスライド係合部90の外側に位置する押え部49bを有し、押え部49bで操作部51の外向きの変位を阻止する。
また、上記実施形態は雄端子101を収容する外観雌型形状のコネクタハウジング46と、コネクタハウジング46のコネクタ嵌合室97に前方から挿着するフロントホルダ50とを備えたコネクタ45を対象としているが、例えば雌端子を収容する端子収容室を有する外観雄型形状のコネクタハウジングと、コネクタハウジングの後部開口から装着される合成樹脂製の矩形枠状ないし板状等のリヤホルダ(端子二重係止部材)を備える二重係止コネクタ(図示せず)において、コネクタハウジングの外壁面に設けたガイドレール(49)の後端を開口させ、リヤホルダの後端側の枠状ないし板状の基壁の上部に操作部(51)を前向きに突出させて設け、操作部(51)の後端をリヤホルダに一体に連結し、操作部(51)の前端側に前部開口を有する前辺部を外向きに突出させて設け、前部開口に続く横長の開口内に中間板部(90)の両側端を配置し、基壁(99)から前向きに突出した二重係止部(87)でコネクタハウジング内の後向きに突出した係止ランス(103)の撓みを阻止する構造とすることも可能である。
また、上記実施形態においては、フロントホルダ50で端子係止用の係止ランス103の撓みを阻止する構造としたが、例えば二重係止部材としてリヤホルダを用いた場合は、リヤホルダで端子101の段部101bないし突部を直接係止させる構造とすることも可能である。
本発明に係る二重係止コネクタは、端子二重係止部材の操作部を引っ掛けたりこじったりしても変形や破損をさせることがなく、しかも操作部の移動操作をスムーズ且つ確実に行わせるために利用することができる。
45 二重係止コネクタ
46 コネクタハウジング
48 上壁(外壁)
49 ガイドレール(ガイド部)
49b 押え壁(押え部)
50 フロントホルダ(端子二重係止部材)
51 操作部
53 主体部
59 係止用の突条(被係止部)
90 中間板部(板部又はスライド係合部)
90a,91a 立ち上げ辺部
91 左右の辺部
92,93 立ち上げ辺部
94 操作辺部
95a 後部開口(入口)
96 突起(係止部)

Claims (1)

  1. コネクタハウジングに前方から端子二重係止部材が挿着され、該端子二重係止部材の上側の操作部が該コネクタハウジングの外側に露出し、該操作部にスライド係合部が設けられ、該コネクタハウジングの上側の外壁に、該スライド係合部の外側に位置する押え部を有するガイド部が設けられ、該押え部で該操作部の上向きの変位が阻止される二重係止コネクタであって、
    前記操作部が、前記端子二重係止部材から各立ち上げ辺部を介して後方に延びる左右の幅狭の可撓性の辺部及び前記スライド係合部としての中間の幅広の板部と、該左右の辺部に設けられた左右の係止部と、該左右の辺部と該板部との後端に立ち上げ辺部を介して連結され、左右の前記ガイド部を進入させる後部開口を有する操作辺部とで構成され、該ガイド部に該板部がスライド係合し、該板部と該操作辺部との間に該ガイド部の前記押え部が位置し、該左右の辺部の外側に配設された被係止部に該係止部が係合することを特徴とする二重係止コネクタ。
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